JP3500751B2 - 画像信号処理装置及び撮像装置 - Google Patents

画像信号処理装置及び撮像装置

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JP3500751B2 JP00707495A JP707495A JP3500751B2 JP 3500751 B2 JP3500751 B2 JP 3500751B2 JP 00707495 A JP00707495 A JP 00707495A JP 707495 A JP707495 A JP 707495A JP 3500751 B2 JP3500751 B2 JP 3500751B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
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  • Television Systems (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば拡大画、縮小
画、又は静止画の出画を実現する画像信号の信号処理を
行う画像信号処理装置及び上記画像信号の信号処理を行
う機能を備える撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日において、カメラ一体型ビデオテー
プレコーダ(以下、カムコーダと称する。)やビデオテ
ープレコーダ等には、例えば図18に示すように拡大率
を2倍として、水平ラインZ1の拡大処理により白丸の
画素の画像信号から黒丸の画素の画像信号を形成して拡
大画を出画したり、縮小率を1/2として、水平ライン
Z2の縮小処理により白丸の画素の画像信号から黒丸の
画素の画像信号を形成して縮小画を出画させる電子ズー
ム、又は画像の静止処理を行い静止画を出画させる電子
スチル等の機能が設けられた画像信号処理装置が普及し
ている。
【0003】上記拡大画及び静止画は、動画と異なり画
像の画素単位で視覚的に容易に認識可能である。
【0004】このため、上記画像信号処理装置は、例え
ば図19に示す、第一、第二のフィールドでフレームが
生成される第一のフィールドの水平ライン1、3、5、
7の画素A、B、C、D、及び第二のフィールドの水平
ライン2、4、6、8の画素E、F、G、Hのうち画素
Gの動きが検出された場合、該第二のフィールドの画素
Gの画像信号を該第一のフィールド内の画素Gの上下に
位置する画素Cと画素Dとでフィールド内補間して形成
し、該第二のフィールドの画素G以外の画像信号E、F
を各々の画素の上下に位置する第一のフィールドの画素
Aと画素B、画素Bと画素Cでフィールド間補間して形
成して、画素の画像の動きが検出された際に、フィール
ド内補間処理により高品質化する方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記画像の
動き検出は、一般に、第一のフィールド、又は第二のフ
ィールドの検出走査線の画像信号レベルと該検出走査線
に隣接する走査線の画像信号レベルとに基づいて検出す
るが、画像信号の水平方向にエッジ成分を含む場合は、
画像に動きを生じていない場合においても画像に動きが
有ると誤検出して、フィールド内補間するため、フィー
ルド間補間に比べ画質が劣化するという問題点を生じて
いた。
【0006】また、画像信号処理装置では、一般に、画
像の動きを検出するための第一、第二のフィールドの画
像信号、上記フィールド内補間処理が施された画像信
号、及び拡大画の画像信号を格納するために4フィール
ドの画像信号を格納するメモリを必要とし、高コストに
なるという問題点を生じている。
【0007】また、検出画素の画像の動きが検出された
場合、図20に示すように第一、第二のフィールドで各
々フィールド内補間して生成した第一、第二の補間画像
信号に基づいて、フレームの画像信号を生成するため、
フレームで表される画像の該補間された部分の境界線上
では、濃度むらや画像信号レベルの逆転現象が起きると
いう問題点を生じている。
【0008】 本発明は、以上のような問題点に鑑み、
簡易な構成で高品質の画像を実現する画像信号処理装置
及び撮像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像信号処
理装置は、互いに隣接する1走査線おきに形成される第
一、第二のフィールドからなるフレーム内の該第一のフ
ィールド、又は第二のフィールドの検出画素の画像信号
レベルと該検出画素の近傍の近傍画素の画像信号レベル
と動き検出係数の値との比較に基づいて、該検出画素の
画像の動きの有無を検出する動き検出手段と、上記動き
検出手段で検出画素の画像の動きが検出された際に、該
検出画素の画像信号を補間する補間エリアを拡大させる
補間エリア拡大手段と、上記補間エリア拡大手段により
拡大された補間エリアで画像信号をフィールド内補間す
るフィールド補間手段とを備え、上記補間エリア拡大手
段は、上記動き検出手段により連続する所定個の垂直ラ
インに1個でも動きが検出された場合に、動きが有ると
検出された水平ラインを中心にして垂直方向に補間エリ
アを拡大させ、上記動きが有ると検出された水平ライン
の連続する所定個の画素に1個でも動きが検出された場
合に、動きが有ると検出された画素を中心にして水平方
向に補間エリアを拡大させることを特徴とする。
【0010】 また、本発明に係る画像信号処理装置
は、上記補間エリア拡大手段により拡大された補間エリ
アの画像信号にスムージング処理を施すスムージング手
段を備え、上記フィールド補間手段は、上記スムージン
グ手段でスムージング処理が施され上記拡大された補間
エリアで画像信号をフィールド内補間することを特徴と
する。
【0011】 また、本発明に係る画像信号処理装置
は、上記動き検出手段の動き検出係数を可変設定自在と
し、フレーム内の各走査線の隣接する走査線間の画像信
号レベル差に基づいて、垂直エッジを検出する垂直エッ
ジ検出手段と、上記垂直エッジ検出手段で垂直エッジが
検出された際に、動き検出手段の動きの検出感度を低下
させるように動き検出係数を設定する検出係数設定手段
とを備えることを特徴とする。
【0012】 さらに、本発明に係る画像信号処理装置
は、上記動き検出手段の動き検出係数を可変設定自在と
し、上記動き検出手段で1水平ライン前の画像信号に基
づいて動きが有りと検出された際に、動き検出手段の動
きの検出感度を低下させるように動き検出係数を設定す
る検出係数設定手段を備えることを特徴とする。
【0013】 本発明に係る撮像装置は、撮像手段と、
上記撮像手段により得られる画像信号について、互いに
隣接する1走査線おきに形成される第一、第二のフィー
ルドからなるフレーム内の該第一のフィールド、又は第
二のフィールドの検出画素の画像信号レベルと該検出画
素の近傍の近傍画素の画像信号レベルと動き検出係数の
値との比較に基づいて、該検出画素の画像の動きの有無
を検出する動き検出手段と、上記動き検出手段で検出画
素の画像の動きが検出された際に、該検出画素の画像信
号を補間する補間エリアを拡大させる補間エリア拡大手
段と、上記補間エリア拡大手段により拡大された補間エ
リアで画像信号をフィールド内補間するフィールド補間
手段とを備えてなることを特徴とする。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【作用】以上の構成を備える本発明に係る係る画像信号
処理装置では、互いに隣接する1走査線おきに形成され
る第一、第二のフィールドからなるフレーム内の該第一
のフィールド、又は第二のフィールドの検出画素の画像
信号レベルと該検出画素の近傍の近傍画素の画像信号レ
ベルと動き検出係数の値との比較に基づいて、該検出画
素の画像の動きの有無を検出する動き検出手段により検
出画素の画像の動きが検出された際に、該検出画素の画
像信号を補間する補間エリアを補間エリア拡大手段によ
り拡大させ、拡大された補間エリアでフィールド補間手
段により画像信号をフィールド内補間する。
【0020】 上記補間エリア拡大手段は、上記動き検
出手段により連続する所定個の垂直ラインに1個でも動
きが検出された場合に、動きが有ると検出された水平ラ
インを中心にして垂直方向に補間エリアを拡大させ、上
記動きが有ると検出された水平ラインの連続する所定個
の画素に1個でも動きが検出された場合に、動きが有る
と検出された画素を中心にして水平方向に補間エリアを
拡大させる。
【0021】 また、本発明に係る画像信号処理装置で
は、上記補間エリア拡大手段により拡大された補間エリ
アの画像信号にスムージング手段によりスムージング処
理を施し、上記スムージング手段でスムージング処理が
施され上記拡大された補間エリアで上記フィールド補間
手段により画像信号をフィールド内補間する。
【0022】 また、本発明に係る画像信号処理装置で
は、フレーム内の各走査線の隣接する走査線間の画像信
号レベル差に基づいて垂直エッジを検出する垂直エッジ
検出手段により垂直エッジが検出された際に、動き検出
手段の動きの検出感度を低下させるように検出係数設定
手段により動き検出係数を設定する。
【0023】 さらに、本発明に係る画像信号処理装置
では、上記動き検出手段で1水平ライン前の画像信号に
基づいて動きが有りと検出された際に、動き検出手段の
動きの検出感度を低下させるように検出係数設定手段に
