JP3491569B2 - 導電ダンパおよび導電ダンパ型スピーカ - Google Patents

導電ダンパおよび導電ダンパ型スピーカ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電ダンパおよび
導電ダンパ型スピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】スピーカ構造において、スピーカの配線
工数を削減する目的で、導電ダンパが種々提案されてい
る。この導電ダンパは、一般的にダンパ或いはスパイダ
と称されているサスペンションのコルゲーションに沿う
形態で導電体を装着したものであるが、従来の導電ダン
パは実用性に乏しい。
【0003】そこで、出願人は、実用に耐え得るものと
して初めて、図6および図7に示すような導電ダンパ1
0を先に提案している(たとえば、特許第267114
0号参照)。この導電ダンパ10は、導電体2として、
繊維に銅線箔を巻き付けてなる導電線、通称「錦糸線」
と称される導電線を任意の本数で平編状に編んだ導電線
(以下、平編錦糸線21と記す)を採用している。そし
て、この導電ダンパ10は、サスペンションを構成する
織布等からなる基布に平編錦糸線21を縫着し、次い
で、縫着済みの基材を熱圧成型し、コルゲーション12
に沿った状態で導電体2、即ち平編錦糸線21を装着せ
しめてなるものである。
【0004】この導電ダンパ10の製造方法をさらに詳
述すると、まず一般市販品のフェノール樹脂原液を溶剤
であるメタノールにて希釈し、比重を任意の数値に設定
したフェノール樹脂溶液を得、該溶液に綿、或いは化学
繊維等からなる織布をデッピングしてフェノール樹脂を
含浸、或いはコートし、更にメタノール溶剤を揮発させ
樹脂タック性を除いた後、所定の幅に切断してダンパ成
型用の基布を作製する。
【0005】さらに、該基布に導電体2として平編錦糸
線21を基布の中心線上、或いは中心線に対して所定の
間隔で2本平行にコーネックス(商標名)等と称されて
いる縫着用の糸にて縫付ける。更に、該平編錦糸線21
縫着済みの基布を、該基布の中心線を基準にして一般的
なダンパと同様に熱プレスによる成型加工を施し、コル
ゲーション11を一体成型し、更に不要な部分をプレス
にて切除するトリミング加工を施し、図6に示すように
平編錦糸線21をコルゲーション11に沿った状態で装
着した導電ダンパ10となる。
【0006】この導電ダンパ10は、従来のスピーカ構
造におけるボイスコイルのコイル線とスピーカ端子を接
続する導電体としてのリード線をダンパの表面から離し
てたとえばその下方に垂らすようにフォーミングして配
線していた場合の配線工数を削減することができる。出
願人が案出した、この導電ダンパ10は、出願人により
既に大量に生産され、完全に実用化されている。
【0007】また、従来種々の反発型スピーカが提案さ
れているが、出願人は、反発型スピーカの配線構造にお
いて上述の導電ダンパ10を用いた配線構造も提案して
いる(たとえば、特開平11−32390号参照)。
【0008】この配線構造は、反発型スピーカにおい
て、特に薄型化及び高音質化を目的として、ボイスコイ
ルの外周部に振動板内周部とダンパ内周部とを接着等の
手段で装着し、振動板を直接駆動してなるスピーカ(以
下、直動型スピーカと記す)に、導電ダンパ10を用い
たものである。
【0009】出願人が提案した直動型スピーカは、本
来、軽量で薄型、しかも高音質化を要求される車載用ス
ピーカを対象として開発商品化されたものである。一般
的に、車載用スピーカは、口径5インチ〜6.5インチ
と称されているものが多用されており、そのボイスコイ
ルの内径は約20mm〜26mm程度のものが一般的で
ある。以下、従来例を説明するにあたり、口径6.5イ
ンチ、ボイスコイルの内径25.9mmの直動型スピー
カを例にして説明する。
【0010】図8は、従来の導電ダンパ10を用いた直
動型スピーカの構造を示す半断面図および部分拡大図で
