JP3520812B2 - データ生成方法及びデータ生成プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

データ生成方法及びデータ生成プログラムを格納した記憶媒体

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JP3520812B2 JP21423399A JP21423399A JP3520812B2 JP 3520812 B2 JP3520812 B2 JP 3520812B2 JP 21423399 A JP21423399 A JP 21423399A JP 21423399 A JP21423399 A JP 21423399A JP 3520812 B2 JP3520812 B2 JP 3520812B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ生成方法及
びデータ生成プログラムを格納した記憶媒体に係り、特
に、計算機の記憶媒体に格納されたデータを保護しなが
らファイルデータの格納位置情報から別のデータを生成
するデータ生成方法及びデータ生成プログラムを格納し
た記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機の記憶媒体に格納されたデータの
保護として代表的なものは、第1に、アクセス制限であ
り、パスワード等によるユーザ認証によってユーザのア
クセス権限を検査し、権限を持たないユーザからのアク
セスを拒絶することによって保護する。
【0003】第2に、暗号による隠蔽であり、格納する
際に、データを暗号化してデータを復号するには復号鍵
が必要となるようにする。これらは独立して使用可能で
あるため、組み合わせて用いられることもある。ここで
行われる保護は、データの管理者もしくは、所有者がデ
ータに対する不正なアクセスを禁止することを主な目的
としており、データの管理者、所有者が他の利用者に対
するパスワードや復号鍵を設定する。よって、これらを
変更するまでは同一のパスワードや鍵でアクセスするこ
とが可能となる。ここでは、他のユーザは保護されたデ
ータの使用を許可されるか、禁止されるかのどちらかで
ある。パスワードもしくは、復号鍵を与えられない使用
者はデータ使用することは不可能であり、それらを与え
られた使用者はデータをコピーを含めて使用可能とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、暗号化
されたデータで、使用時にアプリケーション内で復号が
行われるものでは、単なるコピーは暗号化されたデータ
の複製を生成するのみであるが、暗号鍵を含めてコピー
を行えば、複製データの利用が可能となる。コピーが作
成された後では、パスワードや暗号鍵の変更は無効であ
り、コピーを行った利用者はデータの無制限の使用が可
能となる。
【0005】ディジタルデータの中で、ディジタル画像
やディジタル音楽データといった、販売者などが著作権
を持つものについては、違法コピーが重大な問題とな
る。これらのデータのネットワークを通した流通におい
ては、利用者は流通したデータの閲覧、再生は許可され
るべきであるが、コピーは禁止されなければならない場
合が多い。しかし、閲覧可能でありながらコピー不能な
方式は既に述べたように存在しない。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、ユーザがデータの使用は可能ではあるが、容易にデ
ータをコピーすることを不可能とし、データの消去後、
ユーザがそのデータを容易に復元することを不可能とす
るために、データの記憶媒体における格納時のデータ配
置を符号化に関連付けることで、異なる媒体間のコピー
を困難にすることが可能なデータ生成方法及びデータ
プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】
【0009】図1は、本発明の原理を説明するための図
である。本発明は、ファイルを複数の部分に分割して格
納するデータ記憶媒体に格納されたファイルデータの格
納位置をデータ化するデータ生成方法において、格納位
置取得部において、ファイル分割によって生じた各分割
部分の格納配置情報をデータ記憶媒体から取得してメモ
リに格納し、データ生成部において、メモリに格納され
ているファイルの分割部分の格納配置情報より、データ
を生成する。
【0010】本発明は、格納位置取得部において、デー
タ記憶媒体上のファイルの配置パターンが格納されてい
る管理情報記憶領域から、ファイル分割によって生じた
各分割部分の格納位置長さに関する情報当該分割部
分に格納されたデータ該データのファイル中における
順序に関する情報からなる分割部分の格納配置、ファ
イルの分割数に関する情報の両方またはどちらか一方の
情報を格納配置情報として、読み出してメモリに格納
し、データ生成部において、メモリから格納配置情報の
全情報または、分割部分に格納されたデータ以外のデー
タを含む少なくとも1つの情報を読み出してデータを生
成する。
【0011】本発明は、ファイルを複数の部分に分割し
て格納するデータ記憶媒体に格納されたファイルデータ
の格納位置をデータ化し、該ファイルデータを変換する
データ生成方法において、格納位置取得部において、デ
ータ記憶媒体上のファイルの配置パターンが格納されて
いる管理情報記憶領域から、ファイル分割によって生じ
た各分割部分における各分割部分の格納位置長さに関
する情報当該分割部分に格納されたデータ該データ
のファイル中における順序に関する情報からなる分割部
分の格納配置、ファイルの分割数に関する情報の両方
またはどちらか一方の情報を格納配置情報として取得し
てメモリに格納し、データ生成部において、データ記憶
媒体のファイルに格納されたファイルデータを読み出し
て、メモリに格納されているファイルの分割部分の格納
配置情報の全情報または分割部分に格納されたデータ以
外のデータを含む少なくとも1つの情報に基づいて、使
用装置で予め定義されている仕様形態の値に、読み出し
た該ファイルデータを変換することによりデータを生成
する。
【0012】本発明は、ファイルを複数の部分に分割し
て格納するデータ記憶媒体に格納されたファイルデータ
の格納位置をデータ化するデータ生成方法において、格
納位置情報取得部において、データ記憶媒体上のファイ
ルの配置パターンが格納されている管理情報記憶領域か
ら、ファイル分割によって生じた各分割部分における各
分割部分の格納位置と長さに関する情報当該分割部分
に格納されたデータ該データのファイル中における順
序に関する情報からなる分割部分の格納配置、ファイ
ルの分割数に関する情報の両方またはどちらか一方の
報を格納配置情報として取得してメモリに格納し、デー
タ生成部において、メモリに格納されているファイルの
分割部分の格納配置情報の全情報または、分割部分に格
納されたデータ以外のデータを含む少なくとも1つの情
報に基づいて部分データを生成し、生成された各分割部
分に対応する該部分データを連結することによりデータ
を生成する。
【0013】本発明は、ファイルを複数の部分に分割し
て格納するデータ記憶媒体に格納されたファイルデータ
の格納位置をデータ化し、該ファイルデータを変換する
データ生成方法において、格納位置情報取得部におい
て、データ記憶媒体上のファイルの配置パターンが格納
されている管理情報記憶領域から、ファイル分割によっ
て生じた各分割部分における各分割部分の格納位置
さに関する情報当該分割部分に格納されたデータ
データのファイル中における順序に関する情報からなる
分割部分の格納配置と、ファイルの分割数に関する情報
両方またはどちらか一方の情報を格納配置情報として
取得してメモリに格納し、データ生成部において、メモ
リに格納されているファイルの分割部分の格納配置情報
の全情報または、分割部分に格納されたデータ以外のデ
ータを含む少なくとも1つの情報に基づいて、部分デー
タを生成し、または、予め定義されている仕様形態の値
に変換されたデータを生成し、該部分データまたは該変
換されたデータを用いて、データ記憶媒体のファイルか
