JP3498760B2 - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JP3498760B2
JP3498760B2 JP03448595A JP3448595A JP3498760B2 JP 3498760 B2 JP3498760 B2 JP 3498760B2 JP 03448595 A JP03448595 A JP 03448595A JP 3448595 A JP3448595 A JP 3448595A JP 3498760 B2 JP3498760 B2 JP 3498760B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は例えばオイルシール等の
密封装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の密封装置としては、例え
ば図6に示すようなものが知られている。 【0003】図6において、密封装置A’は軸110に
摺接し密封対象流体をシールするゴム状弾性体製のリッ
プ部101と、このリップ部101と一体的に成形さ
れ、ハウジング111等に嵌合される嵌合部102と、
さらにリップ部101および嵌合部102と一体的に成
形され、密封対象流体と軸方向逆側に設けられダスト等
の混入を防止するダストシールリップ105と、これら
のゴム状弾性体製の部材を支持する断面略L字状の金属
環103と、リップ部101の外周側に設けられ軸11
0との間の押圧力を調整するスプリング104と、を有
している。 【0004】なお、この密封装置A’が装着されるハウ
ジング111と軸110は相対移動可能であり、例え
ば、この2部材が相対的に回転移動,往復移動等を行な
っても密封対象流体は漏れることなくシールされてい
た。 【0005】また、密封装置A’においては、ハウジン
グ111および軸110に装着された際、その装着位置
の安定性,安全性等を考慮したとき、嵌合部102の軸
方向の長さLは、密封装置A’の径方向の長さ,リップ
部101の大きさなどにより決められ、ある程度の長さ
を必要としていた。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の密封装置A’において、嵌合部102の軸方向の長
さLは、ハウジングに装着する場合、密封対象流体の容
積確保,他部材との干渉防止等のためにできるだけ短い
ものが好ましい。 【0007】特に小型化,重量削減が要求される近年で
は、ハウジング111についても小型化が進んでおり、
装着される密封装置A’も同様、小型化,省スペース化
を図る必要がある。 【0008】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、装着安
定性を保ち、省スペース化を可能とする密封装置を提供
することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、軸と該軸と相対回転移動又は相
対往復移動可能なハウジングとの間の環状隙間を密封す
る密封装置であって、軸に摺接するリップ部と、ハウジ
ングに当接する第2リップ部と、該リップ部及び第2リ
ップ部を支持すると共に、前記ハウジングに装着される
環状部材を備え、前記環状部材は、前記ハウジングとの
装着部分を軸方向に薄肉に形成されると共に、該環状部
材の径方向外周側には、前記ハウジングに設けられた回
転溝に対して、回転により係止される複数の突起を有す
ることを特徴とする。 【0010】前記回転溝は回転角の増加に伴い徐々に溝
の幅を狭く形成するとよい。 【0011】 【作用】上記のように構成された密封装置によれば、環
状部材は、ハウジングとの装着部分を軸方向に薄肉に形
成したので、ハウジング内周に嵌着される部分がなくな
り、径方向外周側に複数の突起を設け、ハウジングに
は、突起を軸中心に回転させ係止可能な回転溝を設けた
ので、環状部材がハウジングにバヨネット結合される。 【0012】回転溝は回転角の増加に伴い徐々に溝の幅
を狭く形成することで、突起は回転角の増加に伴い嵌着
力が大きくなる。 【0013】 【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。 【0014】(第1実施例)図1は、本発明に係る密封
装置の概略図である。 【0015】図1において、密封装置Aは、軸10に摺
接し密封対象流体をシールするゴム状弾性体製のリップ
部1と、このリップ部1と一体的に成形され、密封対象
流体と軸方向逆側に設けられダスト等の混入を防止する
ダストシールリップ5と、さらにリップ部1およびダス
トシールリップ5と一体的に成形され、ハウジング11
との間で密封対象流体をシールする第2リップ部6と、
これらのゴム状弾性体製の部材を支持する環状部材とし
ての板状の金属環3と、リップ部1の外周側に設けられ
軸10との間の押圧力を調整するスプリング4と、を有
している。 【0016】リップ部1は、金属環3の内径側端部から
密封対象流体側に徐々に少径となる方向に延びており、
軸10の外周に当接し、密封対象流体を確実にシールし
ている。 【0017】また、このリップ部1の外周側に設けられ
たスプリング4により軸10との間の押圧力を調整でき
る。 【0018】ダストシールリップ5は、リップ部1と同
様に金属環3の内径側端部から、密封対象流体と逆側に
徐々に少径となる方向に延びており、軸10の外周に当
接し、ダスト等の異物混入を防止している。このダスト
シールリップ5は必要に応じて複数設けることもでき、
特に必要ない場合はなくてもよい。 【0019】さらに、第2リップ部6は、金属環3から
ハウジング11の内周側に当接しつつ、軸方向密封対象
流体側にに延びており、その先端は若干径が広がる方向
に傾いて成形され、ハウジング11との間にて押圧力の
向上となり、密封対象流体を確実にシールしている。こ
の第2リップ部6は、ハウジング11の内周側に嵌着さ
れる構成でもよい。 【0020】図2は、金属環3の平面図である。 【0021】図2において、この金属環3には外周側に
複数の突起7(本実施例では4か所)が設けられてい
る。もちろん4か所である必要はなく、この密封装置A
