JP3508929B2 - 引き違い戸装置 - Google Patents

引き違い戸装置

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JP3508929B2
JP3508929B2 JP2001331363A JP2001331363A JP3508929B2 JP 3508929 B2 JP3508929 B2 JP 3508929B2 JP 2001331363 A JP2001331363 A JP 2001331363A JP 2001331363 A JP2001331363 A JP 2001331363A JP 3508929 B2 JP3508929 B2 JP 3508929B2
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尚義 彦坂
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オーリス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納空間の開口部
を開閉するのに利用される引き違い戸装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の引き違い戸装置として、例えば
特許第3080349号公報に記載されているように、
開口部を閉じたときは2枚の戸が互いに突き合って連続
一平面を形成し、開口部を開くために2枚の戸の何れか
一方を開動させたときは、2枚の戸の一方が他方の戸の
外側に平行移動して両戸が互いに内外に重なる状態とな
る引き違い戸装置が知られている。
【0003】この種の引き違い戸装置は、上側ガイドレ
ールに横動可能に吊り下げられる第一の戸と、前記上側
ガイドレールに横動可能に支持された横動体に少なくと
も移動方向一対の平行リンクを介して第一の戸の移動経
路の外側へ平行移動可能に吊り下げられた第二の戸と、
第二の戸を第一の戸の移動経路側へ付勢するバネと、第
一第二両戸が互いに突き合う閉じ状態から相対的に接近
移動するとき、前記バネの付勢力に抗して第二の戸を第
一の戸の外側へ移動させるための第二の戸押し出し手段
とを備えたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、前記公報に
記載されたような従来の引き違い戸装置では、第一第二
両戸で開閉される開口部の天板下側に先に取り付けられ
ている上側ガイドレールに対し第一の戸を吊り下げる為
の構成は、当該第一の戸の上端部に軸支されているロー
ラーを前記上側ガイドレールに嵌合させるだけで良いの
で比較的簡単な構造で実施出来るが、当該上側ガイドレ
ールに横動可能に支持される横動体に平行リンクを介し
て吊り下げなければならない第二の戸に関しては、前記
横動体を上側ガイドレールに横動のみ可能に内嵌させて
おく必要がある関係から、当該横動体と第二の戸とを平
行リンクで連結した状態で、当該第二の戸を上側ガイド
レールに吊り下げることが出来ない。従って、平行リン
クと第二の戸とを着脱自在に構成する等、第二の戸の吊
り下げ構造が複雑になるばかりでなく、第二の戸の吊り
下げ作業にも手間がかかる問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る引き違い戸装置を提供すること
を目的とするものであって、その手段を後述する実施形
態の参照符号を付して示すと、上側ガイドレール4に横
動可能に吊り下げられる第一の戸1と、前記上側ガイド
レール4に横動可能に支持された横動体10に少なくと
も移動方向一対の平行リンク11,12を介して第一の
戸1の移動経路の外側へ平行移動可能に吊り下げられた
第二の戸2と、第二の戸2を第一の戸1の移動経路側へ
付勢するバネ(捩じりコイルバネ11b〜14b)と、
第一第二両戸1,2が互いに突き合う閉じ状態から相対
的に接近移動するとき、前記バネ(捩じりコイルバネ1
1b〜14b)の付勢力に抗して第二の戸2を第一の戸
1の外側へ移動させるための第二の戸押し出し手段39
とを備え、第一第二両戸1,2で開閉される開口部3の
両側に前記上側ガイドレール4の両端を着脱自在に支持
するレール支持手段52,53が配設され、少なくとも
第二の戸2を前記横動体10と平行リンク11,12と
を介して吊り下げた状態の前記上側ガイドレール4を前
記レール支持手段52,53で架設出来るように構成さ
れ、前記上側ガイドレール4は、前記開口部3の天板2
4に形成された下側開放の溝25に上辺部が上下嵌脱自
在である引き違い戸装置であって、前記レール支持手段
52,53は、前記開口部3の両側に固定され且つ前記
溝25に嵌合させる前の下位置で上側ガイドレール4を
仮受けする仮受部62を有する固定部材55と、当該固
定部材55に対し前後に着脱自在であって且つ取り付け
状態で前記溝25に嵌合させた上位置の上側ガイドレー
ル4を支持する着脱部材57とから成る構成となってい
る。
【0006】
【0007】上記構成の本発明装置を実施するについ
、前記第二の戸押し出し手段39には、第二の戸2の
第一の戸1と突き合わない後端側に取り付けられたカム
