JP3494633B2 - 調査採水装置 - Google Patents

調査採水装置

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JP3494633B2 JP2001214068A JP2001214068A JP3494633B2 JP 3494633 B2 JP3494633 B2 JP 3494633B2 JP 2001214068 A JP2001214068 A JP 2001214068A JP 2001214068 A JP2001214068 A JP 2001214068A JP 3494633 B2 JP3494633 B2 JP 3494633B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダムや湖沼、海
洋、あるいはボーリング穴などから採水する装置に関
し、特に深度如何に拘わらず一度の垂下作業で複数深さ
位置の個別採水を可能とし、また水底の土壌採取をも同
時に行なうことができる優れた調査採水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダムや湖沼、海洋などから調査用
に採水する場合、専用の採水容器をロープで垂下し、目
的の深度に達したとき採水容器を操作し、容器を満たし
て引き上げることにより行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の採水方法では、同一場所で深さの違う複数の
サンプルを必要とする場合、何度も同一作業を行なう必
要があり、大変手間がかかるという問題があった。ま
た、その水底土壌を採取する場合は、採水と同時にはで
きないので、別工程を設けて行なわなければならず、2
重の手間が掛かり余分な費用と時間が必要になるなどの
問題があった。また、ボーリング穴などから採水する場
合はエアーリフト等により行なっているが、深くなると
装置や手間が大掛かりとなるという問題があった。
【0004】本発明は、上述のような従来の問題点を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、深度如何に拘わらず一度の垂下作業で複数位置の個
別採水を可能とし、水底の土壌採取をも同時に行なうこ
とができ、また、ボーリング穴などから容易に希望位
置,範囲の採水ができる優れた調査採水装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明請求項1記載の調査採水装置にあっては、上
部に空気抜きを有し水中に垂下される採水用ホースと、
前記採水用ホースの先端部に配置され該採水用ホース内
に流体を導入する逆止弁と、からなり、前記採水用ホー
スが、所定長さ毎に密栓可能な排水口を周壁部に備えて
ることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の調査採水装置にあっては、
請求項1に記載の調査採水装置において、採水用ホース
が、複数の単位ホースをジョイントで接続して延設さ
れ、密栓可能な排水口を該ジョイントの周壁部に備え
いることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の調査採水装置にあっては、
請求項2に記載の調査採水装置において、ジョイント
が、一対の単位ホースのうち上方に配置される単位ホー
スの下端に固定された上ホース用ジョイント部と、下方
に配置される単位ホースの上端に固定された下ホース用
ジョイント部を着脱して連設可能に形成され、かつ上ホ
ース内に流体を導入する逆止弁と密栓可能な排水口が前
記上ホース用ジョイント部に設けられたことを特徴とす
る。
【0008】請求項4記載の調査採水装置にあっては、
請求項3に記載の調査採水装置において、単位ホースが
少なくとも下端側を着脱自在に密閉するキャップを備え
ていることを特徴とする。
【0009】請求項5記載の調査採水装置にあっては、
請求項1ないし請求項4の内いずれかの項に記載の調査
採水装置において、逆止弁が、環状の弁座と、該弁座を
介して流入する水流で前記弁座から離脱して容易に水流
に沿い得る薄い円盤状に形成された弁体とよりなり、か
つ前記弁体は流体の静止時または逆流時には容易に前記
弁座を閉塞するように該流体より比重の大きい材質にて
形成されていることを特徴とする。
【0010】請求項6記載の調査採水装置にあっては、
