JP3516874B2 - ポリウレタン発泡体の製造方法及び研磨シート - Google Patents

ポリウレタン発泡体の製造方法及び研磨シート

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、均一な微細気泡を
有するポリウレタン発泡体の製造方法に関する。本発明
の微細気泡ポリウレタン発泡体は、樹脂、ガラスやレン
ズ、水晶、半導体等の製造用シリコン、電子基板、光学
基板等を研磨するに好適な研磨材料として好適に使用可
能である。また本発明は前述の製造方法により得られた
ポリウレタン発泡体を適宜裁断することにより得られ
る、研磨材料として好適な研磨シートにも関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタン発泡体を製造する技術とし
ては、フロンや塩化メチレン等の低沸点の有機溶剤を発
泡体形成原料組成物に添加・分散し、重合熱による気化
により重合体を発泡させる方法、発泡体形成原料組成物
に水を添加・分散し、イソシアネート基と水の反応によ
り発生する炭酸ガスにより重合体を発泡させる方法が周
知である。これらの方法で得られる発泡体は、気泡の径
(セル径)が平均値で100μmが下限であり、より微
細で均一な気泡を有する発泡体を得ることが困難であ
る。
【0003】微細な気泡を有するポリウレタン発泡体の
製造方法としては、以下の方法が知られている。 (1)溶剤可溶性の微粒子をポリウレタン重合体に分散
して所定形状に成形した後、成形品を微粒子は溶解する
がポリウレタン重合体は溶解しない溶剤に浸漬して微粒
子を溶解除去して多孔質ポリウレタン樹脂、即ち発泡体
とする方法。 (2)微小中空発泡体をポリウレタン樹脂形成原料組成
物に分散する方法。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記(1)の
方法によれば、多量の溶剤を必要とし、また微粒子形成
素材を含む溶剤を処理する必要があり、コスト的に高価
である。しかも、得られた発泡体は連続気泡のみであ
り、剛性を求められる用途には使用できず、用途が制限
される。また、溶出工程や溶剤を乾燥させる工程も必要
であり、厚みの大きな成形品を作成するには長時間を要
するという課題もある。
【0005】一方、(2)の方法では、密度の差により
ポリウレタン反応原液中において微小中空発泡体が浮き
上がる傾向が強いために均一な発泡体を製造することが
困難であり、また微小中空発泡体が比較的高価であり、
さらに発泡体内に微小中空発泡体の素材が残存し、発泡
体の裁断時に刃を損傷するなどの問題を有している。し
かも中空微粒子は飛散しやすく、作業環境の整備の設備
等に多大の費用を必要とする。
【0006】本発明の目的は、水等の化学反応性発泡剤
やフロン等の気化膨張性発泡剤、微小中空発泡体、溶剤
可溶性物質等の異種物質を使用することなく均一な微細
気泡を有するポリウレタン発泡体の製造方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ポリウレタ
ンを製造する原料液であるイソシアネートプレポリマー
を含む第1成分に界面活性剤を含ませ、これを非反応性
気体の存在下に強く攪拌することによってこれらの液が
微細な非反応性気体の気泡を含む気泡分散液となり、こ
れに鎖延長剤を加えて混合し、重合反応を行わせると均
一な微細気泡構造を有するポリウレタン発泡体が得られ
ること、さらには、イソシアネートプレポリマーを含む
第1成分に界面活性剤を含ませて、同様に反応原液(第
1成分と鎖延長剤)を非反応性気体の存在下に強く攪拌
することによってこれらの液が微細な非反応性気体の気
泡を含む気泡分散液となってそのまま重合・硬化し、均
一な微細気泡構造を有するポリウレタン発泡体が得られ
ることを見いだし、本発明を完成した。
【0008】本願請求項1に記載の発明は、イソシアネ
ートプレポリマーを含む第1成分に水酸基を有しないシ
リコン系ノニオン界面活性剤を微細気泡ポリウレタン発
泡体中に5〜50重量%になるように添加し、該第1成
