JP3520539B2 - デジタル信号記録再生方法及び装置 - Google Patents

デジタル信号記録再生方法及び装置

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JP3520539B2 JP29676093A JP29676093A JP3520539B2 JP 3520539 B2 JP3520539 B2 JP 3520539B2 JP 29676093 A JP29676093 A JP 29676093A JP 29676093 A JP29676093 A JP 29676093A JP 3520539 B2 JP3520539 B2 JP 3520539B2
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号またはア
ナログ信号を符号化して記録再生するデジタル信号記録
再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像信号や音声信号を符号化して記録再
生する装置が各種実施されている。このような装置にお
いて、画像信号や音声信号を符号化して記録再生する際
に必要となるサーボシステムやシステムコントローラ、
それにメカニズムを共用化して、画像信号や音声信号以
外のコンピュータデータ等を記録再生する装置が提供さ
れている。このような装置として、例えばDATフォー
マットの音声信号記録再生装置がある。
【0003】すなわちこのDAT装置においては、メイ
ンデータエリアの中で、各同期期間ごとに2ビット×2
エリア(4ビット)のIDエリアが設けられる。そして
これらのIDの中に、どのフォーマットで記録したかを
示す2ビットのフォーマットIDが設けられている。こ
れによりDAT装置では、DATオーディオフォーマッ
トと、DDS(DATを用いたデータストリーマー)の
区別を行っている。
【0004】ところでこのようなDAT装置において、
各トラックの両端部にはいわゆるサブコードのエリアが
設けられている。そしてこれらのサブコードエリアにも
信号に付随するデータの記録再生が行われるようになっ
ている。ところがこれらのサブコードエリアには、上述
のフォーマットIDは記録されない。
【0005】すなわちこのDAT装置においては、メイ
ンデータエリアのIDエリア内のフォーマットIDで、
記録されるデータが音声かコンピュータデータかが決め
られている。この時、サブデータエリアは、単にメイン
データエリアに付随した関係にあり、メインエリアとは
独立な存在には成り得ないものである。
【0006】一方、来るべきデジタルワールドに向け
て、各種デジタルデータに共通に使えるデジタルプラッ
トフォームの必要性が論じられている。DAT、DDS
もその一環ではある。しかしながら上述のような従来の
DAT装置のフォーマットIDの形式では、記録できる
データの種類は1種類に限られてしまう。
【0007】またフォーマットID自体も2ビットしか
なく、そのうち2種類はもう使用されているので、残り
は2つしかない。これでは将来に向けての発展性に限界
がある。この出願はこのような点に鑑みて成されたもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、記録媒体上の記録可能エリアにいかに有効に種々
雑多なデータを記録再生するかにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の手段
は、1つまたは複数のデジタル信号またはアナログ信号
を符号化した信号を所定量ごとに記録媒体上のトラック
の1つまたは複数の信号記録エリアとして記録再生する
デジタル信号記録再生方法において、トラックに設けら
れる信号記録エリアの数を選定する第一の識別信号と、
信号記録エリア毎にそのデータ長及び同期ブロック長を
選定する第二の識別信号とを設定し、信号記録エリアに
信号を記録するとき信号記録エリアの一つをトラック中
記録信号の基準位置を判別するための同期エリアとし
て規定し、同期エリアに第一の識別信号付加するとと
もに信号記録エリア毎に第二の識別信号を付加し、第一
及び第二の識別符号にてトラック及び信号記録エリア
構造が規定されるようにしたことを特徴とするデジタル
信号記録再生方法である。
【0010】本発明による第2の手段は、第1の手段記
載のデジタル信号記録再生方法において、記録媒体に付
属するメモリ手段が設けられ、このメモリ手段内の特定
の場所に第三の識別符号を付加し、第三の識別符号にて
メモリ手段内に設けられる信号の構造が規定されるよう
にしたことを特徴とするデジタル信号記録再生方法であ
る。
【0011】本発明による第3の手段は、1つまたは複
数のデジタル信号またはアナログ信号を符号化した信号
を所定量ごとに記録媒体上のトラックの1つまたは複数
の信号記録エリアとして記録再生するデジタル信号記録
再生装置において、トラックに設けられる上記信号記録
エリアの数を選定する第一の識別信号を生成する手段
と、信号記録エリア毎にそのデータ長及び同期ブロック
長を選定する第二の識別信号を生成する手段とを備え、
信号記録エリアに信号を記録するとき信号記録エリアの
一つをトラック中の記録信号の基準位置を判別するため
の同期エリアとして規定し、同期エリアに第一の識別信
号を付加するとともに信号記録エリア毎に第二の識別信
号を付加し、第一及び第二の識別符号にてトラック及び
信号記録エリアの構造を規定することを特徴とするデジ
タル信号記録再生装置である。また、本発明による第4
の手段は、の手段記載のデジタル信号記録再生装置
おいて、記録媒体に付属するメモリ手段が設けられ、こ
のメモリ手段内の特定の場所に第三の識別符号付加
第三の識別符号にてメモリ手段内に設けられる信号
の構造が規定されるようにしたことを特徴とするデジタ
ル信号記録再生装置である。
【0012】
【作用】これによれば、トラック中の記録信号の基準位
置を判別するためのエリアに付加される識別符号にて、
記録再生されるトラック全体のデータの構造が規定され
る。また各信号エリアに付加される個別の識別符号に
て、それぞれ各信号エリアのデータの構造が規定され
る。これによって同じメカ、同じサーボシステムでトラ
ック全体にわたり全く異なったデータを記録再生する商
品が共存できる。さらに各信号エリア毎に全く異なるデ
ータを記録再生することも可能となる。従って、真の意
味でのデジタルプラットフォームマシンを実現でき、種
々雑多なデータを一台のマシンに集約して処理すること
が可能になる。
【0013】
【実施例】本発明が実施される具体的なVTRの記録側
回路について図1に、再生側回路について図2、図3に
示す。この例は、いわゆるベースバンド記録再生方式の
VTRで、NTSC、PALの現行4:3アスペクト比
のテレビジョン方式の他にハイビジョンテレビ放送のよ
うな16:9アスペクト比のテレビジョン方式でも同様
のブロック図で説明される。
【0014】まず、図1の記録側回路について説明す
る。アンテナ1から入力されたTV電波信号は、2なる
チューナーにて受信され、コンポジットのビデオ信号と
オーディオ信号に復元される。このコンポジットビデオ
信号は、4なる外部入力からの信号とスイッチ3aで選
択され、6なるY/C分離回路に加えられる。この回路
で輝度信号(Y)と色差信号(R−Y,B−Y)に分解
される。一方スイッチ3aからの信号は、11なる同期
分離回路にも与えられる。ここで、V同期信号とH同期
信号を抜き出す。
【0015】この両者は、次のPLL(Phase L
ocked Loop)回路のリファレンス信号として
用いられ、ここで入力信号にロックしたおおもとの基本
サンプリング周波数である13.5MHzを作り出す。
