JP3520961B2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP3520961B2 JP04457298A JP4457298A JP3520961B2 JP 3520961 B2 JP3520961 B2 JP 3520961B2 JP 04457298 A JP04457298 A JP 04457298A JP 4457298 A JP4457298 A JP 4457298A JP 3520961 B2 JP3520961 B2 JP 3520961B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は直流電力を交流電力
に変換するインバータ装置の構成に関する。詳しくはイ
ンバータ回路とその前段に設ける入出力間絶縁用のDC
−DCコンバータ回路からなるインバータ装置の構成に
関する。 【0002】 【従来の技術】インバータ装置の入出力間に絶縁機能を
求められる例をまず説明する。電話局では電話回線に使
われる直流48Vの電源を流用して、この直流をインバ
ータ装置で交流電力に変換して使われる。直流の48V
電源は正極を接地しているので、交流の負荷側で給電線
の1端が接地されても支障がでないようにインバータ装
置内部に入出力間を絶縁する機能の付与が条件づけられ
ている。 【0003】他の例として需要が急速に伸びている太陽
電池システムを説明する。図3は太陽電池システムから
商用電力系統へ送電(売電)している構成を示したもの
である。太陽電池パネル11からの直流電力はインバー
タ装置12のインバータ回路13で交流電力に変換され
て商用電力系統14に供給される。太陽電池パネル11
は多数の太陽電池を直並列に接続したものである。太陽
電池パネル11は太陽光を受けこれを電気エネルギーに
変換する。太陽光はエネルギー密度が低いため、例えば
1kWの電力を得るのに必要な太陽電池パネル11の受
光面は約10m2 と大きなものとなる。太陽電池パネル
11は建造物上に配置されることが多い。建造物は一般
に接地されていて大地と同電位にある。従って、大きな
面積を持つ太陽電池パネル11と接地された建造物は電
気的には1種のコンデンサを構成していることになる。 【0004】何らかの原因で太陽電池パネル11と大地
間に交流の電位差が生じるとコンデンサを通じて図の点
線のように交流の漏洩電流が流れる。太陽電池で発電さ
れる電気エネルギーが数10kW,数100kWと大き
くなると太陽電池パネル11と大地間の等価コンデンサ
容量も大きくなり、これにともない太陽電地パネル11
からの漏洩電流は無視できない大きさになる。漏洩電流
はこれを監視している漏電継電器を動作させ電力系統を
遮断させる原因となる。結果として商用電力で稼働して
いた電気機器類を停止させることになる。 【0005】次に太陽電池パネルと大地間に生じる交流
の電位差について説明する。一般に三相交流の商用電力
系統14では人体や機器類の保安を確保するために三相
の給電線のうち、1相、図3の例ではS相を接地してい
る。インバータ回路13の入力の直流部とS相の交流出
力との間にはS相の交流電圧、周波数に対応した電位差
を生じる。これが太陽電地パネル11のコンデンサを介
して流れる漏洩電流の発生源である。このような太陽電
池パネル11から大地への漏洩対策として従来は商用電
力系統14と太陽電池パネル11との間に絶縁トランス
を設けて、太陽電池パネル11が交流電圧で振られるの
を阻止している。漏洩電流の流れるパスを切り離す方法
を図4で説明する。 【0006】図4は商用周波数のトランスを使ってイン
バータで変換した三相交流電力を絶縁して商用電力系統
に送っている。商用電力系統14に売電しないで負荷に
直接給電することも行われている。この絶縁用のトラン
ス15は商用周波数(50または60Hz)で使うため
に大きくて重い部品になり、太陽電池システムをコンパ
クトに構成しようとするときに支障となる。 【0007】図5では、図4の商用周波数用のトランス
の代替えとして小形で軽量の高周波絶縁トランスをもつ
DC−DCコンバータ回路16をインバータ装置12の
入力の直流回路部に設けている。インバータ装置12の