分を非反応性気体と攪拌して前記非反応性気体を微細気
泡として分散させて気泡分散液とし、前記気泡分散液に
分子量500以下の鎖延長剤を混合して硬化させること
を特徴とする微細気泡ポリウレタン発泡体の製造方法に
関するものである。
【0009】また本願請求項2に記載の発明は、イソシ
アネートプレポリマーを含む第1成分に水酸基を有しな
いシリコン系ノニオン界面活性剤を微細気泡ポリウレタ
ン発泡体中に5〜50重量%になるように添加し、該第
1成分と分子量500以下の鎖延長剤を非反応性気体と
混合、攪拌し、前記非反応性気体を微細気泡として分散
させて気泡分散液とし、前記気泡分散液を硬化させるこ
とを特徴とする微細気泡ポリウレタン発泡体の製造方法
に関するものである。
【0010】ここに「非反応性気体」とは、イソシアネ
ート基もしくは活性水素基と反応しない常温気体成分の
みから構成されている気体をいう。また、気体は積極的
に液中に送り込んでもよく、また攪拌中に気体が自然に
巻き込まれる状況のみであってもよい。また微細気泡と
は、気泡の径が平均80μm以下のものをいう。本発明
の方法によれば平均10μm程度のものまで製造可能で
ある。気泡の径は、使用する界面活性剤の種類やその添
加量、攪拌条件、使用する原料の粘度などの条件を適宜
選択・調整することによって設定し、制御することが可
能である。得られる発泡体の密度は0.6〜0.9程
度、発泡体の硬度(ASKER C)は85〜100で
あることが好ましい。特に研磨用の発泡体は、硬度が9
0〜95であることが好ましい。
【0011】攪拌時間は、攪拌機の性能、ポリウレタン
発泡体を形成する反応原液の粘度等により変動するが、
少なくとも30秒、安定した気泡分散液を作成するには
より好ましくは1分程度であり、流動性が確保される限
り攪拌可能である。この攪拌時間は、通常のポリウレタ
ン発泡体を製造する攪拌時間より長く必要である。気泡
の径は添加する界面活性剤の種類、添加量、攪拌時間等
の製造条件により調整可能である。
【0012】上述の本発明の微細気泡ポリウレタン発泡
体の製造方法においては、いずれの場合もさらに前記気
泡分散液を篩網を通過させる工程を有することが好まし
い。請求項1に記載の発明においては、気泡分散液であ
る第1成分を篩網を通過させてもよく、鎖延長剤を混合
した後に通過させてもよい。また、請求項2記載の発明
において、第1成分、鎖延長剤、非反応性気体の混合の
順序は問わず、第1成分と鎖延長剤が混合された状態で
気泡分散液が形成されればよい。
【0013】篩網を通過させることによって、攪拌中に
生じる大きな気泡が破裂して消失し、気泡の均一性がさ
らに高い微細気泡ポリウレタン発泡体を得ることが可能
となる。
【0014】本発明において、イソシアネートプレポリ
マーを含む第1成分に水酸基を有しないシリコン系ノニ
オン界面活性剤を添加することにより、物理的特性に優
れ、微細で均一な気泡(セル)を有するポリウレタン発
泡体が得られる。
【0015】本発明において使用する前記界面活性剤
は、水酸基を有しないシリコン系ノニオン界面活性剤で
あり、このような界面活性剤の使用により、ポリウレタ
ンの物理特性が損なわれることなく、また気泡が微細で
均一性なポリウレタン発泡体が安定して得られる。
【0016】前記界面活性剤は、合成される微細気泡ポ
リウレタン発泡体中に5〜50重量%になるように添加
する。5重量%未満では気泡の微細な発泡体が得られ
ず、50重量%を超えると微細気泡ポリウレタン発泡体
の物理特性が低下する。
【0017】イソシアネート基を含有するイソシアネー
トプレポリマーに界面活性剤を添加し、硬化剤として
延長剤を添加して非反応性気体と混合、攪拌し、前記非
反応性気体を微細気泡として分散させて気泡分散液と
し、前記気泡分散液を硬化させる方法においては、前記
イソシアネートプレポリマーのイソシアネート基は、脂
肪族イソシアネート化合物に由来するイソシアネート基
を含むものであることが好ましい。
【0018】脂肪族イソシアネート化合物に由来するイ
ソシアネート基は、芳香族イソシアネート化合物に由来
するイソシアネート基と比較して反応性が低く、従っ