この周波数を4のレートというが、色信号に対しては通
常これでサンプリングするだけの情報量を必要としない
ので、13なる分周器でこの周波数の半分または4分の
1の周波数を作り、これでサンプリングすれば十分であ
る。本実施例では、525本/60HzのNTSCでは
4:1:1、625本/50HzのPALでは4:2:
0のレートでサンプリングする。
【0016】さて、6なるY/C分離回路のアナログ出
力をデジタル信号化する前に、折り返し歪を除去するた
めに、7a、7b、7cなるLPF(Low Pass
Filter)で帯域制限をする。フィルターの遮断
周波数は、例えばYに対して5.75MHz、R−Y、
B−Yに対しては、2のレートで2.75MHz、1の
レートで1.45MHz等が選ばれる。このように前処
理した信号を、8a、8b、8cなるA/D変換器でデ
ジタル信号化する。
【0017】次にこれらのデジタル信号をDCT(De
screte Cosine Transform)を
用いたブロック圧縮符号化するために、実画面上のデー
タを8サンプル×8ラインのブロックに、9なるブロッ
キング回路にて処理する。その後、10なるシャッフリ
ング回路でデータを効果的にばらける。これは、テープ
上に記録したデータがヘッドのクロッグやテープの横傷
等で集中的に失われるのを回避する処置である。同時に
10では、輝度信号と色差信号を後段で処理しやすいよ
うに、並び替えを行う。
【0018】データ圧縮符号化部14では、DCT方式
や可変長符号化を用いた圧縮回路、その結果を所定のデ
ータ量まで圧縮できたかを見積る見積器、その判断結果
を基に最終的に量子化する量子化器からなる。こうして
圧縮されたビデオデータは、所定のSYNCブロックの
中に15なるフレーミング回路であるルールに従って詰
め込まれる。
【0019】VAUX、AAUX、Subcodeの各
パックデータ及びSubcode内に格納するトラック
番号は、信号処理マイコン20で生成される。その結果
は、マイコンとハードウエアとの間を取り持つインター
フェースIC17、18、19に与えられる。VAUX
を担当するIC17は、AP2も生成しタイミングをは
かって合成器16でフレーミング出力と合成する。同様
にSubcodeを担当するIC18は、ID部のデー
タSIDとAP3それにSubcodeのパックデータ
SDATAを生成する。
【0020】一方オーディオ信号は、スイッチ3bにて
チューナー2から出力信号か外部入力5からの信号かを
選択した後、21なるA/D変換器でデジタル信号化さ
れる。この時ビデオと同様に、図示せずもサンプリング
周波数に応じたLPFが、その前段に必要である。こう
して得られたオーディオデータは、22なるシャッフリ
ング回路にてテープ上の記録に有利な形にバラバラにさ
れる。それを次段のフレーミング回路23にてオーディ
オのSYNCブロック内に詰め込まれる。この時AAU
X担当IC19は、AP1とAAUXのパックデータを
生成しタイミングを見計らって、合成回路24にてオー
ディオのSYNCブロック内の所定の場所にそれらを詰
め込む。
【0021】回路25では、AV(Audio/Vid
eo)の各ID部とPre、Postの各SYNCの生
成を行う。これと、ADATA、VDATA、SID、
SDATAは、スイッチ26によりタイミングを見て切
り換えられ、それぞれエラー訂正符号生成回路27によ
り所定のパリティが付加される。
【0022】次段のチャンネルコーダーでは、まず記録
データにかたよりが出ないように29にて乱数化を行
い、24/25変換器30により24ビットデータをあ
る約束に基づいて25ビットデータに変換する。これに
より磁気記録再生時に問題になる直流成分を取り除く。
ここではさらに図示せずもデジタル記録に適したPRI
V(パーシャルレスポンス、クラス4)のコーディング
処理(1/1−D2 )も併せて行う。
【0023】こうして得られた信号に、Audio/V
ideo、SubcodeのSYNCパターンを合成器
31にて合成する。IC33は、ITIセクターの生成
ICである。ここには、VTR全体のモード管理を行う
33なるモード処理マイコンから、APT、SP/L
P、PFの各データが与えられ、それを所定の位置には
め込んでスイッチ32に加える。スイッチ32はこれら
のデータとアンブルパターンをタイミングを見て切り換
えていく。
【0024】スイッチ40は、VTR本体の外部スイッ
チで記録、再生等を指示するスイッチ群である。このな
かにはSP/LPの記録モード設定スイッチもあり、そ
の結果はマイコン通信網を介して、メカ制御マイコン2
8や信号処理マイコン20に指示される。モード処理マ
イコン34には、MICマイコン38がつながってい
る。ここではAPMやMIC内のパックデータを生成
し、MIC接点39を介して40なるMICつきカセッ
トに与えられる。
【0025】スイッチ32により切り替えられたデータ
は、さらにスイッチ35によりヘッドの切り替えタイミ
ングに合わせて切り換えられる。そしてヘッドアンプ3
6a、36bにより増幅され、ヘッド37a、37bに
よりテープ上に記録される。以上の一連の作業は、モー
ド処理マイコン34を中心に、メカ制御マイコン28や
信号処理マイコン20と各パート担当のICとの連携動
作で行われる。
【0026】次に、図2、図3の再生側回路について説
明する。1a、1bなるヘッドから入力された微弱信号
は、ヘッドアンプ2a、2bにて増幅され、スイッチ3
にてタイミングを計って切り換えられながら、イコライ
ザー回路4に加えられる。イコライザー回路は、記録時
にテープと磁気ヘッドとの電磁変換特性を向上させるた
め、いわゆるエンファシス処理(例えばパーシャルレス
ポンスclassIV)を行っているが、その逆処理を
行うものである。イコライザー回路4の出力からクロッ
ク抽出回路5によりクロック成分を抜き出す。これを用
いて、イコライザー回路4の出力を6なるA/D変換器
を用いて、デジタル値化する。こうして得られた1ビッ
トデータをFIFO7に抽出クロックCKを用いて書き
込む。
【0027】このクロックCKは、回転ヘッドドラムの
ジッター成分を含んだ、時間的にフワフワした不安定な
信号である。しかしA/D変換する前のデータ自身もフ
ワフワしているので、サンプリングする事自体には問題
はない。ところがこれから画像データ等を抜き出す時に
は、しっかりと時間的に安定したデータになっていない
と取り出せないので、FIFOを用いて時間軸調整を行
う。つまり書き込みは不安定なクロックで行うが、読出
しは38なる水晶発振子等を用いた自励発振器39から
の安定したクロックSCKで読みだす。FIFOの深さ
としては、入力データの入力スピードよりも速く読み出
さないような余裕のあるものにする。
【0028】FIFOの各段の出力は、8なるSYNC
パターン検出回路に加えられる。ここには、スイッチ9
により各エリアのSYNCパターンがタイミング回路1
3で切り換えられて与えられる。SYNCパターン検出
回路は、いわゆるフライホイール構成になっており、一
度SYNCパターンを検出すると、それから所定のSY
NCブロック長後に再び同じSYNCパターンが来るか
どうかを見る。それが例えば3回以上正しければ真とみ
なすような構成にして、誤検出を防いでいる。FIFO
の深さは、この数分は必要である。
【0029】こうしてSYNCパターンが検出される
と、FIFOの各段の出力からどの部分を抜き出せば一
つのSYNCブロックが取り出せるか、そのシフト量が
決定されるので、それを基にスイッチ10により必要な
ビットを11なるSYNCブロック確定ラッチに取り込
む。これにより、取り込んだSYNC番号を12なる抽
出回路にて取りだし、13なるタイミング回路に入力す
