JP3493130B2 - 波力発電装置 - Google Patents

波力発電装置

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JP3493130B2 JP09975498A JP9975498A JP3493130B2 JP 3493130 B2 JP3493130 B2 JP 3493130B2 JP 09975498 A JP09975498 A JP 09975498A JP 9975498 A JP9975498 A JP 9975498A JP 3493130 B2 JP3493130 B2 JP 3493130B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波力発電装置に関
し、さらに詳しくは、係留式の高性能浮体式波力発電装
置に関するもので、島や海岸で用いる電力を海洋の波力
により経済的に発生させるものである。
【0002】
【従来の技術】小型の浮体式波力発電装置として、従来
実用されているのは中央パイプブイであり、航路標識用
として多数使用されている。また大型の波力発電装置と
して船型の「海明」(80m×12m×535m)が海
洋科学技術センターにより山形県由良沖で試験された。
【0003】これ等の浮体式波力発電装置は、固定式波
力発電装置にくらべて建造が容易であり、また沿岸より
沖合の方が波エネルギーが高いという長所があるが、波
力を空気出力に変換する利用効率が低く、より効率のよ
い浮体式波力発電装置の開発が要望されている。このよ
うな要望に応える浮体式波力発電装置として、いわゆる
後曲げダクトブイ(BBDB)(Backward B
ent Duct Buoy)である。後曲げダクトブ
イは、海面に係留され、発電装置を内蔵する垂直方向の
空気室と、この空気室と連通する末端開放の水平ダクト
および浮力体とを有するブイである。前記開示技術は水
平ダクトおよび空気室を含むブイの全長を当該海面にお
ける最多波の波長の約0.3〜0.4倍とし、前記空気
室と水平ダクトとの連結部分を緩やかな湾曲面に形成す
るとともに、この湾曲面部分の下方中央をチエンにより
係留し、前記空気室の後方で水平ダクトの上方に浮力体
を形成し、さらに前記水平ダクトの底面を前後方向の軸
のまわりの湾曲面として、波により発生するピッチング
運動を減衰させることなく利用する高性能波力発電ブイ
である。この例を図23〜図25に示した。図23に示
す浮体式波力発電装置(後曲げダクトブイ;BBDB)
100は最初に研究されたもので、空気室101と水平
ダクト103とを連接し、尾端に開口104を備え、浮
力体105が箱状のもので水面110に浮揚するもので
ある。102は出力空気管である。ついで、図24に示
す単胴浮体のBBDB、図25に示す双胴浮体のBBD
Bも研究された。図24、図25中の参照番号は図23
と同様である。106は係留索である。この研究はその
後も続行されており、多くの水槽試験や海上試験が日本
だけでなく、中国、インドさらにはデンマークでも行わ
れている。
【0004】このような図23から図25に示した後曲
げダクトブイ(BBDB)は空気室圧力水頭と波高の比
で示される比圧力は他の在来の浮体式波力発電装置に比
較して充分に高く改善されたものであり、図25に示す
双胴浮体BBDBは中国南支那海で航路ブイ用として1
0台以上実用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】浮体式波力発電装置を
改善し、さらに高効率の実用化を図るためには、未だ解
決すべき多くの課題がある。その各々を以下に述べる。 (1)波力は広い周期幅に分布し、それを有効に利用す
るには、適用可能な周期幅が広く、また利用効率が高い
波力装置でなければならない。
【0006】(2)浮体式波力装置は固定式波力装置に
