JP3492007B2 - キャップ - Google Patents
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- JP3492007B2 JP3492007B2 JP04443195A JP4443195A JP3492007B2 JP 3492007 B2 JP3492007 B2 JP 3492007B2 JP 04443195 A JP04443195 A JP 04443195A JP 4443195 A JP4443195 A JP 4443195A JP 3492007 B2 JP3492007 B2 JP 3492007B2
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- JP
- Japan
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- cap
- ring
- side wall
- shaped side
- cap body
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
- B65D41/32—Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
- B65D41/32—Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
- B65D41/46—Snap-on caps or cap-like covers
- B65D41/48—Snap-on caps or cap-like covers non-metallic, e.g. made of paper or plastics
- B65D41/485—Snap-on caps or cap-like covers non-metallic, e.g. made of paper or plastics with integral internal sealing means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、開封性に優れたキャッ
プに関し、より詳細には容易且つ確実に開封することが
できると共に、タンパーエビデント性をも兼ね備えたキ
ャップに関する。
プに関し、より詳細には容易且つ確実に開封することが
できると共に、タンパーエビデント性をも兼ね備えたキ
ャップに関する。
【０００２】
【従来の技術】樹脂製キャップは、一体成形が可能で成
形性に優れると共に、可撓性に優れているため、打栓操
作により容器口部に固定することができ、従来より種々
の形態で広く用いられている。密封性に優れると共に、
容器口部から道具を用いずに容易に取り外すことができ
るようにした開封性に優れた樹脂製キャップも知られて
おり、例えば特公昭４６−３０３５２号公報には、封緘
用スカート、外周下部に設けられた引掛け環、及び切込
み部を有する止め輪から成り、引掛け環を引張って弱化
部を破断し、この引掛け環の継目部分を支点として封緘
用スカートを折曲げ、折曲げられた部分の止め輪が瓶の
口から離れて、開封されるキャップが記載されている。
形性に優れると共に、可撓性に優れているため、打栓操
作により容器口部に固定することができ、従来より種々
の形態で広く用いられている。密封性に優れると共に、
容器口部から道具を用いずに容易に取り外すことができ
るようにした開封性に優れた樹脂製キャップも知られて
おり、例えば特公昭４６−３０３５２号公報には、封緘
用スカート、外周下部に設けられた引掛け環、及び切込
み部を有する止め輪から成り、引掛け環を引張って弱化
部を破断し、この引掛け環の継目部分を支点として封緘
用スカートを折曲げ、折曲げられた部分の止め輪が瓶の
口から離れて、開封されるキャップが記載されている。
【０００３】また、特公昭５３−１７１２号公報には、
キャップ部材とキャップ部材の環状の側壁を取囲みキャ
ップ部材にウェッブ及び終端部分で固定されている帯状
体から成り、帯状体を把持しウェッブを破断して、キャ
ップ部材の頂部を越えて上方に曲げ、この帯状体を引張
ることによってキャップ部材自体が持上げられることに
より、開封されるキャップが記載されている。
キャップ部材とキャップ部材の環状の側壁を取囲みキャ
ップ部材にウェッブ及び終端部分で固定されている帯状
体から成り、帯状体を把持しウェッブを破断して、キャ
ップ部材の頂部を越えて上方に曲げ、この帯状体を引張
