JP3501915B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP3501915B2
JP3501915B2 JP03973697A JP3973697A JP3501915B2 JP 3501915 B2 JP3501915 B2 JP 3501915B2 JP 03973697 A JP03973697 A JP 03973697A JP 3973697 A JP3973697 A JP 3973697A JP 3501915 B2 JP3501915 B2 JP 3501915B2
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剛男 山口
浩之 杉本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複写機,ファクシ
ミリ装置,プリンタ等の画像を形成する電子写真装置、
特に現像,転写後の像担持体上に残留した未転写のトナ
−を回収し再利用することに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機等で画像を形成する電子写真法に
適用される静電荷現像方式の1つとしてトナ−と現像剤
(キャリア)との摩擦帯電によりトナ−に電荷を与え、
このトナ−によって像担持体上に形成された静電潜像を
可視化する方法が使用れている。像担持体上に可視化さ
れたトナ−像は転写紙等の転写媒体に転写されたのち定
着されて排出される。一方、転写媒体にトナ−像を転写
した後も像担持体にはトナ−が5〜20重量パ−セント程
度残留しているため、クリ−ニング工程によりトナ−を
回収し、廃トナ−(廃プラスチック)として系外へ排出
し処分して、次の複写動作に備えていた。
【0003】しかしながら、近年複写機等の画像形成装
置が一般に普及され、前記廃トナ−の処分に対してもこ
れまでのように廃棄物として扱い続けた場合、環境保全
に対してその影響は無視できなくなってきている。この
ため廃トナ−を再利用する、いわゆるトナ−リサイクル
に対する需要が強く望まれている。
【0004】この要求に対して、回収トナ−をそのまま
現像器に補給し再利用しても、トナ−飛散または像担持
体の非画像部である地肌電位部にトナ-が付着する地か
ぶり等の現象で異常画像が多く発生し、結果的に実用に
供し得ないものであった。そこで、この問題に対して様
々な検討が行われており、例えば特開平6−75432号公
報や特開平7−77834号公報にはトナ−のバインダ樹脂
の分子量分布を特定して耐オフセット性や耐機械的衝撃
性を高めたトナ−が開示されている。また、特開平6−
95499号公報や特開平6−118843号公報,特開平6−175
488号公報等にはプロセス的な対策をした装置が示され
ている。特開平6−95499号公報に示された装置は、バ
インダ樹脂がポリカ−ボネ−ト系樹脂である負帯電性電
子写真感光体と、バインダ樹脂がスチレンアクリル系樹
脂である負帯電性1成分トナ−を用いて、長期の連続プ
リント時に地かぶりが発生しないようにしている。特開
平6−118843号公報に示された装置は、転写工程後に感
光体に残留したトナ−を除去するときに、先行クリ−ニ
ングブレ−ドで紙粉等の微粉の少ないトナ−を除去して
回収し、後行クリ−ニングブレ−ドでそれ以外のトナ−
を除去して回収し、回収した微粉の少ないトナ−だけを
再利用することにより画像の品質が低下することを防
ぎ、トナ−のむだな消費を抑制するようにしている。ま
た、特開平6−175488号公報に示された装置は、転写工
程後の感光体から除去した回収トナ−を現像器に送り、
現像器で回収トナ−と新規トナ−とキャリアからなる現
像剤の抵抗値から回収トナ−と新規トナ−の混合比を変
えて現像剤の劣化を防ぎ、画像不良を生じにくくしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