請求項1ないし請求項の内いずれかの項に記載の調査
採水装置において、採水用ホースの先端部にサンプラー
が接続されており、該採水用ホースは先端部の逆止弁を
介して前記サンプラーに連通されていることを特徴とす
る。
【0011】
【作用および効果】本発明請求項1に記載の調査採水装
置にあっては、調査地点において採水用ホースを水中に
垂下させる。採水用ホースが長尺の場合はワイヤロープ
で支持しながら垂下させる。採水用ホースの垂下操作
中、採水用ホース内の空気は上部から抜けるから、ホー
ス内の水位は下がることなく常に大気側の水位と同一レ
ベルを保持する。採水用ホース先端部が所定の深度まで
到達した後、該採水用ホースを引き上げることにより、
ホース内の水が下端から流出するのを逆止弁が防止し、
深度ゼロから所定の深度までの水または海水などの流体
を採水用ホース内に採取することができる。前記採水用
ホースに対し、排水口を採取したい所定深度毎の複数
置に設けて置くことにより、水中から排水口が現れた時
点で開栓し容器などに排出させることにより、必要な深
度の水または海水などの流体、所定深度毎に採水す
ことができる。
【0012】したがって、本発明では、ダム、湖沼、海
洋などにおいて所定の深度毎の水または海水などの流体
を、水位の順に、乱すことなく一度の操作で簡単に採水
することができる。構造は極めて簡単であり、正確な採
水を短時間で行なうことができる。
【0013】請求項および請求項に記載の調査採水
装置にあっては、採水用ホースは複数の単位ホースをジ
ョイントして連設され、そのジョイント部には排水口を
有しているから、水中の所定の深度まで延設した後、引
き上げに際しジョイントのピッチ毎に採水することがで
きる。従って本発明では、単位ホースを調査内容に適し
た長さ、例えば1mとする設定により、細かな採水を行
なって緻密な解析を簡単に行なうことができるという効
果が得られる。
【0014】請求項に記載の調査用採水装置にあって
は、ジョイントを分離すると、単位ホース毎に分割され
る。単位ホースの下方にあるジョイント部分には逆止弁
があるから、内部の水はその状態で保持される。少なく
ともその逆止弁側にキャップをしておくとショック等が
あっても安全に保持することができる。従って、本発明
では、採水用ホースを引き上げ時に、排水口が現れる
毎、一々別容器に取り出すことなく単位ホース毎まとめ
ておいて後処理できるから、大深度などで採水ポイント
が多数あっても作業を効率的に行なうことができるし、
現場への別容器の搬入、搬出などの手間を省くことがで
きるなどの効果が得られる。
【0015】請求項記載の調査用採水装置にあって
は、逆止弁の薄い弁体が、採水用ホース内に流入する流
水に沿い得るから流入の邪魔をせず、ただ単に採水用ホ
ースで水面の一部分を深い方向に間仕切るようにしてい
き、ホース内にできるだけ静かに採取できる。また、採
取用ホースの引き上げに際しては流体より重い弁体が直
ちに弁座に着座することになる。従って、本発明では、
採水用ホース内の水位を押し下げず、また引き上げ時に
は下方へ漏水させることなく、できるだけ静かに自然の
状態を乱さないようにして採水することができるという
効果が得られる。
【0016】請求項に記載の調査採水装置にあって
は、採水用ホースの先端にサンプラーが接続された構成
となっているから、サンプラーが水底に押し込まれるま
で採取用ホースを垂下させることにより、まず、サンプ
ラーが水面下に下がる時、該サンプラーを介して採水用
ホース内に水面が連通し、そのままホース内に採水さ
れ、サンプラーが着底後はそのまま連続して土壌をサン
プラー内に採取する。従って、本発明では、採水とその
水底の土壌の採取を、一つの作業で連続して行なうこと
ができる。また、単純な一つの装置で実施できるから、
現場での足場作りや段取りが簡単となるし、人手や費用
の低減を図ることができるなどの効果が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1を図
面により説明する。図1は本実施の形態の調査採水装置
を示しており、(イ)は装置図、(ロ)はジョイント取
付け部を示す断面図、(ハ)はサンプラーと採水用ホー
スの連結部および逆止弁回りを示す断面図である。
【0018】1は採水用ホースであり、所定長さ、例え
ば長さ10mの単位ホース2をジョイント3で連設して
長尺に形成されている。4は巻取りドラムであり、採水
用ホース1の巻き始め部(即ちこのホースの上端部とな