る。この読み込んだSYNC番号によりトラック上のど
の位置にヘッドがいるのかが分かるので、それによりス
イッチ9やスイッチ14を切り換える。
【0030】スイッチ14は、ITIセクターの時下側
に切り替わっており、ITISYNCパターンを15に
より取り除いて、16なるITIデコーダーに加える。
ITIのエリアはコーディングして記録して有るので、
それをデコードすることにより、APT、SP/LP、
PFの各データを取り出せる。これは、セット外部の操
作キー18がつながれている、セット全体の動作モード
等を決めるモード処理マイコン17に与えられる。
【0031】モード処理マイコン17には、APM等を
管理するMICマイコン19がつながっている。MIC
付きカセット21からの情報は、MIC接点スイッチ2
0を介してこのMICマイコン19に与えられ、モード
処理マイコン17と役割分担しながら、MICの処理を
行う。セットによっては、このMICマイコンは省略さ
れ、モード処理マイコン17でMIC処理を行う場合も
ある。モード処理マイコン17は、メカ制御マイコン2
8や信号処理マイコン51と連携を取って、セット全体
のシステムコントロールを行う。
【0032】A/VセクターやSubcodeセクター
の時には、スイッチ14は上側に切り替わっている。2
2により各セクターのSYNCパターンを抜きだした
後、24/25逆変換回路23を通し、さらに24なる
逆乱数化回路に加えて、基のデータ列に戻す。こうして
取り出したデータを25なるエラー訂正回路に加える。
【0033】エラー訂正回路では、種々のストラテジー
を駆使して、エラーデータの検出、訂正を行うが、どう
しても取りきれなかったデータはERRORフラグをつ
けて出力する。各データは、スイッチ26により切り替
えられる。回路27は、A/VセクターのID部とPr
e、Postの各SYNCを担当するもので、ここでS
YNC番号、トラック番号それにPre−SYNCに格
納されていたSP/LPの各信号を抜き出す。これら
は、タイミング回路13に与えられた各種タイミングを
作り出す。
【0034】SP/LPについては、ITIから得られ
たものとの比較検討をモードマイコン17にて行う。I
TIエリアには、その中のTIAエリアに3回SP/L
P情報が書かれており、そこだけで多数決等を取って信
頼性を高める。Pre−SYNCは、オーディオ、ビデ
オにそれぞれ2SYNCづつあり、計4箇所SP/LP
情報が書かれている。ここもそこだけで多数決等を取っ
て信頼性を高める。そして最終的に両者が一致しなかっ
た場合には、ITIエリアのものを優先して採用する。
【0035】VDATAは、スイッチ29によりVid
eoデータとVAUXデータに切り分けられる。Vid
eoデータはERRORフラグと共にデフレーミング回
路30に与えられる。デフレーミング回路は、フレーミ
ングの逆変換をする所で、その中に詰め込まれたデータ
の性質を把握している。そこであるデータに取りきれな
かったエラーがあったとき、それがそのほかのデータに
どう影響を及ぼすかを理解しているので、ここで伝播エ
ラー処理を行う。これによりERRORフラグは、新た
に伝播エラーを含んだVERRORフラグとなる。当
然、エラーのデータでも画像再現上重要でないものは、
その画像データにある細工をして、エラーフラグを消し
てしまう処理も、このデフレーミング回路で行う。
【0036】画像データは、データ逆圧縮符号化部に加
えられる。つまり、31なる逆量子化回路、32なる逆
圧縮回路を通して、圧縮前のデータに戻す。次にデシャ
ッフリング33、デブロッキング34により、データを
基の画像空間配置に戻す。この実画像空間にデータを戻
して初めて、VERRORフラグを基に画像のコンシー
ルメントが可能になる。つまり、例えば常に1フレーム
前の画像データをメモリに記憶させておき、エラーとな
った画像ブロックを前の画像データで代用してしまうよ
うな処理が行われる。これは、前画像との相関性を利用
したもので、当然シーンチェンジのように全く相関の無
い場合には、ごまかしが効かない。しかしながら、最終
手段としてよく行われる方法である。
【0037】さてデシャッフリング33以降は、輝度信
号と色差信号の3系統にデータを分けて扱う。そして3
5のD/A変換器によりY、R−Y、B−Yの各アナロ
グ成分に戻される。この時のクロックは、39なる発振
回路とそれを分周器40にて分周した出力を用いる。つ
まりYは、13.5MHz、R−Y、B−Yは、6.7
5MHzまたは3.375MHzである。こうして得ら
れた3つの信号成分は、36なるY/C合成回路にて合
成され、さらに同期信号発生回路41のコンポジット同
期信号と37にて合成され、コンポジットビデオ信号と
して42から出力される。
【0038】ADATAは、スイッチ43によりAud
ioデータとAAUXデータに切り分けられる。Aud
ioデータはERRORフラグと共にデフレーミング回
路44に与えられる。デフレーミング回路は、フレーミ
ングの逆変換をする所で、その中に詰め込まれたデータ
の性質を把握している。そこであるデータに取りきれな
かったエラーがあったとき、それがそのほかのデータに
どう影響を及ぼすかを理解しているので、ここで伝播エ
ラー処理を行う。例えば、16ビットサンプリングの
時、1つのデータは8ビット単位なので、1つのERR
ORフラグは2つのデータにまたがることになる。これ
によりERRORフラグは、新たに伝播エラーを含んだ
AERRORフラグとなる。
【0039】Audioデータは、次のデシャッフリン
グ回路45により基の時間軸上に戻される。この時、先
ほどのAERRORフラグを基にオーディオデータの補
修作業を行う。つまり、オーディオにおけるエラーは即
“ブチッ”音になってしまうので、エラー直前の音で代
用する前値ホールド等の処理を行う。エラー期間があま
りに長く、ごまかしが効かない場合には、ミューティン
グ等の処理をして音そのものを止めてしまう。このよう
な処理をした後、D/A変換器46によりアナログ値に
戻し、画像データとリップシンク等のタイミングを取り
ながら、47に出力する。
【0040】さて、スイッチ29、43により切り分け
られたVAUX、AAUXの各データは、48、50な
る専用ICなどでエラーフラグも参考にしながら多数決
処理等の前処理を行う。SubcodeセクターのID
部SIDとデータ部SDATAは、49なる専用ICに
与えられ、ここでもエラーフラグも参考にしながら多数
決処理等の前処理を行う。その後、51なる信号処理マ
イコンに与えられ、最終的な読み取り動作を行う。この
時取りきれなかったエラーは、それぞれVAUXER、
SUBER,AAUXERとして信号処理マイコン51
に与えられる。48、49、50の各ICは、それぞれ
AP2、AP3、AP1の生成処理も行う。
【0041】ここでのエラー処理について補足すると、
各々のエリアにはメインエリアとオプショナルエリアが
ある。そして525本/60Hzシステムの場合には、
同じデータがメインエリアに10回書き込まれている。
従ってそのうちいくつかがエラーしていても、その他の
データで補足再現できるのでそこのERRORフラグは
もはやエラーではなくなる。ただしSubcode以外
のオプショナルエリアについてはデータは1回書きなの
で、エラーはそのままVAUXER、SUBER、AA
UXERとして残ることになる。信号処理マイコン51
は、さらに各データのパックの前後関係などから類推し
て、伝播エラー処理やデータの補修処理等を行う。こう
して判断した結果は、モード処理マイコン17に与えら
れ、セット全体の挙動を決める材料にする。
【0042】ここで本願発明においては、上述のアプリ
