JP3494921B2 - 磁電変換素子及びその製造方法 - Google Patents

磁電変換素子及びその製造方法

Info

Publication number
JP3494921B2
JP3494921B2 JP15282199A JP15282199A JP3494921B2 JP 3494921 B2 JP3494921 B2 JP 3494921B2 JP 15282199 A JP15282199 A JP 15282199A JP 15282199 A JP15282199 A JP 15282199A JP 3494921 B2 JP3494921 B2 JP 3494921B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
conversion element
magnetoelectric conversion
film
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15282199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000340856A (ja
Inventor
春生 吉永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP15282199A priority Critical patent/JP3494921B2/ja
Publication of JP2000340856A publication Critical patent/JP2000340856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3494921B2 publication Critical patent/JP3494921B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ギア等の
回転数を検出する磁気センサに用いられる磁電変換素子
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家電製品や産業機械、自動車のイ
ンテリジェント化に伴い、各種のセンサ技術が重要なも
のになっている。磁気センサの一つであるホール素子
は、磁界の大きさに応じた電圧信号を出力するものであ
り、非接触型で汚れに強い特徴を持ち、広い分野で応用
されている。例えば、自動車等の車両では、ホール素子
を有する磁気センサをギア等の回転数を検出する回転セ
ンサとして用いている。
【0003】この場合、凹凸のあるギア(被検出対象)
とバイアス磁石との間にホール素子を配置すると、バイ
アス磁石からの外部磁界はホール素子を貫き、ギアの凹
凸面に向かう。すると、ホール素子からは外部磁界の大
きさに応じた電圧信号が出力される。
【0004】ここで、凹凸のあるギアが回転すると、磁
界がギアの凹凸により変化するので、ホール素子を貫く
磁界も変化し、この磁界の変化によりホール素子から取
り出される電圧信号も変化する。従って、電圧信号の変
化によりギアの回転数を検出することができる。
【0005】しかし、ホール素子の感度が低い場合に
は、適切な検出電圧出力が得られなくなる。そこで、従
来では、低磁場でのホール素子の感度を向上させるため
に、集磁体付ホール素子が考案されている。この集磁体
付ホール素子の概略図を図11(a)に、側面図を図1
1(b)に示す。同図からもわかるように、化合物半導
体から構成されるホール素子本体101は、NiZn系
のフェライトからなるサブスレート103上に形成さ
れ、さらに4本のリードフレーム105に入出力端子1
07,108,109,110がそれぞれ接続されてい
る。
【0006】また、ホール素子本体101の上面には、
角形磁性体または円筒形磁性体からなる集磁体としての
トップジャケット111が配置され、このトップジャケ
ット111、サブストレート103及びリードフレーム
は接着剤113により固定されている。そして、トップ
ジャケット111により外部磁界をホール素子本体10
1に集束させることで低磁場でのホール素子の感度を向
上させている。
【0007】また、特開平7−198433号公報には
集磁体付の磁気センサを用いた面積式流量計が記載され
ている。この集磁体付の磁気センサを図12(a),図
12(b)に示す。磁気センサであるホール素子Aの各
感磁面に、パーマロイ合金などの高透磁率のテーパ状の
集磁体127を設けている。そして、マグネットで発生
した磁界を集磁体127で捕捉し、捕捉された磁界を集
磁体127の小経な基部に集束されて感度が大となるの
で、磁界はホール素子の感磁面に集束されてホール素子
の出力が増大される。
【0008】さらに、特開昭59−154085号公報
には磁気抵抗効果素子が記載されている。この公報に記
載された磁気抵抗効果素子は、高透磁率の強磁性体薄膜
よりなる集磁用パタンを、絶縁体薄膜を介して電気的に
絶縁を保ちながら、電気抵抗変化の検出に用いるセンサ
パタンに近接して設置したものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
59−154085号公報に記載された磁気抵抗効果素
子にあっては、磁性体の配置ではセンサ面に水平方向の
磁界に感度を有する強磁性体磁気抵抗素子には有効であ
るが、ホール素子のような素子面に対して鉛直方向に感
度を有するものには有効ではない。
