JP3502689B2 - メッキシリンダブロック及びそのメッキ方法 - Google Patents

メッキシリンダブロック及びそのメッキ方法

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JP3502689B2 JP06436495A JP6436495A JP3502689B2 JP 3502689 B2 JP3502689 B2 JP 3502689B2 JP 06436495 A JP06436495 A JP 06436495A JP 6436495 A JP6436495 A JP 6436495A JP 3502689 B2 JP3502689 B2 JP 3502689B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メッキシリンダブロッ
ク及びそのメッキ方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンの軽量化を目的とし
てシリンダブロックをアルミの鋳造成形で形成すること
が行われており、この場合にはシリンダボアの耐久性を
向上させるためにシリンダボアの内壁、言い換えればシ
リンダボアのピストンとの摺接面をニッケル等で金属メ
ッキすることが行われている。図9及び図10は従来の
メッキシリンダブロック及びそのメッキ方法を説明する
ための図で、図9はシリンダブロック及び高速メッキ装
置の概略断面図を、図10(a) は図9におけるシール部
分の部分拡大図を、さらに図10(b) は図10(a) にお
けるメッキ層の端部の部分拡大図を各々示している。こ
の高速メッキ装置80はシリンダブロック90の上面9
0a及び下面90bを支持する上面支持部材81及び下
面支持部材82と、シリンダボア91の上側からシャフ
ト83aを介して挿入されるシール手段83とを備えて
いる。シール手段83は、上側押板83bと下側押板8
3cと、これら押板83b,83cの間に挟持されたO
リング83dとを備えており、前記上側押板83bはシ
ャフト83aに連結している。上面支持部材81にはシ
リンダボア91の上部からシリンダボア91と同心上に
若干の隙間(この隙間がメッキ液通路84となる)を開
けてシリンダボア91の内部に挿入される円筒状の流路
成形用電極筒85が設けられており、図中86で示すメ
ッキ液流入部からメッキ液をシリンダボア91内に注入
する。メッキ液は前記メッキ液流入部86から前記メッ
キ液通路84を通ってシリンダボア91の内壁に沿って
流れ、その時、流路成形用電極筒85によって電圧が印
加され、シリンダボア91の内壁にメッキ層92を形成
し、その後流路成形用電極筒85の内側の回収通路85
aを通って処理液回収管(図示せず)に戻される(図9
にメッキ液の流れを矢印で示す。)。ところで、シリン
ダボア91には、金属メッキ後にホーニング加工機(図
示せず)のホーニング刃によりホーニング加工が施され
るホーニング面91aと、前記ホーニング刃をリリース
するために、前記ホーニング面より径方向に拡径された
ホーニングリリース面91bとが鋳造加工時に成形され
ており、当該シリンダブロック90を使用するエンジン
は、その作動中に、クランク角が下死点にある場合でも
ピストン(図示せず)のスカート部が前記ホーニング面
91aより加工せず、ピストンがホーニング面91aの
範囲内で上下動するように構成されている。従って、従
来はシリンダボア91を金属メッキする際には図10
(a)及び(b)に示すように、シリンダボア91におけるホ
ーニング面91bの下方を前記シール手段83でシール
してホーニング面91aだけをメッキするようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにシリン
ダボア91のホーニング面91aにシールをして、その
シールの上方部分だけに金属メッキを施すことは、金属
メッキにおける材料費に面からみて無駄がないという利
点がある。しかし、近年コンパクトなエンジンで大きな
排気量を得るために、クランク角が下死点になった時に
ピストン93のスカート部93aが前記ホーニング面9
1aよりも下方まで下がるようにエンジンを構成し、エ