ケーションデータ(識別符号=APT、APn(n=
1、2、3)、APM)が図4のように規定される。す
なわちこのアプリケーションデータは図示のような階層
構造を持される。そしておおもとのアプリケーションデ
ータAPTによってトラック上のエリアの構造が規定さ
れる。さらにその各エリアにアプリケーションデータA
Pnが設けられ、これらのアプリケーションデータAP
nによって各エリアの内部のデータの構造が規定され
る。またアプリケーションデータAPMによってMIC
上のデータの構造が規定される。
【0043】このようにして、各記録再生されるデータ
の構造が規定される。なお第2階層のエリアの数はアプ
リケーションデータAPTによって規定される。また図
4の例では、トラック上のアプリケーションデータの階
層構造は2階層としたが、必要に応じてさらに下の階層
を設けることもできる。これに対してMIC上のアプリ
ケーションデータは1階層のみであって、その値はデジ
タル信号記録再生装置によりその機器のアプリケーショ
ンデータAPTと同じ値が書き込まれる。
【0044】そして上述の装置において、アプリケーシ
ョンデータAPTが“000”とされると、装置はデジ
タルVCRとされてトラックの全体の形式が図5のAの
ように定められる。すなわち図において、先頭(左)側
から、エリア0、ギャップ部G1を挟んでエリア1、ギ
ャップ部G2を挟んでエリア2、ギャップ部G3を挟ん
でエリア3が設けられ、終端にマージン部が設けられ
る。
【0045】さらにこの図において、エリア0は上述の
ITIセクターであって、同図のBに示すように、先ず
1400ビット分のアンブル部と、1830ビット分の
SSA(Start−Sync block Are
a)部及び90ビット分のTIA部、さらに280ビッ
ト分のアンブル部が設けられる。この後に625ビット
分のギャップG1が設けられる。
【0046】ここでSSA部には、1830ビットが6
1のブロックに分けられて、それぞれ30ビットのブロ
ックには0〜60の数値が順番に設けられる。これによ
ってこのブロックの一つでも再生されることでトラック
上のヘッドの位置が検出され、インサート時のタイミン
グが形成される。
【0047】またTIA部には、同図のCに示すよう
に、先ず10ビットの同期部と、8ビットの第1のデー
タ部、2ビットのダミーデータ部、8ビットの第2のデ
ータ部、2ビットのダミーデータ部からなる計30ビッ
トのTIAデータが3回繰り返し設けられる。なお第1
のデータ部の内に、アプリケーションデータAPTが2
回設けられる。また第2のデータ部の内に、トラック幅
を定めるデータSP/LPとパイロットフレームPFが
2回ずつ設けられる。
【0048】またエリア1は、上述のアプリケーション
データAP1が“000”とされるとオーディオデータ
の記録エリアとされる。すなわちエリア1の先頭には5
00ビット分のアンブル部(ランアップ)が設けられ
る。これに続いて同期信号2バイト、ID信号3バイ
ト、データ信号77バイト、インナーパリティ8バイト
の計90バイトからなる同期ブロックが14個設けられ
る。この後に550ビット分のアンブル部(ガードエリ
ア)が設けられる。さらにこの後に700ビット分のギ
ャップG2が設けられる。
【0049】ここで14個の同期ブロックは並べると図
6のAに示すようになる。この内データ信号77バイト
は最初の9個の同期ブロックにおいて前半の5バイトが
AAUX信号、残りがオーディオデータとされる。また
最後の5個の同期ブロックのデータ信号77バイトはア
ウターパリティとされる。なお上述の計90バイトから
なる同期ブロック14個のデータは、24/25変換に
よって全体で10500ビットとされる。
【0050】またこの14個の同期ブロックの前後に
は、図中に示すように、その前側(ランアップの末尾)
に2ブロックの前同期の信号と、後側(ガードエリアの
先頭)に1ブロックの後同期の信号が設けられる。これ
らの前同期及び後同期の信号はそれぞれ同期信号2バイ
ト、ID信号3バイト、データ信号1バイトからなって
いる。そして前同期の信号のデータ信号にはデータSP
/LPが設けられる。また後同期の信号のデータ信号は
ダミーデータとされる。
【0051】さらにID信号の構成は図6のBに示すよ
うになる。すなわち前同期及び後同期の信号の各ID信
号の1番目のバイト(ID0)のMSB側の3ビットに
アプリケーションデータAP1が設けられる。また上述
のアウターパリティの5個の同期ブロックの各ID信号
の1番目のバイトのMSB側の3ビットにもアプリケー
ションデータAP1が設けられる。またAAUX信号及
びオーディオデータの9個の同期ブロックの各ID信号
の1番目のバイトのMSB側の4ビットにはシーケンス
番号のデータSEQが設けられる。なお前同期、後同期
の信号及びアウターパリティの各ID信号の1番目のバ
イトのMSB側の4ビット目にはシーケンス番号のLS
Bが設けられる。
【0052】また前同期及び後同期の信号を含む17個
の同期ブロックの各ID信号の1番目のバイトのLSB
側の4ビットにはフレーム内のトラック番号のデータT
RKが設けられる。さらに17個の同期ブロックの各I
D信号の2番目のバイト(ID1)にはトラック中の同
期ブロック番号のデータSNCが設けられる。なお同期
ブロック番号は、前同期及び後同期の信号を含めて#0
〜#16(後述するビデオデータの記録エリアも連続し
て#0〜#168)の数値が設けられる。なお各ID信
号の3番目のバイト(IDP)は1番目及び2番目のバ
イトのインナーパリティとされる。
【0053】さらにエリア2は、上述のアプリケーショ
ンデータAP2が“000”とされるとビデオデータの
記録エリアとされる。すなわちエリア2の先頭には50
0ビット分のアンブル部(ランアップ)が設けられる。
これに続いて同期信号2バイト、ID信号3バイト、デ
ータ信号77バイト、インナーパリティ8バイトの計9
0バイトからなる同期ブロックが149個設けられる。
この後に975ビット分のアンブル部(ガードエリア)
が設けられる。さらにこの後に1550ビット分のギャ
ップG3が設けられる。
【0054】ここで149個の同期ブロックは並べると
図7のAに示すようになる。この内データ信号77バイ
トは最初の1、2番目の同期ブロック(#19、#2
0)と途中の138番目の同期ブロック(#156)に
おいてVAUX信号され、その間の135個の同期ブロ
ック(#21〜#155)がビデオデータとされる。ま
た139番目以降の11個の同期ブロック(#157〜
#167)のデータ信号77バイトはアウターパリティ
とされる。なお上述の計90バイトからなる同期ブロッ
ク149個のデータは、24/25変換によって全体で
111750ビットとされる。
【0055】またこの149個の同期ブロックの前後に
は、上述のオーディオデータの記録エリアと同様の前同
期及び後同期の信号が設けられる。またこれらの前同期
及び後同期の信号と149個の同期ブロックには、それ
ぞれデータSP/LP及びダミーデータが設けられる。
さらにID信号の1番目及び2番目のバイト(ID0、
ID1)には図7のBに示すように、アプリケーション
データAP2、シーケンス番号のデータSEQ、フレー
ム内のトラック番号のデータTRK、トラック中の同期
ブロック番号のデータSNCが設けられる。なお同期ブ
ロック番号はビデオデータの記録エリアでは17〜16
8の数値が設けられる。
【0056】さらにエリア3は、上述のアプリケーショ
ンデータAP3が“000”とされるとサブコードの記
録エリアとされる。すなわちエリア3の先頭には120
0ビット分のアンブル部(ランアップ)が設けられる。
これに続いて同期信号2バイト、ID信号3バイト、デ