直流部がS相の交流電圧によって振られてもDC−DC
コンバータ回路16の入力部の電位が変化しないので太
陽電池パネル11から対大地へ漏洩電流が流れることは
ない。 【0008】次に図5で使われているDC−DCコンバ
ータ回路の絶縁について図6を使って説明する。Hin
vは半導体スイッチQx1〜Qx4で構成したブリッジ
インバータであり直流入力電圧Einを高周波の交流電
圧に変換してトランスTの1次巻線n1に与える。2次
巻線n2に誘起した交流電圧をダイオード整流回路Hr
ecで直流に変換してリアクタLxとコンデンサC2の
フィルタで平滑し出力の直流出力電圧Eoutを得る。
このDC−DCコンバータ回路13では高周波の交流を
介在させることによって挿入するトランスTの小形化,
軽量化を図っている。 【0009】このDC−DCコンバータ回路はまた、図
示されていない制御装置からの制御信号による半導体ス
イッチQx1〜Qx4の制御によって直流出力電圧Eo
utの電圧レベルの制御もおこなう。入力側にあるコン
デンサC1は外部の電源からの配電線のインダクタンス
分の影響を緩和きせるために挿入したものである。配電
線のインダクタンスが回路動作に影響しなければ必要と
するものではない。 【0010】この従来例に使われている高周波トランス
Tは大電流(大容量)用になると巻線径が太くなるため
1次と2次巻線間の磁気的な結合を密にする事が困難に
なる。1次と2次の巻線比が1から大きくずれるとこの
結合はさらに粗になる。結合が密にならないのは漏洩イ
ンダクタンスが大きくなるためである。高周波回路であ
るため、漏洩インダクタンスによる電圧降下が無視でき
ないほど大きくなり電圧制御を難しくする。また漏洩イ
ンダクタンス分に蓄えられた電磁エネルギーを有効に使
えないため電力変換効率を低下させてしまう。このため
大容量の電源には使えず、一般に1kW以下の小容量の
装置に使われる。 【0011】一般に入出力間の絶縁の手段としては、1
kVA以上の容量ではやむなく、大きくかつ重くなる商
用周波数のトランスを採用し、1kVA以下の小容量の
装置に限って高周波トランスが使われている。また、高
周波トランスを使用したDC−DCコンバータ回路はそ
の出力の電力を入力側に返還することができない。太陽
電池システムにおいて直流入力に太陽電池と蓄電池を接
続するような場合、DC−DCコンバータ回路が電力の
向きを逆向きにできないため、インバータ装置で蓄電池
の充電ができず、蓄電池の充電装置が別に必要となっ
た。なお、図6の半導体スイッチとしては図示のバイポ
ーラ・トランジスタの他にパワー・MOSFETやIG
BTも使われている。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のインバータ装置における前段のDC−DCコンバ
ータ回路は高周波トランスを使用している。大電流用の
高周波トランスを使用すると電圧制御が難しくなり、電
力変換効率も低下する。 【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、インバータ装置の前段に設置して使うDC−
DCコンバータ回路用で、入・出力間を絶縁でき、かつ
小形で軽量であって制御性低下のない双方向に電力を変
換できる大容量でも実用性のある絶縁手段を有するイン
バータ装置を提供することを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】インバータ装置に実装し
て使用するDC−DCコンバータ回路用のトランスの入
・出力間の粗結合がもたらす問題を解消するために,共
通の巻線を使う。また巻線を一つしか使わないことによ
って失われる入・出力間の絶縁の問題を解消するため、
また電力を双方向に変換するために、半導体素子を共通
巻線の入力側、出力側にそれぞれ直列に挿入して、この
半導体を入力側、出力側それぞれ交互に導通、不導通と
することによって解決する。つまり、本発明は、直流電
圧を受電しこれを交流電圧に変換して給電するインバー
タ装置において、インバータ回路の入力側にDC−DC
コンバータ回路を設け、このDC−DCコンバータ回路
は、入力する直流入力電圧と並列に接続される第1およ