ンジン(即ちシリンダブロック)の高さを最小限に抑え
ることが行われており、この形式のエンジンに使用する
シリンダブロックに同じ方法で金属メッキを施すと、ホ
ーニング面91a上に形成されたメッキ層92の段差9
2aより下方までピストン93が下降するので、以下の
ような問題が生ずる。即ち、ピストン93は、クランク
軸(図示せず)に連結されているため、クランク軸の回
転運動に応じて上下方向に摺動中にシリンダボア91内
で、若干回転方向に揺れ(図11(b) に揺れ方向を矢印
で示す)、その結果上記したように、ピストン93の作
動範囲中に段差92aがあると、ピストン93のスカー
ト部93aが前記メッキ層92の段差92aに引っかか
り、メッキ層92を段差92aの部分から剥離してしま
うという問題がある(図11(a) 〜(c) 参照)。
【0004】本発明は上記した従来の問題点を解決し、
シリンダボアにおけるピストンが摺接し得る部分(ホー
ニング面)に段差を残さないメッキシリンダブロック及
びそのメッキ方法を提供することを目的としている。
【0005】 上記した目的を達成するために、本発明
に係るメッキシリンダブロックは、上下方向に貫通する
シリンダボアを備えたアルミ製のメッキシリンダブロッ
クにおいて、前記シリンダボアの内壁における使用時に
シリンダヘッド側に位置する上方部分に、メッキが施さ
れた後にホーニング加工が施されるホーニング面を形成
し、前記シリンダボアの内壁における使用時にクランク
軸側に位置する下方部分に、前記ホーニング面より半径
が大きく、メッキを施す前のシリンダボアの内壁の一部
を構成するホーニングリリース面を形成し、前記ホーニ
ング面と前記ホーニングリリース面との間に、メッキを
施す前のシリンダボアの内壁の一部を構成する段差部を
形成し、使用時においてピストンが下死点になった時
に、前記ピストンのスカート部よりシリンダヘッド側に
位置するように前記段差部を配置し、 前記段差部と前
記ホーニング面とに連続したメッキ層を形成するようメ
ッキを施したことを特徴とするものである。また、本発
明に係るメッキシリンダブロックのメッキ方法は、シリ
ンダブロックのシリンダボアの内壁における使用時にシ
リンダヘッド側に位置する上方部分に、メッキが施され
た後にホーニング加工が施されるホーニング面を形成
し、前記シリンダボアの内壁における使用時にクランク
軸側に位置する下方部分に、前記ホーニング面より半径
が大きく、メッキを施す前のシリンダボアの内壁の一部
を構成するホーニングリリース面を形成し、前記ホーニ
ング面とホーニングリリース面との間に、メッキを施す
前のシリンダボアの内壁の一部を構成する段差部を形成
し、使用時においてピストンが下死点になった時に、前
記ピストンのスカート部よりシリンダヘッド側に位置す
るように前記段差部を配置したメッキシリンダブロック
のメッキ方法であって、使用時にクランク軸側に位置す
る面が上方になるように前記シリンダブロックを位置さ
せ、前記シリンダブロックにおける前記ホーニングリリ
ース面をシール手段でシールし、シリンダボア内に電圧
の印加されたメッキ液を循環させて、前記ホーニング面
と前記段差部とに連続したメッキ層を形成するよう金属
メッキを施すことを特徴とするものである。
【0006】 上記したように構成された本発明に係る
メッキシリンダブロックは、前記シリンダボアの内壁に
おける使用時にシリンダヘッド側に位置する上方部分
に、メッキが施された後にホーニング加工が施されるホ
ーニング面を形成し、前記シリンダボアの内壁における
使用時にクランク軸側に位置する下方部分に、前記ホー
ニング面より半径が大きく、メッキを施す前のシリンダ
ボアの内壁の一部を構成するホーニングリリース面を形
成し、前記ホーニング面と前記ホーニングリリース面と
の間に、メッキを施す前のシリンダボアの内壁の一部を
構成する段差部を形成し、使用時においてピストンが下
死点になった時に、前記ピストンのスカート部よりシリ
ンダヘッド側に位置するように前記段差部を配置し、前
記段差部と前記ホーニング面とに連続したメッキ層を形
成するようメッキを施しているので、製造後のホーニン
グ面に相当する面、即ち、使用時にピストンが摺接し得