ある。図8に示す直動型スピーカは、磁性材料からなる
センタープレート83を挟持する2個のマグネット8
1,82の同極同志を向かい合わせて反発するように配
置した反発磁気回路8と、反発磁気回路8の外周部に一
定のクリアランスを持って配置されたボビン4と、ボビ
ン4に取り付けられたボイスコイル3と、ボビン4に取
り付けられた振動板5と、ボイスコイル3に取り付けら
れた導電ダンパ1とを有する。
【0011】反発磁気回路8は、2個のマグネット8
1,82の同極同志、例えばN極同志を向かい合わせて
反発するように配置し、かつ同極(N極)面で鉄等の軟
磁性材からなるセンタープレート83を挟持し、反発す
る磁気をセンタープレート83中に誘導せしめ、かつ該
磁気をセンタープレート83の外周部方向に流してセン
タープレート83の外側部に一定の磁束を発生させてい
る。
【0012】ボビン4の上端部には、振動板5の内周
部、すなわちネック部51が接着等の手段で装着され、
さらに、ダンパ内周部12(図6参照)が、ボイスコイ
ル3の外周部に接着等の手段で装着されている。
【0013】また、ボイスコイル3とダンパ内周部12
に及んだ平編錦糸線21端部との配線構造は、以下の様
になっている。まず、ボイスコイル3の外周部に所定厚
さの絶縁紙(図面に表すと煩雑となり解りずらくなるた
め、ここでは省いてある)を貼着する。次いで、図6お
よび図7に示すように、絶縁紙表面の所望の個所、すな
わち導電ダンパ10の平編錦糸線21の間隔に対応した
位置(2個所)に、所定寸法の銅箔32,33を貼り付
ける。次いで、銅箔32,33に、ボイスコイル3を構
成するボイスコイル線31の両端部、すなわち巻き始め
の端部および巻き終わりの端部をそれぞれ半田7で半田
付けして接続配線する。
【0014】したがって、銅箔32,33が、ボイスコ
イル3への入力用電極となるので、ダンパ内周部12を
ボイスコイル3の外周部へ挿入する際、ダンパ内周部1
2に及んだ平編錦糸線21端部の位置を銅箔32,33
の位置に合わせながら挿入する。それにより、各々の銅
箔32,33が、各々の平編錦糸線21の端部に接触し
た状態で、導電ダンパ10が設置される。
【0015】次に、銅箔32,33とダンパ内周部12
に及んだ平編錦糸線21端部との接触部の断面構造を説
明する。図7の拡大図に示すように、銅箔32,33と
平編錦糸線21端部との接触部を半田で半田付けして配
線するため、当然の如く、ボイスコイル3外周部(銅箔
32,33の部分)に半田が盛り上がった部分(以下、半
田接合部7と記す)が形成される。更に、ボイスコイル
3外周部とダンパ内周部12との接合部に接着剤6を塗
布することにより、ボイスコイル3外周部とダンパ内周
部12とを接着結合せしめ、かつ半田接合部7を保護コ
ートしてある(図7の拡大図では、半田接合部7を図示
するために接着剤の一部を切り欠いてある)。
【0016】したがって、図8の拡大図に示すように、
ダンパ内周部12に及んだ平編錦糸線21端部と銅箔3
2,33との半田接合部7が、ボイスコイル3の最外周
部におけるボイスコイル3巻幅の中央近傍に配置される
こととなる。それにより、ダンパ内周部12は、半田接
合部7とボイスコイル3下端部との間に配置され、図8
に示すように、振動板5の内周部、一般的にネック部5
1と称されている部分が、半田接合部7とボイスコイル
3上端部との間に配置される。
【0017】直動型スピーカのボイスコイル3は、スピ
ーカの有する反発磁気回路8の特徴から次のような構造
とすることでより良好な効率を得られることが我々の実
験で得られている。すなわち、ボイスコイル3の構造
は、その巻幅寸法がマグネット81,82に挟持された
プレート83の厚さより若干大きな寸法とし、かつ多層
巻きボイスコイル、いわゆる一般的に多層巻きショート
ボイスコイルと称されているボイスコイル構造とする。
このようなボイスコイル3の構造の一部は、既に提案さ
れ、公知になっている(特開平6−284499号参
照)。
