JP3493886B2 - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP3493886B2
JP3493886B2 JP10126996A JP10126996A JP3493886B2 JP 3493886 B2 JP3493886 B2 JP 3493886B2 JP 10126996 A JP10126996 A JP 10126996A JP 10126996 A JP10126996 A JP 10126996A JP 3493886 B2 JP3493886 B2 JP 3493886B2
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宣之 沖須
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体に対して斜
め方向から見た画像を正面方向から見た画像に補正して
撮影することのできるデジタルカメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば会議場においては、通常、ホワイ
トボードに対して斜め方向となる位置に参加者の座席が
配置されるので、座席を移動することなくホワイトボー
ドに描かれた図や文字等を撮影すると、撮影画像が斜め
画像となり、その図形や文字等の判読が困難となる。か
かる斜め画像の不具合を回避するには、ホワイトボード
に対して正面位置まで撮影位置を移動させる必要がある
が、会議中に撮影位置を移動することは困難であるか
ら、カメラに斜め画像を擬似的な正面画像に補正して撮
影し得る機能が設けられていると極めて便利である。
【0003】従来、上記斜め撮影画像を擬似的な正面撮
影画像に補正する技術が種々提案されている。
【0004】例えば特開昭57−129080号公報に
は、入力画像で所定箇所の位置を検出又は指定し、この
位置が本来存在すべき撮像面の位置に対する正規化係数
を求め、この係数に基づいて入力画像に座標変換を施す
ことにより画像歪を補正する方法が示されている。
【0005】また、特開平3−94383号公報には、
既知の固定形状を想定し、この固定形状内に入力画像を
配し、この固定形状の変形状態から変換係数を求め、こ
の係数に基づいて入力画像に対する変換処理を施すこと
により斜め撮影画像を補正する方法が示されている。
【0006】また、特開平5−101221号公報に
は、被写体面に直交格子を重ね合わせてこの直交格子点
の空間座標を求め、撮像面に設けられた座標系に直交変
換を施して射影し、この射影点の輝度が対応する撮像面
における格子点の輝度になるようにオフセット演算する
ことにより斜め撮影画像を補正する方法が示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載のものは、いずれも斜め撮影画像を補正する際、補
正演算のための所要の情報を入力しなければならず、簡
単な操作で斜め撮影画像を擬似的な正面撮影画像に補正
して撮影することは困難になっている。
【0008】すなわち、上記特開昭57−129080
号公報のものは、斜め撮影画像を補正する際、座標変換
係数を演算するために入力画像の複数箇所の位置を指定
しなければならず、上記特開平3−94383号公報の
ものは、撮影対象の画像を形状が既知の固定形状の画像
内に配置する必要があり、上記特開平5−101221
号公報のものは、被写体面に直交格子を重ね合わせ、各
格子点を射影することにより各格子点の2次元座標を入
力しなければならず、かかる操作を写真撮影で行なわせ
ることは極めて困難である。
【0009】また、上記公報のものは、斜め撮影画像を
座標変換して擬似的な正面撮影画像に補正しているの
で、補正処理が複雑で、迅速処理も困難である。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、簡単な操作で斜め撮影画像を正面撮影画像に迅
速に補正して撮影することのできるデジタルカメラを提
供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の光電変
換素子を有する撮像手段により被写体光像を画像信号に
光電変換して取り込むデジタルカメラにおいて、被写体
までの距離を測定する測距手段と、上記測距手段により
測定された距離及び上記撮像手段の撮像面と被写体面と
のなす角度に基づき上記撮像手段で撮像された上記被写
体の斜め撮影画像を擬似的な正面撮影画像に補正する補
正手段とを備えたものである(請求項1)。
【0012】上記構成によれば、撮像手段の撮像面に対
して角度θで被写体面を傾斜させた状態で撮影された斜
め撮影画像は、傾斜角θと測距手段で検出された被写体
距離Dとに基づいて被写体を正面から撮影した正面撮影