【0010】また、図11,図12に示したホール素子
にあっては、ホール素子に対して後付けで磁性体を貼り
付ける必要があり、センサ全体の厚みが増加してしま
う。また、磁性体を一つ一つホール素子に取り付けなけ
ればならず、その作業が大変であった。さらに、ホール
素子のサイズが小さくなるに従って、磁性体をホール素
子に貼り付けが困難になる。このため、ホール素子の生
産性が悪かった。
【0011】そこで、本出願人は、これらの問題点を解
決したものとして、特願平10−63575号(平成1
0年3月13日出願)に記載された磁電変換素子及びそ
の製造方法を出願済みである。
【0012】この磁電変換素子は、図13に示すよう
に、シリコン基板211と、シリコン基板211の表面
213側に形成され且つ外部磁界の大きさに応じた電気
信号を出力するホール素子部215と、シリコン基板2
11の裏面217側のホール素子部215に対向する部
分で且つホール素子部215の近傍までの部分に、裏面
217からホール素子部215に向かうに従って小径と
なるテーパ状に形成されたエッチング溝219と、この
エッチング溝219の表面上に形成され外部磁界をホー
ル素子部215に集束させる高透磁率の磁性体膜223
とを備える。
【0013】このように構成された磁電変換素子によれ
ば、外部磁界はテーパ状の溝部の表面に形成された磁性
体膜223によりホール素子部215に集束される。す
なわち、ホール素子部215の表面及び裏面に鉛直方向
の磁界を集束させるため、低磁場でのホール素子の感度
が向上する。
【0014】また、シリコン基板211内にホール素子
部215を形成し、エッチング溝219に磁性体膜22
3を最初のシリコン基板211厚みからの大きな厚み増
加はなく、小型化を図ることができる。また、磁性体膜
の形成を含め、シリコン基板に沢山の素子を一度に作成
できるので、ホール素子の生産性が向上する。
【0015】しかしながら、集磁用の磁性体膜223を
形成するためには、蒸着やスパッタ等によって成膜する
が、磁性体単層により磁性体膜223の膜厚を厚くして
いくと、膜の内部応力により磁気特性が劣化していくと
いう問題があった。
【0016】本発明は、磁気特性を劣化させることな
く、磁性体膜の膜厚を厚くして、低磁場での感度を向上
させることができる磁電変換素子及びその製造方法を提
供することを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために以下の構成とした。請求項1の磁電変換素子
の発明は、半導体素子からなるシリコンウェハと、この
シリコンウェハの表面側又は裏面側のいずれか一方の面
側に形成され且つ外部磁界の大きさに応じた電気信号を
出力する磁電変換素子部と、前記シリコンウェハの表面
又は裏面側のいずれか他方の面側の前記磁電変換素子
部に対向するシリコンウェハ部分で且つ前記磁電変換素
子部の近傍までのシリコンウェハ部分に、前記他方の面
から前記磁電変換素子部に向かうに従って小径となるテ
ーパ状に形成された溝部と、この溝部の表面上に形成さ
れ且つ磁性体層と非磁性体層とが交互に複数回積層され
た多層膜からなるとともに前記外部磁界を前記磁電変換
素子部に集束させる第1の磁性体膜とを備えることを特
徴とする。
【0018】請求項1の発明によれば、外部磁界はテー
パ状の溝部の表面に形成された第1の磁性体膜により磁
電変換素子部に集束される。すなわち、磁電変換素子部
の表面及び裏面に鉛直方向の磁界を集束させるため、低
磁場での磁電変換素子の感度が向上する。また、第1の
磁性体膜が磁性体層と非磁性体層とが交互に複数回積層
された多層膜からなるため、膜厚を厚くしても、非磁性
体層が膜の内部応力を緩和でき、これによって、磁気特
性を劣化させることなく、磁性体厚みを厚くできるの
で、集磁体としての効果を得ることができる。
【0019】 請求項2の磁電変換素子の発明は、さら
に、前記シリコンウェハの一方の面上に積層された第1
の絶縁膜と、この第1の絶縁膜の上に積層され且つ前記
磁電変換素子部に対向する位置に配置された前記多層膜
からなる第2の磁性体膜とを備えることを特徴とする。
【0020】請求項2の発明によれば、第1の絶縁膜を
介して磁電変換素子部の上部に多層膜からなる第2の磁
性体膜を配置したので、第1の磁性体膜と第2の磁性体
膜との相乗効果により磁電変換素子部に、より多くの外
部磁界が集束するので、磁電変換素子の感度がさらに向
上する。
【0021】請求項3の発明の磁電変換素子の発明は、
前記磁電変換素子部と前記第1の磁性体膜との間に形成
された第2の絶縁膜を備えることを特徴とする。
【0022】請求項3の発明の磁電変換素子の発明によ
れば、磁電変換素子部と第1の磁性体膜との間に第2の
絶縁膜が形成されているため、第2の絶縁膜のエッチス
トップ効果によって、磁電変換素子部と第1の磁性体膜
との距離の制御性が良くなる。このため、できるだけ磁
電変換素子部の近傍まで第1の磁性体膜を近づけること
ができるので、磁電変換素子の感度がより向上する。
【0023】請求項4の発明の磁電変換素子の発明にお
いて、前記磁性体層は、NiFe層からなり、前記非磁
性体層は、Ti層からなることを特徴とする。
【0024】請求項4の発明によれば、磁性体層が、N
iFe層からなり、非磁性体層が、Ti層からなること
で、磁性体膜の内部応力をより緩和することができ、磁
気特性を劣化させることなく、磁性体膜の厚みを厚くす
ることができるため、集磁体としての効果が大となる。
【0025】請求項5の磁電変換素子の発明において、
