JP3511087B2 - 飛しょう体 - Google Patents

飛しょう体

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JP3511087B2 JP2000073853A JP2000073853A JP3511087B2 JP 3511087 B2 JP3511087 B2 JP 3511087B2 JP 2000073853 A JP2000073853 A JP 2000073853A JP 2000073853 A JP2000073853 A JP 2000073853A JP 3511087 B2 JP3511087 B2 JP 3511087B2
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正記 金安
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発射時まで発射筒
に収納され、発射筒からの射出に伴って展開する折り畳
み展開翼を有する飛しょう体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発射筒から発射する飛しょう体は、発射
までは発射筒内部に保管され、発射時には発射筒から射
出される。
【0003】図3は従来の飛しょう体の一例を示す概略
図で、図3(a)は飛しょう体を側面から見た外観図、
図3(b)は飛しょう体の前方から見た外観図であり、
展開翼が折り畳み展開式になっており、1は飛しょう
体、2は推進装置、3aは翼固定部、3bは翼回転部、
4はヒンジ部、5は飛しょう体の胴体に取り付けられた
シュー、6は4枚の翼を一対ずつ対向させて折り畳んだ
状態を示す展開翼である。ここで、この展開翼6は、翼
固定部3a、翼回転部3b及び両者を接続するヒンジ部
4からなり、ヒンジ部4が持つバネ力によりヒンジ部4
を中心にして翼展開部3bをそれぞれ外側に開かせる力
を有している。このような飛しょう体1の展開翼6は、
胴体外周を機軸方向から見て4等分する位置であって、
推進装置2の後方(飛しょう体の進行方向と反対側)に
それぞれ取り付けられている。また、7はフック、8a
は飛しょう体側のアンビリカルコネクタである。9は操
舵駆動部であり、展開翼6の翼固定部3aを支持し、所
望の位置に駆動して発射後の飛しょう体1に所望の回転
モーメントを発生することができる。
【0004】図4は、展開翼6を折り畳んだ飛しょう体
1を発射筒10に収納した図であり、図4(a)は長手
方向の断面図、図4(b)はA−Aから見た断面図、図
4(c)はB−Bから見た断面図であり、11は飛しょ
う体が発射筒内部を滑走するための一対のサポート、1
2は翼ガイド、8は発射前に飛しょう体1と発射筒10
を電気的に接続するためのアンビリカルコネクタであ
り、8aは飛しょう体1側のもの、8bは発射筒10側
のものである。13は、飛しょう体1の展開翼6と干渉
しない位置の発射筒側に配設された拘束装置であり、こ
の拘束装置13は、操舵駆動部9の後端に取り付けられ
ていて推進装置2の外側に突出したフック7と係合し、
図示していないロックレバーにより飛しょう体1を発射
筒10内に拘束しておくものである。
【0005】発射時、飛しょう体1は、推進装置2の推
力により発射筒10の内部に配設されたシュー5とサポ
ート11が接触した状態で滑走する。同様に、折り畳ま
れた展開翼6は、折り畳まれた状態で翼展開部3bが翼
ガイド12と接触しながら翼ガイド12に沿って発射筒
内を滑走する。発射筒10を離脱すると翼ガイド12と
翼回転部3bとの接触がなくなることにより展開翼6は
図3(b)の矢印で示す方向に折り畳みが開放される。
すなわち、ヒンジ部4を支点として図示していない展開
バネの作用でまず上側に折り畳まれた翼3baが矢印2
0の方向に展開し、続いて翼3baによる押し付け力が
開放されると下側に折り畳まれている翼3bbが矢印2
1のように展開する。機軸に対して反対側も同様に展開
し、翼展開部3bが点線で示す位置に固定され、本来の
翼スパンを有する飛しょう体となって飛しょうを行な
う。一般に、4枚の展開翼6の展開順序を機軸に対し左
右対称に開くように、展開翼6の折り畳み及び翼ガイド
12を左右対称に配置して、一枚の翼が展開する時に発