技術はトナ−,像担持体,現像工程,転写工程,クリ−
ニング工程等で各々独自の観点で改良を施したものであ
るが、基本的には像担持体よりトナ−を回収あるいは搬
送する際に、トナ−が変形あるいは変性したことを異常
画像の要因とした観点での改良にすぎず、効果が全くな
いとは言い切れないが前記異常画像の発生機構が十分に
解明されていないためか、満足し得るレベルまでの改善
効果は認められていなかった。
【0006】この発明はかかる短所を改善するためにな
されたものであり、前記回収トナ−による地かぶりの発
生機構を独自の視点により解析した後、その対策として
像担持体上の残留トナ−を回収し、回収したトナ−の表
面性を改善して地かぶりを大幅に減少し、高画質の画像
が得られる電子写真装置を得ることを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子写真
装置は、像担持体表面に静電潜像を形成し、形成した静
電潜像を現像器で可視化してトナー像を形成し、形成し
たトナー像を転写器で転写材に転写する電子写真装置に
おいて、残留トナー回収装置と回収トナー搬送装置及び
回収トナー貯留装置を有し、残留トナー回収装置は、転
写後の像担持体表面に残留したトナーに、転写工程で印
加する転写バイアスよりも大きなトナー回収バイアスを
印加して正常に帯電したトナーのみを選別して回収し、
回収トナー搬送装置は残留トナー回収装置で回収したト
ナーを回収トナー貯留装置に搬送し、回収トナー貯留装
置は搬送された回収トナーを貯留し、貯留した回収トナ
ーを撹拌して表面特性を改善し、表面特性を改善した回
収トナーを現像器に補給することを特徴とする。
【0008】上記残留トナ−回収装置がトナ−回収用金
属ドラムを有し、トナ−回収用金属ドラムに転写工程で
印加する転写バイアスよりも大きなトナ−回収バイアス
を印加すると良い。
【0009】また、残留トナ−回収装置に弾性体からな
る導電性ロ−ラや導電性無端ベルト又は導電性ブラシを
有し、これらの回収部材に転写工程で印加する転写バイ
アスよりも大きなトナ−回収バイアスを印加しても良
い。
【0010】
【0011】また、上記回収トナ−貯留装置は回収トナ
−を撹拌するときに、回収トナ−をトナ−のガラス転移
温度以下室温以上の温度に加熱したり、回収トナ−に電
界を印加すると良い。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】この発明に係る電子写真複写機
は、感光体の周りに帯電器,レ−ザビ−ムによる書込
部,現像器,転写器,回収前除電ランプ,回収前帯電
器,残留トナ−回収装置,クリ−ニング装置の順に配置
してある。残留トナ−回収装置は、例えばアルミニウム
やステンレス等からなり回転駆動するトナ−回収用金属
ドラムと、トナ−回収用ドラムに正極性のトナ−回収バ
イアスを印加するトナ−回収用電源とを有する。このト
ナ−回収用金属ドラムは回収トナ−搬送装置により回収
トナ−貯留装置に連結されている。回収トナ−貯留装置
は撹拌器を有し、回収された回収トナ−を撹拌して表面
性を改善し、表面性を改善した回収トナ−を現像器に供
給する。
【0014】上記のように構成された電子写真複写機に
おいては転写器による転写工程が終了した後に、感光体
に残留したトナ−を残留トナ−回収装置で選別して、正
常に帯電したトナ−だけを回収して再利用し、トナ−を
再利用したときの地かぶりトナ−を低減する。
【0015】この感光体に残留したトナ−を分別して回
収するときに、転写器と残留トナ−回収装置の間に設け
た回収前除電ランプで転写工程終了後の感光体を露光し
て除電しク−ロン力に基づく付着力を低減させて回収効
率を高める。
【0016】また、残留トナ−回収装置で残留トナ−を
分別して回収する前に回収前帯電器で残留トナ−に静電
エネルギ−を印加して帯電させ、転写工程終了後の残留
トナ−に含まれる未帯電トナ−や逆帯電トナ−の一部も
回収して、トナ−回収効率を高める。
