JP3504245B2 - 画像監視装置 - Google Patents

画像監視装置

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JP3504245B2
JP3504245B2 JP2001335422A JP2001335422A JP3504245B2 JP 3504245 B2 JP3504245 B2 JP 3504245B2 JP 2001335422 A JP2001335422 A JP 2001335422A JP 2001335422 A JP2001335422 A JP 2001335422A JP 3504245 B2 JP3504245 B2 JP 3504245B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、店舗、ATM設
置施設やオフィス等において、侵入者を監視するための
画像監視装置に関する。 【0002】 【従来の技術】店舗、ATM設置施設やオフィスにおい
て、侵入者を監視するといった分野では、画像伝送によ
る方法、監視画像伝送による監視、監視画像のVTR記
録、画像処理認識による監視、及びそれらを組合せた手
法が使用されてきた。以下、これら手法について説明す
る。監視画像伝送による監視は、監視環境にアナログI
TVカメラを設置し、一般に離れた場所にある監視セン
タまでアナログ画像を伝送し、センタに配備された監視
員が常時監視画像をモニタするものである。 【0003】この場合は一般に複数カメラからの画像を
伝送し、監視員はそれら画像表示を意識的に、又は一定
時間ごとに切替えて監視する。又画面の切替えの契機と
して、監視環境に設置された赤外線、超音波等の侵入セ
ンサからの侵入者検知信号を用いるものもある。又アナ
ログ画像のままではなく、JpegやMpegによる圧
縮データに変換してから伝送するものがある。 【0004】監視画像のVTR記録は、監視環境にアナ
ログITVカメラを設置し、離れた場所、又は監視環境
からは見えない場所に設置したVTR装置に一定間隔ご
とに画像を記録するものである。画像処理認識による監
視は、監視環境における画像の変化や画像中からの人物
候補領域の検出によって通報やVTRの起動を行なうも
のである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記したような従来技
術には以下に示す問題点がある。先ず監視画像伝送によ
る監視での問題は、処理の仕組みは単純であるが、アナ
ログ画像伝送を行なうために、専用伝送路の敷設、伝送
による信号劣化の保障としてのブースタの設置などの付
帯設備が必要となる。従ってこれら設備のためのコスト
が甚大であり、かつセンタにおいて監視員を常時配備し
ておく必要がある。 【0006】一方、画像の圧縮データを伝送するシステ
ムでは上記に比べてデータが少ない、伝送による信号劣
化がない、などの理由からアナログ専用線ではなく一般
のデジタル回線を用いることが可能であるが、侵入イベ
ント以外の情報も多数伝送されるため、監視員の常時配
備の問題は解消されない。 【0007】監視画像のVTR記録での問題を述べる
と、このシステムは基本的には、緊急通報とは別に侵入
者の映像を記録することで、後で状況推定や侵入者特定
のために利用するものであるが、一定間隔ごとの記録で
は実際に侵入イベントとして重要な映像を記録できない
場合がある。 【0008】画像処理による監視での問題は、侵入者の
検出率が妥当であるならば、このシステムで侵入時のみ
に伝送や蓄積の処理が必要であるため、データ伝送、蓄
積のためのコストを全体的に低くすることが可能であ
る。又イベント発生時のみについて、伝送、蓄積された
画像を監視員が確認することで、常時配備の必要性が軽
減される。 【0009】しかしイベントを検出した後で、伝送又は
蓄積された画像の性質が、監視員が確認するために良い
ものでは無い場合が多い。これは例えば、監視映像中の
人物領域に顔などの特徴的な部分がない、画像が小さす
ぎる、圧縮の影響で画質が劣化している等があげられ
る。本発明は、処理効率に優れた画像監視装置の提供を