生するロールモーメントをそれぞれキャンセルするよう
にしている。また、発射時飛しょう体1が発射筒10内
の所定の位置から動き始めると、アンビリカルコネクタ
8の飛しょう体側のもの8aと発射筒側のもの8bが互
いに分離される。
【0006】一方、拘束装置13は、発射筒内部に固定
されており、飛しょう体が発射筒10に収納されている
時は飛しょう体1のフック7を図示していないロックレ
バーによりロックし、発射する時は図示していないロッ
クレバーを駆動してフック7を開放することにより、飛
しょう体1は推進装置2による所定の推力によって発射
筒10内を滑走することが可能になる。
【0007】従来の飛しょう体1は翼を折り畳んで限ら
れた大きさの発射筒10に効率よく収納しようとしてい
るが、発射筒10の内面にサポート11や翼ガイド12
さらにはアンビリカルコネクタ8や拘束装置13を取り
付ける必要がある。図4(b)に示すように発射筒10
の同一断面内において、サポート11は干渉を避けるた
め折り畳んだ展開翼6と翼ガイド12に対し機軸周りに
90度回転させた位置に取り付けなければならなかっ
た。また、発射筒10の長手方向にサポート11や翼ガ
イド12があり、発射時に飛しょう体が発射筒10内を
滑走できるように、アンビリカルコネクタ8や拘束装置
13を取り付ける位置を展開翼6の後方に配置させなけ
ればならないという制約を受ける。さらには、サポート
11のシュー5のあたり面を係合させるため推進装置2
についての加工精度を確保する必要があった。このた
め、飛しょう体の整備性が低下し、発射筒を小型化する
のが困難という問題が生じていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように発
射筒10から発射される従来の飛しょう体1において
は、以下のような問題があった。
【0009】(1)飛しょう体1胴体のシュー5に対向
する位置にサポート11を取り付けると、サポート11
と推進装置2の幾何学的なズレ量が増さないようにシュ
ー5を取り付ける胴径の加工精度の確保が必要となり、
サポート11を取り付けるための嵌合調整が難しい。
【0010】(2)発射筒10内のサポート11は翼ガ
イド12に対し機軸周りに90度回転させた位置に取り
付ける必要があるため、他の構成品例えばアンビリカル
コネクタ8や拘束装置13を取り付けるスペースが制約
され、小型化が難しい。
【0011】(3)アンビリカルコネクタ8が飛しょう
体1の後部に取り付くため、推進装置2の前方に配設さ
れる装置まで配線を引き回すことができるように胴体に
ふくらみを持たせる必要があり、空気抵抗が増加するの
で、空力特性が劣化する。
【0012】(4)また、拘束装置13を飛しょう体1
の後端に対向する位置に取り付けるため、飛しょう体1
の長さの外側まで発射筒10を長くする必要があり、小
型化が難しい。
【0013】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、展開翼を有する飛しょう体胴体の胴
径とそれを収納する発射筒の内寸との差をできるだけ小
さくして、発射筒の小型化を図るとともに飛しょう体の
小型化及び整備性の向上を図ることを目的とする。
【0014】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願第1の発明は、発射前に発射筒に収納され発射
時に該発射筒から射出される飛しょう体において、胴体
後部に設けられた推進装置と、前記発射筒収納時には機
軸に向かう方向に一対の翼面が互いに対向して夫々折り
畳まれ、発射後に前記機軸から外に向かう方向に展開す
る二対の展開翼と、前記推進装置後方に位置し、前記展
開翼を支持しかつ前記展開翼を駆動する操舵駆動部と、
前記推進装置の胴径より突出するように前記機軸方向に
沿って前記胴体に取り付けられた一対のハンガとを備
え、 折り畳まれた前記二対の展開翼の翼面に夫々対向す
る前記発射筒の内面に取り付けられ、長手方向が前記機
軸方向に一致するように配設された一対のガイドレール
に対して、前記ハンガは摺動自在であって、発射時に前
記ガイドレールに沿って摺動し、 折り畳まれた前記二対
の展開翼は、前記発射筒の内面に前記ガイドレールと平
行に取り付けられた一対の翼ガイドに夫々当接して折り