び第2のコンデンサの直列回路と、前記直流入力電圧の
正極側および負極側に、それぞれ半導体スイッチ回路を
介して接続したリアクタの回路で受け、前記第1および
第2のコンデンサの直列回路の中点をインバータ回路の
出力の接地されている相と接続し、前記リアクタの正極
側および負極側に、それぞれ半導体スイッチ回路を介し
て第3のコンデンサの回路を接続することによって構成
され、前記各半導体スイッチ回路は半導体スイッチとこ
れに逆並列に接続されたダイオードよりなり、前記第3
のコンデンサの直流出力電圧をインバータ回路の入力と
することを特徴とする。 【0015】 【発明の実施の形態】前述の目的を達成するため、本発
明は、直流電圧を受電しこれを交流電圧に変換して給電
するインバータ装置において、インバータ回路1の入力
側にDC−DCコンバータ回路2を設け、このDC−D
Cコンバータ回路2の構成を、入力する直流入力電圧E
inと並列に接続されるコンデンサC1と、前記直流入
力電圧Einを正極側および負極側をそれぞれ半導体ス
イッチ回路と直列に接続したリアクタLの回路で受け、
正極および負極をそれぞれ半導体スイッチ回路と直列接
続したコンデンサC2の回路を前記リアクタLと並列に
接続してなり、前記半導体スイッチ回路は半導体スイッ
チQ1〜4とこれに逆並列に接続されたダイオードD1
〜4よりなり、前記コンデンサC2の直流出力電圧Eo
utをインバータ回路1の入力とすることを特徴とする
インバータ装置を主旨とする。 【0016】 【実施例】図1は本発明のインバータ装置に実装して使
われるDC−DCコンバータ部の実施例である。まず、
入力の直流電力をインバータ側に供給する場合である。
直流電源、例えば太陽電池パネルから受けた直流入力電
圧Einを受ける。半導体スイッチ対Q1−Q2を同時
にオンーオフ動作させる。半導体スイッチ対Q1−Q2
をオンさせてリアクタLに図示の極性で電圧を印加する
とi1の電流が増加する。これにともない、リアクタL
に蓄えられる電磁エネルギが増加する。蓄えられるエネ
ルギーの大きさは1/2×(インダクタンス)×(電
流)2 である。 【0017】この半導体対Q1−Q2がオンしている期
間にはリアクタLには図示の極性の電圧が誘起されてい
て、ダイオード対D3−D4には逆方向の電圧が加わる
ことになり、通電を阻止されコンデンサ側にはリアクタ
Lから電流は流れない。半導体スイッチ対Q1−Q2を
オフさせるとエネルギー保存則に則りリアクタLには図
示とは逆の極性の電圧が誘起してダイオード対D3−D
4が通電してi2の電流が流れ、リアクタLに蓄えられ
た電磁エネルギーをコンデンサC2およびインバータ側
に放出する。コンデンサC2の直流出力電圧Eoutが
DC−DCコンバータ回路2の直流出力となる。このよ
うに半導体スイッチ対Q1ーQ2のオン、オフによって
入力の直流電力がインバータ回路1側入力に供給され
る。 【0018】直流出力電圧Eoutは、半導体スイッチ
対Q1−Q2のオン、オフのデューティ比x1を変えて
制御する。半導体スイッチ対Q1−Q2のスイッチング
・デューティ比x1=オン期間/(オン期間+オフ期
間)を変化させると直流出力電圧Eoutは次のように
電圧ゼロから直流入力電圧Einより高いレベルまで変
えられる。 Eout=x1/(1−x1)・Ein (0≦x1<1) (1) 例えば、x1=0.5の場合にはEout=Einとな
る。式(1)の関係は流れる電流には影響されない。こ
の制御に必要な信号は制御装置(図1には図示されてい
ない)から与えられる。 【0019】次に、インバータ回路側コンデンサ電圧の
上昇を抑えるためDC−DCコンバータ回路の出力側の
エネルギをDC−DCコンバータ回路の入力側にもどす
場合、また,蓄電池を充電させるため交流側からインバ
ータ回路を通して変換された電力をDC−DCコンバー
タ回路の入力側に供給する場合である。まずインバータ
回路1の入力側電圧となる直流出力電圧Eoutを受け
る。半導体スイッチ対Q3−Q4を同時にオンーオフ動
作させる。半導体スイッチ対Q3−Q4をオンさせてリ
アクタLに図示とは逆の極性で電圧を印加するとi4の
電流が増加する。これにともない、リアクタLに蓄えら
