JP3507514B2 - 水性インク組成物 - Google Patents

水性インク組成物

Info

Publication number
JP3507514B2
JP3507514B2 JP14937592A JP14937592A JP3507514B2 JP 3507514 B2 JP3507514 B2 JP 3507514B2 JP 14937592 A JP14937592 A JP 14937592A JP 14937592 A JP14937592 A JP 14937592A JP 3507514 B2 JP3507514 B2 JP 3507514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
ink
acid
ink composition
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14937592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05339532A (ja
Inventor
格二 村上
希世文 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP14937592A priority Critical patent/JP3507514B2/ja
Priority to US08/072,734 priority patent/US5462592A/en
Publication of JPH05339532A publication Critical patent/JPH05339532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3507514B2 publication Critical patent/JP3507514B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピューターの出力
を記録したり、ファクシミリにより電送された画像を記
録したり、ビデオや写真の画像を記録するなどの分野に
応用されるインクジェット・プリンターやペン・プロッ
ターに用いるインク組成物、ボールペン、サインペン、
万年筆、筆ペン等の筆記用具に用いられるインク組成
物、更に、記録計のペン、スタンプ・パッド等に用いら
れる記録用インク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】液体状のインクをノズルから吐出せしめ
て画像の記録を行うインクジェット記録方法は、普通紙
への印字が可能なこと、カラー化への対応が容易なこ
と、印字速度が早いこと等の利点から近年では色々な吐
出原理に基づくプリンターが市販されている。従来より
用いられているインクジェット方式の具体的な方式とし
ては、PZT等の圧電素子の電圧印加による変形を利用
し、液室内のインクに圧力を加えてインクをノズルより
吐出する方法、電極のオンオフにより静電界をコントロ
ールしてインクを引き出す方法、発熱素子などによりイ
ンクに熱エネルギーを与え、その相変化による体積変化
を利用してインクをノズルより吐出する方法がある。更
に、ポンプ等によりインクに連続的に圧力を印加して連
続的にノズルから吐出せしめておき、ノズル近傍に設け
られた電極によりインク滴の荷電状態を制御し、インク
滴の飛翔方向を制御することにより画像記録を行うこと
も実用されている。
【0003】これらの方式のインクジェット・プリンタ
ーに使用するインクや上記の筆記用具等に用いられるイ
ンクに要求される特性としては、染料の含有量が十分に
高く記録された画像の濃度が十分に高いこと、画像の耐
水性が高いこと、耐光性が十分に高いこと、粘度、表面
張力等の物性値が適性な範囲にあること、長期間保存し
ても沈澱を生じたり、物性値が変化したりしないこと、
長期間使用を中断した後にもペン先やノズルに目詰まり
を生じることなく、正常な印字ができることが挙げられ
る。
【0004】しかしながら、耐水性に優れた染料は一般
に溶解性が悪く、目詰まりを生じやすい。また、インク
中の染料濃度を高くすると目詰まりが生じやすいなど、
これら要求される特性には相反する性質ではあるものが
多い。
【0005】これらの問題を解決するために、染料や湿
潤剤の選定、染料溶解剤や界面活性剤の添加など数多く