前記溝部は、異方性エッチングにより台形溝に形成され
てなることを特徴とする。この発明によれば、異方性エ
ッチングを用いて溝部を台形形状に形成するので、この
溝部に埋め込まれた台形形状の第1の磁性体膜、第2の
磁性体膜により外部磁界が磁電変換素子部に集束されや
すくなる。
【0026】 請求項6の磁電変換素子の製造方法の発
明は、半導体素子からなるシリコンウェハの表面側又は
裏面側のいずれか一方の面側に外部磁界の大きさに応じ
た電気信号を出力する磁電変換素子部を形成する第1の
工程と、前記シリコンウェハの表面側又は裏面側のいず
れか他方の面側の前記磁電変換素子部に対向するシリコ
ウェハ部分で且つ前記磁電変換素子部の近傍までの
リコンウェハ部分に、前記他方の面から前記磁電変換素
子部に向かうに従って小径となるテーパ状の溝部を形成
する第2の工程と、磁性体層と非磁性体層とが交互に複
数回積層された多層膜からなるとともに前記外部磁界を
前記磁電変換素子部に集束させるための第1の磁性体膜
を前記溝部の表面上に形成する第3の工程とを含むこと
を特徴とする。
【0027】 請求項7の磁電変換素子の製造方法の発
明は、さらに、前記シリコンウェハの一方の面上に第1
の絶縁膜を積層する第4の工程と、前記第1の絶縁膜上
の前記磁電変換素子部に対向する位置に前記多層膜から
なる第2の磁性体膜を積層する第5の工程とを含むこと
を特徴とする。
【0028】請求項8の磁電変換素子の製造方法の発明
は、前記磁電変換素子部と前記第1の磁性体膜との間に
第2の絶縁膜を形成する第6の工程を含むことを特徴と
する。請求項9の磁電変換素子の製造方法の発明は、前
記磁性体層は、NiFe層からなり、前記非磁性体層
は、Ti層からなることを特徴とする。請求項10の磁
電変換素子の製造方法の発明は、前記溝部を、異方性エ
ッチングにより台形溝に形成したことを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁電変換素子及び
その製造方法の実施の形態を図面を参照して詳細に説明
する。
【0030】図1に第1の実施の形態の磁電変換素子の
構成図を示す。図1を用いて磁電変換素子の構成を説明
する。磁電変換素子は、シリコンホール素子であり、図
1(a)に示すように、シリコンウェハとしてのシリコ
ン基板11の表面13側に、外部磁界の大きさに応じた
電気信号を出力するホール素子部15が形成されてい
る。
【0031】また、シリコン基板11の裏面17側のホ
ール素子部15に対向する部分で且つホール素子部15
の近傍までの部分には、台形形状のエッチング溝19が
形成されている。
【0032】このエッチング溝19は、4つの傾斜面と
1つの溝底面20からなり、裏面17からホール素子部
15に向かうに従って小径となるテーパ状の台形溝であ
る。このエッチング溝19の表面には外部磁界をホール
素子部15に集束させる高透磁率材料からなるパーマロ
イ、フェライトなどの第1の磁性体膜23が形成されて
いる。
【0033】シリコン基板11の厚みは、例えば、35
0μm〜450μmである。溝底面20とホール素子部
15の下面とのギャップは、例えば、10μm〜50μ
mである。
【0034】また、シリコン基板11の表面上に酸化ケ
イ素(SiO2)またはSiN等の第1の絶縁膜25が
積層され、この第1の絶縁膜25の上で且つホール素子
部15に対向する位置には第2の磁性体膜27が積層さ
れている。さらに、ホール素子部15とエッチング溝1
9の溝底面20との間には酸化ケイ素(SiO2)等の
第2の絶縁膜29が形成されている。
【0035】第1の磁性体膜23及び第2の磁性体膜2
7の各々は、蒸着やスパッタ等により形成され、図1
(b)に示すように、磁性体層31と非磁性体層33と
が交互に複数回積層(例えば5層)された多層膜からな
るとともに外部磁界をホール素子部15に集束させる。
【0036】磁性体層31は、例えば、NiFe層から
なり、その厚みが例えば、約1000Åである。非磁性
体層33は、Ti層からなり、その厚みが例えば、約3
00Åである。なお、非磁性体層33は、チタンの代わ
りにタンタルを用いても良い。また、第1の磁性体膜2
3及び第2の磁性体膜27を多層膜とする代わりに、第
1の磁性体膜23を多層膜とし、第2の磁性体膜27を
単層の磁性体膜としてもよい。
【0037】次に、第1の実施の形態の磁電変換素子の
第1の製造方法を図2を参照して説明する。ここでは、
SOI(Silicon On Insulator)
ウェハ、すなわち、酸化ケイ素(SiO2)である第2
の絶縁膜29が形成されたシリコン基板11を用いた場
合のプロセスフローを説明する。
【0038】まず、図2(a)に示すように、基板にS
OIウェハを用い、第2の絶縁膜29が形成されたシリ
コン基板11の表面13側において、図2(b)に示す
ように、不純物拡散またはエピタキシャル成長によって
ホール素子部15を第2の絶縁膜29の上面まで形成
し、図示しないリード線などの配線を行ってホール素子
を形成する。さらに、図2(c)に示すように、シリコ
ン基板11の表面13の面上に第1の絶縁膜25を積層
する。
【0039】次に、シリコン基板11の裏面17側にお
いて、図2(d)に示すように、裏面17からホール素
子部15に対応する部分で第2の絶縁膜29の下面まで
シリコン異方性エッチングにより台形形状にエッチング
を行い、エッチング溝19を形成する。
【0040】この場合、Siの(100)に近い面方位
