JP3503447B2 - コーナー用キャビネット - Google Patents

コーナー用キャビネット

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JP3503447B2 JP31404697A JP31404697A JP3503447B2 JP 3503447 B2 JP3503447 B2 JP 3503447B2 JP 31404697 A JP31404697 A JP 31404697A JP 31404697 A JP31404697 A JP 31404697A JP 3503447 B2 JP3503447 B2 JP 3503447B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、台所等の壁のコ
ーナー部に配置されるコーナー用キャビネットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、台所等の壁のコーナー部に配
置されるコーナー用キャビネットとして、図7及び図8
に示すように、2分割された第1のキャビネット1と第
2のキャビネット2とを平面視略L字状に配置すると共
に、第1のキャビネット1に取付けられる第1の扉7の
大きさを変えることによって、L型プランの様々な間口
に対応できるようにしたものが知られている。第1のキ
ャビネット1は、背板10と両側板11,12と底板1
3とで平面視長方形状に形成されており、その前面の全
幅Dに亘って第1の開口部5(図7)が設けられてお
り、第1の開口部5における第2の壁4側とは反対側の
端部5aに、第1の扉7の吊元側の端部7bが取付けら
れており、第1の開口部5のうちの第2の壁4とは反対
側の略片側半分が第1の扉7で開閉されて閉じられるよ
うになっている。
【0003】第2のキャビネット2は、背板14と両側
板9,15と底板16とで平面視長方形状に形成されて
おり、第1の壁3側の側板9が前記第1のキャビネット
1の第1の開口部5における第1の壁3側の略片側半分
に突き合わせられている。第2のキャビネット2の前面
には第2の開口部6が設けられており、第2の開口部6
における第1の壁3側とは反対側の端部6aに、蝶番
(図示せず)を介して第2の扉8の吊元側の端部8bが
取付けられている。図中の31はパッキン、32は第1
の扉7の手先側の端部7aに上下方向の全長に亘って取
付けられた水平断面略L字状の目地棒である。
【0004】ここで、図8(a)に示すように、第1の
扉7を閉じた後に第2の扉8を閉じることにより、第2
の扉8の手先側の端部8aが第1の扉7の目地棒32に
当接することにより、第2の扉8が気密に閉じられるよ
うになり、一方、第1の扉7は第2の扉8によって気密
に閉じられるようになっている。このとき、第2の扉8
を閉じた状態であるにもかかわらず、第1の扉7を誤っ
て無理な開き操作が行われるのを防止するために、第2
の扉8のみに取手60が取付けられ、第1の扉7には取
手は取付けられておらず、先に第2の扉8を開き、その
後、第1の扉7を開くことにより、第1のキャビネット
1内の収納物の出し入れができるようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
にL型プランの各間口に対応すべく、第1のキャビネッ
ト1の第1の扉7の大きさを変える場合にあっては、対
応し得る間口が最も小さい場合には、第1の扉7も当然
小さくなり、この場合、第1のキャビネット1内の収納
スペースSが十分であるにもかかわらず、第1の扉7で
開閉される開口部分の幅D1 (図8(b))も非常に狭
くなり、そのために第1のキャビネット1内で十分な収
納ができなくなり、特に奥側の収納物の出し入れがきわ
めて困難となり、この結果、従来では第1のキャビネッ
ト1内の収納スペースS全体を有効的に使用できないと
いう問題があった。
【0006】また、第2の扉8を開いた場合のみ、第1
の扉7を開くことができるようになっているが、従来で
は、第1の扉7の閉状態では第1の扉7の端部7aに取
付けられた目地棒32が第2のキャビネット2の前面の
開口端面に貼着されたパッキン31に接近しているため
に、第1の扉7の端部7a或いは目地棒32に手を掛け
難いものであり、このため第1の扉7の開き操作が困難
となり、第1の扉7の操作性が悪いという問題もあっ
た。
【0007】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、第1のキャビネットの第1の扉で開閉される開口
部分の幅が狭い場合であっても、第1のキャビネットの
開口寸法を大きく確保でき、収納スペース全体を有効的
に使用できると共に、第1の扉に取手を設けない場合で
