JP3506710B2 - 吸収物品 - Google Patents

吸収物品

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JP3506710B2
JP3506710B2 JP52078995A JP52078995A JP3506710B2 JP 3506710 B2 JP3506710 B2 JP 3506710B2 JP 52078995 A JP52078995 A JP 52078995A JP 52078995 A JP52078995 A JP 52078995A JP 3506710 B2 JP3506710 B2 JP 3506710B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は生理用ナプキン、パンティライナーおよび失
禁パッドなどの吸収物品に関するものである。さらに詳
しくは、本発明は着用者の身体との接触状態の改良と着
用者の衣類のカバリッジの改良との組み合わせによって
改良された防護を与える生理用ナプキンに関するもので
ある。
発明の背景 生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッドなど
の吸収物品は代表的には下着の股領域に着用される装置
である。これらの装置は人体から出た液体またはその他
の***物を吸収保持し身体と衣類の汚れを防止するよう
に設計されている。生理用ナプキンは、一般に着用者の
脚の中間に、身体の会陰領域の近くに配置される一対の
パンティの中に婦人によって着用される型の吸収物品で
ある。
この吸収物品を着用者の身体と密接に接触状態に保持
するのが望ましい事が発見された。会陰領域に対するこ
のような吸収物品の密接な接触保持を本明細書において
身体接触と呼ぶ。この密接な接触は、身体の***物をそ
の源において吸収し、または着用者の身体の裂口にそっ
て流れる液体を受けて吸収する事ができる。優れた身体
接触は、***物の吸収物品からの流出の可能性を制限す
る。しかし現在の製品は着用者の身体に所望通りに密接
に合致しているとは思われない。すなわちこれらの製品
を着用している際に漏れの可能性がある。
また一般に前記の型の現在市販されている使い捨て吸
収物品は延伸しない材料から成る。すなわち、この材料
と製品そのものが着用された時に受ける力のもとに延伸
しない。しかし最近、着用者の身体と下着との一致性お
よび快適性を改良するため、延伸性吸収物品を提供する
ための努力が成されている。PCT出願公表第93/01785号
およびその対応の米国特許第07/915,133号(本発明はそ
の一部係属)は、延伸性の吸収物品を開示している。し
かし現在もこのような吸収物品のフィーチャを改良する
ための研究が続けられている。
すなわち、改良された汚れ防止を成す生理用ナプキン
などの吸収物品が必要とされる。着用者の身体と生理用
ナプキンを接触状態に保持し着用者の下着のカバリッジ
を改良する改良型機構を備えた生理用ナプキンの必要性
が存在する。従って本発明の目的は、月経の出る着用者
の身体部分に快適に密接し、着用者の衣類のカバリッジ
を改良し、使用中、着用者の下着の与えられた面積の被
覆能力を保持する事のできる生理用ナプキンなどの吸収
物品を提供するにある。
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明
するが本発明はこれに限定されない。
発明の概要 本発明は、生理用ナプキン、パンティライナーまたは
失禁パッドなどの吸収物品を提供する。さらに詳しく
は、本発明は、着用者の身体に生理用ナプキンを接触状
態に保持する機構と、優れたカバリッジ性能を有して着
用者の下着、衣類、ベッドなどの汚れを防止する機構と
を有する生理用ナプキンを提供する。
生理用ナプキンは透液性トップシートと、不透液性バ
ックシートと、トップシートとバックシートとの間に配
置された吸収コアとを含む。生理用ナプキンは第1末端
領域と、第2末端領域(または「第2領域」)と、前記
末端領域間に配置された中央領域とを含む。第1末端領
域と中央領域とが生理用ナプキンの第1末端領域を含む
とみなされる。好ましい実施態様において、第2末端領
域が第1末端領域より大となるように生理用ナプキンは
非対称的である。第2末端領域と第1末端領域との幅の
比率は約1:1乃至約1.7:1である。好ましくはこの比率は
約1.7:1である。好ましくは生理用ナプキンは、第2末
端領域が着用者の身体の後方に配置されるように着用さ
れる。
好ましくは生理用ナプキンは4mmまたはこれ以下のキ
ャリパーを有する。また好ましくは生理用ナプキンは少
なくともある程度延伸性の部品を含む。好ましい実施態
様において、トップシート、バックシートおよび吸収コ
アがすべて延伸性であり、または生理用ナプキンの長手
方向縁にそって弾性ストランドを使用する事なく、延伸
性を備えた少なくとも一部の領域を含む。特に好ましい
実施態様において、生理用ナプキンは前記トップシート
とバックシートとの間に、生理用ナプキンの第1領域中
に配置された低延伸性部品を含む。この低延伸性部品
は、生理用ナプキンの他の部分が摩耗中に延伸される時
または着用者の大腿部の内側面が低延伸性部品を含む生
理用ナプキン部分に対して圧縮力を加える時に、生理用
ナプキンの第1領域の対応部分を上向き凸形形状をとら
せる事によって着用者の身体と密接に接触させる事がで
きる。
生理用ナプキンの部品(すなわち、トップシート、バ
ックシート、吸収コアおよび低延伸性部品)は種々の相
異なる材料から成る事ができる。特に好ましい実施態様
において、トップシートは有孔プラスチックフィルムを
含み、このプラスチックフィルムは、フィルムに対して
弾性ストランドを取付ける事なくこのフィルムに弾性特
性を与える処理、すなわち組織化弾性フィルムを成す処
理(本明細書において「SELF」または「SELF化処理」と
呼ばれる処理)を受ける。バックシートは不透液性のSE
LF処理されたフィルムである。吸収コアは、延伸性のた
め少なくとも部分的にスリットを備える2枚ティシュの
間に配置された吸収物品ゲル化材料のラミネートを含
む。インサートは、加熱結合された吸収性材料と不透過
性バッキングまたは透過性バッキングをとのラミネート
を含む。生理用ナプキンの各部品は、好ましくはトップ
シートとバックシートが生理用ナプキンの周縁を成すよ
うに「サンドイッチ」構造に組立てられる。トップシー
トとバックシートは新規な周縁シールによって密封され
る。
生理用ナプキンは各種の追加部品および/またはフィ
ーチャをを含む事ができまたこれを含む事が好ましい。
生理用ナプキンは横方向外側に延在してその長手方向縁
を成す一対の側面包囲部品を含む。側面包囲部品は着用
中に着用者のパンティの弾性縁の長さの約130mm乃至約1
80mmの範囲をカバーし、また好ましくはパンティの縁を
延伸させる力より低い力(代表的には約70グラム/cmと2
00グラム/cmの間の、さらに代表的には約135グラム/cm
の力)で延伸される。また生理用ナプキンの衣類側面は
好ましくは新規パンティファスナーを含む。パンティフ
ァスナーは好ましくは、本体部分の周縁の内側に配置さ
れた延伸性接着剤などの延伸性ファスナーと、本体部分
の各端部に隣接して配置された非延伸性ファスナーとを
含む。非延伸性ファスナーを生理用ナプキンの各端部を
着用者のパンティの中に固定する。非延伸性ファスナー
の間の部分は全体として延伸性である。延伸性ファスナ
ーは使用中に生理用ナプキンを着用者のパンティと共に
延伸させる事ができる。
このように形成された生理用ナプキンは非常に薄く、
延伸性で、柔らかで、高度にドレーパブルであるので、
多くの現在の生理用ナプキンよりも布様であって、プラ
スチック様でない。生理用ナプキンの本体部分は着用者
の下着と共に延伸し、延伸性側面延長部分と共に着用者
のパンティの大きな部分を持続的にカバーする。生理用
ナプキンの可撓性と低延伸性部品の身体合致特性とが結
合されて、リフトテスト装置の第1位置、第2位置また
は第3位置に配置された時にそれぞれ約3mm以上、約1mm
以上および約3mm以上のリフトを生じる。
また本発明は、面積カバリッジを成し前記のリフト量
を達成する事のできる他の型の生理用ナプキン(および
他の型の吸収物品)に関するものである。このような生
理用ナプキンは、前記の生理用ナプキンと同様に延伸し
て着用者の身体に合致する特性を有する。しかし本発明
のこの主旨の範囲内の生理用ナプキンはそれ自体延伸性
である事以外の手段によってこのような特性を有する事
ができる。例えば、本発明の主旨の範囲内において、内
部のリフト機構よって表面上の***領域を生じる事によ
って(パッド支援身体接触)、または(下記に詳細に説
明するように)高度の湿潤バンチ回復力を有するなどの
パンティ支援(または下着支援)機構によって身体の接
触と面積カバリッジを成す事ができる。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の生理用ナプキンの好ましい実施態
様の平面図、 第2図は、第1図に図示の生理用ナプキンの側面図。
第3図は第1図の生理用ナプキンの3−3線にそって
とられた概略断面図、 第4図はバックシート上の接着剤からリリースペーパ
を除去した第1図の生理用ナプキンの底面図、 第5図は使用状態にある第1図−第4図に図示の生理
用ナプキンの斜視図、 第6図は延伸性部品を有する通常の生理用ナプキンの
延伸度を示す平面図、 第7図は生理用ナプキンに加えられる引張り力の大き
さとこれらの力に応答する生理用ナプキンの延伸量との
好ましい関係を示す表、 第8図は本発明のパンティカバー部分において使用さ
れる歪性ネットワークを有するポリマーウエブ材料の好
ましい実施態様の変形部分を上側に示した平面写真、 第9図は非延伸状態にある第8図のポリマーウエブ材
料の部分的斜視図、 第10図は第12図の力−伸び曲線の段階Iに対応する引
張り状態にある第8図のポリマーウエブ材料の部分斜視
図、 第11図は、第12図の曲線上の段階IIに対応する引張り
状態にある第8図のポリマーウエブ材料の部分斜視図、 第12図は第8図に示す歪性ウエブ材料を他の点では同
等な平坦なベースポリマーウエブ材料と比較する抵抗
力:%伸びのグラフ、 第13図は延伸性を生じるようにトップシートとバック
シートを機械的に結合した領域の拡大平面図、 第14図は、プリーツを有する側面包囲部品の1つを形
成するように生理用ナプキン取付けられる三日月型ウエ
ブの平面図、 第15図は側面包囲部を形成するように生理用ナプキン
に取付けられるリングローリング部分を有する他のウエ
ブ材料の平面図、 第16図は、生理用ナプキンの両側において側面包囲部
品が複数の重なり合い部分を含む生理用ナプキンの平面
図、 第17図は低い力に対して延伸性の物品と比較的非延伸
性物品との応力/歪曲線を示すグラフ、 第18図はリフトテスト装置の斜視図、 第19図はリフトテスト装置の底面図、 第20図はリフトテスト装置の側面図、 第21図は第20図の21−21線にそってとられたリフトテ
スト装置において使用されるプレキシガラスの断面図、 第21A図は特定の吸収物品に対するリフトテスト装置
の校正の側面図、 第22図はリフトテストのためにテープが吸収物品(部
分)の末端に取付けられる状態を示す斜視図、 第22A図はリフトテストにおいて使用されるピンチャ
ンバ・キャリパー測定装置の正面図、 第23図乃至第25図はリフトテスト装置のそれぞれ1位
置、第2位置、および第3位置における本発明による延
伸性生理用ナプキンと市販超薄生理用ナプキンとのそれ
ぞれのリフトを示すグラフ、 第26図は第23図乃至第25図のグラフのデータの表、 第27図は材料の「セット」を求めるための延伸性材料
の伸びサイクルを示すグラフ、 第28図は面積カバリッジテストに使用される厚板の平
面図、 第29図は片持ちばりドレープテスターの略図、 第30図は月経パッドの圧縮力と弾性を測定する計器の
斜視図、 第31図は第30図の計器の圧縮プレートの平面図、 第32図は第31図のプレート組立体の側面図、 第33図は第31図と第32図に図示のプレート組立体の上
圧縮プレートの平面図、 第34図は第31図の上圧縮プレートの側面図、また、 第35図は湿潤バンチ回復力テスト装置の概略側面図で
ある。
発明の詳細な説明 1.吸収物品の全体的特性 まず本発明の吸収物品の特性全体を説明する。
第1図乃至第5図は本発明の吸収物品20の好ましい実
施態様を示す。本発明は生理用ナプキンを着用者の体に
接触状態に保持しまた着用者の下着の被覆状態を改良す
る改良機構を備えた吸収物品に関するものである。
用語「吸収物品」とは、身体の***物を吸収し収容す
る装置、さらに詳しくは身体から排出される種々の***
物を吸収し収容するため着用者の身体に当接または近接
して配置される装置を言う。用語「吸収物品」は生理用
ナプキン、パンティライナーおよび失禁パッド(および
衣類の股領域の中に着用されるその他の物品)を含むも
のとする。用語「使い捨て」とは、一回使用後に廃棄さ
れ、好ましくはリサイクルされ、コンポストとして使用
され、またはその他の環境を害しない手法で処理される
物品を言う(すなわち、洗濯またはその他の方法で原状
回復されまた吸収物品として再使用されない吸収物品を
言う)。図示の実施態様において吸収物品は生理用ナプ
キン20である。
この場合、用語「生理用ナプキン」とは、婦人によっ
て外陰部に近接して使用され、身体から排出される各種
***物(例えば、血液、月経および尿)を収容する物品
を言う。しかし本発明はパンティライナーなどの婦人用
衛生パッドまたは月経パッド、または失禁パッドなどの
その他の吸収物品にも適用される。
生理用ナプキン20は2面、すなわち透液性身体接触面
または「身体面」20Aと、不透液性衣類面20Bとを有す
る。生理用ナプキン20は第1図においてその身体面20A
から見た状態で示されている。身体面20Aは着用者の身
体に隣接して着用されるためのものである。衣類面20B
(第2図)は反対側にあって、生理用ナプキンを着用し
た時に着用者の下着に隣接して配置される面である。
生理用ナプキン20は2つの中心線、すなわち主長手方
向中心線Lおよび主横方向中心線Tを有する。用語「長
手方向」とは、生理用ナプキンを着用した時に直立着用
者の身体を右半分と左半分とに二分する垂直面に対して
全体として整列した(例えばこの垂直面に対してほぼ平
行な)生理用ナプキンの面の線、軸線または方向を言
う。用語「横断方向」または「横方向」は相互に互換用
語であって、生理用ナプキンの面において前記長手方向
方向に対してほぼ垂直な線、軸線または方向を言う。生
理用ナプキン20は、主長手方向中心線Lの全体方向に走
る長手方向寸法と、主横方向中心線Tの全体方向に走る
(代表的には長手方向寸法より短い)横方向寸法とを有
する。
第1図に見られるように、生理用ナプキンの本体部分
21は2つの相互離間された長手方向縁22と、2つの相互
離間された横方向縁または末端縁(または「端部」)
と、4隅部27とを有し、これらの部分が一緒に生理用ナ
プキン20の本体部分21の周縁部分26を成す。また本体部
分21は2つの末端領域、すなわち第1末端領域28と第2
末端領域30とを有する。これらの末端領域28と30との中
間に中心領域32が配置されている。末端領域38、30は中
心領域32の縁から外側に本体部分の長さの約1/8乃至1/3
延在する。中心領域32と2つの末端領域28、30の詳細な
説明は米国特許第4,690,680号に記載されている。生理
用ナプキン20の中心領域23は主長手方向中心線Lの少な
くとも一部の長さにそって(また好ましくはこの中心線
に対して安定されて)配置される。
生理用ナプキン20(またはその本体部分)は、比較的
厚い、比較的薄いまたは非常に薄い任意厚さを有する事
ができる。第1図乃至第3図に図示の生理用ナプキン20
の実施態様は比較的薄い生理用ナプキンの例であって
(約5mm、さらに好ましくは約3mmまたはこれ以下のキャ
リパーを有し)、また好ましくは「超薄」生理用ナプキ
ンとする事ができる。しかしこれらの図を見る場合、多
数の材料層がこの生理用ナプキンを実際より非常に厚く
見せる事を了解されたい。米国特許第4,950,264号およ
び第5,009,653号に記載の「超薄」生理用ナプキンは約3
mm以下のキャリパーを有する。また図示の薄い生理用ナ
プキン20は比較的可撓性であるので、着用者にとって快
適である。
他の実施態様において、生理用ナプキン20の一部は比
較的高いキャリパーを有し周囲領域25がこれより小さい
キャリパーを有するように、その長手方向中心領域23が
吸収性ハンプまたはその他の型の***領域または構造
(第6章に記載)を備える事ができる。好ましくは周囲
領域、特に末端領域が前記の薄い生理用ナプキンのキャ
リパーと同等またはこれ以下のキャリパーを有する。長
手方向中心領域23は第1図においては生理用ナプキンの
長手方向に延在する長方形ストリップとして示されてい
るが、この***領域はその他多数の形状を有する事がで
きるものと了解されたい。このような場合、長手方向中
心領域23の境界は通常、***領域の基部によって画成さ
れる周縁と一致する。(***領域の周縁は、この***領
域の存在により身体面20Aの高さの変化する箇所にあ
る。)従って長手方向中心領域23と周囲領域25のサイズ
と形状は***領域の平面サイズに依存する。
周囲領域25は長手方向中心領域23の外側にある生理用
ナプキンの重要な吸収性部分である。用語「外側」とは
主長手方向および横方向中心線、LとTの交点から離れ
た位置を意味する。周囲領域25は「長手方向側面領域」
(または「側面領域」)ともよばれる。これらの領域25
は代表的には***領域の少なくとも横方向外側に依存す
るので、***領域の両側に依存するからである。(従っ
て「長手方向側面領域」と呼ばれる。しかし周囲領域25
は長手方向領域23の外側に、長手方向に(すなわち末端
領域28および30において***領域の末端の外側に)配置
され、または横方向に(すなわち、例えば***領域が生
理用ナプキンの全長にそって走る場合に、***領域の長
手方向縁の外側に)配置され、またはこれらの両方向に
配置される事ができる。従って周囲領域25は***領域23
の側面全体を完全に包囲する必要はない。
第3図は本発明の生理用ナプキン20の(***構造以外
の)各部品を示す。第3図に図示の生理用ナプキンは全
体として少なくとも3主要部品を含む。これらの主要部
品は透液性トップシート38、不透液性バックシート40、
およびトップシート38とバックシート40との間に配置さ
れた吸収コア42とを含む。また第1図乃至第3図に図示
の実施態様は、中心領域32の中に少なくとも部分的に配
置された低延伸性部品44を含み、この低延伸性部品は引
張作用に対して撓んで、好ましくは持ち上げられて身体
との接触を改良する。
生理用ナプキンはPCT No.WO93/01785および93/01786
に記載の基本的部品の数種から成る事ができ、好ましく
は1つまたは複数の延伸性部品から成り、さらに好まし
くは(低延伸性部品以外)すべて延伸性部品から成るの
で、全体的延伸性を有する。生理用ナプキン20の延伸性
は第6図に簡略図示されている。本明細書に記載の用語
「延伸性」とはx−y面においてそのサイズの少なくと
も1つを増大する事のできる物品を言う。x−y面は生
理用ナプキン20の面に対して全体として平行な面であ
る。用語「延伸性」は引張可能または弾性的に引張可能
(下記に定義)な物品を含む。第1図乃至第5図に図示
の生理用ナプキン20は好ましくは長さと幅方向に延伸性
である。最も好ましい実施態様において、生理用ナプキ
ンはx−y面のすべての方向において延伸性である。し
かし他の実施態様において、生理用ナプキン20は全体と
して非延伸性とし、または1つの方向のみにおいて延伸
性とし、または長手方向と横方向との中間の同一方向に
おいて延伸性とする事ができる。好ましくは生理用ナプ
キン20は少なくとも長手方向において延伸性とする。
一部の好ましい実施態様において生理用ナプキン20
は、延伸性であるほか、引張可能である。本明細書にお
ける「引張可能」とは、引張力が加えられた時に延伸し
引張に対してある程度の抵抗を示す物品を言う。さらに
好ましくは生理用ナプキン20は弾性的引張可能である。
用語「弾性的引張可能」と「弾性的延伸性」は同義語と
する。これらの用語は、引張力が除去された時、生理用
ナプキンがその非延伸状態または非引張状態(または
「初」状態)に向かって戻る事を意味する。しかし、生
理用ナプキン20はその非引張状態まで全部戻る必要はな
い。生理用ナプキンは第6図に図示のように、その非引
張状態LU、WUと延伸状態(または引張状態)LS、WSとの
中間の緩徐状態(LR、WR)まで戻ればよい。生理用ナプ
キンを弾性的に延伸性に形成する事は、着用者のパンテ
ィが収縮する場合のように生理用ナプキンに対する引張
力が除去される際に生理用ナプキンが長手方向内側に寄
る望ましくない傾向(すなわち、長手方向に束を成し
(バンチングして)だらしなくなる傾向)を低減させ
る。
第1図乃至第5図に図示の好ましい生理用ナプキン20
はPCT No.WO93/01785および93/01786に記載の量だけ延
伸性とする。要約すれば、生理用ナプキンは、これを一
対のパンティの中に着用した時に加えられる力の下に約
5%乃至約50%以下、さらに好ましくは約10%乃至約40
%、最も好ましくは約25%乃至約40%延伸する事が好ま
しい。好ましくは、生理用ナプキンは約50乃至100グラ
ム、さらに好ましくは約250乃至800グラムの力のもとに
このような延伸を示す。延伸性の他の好ましい量は表1
(第7図)に図示されている。また本発明の生理用ナプ
キンは前記の特許に記載の生理用ナプキンのその他の任