より動き検出係数を設定する。
【0024】 さらに、本発明に係る撮像装置では、撮
像手段により得られる画像信号について、互いに隣接す
る1走査線おきに形成される第一、第二のフィールドか
らなるフレーム内の該第一のフィールド、又は第二のフ
ィールドの検出画素の画像信号レベルと該検出画素の近
傍の近傍画素の画像信号レベルと動き検出係数の値との
比較に基づいて、該検出画素の画像の動きの有無を検出
する動き検出手段で検出画素の画像の動きが検出された
際に、補間エリア拡大手段により、該検出画素の画像信
号を補間する補間エリアを拡大させ、拡大された補間エ
リアでフィールド補間手段により画像信号をフィールド
内補間する。
【0025】
【0026】
【0027】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0028】 本発明に係る画像信号処理装置10は、
図1に示すように例えばカムコーダに設けられており、
撮像部1から供給された画像信号をマイクロコンピュー
タ19の指令に基づき静止画や拡大画を出画する信号処
理を行い、出画部2に送出する。
【0029】上記撮像部1は、撮像光が照射されるレン
ズ4と、このレンズ4から導かれた撮像光を光電変化し
て撮像信号を生成するCCDイメージセンサ5と、この
CCDイメージセンサ5から供給された撮像信号の撮像
信号レベルを一定レベルとするS/H・AGC回路6
と、このS/H・AGC回路6から供給された撮像信号
をA/D変換するA/Dコンバータ7と、このA/Dコ
ンバータ7から供給された撮像信号にガンマ補正やホワ
イトバランス等の処理を施し画像信号を生成して画像信
号処理装置10に送出するカメラ/ビデオ信号処理回路
8とを有する。
【0030】上記撮像部1では、撮像信号から画像信号
を生成して、該画像信号を上記画像信号処理装置10に
供給する。
【0031】上記出画部2は、画像信号処理装置10か
ら供給された画像信号にエンファシスやFM変調や低域
変換の処理を施しコンポジット映像信号を生成するビデ
オ信号処理回路11と、このビデオ信号処理回路11か
ら供給されたコンポジット映像信号をD/A変換するD
/Aコンバータ12と、このD/Aコンバータ12から
供給されたコンポジット映像信号を増幅するR/Pアン
プ13と、このR/Pアンプ13から供給されたコンポ
ジット映像信号を電磁変換して磁気テープ18に記録す
るビデオヘッド14と、上記ビデオ信号処理回路11か
ら供給されたコンポジット映像信号をD/A変換してモ
ニタに送出して画像を出画させるD/Aコンバータ15
とを有する。
【0032】上記出画部2では、画像信号処理装置10
から供給された画像信号に出画させるための画像信号処
理を施した後に出画する。
【0033】上記マイクロコンピュータ19では、拡大
画、縮小画又は静止画を出画させる際に、画像信号処理
装置10に指令信号を送出する。
【0034】上記本発明に係る画像信号処理装置10
は、図2に示すように撮像部1から供給された画像信号
を読出し可能に書き込むフレーム格納手段17と、この
フレーム格納手段17から読み出された画像信号を拡大
処理する拡大処理手段20と、上記フレーム格納手段1
7及び拡大処理手段20を制御するメモリコントローラ
27と、上記フレーム格納手段17から読み出された画
像信号の各検出画素の画像の動きを検出する動き検出手
段28と、この動き検出手段28で動きが検出された検
出画素をフィールド内補間するフィールド補間手段29
とを備える。
【0035】上記フレーム格納手段17は、撮像部1か
ら供給された画像信号の第一、第二のフィールドの画像
信号を読出し可能に書き込まれる第一、第二のフィール
ドメモリ21、22を有する。
【0036】上記第二のフィールドメモリ21は、図
2、図3に示すように画像信号の第一のフィールドの奇
数ライン番号の水平ライン1、3、5、7・・・が供給
される入力端子FIと、書き込まれた画像信号をライン
メモリ23及び動き検出手段28に送出する出力端子F
Oaと、該書き込まれた画像信号を動き検出手段28に
送出する出力端子FObとを有しており、該入力端子F
Iに供給された第一のフィールドの画像信号を書込み、
該出力端子FOa、FObから各々独立のタイミングで
該書き込まれた第一のフィールドの画像信号が水平ライ
ン毎に読み出される。
【0037】上記第二のフィールドメモリ22は、図
2、図3に示すように画像信号の第一のフィールドの偶
数ライン番号の水平ライン2、4、6、8・・・が供給
される入力端子SIと、書き込まれた画像信号をライン
メモリ25及び動き検出手段28に送出する出力端子S
Oaと、該書き込まれた画像信号を動き検出手段28に
送出する出力端子SObとを有しており、該入力端子S
Iに供給された第二のフィールドの画像信号を書込み、
該出力端子SOa、SObから各々独立のタイミングで
該書き込まれた第二のフィールドの画像信号が水平ライ
ン毎に読み出される。
【0038】上記拡大処理手段20は、上記第一のフィ
ールドメモリ21から画像信号が供給されるスイッチS
1と、このスイッチS1から供給された画像信号を1水
平ライン毎に格納するラインメモリ23と、このライン
メモリ23から画像信号が供給されるスイッチS2と、
このスイッチS2から供給された画像信号を1水平ライ
ン毎に格納するラインメモリ24と、該第二のフィール
ドメモリ22から画像信号が供給されるスイッチS3
と、このスイッチS3から供給された画像信号を1水平
ライン毎に格納するラインメモリ25と、このラインメ
モリ25から画像信号が供給されるスイッチS4と、こ
のスイッチS4から供給された画像信号を1水平ライン
毎に格納するラインメモリ26とを有する。
【0039】上記メモリコントローラ27は、上記マイ
クロコンピュータ19の指令に従って、該フレームメモ
リ21、22の書込み/読出し、及びスイッチS1、S
2、S3、S4の切換えの制御を行う。
【0040】上記スイッチS1は、第一のフィールドメ
モリ21の出力端子FOaの出力信号が供給される第一
の入力端子J1と、上記ラインメモリ23の出力端子F
O2から出力信号が供給される第二の入力端子R1と、
上記メモリコントローラ27の切換え制御により、該第
一の入力端子J1又は、第二の入力端子R1の出力信号
を該ラインメモリ23の入力端子FO1に供給する出力
端子とを有する。
【0041】上記スイッチS2は、上記ラインメモリ2
3の出力端子FO2の出力信号が供給される第一の入力
端子J2と、上記ラインメモリ24の出力端子FO4か
ら出力信号が供給される第二の入力端子R2と、上記メ
モリコントローラ27の切換え制御により、該第一の入
力端子J2又は、第二の入力端子R2の出力信号を該ラ
インメモリ24の入力端子FO3に供給する出力端子と
を有する。
【0042】上記スイッチS3は、第二のフィールドメ
モリ22の出力端子SOaの出力信号が供給される第一
の入力端子J3と、上記ラインメモリ25の出力端子S
O2から出力信号が供給される第二の入力端子R3と、
上記メモリコントローラ27の切換え制御により、該第
一の入力端子J3又は、第二の入力端子R3の出力信号
を該ラインメモリ25の入力端子SO1に供給する出力
端子とを有する。
【0043】上記スイッチS4は、上記ラインメモリ2
5の出力端子SO2の出力信号が供給される第一の入力
端子J4と、上記ラインメモリ26の出力端子SO4か
ら出力信号が供給される第二の入力端子R4と、上記メ
モリコントローラ27の切換え制御により、該第一の入
力端子J4又は、第二の入力端子R4の出力信号を該ラ
インメモリ26の入力端子SO3に供給する出力端子と
を有する。
【0044】上記メモリコントローラ27は、マイクロ
コンピュータ19の指令に従い、フレームの奇数ライン
番号である第一のフィールドを上記第一のフィールドメ
モリ21に書込み、偶数ライン番号である第二のフィー
ルドを第二のフィールドメモリ22に書き込む制御を行
い、また、図4に示すようにスイッチ制御信号がHig
h状態/Low状態の際に、上記スイッチS1、S2、
S3、S4の出力端子から第一の入力端子J1、J2、
J3、J4/第二の入力端子R1、R2、R3、R4の
出力信号を送出させるように切換える切換え制御、及び
上記スイッチ制御信号の1サイクルの間に、第一のフィ
ールドメモリ21の出力端子FOa、FObから奇数ラ
イン番号の互いに隣接する1水平ラインの画像信号を2
回読出し、第二のフィールドメモリ22の出力端子SO
a、SObから偶数ライン番号の互いに隣接する1水平
ラインの画像信号を2回読み出す制御を行う。
【0045】次に、以上の構成による画像信号処理装置
10のフレーム格納手段17に、例えば図3に示した水
平ライン1乃至水平ライン8が供給された場合の該フレ
ーム格納手段17、拡大処理手段20、及びメモリコン
トローラ27による拡大処理の動作の説明を図4を用い
て行う。
【0046】時間T1では、スイッチ制御信号=Low
状態で、上記スイッチS1、S2、S3、S4の出力端
子を第二の入力端子R1、R2、R3、R4に接続し、
第一第二のフィールドメモリ21、22の出力端子FO
a、SOaから水平ライン1、2の画像信号を読出し
て、スイッチS1、S3、及び動き検出手段28に送出
し、第一、第二のフィールドメモリ22の出力端子FO
b、SObから水平ライン3、4の画像信号を読出し
て、動き検出手段28に送出する。
【0047】時間T2では、スイッチ制御信号=Hig
