JP3499326B2 - 濾過器 - Google Patents

濾過器

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JP3499326B2 JP09183795A JP9183795A JP3499326B2 JP 3499326 B2 JP3499326 B2 JP 3499326B2 JP 09183795 A JP09183795 A JP 09183795A JP 9183795 A JP9183795 A JP 9183795A JP 3499326 B2 JP3499326 B2 JP 3499326B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上水、食品衛生、バイ
オ、臨床検査、医学、超純水、環境などの分野において
微生物検査を行なう際に使用される濾過器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、上水、食品衛生、バイオ、臨床
検査、医学、超純水、環境などの分野における微生物検
査にて、細菌数の測定は非常に重要である。従来、細菌
数の測定は、成長培地中のコロニーを計測することによ
り行なわれている。
【0003】このような測定方法にて液体サンプル中の
細菌数を測定する場合には、好ましくはサンプル1ml
当たり30〜300個/mlの菌数が必要である。
【0004】しかしながら、上水、純水、注射用水など
の多くは、1ml当たりの菌数が30個以下であり、
又、半導体の洗浄などに使用される超純水は1リットル
当たりの菌数が1個以下のものもあり、このようなサン
プルを直接培養したのでは、細菌の検出が不可能な場合
がある。
【0005】通常、このようなサンプルでは、メンブラ
ンフィルタ上に菌を収集し濃縮して、メンブランフィル
タに培地を含ませてメンブランフィルタごと培養し、こ
れによって生成したコロニーを測定する方法が採用され
ている。図3及び図4に、このような測定方法を実施す
るに際して、メンブランフィルタ上に菌を収集し濃縮す
るために従来使用されている濾過器1Aを示す。
【0006】従来の濾過器1Aは、濾液を貯留する濾過
びん2と、濾過びん2の上部開口部3にゴム栓4を介し
て着脱自在に装着されるメンブランフィルタ保持具10
0とを有する。メンブランフィルタ保持具100は、メ
ンブランフィルタ100を保持するためのための保持部
101と、この保持部101の下方に一体に形成された
細管部102とを有する。メンブランフィルタ保持具1
00は、この細管部102をゴム栓4の中心孔5に挿入
し、ゴム栓4を濾過びん2の開口部3に押入することに
より、濾過びん2に取付けられる。
【0007】前記保持部101は、その下方部が前記細
管部102の孔103に連通した内部空間104を備え
た筒状部材とされ、その上方部にはフランジ部105が
形成される。このフランジ部105には、前記保持部1
01の内部空間104と連通した、より大径とされる凹
所106が設けられる。
【0008】フランジ部105の凹所106には、その
肩部107に載置する態様でパッキン108が緊密に配
置され、その上にフィルタサポート109が配置され
る。フィルタサポート109は、メッシュ部材110を
外側リング111と内側リング112により挟持して構
成され、このフィルタサポート109の上面は、フラン
ジ部105の上面と実質的に同一平面とされる。
【0009】ここで、上記フィルタサポート109及び
フランジ部105の上面にメンブランフィルタMが配置
され、更にその上にホルダ200が載置される。即ち、
ホルダ200は、上端201が開口し、下端にはフラン
ジ202が形成されており、このフランジ202の下面
が、フィルタサポート109の上面に配置されたメンブ
ランフィルタMに密着当接される。
【0010】メンブランフィルタ保持具100及びホル
ダ200の両フランジ部105、202は、ホルダ押さ
え300にて把持され、これによって、濾過器1Aが一
体に組み立てられ、固定される。
【0011】この濾過器1Aを使用する場合には、ホル
ダ200の上部開口部201にサンプルを注入し、一
方、濾過びん2の吸引口6に吸引ポンプ(図示せず)を
接続し吸引する。これによって、サンプルはメンブラン
フィルタMを通って濾過びん2へと吸引され、メンブラ