比較して波の衝撃力を緩和する能力は高いが、係留が必
要であり、如何なる波に対しても安全な係留ができるよ
う係留装置の改善を必要とする。 (3)波力利用タービンとして、4枚弁又は1枚弁の弁
箱に入った衝動タービンが「海明」の実験等に使用され
たが、弁箱が大き過ぎた。その後英国が中心になり無弁
式のウエールズタービンの採用が各地で行なわれたが、
ウエールズタービンはストールを起す問題があるため、
特に波が高くなった時、所望の効率が得られず、広い周
期と波高の範囲に亘って高い効率を維持することができ
る新しいタービンを採用する必要がある。
【0007】(4)波力発電の出力は波の変動性のた
め、サイクル一定、電圧一定の電力を得ることが困難で
あり、これが今まで波力発電の実用化が進展しなかった
理由の1つである。この問題を解決するには今までの直
流発電機や交流発電機でなく新しい発電機の採用が求め
られる。 本発明は、基本的には浮体式波力発電装置の改良に関す
るものであり、上記(1)〜(4)の課題を解決した技
術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために研究を重ね、浮体式波力発電装置について改
良された技術を開発したものでその技術手段は、鉛直な
空気室と、その下端に連通して後方に延長し延長端に開
口を有する水平ダクトと、該水平ダクトの上面に固定し
た浮体とを備えた浮体式波力発電装置において、前記浮
体は前記空気室に隣接する直方体と、その一面から膨出
し水平ダクトの開口側に位置する鉛直半円柱とからなる
一体形状としたことを特徴とする波力発電装置である。
以下、本発明において、鉛直な空気室と、その下端に連
通して後方に延長し延長端に開口を有する水平ダクトか
らなるダクトを後曲げダクトと呼ぶ。
【0009】本発明の浮体式波力発電装置は、利用でき
る波力の周期幅を広くし、かつ高い効率を得るために、
浮体の形状を直方体と半円柱を組合せて連接した形状と
したものである。前記後曲げダクトの水平ダクトを浮体
後端より浮体幅の0.2〜0.7倍延長すると一層好適
である。延長長さが0.2倍未満では効率の向上が十分
ではなく、0.7倍を越えて延出しても周期幅の増大、
効率向上が頭打ちとなる。約0.5倍が最良である。
【0010】また、本発明の浮体式波力発電装置は、中
間部に浮きを介装し水深の2倍以内の長さの多点係留索
を備えると好適である。係留索は少なくとも2本以上と
する。係留の安全性と浮揚位置範囲を小さくするためで
ある。この係留索は、中間に浮きを取付け、海底の錨と
の間に弾性を付与して係留する。従来は一般に水深の6
倍近い長い鎖によって係留するのが通常であったが、本
発明はこれと比較して係留索の長さを著しく短くするこ
とができる。この技術手段により、海岸沿長当り敷設可
能な波力発電装置の数が増加可能となり、経済性の向上
に役立つ。
【0011】また、本発明の波力発電装置は、水平ダク
ト内の往復水流の方向変換により前方へ浮体構造物を押
し返す力を発生する前記空気室と水平ダクトとの90度
曲げ連通部と、大波のとき自動的に閉止する空気室出口
開閉弁とからなる係留力減少機構を備える。本発明装置
は、前記空気室と水平ダクトとの90°曲げ連通部に作
用するダクト内往復水流の方向変換による作用により前
方へ浮体を押し返す力が生じ、係留力を減殺すると共
に、大波のとき自動的に閉止する開閉弁を空気室出口に
設けたことによって係留力をさらに減少することができ
る。
【0012】本発明の浮体式波力発電装置の形状と係留
索取付位置の選定によって、波の進行方向に対して水平
ダクトの軸方向が一致する方向に向き、ダクト正面の水
没する部分が波の推力を受ける。一方、水平ダクト中の
水柱は、波の進行方向と同方向と逆方向に往復すること
となる。この水平ダクトの中の水柱の水平往復運動はダ
クトの曲がり部で鉛直方向に方向変換し、上下方向に向