て、鎖延長剤と混合した後反応硬化して反応混合液が流
動しなくなるまでの時間が長い。このため、分散時間、
所定の型に流し込んで成形する時間、さらには、気泡分
散液を篩網を通過させる工程に要する時間を確保できる
という効果がある。このイソシアネートプレポリマーに
は、芳香族ポリイソシアネート化合物に由来するイソシ
アネート基が併存してもかまわない。
【0019】なお、脂肪族イソシアネート化合物とは、
イソシアネート基が直接芳香環に結合していなければよ
く、イソシアネート化合物が芳香環を有しているか否か
は問題ではない。
【0020】本発明は、上述の製造方法により得られた
ポリウレタン発泡体、該発泡体を使用した研磨シートに
関するものでもあり、シート表面に研磨屑や研磨剤を被
研磨物と研磨シートの接触面から外方へ逃がす作用を有
する溝が設けられていることを特徴とする。シートは、
ポリウレタン発泡体を目的とするシートの厚みと同じキ
ャビティーを備えた金型に反応成分を流し込んで製造し
てもよく、また厚いブロック状の発泡体を製造してこれ
を所定厚みに裁断して製造してもよい。
【0021】溝の形状は、特に限定されるものではない
が、断面が矩形、三角形、U字型、半円状等が例示さ
れ、微粉末が通過する断面積を有したものでよい。溝は
シート面上に同心円状、格子状等にて配置される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明においては、ポリウレタン
の分野において公知のイソシアネートプレポリマーを限
定なく使用することができる。イソシアネートプレポリ
マーを使用すると、得られる微細気泡ポリウレタン発泡
体の物理的特性が優れたものとなる。
【0023】本発明においてイソシアネートプレポリマ
ーの原料として使用可能な有機ジイソシアネートとして
は、具体的には下記の化合物が例示される。
【0024】芳香族ジイソシアネート化合物 ・4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−ト
ルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシア
ネート、ナフタレンジイソシアネート、1,4−フェニ
レンジイソシアネート等 脂肪族ジイソシアネート化合物 ・エチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル
ヘキサメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチ
レンジイソシアネート(HDI)等の脂肪族ジイソシア
ネート類 ・水素添加4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(HMDI、商品名ハイレン−W、ヒュルス社製)、
1,4−シクロヘキサンジイソシアネート(CHD
I)、イソフォロンジイソシアネート(IPDI)、水
素添加m−キシリレンジイソシアネート(HXDI)、
ノルボルナンジイソシアネート等の脂環式ジイソシアネ
ート類 ・キシリレンジイソシアネートート(XDI)、テトラ
メチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)等 上記の化合物は単独使用してもよく、併用してもよい。
【0025】上記のジイソシアネート化合物のほかに、
3官能以上の多官能ポリイソシアネート化合物も使用可
能である。多官能性のイソシアネート化合物としては、
デスモジュール−N(バイエル社)や商品名デュラネー
ト(旭化成工業製)として一連のジイソシアネートアダ
クト体化合物が市販されている。これらの3官能以上の
ポリイソシアネート化合物は、単独で使用するとプレポ
リマー合成に際してゲル化しやすいために、ジイソシア
ネート化合物に添加して使用することが好ましい。
【0026】本発明において第1成分として使用するイ
ソシアネートプレポリマーは、上記のイソシアネート化
合物と後述するポリオール化合物との反応物であり
ソシアネート化合物のイソシアネート基(NCO)と
