JP3515325B2 - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

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JP3515325B2
JP3515325B2 JP14971397A JP14971397A JP3515325B2 JP 3515325 B2 JP3515325 B2 JP 3515325B2 JP 14971397 A JP14971397 A JP 14971397A JP 14971397 A JP14971397 A JP 14971397A JP 3515325 B2 JP3515325 B2 JP 3515325B2
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、符号誤りの発生
しやすい環境でのデータ伝送に適したデータ伝送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】符号誤りの発生しやすい通信路を使用し
てデータ伝送を行う場合、符号誤りの発生により受信側
でデータの欠損や誤解が生じてしまいデータが大きく劣
化してしまう。このような事態を防ぐため、再送、誤り
訂正符号などの手段が用いられる。これらの手段は例え
ば文献「Shu Lin / Daniel J. Costello, Jr. “ErrorC
ontrol Coding Fundamentals and Applications” Pren
tice Hall 1983」に詳しい。
【0003】再送は、受信側からの符号誤り発生の報告
に応じてデータを再び送信する方法であり、特にバース
ト的な符号誤りが生じる場合に効果的である。しかしな
がら、再送は、受信側からの符号誤り発生の報告を行う
のに戻りチャネルを使用する必要があるため、戻りチャ
ネルが存在する場合でなければ用いることができない。
【0004】誤り訂正符号は受信側で符号誤りを訂正す
る方法であり、戻りチャネルを必要としない。しかしな
がら、符号誤りがバースト的に生じる場合には、訂正能
力を越えてしまい、符号誤りが残留してしまうことが多
い。これを低減するためにインタリーブが用いられる
が、この場合、インタリーブを行う区間内に予想される
符号誤りの数に合わせた誤り訂正能力が必要になるた
め、集中して発生する誤りに応じた強力な誤り訂正能力
が必要となり、大きな冗長が必要となる。また、インタ
リーブを行う区間の一部分に訂正能力を越えたバースト
的な符号誤りが生じた場合に、たとえ区間の残りの部分
に符号誤りが発生していなくても全てのデータが受信不
能となってしまう。
【0005】戻りチャネルを必要とせずにバースト的な
符号誤りからデータを保護する方法としては、データを
時間的に分離して誤り検出符号とともに複数回にわたり
繰り返して伝送する方法が効果的である。この方法にお
いて、受信側は、誤り検出符号の付加された同一のデー
タを時間間隔を空けて複数回受信することとなるが、各
受信データ(いずれも同一データ)について符号誤りの
検出を行い、符号誤りの検出されなかった受信データを
用いて復号化を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上、データ伝送方法
を各種説明したが、従来、戻りチャネルが存在しない場
合において、バースト的な符号誤りからデータを保護
し、かつ、ランダムな符号誤りからもデータを保護する
効率的なデータ伝送方法を実現することは困難であっ
た。その理由を詳述すると次の通りである。
【0007】まず、バースト的に生じる符号誤りからデ
ータを保護するためには、同一データを時間的に分離し
て複数回繰り返し送信する方法を採るのが効果的である
と考えられる。
【0008】このように同一データを複数回に亙って送
信すれば、これらの各データの中にはバースト的な符号
誤りを生じることなく受信側に伝送されるものがあるで
あろうから、符号誤りのないデータを受信側で復号化す
ることにより、バースト的な符号誤りによりデータが失
われて大きな劣化が生じるのを防ぐことができる。
【0009】しかし、この方法を採ったとしても、複数
回に亙って送信する各データのすべてにランダムな符号
誤りが生じることが有り得る。この場合、各データは誤
り検出符号を有しているため、受信側で各々が符号誤り
を含んでいることを検出することはできるが、各々の誤
りを訂正することはできない。従って、この場合は、各
データに含まれるランダムな符号誤りが僅かなものであ
っても、受信側では誤りのないデータが全く得られない
こととなる。
【0010】この問題を解決するための一方法として、
複数回に亙って送信する各データの各々に誤り訂正符号
を用いて受信側で訂正する方法も考えられないことはな
い。しかし、この方法により、十分な訂正能力を得るた
めには大きな冗長が必要になる。同一データを複数回重
複して送る方法を採れば、伝送効率をある程度低下させ
ることになるが、誤り訂正符号を使用すれば、これより
もさらに伝送効率を低下させることとなり、伝送効率が
大きく落込んでしまう。
【0011】また、上記方法は、冗長度の調整が必要な
場合に同一データを送信する回数を変えることにより行
うしかないため、元のデータの整数倍にしか冗長度を調
整することができず、調整の自由度に欠けるという問題
がある。
【0012】この発明は以上の事情に鑑みてなされたも
のであり、その第1の目的は、バースト的な符号誤りか
らデータを保護し、冗長の増加を抑えつつ、さらにラン
ダムな符号誤りからもデータを保護してデータ伝送を行
うことができるデータ伝送装置を提供することにある。
また、この発明の第2の目的は、上記第1の目的を達成
することができ、かつ、非整数倍の冗長度を含んだ任意
の適切な冗長度でデータ伝送をすることができるデータ
伝送装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、伝送すべきデータを符号誤りから保護
されるデータと保護されないデータとに分割し、符号誤
りから保護されるデータについて符号誤り検出情報の付
加および符号化率1/Nの誤り訂正符号化を施し、この
結果得られる符号化データをN個に分割し、このN個に
分割された符号化データと前記保護されないデータとを
多重化して通信路へ送出する送信側装置と、前記N個に
分割された符号化データおよび前記保護されないデータ
を前記通信路を介して受信し、a.N個に分割された各
符号化データ、およびb.N個に分割された符号化デー
タを合成した符号化データの各々について誤り訂正符号
復号化および該誤り訂正符号復号化により得られる復号
化データの符号誤りの検出を各々実施し、符号誤りの検
出されなかった復号化データを選択し、前記保護されな
いデータとともに出力する受信側装置とを具備すること
を特徴とするデータ伝送装置を提供するものである。
【0014】上記発明によれば、バースト的な符号誤り
からデータを保護し、冗長の増加を抑えつつ、さらにラ
ンダムな符号誤りからもデータを保護してデータ伝送を
行うことができるという効果が得られる。
【0015】
【0016】さらにこの発明は、伝送すべきデータに対
して畳み込み符号による符号化率1/Nの誤り訂正符号
化を施し、この結果得られる符号化データをN個に分割
し、通信路へ送出する送信側装置と、前記N個に分割さ
れた符号化データを前記通信路を介して受信し、 a.N個に分割された各符号化データについて誤り訂正
符号復号化を実施し、この結果得られる各復号化データ
について、復号化されたテールビットと畳み込み符号生
成時に付加される既知のテールビットとの比較により符
号誤りの検出を実施すると共に、 b.N個に分割された各符号化データを合成した符号化
データについてヴィタビ復号による誤り訂正符号復号化
を実施し、この結果得られる復号化データについて、ヴ
ィタビ復号時に計算される残存パスのメトリックと予め
定められた基準値との比較により符号誤りの検出を実施
し、符号誤りの検出されなかった復号化データを出力す
る受信側装置とを具備することを特徴とするデータ伝送
装置を提供するものである。
【0017】また、この発明は、伝送すべきデータに対
して符号誤り検出情報の付加および符号化率1/Nの誤
り訂正符号化を施し、この結果得られる符号化データを
M<NであるM個の不均一な符号長の符号化データに分
割し、このM個に分割された符号化データを通信路へ送
出する送信側装置と、前記M個に分割された符号化デー
タを前記通信路を介して受信し、 a.M個に分割された各符号化データ、および b.M個に分割された各符号化データを合成した符号化
データ の各々について誤り訂正符号復号化および該誤り訂正符
号復号化により得られる復号化データの符号誤りの検出
を各々実施し、符号誤りの検出されなかった復号化デー
タを出力する受信側装置とを具備することを特徴とする
データ伝送装置を提供するものである。
【0018】この発明によれば、非整数倍の冗長度を含
んだ任意の適切な冗長度でデータ伝送をすることができ
る。
【0019】また、この発明は、伝送すべきデータに対
し、畳み込み符号による符号化率1/Nの誤り訂正符号
化を施し、この結果得られる符号化データをM<Nであ
るM個に分割して通信路へ送出する送信側装置と、前記
M個に分割された符号化データを前記通信路を介して受
信し、 a.M個に分割された各符号化データについて誤り訂正
符号復号化を実施し、この結果得られる各復号化データ
について、復号化されたテールビットと畳み込み符号生
成時に付加される既知のテールビットとの比較により符
号誤りの検出を実施すると共に、 b.M個に分割された各符号化データを合成した符号化
データについてヴィタビ復号による誤り訂正符号復号化
を実施し、この結果得られる復号化データについて、ヴ
ィタビ復号時に計算される残存パスのメトリックと予め
定められた基準値との比較により符号誤りの検出を実施
し、符号誤りの検出されなかった復号化データを出力す
る受信側装置とを具備することを特徴とするデータ伝送
装置を提供するものである。
【0020】さらにこの発明は、伝送すべきデータに対
して符号誤り検出情報の付加および誤り訂正符号化を施
し、この結果得られる符号化データを誤り訂正符号化前
の元のデータよりも符号長の短い複数の符号化データに
分割し、これらの各符号化データを通信路へ送出する送
信側装置と、前記各符号化データを前記通信路を介して
受信し、これらの各符号化データから前記誤り訂正符号
化前の元のデータと同一またはそれより長い符号長の符
号化データを複数種類合成し、この合成した各符号化デ
ータについて誤り訂正符号復号化および該誤り訂正符号
復号化により得られる復号化データの符号誤りの検出を
各々実施し、符号誤りの検出されなかった復号化データ
を出力する受信側装置とを具備することを特徴とするデ
ータ伝送装置を提供するものである。
【0021】また、この発明は、伝送すべきデータに対
して誤り訂正符号化を施し、この結果得られる符号化デ
ータを複数のパンクチャド畳み込み符号に分割し、通信
路へ送出する送信側装置と、前記各パンクチャド畳み込
み符号を前記通信路を介して受信し、これらの各パンク
チャド畳み込み符号から前記誤り訂正符号化前の元のデ
ータと同一またはそれより長い符号長の符号化データを
複数種類合成し、この合成した各符号化データについて
ヴィタビ復号による誤り訂正符号復号化を各々実施し、
ヴィタビ復号時に計算される残存パスのメトリックと予
め定められた基準時との比較により、前記誤り訂正符号
復号化により得られる各復号化データの符号誤りの検出
を実施し、符号誤りの検出されなかった復号化データを
出力する受信側装置とを具備することを特徴とするデー
タ伝送装置を提供するものである。
【0022】さらにこの発明は、伝送すべきデータに対
して誤り訂正符号化を施すとともに通信路において発生
するバースト誤りのバースト長を推定し、各々前記誤り
訂正符号化により得られる符号化データを各々異なった
符号長の符号化データに分割する複数種類の分割方法の
中から1つの分割方法を前記バースト長の推定値に基づ
いて選択し、この選択した分割方法に従って前記誤り訂
正符号化により得られる符号化データを分割し、この分
割した各符号化データと当該分割方法を示す識別情報と
を通信路へ送出する送信側装置と、前記各符号化データ
および識別情報を前記通信路を介して受信し、各符号化