る)は、図示しないが開口させ空気抜き孔となしてい
る。ホース材質は丈夫で可撓性があるもので、条件が許
せば透明ホースを使用することもできる。前記ジョイン
ト3は、上下に有する小径部5にそれぞれ単位ホース2
を挿入し締め付け具6で締め付け固定することにより各
単位ホース2を連設しており、中央大径部には排水口7
が開設され、ねじ付栓8で密栓するようになっている。
作業時、このねじ付栓8を開栓することにより、上方か
らこのレベル(ライン9で示す)まで排水することがで
きるようになっている。
【0019】前記採水用ホース1の下端にはサンプラー
10が連設されている。連設部の構造は前記ジョイント
3の単位ホース2との接続と同様と成っている。前記サ
ンプラー10は、サンプラーヘッド11に外殻となる鋼
管12を螺合し、該鋼管12に透明プラスチックス製の
内管13を内挿する2重管に形成されている。また、前
記サンプラーヘッド11の上部には、前記内管13を上
部の採水用ホース1と連通可能とする連通口14が開設
されている。図2は調査採水装置の使用状態を示す説明
図であり、図中15は内管下端側に配置した落下防止弁
である。
【0020】16は逆止弁であり、前記連通口14を設
けたサンプラーヘッド11の上端面にOリングを嵌め込
んで弁座17とし、該弁座17上に水より比重の大きい
材質、例えば真鍮の薄板で単位ホース2の内径よりわず
かに小さな外径を有する円盤状に形成した弁体18が自
由状態で載置された構造と成っている。
【0021】前記調査採水装置は図示しないウインチに
て操作される。図中19はこのウインチで巻取られるワ
イヤロープであり、前記サンプラー10の上端部に連結
されている。このサンプラー10が重錘の役を兼用して
おり、前記ワイヤロープ19によりサンプラー10の重
量が採水用ホース1に作用しないように成っている。
【0022】次に本実施の形態1の調査採水装置による
作用を説明する。まず、予め採水用ホース1は巻取りド
ラム4に巻取った状態と成っており、調査地点におい
て、前記ワイヤロープ19の巻き降ろしに同調して採水
用ホース1がサンプラー10側から巻き降ろされる。採
水用ホース1の巻き降ろし操作中、サンプラー10の先
端部が着水しこのサンプラー10が水中に移行するに従
って、このサンプラー10および採水用ホースの全長に
対し、内部の空気が押し上げられる状態となるが、この
空気は採水用ホース1の上端開口部から抜けるから、ホ
ース内の水位は押し下げられることなく常に大気側の水
位と同一レベルを保持する。
【0023】また、サンプラー10の上端に達した水位
は連通口14を介し弁座17に達し弁体18を押し上げ
る。この弁体18は薄い円盤状であることから、水流に
沿って向きを変え、水の流入を妨げない。尚、実際は水
位は一定位置にあり逆止弁16側が変位し水面から水中
に没して行くのであるが、相対的に見て逆止弁16に対
して水位が上昇する記載としている。先端部のサンプラ
ー10が着底すると、水底が軟質な堆積物などであると
自重によって漸次降下し内管13の全長に亘って採取す
ることができる。また、採水用ホース1内では、水流の
停止した時点で弁体18が沈み込んで弁座17に着座
し、この弁座17を閉塞した状態となる。また、採水用
ホース1内では、水位が大気側の水位と同一レベルと成
っている。
【0024】採水用ホース1を所定長さ巻き降ろした
後、直ちにこの採水用ホース1を巻き上げる。この巻上
時には、サンプラー内の落下防止弁15が閉じて堆積物
21を内管13内に保持し、ホース内の水が下端から流
出するのを逆止弁16が防止した状態となってそのまま
上方に持ち上げる。この採水用ホース1の巻上中にジョ
イント3が10m毎に現れてくるから、その都度、ねじ
付栓8を開栓し採水22を別容器20に移し替える。最
後のサンプラー10が持ち上がると、内管13を取り出
すことで内管ごと保管することができる。
【0025】以上説明してきたように、本実施の形態1
の調査採水装置では、採水用ホース1を所定水深まで巻
き下げ、そしてすぐ巻き上げるだけで、採水と堆積物の
採取を同時に行なうことができる。しかも、10m深く
なる毎の個別の採水を、一度の操作だけで深度の状態通
りに、乱すことなく行なうことができる。大深度に対し
ても同様である。構造は極めて簡単で操作も簡単に行な
うことができる。採水量はホース径を変えるだけで簡単
に変更することができる。逆止弁16は構造簡単で場所