画像に補正される。
【0013】また、本発明は、上記デジタルカメラにお
いて、上記補正手段は、上記撮像手段の撮像面と被写体
面とのなす角度及び上記測距手段により測定された距離
に基づき上記撮像手段の撮像面における被写体距離の分
布を演算し、この被写体距離分布に基づき斜め撮影画像
を構成する画素データを補正するものである(請求項
2)。
【0014】上記構成によれば、傾斜角θと測距手段で
検出された被写体距離Dとに基づいて撮像手段の撮像面
における被写体距離Dの分布が演算され、撮像手段の各
画素位置に対応する被写体距離Dに基づいてその画素位
置のデータを補正することにより斜め撮影画像が擬似的
な正面撮影画像に補正される。
【0015】また、請求項1記載のデジタルカメラにお
いて、さらに上記撮像手段の撮像面と被写体面とのなす
角度を設定する角度設定手段を備えるのが好ましい(請
求項3)。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るデジタルカ
メラの外観を示す斜視図である。
【0017】同図に示すカメラ1は、撮像素子としてC
CDエリアセンサを備え、このCCDエリアセンサで撮
像された画像データが、図略のPCMCIA準拠のハー
ドディスクカードに記録されるようになっている。ま
た、カメラ1は、CCDエリアセンサの撮像面と被写体
面とが平行でない被写体の画像(以下、斜め画像とい
う。)を撮像面と被写体面とが平行な被写体の画像(以
下、正面画像という。)に補正(以下、この補正を斜め
撮影補正という。)する機能を備えている。
【0018】すなわち、例えば図3に示すように、ホワ
イトボード16に対して左斜め前方位置(イ)からこの
ホワイトボード16に描かれた文字や図等を通常の撮影
モードで撮影した場合、撮影画像は、撮影画面内の被写
体距離の分布が異なることに起因して、図4(a)に示
すように、右端側の寸法が左端側の寸法より小さくなる
斜め画像Kとなるが、後述する斜め撮影補正モードで撮
影した場合は、上記斜め画像Kを、図4(b)に示すよ
うに、ほぼホワイトボード16の正面位置(ロ)から撮
影したような正面画像K′に補正するものである。
【0019】ここで、斜め撮影補正の原理について簡単
に説明する。なお、説明の便宜上、一次元の画像につい
て説明する。
【0020】図5は、カメラ1の光学系の概略構成図で
ある。カメラ1の光学系は、撮影レンズ2の結像位置に
横長長方形のCCDエリアセンサ18(以下、CCD1
8と略称する。)が配置され、この撮像レンズ2とCC
D18との間に絞り17が配設されている。ホワイトボ
ード16に描かれた図等の光像は撮影レンズ2及び絞り
17を透過した後、CCD18の撮像面に結像される。
【0021】図6は、斜め撮影における撮像系を真上か
ら見た図で、ホワイトボード16の表示面(以下、被写
体面という。)とCCD18の撮像面とが角度θ(以
下、傾斜角θという。)だけ傾いている場合の撮像系を
示している。
【0022】図6において、Lは撮影レンズ2の光軸で
ある。また、N0,N1,N2はそれぞれホワイトボー
ド16上の点P,F,Gを通るCCD18の撮像面に平
行な線分であり、N3はCCD18の撮像面上の点Aを
通る被写体面(線分FG)に平行な線分である。点Oは
撮影レンズ2のレンズ面と光軸Lとの交点、点Qは線分
N1と光軸Lとの交点、点Rは線分N2と光軸Lとの交
点であり、D,Eはそれぞれ線分N0と線分BFの延長
線及び線分GCとの交点である。また、点B′C′はそ
れぞれ線分N3と線分FB及び線分GCの延長線との交
点である。
【0023】ホワイトボード16上のFG間の光像はC
CD18の撮像面のBC間に結像するが、撮像面と被写
体面とは傾斜角θで傾いているので、CCD18の撮像
面に結像された光像BCは等価的にDE間の画像をCC
D18の撮像面に投影したものとなっている。CCD1
8の撮像面におけるA,B,Cの各点での撮影倍率をそ
れぞれmA,mB,mC、被写体距離をそれぞれDA(=O
P),DB(=OQ),DC(=OR)とすると、mB
A・OP/OQ=mA・DA/DB、mC=mA・OP/O
R=mA・DA/DCであるから、mB>mA>mCとなり、
撮像面に結像される光像は、図4(a)に示すような斜
め画像Kとなり、光像BCの内、完全に焦点が合ってい
るのはA点(光軸Lと撮像面との交点)のみとなってい
る。
【0024】斜め撮影補正は投影像DEの撮像画像(画
像BCに相当)を投影像FGの撮像画像(画像B′C′
に相当)に補正するもので、この補正はCCD18の撮
像面におけるAC間の各点での撮影倍率mi(i=3,
4,…n)及びBA間の各点での撮影倍率mi′(i=
3,4,…n)を求め、この撮影倍率mi,mi′に基づ
き光像BCの撮像画像の各点の拡大又は縮小を行なうこ