リオール化合物の活性水素基(H* )の当量比NCO/
* が1.6〜2.6の範囲で加熱反応して製造される
NCO基末端のオリゴマーである当量比NCO/H *
は1.8〜2.2の範囲であることが好ましい。市販品
のイソシアネートプレポリマーの使用も好適である。
【0027】請求項に記載の発明におけるイソシアネ
ート基は、上述の脂肪族イソシアネート化合物をプレポ
リマー形成成分の少なくとも一成分として使用すること
により得ることができる。末端の未反応のNCO基が脂
肪族イソシアネート化合物由来であれば、プレポリマー
合成成分として芳香族ジイソシアネートを使用してもか
まわない。
【0028】イソシアネートプレポリマーの合成に使用
するポリオール化合物は、少なくとも2以上の活性水素
原子を有する有機化合物である
【0029】ポリオール化合物が有する活性水素基はイ
ソシアネート基と反応する水素を含む官能基であり、水
酸基、第1級もしくは第2級アミノ基、チオール基(S
H)などが例示される。
【0030】ポリオール化合物は、末端基定量法による
分子量が500〜10000程度のオリゴマーであり、
具体的には下記のものが例示される。
【0031】1)ポリエーテルポリオール ポリエーテルポリオールとしては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン等の多価アルコールの1種又は2種以上にプロピ
レンオキサイドを付加して得られるポリオキシプロピレ
ンポリオール類、エチレンオキサイドを付加して得られ
るポリオキシエチレンポリオール類、ブチレンオキサイ
ド、スチレンオキサイド等を付加して得られるポリオー
ル類、および、前記多価アルコールにテトラヒドロフラ
ンを開環重合により付加して得られるポリオキシテトラ
メチレンポリオール類が例示できる。上述の環状エーテ
ルを2種以上使用した共重合体も使用可能である。
【0032】2)ポリエステルポリオール ポリエステルポリオールとしては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタン
ジオール、ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトールあるいはその他の低分子量多価アルコール
の1種又は2種以上とグルタル酸、アジピン酸、ピメリ
ン酸、スベリン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフ
タル酸、ダイマー酸、水添ダイマー酸あるいはその他の
低分子ジカルボン酸やオリゴマー酸の1種又は2種以上
との縮合重合体、プロピオラクトン、カプロラクトン、
バレロラクトン等の環状エステル類の開環重合体等のポ
リオール類が例示できる。
【0033】3)アクリルポリオール アクリル共重合体において、アクリル酸β−ヒドロキシ
エチル、アクリル酸β−ヒドロキシプロピル、アクリル
酸3−ヒドロキシプロピル、アクリル酸β−ヒドロキシ
ブチル、アクリル酸4−ヒドロキシブチル、アクリル酸
β−ヒドロキシペンチル等のアクリル酸のヒドロキシア
ルキルエステル又はメタクリル酸の同様なヒドロキシア
ルキルエステル、さらにグリセリン、トリメチロールプ
ロパン等の多価アルコールのアクリル酸モノエステル又
はこれらと同様なメタクリル酸モノエステル、N−メチ
ロールアクリルアミド又はN−メチロールメタクリルア
ミド等の水酸基を有するモノエチレン性不飽和モノマー
を共重合モノマー等の1分子中に2以上の水酸基を有す
るアクリルポリールが使用できる。
【0034】なお、アクリルポリオールとしては、テレ
ケリックアクリルポリオールも使用可能である。かかる
テレケリックアクリルポリオールは、アルコール化合物
の存在下に、(メタ)アクリル酸エステルを含む不飽和
単量体を有機スルホン酸化合物の存在下に、有機過酸化
物含有開始剤により重合して得られる水酸基含有アクリ
ル系重合体である。アルコール化合物としてはメタノー
ル、エタノール等の脂肪族ないし脂環式アルコール類が
好ましく、アルコール化合物として単官能のアルコール
を使用すると得られる活性水素基含有アクリル系重合体