意フィーチャを有する事ができる。例えば、生理用ナプ
キンに加えられる力を著しく増大させない限り一定量以
上の伸びを防止する「力壁」を備えた構造とする事がで
きる。
さらに、下記に詳細に説明するように、一部の特に好
ましい実施態様においては、生理用ナプキン20の実施態
様は前記の広い力範囲の下端の力(例えば約100−200グ
ラムの範囲内の力)のもとに小量の延伸を成す事ができ
る。例えば、これらの実施態様において、生理用ナプキ
ンは100グラムの力のもとに約2.5%、さらに好ましくは
約3%、また200グラムの力で約5%、さらに好ましく
は約7.5%延伸する事ができる。低い力でこのような低
延伸量を示す吸収物品の場合、力壁は約5%伸びなどの
低い伸びで生じる事ができるが、約50%伸びまでの伸び
で生じる事もできる。
さらに、本発明による延伸性生理用ナプキン(または
その他の吸収物品)において、その着用中にパンティが
生理用ナプキンの延伸度を制御できるように、生理用ナ
プキンは着用者のパンティ(またはその他の下着)と少
なくとも同程度の力で同程度の量延伸する事ができる。
言い替えれば、生理用ナプキンは好ましくはその配置さ
れる下着の弾性係数に近い弾性係数、好ましくは下着の
弾性係数以下または同等の弾性係数を有する。例えば下
着が約5%(または約10%)延伸するための力に対し
て、生理用ナプキン(すなわちその本体部分)は同等の
量延伸するために、この力の約1.2倍、好ましくは約1
倍またはこれ以下の力を必要とする。ノースアメリカン
型の女性用パンティの股領域を(その最狭領域におい
て)横方向に延伸させるための力は約135g/cmである。
生理用ナプキンの第2末端領域が長手方向に配置される
このパンティのバックパネル部分の延伸力は約165g/cm
である。ノースアメリカン綿パンティのパンティの弾性
部材を延伸させる代表的力は約135g/inである。他の型
のパンティまたは下着の弾性力はすこし高い。本発明の
生理用ナプキンの本体部分も、この本体部分を破壊せず
にユーザが手で生理用ナプキンの吸収性表面領域を少な
くとも約5%増大させる程度の力で延伸される事が好ま
しい。
生理用ナプキンの延伸性についてはさらに二、三の事
項を注意しなければならない。本発明の延伸性とは、単
に吸収性のシワを除去しまたは展開し、また弾性(また
はその他の手段)で曲がった物品をまっすぐにする事と
は別であって、このような動作による延長はx−y面に
おける吸収性の延伸ではないとみなされる。さらに本発
明の主旨の範囲内において、吸収物品は延伸性部分また
は領域と、比較的非延伸性部分または領域とを有する事
ができる。所望ならば、吸収物品のこのような部分の特
性が前記の範囲および限界の範囲内であれば、これらの
範囲および限界を吸収物品のこれらの部分につてのみ適
用し、これを請求の範囲に記載する事ができる。
2.生理用ナプキンの各部品とその組立体 本発明の生理用ナプキン20の種々の実施態様において
使用するに適した各部品を第1図乃至第3図についてさ
らに詳細に説明する。
A.トップシート (1)好ましいトップシート材料の一般的特性 トップシート38は第1透液性部品を含む。生理用ナプ
キン20が使用される際に、トップシート38はユーザの皮
膚に隣接配置される。トップシート38は、これと共に使
用される吸収物品の型に応じて延伸性としまたは不延伸
性とする事ができる。第1図乃至第5図に図示の実施態
様に使用されるトップシート38は好ましくは延伸性、さ
らに好ましくは弾性延伸性とし、できるだけ形状合致性
で、柔らかな感触を有し、ユーザの皮膚に対して非刺激
性とする。またトップシート38はすぐれた透過性と低い
再湿潤傾向とを有して、身体の***物を急速に透過させ
コア42に向かって流れさせるが、トップシート38を通し
て着用者の皮膚まで逆流させないようにしなければなら
ない。
トップシート38は身体対向面38Aと衣類対向面38Bを含
めて2側面(または面または表面)を有する。トップシ
ート38の身体対向側面38Aは一般に生理用ナプキンの身
体接触面(「身体面」)20Aの少なくとも部分的を成
す。トップシート38は2つの長手方向縁38Cと2つの末
端縁38Dとを有する。
(生理用ナプキンの他の物品についても同様の数字シ
ステムが使用される。すなわち、着用者の身体に対向す
る物品側面はその部品の数字と参照文字「A」とで表示
される。着用者の下着に対向する部品側面は部品の数字
と参照文字「B」とで表示される。生理用ナプキンの側
縁と末端縁はそれぞれ物品の数字と参照文字「C」また
は「D」で表示される。) 適当なトップシート38は広範な材料から形成される
が、非限定的に織成材料および非織成材料、有孔付形熱
可塑性フイルム、有孔プラスチックフイルム、ハイドロ
付形フイルム、多孔性フォーム、網状フォーム、網状熱
可塑性フイルム、および熱可塑性スクリムを含む。適当
な織成および非織成材料は、天然繊維(木材繊維または
棉繊維)、合成繊維または変成天然繊維(例えば、ポリ
エステルなどのポリマー繊維、ポリプロピレン繊維、ポ
リエチレンまたはポリビニルアルコール、デンプンベー
ス樹脂、ポリウレタン、セルローズエステル、ナイロン
およびレーヨン繊維)または天然繊維と合成繊維との組
合わせから成る事ができる。トップシート38が不織布ウ
エブを含む場合、このウエブはスパンボンディッド・ウ
エブ、カーデッド・ウエブ、ウエットレイド・ウエブ、
メルトブローン・ウエブ、ハイドロエンタングルド・ウ
エブ、またはその組合わせなどとする事ができる。
有孔フィルムは、透液性であって、適当に孔加工され
れば液体を逆流させて着用者の皮膚を再湿潤する傾向が
少ないので、一般にトップシート38に好ましい。適当な
有孔ドフィルムは米国特許第3,929,135号、米国特許第
4,324,426号、米国特許第4,342,314号、米国特許第4,46
3,045号および米国特許第5,006,394号に記載されてい
る。特に適当なトップシート38は米国特許第4,342,314
号および米国特許第4,463,045号によって製造される。
インディアナ、テールホートのトレデガーコーポレーシ
ョンによって販売されるモデルX−3265およびモデルP1
552から成るトップシート38が特に効果的である事が発
見された。
トップシートが延伸性である実施態様において、好ま
しくはトップシート38の一部は25%伸びにおいて長手方
向に約0.1(g/cm)%乃至約6(g/cm)%のセカントモ
ジュラスを有する。本明細書における用語「セカントモ
ジュラス」とは、原点から応力−歪曲線上の特定点を通
って引かれた直線の傾斜を言う。好ましくはトップシー
トの少なくとも一部は、長手方向および横方向セカント
モジュラスの積の幾何平均(平方根)が約5g/cm/%とな
るような長手方向および横方向の結合セカントモジュラ
スを有する。このような延伸性トップシート材料は好ま
しくは約10%、さらに好ましくは約15%、最も好ましく
は約20%またはこれ以上のセットを示す。
(2)延伸性トップシートを形成する他の方法 またトップシート38は、トップシートを引張った時に
開く事のできる折り目を生じるプリーツ加工、波形加工
またはリングローリングなどの機械的処理によって延伸
性にする事ができる。このような処理は前記のトップシ
ート材料の多くに対して実施する事ができる。本発明の
この実施態様によれば、トップシート38は米国特許第4,
463,045号によって、一定の長手方向延伸性を与えるよ
うにリングローリングする事ができる。このようなトッ
プシートは米国特許第07/936,195号に記載されている。
リングローリングまたは「前波形処理」の適当な方法
は米国特許第4,107,364号、米国特許第4,834,741号、米
国特許第07/662,536号、米国特許第07/662,537号および
米国特許第07/662,543号に記載されている。
リングローリング処理されたトップシートの波形中の
折り目は、トップシートが長手方向に延伸するように横
方向に走らなければならない。他の実施態様において、
折り目は長手方向に、または両方向におよび/またはそ
の他の方向に走る事ができよう。トップシート38は折り
目に対して垂直な方向に延伸する。
SELF材料の説明 第1図乃至第5図の特に好ましい実施態様において、
トップシート38は、弾性材料を付加する事なく弾性挙動
を示す歪性ネットワークを有する有孔ウエブ材料を含
む。このような歪性ネットワークを有するウエブ材料は
本明細書においては、「歪性有孔ウエブ材料」、または
簡略のため「歪性ウエブ材料」または単に「ウエブ材
料」と呼ばれる。(後者の2材料は孔を備えまたは備え
ないウエブ材料を含む事ができる)またこの型の材料は
構造的弾性材料または「SELF」材料と呼ばれる。
歪性有孔ウエブ材料は、好ましい実施態様において
は、前記のRadelほかの特許およびAhrほかの特許によっ
て作製されたフィルムなどの有孔付形ポリマーフィルム
を含む。1つの特に好ましい実施態様において、有孔フ
ィルムを含むトップシートの出発材料はトップシートの
衣類側面を画成するようにトップシートと一体的に形成
された吸収性部品を有し、この吸収性部品は下記の第2E
章に記載の任意の型の材料とする事ができる。SELFテク
ノロジーはバックシートの好ましい部品の形成にも使用
可能であるので、歪性ネットワークを成す材料の下記説
明は有孔材料と非有孔材料との両方に適用される。生理
用ナプキンの他の部品を見やすくするため、第1図にお
いてはトップシート38の一部のみがSELF処理されてい
る。
歪性ウエブ材料は、生理用ナプキンが着用された時に
一般に受ける力のもとに比較的低延伸性を示す基質材料
から成る事ができる。しかしこの基質材料は前述の歪性
ウエブ材料の中に形成された時、このような力のもとに
延伸性となる。また歪性ウエブ材料は、特定の予選択さ
れた伸びと力において「力壁」が生じるような構造に形
成される事ができる。歪性ウエブ材料は好ましくは線形
低密度ポリエチレン(LLDPE)から成る。また歪性ウエ
ブ材料はポリエチレンなどの他のポリオレフィン、例え
ば低密度ポリエチレン(LDPE)、超低密度ポリエチレン
(ULDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE),またはプロ
ピレンおよび前記材料とのその混合物から成る事ができ
る。使用されうる他の適当なポリマー材料の例は、非限
定的にポリエステル、ポリウレタン、コンポスト化可能
のまたは生分解性ポリマー、熱収縮性ポリマー、熱可塑
性エラストマーおよび呼吸性ポリマー構造を含む。
簡略のため孔を有しない歪性ウエブ材料60を第8図と
第9図に示す。第8図と第9図は歪性ウエブ材料60をそ
の実質的に非緊張状態において示す。歪性ウエブ材料は
2つの中心線、すなわち下記において方向軸線「l」と
も呼ばれる長手方向中心線と、下記において方向軸線
「t」とも呼ばれる横断中心線または横方向中心線とを
有する。横方向中心線「t」は長手方向中心線「l」に
対して大体に垂直である。好ましい実施態様において歪
性ウエブ材料の長手方向中心線「l」は生理用ナプキン
の主長手方向中心線Lと整列される。しかし他の実施態
様においては、ウエブ材料の長手方向中心線lは、所望
の延伸方向に対応して他の方向に配向される事ができ
る。
第8図と第9図に図示のように、歪性ウエブ材料60は
別個の固有の領域の「歪性ネットワーク」を含む。この
場合、「歪性ネットワーク」とは特定方向に有効程度延
伸されて、エラストマー様の比較的抵抗の段階と比較的
高抵抗段階とを示す歪性ウエブ材料を成す相互に接続し
関連する複数領域を言う。歪性ネットワークは少なくと
も第1領域64と第2領域66とを含む。これらの領域はそ
れぞれ第1面と対向第2面とを有する。第8図と第9図
に図示の好ましい実施態様において、歪性ネットワーク
は複数の第1領域64と複数の第2領域66とを含む。第1
領域64は第1軸線68と第2軸線69とを有し、第1軸線68
は第2軸線69よりも長い。第1領域64の第1軸線68は歪
性ウエブ材料60の長手方向軸線lに対して実質的に平行
であり、また第2軸線69は歪性ウエブ材料60の横方向軸
線tに対して実質的に平行である。第2領域66は第1軸
線70と第2軸線71とを有する。第1軸線70は歪性ウエブ
材料の長手方向軸線に対して実質的に平行であり、また
第2軸線71は歪性ウエブ材料の横方向軸線tに対して実
質的に平行である。第8図の好ましい実施態様におい
て、第1領域64と第2領域66は実質的に線形であって、
歪性ウエブ材料の長手方向軸線に対して実質的に平行方
向に連続的に延在する。
歪性ネットワークの第1領域64は弾性係数E1と断面積
A1とを有する。第2領域66は弾性係数E2と断面積A2とを
有する。
図示の実施態様において、歪性ウエブ材料60の一部
は、特定軸線に対して実質的に平行方向に軸方向伸びを
受けた時に歪性ウエブ材料全体がその軸線にそって制御
された抵抗力を示すように「形成」されている。図示の
実施態様の場合、この特定軸線はウエブ材料の長手方向
軸線に対して実質的に平行である。この場合、用語「形
成された」とは、外部から伸びまたは力を受けない時に
所望の構造またはゼオメトリーを保持するようにウエブ
材料上の構造またはゼオメトリーを生成する事を意味す
る。本明細書において、「形成部分」とは歪性ネットワ
ークの所望の構造またはゼオメトリーから成る材料部分
を言う。この歪性ウエブ材料などの材料を形成するに適
した方法は、非限定的に噛み合いプレートまたはロール
によるエンボシング、熱間形成法、高圧ハイドロフォー
ミングまたは成形法を含む。
本発明のウエブ材料は、隣接の、「別個」の、「固有
の」領域の歪性ネットワークから成り、この場合、この
歪性ネットワークが少なくとも1つの第1領域と第2領
域とを有し、第1領域が第2領域より小さい「表面パス
長」を有する。表面パス長は、材料が非緊張状態にある
時に特定軸線に対して平行に測定される。本明細書にお
いて「表面パス長」とは、その領域のトポグラフィー面
の特定軸線に対して平行方向の測定値を言う。本明細書
において、領域の「別個の」または「固有の」という用
語は、ウエブ材料が非緊張状態にある時に特定軸線に対
して平行に測定して相異なる表面パス長を有する歪性ネ
ットワーク中の領域を言う。
第8図と第9図に記載の好ましい実施態様において、
第1領域64は実質的に平坦な領域を含む。第1領域64中
の材料は、歪性ウエブ材料の受ける形成段階の前後にお
いて実質的に同一の状態にある。第2領域66は、第1領
域64の第1面および第2面(それぞれ64Aと64B)のレベ
ルを交互に越える複数の連続的な相互連結された変形部
分74を含む。他の実施態様においては、変形部分74は第
1領域の第1面または第2面のレベルのみを越える事が
できる。
変形部分74は、ウエブ材料の横方向軸線に対して実質
的に平行な第1軸線76と、歪性ウエブ材料の長手方向軸
線に対して実質的に平行な第2軸線77とを有する。第1
軸線76は第2軸線77と少なくとも同等、または好ましく
はより長い。本発明の生理用ナプキン20において使用さ
れる歪性ウエブ材料60の2段階抵抗力:伸び挙動特性を
改良するため、第1軸線76と第2軸線77との比率は少な
くとも1.1、好ましくは2.1またはこれ以上である。一般
に、この比率が高いほど、ウエブ材料の2段階抵抗力:
伸び挙動特性が改良される。
第1領域64と第2領域66はそれぞれ「投影パス長」を
有する。本明細書において「投影パス長」とは、ウエブ
表面に対して垂直に見て、歪性ウエブ材料60の所定の軸
線に対して平行に(例えば長手方向軸線に対して平行
に)測定された領域の長さである。第1領域64の投影パ
ス長と第2領域66の投影パス長は相互に等しい。
しかし、ウエブ材料が非緊張状態にある間にウエブ材
料の長手方向軸線に対してトポグラフィー的に平行に測
定された第1領域64の表面パス長L1は第2領域66の表面
パス長L2より小である。2段階抵抗力:伸び挙動特性を
改良するため第2領域66の表面パス長は第1領域の表面
パス長より、少なくとも約15%、さらに好ましくは少な
くとも約30%、最も好ましくは少なくとも約70%、大で
ある。
ウエブ材料60は、先行技術のその他同等の非変形ウエ
ブ材料よりも実質的に低い変形「ポワソン横方向収縮効
果」を有する。本明細書において、用語「ポワソン横方
向収縮効果」とは、伸び作用を受けた材料の横方向収縮
挙動を言う。好ましくは、本発明のウエブ材料の「ポワ
ソン横方向収縮効果」は、ウエブが約20%、または40
%、さらには60%の伸びを受けた時にも約0.4%以下で
ある。さらに好ましくは、「ポワソン横方向収縮効果」
は、ウエブが20、40、50または60%の伸びを受けた時に
約0.3%以下とする。
歪性ウエブ材料の場合、矢印80で示された軸線伸び方
向は実質的に変形部分76の第1軸線76に対して実質的に
垂直である。(軸線方向伸び量は間隔Dで示されてい
る)。変形部分74はその第1軸線76に対して実質的に垂
直方向に延伸するのであるから、歪性ウエブ材料の中に
延伸を生じるために加えられる軸線伸び方向も変形部分
74の第1軸線76に対して実質的に垂直である。
矢印80によって示される加えられた軸線伸びの方向は
変形部分74の第1軸線76に対して実質的に垂直であり、
加えられた軸線伸びは長手方向成分を有して歪性ウエブ
材料をこの伸び方向に延伸させる。
第12図は、本発明の付形ドポリマーウエブの抵抗力−
伸び曲線720と、ウエブ材料を成す平坦な、ポリマーフ
ィルム材料の同様の曲線710とを示すグラフである。抵
抗力−伸び曲線720について述べれば、最初の実質的に
直線的な、低抵抗力/伸び比率段階I、720aと、遷移領
域720bと、実質的に線形の段階II、720cとを示し、この
段階IIは、ウエブ材料が永久変形を受ける限界の抵抗力
壁に対応する実質的に高い提供力/伸び挙動を示す。
第12図に見られるように、適当な歪性ネットワークを
有する付形ウエブ材料は、このウエブ材料の長手方向軸
線に対して平行方向に伸びを加えられた時に制御された
多段挙動を示す。加えられた伸びに対する抵抗力は、曲
線710の場合と異なりなり、曲線720の段階I(720a)と
段階II(720c)との間において著しく相違する。再び第
10図について述べれば、ウエブ材料が第8図の矢印80の
軸方向伸びを受けた時に、短い表面パス長L1を有する第
1領域64は段階Iに対応する加えられた伸びに対して初
抵抗力P1の大部分を生じる。段階Iにおいて、第2領域
66中の変形部分74はほとんど加えられた伸び面の外側に
あって、最小限の抵抗力を示す。段階Iと段階IIの間の
遷移領域において、変形部分74は加えられた伸びと整列
させられる。段階IIにおいて、第2領域66の変形部分74
が加えられた伸び面と実質的に整列させられ、伸びに対
してさらに抵抗しはじめる。そこで第2領域66が伸びに
対する第2抵抗力P2を生じ始める。伸びに対する第1抵
抗力と第2抵抗力が合計抵抗力PTを生じ、この抵抗力は
第1領域64によって与えられる抵抗力より大である。従
って、段階II中の抵抗力/伸び曲線の全体傾斜は段階I
の場合の傾斜より著しく大きな抵抗力壁特性を示す。
(L1+D)がL2より小である時、抵抗力P1は抵抗力P2
より実質的に大となる。(L1+D)がL2より小である間
は、第1領域64は全体としてとして下記の式を満たす初
抵抗力P1を発生する。
(L1+D)がL2より大である場合、第1領域および第
2領域は、加えられた伸びDに対して、全体としてとし
て下記の式を満たす結合全抵抗力PTを生じる。
段階Iにおいて生じる最大伸びはそのウエブ材料の有
効「引張」と見なされる。この有効引張は抵抗力/伸び
曲線720を見て求められ、段階Iと段階IIとの間の遷移
領域の中に曲げの生じる近似点が「有効引張」の伸びパ
ーセント点である。有効伸びの範囲は約10%−100%ま
たはこれ以上の間を変化する。この弾性的応答の範囲は
多くの場合使い捨て吸収物品において興味あるものであ
って、第2領域66中の表面パス長L2が第1領域64中の表
面パス長L1を越える程度とベースフィルムの特性とによ
って大きく制御する事ができる。ウエブ60のこのような
伸びパーセントに等しい伸びをベースフィルムにおいて
達成するためには、はるかに高い力が必要とされる。段
階Iにおける伸びは、非緊張状態におけるパス長L1とL2
を調整する事によって所望のように制御する事ができ
る。段階Iにおける抵抗力伸び/挙動は第1領域64の
幅、厚さおよび間隔とベースフィルムの特性を調整する
事によって制御する事ができる。
第8図のウエブ材料に伸び作用が加えられた時、この
材料は加えられた伸び方向に延長し、降伏点を越えない
限り、越えられた力が除去されると共に実質的に非緊張
状態にもどるような弾性挙動を示す。ウエブ材料は伸び
作用を多数回加えられてもその実質的に回復力を失わな
い。従ってウエブ材料は、加えられた伸び力が除去され
ると同時に実質的に非緊張状態まで収縮する事ができ
る。変形部分74の第1軸線76に対して実質的に垂直な方
向に、加えられた軸線伸び力の方向に、ウエブ材料は容
易にまた可逆的に延長されるが、このウエブ材料は変形
部分74の第1軸線76の実質的に平行な方向においては比
較的非延伸性である。変形部分74に加えられた可塑性変
形作用より、変形部分はその第1軸線に対して実質的に
垂直な方向に延伸させられるが、変形部分の第1軸線に
対して実質的に平行な、すなわち延伸力に対して垂直な
方向には非延伸性である。しかし他の実施態様におい
て、歪性ウエブ材料60は、種々の方向に延伸して歪性ウ
エブ材料60を1方向以上に延伸させる第1領域64を備え
る事ができる。例えば歪性ウエブ材料60は、x−y面に
おいてすべての方向において延伸できるように同心円上
に配置された第2領域66の外側に延在する第1領域64を
備える事ができる。
ウエブ材料を延伸させるために必要とされる力の量