のウェハを使用すると、裏面17とエッチング溝19と
のなす角度θは、54.7゜(条件により40〜70
゜)となる。なお、シリコン異方性エッチングについて
は、後で詳細に説明する。
【0041】さらに、図2(e)に示すように、形成さ
れたエッチング溝19の表面上に蒸着等により高透磁率
の第1の磁性体膜23を形成するとともに、第1の絶縁
膜25の上面で且つホール素子部15に対向する位置に
第2の磁性体膜27を積層する。これにより、ホール素
子部15の近傍に第1の磁性体膜23及び第2の磁性体
膜27を配置した集磁体付ホール素子を形成することが
できる。
【0042】次に、第1の実施の形態の磁電変換素子の
第2の製造方法を図3を参照して説明する。ここでは、
SOIウェハの中でも、不純物濃度が良くコントロール
されたシリコン基板11を用いた場合のプロセスフロー
を説明する。
【0043】まず、図3(a)に示すように、基板に不
純物濃度が良くコントロールされたシリコン基板11を
用い、第2の絶縁膜29が形成されたシリコン基板11
の表面13側において、図3(b)に示すように、Si
エッチング処理を行い、ホール素子部15を形成する。
さらに、図3(c)に示すように、ホール素子部15上
面にSiO2やSiO2+SiN等の第1の絶縁膜25を
積層する。
【0044】次に、シリコン基板11の裏面17側にお
いて、図3(d)に示すように、裏面17からホール素
子部15に対応する部分で第2の絶縁膜29の下面まで
シリコン異方性エッチングにより台形形状にエッチング
を行い、エッチング溝19を形成する。
【0045】さらに、図3(e)に示すように、形成さ
れたエッチング溝19の表面上に蒸着等により高透磁率
の第1の磁性体膜23を形成する。これにより、ホール
素子部15の近傍に第1の磁性体膜23を配置した集磁
体付ホール素子を形成することができる。
【0046】このように第1の実施の形態のホール素子
によれば、図示しないバイアス磁石からの外部磁界は、
第1の磁性体膜23及び第2の磁性体膜27により溝底
面20及びギャップを通り、ホール素子部15に集束さ
れる。すなわち、ホール素子部15の表面及び裏面に鉛
直方向の磁界を集束させる。このため、低磁場でのホー
ル素子の感度が向上する。
【0047】また、第1の磁性体膜23及び第2の磁性
体膜27が磁性体層31と非磁性体層33とが交互に複
数回積層された多層膜からなるため、膜厚を厚くして
も、中間層としての非磁性体層33が膜の内部応力を緩
和することがてきる。
【0048】これは、磁性体層31や非磁性体層33の
膜厚を変えることによって、磁性体層に作用する磁気的
結合が変化し、単層の磁性体膜とは異なる磁気的性質を
示すからである。すなわち、磁性膜(磁性体層)と中間
層である非磁性膜(非磁性体層)の膜厚との組み合わせ
によって、B−H曲線が変化する。従って、磁気特性を
劣化させることなく、磁性体厚みを厚くすることができ
るので、集磁体としての効果を得ることができる。
【0049】ここで、図4に薄い単層の磁性体膜の磁気
特性を示し、図5に厚い単層の磁性体膜の磁気特性を示
し、図6に多層の磁性体膜の磁気特性を示す。
【0050】図4に示すB−H曲線では、磁性体膜のN
iFe層が100nmで、Ti層が30nmである薄い
単層であり、磁性体膜が薄い膜であるため、B−H曲線
の立ち上がりが良好で、ほとんどヒステリシスがない。
【0051】また、図5に示すB−H曲線では、磁性体
膜のNiFe層が500nmで、Ti層が30nmであ
る厚い単層であり、NiFe層が厚いため、内部応力が
大きくなる。このため、B−H曲線の立ち上がりが悪化
して、ヒステリシスがでてくるため、磁気特性が劣化す
る。
【0052】一方、図6に示すB−H曲線では、磁性体
膜のNiFe層が100nmで、Ti層が30nmであ
る多層膜(例えば、5層)であり、磁性体膜の膜厚が厚
くても、Ti層が内部応力を緩和する。このため、B−
H曲線の立ち上がりが良好で、ほとんどヒステリシスが
なくなっている。従って、磁気特性を劣化させることな
く、磁性体の膜厚を厚くすることができるので、集磁体
としての効果を得ることができる。すなわち、低磁場で
の感度を向上させることができる。
【0053】また、シリコン異方性エッチング等のIC
プロセスにより、シリコン基板11内にホール素子部1
5を形成し、エッチング溝19に第1の磁性体膜23を
形成するので、最初の基板厚みからの大きな厚み増加が
なく、小型化を図ることができる。
【0054】さらに、第1の磁性体膜23及び第2の磁
性体膜23の形成を含め、シリコン基板11上に沢山の
素子を一度に作成できるので、ホール素子の生産性が向
上する。さらに、シリコン基板11を用いているので、
ホール素子以外の部分に増幅回路等のIC(集積回路)
を組み込むことができる。
【0055】また、第1の絶縁膜25を介してホール素
子部15の上部に第2の磁性体膜27を配置したので、
第1の磁性体膜23と第2の磁性体膜27との相乗効果
によりよりホール素子部15に、より多くの外部磁界が
集束するので、ホール素子の感度がさらに向上すること
ができる。
【0056】さらに、基板にSOIウェハを用いること
により、第2の絶縁膜29のエッチストップ効果によっ
て、ホール素子部15と第1の磁性体膜23との距離の
制御性が良くなる。このため、できるだけホール素子部
15の近傍まで第1の磁性体膜23を近づけることがで
きるので、ホール素子の感度がより向上する。
【0057】図7に第2の実施の形態の磁電変換素子の