ータ信号5バイト、インナーパリティ2バイトの計12
バイトからなる同期ブロックが12個設けられる。この
後に1200ビット分のアンブル部(ガードエリア)が
設けられる。
【0057】ここで12個の同期ブロック(S#0〜S
#11)は並べると図8に示すようになる。この内デー
タ信号12バイトは、3個の同期ブロックごとに交互に
定められたデータのメインエリアと、使用者が任意に定
められるデータのオプショナルエリアとされる。なおメ
インエリアにはタイムコード、記録日時等のデータが記
録される。またデータのメインエリアとオプショナルエ
リアは、図中に示すようにビデオデータの1フレームを
構成する2つのフィールドで逆の配置となるようにされ
る。
【0058】またID信号の構成は図9に示すようにな
る。すなわち図9において、1番目のバイト(ID0)
のMSB側から、1ビットが上述の1フレームを構成す
る2つのフィールドを判別する識別信号とされる。また
次の3ビットが1番目と7番目の同期ブロックでアプリ
ケーションデータAP3のエリアとされ、12番目の同
期ブロックでアプリケーションデータAPTのエリアと
される。また残りの同期ブロックでは3ビットがインデ
ックスI、スキップS、静止画再生を行うためのピクチ
ャーフォトP等のTAGデータのエリアとされる。
【0059】さらに1番目のバイトのLSB側の4ビッ
トと、2番目のバイト(ID1)のMSB側の4ビット
の計8ビットにおいて、テープの記録始端からの絶対ト
ラック番号が設けられる。この絶対トラック番号は3個
の同期ブロックを一まとめにして、計24ビットが23
ビットの2進値と1ビットのブランクフラグBFで構成
される。この絶対トラック番号が1トラックに4回同じ
データで繰り返し設けられる。
【0060】また2番目のバイトのLSB側の4ビット
にはトラック内の同期ブロック番号(0〜11)のデー
タSNCが設けられる。なおID信号の3番目のバイト
(IDP)は1番目及び2番目のバイトのインナーパリ
ティとされる。なお上述の計12バイトからなる同期ブ
ロック12個のデータは、24/25変換によって全体
で1200ビットとされる。
【0061】またカセットハーフ39に設けられるMI
C41には、上述のアプリケーションデータAPMが
“000”とされると、図10に示すようなデータ構造
が規定される。すなわち図10において、アドレス「0
000」の1バイトのMSB側の3ビットにアプリケー
ションデータAPMが設けられ、LSB側の5ビットに
は、基本的なカセットの識別信号(BCID)が設けら
れる。なおこの識別信号(BCID)としては、テープ
厚、テープ種別、テープグレード等の、例えば8ミリV
CRのレコグニションホールと同等の内容が設けられ
る。
【0062】さらにアドレス「0001」以降の各記憶
領域は、後述する5バイトずつのパック構造とされ、例
えばカセットID、テープ長、タイトルエンドの各デー
タのパックが順次設けられる。またこれらの基本パック
の後には、追加パックが設けられる。そしてこのカセッ
トIDのパックには、上述の識別信号(BCID)のテ
ープ厚より具体的なテープの厚さの値と、MIC41の
メモリ情報が設けられる。またテープ長のパックには、
テープメーカーによりそのカセットのテープ長をトラッ
ク本数で表現した値が設けられる。さらにタイトルエン
ドのパックには、記録最終位置の情報が絶対トラック番
号で記憶される。これによってカセットを装置に挿入す
るだけで、テープ残量を直ちに計算することができる。
またカメラ一体型VCRで途中再生後に記録最終位置に
戻る場合や、タイマー予約時に良好な使い勝手を提供で
きる。
【0063】こうして上述のデジタル信号記録再生方法
によれば、トラック中の記録信号の基準位置を判別する
ためのエリアに付加される識別符号にて、記録再生され
るトラック全体のデータの構造が規定される。また各信
号エリアに付加される個別の識別符号にて、それぞれ各
信号エリアのデータの構造が規定される。これによって
同じメカ、同じサーボシステムでトラック全体にわたり
全く異なったデータを記録再生する商品が共存できる。
さらに各信号エリア毎に全く異なるデータを記録再生す
ることも可能となる。従って、真の意味でのデジタルプ
ラットフォームマシンを実現でき、種々雑多なデータを
一台のマシンに集約して処理することが可能になるもの
である。
【0064】さらに上述のデジタル信号記録再生方法に
よれば、アプリケーションデータAPTが“000”と
されたときに、オーディオデータを補助するAAUX信
号、ビデオデータを補助するVAUX信号、サブコード
のデータ信号、MIC41のアドレス「0001」以降
の各記憶領域が、以下に述べる共通のパック構造で記述
される。
【0065】すなわち1つのパックは図11に示すよう
に5バイトで構成され、先頭の1バイトがヘッダー、残
りの4バイトがデータとされる。またパックはデータグ
ループの最小単位を意味し、それぞれのパックは関連す
るデータを集めて構成される。さらにヘッダーの1バイ
ト(=8ビット)は、MSB側の4ビットとLSB側の
4ビットに分けられ、それぞれ上位ヘッダー、下位ヘッ
ダーとして図12に示すように2階層の階層構造とされ
る。なおデータのビットアサインによってさらに下の階
層まで拡張することもできる。
【0066】この階層化により、パックの内容は明確に
系統立てられ、その拡張も容易になる。そしてこの上位
ヘッダー、下位ヘッダーによる256の空間は、図13
に示すように唯一のパックヘッダー表として、その各パ
ックの内容と共に準備される。すなわちこのパックヘッ
ダー表によって各AAUX信号、VAUX信号、サブコ
ードのデータ信号、MIC41のアドレス「0001」
以降の各記憶領域が支配される。なおパック構造は上述
のように5バイトの固定長を基本とするが、唯一の例外
として、MIC41内に文字データを記述するときは、
限られたメモリを有効に利用するために別に規定する可
変長のパック構造を用いる。
【0067】そこでオーディオデータを補助するAAU
X信号は、上述の各同期ブロックごとに5バイトが設け
られており、この5バイトを1パックとしてデータが構
成される。従って1トラック当たり9パック(0〜8)
が構成され、例えばNTSCの1フレームを構成する1
0トラックのパックのみを抜き出して並べると、図14
に示すようになる。そしてこの図14において、50〜
55の数字の付されたパックは基本パックであって、こ
れらのパックにはそれぞれ図15に示すような基本のデ
ータが設けられる。
【0068】すなわち上述の50〜55の数字は、それ
ぞれパックヘッダーの値(16進数)を示している。そ
こでパックヘッダー値50は信号源を示すパックであっ
て、このパックにはサンプリング周波数、量子化ビット
数、チャンネル数、ステレオの形式等のデータが設けら
れる。またパックヘッダー値51は信号源制御を示すパ
ックであって、このパックには記録モード等のデータが
設けられる。なお記録モードのデータは値を“00”と
したときにはエリア内のデータの全てが無効データとさ
れる。
【0069】さらにパックヘッダー値52は記録日付を
示すパックであって、このパックには年、月、週、日及
び時差のタイムゾーン等のデータが設けられる。またパ
ックヘッダー値53は記録時間を示すパックであって、
このパックには記録時間の時、分、秒、フレーム等のデ
ータが2桁の数値で設けられる。またパックヘッダー値
54はバイナリーグループを示すパックであって、この
パックには1〜8番のバイナリーの数値が設けられる。
さらにパックヘッダー値55は未定義のパックとされ
る。
【0070】このようにしてAAUX信号の基本パック
が設けられる。なおこれらの基本パックにはサンプリン
グ周波数、量子化ビット数等のオーディオデータの再生