目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】この発明の画像監視装置
は、監視領域の映像を撮像する撮像手段と、この撮像手
段により撮像された映像に所定の処理を施す処理手段
と、この処理手段により所定の処理が施された画像を受
取り、連続する2フレーム間の画像差分量を求め、その
総和が一定値以下の画像の場合、そのうちのいずれかの
みを残して他の画像を除去する除去手段と、この除去手
段により残された画像のみをhttpプロトコルに変換
し伝送する伝送手段とを有している。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。以下の説明で
は、本システムを用いて、ある監視領域において侵入者
の監視を行なう装置について示す。 【0012】先ず、この実施の形態の全体構成と処理の
概要を説明する。本発明による人物監視システム(画像
監視装置)の全体構成を図1に示す。このシステムは、
人物抽出手段1、中間サーバ手段2、サーバ手段3とか
らなり、人物抽出手段1において入力動画像中から人物
候補領域を抽出し、中間サーバ手段2においてそのうち
見え方の最適なる画像を選択し、サーバ手段3において
画像検索用のキーの生成やhttp(hyper te
xt transfer protocol)でのユー
ザインタフェースを提供する。そして各手段1,2,3
は有線、又は無線のディジタル通信によって接続され
る。 【0013】したがって、一つ又は複数の人物抽出手段
1によって検出された入力画像内の人物候補領域に対し
て、人物抽出手段1又は中間サーバ手段2において人物
特徴のチェックと見え方が最適なフレームの選択、およ
びカメラ(これは人物抽出手段1に相当)入力の選択を
行ない、サーバ手段3では、中間サーバ手段2から得ら
れた最適な人物画像系列を一時的に蓄積し、その後、そ
れら画像系列の伝送を行なう。このとき、例えば検出人
物系列について、その移動方向、色、動き方、参照人物
画像との類似度などの画像検索用キーを作成しておき、
ユーザからの要求にしたがって所望画像のみを伝送する
処理も行なう。 【0014】以上で、人物抽出手段1と中間サーバ2、
中間サーバ手段2とサーバ手段3のそれぞれの間での伝
送路の状態、および対象人物の侵入イベント数などに応
じて適宜それぞれでの処理の分担範囲を変える。例えば
人物抽出手段1においては人物候補領域の抽出と確認を
行なうが、単位時間あたりのイベント数が多い場合に
は、人物候補の確認処理は比較的ラフなもののみを行な
い、後述する顔等の特徴部分による確認のように処理コ
ストの高いものは中間サーバ手段2に分担させる。 【0015】以下に上記人物抽出手段1、中間サーバ手
段2、サーバ手段3の各構成と処理の説明を行なう。図
2は人物抽出手段1の構成に示す図である。カラー、又
はモノクロのテレビカメラとA/D変換器とからなる画
像入力手段4により数フレームごとに入力されたディジ
タル画像データを一度人物検出画像蓄積手段5に格納
し、これについて後述の様に、人物候補領域抽出手段6
によって侵入人物の概略領域を検出し、その概略領域内
部に人物としての特徴的な領域パターン(例えば顔、
手、足等)が存在するかどうかを人物領域確認手段7に
よって確認し、人物候補領域画像と確認結果を人物候補
通信手段8によってEther netやIEEE13
94上にTcp/IPなどのプロトコルで中間サーバに
伝送する。上記で入力画像がカラーであった場合には、
その輝度成分のみを抽出して人物検出画像蓄積手段5に
蓄積する。 【0016】又、この人物抽出手段1では一定時間内で
の上述の対象人物領域の抽出数、すなわち検知頻度を人
物抽出手段1内部の検知頻度計測手段9によって計測
し、これがあらかじめ設定してある閾値以上であった場
合には、本手段の処理に時間をかけるべきではないとし
て、一般的に処理コストのかかる人物領域確認手段7の
処理は行なわず、後述の中間サーバに処理の分担を依頼
する。 【0017】以下に、この人物抽出手段1に特徴的な機
能として、人物候補領域抽出手段6と人物領域確認手段
