JP3492215B2 - 風力選別装置 - Google Patents

風力選別装置

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JP3492215B2 JP29166598A JP29166598A JP3492215B2 JP 3492215 B2 JP3492215 B2 JP 3492215B2 JP 29166598 A JP29166598 A JP 29166598A JP 29166598 A JP29166598 A JP 29166598A JP 3492215 B2 JP3492215 B2 JP 3492215B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選別対象物である
破砕片に空気を吹き付け、破砕片中の異物を除去するた
めの風力選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、廃棄物中の可燃物と不燃性異
物とを風力を用いて選別する装置が提案されている。例
えば、特開平5−273号公報には、装置の上方から投
入される破砕された建築廃材に対し、その自由落下中に
空気導入孔からの空気を水平方向に吹き付け、比重の小
さい可燃性のゴミと比重の大きい不燃性のゴミとを分離
する装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置においては、破砕された廃棄物が自由落下している状
態で空気が吹き付けられるので、選別効率を高くするこ
とができないという問題があった。
【0004】また、廃棄物に吹き付けられる空気の吹き
出し方向が水平方向とされており、比重の小さい可燃性
のゴミを飛ばすにも、重力に逆らうために大風圧、大風
量が必要となるという問題もあった。
【0005】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、少量の空気量で高い選別効率
を得られる風力選別装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、破砕された選別対象物としての破砕片の
中に混入する異物をその落下過程で風力により選別する
風力選別装置であって、スリット状の吹き出し口から空
気を吹き出す空気吹き出し手段と、スリット状の吹き出
し口の前方に、斜め下方に傾斜をつけて配置され、上方
から落下する破砕片を受け止めて、これに吹き出し口か
らの吹き出し空気を吹き付けるための空気吹き付け台
と、空気吹き付け台で空気を吹き付けられて下方に落下
する破砕片を、その落下経路に応じて異物と振り分けて
選別する振り分け選別手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0007】また、上記風力選別装置において、空気吹
き付け台は、その傾斜角度が調整自在に構成されている
ことを特徴とする。
【0008】また、上記風力選別装置は、さらに、空気
吹き付け台の上方に設置され、破砕片を空気吹き付け台
に向けて落下させる破砕片案内手段を有し、この破砕片
案内手段は、空気吹き付け台への落下位置を調整可能に
構成されていることを特徴とする。
【0009】また、上記風力選別装置において、破砕片
案内手段は傾斜台で構成され、その傾斜角度が調整自在
とされていることを特徴とする。
【0010】また、上記風力選別装置において、振り分
け選別手段は板状部材で構成され、破砕片の落下経路に
応じた振り分けを調整するために、その長さが変更可能
であることを特徴とする。
【0011】また、上記風力選別装置において、板状部
材は、破砕片の落下経路に対して角度調整可能であるこ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)を、図面に従って説明する。
【0013】図1には、本発明に係る風力選別装置の構
成を示す図が示される。本発明において選別対象物とな
るのは、不燃性異物が混入した廃プラスチック屑であ
る。
【0014】図1において、破砕された廃プラスチック
屑(以下破砕片という)を振動フィーダ等により風力選
別装置の上方から投入する。投入された破砕片は、ブロ
ワからの空気を受け入れ、斜め下方にその空気を吹き出
す空気吹き出し手段10の空気吹き出し領域に落下して
いく。この空気吹き出し手段10の空気の吹き出し口の
前方には、斜め下方に傾斜がつけられた空気吹き付け台
12が、空気吹き出し手段10に隣接して設けられてい
る。上方から落下してきた破砕片は、この空気吹き付け
台12の上に受け止められ、ここで空気吹き出し手段1
0の吹き出し口からの吹き出し空気が吹き付けられる。
空気吹き付け台12は、上述のように、斜め下方に傾斜
しており、空気吹き出し手段10から斜め下方に空気が
吹き付けられると、破砕片も斜め下方に落下する。この
ように、空気吹き付け台12は、上方から落下してきた
破砕片の落下方向を変える作用を有している。なお、こ