とにより行われる。
【0025】CCD18の撮像面におけるBA間の任意
の点における被写体距離をDi、その点の撮影画角(そ
の点及び点Oを通る線分と光軸Lとのなす角度)をαi
とすると、DA/Di=cos(αi−θ)/cos(αi)・cos
(θ)、mA=k×f/DA(k;比例係数,f;焦点距
離)であるから、BA間の任意の点における撮像倍率m
iは、傾斜角θ、撮影レンズ2の焦点距離f及び撮影画
角αiから下記式で算出される。
【0026】
【数1】
【0027】なお、上記DA/Di=cos(αi−θ)/cos
(αi)・cos(θ)は、図6において、B点に対する被写体
距離DBを例に説明すると、下記数2のように算出され
る。
【0028】
【数2】
【0029】また、CCD18の撮像面におけるAC間
の任意の点における被写体距離をDi′、その点の撮影
画角をβiとすると、DA/Di′=cos(βi+θ)/cos
(βi)・cos(θ)であるから、BA間の任意の点における
撮像倍率mi′は、傾斜角θ、撮影レンズ2の焦点距離
f及び撮影画角βiから下記式で算出される。
【0030】
【数3】
【0031】なお、上記DA/Di′=cos(βi+θ)/co
s(βi)・cos(θ)の式は、図6において、C点に対する
被写体距離DCを例に説明すると、下記数4のように算
出される。
【0032】
【数4】
【0033】ところで、上述の斜め撮影補正の原理で
は、光像BCに対して、BAの部分については縮小補
正、ACの部分については拡大補正をしなければならな
いので、実際の2次元画像について補正を行なう場合は
その処理が複雑になる。斜め撮影補正の対象となる被写
体は、上記のようにホワイトボード16に描かれた図形
や文字等のように比較的被写界深度の狭い範囲に含まれ
る場合が多いので、絞り17を絞って可及的に補正対象
の被写体全体にピントが合うように撮影すれば、最も近
接した一方端の位置(図6では、B点)に対して他方側
の画像を拡大しても良好な斜め撮影補正を行なうことが
できる。
【0034】すなわち、図6において、斜め画像BCを
画像B′C′に補正する代わりに画像BC″に補正して
も擬似正面画像としてあまり違和感は生じないと考えら
れる。なお、C″点は、B点を通る線分N3に平行な線
分N4と線分GCの延長線との交点である。また、A′
点は、線分N4と光軸Lとの交点である。
【0035】従って、本実施の形態では、図7に示すよ
うに、同図(a)に示す斜め画像K(ホワイトボード1
6を左側から斜め撮影する画像)に対して、最近接位置
である左側端を基準に、同図(b)に示すように、右端
側の画像の拡大処理を行なうことで斜め撮影補正を行な
うようにしている。
【0036】この場合、図7(b)に示す擬似正面画像
K′のうち、領域X1で不足する画素データ(同図
(b)の斜線で示す部分の画素データ)は、各ライン毎
に、図8(a)に示すように、例えば両端部の画素デー
タg1,g1′、g2,g2′で追加すべき画素データ
g3,g3′(図中、斜線で示す画像データ)を補間
し、領域X2の画素データは、図8(b)に示すよう
に、既知のラインの画素データg4全体で次のラインの
画素データg5を補間して斜め撮影補正が行われる。な
お、斜め撮影補正についての詳細は後述する。
【0037】図1に戻り、カメラ1は、前面の略中央に
撮影レンズ2が配設され、その上部にアクティブ測距方
式により被写体距離を測定するための投光窓4と受光窓
5とが配設され、両窓の間に被写体の輝度を測定するた
めの測光窓3が配設されている。また、投光窓4の左側
にファインダ対物窓6が配設されている。投光窓4は被
写体に対して赤外光を照射する窓であり、受光窓5はこ
の赤外光の被写体からの反射光を受光する窓である。な
お、本実施の形態では測距方式としてアクティブ測距方
式を採用しているが、パッシブ測距方式でもよい。
【0038】カメラ1の側面にはハードディスクカード
が装着脱されるカード挿入口7が設けられ、このカード
挿入口7の上部に装着されたハードディスクカードをイ
ジェクトするためのカード取出ボタン8が設けられてい
る。撮影結果をプリントアウトする場合、カード取出ボ
タン8を押してハードディスクカードをカメラ1から取
り外し、このハードディスクカードが装着可能なプリン
タに装着してプリントアウトすることができる。
【0039】なお、カメラ1にSCSIケーブルのイン
ターフェースを設け、カメラ1とプリンタとをSCSI
ケーブルで接続して直接、カメラ1からプリンタに画像
データを転送して撮影画像をプリントアウトさせるよう
にしてもよい。
【0040】また、本実施の形態では画像データの記録
媒体としてPCMCIA準拠のハードディスクカードを
採用しているが、撮影結果を画像データとして記憶でき
