JP3505009B2 - 内視鏡の湾曲操作装置 - Google Patents

内視鏡の湾曲操作装置

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JP3505009B2
JP3505009B2 JP16843795A JP16843795A JP3505009B2 JP 3505009 B2 JP3505009 B2 JP 3505009B2 JP 16843795 A JP16843795 A JP 16843795A JP 16843795 A JP16843795 A JP 16843795A JP 3505009 B2 JP3505009 B2 JP 3505009B2
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静春 三浦
喜久男 岩坂
久樹 高橋
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ペンタックス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、プーリーを回転
させて操作ワイヤを牽引するようにした内視鏡の湾曲操
作装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図5は従来の内視鏡の湾曲操作装置を示
しており、1は、内視鏡の挿入部2に形成された湾曲部
3を遠隔的に湾曲させるために、操作部4側から牽引操
作される湾曲操作ワイヤである。 【0003】操作部4には、図示されていない操作ノブ
によって回転操作されるプーリー5が配置されていて、
湾曲操作ワイヤ1を牽引するための牽引ワイヤ17がそ
のプーリー5に巻回されている。 【0004】牽引ワイヤ17は、極細のステンレス鋼線
を多数撚り合わせて形成されており、例えば直径0.1
mmの7本の素線を撚ったものをさらに7本寄り合わせ
て(7×7)0.9mmの直径に形成されている。した
がって、牽引ワイヤ17はある程度の可撓性を有するが
一定の剛性を有する。 【0005】牽引ワイヤ17の一端はプーリー5に固定
されて他端がプーリー5から引き出されており、その引
き出し端部に湾曲操作ワイヤ1が連結されている。10
は、緩み側の湾曲操作ワイヤ1に発生する弛みを吸収す
るために、牽引ワイヤ17と湾曲操作ワイヤ1との連結
部に取り付けられたワイヤの弛緩吸収装置である。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】図6は、上述のプーリ
ー5と牽引ワイヤ17とを拡大して示しており、図7
は、牽引ワイヤ17がプーリー5の周面からその内側の
固定部に移る部分(A部)をさらに拡大して示してい
る。 【0007】図7に示されるように牽引ワイヤ17は、
A部において屈曲しながら巻回されているが、牽引ワイ
ヤ17がプーリー5の周面から固定端まで巻きついてい
る部分は、牽引ワイヤ17の屈曲時に曲率及び屈伸の変
化が最も大きく、また前述のようにステンレス鋼線製の
牽引ワイヤ17には相当な剛性があるので、牽引ワイヤ
17は無理にプーリー5の角部に巻回されることにな
る。 【0008】牽引ワイヤ17は、牽引操作によって張力
がかかると、巻回されているこの牽引ワイヤ17の内周
側と外周側の素線には互いに長さ違いが生じ、荷重分散
の不均一が起こる。また、プーリー5の巻回の繰り返し
による金属疲労破壊が起こる。その結果、素線切れが発
生して、最後には牽引ワイヤ17が断線してしまう。 【0009】牽引ワイヤ17の断線前においては、切れ
た素線部分に外側に巻回されている牽引ワイヤ17が切
れてほつれた素線と擦れ合って損傷を受ける状態にな
る。また、これまで湾曲操作ノブの操作トルクの軽減の
ためにプーリーが小型化されてきたが、上述のような理
由のためにプーリーの小型化に限界があった。 【0010】そこで本発明は、湾曲操作ワイヤを牽引す
るためにプーリーに巻回された牽引部材が切れにくくて
耐久性があり、さらには湾曲操作ノブの操作トルクを軽
減することができる内視鏡の湾曲操作装置を提供するこ
とを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の湾曲操作装置は、内視鏡の操作部
に設けられて回転操作されるプーリーに、非金属繊維を
編んで形成された可撓性があって剛性の低いロープを巻
回して、上記ロープの一端を上記プーリーに固定すると
共に、上記ロープの他端を上記プーリーから引き出し
て、上記プーリーの回転によって牽引される上記ロープ
を介して、内視鏡の挿入部に形成された湾曲部を遠隔的
に湾曲させるようにした内視鏡の湾曲操作装置におい
て、上記ロープの少なくとも上記プーリーに巻回される
部分に、合成樹脂被覆を施し、或いは金属細線を編組し
て形成された網状管を被覆したことを特徴とする。 【0012】 【発明の実施の形態】図面を参照して実施の形態を説明
する。図4は本発明が適用された内視鏡を略示してお
り、挿入部2の先端部分には遠隔操作によって屈曲自在
な湾曲部3が形成され、挿入部2の基端には操作部4が
連結されている。 【0013】湾曲部3を湾曲させるための操作ワイヤ1
の先端は湾曲部3の先端部分に連結され、基端は操作部
4内に達している。挿入部2内で湾曲操作ワイヤ1をガ
イドするガイド管は図示が省略されている。 【0014】操作部4には、図示されていない操作ノブ
によって回転操作されるプーリー5が配置されていて、
湾曲操作ワイヤ1を牽引するための2本の牽引ロープ7
がそのプーリー5に巻回されている。 【0015】牽引ロープ7は、例えばポリアリレート又
は(パラ型)アラミドのような非金属繊維を編んで直径
0.7ないし0.8mm程度に形成されており、可撓性に
富んでいて剛性は非常に低い。編み方としては、例えば
原糸の束4本を四つ編みに製紐する。なお、製紐される
原糸の束は8本でも16本でもよい。 【0016】牽引ロープ7には、図2に断面が示される