ることによってキャップ部材自体が持上げられることに
より、開封されるキャップが記載されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】これらのキャップは、
開封するのに栓抜等の道具が不要であり、従来の王冠等
と比較すればその開封性は顕著に向上しているが、前者
ではキャップを折曲げてキャップを破壊する必要があ
り、開封の際にかなり大きな力が必要となって、未だ十
分開封性において満足するものでなかった。また後者の
キャップでは、瓶口にしっかり嵌合したキャップ部材を
破壊することなく帯状体で持上げて開封するものである
ため、やはり開封に際して大きな力が必要で、開封前に
帯状体が破損してしまうおそれもあり、やはり開封性の
点で十分満足するものではなかった。従って本発明の目
的は、開封の際に大きな力を必要とせず、容易且つ確実
に開封することができるキャップを提供するにある。
開封するのに栓抜等の道具が不要であり、従来の王冠等
と比較すればその開封性は顕著に向上しているが、前者
ではキャップを折曲げてキャップを破壊する必要があ
り、開封の際にかなり大きな力が必要となって、未だ十
分開封性において満足するものでなかった。また後者の
キャップでは、瓶口にしっかり嵌合したキャップ部材を
破壊することなく帯状体で持上げて開封するものである
ため、やはり開封に際して大きな力が必要で、開封前に
帯状体が破損してしまうおそれもあり、やはり開封性の
点で十分満足するものではなかった。従って本発明の目
的は、開封の際に大きな力を必要とせず、容易且つ確実
に開封することができるキャップを提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、頂板部
及びスカート部から成りスカート部内面には容器口部と
係合する突起が設けられているキャップ本体、及び該キ
ャップ本体のスカート部外面を覆うように該キャップ本
体に一体に設けられたリング状側壁から成る樹脂製キャ
ップにおいて、前記キャップ本体のスカート部には軸線
方向に延びる複数個の弱化部が設けられ、該キャップ本
体と該リング状側壁は連結部及び複数個の破断可能な橋
絡部を介して一体に成形されていると共に、連結部及び
橋絡部を除くキャップ本体スカート部外面とリング状側
壁内面とは完全に分離しているが密着していることを特
徴とするキャップが提供される。
及びスカート部から成りスカート部内面には容器口部と
係合する突起が設けられているキャップ本体、及び該キ
ャップ本体のスカート部外面を覆うように該キャップ本
体に一体に設けられたリング状側壁から成る樹脂製キャ
ップにおいて、前記キャップ本体のスカート部には軸線
方向に延びる複数個の弱化部が設けられ、該キャップ本
体と該リング状側壁は連結部及び複数個の破断可能な橋
絡部を介して一体に成形されていると共に、連結部及び
橋絡部を除くキャップ本体スカート部外面とリング状側
壁内面とは完全に分離しているが密着していることを特
徴とするキャップが提供される。
【０００６】本発明において、キャップ本体スカート部
外面とリング状側壁内面は、成形の当初は完全に一体的
に成形され、キャップ本体とリング状側壁の間には明確
な境界が設けられていないが、キャップ成形後に、橋絡
部及び連結部となるべき部分を除いて、キャップ本体ス
カート部外面及びリング状側壁内面を形成するように、
スカート部とリング状側壁の間をカッター等で切断して
分離することが好ましい。
外面とリング状側壁内面は、成形の当初は完全に一体的
に成形され、キャップ本体とリング状側壁の間には明確
な境界が設けられていないが、キャップ成形後に、橋絡
部及び連結部となるべき部分を除いて、キャップ本体ス
カート部外面及びリング状側壁内面を形成するように、
スカート部とリング状側壁の間をカッター等で切断して
分離することが好ましい。
【０００７】
【作用】本発明のキャップは、キャップ本体スカート部
とこのスカート部の外面を覆うように設けられているリ
ング状側壁から成り、リング状側壁を上方に持ち上げる
ことにより、キャップ本体とリング状側壁を連結する橋
絡部が切断される。キャップ本体スカート部には弱化部
が設けられているため、リング状側壁が上方に持ち上げ
られキャップ本体と接触しなくなると、キャップ本体は
容易に容器口部から離脱可能となり、道具を用いずにき
わめて容易に開封することができるのである。
とこのスカート部の外面を覆うように設けられているリ
ング状側壁から成り、リング状側壁を上方に持ち上げる
