JP3510394B2 - 分割型高速ｘ線ｃｔスキャナシステム - Google Patents
分割型高速ｘ線ｃｔスキャナシステムInfo
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速Ｘ線ＣＴスキ
ャナシステムにおいて、分解能を低下させることなく、
軽便に測定体に対しセットアップできる機構に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来の高速Ｘ線ＣＴスキャナシステムの
構成図を図２に示す。高速Ｘ線ＣＴスキャナシステム
は、Ｘ線発生を電気的にＯＮ、ＯＦＦさせる電子ビーム
制御方式の採用により、従来からあるＸ線ＣＴスキャナ
のスキャン時間を大幅にスピードアップ（１／６０〜１
／２０００秒）させたものである。 【０００３】従来の高速Ｘ線ＣＴシステムでは、図２に
示す様に、Ｘ線発生部容器１内に置かれた複数個の円周
上に並べられたＸ線管２から発生する扇状Ｘ線７が、容
器照射窓８から出て測定対象物９を透過した後、Ｘ線管
２とは異径同心円周上に並べた検出器４で受け止めら
れ、電流信号に変換後、プリアンプ１０と、メインアン
プ１１で増巾したのち、電圧信号としてデータ収録装置
１５に送られ、データ処理装置１６で二次元のＣＴ再構
成像を得る。尚データ収録およびＸ線発生の指令は計測
制御装置１４で行なう。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】従来の高速Ｘ線ＣＴス
キャナシステムにおいては、構造上、連結する被測定物
の計測が不可能である。また、長尺の被測定物において
も、そのセッティングが困難である。 【０００５】本発明は、システムとしての分解能を低下
させず、かつ、連続する被測定物のみならず、長尺の被
測定物においても、容易にシステムをセッティングでき
る高速Ｘ線ＣＴスキャナシステムを提供することを目的
とする。 【０００６】 【課題を解決するための手段】 （第１の手段）本発明に係る分割型高速Ｘ線ＣＴスキャ
ナシステムは、高速Ｘ線ＣＴスキャナシステムにおい
て、（Ａ）Ｘ線発生部容器内に円周上に並べた複数個の
Ｘ線管と、（Ｂ）Ｘ線発生制御装置と、（Ｃ）前記Ｘ線
管から発生する扇状Ｘ線を透過する容器照射窓と、
（Ｄ）前記容器照射窓から出て測定対象物を透過したＸ
線を入力し、電気信号に変換する検出器と、（Ｅ）前記
検出器からの信号を入力し、データ処理装置に出力する
データ収録装置を有し、（Ｆ）前記Ｘ線発生部容器は、
隔壁により周方向に複数個に分割され、（Ｇ）前記隔壁
により分割区画されたＸ線発生部容器内には、絶縁ガス
を封入したことを特徴とする。 【０００７】すなわち、本発明に係る高速Ｘ線ＣＴシス
テムにおいては、Ｘ線発生部容器を周方向に隔壁によっ
て複数に分割し、この隔壁とＸ線管との間で生じるショ
ートパスでの放電を防止するために、それぞれ分割区画
されたＸ線発生部容器内に絶縁ガスを封入したことを特
徴とする。 【０００８】 【発明の実施の形態】本発明に係る高速Ｘ線ＣＴシステ
ムの構造図を図１に示す。Ｘ線発生部容器１は、側面か
ら測定対象物９に対しアプローチできる様に隔壁１７に
より多分割（図１では３分割）し、セッティング後はボ
ルト等１９で位置決めするとともに固定する。 【０００９】そして、隔壁１７とＸ線管２で新たに生じ
るショートパスでの放電を防止させたために、従来の大
気雰囲気２０に代え、絶縁ガス１８を封入する。本発明
によれば、隔壁にＸ線管を接近させて配置することがで
きるので分解能が低下しない。 【００１０】 【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 （１）本発明により、側面からの測定対象物へのアプロ
ーチが可能になった。 （２）そのため、従来不可能であった連続長の測定対象
物の計測も可能になるとともに、従来通りの分解能での
測定が可能となった。
ャナシステムにおいて、分解能を低下させることなく、
軽便に測定体に対しセットアップできる機構に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来の高速Ｘ線ＣＴスキャナシステムの
構成図を図２に示す。高速Ｘ線ＣＴスキャナシステム
は、Ｘ線発生を電気的にＯＮ、ＯＦＦさせる電子ビーム
制御方式の採用により、従来からあるＸ線ＣＴスキャナ
のスキャン時間を大幅にスピードアップ（１／６０〜１
／２０００秒）させたものである。 【０００３】従来の高速Ｘ線ＣＴシステムでは、図２に
示す様に、Ｘ線発生部容器１内に置かれた複数個の円周
上に並べられたＸ線管２から発生する扇状Ｘ線７が、容
器照射窓８から出て測定対象物９を透過した後、Ｘ線管
２とは異径同心円周上に並べた検出器４で受け止めら
れ、電流信号に変換後、プリアンプ１０と、メインアン
プ１１で増巾したのち、電圧信号としてデータ収録装置
１５に送られ、データ処理装置１６で二次元のＣＴ再構
成像を得る。尚データ収録およびＸ線発生の指令は計測
制御装置１４で行なう。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】従来の高速Ｘ線ＣＴス
キャナシステムにおいては、構造上、連結する被測定物
の計測が不可能である。また、長尺の被測定物において
も、そのセッティングが困難である。 【０００５】本発明は、システムとしての分解能を低下
させず、かつ、連続する被測定物のみならず、長尺の被
測定物においても、容易にシステムをセッティングでき
る高速Ｘ線ＣＴスキャナシステムを提供することを目的
とする。 【０００６】 【課題を解決するための手段】 （第１の手段）本発明に係る分割型高速Ｘ線ＣＴスキャ
ナシステムは、高速Ｘ線ＣＴスキャナシステムにおい
て、（Ａ）Ｘ線発生部容器内に円周上に並べた複数個の
Ｘ線管と、（Ｂ）Ｘ線発生制御装置と、（Ｃ）前記Ｘ線
管から発生する扇状Ｘ線を透過する容器照射窓と、
（Ｄ）前記容器照射窓から出て測定対象物を透過したＸ
線を入力し、電気信号に変換する検出器と、（Ｅ）前記
検出器からの信号を入力し、データ処理装置に出力する
データ収録装置を有し、（Ｆ）前記Ｘ線発生部容器は、
隔壁により周方向に複数個に分割され、（Ｇ）前記隔壁
により分割区画されたＸ線発生部容器内には、絶縁ガス
を封入したことを特徴とする。 【０００７】すなわち、本発明に係る高速Ｘ線ＣＴシス
