JP3516058B2 - 防護柵用支柱へのビーム取り付け構造 - Google Patents

防護柵用支柱へのビーム取り付け構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路や護岸等に
設置される防護柵の技術分野に属し、更に云えば、中空
のスリーブを利用して防護柵用支柱へビーム取り付ける
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路や護岸等に設置される防護柵
は、地面に固定して立てた垂直な支柱同士の間にビーム
を水平に取り付けて構成されている。具体的には支柱の
側面に予め設けられた取付孔へ中空のスリーブを利用し
てビームの端部を差し込んだ構造である。その代表的な
ものとして、特開平8−296213号には、図6に示
したように、支柱aの側面に設けられた取付孔bに中空
のスリーブcを取り付け、同スリーブcのビーム取付孔
にビームeの端部を通すことより、ビームeが支柱aに
取り付けられている。前記スリーブcは、全体として取
付孔bの口径よりもはるかに大きな外径とされ、外周面
の略中間部に取付孔bの縁が嵌まる環状の凹溝部dを備
え、該凹溝部dより先の挿入部は先細状のテーパー面を
形成している。また、前記スリーブcには弾性材料が好
適に使用される。ちなみに、図中の符号fはピン孔であ
り、符号gは同ピン孔fへ差した抜け止めピンである。
【0003】この取り付け構造によると、取付孔bとビ
ームeの外径との間に生ずる隙間はスリーブcで埋めら
れ、同隙間は露出しないので、雨水等が支柱aの内部に
浸入することもなく、支柱aの耐久性に悪影響を及ぼす
こともない。また、スリーブcはクッション的役割も果
たすので、取付孔bとビームeの端部との間に生じた隙
間によるガタつきもなく、風が吹いた場合に騒音が発生
することもない。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】上記防護柵用支柱へ
のビーム取り付け構造は、スリーブcの形状に起因し
て、下記するような問題点がある。 スリーブcのうち取付孔bへ挿入する挿入部の外径
は同取付孔bの径よりもはるかに大きいため、作業員が
スリーブcを取付孔bへ嵌めるには、スリーブcの凹溝
部dが取付孔bの縁に係止するまでスリーブcを無理矢
理に押し込み挿入するほかなく、大きな労力を要し、取
り付け作業が面倒で手間がかかる。しかもこの作業は、
支柱毎の各取付孔にしなければならず、通常何本もの支
柱を配置し複数本のビームを使用して防護柵を構成する
ことを考慮すると、作業員の労力と疲労度は甚大であ
る。 逆に、スリーブが損傷して交換を余儀なくされた場
合、スリーブcを取付孔bから取り外す作業も、取付孔
bの縁に係止されたスリーブcを無理矢理に引き抜き取
り外すことになるから、嵌める作業と同様に面倒で手間
がかかる。 スリーブcは先細状のテーパー面に沿って取付孔b
へ無理矢理に挿入するので、スリーブcの外周面を取付
孔bの縁で損傷しやすく、スリーブの耐久性に悪影響を
及ぼす。
【0005】したがって、本発明の目的は、取付孔に対
して軽くスムーズに着脱作業を行い得る形状のスリーブ
を使用した防護柵用支柱へのビーム取り付け構造を提供
することである。本発明の更なる目的は、スリーブのビ
ーム取付孔へビームを挿入すると取付孔へスリーブをし
っかり固定できる構成とした防護柵用支柱へのビーム取
り付け構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、請求項1の発明に係る防護柵
用支柱へのビーム取り付け構造は、防護柵用の支柱へス
リーブを利用してビームを取り付ける構造において、支
柱の側面に取付孔が設けられていること、スリーブは、
前記取付孔の口径と略同等の外径を有し同取付孔へ挿入
される挿入部と、同取付孔の口径よりも十分に大きな外
径を有し前記支柱の外側に止まる係止部とより成り、前
記挿入部と係止部は前記ビームの外径と略同径のビーム
挿入孔を一連に有し、前記挿入部におけるビーム挿入孔
は、前記係止部側から先端側へ向かって先細状のテーパ