は実質的に2官能となり、アルコール化合物としてジオ
ールを使用すると活性水素基含有アクリル系重合体は実
質的に4官能となる。
【0035】4)その他のポリオール その他、フェノールレジンポリオール、エポキシポリオ
ール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリ
オール、ポリエステル−ポリエーテルポリオール、アク
リロニトリルやスチレン等の重合体をビニル付加ないし
分散せしめたポリマーポリオール、ウレア分散ポリオー
ル、カーボネートポリオール等が本発明のポリオールと
して使用することが可能である。また、これらのポリオ
ール化合物をp−アミノ安息香酸と縮合し、活性水素基
を芳香族アミノ基としたポリオール化合物も使用可能で
ある。
【0036】本発明に使用する鎖延長剤は、分子量が5
00以下の化合物である。鎖延長剤としては、具体的に
はエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール、トリメチロールプロパン等に代表さ
れる脂肪族系低分子グリコールやトリオール類、メチレ
ンビス−o−クロルアニリン(MOCA)、ジシクロヘ
キシルメタン−4,4’−ジアミン等の芳香族ジアミン
類、1,4−ビスヒドロキシエトキシベンゼン(キュア
ミンH(イハラケミカル社製))、m−キシリレンジオ
ール(三菱ガス化学社製)等の芳香族系ジオール類等が
挙げられる
【0037】微細気泡を形成するために使用される非反
応性気体としては、可燃性でないものが好ましく、具体
的には窒素、酸素、炭酸ガス、ヘリウムやアルゴン等の
希ガスやこれらの混合気体が例示され、乾燥して水分を
除去した空気の使用がコスト的にも最も好ましい。
【0038】本発明において使用するシリコン系ノニオ
ン界面活性剤としては、上述の第1成分もしくは混合物
(第1成分と鎖延長剤)を非反応性の気体の存在下に攪
拌した場合に、微細な気泡を安定的に形成するものは限
定なく使用可能である。
【0039】特に、イソシアネートプレポリマーや鎖延
長剤との相溶性が良い点でポリウレタンの技術分野にお
いて整泡剤として使用されている界面活性剤であって、
上述のようにイソシアネート基と反応する水酸基等の活
性水素基を有しないものが使用される。具体的には、シ
リコン整泡剤SH−190、SH−192(トーレダウ
コーニングシリコン(株)製)、L−5340(日本ユ
ニカー(株))等が例示される。
【0040】本発明において、非反応性気体を微細気泡
状にして第1成分もしくは混合物(第1成分と鎖延長
)に分散させる攪拌装置としては、公知の攪拌装置は
特に限定なく使用可能であり、具体的には、ホモジナイ
ザー、ディゾルバー、2軸遊星型ミキサー(プラネタリ
ーミキサー)等が例示される。ただし、攪拌により強い
温度上昇を起こす攪拌装置は、特に請求項2に記載の発
明のように、第1成分と鎖延長剤を混合して気泡を形成
させる方法においては反応速度が上昇するために好まし
くない。攪拌装置の攪拌翼の形状も特に限定されない
が、ホイッパー型の攪拌翼の使用が微細気泡が得られ、
好ましい。
【0041】なお、請求項1に記載の発明においては、
気泡分散液を作成する攪拌と、鎖延長剤を添加して混合
する攪拌を行うが、後段の攪拌は、特に気泡を形成する
攪拌でなくてもよく、大きな気泡を巻き込まない攪拌装
置の使用が好ましい。このような攪拌装置としては、遊
星型ミキサーが好適である。また、前段と後段の攪拌装
置を同一の攪拌装置を使用しても支障はなく、必要に応
じて攪拌翼の回転速度を調整する等の攪拌条件の調整を
行って使用することも好適である。
【0042】気泡分散液を製造する条件は、微細な気泡
が形成され、所定形状の硬化物が得られる限り特に限定
されるものではないが、温度は、第1成分、鎖延長剤
融点以上であり、イソシアネート基と活性水素基の硬化
反応が急速に進行しない温度以下であることが必要であ
る。好ましくは0℃〜140℃、より好ましくは、10
〜120℃である。なお、イソシアネート基と活性水素
基の硬化反応は発熱反応であり、選択するイソシアネー