h状態で、上記スイッチS1、S2、S3、S4の出力
端子を第一の入力端子J1、J2、J3、J4に接続
し、第一第二のフィールドメモリ21、22の出力端子
FOa、SOaから水平ライン1、2の画像信号を読出
して、スイッチS1、S3、及び動き検出手段28に送
出し、第一、第二のフィールドメモリ22の出力端子F
Ob、SObから水平ライン3、4の画像信号を読出し
て、動き検出手段28に送出する。
【0048】時間T3では、スイッチ制御信号=Low
状態で、上記スイッチS1、S2、S3、S4の出力端
子を第二の入力端子Rに接続し、ラインメモリ23、2
5で上記第一、第二のフィールドメモリ21、22の出
力端子FOa、SOaから送出された水平ライン1、水
平ライン2の画像信号を保持する。また、第一第二のフ
ィールドメモリ21、22の出力端子FOa、SOaか
ら水平ライン3、4の画像信号を読出して、スイッチS
1、S3、及び動き検出手段28に送出し、第一、第二
のフィールドメモリ22の出力端子FOb、SObから
水平ライン5、6の画像信号を読出して、動き検出手段
28に送出する。
【0049】時間T4では、スイッチ制御信号=Hig
h状態で、上記スイッチS1、S2、S3、S4の出力
端子を第一の入力端子J1、J2、J3、J4に接続し
て、ラインメモリ23、24で保持された水平ライン
1、水平ライン2を、ラインメモリ24、26に送出
し、第一第二のフィールドメモリ21、22の出力端子
FOa、SOaから水平ライン3、4の画像信号を読出
して、スイッチS1、S3、及び動き検出手段28に送
出し、第一、第二のフィールドメモリ22の出力端子F
Ob、SObから水平ライン5、6の画像信号を読出し
て、動き検出手段28に送出する。
【0050】時間T5では、スイッチ制御信号=Low
状態で、上記スイッチS1、S2、S3、S4の出力端
子を第二の入力端子R1、R2、R3、R4に接続し、
ラインメモリ24、26で該ラインメモリ23、24か
ら送出された水平ライン1、2の画像信号を保持し、ラ
インメモリ23、25で上記第一、第二のフィールドメ
モリ21、22の出力端子FOa、FObから送出され
た水平ライン3、4の画像信号を保持する。また、第一
第二のフィールドメモリ21、22の出力端子FOa、
SOaから水平ライン5、6の画像信号を読出して、ス
イッチS1、S3、及び動き検出手段28に送出し、第
一、第二のフィールドメモリ22の出力端子FOb、S
Obから水平ライン7、8の画像信号を読出して、動き
検出手段28に送出する。
【0051】時間T6では、スイッチ制御信号=Hig
h状態で、上記スイッチS1、S2、S3、S4の出力
端子を第一の入力端子J1、J2、J3、J4に接続し
て、ラインメモリ24、26で保持された水平ライン
1、2をフィールド補間手段29に送出し、ラインメモ
リ23、25で保持された水平ライン3、4をラインメ
モリ24、26に送出し、第一第二のフィールドメモリ
21、22の出力端子FOa、SOaから水平ライン
5、6の画像信号を読出して、スイッチS1、S3、及
び動き検出手段28に送出し、第一、第二のフィールド
メモリ22の出力端子FOb、SObから水平ライン
7、8の画像信号を読出して、動き検出手段28に送出
する。
【0052】以上のように、上記フレーム格納手段17
と拡大処理手段20とをメモリコントローラ27で制御
することにより、例えば時間T5でラインメモリ23、
24、25、26に保持された画像信号の水平ライン
1、2、3、4は、ラインメモリ24、26、23、2
5の出力端子FO4、SO4、FO2、SO2から読出
して、垂直方向に拡大処理を施すことが可能である。
【0053】 この拡大処理は、例えば図5に示すよう
に、上記水平ライン1、2、3は、水平ライン1及び水
平ライン2より水平ラインA、Bを形成し、水平ライン
2及び水平ライン3より水平ラインC、Dを形成するこ
とにより3本の水平ラインから4本の水平ラインを形成
して垂直方向に4/3倍の拡大率で拡大することが可能
である。
【0054】この拡大率は、上記スイッチ制御信号の1
サイクルの間に、上記第一、第二のフィールドメモリ2
1、22から読み出される画像信号の回数に応じて可変
設定される。
【0055】上記動き検出手段28は、図6に示すよう
にフレーム格納手段17から供給された画像信号の垂直
エッジを検出する垂直エッジ検出手段30と、該画像信
号から上記撮像部1のCCDイメージセンサ4のサンプ
リング処理の際に生成された疑似信号を低減させる雑音
低減回路31と、この雑音低減回路31から供給された
画像信号のランダムノイズをカットする2次元フィルタ
32と、この2次元フィルタ32から供給された画像信
号から検出画素の画像の動きを検出する第一の検出係数
設定手段33と、この第一の検出係数設定手段33から
供給された画像信号の水平方向の孤立点を補間する水平
孤立点除去手段34と、この水平孤立点除去手段34か
ら供給された1水平信号前の画像信号の動き検出結果が
格納される1Hディレイメモリ35と、該雑音低減回路
31から供給された画像信号の水平方向成分をカットす
る水平成分カットフィルタ37と、この水平成分カット
フィルタ37から供給された画像信号から検出画素の画
像の動きを検出する第二の検出係数設定手段38と、こ
の第二の検出係数設定手段38から供給された画像信号
の水平方向の孤立点を補間する水平孤立点除去手段39
と、この水平孤立点除去手段39から供給された1水平
信号前の画像信号の動き検出結果が格納される1Hディ
レイメモリ40と、該1Hディレイメモリ35、40の
出力信号に基づいて該水平孤立点除去手段34、39の
各々の出力信号を切換えて出力する切換え手段41と、
この切換え手段41から供給された画像信号の垂直方向
の孤立点を補間する垂直孤立点除去手段42と、この垂
直孤立点除去手段42から供給された画像信号の補間エ
リアを拡大する補間エリア拡大手段43と、この補間エ
リア拡大手段43から供給された画像信号のスムージン
グ処理を行うスムージング手段44とを備える。
【0056】上記垂直エッジ検出手段30は、互いに隣
合う水平ラインの垂直方向成分の差分を演算することに
より垂直方向のエッジである垂直エッジを検出して、垂
直エッジが検出された際に、第一、第二の検出係数設定
手段により動きの検出感度を低下させるように動き検出
係数を切換えさせる。
【0057】この垂直エッジ検出手段30により垂直エ
ッジが検出された際に、動き検出手段28の動きの検出
感度を低下させることで、簡易な構成で垂直エッジを動
きと誤検出することなく検出画素の画像の動きの検出を
高精度に行い、上記画像信号処理装置10で高品質な画
像が形成される。
【0058】上記第一の検出係数設定手段33は、図7
に示すように、例えば検出画素Bの近傍画素領域Qにお
いて、検出画素Bと該検出画素Bの1個上の画素A、該
検出画素Bの1個及び2個下の画素C及び画素D、該検
出画素Bの右斜め方向に1個上の画素H、該検出画素B
の右斜め方向に1個及び2個下の画素I及び画素J、該
検出画素Bの左斜め方向に1個上の画素E、並びに検出
画素Bの左斜め方向に1個及び2個下の画素F及び画素
Gとのそれぞれの画像信号レベルに基づいて、検出画素
Bの動きを検出する。
【0059】この第一の検出係数設定手段33は、図8
に示すように動き検出係数を設定する検出係数設定手段
46と、該動き検出係数に基づいて水平方向の動きを検
出する水平方向検出部47と、該動き検出係数に基づい
て右斜め方向の動きを検出する右斜め方向検出部48
と、該動き検出係数に基づいて左斜め方向の動きを検出
する左斜め方向検出部49とを備える。
【0060】上記検出係数設定手段46は、動き検出係
数KをF1、F2、又はF3(|F1|<|F2|<|
F3|)に可変設定自在に構成され、上記垂直エッジ検
出手段30での垂直エッジの検出の有/無に基づいて動
き検出係数KをF2/F1に設定し、上記水平方向検出
部47、右斜め方向検出部48、及び左斜め方向検出部
49に送出するスイッチS5と、該動き検出係数K=F
3を該水平方向検出部47、右斜め方向検出部48、及
び左斜め方向検出部49に送出する出力端子T1とを有
する。
【0061】上記検出係数設定手段46では、垂直エッ
ジ検出手段30での垂直エッジの検出の有/無に基づい
て動き検出係数K=F2/F1、及び動き検出係数K=
F3を上記水平方向検出部47、右斜め方向検出部4
8、及び左斜め方向検出部49に送出する。
【0062】上記水平方向検出部47は、検出画素Aの
画像信号レベルから画素Bの画像信号レベルを減算する
減算器51と、画素Bの画像信号レベルから画素Cの画
像信号レベルを減算する減算器52と、画素Cの画像信
号レベルから画素Dの画像信号レベルを減算する減算器
53と、減算器51の出力信号と減算器52の出力信号
とを乗算する乗算器54と、減算器52の出力信号と減
算器53の出力信号とを乗算する乗算器55と、上記検
出係数設定手段46のスイッチS5から供給される動き
検出係数Kと該乗算器54の出力信号とを比較する比較
器56と、該検出係数設定手段46の出力端子T1から
供給される動き検出係数F3と該乗算器54の出力信号
とを比較する比較器57と、該スイッチS5から供給さ
れる動き検出係数Kと該乗算器55の出力信号とを比較
する比較器58と、該出力端子T1から供給される動き
検出係数F3と該乗算器55の出力信号とを比較する比
較器59と、該比較器56の出力信号と該比較器58の