ら読み出されたファイルデータを、使用装置で予め定義
されている仕様形態の値に変換する。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】本発明は、ファイルを複数の部分に分割し
て格納するデータ記憶媒体に格納されたファイルデータ
の格納位置をデータ化するデータ生成プログラムを格納
した記憶媒体であって、ファイル分割によって生じた各
分割部分の格納配置情報をデータ記憶媒体から取得して
メモリに格納するステップと、メモリに格納されている
ファイルの分割部分格納配置情報よりデータを生成す
るステップと、をデータ生成装置に実行させるプログラ
ムを格納する。
【0018】本発明の格納位置取得ステップは、ファイ
ル分割によって生じた各分割部分の格納位置長さに関
する情報当該分割部分格納されたデータ該データの
ファイル中における順序に関する情報からなる分割部分
の格納配置、及びファイルの分割数に関する情報の
方またはどちらか一方の情報を格納配置情報として取得
して、メモリに格納する分割格納配置取得ステップを含
み、データ生成ステップは、格納配置情報の全情報また
は、分割部分に格納されたデータ以外のデータを含む
なくとも1つの情報に対応するデータをデータ記憶媒体
から読み出して抽出するステップを含む。
【0019】本発明は、ファイルを複数の部分に分割し
て格納するデータ記憶媒体に格納されたファイルデータ
の格納位置をデータ化し、該ファイルデータを変換する
データ生成プログラムを格納した記憶媒体であって、デ
ータ記憶媒体上のファイルの配置パターンが格納されて
いる管理情報記憶領域から、ファイル分割によって生じ
た各分割部分における各分割部分の格納位置長さに関
する情報当該分割部分に格納されたデータ該データ
のファイル中における順序に関する情報からなる分割部
分の格納配置、ファイルの分割数に関する情報の両方
またはどちらか一方の情報を格納配置情報として取得し
てメモリに格納するステップと、データ記憶媒体のファ
イルに格納されたファイルデータを読み出して、メモリ
に格納されているファイルの分割部分の格納配置情報の
全情報または分割部分に格納されたデータ以外のデータ
を含む少なくとも1つの情報に基づいて、使用装置で予
め定義されている仕様形態の値に、読み出した該ファイ
ルデータを変換することによりデータを生成するステッ
プと、をデータ生成装置に実行させるプログラムを格納
する。
【0020】本発明は、ファイルを複数の部分に分割し
て格納するデータ記憶媒体に格納されたファイルデータ
の格納位置をデータ化するデータ生成プログラムを格納
した記憶媒体であって、データ記憶媒体上のファイルの
配置パターンが格納されている管理情報記憶領域から、
ファイル分割によって生じた各分割部分における各分割
部分の格納位置長さに関する情報当該分割部分に格
納されたデータ該データのファイル中における順序に
関する情報からなる分割部分の格納配置、ファイルの
分割数に関する情報の両方またはどちらか一方の情報を
格納配置情報として取得してメモリに格納するステップ
と、メモリに格納されているファイルの分割部分の格納
配置情報の全情報または分割部分に格納されたデータ以
外のデータを含む少なくとも1つの情報に基づいて部分
データを生成するステップと、生成された各分割部分に
対応する該部分データを連結することによりデータを生
成するステップと、をデータ生成装置に実行させるプロ
グラムを格納する。
【0021】本発明は、ファイルを複数の部分に分割し
て格納するデータ記憶媒体に格納されたファイルデータ
の格納位置をデータ化し、該ファイルデータを変換する
データ生成プログラムを格納した記憶媒体であって、デ
ータ記憶媒体上のファイルの配置パターンが格納されて
いる管理情報記憶領域から、ファイル分割によって生じ
た各分割部分における各分割部分の格納位置長さに関
する情報当該分割部分に格納されたデータ該データ
のファイル中における順序に関する情報からなる分割部
分の格納配置、ファイルの分割数に関する情報の両方
またはどちらか一方の情報を格納配置情報として取得し
てメモリに格納するステップと、メモリに格納されてい
るファイルの分割部分の格納配置情報の全情報または
分割部分に格納されたデータ以外のデータを含む少なく
とも1つの情報に基づいて、部分データを生成し、また
は、予め定義されている仕様形態の値に変換されたデー
タを生成し、該部分データまたは該変換されたデータを
用いて、データ記憶媒体のファイルから読み出されたフ
ァイルデータを、使用装置で予め定義されている仕様形
態の値に変換するステップと、をデータ生成装置に実行
させるプログラムを格納する。
【0022】上記のように、本発明は、データ記憶媒体
に格納されたファイルからデータを抽出する際に、記憶
媒体上のファイルの配置パターンを参照し、記憶媒体中
の読み取り対象となるファイルの配置を取得し、そのデ
ータ配置に基づき、定められた関数によって配置に対応
した値を求める。この値は、配置に対応しているため、
異なる配置として格納されたデータは異なる値を持つこ
とになる。
【0023】本発明では、また、格納されたデータに対
して、配置から求められた値によって変換を加えてこれ
を、符号化による値として算出する。通常の記憶媒体に
は、複数のデータが同時に格納される。これらの個々の
データはファイルと呼ばれる。各ファイルは独立に消
去、生成が可能であるため、記憶媒体に格納されるタイ
ミングによって、ファイルの格納位置、格納パターンは
変化する。これは、新たなファイルの格納位置は記憶媒
体上の空き領域、つまり、他のファイルの格納のために
占有されていない領域でなければならないが、他のファ
イルによる占有は今格納しようとしているファイルとは
独立に行われ、空き領域の位置は、不安定に変更し、予
測困難であるためである。単一の空き領域がファイルの
格納に不十分である場合には、複数の領域に分割してデ
ータが格納される場合もあり得る。
【0024】通常のファイルシステムでは、記憶媒体の
領域に格納された内容を連結してそのデータとするた
め、ファイルの格納位置とは独立にファイルからデータ
が取り出される。本発明では、格納位置がファイルのデ
ータの値に影響を及ぼすため、あるファイルから正しい
値を読み出すことができるのは、特定配置でファイルが
格納されている場合のみとなる。データのコピーは、フ
ァイル毎に行う場合、コピーされたデータの配置は、コ
ピー先の媒体の他のファイルの配置に依存して決定され
るため、予測困難であり、オリジナルデータの配置と同
一になる確率は低い。
【0025】よって、ファイルからは本発明によって当
初配置された状態であれば正しい値を抽出することがで
きるが、一旦ファイルの消去や移動を行うと元の配置と
は異なるものとなり、ファイルから同じ値を抽出するこ
とができない。つまり、ファイルのコピーができなくな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】最初に、格納配置を取得する方法
について説明する。図2は、本発明のデータ抽出装置の
構成を示す。データ抽出装置100は、データ記憶媒体
300からファイル310内のデータの格納配置を取得
する格納配置取得部10と、取得した格納配置情報やデ
ータ記憶媒体300のファイルデータを格納するメモリ
20及び、データを生成するデータ生成部30から構成
される。
【0027】データ記憶媒体300には、ファイル31
0とアクセスするプログラムやアプリケーションがアク
セス対象となるファイルの格納配置、または、記憶媒体
上のファイル所在を管理する、管理情報記憶領域320
が存在する。なお、これらはメモリ上にファイルの一つ
として表現することも考えられるので、データ記憶媒体
300には限定しない。
【0028】ファイルが複数の部分に分割されている場
合、管理情報記憶領域320に格納されているファイル
管理情報としては、各ファイルに関して、ファイルを分
割した部分を格納した部分(これをレコードと呼ぶ)の
媒体上に占める領域の位置、その長さ、そのレコードの
ファイル中における順序が管理されている。管理の一例
