JP3511448B2 - シートシャッター装置 - Google Patents

シートシャッター装置

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JP3511448B2
JP3511448B2 JP17577097A JP17577097A JP3511448B2 JP 3511448 B2 JP3511448 B2 JP 3511448B2 JP 17577097 A JP17577097 A JP 17577097A JP 17577097 A JP17577097 A JP 17577097A JP 3511448 B2 JP3511448 B2 JP 3511448B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートシャッター装
置に係り、たとえば、建物内の温度を保持したり、建物
内への風及び塵埃の侵入及び火災時に煙りの拡散と延焼
を防止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシートシャッター装置と
しては、たとえば、両側部に相対して固定され対向して
挿入口を上下方向に形成した断面コ字形状のガイドレー
ルと、この両側部のガイドレール間の上方に回転自在に
設けられた巻取ドラムと、この巻取ドラムに巻き戻し自
在に巻回され巻き戻し時に前記両側部のガイドレールの
挿入口に沿って巻き戻し下降され前記両側部のガイドレ
ール間を遮蔽するシート体と、このシート体の一側面に
所定の間隔をおいて突設され両端部を前記両側部のガイ
ドレールの挿入口にそれぞれ挿入して並設されたシート
体の幅方向の複数の補強パイプと、を具備した構成のも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のシートシャ
ッター装置では、複数の補強パイプにてシート体の形状
保持及びガイドレールからのシート体の抜け外れを防止
するものであるが、シート体は平坦な仕立て生地にて形
成されているため、このシート体を巻取ドラムに巻回す
る巻回時にシート体が幅方向に移動して横ずれした状態
で巻回され易く、このような状態で巻回されたシート体
の巻き戻し時にはシート体の両側端部の一方が一方側の
ガイドレールに傾いて当接したり強く当接してシート体
がスムーズに下降しない事態が生じ易いばかりか、複数
の補強パイプの両端部が両側部のガイドレールの対向す
る側板部及び端板部に当接し金属衝突音や摺動音等の不
快音が発生し易く、シート体の昇降に支障を来すことが
ある、という問題がある。
【0004】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、巻取ドラムにシート体を横ずれすることなく
整然と巻回及び巻き戻すことができ、巻回及び巻き戻し
時にシート体が傾くことなくスムーズに昇降され、金属
衝突音や摺動音等の不快音の発生を防止でき、ガイドレ
ールからシート体の両側端部が簡単に抜け外れすること
がないシートシャッター装置を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のシートシ
ャッター装置は、被遮蔽部の両側部に相対して固定され
互いに対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレー
ルと、この両側部のガイドレール間の上方に回転自在に
設けられた巻取ドラムと、この巻取ドラムに巻き戻し自
在に巻回され巻き戻し時に前記両側部のガイドレールの
挿入口に幅方向の両側端部を挿入して下降され下端部が
前記被遮蔽部の床面に着床してこの被遮蔽部を遮蔽する
シート体と、を具備し、前記シート体は、このシート体
の幅方向の中間位置に表裏面の一方面に係合凹部を他方
面に前記巻取ドラムに巻き上げ時に前記係合凹部に係合
する係合凸部をそれぞれ上下方向に形成した横ずれ防止
部を有する、ものである。
【0006】そして、巻取ドラムがシート体を巻回する
方向に向かって駆動回転されると、この巻取ドラムの周
面にシート体が順次巻回されるとともに、このシート体
は幅方向の両側端部が両側部のガイドレールの挿入口に
沿って案内されながら被遮蔽部の床面上に順次引き上げ
られ、最終的には巻取ドラムの周面にシート体が大きく
巻回されて巻き上げられることにより、被遮蔽部が大き
く開放される。
【0007】この際、シート体は幅方向の中間位置に表
裏面の一方面に係合凹部を他方面に係合凸部をそれぞれ
上下方向に形成した横ずれ防止部を有するため、巻取ド
ラムの周面にシート体が巻回されると、先に巻回された
シート体の巻回部の、たとえば横ずれ防止部の係合凸部
に次に巻回されるシート体の横ずれ防止部の係合凹部が
係合しながらシート体が順次巻回されて巻き上げられ
る。
【0008】すなわち、先に巻回された係合凸部をガイ
ドとしてこの係合凸部に次に巻回される横ずれ防止部の
係合凹部が順次係合しながらシート体が順次巻回される
ことにより、巻取ドラムにはシート体が軸方向に移動す
る如く横ずれすることなく整然と巻き上げられる。
【0009】また、巻取ドラムにシート体が横ずれする
ことなく巻回して巻き上げられることにより、この巻回
時にシート体の両側端部の一方が一方側のガイドレール
に傾いて当接したり強く当接するようなことがなく、し
たがって、シート体は巻取ドラムにスムーズに巻回され
て巻き上げられる。