【0017】また、回収トナ−貯留装置に回収された回
収トナ−を撹拌器で撹拌して、表面特性を改善し、回収
トナ−の非電気的な付着力を低減させて、回収トナ−を
再利用したときの地かぶりを低減する。
【0018】この回収トナ−を撹拌するときに、回収ト
ナ−をトナ−のガラス転移温度以下室温以上の温度に加
熱したり、回収トナ−に電界を印加して、表面特性の改
善を向上させる。
【0019】さらに、上記回収トナ−貯留装置で回収ト
ナ−を撹拌するときに、回収トナ−に滑剤あるいは流動
化剤を添加して、トナ−の表面自由エネルギを低下させ
て付着力を小さくし、回収トナ−を再利用したときの地
かぶりをより低減する。
【0020】
【実施例】この発明の実施例を説明するにあたり、ま
ず、電子写真複写機の現像器内のトナ−と転写工程後に
像担持体に残留した残留トナ−の帯電量分布と付着状態
について説明する。
【0021】 まず、転写工程終了後に像担持体に残留
しているトナーによる地かぶりの発生機構を知る目的
で、現像器内のトナーと転写工程終了後に像担持体に残
留しているトナーの帯電量分布を帯電量分布測定装置
(ホソカワミクロン製Eスパ−ト)を用いて測定した結
果、図1に示す帯電量分布を得た。図1において、Aは
現像器内のトナーの帯電量分布を示し、Bは転写工程終
了後に像担持体に残留している残留トナーの帯電量分布
を示す。図1に示すように、現像器内のトナーは正常帯
電の帯電量が多いのに対して、残留トナーは未帯電ある
いは逆帯電に帯電したものが多いが、一部に現像器中の
トナーと同程度の正常な帯電量を有するトナーも残留し
ていることが判った。この残留トナーの像担持体に対す
る付着状態を約1000倍の拡大率のCCDを用いて観察を
行った結果、図2に示すように3つのタイプに分類され
ることが判った。すなわち図2(a)に示すように、残
留トナー14が1点で像担持体1と接触しているタイプ
1と、(b)に示すように、残留トナー14が2点又は
2点以上で像担持体1と接触しているタイプ2と、
(c)に示すように、残留トナー14が変形して像担持
体1に密着しているタイプ3の3種類があることが判明
した。
【0022】そこで3種類の付着状態から地かぶりトナ
−の付着要因を検討した結果、図2(a)に示すタイプ
1の場合は、トナ−14があまり強くない力で像担持体
1に接しているにもかかわらず転写バイアスによって転
写されなかったトナ−であると考えられ、図1の残留ト
ナ−の帯電量分布に示す未帯電と逆帯電トナ−である可
能性が高いと考えられる。これに対して、図2(c)に
示すタイプ3の場合は、トナ−14が非常に強い密着力
で像担持体1表面に付着している可能性があり、トナ−
の帯電量は現像器中のトナ−の帯電量とほぼ同程度であ
る確率が高いと予想され、図1の残留トナ−の帯電量分
布に示す現像器中のトナ−と同程度の正常な帯電で高帯
電量を有するトナ−である可能性が高いと考えられる。
また、図2(b)に示すタイプ2の場合は、未帯電と逆
帯電トナ−である可能性もあるが、同時に正常な高帯電
量のトナ−も混在している可能性があると考えられる。
このように3種類に分類されたトナ−のなかで現像器に
戻して再利用しても画質の低下を起こさないものは高帯
電量のものであると考えられる。この理由は、未帯電や
逆帯電トナ−は、現像器内で偶発的に十分な摩擦帯電が
行われなかったことも考えられるが、製造時にカ−ボン
等の導電性の素材を多く含んでトナ−化されたために、
トナ−粒子の帯電特性が悪く十分に帯電しなかったと予
想され、現像器に補給して使用しても正常な画像を形成
することができず、地かぶりとして画質を低下させると
予想される。これに対して正常な帯電で高帯電量のトナ
−は現像工程あるいは転写工程で強い力を受けて像担持
体1に付着して残留したものと考えられ、トナ−粒子の
帯電特性は特に悪くなく、回収してからトナ−の表面特
性を改善することにより、現像器に戻して再利用するこ
とが可能であると考えられるからである。