あっても、第1の扉を開く際には第1の扉の手先側の端
部に手を掛け易くして容易に開き操作ができるように
し、操作性を向上させることができるコーナー用キャビ
ネットを提供することを目的とし、また、カウンター固
定用金具を利用して第1のキャビネットに対する第2の
キャビネットの位置決めを正確且つ容易に行うことがで
き、施工性を向上させることができるコーナー用キャビ
ネットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1の壁3と第2の壁4とが直角に隣接
する壁のコーナー部に配置されるコーナー用キャビネッ
トであって、第1の壁3に沿って第1のキャビネット1
が配置され、第1のキャビネット1の前面の略全面に亘
って第1の開口部5が設けられると共に、第1の開口部
5における第2の壁4側とは反対側の端部5aに第1の
開口部5の幅Dよりも短い幅dの第1の扉7が取付けら
れており、第2の壁4に沿って第2のキャビネット2が
配置され、第2のキャビネット2の前面に第2の開口部
6が設けられると共に、第2の開口部6における第1の
壁3側とは反対側の端部6aに第2の扉8が取付けられ
ており、第2のキャビネット2の第1の壁3側の側板9
を第1の開口部5における第1の扉7で閉じられない開
口部分に沿わせるようにして、第1のキャビネット1と
第2のキャビネット2とが平面視略L字状に配置され
と共に、第1のキャビネット1における第2の壁4側の
側板12と第2の壁4との間の隙間d の調整により、
第2のキャビネット2に対する第1の扉7の位置が調整
可能とされ、第2のキャビネット2の第1の壁3側の側
板9には、その前端から切欠かれた切欠き部17が形成
されており、該切欠き部17が第1のキャビネット1の
第1の開口部5に連通していることを特徴としており、
このように構成することで、第1のキャビネット1の第
1の扉7で開閉される開口部分の幅が狭い場合であって
も、第1のキャビネット1の開口寸法D3 を大きく確保
でき、特に奥側の収納物の出し入れが容易となり、収納
スペースS全体を有効的に使用することができると共
に、第1の扉7に取手を設けない場合であっても、切欠
き部17により第1の扉7の手先側の端部7aに手を掛
け易くなり、第1の扉7の開き操作が容易となる。また
第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを壁の
コーナー部に沿って平面視L字状に配置する際には、第
1のキャビネット1の第2の壁4側の側板9と第2の壁
4との寸法d を調整することにより、第2のキャビネ
ット2に対する第1の扉7の位置を調整できるものであ
る。
【0009】また、上記第1のキャビネット1の第1の
開口部5の上桟20にカウンター21を載設固定するた
めのカウンター固定用金具22が取付けられ、該カウン
ター固定用金具22における第2の壁4側の側面22a
に第2のキャビネット2の前面の一部を当接させて成る
ことを特徴とするのが好ましく、このように構成するこ
とで、カウンター固定用金具22を利用して第1のキャ
ビネット1に対する第2のキャビネット2の位置決めを
正確且つ容易に行えるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例と
して、台所の壁のコーナー部に平面視略L字状に配置さ
れるコーナー用キャビネットを例示する。コーナー用キ
ャビネットは、図1に示すように、第1のキャビネット
1と第2のキャビネット2とに分割されている。第1の
キャビネット1は、背板10と両側板11,12と底板
13とで平面視長方形状に形成されており、背板10と
第1の壁3との間に所定の隙間d1 (例えば100m
m)が設けられ、第2の壁4側の側板12と第2の壁4
との間に所定の隙間d2 (例えば100mm以上)が設
けられている。この第1のキャビネット1の前面にはそ
の全面に亘って第1の開口部5が設けられており、第1
の開口部5における第2の壁4側とは反対側の端部5a
に、蝶番(図示せず)を介して第1の扉7の吊元側の端
部7bが取付けられている。この第1の扉7は第1の開
口部5の幅Dよりも短い幅dを有しており、第1の開口
部5のうち、第2の壁4とは反対側の略片側半分が第1
の扉7で開閉されるようになっている。
【0011】第2のキャビネット2は、背板14と両側
板9,15と底板16とで平面視長方形状に形成されて
おり、第1の壁3側の側板9が前記第1のキャビネット
1の第1の開口部5における第1の壁3側の略片側半分
に突き合わせられている。第2のキャビネット2の背板
14と第2の壁4との間には所定の隙間d3 (例えば1
00mm)が設けられている。この第2のキャビネット