出力信号との論理積を上記水平孤立点除去手段34に出
力するアンド回路60と、該比較器57の出力信号と該
比較器59の出力信号との論理積を該水平孤立点除去手
段34に出力するアンド回路61とを有する。
【0063】ここで、上記検出画素B及び近傍画素A、
C、Dの各画像信号レベルを、b及びa、c、dである
とする。
【0064】上記比較器56の出力信号は、上記垂直エ
ッジの検出の有/無に基づいて上記検出係数設定手段4
6で可変設定された動き検出係数K=F2/F1が供給
されて、下記(1)式の条件でHigh状態/それ以外
の条件でLow状態となる。
【0065】上記比較器57の出力信号は、上記検出係
数設定手段46から動き検出係数K=F3が供給され
て、下記(1)式の際にHigh状態/それ以外の条件
でLow状態となる。
【0066】 (a−b)×(b−c)<K (1)式 上記比較器58の出力信号は、上記垂直エッジの検出の
有/無に基づいて、上記検出係数設定手段46で可変設
定された動き検出係数K=F2/F1が供給されて、下
記(2)式の条件でHigh状態/それ以外の条件でL
ow状態となる。
【0067】上記比較器59の出力信号は、上記検出係
数設定手段46から動き検出係数K=F3が供給され
て、下記(2)式の際にHigh状態/それ以外の条件
でLow状態となる。
【0068】 (b−c)×(c−d)<K (2)式 以上の構成による水平方向検出部47では、検出画素B
の水平方向の動きの有/無に基づいて、上記アンド回路
60、又はアンド回路61の出力信号の少なくとも一方
がHigh状態/該アンド回路60及びアンド回路61
の出力信号がLow状態となる。
【0069】上記右斜め方向検出部48は、検出画素E
の画像信号レベルから画素Bの画像信号レベルを減算す
る減算器71と、画素Bの画像信号レベルから画素Fの
画像信号レベルを減算する減算器72と、画素Fの画像
信号レベルから画素Gの画像信号レベルを減算する減算
器73と、減算器71の出力信号と減算器72の出力信
号とを乗算する乗算器74と、減算器72の出力信号と
減算器73の出力信号とを乗算する乗算器75と、上記
検出係数設定手段46のスイッチS5から供給される動
き検出係数Kと該乗算器74の出力信号とを比較する比
較器76と、該検出係数設定手段46の出力端子T1か
ら供給される動き検出係数F3と該乗算器74の出力信
号とを比較する比較器77と、該スイッチS5から供給
される動き検出係数Kと該乗算器75の出力信号とを比
較する比較器78と、該出力端子T1から供給される動
き検出係数F3と該乗算器75の出力信号とを比較する
比較器79と、該比較器76の出力信号と該比較器78
の出力信号との論理積を上記水平孤立点除去手段34に
出力するアンド回路80と、該比較器77の出力信号と
該比較器79の出力信号との論理積を該水平孤立点除去
手段34に出力するアンド回路81とを有する。
【0070】ここで、上記検出画素B及び近傍画素E、
F、Gの各画像信号レベルを、b及びe、f、gである
とする。
【0071】上記比較器76は、上記垂直エッジの検出
の有/無に基づいて上記検出係数設定手段46で可変設
定された動き検出係数K=F2/F1が供給されて、下
記(3)式の条件でHigh状態/それ以外の条件でL
ow状態となる。
【0072】上記比較器77は、上記検出係数設定手段
46から動き検出係数K=F3が供給されて、下記
(3)式の際にHigh状態/それ以外の条件でLow
状態となる。
【0073】 (e−b)×(b−f)<K (3)式 上記比較器78は、上記垂直エッジの検出の有/無に基
づいて上記検出係数設定手段46で可変設定された動き
検出係数K=F2/F1が供給されて、下記(4)式の
条件でHigh状態/それ以外の条件でLow状態とな
る。
【0074】上記比較器79は、上記検出係数設定手段
46から動き検出係数K=F3が供給されて、下記
(4)式の際にHigh状態/それ以外の条件でLow
状態となる。
【0075】 (b−f)×(f−g)<K (4)式 上記アンド回路80は、上記比較器76及び比較器78
の論理積を出力する。
【0076】上記アンド回路81は、上記比較器77及
び比較器79の論理積を出力する。
【0077】以上の構成による右斜め方向検出部48で
は、検出画素Bの右斜め方向の動きの有/無に基づい
て、上記アンド回路80、又はアンド回路81の出力信
号の少なくとも一方がHigh状態/該アンド回路80
及びアンド回路81の出力信号がLow状態となる。
【0078】上記左斜め方向検出部49は、検出画素H
の画像信号レベルから画素Bの画像信号レベルを減算す
る減算器91と、画素Bの画像信号レベルから画素Iの
画像信号レベルを減算する減算器92と、画素Iの画像
信号レベルから画素Jの画像信号レベルを減算する減算
器93と、減算器91の出力信号と減算器92の出力信
号とを乗算する乗算器94と、減算器92の出力信号と
減算器93の出力信号とを乗算する乗算器95と、上記
検出係数設定手段46のスイッチS5から供給される動
き検出係数Kと該乗算器94の出力信号とを比較する比
較器96と、該検出係数設定手段46の出力端子T1か
ら供給される動き検出係数F3と該乗算器94の出力信
号とを比較する比較器97と、該スイッチS5から供給
される動き検出係数Kと該乗算器95の出力信号とを比
較する比較器98と、該出力端子T1から供給される動
き検出係数F3と該乗算器95の出力信号とを比較する
比較器99と、該比較器96の出力信号と該比較器98
の出力信号との論理積を上記水平孤立点除去手段34に
出力するアンド回路100と、該比較器97の出力信号
と該比較器99の出力信号との論理積を該水平孤立点除
去手段34に出力するアンド回路101とを有する。
【0079】ここで、上記検出画素B及び近傍画素H、
I、Jの各画像信号レベルを、b及びh、i、jである
とする。
【0080】上記比較器96は、上記垂直エッジの検出
の有/無に基づいて上記検出係数設定手段46で可変設
定された動き検出係数K=F2/F1が供給されて、下
記(5)式の条件でHigh状態/それ以外の条件でL
ow状態となる。
【0081】上記比較器97は、上記検出係数設定手段
46から動き検出係数K=F3が供給されて、下記
(5)式の際にHigh状態/それ以外の条件でLow
状態となる。
【0082】 (h−b)×(b−i)<K (5)式 上記比較器98は、上記垂直エッジの検出の有/無に基
づいて上記検出係数設定手段46で可変設定された動き
検出係数K=F2/F1が供給されて、下記(6)式の
条件でHigh状態/それ以外の条件でLow状態とな
る。
【0083】上記比較器99は、上記検出係数設定手段
46から動き検出係数K=F3が供給されて、下記
(6)式の際にHigh状態/それ以外の条件でLow
状態となる。
【0084】 (b−i)×(i−j)<K (6)式 上記アンド回路100は、上記比較器76及び比較器7
8の論理積を出力する。
【0085】上記アンド回路101は、上記比較器77
及び比較器79の論理積を出力する。
【0086】以上の構成による左斜め方向検出部49で
は、検出画素Bの左斜め方向の動きの有/無に基づい
て、上記アンド回路100、又はアンド回路101の出
力信号の少なくとも一方がHigh状態/該アンド回路
100及びアンド回路101の出力信号がLow状態と
なる。
【0087】以上の構成による第一の検出係数設定手段
33では、検出画素Bの水平方向、右斜め方向又は左斜
め方向の動きの有/無に基づいて、水平方向検出部47
のアンド回路60、61、右斜め方向検出部48のアン
ド回路80、81、又は左斜め方向検出部49のアンド
回路100、101の少なくとも1個のアンド回路がH
igh状態/上記すべてのアンド回路がLow状態とな
る出力信号を出力する。
【0088】従って、第一の検出係数設定手段33で
は、動きの検出を判定する閾値を可変設定可能で、垂直
方向のエッジやノイズ等を動きとして誤検出しないよう
な最適な閾値に設定するため、簡易な構成で検出画素の
画像の動きの検出を高精度に行い、画像信号処理装置1
0で高品質な画像が形成される。
【0089】上記水平孤立点除去手段34は、上記水平
方向検出部47のアンド回路60の出力信号から水平方
向の孤立点を除去する水平孤立点除去回路62と、該水
平方向検出部47のアンド回路61の出力信号から水平
方向の孤立点を除去する水平孤立点除去回路63と、上
記右斜め方向検出部46のアンド回路80の出力信号か
ら水平方向の孤立点を除去する水平孤立点除去回路82
と、該右斜め方向検出部46のアンド回路81の出力信
号から水平方向の孤立点を除去する水平孤立点除去回路
83と、上記左斜め方向検出部47のアンド回路100
の出力信号から水平方向の孤立点を除去する水平孤立点
除去回路102と、該左斜め方向検出部47のアンド回
路101の出力信号から水平方向の孤立点を除去する水
平孤立点除去回路103とを有する。
【0090】上記水平孤立点除去回路62は、図9に示
すように上記アンド回路60から供給された画像信号を
1画素分づつシフトして保持するシフトレジスタ66、
67と、該アンド回路60の出力信号とシフトレジスタ
67の出力信号との論理和を出力するオア回路68と、
このオア回路68の出力信号とシフトレジスタ67の出
力信号との論理積を出力するアンド回路69とを有す
る。
【0091】 以上の構成による水平孤立点除去回路6