【0023】 この検討結果から、像担持体1上の残留
トナー14のうち正常な帯電で高帯電量のトナーを分別
して回収し、回収したトナーに撹拌処理を施し、せん断
力と衝撃力等のメカニカルなエネルギ−を加えてトナー
表面特性を改質することにより、地かぶりが大幅に減少
し、高画質の画像が得られることを見出した。
【0024】次に、上記地かぶりトナ−の特性を利用し
て、転写工程終了後に像担持体である感光体に残留した
トナ−を回収して再利用するこの発明の実施例について
説明する。
【0025】図3はこの発明の一実施例の電子写真複写
機を示す構成図である。図に示すように、電子写真複写
機は感光体1の周りに帯電器2,レ−ザビ−ム3による
書込部,現像器4,転写前除電ランプ5,転写器6,回
収前除電ランプ7,回収前帯電器8,残留トナ−回収装
置9,クリ−ニング装置10の順に配置してある。残留
トナ−回収装置9は、例えばアルミニウムやステンレス
等からなり回転駆動するトナ−回収用金属ドラム91
と、回収用ドラム91に正電圧のトナ−回収バイアスを
印加するトナ−回収用電源92とを有する。トナ−回収
用金属ドラム91は回収トナ−搬送装置12により回収
トナ−貯留装置13に連結されている。回収トナ−貯留
装置13は回収トナ−貯留部131と撹拌器132を有
し、回収トナ−貯留部131に回収された回収トナ−を
撹拌器132で撹拌して表面性を改善し、表面性を改善
した回収トナ−を現像器4に供給する。
【0026】上記のように構成された電子写真複写機に
おいては、帯電器2で正電圧で帯電した感光体1をレ−
ザビ−ム3で露光して静電潜像を形成し、形成した静電
潜像に現像器4でトナ−を付着させてトナ−像を形成す
る。形成したトナ−像を転写電源61から転写器6に印
加される転写バイアスにより転写材に転写し、転写材に
転写したトナ−像を定着器11で定着する。一方、感光
体1に残留したトナ−14のうち正常に帯電したトナ−
を残留トナ−回収装置9で回収し、未帯電あるいは逆帯
電トナ−をクリ−ニング装置10で除去する。
【0027】この一連の複写工程において、残留トナ−
回収装置9で感光体1に残留したトナ−14を分別して
回収して再利用するために、残留トナ−回収装置9のト
ナ−回収用金属ドラム91にはトナ−回収用電源92か
ら転写器6に印加する転写バイアスより大きい正極性の
トナ−回収バイアスが印加してある。このトナ−回収用
金属ドラム91に印加された正極性のトナ−回収バイア
スにより感光体1に残留したトナ−14中の正常に帯電
したトナ−である負極性のトナ−が選別されてトナ−回
収用金属ドラム91に回収される。
【0028】このように正常に帯電したトナ−をトナ−
回収用金属ドラム91で回収するときに、感光体1に残
留したトナ−14のク−ロン力に基づく付着力を低減し
ておくと、回収効率を高めることができる。そこで、転
写器6と残留トナ−回収装置9の間に設けた回収前除電
ランプ7で転写工程終了後の感光体1を露光して除電し
ク−ロン力に基づく付着力を低減させる。また、転写工
程終了後の残留トナ−14には、図1に示すように、未
帯電トナ−や逆帯電トナ−が多量に含まれている。この
なかには現像器4内で偶発的に十分な摩擦帯電が行われ
なかったものも含まれている。このようなトナ−も回収
すると、再利用するトナ−を増やすことができる。そこ
で残留トナ−回収装置9で残留トナ−14を分別して回
収する前に回収前帯電器8で残留トナ−14に静電エネ
ルギ−を印加して負極性に帯電させる。このようにし
て、残留トナ−14中の未帯電トナ−や逆帯電トナ−の
一部も回収することができ、トナ−回収効率をより高め
ることができる。なお、この実施例では回収前除電ラン
プ7と回収前帯電器8の双方を使用した場合について説
明したが、回収前除電ランプ7と回収前帯電器8のいず
れか一方だけを使用してもトナ−回収効率を高めること
ができる。
【0029】上記のようにして残留トナ−回収装置9で