【0010】つぎに、巻取ドラムがシート体を巻き戻す
方向に向かって駆動回転されると、この巻取ドラムから
シート体が順次巻き戻され、このシート体は幅方向の両
側端部が両側部のガイドレールの挿入口に沿って案内さ
れながら下降される。
【0011】この際、シート体は巻取ドラムに横ずれす
ることなく整然と巻回された状態から巻き戻され、か
つ、先に巻回された係合凸部から次に巻回された係合凸
部の係合凹部が順次離間しながら巻き戻されることによ
り、この巻き戻し時にシート体の両側端部の一方が一方
側のガイドレールに傾いて当接したり強く当接するよう
なことがなく、したがって、シート体は巻取ドラムから
順次整然と巻き戻され、このシート体はスムーズに下降
される。
【0012】そして、このシート体の下端部が被遮蔽部
の床面に着床することにより、このシート体にて被遮蔽
部が遮蔽される。この際、シート体はシート体の幅方向
の中間位置に表裏面の一方面に係合凹部を他方面に係合
凸部をそれぞれ上下方向に形成した横ずれ防止部を有す
るため、この横ずれ防止部にてシート体が風圧を受けて
も簡単に撓むことがないように補強され、このシート体
の両側端部がガイドレールの挿入口から簡単に外れるこ
とを防止される。
【0013】請求項2記載のシートシャッター装置は、
請求項1記載のシートシャッター装置において、横ずれ
防止部は、シート体の幅方向に所定の間隔をおいて平行
に形成された上下方向の複数条を有する、ものである。
【0014】そして、巻取ドラムの周面にシート体が巻
回されると、先に巻回されたシート体の巻回部の複数条
の横ずれ防止部の、たとえば、係合凸部に次に巻回され
るシート体の複数条の横ずれ防止部の係合凹部がそれぞ
れ係合しながらシート体が順次巻回される。
【0015】すなわち、先に巻回された複数条の係合凸
部をガイドとしてこの複数条の係合凸部に次に巻回され
る複数条の横ずれ防止部の係合凹部がそれぞれ順次係合
しながらシート体が順次安定して巻回されることによ
り、巻取ドラムにはシート体が軸方向に移動する如く横
ずれすることなく整然と巻回される。
【0016】また、巻取ドラムにシート体が横ずれする
ことなく巻回して巻き上げられることにより、この巻回
時にシート体の両側端部の一方が一方側のガイドレール
に傾いて当接したり強く当接するようなことがなく、し
たがって、シート体は巻取ドラムにスムーズに巻回され
て巻き上げられる。
【0017】つぎに、巻取ドラムがシート体を巻き戻す
方向に向かって駆動回転されると、このシート体は巻取
ドラムに横ずれすることなく整然と巻回された状態から
巻き戻され、かつ、先に巻回された複数条の横ずれ防止
部の係合凸部から次に巻回された複数条の横ずれ防止部
の係合凹部が順次離間しながら巻き戻されることによ
り、この巻き戻し時にシート体の両側端部の一方が一方
側のガイドレールに傾いて当接したり強く当接するよう
なことがなく、したがって、シート体は巻取ドラムから
順次整然と巻き戻され、このシート体はスムーズに下降
される。
【0018】そして、このシート体の下端部が被遮蔽部
の床面に着床することにより、このシート体にて被遮蔽
部が遮蔽される。この際、シート体はシート体の幅方向
に所定の間隔をおいて平行に表裏面の一方面に係合凹部
を他方面に係合凸部をそれぞれ上下方向に形成した横ず
れ防止部を有するため、この複数条の横ずれ防止部にて
シート体が風圧を受けても簡単に撓むことがないように
補強され、このシート体の両側端部がガイドレールの挿
入口から簡単に外れることを防止される。
【0019】請求項3記載のシートシャッター装置は、
請求項1または2記載のシートシャッター装置におい
て、シート体は、このシート体の幅方向に沿って一体に
設けられた補強桟を有し、この補強桟は、両端部にガイ
ドレールの挿入口に挿入する挿入突部を有する、もので
ある。
【0020】そして、シート体の巻回時及び巻き戻し時
は、シート体は巻取ドラムに横ずれすることなく順次整
然と巻回され、かつ、巻取ドラムから順次整然と巻き戻
されることにより、補強桟の両端部が両側部のガイドレ
ールの対向する側板部及び端板部に当接し金属衝突音や
摺動音等の不快音が発生することがなく、シート体はス
ムーズに昇降される。
【0021】また、シート体にて被遮蔽部を遮蔽した際
はシート体の幅方向に沿って一体に設けられた補強桟を
有し、この補強桟の両端部の挿入突部がガイドレールの
挿入口に挿入された状態となっているため、この補強桟
にてシート体が風圧を受けても簡単に撓むことがないよ
うに更に補強され、このシート体の両側端部がガイドレ
ールの挿入口から簡単に外れることを防止される。
【0022】請求項4記載のシートシャッター装置は、
請求項3記載のシートシャッター装置において、補強桟
は、シート体の上下方向に所定の間隔をおいて一体に設
けられた複数本を有する、ものである。
【0023】そして、シート体の巻回時及び巻き戻し時
は、シート体は巻取ドラムに横ずれすることなく順次整
然と巻回され、かつ、巻取ドラムから順次整然と巻き戻
されることにより、複数本の補強桟の両端部が両側部の
ガイドレールの対向する側板部及び端板部に当接し金属
衝突音や摺動音等の不快音が発生することがなく、シー
ト体はスムーズに昇降される。
【0024】また、シート体にて被遮蔽部を遮蔽した際
はシート体の幅方向に沿って一体に設けられた複数本の
補強桟を有し、この複数本の補強桟の両端部の挿入突部