【0018】したがって、内径25mm前後のボイスコ
イル3を使用した場合、反発磁気回路8の寸法及び能力
等を考慮すると、ボイスコイル3の巻幅は、約7mm〜
6mm程の多層巻きボイスコイルが好ましく(すなわ
ち、再生音域が低域になるほど層を多くするのが好まし
い)、その結果、ボイスコイル3の外周部に接着される
ダンパ内周部12のボイスコイル3巻幅における位置
は、接着強度を考慮すると、ボイスコイル3下端部より
2mm〜3mm上方の位置が好ましい。
【0019】ここで言う接着強度とは、ボイスコイル3
外周部とダンパ内周部12との接合部における接着強度
のことで、この接着強度は、塗布された接着剤6の強度
により決定される。しかし、製造において一般的な接着
剤6を用い、かつ一般的な塗布方法で所定の強度を得る
には、接着剤6自体の強度もさることながら、接着面積
も重要な要素である。そこで、必要な接着面積を得るた
め、ボイスコイル3巻幅におけるダンパ内周部12の位
置が重要となる。
【0020】以下、この点について説明する。ボイスコ
イル3に入力信号が印加されると、ボイスコイル3は、
図8の拡大図で示す上下方向(矢印方向)に移動する振幅
運動を起こす。振幅運動を起こすと、当然の如く接着
部、つまりボイスコイル3外周部に接着したダンパ内周
部12を剥離しょうとする力(以下、剥離力と記す)が加
わる。入力信号が大きくなるほど振幅も大きくなるの
で、剥離力も大きくなり、当然の事ながら、接着強度
は、この剥離力に耐え得るものでなければならない。
【0021】一般的な接着剤の塗布方法にてボイスコイ
ル3と導電ダンパ10との接合部に所定量の接着剤6を
塗布すると、ダンパ内周部12の表面側に塗布ノズル
(図示しない)より吐出された接着剤6が、ダンパ内周
部12とボイスコイル3外周部との隙間やダンパ織布の
織り目よりダンパ裏面側に染み出す。それにより、図8
の局部拡大断面図で示す如く、接着剤6が、ダンパ裏面
側のボイスコイル3外周部に付着し、必要な接着面積を
確保し剥離力に耐えるようにする。このとき、ダンパ裏
面側の接着面積を確保するために、上述の如くボイスコ
イル3巻幅におけるダンパ内周部12の接合位置を、ボ
イスコイル3下端部より最低限2mm〜3mmほど上方
にする必要がある。
【0022】仮に、図9(A)の局部拡大図に示すよう
に、ボイスコイル3をボビンレスタイプとし、ダンパ内
周部12の位置が、ボイスコイル3巻幅のちょうど下端
部に設置された場合を考える。この場合、ダンパ内周部
12とボイスコイル3外周部との隙間やダンパ織布の織
り目などより裏面側に染み出した接着剤6が、ダンパ裏
面側のボイスコイル3外周部に付着すること無く、単に
ダンパ裏面側に溜まる状態になる。その結果、接合部に
おける必要な接着面積が不足し、当然のことながら接着
強度が減少し、大振幅時にダンパ内周部12が、ボイス
コイル3より剥離脱落し、ボイスコイル3を正常に支持
することは不可能となる。
【0023】したがって、ダンパ内周部12は、ボイス
コイル3の下端部より2mm〜3mm上方の位置にすれ
ば、上述の如くボイスコイル3の巻幅の寸法が約6mm
であれば、ボイスコイル3外周部の中央部近傍に配置さ
れる。更に、前述の半田接合部7が、ダンパ内周部12
上方向に配置されるが、この半田接合部7は、ボイスコ
イル3断面の中央部近傍から更に上方に配置されること
になる。半田接合部7の幅寸法は、断面で概ね2mm〜
3mm程になり、更にその上方向に振動板5のネック部
51が配置されることとなる。以上の寸法関係から、ネ
ック部51は、必然的にボイスコイル3の上端部若しく
は上端部近傍に配置せざるを得なくなる。
【0024】しかし、ボイスコイル3の上端部若しくは
上端部近傍に振動板5のネック部51を配置すると、ボ
イスコイル3とネック部51を接着結合せしめるための
接着剤6の塗布が、極めて困難或いは不可能となる。以
下、この点について説明すると、ネック部51とボイス
コイル3外周部との接合部に接着剤6を塗布する際、所