ンフィルタM上にはサンプル中の細菌が収集される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成とされる濾
過器1Aを細菌検査に使用する場合には、サンプル間の
雑菌汚染を防ぐために、メンブランフィルタ保持具10
0、フィルタサポート109、メンブランフィルタM、
ホルダ200は、120℃以上の高圧蒸気滅菌、又は1
80℃以上の乾熱滅菌を必要とした。
【0013】従って、複数のサンプルの細菌検査を行な
う場合には、これらの部品をサンプルが変わる度に毎回
滅菌して使用することが必要とされた。
【0014】しかしながら、サンプル数が多い場合に
は、毎回これらの部品の滅菌を行なっていたのでは、滅
菌のために数時間を要することとなり、1日に検査可能
なサンプルの数が限られてしまうという問題がある。
【0015】この問題を解決するべく、サンプルの数だ
けこれらの部品を用意しておくことも考えられるが、メ
ンブランフィルタ保持具100、フィルタサポート10
9、ホルダ200は、ガラス製又はステンレス製が多
く、総じて高価であり、サンプルの数だけこれらの部品
を用意しておくにはコストの面で問題がある。
【0016】更に、上記従来の濾過器1Aでは、メンブ
ランフィルタ保持具100及びホルダ200の両フラン
ジ部105、202を保持するべくホルダ押さえ300
を必要とするために、メンブランフィルタMの取付け作
業が面倒であるといった問題もあった。
【0017】最近では、ホルダ200を合成樹脂で作製
して使い捨てタイプとし、又、ホルダ押さえ300を使
用しないものが市販されてはいるが、メンブランフィル
タ保持具100及びフィルタサポート109はステンレ
ス製であり、火炎滅菌して使用することが必須とされて
いる。メンブランフィルタ保持具100及びフィルタサ
ポート109を完全に火炎滅菌して使用するには、これ
ら部品を長時間火炎にさらす必要があり、それらが冷却
するまで相当長時間待つことが必要とされ、作業効率が
悪いという問題がある。又、火炎滅菌処理は往々にして
不完全となり易く、その結果、これらの濾過器を使用し
た場合には、雑菌による汚染の可能性があるという欠点
がある。
【0018】従って、本発明の目的は、多数のサンプル
の検査を行なった場合にもサンプル間の雑菌汚染を完全
になくすことができ、又、作業効率を向上させ、しかも
低価格である、細菌検査に使用する濾過器を提供するこ
とである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
濾過器にて達成される。要約すれば、本発明は、メンブ
ランフィルタ及びこのメンブランフィルタを上面に保持
することのできる多孔質のフィルタサポートを着脱自在
に保持するためのフィルタ台と、このフィルタ台を着脱
自在に保持するためのフィルタ台保持具と、前記フィル
タ台を下方端部に着脱自在に取付けることによって前記
フィルタ台保持具と一体に結合される、サンプルを貯留
するためのホルダと、前記フィルタ台保持具が着脱自在
に取付けられ、且つ吸引手段により内部を負圧に保持す
ることのできる濾過びんと、を具備し、前記フィルタ台
保持具は、前記フィルタ台を保持するための保持部と、
この保持部の下方に一体に形成され、前記瀘過びんに取
付けるための細管部とを有し、前記保持部は、前記細管
部の孔に連通した内部空間を備えた筒状部材とされ、そ
の上端面には、上方へと突出したリング状の突起が形成
され、又、前記フィルタ台は、所定の厚さを有した環状
体とされ、その内周部には、前記フィルタサポートを担
持するための担持孔及びメンブランフィルタを保持する
ための保持孔が形成され、又、前記フィルタ台の外周部
には、前記ホルダに装着されたときにシールとして作用
する環状の突起が形成され、更に、前記フィルタ台の下
面には、環状の溝が形成され、この環状溝を前記フィル
タ台保持部の上端面に形成したリング状突起に押入する
ことにより、前記フィルタ台を前記フィルタ台保持具に
取付けるようにしたことを特徴とする濾過器である。
【0020】
【0021】好ましくは、前記フィルタ台は、弾性ゴム
材にて作製され、特に、シリコーンゴム或はネオプレン
ゴムで作製するのが好ましい。又、前記ホルダは、合成
樹脂或は天然樹脂にて作製され、特に、ポリプロピレン