がガイドレールの挿入口にそれぞれ挿入された状態とな
っているため、この複数本の補強桟にてシート体が風圧
を受けても簡単に撓むことがないように更に補強され、
このシート体の両側端部がガイドレールの挿入口から簡
単に外れることを更に確実に防止される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0026】図1乃至図5に示す第1の実施の形態にお
いて、1は出入口、非常口及び通路等の被遮蔽部2の両
側部にそれぞれ相対して垂直状に固定された上下方向の
ガイドレールで、この両側部のガイドレール1は互いに
対向して上下方向の挿入口3を開口した前後の側板部4
及び端板部5を有して断面略コ字形状に形成され、前記
挿入口3は前記前後の側板部4の内端部に折り曲げて形
成された上下方向の相対するガイド側片6にてそれぞれ
形成されている。
【0027】つぎに、前記被遮蔽部2の上框体等の天井
壁部7に前記左右のガイドレール1の上端部をそれぞれ
挿入したシートボックス8が固定され、このシートボッ
クス8は下端部に前記左右のガイドレール1の挿入口3
にそれぞれ連通して開口した左右方向のシート案内口9
が開口して形成されている。
【0028】また、前記シートボックス8は左右に側板
部10をそれぞれ有し、この一方の側板部10に軸受体11が
取り付けられ、他方の側板部10の内側部にブラケット12
が取り付けられ、このブラケット12に前記軸受体11に対
向した正逆転可能なモータ13が固定されている。
【0029】また、前記モータ13の出力軸(図示せず)
に連結された回転軸14の一端部が前記軸受体11に回転自
在に軸架され、この回転軸14にこの回転軸14を中心とし
て回転する左右方向の円筒状の巻取ドラム15が一体に固
着されている。前記巻取ドラム15は、前記左右のガイド
レール1の端板部5間の間隔より僅かに短い長さで形成
され、この巻取ドラム15の外周面に軸方向に所定の間隔
をおいてこの巻取ドラム15の外周面より外方に突出した
複数の環状突条16がそれぞれ一体に突設されている。
【0030】そして、前記モータ13が作動されることに
より、前記回転軸14が回転されるとともに、この回転軸
14にて前記巻取ドラム15が後述するシート体を巻回する
方向及びこのシート体を巻き戻す方向に駆動回転される
ようになっている。なお、前記モータ13は、たとえば、
制御手段からの火災信号等の出力信号により作動され、
後述する重錘体が前記被遮蔽部2の床面17に着床した時
点で前記制御手段からの停止信号により作動が停止され
るようになっている。
【0031】つぎに、前記巻取ドラム15に前記被遮蔽部
2を遮蔽するシート体18の上端部が固着されて巻き戻し
自在に巻回されている。このシート体18は、燃えない耐
火シート、燃え難い耐火シートからなる不燃性耐火シー
ト体19にて形成され、この不燃性耐火シート体19は、た
とえば、ガラスクロス、シリカクロス等からなる一枚仕
立ての不燃性布地等にて形成されている。なお、シート
体18は外部から塵埃等を入れないための気密性を有する
ものと、前記不燃性耐火シート体19のように防火区画部
等に設ける防火性能を有するものとがある。
【0032】前記不燃性耐火シート体19は、前記巻取ド
ラム15から巻き戻されて前記被遮蔽部2を遮蔽する所定
の幅と長さを有して形成され、その幅方向の両側端部は
前記左右のガイドレール1の挿入口3に挿入する挿入部
20としてそれぞれ形成されている。
【0033】また、前記不燃性耐火シート体19は、この
不燃性耐火シート体19の幅方向に所定の間隔をおいてす
なわち、前記巻取ドラム15に形成された複数の環状突条
16に対応する間隔をおいて上下方向に一連の複数条の横
ずれ防止部Aがそれぞれ平行に一体に形成されている。
そして、この複数条の横ずれ防止部Aは、前記不燃性耐
火シート体19の幅方向の中間位置を含めて幅方向に所定
の間隔をおいて形成されている。
【0034】前記複数条の横ずれ防止部Aは、表裏面の
一方面に上下方向に一連の係合凹部22を、他方面に前記
巻取ドラム15に巻き上げ時に前記係合凹部22に係合する
上下方向に一連の係合凸部21をそれぞれ有して形成され
ている。
【0035】そして、この複数の係合凹部22の上端部は
前記巻取ドラム15の複数の環状突条16にそれぞれ嵌合し
て不燃性耐火シート体19の上端部が巻取ドラム15の外周
面に固着され、この不燃性耐火シート体19の巻回時は、
先に巻回された不燃性耐火シート体19の巻回部の複数条
の横ずれ防止部Aの係合凸部21に次に巻回される不燃性
耐火シート体19の複数条の横ずれ防止部Aの係合凹部22
が外側からそれぞれ嵌合するように係合しながら不燃性
耐火シート体19が順次巻回されて巻き上げられるように
なっている。
【0036】つぎに、前記不燃性耐火シート体19の下端
部に前記被遮蔽部2の床面17に着床する不燃性耐火シー
ト体19の幅方向の重錘体23が一体に設けられている。こ
の重錘体23は不燃性重錘体24にて形成されている。この
不燃性重錘体24は、前記不燃性耐火シート体19の下端部
に不燃性縫着糸等の固着手段によって一体に固着された
不燃性耐火生地等にて形成された不燃性耐火シート体19
の幅方向の袋状体25と、この袋状体25内に挿通された不
燃性棒状体26と、を有して形成され、この不燃性棒状体
26の両端部は前記両側部のガイドレール1の挿入口3に
挿入した挿入突部27として形成されている。