に必須の項目が含まれており、極めて重要なデータであ
ることから、同じパックを各トラックに繰り返し設け
て、データの保護を強化している。また基本パックの位
置をトラックごとに変えることで、テープトランスポー
トにありがちな横方向の傷や、片チャンネルクロッグの
ような事故に対しても、基本パックのデータが確実に再
現できるようにされている。
【0071】さらに上述の基本パックを除いた残りのパ
ックは、a、b、c・・・のように基本パックを抜かし
て順に繋げて追加パックとされる。この追加パックはN
TSCの1フレームで30パック、PALの1フレーム
で36パック設けられ、上述のヘッダー表から任意のも
のが選ばれて設けられる。すなわち例えばオーディオデ
ータを任意のチャプターやパートに分けた番号や、その
タイトルのテキストデータなどが設けられる。
【0072】またこの追加パックは、共通のコモンオプ
ション(例えば文字データ)と、各メーカーが独自に定
められるメーカーズオプションからなる。これらは追加
(オプション)なので、その片方または両方がない場合
もある。コモンオプションとメーカーズオプション、あ
るいは基本パックとメーカーズオプションの間は、メー
カーコードパックの出現によって区切られ、それ以降が
メーカーズオプションとされる。
【0073】さらにビデオデータを補助するVAUX信
号は、上述の各同期ブロックごとに77バイトが設けら
れている。そこで図16に示すようにこれらのバイトを
5バイトずつに区切って、それぞれ1パックとしてデー
タが構成される。従って1トラック当たり45パック
(0〜44)が構成され、残りの2バイトは未定義とさ
れる。これらの45パックを、例えばNTSCの1フレ
ームを構成する10トラックのパックのみを抜き出して
並べると、図17に示すようになる。そしてこの図17
において、60〜65の数字の付されたパックは基本パ
ックであって、これらのパックにはそれぞれ図18に示
すような基本のデータが設けられる。
【0074】すなわち上述の60〜65の数字は、それ
ぞれパックヘッダーの値(16進数)を示している。そ
こでパックヘッダー値60は信号源を示すパックであっ
て、このパックにはテレビジョン方式、画面のアスペク
ト比、放送チャンネル(3桁)、フィールド周波数等の
データが設けられる。またパックヘッダー値61は信号
源制御を示すパックであって、このパックには記録モー
ド等のデータが設けられる。なお記録モードのデータは
値を“00”としたときにはエリア内のデータの全てが
無効データとされる。
【0075】さらにパックヘッダー値62は記録日付を
示すパックであって、このパックには年、月、週、日及
び時差のタイムゾーン等のデータが設けられる。またパ
ックヘッダー値63は記録時間を示すパックであって、
このパックには記録時間の時、分、秒、フレーム等のデ
ータが2桁の数値で設けられる。またパックヘッダー値
64はバイナリーグループを示すパックであって、この
パックには1〜8番のバイナリーの数値が設けられる。
さらにパックヘッダー値65はテレテキスト(クローズ
ドキャプション)のパックであって、それぞれ第1及び
第2フィールドの第21走査線に設けられるクローズド
キャプションデータの上位バイト及び下位バイトのデー
タが設けられる。
【0076】このようにしてVAUX信号の基本パック
が設けられる。なおこれらの基本パックにはテレビジョ
ン方式、画面のアスペクト比等のビデオデータの再生に
必須の項目が含まれており、極めて重要なデータである
ことから、同じパックを各トラックに繰り返し設けて、
データの保護を強化している。また基本パックの位置を
トラックごとに変えることで、テープトランスポートに
ありがちな横方向の傷や、片チャンネルクロッグのよう
な事故に対しても、基本パックのデータが確実に再現で
きるようにされている。
【0077】さらに上述の基本パックを除いた残りのパ
ックは、a、b、c・・・のように基本パックを抜かし
て順に繋げて追加パックとされる。この追加パックはN
TSCの1フレームで390パック、PALの1フレー
ムで468パック設けられ、上述のヘッダー表から任意
のものが選ばれて設けられる。なおこの追加パックの扱
い方は、上述のオーディオデータのAAUX信号の場合
と同様である。
【0078】またサブコードのデータ信号は、上述の各
同期ブロックごとに5バイトが設けられており、この5
バイトを1パックとしてデータが構成される。従って1
トラック当たり12パック(0〜11)が構成され、例
えばNTSCの1フレームを構成する10トラックのパ
ックのみを抜き出して並べると、図19に示すようにな
る。
【0079】そしてこの図19において、A〜Eの大文
字の付されたパックは基本パックであって、これらのパ
ックにはタイムコード、記録日時等の基本のデータが設
けられる。なおこれらの基本パックは、図示のように繰
り返し設けてデータの保護が行われると共に、高速サー
チ時にも読み出されるようにして、上述の基本のデータ
を用いたパックサーチが行われるようにされる。またa
〜lの小文字の付されたパックは追加パックであるが、
この追加パックについても図示のように同じデータのパ
ック(同じ文字で示す)を繰り返し設けてデータの保護
が行われる。
【0080】さらにMIC41のアドレス「0001」
以降の各記憶領域は、上述のように5バイトずつのパッ
ク構造とされ、上述のカセットID、テープ長、タイト
ルエンドの各データのパックが順次設けられる。またこ
れらの基本パックの後には、追加パックが設けられる。
そしてこの追加パックには、上述のように5バイトの固
定長のパックの他に、文字データを記述するときは限ら
れたメモリを有効に利用するために別に規定する可変長
のパック構造が用いられる。なおこの可変長のパック構
造は、可変長の始端を示すパックと、終端を示すパック
を用いて規定される。
【0081】以上のような、デジタルビデオ信号をDC
T変換や可変長符号化し、回転ヘッドにより磁気テープ
に記録するようにした民生用のデジタルVTRでは、ビ
デオ部の圧縮後の記録レートは、標準記録モードで約2
5Mbpsとされている。一方、DCT変換や可変長符
号化、それに動き補償を組み合わせた高能率符号化方式
により、HDTV信号を圧縮し、さらにはオーディオ信
号も圧縮して、地上波を使って送信する全デジタル方式
のHDTV放送(以後ATV*Advanced T
V)が提案されている。このようなATV信号として
は、種々の方式が提案されているが、その伝送レートは
ビデオ、オーディオ込みで高々20Mbps程度になる
ことが報じられている。
【0082】従ってこのようなATV放送を本実施例に
おけるVTRで記録再生するためには、Videoの領
域として割り当てられているArea2のApplic
ation ID(AP2)の値を新たに000以外の
ものに設定し、記録再生すればよい。この場合、Aud
ioやSubcodeのエリアは従来のままでよい。
【0083】ところがATV信号方式の中には、伝送レ
ートが25Mbpsを越えるようなものが出現する可能
性がある。この場合にはもはやVideoの領域として
割り当てられているArea2には収まりきらないの
で、例えばAudioの領域Area1の部分も用い
る。この時は、大本のAPTをそのままで、新たにAr
ea1のApplication ID(AP1)の値
を000以外のものに設定して用いる。この方式の利点
は、標準記録モードの回路をそのまま流用し、単に入力
信号の切り替えだけで済む点にある。
【0084】しかしながら、この方法では同じ性質のデ
ータに対し、2つの異なった積符号構成でデータを保護
する形となり、画像再現の信頼性や変速再生時での取り
