JP3519974B2 - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP3519974B2
JP3519974B2 JP04948399A JP4948399A JP3519974B2 JP 3519974 B2 JP3519974 B2 JP 3519974B2 JP 04948399 A JP04948399 A JP 04948399A JP 4948399 A JP4948399 A JP 4948399A JP 3519974 B2 JP3519974 B2 JP 3519974B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージ機の施
療指の動作に関するものであり、具体的には、施療指に
よるマッサージ効果をより高めることのできるマッサー
ジ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被施療者の肩、腰等の患部にマッ
サージを施す椅子型やベッド型のマッサージ機が知られ
ている。この種装置では、被施療者の背中が当る背当り
部の内部に一対の施療指を有するマッサージユニットを
具えており、該施療指を上下方向や横方向に往復移動さ
せて、患部の揉みマッサージや叩きマッサージを行なっ
たり、マッサージユニットを背当り部の長手方向に往復
移動させるモータにより昇降運動させて、首筋から腰方
向へローリングマッサージを行なっている。
【0003】被施療者へのマッサージ効果を高めるため
に、出願人は、特開平10−99392号公報にて、マ
ッサージユニットの昇降動作の開始と、施療指の接近動
作の開始をほぼ同時に行なって、施療指の軌跡がX字型
やZ字型となるように制御して、被施療者の背中全体に
ほぼ均一なマッサージを行なうマッサージ機を開示して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、凝りの
強い部分は、首筋よりの部分であることが多いため、特
に首筋よりの部分を強調したマッサージを行なうことが
求められている。
【0005】本発明の目的は、さらにバリエーションに
富んだメリハリのある効果的なマッサージを施すことの
できるマッサージ機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のマッサージ機(10)は、一対の施療指(40)(4
0)と、該施療指(40)(40)の間隔を広狭方向に往復移動さ
せる揉み手段(50)を搭載したマッサージユニット(30)
と、該マッサージユニット(30)を被施療者の背中が当る
椅子(11)、ベッド等の背当り部(13)の長手方向に沿って
昇降移動させる昇降手段(20)とを具え、揉み手段(50)と
昇降手段(20)は、制御手段(70)によって制御されるマッ
サージ機において、制御手段(70)は、揉み手段(50)を作
動して施療指(40)(40)を接近離間させ、施療指(40)(40)
が最も離れたときに、昇降手段(20)がマッサージユニッ
ト(30)の下降方向の移動を開始し、施療指(40)(40)の幅
が接近する間に所定の間隔に達したときに、昇降手段(2
0)がマッサージユニット(30)の下降移動を停止して上昇
方向の移動を開始し、施療指(40)(40)が最も接近したと
きに、昇降手段(20)がマッサージユニット(30)の上昇移
動を停止するように制御する。また、上記とは逆に、施
療指(40)(40)が最も接近したときに、昇降手段(20)によ
るマッサージユニット(30)の下降方向の移動を開始し、
施療指(40)(40)の幅が離間する間に所定の間隔に達した
ときに、昇降手段(20)がマッサージユニット(30)の下降
方向の移動を停止して上昇方向の移動を開始し、施療指
(40)(40)が最も離れたときに、昇降手段(20)のマッサー
ジユニット(30)の上昇動作を停止するように制御しても
よい。なお、上述の施療指(40)(40)の幅について、「最
も離れた」又は「最も接近した」とは、厳密に最も離間
又は接近した状態を意味するのではなく、多少ずれてい
てもよい。
【0007】制御手段(70)は、揉み手段(50)の作動速度
を、施療指(40)(40)の幅が所定の間隔よりも広くなった
ときに第1の揉み速度とし、施療指(40)(40)の幅が所定
の間隔よりも狭くなったときには第1の揉み速度よりも
低速の第2の揉み速度に制御するようにしてもよい。