2では、例えば、1水平ラインの第1、第2、第3、・
・・の画素の画像信号が順次アンド回路60から供給さ
れて、該第2の画素が動きの有る画素で水平方向に孤立
している場合、シフトレジスタ67、66、アンド回路
60の出力信号が該第1、第2、第3の画素の画像信号
となり、オア回路68で該孤立点の第2の画素に隣接す
る左右の第1、第3の画素の画像信号の論理和をとるこ
とにより該第2の画素を補間して、アンド回路69から
孤立点が除去された画像信号が出力される。
【0092】上記水平孤立点除去回路63、82、8
3、102、103は、上記水平孤立点除去回路62と
同様の構成をなして、水平方向に孤立している画素の画
像信号を、孤立している画素である孤立点に隣接する該
孤立点の左右の画素で補間することで、孤立点を除去す
る。
【0093】従って、孤立点除去部34は、水平方向に
孤立している画素である孤立点を、該孤立点に隣接する
左右の画素で補間することで、孤立点を除去する。
【0094】この孤立点除去部34では、実際の被写体
の動きとしては存在しない孤立点を除去した後に、動き
検出部28で動きの検出を判定することで、簡易な構成
で検出画素の画像の動きの検出を高精度に行い、画像信
号処理装置10で高品質な画像が形成される。
【0095】上記水平成分カットフィルタ37は、供給
された画像信号から水平方向成分をカットする8次の低
域透過フィルタにより構成されている。
【0096】この水平成分カットフィルタ37では、水
平方向成分をカットして、動き検出手段28で垂直方向
の動きを正確に検出することが可能である。このため、
垂直方向のエッジを動きとして誤検出せずに、検出画素
の画像の動きの検出を高精度に行い、画像信号処理装置
10で高品質な画像が形成される。
【0097】上記第二の検出係数設定手段38は、上記
第一の検出係数設定手段33の水平方向検出部47、右
斜め方向検出部48、又は左斜め方向検出部49と同様
の回路構成を有しており、該第一の検出係数設定手段3
3の動き検出係数K=F1、F2、F3に各々一対一に
対応付けられる動き検出係数K=F4、F5、F6(|
F4|<|F5|<|F6|)を用いる。
【0098】この第二の検出係数設定手段38は、水平
成分カットフィルタ37から水平方向成分がカットされ
た画像信号が供給されて、エッジ検出手段30で検出さ
れた垂直エッジの有/無に応じて、動き検出係数K=F
5/F6が代入され、該供給された画像信号の検出画素
における上記(1)式及び(2)式の論理積である第一
の画像信号、及び動き検出係数K=F6が代入され、該
供給された画像信号の検出画素における下記(7)式の
判定結果である第二の画像信号を出力する。
【0099】 |(a+c)/2−b|>K (7)式 以上の構成による第二の検出係数設定手段38では、水
平方向成分がカットされた画像信号に基づいて、動き検
出係数K=F5/K=F4が代入された上記(1)式及
び(2)式、又は動き検出係数K=F6が代入された上
記(7)式が成り立つか否かによって、垂直方向の動き
を確実に検出することが可能である。
【0100】上記水平孤立点除去手段39は、上記水平
孤立点除去手段34の水平孤立点除去回路62、63と
同様の構成を有しており、上記第一、第二の画像信号の
水平方向の孤立点を除去する。
【0101】この水平孤立点除去手段39では、上記第
一の画像信号及び第二の画像信号のうち水平方向に孤立
している画素の画像信号である孤立点を、該孤立点に隣
接す左右の画素で補間することで、孤立点を除去する。
【0102】このように、実際の被写体の動きとしては
存在しない孤立点が除去された画像信号で画像を形成可
能であり、画像信号処理装置10で高品質な画像が形成
される。
【0103】上記切換え手段41は、上記水平孤立点除
去手段34の出力信号を切換えて出力する図8に示す第
一の切換え部41aと、上記第二の検出係数設定手段3
8から出力される第一の画像信号、又は第二の画像信号
を出力する図示されない第二の切換え部41bと、該第
一の切換え部41aの出力信号及び第二の切換え部41
bの出力信号の論理和を出力する図示されないオア回路
とを備える。
【0104】上記第一の切換え部41aは、図8に示す
ように上記水平孤立点除去回路62、82、102の出
力信号の論理和を出力するオア回路64と、上記水平孤
立点除去回路63、83、103の出力信号の論理和を
出力するオア回路65と、該オア回路65の1水平ライ
ン前の出力信号を出力する1Hディレイメモリ35の出
力信号に応じて、オア回路64の出力信号、又はオア回
路65の出力信号を垂直孤立点除去手段42に送出する
スイッチS6とを有する。
【0105】上記1Hディレイメモリ35では、1水平
ライン毎の画像信号の動き検出結果が順次書き込まれ、
1水平ライン前の動き検出結果が読出されて、この読出
しにより動きが有りと検出された際に、動きの検出感度
を低下させるように動き検出係数Kを設定する。
【0106】このように、動き検出手段28で動きの検
出を判定する閾値を1水平ラインの画像信号に基づいて
可変設定可能なため、垂直方向のエッジやノイズ等を動
きとして誤検出しないような最適な閾値を迅速に可変設
定することで、簡易な構成で検出画素の画像の動きの検
出を高精度に行い、画像信号処理装置10で形成される
画像信号を高品質にする。
【0107】上記スイッチS6は、上記ラインメモリ3
5から出力される1水平ライン前の出力信号がHigh
信号/Low信号の際に、オア回路64の出力信号/オ
ア回路65の出力信号を送出するように切換えられる。
【0108】以上の構成による第一の切換え部41aで
は、上記第一の検出係数設定手33から供給された画像
信号の1水平ライン前の動きの検出の有/無に応じて、
オア回路64の出力信号/オア回路65の出力信号を出
力する。
【0109】上記第二の切換え部41bでは、上記第二
の検出係数設定手38から供給され1Hディレイメモリ
40に格納された1水平ライン前の画像信号の動きの検
出の有/無に応じて、上記第一の画像信号/第二の画像
信号を出力する。
【0110】従って、切換え手段41では、1水平ライ
ン前の動きの検出の有/無に応じて、上記水平孤立点除
去手段34、39の各々の出力信号を切換えることによ
り、上記第一、第二の検出係数設定手33、38の各々
で動きの検出感度を下げる/感度を上げるように設定さ
れた動き検出係数Kに基づく、動き検出結果である動き
検出信号を出力する。
【0111】上記垂直孤立点除去手段42は、図10に
示すように上記切換え手段41から供給された動き検出
信号を、1水平ライン毎に順次シフトさせるラインメモ
リ111、112と、このラインメモリ112から供給
された動き検出信号を1画素毎に順次シフトさせる画素
メモリ113、114と、上記ラインメモリ111から
供給された動き検出信号を1画素毎に順次シフトさせる
画素メモリ115、116と、該切換え手段41から供
給された動き検出信号を1画素毎に順次シフトさせる画
素メモリ117、118と、該画素メモリ113及び画
素メモリ117の出力信号の論理和を出力するオア回路
119と、このオア回路119及び画素メモリ115の
出力信号の論理積を出力するアンド回路120と、この
アンド回路120から供給された動き検出信号を1画素
毎にシフトさせる画素メモリ121と、上記切換え手段
41、画素メモリ114、及び画素メモリ115の出力
信号の論理積を出力するアンド回路122と、ラインメ
モリ111、画素メモリ115、及び画素メモリ116
の出力信号の論理積を出力するアンド回路123と、ラ
インメモリ112、画素メモリ115、及び画素メモリ
118の出力信号の論理積を出力するアンド回路124
と、アンド回路122、アンド回路123、及びアンド
回路124の出力信号の論理和を出力するオア回路12
5と、このオア回路125から供給された動き検出信号
を1画素毎にシフトさせる画素メモリ126と、この画
素メモリ126の動き検出信号に応じて画素メモリ11
6、又は画素メモリ121出力信号を補間エリア拡大手
段43に供給するスイッチS10とを有する。
【0112】上記ラインメモリ112の出力信号は、上
記ラインメモリ111の出力信号より1水平ライン前の
出力信号であり、該ラインメモリ111の出力信号は、
上記切換え手段41の出力信号より1水平ライン前の出
力信号である。
【0113】上記画素メモリ114、116、118の
出力信号は、上記画素メモリ113、115、117の
出力信号より1画素前の出力信号であり、該画素メモリ
113、115、117の出力信号は、上記ラインメモ
リ112、ラインメモリ111、切換え手段41の出力
信号より1画素前の出力信号である。
【0114】上記垂直孤立点除去手段42では、画像信
号を形成する画素の右下がり方向(以下、右斜め方向と
称する。)、水平方向、左下がり方向(以下、左斜め方
向と称する。))に3点以上連続している場合/それ以
外の場合はアンド回路122、123、124からHi
gh信号/Low信号が出力されて、オア回路125で
水平方向又は両斜め方向に3点以上連続しているか否か
が検出されて、この検出結果に基づいて孤立点が除去さ
れる。
【0115】以下、この垂直孤立点除去手段42の動作
の説明を行う。
【0116】例えば上記ラインメモリ112、ラインメ
モリ111、及び切換え手段41の出力信号がそれぞれ
水平ライン1、水平ライン2、及び水平ライン3であ
り、上記画素メモリ114、116、118の出力信号
