JP3518983B2 - 補強部付金属管及びその製造方法 - Google Patents

補強部付金属管及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物における柱
材、梁材等の建築資材として用いるのに好適な補強部付
金属管及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、角形鋼管、丸形鋼管等の金属
管が建築物の柱材として広く使用されている。このよう
な金属管を柱材として用い、その柱材に梁材をボルト接
合、溶接接合等によって接合する場合、金属管のみでは
強度や厚みが不足するため、金属管の梁接合部に強度確
保のための各種補強部材を設けている。例えば、柱材と
して角形鋼管を用いた場合には、内部にダイヤフラムを
設けたり、外面或いは内面に補強板をボルト止め、溶接
止め等で取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属管
内にダイアフラムや補強板を取り付ける作業は面倒であ
ると共に、取付位置が金属管の端部近傍に限られてお
り、長い金属管の任意の所望位置に取り付けることがで
きないという問題があった。また、補強板を金属管の内
面或いは外面に取り付けた場合は、梁取付部の厚みを増
す効果はあるものの、補強板を金属管の全周の一部に設
けるのみであるので、補強効果が低く、しかもその補強
板を金属管に取り付けるには多くのボルトを使用すると
か、補強板の全周を溶接接合するといった面倒な作業を
必要とするという問題もあった。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑みて為された
もので、金属管の長手方向の所望の領域に、梁接合等に
必要な強度を備えた補強部を形成した金属管並びにその
金属管の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属管の長手
方向の所望位置に補強部を形成するために、金属管の外
面に補強用スリーブを、該補強用スリーブを塑性変形容
易な温度に加熱し長手方向の圧縮力を加えて少なくとも
内面側に増肉させる熱間据込み加工によって嵌着したこ
とを特徴とする。このように金属管の外面に補強用スリ
ーブを嵌着して補強部としたことにより、補強用スリー
ブの肉厚選定により容易に必要な厚さの補強部を形成で
き、また補強用スリーブは金属管を完全に取り囲んで取
り付けられ且つ長手方向に圧縮することで少なくとも内
面側に増肉しているので全周に亘って金属管外面を強く
締付けており、金属管に対する取付強度が大きい。更
に、補強用スリーブを金属管に取り付けるに際しては、
金属管外面に遊嵌させうる内径を持った補強用スリーブ
を装着し、それに熱間据込み加工を施して内面側に増肉
させることで、金属管外面に嵌着させることができ、補
強用スリーブを金属管の長手方向の所望位置に容易に取
り付けることができ、また、金属管外面及び補強用スリ
ーブの内面に、焼ばめを行う場合のような高度な機械加
工を必要としない。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の補強部付金属管は、金属
管の外面に補強用スリーブを、該補強用スリーブを塑性
変形容易な温度に加熱し長手方向の圧縮力を加えて少な
くとも内面側に増肉させる熱間据込み加工によって嵌着
して補強部としたものである。また、本発明の補強部付
金属管の製造方法は、金属管の外面に、金属管外面に遊
嵌させうる内径の補強用スリーブを装着し、該補強用ス
リーブに、長手方向の圧縮力を加えた状態で該補強用ス
リーブの長手方向の短区間を環状に赤熱させて増肉さ
せ、増肉部を直後に冷却する操作を、前記環状に赤熱さ
せて増肉させるための誘導加熱装置を前記補強用スリー
ブの長手方向に連続的に移動させながら行う連続移動方
式の熱間据込み加工を施して、前記補強用スリーブを
なくとも内側に増肉させ、前記金属管の外面に嵌着させ
て補強部を形成するという工程を有するものである。
【0007】本発明で使用する金属管は、主として角形
鋼管、丸形鋼管等の鋼管であるが、その他の材質のもの
を用いることもできる。補強用スリーブは、金属管にほ
ぼ相似な断面形状のもので、材質は、通常金属管と同系
統のものが使用される。補強用スリーブとしては、所望