従動ローラー44と、第一第二両戸1,2で前記開口部
3を閉じた状態での前記カム従動ローラー44に隣接す
る固定カム45とを有せしめ、当該固定カム45は前記
レール支持手段53の着脱部材57に設けておくことが
出来る。
【0008】尚、第一第二両戸1,2の下端部を振れ止
めする下側ガイドレール5を併用することが出来る。具
体的には、当該下側ガイドレール5は下側開放の溝形レ
ールとし、第一の戸1の下端部には、前記下側ガイドレ
ール5に下から嵌合する垂直軸ローラー8a,9aを軸
支し、第二の戸2の下端部には、当該第二の戸2を吊り
下げる前記平行リンク11,12と同一の下側平行リン
ク13,14を設け、当該下側平行リンク13,14の
遊端側に前記下側ガイドレール5に下から嵌合する垂直
軸ローラー15,16を軸支しておくことが出来る。
【0009】この場合、前記第二の戸2の上下両平行リ
ンク11,13及び12,14は、垂直連動軸29,3
0により互いに連動連結しておくことが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】先ず、本発明を適用する引き違い
戸装置の構成及び作用を添付図に基づいて説明すると、
図1及び図2に於いて、1は第一の戸、2は第二の戸、
3は両戸によって開閉される開口部である。当該開口部
3の上側には上側ガイドレール4が戸開閉方向に沿って
架設され、開口部3の下側には、下側ガイドレール5が
戸開閉方向に沿って敷設されている。第一の戸1は、上
側両角近傍の戸内側に付設された一対の上側ローラーユ
ニット6,7を介して上側ガイドレール4に吊り下げら
れると共に、下側両角近傍の戸内側に付設された一対の
下側ローラーユニット8,9が下側ガイドレール5に係
合することにより、垂直姿勢を保って横動し得るように
支持されている。
【0011】第二の戸2は、その上端部が、上側ガイド
レール4に横動可能に支持された横動体10に移動方向
一対の上側平行リンク11,12を介して吊り下げられ
ると共に、当該第二の戸2の下端に設けられた移動方向
一対の下側平行リンク13,14の遊端上側に軸支され
た垂直軸ローラー15,16が下側ガイドレール5に係
合することにより、垂直姿勢を保って横動し得ると共
に、第一の戸1と突き合う内側位置(図1)と第一の戸
1の移動経路の外側を横動し得る外側位置(図2)との
間で平行移動可能に支持されている。
【0012】図3A及び図4Aに示すように、第一の戸
1の一対の上側ローラーユニット6,7は、それぞれ振
れ止め用垂直軸ローラー6a,7aと支持用水平軸ロー
ラー6b,7bとを取付部材6c,7cに軸支したもの
で、第一の戸1の略全巾にわたる長さの帯状板17の両
端内側に前記取付部材6c,7cが取り付けられ、当該
帯状板17が第一の戸1の上端内側面に取り付けられて
いる。又、第一の戸1の一対の下側ローラーユニット
8,9は、図3B及び図4Bに示すように、それぞれ振
れ止め用垂直軸ローラー8a,9aを取付部材8b,9
bの内側への張り出し部上側に軸支したもので、第一の
戸1の略全巾にわたる長さの帯状板18の両端内側に前
記取付部材8b,9bが取り付けられ、当該帯状板18
が第一の戸1の下端内側面に取り付けられている。
【0013】横動体10は、図3A及び図5Aに示すよ
うに、前面側が開放した溝形材19の両端にローラーユ
ニット20,21を設けたものである。しかして各ロー
ラーユニット20,21は、それぞれ上下一対の振れ止
め用垂直軸ローラー20a,20b及び21a,21b
と支持用水平軸ローラー20c,21cとを取付部材2
0d,21dに軸支したもので、これら取付部材20
d,21dを溝形材19の両端に内嵌固定している。
又、各上下一対の振れ止め用垂直軸ローラー20a,2
0b及び21a,21bは、1本の垂直支軸20e,2
1eの上下両端に支承され、上側の振れ止め用垂直軸ロ
ーラー20a,21aと取付部材20d,21dとの間
で前記垂直支軸20e,21eにそれぞれ上側平行リン
ク11,12の内端が支承されている。
【0014】上側ガイドレール4は、図3A、図4A、
図6、図8、及び図10に示すように、それぞれ前面側
が開放する第一レール部22と第二レール部23とを有
するもので、第一レール部22は、第二レール部23の
下半部前面側に一体に連設されている。しかして第一レ
ール部22には、第一の戸1の上側ローラーユニット
6,7に於ける振れ止め用垂直軸ローラー6a,7aと
支持用水平軸ローラー6b,7bとが横動可能に嵌合
し、第二レール部23には、横動体10を内蔵する状態
で当該横動体10のローラーユニット20,21に於け
る振れ止め用垂直軸ローラー20a,20b及び21
a,21bと支持用水平軸ローラー20c,21cとが
横動可能に嵌合しており、各ローラーユニット20,2
1の上側の振れ止め用垂直軸ローラー20a,21aが
嵌合する下向き溝形レール部23aは、開口部3を構成
する天板24の下側面に形成された溝25に内嵌してい
る。
【0015】下側ガイドレール5は、図3B、図5B、
図7、図9、及び図11に示すように、それぞれ下側が
開放する溝形の第一レール部26と第二レール部27と