2の前面には第2の開口部6が設けられており、この第
2の開口部6における第1の壁3側とは反対側の端部6
aに、蝶番(図示せず)を介して第2の扉8の吊元側の
端部8bが取付けられている。尚図中の31はパッキ
ン、32は目地棒、60は取手である。
【0012】ここで、上記第2のキャビネット2の第1
の壁3側の側板9には、図1(a)に示すように、その
前端から背板14側に向かって略コ字状に切欠かれた切
欠き部17が形成されており、この切欠き部17が第1
のキャビネット1の第1の開口部5に連通している。こ
の実施形態では、切欠き部17は、第2のキャビネット
2の側板9の上下両端間に亘って所定の深さ、例えば第
1の開口部5の第2の壁4側の端部に達しない程度の深
さで切り欠かれている。この切欠き部17は、第1のキ
ャビネット1の開口寸法D3 を大きくして第1のキャビ
ネット1内の収納スペースSを広く使用可能とする役割
と、第1の扉7の目地棒32が取付けられている端部7
aに手を掛け易くして第1の扉7の開き操作を容易にす
る役割とを果たすものである。なお、切欠き部17の形
状及び寸法は図1の構造に勿論限定されるものではな
い。
【0013】しかして、第2のキャビネット2の第1の
壁3側の側板9の前端から後側に向けてコ字状の切欠き
部17を設け、この切欠き部17を第1のキャビネット
1の第1の開口部5に連通させたことによって、第1の
キャビネット1内の収納物の出し入れが容易となる。つ
まり、切欠き部17は第2のキャビネット2の側板9の
上下両端間に亘って所定の深さで略コ字状に切欠かれた
形状をしているので、第1のキャビネット1と第2のキ
ャビネット2とが突き合わされる部分の側板9が大きく
切欠かれた構造となり、第1の扉7で開閉される開口部
分の幅が狭い場合であっても、第1のキャビネット1の
開口寸法D3 を大きく確保でき、十分な収納物を出し入
れできるようになり、特に第1のキャビネット1内の奥
側への収納が容易となり、収納スペースS全体を有効的
に使用できるようになり、使い勝手が大幅に向上する。
【0014】また、第2の扉8を開いた後で、第1の扉
7を開く際には、切欠き部17から第1の扉7の背面側
(第1のキャビネット1の内側)に指を回すことができ
るので、第1の扉7の手先側の端部7a或いは目地棒3
2に手を掛け易くなり、従って、第1の扉7に取手を設
けない場合でも、第1の扉7の開き操作が容易となり、
操作性を向上させることができる。そのうえ、両方の扉
7,8を閉じた状態では切欠き部17が外部から見えな
くなるので、コーナー用キャビネットの外観が切欠き部
17によって損なわれることもないものである。
【0015】さらに、上記切欠き部17を設けること
で、第1の扉7で開閉される開口部分の幅dを大きくす
る必要がないので、第1のキャビネット1及び第2のキ
ャビネット2の外形寸法は従来と同じように設定するこ
とができる。つまり、第1のキャビネット1と第2のキ
ャビネット2とを壁のコーナー部に沿って平面視L字状
に配置する際には、第1のキャビネット1の第2の壁4
側の側板9と第2の壁4との寸法d2 を調整することに
より、第2のキャビネット2に対する第1の扉7の位置
を調整でき、現場での第1の壁3側の間口の変化に容易
に対応できるものであり、さらに、キャビネット作製時
において第1のキャビネット1の幅寸法又は第2のキャ
ビネット2の幅寸法を変えることにより、コーナー用キ
ャビネットは現場での第2の壁4側の間口の変化にも容
易に対応できるものとなる。
【0016】なお、図1の実施形態では、第1のキャビ
ネット1の向かって右隣りに第2のキャビネット2を配
置したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、第
1のキャビネット1の左隣りに第2のキャビネット2を
配置してもよいものであり、この場合の第2のキャビネ
ット2の一例を図2に示す。図2中の17は切欠き部、
50は中間棚板である。
【0017】また、第1のキャビネット1と第2のキャ
ビネット2とを壁のコーナー部に沿って配置する際に
は、図1に示す第1のキャビネット1と第1の壁3との
間の寸法d1 、第1のキャビネット1と第2の壁4との
間の寸法d2 、及び第2のキャビネット2と第2の壁4
との間の寸法d3 をそれぞれ出しながら、第1のキャビ
ネット1と第2のキャビネット2の互いの位置関係を正
確に合わせる必要があり、施工がし難いという問題があ
る。
【0018】そこで、図3及び図4に示すように、第1
のキャビネット1の上桟20に、カウンター21を載設
固定するためのカウンター固定用金具22を取付けると
共に、カウンター固定用金具22における第2の壁4
(図1)側の側面22aに第2のキャビネット2の前面
