JP3492297B2 - 画像処理方法、画像処理装置および記憶媒体 - Google Patents
画像処理方法、画像処理装置および記憶媒体Info
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- Color, Gradation (AREA)
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- Color Image Communication Systems (AREA)
Description
を行なうものである。
は、大別するとテキスト、ベクターグラフィック、ラス
ターイメージの3つに分かれる。基本OSからプリンタド
ライバそしてプリンタへと流れるデータストリ−ムにお
いて、一般にラスターイメージがこれら3つの中でもっ
とも大きな帯域を占め、印刷処理のパフォーマンスに大
きな影響を与えることが多い。
データ量を減らし印刷処理のパフォーマンスを上げるた
めに次のような処理を行う。 (1)プリンタドライバでハーフトーニング処理を行い、
プリンタにはデバイス依存の2値ラスターイメージを送
る。 (2) データ圧縮。 (3) (1)と(2)の組み合わせ。
メージのデータサイズを低減させることができる。
ンタドライバでハーフトーニング処理を行いプリンタへ
デバイス依存の2値ラスターイメージを送ることは、印
刷処理のパフォーマンスを上げる効果があるものの、最
終的な出力イメージをプリンタドライバで作成してしま
うためプリンタ内部でインテリジェントな画像処理を付
加することが困難である。
であり、2値化処理のようにラスターイメージの品質を
劣化させずに、ラスターイメージにかかるデータサイズ
を低減させ、処理のパフォーマンスを上げることを目的
とする。
に本発明は、描画命令の種類に応じた処理を行なう画像
処理方法であって、オブジェクト画像の種類を識別する
ために、該オブジェクト画像を示す描画命令を解析し、
前記オブジェクト画像がラスターイメージである場合
は、該オブジェクト画像で使用されている色数が2であ
るかどうかを判定し、前記カウントされた色数が2であ
る場合は、該オブジェクト画像を2色のパレットを保有
するピクセル当たり1ビットのラスターイメージにフォ
ーマット変換し、前記2色のパレットに対して、ラスタ
ーイメージ用の色処理を行なうことを特徴とする。
画命令の種類に応じた処理を行なう画像処理方法であっ
て、ラスターイメージ描画命令で示されるオブジェクト
画像で使用される色数が1色であるか否かを判定し、前
記オブジェクト画像で使用される色数が1色である場合
は、前記ラスターイメージ描画命令を、単色ブラシによ
る塗りつぶし処理に置き換え、ラスターイメージ描画命
令に対しては、ラスターイメージ用の色処理を行い、ベ
クターグラフィック描画命令に対しては、ベクターグラ
フィック用の色処理を行い、前記単色ブラシによる塗り
つぶし処理に置き換えられた描画命令に対しては、前記
グラフィック用の色処理を行なうことを特徴とする。
いて第1実施形態を説明する。
プリンタを例に用いているが、モノクロプリンタに関し
ても同様に実施可能である。
る。502は、ホスト・コンピュータであり、プリントデ
ータ及び制御コードからなる印刷情報を印刷装置(10
0)に出力する。ホスト・コンピュータ(502)は、キー
ボード(2100)やポインティングデバイスであるマウス
(2110)と、表示デバイスであるディスプレイ・モニタ
(2200)で構成されている。ホスト・コンピュータ(50
2)は、Microsoft社のWindowsシリーズなどの基本OSの
もとで動作している。
・コンピュータにおける基本OS上での機能を大きく分類
すると、アプリケーション(2010)、グラフィック・サ
ブ・システム(2020)およびスプール・サブ・システム
(2030)に分類することができる。
理などの画像編集処理や、ワープロなどの文書作成処理
などを行い、入力画像を作成する。
ブ・システム(2020)は、基本OSの機能の一部であるGr
aphics Device Interface(以後、GDIと記す)2021とそ
のGDIから動的にリンクされるデバイスドライバである
プリンタドライバ(2022)によって構成されている。プ
リンタドライバ(2022)は、GDIとしてコールされるオ
ブジェクト画像を示す描画命令を印刷装置(100)が解
釈可能であるPDL言語(ページ記述言語)に変換するの
が大きな役割である。
いて、ユーザーインターフェースを用いてユーザーによ
って指定された条件に基づきGDI描画命令の種類に応じ
た処理を、CMS(Color Management System:カラーマネ