【0008】また、マッサージユニット(30)には、制御
手段(70)によって制御され、施療指(40)(40)を上下方向
に往復移動させる叩き手段(60)を搭載しており、揉み手
段(50)の作動と共に叩き手段(60)を作動させるようにす
ることもできる。
【0009】さらに、制御手段(70)は、叩き手段(60)の
作動速度を、施療指(40)(40)の幅が所定の間隔よりも広
くなったときに第1の速度とし、施療指(40)(40)の幅が
所定の間隔よりも狭くなったときには第1の速度よりも
高速の第2の速度に制御することもできる。
【0010】
【作用及び効果】揉み手段(50)の作動により施療指(40)
(40)が接近している場合と、離間している場合で昇降手
段(20)によるマッサージユニット(30)の昇降動作、叩き
手段(60)による叩き動作、または、揉み手段(50)による
施療指(40)(40)の接近離間動作を変えることによって、
バリエーションに富んだメリハリのあるマッサージを行
なうことができ、また、より効果的にマッサージするこ
とができる。
【0011】また、本発明のマッサージ機(10)は、被施
療者の首筋よりの部分を強調したマッサージを行なうこ
とができ、より効果的なマッサージを行なうことができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を椅子型のマッサージ機(1
0)に適用した例について説明する。なお、本発明は、椅
子型に限定されることなく、例えば、ベッド型のマッサ
ージ機、更には介護用ベッドなどにも適用することがで
きる。
【0013】<構造説明>マッサージ機(10)の椅子(11)
は、図1に示すように、被施療者の腰掛ける座部(12)
と、該座部(12)の後端から上向きに形成された背当り部
(13)、座部(12)の左右両側に上向きに形成された肘掛け
部(14)とから構成される。座部(12)、背当り部(13)、肘
掛け部(14)は、夫々内部に金属製のパイプ、フレーム又
はプレート等を連結して形成され、外周は、当て布やク
ッションにて包囲される。
【0014】背当り部(13)の内部には、図1に示すよう
に、上部及び下部に夫々上フレーム(16)と下フレーム(1
7)を具えており、上下のフレーム(16)(17)の端部は、上
下方向に平行に伸びる一対のガイドレール(18)(18)にて
連結されている。ガイドレール(18)(18)の上端は、上フ
レーム(16)を越えて上方へ伸びており、ガイドレール(1
8)(18)の先端には、被施療者の頭部が当る頭当て部(15)
が取り付けられている。ガイドレール(18)(18)の下部
は、座部(12)を形成するフレームに枢支される。また、
下フレーム(17)には、公知のリクライニング機構(19)に
連結され、背当り部(13)は、座部(12)に対して揺動可能
となっている。ガイドレール(18)(18)は、断面形状がコ
字状であって、溝が対向するように配置され、該ガイド
レール(18)(18)に沿ってマッサージユニット(30)が昇降
可能に取り付けられている。
【0015】背当り部(13)の内部には、ガイドレール(1
8)(18)と平行に枢支されたネジ軸(22)と、該ネジ軸(22)
を回転させる昇降モータ(21)からなる昇降手段(20)が配
備されている。ネジ軸(22)の下端にはプーリ(23)を具
え、昇降モータ(21)の回転軸とベルトを介して連繋され
ており、昇降モータ(21)を駆動すると、ネジ軸(22)が正
回転又は逆回転を行なう。ネジ軸(22)には、後述する制
御手段(70)に電気的に接続されたエンコーダ(24)が配備
されており、ネジ軸(22)の回転は、パルス信号として制
御手段(70)に送信される。
【0016】一方のガイドレール(18)の上下には、夫々
リミットスイッチ(33)(34)が配備されており、マッサー
ジユニット(30)が上または下方向の移動限界に到達する
と、信号を制御手段(70)に送信する。上又は下リミット
スイッチ(33)(34)がマッサージユニット(30)を検出した
状態からのネジ軸(22)のエンコーダパルス信号をカウン
トすることによって、マッサージユニット(30)の高さ位
置を検出することができる。
【0017】マッサージユニット(30)は、図1乃至図3
に示すように、ガイドレール(18)(18)の溝に嵌まるロー
ラ(31)(31)(31)(31)が上下に夫々左右一対ずつ枢支され
たシャーシ(32)に、施療指(40)(40)と、該施療指(40)(4