として、この管理項目をもつファイル管理情報を表とし
て表す形態がある。
【0029】ファイルが単一の連続領域に格納されてい
るときは、上記における分割数が1の場合であると見做
せる。これらのファイル管理情報は、また、ファイル毎
のリストの形態で表現することも可能である。いずれに
せよ、格納配置取得部10では、ファイル管理情報か
ら、ファイルを分割格納した各部分(レコード)の位
置、長さ、ファイル中における順序を抽出することが可
能である。
【0030】また、ファイルの分割数は、分割部分の格
納配置もしくは、ファイル管理情報から取得可能であ
る。よってファイル管理情報に明示的に格納されている
必要はなく、また、格納配置取得部10から入力がなく
ても、ファイルの格納配置の情報を用いることで、デー
タ生成部30において算出することも可能である。ファ
イル管理情報を個別アプリケーションで管理する場合、
格納配置取得部10は、ファイル管理情報を共有管理
し、ファイル格納配置に関する情報を任意のタイミング
で任意の項目を取得する。
【0031】ファイル管理情報がファイル管理プログラ
ムによって管理される場合も同様に、格納配置取得部1
0は、ファイル管理情報を共有管理し、ファイル格納配
置に関する情報を任意のタイミングで任意の項目を取得
する。もしくは、ファイル管理プログラムがファイル管
理情報の問い合わせ機能をサポートしている場合、格納
配置取得部10は、必要に応じてファイル管理プログラ
ムに各レコードに関する問い合わせを行う。
【0032】ファイル管理情報がデータ記憶媒体300
上に書き込まれている場合、格納配置取得部10は、デ
ィスクの管理情報記憶領域320を直接アクセスするこ
とで、格納配置を読み取る。もしくは、ファイル管理プ
ログラムがファイル管理情報の問い合わせ機能をサポー
トしている場合、格納配置取得部10は、必要に応じて
ファイル管理プログラムに各レコードに関する問い合わ
せを行う。
【0033】なお、以下の説明では、ファイル管理情報
が当該データ記憶媒体300上に書き込まれているもの
として扱うことにするが、この例に限定されるものでは
ない。図3は、本発明のデータ抽出処理のデータ生成ま
での動作を示すフローチャートである。
【0034】ステップ101) データ記録媒体300
に格納されているファイルが分割されているかを判定
し、分割されている場合にはステップ104に移行し、
分割されていない場合には、ステップ102に移行す
る。 ステップ102) ファイルが分割されていない場合に
は、格納配置取得部10において、格納配置情報を取得
する。このとき、バッファ内のメモリ20に格納配置情
報の一部または、全部を格納するようにしてもよい。
【0035】ステップ103) 取得した格納配置情報
に基づいてデータを生成する。 ステップ104) ファイルが分割されている場合に
は、分割されているファイルの格納位置、ファイルの分
割数、分割部分の長さ、ファイル中における順序、分割
部分のデータの全てまたは、一部を取得する。 ステップ105) 取得した格納配置情報の属性に応じ
て、分割された部分データの生成(部分データの結合を
含む)を行う。
【0036】図4は、本発明のデータ抽出処理のデータ
変換までの動作を示すフローチャートである。 ステップ201) データ記録媒体300に格納されて
いるファイルが分割されているかを判定し、分割されて
いる場合にはステップ204に移行し、分割されていな
い場合には、ステップ202に移行する。
【0037】ステップ202) ファイルが分割されて
いない場合には、格納配置取得部10において、格納配
置情報を取得する。このとき、バッファ内のメモリ20
に格納配置情報の一部または、全部を格納するようにし
てもよい。 ステップ203) 取得した格納配置情報に基づいて、
当該使用装置において予め決められている仕様形態にデ
ータを変換する。なお、以下で言う、仕様形態へのデー
タの変換とは、ファイルのデータに関数を用いて暗号化
等を施すことを意味する。
【0038】ステップ204) ファイルが分割されて
いる場合には、分割されているファイルの格納位置、フ
ァイルの分割数、分割部分の長さ、ファイル中における
順序、分割部分のデータの全てまたは、一部を取得す
る。 ステップ205) 取得した格納配置情報の属性に応じ
て、分割された部分データを当該使用装置において予め
決められている仕様形態に変換する。
【0039】ここで、各処理を詳細に説明する。 (1) 格納配置取得部 格納配置取得部10において、データ記憶媒体300に
格納されているファイルの格納配置情報を取得する処理
について説明する。データ格納媒体300上にファイル
を分割して格納する場合、そのファイルの媒体上の分割
部分はひとつながりのレコードを構成し、複数のレコー
ドが媒体上に分散配置されているとみなされる。
【0040】各レコードについて、以下に説明する。 そのレコードに格納されているデータ:これは、フ
ァイルのデータの分割された部分を構成する。 その長さ:これは、その表現方法によって、レコー
ドに含まれるデータ量、レコードが実際に媒体上で占め
る領域の量など、様々な値をとることができる。その単
位も、ビット、バイトといった媒体構成に独立のものか
ら、媒体上の最小領域のデータ量を単位としたものまで
様々な表現形態があり得る。
【0041】 そのレコードがデータ格納媒体で占め
る位置:具体的な位置の表現形式として、長さと同様に
媒体の基準位置から変位をビット、バイトといった媒体
構成に独立な単位で表すもの、媒体上の最小領域のデー
タ量を単位としたものなど様々なものがあり得る。基準
位置を基にした変位を測定する際の計測点も、レコード
の先頭、最後尾、中間点、レコード中のデータの先頭、
最後尾、中間点など任意の位置を取れる。
【0042】 そのレコードのファイルにおける順
序、つまり、そこに格納されたデータがファイル中のど
の位置を占めるかのデータ:これは、ファイルを分割格
納する際に、分割した何番目のデータがそのレコードに
格納されているかを表す。上記のように〜という属
性の値が取得でき、ファイル管理システムは、これらの
属性のうちレコードに格納されたデータ以外の情報を管
理し、ファイルのデータを読み出す場合はこれらの属性
を利用して元のデータを復元する。
【0043】ここで、ファイルを複数の部分に分割して
格納されているデータ記憶媒体300(他のメモリ、フ
ァイルであってもよい)から格納配置情報として取得さ
れる属性は以下通りである。 ・分割部分の格納位置 ・分割部分の格納位置+ファイルの分割数 ・分割部分の長さ ・分割部分の長さ+ファイルの分割数 ・分割部分の格納位置+ファイル中の順序 ・分割部分の格納位置+ファイル中の順序+ファイル分
割数 ・分割部分の長さ+ファイル中の順序 ・分割部分の長さ+ファイル中の順序+ファイル分割数 ・分割部分の格納位置+分割部分の長さ ・分割部分の格納位置+分割部分の長さ+ファイルの分
割数 ・分割部分の格納位置+分割部分の長さ+ファイル中の
順序 ・分割部分の格納位置+分割部分の長さ+ファイル中の
順序+ファイルの分割数 ・ファイルの分割数 ・分割部分の格納位置+ファイル中の順序+分割部分の
データ ・分割部分の格納位置+ファイル中の順序+分割部分の
データ+ファイル分割数 ・分割部分の長さ+ファイル中の順序+分割部分のデー
タ ・分割部分の長さ+ファイル中の順序+ファイルの分割
数+分割部分のデータ ・分割部分の位置+分割部分の長さ+分割部分のデータ ・分割部分の位置+分割部分の長さ+分割部分のデータ
+ファイルの分割数 ・分割部分の位置+分割部分の長さ+ファイル中の順序
+分割部分のデータ ・分割部分の位置+分割部分の長さ+ファイル中の順序
+分割部分のデータ+ファイルの分割数 ・ファイルの分割数+分割部分のデータ ・ファイル中の順序+分割部分のデータ ・ファイル中の順序+分割部分のデータ+ファイルの分
割数 ・ファイル中の順序+分割部分のデータ+ファイルの分
割数 ・分割部分の格納位置+分割部分のデータ ・分割部分の格納位置+分割部分のデータ+ファイルの
分割数 ・分割部分の長さ+分割部分のデータ ・分割部分の長さ+分割部分のデータ+ファイルの分割