7および人物候補通信手段8について述べる。人物候補
領域抽出手段6の処理としては、以下に示すようないく
つかの方法のいずれかを使用することができる。 【0018】例えば、連続するサンプリング画像(フレ
ーム)について画素ごとの差分を行ない、ある一定閾値
で2値化した領域を抽出し、4連結、又は8連結の意味
で空間的に連結する領域について、その面積や外接矩形
サイズが人物候補として妥当なものを検出する方法であ
る。この処理の流れを図3のフローチャートに示す。こ
の際の2値化の閾値は、差分画像の輝度ごとの頻度分布
を解析し、その分散比を最大にする値として決定する手
法を使うことができる(大津、判別および最小二乗基準
に基づく自動しきい値選定法、信学論、Vol.J63
−D,No.4,pp.349−356,1980参
照)。ここで、上記連結領域の解析を行なう前に、抽出
領域についての数回の膨張、収縮処理を行なって、ノイ
ズによる過抽出や“かすれ”の影響を減少させても良
い。この場合に抽出領域の第一次信頼度C1を例えば以
下のように算出しておく。 【0019】 C1=(Vf,Vft)/(|Vf ||Vft|), …(1) ただし、 V=(W,H,S) Vt =( ( Twu+Twl)/2, ( Thu+Thl)/2, ( Tsu+Tsl)/2 ) …(2) なるベクトルで、W,Hはそれぞれ抽出領域の外接矩形
の縦横サイズであり、Sは抽出領域面積である。又Tw
u,Twlは外接矩形の縦サイズの、Thu,Thlは外接矩
形の横サイズの、Tsu,Tslは抽出面積のそれぞれ上限
値と下限値を示す閾値であり、0≦ Cf ≦1となる。 【0020】この信頼度算出用のベクトルV,Vt につ
いては、円形度Rを加えて以下のようにしてもよい。 V=(W,H,S,R)、 Vt =(( Twu+Twl)/2, ( Thu+Thl)/2, ( Tsu+Tsl)/2 ), Tr …(2′) R=(抽出領域の周囲長)/S, ただしTr は人物としてのRの標準的値。 【0021】又別手法として事後確率変換による手法を
用いても良い(中井、事後確率を用いた移動物体検出手
法、情処研報,94−CV−90,pp.1−8,19
94参照)。 【0022】この事後確率変換による手法の処理の流れ
を図4のフローチャートに示す。事象θ0を背景、事象
θ1を侵入物とする。ある部分画像内の画素の輝度を観
測する前のθ0、θ1の事前確率がそれぞれw0,w1
であるとき(ただしw0+w1=1)、事後確率w1′
は事象θkのもとでの画素輝度Iの条件付き確率をP
(I|θk)とするときベイズの定理から w1′={w1p(I|θ1)} /{p(I|θ0)(1−w1)+p(I|θ1)w1} …(3) となり、このw1′がある閾値Tより大なるものを侵入
物に属する画素として抽出する。ここで、あらかじめ求
めた背景のみの画像の頻度分布h(x,y,I)から、 であり、p(I|θ1)は一般にデータサンプルが無い
ため、 p(I|θ0)=1/(Imax−Imin) …(5) と推定する。又上記は入力画像が更新されるたびにw1
=w1′と更新し、w1の初期値=1.0/2.0とし
てよい。 【0023】人物候補領域を抽出するためには、入力画
像内の各画素iについて(2)式のw′iをもとめw′
i>Tなる画素で、8連結、又は4連結の意味で連結す
るもののうち、その面積や、外接矩形サイズが人物とし
て妥当なものを選択すればよい。この方法によると背景
領域に定常的に変動があっても、統計的に変動を吸収で
きる利点がある。 【0024】上記で非背景(すなわち対象物)であるた
めの事後確率を画素ごとに求めているが、閾値との比較
による抽出(2値化)の前に、確率分布を4近傍や8近
傍について平滑化しても良い。これは対象物近傍につい
ての確率場の連続性を仮定し、ノイズによる過抽出やか
すれを減少させるためである。又さらなるノイズ除去の
ために上記2値化後に数回に渡って、膨張収縮処理を繰
り返しても良い。 【0025】この場合にも抽出領域の信頼度C1を
(1)式に基づいて算出するが、前述の(2)式のV,
