JP3494936B2 - Ball check valve for manhole pump system for sewage - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、下水（汚水、雑排
水）用に適用されるマンホールポンプシステムに用いる
ボール逆止弁に関する。 【０００２】 【従来の技術】この種のボール逆止弁は、金属製球体の
外側にゴムや樹脂を被覆したボール弁体をボデーに内蔵
し、ボデーには、流入口と流出口を設け、ボデー内にボ
ールを誘導するガイド部を設けて流体が正流する時にボ
ールを流体の流れを阻害しない場所に退避させ、流体が
停止した時にボールが自重によって閉位置に移動するよ
うにした逆止弁である。 【０００３】このボール逆止弁は、各種の用途に配置さ
れるが、例えば、マンホール用のポンプシステムに用い
る場合、水中ポンプの上部に、この逆止弁を設け、マン
ホール内に貯槽される汚水等の流体が常時一定量になる
ようにポンプ動作によって揚送され、ポンプ停止後は、
この逆止弁が閉止状態となって逆流を防止するようにし
ている。 【０００４】従って、汚水等を水中ポンプで揚送する
と、汚水に５〜１０mm程度の小石等が混入されている場
合、小石等を含んだ汚水とともにボール逆止弁のボール
弁体がガイド側に可動するので、小石等がボール弁体と
ガイド部との間に挟まれてしまうおそれがあり、この場
合、ボール弁体が弁箱の着座部に落下しない状態とな
る。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】この状態を図１０に示
す。同図において、この小石５１がボール弁体５２と弁
箱５４内のガイド部５３との隙間に噛み込まれると、ボ
ール弁体５２の可動を拘束する事態が起き、流体のポン
プ揚送を停止しても、ボール弁体５２は、落下すること
なく弁座に着座することができず、逆止弁としての機能
を果たさないおそれがある。また、ポンプ揚送を再開し
ても小石５１は、除去できず、不具合は解消されない等
の課題を有している。 【０００６】本発明は、上記の実情に鑑みて開発に至っ
たものであり、ボール弁体とボデー内のガイド部の間に
小石等の異物が挟まれるような位置に入った場合でも、
ボール弁体は、その自重でボデー内の着座部に確実に可
動するようにしてボール弁体とガイド間に異物の噛み込
みを防止することを目的としている。 【０００７】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、流入口と流出口を有するボデーの流入側
に着座部を設け、この着座部に着座させた球形のボール
弁体をガイド部を介してボデー内の退避路に退避させる
ようにした下水用マンホールポンプシステムに用いるボ
ール逆止弁において、前記ボデーの両側面から流体の流
路方向に対して略垂直方向に交叉するボール弁体の中心
線の頂点と、この中心線が対向するガイド部近傍のボデ
ー内周面との両側の距離間隙を、下水用マンホールの流
体内に混入した最大値１０ｍｍ程度の異物径よりも大き
く形成し、この両側の距離間隙は、前記ボデーの内周側
に向けて突設形成した前記ガイド部から前記距離間隙に
向けてボデー内周面を外方に拡げるようにそれぞれ形成
し、かつ、この両側の距離間隙は、前記ボール弁体が前
記ガイド部にガイドされながら転動する転動範囲全体に
配設した下水用マンホールポンプシステムに用いるボー
ル逆止弁である。 【０００８】 【発明の実施の形態】本発明におけるボール逆止弁の実
施形態を図１〜図９に従って具体的に説明する。図面に
おいて、鋳造手段（例えば、ロストワックス鋳造法な
ど）により形成した鋳鉄製、ステンレス製或は高機能樹
脂製等のボデー１の一次側に流入口２を、二次側に流出
口３を形成し、流入口２の近傍位置に環状の着座部(シ
ート部)４を設け、ボデー１内の流路８の外方にボール
弁体５を退避させる退避路６を形成し、この退避路６の
開口部６ａをボルト・ナット７ａを介して固着したキャ
ップ７で被蓋している。 【０００９】ボール弁体５は、金属製球体の外側にゴム
又は合成樹脂を包囲し、このボール弁体５の外径は、流
入口２及び流出口３の内側より大きく形成している。こ
のボール弁体５は、ボール弁体５より大きい開口の開口
部６ａより挿入してボデー１内に収納している。 【００１０】図２において、ボデー１にボール弁体５を
退避路６に案内して流出口への移動を阻止するガイド部
９を設け、このガイド部９の幅は、ボール弁体５の外径
よりも小さくしてあり、更に、ボール弁体５のボデー１
外への飛び出しを防止するため、金属製球体の外径を流
入口２、ガイド部９の幅及び流出口３よりも大きくする
ことが有効である。本例においては、流出口３に突部１
２を設けて、この突部１２より金属製球体の外径が大き
くなるように設定している。 【００１１】また、この退避路６の開口部６ａは、ボー
ル弁体５の外径より大きく形成するようにしているの
で、ボール弁体５が退避路６に位置している時は、小石
等の異物が挟まった場合でも、ボール弁体５は、ポンプ
停止後には、ガイド部９に案内されながら落下して着座
部４に確実に着座されるようにしている。 【００１２】また、ボール弁体５がガイド部９にガイド
される際に、図４と図６に示すように、流体の流路方向
３１に対して略垂直に交叉するボール弁体５の中心線３
２の頂点３３と、この中心線３２が対向するガイド部内
周面３４との距離間隙３５を流体内に混入した小石等の
異物３６の大きさより大になるように設けられている。 【００１３】ここで、小石等の異物は、後述する汚水処
理で用いられるマンホールポンプシステムでの使用状態
で、径が略５〜１０mm程度の大きさとなることが想定さ
れ、更に、これら異物には種々の形状があり、例えば、
楔形状のものであればより悪影響を及ぼす。本例では、
距離間隙３５を最低１２mmとしているが、想定される異