の対策が行われてきた。それらの対策の中で、特開昭5
7−202358号公報にはリチウム塩となっているス
ルホン酸を含む染料を、特開昭62−149770号公
報に染料の第4級アンモニウムイオン塩を、特開昭63
−48374号公報に染料の第4級ホスホニウムイオン
塩をそれぞれ用いたインク組成物が開示されている。こ
れらの塩の型になった染料を用いることにより、耐水性
の高い染料を高濃度で用いても、目詰まりを防止できる
効果がある。しかしながら、市販の水溶性アニオン染料
はほとんどナトリウム塩であり、染料のカウンターイオ
ンを交換するには、酸析、イオン交換樹脂処理、塩析等
の複雑な操作が必要となり、現実的にはコストの面から
その制約を受けていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の水性インク組成物にかかわる問題を解決することにあ
る。より具体的には、長期間使用を停止したまま放置し
た後にも目詰まりを生じることなく、正常な印字、筆
記、記録が可能であり、かつコストの安いインク組成物
を提供することである。長期間使用しても印字ヘッドの
安定性を保つことができるインクジェット記録用インク
組成物及び記録方法を提供することにある。また、本発
明の他の目的は、耐水性や耐光性に優れた染料を高濃度
で用いた、品位の高い画像を与えるインクジェット記録
用水性インク組成物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、染料としてその買うター
イオンがリチウム、第4級アンモニウム、第4級ホスホ
ニウムでないものを用い、かつ第4級アンモニウムカチ
オンから選ばれる少なくとも1種のカチオンをカウンタ
ーイオンとする酢酸塩、プロピオン酸塩、酒石酸塩、乳
酸塩、マロン酸塩、リンゴ酸塩、蓚酸塩、琥珀酸塩、グ
ルコン酸塩、マンノン酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、
フタル酸、テレフタル酸塩、トリメリット酸塩、p−ク
ロロ安息香酸塩、フェニル酢酸塩、サリチル酸塩、p−
ヒドロキシフェニル酢酸塩、マンデル酸塩、プロカテキ
ュ酸塩、パラトルエンスルホン酸塩、o−クレゾールス
ルホン酸塩、R酸塩、P−フェノールスルホン酸塩、フ
ェニルホスホン酸塩、アミノトリメチレンホスホン酸
塩、2−ピリジンチオール1−オキサイド塩、ソルビン
酸塩、デヒドロ酢酸塩、エチレンジアミンテトラ酢酸
塩、アスパラギン酸塩、アルギニン酸塩、グルタミン酸
塩、アラニン塩、グリシン塩、テアニン塩、イノシン酸
塩、ウリジル酸塩、グアニル塩、シチジル酸塩、亜硫酸
塩、リン酸塩等の単量体からなる群から選択されたアニ
オン性の添加剤を含有するインクジェット記録用水性イ
ンク組成物である。
【0008】水性インクの必須成分は染料又は顔料であ
る色材と水である。添加物としては、保水性を付与した
り水が蒸発した後も染料を溶解するための湿潤剤、染料
の溶解性を上げるための溶解剤、画像濃度向上剤、耐水
性付与剤、耐摩擦性向上剤、浸透性付与剤、画像滲み防
止剤、防腐剤、紫外線吸収剤、防錆剤、キレート剤、p
H値調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、電気伝導度
調整剤、ラジカル禁止剤、酸化防止剤、酸素吸収剤等が
公知である。しかしながら、これらの添加剤がアニオン
性化合物である時、従来はナトリウム塩あるいはカリウ
ム塩、アンモニウム(NH4 +)塩、アミン塩が用いられ
てきた。
【0009】本発明者は、これらのアニオン性化合物の
添加物を、第4級アンモニウムカチオンから選ばれる少
なくとも1種のカチオンをカウンターイオンとすること
により、耐水性の高い染料を高濃度で用いた場合におい
ても、必ずしも染料のカウンターイオンをこれらのイオ
ンとすることなしに、十分な目詰まり防止効果が得られ
ることを発見し、更にそのアニオン化合物のこれらのカ
チオンの塩を得ることは、染料のこれらのカチオンを得
ることに比較して、極めて容易でかつ低コストであるこ
とを見出し、本発明に至った。
【0010】アニオン性化合物は遊離酸の型で市販され
ている場合が多いが、ナトリウム塩やカリウム塩、アン
モニウム塩の型で入手される場合、アニオン性化合物を
本発明の塩に替えるには、イオン交換樹脂による方法、
ナトリウムなどの塩の溶液に所望のカウンターイオンを
含有する塩を加えて析出させる塩析法が直接イオンを交