サイズの長尺の金属管(規格品)を所望長さに切断した
ものを用いるのがコスト面から有利であるが、これに限
らず、必要に応じ、金属板を筒状に曲げ加工し、会合し
た端部同志を溶接、ろう付け、拡散接合等によって冶金
的に接合する板巻き法によって製作したもの、リング鍛
造法で製作したもの、遠心鋳造で製作したもの等を用い
てもよい。
【0008】金属管に形成する補強部の位置、長さは、
その金属管の用途に応じて適宜定めるものであり、例え
ば、この金属管を建築物の柱材として使用する時には、
梁材を接合すべき位置(複数でも可)に補強部が位置す
るように設定すればよく、また、補強部の長さとして
は、梁材の接合可能な長さがあればよい。補強部の厚
さ、すなわち金属管とその外面に嵌着した補強用スリー
ブの全体の厚さは、全体として必要な強度、厚さを得る
ことができるように定めるものであり、具体的には、補
強部の全体としての厚さtを、金属管の厚さt0 の2〜
6倍程度に選定することが好ましく、更には2〜4倍程
度に選定することが一層好ましい。この補強部の厚さt
が小さいと補強効果が低く、また大きくなり過ぎると、
補強部以外の金属管の部分に比べて強度が大きくなりす
ぎ、それ以上の補強の意味がなくなり、また、コスト高
となる。このため上記の範囲が好ましい。
【0009】本発明の補強部付金属管の製造に当たって
は、金属管の外面に、補強用スリーブを遊嵌し、該補強
用スリーブに熱間据込み加工を施して少なくとも内側に
増肉させて金属管の外面に嵌着させる。ここで、熱間据
込み加工とは、増肉加工すべき領域を塑性変形容易な温
度、例えば赤熱状態に加熱し且つ長手方向(管軸方向)
の圧縮力を加えて増肉させる加工方法を意味しており、
その加工方法を実施する具体的な方式としては、1)補強
用スリーブの長手方向に圧縮力を加えた状態で長手方向
の短区間を環状に赤熱させて増肉させ、増肉部を直後に
冷却する操作を補強用スリーブの所望長さに亘り、前記
環状に赤熱させて増肉させるための加熱装置、例えば誘
導加熱装置を補強用スリーブの長手方向に連続的に移動
させながら行う連続移動方式、2)補強用スリーブの長手
方向の短区間を環状に赤熱させ、長手方向に圧縮力を付
与して赤熱した短区間を増肉させ、その後、増肉部を冷
却し、次いで隣接した短区間に同様の操作を繰り返し適
用して逐次増肉を行ってゆく逐次移動方式、3)増肉加工
すべき領域全体を赤熱状態とし、その状態で長手方向の
圧縮力を加えて全体に一度に増肉を生じさせる方式等を
挙げることができる。このうち、1)、2)の連続的に或い
は逐次に増肉を行う方式は、短区間を対象とした小規模
な設備により、また、型具を用いることなく、安定して
均一な増肉を行うことができる利点があり、特に1)の
は連続操作のため生産性が良く品質が安定する利点が
ある。一方、3)の一度に増肉させる方式は、外面規制用
の外型具を用いることが必要であるが、加工時間が短く
て良いという利点がある。なお、1)、2)の方式において
も、外型具により外面の形状、寸法を規制するようにし
てもよい。
【0010】本発明は、補強用スリーブに熱間据込み加
工を施して少なくとも内側に増肉させ、前記金属管の外
面に嵌着させるものであるが、ここで「嵌着させる」と
は、補強用スリーブに熱間据込み加工を施した後、常温
まで冷却した時に、補強用スリーブが金属管に適当な締
付力で固定された状態となるように加工することを意味
している。従って、補強用スリーブに熱間据込み加工を
施した直後の、まだ高温状態の時には補強用スリーブが
金属管に対して必ずしも確実に嵌合している必要はな
く、両者間に小さい隙間が残った状態であっても、その
後の冷却に伴う熱収縮によって補強用スリーブが金属管
に対して固定される程度であれば、支障はない。
【0011】本発明では上記したように、補強用スリー
ブを金属管に装着する際には補強用スリーブを金属管に
遊嵌させている。このため、補強用スリーブを長い金属
管に対しても長手方向の所望位置に容易に取り付けるこ
とができる。従来より、シャフト等に対してスリーブを
嵌着する手段として焼ばめが行われており、この手法を
金属管に対する補強用スリーブの取り付けに適用するこ
とが考えられるが、その場合には金属管外面及び補強用
スリーブの内面を高度に機械加工しなければならず、し
かもきわめて小さい隙間で補強用スリーブを金属管外面
に嵌合しなければならず、その操作がきわめて困難であ