データを得るために使用した分割方法を前記識別情報に
より判定し、この判定結果に従い、前記各符号化データ
または各符号化データを合成した符号化データであって
符号長が誤り訂正符号化前のデータの符号長以上のもの
を用いて誤り訂正符号復号化を各々実施し、この結果得
られる各復号化データのうち符号誤りを含まないもの若
しくは残留誤りが最も少ないと認められるものを選択し
て出力する受信側装置とを具備することを特徴とするデ
ータ伝送装置を提供するものである。
【0023】この発明によれば、通信路におけるバース
ト誤りの発生状況に応じた最適な符号化データの分割方
法が選択されるため、あらゆる状況において高品質な符
号化伝送を行うことができる。
【0024】以上の各発明において、送信側装置では、
伝送すべきデータを符号誤りから保護されるデータと保
護されないデータとに分割し、符号誤りから保護される
データについて上記の分割された符号化データの生成の
ための処理を行い、保護されないデータとを多重化して
通信路へ送出し、受信側装置では、分割された符号化デ
ータおよび保護されないデータを受信し、各符号化デー
タを用いて上記復号化データを得るための処理を行い、
復号化データを保護されないデータとともに出力するよ
うにしてもよい。
【0025】また、送信側装置において、誤り検出情報
の付加と誤り訂正符号化の順序を逆にし、受信側装置の
処理内容もこれに合わせて変更してもよい。さらに符号
化データは、同一の符号長に分割してもよく、不均一な
符号長に分割してもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。
【0027】A.第1の実施形態 図1はこの発明の第1の実施形態であるデータ伝送装置
の送信側装置101の構成を示すブロック図、図2は同
データ伝送装置の受信側装置102の構成を示すブロッ
ク図である。また、図3は送信側装置101から送信さ
れるデータを例示した図、図4は送信側装置101およ
び受信側装置102内の各部で行われるデータ処理の内
容を説明する図である。
【0028】まず、送信側装置101について説明す
る。入力端子111から入力されたデータは、バッファ
112から符号化単位毎にデータ分離器113に送られ
る。このデータ分離器113は、バッファ112から供
給されるデータをその重要性をもとに“符号誤りから保
護されるデータ”と“保護されないデータ”とに分離
し、前者の“保護されるデータ”はCRC符号化器11
4へ原データとして送り、後者の“保護されないデー
タ”は多重化器118へ送る。図4(a)はCRC符号
化器114へ送られる原データを示している。
【0029】“保護されるデータ”と“保護されないデ
ータ”をどのように定めるかについては各種考えられる
が、例えばデータと音声等を時分割多重で伝送するよう
な場合に、データについては“保護されるデータ”とし
て扱い、音声等については“保護されないデータ”とし
て扱う場合が考えられる。この場合において、データや
音声等が予め定められたパターンで時分割多重伝送され
るのであれば、そのようなパターンに従ってバッファ1
12から供給されるデータや音声等を分離するようにデ
ータ分離器113を構成すればよい。また、画像符号化
データ等の階層化データを伝送する際にヘッダ情報のみ
を“保護されるデータ”として扱い、他の情報を“保護
されないデータ”として扱う場合が考えられる。この場
合、符号化構文からヘッダ部分を識別し、ヘッダ情報と
その他の情報を分離することが可能である。従って、こ
の場合にはデータ分離器113として符号化構文を解釈
し得る構成のものを使用することが前提となる。
【0030】CRC符号化器114は、データ分離器1
13から供給される原データに対し、誤り検出のための
CRC(Cyclic Redundancy Check)符号を付加する
(図4(b)参照)。テールビット付加器115は、こ
のCRC符号の付加されたデータに対し、さらに畳み込
み符号化を終端するためのテールビットを付加して出力
する(図4(c)参照)。このテールビットは、テール
ビット付加器115の後段の畳み込み符号化器116が
行う畳み込み符号化の拘束長に応じたビット数を有して
いる。
【0031】畳み込み符号化器116は、テールビット
付加器115から供給されるデータに対し、符号化率1
/2の誤り訂正符号化を行うべく設けられた手段であ
る。さらに詳述すると、この実施形態における畳み込み
符号化器116は、テールビット付加器115から供給
されるデータに対し畳み込みを行い、図4(d)に示す
符号化率1/2の符号化データ(畳み込み符号)を出力
するものである。
【0032】符号分割器17は、このようにして畳み込
み符号化器116から出力される符号化データを2分割
して出力する。この分割の方法については各種考えられ
るが、本実施形態においては、畳み込み符号化器116
が畳み込みに使用する2つの生成多項式(仮に生成多項
式AおよびBとする。)ごとに、すなわち、畳み込み符
号化器116から供給される符号化データを生成多項式
Aに対応した符号化データと生成多項式Bに対応した符
号化データとに分割する(図4(e)参照)。
【0033】多重化器118は、符号分割器117から
出力される生成多項式AおよびBに各々対応した各符号
化データと、データ分離器113から供給される上述の
“保護されないデータ”とを多重化し、出力端子119
から通信路に送出する。ここで、生成多項式AおよびB
に各々対応した各符号化データは、同一のバースト誤り
にかかることのないように、図3に示すように“保護さ
れないデータ”を間に置き、時間的に離れるように多重
化される。
【0034】次に、受信側装置102について説明す
る。上述のようにして送信側装置101から送出された
データは、通信路を介し、受信側装置102の入力端子
121に至る。このデータはバッファ122から復号化
単位毎に多重分離化器123に送られ、符号誤りから保
護されている2つの符号化データおよび上述の“保護さ
れないデータ”に分離される。ここで、“保護されない
データ”は、多重分離化器123からそのままデータ合
成器128へ送られる。一方、符号誤りから保護されて
いる2つの符号化データのうち生成多項式Aに対応した
ものは畳み込み符号復号化器125Aへ、生成多項式B
に対応したものは畳み込み符号復号化器125Bへ送ら
れる。さらに生成多項式AおよびBに対応した各符号デ
ータは、符号合成器124に送られる。
【0035】畳み込み符号復号化器125Aは、多重分
離化器123から供給される符号化データに対し、生成
多項式Aに対応した復号化を施し、生成多項式Aによる
畳み込みが行われる前の元のデータを復元する(図4
(f)参照)。CRC復号化器126Aは、この畳み込
み符号復号化器125Aから得られる復号化データの符
号誤りを当該復号化データに含まれるCRC符号を使用
して検出する。同様に、畳み込み符号復号化器125B
は、多重分離化器123から供給される符号化データに
対し、生成多項式Bに対応した復号化を施し(図4
(g)参照)、CRC復号化器126Bは、この畳み込
み符号復号化器125Bから得られる復号化データの符
号誤りを当該復号化データに含まれるCRC符号を使用
して検出する。
【0036】一方、符号合成器124は、生成多項式A
およびBに対応した各符号化データを合成することによ
り、分割する前の符号化データを生成する(図4(f)
〜(h)参照)。畳み込み符号復号化器125Cは、こ
の符号合成器124から得られる符号化データに対し復
号化を施し、畳み込みが行われる前の元のデータを復元
する(図4(h)参照)。CRC復号化器126Cは、
この畳み込み符号復号化器125Cから得られる復号化
データの符号誤りを当該復号化データに含まれるCRC
符号を使用して検出する。
【0037】各CRC復号化器126A〜126Cにお
ける符号誤り検出結果は選択器127に送られる。選択
器127は、これらの符号誤り検出結果に基づいて、各
復号化データの中から符号誤りのないもの若しくは残留
誤りが最も少ないと認められるものを選択する。具体的
には次の通りである。
【0038】a.畳み込み符号復号化器125A〜12
5Cにより出力された復号化データの中に符号誤りの検
出されなかったものがあるときは、その復号化データを
選択してデータ合成器128に出力する。 b.畳み込み符号復号化器125A〜125Cにより出
力された復号化データの全てについて符号誤りが検出さ
れたときは、畳み込み符号復号化器125Cにより出力
された復号化データを選択してデータ合成器128に出
力する。この畳み込み符号復号化器125Cから得られ
る復号化データは、符号化率1/2の符号化データから
得られたものであり、他の復号化データよりも、この誤
り訂正の施された復号化データの方が残留誤りが少ない
と予想されるためである。
【0039】データ合成器128は、選択器127によ
って選択された復号化データと多重分離化器123から
供給される“保護されないデータ”とを合わせ、復号化
データとして出力端子129から出力する。なお、復号
化データと“保護されないデータ”とが別々の装置によ
って使用されるデータである場合には、各データを各々
別の出力端子から各装置に供給すればよい。
【0040】以上説明したように、本実施形態において
は、送信側装置から受信側装置へ2つの符号化データが
時間的に離れて伝送され、これらの2つの符号化データ
から復号化データが得られるため、バースト的な符号誤
りにより復号化データが全く得られなくなる確率を低く
することができる。また、2つの符号化データから誤り
訂正能力を持った符号化データを合成し、この符号化デ
ータの復号化を行うようにしているのでランダムな符号
誤りが2つの符号データの両方に生じた場合において
も、その誤りを訂正することができる。また、本実施形
態においては、2つの符号化データの間に“保護されな
いデータ”を挟んで伝送するようにしたので、2つの付
号化データが同一のバースト的な符号誤りにかかる確率
を低下させつつ、通信路の有効利用を図ることができ
る。
【0041】以上、本発明の第1の実施形態について説
明したが、本発明の適用範囲はこれに限定されるもので
はなく、上記第1の実施形態には種々の変形例が考えら
れる。例えば次の通りである。
【0042】(1)選択器127は、単に誤りの検出さ
れなかった復号化データを選択するのではなく、復号化
データの比較をも行うものとし、この比較結果を利用す
ることで、CRC復号化器の誤検出を低減してもよい。
すなわち、選択器127は、全ての誤り検出結果の検査
とともにそれぞれの復号化データの比較を行い、誤りが
検出されなかった復号化データが複数あり、しかも、そ
れらの内容が異なっている場合や、誤りの検出された復
号化データと誤りの検出されなかった復号化データが同
じである場合には、これらの誤りの非検出をCRC復号
化器の誤検出と判断するようにしてもよい。
【0043】(2)上記実施形態は、送信側装置が符号
化率1/N=1/2の誤り訂正符号化を行い、符号化デ
ータを2分割して送信する場合、すなわち、N=2の場
合を例に示したが、本発明を他のNについて実施し得る
ことは言うまでもない。
【0044】(3)上記実施形態では、符号化データを
2分割して伝送する場合を例に示したため、符号化合成
器124ではこれらの2つの符号化データ、すなわち、
送信側装置101から送られてくる全ての符号化データ
を用いて1つの誤り訂正能力のある符号化データを合成
した。しかし、Nを3以上とする場合には、符号化合成
器124において送信側装置101から送られてくる全
ての符号化データから複数個の符号化データを選択し、
これらの符号化データから誤り訂正能力のある符号化デ
ータを合成してもよい。この場合、誤り訂正能力のある
符号化データを複数通り合成するようにしてもよい。
【0045】(4)上記実施形態では、符号化データを
同一符号長の2つの符号化データに分割する場合を例と
して示したが、符号化率1/Nの誤り訂正符号化により
得られる符号化データをM個(N>M)の不均一な符号
長の符号化データに分割して伝送するようにしてもよ
い。例えば、符号化率1/3の誤り訂正符号化をした場
合、この結果得られる符号化データを元のデータの2倍
の符号長の符号化データと元のデータと同一符号長の符
号化データに分割し、送信側装置から送信する。この場
合、元のデータの2倍の符号長の符号化データは、それ
自体単独で誤り訂正能力を有している。従って、受信側