は、そのウエブ材料を形成するベース材料の固有特性お
よび非変形領域64の幅と間隔とに依存し、非変形領域64
が狭くまた間隔が広いほど、所望の伸びを達成するため
の力が減少する。非変形領域64の第1軸線68(すなわち
長さ)は好ましくはその第2軸線69(すなわち幅)より
大とし、好ましい長さ/幅比率は5:1〜300:1の範囲内で
ある。
また本発明のウエブ材料を延長させるために加えられ
る伸び力を制御するため、変形部分74の深さと数を変化
させる事ができる。一つの好ましい実施態様において、
これらの変形部分は5,0"×12"×0,75"の外径を有する2
枚の剛性板によって形成する事ができる。各板の一方の
面に一連の噛み合い歯が備えられ、これらの歯が実質的
に三角形断面を有し、その基部において0,030"から頂点
の0,008"半径まで先細に成されている。
歯の中心線は均等に離間され、0,030"増分を有する。
一方の歯の「有歯」側面に、一連のグルーブが切り出さ
れこれらのグルーブは相互に平行であってまた歯に対し
て垂直に配置される。これらのグルーブは0.031"幅であ
り、プレートの全長に当たって連続し、中心部において
0.925"の間隔で離間されている。これらのグルーブは変
形された材料ウエブの非変形領域に対応する。
好ましいLLDPEベース材料を、これらの板より大きな
プラテンを有する油圧プレスの中においてこれらの板の
間に配置して圧力を均等に加える。これらの板が少なく
とも4,000ポンドの荷重のもとに圧縮される。次々に形
成されたウエブ材料をプレートの間から取り出す。変形
部分の与えられた数に対して加えられた変形の高さまた
は変形度が増大すれば、有効引張または伸びが増大す
る。同様に与えられた変形高さまたは変形度に対して変
形部分の数が増大すれば有効引張または伸びが増大す
る。
(3)追加段階 好ましい実施態様において、液体がトップシート38を
急速に透過するようにトップシートを親水性に成す。こ
れは、身体の***物がトップシートを透過して吸収コア
によって吸収されるよりはトップシートから流出する傾
向を低下する。トップシートはこれを界面活性剤によっ
て処理する事よって親水性に成される。界面活性剤を加
える適当な方法は米国特許第4,950,254号および第5,00
9,653号に記載され(これらの特許はさらに成形フィル
ムトップシートのポリマー材料の中に界面活性剤を合体
させ、またトップシートの下方の部品表面を界面活性剤
で処理する方法を含む)。
さらに好ましい実施態様において、トップシート38の
内側面38Bが下方の吸収性層と接触関係に固定される。
このような接触関係の結果、液体がトップシート38を急
速に透過する。トップシート38を下方の層に対して結合
する事により相互接触関係に保持する事ができる。しか
し必ずしもトップシート38の面を下層の面に対して結合
する必要はない。トップシートと下層との間に接着剤を
配置し、または下層の繊維をトップシートと絡み合わせ
る事により、または複数の別々の接着剤によってトップ
シートを下層に対して融着する事により、または業界公
知のその他の手段によってトップシート38を下方吸収性
部品と接触状態に保持する事ができる。
B.吸収コア (1)好ましい吸収コア材料の一般的特性 吸収コア42はトップシート38とバックシート40との間
に配置される。吸収コア42は月経およびその他の体液な
どの***物を吸収する手段を成す。吸収コア42は、予想
される体液の全量よりはるかに大きな吸収容量を有する
必要はない。実際に、吸収コア42は、低延伸性成分44が
***物のほとんどまたは全部を吸収するのに十分な容量
を有するならば、予想される***物量よりはるかに低い
容量を有する事ができる。吸収コア42は一般に圧縮性
で、形状合致性で、またユーザの皮膚に対して非刺激性
である。
第1図乃至第5図の実施態様において、吸収コア42は
好ましくは延伸性とする。しかし吸収コア42はすべての
実施態様において延伸性である必要はない。例えば、ト
ップシートがその下方の吸収成分(または一体的吸収成
分)と共に延伸性であって、トップシートとこのような
延伸性部品がコアの表面に対して固着されず、コアから
分離可能(「離脱」可能)であるような実施態様におい
ては、比較的非延伸性の吸収コアを使用する事ができ
る。このような離脱のコンセプトは一般的に米国特許第
5,007,906号に記載されている。トップシートが比較的
非延伸性の吸収コアおよびその他の下方部品とは独立に
延伸する事ができる場合には、このような実施態様が有
効である。このような実施態様においてトップシートは
下方部品の非延伸性にも関わらず、所望の身体一致性と
ユーザの快適性とを与えるのに大きな役割を果たす事が
できる。
吸収コア42はこのような目的のために天然材料および
合成材料を含む業界公知の任意材料を含む事ができる。
このような材料の非制限例は、エアフェルトと呼ばれる
粉砕木材パルプなどの天然材料、クレープト・セルロー
ズ・ワッディング、ハイドロゲル形状ポリマーゲル化
剤、吸収性または超吸収性ポリマーを含むクレープトテ
ィシュまたはクレープト不織布、変成橋かけ結合セルロ
ーズ繊維(米国特許5,217,445号に記載のような繊
維)、(米国特許第5,200,248号に記載のような繊維間
毛管チャンネルを有する繊維などの)毛管チャンネル繊
維、(米国特許第5,260,345号および米国特許第5,268,2
24号に記載のような)吸収性フォーム、米国特許第08/1
41,156号に記載のような加熱結合エアレイド材料、吸収
性スポンジ、合成ステープルファイバ、ポリマー繊維、
ピートモスおよびその他同等の材料またはその組合わせ
を含む。
前記のポリゲル化剤は「吸収性ゲル化材料」(「AG
M」)または「超吸収性材料」と呼ぶ事ができる。ポリ
マーゲル化剤は水またはその他の体液などの液体と接触
した時にこれらの液体を吸収しハイドロゲルを形成する
事のできる材料である。従って吸収コア42の中に排出さ
れた液体はポリマーゲル化剤によって収得され保持さ
れ、従ってすぐれた吸収能力およびすぐれた液体保持性
能を有する物品が提供される。吸収コア42の中に使用さ
れるポリマーゲル化剤は一般に、実質的に不水溶性、軽
度に橋かけ結合され、部分的に中和されたハイドロゲル
形成ポリマー材料の粒子を含む。ポリマーゲル化剤は粒
子、フレークまたは繊維の形を含む。
好ましい実施態様において吸収コア42はラミネートで
ある。このラミネートは2枚のエアレイドティシュ、す
なわち第1ティシュ層と第2ティシュ層との間に配置さ
れた粒子41などの超吸収性ポリマー材料層から成る。第
1および第2ティシュ層は超吸収性ポリマー材料を収容
する壁体を成し、吸収コア42全体に***物を横方向に滲
透させ、吸収性に寄与する。ティシュ層は、超吸収性材
料粒子を包み込んだ単一のティシュウエブとし、または
同一(または相異なる)ティシュの2枚の別個のシート
とする事ができる。
適当なラミネートはアイオワ、マスカチン、グレイン
・プロセッシング・コーポレーションからWATER−LOCK
L−535として公知の超吸収性ラミネートである(WAT
ER−LOCK L−535はグレイン・プロセッシング・コー
ポレーションの登録商標)。このような超吸収性ラミネ
ートは米国特許第4,467,012号、米国特許第4,260,443号
および米国特許第4,578,068号に記載されている。
(2)延伸性を有する吸収コアの他の形成法 前記の吸収コアは、これの切断またはスリット形成を
含む多数の方法によって延伸性となす事ができる。第1
図は、トップシート38が部分的に切断され吸収コア42が
長手方向延伸性のために横方向スリットを少なくとも部
分的に備えた前記の型のラミネートとする実施態様を示
す。
吸収コア42の平面全体が第1図の型のスリットを備
え、またはその一部にのみスリットを備える事ができ
る。好ましくは、第1図に図示の実施態様において、コ
ア全体がスリットを備える。他の実施態様において、低
延伸性部品44を越えて延在する吸収コアの部分にスリッ
トを備え、低延伸性部分44の下にあるコア部分にスリッ
トを備えず、またはその逆とする事ができる。
他の実施態様においては、吸収コア42を、20%乃至20
0%の引張を有する(すなわち、非延伸状態の1.2倍乃至
3倍のサイズまで延伸される)ティシュから製造して延
伸性とする事ができる。このようなティシュシートは多
くのプロセスで製造する事ができる。1つの実施態様に
おいてティシュシートはクレープトティシュとする事が
できる。例えばこのティシュは、ヤンキー乾燥機から出
たままのクレープ状態にあってクレープを引き延ばされ
ていないBOUNTYティシュとする事ができる。このような
ティシュを製造する方法は米国特許第5,098,522号に記
載されている。
他の実施態様において、吸収コア42は最初にクレープ
を有せずまたは少ししか有しないティシュから製造し、
このティシュを積層後にクレープ処理する事ができる。
このようなクレープ処理は、20%乃至300%の範囲内の
延伸性を有する波形ラミネートティシュを生じるような
2つの噛み合いロールの間をラミネートを通過させる事
によって実施される。波形は所望の延伸方向に対して垂
直でなければならない。従ってこの実施態様および前記
の実施態様において、ラミネートは超吸収性ポリマー材
料を挟持した2枚のクレープ不織布層を含む。さらに他
の実施態様において、生理用ナプキンの本体部分21全部
(または生理用ナプキン全体)をクレープ処理する事が
できる。
他の好ましい実施態様において、吸収コア42は吸収性
歪性ウエブ材料(すなわち、「SELF」加工ウエブ)を含
む事ができる。SELF処理された吸収性ウエブ材料は種々
の方法で製造する事ができる。延伸性トップシートを形
成するために前述した「SELF」処理プロセスは、ティシ
ュ層またはティシュラミネートまたは吸収コア42におい
て使用するに適する前記の型のいずれかの吸収性材料に
対して実施する事ができる。しかし、このような処理は
延伸性吸収性材料を形成する事ができるが、種々の型の
材料(ティシュ層)をSELF処理する場合、これらの材料
は最初から非常に小さい固有抵抗を有するのであるか
ら、加えられた伸び作用に対して同一型の多段挙動を示
さない場合がある。他の実施態様の場合、伸びに対する
大きな固有抵抗を有する材料を出発材料として使用する
事ができ、このような材料をSELF処理の前または後に吸
収性材料と組合わせる事ができる。例えば、出発材料は
フィルム(孔を有しまたは有しないフィルム)の上にテ
ィシュ層のラミネートを備えこれにSELF処理を加えた構
造を含む。最初にSELF処理される吸収性材料と組合わさ
れる材料の例は、SELF処理後に吸収性ゲル化材料粒子が
固着されるフィルムである。さらに他の実施態様におい
て、生理用ナプキンの本体部分21全部(または生理用ナ
プキン全体)がその組立て後にSELF処理される。
さらに他の実施態様において、吸収コア42は延伸性部
品ではなく、P&Gケース4310、米国特許第07/630,451
号(PCT特願第WO10984号)に記載のような横方向セグメ
ントを有する構造を含む。
(3)追加段階 生理用ナプキンが延伸された時に生理用ナプキンから
の液体の浸出および液体含有超吸収性材料の押出を防止
するために、本体部分21の長手方向および末端縁22、24
が好ましくは密封される。あるいは本体部分の縁を密封
する代わりに、吸収コア42の長手方向縁42Cおよび末端
縁42Dを密封する事ができる。例えば吸収コア42の縁を
ティシュ層によって包み込みまたは覆う事ができる。他
の実施態様において、生理用ナプキンからの液体の浸出
および液体含有超吸収性材料の押出を防止するために、
ティシュの縁を折り畳みまたはその他加工する事ができ
る。本体部分の周縁のすべての永久的シールは生理用ナ
プキンの延長に際して破断してはならない(すなわち、
生理用ナプキンの使用中、どのシールもその状態を保持
しなければならない)。
吸収コア42は、それ自体が弾性特性を有しなくても、
弾性延伸性に成されなければならない。吸収コアはこれ
を弾性のバックシートまたはトップシートに取付けて弾
性バックシートまたはトップシートと共に延伸または収
縮するようにして、延伸性に成される事ができる。
C.バックシート (1)好ましいバックシート材料の一般特性 バックシート40は、吸収コア42の中に吸収され収容さ
れた***物がパンツ、パジャマまたは下着などの生理用
ナプキン20と接触する物品を濡らす事を防止する。バッ
クシート40は可撓性で、液体(例えば月経および/また
は尿)に対して不透過性でなければならない。
バックシート40は織布または不織布材料、ポリエチレ
ンまたはポリプロピレンの熱可塑性フィルムなどのポリ
マーフィルム、またはフィルム被覆不織布材料などの複
合材料を含む事ができる。好ましくはバックシート40
は、約0.012mm(0.5ミル)乃至約0.051mm(2.0ミル)の
厚さを有するポリエチレンフィルムなどのプラスチック
フィルムとする。ポリエチレンフィルムの例はオハイ
オ、シンシナティーのクロペイ・コーポレーションによ
って商標P18−1401のもとに市販され、またインディア
ナ、テールホートのトレデガー・フィルム・プロダクツ
から商標XP−393853のもとに市販されている。
バックシート40は好ましくはさらに布様外観を生じる
ためエンボス仕上げおよび/またはマテ仕上げを加える
事が好ましい。さらにバックシートは吸収コアから水蒸
気を脱出させると共に(呼吸性)、***物のバックシー
ト透過を防止する事ができる。また本発明のパンティラ
イナ装置の場合のように、フラッシュ性または生分解性
バックシートを使用する事ができる。他の適当なバック
シート材料は米国特許第5,007,906号に記載の不織布/
フィルムラミネートである。
(2)バックシートに延伸性を与える他の方法 バックシート40(およびこれに取付けられた上層)は
トップシートと同一の延伸性(例えばセカントモジュラ
スなど)を有する事ができる。バックシート40は米国特
許第4,476,180号に記載のような弾性フィルムで形成す
る事により延伸性と成す事ができる。このようなフィル
ムはレーク・チューリッヒ、ILのエクソン・ケミカル・
カンパニーからエクソンフィルムEXX−500(以前はEXX
−7)として市販されている。
他の好ましい延伸性バックシート40はウイスコンシ
ン、ワウワトサのフィンドレー・アドヘッシブズ・カン
パニーによって製造される延伸性接着性フィルムFormul
a #198−338である。フィンドレーの接着性フィルム
は200−300%延伸する事のできる不透液性フィルムであ
る。フィンドレー接着性フィルムは弾性延伸性であるの
で好ましい。このフィルムの少なくとも一方の側面は生
理用ナプキンの中において接着剤そのものとして使用さ
れる。例えばこの側面が吸収コア42の衣類面42Bに対し
て接着される。バックシートの衣類面40Bを成す接着性
フィルムの他の側面は、その接着性面の少なくとも一部
を部分的に被覆する事ができる(またはその接着特性を
除去するために「ブロッキング」する事ができる)。ま
たバックシートの身体面40Aを成す接着剤も少なくとも
部分的にブロッキングする事ができる。露出された接着
剤は種々の方法でブロッキングする事ができる。これら
の方法は非制限的に、露出接着剤を被覆するために非接
着性材料層を取付ける方法、露出された接着剤の少なく
とも一部にタルカンパウダーまたはコーンスターチなど
の粉末材料を振りかける方法、および(繊維の大部分が
バックシートの引張方向に対して垂直となるように)不
織布材料をバックシートの延伸方向に配向する方法を含
む。パンティの被覆部品に対してバックシートを固着す
るために、バックシートの衣類面40上の露出接着剤を部
分的にブロッキングして、残余の接着剤によって特定の
接着パタンを形成する事ができる。
さらに他の実施態様において、一方の側面が接着剤タ
ックを有し他方の側面が接着剤タックを有しない接着剤
フィルムを形成する事ができる。このような特性を有す
る1つの接着性フィルムは低モジュラス感圧接着剤を有
する不織布エラストマーフィルムから成る複合構造であ
って、フィンドレー・アドヘッシブ・カンパニーから、
フィルムFormula H2031などのブロッキングフィルムと
共に市販されている接着性フィルムFormula #198−33
8である。このような材料については、さらに米国特許
第5,032,120号および米国特許第5、037,416号に記載さ
れている。
他の好ましい実施態様において、バックシート40は2
枚または2枚以上の層から成る延伸性ラミネート構造を
含む事ができる。このラミネートはそれぞれ相異なる延
伸度を有する層から成る事ができる。例えばバックシー
ト40は、フィンドレー・アドヘッシブ・カンパニーの層
の一方または両方の側面を延伸性不織布ウエブまたは延
伸性フィルムで覆ってなるラミネートとする事ができ
る。
さらに他の実施態様において、バックシート40は、プ
リーツ形成、波形形成、リングローリングなどの機械的
処理、またはSELF処理を実施する事によって延伸性に成
す事ができる。第1図乃至第5図に図示の好ましい実施
態様において、バックシート40は前記のポリマーフィル
ム例の1つをSELF処理する事によって形成される。この
ようなSELF処理バックシート材料はその比較的低価格の
故に前記の多くのエラストマーフィルムより好ましい。
D.低延伸性部品 また生理用ナプキン20はオプションとしての低延伸性
または非延伸性領域または低延伸性部品(または「イン
サート」)44を備える事ができる。このような低延伸性
領域は生理用ナプキンの1つまたは複数の部品の一部を
含み、または生理用ナプキンの各部品の間にまたはその
中に配置された別個の部品(例えばインサート)を含む
事ができる。
例えば、低延伸性領域は、吸収コアの一部を成し、ま
たは吸収コアの上、下または中に(例えばラミネート吸
収コアの各層間に)配置された別個の部品とする事がで
きる。第1図乃至第5図の実施態様においては、低延伸
性領域はトップシート38と吸収コア42との間に配置され
たインサート44から成る。
インサート44は生理用ナプキン20の中心領域32の中に
配置されるのが好ましいが、第1図に図示の場合、イン
サート44は生理用ナプキンの第1末端領域28の中に少な
くとも部分的に配置される事ができる。特に好ましい実
施態様において、インサート44は少なくとも2つの相異
なるソースからの力に応答して生かされる。インサート
44は好ましくは、生理用ナプキンの他の部分の延伸に対
応して曲がり(好ましくは身体に接触するように中心部
において上方に曲がりまたは持ち上げられ)、また同時
に着用者の太股によって使用中に加えられる内向き圧縮
力に応答して上方に曲がる。
インサート44は身体対向44Aと、衣類対向面44Bと、一
対の長手方向縁44Cと、一対の末端縁44Dとを有する。イ
ンサート44は一般に、生理用ナプキン20の本体部分21の
他の部分の少なくとも一部よりも低延伸性の任意の型の
部品から成る。インサート44は比較的非延伸性である。
他の実施態様においてこの低延伸性部品は、本体部分21
の他の部分よりも低いが一定度の延伸性を有する事がで
きる。
インサート44は好ましくは可撓性でなければならな
い。インサート44の可撓性は生理用ナプキンが着用に際
して快適であるのに十分でなければならない。インサー
ト44の可撓性は無制限であるが、この低延伸性部品44
は、使用中に生理用ナプキンに加えられる力で圧潰され
る事なく生理用ナプキンを所望の形状に保持する程度に
曲げ作用に抵抗しなければならない。またインサート44
の構造は、このインサートの長手方向縁44Cに対して内
向き横方向圧縮力が加えられた時に弓状になりまたは反
り返る事ができる程度に剛性である。インサート44は、
使用中に生理用ナプキン20に加えられる横方向圧縮力に
対応してZ方向持ち上がりを生じる事なく内側に圧潰し
ないように(すなわちスポンジのように「押しつぶさ
れ」ない程度に)剛性でなければならない。インサート
44は1枚の材料層の形とし、または他の適当な形状とす
る事ができる。インサート44は好ましくはその乾燥時に
もそ体液による湿潤の後にも十分な剛性を保持する事が
好ましい。
インサート44は好ましくは米国特許第5,171,302号に
定義されたように曲げ抵抗性、形状回復性でまた成分安
定性である事が好ましい。インサート44と生理用ナプキ
ンは前記の特許に記載のような種々の断面形状をとる事
ができる。特に、本発明によるインサートは、薄い、消
費者にとって快適で所望の形状を効率的にとるように設
計された改良構造を有する。
このインサート44は生理用ナプキンが着用者にとって
快適であるように比較的低い力で横方向に圧縮されるも
のでなければならない。着用に際して、生理用ナプキン
およびその他関連の月経物品は横方向圧縮力を受ける。
これらの圧縮力が除去されると、生理用ナプキンはその
圧縮状態から跳ね返る。インサート44は、使用中に着用
者の大腿によって加えられる横方向圧縮力が除かれた後
にその非圧縮状態に戻る程度に弾性とする事ができる。
あるいは、インサートが吸収コアの長手方向縁に接合さ
れるならば、横方向圧縮力が除かれた時に、インサート
はパンティの股部分と共に受動的に拡張する事ができ
る。このようにしてインサート44により、生理用ナプキ
ン20が使用中に着用者のパンティの大部分を覆い、パン
ティを汚すような生理用ナプキンの側面から***物の横
方向漏れ(「側面汚れ」)を最小限にする事ができる。
生理用ナプキンがこのような圧縮力に対して反作用する
態様も重要である。これは使用後の生理用ナプキンの外
観に影響するからである。
インサート44は任意適当な材料から形成する事ができ
る。この材料は柔らかで可撓性で吸収性でなければなら
ないが、曲がりまたは捻れる程度に剛性でなければなら