0)を作動させる揉み手段(50)及び叩き手段(60)を具え
る。シャーシ(32)は、ネジ軸(22)に螺合するネジ筒(35)
を有しており、前述のとおり、ネジ軸(22)を回転させる
と、マッサージユニット(30)がネジ推力によって昇降す
る。
【0018】施療指(40)(40)は、略中央がくの字型に屈
曲した板状のアーム(42)の上下両端に各一対の揉み玉(4
1)(41)を具え、アーム(42)の屈曲部分は板状のレバー(4
3)に枢支される。レバー(43)は、揉み手段(50)に回転自
由に枢支されており、レバー(43)の後端は、球関節(44)
を介して連結杆(45)が取り付けられ、該連結杆(45)は、
叩き手段(60)に連繋される。
【0019】揉み手段(50)は、施療指(40)(40)の各レバ
ー(43)(43)を傾斜した状態で枢支する揉み軸(52)と、該
揉み軸(52)を回転させる揉みモータ(51)を具える。揉み
モータ(51)からの動力は、減速機構(53)を介して揉み軸
(52)に伝達される。揉み軸(52)には、施療指(40)(40)が
夫々傾斜した状態で枢支されており、レバー(43)(43)は
連結杆(45)(45)に夫々接続されて回転が阻止されている
から、揉み軸(52)を回転すると、左右の揉み玉(41)(41)
が接近、離間を繰り返しながら往復移動して、揉み動作
を行なう。
【0020】揉み軸(52)には、図2及び図4に示すよう
に、マグネット(55)が取り付けられており、該マグネッ
ト(55)と、各マグネット(55)の回転移行路に対向してシ
ャーシに配備されたリードスイッチ(56)によって、揉み
軸(52)の回転が検出される。リードスイッチ(56)は、後
述する制御手段(70)に電気的に接続され、マグネット(5
5)の検出をパルス信号として制御手段(70)に送信する。
なお、リードスイッチ(56)は、両施療指(40)(40)の間隔
が最も離れたときにマグネット(55)を検出するように、
設置位置が調節されている。また、揉みモータ(51)の回
転は、エンコーダ(54)によって検出され、パルス信号と
して制御手段(70)に送信される。リードスイッチ(56)が
マグネット(55)を検出した状態、つまり、施療指(40)(4
0)の間隔が最も離れた状態からの揉みモータ(51)のエン
コーダパルス数をカウントすることによって、施療指(4
0)(40)の間隔を知ることができる。例えば、揉みモータ
(51)と揉み軸(52)の減速比を、例えば40:1に設定す
ると、揉み軸(52)のリードスイッチ(56)がマグネット(5
5)を検出した後、次にマグネット(55)を検出するまでの
間に、揉みモータ(51)のエンコーダ(54)は、揉みモータ
(51)の回転を40回検出する。従って、両施療指(40)(4
0)の間隔は、揉み軸(52)のリードスイッチ(56)がマグネ
ット(55)を検出した位置を原点(施療指間隔が最も離間
した状態)とすると、揉みモータ(51)が10回転したと
きに、施療指間隔は中間、20回転で最も接近した状態
となり、30回転で再び中間、40回転で原点に戻る。
【0021】叩き手段(60)は、施療指(40)(40)の各連結
杆(45)(45)を軸心から互いに180度ずれた状態で支持
する叩き軸(62)と、該叩き軸を回転させる叩きモータ(6
1)を具える。叩きモータ(61)からの動力は、減速機構(6
3)を介して叩き軸(62)に伝達される。叩きモータ(61)を
回転すると、叩き軸(62)に偏心して連繋された連結杆(4
5)(45)を介して、施療指(40)(40)が上下方向に往復移動
して、叩き動作を行なう。叩きモータ(61)にも同様に、
エンコーダ(64)が配備されており、叩きモータ(61)の回
転は、エンコーダ(64)からのパルス信号として制御手段
(70)に送信される。
【0022】マッサージ機(10)の動作の制御手段(70)に
ついて説明する。図5は、マイコン(71)を主体として構
成された制御手段(70)を示している。制御手段(70)は、
マッサージ機(10)の適所に配備される。マイコン(71)に
は、揉みモータ(51)、叩きモータ(61)及び昇降モータ(2
1)の駆動を制御する各モータ駆動回路(72)(73)(74)と、
被施療者がマッサージ動作を選択する操作部(79)からの
信号を受ける操作部I/F回路(76)、リクライニング機
構(19)を制御するリクライニング制御回路(75)を具えて