るものであれば、メモリカードやミニディスク(MD)
等の他の記録媒体でもよい。
【0041】カメラ1の背面には、図2に示すように、
その上部の左端部と略中央とにそれぞれメインスイッチ
9とファインダ接眼窓10とが設けられ、このファイン
ダ接眼窓10の下部にモード設定スイッチ11が設けら
れている。
【0042】モード設定スイッチ11は、通常の撮影モ
ードと斜め画像に斜め撮影補正を施す斜め撮影補正モー
ドとを切換設定するとともに、傾斜角θ(図6参照)を
設定する機能を有している。
【0043】このモード設定スイッチ11は、上部に角
度目盛11Aが設けられた横長のガイド溝13とこのガ
イド溝13に沿って移動可能な操作ボタン12とからな
り、操作ボタン12を角度目盛11Aの所定の角度位置
に設定することにより傾斜角θを設定できるようになっ
ている。
【0044】なお、角度目盛11Aは、中央の角度0°
を挟んで左右にそれぞれ15°,30°,45°の角度
が設けられ、左右にそれぞれ3種類の傾斜角θが設定で
きるようになっている。ここで、左側の角度は被写体に
向かって左側から撮影する場合(以下、この斜め撮影を
左斜め撮影という。)の傾斜角であり、右側の角度は被
写体に向かって右側から撮影する場合(以下、この斜め
撮影を右斜め撮影という。)の傾斜角である。操作ボタ
ン12を正面位置に設定した場合は、傾斜角が0°であ
るから、撮影画像に対して斜め撮影補正は行われず、通
常の撮影モードの設定となる。
【0045】また、本実施の形態では、撮影者が目分量
で計った傾斜角θを離散的に設定し得るようにしている
が、操作ボタン12のスライド量に応じて連続的に傾斜
角θを設定するようにしてもよい。
【0046】カメラ1の上面右端部にはシャッタボタン
14と被写体幅設定スイッチ15が設けられている。シ
ャッタボタン14は、半押しで焦点距離調節、露出制御
値設定等の撮影準備のスイッチがONになり、全押しで
レリーズ動作のスイッチがONになる操作ボタンであ
る。
【0047】被写体幅設定スイッチ15は、斜め撮影補
正をすべき被写体のCCD18における横サイズd(図
6において、BC間の距離に相当するサイズ)を入力す
るものである。被写体幅設定スイッチ15は、中央に静
止位置を有し、左右方向に移動可能なスライドスイッチ
である。
【0048】なお、上記横サイズdの情報は、撮像画面
内の斜め撮影補正の対象となる被写体全体(図3の例で
はホワイトボード16)についてピントの合う被写界深
度を設定するために入力されるものである。斜め撮影補
正の必要な撮影シーンでは、撮影画面全体にピントが合
うように絞り17を絞ることも可能であるが、このよう
にすると、被写体の輝度が低い場合、シャッタースピー
ドが遅くなり、撮影の自由度が制限されることになるの
で、本実施の形態では、絞り17の絞り値を、撮影画面
内の斜め撮影補正の対象となる被写体をカバーし得る被
写界深度以上の値に大きくせず、上記不具合を可及的低
減するようにしている。
【0049】ファインダ光学系内には、図9に示すよう
に、液晶表示部19が設けられ、この液晶表示部19に
より撮影画面枠20が表示されるとともに、モード設定
スイッチ11により斜め撮影補正モードが設定される
と、図10及び図11に示すように、撮影画面枠20の
枠内の両端部にそれぞれ垂直の表示線21,22と上下
の枠外に2対の三角印のマーカ23,23′とマーカ2
4,24′とが表示されるようになっている。
【0050】マーカ23,23′は、右斜め撮影時にお
ける被写体幅設定スイッチ15の操作量を視認するため
の表示であり、マーカ24,24′は、左斜め撮影時に
おける被写体幅設定スイッチ15の操作量を視認するた
めの表示である。
【0051】表示線21は、左斜め撮影時におけるマー
カ24,24′により入力される斜め撮像補正の対象と
なる画像K(以下、補正対象画像という。)の横幅d′
の基準位置を示す基準線であり、表示線22は、右斜め
撮影時におけるマーカ23により入力される補正対象画
像Kの横幅d′の基準位置を示す基準線である。また、
表示線21,22は、補正対象画像Kの垂直方向と撮影
画面の縦方向とを合わせるための基準線となっている。
【0052】CCD18の撮像面における補正対象画像
Kの横サイズdの入力は、撮影画面枠20とCCD18
との位置関係は予め分かっているので、撮影画面枠20
内のマーカ23,23′とマーカ24,24′間で設定
される横幅d′を横サイズdに換算することにより行わ
れる。
【0053】本実施の形態では、例えばCCD18の撮
像面と被写体面とが垂直面内にあり、水平面内でのみ撮
像面と被写体面とが傾斜角θで傾斜している場合に、そ
の斜め画像を水平面内で回転させて斜め撮影補正を行な
うようにしているので、この斜め撮影補正を適正に行な
うには、撮影者は、CCD18の撮像面と被写体面とが