Vtをここでは例えば以下のようにして算出しておく。 V=(W,H,S,P) Vt =(( Twu+Twl)/2, (Thu+Thl)/2, (Tsu+Tsl)/2 , Tp) …(2″) 又は円形度も含めた場合には、 V=(W,H,S,R,P) Vt =(( Twu+Twl)/2, (Thu+Thl)/2, ( Tsu+Tsl)/2), Tr,Tp) …(2″′) ここにPは抽出矩形内の事後確率の正規化総和であり、
以下のように求められる。 【0026】 ただしTpは人物に対する上述のP値の標準値であり、
Rectは抽出外接矩形領域を示す。 【0027】次に図2に示した人物抽出手段1における
人物領域確認手段7について説明する。人物領域確認手
段7は、検知頻度計測手段9に前述した検知の頻度が設
定閾値を超えているかどうかを問い合わせる。もし検知
頻度が閾値Th以下であった場合には、様々な人物の体
の部分の画像が複数収集され、その情報を統計的に圧縮
した辞書を用いたパターンマッチングを適用して、上記
のように抽出された人物候補領域内部の画素について、
特徴的部分が存在するかどうかを検出する。この様子を
図5に示す。 【0028】このような方法として、ある一定サイズに
正規化した複数の特徴部分画像をある基準で複数のクラ
スに分割しておき、それに基づいて正準判別する方法が
ある。この方法による処理の流れを図6のフローチャー
トに示す。先ず、以下のようなステップをとる。 【0029】(i)複数クラスの正規化画像群に対する
級内分散B、および級間分散Wの算出 (ii)(B+βSw )Φ={(1−β)W+βI}ΦΛ
なる固有値問題を解く ただし0<β<1、 Φ:固有ベクトルΦiを列ベクトルとする固有ベクトル
行列、 Λ:固有値λiを対角要素とする固有値行列 である。 【0030】(iii )各クラスタi内ベクトルを上述の
Φに射影し、その平均MiとΦと場合によっては分散共
分散Viを辞書とする。 (vi)マッチング時には画面内を小領域jに分割し、そ
の小領域ごとの画像ベクトルを上記Φに射影したベクト
ルVjと各クラスiとのユークリッド距離やマハラノビ
ス距離を求める。 【0031】上記でクラス作成時に所望対象特徴画像以
外に、非対象物クラスとして、それと類似する他の画像
も使用すると所望領域以外の類似領域は抽出せず、所望
領域のみを抽出しやすくなる。例えば、所望対象特徴画
像として複数人物の正面向きの顔、非対象物クラスとし
て背景の顔類似パターンを用いるなどである。 【0032】ここでは対象物クラスを、複数人物の顔領
域の画像から作成することとし、それらを顔の向きに応
じて数種類の別クラスに分割する。又非対象物クラスと
して、背景中の顔類似パターンをあらかじめ人手でピッ
クアップしておき、それらを用いる。 【0033】そしてステップ(vi)のマッチング結果の
うち距離が小なるものからN番目までで、対象物クラス
に属するものの距離の総和が一定値Td以下だった場合
人物領域とし確認されたものとする。この場合には第二
次信頼度C2を例えば以下のように算出しておく。 【0034】 又以上の処理終了後に、上記人物候補領域抽出手段6に
ついて説明したように抽出された人物候補領域の外側で
上述のマッチングを行い、その距離が小なるものからM
番目までのものを非対象物クラスのデータとして保存す
る。 【0035】次に図2に示した人物抽出手段1における
人物候補通信手段8について説明する。前述したように
検知頻度計測手段9によって、人物候補の検知頻度が一
定間隔Thと比較された結果が中間サーバに伝送される
と、中間サーバからはその結果に応じて以下のように人
物抽出手段1での処理分担指示メッセージが送られるた
め、人物抽出手段1での処理はそれに従う。 【0036】(i)検知頻度≧Thのとき 人物抽出手段1での処理は前述の人物候補領域抽出手段
6の処理のみとなる。 (ii)検知頻度<Thのとき 人物抽出手段1での処理は人物候補領域抽出手段6かつ
人物領域確認手段7の処理となる。 【0037】ここで(i)の場合には、この人物候補通
信手段8の出力結果は、例えば、上記人物候補領域抽出
手段6が抽出した抽出領域(周囲の外接矩形)座標、抽
出時刻、抽出領域の信頼度C1であり、(ii)の場合に
は、人物候補通信手段8の出力結果は、例えば、上記