で作製するのが好ましい。
【0022】又、前記多孔質のフィルタサポートは、ス
テンレス製の多孔質部材、ステンレス製の金網又は合成
樹脂製多孔質部材とされる。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係る濾過器を図面に則して更
に詳しく説明する。
【0024】図1及び図2を参照すると、本発明に係る
濾過器の一実施例が示される。この実施例によると、本
発明の濾過器1は、サンプル、例えば液体サンプルの濾
液を貯留する濾過びん2と、濾過びん2の上部開口部3
にゴム栓4を介して着脱自在に装着されるフィルタ台保
持具10とを有する。
【0025】本発明によれば、フィルタ台保持具10
は、ステンレス製とされ、後で説明するフィルタ台20
を保持するための保持部11と、この保持部11の下方
に一体に形成された細管部12とを有する。フィルタ台
保持具10は、この細管部12をゴム栓4の中心孔5に
挿入し、ゴム栓4を濾過びん2の開口部3に押入するこ
とにより、濾過びん2に取付けられる。保持部11は、
前記細管部12の孔13に連通した内部空間14を備え
た筒状部材とされ、その上端面15には、フィルタ台2
0の取付け手段、即ち、本実施例では、所定の厚さ
(t)及び高さ(h)とされるリング状の突起16が形
成される。
【0026】フィルタ台20は、所定の厚さ(H)とさ
れる環状体であり、合成ゴム或は天然ゴムなどの弾性ゴ
ム材にて形成されるのが好ましく、特に、弾性ゴム材と
して120℃で高圧滅菌可能の耐熱性の弾性ゴム材、例
えばシリコーンゴム、ネオプレンゴムなどを使用すれ
ば、滅菌処理することにより繰り返し使用も可能であ
る。フィルタ台20の外径は、本実施例では、前記フィ
ルタ台保持具10の保持部11の外径と同じとされ、フ
ィルタ台20の内径部には、下方部より、フィルタ台保
持具10の内径(内部空間14)と同じとされる小径孔
21、この小径部21より大径とされるの中径孔22及
び大径孔23が順に形成される。中径孔22にはフィル
タサポート30が装着され、大径孔23にはメンブラン
フィルタMが配置される。
【0027】又、フィルタ台20の外周部には環状の突
起24が1個、或は複数個形成される。この環状突起2
4は、後で詳しくは説明するが、フィルタ台20がホル
ダ40に装着されたときに液密シールとして作用する。
更に、フィルタ台20の下面には前記フィルタ保持具1
0に取付けるための手段、即ち、本実施例では、環状の
溝25が形成される。つまり、この環状溝25には、フ
ィルタ台保持具10の上端面に形成したリング状突起1
6が押入され、それによって、フィルタ台20がフィル
タ台保持具10に着脱自在に取付けられる。
【0028】前記フィルタサポートは30、リング状の
ステンレス製の多孔質部材、ステンレス製の金網又は合
成樹脂製多孔質部材とすることができる。例えば、これ
ら多孔質部材としては、例えば、厚さ1〜5mm、外径
12〜45mmの、多孔率35〜45%とされるステン
レス製の多孔質焼結部材などを好適に使用し得る。これ
らはメンブランフィルタMの外径に合わせて設定され
る。
【0029】又、メンブランフィルタMは、細菌検査を
行なう場合には0.45μmの孔径を有したものが好ま
しく、例えば、孔径0.45μm、外径47mm、材質
ニロロセルロースなどとして市販されているメンブラン
フィルタを好適に使用することができる。このメンブラ
ンフィルタMは、フィルタサポート30より幾分大径と
され、フィルタ台20の大径孔23内に配置されたと
き、上記フィルタサポート30の上面を覆って位置し且
つフィルタサポート30の上面に密着して保持される。
【0030】液体又は気体のサンプルを貯留するための
ホルダ40は、本実施例では、液体サンプルを貯留する
べく、上端に開口部41を有し、底壁42には中心部に
開口43が形成されたコップ状容器とされる。このホル
ダ40の底壁42には、前記開口43を囲包する態様で
環状の周壁44が形成され、前記フィルタ台20を取付
けるための凹所45を画成する。このホルダ40の凹所
45には、上記フィルタ台20が押入され、フィルタ台
上面に取付けたメンブランフィルタMをホルダ40の開
口43に密着させる。又、フィルタ台20の外周に形成
した環状突起24が凹所45の内壁に弾性的に接触する
ことにより、ホルダ40とフィルタ台20とはしっかり