装置において、例えば元のデータの2倍の符号長の符号
化データについて誤り訂正符号の復号化を行い、この符
号化データがバースト的な符号誤りにより訂正不能な状
態にある場合に限り、元のデータと同一符号長の符号化
データの復号化を行うという具合に、各符号化データに
重み付けを持たせた伝送を行うことができる。
【0046】(5)上記実施形態では、送信側装置10
1において畳み込み符号化器116の前にCRC符号化
器114を設けたが、CRC符号化器を符号分割器の後
に配置し、符号分割器から得られる2つの符号化データ
にCRC符号を各々付加して送信するようにしてもよ
い。この場合、受信側装置では、CRC符号により誤り
検出を行い、誤りの検出されなかった符号化データがあ
る場合にはその符号化データについて復号化を行う。ま
た、全ての符号化データについて符号誤りが検出された
場合には各符号化データを合成した符号化データについ
て誤り訂正符号復号化を行う。このようにすることによ
り、合成した符号化データの誤り訂正符号復号化を常に
行う場合に比し、演算量を減らすことができる。
【0047】(6)上記実施形態では、誤り訂正符号と
して畳み込み符号を用いたが、本発明において用いるこ
とができる誤り訂正符号は畳み込み符号に限らない。例
えば文献「Shu Lin / Daniel J. Costello, Jr. “Erro
r Control Coding Fundamentals and Applications” P
rentice Hall 1983」にあるようなインバーチブル符号
を用いてもよい。上記実施形態における畳み込み符号
は、生成多項式による畳み込みを行うことにより元のデ
ータとは異なった内容のものが得られるのが一般的であ
るが、このインバーチブル符号による誤り訂正符号化を
行うと元のデータそのものを含んだ符号化データが得ら
れる。従って、この場合、分割された符号化データのう
ちの1つとして元のデータそのものを送信することとな
る。
【0048】(7)上記実施形態におけるテールビット
付加器115は、保護するデータの終端付近のビットの
誤り訂正能力がさほど必要とされなければ省略すること
ができる。この場合にはテールビット分の冗長をなくす
ことができる。
【0049】B.第2の実施形態 図5はこの発明の第2の実施形態であるデータ伝送装置
の送信側装置201の構成を示すブロック図、図6は同
データ伝送装置の受信側装置202の構成を示すブロッ
ク図である。
【0050】図5に示すように、送信側装置201は、
入力端子211、バッファ212、データ分離器21
3、テールビット付加器215、畳み込み符号化器21
6、符号分割器217、多重化器218および出力端子
219により構成されている。上記第1の実施形態の送
信側装置101では、データ分離器113から出力され
る原データがCRC符号化器114によるCRC符号の
付与を経てテールビット付加器115に供給される構成
となっていたが、この送信側装置201では、データ分
離器213から出力される原データがテールビット付加
器215に直接供給される。他の点については、上記第
1の実施形態における送信側装置101と全く同様であ
り、この送信側装置201では生成多項式AおよびBに
各々対応した各符号化データが生成され、“保護されな
いデータ”を間に置き、時間的に離れるように多重化さ
れ、通信路へ送信される。
【0051】次に、受信側装置202について説明す
る。送信側装置201から送出されたデータは、通信路
を介し、受信側装置202の入力端子221に至る。こ
のデータはバッファ222から復号化単位毎に多重分離
化器223に送られ、符号誤りから保護されている2つ
の符号化データおよび“保護されないデータ”に分離さ
れる。ここで、“保護されないデータ”は、多重分離化
器223からデータ合成器228へ送られる。一方、符
号誤りから保護されている2つの符号化データは、畳み
込み符号復号化器225Aおよび225Bへ各々送られ
る。さらに、これらの2つの符号化データは、符号合成
器224に送られる。
【0052】畳み込み符号復号化器225Aは、多重分
離化器223から供給される符号化データに対し、生成
多項式Aに対応した復号化を施し、生成多項式Aによる
畳み込みが行われる前の元のデータを復元する。この結
果得られる復号化データはテールビット検査器226A
に入力される。テールビット検査器226Aは、畳み込
み符号生成時に付加されたテールビットと、復号化され
たテールビットとを比較することにより、復号化データ
の誤り検出を行う。同様に、畳み込み符号復号化器22
5Bは、多重分離化器223から供給される符号化デー
タに対し、生成多項式Bに対応した復号化を施し、テー
ルビット検査器226Bは、テールビットの比較による
復号化データの誤り検出を行う。
【0053】一方、符号合成器224は、生成多項式A
およびBに対応した各符号化データを合成することによ
り、分割する前の符号化データを生成する。畳み込み符
号復号化器225Cは、この符号合成器224から得ら
れる符号化データに対しヴィタビ復号化を施し、畳み込
みが行われる前の元のデータを復元する。メトリック検
査器226Cは、この畳み込み符号復号化器225Cに
よる復号時に計算される残存パスのメトリックと予め決
められた基準値との比較を行うことにより、畳み込み符
号復号化器225Cから得られる復号化データの誤り検
出を行う。
【0054】選択器227は、テールビット検査器22
6A,226Bおよびメトリック検査器226Cの各々
の符号誤り検出結果に基づいて、各復号化データの中か
ら符号誤りを含まないもの若しくは残留誤りが最も少な
いと認められるものを選択する。具体的には次の通りで
ある。
【0055】a.畳み込み符号復号化器225A〜22
5Cにより出力された復号化データの中に符号誤りの検
出されなかったものがあるときは、その復号化データを
選択してデータ合成器228に出力する。 b.畳み込み符号復号化器225A〜225Cにより出
力された復号化データの全てについて符号誤りが検出さ
れたときは、畳み込み符号復号化器225Cにより出力
された復号化データを選択してデータ合成器228に出
力する。この復号化データの残留誤りが最も少ないと考
えられるからである。
【0056】データ合成器228は、選択器227によ
って選択された復号化データと多重分離化器223から
供給される“保護されないデータ”とを合わせ、復号化
データとして出力端子229から出力する。
【0057】以上のように、本実施形態によれば、誤り
訂正符号化に用いられるテールビットや誤り訂正復号時
に計算されるメトリックを用いて復号化データの誤り検
出を行うため、誤り検出のために新たに冗長ビットを付
加する必要がなく、冗長度を減らすことができる。な
お、本実施形態では、テールビット検査器およびメトリ
ック検査器を用い、テールビット以外の付加情報を用い
ないで復号化データの誤り検出を行ったが、CRC符号
などの誤り検出を併用し、誤り検出精度を向上させるこ
ともできる。また、本実施形態に対し、上記第1の実施
形態における変形例(1)〜(4)に相当する変形を加
えてもよい。
【0058】C.第3の実施形態 図7はこの発明の第3の実施形態であるデータ伝送装置
の送信側装置301の構成を示すブロック図、図8は同
データ伝送装置の受信側装置302の構成を示すブロッ
ク図、図9は送信側装置301および受信側装置302
内の各部で行われるデータ処理の内容を説明する図であ
る。
【0059】まず、送信側装置301について説明す
る。上記第1の実施形態と同様、入力端子311から入
力されたデータは、バッファ312から符号化単位毎に
データ分離器313に送られ、その重要性をもとに“保
護されるデータ”と“保護されないデータ”とに分離さ
れ、“保護されるデータ”はCRC符号化器314へ原
データとして送られ(図9(a)参照)、“保護されな
いデータ”は多重化器318へ送られる。原データは、
CRC符号化器314により誤り検出のためのCRC符
号が付加され(図9(b)参照)、さらにテールビット
付加器315により畳み込み符号化を終端するためのテ
ールビットが付加される(図9(c)参照)。上記第1
の実施形態において説明した通り、このテールビット
は、テールビット付加器315の後段の畳み込み符号化
器316が行う畳み込み符号化の拘束長に応じたビット
数を有している。
【0060】そして、畳み込み符号化器316は、テー
ルビット付加器315から供給されるデータに対し、符
号化率1/3の誤り訂正符号化を行う。さらに詳述する
と、この実施形態における畳み込み符号化器316は、
テールビット付加器315から供給されるデータに対
し、1つの生成多項式による畳み込みを行うことによ
り、図9(d)に示す符号化率1/3の畳み込み符号を
出力するものである。
【0061】符号分割器317は、このようにして畳み
込み符号化器316から出力される畳み込み符号を2分
割し、各々符号化率が2/3である2個のパンクチャド
畳み込み符号XおよびYを出力する(図9(e)参
照)。ここで、パンクチャド畳み込み符号とは、畳み込
み符号の一部を省略することにより生成される誤り訂正
符号をいう。このようなパンクチャド畳み込み符号を同
じ符号化器および復号化器間で伝送する場合、畳み込み
符号の省略の方法を変えることにより、冗長度や誤り訂
正能力や変化させることができる。本実施形態において
は、元の畳み込み符号に含まれている一部の符号を取り
出してパンクチャド畳み込み符号Xとし、このパンクチ
ャド畳み込み符号Xとは別個の符号を元の畳み込み符号
から取り出してパンクチャド畳み込み符号Yとする。各
パンクチャド畳み込み符号XおよびYは、各々を単独に
使用して畳み込み前の元のデータを復元することがで
き、また、各々単独で誤り訂正能力を有している。すな
わち、上記の元の畳み込み符号から各パンクチャド畳み
込み符号を取り出す際の符号の選択は、このような能力
を有する各パンクチャド畳み込み符号が得られるように
行うものである。
【0062】多重化器318は、このようにして符号分
割器317から出力される2つの符号化データ(パンク
チャド畳み込み符号XおよびY)と、データ分離器31
3から供給される上述の“保護されないデータ”とを多
重化し、出力端子319から通信路に送出する。ここ
で、2つの符号化データは、上記第1の実施形態と同
様、同一のバースト誤りにかかることのないように、
“保護されないデータ”を間に置き、時間的に離れるよ
うに多重化される(図3参照)。
【0063】次に、受信側装置302について説明す
る。送信側装置301から送出されたデータは、通信路
を介し、受信側装置302の入力端子321に至る。こ
のデータはバッファ322から復号化単位毎に多重分離
化器323に送られ、符号誤りから保護されている2つ
の符号化データおよび“保護されないデータ”に分離さ
れる。ここで、“保護されないデータ”は、多重分離化
器323からそのままデータ合成器328へ送られる。
一方、符号誤りから保護されている2つの符号化データ
のうちパンクチャド畳み込み符号Xは畳み込み符号復号
化器325Aへ、パンクチャド畳み込み符号Yは畳み込
み符号復号化器325Bへ送られる。さらにパンクチャ
ド畳み込み符号XおよびYは、符号合成器324に送ら
れる。
【0064】畳み込み符号復号化器325Aは、多重分
離化器323から供給されるパンクチャド畳み込み符号
Xに対し誤り訂正復号化を施し、畳み込みが行われる前
の元のデータを復元する(図9(f)参照)。CRC復
号化器326Aは、この畳み込み符号復号化器325A
から得られる復号化データの符号誤りを当該復号化デー
タに含まれるCRC符号を使用して検出する。同様に、
畳み込み符号復号化器325Bは、多重分離化器323
から供給されるパンクチャド畳み込み符号Yに対し誤り
訂正復号化を施し(図9(g)参照)、CRC復号化器
326Bは、この畳み込み符号復号化器325Bから得
られる復号化データの符号誤りを当該復号化データに含
まれるCRC符号を使用して検出する。
【0065】一方、符号合成器324は、パンクチャド
畳み込み符号XおよびYを合成することにより、分割前
の畳み込み符号を生成する(図9(f)〜(h)参
照)。畳み込み符号復号化器325Cは、この符号合成
器324から得られる畳み込み符号に対し、送信側装置
301の畳み込み復符号化器316が使用する上記生成
多項式に対応した復号化を施し、当該生成多項式による