おり、前述の揉みモータ(51)、叩きモータ(61)及び昇降
モータ(21)の回転を検出するエンコーダ(54)(64)(24)、
揉み軸(52)のリードスイッチ(56)、ガイドレール(18)の
上下に設けられたリミットスイッチ(33)(34)が接続され
ている。上記制御手段(70)において、被施療者が操作部
(79)を操作して、例えば、揉み、叩きやローリングマッ
サージを選択すると、その操作命令に応じて、各モータ
駆動回路(72)(73)(74)から、モータ(51)(61)(21)への作
動命令が発信され、マッサージが行なわれる。
【0023】本発明のマッサージ動作について、フロー
チャート図に沿って説明する。 <動作1>施療指(40)(40)の接近動作と、マッサージユ
ニット(30)の昇降動作を組み合わせ、施療指(40)(40)の
接近動作時に、図6に示すように、V字型にマッサージ
動作を行なうようにした実施例である。施療指(40)(40)
の離間動作時には、マッサージユニット(30)の昇降動作
は行なわない。なお、上記マッサージ動作について、フ
ローチャート図7及びサブルーチン図8に沿って説明す
る。
【0024】まず、昇降モータ(21)を駆動して、マッサ
ージユニット(30)を所定の高さまで移動させて停止させ
る(ステップ1)。つぎに、揉みモータ(51)を作動させて
(ステップ2)、施療指(40)(40)の間隔が最も離間した状
態、つまり、リードスイッチ(56)がマグネット(55)を検
出したときに(ステップ3)、揉みモータ(51)のエンコー
ダパルス(以下「パルスP」とする)をクリアする(ステ
ップ4)。パルスPを検出した場合(ステップ5)、パル
スPをカウントアップし(ステップ6)、昇降モータ(21)
のエンコーダパルス(以下「パルスP’」とする)を検出
した場合には(ステップ7)、パルスP’をカウントアッ
プする(ステップ8)。パルスPがゼロである、つまり、
施療指(40)(40)の間隔が最も離間している場合(ステッ
プ9)、昇降モータ(21)を作動して、マッサージユニッ
ト(30)の下降を開始すると共に、パルスP’をクリアす
る(ステップ10)。
【0025】パルスPが所定のパルス値Pa(図4参照)
に一致すると(ステップ11)、上昇モード(ステップ1
2)のサブルーチン図8に移行する。なお、図4では、
パルス値Paは、接近状態にある施療指(40)(40)の間隔
が、中間に一致したときのパルス数としている。サブル
ーチン図8では、下降時のパルスP’を下降量基準値P
0’として記憶し(ステップ101)、パルスP’をクリアし
(ステップ102)、昇降モータ(21)を逆回転させて、マッ
サージユニット(30)を上昇させる(ステップ103)。パル
スPを検出した場合(ステップ104)、パルスPをカウン
トアップし(ステップ105)、昇降パルスP’を検出した
場合(ステップ106)、パルスP’をカウントアップする
(ステップ107)。パルスP’がP0’に一致すると(ステ
ップ108)、昇降モータ(21)を停止して、マッサージユニ
ット(30)の昇降を停止させて(ステップ109)、メインル
ーチンに戻る。
【0026】フローチャート図7及び図8に沿って、マ
ッサージユニット(30)を作動させることによって、図6
に示すように、各施療指(40)(40)が略V字型の軌跡を描
き、被施療者に揉み上げマッサージを施す。なお、揉み
モータ(51)の回転方向を逆にすると、図6とは逆方向に
施療指(40)(40)が移動し、被施療者に揉み下げマッサー
ジを施す。
【0027】<動作2>動作1のマッサージのステップ
2にて、揉みモータ(51)の定速回転と共に、叩きモータ
(61)を定速回転させることによって、動作1のマッサー
ジに叩き動作を加えたマッサージを行なうことができ
る。
【0028】<動作3>動作2の定速叩きに変えて、施
療指(40)(40)の間隔に応じて、叩きモータ(61)の回転を
変えたマッサージを行なうことができる。フローチャー
ト図9及び図10に沿って説明する。
【0029】まず、昇降モータ(21)を駆動して、マッサ
ージユニット(30)を所定の高さまで移動させて停止させ
る(ステップ21:図9)。つぎに、揉みモータ(51)を作
動させて(ステップ22)、施療指(40)(40)の間隔が最も
離間した状態、つまり、リードスイッチ(56)がマグネッ
ト(55)を検出したときに(ステップ23)、揉みモータ(5
1)のパルスPをクリアすると共に、叩きモータ(61)を中