換する方法の例として挙げられる。一旦ナトリウムなど
の塩を遊離酸とする方法は、イオン交換樹脂で処理する
方法の他に、アニオン性化合物又はその溶液に強酸を加
えて、溶媒抽出、蒸留、瀘過などにより分離する方法が
挙げられる。アニオン性化合物が遊離酸の型で得られる
場合には、遊離酸型のアニオン性化合物活性剤又はその
溶液に上記のイオンの水酸化物を添加することにより得
られる。遊離酸型のアニオン性化合物が入手できる場合
には、インク調合前に遊離酸型の化合物を、第4級アン
モニウムカチオンの塩に替える必要はなく、遊離酸型の
アニオン性化合物とそれとほぼ当量以上の第4級アンモ
ニウムカチオンを有する水酸化物を加えることにより、
インクのpH値を6.0以上に調整することにより、上
記カウンターカチオンを持つアニオン性化合物がインク
に含有されるので、特にインクを製造するまでに要する
作業が簡略となり、得られるインクを安価なものとする
ことができ、しかも極めて容易に目詰まりを生じ難いイ
ンク組成物を得ることができるので好ましい。
【0011】カウンター・イオンが第4級アンモニウム
カチオンである場合には、置換又は、置換されたアルキ
ル基を有し、1分子イオン中の炭素数が4〜12である
イオンであることが好ましい。この範囲以上の炭素数を
有する上記のイオンを用いた場合に比較して、特に目詰
まりの防止効果が大きく、プリターの印字休止による
保存中の沈澱発生の防止効果が大きい。プリンターの印
字休止や筆記後の放置を行った後も、一層安定した画像
の記録が可能となる。炭素数が12より大きくなると、
水に対する溶解性が低下し、印字休止中や連続印字中に
かえって目詰まりを生じたり、インクの保存中にインク
成分の分離を生じる傾向が強くなる。これらのカウンタ
ー・イオンの具体的な例としては下記のものを挙げるこ
とができる。
【0012】
【化1】
【0013】
【化2】
【0014】
【化3】
【0015】一般にアニオン性化合物の塩は固体である
ため、これらの化合物の溶解性が悪かったり、インクへ
の添加量が多すぎると、水分や湿潤剤が蒸発した時にこ
れらの化合物が析出し、かえって目詰まりが生じ易くな
ってしまう。本発明者が研究した結果においては、本発
明で使用するアニオン性の添加物が、その遊離酸として
の分子量をMとし、1分子に含まれるカチオン・カウン
ターイオンの数をCとしたとき、M/Cが200以下と
なる化合物であるときは、より十分な目詰まり防止効果
が得られた。この場合、分子量に対して比較的多くの耐
目詰まり性を向上するカウンター・イオンを含んでいる
アニオン性化合物が使用されるため、染料の溶解性を向
上する効果が大きく、かつ、それ自体が水や湿潤剤に対
する溶解度が大きいため、特に目詰まりを防止する効果
が大きい。そのため、プリンターの印字休止や筆記後の
放置を行った後も、一層安定した画像の記録が可能とな
る。
【0016】これらの本発明で好ましく用いることので
きるアニオン性化合物の具体例としては、下記の化合物
を挙げることができる。
【0017】 酢酸塩、プロピオン酸塩、酒石酸塩、乳
酸塩、マロン酸塩、リンゴ酸塩、蓚酸塩、琥珀酸塩、グ
ルコン酸塩、マンノン酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、
フタル酸、テレフタル酸塩、トリメリット酸塩、p−ク
ロロ安息香酸塩、フェニル酢酸塩、サリチル酸塩、p−
ヒドロキシフェニル酢酸塩、マンデル酸塩、プロカテキ
ュ酸塩、パラトルエンスルホン酸塩、o−クレゾールス
ルホン酸塩、R酸塩、P−フェノールスルホン酸塩、フ
ェニルホスホン酸塩、アミノトリメチレンホスホン酸
塩、2−ピリジンチオール1−オキサイド塩、ソルビン
酸塩、デヒドロ酢酸塩、エチレンジアミンテトラ酢酸
塩、アスパラギン酸塩、アルギニン酸塩、グルタミン酸
塩、アラニン塩、グリシン塩、テアニン塩、イノシン酸
塩、ウリジル酸塩、グアニル塩、シチジル酸塩、亜硫酸
塩、リン酸塩等の単量体。
【0018】これらのアニオン性化合物の添加量は、特
に、第4級アンモニウムカチオンから選ばれるカチオン
の総量が、インク全体のカチオンのモル数の20%以上
となるように処方することにより、特に十分な目詰まり
防止効果を実現することができ、プリンターの印字休止
による保存中の沈澱発生の防止効果が大きく、プリンタ
ーの印字休止や筆記後の放置を行った後も、一層安定し
た画像記録が可能となる。又、アニオン性化合物の種類