畳み込みが行われる前の元のデータを復元する(図9
(h)参照)。CRC復号化器326Cは、この畳み込
み符号復号化器325Cから得られる復号化データの符
号誤りを当該復号化データに含まれるCRC符号を使用
して検出する。
【0066】各CRC復号化器326A〜326Cにお
ける符号誤り検出結果は選択器327に送られる。選択
器327は、これらの符号誤り検出結果に基づいて、各
復号化データの中から符号誤りを含まないもの若しくは
残留誤りが最も少ないと認められるものを選択する。具
体的には次の通りである。
【0067】a.畳み込み符号復号化器325A〜32
5Cにより出力された復号化データの中に符号誤りの検
出されなかったものがあるときは、その復号化データを
選択してデータ合成器328に出力する。 b.畳み込み符号復号化器325A〜325Cにより出
力された復号化データの全てについて符号誤りが検出さ
れたときは、畳み込み符号復号化器325Cにより出力
された復号化データを選択してデータ合成器328に出
力する。この畳み込み符号復号化器325Cから得られ
る復号化データは、符号化率1/3の符号化データから
得られたものであり、他の復号化データよりも、この誤
り訂正の施された復号化データの方が残留誤りが少ない
と予想されるためである。
【0068】データ合成器328は、選択器327によ
って選択された復号化データと多重分離化器323から
供給される“保護されないデータ”とを合わせ、復号化
データとして出力端子329から出力する。なお、復号
化データと“保護されないデータ”とが別々の装置によ
って使用されるデータである場合には、各データを各々
別の出力端子から各装置に供給すればよい。
【0069】以上、本発明の第3の実施形態について説
明したが、本実施形態においても上記第1の実施形態と
同様な効果が得られる。なお、本実施形態に関しては以
下のような変形例が考えられる。
【0070】(1)上記第1の実施形態と同様、選択器
327は、単に誤りの検出されなかった復号化データを
選択するのではなく、復号化データの比較をも行うもの
とし、この比較結果を利用することで、CRC復号化器
の誤検出を低減してもよい。
【0071】(2)上記実施形態は、送信側装置が符号
化率1/N=1/3の誤り訂正符号化を行い、符号化デ
ータを2分割して送信する場合、すなわち、N=3であ
り、かつ、M=2である場合を例に示したが、本発明を
他のN,Mについて実施し得ることは言うまでもない。
【0072】(3)上記実施形態では、符号化データを
2分割して伝送する場合を例に示したため、符号化合成
器324では2つのパンクチャド畳み込み符号、すなわ
ち、送信側装置301から送られてくる全ての符号化デ
ータを用いて1つの誤り訂正能力のある畳み込み符号を
合成した。しかし、符号化合成器324において送信側
装置301から送られてくる全てのパンクチャド畳み込
み符号から複数個を選択し、これらのパンクチャド畳み
込み符号からさらに誤り訂正能力の高いパンクチャド畳
み込み符号を合成してもよい。この場合、誤り訂正能力
のあるパンクチャド畳み込み符号を複数通り合成するよ
うにしてもよい。
【0073】(4)上記実施形態では、符号化データを
同一符号長の2つの符号化データに分割する場合を例と
して示したが、符号化率1/Nの誤り訂正符号化により
得られる符号化データをM個(N>M)の不均一な符号
長の符号化データに分割して伝送するようにしてもよ
い。例えば、符号化率1/3の誤り訂正符号化をした場
合、この結果得られる符号化データを元のデータの2倍
の符号長の符号化データと元のデータと同一符号長の符
号化データに分割し、送信側装置から送信する。この場
合、元のデータの2倍の符号長の符号化データは、それ
自体単独で誤り訂正能力を有している。従って、受信側
装置において、例えば元のデータの2倍の符号長の符号
化データについて誤り訂正符号の復号化を行い、この符
号化データがバースト的な符号誤りにより訂正不能な状
態にある場合に限り、元のデータと同一符号長の符号化
データの復号化を行うという具合に、各符号化データに
重み付けを持たせた伝送を行うことができる。
【0074】(5)上記実施形態では、送信側装置30
1において畳み込み符号化器316の前にCRC符号化
器314を設けたが、CRC符号化器を符号分割器の後
に配置し、符号分割器から得られる2つの符号化データ
にCRC符号を各々付加して送信するようにしてもよ
い。この場合、受信側装置では、CRC符号により誤り
検出を行い、誤りの検出されなかった符号化データがあ
る場合にはその符号化データについて復号化を行う。ま
た、全ての符号化データについて符号誤りが検出された
場合には各符号化データを合成した符号化データについ
て誤り訂正符号復号化を行う。このようにすることによ
り、合成した符号化データの誤り訂正符号復号化を常に
行う場合に比し、演算量を減らすことができる。
【0075】(6)上記実施形態では、誤り訂正符号と
して畳み込み符号を用いたが、他の誤り訂正符号、例え
ば上述したインバーチブル符号を用いてもよい。このイ
ンバーチブル符号による誤り訂正符号化を行った場合の
効果については、既に第1の実施形態において説明した
通りである。
【0076】(7)上記実施形態におけるテールビット
付加器315は、保護するデータの終端付近のビットの
誤り訂正能力がさほど必要とされなければ省略すること
ができる。この場合にはテールビット分の冗長をなくす
ことができる。
【0077】D.第4の実施形態 図10はこの発明の第4の実施形態であるデータ伝送装
置の送信側装置401の構成を示すブロック図、図11
は同データ伝送装置の受信側装置402の構成を示すブ
ロック図である。
【0078】図10に示すように、送信側装置401
は、入力端子411、バッファ412、データ分離器4
13、テールビット付加器415、畳み込み符号化器4
16、符号分割器417、多重化器418および出力端
子419により構成されている。上記第3の実施形態の
送信側装置301(図7参照)では、データ分離器31
3から出力される原データがCRC符号化器314によ
るCRC符号の付与を経てテールビット付加器315に
供給される構成となっていたが、この送信側装置401
では、データ分離器413から出力される原データがテ
ールビット付加器415に直接供給される。他の点につ
いては、上記第3の実施形態における送信側装置301
と全く同様である。
【0079】次に、受信側装置402について説明す
る。送信側装置401から送出されたデータは、通信路
を介し、受信側装置402の入力端子421に至る。こ
のデータはバッファ422から復号化単位毎に多重分離
化器423に送られ、符号誤りから保護されている2つ
の符号化データおよび“保護されないデータ”に分離さ
れる。ここで、“保護されないデータ”は、多重分離化
器423からそのままデータ合成器428へ送られる。
一方、符号誤りから保護されている2つの符号化データ
のうちパンクチャド畳み込み符号Xは畳み込み符号復号
化器425Aへ、パンクチャド畳み込み符号Yは畳み込
み符号復号化器425Bへ送られる。さらにパンクチャ
ド畳み込み符号XおよびYは、符号合成器424に送ら
れる。
【0080】畳み込み符号復号化器425Aは、多重分
離化器423から供給されるパンクチャド畳み込み符号
Xに対し誤り訂正復号化を施し、畳み込みが行われる前
の元のデータを復元する。この結果得られる復号化デー
タはテールビット検査器426Aに入力される。テール
ビット検査器426Aは、パンクチャド畳み込み符号生
成時に付加されたテールビットと、復号化されたテール
ビットとを比較することにより、復号化データの誤り検
出を行う。同様に、畳み込み符号復号化器425Bは、
多重分離化器423から供給されるパンクチャド畳み込
み符号Yに対し誤り訂正復号化を施し、テールビット検
査器426Bは、テールビットの比較による復号化デー
タの誤り検出を行う。
【0081】一方、符号合成器424は、パンクチャド
畳み込み符号XおよびYを合成することにより、分割前
の畳み込み符号を生成する。そして、畳み込み符号復号
化器425Cは、この符号合成器424から得られる畳
み込み符号に対し、ヴィタビ復号化を施し、畳み込みが
行われる前の元のデータを復元する。メトリック検査器
426Cは、この畳み込み符号復号化器425Cによる
復号時に計算される残存パスのメトリックと予め決めら
れた基準値との比較を行うことにより、畳み込み符号復
号化器425Cから得られる復号化データの誤り検出を
行う。
【0082】選択器427は、テールビット検査器42
6A,426Bおよびメトリック検査器426Cの各々
の符号誤り検出結果に基づき、上記第2の実施形態と同
じ方法により、復号化データの選択を行う。データ合成
器428は、選択器427によって選択された復号化デ
ータと多重分離化器423から供給される“保護されな
いデータ”とを合わせ、復号化データとして出力端子4
29から出力する。
【0083】本実施形態によれば、上記第2の実施形態
と同様、誤り訂正符号化に用いられるテールビットや誤
り訂正復号時に計算されるメトリックを用いて復号化デ
ータの誤り検出を行うため、誤り検出のために新たに冗
長ビットを付加する必要がなく、冗長度を減らすことが
できる。なお、本実施形態においても、CRC符号など
の誤り検出を併用し、さらに誤り検出精度を向上させる
ようにしてもよい。また、本実施形態に対し、上記第3
の実施形態における変形例(1)〜(4)に相当する変
形を加えてもよい。
【0084】E.第5の実施形態 図12はこの発明の第5の実施形態であるデータ伝送装
置の送信側装置501の構成を示すブロック図、図13
は同データ伝送装置の受信側装置502の構成を示すブ
ロック図である。また、図14は送信側装置501およ
び受信側装置502内の各部で行われるデータ処理の内
容を説明する図である。
【0085】まず、送信側装置501について説明す
る。入力端子511から入力されたデータは、バッファ
512から符号化単位毎にデータ分離器513に送ら
れ、その重要性をもとに“符号誤りから保護されるデー
タ”と“保護されないデータ”とに分離される。そし
て、前者の“保護されるデータ”はCRC符号化器51
4へ原データとして送られ(図14(a)参照)、後者
の“保護されないデータ”は多重化器518へ送られ
る。原データは、CRC符号化器514により誤り検出
のためのCRC符号が付加され(図14(b)参照)、
さらにテールビット付加器515により畳み込み符号化
を終端するためのテールビットが付加される(図14
(c)参照)。なお、このテールビットは、畳み込み符
号化器516が行う畳み込み符号化の拘束長に応じたビ
ット数を有している。
【0086】そして、畳み込み符号化器516は、テー
ルビット付加器515から供給されるデータに対し、符
号化率2/3の誤り訂正符号化を行う。さらに詳述する
と、この実施形態における畳み込み符号化器516は、
テールビット付加器515から供給されるデータに対
し、畳み込みを行うことにより、符号化率1/3の畳み
込み符号を生成し、この畳み込み符号から図14(d)
に示す符号化率2/3のパンクチャド畳み込み符号を出
力するものである。
【0087】符号分割器517は、このようにして畳み
込み符号化器516から出力されるパンクチャド畳み込
み符号を3分割し、各々パンクチャド畳み込み符号X,
YおよびZを出力する(図14(e)参照)。ここで、
各パンクチャド畳み込み符号X,YおよびZは、各々畳
み込み前の元のデータよりも符号長が短いが、これらの
中から2種類以上のものからなる各組合せ、すなわち、
XとYの組合せ、YとZの組合せ、ZとXとの組合せ、
X,YおよびZの組合せの各組合せにより元のデータと
同一またはそれよりも長い符号長の符号化データを合成
すれば、各符号化データから畳み込み前の元のデータを
復元することが可能である。すなわち、上記パンクチャ
ド畳み込み符号から各パンクチャド畳み込み符号X,
Y,Zを取り出す際の符号の選択は、このような能力を
有する各パンクチャド畳み込み符号が得られるように行
うものである。
【0088】多重化器518は、このようにして符号分
割器517から出力される3つの符号化データ(パンク
チャド畳み込み符号X,Y,Z)と、データ分離器51
3から供給される上述の“保護されないデータ”とを多
重化し、出力端子519から通信路に送出する。ここ