かう。この水平ダクト中の水柱の相対前後運動により、
波力発電装置に前方への推力を発生する。この前方への
推力は浮体式波力発電装置が波から受ける後退方向の推
力を相殺する。またダクトの空気出口に開閉弁を設け、
大波の時には自動的に閉止するようにすることにより発
電装置の安全を保つとともに大波の時の係留力を減少さ
せる。ダクト内の水柱の運動と開閉弁の閉止の2つの組
合せにより、大波によって必要となる大きな係留力を大
幅に減少させることができ、安全係留が可能となる。
【0013】さらに本発明は開閉案内弁付衝動タービン
と、抵抗制御、容量制御および誘導コイル制御可能な捲
線型誘導発電機と、波力発電装置より陸上の系統へ接続
する可撓性電力ケーブルとを備える。本発明ではウェー
ルズタービンでなく、ストール問題のない衝動タービン
を開閉案内弁を組合せて採用する。また、巻線型誘導発
電機を採用し、回転子回路をブラシで取出し、抵抗制御
と定量制御および誘導コイル制御を行うことによって一
定サイクル、一定電圧の電力を得ることができる。従っ
てこれを陸上の電気系統に送電することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】浮体式波力発電装置の実用化をさ
らに推進し、離島や陸上の電源として実用化するために
は、より改良が必要である。そのために浮体形状及びダ
クトの形状等について小型モデルと大型モデルによる水
槽試験を繰返し行った。また、海上でのテストも数回実
施した。本発明はこれらの試験によって得た知見に基づ
いて完成されたものである。
【0015】図1に本発明の実施例を示す全体斜視図を
示した。浮体式波力発電装置10の浮体50は長方形浮
体部と半円柱浮体部よりなり、海面に浮かんでいる。前
方係留装置60は、2股の取付鎖61から前方鎖62を
介し錘63、鎖64、前方浮き65、鎖66を経て前方
係留コンクリート67により、浮体式波力発電装置10
を海底に係留する。また、後方係留装置70は、後方鎖
71、鎖72、錘73、鎖74、後方浮き75、鎖76
を介し、後方係留コンクリート77に係止されている。
【0016】後曲げダクト20は浮体の前部に設けた鉛
直な空気ダクト30と水平ダクト40とを連接して構成
されている。この実施例では後曲げダクト20は鉛直部
の下端を水平に曲げ、水平ダクト40は浮体後端より浮
体幅の約0.5倍だけ後方に延びて、ダクト開口41を
設け、この開口により海に通じている。空気室30の上
端には空気ダクト37が取付けられ、空気ダクト37内
に開閉弁35がある。開閉弁35は、開閉サーボ36に
より駆動され、空気流を開閉する。また空気ダクト37
内には発電機34に連結された衝動タービン31が収納
されている。衝動タービン31は波力による空気流によ
り発電機34を回転し発電する。衝動タービン31は揺
動する案内羽根をタービンブレードの前後に備えてい
る。
【0017】電力ケーブル80は可撓性を有し海底の地
山84に設けた係止具85を通って陸上系統電源86に
接続されている。電力ケーブル80は浮き82をケーブ
ル途中に取付けることによりS字状に湾曲設置され波に
よるケーブルの運動を緩和している。浮体形状について
多くの水槽実験が繰返されたが、小型モデルによる形状
と空気出力の関係について述べる。まず、本研究におけ
る浮体形状の変遷を図26〜図28によって説明する。
従来の図23〜図25に示す形状について研究の後、浮
体式は力発電装置100の浮体105の形状を図26に
示すように円柱状とした。図26の円柱状の浮体形状で
試験の結果、従前の図23〜図25に示す技術に比べて
ピークの短周期だけでなく、ダクト内水柱周期(長周
期)での出力が大きく向上した。
【0018】従来の図23に示す箱状浮体を備えた浮体
式波力装置と上記図26に示す円柱状浮体を備えた浮体
式波力装置との波周期と比圧力との関係比較して図2に