物径の最大値１０mmよりも大きい値となるよう、余裕を
見込んだ寸法であればよい。 【００１４】上述したガイド部内周面３４とは、ガイド
部９の部分のみに限定されるものではなく、ガイド部９
に案内されて転動するボール弁体５付近のボデー内周面
を含む。従って、本発明におけるボール逆止弁は、ボー
ル弁体５が転動する範囲で、ボール弁体５の中心線３２
の頂点３３と、ボデー内周面との距離間隙３５を、流体
内に混入した小石等の異物３６の大きさより大になるよ
うに設けている。 【００１５】また、着座部４は、流路の中心線に対して
一次側に傾斜させており、このため、バルブを水平に配
置して使用する場合に、ボール弁体５は、閉止位置に移
動する際に、やや一次側へ重心を移動した状態で、傾斜
状態の着座部４へ案内されながら圧着されるので、ボー
ル弁体５は、確実に着座される。この傾斜角度は、適宜
設定できるが５〜１０度程度が好ましく、本例における
傾斜角度θは、５度の傾斜角度を採用している。 【００１６】更に、ガイド部９には、ボール弁体５を着
座部４に導くため、一次側に傾斜させた円弧状の案内部
１０を設けている。この案内部１０は、ボール弁体５が
ガイド部９に案内されながら転動し、案内部１０の端部
に形成した突条の位置決め部１０ａに移動付勢して位置
決めされ、傾斜状の着座部４側にボール弁体５が圧着さ
れて確実に着座部４を封止する。 【００１７】また、図３及び図５において、ボデー１の
流入口２の配管接続部(フランジ)１３側に外側開口部１
４を形成し、更に、流入口２と着座部４との間に内側開
口部１５を形成し、この外側開口部１４と内側開口部１
５を連通路１６で連通させている。この連通路１６は、
ポンプ作動時に不要に流体が流出して揚送を阻害するこ
とにもなるため、ポンプに求められる最低揚送能力を確
保する条件を満たし、且つ、目詰まりを生じると逆止弁
の閉止動作を阻害することにもなるため、流体の混入異
物によって目詰まりを生じない条件を満たす口径に設定
される。この外側開口部１４は、ボデー１の一部を突設
させた突設部１ａに形成し、本例において、めねじ１７
（おねじでも良い）を設けている。 【００１８】本例における連通路１６は、ボデー１の流
入口２側に２ヶ所対向させて配設されている。この連通
路１６を対向させて配置しているのは、ボール逆止弁を
垂直配管や水平配管に装着したり、その他配設状態に応
じて、適宜の連通路１６を使用するようにしているため
である。この連通路１６の外側開口部１４を閉止してお
いて、使用に応じて開口させて用いるようにしても良
い。 【００１９】また、突設部１ａの突設部位は、配管への
フランジ１３の接続のためのボルト・ナットの締め付け
スペースを確保できるような形状と配置にしているた
め、フランジ１３と配管との接続は、従来の施工と同様
にボルト・ナットの締め付けを行って、確実な接続が可
能となる。 【００２０】また、着座部４の二次側近傍の周囲に、環
状凹部の異物溜まり部２０を形成して、砂等の異物を溜
めることによって着座部４のシート部位とボール弁体５
との間に異物が挟まれにくいようにしている。 【００２１】また、図８は、ボール逆止弁の水平配管例
を示し、図９は、垂直配管例を示したものである。これ
らの図は、マンホール蓋２２ａとマンホール２２内の貯
槽流体２３を外部へ排出するマンホールポンプシステム
を示しており、貯槽流体２３を所定量に制御するために
揚送及び停止を繰り返すポンプ２４と、このポンプに揚
送される貯槽流体２３を外部へ排出するための排出管２
７と、この排出管２７に接続する一次側配管２６ａと二
次側配管２６ｂとの間に、ポンプの停止状態時に排出流
体の逆流を防止するボール逆止弁２９を設けたシステム
である。この場合、ポンプ２４、配管２６ａ，２６ｂ及
び逆止弁２９を含んで構成される一連の揚送・逆流防止
機能部２８を設けている。なお、図中、３７はボール逆
止弁の二次側に配設した開閉弁であり、この開閉弁３７
は、ゲート弁、ボールバルブ等であって、メンテナンス
の際に、閉止して作業を行なう。 【００２２】更に、図８及び図９に示すように、外側開
口部１４のめねじ１７には、エルボジョイントを介して
ボール弁等の開閉弁１９を接続している。この開閉弁１
９は、図８に示す水平配管であっても、図９に示す垂直
配管の場合であっても、個々のマンホールポンプシステ
ムに応じて、ポンプの揚送能力や空気抜き量の調整のた
めに配設している。 【００２３】次に、上記実施形態の作用を説明する。例
えば、マンホール２２用のポンプシステムに用いる場
合、１系統又は２系統の水中ポンプの一次側配管の上部
に、ボール逆止弁２９を配置し、マンホール２２内に貯
槽される貯槽流体２３が常時一定量になるようにポンプ
２４の動作によって揚送され、ポンプ２４の停止後は、
ボール逆止弁２９が閉止状態となって逆流を防止する。 【００２４】先ず、ポンプ２４を停止させるとき、ボー
ル逆止弁２９の一次側の水をポンプ等から抜く場合、開
閉弁１９からボール逆止弁２９の連通路１６を通って一
次側配管２６ａ内に空気を取り入れると共に、流体の正
流が止まって退避路６のボール弁体５がガイド部９に沿
って自重で移動し、案内部１０に案内されながら位置決
め部１０ａに位置する。すると、ボール弁体５は、やや
一次側へ重心を移動した状態で、傾斜状態の着座部４へ
案内されながら圧着されると同時に、一次側の圧力が二
次側の圧力より小さいため、二次側配管２６ｂの水頭圧
により逆止め機能が発揮され、ボール弁体５は、着座部
４に確実に着座される。 【００２５】次に、ポンプ２４を駆動させて揚送する場
合、一次側配管２６ａ内の空気は、連通路１６から開閉
弁１９を通って外部へ抜かれるので、ポンプ能力が低下
することなく、流体の正流が発生すると、ボール弁体
は、着座部４を離れてガイド部９に案内されながら退避
路６方向に退避するので、流体は大きな圧力損失を生じ