込み等で、種々の問題がある。それが許容できないレベ
ルの商品を作る場合には、大本のAPTを000以外の
ものに設定し、トラックフォーマット自体を変えてしま
うのが望ましい。新たにその記録レートに見合った積符
号構成を設計して、データを保護する。この場合も、標
準記録モードでのSubcodeセクターの位置はその
ままにておけば、これに関するICやマイコンソフト類
はそのまま流用できる。
【0085】以上の話を整理して図示してみる。図20
がそれである。まずAPT=000のトラックフォーマ
ットで記録再生する場合。 標準記録モード AP1=000,AP2=000,AP3=000 ATV記録モード(25Mbps以下) AP1=000,AP2=001,AP3=000 ATV記録モード(25Mbpsを越える場合) AP1=002,AP2=002,AP3=000 次に、APTを変えて記録再生する場合。 ATV記録モード AP1=000,AP2=000
【0086】ATV放送は、いわゆるパケット構造で伝
送される。図21がその例である。パケットの先頭に
は、サービスタイプが設けられている。これは、このパ
ケットの属性を示すIDで、例えば、00hならビデオ
パケット、01hならオーディオパケット、02hなら
AUXパケットである。このサービスデータの後ろにそ
れぞれのデータが続き、さらにデータ保護のためのパリ
ティがつく。このパケットが図22のように、混在され
た形で変調されて電波に乗ってくる。
【0087】次にこのATV放送を記録再生するVTR
の具体的な回路例について述べる。ここでは、図1、図
2、図3で説明したベースバンド記録再生方式のVTR
との共存回路を説明する。ATV単独のVTRの場合に
は、ベースバンド記録再生に関する部分を削除すればよ
い。図23にATV VTRの記録側回路、図24に再
生側回路を示す。
【0088】まず記録側回路。この例は、APT=00
0でArea2に記録する、レートが25Mbps以下
の共存回路である。図23に於てA1なるATV用アン
テナで捕らえられたATV電波信号は、A2なるATV
受信回路により所望のチャンネルを選択される。これを
A3なるATV復調部により図21のようなパケット単
位に抜き出す。これをA4なるエラー訂正回路でエラー
検出訂正を行う。確定したパケットデータからサービス
データを抜き出し、この情報を基にスイッチA6を切り
換える。スイッチA13a、A13b、A13cは、記
録時には上側に切り替わっている。
【0089】AUXパケットの場合には、スイッチA6
は上側に、ビデオ/オーディオパケットの場合は下側に
切り替わる。AUXパケットはA8なるAUXデコーダ
にてデコードされる。この時、エラー訂正回路A4にて
取りきれなかったエラーATVERは、このデコーダに
反映される。ビデオ/オーディオパケットの場合には、
さらにスイッチA7にて切り換えられ、ビデオデコーダ
A9、オーディオデコーダA10にて復号される。この
時もATVのルールに基づいたエラー対策が行われる。
この復号出力は、モニターTVに送られ受信音声画とし
て再生される。
【0090】VTRに記録するときは、ビデオ/オーデ
ィオ共にデコードせずに記録再生するのが効率的にも画
質的にも優れている。従ってパケット構造のまま記録再
生することになる。そうであるならば、ビデオ/オーデ
ィオのパケットはエラー訂正回路など通さずに記録して
も良さそうであるが、電波として伝送された時に起こっ
たエラーと電磁変換系を通ったことによるエラーが多重
され、少なくとも悪い方向になることは明白なため、A
TVチューナー側で訂正できるエラーについてはあらか
じめ直しておいた方が得策である。
【0091】記録バッファ回路11は、フレーミング回
路11に詰め込むタイミング調整のためのものである。
ここへは、ATVERは入力されない。ビデオ/オーデ
ィオのパケットデータは、訂正できるエラー以外はエラ
ーのままで記録再生される。その処理は、再生時に最終
的に入力されるビデオ/オーディオデコーダに委ねる。
スイッチ12は、加算器回路16への入力切り替えでモ
ード処理マイコン34によって切り換えられ、標準モー
ドの時下側、ATV記録の時は上側になる。
【0092】AUXデコーダA8の出力は、信号処理マ
イコン20に加えられ、APT=000での決まりに基
づいたVAUXのエリアに、パック構造で編集されて記
録される。この時、VAUX用のIC17はATVのA
UX格納用に働き、AP2の値は、図20の例のように
001とする。
【0093】オーディオを図20のエリア1へ、ビデオ
をエリア2に記録する場合は、図23のスイッチA7の
後段から各々バッファ回路を通してタイミング調整をし
た後、オーディオ/ビデオのフレーミング回路に入力す
る。レートが25Mbpsを越える場合には、新たに専
用のエラー訂正符号回路が必要になる。その出力を図2
3のチャンネルコーダーにスイッチで切り換えて入力す
る。
【0094】次に図24の再生側回路について説明す
る。テープを再生し、ITIのチャンネルデコーダーか
らAPT情報をモード処理マイコン17が受け取る。こ
れを判断して、図20のどのタイプの記録かを判断す
る。ここでは、APT=000でArea2に記録す
る、レートが25Mbps以下の共存回路を示す。再生
モードなので、スイッチA13a、A13b、A13c
は下側に切り替わっている。
【0095】エラー訂正回路25により訂正されたデー
タは、スイッチ26により切り換えられ、エリア2のデ
ータはVDATAとしてスイッチ29に入力される。こ
こでビデオデータとVAUXデータに切り分けられる。
VAUX用IC48は、AP2を復元する。AP2は、
信号処理マイコン51を介して、モード処理マイコン1
7に伝えられる。ここで、AP2=001の時には、エ
リア2にATVデータが入っているので、標準記録モー
ド用のデフレーミング30以降の回路動作を止める。
【0096】その後あらかじめAP2を検出判断するま
での時間、エリア2のデータを貯めこんでいた再生バッ
ファ回路A14の出力がアクティブになる。ここにはビ
デオデータ専用SYNCブロックのデータと、そのデー
タに対するERRORフラグが貯えられている。再生バ
ッファ回路A14のデータは、サービスタイプ抽出回路
A5にも加えられ、ここでオーディオパケットかビデオ
パケットの判断をする。それによりスイッチA7を切り
換える。サービスタイプ抽出回路A5がA4からのパケ
ットを判断するのか、A14からのものを判断するのか
は、モード処理マイコン17からの指示に従う。
【0097】ビデオデコーダA9、オーディオデコーダ
A10には、それぞれのパケットデータの他に再生時に
発生したエラーデータも入力される。まずこれを基に各
デコーダは、そのエラーがどこにどのように影響を及ぼ
すかを判断し、伝播エラー処理を行う。その後で記録時
に電波として伝送された時に起こったエラーで取りきれ
なかったエラーを図21のパリティを用いて検出する。
以上のエラーデータは、ATVの処理ルールに基づいて
処置する。このようにして、ビデオ/オーディオの各デ
ータが復元される。
【0098】ここでは、本来あったAUXパケットは存
在しない。記録時にその内容を分解して、VAUXエリ
アの中にパック構造として編集し直してからテープ上に
記録するからである。再生時には、その内容を読み取っ
て処理をするので、わざわざAUXパケットに組み直す
必要はない。
【0099】オーディオを図20のエリア1へ、ビデオ
をエリア2に記録する場合は、図24のスイッチA7の
後段に、各々再生バッファ回路を通してタイミング調整
をしてから入力する。レートが25Mbpsを越える場
合には、新たにそれ用のエラー訂正符号回路が必要にな
る。その出力を再生バッファ回路A14に入力する。
【0100】