【0037】つぎに、前記第1の実施の形態の作用を説
明する。
【0038】被遮蔽部2を開放する場合は、モータ13か
らの出力により回転軸14がシート体18すなわち、不燃性
耐火シート体19を巻回する方向に駆動回転されると、こ
の巻取ドラム15の外周面に不燃性耐火シート体19が順次
巻回されるとともに、この不燃性耐火シート体19は幅方
向の両側端部の挿入部20が両側部のガイドレール1の挿
入口3に沿ってそれぞれ案内されながら被遮蔽部2の床
面17上に順次引き上げられ、最終的には巻取ドラム15の
外周面に不燃性耐火シート体19が大きく巻回されて巻き
上げられることにより、被遮蔽部2が大きく開放され
る。
【0039】この際、不燃性耐火シート体19はこの不燃
性耐火シート体19の幅方向に所定の間隔をおいて平行に
表裏面の一方面に上下方向に一連の係合凹部22を、他方
面に前記巻取ドラム15に巻き上げ時に前記係合凹部22に
係合する上下方向に一連の係合凸部21をそれぞれ形成し
た複数条の横ずれ防止部Aを有するため、この巻取ドラ
ム15の外周面に不燃性耐火シート体19が巻回されると、
先に巻回された不燃性耐火シート体19の巻回部の複数条
の横ずれ防止部Aの係合凸部21に次に巻回される不燃性
耐火シート体19の複数条の横ずれ防止部Aの係合凹部22
が外側からそれぞれ嵌合するように係合しながら不燃性
耐火シート体19が順次巻回される。
【0040】すなわち、先に巻回された複数条の係合凸
部21をそれぞれガイドとしてこの複数条の係合凸部21に
次に巻回される複数条の係合凹部22が外側からそれぞれ
順次係合しながら不燃性耐火シート体19が順次巻回され
て巻き上げられることにより、巻取ドラム15には不燃性
耐火シート体19が軸方向に移動する如く横ずれすること
なく整然と巻回されて巻き上げられる。
【0041】また、巻取ドラム15に不燃性耐火シート体
19が横ずれすることなく巻回して巻き上げられることに
より、この巻回時に不燃性耐火シート体19の両側端部の
挿入部20の一方が一方側のガイドレール1に傾いて当接
したり強く当接するようなことがなく、したがって、不
燃性耐火シート体19は巻取ドラム15にスムーズに巻回さ
れて巻き上げられる。
【0042】つぎに、被遮蔽部2を遮蔽する際、たとえ
ば、被遮蔽部2を遮蔽する火災時に制御手段からの火災
信号によりモータ13が作動されると、このモータ13から
の出力により回転軸14がシート体18すなわち、不燃性耐
火シート体19を巻き戻す方向に駆動回転され、この回転
軸14の巻取ドラム15から不燃性耐火シート体19が順次巻
き戻される。
【0043】そして、不燃性耐火シート体19の両挿入部
20が左右のガイドレール1の挿入口3に沿ってそれぞれ
案内されて下降され、かつ、この不燃性耐火シート体19
の下端部の重錘体23すなわち、不燃性重錘体24の両挿入
突部27が左右のガイドレール1の挿入口3に沿ってそれ
ぞれ案内されながらこの不燃性重錘体24の重量により迅
速に下降される。
【0044】この際、不燃性耐火シート体19は巻取ドラ
ム15に横ずれすることなく整然と巻回された状態から巻
き戻され、かつ、先に巻回された複数条の横ずれ防止部
Aの係合凸部21から次に巻回された複数条の横ずれ防止
部Aの係合凹部22が順次離間しながら巻き戻されること
により、この不燃性耐火シート体19はスムーズに巻き戻
し下降される。
【0045】そして、この巻き戻し時に不燃性耐火シー
ト体19の両側端部の挿入部20の一方及び不燃性重錘体24
の両端部の挿入突部27の一方が一方側のガイドレール1
の側板部4及び端板部5に傾いて当接したり強く当接す
るようなことがなく、したがって、不燃性耐火シート体
19は巻取ドラム15から順次整然と巻き戻され、この不燃
性耐火シート体19はスムーズに下降される。
【0046】また、この不燃性耐火シート体19の下端部
の不燃性重錘体24が被遮蔽部2の床面17に着床すること
により、この不燃性耐火シート体19及び不燃性重錘体24
にて被遮蔽部2が遮蔽される。
【0047】この際、不燃性耐火シート体19はこの不燃
性耐火シート体19の幅方向に所定の間隔をおいて平行に
表裏面の一方面に上下方向に一連の係合凹部22を、他方
面に前記巻取ドラム15に巻き上げ時に前記係合凹部22に
係合する上下方向に一連の係合凸部21をそれぞれ形成し
た複数条の横ずれ防止部Aを有するため、この複数条の
横ずれ防止部Aにて不燃性耐火シート体19が補強され、
この不燃性耐火シート体19が風圧、たとえば、熱風等を
受けても簡単に撓むことがないように補強され、この不
燃性耐火シート体19の両側端部の挿入部20が両側部のガ
イドレール1の挿入口3から簡単に外れることを防止さ
れる。
【0048】また、不燃性耐火シート体19は巻取ドラム
15から順次整然と巻き戻されることにより、この不燃性
耐火シート体19の下端部の不燃性重錘体24の両挿入突部
27の一方が一方側のガイドレール1の側板部4及び端板
部5に傾いて当接したり強く当接するようなことがな
く、また、この不燃性重錘体24の不燃性棒状体26は袋状
体25にて被覆されていることにより、金属衝突音等の不
快音が発生することなく下降される。
【0049】そして、この不燃性重錘体24が被遮蔽部2
の床面17に着床した時点でモータ13の作動が停止される
が、この際、不燃性重錘体24の両挿入突部27が両側部の
ガイドレール1の挿入口3に挿入したままの状態である