を前後に並列するように一体に連設したもので、開口部
5を形成する床板28の前辺下側に敷設されている。し
かして、第一レール部26には、第一の戸1の下側ロー
ラーユニット8,9に於ける振れ止め用垂直軸ローラー
8a,9aが横動可能に嵌合し、第二レール部27に
は、第二の戸2の下側平行リンク13,14の遊端の振
れ止め用垂直軸ローラー15,16が横動可能に嵌合し
ている。
【0016】図1Bに示すように、第二の戸2の一対の
上側平行リンク11,12と一対の下側平行リンク1
3,14とは、同一側にあるものどうし、垂直連動軸2
9,30により互いに連動連結されている。具体的に説
明すると、図3、図4、図10、及び図11に示すよう
に、一対の上側平行リンク11,12は、軸受け部材3
1,32に支承された垂直支軸11a,12aの上端に
固着され、各軸受け部材31,32は、第二の戸2の略
全巾にわたる長さの帯状板33の内側に取り付けられた
状態で、第二の戸2の上端内側面に形成された凹部内に
嵌め込まれ、当該帯状板33が第二の戸2の上端内側面
に取り付けられている。又、各軸受け部材31,32内
には、垂直支軸11a,12aに所定の方向の回転力を
付与する捩じりコイルバネ11b,12bが配設されて
いる。これら各バネ11b,12bは、第二の戸2に対
して内側(開口部3側)に延出している各上側平行リン
ク11,12を外向きに回動させる向きに付勢するもの
であるが、各上側平行リンク11,12の遊端が上側ガ
イドレール4に嵌合する横動体10に軸支されているこ
とにより、結果的に前記各バネ11b,12bは、横動
体10に対して第二の戸2を内側(開口部3側)に平行
移動する方向に付勢することになる。11c,12c
は、各軸受け部材31,32の上端に突設されたストッ
パーであって、各上側平行リンク11,12を介して第
二の戸2の外側への平行移動量を制限する。
【0017】一対の下側平行リンク13,14は、軸受
け部材34,35に支承された垂直支軸13a,14a
の下端に固着され、各軸受け部材34,35は、第二の
戸2の略全巾にわたる長さの帯状板36の内側に取り付
けられた状態で、第二の戸2の下端内側面に形成された
凹部内に嵌め込まれ、当該帯状板36が第二の戸2の下
端内側面に取り付けられている。又、各軸受け部材3
4,35内には、垂直支軸13a,14aに所定の方向
の回転力を付与する捩じりコイルバネ13b,14bが
配設されている。これら各バネ13b,14bは、上側
平行リンク11,12を付勢する各バネ11b,12b
と同様に、各下側平行リンク13,14を介して第二の
戸2を内側(開口部3側)に平行移動する方向に付勢す
るものである。13c,14cは、各軸受け部材34,
35の下端に突設されたストッパーであって、各下側平
行リンク13,14を介して第二の戸2の外側への平行
移動量を制限する。
【0018】しかして、上側一対の軸受け部材31,3
2から下向きに突出する垂直支軸11a,12aと、下
側一対の軸受け部材34,35から上向きに突出する垂
直支軸13a,14aとは、互いに同心状に位置し、こ
れら上下対をなす垂直支軸11a,13a及び12a,
14aにパイプ材利用の前記垂直連動軸29,30の上
下両端が軸方向に抜き差しのみ可能に外嵌され、上側平
行リンク11と下側平行リンク13及び上側平行リンク
12と下側平行リンク14が前記垂直連動軸29,30
により互いに連動連結されている。尚、軸受け部材3
1,32及び34,35が第二の戸2の内側面に埋設さ
れている関係から、前記垂直連動軸29,30は、第二
の戸2の内側面に形成された凹溝37,38に遊嵌せし
められている。
【0019】更に、図1〜図4、及び図6に示すよう
に、第二の戸押し出し手段39が併設されている。この
第二の戸押し出し手段39は、図1及び図3に示すよう
に第一第二両戸1,2が互いに突き合う閉じ状態から相
対的に接近移動するとき、第二の戸2に併設された各捩
じりコイルバネ11b,12b,13b,14b(図4
参照)の付勢力に抗して第二の戸2を図2に示すように
第一の戸1の外側へ移動させるための手段であって、上
側平行リンク11,12の内、第一の戸1に隣り合うリ
ンク11の遊端部から連設され且つ遊端下側にカム従動
ローラー40aが軸支された上側カム従動レバー40、
当該上側カム従動レバー40(カム従動ローラー40
a)に作用するように第一の戸1の上端側に設けられた
上側カム41、下側平行リンク13,14の内、第一の
戸1に隣り合うリンク13の遊端部から連設され且つ遊
端上側にカム従動ローラー42aが軸支された下側カム
従動レバー42、当該下側カム従動レバー42(カム従
動ローラー42a)に作用するように第一の戸1の下端
側に設けられた下側カム43、第二の戸2の第一の戸1
と突き合わない後端側に取り付けられた補助カム従動ロ
ーラー44、及び第一第二両戸1,2で前記開口部3を
閉じた状態(図1及び図3参照)で前記補助カム従動ロ
ーラー44に隣接する位置に配設された補助固定カム4
5から構成されている。
【0020】前記上側カム41は、前記上側平行リンク
11を外向きに揺動させる傾斜始端部41aと当該傾斜
始端部41aから第一の戸1の後端付近まで延びる直線