と量は、インクに要求される耐目詰まり性以外の特性に
よっても選択されるものである。すなわち、インクに使
用されている湿潤剤の種類や量、アニオン性化合物の熱
安定性、アニオン性化合物に求める耐目詰まり性付与以
外の機能などにより選択されるが、一般には、アニオン
性化合物のカチオン、第4級アンモニウムカチオンから
選ばれる塩の湿潤剤および水への溶解度が高いことが有
利である。すなわち、インクに用いる湿潤剤、アニオン
性化合物とそのカウンターイオンを選択し、湿潤剤への
溶解度が10wt%以上の組合せで使用することが耐目
詰まりを確保するのに好ましい。
【0019】本発明のインクには従来より公知の水溶性
染料が使用できる。水溶性染料の中でも、本発明で目詰
まり防止の効果を得るためには、アニオン染料を用いる
ことが好ましい。本発明に好ましく用いられる水溶性染
料の例として、カラー・インデックスに記載された染料
で下記の染料が挙げられる。
【0020】 C.I.アシッド・イエロー 17,23,42,44,79,142 C.I.アシッド・レッド 1,13,14,18,26,27,35, 37,42,52,82,87,89,92, 97,111,114,115,134, 186,249,254,289 C.I.アシッド・ブルー 9,29,45,89,92,249 C.I.アシッド・ブラック 1,2,7,24,26,94 C.I.フード・イエロー 3,4 C.I.フード・レッド 7,9,14 C.I.フード・ブラック 1,2 C.I.ダイレクト・イエロー 1,12,26,33,44,50,86, 120,132,142,144 C.I.ダイレクト・レッド 1,9,13,17,20,28,31, 39,80,81,83,89,225, 227 C.I.ダイレクト・オレンジ 26,29,62,102 C.I.ダイレクト・ブルー 1,2,15,22,25,71,76, 79,86,87,98,163,165, 202 C.I.ダイレクト・ブラック 19,22,32,38,51,56,74, 75,77,154,168 これらのカラー・インデックスに記載された染料の他
に、特許公報などで公知の染料が用いられる。これらの
染料は、カウンターイオンがリチウムカチオン、第4級
アンモニウムカチオン、第4級ホスホニウムカチオンと
なっているものを除く、従来より容易に入手できるナト
リウム等の塩の染料で実用上差し支えない。
【0021】ただし、更に高度の信頼性が要求される場
合には、染料のカウンター・イオンも第4級アンモニウ
ムカチオン、第4級ホスホニウムカチオンとなっている
から、選ばれる少なくとも1種のカチオンとなっている
ことが好ましい。
【0022】また、インクに添加する染料以外のアニオ
ン性化合物のカウンターイオンを第4級アンモニウムカ
チオンから選ばれるカチオンとする必要はなく、ナトリ
ウムイオン、カリウムイオン、アンモニウムイオン、遊
離酸等が含まれてもよいが、それらは本発明の効果を妨
げない範囲でなければならない。
【0023】本発明には、前記の化合物の他に、湿潤剤
として多価アルコール類を含有することが好ましい。多
価アルコール類に対しては、上記に例示したアニオン性
化合物やアニオン染料のリチウム塩、4級アンモニウム
塩、4級ホスホニウム塩の溶解度が高いので、多価アル
コール類を用いることによりインク噴射に適当な物性を
付加できるとともに、印字休止時の目詰まり防止の効果
を付与することができる。
【0024】本発明に好ましく用いられる多価アルコー
ル類の具体例としては、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、チオ
ジグリコール、ポリグリセリン、ヘキサメチレンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、2,5−ヘキサンジオール、2,4−ヘキサンジ
オール等の具体例が挙げられる。
【0025】本発明には前記の多価アルコール類を用い
ることが好ましいが、下記の化合物から選ばれる従来公
知の湿潤剤を上記の多価アルコールと混合するか又は多
価アルコールと混合することなしに用いることができ
る。
【0026】すなわち、エチレングリコールモノエチル
エーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエー
テル、テトラエチレングリコールモノエチルエーテル、
プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アル
コールのエーテル類、N−メチル−2−ピロリドン、
1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプロラクタ
ム等の複素環式化合物、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン等のアルコールア
ミン類等が挙げられる。
【0027】
【実施例】 実施例1 C.I.ダイレクト・ブラック 154 4.0wt% ジエチレングリコール 5.0wt% グリセリン 3.0wt% N−メチル−2−ピロリドン 2.0wt% クエン酸(M/C=64) 3.0wt% イオン交換水 86.0wt% 上記処方の混合物を50℃にて撹拌しながら、テトラメ
チルアンモニウム(A−1)水酸化物の30wt%水溶
液をクエン酸とほぼ当量加えてpH値を9.5になるよ
うに調整した。そのまま4時間の撹拌を続け、冷却後、
孔径0.1μmのフィルターで瀘過を行った。
【0028】このインクをイオンクロマトグラフィーに
より分析したところ、全カチオンの約73%(モル比)
がテトラメチルアンモニウムイオンとなっていた。
【0029】公知の熱エネルギーにより気泡を生成し吐
出せしめる方式のインクジェット・プリンターに充填
し、以下の条件で以下に述べる印字試験を実施し、信頼
性試験を行った。
【0030】駆動周波数:4KHz 駆動電圧:25v 発熱体抵抗値:20Ω ノズル直径:53μm 液滴体積:150pl/dot ノズル数:各色48ノズル ドット密度:300dpi 試験 1(T1)初期印字試験 市販のコピー用紙3種、ボンド紙3種上に印字を行い、
画像の特性を調べた。 試験 2(T2)印字休止後噴射応答性試験 40℃、20%RHの環境下に3か月間プリンターを放
置した後、印字を行い正常な印字が可能か否かを試験し
た。
【0031】試験 3(T3)インク保存試験 −20℃、室温、50℃の各条件下に1か月間各インク
を保存し、保存後のインクを目視により観察し、分離物
の有無を調べ、また、粘度、表面張力の変化を測定し、
瀘過性の変化から沈澱物の有無を調べた。
【0032】初期印字試験では、いずれの紙上において
も画像濃度1.2以上の鮮明な画像が得られた。印字休
止後の印字でもなんらの回復手段を用いることなく正常
な印字が可能であった。保存後のインクでも物性値の変
化、瀘過性の劣化はなかった。
【0033】比較例1 実施例1のインク処方において、クエン酸およびテトラ
メチルアンモニウム水酸化物を添加せず、その分イオン
交換水を増量した処方のインクを実施例1と同様に準備
した。このインクのpH値は、9.4であった。
【0034】このインクを実施例1と同様にプリンター
に充填して、印字、保存試験を行った。
【0035】このインクでは、実施例1と同等の初期画
像が得られ、保存後のインクの物性や瀘過性でも問題は
なかった。しかし、上記の印字休止後噴射応答性試験で
は、休止後13/48ノズルが目詰まりし、吐出されな
かった。
【0036】比較例2 実施例1のインク処方において、テトラメチルアンモニ
ウム水酸化物を添加せず、代わりに水酸化ナトリウムを
用いてpH値を9.5に調整したインクを実施例1同様
に調合、瀘過、各試験を行った。
【0037】このインクでも、実施例1と同等の初期画
像が得られ、保存後のインクの物性や瀘過性でも問題は
なかった。しかし、上記の印字休止後噴射応答性試験で
は、休止後26/48ノズルが目詰まりし、吐出されな
かった。
【0038】比較例3 実施例1のインク処方において、テトラメチルアンモニ
ウム水酸化物を添加せず、代わりにアンモニア水を用い
てpH値を8.5に調整したインクを実施例1同様に調
合、瀘過、各試験を行った。
【0039】このインクでも、実施例1と同等の初期画
像が得られ、保存後のインクの物性や瀘過性でも問題は
なかった。しかし、上記の印字休止後噴射応答性試験で
は、休止後43/48ノズルが目詰まりし、吐出されな
かった。
【0040】参考例1 実施例1のインク処方において、クエン酸及びテトラメ
チルアンモニウム水酸化物を添加せず、代わりにステア
リン酸(M/C=284)のテトラメチルアンモニウム
塩を添加したインクを実施例1同様に調合、瀘過、各試
験を行った。このインクは、画像濃度が紙種により1.