る面にメッキ層の段差が残らない。これにより、エンジ
ンの運転時において、シリンダボア内を摺動するピスト
ンが下死点になった時、前記ピストンのスカート部が前
記段差より下方まで下がってもピストンのスカート部が
メッキ層の段差に当ることがない。また、本発明に係る
メッキシリンダブロックのメッキ方法は、シリンダブロ
ックのシリンダボアの内壁における使用時にシリンダヘ
ッド側に位置する上方部分に、メッキが施された後にホ
ーニング加工が施されるホーニング面を形成し、前記シ
リンダボアの内壁における使用時にクランク軸側に位置
する下方部分に、前記ホーニング面より半径が大きく、
メッキを施す前のシリンダボアの内壁の一部を構成する
ホーニングリリース面を形成し、前記ホーニング面とホ
ーニングリリース面との間に、メッキを施す前のシリン
ダボアの内壁の一部を構成する段差部を形成し、使用時
においてピストンが下死点になった時に、前記ピストン
のスカート部よりシリンダヘッド側に位置するように前
記段差部を配置したメッキシリンダブロックのメッキ方
法であって、使用時にクランク軸側に位置する面が上方
になるように前記シリンダブロックを位置させ、前記シ
リンダブロックにおける前記ホーニングリリース面をシ
ール手段でシールし、シリンダボア内に電圧の印加され
たメッキ液を循環させて、前記ホーニング面と前記段差
部とに連続したメッキ層を形成するよう金属メッキを施
すので、製造後のシリンダブロックにおけるホーニング
面に相当する面に形成されたメッキ層に段差が残らな
い。これにより、エンジンの運転時において、シリンダ
ボア内を摺動するピストンが下死点になった時、前記ピ
ストンのスカート部が前記段差より下方まで下がっても
ピストンのスカート部がメッキ層の段差に当ることがな
い。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明に係るメッ
キシリンダブロック及びそのメッキ方法(以下、単にシ
リンダブロック及びメッキ方法と称する。)のいくつか
の実施例を説明する。図1及び図2は本発明に係るシリ
ンダブロック及びメッキ方法の第1の実施例を説明する
図であり、図1(a) はメッキ中のシリンダブロック及び
メッキ装置の部分縦断面図、図1(b)は図1(a) におけ
るシール部分の部分拡大図、また、図2(a) はメッキ層
が形成されたシリンダブロックの使用状態を示す部分断
面図、図2(b) は図2(a) におけるメッキ層の切れ目部
分の部分拡大図を各々示している。図中1は鋳造成形後
のアルミ製のシリンダブロックを示しており、このシリ
ンダブロック1は、内部でピストンが上下動するシリン
ダボア2を有し、シリンダボア2の内壁には金属メッキ
後にホーニング加工機(図示せず)のホーニング刃(図
示せず)によりホーニング加工が施されるホーニング面
2aと、ホーニング刃をリリースするために、ホーニン
グ面2aよりも径方向に拡径されたホーニングリリース
面2bとが鋳造成形時に成形されている。また、シリン
ダブロック1の下部1a(図1においては上方、シリン
ダブロックはメッキ処理の際、上下反転されるため、図
面上反転しているが、以下の本実施例の説明において
は、シリンダブロックの正常な位置を基準として上下方
向を説明する。)は図示していないが、その下方でクラ
ンク軸を軸支するように構成されている。上記したシリ
ンダブロック1のシリンダボア2には、高速メッキ装置
3によって例えば、ニッケル等の金属メッキが施され
る。前記高速メッキ装置3は、図9に示した高速メッキ
装置80と同じ構成であるので、図1においては説明に
必要な構成要素以外の部材は省略している。シリンダボ
ア2には、その上方から流路成形用電極筒4及びシール
手段5が挿入されている。前記シール手段5は、Oリン
グ6、Oリング6を挟持する押板7,8及び押板7に連
結されたロッド9から成り、前記ロッド9は流路成形用
電極筒4を貫通してシリンダブロック1の上方で適当な
保持部材(図示せず)に上下動可能に保持されている。
前記したシール手段5bは、流路成形用電極筒4と共に
シリンダボア2内に挿入されシリンダボア2におけるホ
ーニングリリース面2bの適当な位置に位置決めされ、
