JP3496969B2 - ケ−ス入り商品の包装方法及びそれに使用する合成樹脂フィルム - Google Patents

ケ−ス入り商品の包装方法及びそれに使用する合成樹脂フィルム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、百貨店、ス−パ−及び
通信販売などで販売する商品、特にケ−ス入り商品を、
包装紙の代わりに合成樹脂フィルムを用いて帯掛け状に
包装する方法及びそれに使用するフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、百貨店、ス−パ−及び通信販売等
のケ−ス入り商品のラッピングは、ほとんどの場合紙を
用いて行われていた。しかしながら、紙は強度が弱く、
また耐水性や耐油性も悪いので、商品の輸送中破れたり
ふやけたりすることがあった。さらに紙による包装は機
械による自動化が困難であり、通常膨大な人件費をかけ
て一つ一つ手作業で行う必要があった。
【0003】このような問題に対して、ケ−ス入り商品
に合成樹脂フィルムを帯掛け状に被覆して、引っ張りな
がらヒートシールしてタイトな包装体を得る包装方法が
提案されている(特願平5−194168号)。しかし
ながら、この方法に使用する合成樹脂フィルムは、紙に
近い手触り、外観及びに焼却特性を得るために無機フィ
ラ−を含有しており、そのためフィルムのヒ−トシ−ル
性及びホットタック性が悪かった。これを改善するた
め、高温で長時間かけてヒ−トシ−ルを行うと包装速度
が遅くなったり、包装不良を起こす場合があった。
【0004】また、熱収縮性フィルムを用いて帯掛け状
に被覆して熱収縮包装する方法も提案されているが、こ
の場合でもヒ−トシ−ル性やホットタック性に同様の問
題があり、更にフィルム表面に印刷を施している場合、
印刷した柄がゆがんで美観が悪くなることもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、自動包装が
可能な合成樹脂フィルムを用いて、包装後の外観が包装
紙を用いた場合と同程度に美しく、また連続的に効率良
く帯掛け状に包装することのできるケ−ス入り商品の包
装方法及びそれに適した合成樹脂フィルムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ケ−ス
入り商品に合成樹脂フィルムを帯掛け状に被覆して引張
ながらヒートシールする包装方法において、得られる包
装体の外面が無機フィラ−を含有する層であり、被包装
体と接する面が無機フィラ−を含有しない層となるよう
に包装することを特徴とするケ−ス入り商品の包装方法
が提供され、更に、外層が無機フィラーを含有する熱可
塑性樹脂からなり、内層が無機フィラーを含有しない熱
可塑性樹脂からなる前記包装方法に使用する合成樹脂フ
ィルムが提供され、更にまた、前記熱可塑性樹脂がポリ
エチレン系樹脂であることを特徴とする前記合成樹脂フ
ィルムが提供される。
【0007】すなわち、紙に質感のよく似ている無機フ
ィラ−を含有する層(以下、フィラ−含有層と称す。)
と、ヒ−トシ−ル特性の良好な無機フィラ−を含有しな
い層(以下、フィラ−非含有層と称す。)を有する多層
合成樹脂フィルムを用いてフィラー含有層が包装体の外
面にくるように帯掛け状包装を行うと、得られる包装体
の美観を損なうこうことなく、連続に効率よい包装が行
えることを見いだし本発明に至った。
【0008】以下、図面に基づいて説明する。なお本明
細書中において帯掛け状包装とは、図1に示すように包
装資材をケ−ス入り商品3の両側部以外の周囲に、巻き
付けるように包装する方法を意味する。
【0009】本発明に用いられる多層合成樹脂フィルム
2は、例えば複数の押出機を有するインフレ−ション押
出成形機もしくはTダイ押出成形機にて、フィラ−含有
層21とフィラ−非含有層22とを共押出しすることに
よって得られる。フィラ−含有層21及びフィラ−非含
有層22の原料となる熱可塑性樹脂は特に限定されない
が、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低
密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン
(HDPE)等のポリエチレン系樹脂やポリプロピレン
系樹脂で代表されるポリオレフィン樹脂が例示され、特
にヒートシール性の良好なポリエチレン系樹脂が好まし
い。
【0010】フィラ−含有層21に配合される無機フィ
ラ−としては炭酸カルシウム等が例示されるが、多層合
成樹脂フィルム2の隠ぺい性を上げて紙に近い外観を得
るために、炭酸カルシウム等の無機フィラ−はフィラ−
含有層21の中に20〜50wt%含まれていることが
好ましい。無機フィラーの含有率が20wt%未満では
外観が十分でなく、逆に含有率が50wt%を超えると
製膜性が悪くなり、伸びが少なくなりすぎるので好まし
くない。またフィラ−非含有層22は、先に述べたフィ