と結合される。ホルダ40は、合成樹脂或は天然樹脂で
形成され、特に、120℃で高圧滅菌可能の耐熱性材、
例えばポリプロピレンなどの合成樹脂を使用すれば、滅
菌して再使用が可能である。
【0031】上記構成とされる本発明の濾過器の使用方
法を次に説明する。
【0032】濾過器1を用いた濾過操作は、クリーンベ
ンチなどで行なうのが好ましい。つまり、フィルタ台2
0をクリーンベンチ内の作業台におき、フィルタサポー
ト30をフィルタ台20のフィルタサポート担持孔22
に装着する。次いで、メンブランフィルタMをフィルタ
台20のメンブランフィルタ保持孔23に載置する。勿
論、使用されるフィルタ台20、フィルタサポート3
0、メンブランフィルタMなどは、例えば120℃高圧
蒸気滅菌されたものを使用する。メンブランフィルタM
は滅菌されたものが市販されているので、これら市販品
を使用しても良い。
【0033】次いで、このようにフィルタサポート30
及びメンブランフィルタMが所定位置に装着されたフィ
ルタ台20をホルダ40の底部凹所45に挿入するべ
く、ホルダ40の底部凹所45がフィルタ台20に上方
より適合して被せられる。このとき、フィルタ台20の
外周に形成した環状突起24により、フィルタ台20は
ホルダ40の凹所45に密着して保持される。
【0034】フィルタ台20が装着されたホルダ40
は、次いで、フィルタ台20の底部に形成された環状溝
25をフィルタ台保持具10の上面に形成された環状突
起16に適合することによって、フィルタ台保持具10
に一体に結合される。フィルタ台保持具10は、その細
管部12をゴム栓4の中心孔5に挿入して固定し、この
ゴム栓4を濾過びん2の開口部3に挿入することによっ
て、フィルタ台保持具10及びホルダ40が濾過びん2
に保持され、濾過器1が組み立てられる。
【0035】本発明の濾過器によれば、上述したよう
に、フィルタ台20は、フィルタ台20自体が弾性材に
て形成されているために、ホルダ40の凹所45内にて
パッキンとしての機能をも有しており、従って、一体に
組み立てられた濾過器1は、各構成部材が互に密着して
一体的に結合されているために、従来使用されたような
ホルダ押さえ300を使用する必要はない。
【0036】引き続いて、濾過びん2の吸引口6に吸引
ポンプ(図示せず)を接続し、サンプルをホルダ40に
入れる。その後、吸引ポンプを作動させると、濾過びん
2内が負圧となり、サンプルが吸引され、濾液は濾過び
ん2へと落ちる。このとき、サンプル中の細菌はメンブ
ランフィルタM上に保持される。
【0037】濾過作業が終了したら、濾過びん2内を負
圧に維持した状態で、ホルダ40をフィルタ台20から
外す。このとき、フィルタ台20は、フィルタ台保持具
10上に保持されている。次いで、吸引ポンプを停止
し、濾過びん2内を大気圧に戻してから、フィルタ台2
0に保持されているメンブランフィルタMを取外す。こ
のメンブランフィルタMは、細菌検査へと供される。
【0038】この後、フィルタサポート30を有するフ
ィルタ台20をフィルタ台保持具10より取外す。
【0039】次のサンプルの濾過を行なう場合には、新
たに用意した、滅菌したフィルタ台20、フィルタサポ
ート30、メンブランフィルタM及びホルダ40を、上
述の手順で組み立てた後、先に使用したフィルタ台保持
具10に取付け、上述の手順にて濾過作業を続行するこ
とができる。
【0040】本発明の濾過器1を使用すれば、新しいメ
ンブランフィルタMが前に濾過したサンプルに接触する
ことはなく、サンプル間の雑菌汚染を完全に防ぐことが
できる。
【0041】又、フィルタ台20及びホルダ40は、上
述のように合成樹脂のような安価な材料で作製すること
ができるので、フィルタ台20及びホルダ40を複数個
用意するとしても、それほどコスト的な負担にはならな
い。又、もし、上述したように、フィルタ台20を、例
えばシリコーンゴム、ネオプレンゴムなどで作製し、ホ
ルダ40を、例えばポリプロピレンなどで作製すれば、
120℃での高圧滅菌が可能であるので、滅菌しての再
使用が可能である。
【0042】上記実施例で、サンプルは液体サンプルで
あるとして説明したが、本発明の濾過器は、気体サンプ
ルの細菌検査にも使用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る濾過