その位置でシリンダボア2のホーニングリリース面2b
をOリング6よって全周に亘ってシールする。なお、前
記シール手段5におけるロッド9は図示実施例では流路
成形用電極筒4を貫通して延長しているが、ロッド9
は、シリンダブロック1の下方(クランク室側)に向け
て延長していてもよく、また、前記シール手段5はシリ
ンダボアへの挿入時には縮径していて、挿入後、シール
する部分に到達した際に拡径するように適当に構成され
ている。シール手段5を位置決めしてホーニングリリー
ス面2bをシールした後、高速メッキ装置3は図1に矢
印で示すように流路成形用電極筒4aの外側から内側に
前記ホーニング面2aに沿ってメッキ液を供給する。こ
のメッキ液を流している間、メッキ液は流路成形用電極
筒4から電圧が印加され、これにより、メッキ液はシリ
ンダボアの内壁に薄いメッキ層10を形成する。メッキ
層10は前記シール手段5におけるOリング6の位置ま
で、言い換えればシリンダボア2のホーニング面2aか
らホーニングリリース面2bにかけて施される(図1
(b) 参照)。以上説明したような手順でシリンダボア2
内にメッキ層10が形成されたシリンダブロック1はエ
ンジンとして組み立てられた時にそのシリンダボア2内
にピストン11が挿入される。このエンジンはクランク
角が下死点に達した時に、そのピストン11のスカート
部11aが前記ホーニング面2aを越えてホーニングリ
リース面2bまで下がるように、即ち、作動中にピスト
ン11がホーニング面2a全域に亘って摺接するように
構成されており、これによりシリンダブロック1(即ち
エンジン)の高さを最小限に抑えて大きな排気量が得ら
れるように構成されている(図2参照)。図2から明ら
かなようにシリンダボア2に形成されたメッキ層10
は、ホーニング面2aを完全に覆いホーニングリリース
面2bで終わっているので、エンジン作動時にピストン
11が摺接するシリンダボア2のホーニング面2aには
メッキ層10の端部10aに生ずる段差がなく、従って
ホーニング面2aを越えてピストン11のスカート部1
1aが下降するようにエンジンを構成しても、ピストン
11の作動中にスカート部11aがメッキ層10の段差
に引っかかりメッキ層10を剥離することはない。
【0008】図3(a)〜(c)は本発明に係るシリンダブロ
ック及びメッキ方法の第2の実施例を示す概略工程図で
あり、図中20はシリンダブロックを示している。この
シリンダブロック20は、シリンダボア21を備え、シ
リンダボア21はホーニング面21aとホーニングリリ
ース面21bとを有する。高速メッキ装置(図示せず)
におけるシール手段(図示せず)はシリンダボア21の
ホーニング面21aの下方に位置決めされ、Oリング2
2によって、その位置でホーニング面21aを全周に亘
ってシールする。このシールの後、図9と同様の仕方で
シリンダボア21のホーニング面21aに沿ってメッキ
液を流し、ホーニング面21aにメッキ層23を成形す
る(図3(a)参照)。その後、メッキ層23の端部23
aに沿ってホーニング面21aとホーニングリリース面
21bとの境目にある角部20aを斜めに切断してメッ
キ層23の端部23aに生じる段差をホーニング面上か
らなくし、ホーニング面全体にメッキ層を形成するよう
にする(図3(b)参照)。このようにしてメッキ層23
の端部23aに生じる段差をなくすことによってピスト
ン24が作動中に、そのスカート部24aメッキ層23
を引っかけることは無くなる。
【0009】図4(a)〜(c)は本発明に係るシリンダブロ
ック及びメッキ方法の第3の実施例を示す概略工程図で
あり、図中30はシリンダブロックを示している。この
シリンダブロック30は、そのシリンダボア31にホー
ニング面31aとホーニングリリース面31bとが鋳造
成形時に形成されており、鋳造成形時に同時か、又は鋳
造成形後に切削加工により前記ホーニング面31aの下
端からホーニングリリース面31bにかけて拡径するテ
ーパ面31cを形成している。また、高速メッキ装置
(図示せず)におけるシール手段(図示せず)は前記テ
ーパ面31c上の適当な位置にに位置決めされ、Oリン
グ32によって、その位置でテーパ面32を全周に亘っ