で、3つの符号化データは、上記第1の実施形態と同
様、同一のバースト誤りにかかることのないように、
“保護されないデータ”を間に置き、時間的に離れるよ
うに多重化される(図3参照)。
【0089】次に、受信側装置502について説明す
る。送信側装置501から送出されたデータは、通信路
を介し、受信側装置502の入力端子521に至る。こ
のデータはバッファ522から復号化単位毎に多重分離
化器523に送られ、符号誤りから保護されている3つ
の符号化データおよび上述の“保護されないデータ”に
分離される。ここで、“保護されないデータ”は、多重
分離化器523からそのままデータ合成器528へ送ら
れる。一方、符号誤りから保護されている3つの符号化
データ(パンクチャド畳み込み符号X,Y,Z)は、符
号合成器524A〜524Dに送られる。
【0090】符号合成器524Aは、パンクチャド畳み
込み符号XおよびYからパンクチャド畳み込み符号XY
を合成し、符号合成器524Bは、パンクチャド畳み込
み符号YおよびZからパンクチャド畳み込み符号YZを
合成し、符号合成器524Cは、パンクチャド畳み込み
符号ZおよびXからパンクチャド畳み込み符号ZXを合
成する。また、符号合成器524Dは、パンクチャド畳
み込み符号X,YおよびZから分割前の元のパンクチャ
ド畳み込み符号を合成する。
【0091】畳み込み符号復号化器525Aは、符号合
成器524Aから供給されるパンクチャド畳み込み符号
XYに対し誤り訂正復号化を施し、畳み込みが行われる
前の元のデータを復元する(図14(f)参照)。同様
に、畳み込み符号復号化器525Bは、符号合成器52
4Bから供給されるパンクチャド畳み込み符号YZに対
し誤り訂正復号化を施し、生成多項式による畳み込みが
行われる前の元のデータを復元する(図14(g)参
照)。また、畳み込み符号復号化器525Cは、符号合
成器524Cから供給されるパンクチャド畳み込み符号
ZXに対し誤り訂正復号化を施し、生成多項式による畳
み込みが行われる前の元のデータを復元する(図14
(h)参照)。また、畳み込み符号復号化器525D
は、符号合成器524Dから供給されるパンクチャド畳
み込み符号に対し誤り訂正復号化を施し、生成多項式に
よる畳み込みが行われる前の元のデータを復元する(図
14(i)参照)。
【0092】CRC復号化器526A〜526Dは、畳
み込み符号復号化器525A〜525Dから得られる各
復号データについて、各々に含まれるCRC符号を用い
て符号誤りの検出を行う。各CRC復号化器526A〜
526Cにおける符号誤り検出結果は選択器527に送
られる。選択器527は、これらの符号誤り検出結果に
基づいて、各復号化データの中から符号誤りを含まない
もの若しくは残留誤りが最も少ないと認められるものを
選択する。具体的には次の通りである。
【0093】a.畳み込み符号復号化器525A〜52
5Dにより出力された復号化データの中に符号誤りの検
出されなかったものがあるときは、その復号化データを
選択してデータ合成器28に出力する。 b.畳み込み符号復号化器525A〜525Dにより出
力された復号化データの全てについて符号誤りが検出さ
れたときは、畳み込み符号復号化器525Dにより出力
された復号化データを選択してデータ合成器528に出
力する。この畳み込み符号復号化器525Dから得られ
る復号化データは、符号化率2/3の符号化データから
得られたものであり、他の復号化データよりも、この誤
り訂正の施された復号化データの方が残留誤りが少ない
と予想されるためである。
【0094】データ合成器528は、選択器527によ
って選択された復号化データと多重分離化器523から
供給される“保護されないデータ”とを合わせ、復号化
データとして出力端子529から出力する。なお、復号
化データと“保護されないデータ”とが別々の装置によ
って使用されるデータである場合には、各データを各々
別の出力端子から各装置に供給すればよい。
【0095】以上説明した本実施形態によれば、上述し
た第1の実施形態と同様な効果が得られる。なお、本実
施形態には以下のような変形例が考えられる。
【0096】(1)上記第1の実施形態と同様、選択器
527は、単に誤りの検出されなかった復号化データを
選択するのではなく、復号化データの比較をも行うもの
とし、この比較結果を利用することで、CRC復号化器
の誤検出を低減してもよい。
【0097】(2)上記実施形態では、送信側装置の誤
り訂正符号化の符号化率を2/3とし、符号化データを
3分割して送信したが、他の符号化率および分割数を選
択することも勿論可能である。
【0098】(3)上記実施形態では、符号化データを
同一符号長の3つの符号化データに分割する場合を例と
して示したが、誤り訂正符号化により得られる符号化デ
ータを不均一な符号長の符号化データに分割して伝送す
るようにしてもよい。一般的に同期情報の直後に送るデ
ータについては符号誤りが生じにくいので、同期情報の
直後の符号化データは符号長を長くし、他の符号化デー
タはこれとこれより短い符号長とする等の実施形態が考
えられる。また、分割の際に、元のデータより符号長の
短い符号化データの他、元のデータと同一またはそれよ
り長い符号長を有し、単独で復号化が可能な符号データ
をも含んだ不均一な符号長の符号化データに分割し、伝
送するようにしてもよい。この場合、受信側装置では、
単独で復号化が可能な符号化データに符号誤りがない場
合にはその符号化データを復号化して出力し、この符号
化データに符号誤りが検出された場合にのみ他の符号化
データと合成した符号化データを用いて誤り訂正符号復
号化を行うようにする。このように各符号化データに重
み付けをすることで受信側装置では効率的な復号化を行
うことができる。
【0099】(4)上記実施形態では、送信側装置50
1において畳み込み符号化器516の前にCRC符号化
器514を設けたが、CRC符号化器を符号分割器の後
に配置し、符号分割器から得られる2つの符号化データ
にCRC符号を各々付加して送信するようにしてもよ
い。この場合、受信側装置では、CRC符号により誤り
検出を行い、単独で復号化可能な符号化データもしくは
複数組合わせることで復号化が可能な符号化データにつ
いて符号誤りの検出がされなかった場合にはそのような
符号化データを用いて復号化を行う。また、復号化に必
要な符号化データの全てについて符号誤りが検出された
場合には、各符号化データを合成した符号化データにつ
いて誤り訂正符号復号化を行う。このようにすることに
より、合成した符号化データの誤り訂正符号復号化を常
に行う場合に比し、演算量を減らすことができる。
【0100】(5)上記実施形態では、誤り訂正符号と
して畳み込み符号を用いたが、他の誤り訂正符号、上述
したインバーチブル符号を用いてもよい。
【0101】(6)上記実施形態におけるテールビット
付加器515は、保護するデータの終端付近のビットの
誤り訂正能力がさほど必要とされなければ省略すること
ができる。この場合にはテールビット分の冗長をなくす
ことができる。
【0102】F.第6の実施形態 図15はこの発明の第6の実施形態であるデータ伝送装
置の送信側装置601の構成を示すブロック図、図16
は同データ伝送装置の受信側装置602の構成を示すブ
ロック図である。
【0103】図15に示すように、送信側装置601
は、入力端子611、バッファ612、データ分離器6
13、テールビット付加器615、畳み込み符号化器6
16、符号分割器617、多重化器618および出力端
子619により構成されている。上記第5の実施形態の
送信側装置501では、データ分離器513から出力さ
れる原データがCRC符号化器514によるCRC符号
の付与を経てテールビット付加器515に供給される構
成となっていたが、この送信側装置601では、データ
分離器613から出力される原データがテールビット付
加器615に直接供給される。他の点については、上記
第5の実施形態における送信側装置501と全く同様で
ある。
【0104】次に、受信側装置602について説明す
る。送信側装置601から送出されたデータは、入力端
子621からバッファ622に供給され、このバッファ
622から復号化単位毎に多重分離化器623に送ら
れ、符号誤りから保護されている3つの符号化データお
よび上述の“保護されないデータ”に分離される。ここ
で、“保護されないデータ”は、多重分離化器623か
らそのままデータ合成器628へ送られる。一方、符号
誤りから保護されている3つの符号化データ(パンクチ
ャド畳み込み符号X,Y,Z)は、符号合成器624A
〜624Dに送られる。
【0105】上記第5の実施形態と同様、符号合成器6
24Aは、パンクチャド畳み込み符号XおよびYからパ
ンクチャド畳み込み符号XYを合成し、符号合成器62
4Bは、パンクチャド畳み込み符号YおよびZからパン
クチャド畳み込み符号YZを合成し、符号合成器624
Cは、パンクチャド畳み込み符号ZおよびXからパンク
チャド畳み込み符号ZXを合成する。また、符号合成器
624Dは、パンクチャド畳み込み符号X,YおよびZ
から分割前の元のパンクチャド畳み込み符号を合成す
る。
【0106】畳み込み符号復号化器625A〜625D
は、各々符号合成器624A〜624Dから供給される
各パンクチャド畳み込み符号に対しヴィタビ復号化を施
し、畳み込みが行われる前の元のデータを各々復元す
る。また、畳み込み符号復号化器625A〜625D
は、ヴィタビ復号時の残存パスのメトリックを計算し、
その結果をメトリック検査器626A〜626Dに各々
供給する。メトリック検査器626A〜626Dは、各
々供給されたメトリックを予め決められた基準値と比較
することにより、畳み込み符号復号化器625A〜62
5Dから出力される各復号化データの誤り検出を行う。
選択器627は、これらの符号誤り検出結果に基づい
て、以下のように復号化データの選択を行う。
【0107】a.畳み込み符号復号化器625A〜62
5Dにより出力された復号化データの中に符号誤りの検
出されなかったものがあるときは、その復号化データを
選択してデータ合成器628に出力する。 b.畳み込み符号復号化器625A〜625Dにより出
力された復号化データの全てについて符号誤りが検出さ
れたときは、畳み込み符号復号化器625Dにより出力
された復号化データを選択してデータ合成器628に出
力する。
【0108】データ合成器628は、選択器627によ
って選択された復号化データと多重分離化器623から
供給される“保護されないデータ”とを合わせ、復号化
データとして出力端子629から出力する。
【0109】本実施形態によれば、誤り訂正復号時に計
算されるメトリックを用いて復号化データの誤り検出を
行うため、誤り検出のために新たに冗長ビットを付加す
る必要がなく、冗長度を減らすことができる。なお、本
実施形態においても、CRC符号などの誤り検出を併用
し、さらに誤り検出精度を向上させるようにしてもよ
い。また、本実施形態に対し、上記第5の実施形態にお
ける変形例(1)〜(3)に相当する変形を加えてもよ
い。
【0110】G.第7の実施形態 上記第1および第2の実施形態においては、符号化率1
/Nの符号化データをN個に分割し、分割した符号化デ
ータをフレームの前後に配置して伝送を行った。従っ
て、バースト長(バースト誤りの持続時間)の長いバー
スト誤りが単発的に生じるような状況下でこれらの実施
形態を実施した場合には、一方の符号化データにバース
ト誤りが含まれいても他方の符号化データには誤りが含
まれていない確率が高いので、受信側においては誤りの
ない符号化データを用いて正確にデータの復号を行うこ
とができる。しかし、バースト長の短いバースト誤りが
多発するような状況下でこれらの実施形態を実施した場
合には、分割された両方の符号化データに小数の誤りが
含まれている確率が高くなる。この場合、分割された各
符号化データは単独では誤り訂正能力を持たないので、
受信側において個々の分割された符号化データのみから
誤り訂正復号を行うことはできない。また、各符号化デ
ータを合成したとしても、合成されたデータは元の各符
号化データに含まれていた誤りを足し合わせた誤りを含
むこととなるのでデータを正確に復号することができな
い確率が高くなってしまう。
【0111】これに対し、上記第3および第4の実施形
態においては、符号化率1/Nの符号化データをM個
(M<N)に分割するので、分割された符号化データは
符号化前のデータ長よりも長くなる。従って、バースト