選別して回収された回収トナ−は回収トナ−搬送装置1
2で回収トナ−貯留装置13に送られる。また、残留ト
ナ−回収装置9で回収されずに感光体1に残留している
未帯電トナ−や逆帯電トナ−はクリ−ニング装置10で
除去される。このクリ−ニング装置10のクリ−ニング
部材は公知のもので良く、例えば、フェルト,布,ブラ
シ,ゴムロ−ラ,ゴムブレ−トなどが使用される。そし
てクリ−ニング部材と感光体1の接触圧力は部材の材質
や感光体1の回転速度などに応じて最適化される。
【0030】回収トナ−貯留装置13の回収トナ−貯留
部131に回収された回収トナ−は撹拌器132で撹拌
される。この回収トナ−搬送装置12における撹拌処理
は回収トナ−の表面特性を改善するために行う処理であ
る。このことは回収トナ−の再利用について検討した結
果、回収トナ−をそのままの状態で現像器4に補給して
再利用したときに地かぶりは未使用トナ−を用いた場合
と較べて増加傾向を示すことが明らかとなった。これは
充分な帯電量を示すトナ−であっても感光体1に対して
例えばファンデルワ−ルス力の如き非電気的な付着力が
高い場合には地かぶりとして付着し得ると考えられる。
そこで、この非電気的な付着力を低減するために、回収
トナ−を撹拌して回収トナ−間に摩擦を与えることによ
り回収トナ−の表面特性が改善できることを見出した。
このように回収トナ−搬送装置12で撹拌処理して表面
特性が改善された回収トナ−を現像器4に送り、現像器
4内で未使用トナ−と撹拌混合して再利用した結果、地
かぶりを大幅に低減することができ、残留トナ−14を
有効に活用することができた。
【0031】また、回収トナ−搬送装置12で回収トナ
−を撹拌処理するときに、回収トナ−貯留部131に加
熱装置と温度調節装置を設け、回収トナ−をトナ−のガ
ラス転移温度以下で室温以上の条件のもとで撹拌する
と、トナ−の表面特性改善効率を高めることができる。
ここで回収トナ−をトナ−のガラス転移温度以上に加熱
するとトナ−同士の融着が激しすぎて、逆に画質を低下
させる要因となってしまう。
【0032】また、回収トナ−を直接加熱しないで静電
場を加えて撹拌しても良い。この場合は、トナ−の誘電
損失によって電気エネルギ−が熱エネルギ−に変換され
るか、あるいは静電場によって規制力を掛けられたトナ
−同士が撹拌衝突するときに大きな衝撃力が生まれるた
めと考えられる。
【0033】さらに、回収トナ−搬送装置12で回収ト
ナ−を撹拌処理するときに、例えばシリカ等の無機流動
化剤や長鎖脂肪酸や金属石鹸等の有機潤滑剤等の添加物
を付加しても良い。このように滑剤や流動化剤を付加す
ることによりトナ−の表面自由エネルギ−を低減して付
着力を下げることができる。
【0034】上記実施例では残量トナ−回収装置9に設
けたトナ−回収用ドラム91で感光体1に残留したトナ
−14を選別して回収する場合について説明したが、ト
ナ−回収用ドラム91の代わりに弾性体からなる導電性
ロ−ラを用いても良い。この導電性ロ−ラとしては公知
ものを利用できるが、例えば金属粉やカ−ボン等導電性
フィラ−を分散したゴムロ−ラやフッ素樹脂,ポリカ−
ボネ−ト,塩化ビニル,ポリエステル等の樹脂ロ−ラを
使用すると良い。このような導電性ロ−ラを使用するこ
とにより、感光体1との接触部におけるニップ幅を広く
とることができ、図2(c)に示したタイプ3のような
高帯電量トナ−を感光体1から効率良く掻き取ることが
できる。
【0035】また、トナ−回収用ドラム91の替わりに
導電性ベルトを用いても、導電性ロ−ラを用いた場合と
同様に感光体1との接触部におけるニップ幅を広くとる
ことができ、高帯電量トナ−を感光体1から効率良く掻
き取ることができる。
【0036】さらに、トナ−回収用ドラム91や導電性
ロ−ラの替わりに無端の導電性ブラシを使用しても良
い。この導電性ブラシも公知ものを利用できるが、例え
ば金属粉やカ−ボン等導電性フィラ−を分散したアクリ
ル樹脂,フッ素樹脂,ポリカ−ボネ−ト,塩化ビニル,