が保持可能であればよい。 【0022】また、金属環3は板状であり、曲げること
なく金属板を切断するだけで形成でき、コストダウンと
なる。 【0023】この実施例では、環状部材として金属製の
金属環3を用いたが、これに限るものではなく、樹脂で
もよい。 【0024】ここで、密封装置Aをハウジング11およ
び軸10に装着する方法を以下に説明する。 【0025】図3は、密封装置Aがハウジング11に装
着された状態の概略図であり、図4は、ハウジング11
の端部を示す概略図であり、また、図5は、ハウジング
11における密封装置Aの装着部分を示す要部斜視図で
ある。 【0026】図3乃至図5において、この突起7は、ハ
ウジング11における密封装置A装着部である端部に設
けられた挿入溝8から密封対象流体側となる方向に押し
込まれ、この実施例では図4の矢印で示す方向(時計方
向)に回転されることで、挿入溝8の矢印方向に設けら
れた回転溝9に嵌着される。 【0027】この回転溝9は矢印で示す方向に向かうと
徐々に溝幅が薄くなるように構成され(図5参照)、こ
れにより突起7が嵌着される構成であり、嵌着された状
態にあれば、密封装置Aの使用状態において、外れるこ
とはない。 【0028】また、この回転方向はハウジング11およ
び軸10に装着された状態においての密封装置Aの使用
方法を考慮してあり、例えば、この実施例では、ハウジ
ング11に対して軸10は相対的に矢印で示す方向(時
計方向)に回転され使用されるため、摺動摩擦が生じた
場合でも、この突起7の嵌着が強くなる方向であり、決
してはずれることはない。もちろん、ハウジング11に
対して軸10が相対的にこの逆方向である反時計方向に
回転して使用されるものであっても外れることはない
が、この場合は、回転溝9を図4の矢印と反対の方向に
設けることもできる。 【0029】特に、嵌着を強固にする必要があるとき
は、例えば図4に示すように回転溝9に貫通する孔9a
を設け、この孔9aから嵌着された突起7にピン等を打
ち込みストッパ等の構成を付加することもできる。な
お、もちろん、この孔9aは複数設けることもでき、ま
た、この孔9a,ストッパに限らず、嵌着を強固にする
ものであればよい。 【0030】この実施例においては、挿入溝8を設けて
あり、この挿入溝8により、密封装置Aの軸偏心を防止
でき、装着しやすくなっている。特に挿入溝8を設けな
くても、ハウジング11の端面である装着位置に密封装
置Aの金属環3をつき当て、この金属環3の突起7と係
合する係合部として回転溝9があれば、軸10を中心と
して回転させることで、装着することができる。 【0031】さらに、従来のように密封装置A’装着
後、装着位置が軸方向に移動して例えば抜け落ちたり、
他部材と干渉するという不具合が生じる可能性があった
が、このような回転にて係止するバヨネット結合であれ
ば、密封装置Aは軸方向に移動することはなく、ボルト
等にて装着する方法と比較して、装着工数が大幅に削減
できる。 【0032】一方、この挿入溝8は突起7に対応するよ
うに設けられている。この実施例では、円周上等間隔
(90度間隔)に4か所位置しており、90度ずれた場
合でも装着可能な構成であるが、所定の方向に装着する
必要がある場合には突起7とこれに対応する挿入溝8の
幅,長さ等を変えることで、所定方向にだけ装着可能と
することができる。また、複数の突起7間の間隔と、こ
れに対応する複数の挿入溝8の間隔を等間隔とせず、ず
らすことでも同様な効果が得られる。 【0033】 【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、環状部材は、ハウジングとの装着部分を軸方向
に薄肉に形成したので、ハウジング内周に嵌着される部
分がなくなり、省スペース化を図れ、密封対象流体の容
積確保ができ、重量削減にもなる。また、バヨネット結
合とすることで、装着が容易であり工数が削減でき、コ
ストダウンとなる。 【0034】回転溝は回転角の増加に伴い徐々に溝の幅
を狭く形成することで、突起は回転角の増加に伴い嵌着
力が大きくなり、ストッパ等を設けなくとも確実に固定
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明の実施例に係る密封装置を示す概
略断面図である。 【図2】図2は本発明の実施例に係る密封装置に適用さ
れた金属環を示す平面図である。 【図3】図3は本発明の実施例に係る密封装置がハウジ
ングに装着された状態を示す概略断面図である。 【図4】図4は本発明に適用されたハウジングの密封装
置装着部を示す要部概略図である。 【図5】図5は本発明に適用されたハウジングの密封装
置装着部を示す要部斜視図である。 【図6】図6は従来の密封装置を示す概略断面図であ
る。 【符号の説明】 A,A’ 密封装置 1,101 リップ部 3,103 金属環(環状部材) 4,104 スプリング 5,105 ダストシールリップ 6 第2リップ部 7 突起 8 挿入溝 9 回転溝 9a 孔 10,110 軸 11,111 ハウジング 102 嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−23113(JP,A) 実開 平3−122257(JP,U) 実開 昭58−149674(JP,U) 実開 昭52−15657(JP,U) 実開 昭51−79263(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】軸と該軸と相対回転移動又は相対往復移動
    可能なハウジングとの間の環状隙間を密封する密封装置
    であって、 軸に摺接するリップ部と、ハウジングに当接する第2リップ部と、 該リップ部及び第2リップ部を支持すると共に、前記ハ
    ウジングに装着される環状部材を備え、 前記環状部材は、前記ハウジングとの装着部分を軸方向
    に薄肉に形成されると共に、 該環状部材の径方向外周側には、前記ハウジングに設け
    られた回転溝に対して、回転により係止される複数の突
    起を有することを特徴とする密封装置。
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