定の接着強度を得るためには、所定量の接着剤6を塗布
しなければならない。たとえば、ネック部51の直径が
約25mm程度であり、一般的に多用されているアクリ
ル系の接着剤6を塗布する場合には、一般的に0.25
g〜0.3g程度の塗布量となる。
【0025】この塗布量の接着剤6を、上述の如くボイ
スコイル3上端部に振動板5のネック部51を配置した
状態にて塗布すると、ネック部51が傾斜しているの
で、塗布された接着剤6がボイスコイル3内周部側まで
流れ込み、図9(B)の局部拡大図に示すような塗布状
態となる。接着剤6は、ボイスコイル3内周部に付着し
硬化するが、この状態のボイスコイル3を用いると、ボ
イスコイル3内周部とセンタプレート83との間隔を正
確に設けることは不可能となるばかりでなく、スピーカ
の組み立てが実質上不可能となる。
【0026】一般的なスピーカ構造のネック部51及び
ボイスコイル3の接着結合部においては、図8に示すよ
うにボビン4が介在し、その上端部がネック部51より
高い位置に配置されている。そのため、ネック部51に
接着剤6を塗布すると、ネック部51およびボビン4外
周部の間に接着剤6が溜まる状態になり、上述のように
接着剤6がボイスコイル3内周部側に流れ出す状況には
ならない。したがって、現状の直動型スピーカのネック
部51及びボイスコイル3の接着結合部は、図8に示す
ように、ボイスコイル3の内周部に厚さ約0.05mm
〜0.1mm程度のボビン4を設け、ネック部51の接
着剤6が、ボイスコイル3の内周部側に流れ込まない構
造にすると共に有効接着面積を確保し、剥離力に耐える
必要接着強度を得ている。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】この直動型スピーカ
は、従来型車載用スピーカより極めて軽量でかつ薄型で
あるため、一般的に用いられている車載用スピーカ(約
20Wクラス)と同等以上の性能を発揮し、しかも実用
的には全く問題ない機能を有している。しかし、更なる
高性能化、特に高出力化が昨今強く求められており、こ
のような要望への対応策としては、スピーカに引加され
る大入力信号に充分耐えなければならない。耐えるため
の一般的常套手段としては、ボイスコイル3の線径を太
くすることであり、たとえば、従来のボイスコイル3の
線径(導体径)が0.20mmとすると、この線径から
0.25mm以上の線径に変更する等である。
【0028】ところが、線径を太くすると、当然の事な
がらボイスコイル3の重量が増えるので、振動系の重量
増加となり性能低下を招く。また、従来のボイスコイル
3と同様の巻数、並びに巻層数にすると、反発磁気回路
8に適切な範疇のボイスコイル3巻幅寸法より巻幅が増
え、その結果、磁気効率が悪化し、性能を維持すること
が困難となる。したがって、磁気効率を向上させるため
には、ボビンレス化して、かつボイスコイル3巻幅を増
やさずに巻層数を増やす手段が好ましい。
【0029】特に、ボビンレス化は、ボイスコイル線3
1の線材をボビン厚さ分だけ更に内側に配置させること
ができる。したがって、ボイスコイル3が、センタープ
レート83の外周部により近距離に配置することが可能
となるため、磁気効率が向上するばかりでなく、ボビン
4分の重量をも軽減できるため、振動系全体の重量の軽
減にもなり、性能向上の有力な手段となることは衆目の
一致する所である。しかし、上述の如く、巻幅寸法が変
わらずボビンレス構造であると、ボイスコイル3とネッ
ク部51の接合部への接着剤6塗布が不可能になる等の
不具合が発生することとなる。
【0030】そこで、本発明は、以上述べたような従来
の直動型スピーカを高性能化する場合に発生する不具合
を解消することを課題とし、高性能化、特に大出力化が
容易に可能な導電ダンパおよび導電ダンパ型スピーカを
提供することを目的とするものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記した目的に鑑みて、