が水平ライン1、水平ライン2、水平ライン3の第1画
素の動き検出信号であり、上記画素メモリ113、11
5、117の出力信号が水平ライン1、水平ライン2、
水平ライン3の第2画素の動き検出信号であり、ライン
メモリ112、ラインメモリ111、切換え手段41の
出力信号が水平ライン1、水平ライン2、水平ライン3
の第3画素の動き検出信号であるとする。
【0117】上記アンド回路122は、水平ライン1の
第3の画素、水平ライン2の第2の画素、及び水平ライ
ン3の第1の画素の論理積を出力して、水平ライン2の
第2の画素を中心として、動きのある画素が右斜め方向
に3個以上配列されているか否かを検出する。
【0118】上記アンド回路123は、水平ライン2
の、第1、第2、第3の画素の論理積を出力して、水平
ライン2の第2の画素を中心として、動きのある画素が
水平方向に3個以上配列されているか否かを検出する。
【0119】上記アンド回路124は、水平ライン1の
第1の画素、水平ライン2の第2の画素、及び水平ライ
ン3の第3の画素の論理積を出力して、水平ライン2の
第2の画素を中心として、動きのある画素が左斜め方向
に3個以上配列されているか否かを検出する。
【0120】上記オア回路125は、上記アンド回路1
22、アンド回路123、及びアンド回路124の出力
信号の論理和を出力して、水平ライン2の第2の画素を
中心として、動きのある画素が、右斜め、左斜め又は水
平方向に3個以上配列されているか否かを検出する。
【0121】スイッチS10では、上記オア回路125
の出力信号が格納された画素メモリ126の出力信号に
応じて、水平ライン2の第2の画素を中心として、動き
のある画素が、右斜め、左斜め又は水平方向に3個以上
配列されている際/それ以外の際に水平ライン2の第1
の画素/水平ライン1の第2の画素と水平ライン3の第
3の画素との論理和を送出する。
【0122】以上の構成による垂直孤立点除去手段42
では、動きの有る画素が垂直方向に孤立している場合、
水平方向又は両斜め方向に3点以上連続している際/そ
れ以外の際に水平ライン2の動き検出信号を送出し/水
平ライン2の第2の画素の上下の画素で補間して孤立点
を除去して動き検出信号を送出する。
【0123】上記補間エリア拡大手段43は、補間エリ
アを垂直方向に拡大させる垂直方向拡大部130と、該
補間エリアを水平方向方向に拡大させる水平方向拡大部
140とを有する。
【0124】上記垂直方向拡大部130は、図11に示
すように垂直孤立点除去手段42から供給された動き検
出信号を1水平ライン毎にシフトさせるラインメモリ1
31と、このラインメモリ131から供給された動き検
出信号を1水平ライン毎にシフトさせるラインメモリ1
32と、垂直孤立点除去手段42の出力信号とラインメ
モリ131の出力信号との論理和を出力するオア回路1
33と、このオア回路133の出力信号とラインメモリ
132の出力信号との論理和を水平方向拡大部140に
出力するオア回路134とを有する。
【0125】上記オア回路133は、垂直孤立点除去手
段42、ラインメモリ131のいづれかの出力信号に動
きが検出された画素が含まれる/含まれない場合に、H
igh信号/Low信号を出力する。
【0126】上記オア回路134は、オア回路133、
ラインメモリ132のいづれかの出力信号に動きが検出
された画素が含まれる/含まれない場合に、High信
号/Low信号を出力する。
【0127】以上の構成による垂直方向拡大部130で
は、連続する3個の垂直ラインに1個でも動きが検出さ
れた画素が含まれていた場合/それ以外の場合は、オア
回路134からHigh信号/Low信号を出力する。
このオア回路134の出力信号がHigh信号の際に
は、動きが有る画素が含まれると検出された水平ライン
を中心にして垂直方向に補間エリアを拡大させる。
【0128】上記水平方向拡大部140は、例えば図1
2に示すように上記垂直方向拡大部130から供給され
た信号を1サンプル毎に順次シフトする画素メモリ14
1、142、143、144、145、146、147
と、画素メモリ142の出力信号と画素メモリ143の
出力信号との論理和を出力するオア回路148と、画素
メモリ144の出力信号と画素メモリ145の出力信号
との論理和を出力するオア回路149と、画素メモリ1
46の出力信号とオア回路149の出力信号との論理和
を出力するオア回路150と、オア回路147の出力信
号とオア回路148の出力信号との論理和を出力するオ
ア回路151と、オア回路150の出力信号とオア回路
151の出力信号との論理和を出力するオア回路152
と、オア回路152の出力信号を保持する画素メモリ1
53とを有する。
【0129】この水平方向拡大部140では、上記垂直
方向拡大部130で動きが検出された画素の水平ライン
の1画素毎に動きの有/無に応じてHigh信号/Lo
w信号となるに予め形成され信号が供給されて、連続す
る7個の画素に1個でも動きが検出された画素が含まれ
ていた場合/それ以外の場合は、画素メモリ153から
High信号/Low信号を出力する。この画素画素メ
モリ153の出力信号がHigh信号の際には、動きが
有りと検出された画素を中心にして水平方向に補間エリ
アを拡大させる。
【0130】以上の構成による補間エリア拡大手段43
では、図13に示すように、例えば黒部で示す画素の画
像の動きを検出した場合、該動いている画素を中心点と
する7×3画素まで補間エリアを拡大させる。
【0131】上記補間エリア拡大手段43では、簡易な
構成により検出手段28で動きが検出された検出画素の
補間領域を拡大させて、補間領域の周辺部に違和感を生
じさせないため、画像信号信号処理装置10で高品質な
画像が形成される。
【0132】上記スムージング手段44は、図14に示
すように画像信号の1水平ラインである水平ラインGL
1、水平ラインGL1の1水平ライン後の水平ラインG
L2、水平ラインGL2の1水平ライン後の水平ライン
GL3が供給される第一、第二、第三の補間処理部16
0、170、180と、該第一、第二、第三の補間処理
部160、170、180の出力信号を加算する加算器
187とを備える。
【0133】上記第一の補間処理部160は、上記水平
ラインGL1の画像信号が供給されて1画素分の動き検
出信号毎に読出し可能に書き込まれるラインメモリ16
1と、該水平ラインGL1の動き検出信号が供給されて
該ラインメモリ161より1画素毎の動き検出信号が読
出し可能に書き込まれるラインメモリ162と、該ライ
ンメモリ161、及びラインメモリ162の動き検出信
号が供給されて該ラインメモリ161又はラインメモリ
162の動き検出信号を送出するスイッチS11、S1
2と、該スイッチS12の出力信号からスイッチS11
の出力信号を減算する減算器163と、この減算器16
3の出力信号に水平補正係数αを乗算する乗算器164
と、スイッチS11の出力信号と乗算器164の出力信
号とを加算する加算器165と、加算器165の出力信
号に垂直補正係数β1を乗算して加算器187に供給す
る乗算器166とを有する。
【0134】上記第二の補間処理部170は、上記水平
ラインGL2が供給されて1画素分の動き検出信号毎に
読出されるラインメモリ171と、該水平ラインGL2
が供給されて該ラインメモリ171より1サンプル後の
1画素毎の動き検出信号が読出されるラインメモリ17
2と、ラインメモリ171、及びラインメモリ172の
出力信号が供給されて該ラインメモリ171、又はライ
ンメモリ172の出力信号を送出するスイッチS13、
S14と、スイッチS14の出力信号からスイッチS1
3の出力信号を減算する減算器173と、この減算器1
73の出力信号に水平補正係数αを乗算する乗算器17
4と、スイッチS13の出力信号と乗算器174の出力
信号とを加算する加算器175と、加算器175の出力
信号に垂直補正係数β2を乗算して加算器187に供給
する乗算器176とを有する。
【0135】上記第三の補間処理部180は、上記水平
ラインGL3が供給されて1画素分の動き検出信号毎に
読出されるラインメモリ181と、該ラインGL3が供
給されて該ラインメモリ181より1サンプル後の1画
素毎の動き検出信号が読出されるラインメモリ182
と、ラインメモリ181、及びラインメモリ182の出
力信号が供給されて該ラインメモリ181、又はライン
メモリ182の出力信号を送出するスイッチS15、S
16と、スイッチS16の出力信号からスイッチS15
の出力信号を減算する減算器183と、この減算器18
3の出力信号に水平補正係数αを乗算する乗算器184
と、スイッチS15の出力信号と乗算器184の出力信
号とを加算する加算器185と、加算器185の出力信
号に垂直補正係数β3を乗算して加算器187に供給す
る乗算器186とを有する。
【0136】以上の構成によるスムージング手段44で
は、例えばスイッチS11、S12からラインメモリ1
61、162の出力信号が送出され、スイッチS13、
S14からラインメモリ171、172の出力信号が送
出され、スイッチS15、S16からラインメモリ18
1、182の出力信号が送出される状態である際に図1
5に示すように、例えばスイッチS11、S12から水
平ラインGL1の画素e、fが送出され、スイッチS1
3、S14から水平ラインGL2の画素Ze、Zfが送
出され、スイッチS15、S16から水平ラインGL3
の画素E、Fが送出された際に、加算器165、17