ポリエステル等の樹脂またはゴム等で形成することがの
ぞ増しい。このような導電性ブラシを使用することによ
り、感光体1に密着している高帯電量の残留トナ−14
を力学的に掻き取ると共に、電場効果によって回収効率
を上げることができる。
【0037】次に上記のように残留トナ−を回収して再
利用した具体例について説明する。
【0038】〔具体例1〕 図3に示す電子写真複写機
において、感光体1を約+800Vにコロナ帯電した後、
波長830nmのレ−ザビ−ム3で露光し、潜像パタ−ン
を作製したところ、感光体1の画像部の電位は約780V
であり、非画像部は約10Vまで光減衰した。この感光体
1を現像バイアス−250Vを印加した現像器4を通過さ
せてトナ−像を形成した後、転写器6に約1.5KVの転
写バイアスを印加してトナ−像を転写材に転写した。こ
の転写工程の後、アルミ素管からなるトナ−回収用ドラ
ム91に約1.8KVのトナ−回収バイアスを印加しなが
ら正常に帯電したトナ−を選別して回収し、回収トナ−
貯留装置13に搬送した。この操作を1000回繰り返した
後に、回収トナ−貯留装置13内に収納された回収トナ
−の全量を測定した。その後、回収トナ−貯留装置13
内の回収トナ−を約5分間撹拌した。そして現像器4内
の現像剤を回収して、撹拌した回収トナ−と未使用トナ
−を同量ずつ補給し、現像器4内で1分間撹拌した。こ
の回収トナ−と未使用トナ−からなる現像剤を用い、白
ベタの潜像パタ−ンを作製した感光体1上に現像バイア
ス−250Vで現像を行い、その後、感光体上に付着した
トナ−を地かぶりトナ−としてCCD(キ−エンス社V
H−6110型)を用いて観察し、単位面積(1m
2)当たりのトナ−数を確認した。
【0039】〔比較例1〕 上記具体例の比較例1とし
て、クリ−ニング装置10で回収されたトナ−をそのま
ま現像器4まで搬送し、上記具体例1と同様な操作によ
り地かぶりトナ−の評価を行った。
【0040】〔比較例2〕 また、比較例2として、ト
ナ−回収バイアスを印加しながらトナ−回収用ドラム9
1で回収したトナ−を回収トナ−貯留装置13で撹拌し
ないで現像器4まで搬送し、上記具体例1と同様な操作
により地かぶりトナ−の評価を行った。
【0041】〔比較例3〕 比較例3として、クリ−ニ
ング装置10で回収されたトナ−を回収トナ−貯留装置
13で撹拌した後、上記具体例1と同様な操作により地
かぶりトナ−の評価を行った。
【0042】〔具体例2〕 また、具体例2として、ト
ナ−回収用ドラム91を体積抵抗2×1010Ω・cmの
カ−ボン分散型クロロプレンゴム製導電性ロ−ラに代え
てトナ−を回収し、具体例1と同じ条件で回収したトナ
−の善良を測定するとともに、具体例1と同じ条件で撹
拌してから、上記具体例1と同様な操作により地かぶり
トナ−の評価を行った。
【0043】〔具体例3〕 また、具体例3として、ト
ナ−回収用ドラム91を体積抵抗2×1010Ω・cmの
カ−ボン分散型エチレン/テトラフルオロエチレン樹脂
製導電性ベルトに代えて、具体例1と同様な処理をして
から、具体例1と同様な操作により地かぶりトナ−の評
価を行った。
【0044】〔具体例4〕 具体例4として、トナ−回
収用ドラム91を体積抵抗2×1010Ω・cmのカ−ボ
ン分散型アクリル樹脂製導電性ブラシに代えて、具体例
1と同様な処理をしてから、具体例1と同様な操作によ
り地かぶりトナ−の評価を行った。
【0045】上記具体例1と各比較例及び具体例2〜3
で回収したトナ−の回収量と地かぶりトナ−の数量を図
4に示す。図4において、トナ−回収量の三角印はトナ
−の回収量が5グラム未満の場合、丸印はトナ−の回収
量が5〜10グラムの場合、二重丸印はトナ−の回収量が
10グラム以上の場合を示す。また、地かぶりトナ−数の
評価で、ばつ印は1mm2当たりの地かぶりトナ−数が
150個以上の場合、丸印は1mm2当たりの地かぶり
トナ−数が80〜150個の場合を示す。図4に示すよう