本発明の導電ダンパは、スピーカ用サスペンションのコ
ルゲーションに沿った状態で導電体を装着してなる導電
ダンパであって、その内周部の一部に任形状の凹部を設
け、導電体の端部を凹部の底面に沿った状態で装着せし
めたものである。これにより、ボイスコイルと導電体と
の半田接合部の接合位置を従来構造より下げつつ、ボイ
スコイルと導電ダンパとの接着強度を十分に確保するこ
とができる。したがって、振動板の反りが浅い平面型の
スピーカやボビンレスのボイスコイルを有するスピーカ
などに応用するのが好適である。
【0032】また、本発明の導電ダンパ型スピーカは、
磁性材料からなるセンタープレートを挟持する2個のマ
グネットの同極同志を向かい合わせて反発するように配
置した反発磁気回路と、上記反発磁気回路の外周部に一
定のクリアランスを持って配置されたボイスコイルと、
ボイスコイルに取り付けられた振動板と、スピーカ用サ
スペンションのコルゲーションに沿った状態で導電体を
装着してなり、ボイスコイルに取り付けられた導電ダン
パとを有する。また、ダンパ内周部の一部に任意形状の
凹部を設け、導電体の端部を凹部の底面に沿った状態で
装着せしめ、導電体端部をボイスコイルと接合してい
る。
【0033】これにより、ボイスコイルと導電体との半
田接合部の接合位置を従来より下げつつ、ボイスコイル
と導電ダンパと接合のための接着剤の塗布を容易にする
と共似その接着強度を十分に確保することができる。ま
た、従来より太いボイスコイル線材を使用したボビンレ
ス構造を用いることができ、耐パワー性能を向上させつ
つ、音圧レベルの低下を防ぐことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の導電ダンパおよび
導電ダンパ型スピーカの実施の形態を図1〜図5にて説
明する。なお、図1〜図5において、図6〜図9に示す
従来例と同じ構成要素は、同じ参照符号を付して説明す
る。
【0035】上述の課題を達成するための本発明の導電
ダンパおよび導電ダンパ型スピーカは、次のように要約
される。まず本発明では、導電ダンパ10の構造を再検
討し、導電体とボイスコイル外周部との半田接合部の占
有面積に着目した。つまり、導電体2とボイスコイル3
外周部との半田接合部7は、ボイスコイ3外周部に対し
て占有率は少ないが、ボイスコイル3巻幅寸法に対して
占有率が多い。
【0036】そこで、本発明の導電ダンパ1は、図1か
ら図4に示すように、ダンパ内周部12の一部に任意形
状の凹部11を設け、かつコルゲーション11の表面に
沿わせた導電体2(21)の端部および端部近傍が凹部
11を構成する底面に沿った状態で装着するような構造
とし、更に導電体2(21)端部とボイスコイル3外周
部に設けられた銅箔32,33電極との半田接合部7を
凹部11に配置する。それにより、ダンパ内周部12に
配置される導電体2の端部を局部的に凹状態にすること
により、半田接合部7のみを従来位置よりボイスコイル
3下端部方向に配置する。なお、導電ダンパ1の製造方
法や他の構造は,従来の導電ダンパ10と同様になって
いる。
【0037】また、本発明の導電ダンパ型スピーカは、
図5に示すように、上述の発明の導電ダンパ1を用いる
ことにより、ダンパ内周部12とボイスコイル3外周部
との接着剤6による接着強度を確保し、かつ振動板5の
ネック部51の設置箇所を従来のボイスコイル3上端部
からボイスコイル3中央近傍に移設する。それにより、
接着部(ネック部51とボイスコイル3外周部との接合
部)に所定接着強度に必要な量の接着剤6を塗布して
も、接着剤6が、ボイスコイル3内周部側に流れ込まず
に、ボイスコイル3外周部とネック部51との間に接着
剤6が溜まるような振動系部品組立構造を有する。
【0038】次に、本発明の導電ダンパ1および導電ダ
ンパ型スピーカについて、以下に詳細に説明する。
【0039】本発明の導電ダンパ1は、従来例と基本的
に同様に、フェノールとメタノールの割合が約1:4.