部41bとを備えたものであり、前記傾斜始端部41a
は、第一の戸1の上側ローラーユニット6,7の内、第
二の戸2に隣接する側の上側ローラーユニット6の取付
部材6cの上面に形成されたカム溝から構成され、前記
直線部41bは、第一の戸1の上側ローラーユニット
6,7が取り付けられている帯状板17の表面によって
構成されている。又、下側カム43は、前記下側平行リ
ンク13を外向きに揺動させる傾斜始端部43aと当該
傾斜始端部43aから第一の戸1の後端付近まで延びる
直線部43bとを備えたものであり、前記傾斜始端部4
3aは、第一の戸1の下側ローラーユニット8,9の
内、第二の戸2に隣接する側の下側ローラーユニット8
の取付部材8cの下面に形成されたカム溝から構成さ
れ、前記直線部43bは、第一の戸1の下側ローラーユ
ニット8,9が取り付けられている帯状板18の表面に
よって構成されている。
【0021】前記補助カム従動ローラー44は、第二の
戸2の上側一対の軸受け部材31,32が取り付けられ
ている帯状板33の表面側に取り付けられた部材46に
軸支され、前記補助固定カム45は、上側ガイドレール
4の一端内部に配設されている。
【0022】上記構成の引き違い戸装置に於いては、第
二の戸2は、上側ガイドレール4の第二レール部23
(横動体10)と下側ガイドレール5の第二レール部2
7とに対して、上下各一対の平行リンク11〜14によ
って垂直姿勢を保ったまま前後に平行移動可能であると
共に、上下各ガイドレール4,5に沿って横動すること
が出来る。そして、これら各平行リンク11〜14を付
勢する捩じりコイルバネ11b〜14bにより、第二の
戸2は開口部3内に入り込む方向に付勢されているが、
第二の戸押し出し手段39に於ける上下各カム従動レバ
ー40,42のカム従動ローラー40a,42aが上下
各カム41,43の傾斜始端部41a,43a又は直線
部41b,43bに当接することにより、第二の戸2の
前後方向の位置が決まる。
【0023】しかして、図1及び図3に示すように、第
一第二両戸1,2で開口部3を閉じているときは、第二
の戸2が第一の戸1の移動経路内にあって、当該第一の
戸1と突き合う状態にある。この状態では、第二の戸押
し出し手段39に於ける上下各カム従動レバー40,4
2のカム従動ローラー40a,42aが上下各カム4
1,43の傾斜始端部41a,43aの端部に当接して
いて、第二の戸2の前後方向位置が第一の戸1と表面が
面一になる位置に規制されるのであるが、実際には、各
部の遊びや撓み等によって第二の戸2の前後方向位置が
不安定であり、一方、第一の戸1は、上下各ガイドレー
ル4,5にローラーユニット6〜9を介して支持されて
いて、その前後方向の位置は安定しているので、図示の
実施形態では、第二の戸2の第一の戸1と突き合う前端
部は、当該第一の戸1の第二の戸2と突き合う前端部に
設けた受け部47で第二の戸2の前端部に設けた被受け
部48を受け止めることによって位置決めすると共に、
第二の戸2の後端部は、当該第二の戸2の後端部に設け
られた前記補助カム従動ローラー44を上側ガイドレー
ル4の後側壁4a(第二レール部23の後側壁)で受け
止めることによって位置決めするように構成している。
【0024】尚、第一の戸1側の受け部47と第二の戸
2側の被受け部48とは、如何なる構成のものでもよ
い。例えば、図示の実施形態では、互いに突き合う第一
の戸1の前端部と第二の戸2の前端部とを、第一の戸1
の前端部が内側になる状態で前後に互いに重なり合うよ
うに横断面段状に形成して、前記受け部47と被受け部
48とを各戸1,2に一体に形成しているが、第一の戸
1の前端内側面に第二の戸2の前端部内側に突出する受
け材を付設し、この受け材で第二の戸2の前端部(被受
け部48)を受け止める受け部47を構成することも出
来る。
【0025】又、開口部3を閉じている状態(図1及び
図3参照)の第一第二両戸1,2が互いに離間する方向
に相対移動するのを防止するためには、各戸1,2に対
して作用するストッパーを上下各ガイドレール4,5を
含む開口部3側に配設すれば良いが、図示の実施形態で
は、第一の戸1の上側ローラーユニット6,7の内、後
端側のローラーユニット7の取付部材7cに形成した突
起部49が上側ガイドレール4の一端ストッパー面50
に当接し、第二の戸2の後端部に設けられた前記補助カ
ム従動ローラー44が上側ガイドレール4の他端内部に
設けられた補助固定カム45に当接することにより、両
戸1,2を位置決めしている。
【0026】開口部3を開くときは、図2Aに示すよう
に第一の戸1を第二の戸2側へ横動させるか又は、図2
Bに示すように、第二の戸2を第一の戸1側へ横動させ
ることになる。図2Aに示すように第一の戸1を第二の
戸2側へ横動させたときは、第一の戸1側の上下各カム
41,43の傾斜始端部41a,43aが、上下各カム
従動レバー40,42(カム従動ローラー40a,42
a)を介して、第二の戸2を支持している上下各平行リ
ンク11,13を横動体10と共に第一の戸1の横動方
向に押圧移動させると共に、上下各平行リンク11,1
3を横動体10に対して外側へ回動させることになる。