畳まれた状態を保持し、 前記折り畳まれた前記二対の展
開翼の距離(d6)が前記推進装置の胴径と略同じか若
しくはそれより小さいことを特徴としている。
【0016】また、第2の発明による飛しょう体は、第
1の発明において、前記胴体における折り畳まれた前記
二対の展開翼に対向する面から外れた位置であって、か
つ前記推進装置の前方に設けられ、発射前に前記発射筒
に接続され、発射時に切断されるアンビリカルコネクタ
を備えたことを特徴としている。
【0017】また、第3の発明による飛しょう体は、
1又は第2の発明において、前記操舵駆動部は前記推進
装置よりも外径が小さく、折り畳まれた前記二対の展開
翼は、前記操舵駆動部の外周と前記発射筒内面の間に設
けられ、当該操舵駆動部の外周における折り畳まれた前
記二対の展開翼の対向する面から外れた位置に拘束装置
が配置され、発射前まで該拘束装置により拘束されるよ
うにしたことを特徴としている。
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る飛しょう体の
実施の形態を図面に従って説明する。
【0021】図1及び図2は、本発明による飛しょう体
の実施の形態を示し、図1(a)は発射筒に収納された
飛しょう体を後方(飛しょう体の進行方向と反対側)か
ら見た断面図、図1(b)は発射筒に収納された飛しょ
う体を前方から見た断面図、図2(a)は発射筒に収納
された飛しょう体の後部における長手方向の断面図、図
2(b)は図2(a)を90度回転して見た断面図であ
る。これら図において、30は飛しょう体1の操舵駆動
部、31は飛しょう体1の胴体に固着されたハンガ、3
2は発射筒10の内側に固着されたガイドレールを示
し、その他は図3及び図4の従来例と同じである。
【0022】本実施の形態による飛しょう体1の展開翼
6は、推進装置2の後方に位置して操舵駆動部30に二
対取り付けられ、飛しょう体1の機軸に向かう方向に互
いに翼面(翼回転部3b)が対向して折り畳まれてい
る。つまり、展開翼6は、発射筒10の内面に取り付け
られた一対の翼ガイド12に当接し、折り畳まれた状態
を保持するようになっている。ここで、操舵駆動部30
の直径d30は、飛しょう体1の胴体の直径とほぼ等し
い推進装置2の直径(胴径)d2より小さい。また、前
記折り畳まれた展開翼6の二対の翼の距離d6は、発射
筒10の内側に配設された一対の翼ガイド12の距離で
決定されるが、ここでは推進装置2の直径d2より小さ
く折り畳まれている。
【0023】従って、折り畳まれた展開翼6の二対の翼
の距離d6は推進装置2の直径d2より小さくなってい
るので、直径d2を有する推進装置2の外周よりも半径
方向に突出した位置に凸形状のハンガ31を設け(飛し
ょう体の胴体に固着し)、発射筒10の内側における翼
ガイド12が長手方向に取り付けられている同一面に、
前記ハンガ31と嵌合する断面が凹形状の一対のガイド
レール32を一対の翼ガイド12とそれぞれ平行に配設
する(発射筒内面に固定する)ことが可能になる。一対
のガイドレール32は長手方向が機軸方向に一致するよ
うに発射筒10の内面に配設、固定されている。
【0024】ここで、ハンガ31は、推進装置2の直径
d2の外側に対向した面にそれぞれ長手方向に複数配
設、固定されており、これがガイドレール32と摺動自
在に嵌合した状態で、飛しょう体1は発射筒10内を直
線的に滑走し、発射筒10の前方から射出する。この
時、発射筒10内の飛しょう体1は、折り畳まれた展開
翼6の外側に上記ハンガ31が位置するので、展開翼6
及びハンガ31は対向する同一面にあっても発射筒10
内のガイドレール32及び翼ガイド12と干渉を起こさ
ない。
【0025】従って、発射筒10内のガイドレール32
と翼ガイド12を同一面に取り付けることができるた
め、残りの面に他の構成品、例えば、発射筒10に発射
前に接続され、発射時に切断されるアンビリカルコネク
タ8や、発射前まで飛しょう体1を拘束するための拘束
装置13を取り付けるスペースを確保することができ
る。また、展開翼6の二対の翼の距離d6を推進装置2
の直径d2より小さくしたことにより、発射筒10を小
型化できる。
【0026】また、直線的で断面が単純形状の一対のガ
イドレール32を用いたため、ハンガ31は推進装置2