長の長いバースト誤りが生じるような状況下では、符号
化データにバースト誤りが生じる確率が高くなり、伝送
特性が劣化する可能性がある。しかし、これらの各実施
形態において、分割された各符号化データは各々誤り訂
正能力を有している。このため、バースト長の短いバー
スト誤りが多発するような状況下で各実施形態を実施し
た場合には、各符号化データにバースト誤りが生じたと
しても、そのバースト誤りが符号化データの誤り訂正能
力を越えない範囲のものであれば、各符号化データを各
々単独で復号することができる。従って、これらの各実
施形態は、バースト長の短いバースト誤りが多発するよ
うな状況下での誤り訂正能力を改善するための手段とし
て有効である。
【0112】また、上記第5および第6の実施形態は、
上記第1および第2の実施形態と同様、バースト長の長
いバースト誤りが生じる状況化では良好な伝送特性が得
られるが、バースト長の短いバースト誤りが多発するよ
うな状況では伝送特性が劣化する。
【0113】以上説明した各実施形態の得失に鑑みる
と、バースト誤りの発生状況に応じて符号化データの分
割方法を切り替えることが、あらゆる状況下において高
品質な符号化伝送を行う上で効果的であると考えられ
る。
【0114】本実施形態は、このような思想に基づくも
のであり、バースト長の長いバースト誤りが発生する状
況下では符号化データを符号化前のデータ長以下の符号
化データに分割することにより符号化データにバースト
誤りが含まれる確率を低くし、バースト長の短いバース
ト誤りが発生する状況下では符号化データを符号化前の
データ長よりも長い符号化データに分割することにより
個々の符号化データにより誤り訂正復号を行うようにし
たものである。
【0115】本実施形態を実施するためには、伝送路に
おいて発生するバースト誤りのバースト長に応じて符号
化データの分割方法を切り替える手段が必要である。そ
して、この切り替えを行うためには、伝送路において生
じるバースト誤りのバースト長を何等かの方法で推定す
る必要がある。この推定のための手段としては、例えば
移動通信の場合は、ドップラ周波数の測定により推定す
る方法を採ることができる。すなわち、移動通信におい
て発生するバースト長は端末の移動に伴って発生するフ
ェージングのドップラ周波数に反比例することが知られ
ているので、この特性を利用し、ドップラ周波数に基づ
いてバースト長を推定するのである。
【0116】図17〜図20は、以上の技術的思想を具
現した本発明の本実施形態の第7の実施形態を示すもの
である。さらに詳述すると、本実施形態は、上記第1の
実施形態と第3の実施形態を組み合わせたものであり、
図17は同実施形態に係るデータ伝送装置の送信側装置
701の構成を示すブロック図、図18は同データ伝送
装置の受信側装置702の構成を示すブロック図であ
る。図19は同受信側装置702のデータ復号化器の構
成を示すブロック図である。また、図20は送信側装置
701および受信側装置702内の各部で行われるデー
タ処理の内容を説明する図である。
【0117】まず、送信側装置701(図17参照)に
ついて説明する。入力端子711から入力されたデータ
は、バッファ712から符号化単位毎にデータ分離器7
13に送られ、その重要性をもとに“保護されるデー
タ”と“保護されないデータ”とに分離され、“保護さ
れるデータ”はCRC符号化器714へ原データとして
送られ(図20(a)参照)、“保護されないデータ”
は多重化器718Aおよび718Bへ送られる。原デー
タは、CRC符号化器714により誤り検出のためのC
RC符号が付加され、さらにテールビット付加器715
により畳み込み符号化を終端するためのテールビットが
付加される(図20(b)参照)。このテールビット
は、テールビット付加器715の後段の畳み込み符号化
器716が行う畳み込み符号化の拘束長に応じたビット
数を有している。
【0118】そして、畳み込み符号化器716は、テー
ルビット付加器715から供給されるデータに対し、符
号化率1/3の誤り訂正符号化を行う。この結果、図2
0(c)に示す符号化率1/3の畳み込み符号化データ
が得られる。
【0119】一方、バースト長推定器703は、例えば
上述のドップラ周波数の測定による方法等によりバース
ト長の推定を行う。そして、推定されるバースト長が予
め定められたバースト長のスレッショルド値よりも短い
場合には畳み込み符号化器716から出力される畳み込
み符号化データを符号分割器717Aに供給し、スレッ
ショルド値よりも長い場合にはこの畳み込み符号化デー
タを符号分割器717Bに供給する。
【0120】ここで、符号分割器717Aは、入力され
る畳み込み符号化データを2分割して出力する。従っ
て、バースト長が短い場合には、畳み込み符号化器71
6から出力される符号化率1/3の畳み込み符号化デー
タがこの符号分割器717Aによって2分割され、上記
第3の実施形態と同様、符号化率2/3の符号化データ
が2個得られることとなる(前掲図9(d)および
(e)参照)。
【0121】これに対し、符号分割器717Bは、入力
される畳み込み符号化データを生成多項式ごとに3分割
して出力する。従って、バースト長が長い場合には、畳
み込み符号化器716から出力される符号化率1/3の
畳み込み符号化データがこの符号分割器717Bによっ
て図20(c)および(d)に示すように3分割され
る。このようにバースト長が長い場合には、畳み込み符
号化データは、上記第1の実施形態と同様、符号化率1
の符号化データに分割される訳である。
【0122】多重化器718Aは、符号分割器717A
から符号化データが出力される場合に、この符号化デー
タとデータ分離器713から供給される“保護されない
データ”とを多重化する。同様に、多重化器718B
は、符号分割器717Bから符号化データが出力される
場合に、この符号化データとデータ分離器713から供
給される“保護されないデータ”とを多重化する。
【0123】そして、バースト長が短く、畳み込み符号
化データを符号分割器717Aに供給する場合には、バ
ースト長推定器703は、その旨を識別ビット付加器7
04に通知すると共に多重化器718Aの出力信号を選
択して識別ビット付加器704へ供給する。この結果、
識別ビット付加器704により、多重化器718Aの出
力信号に対し、畳み込み符号化データを2分割した旨を
示す識別ビットが付加され、出力端子719から通信路
に送出される。一方、バースト長が長く、畳み込み符号
化データを符号分割器717Bに供給する場合には、バ
ースト長推定器703は、その旨を識別ビット付加器7
04に通知すると共に多重化器718Bの出力信号を識
別ビット付加器704へ供給する。この結果、識別ビッ
ト付加器704により、多重化器718Bの出力信号に
対し、畳み込み符号化データを3分割した旨を示す識別
ビットが付加され、出力端子719から通信路に送出さ
れる。
【0124】次に、受信側装置702(図18参照)に
ついて説明する。この受信側装置702は、識別ビット
判定器705と、バッファ706と、データ復号化器7
07Aおよび707Bとにより構成されている。
【0125】送信側装置701から送出されたデータ
は、入力端子721から入力され、バッファ706に蓄
積される。そして、この蓄積されたデータはバッファ7
06から復号化単位毎に取り出される。
【0126】識別ビット判定器705は、このようにし
てバッファ706から取り出される各データ毎に上述し
た識別ビットの値を判別する。そして、この判別結果に
従い、畳み込み符号化データを2分割することにより得
られたデータ(符号分割器717Aの処理を経たデー
タ)はデータ復号化器707Aへ、畳み込み符号化デー
タを3分割することにより得られたデータ(符号分割器
717Bの処理を経たデータ)はデータ復号化器707
Bへ供給する。
【0127】ここで、データ復号化器707Aは、上記
第3の実施形態における受信側装置302の多重分離化
器323以降の部分と全く同じ構成を有している。従っ
て、バッファ706から取り出されたデータがこのデー
タ復号化器707Aに入力されると、このデータは“保
護されるデータ”と“保護されないデータ”とに分離さ
れる。これらの各データのうち“保護されるデータ”に
は、符号化率2/3の符号化データが2個含まれてい
る。データ復号化器707Aにおいては、上記第3の実
施形態の場合と同様、これらの2個の符号化データを各
々単独で使用した誤り訂正復号およびこれらの2個の符
号化データを合成した畳み込み符号化データの誤り訂正
復号が行われ、最も残留誤りの少ない復号結果が選択さ
れて出力される(図9(f)〜(h)参照)。
【0128】一方、データ復号化器707Bは、図19
に示す構成を有している。上述したバッファ706から
取り出されたデータは、入力端子821から多重分離化
器823に入力され、“保護されるデータ”と“保護さ
れないデータ”とに分離される。これらの各データのう
ち“保護されるデータ”には、各生成多項式に対応した
3個の符号化データが含まれている。
【0129】畳み込み符号復号化器825A〜825C
は、これらの3個の符号化データを各々復号化する(図
20(e)〜(g)参照)。また、符号合成器824A
〜824Cは、これらの3個の符号化データを各々2個
ずつ組み合わせて合成し各々出力する。畳み込み符号復
号化器825D〜825Fは、これらの合成された3個
の符号化データの誤り訂正復号を行う(図20(h)〜
(j))。さらに符号合成器824Dは、3個の符号化
データを合成して出力する。畳み込み符号復号化器82
5Gは、この合成された符号化データの誤り訂正復号を
行う(図20(k))。
【0130】CRC復号化器826A〜826Gは、畳
み込み符号復号化器825A〜825Gから出力される
各復号化データの符号誤りを検出する。
【0131】選択器827は、上記第1の実施形態と同
様な方法により、これらの符号誤りの検出結果に基づく
復号化データの選択を行い、選択した復号化データをデ
ータ合成器828へ供給する。
【0132】データ合成器828は、この復号化データ
を“保護されないデータ”と合成し、出力端子829か
ら出力する。
【0133】以上のように、3個の符号化データを使用
する点を除けば、上記第1の実施形態と同様な処理が行
われる訳である。
【0134】図18における識別ビット判定器705
は、識別ビットの判定結果に基づいて、データ復号化器
707Aまたは707Bの一方の出力端子を選択する。
この結果、選択されたデータ復号化器の出力信号が出力
端子729から出力される。以上、上記第1の実施形態
と第3の実施形態を組み合わせる場合を例に説明した
が、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではな
く、符号化前のデータ長以下の符号化データに分割する
手段と、符号化前のデータ長より長い符号化データに分
割する手段とを任意に組み合わせることにより、上記実
施形態と同様の効果を奏するデータ伝送装置を構成する
ことが可能である。また、上記実施形態では、バースト
長が短い場合と長い場合の2つの区分に分け、推定され
るバースト長がいずれの区分に属するかにより符号化デ
ータの分割方法の2段階の切り替えを行った。しかし、
これに限らず、バースト長の区分は3区分以上設けても
よく、各区分毎に異なった分割方法で符号化データの分
割を行うようにしてもよい。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、バースト的な符号誤りからデータを保護し、冗長の
増加を抑えつつ、さらにランダムな符号誤りからもデー
タを保護してデータ伝送を行うことができるという効果
が得られる。また、この発明によれば、任意の適切な冗
長度でデータ伝送を行うことができるという効果が得ら
れる。さらにこの発明によれば、通信路での誤り発生状
況に応じた適切な符号分割を行うことにより、あらゆる
状況下で符号誤りからデータを保護し、データ伝送を行
うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態であるデータ装置に
おける送信側装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態における受信側装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】同実施形態における送信側装置から送信される