1以下となり、画像のにじみも見られた。また、印字休
止後噴射応答性試験では、休止後回復手段なしでは正常
に印字ができず、200mmHgの圧力でノズルキャッ
プより5秒間吸引することにより正常印字が可能になっ
た。
【0041】 実施例2 C.I.ダイレクト・ブラック 168 3.5wt% ポリエチレングリコール200 2.0wt% エチレングリコール 3.0wt% パラトルエンスルホン酸(M/C=172) 1.0wt% イオン交換水 89.5wt% 上記処方の混合物を50℃にて撹拌しながら、テトラプ
ロピルアンモニウム(A−5)水酸化物の35wt%水
溶液をパラトルエンスルホン酸とほぼ当量加えてpH値
を7.5になるように調整した。そのまま4時間の撹拌
を続け、冷却後、孔径0.1μmのフィルターで瀘過を
行った。
【0042】このインクをイオンクロマトグラフィーに
より分析したところ、全カチオンの約22%(モル比)
がテトラプロピルアンモニウムイオンとなっていた。
【0043】上記のインクを用い実施例1と同様に試験
を行ったところ、初期印字試験では、いずれの紙上にお
いても画像濃度1.1以上の鮮明な画像が得られた。印
字休止後の印字でもなんらの回復手段を用いることなく
正常な印字が可能であった。保存後のインクでも物性値
の変化、瀘過性の劣化はなかった。
【0044】実施例3〜10 以下の処方のインクを実施例1と同様に調合、瀘過し、
実施例2と同様に溶存、空気の除去、印字試験、保存試
験を行った。
【0045】 実施例3 銅フタロシアニンテトラカルボン酸 2.5wt% グリセリン 2.0wt% トリエチレングリコール 10.0wt% コハク酸(M/C=59) 2.0wt% イオン交換水 85.5wt% pH値調整A−9のアンモニウムの水酸化物で11.5に調整 A−9イオンの比率100%
【0046】 実施例4 C.I.ダイレクト・ブルー 86 3.0wt% トリエチレングリコール 3.0wt% エチレングリコール 10.0wt% ジエチレングリコールモノメチルエーテル 3.0wt% p−ヒドロキシフェニルスルホン酸(M/C=174) 2.0wt% イオン交換水 79.0wt% pH値調整A−6のアンモニウムの水酸化物で6.8に調整 A−6イオンの比率68%
【0047】 実施例5 C.I.ダイレクト・レッド 227 2.5wt% ヘキシレングリコール 7.0wt% ジエチレングリコール 8.0wt% グルタミン酸(M/C=72) 2.0wt% イオン交換水 81.5wt% pH値調整A−11のアンモニウムの水酸化物で8.9に調整 A−11イオンの比率61%
【0048】 実施例 C.I.ダイレクト・イエロー 86 2.5wt% グリセリン 10.0wt% N−メチル2−ピロリドン 8.0wt% エチレンジアミンテトラ酢酸(M/C=73) 1.5wt% イオン交換水 88.0wt% pH値調整A−12のアンモニウムの水酸化物で10.5に調整 A−12イオンの比率53%
【0049】 実施例 C.I.ダイレクト・イエロー 132 3.0wt% ジエチレングリコール 6.0wt% グリセリン 2.0wt% クエン酸(M/C=64) 0.5wt% フェニルホスホン酸(M/C=79) 1.0wt% イオン交換水 88.0wt% pH値調整A−1のアンモニウムの水酸化物で8.0に調整 A−1イオンの比率58%
【0050】 実施例 C.I.フードブラック 2 5.0wt% ジエチレングリコール 6.0wt% グリセリン 2.0wt% 酢酸(M/C=60) 2.0wt% アスパラギン酸(M/C=67) 2.0wt% ポリアクリル酸(M/C=72) 0.05wt% イオン交換水 82.95wt% pH値調整A−5のアンモニウムの水酸化物で10.0に調整 A−5イオンの比率72%
【0051】 実施例 C.I.アシッド・レッド 289 2.5wt% 1,5−ペンタンジオール 6.0wt% グリセリン 1.0wt% ジエチレングリコールモノブチルエーテル 3.0wt% グルコン酸(M/C=196) 2.0wt% テレフタル酸(M/C=83) 1.0wt% アルギン酸(M/C=188) 0.1wt% イオン交換水 84.4wt% pH値調整P−5のアンモニウムの水酸化物で8.0に調整 A−5イオンの比率61% 実施例3〜のインクの試験結果は、初期印字試験で
は、いずれの紙上においても高い画像濃度の鮮明な画像
が得られた。また、印字休止後の印字でもなんらの回復
手段を用いることなく正常な印字が可能であり、保存後
のインクでも物性値の変化、瀘過性の劣化はなかった。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の水性インク組成物においては、第4級アンモニウムカ
チオンから選ばれるイオンをカウンターイオンとするア
ニオン性化合物が添加されているので、プリンターの印
字休止や筆記後の放置を行った後も、目詰まりがなく安
定した画像の記録が可能となる。更に、上記のアニオン
性化合物は染料以外の化合物であるので、染料の上記カ
ウンター・イオンの塩に比較して容易に入手することが
できるので、染料を上記カウンター・イオンの塩として
添加したインクに比較して安いコストの目詰まりを生じ
難い水性インク組成物を提供することができる。また、
従来目詰まりし易いために使用し難かった耐水性の高い