このとき、第二の戸2の後端部の補助カム従動ローラー
44が補助固定カム45に当接しているので、第二の戸
2は、上下各平行リンク11,13の外側への回動力
と、補助固定カム45が補助カム従動ローラー44に対
して与える外側への押し出し力とを受け、若干後方(第
一の戸1の横動方向)に移動しながら、各捩じりコイル
バネ11b〜14bの付勢力に抗して各平行リンク11
〜14の平行揺動運動を伴いながら横動体10に対し外
側へ平行に移動することになる。この第二の戸2の移動
は、横動する第一の戸1の前端部と干渉することなく行
われるように、各カム41,43,45が構成されてお
り、第一の戸1は、外側へ平行移動した第二の戸2の内
側に進入することが出来る。
【0027】第一の戸1が第二の戸2の内側に入り込ん
で横動するとき、第二の戸2は、各捩じりコイルバネ1
1b〜14bの付勢力で内側を移動している第一の戸1
の側へ復帰しょうとしているが、第二の戸2側の上下各
カム従動レバー40,42のカム従動ローラー40a,
42aが第一の戸1側の上下各カム41,43の直線部
41b,43bに当接しているので、横動体10に対す
る各平行リンク11〜14の角度が一定に保たれ、第二
の戸2と第一の戸1との間に所定の間隙が確保されて、
両者が互いに摺接することはない。
【0028】第二の戸2の内側への第一の戸1の進入行
程限は、両戸1,2に互いに当接する部分を設けておく
ことにより、規制出来る。この実施形態では、図2Aに
示すように、第一の戸1の前端が第二の戸2側の補助カ
ム従動ローラー44を軸支する部材46に当接するよう
に構成しているが、この部材46に変わる別のストッパ
ー部材を第二の戸2の内側に突設しても良いし、図示省
略しているが、第一第二の戸2両戸1,2の後端部表面
に突設される把手の内、第一の戸1の把手が第二の戸2
の前端に当接するように構成することも出来る。尚、第
一の戸1の進入によって第二の戸2が外側へ押し出され
て平行移動したとき、各平行リンク11〜14と第二の
戸2側の各ストッパー11c〜14cとが当接し、第二
の戸2が第一の戸1に対して離れる(各カム従動レバー
40,42のカム従動ローラー40a,42aが各カム
41,43の直線部41b,43bから内側へ離れる)
ように外側へ移動し過ぎることはない。
【0029】上記とは逆に、第二の戸2を第一の戸1側
へ横動させたときは、第一の戸1側の上下各カム41,
43の傾斜始端部41a,43aが、上下各カム従動レ
バー40,42(カム従動ローラー40a,42a)を
介して、上下各平行リンク11,13を横動体10に対
して外側へ回動させることになる。このとき、第二の戸
2に作用している横動操作力が各平行リンク11〜14
を横動体10に対し外側へ回動させるように作用する。
従って第二の戸2は、各捩じりコイルバネ11b〜14
bの付勢力に抗して各平行リンク11〜14の平行揺動
運動を伴いながら横動体10に対し外側へ平行に移動
し、第一の戸1の外側を横動することになる。この第一
の戸1の外側を第二の戸2が横動するときの状況は、先
に説明した第二の戸2の内側を第一の戸1が横動すると
きと同様であり、両者間に所定の間隙が保たれた状態で
第二の戸2が横動する。図2Bに示すように、第二の戸
2が第一の戸1の外側に重なる行程限も、先に説明した
ような手段で規制される。
【0030】図2A又は図2Bに示すように、第一の戸
1と第二の戸2とが内外に重なった状態、即ち、開口部
3が開かれた状態から、内外に重なった第一第二両戸
1,2を一体に横動させることも出来る。又、開口部3
を閉じるときは、内外に重なった第一第二両戸1,2を
元の位置に戻すように、何れか一方の戸又は両方の戸を
横動操作すれば良い。この場合、両戸1,2が互いに離
間する直前で第二の戸2側の上下各カム従動レバー4
0,42のカム従動ローラー40a,42aが第一の戸
1側の上下各カム41,43の直線部41b,43b上
から傾斜始端部41a,43a内に進入して上下両平行
リンク11,13が横動体10に対し内向きに回動せし
められることと、各捩じりコイルバネ11c〜14cの
付勢力とにより、第二の戸2が横動体10に対し内側へ
平行移動を開始し、上下各カム従動レバー40,42の
カム従動ローラー40a,42aが上下各カム41,4
3の傾斜始端部41a,43aの内端に達したとき、第
二の戸2が第一の戸1の移動経路内に位置し、両戸1,
2は、図1に示すようにそれぞれの表面が面一になる状
態で直列し、開口部3を閉じる。
【0031】次に、上記構成の引き違い戸装置に適用し
た本発明の実施形態を説明すると、図4A、及び図12
〜図15に示すように、開口部3の天板24に形成され
た下側開放の溝25に上辺部が上下嵌脱自在に嵌合する
上側ガイドレール4は、開口部3を構成する左右両側板
51a,51bの内側に取り付けられたレール支持手段
52,53に両端が着脱自在に支持されている。各レー
ル支持手段52,53は、開口部3の左右両側板51
a,51bの内側に木ネジ54で固定される固定部材5
5と、当該固定部材55に対し着脱自在でビス56で前
記固定部材55に固定される着脱部材57とから構成さ
れている。