構成図を示す。図7に示す磁電変換素子は、図1に示す
磁電変換素子に対して、第2の磁性体膜27が削除され
ている点が異なる。
【0058】このようなホール素子によれば、第1の磁
性体膜23が集磁体として動作し、第1の実施の形態の
ホール素子の効果とほぼ同様な効果が得られる。また、
第2の磁性体膜27がないため、構成を簡素化すること
ができる。
【0059】図8に第3の実施の形態の磁電変換素子の
構成図を示す。図8に示す磁電変換素子は、図1に示す
磁電変換素子に対して、第2の磁性体膜27、第1の絶
縁膜25及び第2の絶縁膜29が削除されている点が異
なる。
【0060】このようなホール素子によれば、第1の磁
性体膜23が集磁体として動作し、第2の磁性体膜2
7、第1の絶縁膜25及び第2の絶縁膜29がないた
め、さらに、構成を簡素化することができる。
【0061】(シリコン異方性エッチング)次に、第1
の実施の形態乃至第3の実施の形態で上げたシリコン異
方性エッチングについて詳細に説明する。シリコン異方
性エッチングとは、ある種のアルカリエッチング液によ
りシリコンを異方的にエッチングするものである。これ
は、エッチング速度がシリコンの結晶面方位によって異
なるためであり、この性質を利用して横方向に狭く縦方
向に深いエッチング溝を作製できる。エッチング液とし
ては、EDP、KOH、N24、NaOH等が上げられ
る。
【0062】図9(a)、図9(b)、図9(c)に
(100)面シリコンウェハのエッチング形状を示す。
(100)面をもつシリコン基板にエッチング用のマス
ク窓を通して深いシリコンエッチングを行ったとき、
(100)面上で(110)方向に配列した4個の辺に
より囲まれたエッチング溝が形成される。
【0063】エッチング窓の形状により、最終的にエッ
チングされる溝の形状が異なる。図9(a)に示すよう
に、エッチング溝41は、任意の形状をしたマスク窓5
1に外接する矩形(長方形)となり、図9(b)に示す
ように、エッチング溝43は、円形のマスク窓53に外
接する矩形(正方形)となる。図9(c)では、一辺が
(110)方向に配列した長方形のマスク窓55を通し
てエッチングを行ったときのエッチング形状を示してい
る。
【0064】図10に(100)面シリコンウェハのエ
ッチング形状断面図を示す。エッチング溝は、(11
1)面に配向した4つの壁により構成される。溝が小さ
いときには、同図の左に示すようにエッチング溝が逆ピ
ラミッドの形状となり、エッチングが自動的に停止す
る。(111)面は基板表面(100)面と54.7度
の傾きをもっているため、このエッチングの深さはエッ
チング溝の一辺の長さに2の平方根を除した値となる。
【0065】また、エッチング溝が大きくなると、同図
の右に示すようにエッチングの底に薄いダイアフラム面
(図1の溝底面20に対応)が形成される。このダイア
フラム面の大きさはエッチング開始時のマスク窓の大き
さよりも、エッチング深さの2の平方根だけ小さい値と
なる。
【0066】なお、本発明は前述した第1の実施の形態
乃至第3の実施の形態に限定されるものではなく、第1
の実施の形態乃至第3の実施の形態を組み合わせて用い
ても良い。
【0067】また、第1の実施の形態乃至第3の実施の
形態では、シリコン基板11にシリコンウェハを用い、
シリコン異方性エッチングを行い、エッチング溝19に
磁性体膜を配置し、シリコンウェハに鉛直方向の磁界を
集束させた。従って、シリコンウェハ上に形成でき、素
子に鉛直な方向に感度があるものであれば、シリコンホ
ール素子以外の磁電変換素子を用いても良い。
【0068】さらに、第1の実施の形態乃至第3の実施
の形態では、エッチング溝19を台形形状としたが、台
形形状に限定されるものではなく、裏面からホール素子
部15に向かうに従って小径となるテーパ状になってい
れば良い。従って、テーパ状の角形溝やテーパ状の円筒
溝などでも良い。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明の磁電変換素子、請求項
6の発明の磁電変換素子の製造方法によれば、外部磁界
はテーパ状の溝部の表面に形成された第1の磁性体膜に
より磁電変換素子部に集束される。すなわち、磁電変換
素子部の表面及び裏面に鉛直方向の磁界を集束させるた
め、低磁場での磁電変換素子の感度が向上する。また、
第1の磁性体膜が磁性体層と非磁性体層とが交互に複数
回積層された多層膜からなるため、膜厚を厚くしても、
中間層としての非磁性体層が膜の内部応力を緩和でき、
これによって、磁気特性を劣化させることなく、磁性体
厚みを厚くできるので、集磁体としての効果を得ること
ができる。
【0070】請求項2の発明の磁電変換素子、請求項7
の発明の磁電変換素子の製造方法によれば、第1の絶縁
膜を介して磁電変換素子部の上部に多層膜からなる第2
の磁性体膜を配置したので、第1の磁性体膜と第2の磁
性体膜との相乗効果により磁電変換素子部に、より多く
の外部磁界が集束するので、磁電変換素子の感度がさら
に向上する。
【0071】請求項3の発明の磁電変換素子、請求項8
の発明の磁電変換素子の製造方法によれば、磁電変換素
子部と第1の磁性体膜との間に第2の絶縁膜が形成され
ているため、第2の絶縁膜のエッチストップ効果によっ
て、磁電変換素子部と第1の磁性体膜との距離の制御性
が良くなる。このため、できるだけ磁電変換素子部の近
傍まで第1の磁性体膜を近づけることができるので、磁
電変換素子の感度がより向上する。
【0072】請求項4の発明の磁電変換素子、請求項9