直接性の染料を用いることができるため、耐水性の高い
画像が得られる。さらに、染料を高濃度で使用できるの
で画像濃度の高いインクを供給できる効果も得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−232472(JP,A) 特開 昭62−197475(JP,A) 特開 昭62−149770(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/16 C09D 11/00 C09D 11/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染料としてそのカウンターイオンがリチ
    ウム、第4級アンモニウム、第4級ホスホニウムでない
    ものを用い、かつ第4級アンモニウムカチオンの少なく
    とも1種のカチオンをカウンターイオンとする、酢酸
    塩、プロピオン酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、マロン酸塩、
    リンゴ酸塩、蓚酸塩、琥珀酸塩、グルコン酸塩、マンノ
    ン酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、フタル酸、テレフタ
    ル酸塩、トリメリット酸塩、p−クロロ安息香酸塩、フ
    ェニル酢酸塩、サリチル酸塩、p−ヒドロキシフェニル
    酢酸塩、マンデル酸塩、プロカテキュ酸塩、パラトルエ
    ンスルホン酸塩、o−クレゾールスルホン酸塩、R酸
    塩、P−フェノールスルホン酸塩、フェニルホスホン酸
    塩、アミノトリメチレンホスホン酸塩、2−ピリジンチ
    オール1−オキサイド塩、ソルビン酸塩、デヒドロ酢酸
    塩、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、アスパラギン酸
    塩、アルギニン酸塩、グルタミン酸塩、アラニン塩、グ
    リシン塩、テアニン塩、イノシン酸塩、ウリジル酸塩、
    グアニル塩、シチジル酸塩、亜硫酸塩、リン酸塩等の単
    量体からなる群から選択されたアニオン性化合物を、イ
    ンク組成全体の1〜5重量パーセント含有するインクジ
    ェット記録用水性インク組成物であって、前記アニオン
    性化合物が、該アニオン性化合物の遊離酸での分子量を
    Mとし、該アニオン性化合物1分子中に含まれるカチオ
    ン・カウンターイオンの数をCとした時に、M/Cが2
    00以下となる化合物であることを特徴とするインクジ
    ェット記録用水性インク組成物。
  2. 【請求項2】 PH値が6.0以上である請求項1に記
    載のインクジェット記録用水性インク組成物。
  3. 【請求項3】 インク全体の組成に対して1〜5重量パ
    ーセントの染料以外の遊離酸型のアニオン性化合物をイ
    ンク組成に添加するとともに、更に第4級アンモニウム
    水酸化物の少なくとも1種の水酸化物を添加し、インク
    のpHを6.0以上に調整することを特徴とする請求項
    1又は2に記載のインクジェット記録用水性インク組成
    物の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の水性インク組
    成物を用いることを特徴とするインクジェット記録方
    法。
JP14937592A 1992-06-09 1992-06-09 水性インク組成物 Expired - Lifetime JP3507514B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14937592A JP3507514B2 (ja) 1992-06-09 1992-06-09 水性インク組成物
US08/072,734 US5462592A (en) 1992-06-09 1993-06-07 Aqueous ink composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14937592A JP3507514B2 (ja) 1992-06-09 1992-06-09 水性インク組成物

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001019727A Division JP2001254040A (ja) 2001-01-29 2001-01-29 水性インク組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05339532A JPH05339532A (ja) 1993-12-21
JP3507514B2 true JP3507514B2 (ja) 2004-03-15

Family