5の割合で希釈した溶液を得、通称コーネックス(商標
名)と呼ばれている繊維を経糸、緯糸共に所定本数織り
込んでなる織布を上述の溶液にデッピングして該織布に
フェノール樹脂を含浸せしめる。更に、溶剤を揮発させ
樹脂のタック性を取り除いた後、所定の巾に切断し、導
電ダンパ1の基布を作製する。
【0040】一方、錦糸線は、母線径0.1mmの錫合
金銅線を巾0.32mm、厚さ0.027mmの箔に加
工し、太さ200デニールのパラ系アラミド繊維に22
±2回/cmで1層にて巻き付けた錦糸線とする。更
に、該錦糸線を13本組にし編組ピッチ27.45±
0.82mm/回にて平編状に編み、巾約2.2mm、
厚さ0.44mm、電気抵抗0.48Ω/Mの平編錦糸
線21を得る。この平編錦糸線21を、上述のダンパ用
基布切断巾の中心線から10.5mm、(ピッチ約21
mm)に振り分けた位置に、2本平行にコーネックス#
40(商標名)と称される糸にて縫付け、平編錦糸線2
1付きでかつフェノール含浸済の基布を得る。
【0041】次いで、従来例と同様、熱圧成型にて同芯
円状で放射状につながりを有したコルゲーション11を
一体成型し、上述の平編錦糸線21が、コルゲーション
11に沿うように装着せしめた成形体を作製する。熱圧
成形用の金型温度は、約200℃に設定し、下金型の最
も内側に位置するコルゲーションの内側でかつダンパの
中心線から10.5mm、(ピッチ約21mm)に振り
分けた位置に、所定形状の凹部15(上金型は凸部)を
設けている。
【0042】次いで、上述の平編錦糸線21付き基布を
下金型の所定位置に設置し、上金型を下降させ、平編錦
糸線21付き織布基布を挟持して、圧力は約600Kg
(軸出力)、プレス時間は約10秒で熱圧プレスする。
その結果、基布に含浸したフェノール樹脂が硬化し、平
編錦糸線21付き織布基布に所定のコルゲーション11
形状を成型する。成型後に、熱圧成型金型より平編錦糸
線21付きの基布成型品を取り出すと、縫い付けられた
平編錦糸線21も当然の如くコルゲーション11、およ
びダンパ最内周部12に設けた凹部15の底面に沿った
状態にて整形される。
【0043】上述の2本の平編錦糸線21が、所定位置
に装着されたコルゲーション11成型体をトリミング工
程に移行し、外側部の不要部分を切除して、導電ダンパ
1として完成させる。本実施の形態の場合、トリミング
用の抜き金型を作製し、上述の平編錦糸線21装着済み
の成型体を抜き金型に設置し、プレス加工を施すことに
より余分な部分を切断し、図1に示すような所望の導電
ダンパ1を得ることができる。
【0044】上記のようにして完成した導電ダンパ1の
概略寸法を記すと、内径約29.50mm、外径83.
0mm、コルゲーション深さ約2.0mm、コルゲーシ
ョン数7で、ダンパ内周部12に及んだ平編錦糸線21
端部は、幅約5.0mm、ダンパ内周部12からの深さ
約1.90mmの凹部15の底面に沿った状態で収めら
れている。凹部15は、幅約5.0mmで導電ダンパ内
周部12から垂直に直線的に立ち下がる2つの側面と、
この2つの側面に連結された水平な底面とを有する。
【0045】また、導電ダンパ1の外周部には、幅約
3.0mm程の貼り代部14が設けられており、更に貼
り代部14の外側に延出した舌辺部13(幅6mm、長
さ10.5mm)が2箇所設けられ、図1に示すよう舌
辺部13に平編錦糸線21が及んでいる。
【0046】次に、図3および図4に示すように、この
導電ダンパ1をボイスコイル3外周部に装着するが、本
実施の形態におけるボイスコイル3は、通常一般に用い
られている銅クラッドアルミ線材からなる。ボイスコイ
ル3の仕様は、導体径0.29mm、ボイスコイル3内
径25.4 mm、巻幅約6.0mm、6層で巻総数1
08ターン、直流抵抗約3.4Ωのボイスコイルでボビ
ンレス構造としている。
【0047】更に、ボイスコイル3の外周部に厚さ0.