てシールする(図4(a)参照)。このシールの後、図9
と同様の仕方でシリンダボア31の内壁に沿ってメッキ
液を流し、シリンダボアの内壁(詳細にはホーニング面
31a及びテーパ面31c)にメッキ層33を成形する
(図4(b)参照)。以上説明したように成形されたメッ
キ層33は、テーパ面31cに位置決めされた前記Oリ
ング32の位置まで成形され、テーパ面31cにその端
部33aの段差を生じさせる。前記テーパ面31cはホ
ーニング面31aの下端から前記ホーニングリリース面
31bの上端に向かって拡径しているので、ピストン1
1が作動中に摺接することはなく、従ってエンジン作動
時に、ピストン34のスカート部34aがホーニング面
31aを越えてホーニングリリース面31bまで下降し
たとしても、前記スカート部34aがメッキ層33を引
っかけてメッキ層33を剥離することはなくなる。
【0010】図5(a)〜(c)は本発明に係るシリンダブロ
ック及びメッキ方法の第4の実施例を示す概略工程図で
あり、図中40はシリンダブロックを示している。この
シリンダブロック40は、そのシリンダボア41にホー
ニング面41aとホーニングリリース面41bとが鋳造
成形時に形成されている。前記ホーニングリリース面4
1bは、ホーニング面41aの下端から、半径方向外方
に拡径している。この第4実施例におけるホーニングリ
リース面41bの直径は、前述の第1〜第3実施例に示
したホーニングリリース面の直径に比べて大きくされて
おり、従ってホーニング面41aとホーニングリリース
面41bとの間の境界面41cは第1〜第3実施例のそ
れに比べて広く、好ましくは2mm以上にされている。
また、高速メッキ装置(図示せず)におけるシール手段
(図示せず)はそのOリング42によって前記境界面4
1cを適当な位置で全周に亘ってシールするように位置
決めされている(図5(a)参照)。このシールの後、図
9と同様の仕方でシリンダボア41の内壁に沿ってメッ
キ液を流し内壁にメッキ層43を形成する。メッキ層4
3はシリンダボア41の内壁のホーニング面41a及び
境界面41cに沿ってOリング42の位置まで成形され
る(図5(b)参照)。以上説明したように成形されたメ
ッキ層43は、ホーニング面41aに対して略90度の
角度をなして半径方向外方に広がる境界面41cに位置
決めされた前記Oリング42の位置まで成形され、境界
面41cに、その端部43aを生じさせる。従って、エ
ンジン作動時に、ピストン44のスカート部44aがホ
ーニング面41aを越えてホーニングリリース面41b
まで下降したとしても、ピストン44が摺接するホーニ
ング面41aにはメッキ層43の端部43aに生ずる段
差が形成されないので、前記スカート部44aがメッキ
層43を引っかけてメッキ層43を剥離することはなく
なる。
【0011】図6(a)〜(c)は本発明に係るシリンダブロ
ック及びメッキ方法の第5の実施例を示す概略工程図で
あり、図中50はシリンダブロックを示している。この
シリンダブロック50は、そのシリンダボア51にホー
ニング面51aとホーニングリリース面51bとが鋳造
成形時に形成されている。また、鋳造成形時に同時か、
又は鋳造成形後に切削・研磨加工等により前記ホーニン
グ面51aとホーニングリリース面51bとの境目に
は、緩やかな曲線を描いてホーニングリリース面51b
に向かってテーパ状に広がる湾曲テーパ面51cが形成
されている。また、高速メッキ装置(図示せず)におけ
るシール手段(図示せず)は前記湾曲テーパ面51cの
適当な位置に位置決めされ、Oリング53によって、そ
の位置で湾曲テーパ面51cを全周に亘ってシールする
(図6(a)参照)。このシールの後、図9と同様の仕方
でシリンダボア51の内壁に沿ってメッキ液を流し、シ
リンダボアの内壁(詳細にはホーニング面51a及び湾
曲テーパ面51c)にメッキ層53を成形する(図4
(b)参照)。以上説明したように成形されたメッキ層5
3は、湾曲テーパ面51c上に位置決めされたOリング
52の位置まで成形されるので、その端部53aに生ず
る段差が前記湾曲テーパ面51c上に形成される。従っ
て、エンジン作動時に、ピストン54のスカート部54