数 本発明の格納配置取得部10は、これらの属性値を取得
する。
【0044】ファイル管理システムは、これらの属性値
を表やリストの形で管理している。例えば、表の形で管
理する場合(ID,p1 ,h1 ,o1 ),(ID,
2 ,h 2 ,o2 ),…,(ID,pn ,hn ,on
というような形で管理される。ここで、nは、ファイル
の分割数である。また、IDはファイルの識別子であ
り、表におけるそのデータがどのファイルに関するデー
タであるかを識別する。pk,hk ,ok は、それぞ
れ、分割部分の格納媒体上の位置、分割部分の長さ、分
割部分のファイル中における順序を表す。
【0045】格納位置取得部10は、この表から
(pk ,hk ,ok )を抜き出す。さらに、この情報を
用いてdk を媒体より取得する。dk は、部分分割され
て格納されたデータである。さらに、ファイルの分割数
としてnを取得する。nはファイルに対する管理表から
算出可能である。表においては、様々な省略があり得
る。例えば、管理データの並びが、ファイル中における
順序に従って並んでいる場合、分割部分の順序ok は、
管理データ中に明示的に表現される必要はない。省略が
あった場合であっても、格納配置取得部10は、この表
から省略されたデータを抽出することは可能である。例
えば、この例の場合、対象とするファイルの管理データ
の表における出現順序からo k の値は算出可能である。
【0046】管理データがリストで表現される場合も同
様である。リストによる表現の場合は、各項目をリンク
で接続し、そのリンクは、各ファイル毎に用意された最
初のノードから出発し、レコードの順序に従ってリンク
をつなぐという形に構成することも可能である。この場
合、各ノードにはファイルの識別子は必要ではない。ま
た、リンクによって順序が表現されるため順序も不要と
なる。さらに、各項目を保存したノードの位置情報から
レコードの格納位置を算出可能である場合、位置情報も
不要であり、リンク先のアドレスがこれを潜在的に表現
することになる。
【0047】例えば、 (識別子IDのファイル開始ノード)→ノード1→ノー
ド2→…→ノードn のように表現される。ノードkは上で矢印→で表現した
リンク情報以外に(pk,hk )という属性を持つ。格
納配置取得部10は、このリストや表から同様のデータ
を抽出可能である。ファイルの分割数nは、リストの長
さから算出可能であり、ファイル中における順序ok
リンクの張られた順番から取得可能である。
【0048】上記属性の中には、ある記憶媒体において
意味のないものも含まれる。例えば、データは常に等し
い長さに分割されて格納される媒体においては、長さ属
性は媒体を通じて等しく、ファイル毎に管理する必要は
ない。また、媒体上の格納位置が格納する部分のファイ
ル中の順序に対して単調な順であると決まっている場
合、順序の情報は格納位置の情報がわかれば一意に決定
される。このような媒体においては、不要な情報は管理
されず、格納配置取得部10は値を取得する必要はな
い。
【0049】本発明では、分割部分の長さ、位置、ファ
イル中の順序として、データ記憶媒体の標準的単位、標
準的値とは異なるものを用いることができる。例えば、
ある磁気ディスク装置において、データ記憶媒体上の固
定長セクタがレコードに相当し、セクタ長の倍数で位
置、長さを表現している場合に、これを、本発明では、
同一データ内の連続したデータが同じ順で連続したセク
タに格納されているとき、分割部分としてはセクタでは
なく、セクタの連続とみなした形で分割部分を定義し、
これに基づいて、格納配置取得部10でファイル管理情
報から、本発明で定義した分割部分に関する値を算出す
ることで、本発明の分割部分の定義に従う値を取得する
ことができる。また、同様に長さを連続したセクタの最
初のセクタの最初のビットと最後のセクタの最後のビッ
トの差としてビット数で表現し、位置を最初のセクタの
最初のデータと連続セクタの最初のデータとの距離をビ
ットで表現したものと定義し、格納配置取得部10でこ
の定義に従う値を算出することができる。これらの、本
発明で用いるデータ記憶媒体の表現と異なる値は、媒体
の標準的値から算出可能である。このように、格納配置
取得部10は、データ記憶媒体300のファイル管理情
報で管理されている標準的値から本発明で用いる値への
変換を行う機能を有する。
【0050】(2) データ生成部 ファイルの格納配置をRとする。ここで、データ生成部
30における処理は以下のような関数fによって行う。 関数fは、ファイルの格納配置Rを引数としてデー
タf(R)を生成し、出力する。但し、R1 ≠R2 かつ
f(R1 )≠f(R2 )なる、ある格納配置R 1 ,R2
が存在する。
【0051】ここで、 Rj (nj ,Cj ) Cj =(cj,1 ,cj,2 ,…,cj,n ) cj,k =(pj,k ,hj,k ,oj,k ,dj,k ) と定義する。なお、cj,k は、ファイルのある分割部分
の格納配置、pj,k ,h j,k ,oj,k ,dj,k は、それ
ぞれ、その分割部分の位置、長さ、ファイル中における
順序、その部分に格納されたデータである。また、R1
=R2 を、 n1 =n2 かつ C1 =C21 =C2 を、その要素数が等しく、かつ対応する要素
がすべて等しいと定義する。ここで、 ca =(pa ,ha ,oa ,da ) cb =(pb ,hb ,ob ,db ) としたとき、ca =cb とは、 pa =pb かつha =hb かつoa =ob かつda =d
bと定義する。
【0052】上記の意味は、ファイルを複数の部分に分
割して格納するデータ記憶媒体300に格納されたファ
イルの、分割によって生じた各分割部分の、格納位置と
長さとそこに格納されたデータとその部分のファイル中
における順序からなる分割部分の格納配置、及びファイ
ルの分割数から構成されるファイルの格納配置を取得し
た際に、ファイルの格納配置からそれに対応するデータ
を生成することを表す。
【0053】理想的には、fは、R1 ≠R2 なるすべて
のR1 ,R2 の組み合わせについてf(R1 )≠f(R
2 )となることが望ましい。そうでない場合、fとして
は、R1 ≠R2 のときに、f(R1 )≠f(R2 )とな
るR1 とR2 の組み合わせがファイルの格納配置の中で
多いものほど良い。f(R)=f(n,C)の値がnの
値に独立のとき、fのパラメータとしてnに意味はなく
消去可能であり、 f(R)=f’(C) と書くことができる。
【0054】 同様に、fの値に影響を及ぼさない変
数はfの引数から消去し、これらの変数をパラメータに
もたない関数f’を用いてfを表現することが可能であ
る。これは、ファイルの格納配置中のデータ項目のいく
つかを省略した例である。例えば、ファイルが固定長の
レコードに分割されて格納されるデータ格納装置に対し
ては、レコードの長さを分割部分の長さとした場合、長
さはパラメータとしては意味がなく、cは、 c’=(p,o,d) に置き換えてよい。このとき、新しいf’によって、 f(R)=f’(n,C’),C’=(c’1
c’2 ,…,c’n ) と表すことができる。
【0055】これは、ファイルを複数の部分に分割して
格納するデータ記憶媒体300に格納されたファイル
の、分割によって生じた各分割部分の格納位置とファイ
ル中における順序及びその部分に格納されたデータとフ
ァイルの分割数を取得し、ファイルの分割部分の格納位
置とファイル中における順序及びその部分に格納された
データとファイルの分割数からそれに対応するデータを
生成するものである。
【0056】 ここからさらに、別のfの値に影響を
与えない独立変数が消去される場合もあり得る。fを分
割部分に格納されたデータに独立な値を与える関数とし
た場合、cは、 c’=(p,h,o) に置き換えて良い。これは、ファイルのデータに独立
な、完全にファイルのデータ配置にのみ依存したデータ
を与える。
【0057】fがファイルのデータに依存する場合であ
っても、データの分割のされ方を考慮する必要がない場
合もあり得る。例として、fがファイルのデータを全体