ことにより、キャップ本体とリング状側壁を連結する橋
絡部が切断される。キャップ本体スカート部には弱化部
が設けられているため、リング状側壁が上方に持ち上げ
られキャップ本体と接触しなくなると、キャップ本体は
容易に容器口部から離脱可能となり、道具を用いずにき
わめて容易に開封することができるのである。
【０００８】本発明のキャップでは、キャップ本体スカ
ート部外面とリング状側壁部内面が実質的には分離して
いるが、開封前においては密着した状態を保っているこ
とが重要な特徴である。開封前においてはリング状側壁
はキャップ本体に密着し、これらの間に隙間は生じてい
ない。従って、キャップ本体スカート部に弱化部が設け
られていても、リング状側壁が外側からキャップ本体を
固定して半径方向に拡がることを防止するため、容器の
密封性に影響を与えることがないのである。従って本発
明のキャップは打栓操作に付されても、キャップ本体は
リング状側壁で固定されているので半径方向に拡がるこ
とがなく、容器口部とキャップの係合を強固にすること
ができる。また、弱化部がスコアにより形成されている
場合でもスコアが破断されてしまうこともないのであ
る。
ート部外面とリング状側壁部内面が実質的には分離して
いるが、開封前においては密着した状態を保っているこ
とが重要な特徴である。開封前においてはリング状側壁
はキャップ本体に密着し、これらの間に隙間は生じてい
ない。従って、キャップ本体スカート部に弱化部が設け
られていても、リング状側壁が外側からキャップ本体を
固定して半径方向に拡がることを防止するため、容器の
密封性に影響を与えることがないのである。従って本発
明のキャップは打栓操作に付されても、キャップ本体は
リング状側壁で固定されているので半径方向に拡がるこ
とがなく、容器口部とキャップの係合を強固にすること
ができる。また、弱化部がスコアにより形成されている
場合でもスコアが破断されてしまうこともないのであ
る。
【０００９】本発明のキャップは、先ずキャップ本体と
リング状側壁が明確な境界なく完全に一体的である一次
成形物として成形され、次いでこの一次成形物からキャ
ップ本体とは分離したリング状側壁を形成すべく、スカ
ート部外面とリング状側壁内面と成るべき部分を形成す
るように切り込みが入れられて成形されるのである。こ
の切り込みは連結部（切れ目を入れない部分）と破断可
能な橋絡部（リング状側壁をキャップ本体に繋ぐ部分）
を除いて入れられ、最終成形物においてもキャップ本体
及びリング状側壁はこれらの部分でキャップ本体との一
体性を保っているのである。
リング状側壁が明確な境界なく完全に一体的である一次
成形物として成形され、次いでこの一次成形物からキャ
ップ本体とは分離したリング状側壁を形成すべく、スカ
ート部外面とリング状側壁内面と成るべき部分を形成す
るように切り込みが入れられて成形されるのである。こ
の切り込みは連結部（切れ目を入れない部分）と破断可
能な橋絡部（リング状側壁をキャップ本体に繋ぐ部分）
を除いて入れられ、最終成形物においてもキャップ本体
及びリング状側壁はこれらの部分でキャップ本体との一
体性を保っているのである。
【００１０】しかもスカート部外面及びリング状側壁内
面の間は溝を掘った状態のように切欠になっているので
はなく、単に切り込みを入れただけなので、これらは完
全に分離しているにもかかわらず、実質的には密着した
状態を保つことができるのである。更に本発明のキャッ
プでは、開封するためにリング状側壁を引き上げるとリ
ング状側壁とキャップ本体を繋ぐ橋絡部が破断されて、
再密封することが不可能であり、一旦開けたものである
ことが一目でわかるタンパーエビデント性をも有してい
るのである。
面の間は溝を掘った状態のように切欠になっているので
はなく、単に切り込みを入れただけなので、これらは完
全に分離しているにもかかわらず、実質的には密着した
状態を保つことができるのである。更に本発明のキャッ
プでは、開封するためにリング状側壁を引き上げるとリ
ング状側壁とキャップ本体を繋ぐ橋絡部が破断されて、
再密封することが不可能であり、一旦開けたものである
ことが一目でわかるタンパーエビデント性をも有してい
るのである。
【００１１】
【実施例】以下、本発明を添付図面に基づいて詳細に説
明する。本発明の一例を示す図１及び図２において、図
１の（Ａ）はキャップを容器口部に嵌合した状態の側面
図、（Ｂ）はキャップの平面図、（Ｃ）はキャップの底
面図をそれぞれ示し、図２はキャップを容器口部に嵌合
した状態の要部（キャップ本体にスリットが設けられて