データを例示した図である。
【図4】同実施形態の各部で行われるデータ処理の内容
を説明する図である。
【図5】この発明の第2の実施形態であるデータ装置に
おける送信側装置の構成を示すブロック図である。
【図6】同実施形態における受信側装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】この発明の第3の実施形態であるデータ装置に
おける送信側装置の構成を示すブロック図である。
【図8】同実施形態における受信側装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】同実施形態の各部で行われるデータ処理の内容
を説明する図である。
【図10】この発明の第4の実施形態であるデータ装置
における送信側装置の構成を示すブロック図である。
【図11】同実施形態における受信側装置の構成を示す
ブロック図である。
【図12】この発明の第5の実施形態であるデータ装置
における送信側装置の構成を示すブロック図である。
【図13】同実施形態における受信側装置の構成を示す
ブロック図である。
【図14】同実施形態の各部で行われるデータ処理の内
容を説明する図である。
【図15】この発明の第6の実施形態であるデータ装置
における送信側装置の構成を示すブロック図である。
【図16】同実施形態における受信側装置の構成を示す
ブロック図である。
【図17】この発明の第7の実施形態であるデータ伝送
装置における送信側装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図18】同実施形態における受信側装置の構成を示す
ブロック図である。
【図19】同受信側装置におけるデータ復号化器の構成
を示すブロック図である。
【図20】同実施形態における送信側装置および受信側
装置内の各部で行われるデータ処理の内容を説明する図
である。
【符号の説明】
101,201,301,401,501,601,7
01 送信側装置 111,211,311,411,511,611,7
11 入力端子 112,212,312,412,512,612,7
12 バッファ 113,213,313,413,513,613,7
13 データ分離器 114,314,514,714
CRC符号化器 115,215,315,415
テールビット付加器 515,615,715
テールビット付加器 116,216,316,416
畳み込み符号化器 516,616,716
畳み込み符号化器 117,217,317,417,517,617
符号分割器 717A,717B
符号分割器 118,218,318,418,518,618
多重化器 718A,718B
多重化器 119,219,319,419,519,619,7
19 出力端子 102,202,302,402,502,602,7
02 受信側装置 121,221,321,421,521,621,7
21 入力端子 122,222,322,422,522,622,7
06 バッファ 123,223,323,423,523,623,8
23 多重分離化器 124,224,324,424,524A〜524D
符号合成器 624A〜624D,824A〜824D
符号合成器 125A〜125C,225A〜225C 畳み込み
符号復号化器 325A〜325C,425A〜425C 畳み込み
符号復号化器 525A〜525D,625A〜625D 畳み込み
符号復号化器 825A〜825G 畳み込み
符号復号化器 126A〜126C,326A〜326C
CRC復号化器 526A〜526D,826A〜826G
CRC復号化器 127,227,327,427,527,627,8
27 選択器 226A,226B,426A,426B
テールビット検査器 626A〜626D
テールビット検査器 226C,426C,626A〜626D
メトリック検査器 128,228,328,428,528,628,8
28 データ合成器 129,229,329,429,529,629,7
29 出力端子 703 バースト
長推定器 704 識別ビッ
ト付加器 705 識別ビッ
ト判定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平8−294141 (32)優先日 平成8年11月6日(1996.11.6) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 河原 敏朗 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 安達 悟 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−188862(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/00

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送すべきデータを符号誤りから保護さ
    れるデータと保護されないデータとに分割し、符号誤り
    から保護されるデータについて符号誤り検出情報の付加
    および符号化率1/Nの誤り訂正符号化を施し、この結
    果得られる符号化データをN個に分割し、このN個に分
    割された符号化データと前記保護されないデータとを多
    重化して通信路へ送出する送信側装置と、 前記N個に分割された符号化データおよび前記保護され
    ないデータを前記通信路を介して受信し、 a.N個に分割された各符号化データ、および b.N個に分割された符号化データを合成した符号化デ
    ータ の各々について誤り訂正符号復号化および該誤り訂正符
    号復号化により得られる復号化データの符号誤りの検出
    を各々実施し、符号誤りの検出されなかった復号化デー
    タを選択し、前記保護されないデータとともに出力する
    受信側装置とを具備することを特徴とするデータ伝送装
    置。
  2. 【請求項2】 伝送すべきデータを符号誤りから保護さ
    れるデータと保護されないデータとに分割し、符号誤り
    から保護されるデータについて符号化率1/Nの誤り訂
    正符号化を施し、この結果得られる符号化データをN個
    に分割し、このN個に分割された符号化データに符号誤
    り検出情報を各々付加し、前記保護されないデータと多
    重化して通信路へ送出する送信側装置と、 前記N個に分割された符号化データおよび前記保護され
    ないデータを前記通信路を介して受信し、各符号化デー
    タの符号誤りの検出を実施し、符号誤りの検出されなか
    った符号化データについて復号化を実施し、もしくは各
    符号化データを合成した符号化データについて誤り訂正
    符号復号化を実施し、復号化データを前記保護されない
    データとともに出力する受信側装置とを具備することを
    特徴とするデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】 伝送すべきデータに対して畳み込み符号
    による符号化率1/Nの誤り訂正符号化を施し、この結
    果得られる符号化データをN個に分割し、通信路へ送出
    する送信側装置と、 前記N個に分割された符号化データを前記通信路を介し
    て受信し、 a.N個に分割された各符号化データについて誤り訂正
    符号復号化を実施し、この結果得られる各復号化データ
    について、復号化されたテールビットと畳み込み符号生
    成時に付加される既知のテールビットとの比較により符
    号誤りの検出を実施すると共に、 b.N個に分割された各符号化データを合成した符号化
    データについてヴィタビ復号による誤り訂正符号復号化
    を実施し、この結果得られる復号化データについて、ヴ
    ィタビ復号時に計算される残存パスのメトリックと予め
    定められた基準値との比較により符号誤りの検出を実施
    し、 符号誤りの検出されなかった復号化データを出力する受
    信側装置とを具備することを特徴とするデータ伝送装
    置。
  4. 【請求項4】 伝送すべきデータに対して符号誤り検出
    情報の付加および符号化率1/Nの誤り訂正符号化を施
    し、この結果得られる符号化データをM<NであるM個
    の不均一な符号長の符号化データに分割し、このM個に
    分割された符号化データを通信路へ送出する送信側装置
    と、 前記M個に分割された符号化データを前記通信路を介し
    て受信し、 a.M個に分割された各符号化データ、および b.M個に分割された各符号化データを合成した符号化
    データ の各々について誤り訂正符号復号化および該誤り訂正符
    号復号化により得られる復号化データの符号誤りの検出
    を各々実施し、符号誤りの検出されなかった復号化デー
    タを出力する受信側装置とを具備する ことを特徴とす
    ータ伝送装置。
  5. 【請求項5】 伝送すべきデータを符号誤りから保護さ
    れるデータと保護されないデータとに分割し、符号誤り
    から保護されるデータについて符号誤り検出情報の付加
    および符号化率1/Nの誤り訂正符号化を施し、この結
    果得られる符号化データをM<NであるM個に分割し、
    このM個に分割された符号化データと前記保護されない
    データとを多重化して通信路へ送出する送信側装置と、 前記M個に分割された符号化データおよび前記保護され
    ないデータを前記通信路を介して受信し、 a.M個に分割された各符号化データ、および b.M個に分割された符号化データを合成した符号化デ
    ータ の各々について誤り訂正符号復号化および該誤り訂正符
    号復号化により得られる復号化データの符号誤りの検出
    を各々実施し、符号誤りの検出されなかった復号化デー
    タを選択し、前記保護されないデータとともに出力する
    受信側装置とを具備することを特徴とするデータ伝送装
    置。
  6. 【請求項6】 前記送信側装置は、前記符号化率1/N
    の誤り訂正符号化により得られる符号化データを不均一
    な符号長のM個の符号化データに分割することを特徴と
    する請求項に記載のデータ伝送装置。
  7. 【請求項7】 伝送すべきデータに対して符号化率1/
    Nの誤り訂正符号化を施し、この結果得られる符号化デ
    ータをM<NであるM個の不均一な符号長の符号化デー
    タに分割し、このM個に分割された符号化データに符号
    誤り検出情報を各々付加して通信路へ送出する送信側装
    置と、 前記M個に分割された符号化データを前記通信路を介し
    て受信し、各符号化データの符号誤りの検出を実施し、
    符号誤りの検出されなかった符号化データについて復号
    化を実施し、もしくは各符号化データを合成した符号化
    データについて誤り訂正符号復号化を実施し、復号化デ
    ータを出力する受信側装置とを具備する ことを特徴とす
    るデータ伝送装置。
  8. 【請求項8】 伝送すべきデータを符号誤りから保護さ
    れるデータと保護されないデータとに分割し、符号誤り
    から保護されるデータについて符号化率1/Nの誤り訂
    正符号化を施し、この結果得られる符号化データをM<
    NであるM個に分割し、このM個に分割された符号化デ
    ータに符号誤り検出情報を各々付加し、前記保護されな
    いデータと多重化して通信路へ送出する送信側装置と、 前記M個に分割された符号化データと前記保護されない
    データとを前記通信路を介して受信し、各符号化データ
    の符号誤りの検出を実施し、符号誤りの検出されなかっ
    た符号化データについて復号化を実施し、もしくは各符
    号化データを合成した符号化データについて誤り訂正符
    号復号化を実施し、復号化データを前記保護されないデ
    ータとともに出力する受信側装置とを具備することを特
    徴とするデータ伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記送信側装置は、前記符号化率1/N
    の誤り訂正符号化により得られる符号化データを不均一
    な符号長のM個の符号化データに分割することを特徴と