の一部を当接させることによって、第1のキャビネット
1に対して第2のキャビネット2を位置決めできるよう
にするのが望ましい。ここで、カウンター固定用金具2
2は、上桟20の上面から前面に亘って固着される上横
片61及び縦片62と、第1の扉7の上端面と接触しな
いように縦片62の下端から上桟20の前方に突設され
たビス孔64付き下横片63とで構成されている。一
方、図3(c)に示すカウンター21の外周裏面には、
補強桟70が固着されており、上記下横片63のビス孔
64から補強桟70にビス65を打入することでカウン
ター21をカウンター固定用金具22を介して第1のキ
ャビネット1の上桟20に固定できるようになってい
る。さらに、カウンター固定用金具22における第2の
壁4(図1)側の側面22aには、第2のキャビネット
2の前面の上隅部2aが当接可能となっている。つま
り、第1のキャビネット1の前面の所定位置に第2のキ
ャビネット2が正確に位置したときに、カウンター固定
用金具22の側面22aに第2のキャビネット2の前面
の上隅部2aが当たることによって、第1のキャビネッ
ト1に対する第2のキャビネット2の位置決めを容易に
行えるようになっている。
【0019】しかして、第1のキャビネット1を所定位
置に配置した後で、第2のキャビネット2の前面の上隅
部2aをカウンター固定用金具22の側面22aに当て
るだけで、第1のキャビネット1に対して第2のキャビ
ネット2を正確に且つ容易に位置決めでき、その後、2
つのキャビネットを接続固定すればよいので、現場での
コーナー用キャビネットの施工性が大幅に向上する。さ
らにカウンター21の取付けと、第2のキャビネット2
の位置決めとを1つのカウンター固定用金具22で兼用
できるので、部品点数の増加を防いでコストの低減を図
ることができるという利点もある。
【0020】図5及び図6は更に他の実施形態を示して
いる。第1のキャビネット1の前面の下端部及び第2の
キャビネット2の前面の下端部に、それぞれ蹴込み2
3,24が形成されている場合においては、両キャビネ
ット1,2を互いに接続固定した場合、第1のキャビネ
ット1の蹴込み23の前方に隙間25をあけて第2のキ
ャビネット2の側板の下端部が対向配置され、これによ
り両キャビネット1,2の突き合わせ部分に蹴込み23
による隙間25が生じることとなる。そこで、本実施形
態では、隙間隠し用スペーサ30を用いて隙間25を覆
い隠すようにしている。この隙間隠し用スペーサ30
は、蹴込み23,24の高さと略同じ高さ寸法で平面視
L字状に形成されていると共に、その裏面両側には両面
テープ27などの接着部材がそれぞれ設けてある。従っ
て、第1のキャビネット1の蹴込み23と第2のキャビ
ネット2の蹴込み24とのなすコーナー部に沿って隙間
隠し用スペーサ30を接着することによって、第1のキ
ャビネット1の蹴込み23により生じる隙間25を外観
よく覆い隠すことができると共に、両面テープ27によ
って隙間隠し用スペーサ30の取付けもワンタッチで行
うことができるものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、第1の壁と第2の壁とが直角に隣接
する壁のコーナー部に配置されるコーナー用キャビネッ
トであって、第1の壁に沿って第1のキャビネットが配
置され、第1のキャビネットの前面の略全面に亘って第
1の開口部が設けられると共に、第1の開口部における
第2の壁側とは反対側の端部に第1の開口部の幅よりも
短い幅の第1の扉が取付けられており、第2の壁に沿っ
て第2のキャビネットが配置され、第2のキャビネット
の前面に第2の開口部が設けられると共に、第2の開口
部における第1の壁側とは反対側の端部に第2の扉が取
付けられており、第2のキャビネットの第1の壁側の側
板を第1の開口部における第1の扉で閉じられない開口
部分に沿わせるようにして、第1のキャビネットと第2
のキャビネットとが平面視略L字状に配置されると共
に、第1のキャビネットにおける第2の壁側の側板と第
2の壁との間の隙間の調整により、第2のキャビネット
に対する第1の扉の位置が調整可能とされ、第2のキャ
ビネットの第1の壁側の側板には、その前端から切欠か
れた切欠き部が形成されており、該切欠き部が第1のキ
ャビネットの第1の開口部に連通した構造を有している
ので、第1のキャビネットの第1の扉で開閉される開口
部分の幅が狭い場合であっても、第1のキャビネットの
開口寸法を大きく確保でき、特に奥側の収納物の出し入
れが容易となり、収納スペース全体を有効的に使用する
ことができ、使い勝手が向上する。さらに、第1の扉に
取手を設けない場合であっても、切欠き部によって第1
の扉の手先側の端部に手を掛け易くなり、第1の扉の開