いる部分）の断面図を示すものである。図３は、図１に
示すキャップの開封操作を説明する図である。全体を１
で表わす本発明のキャップは、概略的にいってキャップ
本体２及びリング状側壁３から成る。キャップ本体２は
頂板部４及びスカート部５から成り、頂板部４内面には
密封性を保持するためのインナーリング６、スカート部
５の内面には容器口部７のビード８に嵌合してキャップ
を固定する突起９、及びスカート部５には下端から上方
に延びるスリット１０が複数個設けられている。
明する。本発明の一例を示す図１及び図２において、図
１の（Ａ）はキャップを容器口部に嵌合した状態の側面
図、（Ｂ）はキャップの平面図、（Ｃ）はキャップの底
面図をそれぞれ示し、図２はキャップを容器口部に嵌合
した状態の要部（キャップ本体にスリットが設けられて
いる部分）の断面図を示すものである。図３は、図１に
示すキャップの開封操作を説明する図である。全体を１
で表わす本発明のキャップは、概略的にいってキャップ
本体２及びリング状側壁３から成る。キャップ本体２は
頂板部４及びスカート部５から成り、頂板部４内面には
密封性を保持するためのインナーリング６、スカート部
５の内面には容器口部７のビード８に嵌合してキャップ
を固定する突起９、及びスカート部５には下端から上方
に延びるスリット１０が複数個設けられている。
【００１２】キャップ本体２のスカート部５には、リン
グ状側壁３が完全に一体化されている連結部１１が形成
されている。この連結部１１はリング状側壁をキャップ
本体から完全に分離させないようにすると共に、後述す
る開封操作における支点の役割を有している。また、リ
ング状側壁３をキャップ本体２に破断可能なように連結
する複数個の橋絡部１２が、間隔をおいて設けられてい
る。キャップ本体スカート部５の外面及びリング状側壁
３の内面は密着しているが、図２に示すように切断面１
３で分離されている。この切断面１３は、周方向におい
ては連結部１１を除いて、且つ軸線方向においては橋絡
部１２を除いた部分では下部まで貫通するように切断分
割されている。この切断面１３ではリング状側壁３の内
面とスカート部の外面は一体的に密着しており、隙間は
形成されていない。
グ状側壁３が完全に一体化されている連結部１１が形成
されている。この連結部１１はリング状側壁をキャップ
本体から完全に分離させないようにすると共に、後述す
る開封操作における支点の役割を有している。また、リ
ング状側壁３をキャップ本体２に破断可能なように連結
する複数個の橋絡部１２が、間隔をおいて設けられてい
る。キャップ本体スカート部５の外面及びリング状側壁
３の内面は密着しているが、図２に示すように切断面１
３で分離されている。この切断面１３は、周方向におい
ては連結部１１を除いて、且つ軸線方向においては橋絡
部１２を除いた部分では下部まで貫通するように切断分
割されている。この切断面１３ではリング状側壁３の内
面とスカート部の外面は一体的に密着しており、隙間は
形成されていない。
【００１３】一方、リング状側壁３はスカート部５を拘
束するように固定しているので、容器口部７のビード８
とキャップの突起９との係合を強固にすることができ
る。リング状側壁３の連結部１１と対向する部分１４
（以下、開封開始部分という）は、他の部分よりも若干
上方に突出した形状であり、開封に際しこの部分の下端
を手掛かりとして把持すべきことがわかるようになって
いる。
束するように固定しているので、容器口部７のビード８
とキャップの突起９との係合を強固にすることができ
る。リング状側壁３の連結部１１と対向する部分１４
（以下、開封開始部分という）は、他の部分よりも若干
上方に突出した形状であり、開封に際しこの部分の下端
を手掛かりとして把持すべきことがわかるようになって
いる。
【００１４】本発明のキャップを開封するには、まず図
３に示すように、開封開始部分１４を図３の矢印Ａの方
向に引き上げる。リング状側壁が上方に引き上げられる
と、開封開始部分に近い橋絡部１２から破断が開始し、
連結部１１の付近まで橋絡部１２の破断が終ると、リン
グ状側壁３とキャップ本体２との分割はこれ以上進行し
なくなる。この時点で図３の矢印Ｂの方向に開封開始部
分１４を引張ることによりキャップ本体を容器口部から
取り外すことができる。前述したようにスカート部５は
リング状側壁３によって周囲から拘束されているため、
スカート部５に下端から上方に延びるスリット１０が複
数個設けられていてもキャップの嵌合には何等影響を与
えないものであったが、リング状側壁３が取り外される