ージメントシステム)モジュール(2023)、色調整モジ
ュール(2024)に処理を依頼する。
キスト、グラフィックの夫々について独立にカラーマッ
チング処理条件が指定された場合は、GDI描画命令の種
類を解析し、該描画命令で示されているオブジェクト画
像がイメージ、テキスト、グラフィックのいずれの種類
であるかを判断し、判断結果に応じたカラーマッチング
条件で処理が行なわれるようにCMS処理部にカラーマッ
チング処理を依頼する。色調整調整についても同様に行
なわれる。
は、変換されたPDL言語をスプールファイルに格納す
る。
ラフィック・サブ・システム(2020)の後段に位置する
プリンタ・デバイスに特有のサブ・システムであり、デ
ータ格納手段であるスプールファイル(実態はハードデ
ィスク)2031と、スプールファイルに蓄えられたPDLコ
ードの印刷装置(100)への出力を制御するために印刷
装置(100)内における処理の進行状況を監視するプロ
セスモニタ(2034)とから構成されるものである。
(2040)は基本OSより提供されている関数を利用しなが
ら、ユーザーに対して印刷品位の制御のパラメータを決
定すべく、各種メニュー・ボタンの表示、及びユーザー
アクションの解析を行う。
能的な枠組みは若干異なる場合があるが、各技術的手段
が実現できるモジュールであれば構わない。
ばれるものは、別の基本OSにおいてプリント・キューと
呼ばれるモジュールに処理を組み込むことによっても実
現可能である。
ルを含むホスト・コンピュータ(502)は、図示しない
が中央演算処理装置(CPU)、リードオンリーメモリ(RO
M)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクド
ライブ(HDD)、各種入出力制御部(I/O)などのハードウ
ェアのもとで、基本ソフトと呼ばれるソフトウェアがそ
の制御を司り、その基本ソフトのもとでそれぞれの応用
ソフト、サブ・システム・プロセスが機能モジュールと
して動作する。
いて説明する。
ている際に、印刷メニューをクリックすると、印刷のメ
インシートのユーザーインターフェイスが表示される。
ユーザーは、印刷のメインシート上で、出力プリンタ、
用紙サイズ、コピー部数、印刷品位、カラーマッチング
条件、色調整条件といった各種設定を行い、印刷指示を
行う(ステップ4010)。
行う(ステップ4020)。次に、ページ毎の初期化を行う
(ステップ4030)。続いて、図3を用いて説明される描
画処理を行う(ステップ4040)。ページ単位の描画後は
改ページ等の後処理を行う(ステップ4050)。
ージが残っている場合は、ステップ4030へ戻り次ページ
の処理を行う。ページの終端ならばステップ4070に進
み、ジョブの後処理を行い印刷処理を終了する。
を説明する図であり、また、図1のGDI(2021)とプリン
タドライバ(2022)の関係を示す構成図でもある。
処理は、プリンタドライバ(2022)内部に実装されてい
るラスターイメージ処理関数(5010)が呼び出されるこ
とにより実現される。テキスト描画処理やグラフィック
描画処理についても同様に、GDI(2021)によってプリ
ンタドライバ(2022)内部に実装される関数(2200, 23
00)が呼び出されることにより実現される。
一ページ内に複数のオブジェクトイメージが含まれる場
合は、オブジェクトイメージ毎にオブジェクトイメージ
を示す描画命令の種類に応じた関数によって処理され
る。この時に、上述したようにCMSモジュールおよび色
調整モジュールに処理を依頼する。
(5010)によって実現されるラスターイメージ処理の流
れ具体的に説明する。
メージのフォーマートをチェックする(ステップ601
0)。ラスターイメージのピクセル当たりのビット数が8
未満の場合、既存のラスターイメージ処理を行う(ステ
ップ6020)。ピクセル当たりのビット数が8以上の場
合、GDIから渡されたラスターイメージに含まれる色数i
Colをカウントする(ステップ6030)。
各ピクセルが複数の色成分の値で表現される場合は、ラ
スタ-イメージで使用されている色数のカウントは各ピ
クセルの値を比較し、異なるピクセルの値の数をカウン
トすることにより行なわれる。一方、ラスターイメージ
がパレットを保持し、各ピクセルの値がパレット色を指
すインデックス値で表現される場合は、色数のカウント
は各ピクセルのインデックス値を比較し、異なるインデ
ックス値の数をカウントすることで行われる。
々についてインデックス値と色を示す複数の色成分の値
の対応関係を示すものである。
る。iCol が2を越える場合、ステップ6020に進み既存の
ラスターイメージ処理を施す。一方、iColが2以下の場