ように、合成樹脂被覆7cがほぼ全長にわたって施され
ている。合成樹脂被覆7cの厚さは0.05mmないし
0.1mm程度であり、牽引ロープ7の柔軟性が保たれて
いる。 【0017】被覆の方法としては、押し出し成型によっ
て牽引ロープ7の外表面に樹脂を含浸被覆させる方法
や、熱収縮チューブを牽引ロープ7の外面から加熱収縮
させる方法等をとることができる。 【0018】被覆材料としては、押し出し成型の場合に
はPTFF(ふっ素樹脂)又はナイロン等を用いること
ができ、熱収縮チューブの場合にはふっ素樹脂又はポリ
エチレン系樹脂等を用いることができる。 【0019】このように、牽引ロープ7を合成樹脂被覆
7cで被覆することにより、牽引ロープ7がプーリー5
のエッジ等に直接触れないで保護されるので、耐久性が
より向上する。 【0020】図4に戻って、牽引ロープ7の一端はプー
リー5に固定されていて、他端がプーリー5から引き出
されており、その引き出し端部に連結部材10を介して
湾曲操作ワイヤ1が連結されている。 【0021】なお、可撓性に富んで剛性の低い牽引ロー
プ7は短い範囲でも場所を選ばずにたわむことができる
ので、弛緩側の湾曲操作ワイヤ1の弛緩は牽引ロープ7
がたわむことによって吸収される。したがって、連結部
材10は、単に牽引ロープ7と湾曲操作ワイヤ1とを連
結するだけでよい。 【0022】図1は、プーリー5と牽引ロープ7の部分
を拡大して示しており、図において右側の牽引ロープ7
の基端側固定部は、プーリー5の裏側にあるので図示さ
れていない。 【0023】各牽引ロープ7の引き出し端7bには、湾
曲操作ワイヤ1と連結するための連結部材10の一部で
あるカラー10aが固着されている。カラー10aに
は、牽引ロープ7が挿通される孔が穿設されていて、そ
の孔の端部側口元は座ぐり状に太く形成されている。 【0024】カラー10aを牽引ロープ7に固定するに
あたっては、図3に示されるように、牽引ロープ7をカ
ラー10aに通して引き出し端7bをほぐしてから、そ
の部分を接着剤11等で団子状に固めてカラー10aの
広口部分に接合固定する。 【0025】その接合前に、引き出し端7bの繊維表面
に接着剤11との親和性を良くするための薬液処理を施
しておくとよい。なお、プーリー5に対する牽引ロープ
7の基端側固定端7a部分も同様にして固定する。 【0026】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば合成樹脂被覆7cは、牽引ロー
プ7の全長にわたって被覆する必要はなく、少なくとも
プーリー5に巻回される部分に被覆すればよい。 【0027】また、合成樹脂被覆7cに代えて、例えば
直径0.02mm程度の極細径のタングステン線のような
金属線を編組して形成された網状管を牽引ロープ7に被
覆してもよい。 【0028】 【発明の効果】本発明によれば、湾曲操作ワイヤを牽引
するために非金属繊維を編んで形成された可撓性があっ
て剛性の低いロープをプーリーに巻回して固定したこと
により、湾曲部を屈曲させるための牽引操作時には、ロ
ープがプーリーの形状に沿って柔軟に変形し、しかもこ
の巻回しの繰り返しによる屈曲疲労が金属ワイヤのよう
に発生しないので、ロープの素線切れが発生しにくく、
また素線切れが発生した場合でもそれに隣接して巻回さ
れているロープに影響を及ぼさない。また、ロープは伸
縮性があって良くたわんでワイヤの弛緩を吸収するの
で、弛緩吸収装置を省略することができる。 【0029】そして、ロープの少なくともプーリーに巻
回される部分に合成樹脂被覆や金属製網状管被覆を施す
ことにより、ロープがプーリーのエッジ等から保護され
て、耐久性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態のプーリーとロープ部分の
正面図である。 【図2】本発明の実施の形態のロープの断面図である。 【図3】本発明の実施の形態のロープの引き出し端とそ
こに固定されるカラーの拡大断面図である。 【図4】本発明の実施の形態の内視鏡の全体略示図であ
る。 【図5】従来の内視鏡の全体略示図である。 【図6】従来のプーリーと牽引ワイヤ部分の正面図であ
る。 【図7】従来のプーリーとロープの部分拡大図である。 【符号の説明】 1 湾曲操作ワイヤ 3 湾曲部 5 プーリー 7 牽引ロープ 7c 合成樹脂被覆
フロントページの続き (72)発明者 高橋 久樹 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−25785(JP,A) 特開 平6−158568(JP,A) 特開 平5−93377(JP,A) 特開 昭57−195433(JP,A) 特開 平6−125866(JP,A) 特開 昭63−147608(JP,A) 実開 昭62−72603(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 E05D 13/00 F16H 55/32 - 55/56 D07B 1/00 - 9/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】内視鏡の操作部に設けられて回転操作され
    るプーリーに、非金属繊維を編んで形成された可撓性が
    あって剛性の低いロープを巻回して、上記ロープの一端
    を上記プーリーに固定すると共に、上記ロープの他端を
    上記プーリーから引き出して、上記プーリーの回転によ
    って牽引される上記ロープを介して、内視鏡の挿入部に
    形成された湾曲部を遠隔的に湾曲させるようにした内視
    鏡の湾曲操作装置において、 上記ロープの少なくとも上記プーリーに巻回される部分
    に、タングステン細線を編組して形成された網状管を被
    覆したことを特徴とする内視鏡の湾曲操作装置。
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