垂直面内で互いにねじれないようにカメラを設定する必
要がある。すなわち、CCD18の撮像面の縦ラインと
被写体面の縦ラインとが平行になるように、カメラ1の
撮影画面を設定する必要がある。
【0054】このため、斜め撮影補正モードにおいて、
液晶表示部19に表示線21,22を表示させ、この表
示線21(又は22)に補正対象画像Kの垂直方向を合
わせることにより、撮影者の画面設定における撮影画面
の縦方向における撮影画面と被写体面とのずれを低減す
るようにしている。
【0055】従って、特に斜め撮影補正の対象となる被
写体がホワイトボード16のような矩形である場合に
は、液晶表示部19の表示線21,22、マーカ23,
23′,24,24′の表示により撮像画面に対する補
正対象画像Kの位置設定及びその横サイズの入力を容易
に行なうことができるものである。
【0056】なお、撮像画面に対する補正対象画像Kの
位置設定及びその横サイズの入力は、以下のように行わ
れる。すなわち、モード設定スイッチ11により左斜め
撮影における傾斜角θが設定された場合、液晶表示部1
9に、図10に示す被写体幅設定スイッチ15の操作量
視認表示が行われる。マーカ23,23′は表示線21
上に固定され、マーカ24,24′の表示位置は被写体
幅設定スイッチ15の左右の操作量に応じて左右に移動
する。固定されたマーカ23,23′は、移動可能なマ
ーカ24,24′より縦長の三角形で表示され、両マー
カ23,23′,24,24′が識別可能になってい
る。
【0057】撮影者が補正対象画像Kの左辺を表示線2
1に揃え、被写体幅設定スイッチ15を操作してマーカ
24,24′の表示位置を補正対象画像Kの右辺に一致
させると、撮像画面に対する補正対象画像Kの撮影位置
が設定されるとともに、マーカ23及びマーカ24(あ
るいはマーカ23′及びマーカ24′)の位置情報(す
なわち、補正対象画像Kの横幅d′)から撮像面におけ
る補正対象画像Kの横サイズdが入力される。
【0058】また、モード設定スイッチ11により右斜
め撮影における傾斜角が設定された場合は、液晶表示部
19に、図11に示す被写体幅設定スイッチ15の操作
量視認表示が行われ、マーカ24,24′は表示線22
上に固定され、マーカ23,23′の表示位置は被写体
幅設定スイッチ15の左右の操作量に応じて左右に移動
するようになっている。撮影者は、左斜め撮影とは逆に
補正対象画像Kの右辺を表示線22に揃え、被写体幅設
定スイッチ15を操作してマーカ23,23′の表示位
置を補正対象画像Kの左辺に一致させることで、撮像画
面に対する補正対象画像Kの撮影位置を設定するととも
に、CCD18の撮像面における補正対象画像Kの横サ
イズdを入力することができる。
【0059】図12は、本発明に係るカメラ1のブロッ
ク構成図である。
【0060】同図において、上述した部材と同一部材に
は同一の番号を付している。また、CCD駆動部25
は、CPU34から入力される露出制御値のシャッター
スピードTvに基づいてCCD18の撮像動作を制御す
るものである。CCD18は、CCD駆動部25から入
力される制御信号に基づき撮像動作(電荷蓄積動作)を
行ない、各画素データを時系列データに変換して斜め撮
影補正演算部26に出力する。すなわち、CCD18の
各画素データは、図13に示すように、縦ライン毎に矢
印方向に順次、読み出されて斜め撮影補正演算部26に
入力される。
【0061】斜め撮影補正演算部26は、斜め撮影補正
モードにおいて補正対象画像の補正処理を行なうもので
ある。斜め撮影補正演算部26は、ラインバッファ26
1,263、ラッチ回路262、画像メモリ264、読
出クロック制御部265及び読出アドレス制御部266
から構成されている。
【0062】ラインバッファ261は、CCD18から
出力される各画素データをライン単位(図13におい
て、縦ライン単位)で一次保存するものである。読出ク
ロック制御部265は、CPU34からの制御信号に基
づき制御部ラインバッファ261の各画素データを読み
出すための読出クロックを生成し、ラインバッファ26
1に入力するものである。
【0063】ラインバッファ261の各画素データは、
上記読出クロックに同期してラッチ回路262に読み出
される。このとき、必要に応じてライン方向の拡大処理
(図8(a)に示すライン方向の拡大処理)が行われ、
ライン単位で斜め撮影補正が行なわれる。すなわち、Y
軸方向に画素データを増加する場合、読出クロック制御
部265は、増加すべき位置に対応するタイミングで読
出クロックを1クロック乃至数クロック停止させてクロ
ック停止直前の画素データと同一のデータを所要の画素
数分だけラッチ回路262に読み出す。
【0064】ラッチ回路262は、斜め撮影補正が行わ