示した。図2中曲線130は前者の関係、曲線131は
後者の関係を示すものである。円柱状浮体の長周期の波
による高い比圧力は、浮体形状の差により浮体装置のピ
ッチ運動に対する復原力が小さくなり、ピッチ周期が長
くなると共に水平ダクト内の水柱運動を誘起し、共鳴し
て空気出力が増大するものと考えられる。これは本発明
の浮体形状が波周期の広い周期幅における波力エネルギ
ー利用効率の増大を可能とすることを示すものである。
【0019】次に図26の円柱状の浮体105の前方の
半円柱を図27に示すように、方形108とし、後方は
半円柱107のままとした形状に改良した。浮体として
は前方は図26の円柱の半径を一辺とし浮体幅を他辺と
する角柱形状で空気室を合せたブイ上面は〓ぼ浮体幅と
一致する方形である。次に、図27の浮体105の方形
108の部分を図28に示すように水平ダクト軸方向に
沿って延長し、長方形の直方体109とした。図28に
示す形状の一般的な利点は、浮体として船型に近く抵抗
が少く、かつ容積を大きく設計できること等である。
【0020】図3に水槽試験に用いられた浮体式は力発
電装置100の浮体モデルの寸法を示した。この浮体モ
デルは浮体50が幅510mm、長さ(水平ダクト40
の軸方向に沿う寸法)510mm(長/幅=1.0)
で、後曲りダクトは鉛直高さ480mm、水平長さ66
3mm、幅510mm、ダクト厚み寸法(内法)147
mmのものである。図3は図27に示したものと同様の
形状の浮体モデルである。水槽実験の後に、図3に示し
た形状と同じ形状で長さ2.86m、幅2.2m、重さ
2.5トンの浮体式波力装置を三河湾での海上試験に用
いた。図4(a)に波高記録を示すような内海波(波高
Hs=45cm、周期Ts=2.9秒)で図4(b)に
示すような電流記録が得られ、発電出力は表1に示すよ
うに最高発電出力Pmaxとして350W、平均発電出
力Pmeanとして174Wが得られている。
【0021】
【表1】
【0022】この発電出力をもとに、フルードの相似則
により三河湾での浮体式波力発電装置の10倍大の大型
BBDBを考えると、長さ28.8m、幅22m、高さ
15m、重さ500tで波高Hs=4.5m、周期Ts
=2.9秒の波で最高発電出力Pmax=1.100K
W、平均発電出力Pmean=550KWの発電を予測
することができる。
【0023】このように、図3の浮体モデルと同様の浮
体形状を持ったBBDBも実用化に近い段階まで研究が
進められ、水槽試験が2回中国の広東エネルギー変換研
究所に依託して実施された。図5、図6、および図7に
示す波の周期Tsと空気出力Naとの関係のグラフは、
モデルの形状が図3に示した長さ663mm、幅510
mm、(浮体の長/幅=1.0)、高さ480mmの寸
法の浮体モデルのものであり、図5はモデル重量が24
kg、図6は27kg、図7は30kgの条件下のデー
タである。波は波高0.1m、周期0.8秒〜2.1秒
である。ノズルの絞り比εは0.01であり、空気出力
Naはワットで示してある。出力は浮体式波力装置の重
量により影響を受け、重量及び周期毎に表2の値が得ら
れた。
【0024】
【表2】
【0025】図8は後曲げダクト20の水平ダクトを浮
体50の後端より130mm(浮体幅の約0.25倍)
延ばしたものを示し、そのときの空気出力の大きさ、特
に長い周期の波での出力を図9に示した。また全体の大
きさが図8と同様で、後曲げダクト20の水平ダクトを
浮体50の後端より260mm(浮体幅の約0.5倍)
延ばした浮体モデルも試験した。これらの空気出力の大
きさは、表3に示すように大きく向上した。
【0026】
【表3】
【0027】表2と表3より明らかなように、後曲げダ
クトを浮体後端より130mm(浮体幅の約0.25
倍)、260mm(浮体幅の約0.5倍)延長すること
により、空気出力はピークで21%、長い波周期(1.