るが、本発明では、このような高度な機械加工を必要と
せず、且つ容易に補強用スリーブを金属管の所定位置に
装着できる。
【0012】補強用スリーブを金属管に対して遊嵌させ
るために、両者間に設けておく間隙g及び補強用スリー
ブに施す熱間据込み加工の増肉比ηは、例えば、次のよ
うな方針で設定するとよい。まず、上記間隙gを、補強
用スリーブの金属管への遊嵌が容易に行える範囲でなる
べく小さくして、嵌着に必要な増肉量、ひいては増肉比
ηが小さくて済むようにするのが、熱間据込み加工の作
業性の点で通常は得策となる。
【0013】因に、焼ばめは、200〜300°C前後
の温度に加熱して行うことから、嵌合代は0.1mmオ
ーダーであり、このため嵌合操作がきわめて難しく、金
属管への補強用スリーブの嵌合には適用できない。これ
に対し、本発明では間隙gを任意に設定でき、嵌合作業
性の点では、前記間隙gは、補強用スリーブの径にもよ
るが、多くの場合、1mm前後もあれば十分である。一
方、補強用スリーブに、内外面を拘束しない状態で熱間
据込み加工を施した場合、内面側、外面側にほぼ等しい
増肉が生じるので、10mm厚さの補強用スリーブに対
して片側1mmの増肉量を生じさせる際の増肉比は、 η=(10+1×2)/10=1.2 であり、熱間据込み加工において極めて容易に実現しう
るレベルである。
【0014】但し、補強用スリーブとして、肉厚の薄い
ものの方が入手しやすい場合とか、、補強用スリーブの
直径/肉厚比が小さく増肉加工が容易な場合等には、熱
間据込み加工が容易に行える範囲で増肉比をなるべく大
きく取った方が有利となるケースも出てくる。増肉比
1.5程度までの熱間据込み加工は通常容易に行えるの
で、上記のようなケースにおいては、このような大き目
の増肉比に設定するのが良い。この場合も、前記間隙g
は高々5mm程度である。
【0015】補強用スリーブと金属管との間隙g及び補
強用スリーブに対する増肉比ηについては、上記大枠の
設定方針に加えて、補強用スリーブの金属管に対する締
付け力を過不足のない好適レベルとするために、間隙g
と増肉比ηの量関係を実験的に微調整することが望まし
い。これは、本発明においては、上記締付け力が主とし
て補強用スリーブの熱間据込み加工の際の1000°C
前後の高温からの冷却による、焼ばめよりもはるかに大
きい熱収縮によって生じることから、締付け力が過大と
ならないように間隙gと増肉比ηの関係を微調整するも
のである。
【0016】本発明の補強部付金属管は上記したように
金属管の外面に補強用スリーブを嵌着させており、金属
管の外面と補強用スリーブとの固定は、増肉並びに熱収
縮によるかしめ効果を利用している。しかしながら、金
属管の胴部外周面と補強用スリーブとの固定は、このか
しめ効果のみの利用に限らず、他の適当な固定手段を併
用してもよい。例えば、金属管の外面に嵌着されている
補強用スリーブの端部を金属管に隅肉溶接するとか、補
強用スリーブを金属管にボルト接合又はセルフタッピン
グ接合するといった固定手段を併用することができ、こ
れにより、補強用スリーブの金属管に対する固定を一層
確実とでき、補強用スリーブが使用中に温度変化によっ
て熱膨張、熱収縮を繰り返して金属管に対して長手方向
にずれてゆくという現象(ラチェット移動)を防止でき
る。なお、ボルト接合を採用する際には、補強用スリー
ブの外面のみから操作して補強用スリーブを金属管に固
定できるワンサイドボルトを用いることが好ましい。
【0017】更に、補強用スリーブを金属管の外面に嵌
着した際、その補強用スリーブと金属管との間に冶金的
接合を生じさせ、その冶金的接合力を併用してもよい。
冶金的接合力を併用する場合には、かしめ効果による締
付力を小さくしうる。ここで使用可能な冶金的接合の1
例として、液相拡散接合を挙げることができる。液相拡
散接合を行う場合には、予め金属管外面に液相拡散接合
用のインサート材料、例えばアモルファス合金の層を形
成しておく。インサート材料の層の形成は、インサート
材料を溶射する方法、インサート材料の箔を貼り付ける
方法等により行うことができる。このようなインサート
材料の層を金属管の外面に形成した状態で、それに遊嵌
した補強用スリーブの熱間据込み加工を行うと、金属管
外面に嵌着した補強用スリーブは赤熱状態であるので、
液相拡散接合が行われる。この際、必要なら金属管を適
当に加熱するようにしてもよい。また、この工程のみで