速で作動させ、中速叩きを行なう(ステップ24)。パル
スPを検出した場合(ステップ25)、パルスPをカウン
トアップし(ステップ26)、昇降パルスP’を検出した
場合には(ステップ27)、パルスP’をカウントアップ
する(ステップ28)。施療指(40)(40)の間隔が所定の幅
よりも狭くなる、つまり、パルスPが所定のパルス値P
1(図4参照)となると(ステップ29)、揉みモータ(5
1)を低速、叩きモータ(61)を高速で作動する(ステップ
30)。また、施療指(40)(40)の間隔が所定の幅よりも
広くなる、つまり、パルスPが所定のパルス値Pb2(図
4参照)となると(ステップ31)、揉みモータ(51)を高
速、叩きモータ(61)を低速で作動する(ステップ32)。
なお、パルス値Pb1は、図4に示すように、接近状態
にある施療指(40)(40)の間隔が、被施療者の首筋よりの
部分に近づいたときのパルス数とし、パルス値Pb
2は、離間状態にある施療指(40)(40)の間隔が、被施療
者の首筋に近づいたときのパルス数としている。
【0030】パルスPがゼロである、つまり、施療指(4
0)(40)の間隔が最も離間している場合(ステップ33:
図10)、昇降モータ(21)を作動して、マッサージユニ
ット(30)の下降を開始すると共に、パルスP’をクリア
する(ステップ34)。パルスPが所定のパルス値Pa
(図4参照)に一致すると(ステップ35)、このときのパ
ルスP’を下降量基準値P0’として記憶し(ステップ3
6)、パルスP’をクリアしすると共に、昇降モータ(2
1)を逆回転させて、マッサージユニット(30)を上昇させ
る(ステップ37)。
【0031】つぎに、マッサージユニット(30)が上昇
中、つまり、昇降モータ(21)が上昇方向に駆動している
か否かを判断する(ステップ38)。マッサージユニット
(30)が上昇中である場合、パルスP’が下降量基準値P
0’と一致しているかどうか判断し、一致している場合
には、昇降モータ(21)を停止して、マッサージユニット
(30)の昇降を停止させて(ステップ40)、図9のBに戻
る。
【0032】フローチャート図9及び図10に沿って、
マッサージユニット(30)を作動させることによって、施
療指(40)(40)は、被施療者の首筋よりの部分に、効果的
な低速の揉み上げと、強めの叩きを施すことができる。
【0033】上述のように、施療指(40)(40)の間隔に応
じて、昇降手段(20)の動作を制御したり、叩き手段(60)
の動作を制御することによって、バリエーションに富ん
だ効果の高いマッサージを施すことができる。
【0034】上記フローチャート図9において、揉みモ
ータ(51)の速度を変化させているが、揉みモータ(51)の
速度を一定にしておくこともできる。また、揉みモータ
(51)の速度は、フローチャート図9に示すように変化さ
せつつ、叩きモータ(61)を作動させないようにしてもよ
い。叩きモータ(61)を一定の速度で作動してもよい。
【0035】上記パルス値Pa、Pb1、Pb2(図4参
照)は、施療指(40)(40)の間隔が最も離間した状態と最
も接近した状態との間の位置で、所望の値に設定するこ
とができ、これら値を適宜設定することによって、揉
み、叩き、昇降の各マッサージを組み合わせたバリエー
ションに富んだマッサージを施すことができる。
【0036】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマッサージ機の断面図である。
【図2】マッサージユニットの正面図である(但し、シ
ャーシの向こう側に見える線も実線で表している)。
【図3】マッサージユニットの要部断面図である。
【図4】揉み軸の回転と、揉みモータ回転パルスとの関
係を示す説明図である。
【図5】制御手段のブロック図である。
【図6】本発明のマッサージ機の施療指の軌跡を示す説
明図である。
【図7】動作1のフローチャート図である。
【図8】動作1のサブルーチン図である。
【図9】動作3のフローチャート図である。
【図10】動作3のフローチャート図である。
【符号の説明】
(10) マッサージ機 (20) 昇降手段 (30) マッサージユニット (40) 施療指 (50) 揉み手段 (60) 叩き手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 7/00 A61H 15/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の施療指(40)(40)と、該施療指(40)