ることなく、一次側から二次側へ供給され、二次側配管
２６ｂより排出される。 【００２６】この場合、図４及び図６に示すように、流
体の流路方向３１に対して略垂直に交叉するボール弁体
５の中心線３２の頂点３３と、この中心線３２が対向す
るガイド部内周面３４との距離間隙３５を流体内に混入
した小石等の異物３６の大きさより大にしているので、
小石等の異物３６がボール逆止弁内に流入して、ボール
弁体５とガイド部内周面３４との間に挟まっても、ボー
ル弁体５が、その自重によって可動落下する際に、異物
３６によって挟み込まれる状態が回避され、ポンプの停
止時には、異物３６とともにボール弁体５が落下するた
め、ボール弁体５が、異物３６によって挟まってしまう
ことが確実に防止される。 【００２７】 【００２８】 【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によると、ボール弁体とボデー内のガイド部内周面との
間に１０ｍｍ程度の異物が入った場合でも、ボール弁体
とガイド部間に異物が噛み込まれることがなく、ボール
弁体は、ガイド部を転動する範囲の全域に亘って、その
自重で必ずボデー内の着座部に可動することができ、ボ
ール逆止弁としての機能を長期に亘って発揮することが
可能となる。また、下水用マンホールポンプシステムの
水中ポンプの一次側配管の上部にボール逆止弁を配置し
た場合、１０mm程度の小石等の異物がボール逆止弁に流
入しても、ポンプシステムの揚送に支障がなく、ボール
弁体がガイド部を転動する範囲の全域において、ボール
弁体はその自重によって円滑に可動落下して逆止弁の閉
止位置に確実に着座され、かつ封止される等の有用な効
果がある。 Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to sewage (sewage, wastewater).
The present invention relates to a ball check valve used in a manhole pump system applied for water) . A ball check valve of this type has a ball valve body coated with rubber or resin on the outside of a metal sphere, and the body is provided with an inlet and an outlet. A guide is provided in the body to guide the ball so that when the fluid flows forward, the ball is retracted to a location that does not hinder the flow of the fluid, and when the fluid stops, the ball moves to the closed position by its own weight. It is a valve. This ball check valve is arranged for various uses. For example, when it is used in a manhole pump system, the check valve is provided on the upper part of the submersible pump, and the sewage stored in the manhole is stored. The pump is pumped up so that the amount of fluid is always constant, and after stopping the pump,
This check valve is closed to prevent backflow. Accordingly, when the sewage is pumped by the submersible pump and the sewage contains pebbles of about 5 to 10 mm, the ball valve body of the ball check valve is moved to the guide side together with the sewage containing pebbles. Since it moves, pebbles and the like may be sandwiched between the ball valve body and the guide portion, and in this case, the ball valve body does not fall on the seating portion of the valve box. [0005] FIG. 10 shows this state. In this figure, when the pebbles 51 are caught in the gap between the ball valve body 52 and the guide portion 53 in the valve box 54, a situation that restricts the movement of the ball valve body 52 occurs, and the pumping of the fluid is stopped. Even so, the ball valve body 52 cannot be seated on the valve seat without falling, and may not function as a check valve. Moreover, even if the pumping is resumed, the pebbles 51 cannot be removed, and problems such as failure cannot be solved. The present invention has been developed in view of the above circumstances, and even when a foreign object such as a pebbles is sandwiched between a ball valve body and a guide portion in the body,