の発明の磁電変換素子の製造方法によれば、磁性体層
が、NiFe層からなり、非磁性体層が、Ti層からな
ることで、磁性体膜の内部応力をより緩和することがで
き、磁気特性を劣化させることなく、磁性体膜の厚みを
厚くすることができるため、集磁体としての効果が大と
なる。
【0073】請求項5の磁電変換素子の発明、請求項1
0の発明の磁電変換素子の製造方法によれば、異方性エ
ッチングを用いて溝部を台形形状に形成するので、この
溝部に埋め込まれた台形形状の第1の磁性体膜、第2の
磁性体膜により外部磁界が磁電変換素子部に集束されや
すくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の磁電変換素子の構
成図である。
【図2】第1の実施の形態の磁電変換素子の第1の製造
方法を示す図である。
【図3】第1の実施の形態の磁電変換素子の第2の製造
方法を示す図である。
【図4】薄い単層の磁性体膜の磁気特性を示す図であ
る。
【図5】厚い単層の磁性体膜の磁気特性を示す図であ
る。
【図6】多層の磁性体膜の磁気特性を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の磁電変換素子の構
成図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の磁電変換素子の構
成図である。
【図9】(100)面シリコンウェハのエッチング形状
を示す図である。
【図10】(100)面シリコンウェハのエッチング形
状断面図である。
【図11】従来の集磁体付きホール素子の一例を示す構
成図である。
【図12】従来の集磁体付きホール素子の他の例を示す
構成図である。
【図13】従来の磁電変換素子を示す構成図である。
【符号の説明】
11 シリコン基板 13 表面 15 ホール素子部 17 裏面 19 エッチング溝 20 溝底面 23 第1の磁性体膜 25 第1の絶縁膜 27 第2の磁性体膜 29 第2の絶縁膜 31 磁性体層 33 非磁性体層 41,43,45 マスク窓 101 ホール素子本体 103 サブスレート 105 リードフレーム 111 トップジャッケット 113 接着剤 127 集磁体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 43/08 G01R 33/06 H (56)参考文献 特開 平9−129944(JP,A) 特開 平8−236338(JP,A) 特開 平8−36717(JP,A) 特開 昭63−111662(JP,A) 実開 昭62−142862(JP,U) 平成9年度電気関係学会東海支部連合 大会,1997年 9月,p.189 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 43/06 G01R 33/07 G01R 33/09 H01L 43/02 H01L 43/04 H01L 43/08

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子からなるシリコンウェハと、 このシリコンウェハの表面側又は裏面側のいずれか一方
    の面側に形成され且つ外部磁界の大きさに応じた電気信
    号を出力する磁電変換素子部と、 前記シリコンウェハの表面側又は裏面側のいずれか他方
    の面側の前記磁電変換素子部に対向するシリコンウェハ
    部分で且つ前記磁電変換素子部の近傍までのシリコン
    ェハ部分に、前記他方の面から前記磁電変換素子部に向
    かうに従って小径となるテーパ状に形成された溝部と、 この溝部の表面上に形成され且つ磁性体層と非磁性体層
    とが交互に複数回積層された多層膜からなるとともに前
    記外部磁界を前記磁電変換素子部に集束させる第1の磁
    性体膜と、を備えることを特徴とする磁電変換素子。
  2. 【請求項2】 さらに、前記シリコンウェハの一方の面
    上に積層された第1の絶縁膜と、 この第1の絶縁膜の上に積層され且つ前記磁電変換素子
    部に対向する位置に配置された前記多層膜からなる第2
    の磁性体膜と、を備えることを特徴とする請求項1記載
    の磁電変換素子。
  3. 【請求項3】 前記磁電変換素子部と前記第1の磁性体
    膜との間に形成された第2の絶縁膜を備えることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の磁電変換素子。
  4. 【請求項4】 前記磁性体層は、NiFe層からなり、
    前記非磁性体層は、Ti層からなることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の磁電変換素
    子。
  5. 【請求項5】 前記溝部は、異方性エッチングにより台
    形溝に形成されてなることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれか1項記載の磁電変換素子。
  6. 【請求項6】 半導体素子からなるシリコンウェハの表
    面側又は裏面側のいずれか一方の面側に外部磁界の大き
    さに応じた電気信号を出力する磁電変換素子部を形成す
    る第1の工程と、 前記シリコンウェハの表面側又は裏面側のいずれか他方
    の面側の前記磁電変換素子部に対向するシリコンウェハ
    部分で且つ前記磁電変換素子部の近傍までのシリコン