ため、この不燃性耐火シート体19が風圧、たとえば、熱
風等を受けて煽られてもこの不燃性耐火シート体19の下
端部が撓むことなく不燃性重錘体24にて支持され、か
つ、この不燃性重錘体24の両挿入突部27が両側部のガイ
ドレール1の挿入口3から外れることを防止される。
【0050】したがって、不燃性耐火シート体19の下端
部の不燃性重錘体24が被遮蔽部2の床面17に着床するこ
とにより、この不燃性耐火シート体19及び不燃性重錘体
24にて被遮蔽部2が全面的に確実に遮蔽され、熱風や塵
埃等が流出入することを確実に防止される。
【0051】つぎに、前記第1の実施の形態では、シー
ト体18すなわち、不燃性耐火シート体19は幅方向に所定
の間隔をおいて平行に表裏面の一方面に上下方向に一連
の係合凹部22を、他方面に前記巻取ドラム15に巻き上げ
時に前記係合凹部22に係合する上下方向に一連の係合凸
部21をそれぞれ形成した複数条の横ずれ防止部Aを有す
る場合について説明したが、これに限らず、表裏面の一
方面に係合凹部22を、他方面に前記巻取ドラム15に巻き
上げ時に前記係合凹部22に係合する係合凸部21を形成し
た横ずれ防止部Aは、シート体18すなわち、不燃性耐火
シート体19の幅方向の中間位置の少なくとも一か所に形
成するようにしてもよい。
【0052】また、前記第1の実施の形態では、横ずれ
防止部Aの係合凹部22は巻取ドラム15に巻回時の裏面側
に開口する場合について説明したが、これに限らず、横
ずれ防止部Aの係合凹部22は巻取ドラム15に巻回時の表
面側に開口するようにしてもよい。この場合、巻取ドラ
ム15には環状突条16に代えて前記係合凹部22の上端部を
嵌合する環状凹部を形成する。
【0053】このように構成することにより、巻取ドラ
ム15に不燃性耐火シート体19を巻回する巻回時には先に
巻回された不燃性耐火シート体19の巻回部の複数条の係
合凹部22に次に巻回される不燃性耐火シート体19の複数
条の係合凸部21が外側からそれぞれ嵌合するように係合
しながら不燃性耐火シート体19が順次巻回される。した
がって、不燃性耐火シート体19は前記第1の実施の形態
の場合と同様に横ずれすることなく整然と巻回される。
また、この不燃性耐火シート体19の巻き戻し時も前記第
1の実施の形態の場合と同様に横ずれすることなく整然
と巻き戻される。
【0054】つぎに、図6乃至図10に示す第2の実施
の形態は、前記図1乃至図5に示す第1の実施の形態に
おいて、シート体18すなわち、不燃性耐火シート体19に
この不燃性耐火シート体19に形成された複数条の横ずれ
防止部Aの係合凹部22の開口側に位置して上下方向に所
定の間隔をおいてこの不燃性耐火シート体19の幅方向の
複数本の補強桟28をそれぞれ平行に一体に設けたもので
ある。
【0055】この複数本の補強桟28は、前記巻取ドラム
15に巻回時に補強桟28の相互が重ならない間隔をおいて
前記不燃性耐火シート体19に一体に設けられている。す
なわち、この複数本の補強桟28は、前記不燃性耐火シー
ト体19に不燃性縫着糸等の固着手段によって一体に固着
された不燃性耐火生地等にて形成された不燃性耐火シー
ト体19の幅方向の袋状体29と、この袋状体29内に挿通さ
れた不燃性棒状芯30と、を有して形成され、この不燃性
棒状芯30の両端部は前記両側部のガイドレール1の挿入
口3に挿入した挿入突部31としてそれぞれ形成されてい
る。
【0056】その他の構成は前記図1乃至図5に示す第
1の実施の形態の構成と同様であるから同一構成につい
ては前記図1乃至図5に示す第1の実施の形態の構成に
用いた符号を記入して説明を省略する。
【0057】このように構成することにより、被遮蔽部
2を開放する際に、巻取ドラム15の外周面に不燃性耐火
シート体19が巻回されると、先に巻回された複数条の横
ずれ防止部Aの係合凸部21をそれぞれガイドとしてこの
複数条の係合凸部21に次に巻回される複数条の横ずれ防
止部Aの係合凹部22が外側からそれぞれ順次係合しなが
ら不燃性耐火シート体19が順次巻回されて巻き上げられ
る。
【0058】この際、補強桟28が巻取ドラム15に対する
巻回部に位置すると、この補強桟28が先に巻回された複
数条の係合凸部21に当接しこの複数条の係合凸部21を介
して不燃性耐火シート体19が巻回されるとともに、この
複数条の係合凸部21を乗り越えた不燃性耐火シート体19
の複数条の係合凹部22が先に巻回された複数条の係合凸
部21に外側から係合して不燃性耐火シート体19が巻回さ
れる。
【0059】すなわち、複数本の補強桟28は巻取ドラム
15に巻回時に補強桟28の相互が重ならない間隔をおいて
不燃性耐火シート体19に一体に設けられているため、補
強桟28が位置する部分以外は係合凸部21と係合凹部22と
の相互が係合し合いながら巻取ドラム15に不燃性耐火シ
ート体19が順次巻回される。したがって、巻取ドラム15
には不燃性耐火シート体19が軸方向に移動する如く横ず
れすることなく整然と巻回されて巻き上げられる。
【0060】また、巻取ドラム15に不燃性耐火シート体
19が横ずれすることなく巻回して巻き上げられることに
より、この巻回時に不燃性耐火シート体19の両側端部の
挿入部20の一方及び複数本の補強桟28の両挿入突部31の
一方が一方側のガイドレール1に傾いて当接したり強く
当接するようなことがなく、したがって、不燃性耐火シ
ート体19は巻取ドラム15にスムーズに巻回されて巻き上