の外周の互いに対向する位置に取り付けられ、かつガイ
ドレール32と凸凹形状で嵌合するので、発射筒10内
のガイドレール32との位置調整が簡単となる。ここ
で、図1(a)に示すように飛しょう体1は、i方向の
位置の拘束はハンガ31とガイドレール32が形成する
凸凹形状の嵌合面の隙間で決まり、ハンガ31とガイド
レール32が当接するように加工すれば良い。また、図
1(a)に示す前記i方向と直交するj方向について
は、以下のとおりである。同図に示すように、ハンガ3
1とガイドレール32の嵌合部には、隙間sが生じる。
ここで、翼ガイド12は、発射筒10の内側にガイドレ
ール32と平行に配設され、展開翼6のヒンジ部4を中
心にして展開しようとする力を押さえつけている。すな
わち、j方向の位置の拘束は、展開翼6による展開力を
一対の翼ガイド12により安定にバランスさせることに
よってなされ、この時推進装置2の両側にほぼ等しい隙
間sが形成される。
【0027】従って、飛しょう体1の機軸と直交する断
面におけるi方向及びj方向の位置の拘束がなされてい
るので、飛しょう体1は発射筒10へ収納する場合安定
しており、さらには発射筒10から飛しょう体1が射出
されるとき、飛しょう体1は機軸方向に安定して滑走す
ることが可能になる。また、飛しょう体1の胴体のシュ
ー及びこれに対向する位置の発射筒内面に取り付けたサ
ポートを廃止したため、サポートのシューのあたり面を
係合させるための推進装置2についての加工精度の確保
が不必要となった。また、シューと複雑な形状をしたサ
ポートの代わりにハンガ31とガイドレール32を用い
た構成にしたので、位置調整が簡単になるため整備性が
向上することになる。
【0028】さらに、前述したように発射筒10内のガ
イドレール32と翼ガイド12を同一面に取り付けるこ
とができるため、このガイドレール32と機軸方向に9
0度回転した方向には折り畳まれた展開翼6が通過する
ことはなく、ガイドレール32と翼ガイド12が配設さ
れていないこの空間の推進装置2の前方にアンビリカル
コネクタ8を設けることが可能となる。
【0029】従って、アンビリカルコネクタ8を推進装
置2の前方に取り付けることができるので、推進装置2
の前方に配置した図示していない装置までの配線の引き
回しによる膨らみがなくなり、空気抵抗を増加させるこ
とがないので、空力特性を劣化させることはない。
【0030】続いて、操舵駆動部30の直径d30は推
進装置2の直径d2より小さくしているので、機軸方向
の展開翼6の配設されない部分でかつ前記操舵駆動部3
0と推進装置2の間に空間が確保できる。すなわち、推
進装置2の後端に設けたフック7とこれと係合するよう
に発射筒10の内側でかつ発射筒10と操舵駆動部30
の間に拘束装置13を設けることが可能になる。
【0031】従って、発射筒側に取り付けられる拘束装
置13は、推進装置2の後端に設けたフック7に対し、
操舵駆動部30外側の長手方向の空間内に設けることが
できる。故に、拘束装置13を飛しょう体1の長さ範囲
内に納めることができるため、発射筒10を小型化する
ことができる。
【0032】以上のように構成された飛しょう体1は、
折り畳まれた展開翼6の二対の距離d6が推進装置2の
直径d2より小さくしたことにより、発射筒10の断面
積を小さくできる。また、ガイドレール32と翼ガイド
12が発射筒断面内で対向する同一面にあるため、残り
の対向する面にアンビリカルコネクタ8や拘束装置13
を配設することができる。
【0033】なお、上記実施の形態では、折り畳まれた
展開翼6の二対の距離d6が推進装置2の直径d2より
小さい場合を例示したが、折り畳まれた展開翼6の二対
の距離d6と推進装置2の直径d2とが略同じであって
もよく、この場合にも実質同様の効果を得ることができ
る。
【0034】また、上記実施の形態では、発射筒10の
断面(図1)において一対のガイドレール32間を結ぶ
線に対し、アンビリカルコネクタ8と拘束装置13を一
方側に設けた例を示したが(図2参照)、ガイドレール
32間を結ぶ線に対向する両側の位置に、アンビリカル
コネクタ8と拘束装置13のそれぞれを配設しても良い
ことは言うまでもない。