(i)の抽出領域(周囲の外接矩形)座標と時刻に加え
て、抽出領域の信頼度Cを以下のように算出して伝送し
てもよい。 【0038】 C=min(C1,C2) …(8) 又(ii)の場合には、ステップ(vi)の結果から以下の
情報を抽出して伝送する。これは最適シーンのカメラを
選択するための情報で、人物候補領域内での上記マッチ
ング結果領域のうち、距離小なるものからN番目までの
マッチング距離、およびそれらの各々とマッチした辞書
カテゴリ名、各々の画面内での位置、および人物候補領
域外側で上述のマッチングを行い、その距離が小なるも
のからM番目までのものの非対象物クラスのデータとし
てマッチング距離、およびそれらの各々とマッチした辞
書カテゴリ名、各々の画面内での位置も伝送する。 【0039】又さらに上述の伝送された対象抽出結果に
応じて、中間サーバ手段2から送られる画像伝送メッセ
ージにしたがって、後述のような所望の画像伝送動作を
行う。次に図1の中間サーバ手段2について説明する。
図7は中間サーバ手段2の構成を示す図である。この中
間サーバ手段2は人物抽出通信手段10、人物抽出補助
手段11、最適撮像選択手段12、サーバ通信手段13
および抽出人物画像蓄積手段14からなる。以下には、
そのそれぞれの動作を示す。 【0040】人物抽出通信手段10は、各人物抽出手段
1での検知頻度に応じた人物抽出機能の負荷分担、およ
び同じく人物抽出手段1よりの認識確信度と中間サーバ
手段2の通信負荷とによる抽出画像伝送の制御を行い、
その結果として人物抽出手段手段1から送られてくる人
物抽出画像を受け取る。受信した人物抽出画像は抽出人
物画像蓄積手段14に画面内での位置情報、信頼度、抽
出時刻とともに保存される。 【0041】この通信処理は例えば以下のような手順で
実行される。この人物抽出通信手段10の処理の流れを
図8のフローチャートに示す。 (i)人物抽出手段内部状態の取得と人物抽出方法の指
示 各人物抽出手段1から内部状態として、一時保存画像数
Nsと検知頻度Hが閾値Thを超えているかどうかを取
得し、前記人物候補通信手段8の説明であった検知頻度
に応じて、人物抽出手段1内の処理を人物候補領域抽出
手段6のみの処理とするのか、人物領域確認手段7をも
行わせるのかを指示する。このようにすることによっ
て、人物候補の確認までを必要とするが、監視領域内へ
の人物の侵入頻度の高い場所においても検知もれを防ぐ
ことを可能とする。又、人物候補確認までを必要としな
いような環境においては、常に人物候補領域抽出手段6
のみの処理とさせることも可能である。 【0042】なお上記で人物領域確認手段7の処理をも
中間サーバ手段2内部で行わせる場合には、前述の人物
領域確認手段7で述べたように、保存されていた人物候
補領域の外側でのマッチング結果(非対象物クラスデー
タ)の周囲座標も伝送する。 【0043】(ii)認識確信度と通信負荷とに応じた画
像伝送制御 次に各人物抽出手段1から上記人物候補通信手段8で示
したように抽出領域、抽出時刻、抽出領域の信頼度Ckl
が送られるが、これと各人物抽出手段1での検知頻度H
k、通信トラフィックとから例えば以下のような方式に
したがって画像伝送の制御すなわち伝送画像領域Rkを
求める。ただし、kは人物抽出手段番号、lは一つの人
物抽出手段内での抽出領域番号で0≦l≦Lとする。 【0044】 ただし抽出領域をRklとし、Tkl>画面全体のときTkl
=画面全体とする。又、Uは集合の和を示す。 【0045】 if SH≧Tk3 Rk =現抽出画像を伝送せずに一時保存,…(9″′) ここにSHは通信トラフィックをあらわす量であり、例
えば全人物抽出手段での検知頻度の総和を用いて以下の
ようにしてもよい。 又Cklは各抽出領域ごとの信頼度、Hkは各人物抽出手
段の検知頻度、Kは各人物抽出手段のアクセス数であ
る。さらに、前記(i)での非対象クラスの画像を伝送
する場合には、前述の検出結果の一時保存画像と同一の
扱いとする。 【0046】次に図7の人物抽出補助手段11について
説明する。図9は人物抽出補助手段11の処理の流れを
示すフローチャートである。人物抽出補助手段11は、