れた1ライン分の画素データをラッチし、この画素デー
タをラインバッファ263に順次、出力するものであ
る。また、ラインバッファ263は、ラッチ回路262
から出力される斜め撮影補正後の各画素データをライン
単位で一次保存するものである。
【0065】画像メモリ264は、Y軸方向に斜め撮影
補正がなされた画像記憶するメモリである。画像メモリ
264は、RAM(Random Access Memory)からなり、
ラインバッファ263から順次、出力される斜め撮影補
正後の各ラインを構成する各画素データを所定の記憶位
置に記憶する。なお、CCD18から出力される全画素
データがラインバッファ261、ラッチ回路262及び
ラインバッファ261を介して画像メモリ264に記憶
されると、この画像メモリ264には斜め画像KをY軸
方向にだけ拡大処理した画像が格納されている。
【0066】読出アドレス制御部266は、画像メモリ
264からカードメモリ27に読み出される各画素デー
タのアドレスを生成し、各画素データの読出時に画像メ
モリ264に入力するものである。読出アドレス制御部
266は、CPU34からの制御信号に基づき画像メモ
リ264の読出アドレスを生成する。
【0067】そして、上記読出アドレスを制御すること
により補正対象画像のX軸方向の拡大補正、すなわち、
不足ラインの画素データの補間処理(図8(b)に示す
ライン単位の画素データの追加)が行われ、これにより
カードメモリ27には補正対象画像KをX軸、Y軸の両
方向に補正してなる擬似正面画像K′が記憶される。不
足ラインの画素データの補間処理は、既知のラインの画
素データのアドレスを所要のライン数分だけ繰り返し画
像メモリ264に出力し、そのラインの画素データを追
加するラインに繰り返し読み出すことにより行われる。
【0068】なお、本実施の形態では、既知の画素デー
タと同一のデータを増加する画素位置のデータに補間す
るようにしているので、補正後の画像の濃度変化が不自
然になるおそれがあるが、例えば特開平5−16100
0号公報や特開平5−161001号公報に示される濃
度補間の手法を適用すれば、補正後の画像の濃度変化を
より自然にすることができる。
【0069】カードメモリ27は、カード挿入口7に挿
入装着されるハードディスクカードに相当するものであ
る。また、カード駆動部28は、画像データを記録する
べくカードメモリ27の駆動を制御するものである。
【0070】メモリ29は、CPU34で演算された斜
め撮影補正を行なうために必要なデータ(CCD18の
各画素位置における被写体距離Di及び撮影倍率mi)を
記憶するものである。
【0071】絞り駆動部30は、CPU34から入力さ
れる露出制御値の絞り値Avに基づき絞り17の開口量
を制御するものである。また、レンズ駆動部31は、C
PU34から入力されるAF制御値に基づき撮影レンズ
2の合焦動作を制御するものである。
【0072】測光部32は、測光窓3の後方位置に設け
られたSPC等の受光素子からなり、被写体の輝度を測
光するものである。測距部33は、被写体距離を検出す
るもので、投光窓4の後方位置に設けられ、赤外光を発
光する投光部331と受光窓5の後方位置に設けられ、
被写体で反射した赤外光を受光する受光部332からな
る。
【0073】CPU34は、測距部33で検出された測
距点(CCD18の撮像面の中央位置)における被写体
距離DA、その測距点における撮影倍率mA、被写体幅設
定スイッチ15により入力された斜め撮影補正の対象と
なる被写体の両端位置(図10、マーカ23,24又は
マーカ23,24′の位置)の情報及びモード設定スイ
ッチにより入力された傾斜角θから必要な被写界深度W
(図6における距離RQに相当)を演算する。
【0074】被写界深度Wは、図6を用いて説明する
と、撮像面における被写体の両端位置B点,C点が分か
れば、撮影レンズ2とCCD18の撮像面間の距離OA
は既知であるから、この距離OAと距離AB,ACとか
ら被写体の両端位置F点,G点に対する撮影画角β,α
がそれぞれ演算され、この撮影画角β,αと傾斜角θ、
被写体距離DAとからDB=DA・cos(α−θ)/cos(α)
・cos(θ),DC=DA・cos(β+θ)/cos(β)・cos(θ)
(上記,式参照)の両式を用いて算出される。
【0075】CPU34は、測光部32で検出された被
写体の輝度情報と上記被写界深度Wとに基づき被写界深
度Wを優先して露出制御値(絞り値Av、シャッタース
ピードTv)を演算し、その演算結果をそれぞれ絞り駆
動部30とCCD駆動部25とに出力する。
【0076】また、CPU34は、測距部33で検出さ
れた被写体距離DAに基づき撮影レンズ2を合焦位置に
設定するためのレンズ駆動量を演算し、その演算結果を
AF制御値としてレンズ駆動部31に出力する。