を一連なりとしてfの値の算出において用いる場合など
がある。ファイルの全データは通常のファイル管理シス
テムによっても読み取り可能であるから、分割部分毎に
値を取得する必要のない場合は、通常のファイル管理シ
ステムを用いる方が実現が容易である。fへのパラメー
タ中のcを、 c’=(p,h,o) に変更し、さらにファイルの分割を考慮しないデータD
をパラメータに加えた別のf’を用いて、 f(R)=f’(n,C’,D) と表すことができる。
【0058】 また、ファイルのデータの分割部分へ
の格納データをfにおいて使用する場合であっても、フ
ァイルの分割を考慮しないデータも同時に用いる場合
は、これを通常ファイルシステムから取得し、cに変更
を加えないf’を用いて、 f(R)=f’(n,C’,D) と実現するとデータ生成部30の表現が容易になる。こ
れは、ファイルを複数の部分に分割して格納するデータ
記憶媒体300に格納されたファイルの、分割によって
生じた各分割部分の、格納位置と長さとそこに格納され
たデータとその部分のファイル中における順序からなる
分割部分の格納配置、及び、ファイルの分割数から構成
されるファイルの格納配置を取得し、ファイルに格納さ
れたデータを取得し、ファイルの格納配置に基づいて、
ファイルに格納されたデータを変換するものである。
【0059】これは、前述の例と同様に、いくつかのパ
ラメータを消去した形で実現可能な形態も存在する。 fの単純な形態は、ある関数gを用いて、ファイル
の分割部分それぞれに対するデータxk =g(ck
R’),Rは、Rに含まれる分割部分の一部または全部
から構成した格納配置を生成し、これらのデータを連結
したものを、ファイルから抽出した値として生成するも
のである。
【0060】この中でも単純な形態は、各分割部分に対
するデータの生成のためのパラメータとしてその分割部
分の格納配置及び分割数のみを用い、他の分割部分の格
納配置を用いないものである。つまり、分割部分kの格
納配置をck としたとき、この部分に対するデータは、
k は、xk =g(ck ,n)で得られ、これをつなげ
たx1 2 …xn がファイルに対するデータとして抽出
される。
【0061】−1:非常に単純な形態は、各分割部分
に対するデータが、その分割部分の配置位置のみから算
出されるものである。つまり、xk =g(pk )となる
ものである。例:gをファイルの分割部分の位置からビ
ット系列を抽出する関数とする。例1−gを各部分の配
置アドレスを表現したビット系列から特定位置のビット
を抽出する関数とする。例えば、gを各分割部分のアド
レスの下位mビットを抽出する関数とする。
【0062】例2−アドレスの値によって抽出するビッ
ト数を変更する。例としては、アドレスがaで割り切れ
るもののみビットを抽出する。アドレスがa以下である
もののみビットを抽出する。アドレスの大きさに比例し
て多くのビットを抽出する:等。ここで、各分割部分で
抽出した値g(pk )をその分割部分に格納されたデー
タdk の変換に用いると、分割部分の位置とデータに依
存したデータの生成関数 g2 (pk ,dk )=g’2 (g(pk ),dk ) が得られる。これは、分割部分の位置とデータに依存し
たデータの生成方式の簡単な構成方法である。
【0063】−2:別の形態は、各分割部分に対する
データがその分割部分の配置位置と順序から算出される
ものである。つまり、xk =g(pk ,ok )となるも
のである。例:gをファイルの分割部分の位置と順序と
ビット系列を抽出する関数とする。
【0064】例1−gを各部分のファイル中における順
序に基づいて、各部分の配置アドレスを表現したビット
系列から特定位置のビットを抽出する関数とする。 ・関数の実現−分割部分の順序によって抽出するビット
数を変更する。例としては、順序がaで割り切れるもの
のみ分割部分のアドレスの下位mビットを抽出する。順
序がa以下であるもののみ分割部分のアドレスの下位m
ビットを抽出する。順序の大きさに比例して多くのビッ
トを抽出する:等。
【0065】例2−ファイル中の順序とアドレスの両方
をビット系列で表現し、それらを合成したものからビッ
トを抽出する。ここで、各分割部分で抽出した値g(p
k )をその分割部分に格納されたデータdk の変換に用
いると、分割部分の位置とデータに依存したデータの生
成関数 g2 (ck ,dk )=g’2 (g(pk ,ok ),
k ) が得られる。これは、分割部分の位置とデータに依存し
たデータの生成方式の構成方法の例である。
【0066】−3:別の形態は、各分割部分に対する
データが、その分割部分の順序と格納データから算出さ
れるものである。 例:gをファイルの分割部分のファイル中の順序を表す
整数kによってその分割部分のビット系列dk を変換す
る関数g(k,dk )とする。これは、分割部分の順序
とデータに依存したデータの生成方式の簡単な構成方法
である。
【0067】−4:別の形態は、各分割部分に対する
データが、その分割部分の長さから算出されるものであ
る。つまり、xk =g(hk )となるものである。 例:gをファイルの分割部分の長さからビット系列を抽
出する関数とする。ここで、固定長のセクタにファイル
を分割して格納する磁気ディスクの場合について述べ
る。ここでは、ファイルの分割部分の長さを連続してフ
ァイルに割り当てられたセクタの個数と定義する。
【0068】例1:gを各部分の長さを2進数表現した
ビット系列から特定位置のビットを抽出する関数とす
る。例えば、gを各分割部分の長さの下位mビットを抽
出する関数とする。ここで、各分割部分で抽出した値g
(hk )をその分割部分に格納されたデータdk の変換
に用いると、分割部分の位置とデータに依存したデータ
の生成関数 g2 (pk ,dk )=g’2 (g(hk ),dk ) が得られる。これは、分割部分の位置とデータに依存し
たデータの生成方式の簡単な構成方法である。
【0069】−5:別の形態は、各分割部分に対する
データが、その分割部分の長さと順序から算出されるも
のである。つまり、xk =g(hk ,ok )となるもの
である。 例:gをファイルの分割部分の長さhと順序とビット系
列を抽出する関数とする。
【0070】例1−gを分割部分のファイル中の順序が
偶数のとき、h個の0からなるビット列を生成し、分割
部分のファイル中の順序が奇数のとき、h個の1からな
るビット列を生成する関数とする。逆に、少し複雑な形
態の例が、各分割部分に対するデータが、その分割部分
と次の分割部分の格納位置に依存するものである。つま
り、xk =g(ck ,ck+ 1 )例えば、gがある分割部
分と次の分割部分との距離を得る関数の場合、xk=g
(pk ,pk+1 )となる。
【0071】例:g(ck ,ck+1 )がck で表された
分割部分の長さをビット系列で表現したものと、ck
表された分割部分とck+1 で表された分割部分の位置の
差をビット系列で表現したデータを出力する関数が別の
例である。同じ関数gを用いて、分割部分の集合を選択
する場合に、注目している分割部分の2つの後ろの分割
部分を選択するようにすると、gは、g(ck
k+2 )という値を与えるようになる。これは、一つ置
きの分割部分の差を与える。
【0072】例:g(ck ,ck+1 )が、ok <ok+1
のとき1をok >ok+1 のとき0を出力する関数とす
る。 例:ck で表された分割部分の長さをビット系列で表現
したものhとして、c k で表された分割部分とck+1
表された分割部分の位置の差が偶数のときh個の0を出
力し、奇数のとき、h個の1を出力する関数が別の例で
ある。
【0073】これらはパラメータを消去した形で実現可
能な形態も存在する。
【0074】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。図5は、本発明の一実施例の動作の概要を説明する
ための図である。格納配置取得部10は、記憶媒体上の
ファイルの格納配置をファイル管理情報から取得する。
データ生成部30は、格納配置取得部10から入力され
た、ファイル格納配置に基づいて、データを生成する。