ない。インサート44は本明細書に記載の多くの吸収コア
材料の基本的型から製造する事ができる。しかしこれら
のコア材料は好ましくは延伸性を有する材料を形成する
ための処理(SELF処理、リングローリング処理、プリー
ツ処理、波形処理またはスリット形成など)を受けては
ならない。またインサート44は、その中に長手方向中央
折り目を形成するために折り曲げるなどの制御された曲
げ運動を受けるように設計される事が好ましい。
インサート44は単に吸収コア42の上面に配置して生理
用ナプキン20の周囲部品に対してぴったり当接させる事
によって保持する事ができる。第1図〜第5図に図示の
実施態様において、インサート44はそのそれぞれの長手
方向縁において単一点46で固着されている。
生理用ナプキン20が細長い場合、生理用ナプキンの中
心領域32が細くなる。これによりインサート44は曲げら
れまたは捻られて、生理用ナプキン20の長手方向中心線
Lにそってリッジ48(第5図)を成す。
インサート44は生理用ナプキンの種々の部品に使用さ
れる型の多くの材料から形成する事ができる(例えば吸
収コアおよびバックシートにおいて使用される型の材料
またはその組み合わせ)。例えばインサートは、(吸収
性ゲル化材料を含みまたは含まない)吸収性材料のウエ
ブまたはラミネート、あるいは不可撓性材料から形成す
る事ができる。適当な吸収性材料の例は橋かけ結合され
たセルローズ繊維のウエブおよびメルトブローンウエブ
を含む。しかし、インサートを吸収性材料と、一定の弾
性を有する加熱結合エアレイドウエブ(簡単のために
「TBAL」と呼ぶ)などの材料とから形成する事が好まし
い。吸収コアの下に配置されるに適した非吸収性材料の
例(コアに対して液体を通過させるために液体通路を成
すようにスリット加工されまたはその加工された材料)
は熱可塑性ポリエチレン、ポリプロピレン、剛性フォー
ム、フィルムまたはこれらの材料の適当な混合物を含
む。インサートの中に使用する好ましいフォーム材料
は、マサチューセッツ、ローレンス、ボルテック・コー
ポレーションから市販されているVOL ARA 2aとして公知
のポリエチレンフォームである。
インサート44は少なくともある程度の熱可塑性材料を
含むる溶融に際して、この熱可塑性材料の少なくとも一
部が繊維間毛管グラジエントによって繊維の中間に泳動
する。これらの繊維中間部分は熱可塑性材料の結合部位
を成す。冷却すると、この熱可塑性材料が固化してウエ
ブまたは繊維マトリックスを保持する結合部位を成す。
このような繊維間結合は得られたマトリックスの全体圧
縮モジュラスと強度を増大する。このマトリックスは約
10乃至90%のセルローズ繊維と約10乃至約90%の熱可塑
性繊維または材料とを含む。
特に好ましい実施態様において、インサート44はセル
ローズと合成繊維との混合物から製造された加熱結合吸
収性材料から成る。このようなインサート44にとって好
ましい材料は前記の米国特願第08/141,156号に記載され
ている。このような材料は多くのフォーム材料と異な
り、吸収性であって、固有の弾性を有し、(フォーム材
料についてしばしば見られるように)圧潰されるセルを
有しない弾性構造に形成されるので好ましい。
このような特に好ましい加熱結合材料はデンマーク、
アールフスのダン・ウエブからDANWEB材料#1079−2338
および#2339として市販されている。DANWEB材料#1079
−2338は約70%のFlint riverフラフ(セルローズ)
と、15%のDANAKLN ES−C 1.7dtex x 6mm 2成分繊維、
および約15%のNalco 1180吸収性ゲル化材料粒子の均質
混合物から成る。DANWEB材料#1079−2338は約152グラ
ム/m2の坪量と、0.2psiの荷重下で測定して約1.2mmのキ
ャリパーと、約1.13g/ccの密度とを有するウエブに形成
される。DANWEB材料#1079−2339は2層複合体から成
る。第1層はDANWEB材料#1079−2338と同一組成物から
成る。第2層は、約85%のFlint riverフラフ(セルロ
ーズ)と15%のDANAKLN ES−C 1.7dtex x 6mm 2成分繊
維との均質混合物から成る。複合体ウエブは約290グラ
ム/m2の坪量と、約2.3mmのキャリパーと、約0.13g/ccの
密度とを有する。
またインサート44は加熱結合吸収性材料とその他の材
料とのラミネートとする事ができる。特に好ましいラミ
ネートは、DANWEB材料#1079−2338材料と、SC、シンプ
ソンビル、のRiberweb,North Americaから市販される18
g/yd2(21.5g/m2)スパンボンディッドポリプロピレン
不織材料に米国特許第4,781,710号に従ってエンボス処
理した材料、内部的にP&G P−9と呼ばれる材料の
1つまたは複数の層とのラミネートを含む。両方のP−
9材料層は好ましくはDANWEB材料の裏面に融着される。
加熱結合されたエアレイド材料は繊維と熱可塑性材料
とを含む空気流を実質的に乾燥状態で、水平に移動する
ワイヤー形成スクリーンの上に計量して送る事によって
形成する事ができる。繊維と熱可塑性材料の混合物をエ
アレイする適当なシステムおよび装置は、例えば米国特
許第4,157,724号(Re.31,775)、米国特許第第4,278,11
3号,米国特許第4,264,289号,米国特許第4,352,649
号,米国特許第4.353.687号,米国特許第4,494,278号,
米国特許第4,627,806号,米国特許第4,650,409号,およ
び米国特許第4,724,980号に記載されている。本発明に
よる繊維と熱可塑性材料の混合物のエアレイに特に適し
たシステムは米国特許第4,640,810号に記載されてい
る。
図示の好ましい実施態様においてトップシート38、バ
ックシート40および吸収コア42は延伸性であり、インサ
ート44が吸収コアの上に配置され、このインサートはこ
れらの他の部品より低延伸性である。この実施態様にお
いてインサート44の底部に積層されたP−9材料はイン
サートに対して平滑な底面(すなわち低摩擦計数の底
面)与えるので、下側の吸収コア42が引張られる時、イ
ンサート44がコア42に対して簡単に滑る事ができる。こ
れは、吸収コア42が引張られる際に低延伸性インサート
44を突き上げる能力を改良すると思われる。
このような実施態様において、インサート44はその側
面にプラスチック層を有するので、インサート44が生理
用ナプキンの吸収機能と干渉する事を避ける必要があ
る。そのために二、三の方法がある。一つの実施態様に
おいて、インサート44の上面44Aが生理用ナプキンの主
たる吸収性部品を成し生理用ナプキンの他の部分におい
て吸収コアがインサート44上に置かれなかった***物の
「ドロップクロス」を成すように、インサート44の上面
44Aを十分に吸収性材料で形成するにある。このような
実施態様の他の変形において、インサート44は半不透液
性または不透液性とする事ができる。例えばインサート
44を、TBAL材料とP−9材料の単一層とのラミネートで
形成し、また/あるいはインサートが完全に不透過性と
なるまで完全に加熱しない事ができる。あるいは、液体
がインサート44を通してその下方の吸収コア42まで流れ
るまで、インサートまたはP−9材料にスリットを備
え、あるいは穴を穿孔し、またはウインドを切り出す事
ができる。
E.他のオプション部品 本発明の生理用ナプキン20はオプションとしての追加
部品を備える事ができる。
この生理用ナプキン20は1つまたは複数の追加透過性
または吸収性部分または層を備える事ができる。これら
の追加部分または追加層は、トップシートまたは吸収コ
アなどの生理用ナプキンの1つの部品の一体的部品とす
る事ができ、または吸収コア42とトップシート38、また
はバックシート40またはその両方との間に配置された別
個の層とする事ができる。
第3図は本発明の好ましい生理用ナプキンにおいて、
滲透材料(または収得材料)50などの下側吸収性部分が
トップシート38の衣類対向側面を形成する。第3図の場
合、この収得部品50は吸収コア42と同一形状を有する不
織布材料であって、この材料がトップシートの成形フィ
ルム部分に取付けられまたはこれと一体を成し、または
生理用ナプキンの組立て前にトップシートの成形フィル
ムと共にSELF処理される。
収得部品50の説明のために使用される「層」または
「ウエブ」とは、非限定的に、折り曲げられていないシ
ート、折り曲げられたシート、バラバラのまたは結合さ
れた材料のストリップ、材料の複数層またはラミネー
ト、またはこれらの材料の組合わせを含む。従って用語
「層」または「ウエブ」は一枚の折り曲げられていない
層またはシートには限定されない。PCT特願WO第92/0753
5号には種々の折り畳まれた構造が記載されている。
収得部品50は吸収性42の表面全体またその中への***
物の滲透を改良する。***物の滲透の改良が重要である
事の二、三の理由がある。改良された滲透は吸収コア全
体の***物の分布を改良する。また改良された滲透は本
発明の生理用ナプキン20を比較的薄くさせる事ができ
る。収得部品50は吸収コア42の大表面に分散させる事が
できる。このようにして、収得部品50は生理用ナプキン
20に比較的多量の***物を吸収させる。大型の先行技術
の生理用ナプキンは、***物の落ちる点における高度の
垂直吸収に依存している。先行技術の生理用ナプキンは
相当に厚いので、これらの生理用ナプキンは比較的小さ
な表面または横方向吸収能力だけを使用して多量の***
物を吸収する事ができた。本発明の薄いバージョンの生
理用ナプキン20は、滲透作用によって***物を吸収コア
の大表面積上に分散させ、この***物が吸収コア42の中
に垂直方向に迅速に吸収されるので、比較的多量の***
物を吸収する事ができる。
また本発明の収得部品50は、***物を吸収コアの末端
部分42Dに向かって方向づけるために使用する事ができ
る。コア42上に落ちた液体***物がその落下点から放射
方向外側に分布される傾向がある。生理用ナプキンのコ
ア20はその長さに比較して狭いので、液体***物は吸収
コアの末端42Dに到達するよりもはるかに早く、その長
手方向縁42Cに到達する。収得部品50は***物を吸収コ
ア42の末端42Dに向かって長手方向に滲透させ、方向づ
けるために使用する事ができる。これは、コアの能力を
さらに効率的に使用し、また***物が長手方向縁に到達
する事によって生じる漏れの可能性を低下させる。
収得部品50の特性は下記である。この収得部品50は透
液性であって、好ましくは親水性とする。またこの収得
部品50は好ましくは形状合致性で、柔らかな感触を有
し、またユーザの皮膚を刺激しない。この収得部品50は
***物を前述のように好ましくは分散させる事のできる
任意材料から成る。この材料は好ましくは、この材料に
対してトップシート38を融着させる能力を有する。収得
部品50は好ましくは引張特性を備える(所望ならば、こ
れらの追加部品は前記のように延伸性を備える事ができ
る)。
収得部品50を成す繊維またはその他の構造要素は本来
親水性とする事ができる。あるいは、これらの繊維また
は構造要素を親水性とするように処理する事ができる。
繊維を親水性にする適当な方法は、界面活性剤で処理す
るにある。収得部品50を成す材料に界面活性剤を噴霧
し、またはこの材料を界面活性剤の中に浸漬する事によ
って処理する。このような親水性処理のさらに詳細な説
明は米国特許第4,988,344号または第3,988,345号に記載
されている。このような繊維の親水性化処理によって、
収得部品50はトップシート38の身体面を通して***物を
下から吸収する事ができる。
収得部品50は吸収コアと同様に多数の材料から成る。
収得部品50は織布または不織布から成る事ができる。こ
れらの材料は合成材料、または部分的に合成材料または
部分的に天然材料とする事ができる。適当な合成材料は
ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロ
ン、粘性レーヨン繊維、または酢酸セルローズを含み、
ポリエステル繊維が好ましい。適当な天然繊維は綿、セ
ルローズまたはその他の天然繊維を含む。また収得部品
50は少なくとも部分的に、橋かけ結合セルローズ繊維、
毛管チャンネル繊維、およびMA、レオミンスターのキャ
ムロによって製造されたFIBERSORBなどの繊維質超吸収
性材料とする事ができる。
収得部品50上に落ちた液体***物を優先的に吸収コア
42の末端42Dに向かって滲透させ分布させるように、収
得部品50の繊維は主として単一方向に配向される。
収得部品50は任意適当サイズとする事ができる。収得
部品50は吸収コアの幅全体に延在する必要はない。収得
部品50は例えばストリップ状とする事ができる。
収得部品50が不織布ならば、多数の相異なるプロセス
によって製造する事ができる。これらのプロセスは、最
低から最高までの優先順位で非限定的に、メルトブロー
イング法、スパンボンド法、カージング法を含み、最後
の方法は優先順位で加熱結合法、エアスルー結合法、粉
末結合法、ラテックス結合法、溶媒結合法、または最も
好ましくはスパンレーシング法を含む。最後の方法は繊
維を単一方向に配向しやすいので最も好ましい。
トップシートの収得部品50として市販されている適当
な製品はSONTARAとして公知の70%/30%レーヨン/ポリ
エステル繊維である。SONTARA繊維は米国特許第4,950,2
64号および第5,009,653号に詳細に記載されている。収
得部品50として使用するに適した他の材料は、日本、岐
阜市、Havixコーポレーションによって商標HAVIX S214
6のもとに市販されている2成分繊維から成るエアスル
ー結合不織布材料である。
F.トップシート、バックシートおよびコア材料の組合わ
せと生理用ナプキンの本体部分中へのその組立て 本発明の生理用ナプキンの本体部分21は、前記の各種
トップシート、バックシートおよびコア材料の任意組合
わせから成る事ができる。本体部分21は前述のようにす
べての延伸性部品から成る。また本体部分は、PCT WO
第93/01785号および第93/01786号に記載のように他の型
または他の組合わせの延伸性または非延伸性トップシー
ト、バックシートおよび吸収コアから成る事ができる。
前記の本体部分の部品(トップシート、バックシート
および吸収コア)は任意適当な方法で組立てる事ができ
る。第1図乃至第3図に図示の好ましい実施態様におい
て、本体部分の部品は「サンドイッチ」状に組立てら
れ、各部品はトップシートとバックシートの縁が吸収コ
アの縁を越えて外側に延在するようなサイズを有する。
好ましくはトップシートとバックシートは公知技術によ
って、少なくとも部分的に周縁にそって接合される。第
1図に図示のように、トップシート38はバックシート40
に対して、シーム90などのシームにそって固着される。
シーム90は好ましくは不透液性とする。シーム90は、接
着、クリンピング、または加熱密封など、業界公知の任
意手段によって形成する事ができる。
用語「接合」とは、1つの要素を他の要素に対して直
接に固着する事によって直接に固着する形状と、1つの
要素を中間部材に対して固着しこの中間部材を他の要素
に対して固着する事によって間接的に固着する構造と、
一方の部品が他方の部品と一体を成す構造、すなわち一
方の部品が他方の部品の本質的一部を成す構造とを含
む。
生理用ナプキン20の部品は、接着剤、ステッチング、
加熱および/または加熱結合、動的機械的結合、超音波
結合、例えば一方の部品の繊維を他方の部品上にメルト
ブローイングし、一方の部品を他方の部品上に押出すな
ど生理用ナプキンの部品を成す繊維またはその他の要素
のインタミングリングまたはからみ合わせ、または業界
公知のその他手段によって相互に接合される。生理用ナ
プキンの部品の固着法は米国特願第07/810,744号(また
はPCT特許公表WO第93/11725号)に記載されている。
本体部分が延伸性部品から成る場合、これらの部品は
本体部分を延伸させる任意適当な方法によって相互に接
合する事ができる。延伸性物品中のトップシートとバッ
クシートとの組合わせは、必ずしも非延伸性物品につい
て従来使用されていた密封法および密封材料によっては
実施できない。従来の加熱法および加圧法によって形成
される結合はシールにおいて延伸せず破壊されるので、
物品の延伸に際してこのシールが裂開される。これは特
に、トップシートとバックシートが相異なる弾性特性ま
たは融点を有しまたはこれらの部品が延伸されない時で
も密が困難なほどに組成が相違する場合に問題となる。
他の問題点は、延伸性部品が高度に組織されまたは波
形を有しこの波形から延伸性を生じる場合にシールを不
透液性にする場合である。このような波形組織は、その
表面組織の故にしばしば密封されない小領域を有する。
これは波形を通して月経の漏れを生じる。さらに、縁が
相互に密封される時に波形が破壊され、その延伸性を損
なう。
SELF技術によって形成されたバックシートは、その深
いエンボスパタンの故に非常に短い間隔でそのキャリパ
ーが4のファクタで変化するという独特の問題点があ
る。通常の加熱接合は脆さを生じ、延伸性を破壊して縁
シールの裂開をもたらす。SELF処理されたフィルムのキ
ャリパーの差異は不均一加熱と融解を生じ、シールにそ
ってまたはバックシート中に穴を生じる。
トップシートとバックシートとの間に不透液性延伸性
縁シールを形成するために使用される数種のアプローチ
が存在する。一例として、バックシート40は延伸性接着
性フィルムを含む。コア42がバックシート40の上に配置
される。次にトップシート38がコアの上に配置される。
コア38の縁を越えて延在するトップシート38の縁部分
が、バックシートフィルムの周縁回りに配置された接着
剤によってバックシート40の縁に接着される。このよう
な構造は、隣接部品の面を相互に固着する事なく、生理
用ナプキン部品を適当に固着する事が発見された。しか
し、前述のように、二、三の部品をそれぞれの表面にお
いて相互に固着する事が多くの場合に好ましい。
SELFプロセスの前に物品の縁領域を加熱密封する事に
よって、1つまたは複数のSELF処理部品から成る吸収物
品の中に適当な延伸性と一体性とを有する不透液性シー
ルを形成する事ができる。これは数種の方法によって実
施される。
1つの適当な方法は、物品の領域縁を不変形状態に残
して物品の部品をSELF処理し、次にこれらの部品を結合
して縁を加熱密封しまたはクリンピングするにある。他
のプロセスとして、密封された縁をSELF処理して、すぐ
れた一体性よりは不透液性延伸性縁シールを有する延伸
性物品を形成する事ができる。
あるいは、このプロセスは単一のSELF処理で実施する
事ができる。この場合、物品はその縁にそって通常の加
熱密封によって形成される。この物品全体をダイスの中
でSELF処理し、このダイスの中で本体部分のSELFパタン
が形成され、パッドの縁領域が適度のエンボスを受けま
たパッドの厚い中心領域も適度にエンボシングされて、
延伸性縁シールと共に延伸性本体部分を有する物品を生
じる。
さらにパッドの外側縁とパッドの内側領域とについて
相異なる程度のエンボシングを実施し、パッドが延伸さ
れた時に変形して、使用の身体フィットおよび/または
パンティカバリングとを増進する形状を生じる事ができ
る。
延伸性物品のトップシートおよびバックシートはフラ
ー4031またはフラー2352などの延伸性接着剤によって結
合する事ができる。しかし、接着剤がトップシートを通
して漏れてトップシートの低レベルタックを生じこれが
着用中に非常に不快になる問題点を防止するために、
(Exxon製造のEXX500などの)弾性バリヤフィルムが縁
シールの上側面に結合される。これは材料(例えば予引
張トリラミネート、リングローリング材料、および繊維
質表面を有する材料など)のトポグラフィーが結合領域
においてしばしば小ピンホール漏れを生じるような場合
に特に有効である。弾性バリヤフィルムの接着剤が谷を
埋めて流体流を阻止するようにバリヤフィルムを加熱す
る。流体を輸送する可能性のある毛管および小谷の中に
接着剤を押し込むため、加熱と加圧が必要である。関連
のアプローチは、バックシートがトップシートより外側
に延在する物品を形成し、トップシートをバックシート
に対して前述のように接着し、次にバックシートフィル
ムの縁を密封領域の上に折り返すにある。
また本発明の部品は、接着剤および/または加熱結合
によって密封する前に予引張りを実施して、プリーツ縁
シールパタン(および柔らかな波形面)を生じる事がで
きる。このアプローチは、物品中の引張量に「ストッ
プ」をかけるという追加的利点がある。またこのアプロ
ーチは柔らかな縁にとって好ましいヒダ寄せまたはプリ
ーツ外側縁シールを形成する事ができる。さらに延伸性
シールを生じるため、プリーツ縁シール、ジグザグ状シ
ールおよび間欠的点パタンなどの特殊シールパタンを使
用する事ができる。加熱シール結合を接着アプローチと
共に使用する事ができる。
他の実施態様において、延伸性フィルム(例えば、EV
A、EX500)をコアまたはコアの背面を覆う不織布材料上
に押出し、押出されたフィルムが延伸性トップシートの
コア対向面の縁まで延在するようにして、適当なシール
を形成する事ができる。
第1図乃至第5図に図示の特に好ましい延伸性生理用
ナプキンの実施態様において、生理用ナプキン周縁にそ
って延伸性接着剤92を使用しまた周縁領域の機械的結合
94を適度に分布する事によってトップシートとバックシ
ートの縁部分が相互に固着される。延伸性接着剤92は生
理用ナプキンの周縁回りに不透液性延伸性シールを備え
る。機械的結合(第1図においてその一部のみを示す)
は追加強度を成す。機械的結合94は結合領域または非結