テムにおいては、Ｘ線発生部容器を周方向に隔壁によっ
て複数に分割し、この隔壁とＸ線管との間で生じるショ
ートパスでの放電を防止するために、それぞれ分割区画
されたＸ線発生部容器内に絶縁ガスを封入したことを特
徴とする。 【０００８】 【発明の実施の形態】本発明に係る高速Ｘ線ＣＴシステ
ムの構造図を図１に示す。Ｘ線発生部容器１は、側面か
ら測定対象物９に対しアプローチできる様に隔壁１７に
より多分割（図１では３分割）し、セッティング後はボ
ルト等１９で位置決めするとともに固定する。 【０００９】そして、隔壁１７とＸ線管２で新たに生じ
るショートパスでの放電を防止させたために、従来の大
気雰囲気２０に代え、絶縁ガス１８を封入する。本発明
によれば、隔壁にＸ線管を接近させて配置することがで
きるので分解能が低下しない。 【００１０】 【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 （１）本発明により、側面からの測定対象物へのアプロ
ーチが可能になった。 （２）そのため、従来不可能であった連続長の測定対象
物の計測も可能になるとともに、従来通りの分解能での
測定が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る高速Ｘ線ＣＴ
スキャナの構成図。 【図２】従来の高速Ｘ線ＣＴスキャナシステムの構成
図。 【符号の説明】 １…Ｘ線発生部容器、 ２…Ｘ線管、 ４…検出器、 ７…扇状Ｘ線、 ８…容器照射窓、 ９…測定対象物、 １０…プリアンプ、 １１…メインアンプ、 １２…Ｘ線発生制御装置、 １３…電源、 １４…計測制御装置、 １５…データ収録装置、 １６…データ処理装置、 １７…隔壁、 １８…絶縁ガス、 １９…ボルト等、 ２０…大気。
スキャナの構成図。 【図２】従来の高速Ｘ線ＣＴスキャナシステムの構成
図。 【符号の説明】 １…Ｘ線発生部容器、 ２…Ｘ線管、 ４…検出器、 ７…扇状Ｘ線、 ８…容器照射窓、 ９…測定対象物、 １０…プリアンプ、 １１…メインアンプ、 １２…Ｘ線発生制御装置、 １３…電源、 １４…計測制御装置、 １５…データ収録装置、 １６…データ処理装置、 １７…隔壁、 １８…絶縁ガス、 １９…ボルト等、 ２０…大気。
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フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G01N 23/00 - 23/227
A61B 6/00 - 6/14 313
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 高速Ｘ線ＣＴスキャナシステムにおい
て、（Ａ）Ｘ線発生部容器（１）内に円周上に並べた複
数個のＸ線管（２）と、（Ｂ）Ｘ線発生制御装置（１
２）と、（Ｃ）前記Ｘ線管（２）から発生する扇状Ｘ線
（７）を透過する容器照射窓（８）と、（Ｄ）前記容器
照射窓（８）から出て測定対象物を透過したＸ線を入力
し、電気信号に変換する検出器（４）と、（Ｅ）前記検
出器（４）からの信号を入力し、データ処理装置（１
６）に出力するデータ収録装置（１５）を有し、（Ｆ）
前記Ｘ線発生部容器（１）は、隔壁（１７）により周方
向に複数個に分割され、（Ｇ）前記隔壁（１７）により
分割区画されたＸ線発生部容器内には、絶縁ガス（１
８）を封入したことを特徴とする分割型高速スキャナシ
ステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22671395A JP3510394B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 分割型高速ｘ線ｃｔスキャナシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22671395A JP3510394B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 分割型高速ｘ線ｃｔスキャナシステム |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002259279A Division JP2003083914A (ja) | 2002-09-04 | 2002-09-04 | Ｘ線ｃｔスキャナシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09101269A JPH09101269A (ja) | 1997-04-15 |
| JP3510394B2 true JP3510394B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=16849475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22671395A Expired - Fee Related JP3510394B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 分割型高速ｘ線ｃｔスキャナシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3510394B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1374274B1 (en) * | 2001-03-20 | 2006-07-26 | Advanced Electron Beams, Inc. | X-ray irradiation apparatus |
| CN108122723B (zh) * | 2017-12-25 | 2020-04-03 | 北京纳米维景科技有限公司 | 一种弧形多焦点固定阳极栅控射线源 |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP22671395A patent/JP3510394B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09101269A (ja) | 1997-04-15 |
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