【0075】ファイルが、複数の部分に分割されて格納
されている場合、その分割部分各々に対応した分割部分
の格納配置情報が、ファイルの格納配置情報の項目とし
て存在し、さらに、ファイル全体として、一つ、分割数
がファイルの格納配置情報の項目として存在する。図5
(B)では、分割数だけ存在する分割部分の格納配置情
報を出力する部分cと、全体として一つの値を出力する
分割数を出力するnに分割する例を示している。
【0076】図5(A)では、図5(B)のcとnを合
わせて、ファイルの格納配置全体の出力をcで表してい
る。図4において、cは格納配置取得部10から出力さ
れ、データ生成部30に入力されるファイルの格納配置
情報の出力を表している。ここで、ファイルの格納配置
情報は、ファイルを分割せずに、連続して格納する記憶
媒体については、ファイルの格納位置、長さ、格納され
たデータであり、ファイルを複数の部分に分割して格納
する記憶媒体については、各分割部分に対する、分割部
分の格納位置、長さ、その部分のファイル中における順
序、その部分に格納されたデータからなる、分割部分の
格納配置と、ファイルに対して一つのファイルの分割数
から構成される。
【0077】格納配置取得部10からデータ生成部30
へは、ファイルの格納配置のすべての情報が渡される必
要はない。データ生成部30は、ある関数によって、フ
ァイルの格納配置情報からデータを生成するが、その関
数で用いられない値については、cに含まれていなくて
も良い。ファイルの分割数のみ用いる場合は、図5にお
けるcは不要となる。逆に、データ生成部30におい
て、ファイルの分割数が使用されない場合、nは不要と
なる。
【0078】図5(C)は、格納配置取得部10からの
出力を、格納配置を構成する要素に分離して記したもの
である。データ生成部30の要求に応じて、これらの出
力線のいくつかは用いられない。いくつかのパラメータ
を使用しない場合については後述する。次に、格納配置
として媒体の標準的なものとは異なる定義によるものを
用いる場合について説明する。
【0079】図6は、本発明の一実施例の配置データ変
換処理を含む動作を説明するための図である。このと
き、格納配置取得部10は、配置データを変換する機能
を含むものとする。格納配置取得部10において、媒体
の標準的定義に基づく格納配置情報を受け取り、これを
装置において定義された値に変換する。データ生成部3
0は、この変換された格納配置情報を用いてデータを生
成する。
【0080】次に、図5の処理にメモリ20を用いた場
合の処理を説明する。図7は、本発明の一実施例のメモ
リを用いた場合の動作を説明するための図である。ファ
イルを分割格納する記憶媒体に対して、格納配置取得部
10は、ファイルの各分割部分の格納配置を順に取り出
し、それはバッファのメモリ20に蓄積される。データ
生成部30は、メモリ20に貯えられた各分割部分の格
納配置情報から必要なものを取り出し、データを生成す
る。
【0081】図7(A)においては、バッファ内の処理
機構がメモリに貯えられたデータからファイルの分割数
を求めている。これらの図において、ファイルの分割数
を用いない場合、nの信号は不要である。図7におい
て、バッファモジュールは、図4の格納配置取得部10
または、データ生成部30の一部を構成する。
【0082】次に、格納配置取得部10において、取得
した格納配置情報をその構成要素毎に分離して出力する
場合について説明する。ここでは、分割部分の位置、長
さ、データ分割数のうちいずれかが用いられる場合につ
いて説明する。図8は、本発明の一実施例の格納配置取
得部において格納配置要素を分離して出力する例を示
す。同図において、データ生成部30からの要求に応じ
て、格納配置取得部10から出力されているすべての出
力が用いられるとは限らない。
【0083】例えば、格納配置取得部10において、フ
ァイルを複数の部分に分割して格納するデータ記憶媒体
300に格納されたファイルの分割によって生じた各分
割部分のファイル中の順序及びその部分に格納されたデ
ータ及びファイルの分割数を取得し、データ生成部30
に渡すと、データ生成部30では、ファイルの分割部分
のファイル中の順序及びその部分に格納されたデータ及
びファイルの分割数からそれに対応するデータを生成す
るものである。
【0084】次に、上記の構成にファイルデータを取得
する機能を付加し、ファイルの通常データを変換する場
合について説明する。図9は、本発明の一実施例のファ
イルデータも併せて変換する例を示す。ファイルのデー
タを読み取る機能としては、通常のファイル管理システ
ムを用いることも可能である。
【0085】本発明のデータ抽出装置から取得した配置
依存データを読み出し、ファイルシステム等を用いて取
得したファイルデータを配置依存データに基づいてデー
タ変換部において、当該装置で定義されている仕様形態
に変換する。図10は、図7の方法を図9の配置依存デ
ータ抽出処理に適用した場合の例を示す。図10に示す
ように、データ抽出装置において取得した格納配置情報
を用いてデータ生成部30においてデータ(d)を生成
し、ファイル管理システム等により読み取られたファイ
ルデータと共に変換を行うことも可能である。
【0086】また、図11に示すように、データ生成部
30では、データを生成するために、ファイルの格納配
置情報のみならず、ファイルデータ全体を取得するパラ
メータを発行することにより、図11(A)に示すよう
に、格納配置取得部10から格納配置情報及び、ファイ
ルを読み込む機能(ファイルシステム)より通常のファ
イルデータを取得することが可能である。ファイルの格
納配置情報の分割部分のデータを連結して取得すること
も可能である。なお、ファイルを読み込む機能をデータ
生成部30に持たせることも可能である。さらに、デー
タ生成部30の内部において、ファイルの格納配置情報
に基づいてファイルのデータを再構成することも可能で
ある。
【0087】図12〜図14は、図11の構成に図7の
パターンを適用した例を示す。図12は、格納配置取得
部10において取得した格納配置情報C,nをメモリ2
0に格納し、データ生成部30において、取得したファ
イルデータとメモリ20に格納されている格納配置情報
C、nを用いてデータを生成する例である。図13は、
格納配置取得部10において取得した格納配置情報cの
みをメモリ20に格納しておき、データ生成部30にお
いて、取得したファイルデータとメモリ20から格納配
置情報Cと、格納配置取得部10で取得したnを用いて
データを生成する例である。
【0088】図14は、格納配置取得部10において取
得した格納配置情報cとファイルデータ読み取り機能に
より取得したファイルデータとをメモリ20に格納して
おき、データ生成部30において、メモリ20より格納
配置情報C,nを用いてデータ生成を行う例である。図
15は、格納配置取得部10にいて取得した格納配置情
報cとファイルデータ読み取り機能により取得したデー
タとをメモリ20に格納しておき、データ生成部30に
おいて、メモリ20から格納配置情報Cを取得し、格納
配置取得部10から入力されたnとを用いてデータを生
成する例である。
【0089】上記の図14及び図15に示す例は、ファ
イル全体のデータがバッファのメモリ20に格納され
る。次に、格納配置取得部10において、ファイルを複
数の部分に分割して格納するデータ記憶媒体300に格
納されたファイルの、分割によって生じた各分割部分
の、格納位置と、長さと、そこに格納されたデータと、
その部分のファイル中における順序からなる分割部分の
格納配置及び、ファイルのファイルの分割数から構成さ
れるファイルの格納配置情報を取得し、分割部分に関す
るデータの生成に必要な分割部分の集合を選択し、デー
タ生成部30において、分割部分の格納配置と分割部分
の集合内の分割部分の格納配置とファイルの分割数から
データを生成し、各分割部分に対応するデータを連結す
る動作を説明する。
【0090】図16は、本発明の一実施例の分割部分の
集合を選択する処理を含む例を示す。分割部分の集合を
選択する場合には、ファイルの格納配置情報を受け取
り、ファイルの各分割部分を定められた順序に基づい