An object of the ball valve body is to prevent the foreign matter from being caught between the ball valve body and the guide so that the ball valve body can be reliably moved by its own weight to a seating portion in the body. In order to achieve the above object, the present invention provides a spherical portion in which a seating portion is provided on the inflow side of a body having an inlet and an outlet and is seated on the seating portion. In a ball check valve for use in a sewage manhole pump system in which a ball valve body is retracted to a retraction path in a body through a guide portion, a direction substantially perpendicular to a fluid flow direction from both sides of the body A foreign matter having a maximum value of about 10 mm mixed in the fluid of the sewage manhole with the distance gap on both sides between the apex of the center line of the ball valve body intersecting with the inner peripheral surface of the body in the vicinity of the guide portion opposed to the center line It is formed larger than the diameter, and the distance gaps on both sides are formed so as to expand the inner peripheral surface of the body outwardly from the guide portion protruding toward the inner peripheral side of the body toward the distance gap. And The distance gap on both sides is a ball check valve used in a sewage manhole pump system disposed in the entire rolling range in which the ball valve body rolls while being guided by the guide portion. DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS A ball check valve according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS. In the drawing, an inlet 2 is formed on the primary side of the body 1 made of cast iron, stainless steel or high-performance resin formed by casting means (for example, lost wax casting method), and an outlet 3 is formed on the secondary side. An annular seat (seat portion) 4 is provided in the vicinity of the inflow port 2, and a retreat path 6 for retreating the ball valve body 5 is formed outside the flow path 8 in the body 1. The opening 6a is covered with a cap 7 fixed with bolts and nuts 7a. The ball valve body 5 surrounds rubber or synthetic resin outside the metal sphere, and the ball valve body 5 has