も取らず、しかも機敏に作用することができる。
【0026】次に、実施の形態2を説明する。尚、本実
施の形態2において、前記実施の形態1と同一構成部分
には同一の符号を付してその具体的な説明は省略する。
図3はサンプラー10に落錘23をセットした状態を示
している。前記落錘23は、二つ割りの部品を採水用ホ
ース1の回りに合わせて摺動自在に装着させたもので、
ワイヤロープ24で持ち上げサンプラー10の上に落下
させるように成っている。この実施の形態2では、堆積
物21が固い場合でも容易に採取できるという効果が得
られる。
【0027】次に、実施の形態3を説明する。尚、本実
施の形態3において、前記実施の形態1〜2と同一構成
部分には同一の符号を付してその具体的な説明は省略す
る。図4(イ)は実施の形態1で説明した採水用ホース
1において、ジョイント3を1mピッチに設けた状態を
示している。つまり、排水口7を1mピッチとしている
ことに特徴がある。この実施の形態3では、1mピッチ
毎に採水し、きめ細かな分析を行なうことができるとい
う効果が得られる。この長さおよびホース径は任意に設
定できるものである。
【0028】次に、実施の形態4を説明する。尚、本実
施の形態4において、前記実施の形態1〜3と同一構成
部分には同一の符号を付してその具体的な説明は省略す
る。図4(ロ)は本実施の形態4のジョイント構造を示
しており、前記実施の形態3の採水用ホース1におい
て、ジョイントを逆止弁を備えた分離式のジョイント3
0としたことに特徴がある。前記ジョイント30は、一
対の単位ホースのうち上方に配置される単位ホース2の
下端に固定された上ホース用ジョイント部30aと、下
方に配置される単位ホース2の上端に固定された下ホー
ス用ジョイント部30bをねじ部31で着脱して連設可
能に形成され、逆止弁16と排水口7は前記上ホース用
ジョイント部30aに設けられている。図4(ハ)は前
記ジョイント30を分離し上ホース用ジョイント部30
aと下ホース用ジョイント部30bにねじ部を利用して
雄ねじまたは雌ねじを備えたキャップ32を螺合させて
密閉した状態を示している。従って、本実施の形態4で
は、図4(ロ)の採水用ホース1を引き上げ時に、排水
口7が現れる毎、採水したものを一々別容器に取り出す
ことなく分割したら直ちに単位ホースの両端をキャップ
で密閉し、その単位ホース毎まとめておいて後処理でき
るから、大深度などで採水ポイントが多数あっても作業
を効率的に行なうことができるし、現場への別容器の搬
入、搬出などの手間を省くことができるなどの効果が得
られる。
【0029】次に、実施の形態5を説明する。尚、本実
施の形態5において、前記実施の形態1〜4と同一構成
部分には同一の符号を付してその具体的な説明は省略す
る。図5は本実施の形態5のボーリング穴からの採水方
法の1例を示しており、パッカー35と前記実施の形態
3の採水用ホース1を使用して限定した範囲の採水を行
なうことに特徴がある。まず、図5(イ)に示すよう
に、ボーリング穴35にロッド36を挿入しその先端に
設けたパッカー37を設定位置38の上部位置にセット
する。このパッカー37に送気して膨大させることによ
り、パッカー37から上方を不採水区間39、パッカー
37から下方を採水区間40として上下を隔離する。4
1はケーシングである。次に、図5(ロ)、(ハ)に示
すように、設定位置38まで採水用ホース1または他の
吸水ホースを挿入し不採水区間39から排水する。不採
水区間39の排水が終了後、図5(ニ)に示すように、
採水用ホース1を採水区間40の下端まで挿入し、その
まま引き上げることにより、採水区間40の全区間に亘
って乱すことなく採水することができる。この実施の形
態5では、例えば100mの不採水区間39の下方10
mの採水区間から1mピッチ毎に採水することを簡単な
設備で容易に行なうことができ、地下水脈のきめ細かな
分析を短時間で経済的、効率的に行なうことができると
いう効果が得られる。作業工程は上記に限らず、採取条
件、地質などによってはケーシング41を不要とするこ
ともできる。また、採水用ホースを110m伸ばすので
なく12〜13mの採水用ホースをロープで吊り下げて
採水することもできる。
【0030】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限定され
るものではない。例えば、単位ホース2のジョイントへ
の固定方法は任意に設定することができる。また、ジョ