の空気吹き付け台12は、傾斜角度が調整できるように
構成されており、選別すべき破砕片の比重等に応じて、
その落下方向を調整できる。また、空気吹き出し手段1
0から吹き出される空気の方向は、必ずしも斜め下方で
なくてもよい。水平方向に吹き出し、エアガイド(図示
せず)によって空気の方向を適宜調整する構成とするこ
ともできる。
【0015】空気吹き付け台12の上で、空気吹き出し
手段10からの吹き出し空気が吹き付けられた破砕片
は、その比重に応じ、飛ばされる距離が異なる。すなわ
ち、比重の小さい可燃性の破砕片は遠くまで飛ばされ、
一方比重の大きい不燃性の異物はそれよりも手前に落下
していく。従って、空気が吹き付けられて斜め下方に落
下する破砕片を、吹き付けられる空気の速度と上述した
空気吹き付け台12の傾斜角度と破砕片の比重とで決ま
る落下経路の違いに応じて不燃性の異物と選別すること
ができる。このために、破砕片の落下経路の途中に、可
燃性の破砕片と不燃性の異物とを振り分けて選別するた
めの振り分け選別手段14が設けられている。この振り
分け選別手段14は、例えば、空気吹き付け台12と同
様に斜め下方に傾斜した板状の部材で構成されており、
破砕片の選別を、その比重等に応じて適宜調整するため
に、その長さと傾斜角度とが調整可能に構成されてい
る。
【0016】このように、本発明に係る風力選別装置
は、空気吹き出し手段10から斜め下方に空気が吹き出
され、この空気を破砕片に吹き付けるための空気吹き付
け台12も斜め下方に傾斜がつけられており、さらに振
り分け選別手段14も破砕片の落下経路に応じて斜め下
方に傾斜がつけられている。このような構成により、破
砕片はいったん空気吹き付け台12に受け止められ、落
下速度がほとんど0となった状態で近距離から斜め下方
に空気が吹き付けられるので、吹き付けられた空気のエ
ネルギをより有効に活用でき、選別効率を上げることが
できる。更に、吹き付け方向が斜め下方となっているの
で、重力による落下運動も有効に利用できるため、破砕
片に吹き付ける空気量も少なくすることができる。
【0017】更に、空気吹き付け台12の傾斜角度及び
振り分け選別手段14の長さと傾斜角度も変更可能であ
るため、選別すべき破砕片の比重等に応じた微調整が可
能となり、これによっても選別効率を更に上げることが
できる。
【0018】また、空気吹き付け台12の上方には、上
方から落下してきた破砕片を空気吹き付け台12に向け
て落下させる破砕片案内手段16を設けることも好適で
ある。この破砕片案内手段16は、斜め下方に傾斜した
傾斜台として構成されており、例えば板状の部材で構成
することができる。この傾斜角度は調整可能であり、こ
れにより、破砕片を空気吹き付け台12のどの位置へ落
下させるかを調整することができる。このように、破砕
片案内手段16は、上方から落下してくる破砕片の落下
速度を低下させるとともに、この破砕片を空気吹き付け
台12の上の空気吹き出し手段10からの空気噴出速度
が最大となる空気吹き出し口付近へ落下させる作用を有
する。
【0019】図2(a)には、空気吹き出し手段10の
正面図が示され、図2(b)には図2(a)のB−B断
面図が示される。
【0020】図2(a)において、空気吹き出し手段1
0は、エアヘッダ18と、このエアヘッダ18に水平方
向に設けられたスリット状の吹き出し口20とにより構
成されている。この吹き出し口20は、図2(b)に示
されるように、水平方向から一定角度θだけ斜め下方に
空気を吹き出せる位置に形成されている。このエアヘッ
ダ18にはブロワから空気が供給される。エアヘッダ1
8には所定の容積があるので、これによりブロワの圧力
変動を緩和することができるとともに、スリット状の吹
き出し口20からの空気の吹き出し速度を均一化するこ
とができる。これにより、空気吹き付け台12の上に存
在している破砕片に対して均一に空気を吹き付けること
ができ、破砕片の選別効率をより高くすることができ
る。なお、空気吹き出し口20をスリット状にすること
により、空気の吹き出し速度をより高速化することがで
き、少量の空気でも高い選別効率を得ることができる。
【0021】なお、吹き出し口20の傾斜角度θの値
は、破砕片を飛ばす方向と距離とによって決定される。
またそのスリットの幅は1〜3mm程度が好適と考えら
れるが、これも破砕片の比重等により適宜決定される。
【0022】以上のようにして選別された不燃性の異物
は、図1に示されるように容器22等に受け取られる。
また、不燃性の異物が除去された廃プラスチックの破砕
片は、ベルトコンベア等の運搬手段24により次工程に
運搬されるが、その途中に磁力選別機26を設けること
も好適である。これにより、風力選別装置で選別しきれ
なかった金属性不燃物を最終的に除去することができ、
選別効率を補完することができる。
【0023】以上のようにして構成された本発明に係る
風力選別装置に、表1に示されるような不燃性の異物を
混入させた廃プラスチックの破砕片を投入しその選別効