げられる。
【0061】つぎに、被遮蔽部2を遮蔽する際に、回転
軸14がシート体18すなわち、不燃性耐火シート体19を巻
き戻す方向に駆動回転されることにより、この回転軸14
の巻取ドラム15から不燃性耐火シート体19が順次巻き戻
される。
【0062】そして、不燃性耐火シート体19の両挿入部
20及び複数本の補強桟28の両挿入突部31が左右のガイド
レール1の挿入口3に沿ってそれぞれ案内されて下降さ
れ、かつ、この不燃性耐火シート体19の下端部の重錘体
23すなわち、不燃性重錘体24の両挿入突部27が左右のガ
イドレール1の挿入口3に沿ってそれぞれ案内されなが
らこの不燃性重錘体24の重量により迅速に下降される。
【0063】この際、不燃性耐火シート体19は巻取ドラ
ム15に横ずれすることなく整然と巻回された状態から巻
き戻され、かつ、先に巻回された複数条の係合凸部21か
ら次に巻回された複数条の係合凹部22が順次離間しなが
ら巻き戻されることにより、この不燃性耐火シート体19
はスムーズに巻き戻し下降される。
【0064】そして、この巻き戻し時に不燃性耐火シー
ト体19の両側端部の挿入部20の一方及び複数本の補強桟
28の両挿入突部31の一方並びに不燃性重錘体24の両端部
の挿入突部27の一方が一方側のガイドレール1の側板部
4及び端板部5に傾いて当接したり強く当接するような
ことがなく、したがって、不燃性耐火シート体19は巻取
ドラム15から順次整然と巻き戻され、この不燃性耐火シ
ート体19はスムーズに下降される。
【0065】また、この不燃性耐火シート体19の下端部
の不燃性重錘体24が被遮蔽部2の床面17に着床してこの
不燃性耐火シート体19及び不燃性重錘体24にて被遮蔽部
2が遮蔽された時点では、不燃性耐火シート体19は幅方
向に所定の間隔をおいて平行に表裏面の一方面に係合凹
部22を、他方面に前記巻取ドラム15に巻き上げ時に前記
係合凹部22に外側から係合する係合凸部21をそれぞれ形
成した複数条の横ずれ防止部Aを有するとともに、両側
部のガイドレール1の挿入口3に両挿入突部31を挿入し
た複数本の補強桟28を有するため、この複数の係合凸部
21及び複数の補強桟28にて不燃性耐火シート体19が補強
され、この不燃性耐火シート体19が風圧、たとえば、熱
風等を受けても簡単に撓むことがないように更に強く補
強され、この不燃性耐火シート体19の両側端部の挿入部
20が両側部のガイドレール1の挿入口3から簡単に外れ
ることを防止される。
【0066】また、複数本の補強桟28は袋状体29及び袋
状体29に挿通した不燃性棒状芯30にて形成され、この不
燃性棒状芯30は袋状体29にて被覆されていることによ
り、金属衝突音等の不快音が発生することなく下降され
る。
【0067】したがって、不燃性耐火シート体19の下端
部の不燃性重錘体24が被遮蔽部2の床面17に着床するこ
とにより、この不燃性耐火シート体19及び不燃性重錘体
24にて被遮蔽部2が全面的に確実に遮蔽され、かつ、こ
の不燃性耐火シート体19が複数の本の補強桟28にて補強
されていることにより、この不燃性耐火シート体19が熱
風等を受けて大きく撓むことがなく、不燃性耐火シート
体19の両側端部の挿入部20が両側部のガイドレール1の
挿入口3から簡単に外れることがなく、熱風や塵埃等が
流出入することが確実に防止される。
【0068】つぎに、前記第1及び第2の実施の形態で
は、シート体18は表裏面の一方面に係合凹部22を他方面
に係合凸部21を形成した上下方向の複数条の横ずれ防止
部Aを有する場合、すなわち、シート体18に係合凹部22
及び係合凸部21を有する複数条の横ずれ防止部Aを一体
に形成する場合について説明したが、これに限らず、横
ずれ防止部Aは横ずれ防止部材32を用いてシート体18に
形成するようにしてもよい。
【0069】この場合(第3の実施の形態)は、たとえ
ば、図11に示すように、横ずれ防止部材32は所定の幅
に形成されシート体18に係合凸部21を形成する上下方向
の垂直板部33と、この垂直板部33の幅方向の両側縁部に
形成され互いに離間する方向に向かって拡開傾斜して突
出されシート体18に係合凹部22を形成する傾斜側板部34
と、この両側の傾斜側板部34の突出端部に形成され互い
に反対方向に向かって突出されシート体18に係合凹部22
を形成するシート体18の幅方向の側板部35と、を有して
形成されている。
【0070】しかして、この横ずれ防止部材32は、シー
ト体18よりも剛性が高く、このシート体18を巻取ドラム
15に巻回時にこの巻取ドラム15に巻き戻し自在に巻回可
能でかつ復元可能な可撓性を有する、たとえば、軟質合
成樹脂等にて一体に成形されている。
【0071】また、前記シート体18の幅方向に所定の間
隔をおいてこのシート体18の表裏面の一方面に前記横ず
れ防止部材32をそれぞれ配置し、これら横ずれ防止部材
32の垂直板部33、両側の傾斜側板部34及び両側の側板部
35の表面(外面)に沿って接着剤36を介してシート体18
を一体に固着する。
【0072】これにより、シート体18の表裏面の一方面
に前記両側の傾斜側板部34及び両側の側板部35にて上下
方向に一連の係合凹部22が形成され、その他方面に前記
垂直板部33にて前記巻取ドラム15に巻回時に前記係合凹
部22に係合する上下方向の一連の係合凸部21が形成され
る。その他の構成は前記各実施の形態の場合と同様であ
る。