ラ−含有層21に対応して使用している用語であり、熱
可塑性樹脂に無機フィラ−を全く含有しないか、あるい
はヒ−トシ−ル性に悪影響を与えない程度の極少量の無
機フィラ−(通常5wt%以下である。)を含有しいて
も良い。なお、フィラ−含有層21、フィラ−非含有層
22は共に必要に応じて改質剤や着色剤等の添加剤を含
有していてもなんら差し支えない。特にフィラ−含有層
21に着色したり、図柄や文字等の印刷を施すと、意匠
性が良好となるので好ましい。
【0011】また多層合成樹脂フィルム2は、本発明の
趣旨からも同一の一定幅で、該幅がケ−ス入り商品3の
幅と同じか又は多少狭いものを使用する必要がある。
【0012】次に、本発明による多層合成樹脂フィルム
2を用いて帯掛け状に包装する方法の一実施例を図2に
基づいて説明する。まず、ロ−ル巻き状の多層合成樹脂
フィルム2をフィラ−非含有層22が被包装体側の面に
なるように包装台のそれぞれ上方及び下方に配置し、上
方に配置した多層合成樹脂フィルム2と下方に配置した
多層合成樹脂フィルム2の先端部同士をあらかじめヒ−
トシ−ルにより接合しておく。
【0013】まず(A)包装台上にケース入り商品3を
供給し、次いで、(B)プッシャ−等によってケ−ス入
り商品3の後端部をシ−ルバ−5付近にまで移動させ
る。これにともない、多層合成樹脂フィルム2がケ−ス
入り商品3によって引っ張られる。
【0014】さらに、(C)上下に位置する多層合成樹
脂フィルム2の一方もしくは双方に張力をかけ、この状
態でシ−ルバ−5によりヒ−トシ−ルすると同時にフィ
ルムを溶断する。このとき多層合成樹脂フィルム2に張
力をかけることによって、ケ−ス入り商品3に皺がな
く、運搬時にずれたり、緩んだりすることのないタイト
な包装を行うことができる。特に下方に配置した多層合
成樹脂フィルム2を強く引っ張った状態でヒ−トシ−ル
を行うと、ヒ−トシ−ル終了後に下方に配置した多層合
成樹脂フィルムが応力により収縮してシ−ル部4がケ−
ス入り商品の下部面側に移動するので、美観を保持する
うえで好ましい。
【0015】包装終了後には、上方に配置された多層合
成樹脂フィルム2と下方に配置された多層合成樹脂フィ
ルム2は先端部同士が接合されており上記(A)の手順
を行うの前の段階と同じ状態になる。よって、上記
(A)〜(C)の動作を繰り返すことによって、本発明
の包装方法を連続的に行うことが可能となるのである。
【0016】
【作用及び効果】本発明によるケ−ス入り商品の包装方
法を用いると、包装体の外面が無機フィラ−を含有する
層となるように包装するため、従来の包装紙による包装
と同様の美観を有する包装体を得ることができる。また
被包装体と接する面が、無機フィラ−を含有していない
層となるように包装するため、比較的低温で十分なヒ−
トシ−ルが行え、高速で包装することができる。
【0017】また本発明による合成樹脂フィルムは、フ
ィラ−含有層とフィラ−非含有層を有しているので、包
装紙のような美しい外観と良好なヒートシール性を兼備
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるケ−ス入り商品の包装方法を用い
て得られた包装体の一実施例を示す斜視図(A)、及び
a−a’における断面図(B)である。
【図2】本発明によるケ−ス入り商品の包装方法の一実
施例を示す説明図である。
【符号の簡単な説明】
1 包装体 2 合成樹脂フィルム 21 フィラ−含有層 22 フィラ−非含有層 3 ケ−ス入り商品 4 シ−ル部 5 シ−ルバ−
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 27/00 B32B 27/20 B65B 11/02 B65D 65/40 B65D 77/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケ−ス入り商品に合成樹脂フィルムを帯掛
    け状に被覆して引っ張りながらヒートシールする包装方
    法において、得られる包装体の外面が無機フィラ−を含
    有する層であり、被包装体と接する面が無機フィラーを
    含有しない層となるように包装することを特徴とするケ
    −ス入り商品の包装方法。
  2. 【請求項2】外層が無機フィラーを含有する熱可塑性樹
    脂からなり、内層が無機フィラーを含有しない熱可塑性
    樹脂からなる請求項1記載の包装方法に使用する合成樹
    脂フィルム。
  3. 【請求項3】前記熱可塑性樹脂がポリエチレン系樹脂で
    あることを特徴とする請求項2記載の合成樹脂フィル
    ム。
JP00926094A 1994-01-31 1994-01-31 ケ−ス入り商品の包装方法及びそれに使用する合成樹脂フィルム Expired - Fee Related JP3496969B2 (ja)

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