    ェハ部分に、前記他方の面から前記磁電変換素子部に向
    かうに従って小径となるテーパ状の溝部を形成する第2
    の工程と、 磁性体層と非磁性体層とが交互に複数回積層された多層
    膜からなるとともに前記外部磁界を前記磁電変換素子部
    に集束させるための第1の磁性体膜を前記溝部の表面上
    に形成する第3の工程と、を含むことを特徴とする磁電
    変換素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 さらに、前記シリコンウェハの一方の面
    上に第1の絶縁膜を積層する第4の工程と、 前記第1の絶縁膜上の前記磁電変換素子部に対向する位
    置に前記多層膜からなる第2の磁性体膜を積層する第5
    の工程と、を含むことを特徴とする請求項6記載の磁電
    変換素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記磁電変換素子部と前記第1の磁性体
    膜との間に第2の絶縁膜を形成する第6の工程を含むこ
    とを特徴とする請求項6または請求項7記載の磁電変換
    素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記磁性体層は、NiFe層からなり、
    前記非磁性体層は、Ti層からなることを特徴とする請
    求項6乃至請求項8のいずれか1項記載の磁電変換素子
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記溝部を、異方性エッチングにより
    台形溝に形成したことを特徴とする請求項6乃至請求項
    9のいずれか1項記載の磁電変換素子の製造方法。
JP15282199A 1999-05-31 1999-05-31 磁電変換素子及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3494921B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15282199A JP3494921B2 (ja) 1999-05-31 1999-05-31 磁電変換素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15282199A JP3494921B2 (ja) 1999-05-31 1999-05-31 磁電変換素子及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000340856A JP2000340856A (ja) 2000-12-08
JP3494921B2 true JP3494921B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=15548899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15282199A Expired - Fee Related JP3494921B2 (ja) 1999-05-31 1999-05-31 磁電変換素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3494921B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8552720B2 (en) 2008-03-18 2013-10-08 Ricoh Company, Ltd. Mobile information terminal apparatus and magnetic sensor, including magnetoresistive detecting device

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005111597A1 (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 The Circle For The Promotion Of Science And Engineering 磁性微粒子の検出装置
JP5064706B2 (ja) * 2006-03-28 2012-10-31 旭化成エレクトロニクス株式会社 磁気センサ及びその製造方法
JP2007278734A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 磁気センサ及びその製造方法
EP2006700B1 (en) 2006-04-13 2015-12-30 Asahi Kasei EMD Corporation Magnetic sensor and method for fabricating the same
JP5064732B2 (ja) * 2006-07-12 2012-10-31 旭化成エレクトロニクス株式会社 磁気センサ及びその製造方法
EP2333573B1 (en) 2009-11-30 2012-10-24 STMicroelectronics Srl Integrated magnetic sensor for detecting horizontal magnetic fields and manufacturing process thereof