【0032】更に詳述すると、固定部材55は、取付用
孔54aと着脱部材固定用ネジ孔56aとが設けられた
矩形板の上下両側辺と後側辺とにそれぞれ内側への張り
出し部58〜60を設けると共に、上端から前記天板2
4の溝25に嵌合する突起部61を突設したもので、下
側張り出し部59の上面が上側ガイドレール4の仮受部
62を形成し、上下両張り出し部59,60の対向面側
には着脱部材スライドガイド63a,63bが形成され
ている。着脱部材57は、取付用孔56bを有する矩形
板の上下両側辺に前記固定部材55の着脱部材スライド
ガイド63a,63bに前後方向スライド可能に係合す
る被係合部64a,64bを設けたもので、内側には、
上側ガイドレール4を支持するレール支持用段部65が
形成されている。
【0033】尚、図3A、図4A、図13B、及び図1
5Bに示すように、第二の戸押し出し手段39の固定カ
ム45は、両レール支持手段52,53の内、対応する
側のレール支持手段53の着脱部材57に一体成形され
ている。又、図3A及び図4Aに示すように、他方のレ
ール支持手段52の着脱部材57の表面が、第一の戸1
側に設けられた突起部49が当接するストッパー面50
を形成している。
【0034】上記構成のレール支持手段52,53の使
用方法を説明すると、図12に示すように、固定部材5
5を、その突起部61を天板24の溝25に嵌合させる
と共に奥側へ移動させて当該突起部61の後側辺を前記
溝25の後側面に当接させ、更に上端辺を天板24の下
側面に当接させた状態で、側板51a,51bの内側面
に取付用孔54aと木ネジ54とを利用して固定する。
この状態では、固定部材55の後側張り出し部60の内
側面(前方側)は天板24の溝25の後側面と面一で天
板24に対し直角に位置する。そして、天板24と仮受
面62との間の間隔は、上側ガイドレール4の高さより
大きい。一方、上側ガイドレール4は、第一の戸1の上
側ローラーユニット6,7と横動体10のローラーユニ
ット20,21とに対し横方向から嵌合させ、当該上側
ガイドレール4で第一第二両戸1,2を吊り下げること
が出来る状態としておく。
【0035】次に、第一第二両戸1,2を吊り下げる状
態の上側ガイドレール4を、第一の戸1の下側ローラー
ユニット8,9の各振れ止め用垂直軸ローラー8a,9
aを、床板28の下側に取り付けられている状態の下側
ガイドレール5の第一レール部26に下から上向きに嵌
合させると共に、第二の戸2の下側平行リンク13,1
4の振れ止め用垂直軸ローラー15,16を前記下側ガ
イドレール5の第二レール部27に下から上向きに嵌合
させるように操作しながら、その両端を、図13に示す
ように、両側板51a,51bに前記のように固定され
たレール支持手段52,53の固定部材55の下側張り
出し部59と天板24との間に挿入し、当該上側ガイド
レール4の両端を前記固定部材55の仮受部62上に載
置させる。このとき、上側ガイドレール4がレール長さ
方向に左右に移動して両レール支持手段52,53の各
仮受部62から外れ落ちてしまうことがないように仮受
部62の内側への突出量等が決められている。
【0036】次に、上側ガイドレール4の一端側、例え
ばレール支持手段52側の端部を持ち上げ、当該上側ガ
イドレール4の第二レール部上端の下向き溝形レール部
23aを天板24の溝25内に嵌合させ、係る状態でレ
ール支持手段52の着脱部材57を、その上下両被係合
部64a,64bが固定部材55の上下両着脱部材スラ
イドガイド63a,63bに係合する状態で、固定部材
55と上側ガイドレール4の一端との間に挿入して固定
部材55に装着し、上側ガイドレール4の一端が着脱部
材57のレール支持用段部65に受けられた状態で、取
付用孔56b、取付用ネジ孔56a、及びビス56を利
用して着脱部材57を固定部材55に固定する。この後
同様にして、上側ガイドレール4の他端部を、他方のレ
ール支持手段53で支持させる。
【0037】上記のようにして両端部が両側板51a,
51bにレール支持手段52,53を介して支持された
上側ガイドレール4は、その第二レール部上端の下向き
溝形レール部23aが天板24の溝25内に嵌合した状
態で、両レール支持手段52,53に於ける着脱部材5
7のレール支持用段部65で水平に支持されるので、手
前(前方側)に外れ落ちる恐れはない。又、支持された
上側ガイドレール4がレール長さ方向に遊動すること
も、両レール支持手段52,53に於ける着脱部材57
の対向側面間の距離と上側ガイドレール4の全長との差
の範囲内であって、当該差分を十分に小さくしておくこ
とにより、上側ガイドレール4を実質的に定位置に固定
状に支持させることが出来る。
【0038】尚、第一第二両戸1,2が互いに突き合う
閉じ状態から相対的に接近移動するとき、捩じりコイル
バネ11b〜14bの付勢力に抗して第二の戸2を第一
の戸1の外側へ移動させるための第二の戸押し出し手段
39の構成は、上記実施形態のものに限定されない。
又、第二の戸2を第一の戸1の移動経路側へ付勢するバ
ネの介装位置やバネの種類等も上記実施形態に限定され
ない。勿論、基本的には、第二の戸2の上下各平行リン
ク11〜14はそれぞれ独立的に揺動可能に構成しても