孔で形成され、該部分は切欠き部により円周方向に複数
の突片に分割されていること、前記スリーブのビーム挿
入孔へビームの端部を通すことにより、同ビームが前記
支柱に取り付けられていることをそれぞれ特徴とする。
【0007】請求項2の発明に係る防護柵用支柱へのビ
ーム取り付け構造は、護柵用の支柱へスリーブを利用し
てビームを取り付ける構造において、支柱の側面に取付
孔が設けられていること、スリーブは、前記取付孔の口
径と略同等の外径を有し同取付孔へ挿入される挿入部
と、同取付孔の口径よりも十分に大きな外径を有し前記
支柱の外側に止まる係止部とより成り、前記挿入部と係
止部は前記ビームの外径と略同径のビーム挿入孔を一連
に有し、前記挿入部におけるビーム挿入孔は、前記係止
部側から先端側へ向かって先細状のテーパ孔で形成さ
れ、該部分は半径方向の切線により複数に分割されてい
ること、前記スリーブのビーム挿入孔へビームの端部を
通すことにより、同ビームが前記支柱に取り付けられて
いることをそれぞれ特徴とする。
【0008】請求項3の発明に係る防護柵用支柱へのビ
ーム取り付け構造は、請求項1又は2に記載したスリー
ブは合成樹脂で成形されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態、及び実施例】以下に、図面に基づ
いて本発明の実施の形態及び実施例を説明する。図1
は、地面4に所定の間隔をおいて垂直に固定し立てた支
柱1,1同士の間にスリーブ3を利用してビーム2を略
水平に取り付けて構成した防護柵を示している。前記支
柱1の頭部にはキャップ5が嵌め込まれている。前記支
柱1及びビーム2は、本実施例ではともに横断面形状が
略円形の鋼管で実施されているが、この限りでなく、横
断面形状は矩形でも良く、また、アルミニウム管などで
も好適に実施される。
【0010】図2は、図1で示した防護柵の右端の支柱
1の側面に設けられた取付孔6に中空のスリーブ3を利
用してビーム2の端部を取り付けた構造を示している。
図中の符号7はビーム2の端部に鉛直方向に設けられた
ピン孔であり、符号8は抜け止めピンである。前記スリ
ーブ3は、図3A,Bに示したように、前記支柱1の取
付孔6の口径(40mm程度)と同等の外径を有し同取
付孔6へ挿入される挿入部3aと、同取付孔6の口径よ
りも十分に大きな外径(44mm程度)を有し前記支柱
1の外側に止まる係止部3bとより成り、挿入部3aと
係止部3bは前記ビーム2の外径(38mm程度)と略
同径のビーム挿入孔3cを一連に有している。また、前
記スリーブ3の係止部3bの縁(段部)は、前記支柱1
の取付孔6の立体形状にぴったり一致する立体形状に湾
曲されている(図4A,図5A)。更に、前記挿入部3
aにおけるビーム挿入孔3cは、前記係止部3bの側か
ら先端側(図3Aの右側)へ向かって、具体的には取付
孔6の肉厚部分T(5mm程度)を除いた位置を起点と
して先端側へ向かって先細状のテーパ孔で形成されてい
る。そして、この部分はビーム2の挿入を容易ならしめ
るように、図4では、切り欠き部を設けて複数(図示例
では4つ)のテーパー状の突片9に分割されており、図
5では、半径方向の切線10により複数の分割片11に
分割されている。前記突片9(又は分割片11)の先端
における肉厚は2.5mm程度とされる。よって、前記
テーパ孔で形成されるビーム挿入孔3cの先端部の口径
は33mm程度と云える。前記スリーブ3は、ビーム2
の端部により突片9(又は分割片11)が押し広げられ
ることが可能な合成樹脂で成形することが好ましいが、
これに限らず、必要十分な弾性を有していれば、ゴムや
金属を使用しても構わない。なお、前記取付孔6の口径
等の数値はあくまでも一例として示したものであり、こ
の限りでない。
【0011】よって、防護柵用支柱1へビーム2を取り
付ける構造は、図3A,Bに示したように、まず取付孔
6へ前記スリーブ3の挿入部3aを挿入する。挿入部3
aは取付孔6へスムーズに挿入でき、同スリーブ3の係
止部3bが前記支柱1の外側面に確実に係止される。し
かる後に、ビーム2をビーム挿入孔3cへ挿入すると、
該ビーム2が突片9(又は分割片11)を次第に押し広