    する請求項に記載のデータ伝送装置。
  10. 【請求項10】 伝送すべきデータに対し、畳み込み符
    号による符号化率1/Nの誤り訂正符号化を施し、この
    結果得られる符号化データをM<NであるM個に分割し
    て通信路へ送出する送信側装置と、 前記M個に分割された符号化データを前記通信路を介し
    て受信し、 a.M個に分割された各符号化データについて誤り訂正
    符号復号化を実施し、この結果得られる各復号化データ
    について、復号化されたテールビットと畳み込み符号生
    成時に付加される既知のテールビットとの比較により符
    号誤りの検出を実施すると共に、 b.M個に分割された各符号化データを合成した符号化
    データについてヴィタビ復号による誤り訂正符号復号化
    を実施し、この結果得られる復号化データについて、ヴ
    ィタビ復号時に計算される残存パスのメトリックと予め
    定められた基準値との比較により符号誤りの検出を実施
    し、 符号誤りの検出されなかった復号化データを出力する受
    信側装置とを具備することを特徴とするデータ伝送装
    置。
  11. 【請求項11】 前記送信側装置は、前記符号化率1/
    Nの誤り訂正符号化により得られる符号化データを不均
    一な符号長のM個の符号化データに分割することを特徴
    とする請求項10に記載のデータ伝送装置。
  12. 【請求項12】 伝送すべきデータに対して符号誤り検
    出情報の付加および誤り訂正符号化を施し、この結果得
    られる符号化データを誤り訂正符号化前の元のデータよ
    りも符号長の短い複数の符号化データに分割し、これら
    の各符号化データを通信路へ送出する送信側装置と、 前記各符号化データを前記通信路を介して受信し、これ
    らの各符号化データから前記誤り訂正符号化前の元のデ
    ータと同一またはそれより長い符号長の符号化データを
    複数種類合成し、この合成した各符号化データについて
    誤り訂正符号復号化および該誤り訂正符号復号化により
    得られる復号化データの符号誤りの検出を各々実施し、
    符号誤りの検出されなかった復号化データを出力する受
    信側装置とを具備することを特徴とするデータ伝送装
    置。
  13. 【請求項13】 前記送信側装置は、前記誤り訂正符号
    化により得られる符号化データを不均一な符号長の符号
    化データに分割することを特徴とする請求項12に記載
    のデータ伝送装置。
  14. 【請求項14】 前記送信側装置は、前記誤り訂正符号
    化により得られる符号化データを元のデータよりも符号
    長の短い符号化データの他、元のデータと同一もしくは
    それより長い符号長の符号化データを含む複数の不均一
    な符号長の符号化データに分割することを特徴とする請
    求項12に記載のデータ伝送装置。
  15. 【請求項15】 伝送すべきデータを符号誤りから保護
    されるデータと保護されないデータとに分割し、符号誤
    りから保護されるデータについて符号誤り検出情報の付
    加および誤り訂正符号化を施し、この結果得られる符号
    化データを誤り訂正符号化前の元のデータよりも符号長
    の短い複数の符号化データに分割し、これらの各符号化
    データと前記保護されないデータとを多重化して通信路
    へ送出する送信側装置と、 前記各符号化データおよび前記保護されないデータを前
    記通信路を介して受信し、各符号化データから前記誤り
    訂正符号化前の元のデータと同一またはそれよりも長い
    符号長の符号化データを複数種類合成し、この合成した
    各符号化データについて誤り訂正符号復号化および該誤
    り訂正符号復号化により得られる復号化データの符号誤
    りの検出を各々実施し、符号誤りの検出されなかった復
    号化データを選択し、前記保護されないデータとともに
    出力する受信側装置とを具備することを特徴とするデー
    タ伝送装置。
  16. 【請求項16】 前記送信側装置は、前記誤り訂正符号
    化により得られる符号化データを不均一な符号長の符号
    化データに分割することを特徴とする請求項15に記載
    のデータ伝送装置。
  17. 【請求項17】 前記送信側装置は、前記誤り訂正符号
    化により得られる符号化データを元のデータよりも符号
    長の短い符号化データの他、元のデータと同一もしくは
    それより長い符号長の符号化データを含む複数の不均一
    な符号長の符号化データに分割することを特徴とする請
    求項15に記載のデータ伝送装置。
  18. 【請求項18】 伝送すべきデータに対して誤り訂正符
    号化を施し、この結果得られる符号化データを誤り訂正
    符号化前の元のデータよりも符号長の短い複数の符号化
    データに分割し、これらの各符号化データに符号誤り検
    出情報を付加して通信路へ送出する送信側装置と、 前記各符号化データを前記通信路を介して受信し、各符
    号化データの符号誤りの検出を実施し、符号誤りの検出
    されなかった符号化データを合成して復号化を実施し、
    もしくは各符号化データを合成した符号化データについ
    て誤り訂正符号復号化を実施し、復号化データを出力す
    る受信側装置とを具備することを特徴とするデータ伝送
    装置。
  19. 【請求項19】 前記送信側装置は、前記誤り訂正符号
    化により得られる符号化データを不均一な符号長の符号
    化データに分割することを特徴とする請求項18に記載
    のデータ伝送装置。
  20. 【請求項20】 前記送信側装置は、前記誤り訂正符号
    化により得られる符号化データを元のデータよりも符号
    長の短い符号化データの他、元のデータと同一もしくは
    それより長い符号長の符号化データを含む複数の不均一
    な符号長の符号化データに分割することを特徴とする請
    求項18に記載のデータ伝送装置。
  21. 【請求項21】 伝送すべきデータを符号誤りから保護
    されるデータと保護されないデータとに分割し、符号誤
    りから保護されるデータについて誤り訂正符号化を施
    し、この結果得られる符号化データを誤り訂正符号化前
    の元のデータよりも符号長の短い複数の符号化データに
    分割し、これらの各符号化データに符号誤り検出情報を
    付加し、前記保護されないデータと多重化して通信路へ
    送出する送信側装置と、 前記各符号化データと前記保護されないデータとを前記
    通信路を介して受信し、各符号化データの符号誤りの検
    出を実施し、符号誤りの検出されなかった符号化データ
    を合成して復号化を実施し、もしくは各符号化データを
    合成した符号化データについて誤り訂正符号復号化を実
    施し、復号化データを前記保護されないデータとともに
    出力する受信側装置とを具備することを特徴とするデー
    タ伝送装置。
  22. 【請求項22】 前記送信側装置は、前記誤り訂正符号
    化により得られる符号化データを不均一な符号長の符号
    化データに分割することを特徴とする請求項21に記載
    のデータ伝送装置。
  23. 【請求項23】 前記送信側装置は、前記誤り訂正符号
    化により得られる符号化データを元のデータよりも符号
    長の短い符号化データの他、元のデータと同一もしくは
    それより長い符号長の符号化データを含む複数の不均一
    な符号長の符号化データに分割することを特徴とする請
    求項21に記載のデータ伝送装置。
  24. 【請求項24】 伝送すべきデータに対して誤り訂正符
    号化を施し、この結果得られる符号化データを複数のパ
    ンクチャド畳み込み符号に分割し、通信路へ送出する送
    信側装置と、 前記各パンクチャド畳み込み符号を前記通信路を介して
    受信し、これらの各パンクチャド畳み込み符号から前記
    誤り訂正符号化前の元のデータと同一またはそれより長
    い符号長の符号化データを複数種類合成し、この合成し
    た各符号化データについてヴィタビ復号による誤り訂正
    符号復号化を各々実施し、ヴィタビ復号時に計算される
    残存パスのメトリックと予め定められた基準時との比較
    により、前記誤り訂正符号復号化により得られる各復号
    化データの符号誤りの検出を実施し、符号誤りの検出さ
    れなかった復号化データを出力する受信側装置とを具備
    することを特徴とするデータ伝送装置。
  25. 【請求項25】 前記送信側装置は、前記誤り訂正符号
    化により得られる符号化データを不均一な符号長の符号
    化データに分割することを特徴とする請求項24に記載
    のデータ伝送装置。
  26. 【請求項26】 前記送信側装置は、前記誤り訂正符号
    化により得られる符号化データを元のデータよりも符号
    長の短い符号化データの他、元のデータと同一もしくは
    それより長い符号長の符号化データを含む複数の不均一
    な符号長の符号化データに分割することを特徴とする請
    求項24に記載のデータ伝送装置。
  27. 【請求項27】 伝送すべきデータに対して誤り訂正符
    号化を施すとともに通信路において発生するバースト誤
    りのバースト長を推定し、各々前記誤り訂正符号化によ
    り得られる符号化データを各々異なった符号長の符号化
    データに分割する複数種類の分割方法の中から1つの分
    割方法を前記バースト長の推定値に基づいて選択し、こ
    の選択した分割方法に従って前記誤り訂正符号化により
    得られる符号化データを分割し、この分割した各符号化
    データと当該分割方法を示す識別情報とを通信路へ送出
    する送信側装置と、 前記各符号化データおよび識別情報を前記通信路を介し
    て受信し、各符号化データを得るために使用した分割方
    法を前記識別情報により判定し、この判定結果に従い、
    前記各符号化データまたは各符号化データを合成した符
    号化データであって符号長が誤り訂正符号化前のデータ
    の符号長以上のものを用いて誤り訂正符号復号化を各々
    実施し、この結果得られる各復号化データのうち符号誤
    りを含まないもの若しくは残留誤りが最も少ないと認め
    られるものを選択して出力する受信側装置とを具備する
    ことを特徴とするデータ伝送装置。
  28. 【請求項28】 伝送すべきデータを符号誤りから保護
    されるデータと保護されないデータとに分割し、符号誤
    りから保護されるデータについて伝送すべきデータに対
    して誤り訂正符号化を施すとともに通信路において発生
    するバースト誤りのバースト長を推定し、各々前記誤り
    訂正符号化により得られる符号化データを各々異なった
    符号長の符号化データに分割する複数種類の分割方法の
    中から1つの分割方法を前記バースト長の推定値に基づ
    いて選択し、この選択した分割方法に従って前記誤り訂
    正符号化により得られる符号化データを分割し、この分
    割した各符号化データと当該分割方法を示す識別情報と
    を前記保護されないデータと多重化して通信路へ送出す
    る送信側装置と、 前記各符号化データと前記識別情報と前記保護されない
    データとを前記通信路を介して受信し、各符号化データ
    を得るために使用した分割方法を前記識別情報により判
    定し、この判定結果に従い、前記各符号化データまたは
    各符号化データを合成した符号化データであって符号長
    が誤り訂正符号化前のデータの符号長以上のものを用い
    て誤り訂正符号復号化を各々実施し、この結果得られる
    各復号化データのうち符号誤りを含まないもの若しくは
    残留誤りが最も少ないと認められるものを選択し、選択
    した復号化データを前記保護されないデータとともに出
    力する受信側装置とを具備することを特徴とするデータ
    伝送装置。
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