は液相拡散接合が不十分な場合には、補強用スリーブの
熱間据込み加工を終わった後、補強用スリーブと金属管
との接合面を液相拡散接合に適した温度に加熱、保持す
ればよい。また、上記インサート材の代わりに、ろう材
を適用して上記と同様の操作を行うことにより、補強用
スリーブと金属管との密着性を向上させることもでき
る。更には、金属管の外面を粗いブラスト加工や機械加
工によって粗面化ないしは凹凸面化することにより表面
に凹凸を形成し、あるいはビードやキー溝を適宜方向に
設けておくことにより表面に凹凸を形成しておき、補強
用スリーブを嵌着した際、その凹凸に補強用スリーブを
食い込ませることもできる。この構成を採用すると、剪
断方向の拘束性が増す。粗面ないしは凹凸面にろう材を
併用して上記作用を増強してもよい。
【0018】本発明において、熱間据込みを行う際の加
熱温度は、補強用スリーブが容易に塑性変形しうる温度
とするものであり、昇温に要するエネルギーや昇温時
間、塑性変形抵抗等を考慮して適宜設定すればよく、例
えば、鋼材に対しては、900〜1300°C程度に設
定することが好ましい。熱間据込みによる増肉を生じた
後は、単に冷却して固化させてもよいが、冷却時の冷却
速度をコントロールすることで所望の熱処理、例えば、
焼入れ、焼戻し、焼ならし等を行うことができる。冷却
速度のコントロールは、冷却のために吹き付ける冷却媒
体の種類、流量等によって行うことができ、例えば、急
速な冷却を行うには、冷却媒体として水、油等の液体を
使用し、ゆっくりした冷却を行うには、冷却媒体とし
て、気体或いはミストを用いることが好ましい。また、
必要な熱処理の内容によっては熱間据込みを、その熱処
理に好都合な加熱温度で行うことも有効である。このよ
うに、熱間据込み時の冷却速度等をコントロールするこ
とで所望の熱処理を行う構成とすると、別工程で熱処理
を行う必要がなくなり、工程を簡略化してコストダウン
を図ることができる。なお、熱間据込み加工後に別途熱
処理工程を設けても無論差支えなく、この場合も、熱間
据込みの余熱を利用して熱処理のための入熱あるいは加
熱時間を低減できるというコストメリットが得られる。
特に、補強用スリーブとして、前記板巻き法によるもの
を用いた場合、接合部に大なり少なり特性むらを内蔵し
ているが、熱間据込み時の冷却速度コントロール等によ
る熱処理で上記溶接部の特性むらを解消できる利点が得
られる。
【0019】
【実施例】図1(a)は本発明の実施例による補強部付
金属管の一部の概略縦断面図、(b)はその概略横断面
図、(c)はその補強部付金属管の使用状態を示す概略
斜視図である。図1(a)において全体を参照符号1で
示す補強部付金属管は、角筒状の金属管2の外面の長手
方向の所望領域に、角筒状の補強用スリーブ3を増肉加
工によって嵌着した補強部4を備えたものである。この
補強部4の全体の厚さtは、補強部4に必要とされる強
度、厚みを考慮して定められるもので、通常、金属管2
の厚さt0 に対して2〜6倍程度の厚さに作られてい
る。そして、補強部付金属管1を柱材とした使用した時
には、図1(c)に示すように、補強部4がH形鋼等の
梁材5を接合するために使用される。なお、梁材5の補
強部4に対する接合方法は任意であり、図面では、梁材
5の端部に端板6を溶接接合し、その端板6を補強部4
にボルト7で固定した構成を示している。このように、
補強部4は金属管2の外周に補強用スリーブ3を嵌着し
た構成であるので、補強用スリーブ3の肉厚選定により
梁材5の取り付けに必要な(例えば、ボルト止めに必要
な)肉厚に形成することができ、また、補強用スリーブ
3は金属管2を完全に取り囲んで取り付けられるため、
その補強用スリーブ3に梁材5によって外面に直角方向
の引張力が作用したとしても、補強用スリーブ3が金属
管2から剥がれるということはなく、確実に金属管を補
強している。かくして、補強部4は梁材を接合するため
の厚さ、強度を備えており、この補強部付金属管1は建
築物の柱材として好適に使用できる。
【0020】図2(a)、(b)はそれぞれ、本発明の
他の実施例による補強部付金属管1A、1Bを示す概略
断面図である。図2(a)に示す補強部付金属管1A
は、金属管2の外面の長手方向の所望領域に、補強用ス
リーブ3を増肉加工によって嵌着した後、その補強用ス
リーブ3の両端を隅肉溶接10によって金属管2に固定