良い。更に、第一の戸1の上側ローラーユニット6,7
は、レール支持手段52,53で所定位置に架設された
状態の上側ガイドレール4に対し、後から係合させるこ
とが出来るように構成しても良い。
【0039】
【発明の効果】本発明の引き違い戸装置は以上のように
実施し且つ使用することが出来るものであって、係る本
発明装置によれば、第二の戸を横動体と平行リンクとを
介して吊り下げた状態の上側ガイドレールを、開口部の
両側に配設されたレール支持手段を介して所定位置に架
設することが出来るので、先付けの上側ガイドレールに
予め係合させてある第二の戸吊り下げ用横動体と第二の
戸とを平行リンクを介して結合する着脱機構が不要にな
り、装置全体の構成が簡単になってコストダウンを図る
ことが出来るだけでなく、第二の戸の吊り下げ作業も簡
単容易に行える。又、第一の戸に関しても、取り付け前
の上側ガイドレールに第二の戸と共に前以って吊り下げ
ておき、この上側ガイドレールを所定位置に架設するこ
とが可能になるので、上側ガイドレールを取り外さない
限り第一の戸を外すことが出来ない構成を採用すること
が出来、装置全体として、戸が不測に外れる恐れのない
引き違い戸装置として活用出来る。
【0040】又、本発明の構成によれば、上側ガイドレ
ールの上辺部が開口部の天板に形成された下側開放の溝
に嵌合することにより、当該上側ガイドレールの前後方
向の位置が前記溝により確定するので、レール支持手段
には、上側ガイドレールが前記溝から下方に外れるのを
阻止する機能さえ持たせれば良く、レール支持手段の構
成が簡単になるだけでなく、上側ガイドレールを強固に
保持させることが出来る。しかも、前記天板の溝に嵌合
させる前の上側ガイドレールを当該溝の下方位置で仮受
させることが出来るので、少なくとも第二の戸を吊り下
げていて重い上側ガイドレールを手で支えながらレール
支持手段の着脱部材を装着する作業を行わなければなら
ない場合と比較して、上側ガイドレールの架設作業が楽
に行える。
【0041】尚、請求項2に記載の構成によれば、第二
の戸押し出し手段に利用される固定カムの取り付け作業
と上側ガイドレールの架設作業とが同時に行えるだけで
なく、前記固定カムの取り付け手段とレール支持手段の
着脱部材とを兼用させることが出来るので、部品点数の
削減も図ることが出来る。
【0042】又、請求項3に記載の構成によれば、第一
第二両戸の下端部も、下側ガイドレールとこれに係合す
る垂直軸ローラーとによって振れ止めすることが出来る
のであるが、前記下側ガイドレールを下側開放の溝形レ
ールとし、第一第二両戸の下端側の垂直軸ローラーを前
記下側ガイドレールに対し下から嵌合出来るようにした
ので、上側ガイドレールに吊り下げられた状態のまま、
第二の戸(及び第一の戸)の下端側の振れ止め用垂直軸
ローラーを前記下側ガイドレールに係合させることが出
来、下側ガイドレールに係合する振れ止め用垂直軸ロー
ラーと戸との間に着脱機構が不要になり、振れ止めの為
の下側ガイドレールを備えた装置でありながら、装置全
体の構成や戸の装着作業を簡単にすることが出来る。
【0043】この場合、請求項4に記載の構成によれ
ば、第二の戸の上下両平行リンクが垂直連動軸により互
いに連動連結されているので、上側ガイドレールに吊り
下げられている第二の戸を当該上側ガイドレールに対し
定位置に保持しておくだけで、当該第二の戸の下側平行
リンクの垂直軸ローラーの位置が定位置に保持され、下
側平行リンクと共に当該垂直軸ローラーの位置が不測に
揺れ動くことがないので、第二の戸の下側平行リンクの
垂直軸ローラーを下側ガイドレールに下から係合させる
作業が行い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A図は開口部を閉じた状態でのガイドレール
を省略した平面図であり、B図は同背面図である。
【図2】 A図は第一の戸を横動させて開口部を開いた
状態でのガイドレールを省略した平面図であり、B図は
第二の戸を横動させて開口部を開いた状態でのガイドレ
ールを省略した平面図である。
【図3】 A図は図1Aの状態での詳細を示す一部切欠
き横断平面図であり、B図は同一部切欠き底面図であ
る。
【図4】 A図は図1Aの状態での上部の詳細を示す一
部切欠き縦断背面図であり、B図は同下部の詳細を示す
一部切欠き縦断背面図である。
【図5】 A図は上側ガイドレールとこれに嵌合する横
動体とを示す一部切欠き縦断背面図であり、B図は図1
Aの状態での下部の詳細を示す一部切欠き縦断背面図で
ある。
【図6】 第一の戸の前端上部付近の縦断側面図であ
る。
【図7】 同前端下部付近の縦断側面図である。
【図8】 同後端上部付近の縦断側面図である。
【図9】 同後端下部付近の縦断側面図である。
【図10】 第二の戸の後端上部付近の縦断側面図であ
る。
【図11】 同後端下部付近の縦断側面図である。
【図12】 A図はレール支持手段の固定部材の取り付
け前の状態を示す縦断側面図であり、B図はレール支持
手段の固定部材取り付け後で着脱部材装着前の状態を示
す縦断側面図である。
【図13】 A図はレール支持手段に対する上側ガイド