前述した図2の人物候補通信手段8の説明で(i)検出
頻度≧Thのときに、人物領域確認手段7とまったく同
一の処理を行う。又人物確認における非対象クラスに対
する辞書更新用データ数の前回辞書更新以降での総和が
伝送画像中から一定値(Ns×α)個以上収集できたと
きには、本発明による人物確認用の辞書の再構成を行
う。 【0047】ここにNs従来からの非対象サンプル数、
α0〜1の間の定数であり、再構成用サンプルとして
は、上述の新規サンプルNs×α個の他に従来サンプル
の中からNs×(1−α)個をランダムに選択して前記
(2)(b)人物領域確認手段7の(i)〜(iii )ま
での処理によって新規辞書を作成する。 【0048】次に図7の最適撮像選択手段12について
説明する。図10は本発明による最適撮像選択手段12
の処理の流れを示すフローチャートである。図2の人物
候補通信手段8の説明中(ii)で述べたように、人物領
域確認手段7のステップ(vi)のマッチング結果として
人物候補領域内でのマッチング結果領域のうち、距離小
なるものからN番目までのマッチング距離、およびそれ
らの各々とマッチした辞書カテゴリ名、各々の画面内で
の位置が最適撮像選択手段12に伝送されてくる。 【0049】ここで最適性の定義として、上記マッチン
グ結果のうち位置の分布がまとまっており、かつマッチ
ング辞書カテゴリとして正面に近いものとの距離が小な
るものとする。これを表現する特徴量F(最適人物撮像
特徴量)としては、例えば以下のようなものを使用す
る。 【0050】 ここにσは各マッチング結果領域の座標分布の標準偏差
であり、Diはi番目にマッチング距離が小さかった分
割ウィンドウと辞書との距離である。A,B,Cjは重
み定数で、特にCjは上述のi番目ウィンドウがマッチ
した辞書jの顔の向きに応じた重みであり、正面に近い
ほど大きく設定する。 【0051】そして、この中間サーバ手段2に接続され
ている複数(k=0〜K個)の人物抽出手段1からの人
物抽出領域のうちで、互いに物理的な位置(実世界での
座標)がオーバラップするような各領域を同一物体と対
応付けし、それらについての上述F値のうちで最大の値
Fkを有する人物抽出手段kからの映像を最適なものと
選択する。ここで物理的な位置は、あらかじめ計測して
おく撮像環境(人物抽出手段の撮像系の向き、俯角、ズ
ーム)と人物抽出時に検出された人物候補領域の座標と
から求める。 【0052】なお、上記A,B,Cjの決定について
は、さまざまな手法が考えられるが、例えばあらかじめ
複数のサンプル画像において最適なものを教示してお
き、それらサンプルにおけるσx,σy,Diを用いて
最適と教示されたもののF値が他のものより大きいと仮
定して決定する。すなわち最適と教示されたものがサン
プルk′としたとき、 Σ(Fk|k=k′−Fk|k≠k′) …(12) 全サンプルを最大化するように学習を行なって、上記
A,B,Cjを決定する。図7のサーバ通信手段13
は、最適撮像選択手段12において最適人物画像系列が
準備された場合には、この系列画像をサーバに伝送す
る。 【0053】最後に図1のサーバ手段3について説明す
る。サーバ手段3は上記サーバ通信手段13から送信さ
れてくる最適画像系列を受け取り、httpプロトコル
に準拠した形式に変換し伝送する。このとき、上記系列
内に冗長な画像が含まれており、かつ本サーバ手段3へ
の通信トラフィック量が多い場合には、本発明によるサ
ーバ手段3はそのうちのいずれかのみを残して、他は除
去して伝送する。 【0054】ここで上述の冗長性としては、連続する最
適画像系列のフレーム同士での類似度の高いものという
意味で例えば、2フレーム間の画像差分量の総和が一定
閾値以下の場合や、2フレーム間での画像の相関値が別
の一定閾値以上の場合など一般的なものを使用できる。 【0055】ここで、サーバへの通信トラフィック量と
しては、本サーバに対するhttpアクセスでの一定時
間内パケット数Phと中間サーバ2との画像、および抽
出属性の伝送に用いられる一定時間内パケット数Pmと
の総和として定義できる。なお上記において、中間サー