れる電磁エネルギが増加する。 【0020】蓄えられるエネルギーの大きさは1/2×
(インダクタンス)×(電流)2 である。この半導体対
Q3−Q4がオンしている期間にはリアクタLには図示
とは逆の極性の電圧が誘起されていて、ダイオード対D
1−D2には逆方向の電圧が加わることになり、通電を
阻止されコンデンサ側にはリアクタLから電流は流れな
い。半導体スイッチ対Q3−Q4をオフさせるとエネル
ギー保存則に則りリアクタLには図示の極性の電圧が誘
起してダイオード対D1−D2が通電してi3の電流が
流れ、リアクタLに蓄えられた電磁エネルギーをコンデ
ンサC1に放出する。このようにインバータ回路1入力
側のエネルギがDC−DCコンバータ回路2の入力側に
もどされる。また、充電器として使用する場合はコンデ
ンサC1の直流入力電圧Einが蓄電池充電電圧とな
る。このように半導体スイッチ対Q3−Q4のオン、オ
フによってインバータ入力側の直流電力がDC−DCコ
ンバータ回路2の入力側に返還される。 【0021】DC−DCコンバータ回路2の直流入力電
圧Einは半導体スイッチ対Q3−Q4のオンとオフの
デューティ比x2を変えて制御する。半導体スイッチ対
Q3−Q4のスイッチング・デューティ比x2=オン期
間/(オン期間+オフ期間)を変化させるとDC−DC
コンバータ回路2の直流入力電圧Einは次のように電
圧ゼロからDC−DCコンバータ回路2の直流出力電圧
Eoutより高いレベルまで変えられる。 Ein=x2/(1−x2)・Eout (0≦x2<1) (2) この制御に必要な信号は制御装置(図1には明示されて
いない)から与えられる。ここで半導体スイッチ対Q1
−Q2,Q3−Q4のオン期間は重ならないように制御
する。このように半導体スイッチ対Q1−Q2またはQ
3−Q4がオンしている期間にはダイオード対D3−D
4またはD1−D2によって入力と出力の間は切り離さ
れている。つまり絶縁されている。 【0022】一方、ダイオード対D3−D4またはD1
−D2が通電している期間には半導体スイッチ対Q1−
Q2またはQ3−Q4がオフになっていて、この期間も
入力と出力側は切り離されている。つまり絶縁されてい
る。半導体スイッチ対Q1−Q2とダイオード対D3−
D4または半導体スイッチ対Q3−Q4とダイオード対
D1−D2がそれぞれ通電する期間は同時には存在しな
いので常に入力と出力側は絶縁された状態が保たれる。 【0023】図2は本発明の第2の実施例である。図1
の実施例のDC−DCコンバータ回路2の入力側すなわ
ち、太陽電池パネル11側の両電極間にコンデンサC1
a,C1bの直列回路を接続し、中点をインバータ装置
出力の接地されている相と結んでいる。すなわち太陽電
池パネル11の直流電圧の両極をそれぞれコンデンサC
1a,C1bを介して接地する。これによりインバータ
回路1の入力側、つまりDC−DCコンバータ回路2の
出力側が大地に対して電位差をもっても、太陽電池パネ
11自体は大地に対して交流的な電位差を生じなくな
る。この接続法をとれば太陽電池パネル11の電極の直
流的な電位は大地に対してそれぞれ+Ein/2と−E
in/2になる。交流的な電位差がなくなるので漏洩電
流は流れない。 【0024】コンデンサC1a、C1bの中点をつくら
ずに電極のいずれか一方を接地してもよい。この場合は
非接地極の直流電位がEinとなり中点をつくった場合
より高くなるのでEinが高電圧の場合には絶縁耐圧の
制約がでてくる。第1および第2の実施例において半導
体スイッチ対Q1−Q2,Q3−Q4のオン、オフの繰
り返し周波数を高くする、たとえば20kHzとすれば
リアクタLは小形になり、軽くもなる。第1および第2
の実施例において半導体スイッチQとしてはバイポーラ
・トランジスタを例示したが、これに限らず,パワー・
MOSFETやIGBTも使えることは言うまでもな
い。 【0025】 【発明の効果】本発明のインバータ装置で使用するDC
−DCコンバータ回路では半導体素子によって入・出力
間の絶縁ができるのでリアクタLとして図6のような複
数巻線を必要とせず、巻線が1つであることから従来例
のような巻線間の粗結合がもたらす欠陥がなくなり,制