75秒)では、4倍と大きな出力向上が得られる。浮体
形状は図26〜図28の浮体形状の変化で説明したよう
に、当初図26の円柱浮体から実験し、図25の浮体1
05では方形108の水平ダクト軸方向に沿う寸法は浮
体幅の0.5倍(円柱の半径)であり、その後方に半円
柱の部分を付加した形状に構成された図3の形状が採用
されてきた。この形状では浮体の長/幅の比は1.0で
ある。
【0028】この浮体105を図28に示すように、浮
体の長さを長くするように変更した。すなわち、図12
に示すように、浮体を長さ773mm×幅510mm
(長/幅=1.52)の浮体とし、浮体後端から水平ダ
クトを260mm(浮体幅の約0.5倍)延長した形状
として同じ0.1m波高の波で空気出力を求めると図1
3の実線に示すような出力が得られた。図13中の破線
は図10に示す方形浮体の空気出力を比較して示したも
のである。また表4に図14の浮体モデルの周期別出力
を示す。
【0029】
【表4】
【0030】表4より浮体形状を(長方形+半円筒)の
形状で、長/幅=1.52とすることによって空気出力
1.9〜1.2倍と大きく増大する。しかし浮体形状を
図14に示すように、浮体後端から水平ダクトを390
mm(浮体幅の約0.76倍)延長した形状として同じ
0.1m波高の波で空気出力を求めると図15に実線で
示すように図12の浮体モデルの破線で示す空気出力と
ほとんど変らず、水平ダクト延長の効果は認められなか
った。
【0031】以上のように、適切な長方形浮体形状と水
平ダクトの適切な採用によって、広い波周期幅にわた
り、効率よい発電を行なうことができ、特に長い周期の
波を含む効率のよい発電が可能となった。以上のよう
に、図3に示す浮体形状の方形浮体と半円柱との組合せ
でも、図4に示すような従来より効率のよい発電がで
き、経済性ある大型波力発電装置の見通しが得られてい
たものを、さらに形状を改良することによって、その
1.5倍から2倍(長い周期では4倍)の出力向上が可
能となった。
【0032】次に海面に係留された浮体式波力発電装置
の係留における本発明の効果について述べる。図16に
示すように、浮体式波力発電装置10は前方係留装置6
0、後方装置70により波の流れ方向90に対向して係
留される。後曲げダクト20は垂直部と水平ダクトから
なり、水平ダクトは、90度曲げられて水平方向に導び
かれ、後部開口により海に通じている。この後曲げダク
ト20の中の水柱の運動は、波面上下動91を生ずるよ
うに90度方向変換流れとなり、ダクト水流92として
排出される。この時の浮体式波力装置のサージ運動93
を考慮すると、振動するダクト中の水柱が曲げられた部
分で、水平運動が垂直運動に変換される反動力は次のよ
うになる。すなわち、水から浮体式波力装置に伝わる運
動量移転によるダクト水流92をVe、サージ運動93
の速度をVxとすればダクトの水柱の運動による前方へ
の推進力Fvは Fv=−ρAe(Vx−Ve)2 ……(1) ただし、ρ=1.030kg/m3 Ae=ダクト面積m2 で示され、常に前方への推力である。
【0033】水槽試験においても、大部分の波周期にお
いてモデルは前方へ向って力がかかることが確認され
た。この特性は他の浮体式波力装置には無い長所であ
り、係留の安全を保つ基本である。表4にて空気出力の
差が比較された長方形+半円柱浮体(823mm)と方
形+半円柱浮体(663mm)を係留力(Fmax)で
比較すると、図17(波高対最大係留力)、図18(波
周期対最大係留力)に示すような係留力に大きな差があ
ることが水槽試験により確認された。図17はε=0.
01、T=1.17S、Lc=0.136m、L/h=
3.46の条件の実験値、図18はε=0.01、Ho
=0.1m、Lc=0.136m、L/h=3.46の
条件の実験値である。図26の波高対最大係留力に示す
ように、方形半円柱浮体の係留力は、実線(曲線13
2)に示すように、波高の2乗で増大し、波高0.1
m、周期1.18秒で9.8kgであるのに対し、長方
形半円柱浮体の係留力は、破線(曲線133)にて示す
ように、波高の1乗で増大し、波高0.1m、周期1.