げる結果、図3Bのように取付孔6の内側へ挿入部3a
が大きく拡大して止まる構造となる。従って、スリーブ
3が取付孔6から抜け落ちる心配はない。最終的には、
図2に示したように、ビーム2の端部にピン孔7を設
け、抜け止めピン8で係止する。逆に、ビーム2を引き
抜くと、スリーブ3の挿入部3aは元の形状に復元する
ので、スリーブ3は軽く抜き取ることができる。
【0012】
【本発明が奏する効果】本発明に係る防護柵用支柱への
ビーム取り付け構造によれば、取付孔に対してスリーブ
を軽くスムーズに着脱作業を行うことができるので、ス
リーブを損傷することがなく、取り付け作業員の労力及
び疲労度をはるかに低減することができる。
【0013】また、ビーム取付孔へ挿入したビームがテ
ーパー孔の径を広げる作用により取付孔へスリーブをし
っかり固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防護柵を示した正面図である。
【図2】防護柵用支柱へのビーム取り付け構造を示した
断面図である。
【図3】A,Bは、それぞれ防護柵用支柱へのビーム取
り付け構造を示した原理図である。
【図4】Aは、スリーブの形状を示した斜視図であり、
Bは、同断面図である。
【図5】Aは、スリーブの形状を示した斜視図であり、
Bは、同背面図である。
【図6】従来技術を示した断面図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 ビーム 3 スリーブ 3a 挿入部 3b 係止部 3c ビーム挿入孔 4 地面 5 キャップ 6 取付孔 7 ピン孔 8 抜け止めピン 9 突片 10 切線 11 分割片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−296213(JP,A) 特開 平10−266151(JP,A) 実開 昭53−2528(JP,U) 実開 昭57−137625(JP,U) 実開 平5−22618(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防護柵用の支柱へスリーブを利用してビー
    ムを取り付ける構造において、 支柱の側面に取付孔が設けられていること、 スリーブは、前記取付孔の口径と略同等の外径を有し同
    取付孔へ挿入される挿入部と、同取付孔の口径よりも十
    分に大きな外径を有し前記支柱の外側に止まる係止部と
    より成り、前記挿入部と係止部は前記ビームの外径と略
    同径のビーム挿入孔を一連に有し、前記挿入部における
    ビーム挿入孔は、前記係止部側から先端側へ向かって先
    細状のテーパ孔で形成され、該部分は切欠き部により円
    周方向に複数の突片に分割されていること、 前記スリーブのビーム挿入孔へビームの端部を通すこと
    により、同ビームが前記支柱に取り付けられているこ
    と、をそれぞれ特徴とする防護柵用支柱へのビーム取り
    付け構造。
  2. 【請求項2】防護柵用の支柱へスリーブを利用してビー
    ムを取り付ける構造において、 支柱の側面に取付孔が設けられていること、 スリーブは、前記取付孔の口径と略同等の外径を有し同
    取付孔へ挿入される挿入部と、同取付孔の口径よりも十
    分に大きな外径を有し前記支柱の外側に止まる係止部と
    より成り、前記挿入部と係止部は前記ビームの外径と略
    同径のビーム挿入孔を一連に有し、前記挿入部における
    ビーム挿入孔は、前記係止部側から先端側へ向かって先
    細状のテーパ孔で形成され、該部分は半径方向の切線に
    より複数に分割されていること、 前記スリーブのビーム挿入孔へビームの端部を通すこと
    により、同ビームが前記支柱に取り付けられているこ
    と、をそれぞれ特徴とする防護柵用支柱へのビーム取り
    付け構造。
  3. 【請求項3】スリーブは合成樹脂で成形されていること
    を特徴とする、請求項1又は2に記載した防護柵用支柱
    へのビーム取り付け構造。
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