5、185の出力信号Z1、Z2、Z3は下記(8)、
(9)、(10)式の演算結果となる。
【0137】 Z1=(e−f)・α+e (8)式 Z2=(Ze−Zf)・α+Ze (9)式 Z3=(E−F)・α+E (10)式 また、加算器187の出力信号は、下記(11)式の演
算結果となる。
【0138】 Z0=Z1・β1+Z2・β2+Z3・β3 (11)式 上記水平補間係数αは、動きが有ると判定された画素Z
eの上の画素e、該画素Ze、及び該画素Zeの下の画
素Eと、この画素e、Ze、Eと該画素e、Ze、Eの
1サンプル後の画素f、Zf、Fとを水平方向に上記
(8)乃至(10)式で補間するように予め設定され
る。
【0139】上記垂直補間係数β1、β2、β3は、同
一垂直ラインに表される上記Z1、Z2、Z3を垂直方
向に上記(11)式で補間するように予めソフト補間係
数発生装置190で設定される。
【0140】 上記ソフト補間係数発生装置190は、
図16に示すよう供給された信号を反転して出力するイ
ンバータ回路191と、このインバータ回路191から
供給された信号を1サンプル毎に順次シフトする画素メ
モリ191、192、193、194、195、19
6、197、198と、該画素メモリ195の出力信号
を反転して出力するインバータ回路201と、このイン
バータ回路201の出力信号を保持する画素メモリ20
2と、画素メモリ194の出力信号と画素メモリ196
の出力信号との論理積の反転信号を出力するナンド回路
203と、このナンド回路203の出力信号と画素メモ
リ195の出力信号との論理積を出力するアンド回路2
04と、このアンド回路204の出力信号を保持する画
素メモリ205と、画素メモリ194の出力信号と画素
メモリ196の出力信号との論理積を出力するアンド回
路206と、画素メモリ193の出力信号と画素メモリ
197の出力信号との論理積の反転信号を出力するナン
ド回路207と、このナンド回路207の出力信号とア
ンド回路206の出力信号との論理積を出力するアンド
回路208と、このアンド回路208の出力信号を保持
する画素メモリ209と、画素メモリ193の出力信号
と画素メモリ197の出力信号との論理積を出力するア
ンド回路211と、このアンド回路211の出力信号と
アンド回路206の出力信号の論理積を出力するアンド
回路212と、画素メモリ192の出力信号と画素メモ
リ198の出力信号との論理積の反転信号を出力するナ
ンド回路213と、このナンド回路213の出力信号と
アンド回路212の出力信号との論理積を出力するアン
ド回路214と、このアンド回路214の出力信号を保
持する画素メモリ215と、画素メモリ196、19
7、198の論理積を出力するアンド回路216と、画
素メモリ192、193、194の出力信号の論理積を
出力するアンド回路217と、インバータ回路191の
出力信号と画素メモリ199の出力信号との論理積の反
転信号を出力するナンド回路218と、アンド回路21
6の出力信号とアンド回路217の出力信号との論理積
を出力するアンド回路219と、このアンド回路219
の出力信号とナンド回路218の出力信号との論理積を
出力するアンド回路220と、このアンド回路214の
出力信号を保持する画素メモリ221と、画素メモリ2
02、205、209、215、221の出力信号に応
じて垂直補正係数βを出力する係数発生ブロック230
とを有する。
【0141】上記インバータ回191には、水平ライン
の1画素毎の動きの有/無に応じて、High信号/L
ow信号となるように形成された検出信号が供給され
る。
【0142】上記インバータ回路201は、互いに隣接
するHigh信号間のLow信号の画素が1個である際
にHigh信号を出力するように構成される。
【0143】上記アンド回路204は、互いに隣接する
High信号間のLow信号の画素が2個である際にH
igh信号を出力するように構成される。
【0144】上記アンド回路208は、互いに隣接する
High信号間のLow信号の画素が3個である際にH
igh信号を出力するように構成される。
【0145】上記アンド回路214は、互いに隣接する
High信号間のLow信号の画素が4個、又は5個で
ある際にHigh信号を出力するように構成される。
【0146】上記アンド回路220は、互いに隣接する
High信号間のLow信号の画素が6個、又は7個で
ある際にHigh信号を出力するように構成される。
【0147】以上の構成によるソフト補間係数発生装置
190では、動きが検出された画素の水平ラインにおい
て、画素の画像の動きの有/無に応じてHigh信号/
Low信号が供給されて、互いに隣接するHigh信号
間のLow信号の画素の個数に基づいて、垂直補正係数
βが出力される。
【0148】以下、上記構成によるスムージング手段4
4の動作の説明を行う。
【0149】例えば図17に示すように第一のフィール
ドの画素a乃至画素wが水平方向に配列された水平ライ
ンL1と、画素A乃至画素Wが水平方向に配列された水
平ラインL2との間の第二フィールドの画素Za乃至画
素Zwが水平方向に配列された水平ラインL2におい
て、黒丸で示される画素Za乃至画素Zc、画素Zn乃
至画素Zo、及び画素Zt乃至画素Zvが動いていると
検出された場合、上記画素Za、Zb、Zcは、該画素
Za、Zb、Zcの各々の上下の画素により下記(1
2)、(13)、(14)式で示す補間を行う。
【0150】 Za=(a+A)/2 (12)式 Zb=(b+B)/2 (13)式 Zc=(c+C)/2 (14)式 また、上記画素Zd乃至Zmの補間値は、ソフト補間係
数SK×該画素Zd乃至Zmの各々の上下の画素の和+
(1−ソフト補間係数SK×2)×該画素Zd乃至Zm
により下記(15)式乃至(24)式で示す補間を行
う。
【0151】 Zd=0.4×(d+D)+0.2×Zd (15)式 Ze=0.3×(e+E)+0.4×Ze (16)式 Zf=0.2×(f+F)+0.6×Zf (17)式 Zg=0.1×(g+G)+0.8×Zg (18)式 Zh=Zh (19)式 Zi=Zi (20)式 Zj=0.1×(j+J)+0.8×Zj (21)式 Zk=0.2×(k+K)+0.6×Zk (22)式 Zl=0.3×(l+L)+0.4×Zl (23)式 Zm=0.4×(m+M)+0.2×Zm (24)式 従って、スムージング手段44では、動きの検出された
画素の水平ラインにおいて、該動きの検出された画素に
近い程該画素の上下の画素の影響が大きくなるように補
間値を連続的に変化させるため、動きの検出された画素
と該画素の周辺画素との境目に違和感を生じさせず、高
品質な画像を実現する。
【0152】以上の構成による動き検出手段28では、
フレーム格納手段17から画像信号が供給され、垂直エ
ッジ検出手段30で該画像信号に垂直エッジが検出され
た際に、該画像信号が供給される第一の検出係数設定手
段33、及び該画像信号が水平成分カットフィルタ37
で水平方向成分がカットされて供給される第二の検出係
数設定手段38で動きの検出感度を小さくするように動
き検出係数を可変設定し、該第一、第二の検出係数設定
手段33、38から供給され水平孤立点除去手段34、
39で水平方向の孤立点が除去された画像信号の1水平
ライン前の動きの検出の有/無に応じて、該第一、第二
の検出係数設定手33、38で動きの検出感度を下げる
/上げるように設定された該動き検出係数に応じた水平
方向、両斜め方向、及び垂直方向の動き検出信号を切換
え部41から垂直孤立点除去手段42に送出し、この垂
直孤立点除去手段42で垂直孤立点が除去された画像信
号のうち動き検出信号から動きが検出された検出画素を
補間エリア拡大手段43で補間エリアを拡大し、スムー
ジング手段44で拡大された補間アリアでスムージング
処理を施して、フィールド補間手段29に供給する。
【0153】このように、実際の被写体の動きとしては
存在しない孤立点を除去しながら、垂直エッジの存在す
る水平ラインの近傍では該垂直エッジを画素の画像の動
きと誤検出しないようにして、かつ動き検出係数Kを1
水平ライン前の動き検出信号に応じて最適な閾値に設定
し、両斜め方向、水平方向、及び垂直方向の動きの検出
をすることで、簡易な構成で垂直方向のエッジやノイズ
等を動きとして誤検出しないような最適な閾値を迅速に
可変設定して、動きの方向に関わらず検出画素の画像の
動きの検出を高精度に行い、補間エリア拡大手段43で
該動きが検出された検出画素の補間領域を拡大し、スム
ージング手段44で該拡大された補間領域でスムージン
グ処理が行われる。
【0154】上記フィールド補間手段29では、スムー
ジング処理が施され拡大された補間領域でフィールド内
補間するため、補間領域の周辺部に濃度むらや画像信号
レベルの逆転現象を起こさせずに、該周辺部で画像に違
和感を生じさせない高品質な画像を実現する。
【0155】以上より、画像信号処理装置10は、簡易
な構成で高品質の拡大画や静止画の画像を実現する。
【0156】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る係る画像信号処理装置では、互いに隣接する1走査線
おきに形成される第一、第二のフィールドからなるフレ
ーム内の該第一のフィールド、又は第二のフィールドの
検出画素の画像信号レベルと該検出画素の近傍の近傍画
素の画像信号レベルと動き検出係数の値との比較に基づ
いて、該検出画素の画像の動きの有無を検出する動き検