an outer diameter larger than the inside of the inlet 2 and outlet 3. The ball valve body 5 is inserted through the opening 6 a having a larger opening than the ball valve body 5 and is housed in the body 1. In FIG. 2, the body 1 is provided with a guide portion 9 that guides the ball valve body 5 to the retreat path 6 and prevents movement to the outlet, and the width of the guide portion 9 is outside the ball valve body 5. It is made smaller than the diameter, and further, the body 1 of the ball valve body 5
It is effective to make the outer diameter of the metal sphere larger than the inflow port 2, the width of the guide portion 9 and the outflow port 3 in order to prevent jumping out. In this example, the protrusion 1 is located at the outlet 3.
2 is set so that the outer diameter of the metal sphere is larger than the protrusion 12. Further, since the opening 6a of the retraction path 6 is formed to be larger than the outer diameter of the ball valve body 5, when the ball valve body 5 is located in the retraction path 6, pebbles, etc. Even when the foreign matter is caught, the ball valve body 5 falls while being guided by the guide portion 9 after the pump is stopped, and is surely seated on the seat portion 4. When the ball valve body 5 is guided by the guide portion 9, as shown in FIGS. 4 and 6, the center of the ball valve body 5 crosses substantially perpendicularly to the fluid flow path direction 31. Line 3
The distance gap 35 between the second apex 33 and the guide portion inner peripheral surface 34 facing the center line 32 is set to be larger than the size of the foreign matter 36 such as pebbles mixed in the fluid. Here, foreign matters such as pebbles are assumed to have a diameter of about 5 to 10 mm in the state of use in a manhole pump system used in sewage treatment described later. There are various shapes, for example
If it is wedge-shaped, it will have a more adverse effect. In this example,
The distance gap 35 is at least 12 mm. However, the distance gap 35 may be a dimension that allows for a margin so as to be larger than the maximum value 10 mm of the assumed foreign substance diameter. The guide portion inner peripheral surface 34 described above is not limited to the portion of the guide portion 9 but the guide portion 9.
The inner peripheral surface of the body in the vicinity of the ball valve body 5 that is guided and rolled. Therefore, the ball check valve according to the present invention has a center line 32 of the ball valve body 5 within the range in which the ball valve body 5 rolls.