と、リング状側壁３によるスカート部への拘束が解除さ
れてスカート部５は半径方向に拡がることが可能とな
る。このため、リング状側壁３を引張ればキャップ１を
容器口部７から容易に取り外すことができるのである。
３に示すように、開封開始部分１４を図３の矢印Ａの方
向に引き上げる。リング状側壁が上方に引き上げられる
と、開封開始部分に近い橋絡部１２から破断が開始し、
連結部１１の付近まで橋絡部１２の破断が終ると、リン
グ状側壁３とキャップ本体２との分割はこれ以上進行し
なくなる。この時点で図３の矢印Ｂの方向に開封開始部
分１４を引張ることによりキャップ本体を容器口部から
取り外すことができる。前述したようにスカート部５は
リング状側壁３によって周囲から拘束されているため、
スカート部５に下端から上方に延びるスリット１０が複
数個設けられていてもキャップの嵌合には何等影響を与
えないものであったが、リング状側壁３が取り外される
と、リング状側壁３によるスカート部への拘束が解除さ
れてスカート部５は半径方向に拡がることが可能とな
る。このため、リング状側壁３を引張ればキャップ１を
容器口部７から容易に取り外すことができるのである。
【００１５】本発明のキャップを成形するには、まず射
出成形、圧縮成形等によりキャップ本体及びリング状側
壁を完全に一体的に成形する。この際キャップ本体には
スリット等も同時に形成される。次いでキャップの頂板
部方向から、スカート部の外面及びリング状側壁の内面
を形成するようにカッター等で切り込みが入れられる
（図２に示す切断面１３）。軸線方向には、橋絡部を形
成する部分では貫通しないように、それ以外の部分は貫
通するように、また周方向には連結部を残すように切り
込みを入れることにより、開封は容易でありながら、開
封前はリング状側壁とキャップ本体の一体性が維持さ
れ、分離しているにもかかわらずリング状側壁はスカー
ト部と密着してスカート部を半径方向に拡がらないよう
に拘束することが可能となるのである。
出成形、圧縮成形等によりキャップ本体及びリング状側
壁を完全に一体的に成形する。この際キャップ本体には
スリット等も同時に形成される。次いでキャップの頂板
部方向から、スカート部の外面及びリング状側壁の内面
を形成するようにカッター等で切り込みが入れられる
（図２に示す切断面１３）。軸線方向には、橋絡部を形
成する部分では貫通しないように、それ以外の部分は貫
通するように、また周方向には連結部を残すように切り
込みを入れることにより、開封は容易でありながら、開
封前はリング状側壁とキャップ本体の一体性が維持さ
れ、分離しているにもかかわらずリング状側壁はスカー
ト部と密着してスカート部を半径方向に拡がらないよう
に拘束することが可能となるのである。
【００１６】本発明のキャップにおいては、上記実施例
に記載された例に限定されず、種々の変更をすることが
できる。例えば、キャップ本体スカート部に設ける弱化
部は、上記のような完全に破断されているスリット以外
にも、スコア、スリットとスコアの組合せ等のように開
封に際し容易に破断できるものであれば採用することが
できる。また、成形に用いる樹脂としては、各種プラス
チック、例えば高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、
熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレン系樹脂、
ＡＢＳ樹脂等から成ることができる。更に、容器に密封
性を与えるために、キャップ本体頂板部内面に、オレフ
ィン系樹脂や塩化ビニルプラスチゾル等から形成される
従来公知のライナーが使用されている。
に記載された例に限定されず、種々の変更をすることが
できる。例えば、キャップ本体スカート部に設ける弱化
部は、上記のような完全に破断されているスリット以外
にも、スコア、スリットとスコアの組合せ等のように開
封に際し容易に破断できるものであれば採用することが
できる。また、成形に用いる樹脂としては、各種プラス
チック、例えば高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、
熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレン系樹脂、
ＡＢＳ樹脂等から成ることができる。更に、容器に密封
性を与えるために、キャップ本体頂板部内面に、オレフ
ィン系樹脂や塩化ビニルプラスチゾル等から形成される