【0077】CPU34は、カメラ1の撮影動作を集中
制御する制御部で、マイクロコンピュータからなる。C
PU34は、通常の写真撮影を制御するとともに、CC
D18の各画素位置における被写体距離Di及び撮影倍
率miを演算し、これら演算結果に基づいて読出クロッ
ク制御部265で生成される読出クロック及び読出アド
レス制御部266で生成される読出アドレスを制御して
斜め撮影補正モードにおける写真撮影を制御する。
【0078】次に、斜め撮影補正モードにおける撮影制
御について、図14のフローチャートを用いて説明す
る。
【0079】メインスイッチ9をオンにし、カメラ1が
起動すると、撮影可能状態となる(#1)。撮影者によ
りシャッタボタン14が操作され、撮影指示の信号が入
力されると(#1でYES)、まず、モード設定スイッ
チ11の操作ボタン12の設定位置から傾斜角θが取り
込まれ(#2)、続いて、撮影画面枠20内のマーカ2
3,24(又はマーカ23′,24′)の位置情報から
斜め撮影補正の対象となる被写体の横サイズdが取り込
まれる(#3)。
【0080】続いて、測距部33の投光部331から被
写体に向けて測距用の赤外光が投光され(#4)、その
赤外光の被写体からの反射光を測距部33の受光部33
2で受光して測距用のデータが取り込まれる(#5,#
6)。続いて、上記測距用の受光データから測距点(図
7のO点)における撮像面から被写体までの距離D
A(図6における距離OP)が演算される。
【0081】また、CCD18の各画素位置に対する撮
影画角αi,βiが演算され、この撮影画角αi,βi、上
記被写体距離DA及び傾斜角θから各画素位置における
被写体距離Di(すなわち、撮像画面内の被写体距離分
布)が演算される。更に焦点距離fと被写体距離DA
から測距点における撮影倍率mAが演算され、この撮影
倍率mA、被写体距離DA、傾斜角θ及び撮影画角αi,
βiから上記又はの演算式により各画素位置におけ
る撮影倍率mi(すなわち、撮像画面内の撮影倍率分
布)が演算される(#7)。そして、これらの被写体距
離分布及び撮影倍率分布のデータはメモリ29に記憶さ
れる。
【0082】続いて、上記被写体距離DAに基づいて撮
影レンズ2を合焦位置に設定するためのレンズ駆動量が
演算される(#8)。続いて、被写体距離DA、撮影倍
率mA、補正対象画像の横サイズd及び傾斜角θから被
写界深度Wが演算され、この演算結果と測光部32で検
出された測光データとに基づき露出制御値が演算される
(#9)。
【0083】続いて、上記レンズ駆動量のデータがレン
ズ駆動部31に出力され、撮影レンズ2の焦点調節が行
われた後(#10)、上記露出制御値の絞り値Avのデ
ータが絞り駆動部30に出力され、絞り17の開口量の
調節が行われる(#11)。続いて、露出制御値のシャ
ッタスピードTvのデータがCCD駆動部25に出力さ
れ、CCD18による撮像動作が開始される(#1
2)。CCD18は、CCD駆動部25からの駆動制御
信号に基づき感光部の電荷をリセットした後、所定の時
間だけ感光部に電荷を蓄積(電荷積分)することにより
被写体を撮像する。
【0084】CCD18による撮像動作が終了すると
(#13でYES)、感光部の各画素に蓄積された電荷
(画素データ)の斜め撮影補正演算部26への読出しが
開始される(#14)。CCD18から順次、読み出さ
れた各画素データは、斜め撮影補正演算部26内で縦ラ
イン毎に縦方向の拡大補正が行われた後、斜め撮影補正
演算部26からの出力時に横方向の拡大補正が行われ、
斜め撮影補正をされつつカードメモリ27に書き込まれ
る(#15,#16)。
【0085】この斜め撮影補正処理においては、メモリ
29からCPU34に各画素位置に対応する被写体距離
Diと撮像倍率miのデータが読み出され、CPU34で
縦方向の拡大処理における追加すべき画素位置が演算さ
れ、その演算結果が読出クロック制御部265に出力さ
れるとともに、横方向の拡大処理における追加すべき画
素位置が演算され、その演算結果が読出アドレス制御部
266に出力される。
【0086】そして、読出クロック制御部265により
ラインバッファ261からラッチ回路262に読み出さ
れる画素データの読出クロックを制御することで、縦方
向の拡大補正が行われ、読出アドレス制御部266によ
り画像メモリ264からカードメモリ27に書き込まれ
る画素データの読出アドレスを制御することで、横方向
の拡大補正が行われる。
【0087】そして、全画素データのカードメモリ27
への書込みが終了すると(#17でYES)、CCD駆
動部25に画素データの読出終了の制御信号が出力され
るとともに、カード駆動部28に画素データの書込終了
の制御信号が出力されて(#18,#19)、1枚の撮
影動作が終了し、次の撮影処理を行なうべく#1に戻