【発明の効果】この発明のデジタル信号記録再生方法に
よれば、トラック中の記録信号の基準位置を判別するた
めのエリアに付加される識別符号にて、記録再生される
トラック全体のデータの構造が規定される。また各信号
エリアに付加される個別の識別符号にて、それぞれ各信
号エリアのデータの構造が規定される。これによって同
じメカ、同じサーボシステムでトラック全体にわたり全
く異なったデータを記録再生する商品が共存できる。さ
らに各信号エリア毎に全く異なるデータを記録再生する
ことも可能となる。従って、真の意味でのデジタルプラ
ットフォームマシンを実現でき、種々雑多なデータを一
台のマシンに集約して処理することが可能になるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタル信号記録再生方法の適用
されるデジタルVCRの記録系の一例の構成図である。
【図2】本発明によるデジタル信号記録再生方法の適用
されるデジタルVCRの再生系の一例の構成図である。
【図3】本発明によるデジタル信号記録再生方法の適用
されるデジタルVCRの再生系の一例の構成図である。
【図4】本発明によるアプリケーションデータの構造の
説明のための略線図である。
【図5】その説明のためのトラック上のエリアの構造の
一例を示す略線図である。
【図6】その説明のためのオーディオデータの記録エリ
アの一例を示す略線図である。
【図7】その説明のためのビデオデータの記録エリアの
一例を示す略線図である。
【図8】その説明のためのサブコードの記録エリアの一
例を示す略線図である。
【図9】その説明のためのサブコードの記録エリアの一
例を示す略線図である。
【図10】その説明のためのメモリの記憶データの一例
を示す略線図である。
【図11】パックの構造の説明のための略線図である。
【図12】パックのヘッダーの階層構造の説明のための
略線図である。
【図13】パックヘッダー表の説明のための略線図であ
る。
【図14】AAUX信号のパックの説明のための略線図
である。
【図15】その説明のためのパックデータの一例を示す
略線図である。
【図16】VAUX信号の1トラックのパックの説明の
ための略線図である。
【図17】VAUX信号の1フレームのパックの説明の
ための略線図である。
【図18】その説明のためのパックデータの一例を示す
略線図である。
【図19】サブコードのデータ信号のパックの説明のた
めの略線図である。
【図20】ATVの記録の説明のための図である。
【図21】ATVの記録の説明のための図である。
【図22】ATVの記録の説明のための図である。
【図23】ATVの記録の説明のための図である。
【図24】ATVの記録の説明のための図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 チューナー 3a、3b スイッチ 4 外部アナログビデオ入力 5 外部アナログオーディオ入力 6 Y/C分離回路 7a、7b、7c LPF(Low Pass Fil
ter) 8a、8b、8c A/D変換回路 9 ブロック化回路 10 シャフリング回路 11 同期分離回路 12 PLL(Phase Locked Loop)
回路 13 分周器 14 データ圧縮符号化部 15 フレーミング回路 16 合成器 17、18、19 IC回路 20 信号処理用のマイクロコンピュータ 21 A/D変換回路 22 シャッフリング回路 23 フレーミング回路 24 合成器 25 信号生成回路 26 スイッチ 27 エラー訂正符号生成回路 28 機構制御用のマイクロコンピュータ 29 乱数化回路 30 24/25変換回路 31 合成器 32 スイッチ 33 ITIセクターの生成用IC 34 モード処理用のマイクロコンピュータ 35 スイッチ 36a、36b ヘッドアンプ 37a、37b ヘッド 38 MIC処理用のマイクロコンピュータ 39 MIC接点 40 スイッチ 41 MIC(Memory In Cassett
e)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−234263(JP,A) 特開 平5−210917(JP,A) 特開 平5−144189(JP,A) 特開 平5−101618(JP,A) 特開 平4−315398(JP,A) 特開 平3−296974(JP,A) 特開 平3−119574(JP,A) 特開 平3−80470(JP,A) 特開 平1−8554(JP,A) 特開 平1−8555(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 27/10 - 27/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つまたは複数のデジタル信号またはア
    ナログ信号を符号化した信号を所定量ごとに記録媒体上
    のトラックの1つまたは複数の信号記録エリアとして記
    録再生するデジタル信号記録再生方法において、上記トラックに設けられる上記信号記録エリアの数を選
    定する第一の識別信号と、 上記信号記録エリア毎にそのデータ長及び同期ブロック
    長を選定する第二の識別信号とを設定し、 上記信号記録エリアに信号を記録するとき上記信号記録
    エリアの一つを 上記トラック中記録信号の基準位置を
    判別するための同期エリアとして規定し、 上記 同期エリアに上記第一の識別信号付加するととも
    に上記信号記録エリア毎に上記第二の識別信号を付加
    し、 上記第一及び第二の 識別符号にて上記トラック及び上記
    信号記録エリアの構造が規定されるようにしたことを特
    徴とするデジタル信号記録再生方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタル信号記録再生方
    法において、 上記記録媒体に付属するメモリ手段が設けられ、 このメモリ手段内の特定の場所に第三の識別符号を付加
    上記第三の 識別符号にて上記メモリ手段内に設けられる
    信号の構造が規定されるようにしたことを特徴とするデ
    ジタル信号記録再生方法。
  3. 【請求項3】 1つまたは複数のデジタル信号またはア
    ナログ信号を符号化した信号を所定量ごとに記録媒体上
    のトラックの1つまたは複数の信号記録エリアとして記
    録再生するデジタル信号記録再生装置において、 上記トラックに設けられる上記信号記録エリアの数を選
    定する第一の識別信号を生成する手段と、 上記信号記録エリア毎にそのデータ長及び同期ブロック
    長を選定する第二の識別信号を生成する手段とを備え、 上記信号記録エリアに信号を記録するとき上記信号記録
    エリアの一つを上記トラック中の記録信号の基準位置を
    判別するための同期エリアとして規定し、 上記同期エリアに上記第一の識別信号を付加するととも
    に上記信号記録エリア毎に上記第二の識別信号を付加
    し、 上記第一及び第二の識別符号にて上記トラック及び上記
    信号記録エリアの構造を規定することを特徴とするデジ
    タル信号記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデジタル信号記録再生装
    置において、 上記記録媒体に付属するメモリ手段が設けられ、 このメモリ手段内の特定の場所に第三の識別符号を付加
    し、 上記第三の識別符号にて上記メモリ手段内に設けられる
    信号の構造を規定することを特徴とするデジタル信号記
    録再生装置。
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