合領域の間欠領域に配置される。
第13図は結合領域96と非結合領域98との好ましいパタ
ンを示す。この実施態様において、結合領域は、吸収コ
アの各結合部分の長手方向縁42Cに対してほぼ垂直な複
数の相互に離間された線分を含む。従って結合領域96は
代表的には横方向に配向された少なくとも1つの部品を
有する。
他の実施態様において、結合領域96は非限定的に円形
または長方形またはその他適当な形状などの種々の幾何
学的形状の適当パタンとしまたは連続線または間欠線と
する事ができる。使用されるパタンに関わらず、結合領
域は組立てられた吸収物品の所望の延伸方向において非
結合領域によって相互に離間されなければならない。結
合領域96は延伸性でなく、非結合領域94は延伸性であ
る。
結合領域96は好ましくは加熱/加圧プロセスによって
形成され、このプロセス中にトップシートの材料もバッ
クシートの材料も融解しないように、加えられる温度と
圧力を慎重に制御しなければならない。温度または圧力
が高すぎてトップシート、バックシートまたはその両方
が融解され、形成された結合部分が脆くなり、その結
果、結合部位においてトップシートおよび/またはバッ
クシートが裂開する。SELF処理されたポリエチレンフィ
ルムのトップシートまたはバックシートの適当シールは
第1図に図示のような5mm間隔の約6mm×2mmの結合領域
を有する加熱されたプレートによって形成する事ができ
る。このプレートは5秒間、170゜Fに加熱され、シール
は手の圧力で形成される。
前記の部品結合法は実施しやすいので好ましい。(種
々の部品を結合するための他の手段を使用する事もでき
る)例えば、本発明はいわゆる「パイプ」法を含む。こ
の方法においては、透液性カバー材料(トップシートな
ど)が吸収コアとバックシートとの回りに完全に包み込
まれ、次にこれらの部品を相互に固着する。他の方法に
おいては、トップシートをコアの回りに包み込み、この
包み込まれたコアをバックシートの上に配置しバックシ
ートに固着させる。
G.側面包囲部品 生理用ナプキン20は本体部分21の各長手方向縁22にそ
って配置された側面包囲部品(または「パンティカバー
部品」)52を含む。この側面包囲部品52は、生理用ナプ
キンが着用者のパンティの中に配置されパンティが着用
者によって引き上げられる時に自動的にパンティの弾性
縁の回りを包囲する。
本明細書において本体部分21の長手方向縁22「にそっ
て配置された」(または「組み合わされた」)側面包囲
部品52と言う表現は、側面包囲部品52が本体部分21と一
体を成す実施態様(トップシートおよびバックシートな
どの生理用ナプキンの部品の延長部分を成す実施態
様)、および側面包囲部品52が本体部分21の長手方向縁
22またはその内側に取り付けられた別個の部品である実
施態様とを含むものとする。側面包囲部品が別個の部品
である場合、この部品は本体部分21の任意の部品に対し
て、例えば本体部分の身体面、または衣類面、またはそ
の中間の任意の点に対して取り付ける事ができる。
側面包囲部品52は好ましくは延伸性とする。側面包囲
部品は生理用ナプキンの長手方向に、または横方向に、
または長手方向と横方向の中間の任意方向に延伸性とす
る。好ましくは側面包囲部品は少なくとも長手方向に延
伸性である。
第1図−第5図に図示の好ましい実施態様において、
側面包囲部品は一対の別個の部品から成り、その一方の
部品が本体部分21の各長手方向縁22にそって生理用ナプ
キンの衣類面に取付けられる。それぞれの側面包囲部品
は好ましくは延伸性材料の変形三日月型材料片またはウ
エブとする。三日月型の各ウエブは、側面包囲部品を本
体部分21に取付けた箇所に隣接する近位端54を有し、ま
た本体部分から外側に延在して遠位端56に達する。
材料ウエブ(その1つを第14図に示す)は本体部分に
取付ける前に「変形」三日月型を成す。この材料ウエブ
の内側縁は本体部分の長手方向縁に取付ける前に内向き
に凹形を成し、この長手方向縁において側面包囲部品の
近位端を成す。材料ウエブの外側縁は外側に凸形を成
す。この外側縁は平面図において2つの丸い部分(また
はローブ)58Aと58Bを画成する形状を言う。これらの丸
い部分(以下において58)は材料ウエブの末端近くに配
置される。本体部分の前端に取付けられる丸い部分58A
は第14図に図示のように、本体部分の後端に取付けられ
る末端の丸い部分58Bと異なる曲率半径を備える。これ
は、ウエブが本体部分に取付けられた時に側面包囲部品
の遠位端56の曲率が本体部分の長手方向縁の曲率に従う
ように成される。他の実施態様において、これら2つの
丸い部分の曲率は同一とする事ができる。
側面包囲部品52の遠位端56の丸い部分56Aと58Bは中間
部分58Cによって分離される。遠位端の中間部分58Cは丸
い部分の最外側点よりも生理用ナプキンの長手方向中心
線に近く配置される。第1図−第5図に図示の実施態様
において、三日月型の内側縁を本体部分の長手方向縁の
曲率に従うように開いて取付ける事により、中間部分58
の形がこのように形成される。側面包囲部品を取付ける
際に、側面包囲部品52の中に少なくとも1つ、好ましく
は2つのプリーツ59が形成され、このプリーツにおいて
は側面包囲部品の第1部分が第2部分の上に重なる。
第4図は、側面包囲部品52の末端縁57が長手方向中心
線に対して約90゜の角度αを形成する事を示す。側面包
囲部品52の長さが増大すに従って、特に側面包囲部品が
その近位端において長手方向中心線にそって平行に測定
して約170mmまたはこれ以上となるに従って、この角度
αはさらに大きくなる。角度αを前記の特定の角度以下
に保持すれば、側面包囲部品を着用者のパンティの下方
に折り畳むのに役立つ。特に適正な角度αは、生理用ナ
プキンを着用者のパンティの中に配置する際に側面包囲
部品52が本体部分の末端を反転させる望ましくない傾向
を防止する。これは特に、側面包囲部品が、最大曲率
(すなわち最小曲率半径)を有するパンティの脚開口領
域と整列する領域において特に重要である。最大曲率を
有するパンティの脚開口領域(第28図)は一般にパンテ
ィの股のもっとも狭い部分から長手方向にもっとも外側
にある。
側面包囲部品52は、米国特許第08/096,121号および米
国特許第08/124,180号に記載された特性を備える。この
ような特性は、非制限的に、側面包囲部品52が着用中に
着用者のパンティ弾性部材によって力を加えられる時に
跳ね返らないように5gの力またはこれ以上の縁圧縮に対
する抵抗力を有する事を含む。
側面包囲部品52の種々の他の実施態様が可能である。
例えば、例えば、第15図に図示のように、側面包囲部品
52がパンティの下に折り畳まれる時に拡張できるように
プリーツを備える代わりに、この側面包囲部品52はその
遠位端近くの特定部分に好ましくはフラップの遠位端
に、フラップの中心線に、または好ましくはフラップの
横方向中心線近くに、またはその両方に、リングローリ
ング処理された部分、またはSELF処理された部分または
波形を備える事ができる。
第16図に図示の他の実施態様においては、側面包囲部
品52は複数の重なり合い部分52A、52B、52Cおよび52Dを
含む事ができる。すなわち、本体部分の各長手方向縁22
にそって組合わされた複数の重なり合った側面包囲部品
52が備えられる。これらの側面包囲部品52は、好ましく
は少なくとも5mm,さらに好ましくは少なくとも約1/4イ
ンチ(約0.6cm)、さらに好ましくは少なくとも約1/2イ
ンチ(約1.3cm)さらに好ましくは約3/4インチ(約2c
m)、さらに好ましくは少なくとも約3/4インチ(約2c
m)最も好ましくは約1インチ(約2.5cm)重なり合った
部分を有する。
第16図に図示の他の実施態様の利点は、複数の側面包
囲部品52がパンティの股の曲率に適合するために相互に
独立に機能する事ができるが、これらの部分が重なり合
っているので、パンティの汚れを防止するためにパンテ
ィの股部分を完全に覆う事である。またこの実施態様
は、それぞれの側面包囲部品52が着用者のパンティの股
部分にフィットするように相異なる特性を備える利点が
ある。例えば各側面包囲部品52は相異なる方向に(例え
ば、長手方向、横方向、またはこれらの方向に対して相
異なる角度で)延伸性を備える事ができる。このような
構造は、通常のテクノロジーを使用した単一の側面包囲
部品においては得られないものである。
本発明のさほど好ましくない他の実施態様において
は、生理用ナプキン20はその各長手方向縁22から外側に
延在するフラップを備える事ができる。このフラップは
任意適当な形状とする事ができる。適当なフラップは米
国特許第4,589,876号、米国特許第4,687,478号、米国特
願第07/769,891号(PCT公表WO第93/06805号)、米国特
願第07/832,246号、米国特願第07/707,233号および米国
特許第5,267,992号に記載されている。あるいは、本発
明の生理用ナプキンは前記特許または特願に記載のフラ
ップの1つまたは複数のフィーチャを有する側面包囲部
品52を備える事ができる。
H.着用者パンティに対して生理用ナプキンを取付けるた
めのファスナー 生理用ナプキン20の衣類面20Bと側面包囲部品52の衣
類面は着用者82の下着に取付けるためのファスナーを含
む事ができる。
第4図に示す好ましい実施態様においては、生理用ナ
プキンは2つの末端ファスナー84と2つの周縁ファスナ
ー86とを有し、これらのファスナーは本体部分21の下方
にある生理用ナプキンの部分を下着の股領域に固着する
ためのものである。末端ファスナー82は好ましくは非延
伸性パッチなどの非延伸性ファスナーとする。末端ファ
スナー84は本体部分の末端を着用者のパンティの中に確
実に固定するのに役立つ。好ましくは周縁ファスナー86
は延伸性接着剤などの延伸性ファスナーである。この周
縁ファスナーの延伸性は本体部分21の両端の間の生理用
ナプキン部分を使用中に延伸させるのに役立つ。
非延伸性末端ファスナー84は、このような目的のため
に業界公知の接着剤を含み、適当な接着剤はオハイオ、
コロンバス、センチュリー・アドヘッシブズ・インコー
ポレイテッドによって製造されCentury A−305−IVと
して市販されている接着剤、3 シグマによって製造さ
れナショナル・スターチ・カンパニーによって3 Sigm
a 3153として市販されているINSTANT LOCK34−2823、
ミネソタ、セントポールのH.B.フラー・カンパニーによ
って製造された接着剤Fuller H−2238ZPである。また
適当な接着剤ファスナーが米国特許第4,917,697号に記
載されている。
周縁ファスナー86として使用するに適した延伸性接着
剤は延伸性接着剤そのものと、延伸性接着剤/バックシ
ート組立体とを含む。業界公知の適当な任意延伸性接着
剤を使用する事ができる。適当な延伸性接着剤/バック
シート組立体は、非制限的に、オハイオ、コビングトン
のアンカー・コンチネンタル・インコーポレイテッド、
3シグマ・ディビジョンから入手される3 Sigma2474
などの延伸性バックシート上に使用された非延伸性接着
剤、フィンドレー接着剤198−338などの弾性延伸性接着
剤フィルム、またはミネソタ、セントポールのミネソタ
・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カン
パニーから市販される3M XPO−0−014などの弾性延伸
性接着剤フィルム、または低モジュラス弾性フィルム上
の3M接着剤1442などのスプレー接着剤を含む。
他の適当なファスナー配置は、PCT国際特許公表WO第2
/04000号、PCT公表WO第93/01783号および第93/01785号
に記載されている。
着用者のパンティの中において延伸性の生理用ナプキ
ンの衣類面(および任意のカバー部品)を形成するため
に使用される特定の接着剤配置は延伸性接着剤が使用さ
れるか非延伸性接着剤が使用されるかに従って決定され
る。延伸性接着剤の配置される生理用ナプキン部分は延
伸性となる。非延伸性接着剤を含む生理用ナプキンは代
表的には非延伸性接着剤パッチの間のみを延伸させる事
ができる。従って非延伸性接着剤が使用されれば、この
接着剤は、生理用ナプキンを接着剤パッチの間において
延伸させるため、接着剤は間欠パタンで、例えば、間欠
ドット、間欠ストリップなどとして施用される。他方、
接着剤が延伸性であれば、この接着剤は前記の配置(ま
たはその他の配置)、ディスク連続または間欠パタンと
して施用する事ができる。接着剤が延伸性であれば、こ
の接着剤は表1に記載のように生理用ナプキンとほぼ同
程度延伸する事が好ましい。
さらに接着剤の代わりにまたは追加的に、他の型のフ
ァスナーを使用する事ができる。これらの他の型のファ
スナーは好ましくは前記の特許に記載と類似のパタンに
配置される。これらのファスナーは、非制限的に、通常
のベルクロフック材料、米国特許第4,946,527号、米国
特許第5,058,247号および第5,116,563号、EPO特願公表
第0,381,087号に記載のファスナー、または高摩擦係数
フォームおよび米国特許第4,166,464号、米国特許第4,8
34,739号および米国特許第5,011,480号に記載と類似の
カテゴリーのその他の高摩擦係数材料を含む。これらの
ファスナーは米国特願第97/915,133号(PCT公表第93/01
785号)に記載のようにして延伸性に成される。
前記のように側面包囲部品52は、これをパンティに固
着するためにファスナーを備える事なく側面を包囲した
状態に留まらなければならない。しかし本発明の実施態
様は追加的安全のためにこの側面包囲部品52上にオプシ
ョンとしてのファスナーを備える事ができる。オプショ
ンとしての側面包囲部品ファスナー45は前記の任意の型
のファスナー材料とする事ができる。これらのファスナ
ーは側面包囲部品52をパンティの股部分の縁回り包み込
まれた後に定位置に保持するのに役立つ。このファスナ
ーは側面包囲部品52の衣類面上に、遠位端56に隣接して
または他の種々の箇所に配置する事ができる。
3.吸収物品の特性 下記において、吸収物品の特性を特記なき限り付図に
図示の好ましい生理用ナプキンについて説明する。パン
ティライナおよび失禁物品などの他の型の吸収物品も同
一または類似特性を有する事ができるが、必ずしも必要
ではない。
A.サイズと形状 生理用ナプキンは第1末端領域と、第2末端領域(第
2領域)と、これらの末端領域の間の中心領域とを有す
る。第1末端領域と中心領域は生理用ナプキンの第1領
域を成すとみなされる。生理用ナプキンは、その第1末
端領域が第2末端領域より大となるように非対称的に形
成される。第2末端領域と第1末端領域との幅の比率は
約1:1乃至約1.7:1または3:1の範囲内にある。好ましく
は約1.5:1乃至約1.7:1の範囲内にある。生理用ナプキン
はそのいずれの末端においても着用者の身体の前側およ
び後側に着用する事ができるが、好ましくは第2末端領
域が着用者の身体の後側に配置されるように着用され
る。
生理用ナプキンの本体部分21の身体側面20Aは好まし
くは、約60cm2と同等またはそれ以上とし、さらに好ま
しくは約120cm2,130cm2、140cm2、150cm2以上とし、最
も好ましくは約200cm2以上とする。吸収物品がパンティ
ライナの場合、これは好ましくは約60cm2と同等または
これ以上、約100cm2と同等またはこれ以下の吸収性表面
積を有する。
用語「吸収性表面積」は、下方に吸収性材料を有する
吸収物品の本体部分の表面積部分の測定値を言う。従っ
て、トップシートとバックシートが直接に接合された
(すなわち吸収性材料を有しない)周縁シールを有する
吸収物品の吸収性表面積は、吸収物品の全表面積マイナ
ス周縁シールの全表面積となる。
B.身体接触 本発明の生理用ナプキン20は前述のように好ましくは
使用に際してユーザの身体に密接に形状合致し、使用中
にその大面積が接触状態にある。
リフトテストは、吸収物品が優れた身体接触状態を達
成する可能性を近似的に求める実験的方法である。リフ
トの測定手順は下記の第5章に記載されている。リフト
はリフトテスト装置中の数箇所において測定する事がで
きる。これらの点は着用者の臀部の膣口、会陰、および
裂口を代表するものと思われる。しかし、テスト装置の
諸点は相異なる吸収物品のリフトを比較するための一貫
ベースを成す。テスト装置とその諸点は決して特定の婦
人着用者の解剖学に個人的に合致するためのものではな
い。第23図乃至第25図は、本発明による延伸性生理用ナ
プキンと市販の超薄生理用ナプキンとのリフトテスト装
置中の第1位置、第2位置および第3位置におけるリフ
トを示すグラフである。第26図は第23図乃至第25図中の
データの表である。
本発明の生理用ナプキンは好ましくは、第1位置にお
いて、約3mm以上、さらに好ましくは約4mm,5mm,6mmと同
等またはこれ以上のリフトを有し、第2位置において約
1m以上、さらに好ましくは約2mmと同等またはこれ以上
のリフトを有し、また第3位置において約3mmと同等ま
たはこれ以上、さらに好ましくは4mm、5mm、6mmと同等
またはこれ以上のリフトを有する。
トップシートおよびトップシートの衣類面に固着され
た下方吸収性または透過性部品の延伸性も、吸収物品が
身体接触を達成する可能性を近似的に求める他の実験法
によって測定する事ができる。トップシートおよびその
下方の吸収性物品の延伸性を求める理由は、これらの部
品が着用者の身体に最も近いので、これらの部品が延伸
特性を有して着用者の身体に一致する事ができるなら
ば、吸収物品も同様に身体と優れた接触を成すと思われ
るからである。またトップシートとその下方部品の延伸
性は着用者の身体と吸収物品の身体側面との間の運動を
可能にするので、着用者の皮膚から吸収物品に対して摩
擦力を伝達させて着用者の快適性を改良する。
延伸性トップシートとその下方部品は好ましくは長手
方向と横方向において比較的低い延伸モジュラスを有す
る事が好ましい。トップシートとその下方部品の25%伸
びにおける長手方向および横方向セカントモジュラスの
幾何平均は好ましくは約8(g/cm)/%と同等またはこ
れ以下、さらに好ましくは約6(g/cm)/%以下、さら
に好ましくは約5(g/cm)/%以下、さらに好ましくは
約4(g/cm)/%と同等またはこれ以下、最も好ましく
は約1(g/cm)/%と同等またはこれ以下である。トッ
プシートおよび下方部品から引張力が除去された時に、
トップシートとその下方部品は約20%と同等またはこれ
以下のセット、さらに好ましくは約1%と同等またはこ
れ以下のセットを有する。バックシートおよびその上方
に取付けられた任意部品についても同様の値が可能であ
る。トップシートおよびその下方部品とバックシートと
その上方部品の延伸性の測定手順が下記の第5章に記載
されている。(簡略のため、トップシートについてのみ
手順を記載しているが、同一手順がバックシートおよび
その下方部品についても実施される事が理解されよ
う。) 特に好ましい実施態様において、吸収物品全体は100
グラムの力において少なくとも約3%、200グラムの力
において少なくとも約7%延伸可能である。これらの力
は、着用者が吸収物品をその下着の中に配置する前に、
吸収物品の吸収性表面積を拡大したい場合に着用者が吸
収物品を簡単に延伸できる程度に低い。吸収物品の延伸
性は数種の方法で測定する事ができる。
着用中に吸収物品の延伸度を測定する簡単な方法は、
単に吸収物品を平坦面上に下向きに配置し、吸収物品が
下向きの時に吸収性材料に重なる両端(または吸収物品
の両側)においてバックシート上に、白いパンティを通
して見えるような2つの強い黒または赤のマークを付
け、次に吸収物品を着用者の下着の中に配置し、着用中
の種々の時間にマークの間隔を測定するにある。
前記の低い力における吸収物品の延伸度を測定する他
の方法は、INSTRON引張テスト装置中において吸収物品
の最も延伸性の領域の両端を1インチクランプセットを
使用して、クランプのジョーの末端が吸収物品の衣類側
面のファスナーの外側縁から内側に1/2インチとなるよ
うに保持するにある。吸収物品のこのようなクランピン
グにより、吸収物品を着用者の下着に固着する箇所の間
の部分が加えられた力で延伸される(吸収物品のこの部
分の延伸性が吸収物品のフィットと快適性とのキーであ
る)。ゲージ長さは、吸収物品を引張る前のクランプの
間隔である。クロスヘッド速度が1インチ(2.54cm)/
分に設定される。200グラムの力に達するまで延伸が続
けられる。100グラムと200グラムにおけるサンプルの延
伸度を力に対してプロットする。それぞれ型の吸収物品
について原点から特定力までの応力−歪曲線の原点から
100グラムまでと200グラムまでとの傾斜を取る事ができ
る。
第17図はこのような手順の可能な結果を示す。この図
において、数種の相異なる物品の結果を示す。3本のラ
インと2つの領域が図示されている。線Mは最も容易に
延伸される通常の非引張性(または最小引張性)吸収物
品の応力−歪曲線を示す。線Nは低い力を受けた本発明
による一部の低延伸性吸収物品の応力−歪曲線である。
線Oは低い力のもとに好ましい延伸度を示す本発明の延
伸性吸収物品の応力−歪曲線である。
第17図は、本発明の好ましい生理用ナプキンが100グ
ラムにおいて約2.5%、さらに好ましくは約3%延伸す
る事ができ、また200グラムにおいて約5%、さらに好
ましくは約7.5%延伸できる事を示す。低い力において
このような小量の延伸度を示す吸収物品は、約5%の伸
びなどの低い伸びにおいて力壁が生じるが、約50%まで
の伸びにおいて生じる事ができる。
第17図において斜線領域Pは一般に本発明において引
張性とみなされない通常吸収物品の占める領域である。