aがホーニング面51aを越えてホーニングリリース面
51bまで下降したとしても、ピストン54が摺接する
ホーニング面51aにはメッキ層53による段差が形成
されないので、前記スカート部54aがメッキ層53を
引っかけてメッキ層53を剥離することはなくなる。
【0012】図7はV型エンジンに使用されるシリンダ
ブロック60におけるメッキ処理の前工程からメッキ処
理までの工程を説明する図であり、図7(a) は前処理工
程中のシリンダブロックの概略縦断面図、図7(b) はメ
ッキ処理工程中のシリンダブロックの概略縦断面図を各
々示している。図中60はシリンダブロックを示してお
り、このシリンダブロック60は中心線Cを中心に左右
対称に二つのシリンダボア61及び62が形成されてい
る。これらのシリンダボア61,62は各々その内壁に
ホーニング面61a,62aとホーニングリリース面6
1b,62bとが形成されており、前記ホーニングリリ
ース面61b,62bはホーニング面61a,61bよ
り半径方向外方に拡径している。以上のように構成され
たシリンダブロック60は、鋳造成形後、シリンダボア
61,62内の切削加工及び研磨加工が成され、さらに
オイルやガス等が通る各種連通路63が形成された後高
速メッキ装置64が装着される。高速メッキ装置64装
着後、まず第1にシール手段ではシールせずに流路成形
用電極筒65の外側から内側にシリンダボア62の内壁
に沿って前処理液を流す。この時供給された前処理液
は、そのほとんどが流路成形用電極筒65の内側に流れ
込むのであるが、シリンダボア62の下端をシールして
いないので、供給された前処理液の一部がシリンダボア
62の底部からあふれる。ところで、従来のシリンダブ
ロックにおけるシリンダボアの下側の壁(即ちクランク
室の壁60a)は図7(a)に波線で示すように、まずシ
リンダボアの下端と略水平に横方向に伸び、それから略
直角に曲がっている形式のものが多い。このようにシリ
ンダボアの下側の壁がシリンダボアの下端と水平に伸び
た形式のシリンダブロックの場合、図7(a) に示すよう
にシリンダボアにシールをしないで前処理液を流すと、
シリンダボアから溢れた前処理液が前記連通路内に入っ
てしまう。連通路63は、それを様々な場所に連通させ
るためにシリンダブロック60内の隙間を縫うように複
雑な形状で形成されているため、前述のように前処理液
が入ってしまうと、通路内で前処理液が貯まってしまう
という問題が生ずる。そこで、図7に示すシリンダブロ
ック60の場合には、シリンダボア61の下側(クラン
ク室側)の壁60aをシリンダボア61の下端から滑ら
かに立ち上がるように形成し、シリンダボア61の下端
に対して適当な高さhを持たせるよう形成し、そこに前
述の連通路63を設けているので、シール無しで前処理
液を流して、前処理液が溢れ出ても連通路63内には前
処理液が入らないように構成されている。以上説明した
前処理工程が終了した後、シール手段66でシリンダボ
ア61のホーニングリリース面61bの適当な位置を全
周に亘ってシールして、メッキ液を流す。メッキ液は流
路成形用電極筒65の外側をシリンダボア61の内壁に
沿って流れると同時に、流路成形用電極筒65によって
電圧が印加され、内壁にメッキ層67を形成しながら流
路成形用電極筒65に戻る。これによりシリンダボア6
1の内壁にはホーニング面61aからホーニングリリー
ス面61bのシール手段66の位置までメッキ層67が
成形される。当該メッキ層67はホーニングリリース面
61b(即ち、ピストン摺動面61aから半径方向外方
に離れた位置)で終わりそこに段差を生じさせる。とこ
ろで、この図7に示した実施例では、ホーニングリリー
ス面61bをシール手段66でシールしてシリンダボア
61に金属メッキを施しているが、このシール部分はホ
ーニングリリース面61bに限定されるものではなく、
例えば、シリンダボア61の底端面61cをシールし
て、シリンダボア61の内壁全体から前記底端面61c
まで金属メッキを施すようにしてもよい。
【0013】図8はシリンダブロックにおける鋳造過程
終了後、から前記循環通路孔開け工程まで一例の作用説
明図である。図面に示すように、鍛造工程終了後のシリ