き操作が容易となり、操作性を向上させることができ
る。また第1のキャビネットと第2のキャビネットとを
壁のコーナー部に沿って平面視L字状に配置する際に
は、第1のキャビネットの第2の壁側の側板と第2の壁
との寸法を調整することにより、第2のキャビネットに
対する第1の扉の位置を調整できるものである。
【0022】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、第1のキャビネットの第1の開口部の
上桟にカウンターを載設固定するためのカウンター固定
用金具が取付けられ、該カウンター固定用金具における
第2の壁側の側面に第2のキャビネットの前面の一部を
当接させて成るから、第1のキャビネットを所定位置に
配置した後で、第2のキャビネットの前面の一部をカウ
ンター固定用金具の第2の壁側の側面に当てるだけで、
第1のキャビネットに対して第2のキャビネットを正確
に且つ容易に位置決めでき、現場でのコーナー用キャビ
ネットの施工性が大幅に向上する。またカウンターの取
付けと、第2のキャビネットの位置決めとを1つのカウ
ンター固定用金具で兼用できるので、部品点数の増加を
防いでコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示し、(a)は第2
のキャビネットの斜視図、(b)は第1のキャビネット
と第2のキャビネットとを組立てた状態の斜視図であ
る。
【図2】(a)は他の実施形態の第2のキャビネットの
斜視図、(b)は平面図、(c)は側面断面図、(d)
は正面図である。
【図3】(a)は他の実施形態のコーナー用キャビネッ
トの斜視図、(b)は(a)のイ部の拡大斜視図、
(c)はカウンターの載設状態の断面図である。
【図4】(a)は図3の第1のキャビネットの斜視図、
(b)はカウンター固定用金具の拡大斜視図、(c)は
第1の扉を閉じた状態の第1のキャビネットの正面図で
ある。
【図5】他の実施形態に用いる隙間隠し用スペーサの斜
視図である。
【図6】(a)は蹴込みが形成されたコーナー用キャビ
ネットの斜視図、(b)は同上の隙間隠し用スペーサの
使用状態の説明図である。
【図7】従来の第1のキャビネットと第2のキャビネッ
トの分解斜視図である。
【図8】(a)は従来の第1のキャビネットと第2のキ
ャビネットの組立て状態の斜視図、(b)は両方の扉を
開いた状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 第1のキャビネット 2 第2のキャビネット 3 第1の壁 4 第2の壁 5 第1の開口部 6 第2の開口部 7 第1の扉 8 第2の扉 9 側板 17 切欠き部 20 上桟 21 カウンター 22 カウンター固定用金具 22a 側面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の壁と第2の壁とが直角に隣接する
    壁のコーナー部に配置されるコーナー用キャビネットで
    あって、第1の壁に沿って第1のキャビネットが配置さ
    れ、第1のキャビネットの前面の略全面に亘って第1の
    開口部が設けられると共に、第1の開口部における第2
    の壁側とは反対側の端部に第1の開口部の幅よりも短い
    幅の第1の扉が取付けられており、第2の壁に沿って第
    2のキャビネットが配置され、第2のキャビネットの前
    面に第2の開口部が設けられると共に、第2の開口部に
    おける第1の壁側とは反対側の端部に第2の扉が取付け
    られており、第2のキャビネットの第1の壁側の側板を
    第1の開口部における第1の扉で閉じられない開口部分
    に沿わせるようにして、第1のキャビネットと第2のキ
    ャビネットとが平面視略L字状に配置されると共に、第
    1のキャビネットにおける第2の壁側の側板と第2の壁
    との間の隙間の調整により、第2のキャビネットに対す
    る第1の扉の位置が調整可能とされ、第2のキャビネッ
    トの第1の壁側の側板には、その前端から切欠かれた切
    欠き部が形成されており、該切欠き部が第1のキャビネ
    ットの第1の開口部に連通していることを特徴とするコ
    ーナー用キャビネット。
  2. 【請求項2】 第1のキャビネットの第1の開口部の上
    桟にカウンターを載設固定するためのカウンター固定用
    金具が取付けられ、該カウンター固定用金具における第
    2の壁側の側面に第2のキャビネットの前面の一部を当
    接させて成ることを特徴とする請求項1記載のコーナー
    用キャビネット。
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