The distance gap 35 between the apex 33 and the inner peripheral surface of the body is provided to be larger than the size of the foreign matter 36 such as pebbles mixed in the fluid. Further, the seating portion 4 is inclined to the primary side with respect to the center line of the flow path. Therefore, when the valve is horizontally disposed and used, the ball valve body 5 is in the closed position. When moving, the ball valve body 5 is reliably seated because it is crimped while being guided to the seat portion 4 in an inclined state with the center of gravity slightly moved to the primary side. This inclination angle can be set as appropriate, but is preferably about 5 to 10 degrees, and the inclination angle θ in this example employs an inclination angle of 5 degrees. Further, the guide portion 9 is provided with an arcuate guide portion 10 inclined to the primary side in order to guide the ball valve body 5 to the seat portion 4. The guide portion 10 rolls while the ball valve body 5 is guided by the guide portion 9, is moved and urged to the protrusion positioning portion 10 a formed at the end of the guide portion 10, and is tilted. The ball valve body 5 is pressure-bonded to the portion 4 side to securely seal the seating portion 4. 3 and 5, the outer opening 1 is formed on the pipe connecting portion (flange) 13 side of the inlet 2 of the body 1. In FIG.
4, and further, an inner opening 15 is formed between the inlet 2 and the seat 4, and the outer opening 14 and the inner opening 1 are formed.
5 are communicated with each other through a communication path 16. This communication path 16 is
Since the fluid may flow out unnecessarily when the pump is operating and the pumping will be hindered, the conditions for ensuring the minimum pumping capacity required for the pump will be met, and the check valve will be closed when clogging occurs. Since the diameter is also hindered, the aperture is set to satisfy a condition that does not cause clogging due to foreign matters mixed in with the fluid. The outer opening 14 is formed in a projecting portion 1a projecting a part of the body 1, and in this example, a female screw 17
(Male screw may be used). In this embodiment, the communication passage 16 is disposed at two locations facing the inlet 2 of the body 1. This communication path 16 is disposed so as to face the ball check valve mounted on a vertical pipe or a horizontal pipe, or an appropriate communication path 16 is used depending on other arrangement conditions. Because. The outer opening 14 of the communication path 16 may be closed and opened according to use. Further, the projecting portion of the projecting portion 1a is shaped and arranged so as to secure a bolt / nut tightening space for connecting the flange 13 to the pipe. The connection can be made securely by tightening bolts and nuts in the same manner as in the conventional construction. Further, a foreign matter reservoir 20 of an annular recess is formed around the vicinity of the secondary side of the seat 4 to collect foreign matters such as sand and the seat portion of the seat 4 and the ball valve body 5.
To prevent foreign objects from being caught between them. FIG. 8 shows an example of horizontal piping of a ball check valve, and FIG. 9 shows an example of vertical piping. These drawings show a manhole pump system that discharges the manhole cover 22a and the reservoir fluid 23 in the manhole 22 to the outside, and a pump 24 that repeats pumping and stopping to control the reservoir fluid 23 to a predetermined amount, A discharge pipe 2 for discharging the storage tank fluid 23 pumped to the pump to the outside
7 and a ball check valve 29 for preventing the backflow of the discharged fluid when the pump is stopped between the primary side pipe 26a and the secondary side pipe 26b connected to the discharge pipe 27. In this case, a series of pumping / backflow prevention function units 28 including the pump 24, the pipes 26a and 26b, and the check valve 29 are provided. In the figure, reference numeral 37 denotes an on-off valve disposed on the secondary side of the ball check valve.
Are gate valves, ball valves, etc., which are closed during maintenance. Further, as shown in FIGS. 8 and 9, an open / close valve 19 such as a ball valve is connected to the female screw 17 of the outer opening 14 via an elbow joint. This on-off valve 1
9 is arranged for adjusting the pumping capacity and the air venting amount according to the individual manhole pump system regardless of the horizontal piping shown in FIG. 8 or the vertical piping shown in FIG. Has been established. Next, the operation of the above embodiment will be described. For example, when used in a pump system for a manhole 22, a ball check valve 29 is disposed above the primary side pipe of one or two submersible pumps, and the tank fluid 23 stored in the manhole 22 is always constant. The pump 24 is pumped up by the operation of the pump 24 so that the amount becomes constant.