斜線領域Qは低力において引張性の本発明の延伸性吸収
物品によって占められる領域である。領域PとQとの間
の空白領域は一般にすべての用途において延伸性とみな
されない吸収物品と本発明による延伸性吸収物品との間
の遷移領域である。
前記の延伸度測定法は米国特許第07/915,133号に記載
の方法の簡単化された方法である。しかしこの米国特願
のテスト法は本発明の生理用ナプキンの所望の延伸性を
定量化するための追加法としてここに参照される。
C.表面カバリッジ 生理用ナプキンは前述のように着用された時に着用者
のパンティの比較的大きな部分をカバーするように成さ
れ、また生理用ナプキンはその着用中、このような表面
カバリッジを保持できる事が好ましい。
生理用ナプキンによってカバーされる着用者のパンテ
ィの部分は、本明細書においてしばしば、生理用ナプキ
ンに側面延長部分によってカバーされるパンティの弾性
側面部分(パンティの弾性部材)の長さとして表わされ
る。これは、パンティ弾性部材の被覆がパンティの側面
汚れ(「側面汚れ」)を防止するので好都合であり、ま
た生理用ナプキン側面延長部分がパンティ弾性部材の一
定長をカバーすれば、パンティの弾性部材の間に配置さ
れたパンティ部分が生理用ナプキンによってカバーされ
る事が発見された。
好ましくは生理用ナプキンの側面延長部分52は着用者
のパンティの弾性部材を最小限少なくとも約30mmをカバ
ーする。生理用ナプキンの側面延長部分52は、その生理
用ナプキンが完全に延伸状態にある時の長さの範囲内に
おいてパンティ弾性部分をカバーする事ができる。好ま
しい実施態様において、側面延長部分52は着用者のパン
ティ弾性部分の少なくとも約130mm、好ましい少なくと
も約140、150、160、170、180、190、200mm...をカバー
する。
表面カバリッジを達成し保持するためには、生理用ナ
プキンの側面延長部分がパンティの弾性側面より小さな
力によって、パンティ弾性部材と同等または以上の量延
伸可能である事が好ましい。これらの特性は、パンティ
のファブリックおよび弾性部材を着用中、拘束する事な
く延伸させる。生理用ナプキンの側面延長部分52は、着
用者のパンティをカバーするその能力に寄与する他の数
種の特性を有する。好ましくは側面延長部分52は着用者
パンティのファブリックより可撓性であり、また好まし
くは約2mmより小または同等のキャリパーを有する。
D.ドレーパビリティ 生理用ナプキンのドレーパビリティは曲げ剛性として
公知の測定値によって表示される。曲げ剛性は下記の第
5章のドレープテストによって測定される。生理用ナプ
キンは好ましくは、約100mg−cmと同等またはこれ以
上、約300mg−cmと同等またはこれ以上、また約30,000m
g−cmと同等またはこれ以下、さらに好ましくは約25,00
0mg−cmと同等またはこれ以下、さらに好ましくは約20,
000mg−cmと同等またはこれ以下、さらに好ましくは約1
0,000mg−cmと同等またはこれ以下、さらに好ましくは
約5,000mg−cmと同等またはこれ以下、最も好ましくは
約3,000mg−cmと同等またはこれ以下の曲げ剛性を有す
る。
他方、もし吸収物品がパンティライナ(例えば、約5c
m×15cmのサンプルサイズを有するパンティライナ)で
あれば、これは好ましくは横方向において約150mg−cm
と同等またはこれ以上の曲げ剛性を有し、長手方向にお
いて約400mg−cmと同等またはこれ以上で約1,600−cmと
同等またはこれ以下、さらに好ましくは約500mg−cmと
約1、600mg−cmとの範囲内、最も好ましくは約600mg−
cmと約1、000mg−cmとの範囲内の曲げ剛性を有する事
が好ましい。パンティライナはその小サイズの故に、生
理用ナプキンと異なるドレーパビリティおよび曲げ範囲
を有する。
また吸収物品のドレーパビリティ(および可撓性)
は、周縁密封領域を含む吸収物品の長さを分母とする比
率として表示する事ができる。これは、吸収物品が高度
のドレーパビリティを有する時にこの吸収物品の扱いや
すさを定量化する方法を提供するので有益である。吸収
物品が長く同時に高度のドレーパビリティを有する場
合、この吸収物品は特にリリースペーパが物品の衣類側
面の接着剤ファスナーから除去された時に適度に「だら
しなく」なり扱いにくくなる。吸収物品がそれ自体の上
に曲がって、これをパンティの上に配置するため着用者
が慎重に調整する必要がある。また高度の可撓性は吸収
物品のバックシートをそれ自体の上に折り曲げさせ、バ
ックシート上の接着剤ファスナーをそれ自体に接着させ
て吸収物品の中に処置できないようなシワを形成する。
これは、着用中に物品が着用者のパンティの中に配置さ
れる時に生じる。これらのシワは不快感を与えまた吸収
物品の表面積を低減させるのでパンティ汚れ防止能力を
低減させる。
言い替えれば、本発明の生理用ナプキンは、約1mg−c
m/cmと同等またはこれ以上、さらに好ましくは約1.5mg
−cm/cmと同等またはこれ以上、また約30mg−cm/cmと同
等またはこれ以下、さらに好ましくは約25mg−cm/cmと
同等またはこれ以下、さらに好ましくは約20mg−cm/cm
と同等またはこれ以下、さらに好ましくは約150mg−cm/
cmと同等またはこれ以下、最も好ましくは約10mg−cm/c
mと同等またはこれ以下の曲げ剛性/長さ比率を有す
る。
(2)可撓性 本発明の生理用ナプキンの延伸性実施態様はオズボー
ン米国特許第5,009,653号に記載の生理用ナプキンより
も少し剛いが、このオズボーン特許の生理用ナプキンと
同等または以下の曲げ抵抗を有する。本発明の生理用ナ
プキンは、約700グラムと同等またはこれ以下の曲げ抵
抗を有するが、さらに好ましくは約500グラムと同等ま
たはこれ以下、さらに好ましくは約400グラムと同等ま
たはこれ以下、最も好ましくは約250グラムと同等また
はこれ以下の曲げ抵抗を有する。この生理用ナプキンが
***したまたは剛化された領域を含む場合、下記の第6
章に引用された特願に記載の曲げ抵抗を有する事が好ま
しい。
従って生理用ナプキン20は高度のドレーパビリティと
高度の可能性を有し、非常に布様である。生理用ナプキ
ンが過度に可撓性となると、生理用ナプキンはオプショ
ンとしての剛化領域(第16図)を備え、この領域が生理
用ナプキンまたはその一部に追加安定性を与えて、特に
生理用ナプキンがリリースペーパの除去後に扱いにくく
なる事を防止する。このようなオプション剛化領域はフ
ォーム、ハイロフトストリップ、引張性スクリム、また
はその他適当材料から成る事ができる。オプション剛化
領域を含む材料は延伸性としまたは非延伸性とする事が
できる。剛化材料が非延伸性であれば、生理用ナプキン
の周囲部分を延伸性となすようにこの材料を生理用ナプ
キンの中に合体する事ができる。あるいは、これらの非
延伸性剛化材料を生理用ナプキンの他の部品から完全に
離脱させる事ができる。生理用ナプキンが非延伸性剛化
材料の存在により非延伸性と成された領域を含む場合、
この生理用ナプキンの延伸度を測定する際に、テスト結
果を歪めないために、テスト装置の中で生理用ナプキン
のこのような剛化構造ではなくこれらの非延伸性構造の
中間にクランプを取付ける。
E.圧縮力および弾性 圧縮力は好ましくは、乾燥状態または湿潤状態におい
て生理用ナプキンの中央部分を横方向(すなわち幅方
向)において圧縮状態に保持するのに必要な力として測
定される。生理用ナプキンの弾性は、生理用ナプキンに
横方向圧縮を加えた後に生理用ナプキンの中央幅の回復
パーセントおよび回復された幅の絶対値として測定する
事ができる。圧縮後に回復される幅の絶対値は、生理用
ナプキンが汚れを防止するためにパンティを十分にカバ
ーする能力に関するものである。圧縮後の生理用ナプキ
ンの回復パーセントは使用後の生理用ナプキンの外観に
関連する事が発見された。生理用ナプキンのユーザは、
生理用ナプキンの除去時に(着用前の生理用ナプキンに
対して)非常に狭い幅を有する生理用ナプキンをバンチ
ングの故に不良とみなしてきた。圧縮力と回復パーセン
トは乾燥状態と湿潤状態とで測定されるが、快適性に関
する着用者の知覚は多くの場合、生理用ナプキンが最初
に着用される時に形成される。これは、湿潤状態におけ
るよりも乾燥状態における圧縮力と回復パーセントが着
用者の快適性知覚に影響する事を意味する。乾燥状態に
おいて約300グラムまたはこれ以下、好ましくは約200グ
ラムまたはこれ以下の圧縮力を有する薄い生理用ナプキ
ンが着用時に快適とみなされる事が発見された。好まし
くは、本発明による生理用ナプキンは乾燥状態におい
て、約50乃至約300グラム、特に約100乃至200グラムの
範囲内の圧縮力を有する。
多くの生理用ナプキンは湿潤するとその回復特性のロ
スを生じる。これは、生理用ナプキンの湿潤状態が乾燥
状態よりもパンティの表面積カバリッジの保持に関して
大きな影響を示す事を意味する。湿潤圧縮後に少なくと
も約48mm(好ましくは少なくとも約55mm)の絶対幅を有
する生理用ナプキンはパンティ汚れの防止作用を有する
だけのパンティ領域をカバーする。代表的には、本発明
による生理用ナプキンは、湿潤後に約48乃至約70mm,さ
らに好ましくは約55乃至約65mmの範囲内の中心幅(また
は圧縮回復値)を有する。
同様に、多くの生理用ナプキンユーザは一定時間着用
した後に(すなわち、生理用ナプキンをチェックしまた
は取り外す際に)生理用ナプキンを見て評価するので、
生理用ナプキンはある程度の量の液体***物を収容して
いる可能性が大きい。従って湿潤状態が使用後の物品の
外観にとって重要である。湿潤圧縮状態からその初幅の
少なくとも約65%(好ましくは少なくとも約75%)回復
する生理用ナプキンは、使用後の外観に関して月経ユー
ザの興味を引く。本発明による生理用ナプキンは湿潤後
に、その初幅から少なくとも約65乃至少なくとも約90
%、さらに好ましくは約80%乃至100%(さらに代表的
には約75%乃至約85%)回復する。
乾燥状態における生理用ナプキンに対する圧縮力と湿
潤状態における圧縮からの回復絶対量および相対パーセ
ントの測定手順がこの特願のテスト法章に記載されてい
る。
F.湿潤バンチ回復性 本発明の生理用ナプキンは好ましくは湿潤時にバンチ
を形成した後に高度の回復力を示す(または「湿潤バン
チ回復性」)。このようにして生理用ナプキンは使用状
態においてバンチングした後に着用者の下着の比較的大
面積をカバーし続ける。湿潤バンチ回復はパンティ(ま
たは下着)によって支援された型の回復であって、この
場合、生理用ナプキン(特にその縁)が着用者のパンテ
ィに固着されパンティと共に引張り戻されるので、パン
ティが引張られる時に生理用ナプキンがその初状態に向
かって戻る。
湿った時に固まってトップシートとバックシートの中
に落ち込むエアフェルトバットから成る吸収コアを有す
る生理用ナプキンは、望ましくない程度に低い湿潤バン
チ回復と低い面積カバリッジ特性とを示す。本発明の生
理用ナプキンは高度の湿潤バンチ回復値を示す事が特徴
的である。好ましくは本発明の生理用ナプキンの吸収コ
アは湿潤バンチング後にその初幅の少なくとも80%ま
で、さらに好ましくは少なくとも約90%まで戻る(すな
わち、それぞれ約80%および90%と同等またはこれ以上
の湿潤バンチ回復)。
G.テスト容量および全容量 本発明の生理用ナプキンは米国特許第5,009,653号に
記載の生理用ナプキンのテスト容量および全容量を有す
る事ができる。好ましくは本発明の生理用ナプキンは約
10グラムまたはこれ以上の全容量、さらに好ましくは約
20グラムまたはこれ以上の全容量、最も好ましくは約40
グラムまたはこれ以上の全容量を有する。
他方、吸収コアがパンティライナを含む場合、これは
約2グラムまたはこれ以上また10グラムまたはこれ以下
の全容量を有する事が好ましい。
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明
するが本発明はこれに限定されない。
4.実施例 実施例1−生理用ナプキン 下記は第1図乃至第5図に図示の生理用ナプキンの構
成例である。
部品 生理用ナプキンの部品は下記である。
吸収コア−ダイスでスリットを備えられたDANWEB #10
79−2338 TBAL インサート−アイロンを使用し300゜Fで背面にP−9不
織布材料層を融着されたDANWEB 31079−2338 TBAL(イ
ンサートサイズ3 3/8"X2 1/2") トップシート−米国特許第4,463,045号に従ってトレデ
ガー・フィルム・プロダクツによって製造された有孔付
形フィルム#5780とHAVIX S2146エアスルー結合不織布
との複合体、コアを成すように形成され(全ての辺にお
いて、付形フィルムより少し小さく、例えば5−6mm小
さく形成)、延伸性が長手方向になるように配向、毛羽
だった面をフィルムに向け、ミネソタ、セントポールの
H.B.フラー・カンパニーのフラー接着剤#2031のコア型
パタン施用によって相互に接着し、次にSELF処理。
バックシート−SELF処理ポリエチレンフィルムP18−140
1(クロペイ) 界面活性剤−PA、ウイリアムスポート、ロンザ インコ
ーポレイテッドのPEGOSPERSE(0.02グラム) 側面包囲部品−ハーキュリーズによってHEF 44330ES 4
として製造さるれ1.5デニールポリエステル繊維から成
る18−20g/yd2のスパンレース不織布ウエブと、エラス
トマーフィルム(クロペイの製品#P18−2147の完全ラ
ミネート)とのラミネート パンティ−延伸性−フラー2238ホットメルト接着剤(螺
旋施用) ファスナー 非延伸性−2つの長方形パッチ(両方とも通常の感圧
接着剤、例えば3シグマ3153) パッド正面−1"x1 3/4" パッド背面−1 3/4"X1/2" 構造接着剤−リリースペーパを有するフラーHL2352ウエ
ブ リリース−通常(5 1/2"幅) ペーパー 組立て 生理用ナプキンの本体部分の組立ては下記のように実
施される。
各部品を前記の形に準備する。インサートを好ましい
使用形状に変形するように、インサートの両側面に間欠
線を刻印する。インサートのP−9側面に、インサート
の長手方向中心線回りに定心するように3本の相互に離
間された破線を刻印する。インサートTBAL側面に、他方
の面の中に刻印された2線の横方向外側に、2本の凹形
の内側に向いた湾曲破線を刻印する。次にインサートを
すべての破線にそって少し曲げる。3M両面接着剤テープ
の小片(1/8" X 1/2")をインサートの各長手方向縁に
そって定心させ、インサートのP−9側面に接着する。
次にインサートを吸収コアの上側面に、コアの前端縁か
ら1 5/8"の距離に、そのP−9側面を下にして配置す
る。
SELF処理されたバックシートをガラス板上にテープで
固着する。中心から1片を切りとったフラー2352構造接
着剤のシートをSELF処理されたバックシート材料上に配
置する。コアの周縁部分をバックシート材料に密封する
ためにフラー接着剤を使用する。コアの中心部分は、コ
アがバックシートから離脱できるように密封されない。
トップシートに対する周縁シートを成すように、フラー
接着剤をコアの縁から延在させる。トップシートの下側
面に界面活性剤を噴霧し、この場合、界面活性剤が吸収
コアの縁から少なくとも3/8"離間されるようにテンプレ
ートを使用する。界面活性剤を乾燥させる。このトップ
シートを、付形フィルム側面を上にしてコアの上側面に
配置する。本体部分の組立体の縁をローリングして、各
部品を密封する。
側面包囲部品の準備と本体部分に対する組立ておよび
他の段階は下記である。
側面包囲部品52の材料を第14図に図示の形状ように切
り出す。側面包囲部品52を台形テンプレート回りに折り
畳む事によってプリーツを形成する。側面包囲部品52の
遠位端においてプリーツの一部が1.2cm重なり合うよう
に側面包囲部品52を折り畳む。8インチ長のフラー2352
接着剤を、組立てられた本体部分のバックシート上に、
吸収コアの長手方向側縁に対して平行に1/8インチ内側
に配置する。プリーツ形成された側面包囲部品52を接着
剤上に配置する。そこで側面包囲部品52を巻いて本体部
分に固着させる。
次にファスナーを生理用ナプキンの衣類面に対して施
用する。フラーホットメルト接着剤を第4図に図示のよ
うに本体部分の周縁回りに螺旋形パタンで施用する。次
に末端ファスナー接着剤パッチを、コアの末端から内側
に1/8インチ離間するように施用する。
仕上がり製品の仕様は下記である。
本体部分本体部分のパラメータ 仕様 パッド長(mm) 260±4 コア長(mm)ラミネート 248±1 第1末端領域の再広部分のパッド幅(mm) 94 中心領域(最狭領域)のパッド幅(mm) 80±1 第2末端領域の最広部分のパッド幅(mm) 140 中心におけるコア幅(mm) 65±1 パッドキャリパー(0.25psiにおいてmm) 中心領域 3.01±0.07 末端領域 2.07±0.12 インサート長(mm) 86 インサート幅(m) 67 側面包囲部品パラメータ 仕様 近位端の全長 220±5 最狭点の全幅 46±2 遠位端縁のプリーツ幅 10±1 実施例 2−パンティライナまたはライナデーパッド この実施例は、軽月経用、タンポンバックアップ、中
サイクル***または軽失禁用の快適な高吸収性のパンテ
ィ合致ライナまたはライトデーパッドを記載する。パン
ティと共に延伸し、可撓性で乾燥性であるので、快適性
が得られる。
基本設計は、50%のFIBERSORB繊維超吸収性材料と、5
0%のHercules T−196ポリプロピレン繊維(GA、オック
スフォードのハーキュリーズ・カンパニーから市販)と
の配合物から成るカーディッド不織ウエブを含む吸収コ
アを含む。このコアは、トップシートとしてのカーディ
ッド不織ポリプロピレンによって被覆される。次にトッ
プシートとコアが米国特許第4,781,710号に記載のパタ
ンに従って加熱結合される。次にこのトップシート/コ
ア構造を約1ミルのキャリパーを有するポリエチレンフ
ィルムバックシートの上に、不水溶性感圧接着剤または
ホットメルト接着剤によって積層する。(バックシート
を吸収性構造に対して施用する他の好ましい方法は、ポ
リエチレンフィルムバックシートを直接に吸収性構造の
裏面に対して押出すにある。)結合されたラミネート構
造にSELF処理またはリングローリング処理して延伸性物
品を生じる。好ましくは、物品が着用中に高度の一体的
レベルを保持するように、物品の周縁をSELF処理または
リングローリング処理されない。例えば、SELF処理され
ない1/8"周縁は着用中に一体性を与え、しかも物品全体
を延伸させる事ができる。次に適当な延伸性ファスナ
ー、好ましくは感圧接着剤ファスナーを物品の裏面に対
して、SELF処理またはリングローリング処理されたパタ
ンのメス部分を過度にブリッジしないように施用する。
螺旋形ホットメルト接着剤をバックシートの上に噴霧し
次に圧力を加える事により、感圧接着剤がSELF処理また
はリングローリング処理されたパタンのメス部分または
谷部分に滲透するがこれらの部分を顕著にブリッジしな
いように感圧接着剤を施用する。粘度と圧力との組合わ
せにより、接着剤がSELF処理またはリングローリング処
理されたパタンの凹部領域の中に押し込まれる。他の好
ましい実施態様において、接着剤をこれらのパタンのラ
ンドまたはオス領域にのみ限定する事ができる。バック
シートのパタンのオス部分の表面にのみ接着剤を施用す
る適当な方法は接着剤のグラビア印刷である。仕上がり
物品のキャリパーは約<1mmと約4mmとの範囲内にある。
物品の可撓性は約<50グラム乃至約700グラムの範囲内
にある。物品は好ましくは約100mg−cm乃至約3,500mg−
cmの範囲内の曲げ剛性を有し、また約2(mg−cm)/cm
乃至約20(mg−cm)/cmの曲げ剛性/長さ比率を有す
る。
このような物品構造は数利点を示す。AGM粒子ではな
くAGM繊維を合体させる事により、AGM粒子を含有する物
品に対してリングローリング処理またはSELF処理を実施
する際に、AGMがバックシートを破裂させる事なく、AGM
含有物品をリングローリング処理またはSELF処理する事
ができる。
高度に波形処理されまたは組織化されたバックシート
を有する延伸性物品に対して感圧性接着剤ファスナーを
施用する標準法は、接着剤がSELF処理またはリングロー
リング処理されたパタンのメス部分をブリッジする傾向
の故にしばしば満足に実施されなかった。その結果、パ
ンティから物品を除去する際に多量の接着剤がファスナ
ーからパンティに移転する。本発明の物品はこのような
問題点を解決する。
5.テスト法 下記は、生理用ナプキン(またはその他の吸収物品)
が、二、三の物品特性の測定を要求する請求項の主旨の
範囲内にあるかないかを確定する手順を示す。
すべての測定は、新たにパッキングされ、特記ない限
り乾燥した(すなわち湿潤または汚れていない)吸収物
品について実施される。物品を少なくとも30分間、その
パッケージから取り出し、圧縮その他物品の特性に対す
る影響を避けるように慎重に取り扱う。特記なき限りす
べてのテストは、テスト前2時間、50%の相対湿度と73
゜Fの室内に放置する事によってコンディショニングさ
れたサンプルについては、50%湿度と70゜Fで実施され
る。サンプルはテスト実施前にこれを延伸させまたは曲
げる事のないように慎重に取り扱う。
A.身体接触 与えられた時間に着用者の身体と接触する吸収物品の
身体面の表面積の相対量を評価する二、三の手順を下記
に説明する。
(1) リフト測定テスト 序論 このテストは、吸収物品の密接な身体接触状態を得る
ようにフィットしなければならない女性の身体の各領域
を近似的に測定するように形成されたリフト測定テスト
装置の使用を含む。この装置は、着用中に着用者の下着