バ2から得られる最適画像系列には、位置や抽出時刻と
いった属性が含まれるが、本サーバ手段3内では、これ
に加えて、領域内での色空間での画素値の頻度分布、上
記位置と抽出時刻から求められる平均移動ベクトルを計
算して付与し検索用タグ情報とする。さらに上記最適人
物画像系列中の顔領域について、図2の人物領域確認手
段7の(vi)に述べた顔辞書との射影値ベクトルをも属
性値として付与しておくことで、検索対象人物の画像が
与えられると、その人物の顔を過去の監視画像中の最適
系列画像から検索して提示することが可能となる。 【0056】 【発明の効果】本発明によれば、各処理ごとの機能分担
による応答性向上とコストの削減が図れる。即ち、人物
監視に最も基本的機能でかつリアルタイム処理を要する
人物抽出機能をテレビカメラ内蔵とし、それらテレビカ
メラからの抽出映像の最適性を評価する中間サーバ、お
よび検索タグ付けなど処理時間は要するがリアルタイム
性が必要でない処理を行なうサーバとに分担させ、それ
ぞれの間はデジタル化され要約された情報を伝送するこ
とで、伝送、蓄積の応答性とコストの削減が可能とな
る。 【0057】又本発明によれば、人物特徴部分検出によ
る誤抽出可能性の低減と最適映像の検出が可能となる。
即ち、人物抽出機能において、人物候補領域抽出を行な
った後、その領域内に人物の特徴的部分(顔等)が写っ
ているかどうかを評価するため、誤って人物の侵入以外
のイベントを検出する頻度を低減させることが可能とな
る。又その際に抽出された人物特徴部分の画面内への出
現の仕方を用いて、その画像フレームが後の監視員によ
る確認に良いものなのかどうかを評価し、複数カメラの
複数フレームから最適な画像系列を選択可能となる。 【0058】更に本発明によれば、冗長映像の除去と負
荷に応じた動的処理分担によるさらなる伝送、蓄積効率
の向上が図られる。即ち、上記で選択された見え方とし
て最適な画像のフレーム間での冗長性を評価して、冗長
フレームを除去することで、伝送、蓄積量を低減させ、
効率を向上することが可能である。又侵入者の検出頻度
や、伝送負荷に応じて各処理階層(カメラ、中間サー
バ、サーバ)での処理を自動的に再配置することによっ
て監視システム全体としての伝送、蓄積効率を向上させ
ることが可能となる。 【0059】従って、従来よりコストを低減し、見逃し
のない人物監視が本発明により可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明の実施例に係る全体構成図。 【図2】図2は本発明の実施例に係る人物抽出手段の構
成図。 【図3】図3は人物候補領域抽出手段の第1の方法を示
すフローチャート。 【図4】図4は人物候補領域抽出手段の第2の方法を示
すフローチャート。 【図5】図5は本発明による人物領域確認手段を説明す
るための図。 【図6】図6は本発明による人物領域確認手段での処理
を示すフローチャート。 【図7】図7は本発明による中間サーバ手段の構成を示
す図。 【図8】図8は本発明による中間サーバ手段における人
物抽出通信手段の処理を示すフローチャート。 【図9】図9は本発明による中間サーバ手段における人
物抽出補助手段の処理を示すフローチャート。 【図10】図10は本発明による中間サーバ手段におけ
る最適撮像選択手段の処理を示すフローチャート。 【符号の説明】 1…人物抽出手段、2…中間サーバ手段、3…サーバ手

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 監視領域の映像を撮像する撮像手段と、 この撮像手段により撮像された映像に所定の処理を施す
    処理手段と、 この処理手段により所定の処理が施された画像を受取
    り、連続する2フレーム間の画像差分量を求め、その総
    和が一定値以下の画像の場合、そのうちのいずれかのみ
    を残して他の画像を除去する除去手段と、 この除去手段により残された画像のみをhttpプロト
    コルに変換し伝送する伝送手段と、 を有することを特徴とする画像監視装置。
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