した構成の補強部4Aを備えたものである。また、図2
(b)に示す補強部付金属管1Bは、補強用スリーブ3
を金属管2に対してワンサイドボルト11によって固定
した構成の補強部4Bを備えたものである。これらの補
強部付金属管1A、1Bでは、隅肉溶接10、ワンサイ
ドボルト11で補強用スリーブ3を金属管2に連結して
いるため、長期間の使用中の温度変化による熱膨張、収
縮サイクルで補強用スリーブ3が金属管2に沿ってラチ
ェット移動するといったことが防止される。
【0021】以上に説明した補強部付金属管1、1A、
1Bにおいて、補強部4、4A、4Bは、金属管2の長
手方向の所望領域に、所望の長さに形成されるものであ
り、必要に応じ、1本の金属管に対して複数箇所に設け
てもよい。例えば、補強部付金属管1を、建築物の複数
階に亘る通し柱として使用する際には、その金属管1の
上下端近傍、及び中間位置の梁材接合位置にそれぞれ補
強部を形成しておけばよい。この構成とすると、補強部
付金属管1をそのまま通し柱として使用することがで
き、現場での施工作業を簡略化しうる。
【0022】次に、本発明の補強部付金属管の製造方法
を説明する。図3は、補強用スリーブを金属管に対して
嵌着して図1(a)に示す補強部4を形成するために使
用する連続式の熱間据込み装置(増肉加工装置)の1例
を示す概略断面図、図4は図3の装置で増肉加工を行っ
ている部分を拡大して示す概略断面図である。図3、図
4において、3Aは金属管2に嵌着する前(増肉加工
前)の補強用スリーブである。この補強用スリーブ3A
は金属管2に遊嵌しうるサイズのものであり、通常、金
属管2の外面との間に1〜2mm程度の間隙gを生じさ
せるサイズのものが使用される。また、その長さは、後
述する増肉加工を終了した時に所望長さの補強部を形成
しうるように定められている。
【0023】21は、金属管2を一定位置に固定、保持
する固定クランプであり、定位置に設けられている。こ
の固定クランプ21は通常二つ割り構造をしており、補
強用スリーブ3Aをセットする側に、補強用スリーブ3
Aの一端を受けるストッパ22を備えている。このスト
ッパ22は、金属管2の外面に嵌着した後(増肉加工
後)の補強用スリーブ3(図1参照)にほぼ等しい断面
形状を有しており、且つ誘導加熱による発熱の少ない材
料、例えば、非磁性セラミック等で作られている。24
は移動クランプであり、所定位置にセットされている金
属管2を取り囲むと共にその金属管2に沿って移動可能
に設けられている。また、この移動クランプ24も補強
用スリーブ3Aをセットする側に、ストッパ22と同様
な構成の、補強用スリーブ3Aの他端を押す押し部材2
5を備えている。移動クランプ24には、その移動クラ
ンプ24を矢印A方向に移動させて補強用スリーブ3A
に長手方向の圧縮力を作用させる油圧シリンダ等の圧縮
装置(図示せず)が連結されている。27は、補強用ス
リーブ3Aの長手方向の短区間を環状に加熱して赤熱状
態の加熱部28とすることの可能な環状の加熱装置であ
り、ここでは誘導加熱コイルが使用されている。この加
熱装置27は、補強用スリーブ3Aに沿って矢印B方向
に移動する際に冷却水等の冷却媒体30を加熱部28の
移動方向に関して後側となる部分に吹き付ける冷却装置
31を備えている。33は加熱装置27及び冷却装置3
1を補強用スリーブ3Aに沿って所望の速度で移動させ
る移動装置である。移動装置33としては、モータと送
りねじを用いたもの、モータと送り用チェーンを用いた
もの、油圧シリンダを用いたもの等任意である。
【0024】次に、図3、図4により、図1に示す補強
部付金属管1を製造する方法を説明する。まず、金属管
2に対して遊嵌可能な寸法の且つ所望長さの補強用スリ
ーブ3Aを準備する。ここで、補強用スリーブ3Aの肉
厚、長さ等は、後述するように補強用スリーブ3Aに長
手方向の圧縮力を作用させて所定の増肉比で増肉加工し
た時に、その補強用スリーブを金属管外面に嵌着させる
ことができると共に、補強部4に必要な厚さ及び長さが
確保されるように設定しておく。次に、図3に示すよう
に、金属管2を固定クランプ21に、補強部を形成すべ
き領域がストッパ22の隣接位置となるようにセット
し、その金属管2の外周に補強用スリーブ3Aを遊嵌し
て先端を固定クランプ21のストッパ22に突き当て、
その反対側に可動クランプ24をセットし、押し部材2