ンダブロック70(図8(a) 参照)に、そのシリンダボ
ア71内の切削及び研磨工程を施し、その後高速メッキ
装置でシリンダボア71内のメッキ処理を行う(図8
(b) 参照)。前記メッキ処理では図1〜図7に示した実
施例と同様シリンダボア71におけるホーニングリリー
ス面71bにシール手段72を配置して、ホーニング面
71aに段差を生じさせないようにメッキ層73を形成
する。そして上記メッキ工程の終了後、オイル連通孔や
ガス連通孔等の孔開け加工を行う。図8(c) においては
メッキ工程終了後に、隣接するシリンダボア71間を連
通させる連通孔74をホーニングリリース面71bに形
成する例を示しており、このように、メッキ工程終了後
に孔開け加工することによって、メッキ工程におけるシ
ール領域の制限がなくなりメッキ工程が行い易くなる。
【0014】 上記したように構成された本発明に係る
メッキシリンダブロック及びそのメッキ方法によれば、
製造後のホーニング面に相当する面、即ち、使用時にピ
ストンが摺接し得る面にあるメッキ層に段差が残らな
い。これにより、エンジンの運転時においてシリンダボ
ア内を摺動するピストンが下死点になった時、前記ピス
トンのスカート部が前記段差より下方まで下がってもピ
ストンのスカート部がメッキ層の段差に当ることがな
く、ピストンのスカート部によるメッキ層の剥離が防止
できる。その結果、使用時にピストンのスカート部によ
るメッキ層の剥離の問題を生じさせることなく、シリン
ダブロックの高さを最小限に抑えて大きな排気量を得る
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a) はメッキ工程中のシリンダブロック及び
メッキ装置の部分縦断面図、(b) は図1(a) におけるシ
ール部分の部分拡大図である。
【図2】 (a) はメッキ層が形成されたシリンダブロッ
クの使用状態を示すシリンダブロックの部分縦断面図、
(b) は図2(a) におけるメッキ層の端部の部分拡大図で
ある。
【図3】 (a)〜(c)はシリンダブロック及びメッキ方法
の第2の実施例を示す概略工程図である。
【図4】 (a)〜(c)はシリンダブロック及びメッキ方法
の第3の実施例を示す概略工程図である。
【図5】 (a)〜(c)はシリンダブロック及びメッキ方法
の第4の実施例を示す概略工程図である。
【図6】 (a)〜(c)はシリンダブロック及びメッキ方法
の第5の実施例を示す概略工程図である。
【図7】 (a) は前処理工程中のシリンダブロックの概
略縦断面図、図7(b)はメッキ処理工程中のシリンダブ
ロックの概略縦断面図である。
【図8】 (a) 及び(b) は鋳造過程終了後、から前記循
環通路孔開け工程まで一例の概略工程図である。
【図9】 従来のメッキシリンダブロック及びメッキ方
法を示すシリンダブロック及び高速メッキ装置の概略断
面図である。
【図10】 (a) は図9におけるシール部分の部分拡大
図を、(b) は図10(a) におけるメッキ
層の端部の部分拡大図である。
【図11】 (a) 及び(b) は従来のメッキが施されたシ
リンダブロックにおけるピストンの作動状態を示す図、
(c) は図11(b) におけるメッキ層の端部の部分拡大図
である。
【符号の説明】
〔第1実施例〕 1 シリンダブロック 2 シリンダボア 2a ホーニング面 2b ホーニングリリース面 3 高速メッキ装置 4 流路形成用電極筒 5 シール手段 6 Oリング 7 押さえ板 8 押さえ板 9 ロッド 10 メッキ層 10a 端部 11 ピストン 11a スカート部 〔第2実施例〕 20 シリンダブロック 20a 角部 21 シリンダボア 21a ホーニング面 21b ホーニングリリース面 22 Oリング 23 メッキ層 23a 端部 24 ピストン 24a スカート部 〔第3実施例〕 30 シリンダブロック 31 シリンダボア 31a ホーニング面 31b ホーニングリリース面 31c テーパ面 32 Oリング 33 メッキ層 33a 端部 34 ピストン 34a スカート部 〔第4実施例〕 40 シリンダブロック 41 シリンダボア 41a ホーニング面 41b ホーニングリリース面 41c 境界面 42 