1秒で3.5kgと1/3に減少している。
【0034】このような大きな係留力の差は上記(1)
式で示した曲げダクトの中の水柱運動が(Vx−Ve)
2 により起される前方への推進力により説明される。こ
れは、同時に空気出力の差(表4)も生むことになり、
測定された表4の1.9〜1.2倍の出力差が同じ程度
の係留力の差を生むことにより説明できる。フルードの
法則により、係留力は代表寸法の3乗に比例して増大
し、43倍の長さ28.6m、幅22mの方形半円柱の
大型浮体装置は周期7.7秒、波長4.3mの大波で最
大係留力は9.8kg×(43)3 =780tonの極
めて大きな係留力が予想される。
【0035】これを長方形半円柱浮体に変更すると、同
じ条件の周期7.7秒、波長4.3mの大波の場合に、
最大係留力は3.4kg×(43)3 =270tonと
低下することがが見込まれる。寸法比25倍の場合、す
なわち、長さ16.6m、幅12.7mの大きさの方形
半円柱浮体の場合、周期5.9秒、波長2.5mの波で
153tonの最大係留力となる。長方形半円柱浮体の
場合、周期5.9秒、波長2.5mの波で最大係留力は
55tonと見込むことができ、波高が5mになっても
110tonと推定され、安全な係留を見込むことがで
きる。
【0036】係留の安全は係留システムをソフトに設計
することにより増大する。ソフトとは鎖係留において鎖
の長さLを長くし、水深hとの比L/hを大きくするこ
とである。このようにすれば波によるピーク係留力Fm
axは図19に示すように減少する。しかし、このよう
に長い鎖を用いた多点係留は海岸線延長当り敷設し得る
波力発電装置の数を制限することになる。よって図1に
示した係留システムのように、前と後の錨から浮きと重
錘、それに短い鎖を組合せた係留も可能であり、安全係
留に役立つとともに、海岸線延長当りの波力発電装置の
数を増加することができる。
【0037】このような短かい鎖の中間浮き付係留具に
おいては、波の運動による鎖端末やシャックル部の摩耗
の防止が必要であり、砂を含んだ沿岸の水深10m級の
海における大きな技術的課題である。そのためにこのよ
うな鎖端末やシャックル部等の箇所には材料の硬度向上
等の加工を事前に行い、係留具の寿命の延長を図ること
により係留の安全を確保する。
【0038】図1ならびに図16、図19に示すよう
に、後曲ダクトの上端には空気ダクト37が取付けら
れ、その出口に開閉弁35が設けられ、開閉弁サーボ3
6により空気ダクト37を閉止できるように構成してあ
る。このように空気ダクト37を閉止することにより、
係留力を大幅に減少できることが、水槽テストにより確
認されている。
【0039】図21は空気ダクトの断面がしぼり比1/
εと係留力Fmaxとの関係の計測値を示すもので、ε
を大きくすると係留力がFmaxが急減する。次にター
ビン及び発電機について図22を参照して説明する。本
発明においてはタービンブレードの前後に、揺動開閉す
る案内羽根32,33を取付けた衝動タービン31を採
用する。適切な例として、例えば、佐賀大学にて開発中
の瀬戸口タービンを用いると好適である。従来のウエー
ルスタービンではストール特性のため波高が高くなって
も発電出力の増加が得られない等の欠点があったが、こ
れを改善することができる。
【0040】開閉弁35の閉止はタービン等の安全を保
つだけでなく、係留の安全に大きく寄与する。開閉弁3
5の開閉は陸上より送られた電波等により受信機11
8、接点119、バッテリー120により動作する開閉
弁サーボモータ36により操作される。次に発電機とし
ては、巻線型誘導発電機を用いる。回転子113の3相
をブラシリング114を通して取出し、抵抗負荷11
5、容量負荷116、誘導コイル負荷117を設けるこ
とにより一定サイクル、一定電圧の波力発電を可能にす
る。従って、陸上の系統電源86にケーブル81を通し
て接続することができる。
【0041】空気タービンや発電機を以上のように改善
することにより、本発明の浮体式波力発電装置の経済
性、実用性を著しく高めることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明は波力発電の産業的利用を経済的
に実現可能にする効果がある。従来の浮体式波力発電装
置の浮体を長方形と半円筒を組合せた浮体構造とし、後
曲げダクトを延長することにより発電出力は約1.5〜
2倍向上し、経済性ある発電を可能にする。
【0043】本発明の浮体式波力発電装置は、後曲げダ
クトが90°曲っているので、その中を水が動くときに
発生する前向きの推力によって、係留力が小さくてすみ
かつ安全に係留することができる。また短い係留索と浮
きを用いた多点係留により海岸線延長当りの敷設可能個
数を増大することができ、さらに、可撓性ケーブルにて
発生電力を定サイクル、定電圧の電力として陸上へ送電
することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】波周期と比圧力との関係を示すグラフである。
【図3】本発明の基礎となる前方方形、後方半円柱形状