トプレポリマー鎖延長剤の種類、組合せ等により発熱
の程度は異なる。反応熱による系の温度上昇が大きい
と、気泡分散液中の気泡が膨張するため好ましくなく、
反応熱の小さな反応系を採用するか、もしくは反応熱の
大きな反応系を使用した場合は、十分な温度調節を行う
ことが好ましい。
【0043】本発明のポリウレタン発泡体の製造方法に
おいては、気泡分散液を型に流し込んで流動しなくなる
まで反応した発泡体を、加熱、ポストキュアーすること
は、発泡体の物理的特性を向上する効果があり、極めて
好適である。金型に気泡分散液を流し込んで直ちに加熱
オーブン中に入れてポストキュアーを行う条件としても
よく、そのような条件下でも直ぐに反応成分に熱が伝達
されないので、気泡径が大きくなることはない。硬化反
応は、常圧で行うことが気泡形状が安定するために好ま
しい。
【0044】本発明においては、ポリウレタン反応を促
進する触媒を使用してもかまわない。ただし、特に請求
項2記載の発明のように、イソシアネートプレポリマー
を含む第1成分鎖延長剤を混合して攪拌する場合は、
微細気泡形成に十分な攪拌時間と所定形状の型に流し込
む流動時間を確保する必要があり、触媒の種類、添加量
はこれらを考慮して選択する。
【0045】本発明の微細気泡ポリウレタン発泡体の製
造は、容器に各成分を計量して投入し、攪拌するバッチ
方式であっても、また攪拌装置に各成分と非反応性気体
を連続して供給して攪拌し、気泡分散液を送り出して成
形品を製造する連続生産方式であってもよい。
【0046】本発明において使用する篩網は、気泡分散
液中の比較的大きな気泡を除去すればよく、50μm以
下の気泡径の発泡体を得るには、80メッシュより目の
細かいものを使用すればよい。連続生産方式の場合に
は、ストレーナー形式にて製造装置に設けることが好適
である。
【0047】本発明においては、ポリウレタン形成原料
に加えて他の成分を添加してもよい。具体的には、硬化
反応速度を調整するための触媒又は遅延剤、色素や顔料
等の着色剤等が例示される。
【0048】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (実施例1) 溶融して80℃に温度調整したアジプレンL−325
(イソシアネート末端プレポリマー、NCO=9.25
% ユニロイヤル社製)100gに界面活性剤としてシ
リコン整泡剤SH−192(トーレダウコーニングシリ
コン(株)製)を20g添加し(第1成分)、泡立てミ
キサー(攪拌翼回転数=3500rpm)にて約5分
間、クリーム状(メレンゲ状態)になるまで攪拌し、気
泡分散液1を得た。この気泡分散液1を遊星型ミキサー
に移し、120℃に溶融・保温したキュアミンMT(メ
チレンビス−o−クロルアニリン、イハラケミカル
(株)製)(鎖延長剤)を26.6g投入し、約2分間
混合した。混合液を流動性がある可使時間内にオープン
モールドに注型して硬化させ、110℃±10℃に温度
調節したオーブン中で6時間ポストキュアーを行って微
細気泡ポリウレタン発泡体を作成した。使用した界面活
性剤は、第1成分と鎖延長剤の合計量に対して13.6
重量%であった。
【0049】得られた微細気泡ポリウレタン発泡体は、
密度が0.75g/cm3 、硬度(ASKER C)が
94、平均セル径が50μmの均一な気泡を有するもの
であった。
【0050】(実施例2) 溶融して80℃に温度調整したアジプレンL−325
(イソシアネート末端プレポリマー、NCO=9.25
% ユニロイヤル社製)100gに界面活性剤としてシ
リコン整泡剤SH−192(トーレダウコーニングシリ
コン(株)製)を20g添加したプレミックス(第1成
分)に、120℃に溶融・保温したキュアミンMT(メ
チレンビス−o−クロルアニリン、イハラケミカル
(株)製)(鎖延長剤)を26.6g投入し、クリーム
状(メレンゲ状態)になるまで約2分間攪拌し、気泡分
散液2を得た。この気泡分散液2を流動性がある可使時
間内にオープンモールドに注型し、110℃±10℃に
温度調節したオーブン中で硬化させると共に6時間ポス