05mmの耐熱絶縁紙(図示しない)を貼着し、絶縁紙
表面に導電ダンパ1の平編錦糸線21の間隔に対応した
位置(2個所)に入力用電極用の銅箔32,33(厚さ
0.03mm)を貼り付ける。そして、銅箔32,33
に、ボイスコイル3を構成するボイスコイル線31の端
部、即ち巻き始めの端部及び巻き終わりの端部を夫々半
田による半田接合部7にて接続配線してボイスコイル3
を得る。
【0048】トリミング工程を経て得た上述の導電ダン
パ1とボイスコイル3との装着は、従来例と同様に、ボ
イスコイル3外周部にダンパ内周部12の平編錦糸線2
1端部をボイスコイル3の銅箔32,33電極に合わせ
ながら挿入する。それにより、各々の銅箔32,33
が、各々の平編錦糸線21端部に接触した状態で導電ダ
ンパ1が設置される。従来例と異なる点は、ダンパ内周
部12に設けた凹部11の底面に平編錦糸線21端部が
及んでいるため、上述の接触部が、従来例よりボイスコ
イル3下端部寄りに設置された状態となる。
【0049】平編錦糸線21端部と銅箔32,33電極
との接触部を半田接合部7で半田付けし接続配線を完了
させた後、ダンパ内周部12とボイスコイル3外周部と
の接合部全周に約0.25g量のアクリル系接着剤6を
均一に塗布する。更に、振動板5のネック部51をボイ
スコイル3外周部に挿入し、ネック部51とボイスコイ
ル3外周部との接合部全周に約0.25g量のアクリル
系接着剤6を均一に塗布する。その結果、半田接合部7
が接着剤6にて覆われる。
【0050】その後、通常一般のスピーカ組み立て方法
と同様、エッジ外周部及びダンパ外周部12等もフレー
ムの所定位置に接着し、更に所定の工程を経て、図5の
半断面図に示すようなスピーカとして完成させた。
【0051】図5(A)は、ダンパ内周部12に設けた
凹部15の底面部分とボイスコイル3との装着状態を説
明する局部拡大図である。この図からわかるように、ボ
ビンレスのボイスコイル3構造において、ダンパ内周部
12に設けた凹部11の底面に平編錦糸線21端部が及
んでいるため、平編錦糸線21端部とボイスコイル3と
の接触部が、図9(B)の局部拡大図に示す従来例より
ボイスコイル3下端部寄りに設置された状態となる。
【0052】そのため、上述の接触部における半田接合
部7のみを従来位置よりボイスコイル3下端部方向に配
置することが可能である。したがって、振動板ネック部
51の設置箇所をボイスコイル3外周の中央近傍に設置
することができる。しかも、ボイスコイル3外周部とネ
ック部51との接合部に所定接着強度に必要量の接着剤
6を塗布しても、接着剤6がボイスコイル3内周部側に
流れ込まず、接合部に接着剤6が充分溜まり、必要強度
を保ち得る接着面積を得ることができる。
【0053】また、図5(B)は、導電ダンパ1の凹部
15以外の部分とボイスコイル3との装着状態を説明す
る局部拡大図である。この図からわかるように、導電ダ
ンパ1の凹部15以外の部分は、ボイスコイル3の巻幅
寸法のほぼ中央に配置された状態となる。したがって、
ダンパ内周部12の表面側に塗布され、ダンパ内周部1
2とボイスコイル3外周部との隙間やダンパ織布の織り
目よりダンパ裏面側に染み出した接着剤6が、ダンパ裏
面側のボイスコイル3外周部に付着し、必要な接着面積
を確保し、上述の剥離力に耐えることができる。
【0054】以上のように、振動板5のネック部51の
設置箇所を、ボイスコイル3外周の中央近傍に設置する
ことができるので、ネック部51とボイスコイル3との
接合部に所定接着強度に必要な量の接着剤6を塗布して
も、接着剤6がボイスコイル内周部側に流れ込まず、接
合部に接着剤6が充分溜まり、必要強度を保ち得る接着
面積を得ることができる。
【0055】そこで、ボイスコイル3に太い線材を用い
てもボビンレス構造を用いることができるので、磁気効
率の向上とボビンに相当する重量の軽減が可能となる。
したがって、耐パワー性能を向上させつつ、音圧レベル
の低下を防ぐことができる。本実施の形態におけるスピ
ーカを製作したところ、音圧レベルは、上述の従来の直
動型スピーカと同等で、かつ2倍の出力(約40W)に
耐えることが導電ダンパ型スピーカを得ることができ
た。
【0056】以上の通り、本発明の実施の形態について
説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用
が可能である。
【0057】たとえば、凹部15は、上述の実施の形態
では、所定の幅で導電ダンパ内周部12から垂直に直線
的に立ち下がる2つの側面と、この2つの側面に連結さ
れた水平な底面とを有する形状となっている。しかしな
がら、凹部15は、ダンパ内周部12の一部が、残りの