のBBDBの試験モデルを示す斜視図である。
【図4】三河湾で行った前方方形後方半円筒BBDBの
海上試験のデータを示すチャートである。
【図5】前方方形後方半円柱のBBDB(24kg)の
空気出力記録のグラフである。
【図6】前方方形後方半円柱のBBDB(27kg)の
空気出力記録のグラフである。
【図7】前方方形後方半円柱のBBDB(30kg)の
空気出力記録のグラフである。
【図8】BBDBへの寸法を示す三面図である。
【図9】BBDB(24kg)の空気出力を示すグラフ
である。
【図10】BBDBのモデル寸法を示す三面図である。
【図11】BBDB(24kg)の空気出力のグラフで
ある。
【図12】長方形半円筒浮体BBDBの寸法を示す三面
図である。
【図13】図11と図9のBBDBの空気出力の比較の
グラフである。
【図14】長方形浮体のBBDBの寸法を示す三面図で
ある。
【図15】BBDBの浮体の長さの差による空気出力の
比較のグラフである。
【図16】後曲げダクトの前方推進力の作用説明図であ
る。
【図17】波高と最大係留力との関係を示すグラフであ
る。
【図18】波周期と最大係留力との関係を示すグラフで
ある。
【図19】衝動タービンの説明図である。
【図20】L/hと係留力との関係を示すグラフであ
る。
【図21】1/εと係留力との関係を示すグラフであ
る。
【図22】タービン及び発電機の説明図である。
【図23】従来の後曲げダクトブイ(BBDB)の斜視
図である。
【図24】従来の円筒状単胴BBDBの斜視図である。
【図25】従来の実用されている双胴BBDBの斜視図
である。
【図26】実施例の形状説明図である。
【図27】実施例の形状説明図である。
【図28】実施例の形状説明図である。
【符号の説明】
10 浮体式波力発電装置 20 後曲げダクト 30 空気ダクト(空気室) 31 衝動タービン 32 案内羽根 33 案内羽根 34 発電機 35 開閉弁 36 開閉弁サーボモータ 37 空気ダクト 40 水平ダクト 41 ダクト開口 50 浮体 60 前方係留装置 70 後方係留装置 61,71 鎖 62,72 鎖 63,73 錘 64,74 錘 65,75 浮き 66,76 鎖 67,77 係留コンクリート 80 電力ケーブル 82 浮き 83 ケーブル 84 地山 85 係止具 86 陸上系統電源 90 水流 91 上下動 92 ダクト水流 93 サージ運動 100 浮体式波力発電装置 101 空気室 102 空気管 103 水平ダクト 104 開口 105 浮体 106 係留索 107 半円柱 108 方形 109 直方体 110 水面 111 波浪 112 巻線誘導発電機ステーター 113 回転子 114 ブラシリング 115 抵抗負荷 116 容量負荷 117 誘導コイル負荷 118 ラジオ受信機 119 リレー 120 バッテリー 130、131、132、133 曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−70887(JP,A) 実開 平6−8767(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F03B 13/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直な空気室と、その下端に連通して後
    方に延長し延長端に開口を有する水平ダクトと、該水平
    ダクトの上面に固定した浮体とを備えた浮体式波力発電
    装置において、前記浮体は前記空気室に隣接する直方体
    と、その一面から膨出し水平ダクトの開口側に位置する
    鉛直半円柱とからなる一体形状としたことを特徴とする
    波力発電装置。
  2. 【請求項2】 水平ダクトは前記浮体の後端より浮体幅
    の0.2〜0.7倍延出した長さを有することを特徴と
    する請求項1記載の波力発電装置。
  3. 【請求項3】 前記浮体式波力発電装置は、中間部に浮
    きを介装し水深の3倍以内の長さの多点係留索を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の波力発電装置。
  4. 【請求項4】 水平ダクト内の往復水流の方向変換によ
    り前方へ浮体構造物を押し返す力を発生する前記空気室
    と水平ダクトとの90度曲げ連通部と、大波のとき自動
    的に閉止する空気室出口開閉弁とからなる係留力減少機
    構を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の波力発電装置。
  5. 【請求項5】 開閉案内弁付衝動タービンと、抵抗制
    御、容量制御および誘導コイル制御が可能な捲線型誘導
    発電機と、波力発電装置より陸上の系統へ接続する可撓
    性電力ケーブルとを備えたことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の波力発電装置。
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