The ball check valve 29 is closed to prevent backflow. First, when the pump 24 is stopped, when water on the primary side of the ball check valve 29 is drained from the pump or the like, it passes through the communication passage 16 of the ball check valve 29 from the on-off valve 19 and enters the primary side pipe 26a. At the same time, the positive flow of the fluid stops and the ball valve body 5 of the retreat path 6 moves by its own weight along the guide portion 9 and is positioned at the positioning portion 10 a while being guided by the guide portion 10. As a result, the ball valve body 5 is crimped while being guided to the seat portion 4 in an inclined state with the center of gravity slightly moved to the primary side, and at the same time the pressure on the primary side is smaller than the pressure on the secondary side. The non-return function is exhibited by the water head pressure of the secondary pipe 26b, and the ball valve body 5 is securely seated on the seat portion 4. Next, when the pump 24 is driven and pumped, the air in the primary side pipe 26a is extracted outside from the communication passage 16 through the on-off valve 19, so that the pumping capacity is not lowered. When a normal flow of the fluid is generated, the ball valve body is retreated in the direction of the retreat path 6 while being guided by the guide portion 9 away from the seat portion 4, so that the fluid does not cause a large pressure loss, and the secondary from the primary side. And is discharged from the secondary pipe 26b. In this case, as shown in FIGS. 4 and 6, the apex 33 of the center line 32 of the ball valve body 5 intersecting substantially perpendicularly to the fluid flow path direction 31 is opposed to the center line 32. Since the distance gap 35 between the guide portion inner peripheral surface 34 is made larger than the size of the foreign matter 36 such as pebbles mixed in the fluid,
Even if foreign matter 36 such as pebbles flows into the ball check valve and is sandwiched between the ball valve body 5 and the guide portion inner peripheral surface 34, the foreign matter is not removed when the ball valve body 5 is movably dropped by its own weight. The state of being pinched by 36 is avoided, and when the pump is stopped, the ball valve body 5 falls together with the foreign material 36, so that the ball valve body 5 is reliably prevented from being pinched by the foreign material 36. [0027] [0028] As apparent from the above, according to the present invention, according to the present invention, even when containing about 10mm foreign matter between the guide inner peripheral surface of the ball valve body and the body, Foreign matter is not caught between the ball valve body and the guide part, and the ball valve body can always move to the seating part in the body by its own weight over the entire range where the guide part rolls. The function as a ball check valve can be exhibited over a long period of time . In addition, when a ball check valve is placed at the upper part of the primary pipe of the submersible pump of the sewage manhole pump system, even if foreign matter such as pebbles of about 10 mm flows into the ball check valve, Ball without any hindrance
In the entire range where the valve element rolls on the guide part,
The valve body moves smoothly and falls due to its own weight, and the check valve is closed.
Useful effects such as being securely seated in the stop position and sealed
There are fruits.

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明におけるボール逆止弁の一例を示す正面
図である。 【図２】図１の逆止弁を示した縦断面図である。 【図３】図１の逆止弁を示した横断面図である。 【図４】図３の部分断面図である。 【図５】逆止弁の他例を示した横断面図である。 【図６】図５の部分断面図である。 【図７】本発明におけるボール逆止弁のキャップを外し
た状態を示す斜視図である。 【図８】本発明におけるボール逆止弁の水平配管状態を
示した説明図である。 【図９】本発明におけるボール逆止弁の垂直配管状態を
示した説明図である。 【図１０】ボール逆止弁の従来例を示した部分断面図で