従来公知のライナーが使用されている。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、完全に一体に成形され
たキャップ本体及びリング状側壁を成形後に切り込みを
入れることにより分離して、連結部及び橋絡部を除いて
キャップ本体スカート部外面とリング状側壁内面とが実
質的には分離しているが開封前においては完全に密着し
た状態とすることにより、容器口部のビードとキャップ
の突起との係合を強固にすることができ、しかも道具を
用いることなく簡単且つ確実に開封することができると
共に、ＴＥ性をも示すことができるキャップを提供する
ことができた。
たキャップ本体及びリング状側壁を成形後に切り込みを
入れることにより分離して、連結部及び橋絡部を除いて
キャップ本体スカート部外面とリング状側壁内面とが実
質的には分離しているが開封前においては完全に密着し
た状態とすることにより、容器口部のビードとキャップ
の突起との係合を強固にすることができ、しかも道具を
用いることなく簡単且つ確実に開封することができると
共に、ＴＥ性をも示すことができるキャップを提供する
ことができた。
【図１】本発明のキャップの一例を示す図である。
【図２】図１に示す本発明のキャップの要部断面図であ
る。
る。
【図３】図１に示す本発明のキャップの開封操作を説明
するための図である。
するための図である。
１ キャップ
２ キャップ本体
３ リング状側壁
５ スカート部
１０ スリット
１１ 連結部
１２ 橋絡部
１３ 切断面
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65D 41/48
B65D 41/60
Claims (3)
- 【請求項１】 頂板部及びスカート部から成りスカート
部内面には容器口部と係合する突起が設けられているキ
ャップ本体、及び該キャップ本体のスカート部外面を覆
うように該キャップ本体に一体に設けられたリング状側
壁から成る樹脂製キャップにおいて、 前記キャップ本体のスカート部には軸線方向に延びる複
数個の弱化部が設けられ、該キャップ本体と該リング状
側壁は連結部及び複数個の破断可能な橋絡部を介して一
体に成形されていると共に、連結部及び橋絡部を除くキ
ャップ本体スカート部外面とリング状側壁内面とは完全
に分離しているが密着していることを特徴とするキャッ
プ。 - 【請求項２】 前記キャップ本体スカート部外面とリン
グ状側壁内面は、射出又は圧縮成形後に切り込みを入れ
て橋絡部及び連結部を除く部分が分離されたことにより
形成されたものである請求項１記載のキャップ。 - 【請求項３】 前記弱化部がスリットである請求項１ま
たは２記載のキャップ。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04443195A JP3492007B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | キャップ |
| US08/607,059 US5762217A (en) | 1995-03-03 | 1996-02-26 | Resin cap |
| KR1019960005626A KR100436630B1 (ko) | 1995-03-03 | 1996-02-29 | 수지제캡 |
| DE69630551T DE69630551T2 (de) | 1995-03-03 | 1996-02-29 | Kunststoffkappe |
| EP96301387A EP0729895B1 (en) | 1995-03-03 | 1996-02-29 | Resin cap |
| IN323MA1996 IN192642B (ja) | 1995-03-03 | 1996-03-01 | |
| CN96102936A CN1071254C (zh) | 1995-03-03 | 1996-03-04 | 树脂盖 |
| SA96170026A SA96170026A (ar) | 1995-03-03 | 1996-05-21 | سدادة لدائنية |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04443195A JP3492007B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | キャップ |
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