て、順番に注目し、その部分のデータとファイルの格納
配置に基づいてファイルの分割部分の部分集合を決定
し、データ生成部30において、分割部分の集合を選択
し、選択された集合に基づいて分割部分の格納配置とフ
ァイルの分割数を取得し、これに基づいて、部分データ
を生成する。生成された部分データを格納配置取得情報
の分割部分に対するデータを取得し、連結する。
【0091】ここで、分割部分の集合を選択する場合
に、分割部分に注目する順序を決定するために、分割部
分の格納配置の値を用いる。例えば、注目順序は、以下
のように決定される。 1. 分割のファイル中における順序 2. 分割部分の格納位置の順 3. 分割部分の長さの順 図16の格納配置情報のcのうち、部分データ生成にお
いて値を使用されないものもある。
【0092】図17は、本発明の一実施例の分割部分以
外の格納配置情報を用いない場合の例である。同図の例
は、各分割部分から対応するデータを生成するために、
その部分以外の分割部分の格納配置情報を用いないもの
である。部分データを生成する際に、ファイルの各分割
部分を定められた順序に基づいて、順番に注目し、その
分割部分の格納配置情報と、ファイルの分割数を格納配
置取得部10から受け取り、データ生成部30におい
て、注目した分割部分に関するデータを生成する。生成
された部分データを格納配置取得部10からファイルを
連結する分割部分に対するデータを受け取り、連結す
る。
【0093】また、本発明は、計算機システムのファイ
ルからのデータ読み取り装置、または、ファイル管理装
置として実現される場合には、プログラムとして実現さ
れる。この場合には、図3及び図4に示すフローチャー
トをプログラムとして構築し、これらの装置として利用
されるコンピュータに接続されるディスク装置や、フロ
ッピーディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納
しておき、本発明を実施する際にインストールすること
により、容易に本発明を実現できる。
【0094】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0095】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、ファイ
ルから抽出するデータをファイルの格納媒体上の配置に
依存させることで、ファイルのコピーを不可能にするこ
とができる。このファイルは一旦消去した後で、別に保
持していたバックアップデータを用いて復元することも
できない。
【0096】ディジタル画像データなど流通において、
消去したファイルの復元を不可能にするので、そのデー
タの利用回数、利用期間を制限することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明が適用されるデータ抽出装置の構成図で
ある。
【図3】本発明のデータ抽出処理のデータ生成までの動
作を示すフローチャートである。
【図4】本発明のデータ抽出処理のデータ変換までの動
作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例の動作の概要を説明するため
の図である。
【図6】本発明の一実施例の配置データ変換処理を含む
動作を説明するための図である。
【図7】本発明の一実施例のメモリを用いた場合の動作
を説明するための図である。
【図8】本発明の一実施例の格納配置取得部において格
納配置要素を分離して出力する例である。
【図9】本発明の一実施例のファイルデータも併せて変
換する例である。
【図10】本発明の一実施例の通常のファイルデータを
格納配置情報と共に変換する例である。
【図11】本発明の一実施例のデータ生成部におけるデ
ータ取得の例である。
【図12】本発明の一実施例の図11の構成に図7のパ
ターンを適用した例(その1)である。
【図13】本発明の一実施例の図11の構成に図7のパ
ターンを適用した例(その2)である。
【図14】本発明の一実施例の図11の構成に図7のパ
ターンを適用した例(その3)である。
【図15】本発明の一実施例の図11の構成に図7のパ
ターンを適用した例(その4)である。
【図16】本発明の一実施例の分割部分の集合を選択す
る処理を含む例である。
【図17】本発明の一実施例の分割部分以外の格納配置
情報を用いない場合の例である。
【符号の説明】
10 格納配置取得部 20 メモリ 30 データ生成部 100 データ抽出装置 300 データ記憶媒体 310 ファイル 320 管理情報記憶領域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−144376(JP,A) 特開 平8−335182(JP,A) 特開 昭63−145532(JP,A) 特開 平3−6639(JP,A) 特開 平3−14147(JP,A) 特開 平7−44375(JP,A) 特開 平10−283268(JP,A) 特開 平11−134259(JP,A) 纐纈 一起,鷹野 澄,”MS−DO S”,共立出版株式会社,1988年 3月 10日,pp.82−86 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/14 G06F 12/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファイルを複数の部分に分割して格納する
    データ記憶媒体に格納されたファイルデータの格納位置
    をデータ化するデータ生成方法において、 格納位置取得部において、ファイル分割によって生じた
    各分割部分の格納配置情報を前記データ記憶媒体から取
    得してメモリに格納し、 データ生成部において、前記メモリに格納されている
    ファイルの分割部分の格納配置情報よりデータを生成
    することを特徴とするデータ生成方法。
  2. 【請求項2】前記格納位置取得部において、前記データ
    記憶媒体上のファイルの配置パターンが格納されている
    管理情報記憶領域から、ファイル分割によって生じた各
    分割部分の格納位置長さに関する情報当該分割部分
    に格納されたデータ該データのファイル中における順
    序に関する情報からなる分割部分の格納配置、ファイ
    ルの分割数に関する情報の両方またはどちらか一方の
    報を前記格納配置情報として、読み出してメモリに格納
    し、 前記データ生成部において、前記メモリから前記格納配
    置情報の全情報または、前記分割部分に格納されたデー
    タ以外のデータを含む少なくとも1つの情報を読み出し
    データを生成する請求項1記載のデータ生成方法。
  3. 【請求項3】ファイルを複数の部分に分割して格納する
    データ記憶媒体に格納されたファイルデータの格納位置
    をデータ化し、該ファイルデータを変換するデータ生成
    方法において、 格納位置取得部において、前記データ記憶媒体上のファ
    イルの配置パターンが格納されている管理情報記憶領域
    から、ファイル分割によって生じた各分割部分における
    各分割部分の格納位置長さに関する情報当該分割部
    分に格納されたデータ該データのファイル中における
    順序に関する情報からなる分割部分の格納配置、ファ
    イルの分割数に関する情報の両方またはどちらか一方の
    情報を格納配置情報として取得してメモリに格納し、 データ生成部において、前記データ記憶媒体のファイル
    に格納されたファイルデータを読み出して、前記メモリ
    に格納されている前記ファイルの分割部分の格納配置情
    報の全情報または前記分割部分に格納されたデータ以外
    のデータを含む少なくとも1つの情報に基づいて、使用
    装置で予め定義されている仕様形態の値に、読み出した
    該ファイルデータを変換することによりデータを生成す
    ることを特徴とするデータ生成方法。
  4. 【請求項4】ファイルを複数の部分に分割して格納する
    データ記憶媒体に格納されたファイルデータの格納位置