ある。 【符号の説明】 １ ボデー ２ 流入口 ３ 流出口 ４ 着座部 ５ ボール弁体 ６ 退避路 ９ ガイド部 ２２ マンホール ２３ 貯槽流体 ３１ 流路方向 ３２ 中心線 ３３ 頂点 ３４ ガイド部内周面 ３５ 距離間隙 ３６ 異物BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a front view showing an example of a ball check valve in the present invention. 2 is a longitudinal sectional view showing the check valve of FIG. 1. FIG. FIG. 3 is a cross-sectional view showing the check valve of FIG. 1; 4 is a partial cross-sectional view of FIG. 3; FIG. 5 is a cross-sectional view showing another example of a check valve. 6 is a partial cross-sectional view of FIG. FIG. 7 is a perspective view showing a state in which the cap of the ball check valve in the present invention is removed. FIG. 8 is an explanatory view showing a horizontal piping state of the ball check valve in the present invention. FIG. 9 is an explanatory view showing a vertical piping state of a ball check valve in the present invention. FIG. 10 is a partial cross-sectional view showing a conventional example of a ball check valve. [Description of Symbols] 1 Body 2 Inlet 3 Outlet 4 Seating part 5 Ball valve body 6 Retraction path 9 Guide part 22 Manhole 23 Reservoir fluid 31 Channel direction 32 Center line 33 Vertex 34 Guide part inner peripheral surface 35 Distance gap 36 Foreign matter

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−132181（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−287670（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−208345（ＪＰ，Ａ) 特開2000−74242（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−231941（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−252909（ＪＰ，Ａ) 特表 平９−505656（ＪＰ，Ａ) 米国特許4687023（ＵＳ，Ａ) 米国特許3105516（ＵＳ，Ａ) 米国特許1700234（ＵＳ，Ａ) 実用新案登録2572854（ＪＰ，Ｙ２) 国際公開00／003168（ＷＯ，Ａ１) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) F16K 15/00 - 15/20 ──────────────────────────────────────────────────── ----- Continuation of the front page (56) References JP-A-11-132181 (JP, A) JP-A-9-287670 (JP, A) JP-A-7-208345 (JP, A) JP-A 2000-74242 (JP, A) JP 10-231941 (JP, A) JP 10-252909 (JP, A) JP 9-505656 (JP, A) US Pat. No. 4,687,303 (US, A) US Pat. US, A) US Patent No. 1700234 (US, A) Utility Model Registration 2572854 (JP, Y2) International Publication 00/003168 (WO, A1) (58) Fields studied (Int.Cl. ⁷ , DB name) F16K 15 / 00-15/20

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 流入口と流出口を有するボデーの流入側
に着座部を設け、この着座部に着座させた球形のボール
弁体をガイド部を介してボデー内の退避路に退避させる
ようにした下水用マンホールポンプシステムに用いるボ
ール逆止弁において、前記ボデーの両側面から流体の流
路方向に対して略垂直方向に交叉するボール弁体の中心
線の頂点と、この中心線が対向するガイド部近傍のボデ
ー内周面との両側の距離間隙を、下水用マンホールの流
体内に混入した最大値１０ｍｍ程度の異物径よりも大き
く形成し、この両側の距離間隙は、前記ボデーの内周側
に向けて突設形成した前記ガイド部から前記距離間隙に
向けてボデー内周面を外方に拡げるようにそれぞれ形成
し、かつ、この両側の距離間隙は、前記ボール弁体が前
記ガイド部にガイドされながら転動する転動範囲全体に
配設したことを特徴とする下水用マンホールポンプシス
テムに用いるボール逆止弁。(57) [Claims] [Claim 1] A seat portion is provided on the inflow side of a body having an inflow port and an outflow port, and a spherical ball valve body seated on the seat portion is inserted into the body through the guide portion. In a ball check valve used in a sewage manhole pump system that is evacuated to an inner evacuation path, a center line of a ball valve body that intersects in a direction substantially perpendicular to a fluid flow path direction from both side surfaces of the body. A distance gap between both sides of the apex and the inner peripheral surface of the body in the vicinity of the guide portion opposite to the center line is formed to be larger than the diameter of a foreign matter having a maximum value of about 10 mm mixed in the fluid of the sewage manhole. The distance gap is formed so that the inner peripheral surface of the body is expanded outwardly from the guide portion protrudingly formed toward the inner peripheral side of the body toward the distance gap, and the distance gap on both sides is The ball valve body Ball check valve used in the sewage manhole pump system, characterized in that disposed over the entire rolling range of roll while being guided by the guide portion.