ID=15473762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14937592A Expired - Lifetime JP3507514B2 (ja) 1992-06-09 1992-06-09 水性インク組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3507514B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19610560A1 (de) * 1996-03-18 1997-09-25 Rainer Dipl Ing Kaufmann Färbemittel, insbesondere Tinte oder Druckfarbe
JP4548683B2 (ja) * 2000-04-25 2010-09-22 キヤノン株式会社 顔料分散剤、顔料分散液およびインクジェット用インク
US6899751B2 (en) 2000-09-29 2005-05-31 Ricoh Company, Ltd. Ink for ink jet recording, ink jet recording method, ink cartridge and ink jet recording apparatus
JP2007169528A (ja) 2005-12-22 2007-07-05 Fuji Xerox Co Ltd インク、インクセット、記録方法、インクカートリッジ、及び記録装置
JP2012177075A (ja) * 2011-01-31 2012-09-13 Fujifilm Corp インク組成物、インクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法
JP6159174B2 (ja) * 2013-06-27 2017-07-05 株式会社パイロットコーポレーション 可逆熱変色性水性インキ組成物及びそれを用いた筆記具、筆記具セット
JP6203550B2 (ja) * 2013-06-27 2017-09-27 株式会社パイロットコーポレーション 可逆熱変色性水性インキ組成物及びそれを用いた筆記具、筆記具セット
JP6218597B2 (ja) * 2013-12-26 2017-10-25 株式会社パイロットコーポレーション ボールペン用インキ組成物及びそれを内蔵したボールペン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05339532A (ja) 1993-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6225191B2 (ja)
JPH07119378B2 (ja) 記録液及びこれを用いたインクジェット記録方法
JPH09255904A (ja) 水性インク及びインクジェット記録方法
JPH06128515A (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
US5637140A (en) Water-based ink composition and ink-jet recording process
JP4011658B2 (ja) インクジェット記録用インクセット、これを用いるインクジェット記録方法及びブラックインク
JP3507514B2 (ja) 水性インク組成物
KR20020022419A (ko) 잉크 젯트 프린터용 잉크 조성물
JP4011657B2 (ja) インクジェット記録用インクセット、これを用いるインクジェット記録方法及びブラックインク
US6005022A (en) Ink compositions containing cationic amido amine polymers
JP3487010B2 (ja) インクジェット用インク
JP3141959B2 (ja) 水性インク組成物及びそれを用いた記録方法
JPS647110B2 (ja)
JPH0726178A (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及び染料の会合防止方法
JP3306251B2 (ja) 水性インク及びインクジェット記録方法並びにインクの調製方法
JP3542433B2 (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
JPH08337745A (ja) インクジェット用インク
JPH06248212A (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
JP2003064286A (ja) インクジェット用インク組成物
JP2001254040A (ja) 水性インク組成物
JPS61113671A (ja) 記録液及びこれを用いたインクジェット記録方法
JPH07238247A (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
JP3557916B2 (ja) インクジェット用水性インク及びインクジェット記録方法並びに該インクの製造方法
JPH0834942A (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを備えた記録機器
JPH0348950B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031219

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 9