5を補強用スリーブ3Aの後端に押し当てた状態とす
る。また、加熱装置27を補強用スリーブ3Aの固定ク
ランプ21側の端部を加熱する位置に移動させておく。
【0025】次に、可動クランプ24に圧縮装置によっ
て矢印A方向の押圧力を作用させ、押し部材25を介し
て補強用スリーブ3Aに長手(管軸)方向の圧縮力を作
用させる。この状態で、加熱装置27によって補強用ス
リーブ3Aの長手方向の短区間を環状に加熱して、塑性
変形容易な赤熱状態の加熱部28とし、その加熱部28
に圧縮力による増肉を生じさせながら、その加熱装置2
7を補強用スリーブ3Aに沿って矢印B方向に移動さ
せ、同時に冷却装置31から冷却媒体30を加熱部28
の後端部分に吹き付けて増肉直後の部分を冷却、固化す
る。これにより補強用スリーブ3Aが長手方向に連続的
に増肉させられてゆき、内面側に増肉した部分は金属管
2の外面に嵌着される。かくして、加熱部28を補強用
スリーブ3Aの一端から反対端まで移動させ、補強用ス
リーブ3Aの全長を増肉加工させることにより、金属管
2の外面に、増肉した補強用スリーブ3が密着嵌合する
こととなる。その後、金属管2を増肉加工装置から取り
外す。以上により、図1(a)に示すように、金属管2
の外面に補強用スリーブ3を嵌着した構成の補強部4が
形成され、補強部付金属管1が製造される。
【0026】ここで、前記したように、増肉加工前の補
強用スリーブ3Aを金属管2に遊嵌させうるサイズとし
ているので、金属管2に対する補強用スリーブ3Aの装
着は容易に行うことができる。また、金属管2を固定ク
ランプ21に対して固定する位置を長手方向の所望位置
とすることで、金属管2の長手方向の所望領域に補強用
スリーブ3Aを嵌着させることができ、金属管2の長手
方向の任意の位置に容易に補強部4を形成できる。
【0027】上記した補強用スリーブ3Aの増肉加工に
際し、増肉加工による補強用スリーブ3Aの肉厚の増加
量すなわち増肉量Δt(=t2 −t1 )が、補強用スリ
ーブ3Aと金属管2との間隙gの2倍程度となり、且つ
増肉加工し、冷却した後に適度の締付力が生じるよう
に、増肉加工時の増肉比η〔=t2 /t1 =(t1 +Δ
t)/t1 〕を定めておく。これにより、補強用スリー
ブ3Aに対して増肉加工を施すのみで、増肉後の補強用
スリーブ3が確実に金属管2の外面に密着嵌合して補強
部4を形成できる。
【0028】ところで、上記したように、補強用スリー
ブ3Aを長手方向に圧縮して増肉させる際の増肉比η
は、加熱部28の移動速度及びその加熱部28に向かっ
て押し込まれる補強用スリーブ3Aの未増肉部分の速度
によって決まる。いま、図3において、加熱部28の移
動速度をW、加熱部28の前の未増肉部分3aの移動速
度をVとすると、増肉比ηは、 η=(V+W)/W で表される。ここで、この実施例では、加熱部28の移
動速度Wは、加熱装置27の移動速度に等しく、また、
未増肉部分3aの移動速度Vは圧縮装置(図示せず)が
可動クランプ24を押し込む速度に等しくなっている。
従って、例えば、加熱装置27の移動速度Wを一定に保
ち且つ圧縮装置による押し込み速度Vを一定に保つなど
して、加熱装置27の移動速度Wと圧縮装置による押し
込み速度Vの比を一定に保つことにより、一定増肉比で
の増肉加工を行うことができ、増肉後の補強用スリーブ
3の肉厚を長手方向に一定とし、補強部4の肉厚を一定
にできる。圧縮装置による押し込み速度を一定に保つに
は、圧縮装置による圧縮力を一定に保ち且つ加熱部28
の温度を一定に保つ(これにより加熱部28の平均変形
抵抗を一定に保つ)方法、圧縮装置として押し込み速度
を制御可能なもの(例えば、油圧シリンダとサーボ機構
等を備えたもの)を用い、圧縮装置の制御により一定の
押し込み速度に保持する方法等を用いることができる。
【0029】図5は本発明方法の他の実施例を示す図4
と同一部分の概略断面図である。図5に示す実施例で
は、加熱装置27の後ろ側に加熱装置27と一緒に移動
するように外面用成形ダイス40が配置されている。こ
の外面用成形ダイス40は、増肉によって外側に変形す
る補強用スリーブ3Aの外面位置を規制するダイス面4
0aを有すると共に、内部を冷却媒体で冷却する構成と
なっており、そのダイス面40aに接触した補強用スリ
ーブ3Aを冷却可能である。従って、この実施例では外
面用成形ダイス40が、補強用スリーブ3Aの加熱部2