合、ラスターイメージを2色のパレットを保有するピク
セル当たり1ビットのラスターイメージにフォーマット
変換する(ステップ2050)。
ーイメージ処理を施す。
ラスターイメージ処理を説明する。
場合は、各ピクセルに対してCMSモジュールによるカラ
ーマッチング処理および色調整モジュールによる色調整
処理を行い、処理結果に基づきラスターイメージを示す
PDLデータを作成する。
する場合は、パレットに含まれる各パレット色を示す複
数の色成分の値に対して、CMSモジュールによるカラー
マッチング処理および色調整モジュールによる色調整処
理を行う。そして、処理された結果をパレット色として
格納するパレットと、インデックス値で示されるラスタ
-イメージデータが含まれるPDLデータを作成する。
てはプリンタドライバに入力されたラスターイメージの
品質を損なうことなく、ラスターイメージのデータサイ
ズが低減することが可能となる。
な色処理を行うことができる。
が変換された場合は、各ピクセルに対して色処理を行わ
なくなるので、色処理回数を減らすことができ、色処理
にかかる時間を短縮することができる。
細に説明する。第2実施形態は、図3におけるラスター
イメージ処理(5010)が図5に相当することを除き、第
一実施形態の処理と同じである。
いて説明する。
メージのフォーマートをチェックする(ステップ701
0)。
ビット数が8未満の場合、既存のラスターイメージ処理
を行う(ステップ7020)。
合、GDI(2021)から渡されるラスターイメージに含まれ
る色数iColをカウントする(ステップ7030)。
の値を調べる。
でラスターイメージによる描画を単色ブラシを用いた塗
りつぶし処理に置き換え、既存のベクターグラフィック
ス処理に渡す(ステップ7060)。
ラフィックス処理関数5030によって行なわれる処理であ
る。具体的には、ブラシ色を示す色データに対して、グ
ラフィックに対応するカラーマッチング処理および色調
整処理を行い、処理された色データを用いて単色ブラシ
を用いた塗りつぶし処理を行なうPDLデータを作成す
る。
み、ここでラスターイメージを2色のパレットを保有す
るピクセル当たり1ビットのラスターイメージにフォー
マット変換し、既存のラスターイメージ処理を施す(ス
テップ7020)。
ターイメージ処理(ステップ7020)を施す。
を通る系においてはプリンタドライバに入力されたラス
ターイメージの品質を損なうことなく、ラスターイメー
ジのデータサイズが低減することが可能となる。
図4のステップ6010、ステップ6040および図5のステッ
プ7010、ステップ7070は、他の値でも構わない。
7010は、パレットを作成したとしてもパフォーマンスが
それほどあがらない可能性が高いフォーマットである場
合、即ち色数を具体的に数える必要がない場合を、ピク
セル当たりのビット数を基準にして判定しているもので
ある。
テップ7070は、パレット作成および該パレットに基づく
ラスターイメージデータの変換にかかる時間を考慮した
結果、パレットを作成した方がパフォーマンスがあがる
と考えられる値であれば構わない。
グ処理および色調整処理をホスト・コンピュータ側で行
なったが、印刷装置100側で行なうようにしても構わ
ない。印刷装置で行なうようにしたとしても、上記実施
形態によれば所定条件を満たす場合にラスターイメージ
のデータ量を低減することができるので、印刷処理にか
かるパフォーマンスをあげることができる。
トウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、シ
ステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装
置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体
に格納されたプログラムコードを読み出し実行すること
によっても、本発明の目的が達成されることは言うまで
もない。
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現する事に
なり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、
不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM等を用
いることができる。
ムを実行することにより、前述した実行形態の機能が実
現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基
づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーテ
ィングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
ラムコードがコンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
質を劣化させずに、ラスターイメージにかかるデータサ
イズを低減させ、処理のパフォーマンスを上げることが
できる。
図。
フロー図。
フロー図。
Claims (10)
- 【請求項1】 描画命令の種類に応じた処理を行なう画
像処理方法であって、 オブジェクト画像の種類を識別するために、該オブジェ
クト画像を示す描画命令を解析し、 前記オブジェクト画像がラスターイメージである場合
は、該オブジェクト画像で使用されている色数が2であ
るかどうかを判定し、 前記カウントされた色数が2である場合は、該オブジェ
クト画像を2色のパレットを保有するピクセル当たり1
ビットのラスターイメージにフォーマット変換し、前記
2色のパレットに対して、ラスターイメージ用の色処理
を行なうことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項2】 前記ラスターイメージであるオブジェク
ト画像のピクセル値のビット数が所定値以上である場合
は、前記判定を行なわないことを特徴とする請求項1記
載の画像処理方法。 - 【請求項3】 前記画像処理方法はプリンタドライバで
実施され、前記色処理には、カラーマッチング処理およ
び色調整が含まれることを特徴とする請求項1記載の画
像処理方法。 - 【請求項4】 描画命令の種類に応じた処理を行なう画
像処理方法であって、 ラスターイメージ描画命令で示されるオブジェクト画像
で使用される色数が1色であるか否かを判定し、 前記オブジェクト画像で使用される色数が1色である場
合は、前記ラスターイメージ描画命令を、単色ブラシに
よる塗りつぶし処理に置き換え、 ラスターイメージ描画命令に対しては、ラスターイメー
ジ用の色処理を行い、ベクターグラフィック描画命令に
対しては、ベクターグラフィック用の色処理を行い、前
記単色ブラシによる塗りつぶし処理に置き換えられた描
画命令に対しては、前記グラフィック用の色処理を行な
うことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項5】 さらに、前記オブジェクト画像で使用さ
れる色数を判定し、前記色数に応じたパレットを作成
し、前記ラスターイメージ描画命令を該作成されたパレ
ットを用いたデータに変換することを特徴とする請求項
4記載の画像処理方法。 - 【請求項6】 前記描画命令には、前記テキスト、グラ
フィックスを示す描画命令が含まれることを特徴とする
請求項4記載の画像処理方法。 - 【請求項7】 描画命令の種類に応じた処理を行なう画
像処理装置であって、 オブジェクト画像の種類を識別するために、該オブジェ
クト画像を示す描画命令を解析する解析手段と、 前記オブジェクト画像がラスターイメージである場合
は、該オブジェクト画像で使用されている色数が2であ
るかどうかを判定する判定手段と、 前記カウントされた色数が2である場合は、該オブジェ
クト画像を2色のパレットを保有するピクセル当たり1
ビットのラスターイメージにフォーマット変換し、前記
2色のパレットに対して、ラスターイメージ用の色処理
を行う色処理手段とを有することを特徴とする画像処理
装置。 - 【請求項8】 描画命令の種類に応じた処理を行なう画
像処理装置であって、 ラスターイメージ描画命令で示されるオブジェクト画像
で使用される色数が1色であるか否かを判定する判定手
段と、 前記オブジェクト画像で使用される色数が1色である場
合は、前記ラスターイメージ描画命令を、単色ブラシに
よる塗りつぶし処理に置き換える置き換え手段と、 ラスターイメージ描画命令に対しては、ラスターイメー
ジ用の色処理を行い、ベクターグラフィック描画命令に
対しては、ベクターグラフィック用の色処理を行い、前
記単色ブラシによる塗りつぶし処理に置き換えられた描
画命令に対しては、前記グラフィック用の色処理を行な
う色処理手段とを有することを特徴とする画像処理方
法。 - 【請求項9】 請求項1に記載の画像処理方法を実行す
るためのプログラムを記憶したことを特徴とするコンピ
ュータ読み取り可能な記憶媒体。 - 【請求項10】 請求項4に記載の画像処理方法を実行
するためのプログラムを記憶したことを特徴とするコン
ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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