率を測定した。
【0024】
【表1】 表1に示されたボルト状及び立方体状の不燃性異物の選
別効率は、ほぼ100%を達成することができた。ま
た、板状の不燃性異物の場合にも、ほぼ90%の選別効
率を達成することができた。なお、板状の不燃性異物に
ついても、磁力選別機26により磁力選別を行えば選別
効率は100%とすることができた。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
空気吹き出し手段から吹き出される空気をごく近距離で
空気吹き付け台に載せられた破砕片に吹き付けることが
でき、均一に、高速の空気を吹き付けることができる。
この結果、選別効率を向上させることができる。また、
空気の吹き付け方向が斜め下方であるので、重力に逆ら
う運動エネルギが少なく、使用する空気量を減少させる
ことができる。
【0026】また、空気吹き付け台及び振り分け選別手
段の傾斜角度を適宜調整すれば、より高精度の選別を行
うことができる。
【0027】また、破砕片案内手段により、空気吹き付
け台の最も適切な位置に破砕片を落下させることがで
き、これによっても選別効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る風力選別装置の構成を示す図で
ある。
【図2】 図1に示された風力選別装置に使用される空
気吹き出し手段の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 空気吹き出し手段、12 空気吹き付け台、14
振り分け選別手段、16 破砕片案内手段、18 エ
アヘッダ、20 吹き出し口、22 容器、24 運搬
手段、26 磁力選別機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−273(JP,A) 特開 昭52−129715(JP,A) 特開 平10−137686(JP,A) 特開 平9−85176(JP,A) 特開 平8−192108(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07B 1/00 - 15/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕された選別対象物としての破砕片の
    中に混入する異物をその落下過程で風力により選別する
    風力選別装置であって、 スリット状の吹き出し口から空気を吹き出す空気吹き出
    し手段と、 前記スリット状の吹き出し口の前方に、斜め下方に傾斜
    をつけて配置され、上方から落下する破砕片を受け止め
    て、これに前記吹き出し口からの吹き出し空気を吹き付
    けるための空気吹き付け台と、 前記空気吹き付け台で空気を吹き付けられて下方に落下
    する破砕片を、その落下経路に応じて異物と振り分けて
    選別する振り分け選別手段と、を備えることを特徴とす
    る風力選別装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の風力選別装置において、
    前記空気吹き付け台は、その傾斜角度が調整自在に構成
    されていることを特徴とする風力選別装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の風力選別装置は、さら
    に、前記空気吹き付け台の上方に設置され、破砕片を前
    記空気吹き付け台に向けて落下させる破砕片案内手段を
    有し、 前記破砕片案内手段は、前記空気吹き付け台への落下位
    置を調整可能に構成されていることを特徴とする風力選
    別装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の風力選別装置において、
    前記破砕片案内手段は傾斜台で構成され、その傾斜角度
    が調整自在とされていることを特徴とする風力選別装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の風力選別装置において、
    前記振り分け選別手段は板状部材で構成され、前記落下
    経路に応じた振り分けを調整するために、その長さが変
    更可能であることを特徴とする風力選別装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の風力選別装置において、
    前記板状部材は、前記落下経路に対して角度調整可能で
    あることを特徴とする風力選別装置。
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CN114918137A (zh) * 2022-06-08 2022-08-19 高安市盛发粮油有限公司 一种稻谷空壳杂质分离装置

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