8の後端を冷却する冷却装置を構成する。なお、この外
面用成形ダイス40の後ろに冷却媒体を補強用スリーブ
3Aに噴射して冷却する冷却装置を配置してもよい。
【0030】この外面用成形ダイス40と、補強用スリ
ーブ3Aの内側の金属管2との間隔は、増肉加工した後
の補強用スリーブ3の厚さt2 に概ね等しく設定されて
いる。外面用成形ダイス40と補強用スリーブ3Aの外
面との間隙g′は、通常、補強用スリーブ3Aが増肉に
より外面側に増肉する量よりも小さく、すなわち、 g′<(t2 −t1 )/2 に設定されている。従って、この場合には、補強用スリ
ーブ3Aと金属管2との間隙gは、 g >(t2 −t1 )/2 となっている。その他の構成は上記した実施例と同様で
ある。
【0031】図5の実施例においては、補強用スリーブ
3Aに圧縮力を作用させた状態で、加熱装置27が補強
用スリーブ3Aを局部的に加熱して加熱部28とし、且
つ補強用スリーブ3Aに沿って矢印B方向に移動する。
これにより、加熱部28に増肉が生じ且つその後端が外
面用成形ダイス40で冷却、固化されながら、その加熱
部28が補強用スリーブ3Aの長手方向に移動し、連続
的に増肉が行われる。この際、増肉によって外面側に増
肉しようとする加熱部28の外周面が外面用成形ダイス
40によって抑制され、その分内面側に大きい増肉が生
じる。かくして、外面側の寸法を外面用成形ダイス40
で規制しながら、増肉加工が行われて内側の金属管2に
密着嵌合され、補強部4(図1参照)が形成される。こ
の方法では、外面がきわめて平坦な補強部4を形成でき
る。
【0032】以上に説明した実施例では、金属管2の外
周に補強用スリーブ3Aを単に遊嵌させた状態で増肉加
工を行っている。この場合、補強用スリーブ3Aは金属
管2に対して厳密には同心状態に保持されているとは限
らないが、多くの場合増肉が進行して内面が金属管2の
外面全周に接触する状態となると自動的に同心状態に修
正され、支障なく増肉加工を行うことができる。なお、
補強用スリーブ3Aの重量が大きい場合とか、補強用ス
リーブ3Aと金属管2の間隙が大きい場合などには、補
強用スリーブ3Aを金属管2に対して同心状態に保持し
て増肉加工を行うことが望まれる場合がある。その場合
には、図6に示すように、金属管2と補強用スリーブ3
Aとの間に、周方向の複数箇所でワイヤ、薄板等のスペ
ーサ50を管軸方向に挿入して補強用スリーブ3Aの芯
出しをしておき、この状態で補強用スリーブ3Aの増肉
を行うと共に、加熱部28の進行に伴ってスペーサ50
を加熱部28の進行方向に引き抜くという方法を採用す
ればよい。また、スペーサ50として細いワイヤを使用
した場合などにはスペーサ50を引き抜かず、そのまま
埋め殺しとしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の補強部
付金属管は、補強用スリーブを、少なくとも内周側に増
肉させる熱間据込み加工によって嵌着した構成としたこ
とにより、金属管の長手方向の所望領域に、補強用スリ
ーブがその全周に亘って金属管の外面を強く締付け、大
きい取付強度で嵌着した構成の、肉厚の大きい補強部が
形成されており、その補強部に梁材等をボルト止め、溶
接止め等で接合することができ、この補強部付金属管を
柱材として使用することにより現場での梁材接合作業を
きわめて容易とすることができ、現場施工の簡略化、迅
速化が図れるという効果を有している。
【0034】また、本発明の製造方法は、金属管に補強
用スリーブを遊嵌し、その補強用スリーブに熱間据込み
加工を施して少なくとも金属管側に増肉させ、金属管外
面に嵌着させるという構成を採用したので、金属管の長
手方向の所望領域に容易に補強用スリーブを遊嵌してそ
の位置に嵌着させることができ、換言すれば、金属管の
長手方向の所望領域に補強部を形成することができ、し
かも、金属管と補強用スリーブの互いに嵌合する面を、
焼ばめを行う場合のようにあらかじめ高精度に機械加工
するという必要がなく、低コストで補強部付金属管を製
造できるという効果を有している。更に、本発明の製造
方法は、前記した熱間据込み加工方法に連続移動方式を
採用したので、短区間を対象とした小規模な設備によ
り、安定して均一な増肉を行うことができ、連続操作の
ため生産性が良く品質が安定するといった効果も有して
いる