【0073】このように構成することにより、巻取ドラ
ム15に巻回時にはシート体18はこのシート体18の係合凸
部21と横ずれ防止部材32の係合凹部22との相互が係合し
合いながら順次巻回され、巻取ドラム15にはシート体18
が軸方向に移動する如く横ずれすることなく整然と巻回
されて巻き上げられる。
【0074】この際、横ずれ防止部材32は巻取ドラム15
に巻き戻し自在に巻回可能でかつ復元可能な可撓性を有
するため、巻取ドラム15にはシート体18と一体に整然と
巻回される。
【0075】また、前記第3の実施の形態では、横ずれ
防止部材32の垂直板部33、両側の傾斜側板部34及び両側
の側板部35の表面に沿って接着剤36を介してシート体18
を一体に固着する場合について説明したが、これに限ら
ず、横ずれ防止部材32の垂直板部33、両側の傾斜側板部
34及び両側の側板部35の裏面(内面)に沿って接着剤36
を介してシート体18を一体に固着するようにしてもよ
い。
【0076】つぎに、前記第3の実施の形態では、横ず
れ防止部材32は上下方向に一連の両側の傾斜側板部34及
び両側の側板部35を有する場合について説明したが、こ
れに限らず、両側の傾斜側板部34及び両側の側板部35は
断続的にそれぞれ形成するようにしてもよい。
【0077】この場合(第4の実施の形態)は、たとえ
ば、図12に示すように、垂直板部33の幅方向の両側縁
部に所定の間隔をおいて形成した切欠部37を介して両側
の傾斜側板部34及び両側の側板部35をそれぞれ断続的に
形成する。その他の構成は前記各実施の形態の場合と同
様である。
【0078】このように構成することにより、巻取ドラ
ム15に巻回時にはシート体18はこのシート体18の係合凹
部22と横ずれ防止部材32の係合凸部21との相互が係合し
合いながら順次巻回され、巻取ドラム15にはシート体18
が軸方向に移動する如く横ずれすることなく整然と巻回
されて巻き上げられる。
【0079】この際、横ずれ防止部材32は前記第3の実
施の形態の場合と同様に巻取ドラム15に巻き戻し自在に
巻回可能でかつ復元可能な可撓性を有するため、巻取ド
ラム15に巻回時には横ずれ防止部材32は各切欠部37にて
容易に巻回変形され、この横ずれ防止部材32は巻取ドラ
ム15にシート体18と一体に整然と巻回される。
【0080】なお、前記第3の実施の形態及び第4の実
施の形態において、横ずれ防止部材32は軟質合成樹脂等
にて一体に成形する場合について説明したが、これに限
らず、横ずれ防止部材32は巻取ドラム15に巻き戻し自在
に巻回可能でかつ復元可能な可撓性を有する部材であれ
ばよい。また、前記第3の実施の形態及び第4の実施の
形態において、シート体18と横ずれ防止部材32とは接着
剤にて一体に固着する場合について説明したが、これに
限らず、シート体18と横ずれ防止部材32とは、たとえ
ば、ビス等の固着具にて固着するようにしてもよい。
【0081】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、シート体は幅
方向の中間位置に表裏面の一方面に係合凹部を他方面に
巻取ドラムに巻き上げ時に前記係合凹部に係合する係合
凸部をそれぞれ上下方向に形成した横ずれ防止部を有す
るため、巻取ドラムの周面にシート体が巻回されると、
先に巻回されたシート体の巻回部のたとえば横ずれ防止
部の係合凸部に次に巻回されるシート体の横ずれ防止部
の係合凹部が係合しながらシート体が順次巻回され、す
なわち、先に巻回された、たとえば係合凸部をガイドと
してこの係合凸部に次に巻回される係合凹部が順次係合
しながらシート体が順次巻回されることにより、巻取ド
ラムにはシート体を軸方向に移動する如く横ずれするこ
となく整然と巻回して巻き上げることができる。
【0082】また、巻取ドラムにシート体が横ずれする
ことなく巻回して巻き上げられることにより、この巻回
時にシート体の両側端部の一方が一方側のガイドレール
に傾いて当接したり強く当接するようなことがなく、し
たがって、シート体は巻取ドラムにスムーズに巻回され
て巻き上げることができる。
【0083】また、シート体の巻き戻し時はシート体は
巻取ドラムに横ずれすることなく整然と巻回された状態
から巻き戻され、かつ、先に巻回された係合凸部から次
に巻回された係合凹部が順次離間しながら巻き戻される
ことにより、この巻き戻し時にシート体の両側端部の一
方が一方側のガイドレールに傾いて当接したり強く当接
するようなことがなく、したがって、シート体は巻取ド
ラムから順次整然と巻き戻され、スムーズに下降させる
ことができる。
【0084】また、シート体にて被遮蔽部が遮蔽した際
は、シート体は幅方向の中間位置に表裏面の一方面に係
合凹部を他方面に巻取ドラムに巻き上げ時に前記係合凹
部に係合する係合凸部をそれぞれ上下方向に形成した横
ずれ防止部を有するため、この横ずれ防止部にてシート
体が風圧を受けても簡単に撓むことがないように補強で
き、このシート体の両側端部がガイドレールの挿入口か
ら外れることを防止できる。
【0085】したがって、巻取ドラムにシート体を横ず
れすることなく整然と巻回及び巻き戻すことができ、巻
回及び巻き戻し時にシート体が傾くことなくスムーズに
昇降できるシートシャッター装置を提供することができ
る。
【0086】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、横ずれ防止部はシート体の幅方向に所定