    (40)の間隔を広狭方向に往復移動させる揉み手段(50)を
    搭載したマッサージユニット(30)と、該マッサージユニ
    ット(30)を被施療者の背中が当る椅子(11)、ベッド等の
    背当り部(13)の長手方向に沿って昇降移動させる昇降手
    段(20)とを具え、揉み手段(50)と昇降手段(20)は、制御
    手段(70)によって制御されるマッサージ機において、 制御手段(70)は、揉み手段(50)を作動して施療指(40)(4
    0)を接近離間させ、施療指(40)(40)が最も離れたとき
    に、昇降手段(20)がマッサージユニット(30)の下降方向
    の移動を開始し、施療指(40)(40)の幅が接近する間に所
    定の間隔に達したときに、昇降手段(20)のマッサージユ
    ニット(30)の下降移動を停止して上昇方向の移動を開始
    し、施療指(40)(40)が最も接近したときに、昇降手段(2
    0)がマッサージユニット(30)の上昇移動を停止するよう
    に制御することを特徴とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】 一対の施療指(40)(40)と、該施療指(40)
    (40)の間隔を広狭方向に往復移動させる揉み手段(50)を
    搭載したマッサージユニット(30)と、該マッサージユニ
    ット(30)を被施療者の背中が当る椅子(11)、ベッド等の
    背当り部(13)の長手方向に沿って昇降移動させる昇降手
    段(20)とを具え、揉み手段(50)と昇降手段(20)は、制御
    手段(70)によって制御されるマッサージ機において、 制御手段(70)は、揉み手段(50)を作動して施療指(40)(4
    0)を接近離間させ、施療指(40)(40)が最も接近したとき
    に、昇降手段(20)がマッサージユニット(30)の下降方向
    の移動を開始し、施療指(40)(40)の幅が離間する間に所
    定の間隔に達したときに、昇降手段(20)のマッサージユ
    ニット(30)の下降移動を停止して上昇方向の移動を開始
    し、施療指(40)(40)が最も離れたときに、昇降手段(20)
    がマッサージユニット(30)の上昇移動を停止するように
    制御することを特徴とするマッサージ機。
  3. 【請求項3】 制御手段(70)は、揉み手段(50)の作動速
    度を、施療指(40)(40)の幅が所定の間隔よりも広くなっ
    たときに第1の揉み速度とし、施療指(40)(40)の幅が所
    定の間隔よりも狭くなったときには第1の揉み速度より
    も低速の第2の揉み速度に制御する請求項1又は請求項
    2に記載のマッサージ機。
  4. 【請求項4】 揉み手段(50)と昇降手段(20)は、夫々異
    なるモータ(51)(21)で作動する請求項1乃至請求項3の
    何れかに記載のマッサージ機。
  5. 【請求項5】 マッサージユニット(30)には、制御手段
    (70)によって制御され、施療指(40)(40)を上下方向に往
    復移動させる叩き手段(60)を搭載しており、揉み手段(5
    0)の作動と共に叩き手段(60)を作動させる請求項1乃至
    請求項3の何れかに記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】 制御手段(70)は、叩き手段(60)の作動速
    度を、施療指(40)(40)の幅が所定の間隔よりも広くなっ
    たときに第1の速度とし、施療指(40)(40)の幅が所定の
    間隔よりも狭くなったときには第1の速度よりも高速の
    第2の速度に制御する請求項5に記載のマッサージ機。
  7. 【請求項7】 揉み手段(50)、叩き手段(60)及び昇降手
    段(20)は、夫々異なるモータ(51)(61)(21)によって作動
    する請求項5又は請求項6に記載のマッサージ機。
  8. 【請求項8】 施療指(40)(40)の幅の所定間隔とは、最
    も離れた状態と最も接近した状態の略中間位置である請
    求項1又は請求項2に記載のマッサージ機。
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