器は、メンブランフィルタ及びこのメンブランフィルタ
を上面に保持することのできる多孔質のフィルタサポー
トを着脱自在にフィルタ台に保持し、このフィルタ台
は、フィルタ台保持具に着脱自在に保持され、更に、サ
ンプルを貯留するためのホルダは、フィルタ台を介して
フィルタ台保持具に着脱自在に取付ける構成とされるの
で、多数のサンプルの検査を行なう場合には、フィルタ
台保持具はそのまま使用し、フィルタ台、フィルタサポ
ート及びホルダをフィルタ台保持具から取外して、新し
いものと交換することにより濾過作業を続行すれば、サ
ンプル間の雑菌汚染を完全になくすことができ、又、作
業効率が向上し、食品衛生、バイオなどにおける微生物
検査に貢献し得る。又、本発明の濾過器は、フィルタ
台、フィルタサポート及びホルダなどは合成樹脂などに
て安価に作製することができ、低価格であるという利点
をも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の濾過器の一実施例の分解斜視図であ
る。
【図2】図1の濾過器の部分拡大断面図である。
【図3】従来の濾過器の分解斜視図である。
【図4】図3の濾過器の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 濾過器 2 濾過びん 5 ゴム栓 10 フィルタ台保持具 16 リング状突起 20 フィルタ台 24 環状突起 25 環状溝 30 フィルタサポート 40 ホルダ M メンブランフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 29/01

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メンブランフィルタ及びこのメンブラン
    フィルタを上面に保持することのできる多孔質のフィル
    タサポートを着脱自在に保持するためのフィルタ台と、
    このフィルタ台を着脱自在に保持するためのフィルタ台
    保持具と、前記フィルタ台を下方端部に着脱自在に取付
    けることによって前記フィルタ台保持具と一体に結合さ
    れる、サンプルを貯留するためのホルダと、前記フィル
    タ台保持具が着脱自在に取付けられ、且つ吸引手段によ
    り内部を負圧に保持することのできる濾過びんと、を
    備し、 前記フィルタ台保持具は、前記フィルタ台を保持するた
    めの保持部と、この保持部の下方に一体に形成され、前
    記瀘過びんに取付けるための細管部とを有し、前記保持
    部は、前記細管部の孔に連通した内部空間を備えた筒状
    部材とされ、その上端面には、上方へと突出したリング
    状の突起が形成され、又、前記フィルタ台は、所定の厚
    さを有した環状体とされ、その内周部には、前記フィル
    タサポートを担持するための担持孔及びメンブランフィ
    ルタを保持するための保持孔が形成され、又、前記フィ
    ルタ台の外周部には、前記ホルダに装着されたときにシ
    ールとして作用する環状の突起が形成され、更に、前記
    フィルタ台の下面には、環状の溝が形成され、この環状
    溝を前記フィルタ台保持部の上端面に形成したリング状
    突起に押入することにより、前記フィルタ台を前記フィ
    ルタ台保持具に取付けるようにした ことを特徴とする濾
    過器。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ台は、弾性ゴム材にて作製
    される請求項の濾過器。
  3. 【請求項3】 前記弾性ゴム材は、シリコーンゴム或は
    ネオプレンゴムである請求項の濾過器。
  4. 【請求項4】 前記ホルダは、合成樹脂或は天然樹脂に
    て作製される請求項1〜のいずれかの項に記載の濾過
    器。
  5. 【請求項5】 前記合成樹脂は、ポリプロピレンである
    請求項の濾過器。
  6. 【請求項6】 前記多孔質のフィルタサポートは、ステ
    ンレス製の多孔質部材、ステンレス製の金網又は合成樹
    脂製多孔質部材である請求項1〜のいずれかの項に記
    載の濾過器。
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