イントの分離方式も任意であり、例えばユニオン継ぎ手
方式としてもよい。本発明の調査採水装置は、ダム、海
洋などに限らず、湖沼、巨大なタンク、タンカー等の底
部に貯留した流体なども簡単に採取し、安全に調査を行
なうことができる。採水はホースで行なうとしたが、ジ
ョイントを分離式とした場合、硬質のパイプ等を使用し
てもよい。この場合は垂下、あるいは引き上げに際し接
続、あるいは分割することにより巻取りドラムを不要と
する。排水口7はジョイント3に設けるとしたが、ホー
スの壁面に少し厚い座を設けるなどしてホース自体に設
けることもできる。この場合は単位ホースでなくとも長
尺なホースとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本発明実施の形態1の調査採水装置を
示す装置図、(ロ)は同ジョイント取付け部を示す断面
図、(ハ)はサンプラーと採水用ホースの連結部および
逆止弁回りを示す断面図である。
【図2】実施の形態1の調査採水装置の使用状態を示す
説明図である。
【図3】実施の形態2のサンプラーに落錘をセットした
状態を示す説明図である。
【図4】(イ)は実施の形態3の排水口を短ピッチにし
た採水用ホースを示す説明図であり、(ロ)、(ハ)は
実施の形態4の採水用ホースを分割式にした状態を示す
説明図である。
【図5】実施の形態5のボーリング穴からの採取方法を
(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)の順に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 採水用ホース 2 単位ホース 3 ジョイント 7 排水口 8 排水口用のねじ付栓 10 サンプラー 14 サンプラーと採水用ホースの連通口 16 逆止弁 17 逆止弁の弁座 18 逆止弁の弁体 30 ジョイント 30a 上ホース用ジョイント部 30b 下ホース用ジョイント部 31 ねじ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21B 25/00 - 43/00 E02D 1/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に空気抜きを有し水中に垂下される
    採水用ホースと、 前記採水用ホースの先端部に配置され該採水用ホース内
    に流体を導入する逆止弁と、からなり、 前記採水用ホースが、所定長さ毎に密栓可能な排水口を
    周壁部に備えてい ることを特徴とする調査採水装置。
  2. 【請求項2】 採水用ホースが、複数の単位ホースをジ
    ョイントで接続して延設され、密栓可能な排水口を該ジ
    ョイントの周壁部に備えていることを特徴とする請求項
    1に記載の調査採水装置。
  3. 【請求項3】 ジョイントが、一対の単位ホースのうち
    上方に配置される単位ホースの下端に固定された上ホー
    ス用ジョイント部と、下方に配置される単位ホースの上
    端に固定された下ホース用ジョイント部を着脱して連設
    可能に形成され、かつ上ホース内に流体を導入する逆止
    弁と密栓可能な排水口が前記上ホース用ジョイント部に
    設けられたことを特徴とする請求項2に記載の調査採水
    装置。
  4. 【請求項4】 単位ホースが少なくとも下端側を着脱自
    在に密閉するキャップを備えていることを特徴とする請
    求項3に記載の調査採水装置。
  5. 【請求項5】 逆止弁が、環状の弁座と、該弁座を介し
    て流入する水流で前記弁座から離脱して容易に水流に沿
    い得る薄い円盤状に形成された弁体とよりなり、かつ前
    記弁体は流体の静止時または逆流時には容易に前記弁座
    を閉塞するように該流体より比重の大きい材質にて形成
    されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の
    内いずれかの項に記載の調査採水装置。
  6. 【請求項6】 採水用ホースの先端部にサンプラーが接
    続されており、該採水用ホースは先端部の逆止弁を介し
    て前記サンプラーに連通されていることを特徴とする請
    求項1ないし請求項の内いずれかの項に記載の調査採
    水装置。
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