トキュアーを行って微細気泡ポリウレタン発泡体を作成
した。使用した界面活性剤は、第1成分と鎖延長剤の合
計量に対して13.6重量%であった。
【0051】得られた微細気泡ポリウレタン発泡体は、
密度が0.75g/cm3 、硬度(ASKER C)が
94、平均セル径が30μmの均一な気泡を有するもの
であった。
【0052】(実施例3) 界面活性剤の添加量を50g(第1成分と鎖延長剤の合
計量に対して28.3重量%)とした以外は実施例2と
同様にして微細気泡ポリウレタン発泡体を作成した。得
られた微細気泡ポリウレタン発泡体は、密度が0.75
g/cm3 、硬度(ASKER C)が94、平均セル
径が30μmの均一な気泡を有するものであった。
【0053】(比較例1)界面活性剤を添加せず、実施
例2と同様にしてポリウレタン発泡体を作成した。得ら
れたポリウレタン発泡体は、平均セル径が目視でも大き
く、不均一で問題外であった。
【0054】(比較例2) 界面活性剤の添加量を5g(第1成分と鎖延長剤の合計
量に対して3.8重量%)とした以外は実施例2と同様
にして微細気泡ポリウレタン発泡体を作成した。 得ら
れたポリウレタン発泡体は、平均セル径が100μmで
あり、微細気泡と言えるものではなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−162772(JP,A) 特開 昭57−80418(JP,A) 特開 平9−235344(JP,A) 特開 昭60−96629(JP,A) 特開 昭56−88438(JP,A) 特開 昭55−155037(JP,A) 特開 平1−222868(JP,A) 国際公開98/017703(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87 C08J 9/00 - 9/42 B24D 3/00 - 18/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソシアネートプレポリマーを含む第1
    成分に水酸基を有しないシリコン系ノニオン界面活性剤
    微細気泡ポリウレタン発泡体中に5〜50重量%にな
    るように添加し、該第1成分を非反応性気体と攪拌して
    前記非反応性気体を微細気泡として分散させて気泡分散
    液とし、前記気泡分散液に分子量500以下の鎖延長剤
    を混合して硬化させることを特徴とする微細気泡ポリウ
    レタン発泡体の製造方法。
  2. 【請求項2】 イソシアネートプレポリマーを含む第1
    成分に水酸基を有しないシリコン系ノニオン界面活性剤
    微細気泡ポリウレタン発泡体中に5〜50重量%にな
    るように添加し、該第1成分と分子量500以下の鎖延
    長剤を非反応性気体と混合、攪拌し、前記非反応性気体
    を微細気泡として分散させて気泡分散液とし、前記気泡
    分散液を硬化させることを特徴とする微細気泡ポリウレ
    タン発泡体の製造方法。
  3. 【請求項3】 さらに前記気泡分散液を篩網に通過させ
    る工程を有する請求項1又は2に記載の微細気泡ポリウ
    レタン発泡体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記イソシアネートプレポリマーのイソ
    シアネート基は、脂肪族イソシアネート化合物に由来す
    るイソシアネート基を含むものである請求項1〜3のい
    ずれかに記載の微細気泡ポリウレタン発泡体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の製造方
    法により得られる微細気泡ポリウレタン発泡体。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の微細気泡ポリウレタン発
    泡体からなる研磨シート。
  7. 【請求項7】 シート表面に溝が設けられている請求項
    6記載の研磨シート。
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