の間隔をおいて複数条を有するため、この複数条の横ず
れ防止部にて巻取ドラムにシート体を横ずれすることな
く更に安定した状態で整然と巻回及び巻き戻すことがで
き、このシート体の巻回及び巻き戻し時にシート体が傾
くことを確実に防止してシート体をスムーズに昇降する
ことができ、被遮蔽部の遮蔽時では所定の間隔をおいて
形成した複数条の横ずれ防止部にてシート体が風圧を受
けても簡単に撓むことがないように更に補強でき、この
シート体の両側端部がガイドレールの挿入口から外れる
ことを更に確実に防止できる。
【0087】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、シート体は幅方向に沿って一体
に設けられ両端部にガイドレールの挿入口に挿入した挿
入突部を形成した補強桟を有するので、シート体の巻回
時及び巻き戻し時は、シート体は巻取ドラムに横ずれす
ることなく順次整然と巻回され、かつ、巻取ドラムから
順次整然と巻き戻されることにより、補強桟の両端部の
挿入突部が両側部のガイドレールの対向する側板部及び
端板部に当接し金属衝突音や摺動音等の不快音が発生す
ることがなく、シート体をスムーズに昇降することがで
きる。
【0088】また、シート体にて被遮蔽部を遮蔽した際
はシート体の幅方向に沿って一体に設けられた補強桟を
有し、この補強桟の両端部の挿入突部がガイドレールの
挿入口に挿入された状態となっているため、この補強桟
にてシート体が風圧を受けても簡単に撓むことがないよ
うに更に補強され、このシート体の両側端部がガイドレ
ールの挿入口から簡単に外れることを確実に防止でき
る。
【0089】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加え、シート体は上下方向に所定の間隔をおい
て幅方向に沿って一体に設けられた複数本の補強桟を有
するので、このシート体にて被遮蔽部を遮蔽した際はこ
の複数本の補強桟の両端部の挿入突部がガイドレールの
挿入口にそれぞれ挿入された状態となっているため、こ
の複数本の補強桟にてシート体が風圧を受けても簡単に
撓むことがないように更に確実に補強され、このシート
体の両側端部がガイドレールの挿入口から簡単に外れる
ことを更に確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すシートシャッ
ター装置の正面図である。
【図2】同上シート体の一部の拡大横断平面図である。
【図3】同上シート体の一部の拡大側面図である。
【図4】同上シートシャッター装置の側面図である。
【図5】同上シート体の巻回状態を示す側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示すシートシャッ
ター装置の正面図である。
【図7】同上シート体の一部の拡大横断平面図である。
【図8】同上シート体の一部の拡大側面図である。
【図9】同上シートシャッター装置の側面図である。
【図10】同上シート体の巻回状態を示す側面図であ
る。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示すシート体の
一部の説明端面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態を示すシート体の
一部の説明斜視図である。
【符号の説明】 1 ガイドレール 2 被遮蔽部 3 挿入口 15 巻取ドラム 17 床面 18 シート体 21 係合凸部 22 係合凹部 28 補強桟 31 挿入突部 A 横ずれ防止部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被遮蔽部の両側部に相対して固定され互
    いに対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレール
    と、この両側部のガイドレール間の上方に回転自在に設
    けられた巻取ドラムと、この巻取ドラムに巻き戻し自在
    に巻回され巻き戻し時に前記両側部のガイドレールの挿
    入口に幅方向の両側端部を挿入して下降され下端部が前
    記被遮蔽部の床面に着床してこの被遮蔽部を遮蔽するシ
    ート体と、を具備し、 前記シート体は、このシート体の幅方向の中間位置に表
    裏面の一方面に係合凹部を他方面に前記巻取ドラムに巻
    き上げ時に前記係合凹部に係合する係合凸部をそれぞれ
    上下方向に形成した横ずれ防止部を有する、 ことを特徴とするシートシャッター装置。
  2. 【請求項2】 横ずれ防止部は、シート体の幅方向に所
    定の間隔をおいて平行に形成された上下方向の複数条を
    有する、 ことを特徴とする請求項1記載のシートシャッター装
    置。
  3. 【請求項3】 シート体は、このシート体の幅方向に沿
    って一体に設けられた補強桟を有し、この補強桟は、両
    端部にガイドレールの挿入口に挿入する挿入突部を有す
    る、 ことを特徴とする請求項1または2記載のシートシャッ
    ター装置。
  4. 【請求項4】 補強桟は、シート体の上下方向に所定の
    間隔をおいて一体に設けられた複数本を有する、 ことを特徴とする請求項3記載のシートシャッター装
    置。
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