御性,効率がよくなる。また、大容量のリアクタLでも
実用に供することができる。本発明のインバータ装置で
使用するDC−DCコンバータ回路はその出力の電力を
入力に返還することができ、太陽電池システムで蓄電池
を接続するシステムにおいて,別途充電装置を必要とせ
ずインバータ装置で蓄電池を充電でき、装置の小型化が
できる。半導体スイッチ対のスイッチング周波数を容易
に高められるのでリアクタLの小形化が図れる。これら
により、本発明を太陽電池システムや接地された直流電
源を入力とするインバータ装置に適用すると装置の制御
性改善、小形化、軽量化、効率向上等に大きく寄与す
る。特に大容量の装置に適用すると顕著な効果がある。
本発明では図6の平滑リアクタLxに相当する部品をリ
アクタLとして設ければよく、トランスTに相当する部
品を必要としない。これはコストダウンの効果をもたら
す。DC−DCコンバータ回路の入力の中点を接地する
ことにより太陽電池パネルの対大地間の電位差を小さく
抑えられるので太陽電池パネルに求められる絶縁強度を
低く抑えられる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例におけるインバータ装置の回
路構成を示す構成図である。 【図2】本発明の他の実施例におけるインバータ装置の
回路構成を示す構成図である。 【図3】従来例における太陽電池パネルから商用電力系
統への送電システムの構成図である。 【図4】絶縁トランスを用いた従来例における太陽電池
パネルから商用電力系統への送電システムの構成図であ
る。 【図5】DC−DCコンバータを用いた従来例における
太陽電池パネルから商用電力系統への送電システムの構
成図である。 【図6】従来のインバータ装置におけるDC−DCコン
バータ回路図である。 【符号の説明】 1 インバータ回路 2 DC−DCコンバータ回路 11 太陽電池パネル 12 インバータ装置 13 インバータ回路 14 商用電力系統 15 トランス 16 DC−DCコンバータ回路 C1,2 コンデンサ C1a,b コンデンサ D1〜4 ダイオード Ein 直流入力電圧 Eout 直流出力電圧 Hrec ダイオード整流回路 Hinv ブリッジインバータ L リアクタ Lx リアクタ Q1〜4 半導体スイッチ Qx1〜x4 半導体スイッチ T 高周波トランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−211764(JP,A) 特開 平6−309047(JP,A) 実開 昭49−72156(JP,U) 実開 昭56−100089(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/155 H02M 7/48

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 直流電圧を受電しこれを交流電圧に変換
    して給電するインバータ装置において、 インバータ回路(1)の入力側にDC−DCコンバータ
    回路(2)を設け、 このDC−DCコンバータ回路(2)、 入力する直流入力電圧(Ein)と並列に接続される第
    1および第2のコンデンサ(C1a,C1b)の直列回
    路と、前記直流入力電圧(Ein)正極側および負極
    に、それぞれ半導体スイッチ回路を介して接続したリ
    アクタ(L)の回路で受け、前記第1および第2のコンデンサ(C1a,C1b)の
    直列回路の中点をインバータ回路の出力の接地されてい
    る相と接続し、 前記リアクタ(L)の正極側および負極側に、 それぞれ
    半導体スイッチ回路を介して第3のコンデンサ(C2)
    の回路を接続する、 ことによって構成され、 前記半導体スイッチ回路は半導体スイッチ(Q1〜
    4)とこれに逆並列に接続されたダイオード(D1〜
    4)よりなり、 前記第3のコンデンサ(C2)の直流出力電圧(Eou
    t)をインバータ回路(1)の入力とすることを特徴と
    するインバータ装置。
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