部分位置より下方に下がった形状であれば、任意の形状
とすることができる。一例として、導電ダンパ内周部1
2から逆台形の形状をなす凹部15としても良い。
【0058】また、凹部15をボビンレスのボイスコイ
ル3との接着の際に設けているが,ボビン4を有するボ
イスコイル3を使用する場合にも設置するようにしても
良い。さらには、直動型スピーカ以外のスピーカにも本
発明を適用することができる。
【0059】
【発明の効果】本発明の導電ダンパによれば、ダンパ内
周部の一部に設けた凹部に配置される導電体つまり平編
錦糸線の端部が、ダンパ内周部の大部分より下部に位置
するので、ボイスコイルと平編錦糸線の端部との半田接
合部のみを従来位置よりボイスコイル下端部方向に配置
することが可能となる。したがって、ボビンレスのボイ
スコイル構造であっても、振動板をボイスコイル外周部
に設置せしめるスペースを確保することができる。しか
も、凹部が、ボイスコイル外周に対して局部的であるた
め占有率が少なく、ダンパ内周部とボイスコイル外周部
との接着強度を充分に確保することが可能である。
【0060】また、本発明の導電ダンパ型スピーカによ
れば、振動板ネック部の設置箇所を、ボイスコイル外周
の中央近傍に設置することができる。したがって、振動
板のネック部とボイスコイルとの接合部に所定接着強度
に必要な量の接着剤を塗布しても、接着剤がボイスコイ
ル内周部側に流れ込まず、接合部に接着剤が充分溜ま
り、必要強度を保ち得る接着面積を得ることができる。
【0061】また、ボイスコイルに太い線材を用いても
ボビンレス構造を用いることができるので、磁気効率の
向上とボビンに相当する重量の軽減が可能となる。した
がって、耐パワー性能を向上させつつ、音圧レベルの低
下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の導電ダンパの斜視図であ
る。
【図2】図1の導電ダンパの平面図である。
【図3】図1の導電ダンパとボイスコイルの装着前状態
を示す分解斜視図である。
【図4】図1の導電ダンパとボイスコイルの装着状態を
示す斜視図および局部拡大図である。
【図5】図1の導電ダンパを使用した導電ダンパ型スピ
ーカの半断面図と局部拡大図であり、局部拡大図(A)
は、ダンパ内周部に設けた凹部の底面部分とボイスコイ
ルとの装着状態を説明する図、局部拡大図(B)は、導
電ダンパの凹部以外の部分とボイスコイル3の装着状態
を説明する局部拡大図である。
【図6】従来の導電ダンパとボイスコイルの装着前状態
を示す分解斜視図である。
【図7】従来の導電ダンパとボイスコイルの装着状態を
示す斜視図および局部拡大図である。
【図8】従来の直動型スピーカの半断面図と局部拡大図
である。
【図9】従来の直動型スピーカの配線構造の他例を示す
局部拡大断面図であり、(A)は、ボイスコイルをボビ
ンレスタイプとし、ダンパ内周部の位置がボイスコイル
巻幅のちょうど下端部に設置された場合を示し、(B)
は、振動板のネック部がボイスコイル上端部に配置され
た場合を示す。
【符号の説明】
1 導電ダンパ 2 導電体 3 ボイスコイル 5 振動板 8 反発磁気回路 11 コルゲーション 12 ダンパ内周部 15 凹部 81 マグネット 82 マグネット 83 センタープレート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカ用サスペンションのコルゲーシ
    ョンに沿った状態で導電体を装着してなる導電ダンパで
    あって、その内周部の一部に任意形状の凹部を設け、上
    記導電体の端部を上記凹部の底面に沿った状態で装着せ
    しめたことを特徴とする導電ダンパ。
  2. 【請求項2】 磁性材料からなるセンタープレートを挟
    持する2個のマグネットの同極同志を向かい合わせて反
    発するように配置した反発磁気回路と、上記反発磁気回
    路の外周部に一定のクリアランスを持って配置されたボ
    イスコイルと、上記ボイスコイルに取り付けられた振動
    板と、スピーカ用サスペンションのコルゲーションに沿
    った状態で導電体を装着してなり、上記ボイスコイルに
    取り付けられた導電ダンパとを有する導電ダンパ型スピ
    ーカであって、上記ダンパ内周部の一部に任意形状の凹
    部を設け、上記導電体の端部を上記凹部の底面に沿った
    状態で装着せしめ、上記導電体端部を上記ボイスコイル
    と接合したことを特徴とする導電ダンパ型スピーカ。
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