に、残留トナ−回収装置9で残留トナ−を選別して回収
し、回収したトナ−を回収トナ−貯留装置13で撹拌す
ることにより、地かぶりトナ−数を確実に減少させるこ
とができた。
【0046】〔具体例5〕 さらに、導電性ブラシでト
ナ−を回収する前に、回収前除電ランプ7で感光体1に
約30ルクスの赤色LED光を照射して、感光体1電位
をほぼ0Vとしてから、導電性ブラシでトナ−を回収し
て、具体例1と同様な処理をしてから、具体例1と同様
な操作により地かぶりトナ−の評価を行った。
【0047】〔具体例6〕 また、導電性ブラシでトナ
−を回収する前に、回収前帯電器8を用い、+200Vで
コロナ放電を行ってから、具体例4の処理と操作を行い
地かぶりトナ−の評価を行った。 〔具体例7〕 また、具体例4で回収トナ−貯留装置1
3で回収トナ−を撹拌するときに、回収トナ−貯留部1
31内の温度を80℃に設定して、具体例4と同様に地
かぶりトナ−の評価を行った。
【0048】〔具体例8〕 また、具体例4で回収トナ
−貯留装置13で回収トナ−を撹拌するときに、回収ト
ナ−貯留部131の器壁と撹拌機132の間に+500V
の電界を印加して、具体例4と同様に地かぶりトナ−の
評価を行った。
【0049】〔具体例9〕 また、具体例4で回収トナ
−貯留装置13で回収トナ−を撹拌するときに、ステア
リン酸亜鉛0.05重量部を添加して、具体例4と同様に地
かぶりトナ−の評価を行った。
【0050】この具体例5〜具体例9で回収したトナ−
の回収量と地かぶりトナ−の数量を図5に示す。図5に
おいて、トナ−回収量の丸印はトナ−の回収量が5〜10
グラムの場合、二重丸印はトナ−の回収量が10グラム以
上の場合を示す。また、地かぶりトナ−数の評価で、丸
印は1mm2当たりの地かぶりトナ−数が80〜150個の場
合、二重丸印は1mm2当たりの地かぶりトナ−数が80
個未満を示す。図4に示すように、回収前除電ランプ7
や回収前帯電器8を使用することにより、トナ−を多く
回収することができ、回収効率を高めることが明らかに
なった。また、滑剤や流動化剤を付加して撹拌すること
により回収トナ−の表面特性をより改善することがで
き、地かぶりトナ−数をより減少させることが明らかに
なった。
【0051】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、転写工
程が終了した後に感光体に残留したトナ−を選別して、
正常に帯電したトナ−だけを回収して再利用するように
したから、再利用するトナ−に帯電特性が悪いトナ−等
が含まれず、トナ−を再利用したときの地かぶりトナ−
を低減することができ、トナ−を再利用しても良質な画
像を形成することができる。
【0052】また、感光体に残留したトナ−を分別して
回収するときに、転写工程終了後の感光体を露光して除
電しク−ロン力に基づく付着力を低減させることによ
り、正常に帯電したトナ−の回収効率を高めることがで
きる。
【0053】また、感光体に残留したトナ−を分別して
回収する前に、残留したトナ−に静電エネルギ−を印加
して帯電させ、転写工程終了後の残留トナ−に含まれる
未帯電トナ−や逆帯電トナ−の一部も回収することによ
り、トナ−回収効率をより高めることができる。
【0054】また、回収された回収トナ−を撹拌して表
面特性を改善し、回収トナ−の非電気的な付着力を低減
させるようにしたから、回収トナ−を再利用したときの
地かぶりを確実に低減することができ、トナ−を有効に
活用することができる。
【0055】この回収トナ−を撹拌するときに、回収ト
ナ−をトナ−のガラス転移温度以下室温以上の温度に加
熱したり、回収トナ−に電界を印加することにより、ト
ナ−の表面特性の改善をより向上させることができる。
【0056】さらに、回収トナ−を撹拌するときに、回
収トナ−に滑剤あるいは流動化剤を添加して、トナ−の
表面自由エネルギを低下させて付着力を小さくすること