出手段により連続する所定個の垂直ラインに1個でも動
きが検出された場合に、動きが有ると検出された水平ラ
インを中心にして垂直方向に補間エリアを拡大させ、上
記動きが有ると検出された水平ラインの連続する所定個
の画素に1個でも動きが検出された場合に、動きが有る
と検出された画素を中心にして水平方向に補間エリアを
拡大させ、拡大された補間エリアでフィールド補間手段
により画像信号をフィールド内補間するので、簡易な構
成で、検出画素の画像の動きの検出を高精度に行い、補
間領域の周辺部に違和感を生じさせずに高品質な画像を
得ることができる。
【0157】 また、本発明に係る画像信号処理装置で
は、上記補間エリア拡大手段により拡大された補間エリ
アの画像信号にスムージング手段によりスムージング処
理を施し、上記スムージング手段でスムージング処理が
施され上記拡大された補間エリアで上記フィールド補間
手段により画像信号をフィールド内補間することによっ
て、補間領域の周辺部に濃度むらや画像信号レベルの逆
転現象を起こさせることがなく、画像に違和感を生じさ
せずに高品質な画像を得ることができる。
【0158】 また、本発明に係る画像信号処理装置で
は、フレーム内の各走査線の隣接する走査線間の画像信
号レベル差に基づいて垂直エッジを検出する垂直エッジ
検出手段により垂直エッジが検出された際に、動き検出
手段の動きの検出感度を低下させるように検出係数設定
手段により動き検出係数を設定することによって、簡易
な構成で、垂直エッジを動きと誤検出することなく検出
画素の画像の動きの検出を高精度に行い、高品質な画像
を得ることができる。
【0159】 さらに、本発明に係る画像信号処理装置
では、上記動き検出手段で1水平ライン前の画像信号に
基づいて動きが有りと検出された際に、動き検出手段の
動きの検出感度を低下させるように検出係数設定手段に
より動き検出係数を設定することによって、垂直方向の
エッジやノイズ等を動きとして誤検出しないような最適
な閾値を迅速に可変設定して、検出画素の画像の動きの
検出を高精度に行い、高品質な画像を得ることができ
る。
【0160】 本発明に係る撮像装置では、撮像手段に
より得られる画像信号について、互いに隣接する1走査
線おきに形成される第一、第二のフィールドからなるフ
レーム内の該第一のフィールド、又は第二のフィールド
の検出画素の画像信号レベルと該検出画素の近傍の近傍
画素の画像信号レベルと動き検出係数の値との比較に基
づいて、該検出画素の画像の動きの有無を検出する動き
検出手段で検出画素の画像の動きが検出された際に、補
間エリア拡大手段により、該検出画素の画像信号を補間
する補間エリアを拡大させ、拡大された補間エリアでフ
ィールド補間手段により画像信号をフィールド内補間す
ることにより、簡易な構成で、補間領域の周辺部に違和
感を生じさせずに高品質な画像を得ることができる。
【0161】
【0162】
【0163】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像信号処理装置が設けられたカ
ムコーダのブロック図である。
【図2】本発明に係る画像信号処理装置のブロック図で
ある。
【図3】上記画像信号処理装置に供給される画像信号の
水平ライン毎の概念図である。
【図4】上記画像信号処理装置の拡大処理手段のタイム
チャートである。
【図5】上記拡大処理手段による拡大処理の概念図であ
る。
【図6】上記画像信号処理装置の動き検出手段、及びフ
ィールド補間手段のブロック図である。
【図7】上記動き検出手段による画素の画像の動きの有
無を検出する概念図である。
【図8】上記動き検出手段の要部のブロック図である。
【図9】上記動き検出手段の水平孤立点除去手段の回路
図である。
【図10】上記フィールド補間手段の垂直孤立点除去手
段の回路図である。
【図11】上記フィールド補間手段の補間エリア拡大手
段の垂直方向補間部の回路図である。
【図12】上記フィールド補間手段の補間エリア拡大手
段の水平向補間部の回路図である。
【図13】上記補間エリア拡大手段で動きの有る画素の
補間エリアを拡大する際の概念図である。
【図14】上記フィールド補間手段の要部の回路図であ
る。
【図15】上記フィールド補間手段による補間処理の原
理図である。
【図16】上記フィールド補間手段のスムージング手段
の要部の回路図である。
【図17】上記スムージング手段のスムージング処理を
説明するための画像信号の概念図である。
【図18】上記フィールド補間手段、及び従来の画像信
号処理装置による拡大・縮小画の形成の概略図を示し、
同図(a)は2倍に拡大する場合の画素の概念図であ
り、同図(b)は1/2に縮小する場合の画素の概念図
である。
【図19】従来の画像信号処理装置のフレーム・フィー
ルド信号処理の概念図である。
【図20】従来の画像信号処理装置によりフレーム・フ
ィールド信号処理が施された画像を示し、同図(a)は
画面の出画図であり、同図(b)は画面の要部の出画図
である。
【符号の説明】
10 画像信号処理装置 28 動き検出手段 29 フィールド補間手段 30 垂直エッジ検出手段 33 第一の検出係数設定手段 34、39 水平孤立点除去手段 35、40 1Hディレイメモリ 37 水平成分カットフィルタ 38 第二の検出係数設定手段 43 補間エリア拡大手段 44 スムージング手段 F1、F2、F3、F4、F5、F6 動き検出係数K
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 11/00 - 11/22 H04N 7/24 - 7/68

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに隣接する1走査線おきに形成される
    第一、第二のフィールドからなるフレーム内の該第一の
    フィールド、又は第二のフィールドの検出画素の画像信
    号レベルと該検出画素の近傍の近傍画素の画像信号レベ
    ルと動き検出係数の値との比較に基づいて、該検出画素
    の画像の動きの有無を検出する動き検出手段と、 上記動き検出手段で検出画素の画像の動きが検出された
    際に、該検出画素の画像信号を補間する補間エリアを拡
    大させる補間エリア拡大手段と、 上記補間エリア拡大手段により拡大された補間エリアで
    画像信号をフィールド内補間するフィールド補間手段と
    を備え、 上記補間エリア拡大手段は、上記動き検出手段により連
    続する所定個の垂直ラインに1個でも動きが検出された
    場合に、動きが有ると検出された水平ラインを中心にし
    て垂直方向に補間エリアを拡大させ、上記動きが有ると
    検出された水平ラインの連続する所定個の画素に1個で
    も動きが検出された場合に、動きが有ると検出された画
    素を中心にして水平方向に補間エリアを拡大させること
    を特徴とする画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】上記補間エリア拡大手段により拡大された
    補間エリアの画像信号にスムージング処理を施すスムー
    ジング手段を備え、 上記フィールド補間手段は、上記スムージング手段でス
    ムージング処理が施され上記拡大された補間エリアで画
    像信号をフィールド内補間することを特徴とする請求項
    1記載の画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】上記動き検出手段の動き検出係数を可変設
    定自在とし、 フレーム内の各走査線の隣接する走査線間の画像信号レ
    ベル差に基づいて、垂直エッジを検出する垂直エッジ検
    出手段と、 上記垂直エッジ検出手段で垂直エッジが検出された際
    に、動き検出手段の動きの検出感度を低下させるように
    動き検出係数を設定する検出係数設定手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】上記動き検出手段の動き検出係数を可変設
    定自在とし、 上記動き検出手段で1水平ライン前の画像信号に基づい
    て動きが有りと検出された際に、動き検出手段の動きの
    検出感度を低下させるように動き検出係数を設定する検
    出係数設定手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    の画像信号処理装置。
  5. 【請求項5】撮像手段と、 上記撮像手段により得られる画像信号について、互いに
    隣接する1走査線おきに形成される第一、第二のフィー
    ルドからなるフレーム内の該第一のフィールド、又は第
    二のフィールドの検出画素の画像信号レベルと該検出画
    素の近傍の近傍画素の画像信号レベルと動き検出係数の
    値との比較に基づいて、該検出画素の画像の動きの有無
    を検出する動き検出手段と、 上記動き検出手段で検出画素の画像の動きが検出された
    際に、該検出画素の画像信号を補間する補間エリアを拡
    大させる補間エリア拡大手段と、 上記補間エリア拡大手段により拡大された補間エリアで
    画像信号をフィールド内補間するフィールド補間手段と
    を備えてなることを特徴とする撮像装置。
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