の股部分と接触する着用者の身体部分を近似的に測定す
るための2つの湾曲プレキシガラスを含む。この装置
は、着用者の隠唇と臀部裂開部分(「臀部みぞ」)との
間のスペースを近似的に測定するための長手方向に配向
されたスリット状開口を含む。パンティを着用者の身体
まで引き上げた時に加えられる力をシミュレートするよ
うに調整されたクランプに対して、吸収物品の端部が固
着される。身体接触の相対測定を成すため、吸収物品の
中央部分が前記スリット状開口の中に垂直に進入する距
離を測定する。
装置 リフト測定装置 リフト測定テスト装置は第18図乃至第
22図に図示のように配置された6片のプレキシガラスを
含む。リフト測定装置100は内側面100Aと、外側面100B
と、正面100Cと、後部100Dとを有する。
プレキシガラス片は2つの同型の厚さ1/4"の弧状片10
2、104を含み、これらの弧状片は第18図乃至第20図に図
示のように当接関係に組立てられた時に150mmの高さH
と、135mmの幅Wと、300mmの長さSとを有し、これらの
弧状片の内側面の曲率半径J(第20図)は150mmであ
る。第18図に図示のように、弧状プレキシガラス片の側
面に一対の長方形プレキシガラス支持脚106が搭載され
ている。支持脚106は弧状片に対して垂直に搭載されて
いるので、弧状片の底面108は、テスト装置100を取付け
たテーブルの上方、少なくとも20mmに保持される。弧状
片102、104は一対のヒンジ110によって相互に連接さ
れ、弧状片を90゜開く事ができる。弧状片102、104は閉
じた時に、磁石112によってテスト装置の横方向中心線
にそって相互に保持されている。これらの弧状片は8 3/
8インチ(212mm)の長さの中央長手方向配向スリット状
開口(「スリット」)114を有し(弧状片の外側面100B
の曲率にそって測定)、この開口はその幅が装置の前端
100C(着用者の身体の前側に対応する装置部分)に近い
開口部分114Aの6mmから、装置の端部100Dに近い開口部
分114Bの19mmまで線形に変化する。スリット114を包囲
するプレキシガラスの部分は、このスリットが弧状片の
底面100Bにおいて上側面よりも広くなるように45゜の角
度のベベルを備える。スリット114の両端は丸い。
弧状片はスリットの長手方向中心線にそって配向され
たスリット114の前部と後部に達する追加チャンネルを
有する。これらのチャンネルはクランプ118を保持する
ボルトがクランプをスリットに対して滑動させる機構を
成す。弧状片102、104はテープ116を備え、このテープ
は、クランプ118の中に吸収物品の末端を保持するに適
した位置を表示する標識をマークする事ができる。
テスト装置の正面弧状片102は、着用者の大隠唇を代
表する一対の3次元湾曲プレキシガラス片120を備え
る。湾曲片120は第10図乃至第21図に図示の形状を有
し、下表2に示すサイズを有する。これらの湾曲片120
はスリットに対して定心され、表2に示すように36mm離
間され、その後端縁120Bは、表2の角度g(8゜)によ
って定義される第1弧状プレート102の後端縁から離間
されている。
表 2−湾曲片のサイズ 寸法 サイズ(mm) a 7mm b 16mm c 33度 d 16mm e 6mm(半径) f 36mm g 8度 重り 314グラムの全重量(下記のクランプを含む)を
サンプル上に配置するのに十分な重量 クランプ ウィングナット付きボルトによって吸収物品
をテスト装置上に固着するための2バネ弾発式2インチ
(5cm)幅クランプ(NC.ステーツビル、ハント・マニュ
ファクチャリング・カンパニー製造のBoston No.2クリ
ップ) ピンチャンバキャリパー測定装置 第22A図に従って構
成。
手順 テストの開始前に、吸収物品の衣類側面上の接着剤を
カバーするリリースペーパを除去し、またテスト結果に
対するファスナーの作用を最小限にするため、接着剤フ
ァスナー上にタルクを振りかけるなどしてファスナーを
カバーする(特記なき限り、これは本明細書に記載のす
べてのテスト手順にも適用される。) 下記の章Dに記載の手順に従って吸物物品キャリパー
を測定する。2つのキャリパー測定値をとる。吸収物品
の最大幅点のキャリパーをとる。吸収物品の末端領域2
8,30など最小キャリパーを有する部分の測定も成される
(すなわち最小限キャリパー)。末端領域のキャリパー
は、これらの領域が着用者の身体の敏感な部分(臀部裂
口)と接触する領域であるので特にそのキャリパーは興
味がある。生理用ナプキンのこれらの領域を薄くする事
は着用者の快適さにとって非常に重要である事が発見さ
れた。最大キャリパーと最小キャリパーを有する吸収物
品の各部を測定するため、吸収物品の種々の箇所におい
て十分数のキャリパー測定を実施する。
吸収物品が314gの力のもとに延在する長さを測定す
る。これは、テストされるそれぞれの型の吸収物品にテ
スト装置を校正するために実施される。キャリパー測定
のために使用された吸収物品を廃棄し、この校正のため
に別の吸収物品を使用する。第2吸収物品サンプル20の
身体側面20Aを第21A図に図示のようにテスト装置の弧状
プレキシガラスの外側面100Bに隣接するように配置す
る。吸収物品がその本体部分の前方または後方に片寄っ
たフラップまたは側面包囲部品を備えていない限り、こ
の吸収物品をテスト装置の横方向中心線Rに対して長手
方向に定心させる。吸収物品が片寄ったフラップを備え
ていれば、そのフラップ(または側面包囲部品)の横方
向中心線がテスト装置の横方向中心線Rと一致するよう
に吸収物品も弧状プレートの上に定心させる。
クランプ118はテスト装置の前部100Cにおいて、テス
ト装置の横方向中心線Rから150mm離間されるように配
置される(テスト装置の内側面100Aの曲率にそって測定
される)。テスト装置の後部100Dのクランプ118は最初
に装置の横方向中心線Rから装置の後部に向かって同一
距離に離間される。
吸収物品の各末端部に対してテープ片が準備される。
このテープ片はミネソタ、セントポールのミネソタ・マ
イニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニ
ーから市販される3Mマスクテープの折り畳まれた1イン
チ幅のストリップである。このストリップは第22図に図
示のように、所望の全長長さ延在し、一端において接着
剤の1インチ(2.54cm)×1/2インチ(1.3cm)領域以外
がカバーされるように長手方向に折り畳まれる。このテ
ープは、相異なる長さを有する吸収物品の結果を均等化
しまた物品の衣類面のファスナーの相異なる長さと位置
の効果を打ち消すために使用される。
折り畳まれた第1テープ片は、その露出接着剤領域が
下記のように吸収物品の前端に対して固着され、またテ
ープの他端が吸収物品をテスト装置上に定心する際に装
置の前部においてクランプによって保持されるのに十分
な長さを有する。
この第1テープ片の末端が吸収物品の衣類面に対して
固着されているが、その露出された接着剤が吸収物品の
長手方向中心線にそって定心するように固着される。第
22図に図示のように、クランプによって挟まれるテープ
の末端に近い露出接着剤部分の末端が吸収物品の衣類面
のファスナーの最も長手方向に離間した縁と整列する。
吸収物品がその衣類側面にファスナーを備えていなけれ
ば、第1テープ片の露出接着剤が、吸収物品の吸収材料
の末端縁に重なりあった衣類側面部分から内側等距離
に、吸収物品の衣類側面に対して固着される。従って第
22図において、U線は、ファスナーの末端縁、または吸
収物品の吸収性材料の末端縁を示す。
折り畳まれた第2テープ片は、第1テープ片と同様に
吸収物品の衣類側面に対して固着されクランプで固定さ
れる。このテープ片の他端はテスト装置の末端に隣接し
てクランプ118の中に保持される。テスト装置の前部100
Cのクランプ118のナットを締め付ける。この場合、テス
ト装置の後部100Dのクランプ118のナットは、このクラ
ンプが自由に滑るように緩い状態に放置される。
テスト装置の後部の吸収物品末端のクランプ118から
重り124が垂れ下がる(この箇所においてナットは緩め
られている)。重りは自由に垂れ下がる事ができる(し
かし第21図に図示のように重り124を保持したワイヤー1
22の短い長さ部分はテスト装置の後部100Dと接触する事
ができる)。パッドが自由に垂れ下がっている時に重り
は落下してはならず、また重りに対して急激な力が加え
られてはならない。5秒後に、装置の後部100Dのクラン
プのナットが締め付けられる。
装置の後部の吸収物品の末端に備えられた重りが吸収
物品に対して引張り力を加えるので、吸収物品は両方の
クランプ間にまっすぐなパスを成そうとする。この時点
において、吸収性は、テスト条件において達成する事が
できる限度までスリットの中に接触するように動く。
テスト装置100は、その支持脚106の上に載置されるよ
うに右側を上に回転させる。次に吸収物品が弧状プレー
トの外側面100B(基本線)からスリットの中に立ち上が
る距離を測定するてめにピン・チャンバ・キャリパー測
定装置を使用する。
ピンチャンバ128は、装置の横方向列を成して配置さ
れた複数の、細い(1.1mm直径)、相互に離間され垂直
に配向された軽量(28.4mg)ピン146を備えたケースを
含む。これらのピンは垂直方向に移動可能である。ピン
チャンバを使用する時にそれぞれのピンの高さを観察す
る事ができるように、このピンチャンバには前後にガラ
ス窓を備える。テスト装置上に吸収物品を配置する前
に、ミリメータ増分の目盛り有するルーラ148がピンの
側面にそって配置される。このピンチャンバ128は、テ
スト装置を跨ぐようにテスト装置上に配置される。それ
ぞれのピンが弧状プレートの底面まで落ちる距離が所望
の箇所において実施される。これらの測定値がテストの
基本線として使用される。次にこれらのピンを吸収物品
の上にゆるやかにおろす事によってピンの基本線の上下
の距離を測定する。スリットの幅は数本のピンがスリッ
トの縁の間に落ちるほどに大である事を注意しなければ
ならない。その場合、最高ピンの読み値をとる。
テスト装置の横方向中心線Rの前方47mmの点において
第1測定が実施される。この距離は着用者の身体の隠唇
領域に対応する。(この47mmの間隔と、次の2つの測定
間隔は装置の内側面100Aの曲率にそって測定される。)
装置の横方向中心線の後方17mmの点において第2測定が
実施される。これは着用者の会陰に対応するものであ
る。第3測定は装置の横方向中心線の後方70mmの点にお
いて実施される。これは着用者の「臀部裂口」に対応す
る。これらの値を記憶する。前記の手順を3吸収物品全
部について繰り返す。これらの第3測定値を平均して、
各箇所における吸収物品のリフトの値を得る。
(2)トップシートの延伸性と「セット」 トップシートとこれに取付けられた下方部品の延伸性
と「セット」を測定する手順は下記である。
トップシートの延伸性を測定するため、幅1インチ
(2,54cm)のストリップサンプルを吸収物品の長手方向
中心線に対して平行に切り出す。第2の1インチ幅スト
リップサンプルを、吸収物品の横方向中心線に対して平
行に同一吸収物品から切り出す。これらのサンプルは吸
収物品の全長と全幅の長さを有しなければならない。吸
収物品の部品の縁が相互にクリンピングされたような周
縁シールを切り出す。他のサンプルは、それぞれトップ
シート材料、このトップシート材料の下側に固着された
1つまたは複数の部品、および周縁シールを除去した後
にもはや直接的にも間接的にもトップシートと固着され
ていない下方部品のストリップを含む。もはやトップシ
ート材料のストリップに接合されていないストリップを
廃棄する。テストにおいて使用されるサンプルは、トッ
プシート材料の1インチ幅ストリップと、このトップシ
ートストリップに接合されている下方部品のストリップ
とを含む。
サンプルの末端を、マサチューセッツ、カントンのイ
ンストロン・エンジニアリング・コーポレーションから
市販されるINSTRON model 1122引張テスト装置の中に、
1インチ(2.5cm)幅のクランプによって締付ける。
引張りテスト装置のクランプは、相互に反対方向に
(すなわち180゜の角度で)引き離されるように設定さ
れる。サンプルはクランプの中に定心され、またクラン
プの圧力はクランプの中におけるサンプルの滑りを防止
するのに十分でなければならない(これはすべてのテス
ト法において適用される)。サンプルは、クランプの外
側縁(すなわち自由端)が2,0インチ(5cm)離間される
ようにクランピングされなければならない。
引張りテスト装置のゲージ長は2.0インチに設定され
る。テスト装置のロードセルは設定される。データを集
め始めるトリガ点を設定する。1.0インチ/分(2.54cm/
分)のクロスヘッド速度をもって引張を開始する。サン
プルを25%延長させるのに必要な力を記録し、テストを
終了し、(原点と25%の伸びの応力とを結ぶ線の傾斜と
して定義される)25%伸びにおけるセカントモジュラス
を計算する。
本明細書における「セット」とは、表示の歪を加えて
除去した後にサンプルの中に残る永久変形(最初のサン
プル長のパーセント)を言う。
材料のセットは1"幅および2"以上の長さ(2"がゲージ
長となる)のサンプルをインスロン モデル1122テスト
装置の中で第1,0in/min(2.5cm/min)のクロスヘッド速
度をもって一定の歪まで引張る事によって測定される。
サンプルはその伸び軸線がサンプルの長手方向に平行に
なるようにインストロングリップの中に取付けられる。
サンプルのゲージ長(グリップ点の間隔)は2"(5cm)
である。この特定のテストに使用される歪は25%であ
る。すなわち、2"(5cm)のゲージ長のサンプルが2.5"
(6.4cm)まで引張られ、この歪状態に30秒間保持され
る。次にグリップの間隔を2"まで戻し(サンプルに対す
る0パーセント歪)、この位置に60秒間保持する。この
サイクルを繰り返す。セットパーセントは、歪軸線上に
おいて、伸びに必要な力が第2サイクル中に0より大と
なる第1点として求められる。これらのサンプルの平均
セットパーセントをリポートする。
B. 表面カバリッジ 吸収物品によってカバーされるパンティ領域(または
他の型の下着の領域)を近似的に測定する実験法は、剛
性の板紙切り出し片とテストされる吸収物品のサンプル
とを必要とされる。
切り出された板紙第28図に示す形状を有する。この板
紙は、生理用ナプキンが使用中にカバーする必要のある
パンティ部分を示す。第28図に図示のパンティの股部分
の輪郭は、婦人の着用者がしゃがんでいる時のパンティ
を示す(極端な場合には、着用中にパンティ、特にその
後部が大サイズまで引張られた場合に対応する)。この
板紙の側縁は脚を開いた場合のパンティの弾性側面部分
を示す。パンティの縁の測定は、婦人の身体上のパンテ
ィの曲率(前から後ろに、一方の側から他方の側に湾曲
した複雑な三次元曲面)にそって成される。
第28図はスケールに従って引かれているが、実際サイ
ズより収縮されている。破線に沿って測定された板紙の
幅3インチ(7.6cm)とする。板紙輪郭の各側縁におけ
る番号を付けた線の間隔はフルサイズ型紙において10mm
に等しいとする。また第28図は、1/4インチ×1/4インチ
正方形のグリッドによって覆われ、これは厚紙片の上に
重なり合った生理用ナプキン20によって被覆される領域
を確定するのに役立つ。第28図を本明細書に記載のサイ
ズまで拡大してこれを厚紙片のテンプレートとして使用
する事により、テストに使用される厚紙辺を作製する事
ができる。厚紙片は、テストの実施中に曲がらない程度
に剛性の厚紙から作製しなければならない。この厚紙片
は、相異なる吸収物品のカバリッジを比較するための下
着の股部分(または「パンティ股」)の一定のサイズを
与える。
吸収物品は、これが対称的物品であれば第28図の左側
上の2つのマークの間にその横方向中心線を定心させら
れる。吸収物品が非対称的であれば、吸収物品は一般に
その主吸収性部品の最狭部分を通る横方向線を第28図の
2本の線の間に定心させて配置される。吸収物品は、着
用中に下着に対して取付けられるように厚紙片に対して
固着される。吸収物品がフラップまたは側面包囲部品を
有すれば、これらの部品は下着の股部分の股開口にそっ
て折り曲げられるように厚紙片の側面にそって折り曲げ
られる。フラップの横方向中心線が厚紙片の2つのマー
クの間に配置される。これらのフラップまたは側面包囲
部品が原則として相互に固着される場合には、通常の固
着手順に従う。しかしフラップが一般に着用者の下着の
下側面に固着されるのであれば、これらのフラップは厚
紙片の底面に対して固着される。
吸収物品によって被覆される厚紙片の縁にそった距離
は厚紙片の縁上のスケールから測定される。この方法
は、吸収物品がカバーする下着の縁の長さとして吸収物
品の相対表面カバリッジの測定値を与える。
第28図は第1図乃至第5図に図示の好ましい生理用ナ
プキンの固有のフィーチャを示す。生理用ナプキン20
は、A,A',B,B'で示すように厚紙片の後部の領域部分を
カバーするように図示されている。また生理用ナプキン
は厚紙片の前部の領域C,C'をカバーするように図示され
ている。吸収物品の本体部分21によってカバーされまた
は吸収物品のフラップまたは側面包囲部品52によって被
覆された厚紙片の領域は吸収物品の表面によって「カバ
ー」されたとみなされる。
第28図の生理用ナプキン20が領域部分A,A',B,B'をカ
バーできる事はこの生理用ナプキン20を現在市販されて
いる生理用ナプキンと区別するものと考えられる。好ま
しくは、本発明の生理用ナプキンは厚紙片の前部の領域
C,C'の少なくとも約10%、約20%、約30%さらに約100
%をカバーできる。
厚紙片(従って着用者のパンティ)の前記領域のカバ
リッジは二、三の理由から大である。本発明の生理用ナ
プキンによってカバーされる厚紙片の領域は市販の生理
用ナプキンのカバー領域より大である。これは所望のよ
うに汚れ防護を増大させる。さらに、厚紙片が着用され
るパンティのサイズに対してスケーリングされまた厚紙
片が実質的に生理用ナプキンによってカバーされる事
は、生理用ナプキンが使用されるパンティの複雑な湾曲
面をカバーする能力を有する事を意味する。生理用ナプ
キンが高度に可撓性でありまたドレーピング可能であり
また周縁ファスナーを備える事の故に、生理用ナプキン
は着用されるパンティの複雑な湾曲形状に従いパンティ
と共に延伸する事ができる。
C.ドレーパビリティ/可撓性 (1)ドレーパビリティ 吸収物品のドレーパビリティ(可撓性剛性と呼ばれ
る)を測定する手順は下記である。
参照 ASTM法 B1388064:ファブリックの剛性の標準テスト
法(本明細書のように変更) 原理 このテストは片持バリ原理に基づいている。サンプル
ストリップが平坦なプラットフォームを越えて45゜曲が
るまでの距離を測定する。サンプルが特定テスト条件の
もとに自重によって一定角度曲がりまたはドレーピング
する際のサンプル重量とサンプル剛性と相互作用を使用
して可撓性剛性を計算する。
一般的注釈 ドレーパビリティテストは、サンプルの柔らかさの1
つの成分としての剛性を測定する1つの方法にすぎな
い。このテスト方法はできるだけ厳格に従わなければな
らないが、追加的テストが必要でまた適切な場合があ
る。例えば、長手方向または横方向のみのサンプルテス
トが実施される場合がある。
一般に、1つのサンプルストリップをその身体面を上
に向けて1回だけテストしなければならない。同様にサ
ンプルストリップは折り目、シワ、曲げなどの防止する
ように慎重に取り扱わなければならない。このテスト
は、メーカが包装のために折り曲げまたは折り畳む前の
物品について実施しなければならない。サンプルがメー
カによって折り畳まれた形状に成された場合、これをテ
ストまえに慎重に広げなければならない。折り畳まれた
物品のみが入手される場合には、折り目の間からとられ
たサンプルを測定する事によって可撓性剛性を近似的に
求める。サンプルから折り目を完全に除去する事ができ
ないなら、折り目の作用を最小限に成すように、テスト
中に折り目の内側部分を上に向けるようにサンプルを配
向して測定を実施する事ができる。
装置 ドレーパビリティの片持ちばり型テスト装置 テスト装
置を第29図のように構成する。
1インチ幅サンプルカッター JDCカッター、ペンシル
バニア、フィラデルフィア、ツイングアルバート・イン
スツルーメント・カンパニーから市販。
ペーパ・カッター サンプルを4.0±0.1または6.0±0.1
インチの長さに切断するに適したサイズ。
コンディショニング室 73±2゜F、相対湿度50±2%
にコンディショニングされた室。
ゼロスタット・アンティ−スタティック・ピストル(オ
プション) ドレーパビリティテスターおよび/または
組織上の静電荷の除去。MO65201、コロンビア、Discwas
her.Inc.,によって米国中に販売。OH 45246、シンシナ
チー、113サークルフリーウエイDr.POBox.46442、モー
ガン・インスツルーメント・インコーポレイテッドから
入手する事ができる。モーガン・カタログNo.70−35−0
0。またレコードショップおよび写真サプライ・ストア
から入手可能。このピストルの使用はこのテストのため
に静電気を除去する有効な手段である。ドレーパビリテ
ィ・テスターから静電気を除去するためにファブリック
ソフナーを使用してはならない。メーカの指示に従って
アンティ・スタティック ピストルを操作。
サンプルの作製 サンプルは、最大限循環を可能としまた湿度条件と温
度条件との平衡を最大限にする室内領域に配置されなけ
ればならない。
テストされる物品の代表的サンプルから長手方向およ
び横方向に1インチ(2.54cm)幅ストリップを慎重に切