    をデータ化するデータ生成方法において、 格納位置情報取得部において、前記データ記憶媒体上の
    ファイルの配置パターンが格納されている管理情報記憶
    領域から、ファイル分割によって生じた各分割部分にお
    ける各分割部分の格納位置長さに関する情報当該分
    割部分に格納されたデータ該データのファイル中にお
    ける順序に関する情報からなる分割部分の格納配置と、
    ファイルの分割数に関する情報の両方またはどちらか一
    方の情報を格納配置情報として取得してメモリに格納
    し、 データ生成部において、前記メモリに格納されている
    記ファイルの分割部分の格納配置情報の全情報または、
    前記分割部分に格納されたデータ以外のデータを含む
    なくとも1つの情報に基づいて部分データを生成し、 生成された各分割部分に対応する該部分データを連結す
    ることによりデータを生成することを特徴とするデータ
    生成方法。
  5. 【請求項5】ファイルを複数の部分に分割して格納する
    データ記憶媒体に格納されたファイルデータの格納位置
    をデータ化し、該ファイルデータを変換するデータ生成
    方法において、 格納位置情報取得部において、前記データ記憶媒体上の
    ファイルの配置パターンが格納されている管理情報記憶
    領域から、ファイル分割によって生じた各分割部分にお
    ける各分割部分の格納位置長さに関する情報、当該
    分割部分に格納されたデータ該データのファイル中に
    おける順序に関する情報からなる分割部分の格納配置
    と、ファイルの分割数に関する情報の両方またはどちら
    か一方の情報を格納配置情報として取得してメモリに格
    納し、 データ生成部において、前記メモリに格納されている
    ファイルの分割部分の格納配置情報の全情報または
    前記分割部分に格納されたデータ以外のデータを含む
    なくとも1つの情報に基づいて、部分データを生成し、
    または、予め定義されている仕様形態の値に変換された
    データを生成し、該部分データまたは該変換されたデー
    タを用いて、前記データ記憶媒体のファイルから読み出
    されたファイルデータを、使用装置で予め定義されてい
    る仕様形態の値に変換することを特徴とするデータ生成
    方法。
  6. 【請求項6】ファイルを複数の部分に分割して格納する
    データ記憶媒体に格納されたファイルデータの格納位置
    をデータ化するデータ生成プログラムを格納した記憶媒
    体であって、 ファイル分割によって生じた各分割部分の格納配置情報
    を前記データ記憶媒体から取得してメモリに格納する格
    納位置取得ステップと、 前記メモリに格納されている前記ファイルの分割部分の
    格納配置情報よりデータを生成するステップと、をデー
    タ生成装置に実行させるプログラムを格納したことを特
    徴とするデータ生成プログラムを格納した記憶媒体。
  7. 【請求項7】前記格納位置取得ステップは、 前記データ記憶媒体上のファイルの配置パターンが格納
    されている管理情報記憶領域から、ファイル分割によっ
    て生じた各分割部分の格納位置長さに関する情報
    該分割部分に格納されたデータ該データのファイル中
    における順序に関する情報からなる分割部分の格納配置
    、ファイルの分割数に関する情報の両方またはどちら
    か一方の情報を前記格納配置情報として、読み出してメ
    モリに格納するステップと、 前記メモリから前記格納配置情報の全情報または、前記
    分割部分に格納されたデータ以外のデータを含む少なく
    とも1つの情報を読み出してデータを生成するステップ
    と、をデータ生成装置に実行させる請求項6記載のデー
    タ生成プログラムを格納した記憶媒体。
  8. 【請求項8】ファイルを複数の部分に分割して格納する
    データ記憶媒体に格納されたファイルデータの格納位置
    をデータ化し、該ファイルデータを変換するデータ生成
    プログラムを格納した記憶媒体であって、 前記データ記憶媒体上のファイルの配置パターンが格納
    されている管理情報記憶領域から、ファイル分割によっ
    て生じた各分割部分における各分割部分の格納位置
    さに関する情報当該分割部分に格納されたデータ
    データのファイル中における順序に関する情報からなる
    分割部分の格納配置、ファイルの分割数に関する情報
    両方またはどちらか一方の情報を格納配置情報として
    取得してメモリに格納するステップと、 前記データ記憶媒体のファイルに格納されたファイルデ
    ータを読み出して、前記メモリに格納されている前記
    ァイルの分割部分の格納配置情報の全情報前記分割部分
    に格納されたデータ以外のデータを含む少なくとも1つ
    の情報に基づいて、使用装置で予め定義されている仕様
    形態の値に、読み出した該ファイルデータを変換するこ
    とによりデータを生成するステップと、をデータ生成装
    置に実行させるプログラムを格納したことを特徴とする
    データ生成プログラムを格納した記憶媒体。
  9. 【請求項9】ファイルを複数の部分に分割して格納する
    データ記憶媒体に格納されたファイルデータの格納位置
    をデータ化するデータ生成プログラムを格納した記憶媒
    体であって、 前記データ記憶媒体上のファイルの配置パターンが格納
    されている管理情報記憶領域から、ファイル分割によっ
    て生じた各分割部分における各分割部分の格納位置
    さに関する情報当該分割部分に格納されたデータ
    データのファイル中における順序に関する情報からなる
    分割部分の格納配置、ファイルの分割数に関する情報
    両方またはどちらか一方の情報を格納配置情報として
    取得してメモリに格納するステップと、 前記メモリに格納されている前記ファイルの分割部分の
    格納配置情報の全情報または、前記分割部分に格納され
    たデータ以外のデータを含む少なくとも1つの情報に基
    づいて部分データを生成するステップと、 生成された各分割部分に対応する該部分データを連結す
    ることによりデータを生成するステップと、をデータ生
    成装置に実行させるプログラムを格納したことを特徴と
    するデータ生成プログラムを格納した記憶媒体。
  10. 【請求項10】ファイルを複数の部分に分割して格納す
    るデータ記憶媒体に格納されたファイルデータの格納位
    置をデータ化し、該ファイルデータを変換するデータ生
    成プログラムを格納した記憶媒体であって、 前記データ記憶媒体上のファイルの配置パターンが格納
    されている管理情報記憶領域から、ファイル分割によっ
    て生じた各分割部分における各分割部分の格納位置
    長さに関する情報当該分割部分に格納されたデータ
    該データのファイル中における順序に関する情報からな
    る分割部分の格納配置、ファイルの分割数に関する情
    報の両方またはどちらか一方の情報を格納配置情報とし
    て取得してメモリに格納するステップと、 前記メモリに格納されている前記ファイルの分割部分の
    格納配置情報の全情報または前記分割部分に格納された
    データ以外のデータを含む少なくとも1つの情に基づ
    いて、部分データを生成し、または、予め定義されてい
    る仕様形態の値に変換されたデータを生成し、該部分デ
    ータまたは該変換されたデータを用いて、前記データ記
    憶媒体のファイルから読み出されたファイルデータを、
    使用装置で予め定義されている仕様形態の値に変換する
    ステップと、をデータ生成装置に実行させるプログラム
    を格納したことを特徴とするデータ生成プログラムを格
    納した記憶媒体。
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