Oリング 43 メッキ層 43a 端部 44 ピストン 44a スカート部 〔第5実施例〕 50 シリンダブロック 51 シリンダボア 51a ホーニング面 51b ホーニングリリース面 51c 湾曲テーパ面 52 Oリング 53 メッキ層 53a 端部 54 ピストン 54a スカート部 〔第6実施例〕 60 シリンダブロック 60a 壁 61 シリンダボア 61a ホーニング面 61b ホーニングリリース面 61c 底端面 62 シリンダボア 62a ホーニング面 62b ホーニングリリース面 63 連通路 64 高速メッキ装置 65 流路成形用電極筒 66 シール手段 67 メッキ層 〔第7実施例〕 70 シリンダブロック 71 シリンダボア 71a ホーニング面 71b ホーニングリリース面 71’ シリンダボア 72 高速メッキ装置 72a シール手段 73 メッキ層 74 連通孔 〔従来例〕 80 高速メッキ装置 81 上面支持部材 82 下面支持部材 83 シール手段 83a シャフト 83b 上側押板 83c 下側押板 83d Oリング 84 メッキ液通路 85 流路成形用電極筒 85a 回収通路 86 メッキ液流入部 90 シリンダブロック 90a 上面 90b 下面 91 シリンダボア 91a ホーニング面 91b ホーニングリリース面 92 メッキ層 92a 段差 93 ピストン 93a スカート部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02F 1/00 - 11/00 C25D 7/00 F16J 10/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に貫通するシリンダボアを備えた
    アルミ製のメッキシリンダブロックにおいて、前記シリンダボアの内壁における使用時にシリンダヘッ
    ド側に位置する上方部分に、メッキが施された後にホー
    ニング加工が施されるホーニング面を形成し、 前記シリンダボアの内壁における使用時にクランク軸側
    に位置する下方部分に、前記ホーニング面より半径が大
    きく、メッキを施す前のシリンダボアの内壁の一部を構
    成するホーニングリリース面を形成し、 前記ホーニング面と前記ホーニングリリース面との間
    に、メッキを施す前のシリンダボアの内壁の一部を構成
    する段差部を形成し、 使用時においてピストンが下死点になった時に、前記ピ
    ストンのスカート部よりシリンダヘッド側に位置するよ
    うに前記段差部を配置し、 前記段差部と前記ホーニング面とに連続したメッキ層を
    形成するようメッキを施した ことを特徴とするメッキシ
    リンダブロック。
  2. 【請求項2】シリンダブロックのシリンダボアの内壁に
    おける使用時にシリンダヘッド側に位置する上方部分
    に、メッキが施された後にホーニング加工が施されるホ
    ーニング面を形成し、 前記シリンダボアの内壁における使用時にクランク軸側
    に位置する下方部分に、前記ホーニング面より半径が大
    きく、メッキを施す前のシリンダボアの内壁の一部を構
    成するホーニングリリース面を形成し、 前記ホーニング面とホーニングリリース面との間に、メ
    ッキを施す前のシリンダボアの内壁の一部を構成する段
    差部を形成し、 使用時においてピストンが下死点になった時に、前記ピ
    ストンのスカート部よりシリンダヘッド側に位置するよ
    うに前記段差部を配置したメッキシリンダブロックのメ
    ッキ方法であって、 使用時にクランク軸側に位置する面が上方になるように
    前記シリンダブロックを位置させ、 前記シリンダブロックにおける前記ホーニングリリース
    面をシール手段でシールし、 シリンダボア内に電圧の印加されたメッキ液を循環させ
    て、前記ホーニング面と前記段差部とに連続したメッキ
    層を形成するよう金属メッキを施す ことを特徴とするメ
    ッキシリンダブロックのメッキ方法。
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