り出す。最初にストリップを物品の一方の縁から他方の
縁まで長手方向に走るように切り出さなければならな
い。サンプルストリップは一般に吸収物品の最高にドレ
ーパブルな部分から切り出す。横方向に切り出されるス
トリップの場合、これは一般に吸収物品の末端領域であ
る。生理用ナプキンのクリンプド領域などの吸収性材料
を含まないストリップ末端が除去されるように、ストリ
ップ末端をトリミングする。ストリップの一方の端部に
LDまたはTDなどのイニシャルをもって方向を軽くマーク
する。
ストリップの末端から非吸収性材料をトリミングする
際に、ペーパカッターを使用してストリップの一端近く
に、長手方向に対して正確に垂直方向に慎重にカットす
る。このカットがストリップの長手方向に対して正確に
垂直である事が重要である。サンプルストリップが切断
される際に、カットの方向を一端に軽くマークする。
操作 テストされるサンプルの他の部分を使用して、サンプ
ルの坪量をミリグラム/cm2で測定する。
テーブル上の操作者の直前にドレープテスター130
(第29図)を配置する。このテスター130は上側面の小
さなバブルレベル132によって表示されるようにベンチ
の上に水平に配置され、またこのベンチは比較的振動お
よび過度の熱を受けず、最も重要な事は空気流を避けな
ければならない。空気流はサンプルストリップを動揺さ
せる事によってテスト結果に大幅な影響を与えるのでテ
スト操作中空気流が直接にまたは間接に加えられない事
が重要である。
オペレータはテスターの使用中その前に着座しまた立
つている事ができる。オペレータがテスターの前に適当
な位置を占めた後に、テスターの一端から延在する2つ
の傾斜プラスチックフィン136の上縁が相互に整列され
または一致して単一面を成すようにテスター上のミラー
134を調整しなければならない。
ドレープテスターの上側面プラットフォーム上のサン
プル溝穴140からサンプルスライドバー138を除去する。
サンプルストリップ20'の一端が傾斜ピンを取付けられ
たテスターの垂直線と正確に整列するようにサンプルス
トリップをサンプル溝穴の上に配置する。サンプル溝穴
は1インチサンプルより少し幅広い事を注意しよう。ス
トリップが定心され、溝穴の縁と接触しないようにスト
リップを配置する。スライドバーの前端がテスター中の
ストリップの縁と整列されるように、スライドバーをサ
ンプルストリップの上に非常に慎重に配置する。ストリ
ップは、溝穴の両側に固定された2つのルーラ142に隣
接される。スライドバー138を配置する際に、サンプル
にシワを寄せまたは前方に移動させないように、また一
方のルーラに付けられたゼロマークがスライドバー上の
線と正確に一致するようにしなければならない。
スライドバーの一端に取付けられたノブ144を非常に
軽く押して、毎秒約1/3−1/2インチ(0.85cm−1.3cm)
の非常にゆっくりした一定速度でスライダーを前方に
(2つのフィンの取付けられたテスター末端に向かっ
て)移動させる。スライドバーが前方に移動する際に、
サンプルが同一の低速で移動しなければならない。スラ
イドバーば前方に押される場合に、ストリップの位置を
スライドバーそのものの上の2つの標線の一方に対して
観察する事により、ストリップの滑る傾向を事を注意す
る事ができる。スライドバーとストリップがテスターの
縁を越えて突出すると、このストリップはただちにまた
は最後に曲がり始める。すなわち下方にドレープし始め
る。スライドバーの運動を続け、ストリップの吸収コア
の先端がミラーによって見られる2つのフィンの成す1
本の(一致または整列された)45゜基準線と整列した時
にスライドバーの運動を停止する。サンプルストリップ
がメーカから受けた状態で折り目を含む場合には、てき
れば折り目で曲がらないようなストリップの部分をテス
トしなければならない。折り目を除く事ができなけれ
ば、前記のように処理する。サンプルが捻れ始める時、
サンプルの先端縁の中央点が前記の2つのフィンによっ
て形成された基準線を切る時にスライドを停止させる。
このねじれが45゜以上であれば、そのサンプルを捨て
て、別のサンプルストリップについてテストを繰り返
す。
吸収コアの先端が45゜基準線と整列するまで落ちる程
度にストリップがドレーピングしてスライドバーが停止
された後に、サンプルの行程を測定する。サンプルがド
レーピングする点をマークする。
ドレーピングしたサンプルの部分の長さは、マークさ
れた点のサンプルの吸収性材料の末端まで測定される。
この測定は、トップシートおよび/またはバックシート
の周縁縁のみを含む部分を含まない。次にドレーピング
したサンプル部分をマーク点から切断する。周縁縁材料
も切り落とす。残ったサンプルのグラム数を計量し、ま
たストリップの坪量を計算する。それぞれの型の吸収物
品について、各方向(LDとTD)において合計4回、テス
トシーケンスを実施する。
計算 可撓性剛性を表わすために下記の式が使用される。
G=W(L/2) ここにGは可撓性剛性、Wはサンプルの坪量、ミリグ
ラム/cm2、またはLは周縁ヘリコプター部分Wの除き突
き出た部分の長さ、cmである。この結果を(ミリグラム
cmまたは「ミリグラム−cm」で表わす。
(2)可撓性 吸収物品の可撓性の測定手順は米国特許第5,009,653
号に記載されたCircular Bend Procedure(円形曲げ
法)である。
D.キャリパー 吸収物品のキャリパーの測定手順は均一キャリパーを
有する吸収物品に関する米国特許第5,009,653号に記載
されている。吸収物品が不均一なキャリパーを有すれば
(例えばハンプまたはその他の***部分)、所望の荷重
(0.25psi)が同一に留まるような同一表面積を有する
別の形のコンパレータフート(例えば非円形(非円形、
長方形フート)を使用してこれらの***部分と周囲空気
のキャリパーを別に測定しなければならない。このよう
な手順は米国特許第07/874,872号に記載され、これを引
例とする。さらに、***部分のキャリパーが無負荷で測
定される際にこの***部分キャリパーが周囲領域のキャ
リパーよりも1mm以上大であれば、***部分と周囲部分
との間のキャリパーの差をリフト測定テストの結果から
差し引く。
E.圧縮力および弾性テスト 生理用ナプキンの横方向圧縮特性を測定するために下
記の測定法を使用する。着用中に見られる外力と歪をシ
ミュレートするように設計された一対のプレートによっ
て生理用ナプキンを圧縮する。このテストにおいて生理
用ナプキンの中心部にその幅方向に6サイクルの圧縮を
備え、そのたびに圧縮力を解除する(このテストは失禁
物品およびパンティライナーなどの他の物品にいても使
用する事ができる)。プレートと行程および加えられた
力を測定する。
(1)装置およびサンプルの準備 このサンプルには、インストロンモデル#1122または
EME 599A引張り(および圧縮)テスト装置などの一定
レートの伸び引張りテスト装置が必要である。第30図
は、OH、ニュウベリー、P.O.Box187,EMEインコーポレイ
テッドから市販されつ計器EME599Aにおいて実施される
テストを示す。
このテスト装置150は、圧縮プレートを固着するため
の下固定クランプ154と、他の圧縮プレートを固着する
ための複動上クランプ158とを含む。また装置150は、上
クランプ158を下方に片寄らせるたの重り(4000g)162
を含む。
一対のプレート166と170からなる組立体によって生理
用ナプキン20に対して圧縮力が加えられる。上プレート
166は着用者の両腿と使用中に生理用ナプキン20と接触
する身体の部分とをシミュレートする。また下圧縮プレ
ート170は、その本体部分182の各側面に1つづつ配置さ
れた相互に離間された円筒形ポスト174,178と、本体部
分182上に取付けられたプレキシガラス観察スクリーン1
86を有する。これらのポスト174と178は生理用ナプキン
20を取付けるためのパンティ186の股部分を保持する
(そのため適当なパンティの股部分を切り出し、ポスト
174,178に取付けるために末端に縫合された管を備え
る)。
第31図と第32図においてプレート166,170を組立体164
として詳細に図示する。これらの図においてしたプレー
ト170はベース171を有し、その中に一対の相互に離間さ
れたロット172Aと172Bが形成され、これらのロットは下
プレート170を装置150のクランプ154に対して取付ける
ために使用される。第31図に図示のように、下プレート
170は下方本体部分173を有し、この本体部分に凸形湾曲
面175を備える。
第33図と第34図に図示のように、上プレート166は本
体部分176を有し、この本体部分は凹形の湾曲面169を備
える。本体部分167に対して、上プレート166を装置150
の往復クランプ158に固着するための長方形の取付けブ
ラケット168が固着される。
第31図に図示の下プレート170の凸形175は上プレート16
6の凹形169と噛み合う形状を有する。この噛み合い形状
の故に、上プレート166は下プレート170に非常に近接し
て、しかし接触する事なく通過する事ができる。
プレート166、170(およびその構成部分)は所要の形
状に形成される任意適当な材料(例えば、アルミニウ
ム、レキサン、プレキシガラス)から作製する事ができ
る。プレート166、170の合計重量は、十分な力測定範囲
を可能とするため、計器のロードセルの限界より著しく
低くなければならない。またプレート166、170は、相互
に対向配置される上下の湾曲面に対して定心されなけれ
ばならない。これらのプレートが圧縮中に近接する時、
相互間の物理的接触が生じてはならない。
テスト中にクロスヘッド速度は22インチ/分である。
プレート間のギャップは4インチから始まり、生理用ナ
プキン20が完全に圧縮された時に1インチのギャップま
で狭くなる。これは計器のサイズを考慮すれば、クロス
ヘッドの初設定20cmおよび最終設定12.5cmに対応する。
(2)テスト手順 このテストのためには各生理用ナプキン20の最小限6
サンプルが必要である。生理用ナプキンからリリースペ
ーパを除去し、次に生理用ナプキンをパンティの股部分
の上に縫合線に対して定心させる。生理用ナプキンを軽
く下方に押して固着させる。次にパンティ股部分の末端
の縫合管を前記の下プレート170のポストの上に滑り込
ませる。生理用ナプキンはその両端を計器150の前方に
突出させて弧状をなし、パンティの股部分と下プレート
170の正面との間に閉じ込められなければならない。生
理用ナプキン20はその一方の側縁の上に直立するように
配向される。そこでプレート166と170とを相互に4イン
チ離間させる。
次にプレート166を上方複動クランプ158の下降運動に
よって下降させ、生理用ナプキン20を1インチまで圧縮
させる(完全圧縮)。圧縮力が10グラムに達した時に上
プレート166が生理用ナプキンの縁と接触する間隔を測
定する。これが生理用ナプキンの初幅である。完全圧縮
に達した30秒後に圧縮解除の直前に測定された力が圧縮
力として記録される。
完全圧縮の30秒後に、プレート166をその初位置(4
インチ離間)まで移動させて圧縮力を解除する。生理用
ナプキン20を非圧縮状態に60秒間放置する。60秒後に第
2圧縮サイクルが開始される。前記と同一手順が繰り返
される。生理用ナプキンが6圧縮/解除サイクルを受け
るまでこの手順を繰り返す。
生理用ナプキンの3乾燥サンプルをこの手順によって
テストする。生理用ナプキンの追加の3サンプルの中心
に7.5mlの0.9%塩水を注ぎテスト開始まで10分間放置し
て湿潤状態に成されたサンプルについてテストする。湿
潤サンプルについて、乾燥サンプルと同一手順を加え
る。
(3)計算 3乾燥サンプルと3湿潤サンプルのテスト後に、下記
の値を求める。
(1)3乾燥生理用ナプキンに対する6サイクルから
得られた平均圧縮力、 (2)3湿潤生理用ナプキンに対する6サイクルから
得られた平均初幅、 (3)湿潤生理用ナプキンの平均幅パーセントは、下
記の式によって得られる。
生理用ナプキン幅パーセント=100×(6サイクル後の
初生理用ナプキン幅/1サイクル後の初生理用ナプキン
幅) F.湿潤バンチ回復性テスト 吸収性が湿潤され横方向内向き圧縮力を受けた後にバ
ンチング状態から回復する量を測定するために、下記の
テストを実施する。
このテストに使用されるサンプルは完全吸収物品であ
る。もし吸収物品が接着剤ファスナーを備えていれば、
その衣類面の接着剤ファスナーを覆うリリースペーパを
除去し、ティシュによってカバーする。吸収物品がフラ
ップまたは側面包囲部品を備えていれば、これらのフラ
ップまたは側面包囲部品上の接着剤についても同様であ
る。吸収物品の幅(砂時計型であればその最狭点)を測
定する。15mlの塩水(イリノイス、ディアフィールドの
バクスター・トラベノール・カンパニーから市販)を吸
収物品の中央部分(長さ1 1/2インチ(6.4cm))および
吸収物品の吸収性成分の幅全体に対してドロッパーによ
って均一に散布する事によって吸収物品を湿潤させる。
吸収物品の超吸収性材料が塩水を吸収するように吸収物
品を2分間セットさせる。
吸収物品を第35図に示す計器200の中に配置する。吸
収物品20の身体面20Aを上方に向けて計器200上に配置す
る。吸収物品がフラップを備えていれば、フラップが装
置の側面に当接して上方に折り曲げられるように装置の
幅を設定する。装置の側面が相互に20mm離間されるま
で、一方の側面をゆっくりと内側に移動させる。これが
吸収物品をバンチングさせる。5秒後に側面を戻して吸
収物品を解除する事ができる。
バンチング力が除去された後に、吸収物品をバンチン
グ装置から取り出し、バンチング手順を逆転させる。バ
ンチング手順の逆転は手によって、または適当な装置に
よって実施する事ができる。吸収物品の中央領域の両方
の長手方向側縁を保持しこれらの縁を横方向外側に引張
る事によって吸収物品のバンチングを逆転させる。バン
チングの逆転に際して、引張力が吸収性材料に直接に加
えられないように吸収性材料の外側に配置された部分
(クリンプド領域など)を保持しなければならない。吸
収物品がフラップまたは側面包囲部品を備えていれば、
外向き力をこれらのフラップまたは側面包囲部品の遠位
端に加えなければならない。バンチングの逆転は、吸収
物品を保持した領域において吸収物品の非吸収性部分
(および吸収性部分に直接に触れない限り吸収性部分)
をアンバンチングしまたは拡開できる力をもって実施さ
れる。しかし加えられる力は吸収物品の一体性またはそ
の構造部品を破壊するほどに高くあってはならない。
次に最初に幅をとったのと同一箇所において吸収物品
の幅を測定する。これらの2つの幅の差を初幅によって
割って、吸収物品の湿潤バンチ回復を表わすパーセント
を生じる。これは、高度の不可逆的湿潤バンチング(従
って低湿潤バンチ回復)を有する厚いエアフェルト物品
と本発明の吸収物品との相違を示す。湿潤バンチ回復は
パンティ支援の回復測定値を与える。なぜかならば、テ
ストのアンバンチング段階において、吸収物品がバック
シートなどの非吸収性部分によって保持され、このバッ
クシートが代表的には着用者のパンティ(または下着)
に直接に結合された唯一の部分でありまたこの段階にお
いて加えられる力はパンティを拡開する際にパンティフ
ァスナーによって加えられる力をシミュレートするから
である。
6.他の実施態様 本発明による二、三の好ましい生理用ナプキン実施態
様を説明したが、他の多数の生理用ナプキン実施態様が
文献に記載されている。これらの実施態様は本発明のパ
ンティ被覆部品を備える事ができよう。これらの他の生
理用ナプキンの一部は、米国特許第4,950,264号および
第5,009,653号、米国特願第07/915,202号、米国特願第0
7/874,872号、および米国特願第08/007,207号、米国特
願第08/170,461号、および米国特願第08/170,487号に記
載されている。
用語「パンティ ライナ」および「パンティライナ」
が月経期間中に婦人によって着用される生理用ナプキン
より低バルキーな吸収性を言う。パンティライナ形の適
当な吸収物品は米国特許第4,738,676号に記載されてい
る。
用語「失禁物品」とは、成人失禁者またはその他の失
禁者によって着用されるといなとに関わらず、パッド、
下着(ベルトまたはまたはその他のサスペンション手段
によって保持されたパッド)、吸収物品のインサート、
吸収物品の容量ブースタ、、ブリーフ、ベッドパッド、
および類似物を言う。本発明によるパンティカバー部品
を備える事のできる適当な失禁物品は米国特許第4,253,
461号、米国特許第4,597,760号および第4,597,761号、
前記の米国特許第4,704,115号、米国特許第4,909,802
号、米国特許第4,964,860号、および米国特許第07/637/
090号および第07/637,571号(それぞれPCT公表番号WO92
/11830およびWO92/11831)に記載されている。
本明細書に記載のすべての特許(およびこれらの特許
に基づく特許、並びに対応の公表された外国特願)およ
び刊行物をここに引例とする。しかし、これらの引例と
されたいずれの文献も本発明を教示または開示している
とは明白に認められない。また本明細書に記載の市販の
材料または物品のいずれも本発明を教示しまたは開示す
るとは明細書は明白に認められない。
本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、そ
の主旨の範囲内において任意に変更実施できる。またフ
ァスナー装置の前記の説明に記載のすべての限界および
範囲はこれらの限界および範囲の範囲内にあるすべての
より狭い範囲および限界を含む事を了解されたい。従っ
て例えば、範囲が約6乃至約42g/m2と記載されていれ
ば、これより狭い範囲、例えば約10乃至約40g/m2および
約20乃至約30g/m2は別個に記載されていなくても請求さ
れたものとみなされる。
フロントページの続き (72)発明者 パターソン,レベッカ ホワイト アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナ チ、メイプル、アベニュ、7017 (72)発明者 ラバシュ,ブルース ウイリアム アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、 チェスター、サン、マテオ、ドライブ、 6659 (72)発明者 キャリアー,マイケル エドワード アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナ チ、クランフィールド、ドライブ、8675 (72)発明者 バーグマン,カール ルイス アメリカ合衆国オハイオ州、ラブラン ド、クウェイルラン、コート、6674 (72)発明者 ガース,シャーリー フローレンス アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナ チ、マックヘンリー、3584 (56)参考文献 国際公開94/002094(WO,A1) 国際公開93/001785(WO,A1) 欧州特許出願公開321980(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/00 - 13/515

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に配向された長手方向寸法と、横
    方向に配向された横方向寸法と、第1末端領域と、第2
    末端領域と、前記第1末端領域と前記第2末端領域との
    間に配置された中央領域とを有し、下着で着用される吸
    収物品であって、前記吸収物品は、 本体部分を含み、前記本体部分は透液性トップシート
    と、不透液性バックシートと、前記トップシートと前記
    バックシートとの間に配置された吸収コアとを含む吸収
    物品において、 前記吸収物品は延伸性であり、 前記不透液性バックシートは、離間配置された複数の非
    結合領域によって相互に離間された複数の結合領域を有
    する不透液性延伸性周縁シールにより、前記吸収物品の
    周縁の少なくとも一部に沿って前記トップシートに接合
    されている、吸収物品。
  2. 【請求項2】前記本体部分は、前記バックシート上に一
    方の中心線の対向する側に付けられた2つのマークの間
    隔として測定して、平坦に配置された時に初弛緩寸法を
    有し、また前記本体部分は、前記吸収物品の着用中に前
    記マークの間隔を前記長手方向および前記横方向の少な
    くとも一方に対して平行方向に測定して、前記初寸法よ
    り大きな少なくとも1つの延伸寸法を着用中に有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の吸収物品。
  3. 【請求項3】前記本体部分は、前記長手方向と前記横方
    向との少なくとも一方に平行な方向において、前記本体
    部分を破壊することなく、前記吸収性表面積が増大され
    るように手によって少なくとも5%延伸可能であること
    を特徴とする請求項1記載の吸収物品。
  4. 【請求項4】前記本体部分は、前記長手方向と前記横方
    向との少なくとも一方に平行な方向において、100グラ
    ムfの力のもとに3%またはこれ以上、または200グラ
    ムfの力のもとに7%またはこれ以上、または800グラ
    ムfの力のもとに25%またはこれ以上、延伸性であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の吸収物品。
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