レールの一端部の仮受状態を示す縦断正面図であり、B
図は同他端部の仮受状態を示す縦断正面図である。
【図14】 レール支持手段に対する上側ガイドレール
の一端部の支持状態を示す縦断側面図である。
【図15】 A図はレール支持手段に対する上側ガイド
レールの一端部の支持状態を示す縦断正面図であり、B
図は同他端部の支持状態を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 第一の戸 2 第二の戸 3 両戸によって開閉される開口部 4 上側ガイドレール 5 下側ガイドレール 6,7 上側ローラーユニット 6a,7a,8a,9a,15,16,20a〜21b
振れ止め用垂直軸ローラー 6b,7b,20c,21c 支持用水平軸ローラー 6c,7c,8b,9b,20d,21d 取付部材 8,9 下側ローラーユニット 10 横動体 11,12 上側平行リンク 11a,12a,13a,14a,20e,21e
垂直支軸 11b,12b,13b,14b 捩じりコイルバネ 11c,12c,13c,14c ストッパー 13,14 下側平行リンク 17,18 帯状板 20,21 ローラーユニット 22 第一レール部(上側ガイドレール) 23 第二レール部(上側ガイドレール) 24 天板 26 第一レール部(下側ガイドレール) 27 第二レール部(下側ガイドレール) 28 床板 29,30 垂直連動軸 31,32,34,35 軸受け部材 33,36 帯状板 39 第二の戸押し出し手段 40 上側カム従動レバー 40a,42a カム従動ローラー 41 上側カム 41a,43a カムの傾斜始端部 41b,43b カムの直線部 42 下側カム従動レバー 43 下側カム 44 補助カム従動ローラー 45 補助固定カム 47 第一の戸側の受け部 48 第二の戸側の被受け部 49 突起部 50 ストッパー面 51a,51b 開口部の左右両側板 52,53 レール支持手段 55 固定部材 57 着脱部材 58〜60 固定部材の張り出し部 61 突起部 62 上側ガイドレールの仮受部 63a,63b 着脱部材スライドガイド 64a,64b 被係合部 65 着脱部材のレール支持用段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 15/10,15/06 A47H 1/00 - 23/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上側ガイドレールに横動可能に吊り下げら
    れる第一の戸と、前記上側ガイドレールに横動可能に支
    持された横動体に少なくとも移動方向一対の平行リンク
    を介して第一の戸の移動経路の外側へ平行移動可能に吊
    り下げられた第二の戸と、第二の戸を第一の戸の移動経
    路側へ付勢するバネと、第一第二両戸が互いに突き合う
    閉じ状態から相対的に接近移動するとき、前記バネの付
    勢力に抗して第二の戸を第一の戸の外側へ移動させるた
    めの第二の戸押し出し手段とを備え、第一第二両戸で開
    閉される開口部両側に前記上側ガイドレールの両端を着
    脱自在に支持するレール支持手段が配設され、少なくと
    も第二の戸を前記横動体と平行リンクとを介して吊り下
    げた状態の前記上側ガイドレールを前記レール支持手段
    で架設出来るように構成され、前記上側ガイドレール
    は、前記開口部の天板に形成された下側開放の溝に上辺
    部が上下嵌脱自在である引き違い戸装置であって、前記
    レール支持手段は、前記開口部両側に固定され且つ前記
    溝に嵌合させる前の下位置で上側ガイドレールを仮受け
    する仮受部を有する固定部材と、当該固定部材に対し前
    後に着脱自在であって且つ取り付け状態で前記溝に嵌合
    させた上位置の上側ガイドレールを支持する着脱部材と
    から成る、引き違い戸装置。
  2. 【請求項2】前記第二の戸押し出し手段が、第二の戸の
    第一の戸と突き合わない後端側に取り付けられたカム従
    動ローラーと、第一第二両戸で前記開口部を閉じた状態
    での前記カム従動ローラーに隣接する固定カムとを備
    え、当該固定カムが前記レール支持手段の着脱部材に設
    けられている、請求項1に記載の引き違い戸装置。
  3. 【請求項3】第一第二両戸の下端部を振れ止めする下側
    開放の溝形の下側ガイドレールが配設され、第一の戸の
    下端部には、前記下側ガイドレールに下から嵌合する垂
    直軸ローラーが軸支され、第二の戸の下端部には、当該
    第二の戸を吊り下げる前記平行リンクと同一の下側平行
    リンクが設けられ、当該下側平行リンクの遊端側に前記
    下側ガイドレールに下から嵌合する垂直軸ローラーが軸
    支されている、請求項1又は2に記載の引き違い戸装
    置。
  4. 【請求項4】前記第二の戸の上下両平行リンクが垂直連
    動軸により互いに連動連結されている、請求項3に記載
    の引き違い戸装置。
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