により、回収トナ−を再利用したときの地かぶりをより
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナ−の帯電量分布を示す特性図である。
【図2】地かぶりトナ−の付着状態を示す説明図であ
る。
【図3】この発明の実施例の構成図である。
【図4】トナ−の回収量と地かぶりトナ−の数量を示す
評価図である。
【図5】トナ−の回収量と地かぶりトナ−の数量を示す
第2の評価図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電器 4 現像器 6 転写器 7 回収前除電ランプ 8 回収前帯電器 9 残留トナ−回収装置 10 クリ−ニング装置 12 回収トナ−搬送装置 13 回収トナ−貯留装置 91 トナ−回収用金属ドラム 92 トナ−回収用電源 131 回収トナ−貯留部 132 撹拌器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−168505(JP,A) 特開 平7−92873(JP,A) 特開 平6−258987(JP,A) 特開 平5−313545(JP,A) 特開 平6−274074(JP,A) 特開 平5−45950(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 G03G 21/10 - 21/12 G03G 15/16 - 15/16 103

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体表面に静電潜像を形成し、形成
    した静電潜像を現像器で可視化してトナー像を形成し、
    形成したトナー像を転写器で転写材に転写する電子写真
    装置において、 残留トナー回収装置と回収トナー搬送装置及び回収トナ
    ー貯留装置を有し、残留トナー回収装置は、転写後の像
    担持体表面に残留したトナーに、転写工程で印加する転
    写バイアスよりも大きなトナー回収バイアスを印加して
    正常に帯電したトナーのみを選別して回収し、回収トナ
    ー搬送装置は残留トナー回収装置で回収したトナーを回
    収トナー貯留装置に搬送し、回収トナー貯留装置は搬送
    された回収トナーを貯留し、貯留した回収トナーを撹拌
    して表面特性を改善し、表面特性を改善した回収トナー
    を現像器に補給することを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 上記残留トナー回収装置に、転写工程で
    印加する転写バイアスよりも大きなトナー回収バイアス
    を印加するトナー回収用金属ドラムを有する請求項1記
    載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】 上記残留トナー回収装置に、転写工程で
    印加する転写バイアスよりも大きなトナー回収バイアス
    を印加する弾性体からなる導電性ロ−ラを有する請求項
    1記載の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 上記残留トナー回収装置に、転写工程で
    印加する転写バイアスよりも大きなトナー回収バイアス
    を印加する導電性無端ベルトを有する請求項1記載の電
    子写真装置。
  5. 【請求項5】 上記残留トナー回収装置に、転写工程で
    印加する転写バイアスよりも大きなトナー回収バイアス
    を印加する導電性ブラシを有する請求項1記載の電子写
    真装置。
  6. 【請求項6】 上記回収トナー貯留装置は回収トナーを
    撹拌するときに、回収トナーをトナーのガラス転移温度
    以下で室温以上の温度に加熱する請求項1記載の電子写
    真装置。
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