る。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
デジタルカメラにおいて、斜め撮影時に被写体面と撮像
面とのなす角度を設定し得るようにし、この角度と被写
体までの距離とに基づき斜め撮影された画像を擬似的な
正面画像に補正するようにしたので、簡単な操作で斜め
画像を擬似正面画像を得ることができる。
【0089】特に、傾斜した角度と被写体までの距離と
に基づき撮像面における被写体距離の分布を演算し、こ
の演算結果に基づき斜め撮影された画像を構成する各画
素データを補正するようにしたので、比較的簡単な演算
処理により好適な斜め画像の補正を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルカメラの外観を示す斜視
図である。
【図2】本発明に係るデジタルカメラの背面図である。
【図3】被写体に対する斜め撮影を示す図である。
【図4】斜め撮影補正を説明するための図で、(a)は
斜め撮像画像を示す図、(b)は斜め撮影補正後の画像
を示す図である。
【図5】本発明に係るデジタルカメラの光学系の概略構
成図である。
【図6】斜め撮影における撮像系を真上から見た図であ
る。
【図7】斜め撮影補正の方法を説明するための図で、
(a)は斜め画像を示す図、(b)は斜め撮影補正後の
画像を示す図である。
【図8】斜め撮影補正におけ画素データの補間処理を説
明するための図、(a)は縦方向の補間処理を示す図、
(b)は横方向の補間処理を示す図である。
【図9】通常の撮影モードにおけるファインダ内の液晶
表示部の表示内容を示す図である。
【図10】斜め撮影補正モードにおける左斜め撮影時の
ファインダ内の液晶表示部の表示内容を示す図である。
【図11】斜め撮影補正モードにおける右斜め撮影時の
ファインダ内の液晶表示部の表示内容を示す図である。
【図12】本発明に係るデジタルカメラのブロック構成
図である。
【図13】CCDの画素データの読出方向を示す図であ
る。
【図14】斜め撮影補正モードにおける撮影制御を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ 2 撮影レンズ 3 測光窓 4 測距用投光窓 5 測距用受光窓 6 ファインダ対物窓 7 カード挿入口 8 カード取出ボタン 9 メインスイッチ 10 ファインダ接眼窓 11 モード設定スイッチ(角度設定手段) 11A 角度目盛 12 操作ボタン 13 ガイド溝 14 シャッタボタン 15 被写体幅設定スイッチ 16 ホワイトボード 17 絞り 18 CCDエリアセンサ(撮像手段) 19 液晶表示部 20 撮影画面枠 21,22 表示線 23,23′,24,24′ マーカ 25 CCD駆動部 26 斜め撮影補正演算部(補正手段) 261,263 ラインバッファ 262 ラッチ回路 264 画像メモリ 265 読出クロック制御部 266 読出アドレス制御部 27 カードメモリ 28 カード駆動部 29 メモリ 30 絞り駆動部 31 レンズ駆動部 32 測光部 33 測距部(測距手段) 331 投光部 332 受光部 34 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/247

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光電変換素子を有する撮像手段に
    より被写体光像を画像信号に光電変換して取り込むデジ
    タルカメラにおいて、被写体までの距離を測定する測距
    手段と、上記測距手段により測定された距離及び上記撮
    像手段の撮像面と被写体面とのなす角度に基づき上記撮
    像手段で撮像された上記被写体の斜め撮影画像を擬似的
    な正面撮影画像に補正する補正手段とを備えたことを特
    徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタルカメラにおい
    て、上記補正手段は、上記撮像手段の撮像面と被写体面
    とのなす角度及び上記測距手段により測定された距離に
    基づき上記撮像手段の撮像面における被写体距離の分布
    を演算し、この被写体距離分布に基づき斜め撮影画像を
    構成する画素データを補正するものであることを特徴と
    するデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデジタルカメラにおい
    て、さらに上記撮像手段の撮像面と被写体面とのなす角
    度を設定する角度設定手段を有することを特徴とするデ
    ジタルカメラ。
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