【0035】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、小形でかつ整備性の良い飛しょう体を得ることが
でき、また飛しょう体を収納する発射筒も小型化できる
とともに、さらに以下の効果を奏する。
【0037】(1)ハンガ、ガイドレール方式を用いた
ので整備性が向上し、またガイドレールと翼ガイドを発
射筒内側の対向する面であって、かつ展開翼に対向する
面にそれぞれ平行に配設したので、飛しょう体が安定し
て滑走することが可能となる。
【0038】(2)アンビリカルコネクタや拘束装置等
の構成品を取り付けるスペースを確保することができ、
発射筒の小型化が可能となる。
【0039】(3)飛しょう体の外面に配線の引き回し
によるふくらみが無くなり、空気抵抗の増加による空力
特性の劣化を起こさせない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飛しょう体の実施の形態を示す半
径方向の後方及び前方よりみた断面図である。
【図2】本発明による飛しょう体の実施の形態を示す機
軸方向断面を90°毎に見た断面図である。
【図3】従来の飛しょう体の一例の側面及び前方よりみ
た概略外観図である。
【図4】従来の飛しょう体の一例を発射筒に収納した機
軸方向及び半径方向の断面図である。
【符号の説明】
1 飛しょう体 2 推進装置 6 展開翼 7 フック 8 アンビリカルコネクタ 10 発射筒 12 翼ガイド 13 拘束装置 30 操舵駆動部 31 ハンガ 32 ガイドレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−13795(JP,A) 特開 平9−101098(JP,A) 実開 平2−14595(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F42B 10/14 F41F 3/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射前に発射筒に収納され発射時に該発
    射筒から射出される飛しょう体において、 胴体後部に設けられた推進装置と、 前記発射筒収納時には機軸に向かう方向に一対の翼面が
    互いに対向して夫々折り畳まれ、発射後に前記機軸から
    外に向かう方向に展開する二対の展開翼と、 前記推進装置後方に位置し、前記展開翼を支持しかつ前
    記展開翼を駆動する操舵駆動部と、 前記推進装置の胴径より突出するように前記機軸方向に
    沿って前記胴体に取り付けられた一対のハンガとを備
    え、 折り畳まれた前記二対の展開翼の翼面に夫々対向する前
    記発射筒の内面に取り付けられ、長手方向が前記機軸方
    向に一致するように配設された一対のガイドレールに対
    して、前記ハンガは摺動自在であって、発射時に前記ガ
    イドレールに沿って摺動し、 折り畳まれた前記二対の展開翼は、前記発射筒の内面に
    前記ガイドレールと平行に取り付けられた一対の翼ガイ
    ドに夫々当接して折り畳まれた状態を保持し、 前記 折り畳まれた前記二対の展開翼の距離(d6)が前
    記推進装置の胴径と略同じか若しくはそれより小さいこ
    とを特徴とする飛しょう体。
  2. 【請求項2】 前記胴体における折り畳まれた前記二対
    展開翼に対向する面から外れた位置であって、かつ前
    記推進装置の前方に設けられ、発射前に前記発射筒に接
    続され、発射時に切断されるアンビリカルコネクタを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の飛しょう体。
  3. 【請求項3】 前記操舵駆動部は前記推進装置よりも外
    径が小さく、折り畳まれた前記二対の展開翼は、前記操
    舵駆動部の外周と前記発射筒内面の間に設けられ、当該
    操舵駆動部の外周における折り畳まれた前記二対の展開
    翼の対向する面から外れた位置に拘束装置が配置され、
    発射前まで該拘束装置により拘束されるようにしたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の飛しょう体。
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