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例による補強部付金属管
の一部の概略縦断面図 (b)はその補強部付金属管の概略横断面図 (c)はその補強部付金属管の使用状態を示す概略斜視
【図2】(a)、(b)はそれぞれ本発明の他の実施例
による補強部付金属管の一部を示す概略縦断面図
【図3】本発明方法の実施に用いる熱間据込み装置(増
肉加工装置)の1例を示す概略断面図
【図4】図3に示す装置で増肉加工を行う時における増
肉加工部分の拡大断面図
【図5】増肉加工装置の変形例によって増肉加工を行う
時における増肉加工部分の拡大断面図
【図6】増肉加工装置の更に他の変形例によって増肉加
工を行う時における増肉加工部分の拡大断面図
【符号の説明】
1、1A、1B 補強部付金属管 2 金属管 3 補強用スリーブ 3A 増肉加工前の補強用スリーブ 4、4A、4B 補強部 5 梁材 10 隅肉溶接 11 ワンサイドボルト 21 固定クランプ 22 ストッパ 24 可動クランプ 25 押し部材 27 加熱装置 28 加熱部 30 冷却媒体 31 冷却装置 33 移動装置 40 外面用成形ダイス 50 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−155746(JP,A) 特開 平4−185839(JP,A) 特開 平9−88236(JP,A) 特開 昭62−118182(JP,A) 特開 昭61−209784(JP,A) 特公 昭47−34008(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04C 3/32,3/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属管の外面に補強用スリーブが、該補
    強用スリーブを塑性変形容易な温度に加熱し長手方向の
    圧縮力を加えて少なくとも内面側に増肉させる熱間据込
    み加工によって嵌着されていることを特徴とする補強部
    付金属管。
  2. 【請求項2】 前記金属管の外面に嵌着されている前記
    補強用スリーブの端部が前記金属管に隅肉溶接されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の補強部付金属管。
  3. 【請求項3】 前記金属管の外面に嵌着されている前記
    補強用スリーブが前記金属管にボルト接合されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の補強部付金属管。
  4. 【請求項4】 金属管の外面に、金属管外面に遊嵌させ
    うる内径の補強用スリーブを装着し、該補強用スリーブ
    に、長手方向の圧縮力を加えた状態で該補強用スリーブ
    の長手方向の短区間を環状に赤熱させて増肉させ、増肉
    部を直後に冷却する操作を、前記環状に赤熱させて増肉
    させるための誘導加熱装置を前記補強用スリーブの長手
    方向に連続的に移動させながら行う連続移動方式の熱間
    据込み加工を施して、前記補強用スリーブを少なくとも
    内側に増肉させ、前記金属管の外面に嵌着させることを
    特徴とする補強部付金属管の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記熱間据込み加工により前記補強用ス
    リーブを金属管の外面に嵌着した際、その補強用スリー
    ブと金属管との間を液相拡散接合することを特徴とす
    る、請求項4記載の補強部付金属管の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記金属管の外面にあらかじめ凹凸を設
    けておき、前記補強用スリーブを金属管の外面に嵌着し
    た際、前記凹凸に食い込ませることを特徴とする請求項
    4又は5記載の補強部付金属管の製造方法。
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JP2008280687A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Sumitomo Metal Ind Ltd 合成梁

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