IT1397983B1 (it) * 2010-02-05 2013-02-04 St Microelectronics Srl Sensore magnetico integrato di rilevamento di campi magnetici verticali e relativo procedimento di fabbricazione
CN102645565B (zh) * 2012-04-28 2014-08-13 中国科学院上海微***与信息技术研究所 一种微机械磁场传感器及其制备方法
US9209385B2 (en) 2013-02-04 2015-12-08 Stmicroelectronics S.R.L. Magnetic sensor integrated in a chip for detecting magnetic fields perpendicular to the chip and manufacturing process thereof
KR101768254B1 (ko) * 2013-06-12 2017-08-16 매그나칩 반도체 유한회사 반도체 기반의 자기 센서 및 그 제조 방법
JP6747836B2 (ja) * 2016-03-23 2020-08-26 アルプスアルパイン株式会社 磁気センサおよびその製造方法
JP2017181059A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 Tdk株式会社 磁気センサ用モジュール
JP7070020B2 (ja) * 2018-04-20 2022-05-18 Tdk株式会社 磁路形成部材及びこれを用いた磁気センサ

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
平成9年度電気関係学会東海支部連合大会,1997年 9月,p.189

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8552720B2 (en) 2008-03-18 2013-10-08 Ricoh Company, Ltd. Mobile information terminal apparatus and magnetic sensor, including magnetoresistive detecting device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000340856A (ja) 2000-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3494921B2 (ja) 磁電変換素子及びその製造方法
US7557562B2 (en) Inverted magnetic isolator
JP3544141B2 (ja) 磁気検出素子および磁気検出装置
JP6496005B2 (ja) モノシリック3次元磁界センサ及びその製造方法
JP3545074B2 (ja) 半導体基板に集積される磁気検出素子及び磁気検出モジュール
KR100660596B1 (ko) 자기 임피던스 소자, 그를 이용한 센서 장치 및 그 제조방법
US7208947B2 (en) Fluxgate sensor integrated in a semiconductor substrate and method for manufacturing the same
CN102147452B (zh) 磁场传感器
US20020142490A1 (en) Magnetic sensor and method of producing the same
US6191581B1 (en) Planar thin-film magnetic field sensor for determining directional magnetic fields
JP2014512003A (ja) シングルチッププッシュプルブリッジ型磁界センサ
TW201527726A (zh) 應變感測元件、壓力感測器、麥克風、血壓感測器及觸控面板
US6650112B2 (en) Magnetics impedance element having a thin film magnetics core
JP2015061057A (ja) 歪検知素子、圧力センサ、マイクロフォン、血圧センサ及びタッチパネル
JP2000349363A (ja) 磁電変換素子及びその製造方法
JP3093813B2 (ja) 磁気センサ
JPH11261131A (ja) 磁電変換素子及びその製造方法
JP3260921B2 (ja) 可動体変位検出装置
EP1345038A2 (en) Fluxgate sensor integrated in semiconductor substrate and method for manufacturing the same
CN110865321A (zh) 一种具有磁闭环调制效应的磁传感材料堆层结构及其制备方法
JP2022510249A (ja) 異常ホール効果を利用する磁気センサ、ホールセンサおよびホールセンサの製造方法
US11686786B2 (en) Magnetic sensor
JP6470353B2 (ja) 歪検知素子、センサ、マイクロフォン、血圧センサ及びタッチパネル
CN115856725A (zh) 磁传感器
JP6739219B2 (ja) 磁気センサ及び磁界検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees