JP3490455B2 - 固形経口診断用試験食及びその利用方法 - Google Patents

固形経口診断用試験食及びその利用方法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は代謝診断試験において利用するための製品に
一般に関連する。詳しくは、本発明は脊椎被験体の代謝
状態を評価するのに有用な固形経口診断用試験食及びそ
の利用方法に関する。
背景 炭水化物代謝の障害は一般に真性糖尿病及び障害化グ
ルコース寛容を含む。より近年になって、インスリン抵
抗が、上昇した血漿インスリン濃度に結びつく炭水化物
代謝の障害として認識するに至っている。上昇した血漿
インスリンは糖尿病、高血圧、上昇血清トリグリセリ
ド、低下血清HDLコレステロール及びアテローム硬化症
に寄与するものと考えられている。
糖尿病はよく認識された多大な罹病及び死亡の原因で
ある。来たる10年間において10%に達するであろう北米
での有病率により、非インスリン依存性糖尿病(「NIDD
M」)は大きな公共的健康問題となっている。
NIDDMは米国において透析プログラムに入る患者に最
も一般的に診断されており、視力の消失の主たる原因で
あり、また心臓、末梢及び大脳血管病の主要な寄与因子
である。NIDDMにおける直接的な証拠ではないが、糖尿
病の抑制の成功及びグルコースのコントロールがインス
リン依存性糖尿病患者の糖尿病合併症の進行を著しく抑
えるという事実を示す合併症試験は、NIDDMの早期診断
及び高血糖症を抑制する処置が合併症を抑えうることを
示唆する。
患者におけるグルコース寛容は標準量のグルコースを
経口投与し、そして応答する血液グルコースレベルを経
時的にモニターすることにより決定される。例えば、正
常な絶食(fasting)者が50gのグルコースを摂取した
ら、その者の血液グルコースレベルは約90mg/dlの絶食
レベルから約140mg/dlにまで上昇し、そして約3時間以
内で絶食レベルにまで下降する。糖尿病患者は120mg/dl
を超える絶食血液グルコースレベルを一般に有する。50
グラムのグルコースを摂取すると、糖尿病は約2〜3時
間にわたって血液グルコースレベルの上昇を示し、そし
て血液グルコースレベルは約5〜6時間又はそれより長
い時間を経て糖尿病絶食レベルにもどる。正常又は異常
炭水化物代謝性を有する被検体における食後血液グルコ
ース応答が、高炭水化物、高繊維バーの消費により鈍化
することが報告されている(Mcloverら(1985)Diabete
s Care :274−278)。
障害化グルコース寛容(「IGT」)を有する患者は、
異常なグルコース寛容を示し、その血液グルコースレベ
ルは糖尿病の特異的な合併症が伴うほど十分に高くはな
い。しかしながら、IGTがNIDDMの進行の主要たる危険因
子であるにもかかわらず、IGT及び無病症性NIDDMの広範
囲にわたるスクリーニングは日常的に行われていない。
更に、高インスリン症及び食後の血液インスリンレベル
のスクリーニングは現状研究目的のためにのみ行われて
いる。スクリーニングはもしより簡単且つ安価な方法が
有用になれば一層一般的となりうる。
糖尿病、IGT、NIDDM及び高インスリン症を診断する国
際的に認定されている方法は75gの経口グルコース寛容
試験食(「OGTT」)の投与にある。この試験食の利用の
主たる理由は正確な診断のために食後の血液グルコース
値が必要とされることにある。絶食グルコースのみの利
用は適正な特異性及び感度を欠く(Modanら(1994)Dia
betes Care 17:436−439)。グルコースは、投与する量
を標準化し易いから、保存し易いから、及びその吸収が
その他の食品因子、例えばタンパク質もしくは脂肪、調
理及び加工により影響されないから利用されている。し
かしながら、OGTTは欠点を有し、そして臨床試験として
は一般的に行われていない。従って、糖尿病、IGT及び
高インスリン症は一般に早期診断されていない。
OGTTの欠点の一つは試験の困難性にあり、これは12〜
16時間の絶食及び経時的な採血を必要とする。更に、グ
ルコースは一般に風味が悪く、そして75gは悪心及びそ
の他の胃腸副作用を招きうるほどの多い用量である。更
に、この試験の結果は非常に変動的であり、往々にして
偽陽性及び偽陰性を招く。
糖尿病の診断は経口75gグルコース負荷の採取の2時
間後に絶食静脈血漿グルコースが140mg/dl(7.8mmol/
)以上又は血漿グルコースが200mg/dl(11.1mmol/
)以上のとき、樹立でき(National Diabetes Group
(1979)Diabetes 28:1039−1057);WHO Expert Commit
ee(1980)Diabetes Mellitus,Geneva,World Health Or
ganization(Tech.Rep.Ser.No.646)、それはOGTTにお
いて慣用的に実施されている。これらの値は静脈全血又
は毛細管全血サンプルを利用するかで若干相違する。反
復の100gのOGTTを採取した334人の被検者において、食
後2時間の中央血漿グルコース濃度及びその被検者内標
準偏差(「SD」)はそれぞれ84.0mg/dl及び12.2mg/dlで
あった(McDonaldら(1965)Diabetes 14:473−480)。
これらのデーターの変動係数(SD/平均×100)は約14.5
%であった。これらのデーターは、OGTTから得られる結
果の高い変動率を示唆する。この変動率を理由に、OGTT
の結果を解釈するのは難しい。
更に、グルコースは非生理学的な試験食であり、そし
て経口グルコース刺激化食後血液グルコース応答と比べ
て比較的弱い食後インスリン応答を刺激する。デンプン
質食品の血液グルコース応答はグルコースのそれよりも
低いが、デンプン質食品に対するインスリン応答はより
高く、その理由はおそらくは脂肪及びタンパク質の存在
にある(Bornetら(1987)Am.J.Clin.Natr.45:588−59
5;Chewら、(1988)47:53−56;Indar−Brownら(1992)
Am.J.Clin.Nutl.55:89−95)。従って、食後のインスリ
ン応答は日常的に測定されておらず、そして液体グルコ
ースの経口投与を利用して正確にスクリーニングするこ
とはできない。
正常値近くでの糖血コントロールは糖尿病合併症を防
ぎうることが明らかである。しかしがら、早期診断を助
長し、且つ消耗性又は死命的な合併症を予防するための
糖尿病の全体スクリーニングの初期の関心は、糖尿病診
断の所望されない経済的、社会的、生理的及び心理学的
結果により静まっている。効果的に実施される糖尿病全
体スクリーニングプログラムの現状の欠如はこのような
問題の解決策の欠如の結果にある(Harrisら(1994)Di
abetes Care 17:440−445;Knowler(1994)Diabetes Ca
re 17:445−450)。
糖尿病スクリーニングプログラムにおける現状の関心
は、例えばランダム毛細管血液グルコース測定(Engelg
auら、(1995)Diabetes Care 18:463−466)に対する
研究、及び糖尿病危険因子の有病率を評価し、そしてこ
れにより未診断の糖尿病の危険性の高い対象者を予測特
定するアンケートに対する研究を盛んにしている(Herm
anら(1995)Diabetes Care 18:382−387)。これらの
試験は多彩的、経験的、且つ定量的であることが示され
ている。危険因子を示す一般集団からのこのような対象
者の選択は、単により正確、且つ定量的な試験の候補の
一つにすぎない。
従って、診断手段及び炭水化物代謝障害の処置に役立
つ手段として利用できる標準化された生理学的にバラン
スのとれた診断用試験食が当業界において必要とされて
いる。
概要 本発明の中枢は本明細書において開示する新規の固形
診断用試験食が、液体グルコース飲料品及び液体食品と
比べて一層正確な食後グルコース測定値及びインスリン
応答を供するという発見にある。
従って、本発明は炭水化物代謝障害の診断及び管理に
おいて利用するための固体経口診断用試験食を提供す
る。
一の態様において、本発明は固形経口炭水化物診断用
試験食であって、その試験食が脊椎被検体により摂取さ
れたときに標準化量の有効炭水化物を供する炭水化物源
を含んで成るものに関する。
別の態様において、本発明は食後グルコース応答を決
定する方法であって、固形経口炭水化物診断用試験食を
用意する、この固形経口炭水化物診断用試験食を脊椎被
検体に経口投与する、そして生物学的サンプル中の食後
のグルコース濃度をアッセイすることを含む方法に関す
る。
更なる別の態様において、本発明は炭水化物代謝障害
を診断する方法であって、固形経口炭水化物診断用試験
食を用意する、この固形経口炭水化物診断用試験食を脊
椎被検体に経口投与する、生物学的サンプル中の食後の
グルコースを濃度アッセイする、そしてこの生物学的サ
ンプル中の食後濃度を対照グルコース濃度と比較する、
ことを含む方法に関する。
更なる態様において、本発明は食後血液グルコースを
降下するのに利用する薬剤の用量を管理する方法に関す
る。この方法は、固形経口炭水化物診断用試験食を用意
し、この試験食を脊椎被検体に経口投与し、生物学的サ
ンプル中の食後グルコース濃度をアッセイし、そしてこ
の試験食の経口投与及び生物学的サンプル中のグルコー
ス濃度のアッセイを前記薬剤の投与後に繰り返すことを
含む。
更なる別の態様において、本発明は自己診断及び自己
モニターの方法に関する。この方法は固形経口炭水化物
診断用試験食を用意し、この試験食を摂取し、そして生
物学的サンプル中に食後グルコース濃度をアッセイする
ことを含む。
別の態様において、脊椎被検体の炭水化物代謝を診断
するためのキットであって、脊椎被検体由来の生物学的
サンプル中の食後グルコース濃度を降下させる薬剤の用
量を管理するための、脊椎被検体由来の生物学的サンプ
ル中の食後グルコース濃度を決定するための、脊椎被検
体における食後インスリン応答を決定するための、並び
に脊椎被検体の糖尿病自己診断及び自己モニターのため
のものを提供し、ここでこのキットは固形経口炭水化物
診断用試験食を含んで成り、これはその試験食が脊椎被
検体により摂取されたときに医療的に管理された量の有
効炭水化物を供する炭水化物源を含んで成る。
図面の簡単な説明 図1は、実施例6に記載の通りの、アカルボース(白
抜き記号)又は偽薬(べた塗り記号)の投与及びEnsure
(登録商標)の消費後の被検体の食後血液グルコース応
答のグラフ図である。データー点は各時点での6回の測
定値のmmole/(mm/)の平均血液グルコースレベル
±平均の標準誤差を示す。
図2は、実施例6に記載の通りの、アカルボース(白
抜き記号)又は偽薬(べた塗り記号)の投与及び固形試
験食の消費後の被検体の食後血液グルコース応答のグラ
フ図である。データー点は各時点での6回の測定値のmm
ole/(mm/)の平均血液グルコースレベル±平均の
標準誤差を示す。
図3は、実施例6に記載の通りの、アカルボースの投
与及び固形試験食(白抜き記号)又はEnsure(登録商
標)(べた塗り記号)の消費後の被検体の食後血液グル
コース応答のグラフ図である。データー点は各時点での
6回の測定値のmmole/(mm/)の平均血液グルコー
スレベル±平均の標準誤差を示す。
詳細な説明 本発明の実施は、何らかのことわりのない限り、慣用
の化学的、生化学的、医学的、栄養学的分析方法、並び
に当業界に属する食品製剤を利用するであろう。かかる
技術は論文の中に完全に記載されている。例えば、Berg
meyerら、編Methods of Enzymatic Analysis,Academic
Press(New York)、U.S.Dept.HEW(1982)Lipid and L
ipoprotein Analysis:Manual of Laboratory Operation
s,Lipid Research Clinics Program,(Washington,D
C)、AOAC(1980)Official Methods of Analysis(Was
hington,DC)、National Diabetes Group(1979)Class
ification and Diagnosis of Diabetes Mellitus and O
ther Categories of Glucose Intolerance,Diabetes 2
8:1039−1057、Furia(1972 and 1980)Handbook of Fo
od Additives,第2版、Volumes I and II,CRC Press In
c.(West Palm Beach,FL)及びCommittee on Specifica
tions,Committee on Food Protection,National Resear
ch Council(1980)Food Chemicals Codex,第3版Natio
nal Academy of Sciences(Washington,DC)を参照のこ
と。
前述又は後述の全ての公開物、特許及び特許出願はそ
の全内容を引用することで本明細書に組入れる。
「血液グルコース測定」なる語は複数のかかる測定を
含みうる。
A.定義 本発明を説明するうえで、以下の用語を使用し、そし
て下記の通りに定義されることを意図する。以下の定義
においては血液を生物学的サンプルと言及しているが、
この用語は同様にその他の生物学的サンプルを包括する
ことを意図する。
「糖血応答」とは、特定の食後時点、例えば30,60,90
及び/又は120分目にて採取した、食品、試験食等の摂
取後に血液の中に産生されているグルコースの量を意味
する。被検体の糖血応答はコントロール標準品、例えば
75gのグルコース含有飲料品、例えばGlucodex(登録商
標)(Bougier,Inc.,Camble,Quebec)に応答するパーセ
ンテージとして示す。好ましくは、糖血指数は食後60分
目にとる。
食品、試験食等(「GI」)の「血糖症指数」は(F/
S)×100と定義し、ここでFは50gの有効炭水化物を供
する量の食品又は試験食を採取した後0〜120分の間の
複数の時点において取った糖血応答の曲線下面積(AU
C)であり、そしてSは50gの有効炭水化物を供する対照
食品の摂取後の糖血応答のAUCである。好ましくは、こ
の対照食品はホワイトブレッド又は液体グルコース飲料
品とする。食品又は試験食の糖血指数の決定において、
F及びSは被検体において取られる。好ましくは、Sは
三重測定で決定し、そして平均値をGIの計算のために利
用する。食品又は試験食のGIは好ましくは約3人〜10人
以上の被検体において決定された食品又は試験食につい
てのGIの平均値として計算する。
食品又は試験食の糖血指数を計算するために用いる
「曲線下面積」(「AUC」)は絶食グルコースレベルを
超える糖血応答の曲線下暫進面積である。例えば、AUC
は下記の通りに幾何学的に計算し得、それにおいてはIn
はn時間目での血液グルコースレベルと絶食血液グルコ
ースレベルとの差であり、そしてΔtはInとIn-lとの時
間間隔である。血液サンプルを10〜16時間の絶食の後及
び食品又は試験食の摂取を始めて0〜120分又はそれよ
り長い時点で採取する。AUCはn個の時点でのAnの合計
であり、ここでIn及びIn-lの双方が0より高いとき、An
=(Δt×(In+In-l))/2であり;Inが0より高く、
そしてIn-lが0より低いときはAn=(Δt×(In
/(2×(In−In-l))であり;Inが0より低く、そし
てIn-lが0より高いときは、An=(Δt×(In-l
/(2×(In-l−In))であり;そしてIn及びIn-lが0
より低いとき、An=0である。
AUCとして表示する糖血指数は食物炭水化物変換につ
いての基礎として、及び特定の食品に対するグルコース
応答を評価するための対照として使用し得る。(Jenkin
sら(1981)Am.J.Clin.Nutr.34:362−366、及びJenkins
ら(1983)Diabetologia 24:257−264を参照のこと)。
糖血指数はWoleverら(1985)Diabetes Care 8:418−42
8、Woleverら(1991)Am.J.Clin.Nutr.54:846−854及び
Woleverら(1994)Am.J.Clin.Nutr.59:1265−1269に記
載の通りにして決定し得る。
「有効炭水化物」とは、消化及び吸収されることので
きる総炭水化物の量を意味する。総炭水化物の差により
計算される。即ち、総タンパク質(「TC」)は式TC=S
−M−A−F−P(ここでSは食品サンプルの重量、M
は水分含量、Aは灰分含量、Fは脂肪含量、そしてPは
タンパク質含量である)を利用して計算される。水分、
灰分、脂肪及びタンパク質を測定するための方法は、例
えばAOAC Official Methods of Analysis(1980)Washi
ngton DC,Association of Official Analytical Chemis
tsに記載されている。有効炭水化物は食品サンプル中の
総炭水化物と食物繊維との差である。食物繊維はProsky
ら(1988)J.Assoc.Off.Anal.Chem.71:1017の方法に従
って測定できうる。
「炭水化物代謝障害の管理」とは、食後血液グルコー
スレベル及び/又はインスリン応答の薬理学的低下の双
方、インスリン抵抗の低下及びかかる病気の目印である
医学的後遺症の低下、並びに個々の被検対のかかる病気
の処置のための薬剤用量の滴定を意図する。
「医学的に管理された」とは診断用試験食が、被検体
に投与されたとき、所定の糖血応答、好ましくは所定の
糖血指数を生み出す較正量の有効炭水化物を供する炭水
化物源を含むことを意味する。更に、「医学的に管理さ
れた」とは、診断用試験食内の有効炭水化物の量が、被
検体における所定の応答の精度を確保するように定期的
に再較正されること、及び糖血指数が精度を確保するた
めにモニターされることを意味する。
「インスリン」なる語は非特異的なインスリン及び特
異的なインスリンの双方を含む。インスリンは血液の中
で様々な形態で存在し、その形態にはインスリン、プロ
インスリン及び多数の***(split)プロインスリン産
物が含まれる。非特異的なインスリンは様々な形態のプ
ロインスリンと交差反応する非特異的な抗体を利用して
決定される。特異的なインスリンはプロインスリンと交
差反応性をわずかに示す又は示さない抗体を用いて決定
される。かかる抗体は当業界公知の日常的な方法を利用
して生起することができる。ポリクローナル血清又はモ
ノクローナル抗体は所望の抗原に対する応答で調製でき
る。
インスリン、プロインスリンもしくは***プロインス
リン、又はそのフラグメントはポリクローナル及びモノ
クローナルの双方の抗体を作るのに利用されうる。もし
ポリクローナル抗体が所望されるなら、特定の哺乳動物
(例えば、マウス、ウサギ、ヤギ、ウマ、等)をインス
リン、プロインスリン、***プロインスリン又はそのフ
ラグメントから選ばれる抗原で免疫する。免疫動物由来
の血清を集め、そして公知の手順に従って処置する。ポ
リクローナル抗体含有血清を使用するなら、ポリクロー
ナル抗体は公知の手順を利用し、イムノアフィニティー
クロマトグラフィーにより精製できうる。
インスリン、プロインスリン又は***プロインスリン
に対する、及びそのフラグメントに対するモノクローナ
ル抗体は当業者により容易に製造できる。ハイブリドー
マ技術を利用することによりモノクローナル抗体を製造
するための一般技術は周知である。不死化抗体産生細胞
系は細胞融合により作られ、そしてまたその他の技術、
例えばB.リンパ球の癌遺伝子DNAによる直接形質転換又
はアプスタイン−バーウイルスによるトランスフェクシ
ョンによっても作られうるSchreierら(1980)Hybridom
a Techniques;Hammerlingら(1981)Monoclonal Antibo
dies and T−cell Hybridomas;Kennettら(1980)Monoc
lonal Antibodies;また米国特許第4,341,761号;4,399,1
21号;4,427,783号;4,444,887号;4,452,570号;4,466,917
号;4,472,500号;4,491,632号;及び4,493,890号を参照
のこと。選定の抗原に対して作られたモノクローナル抗
体のパネルは様々な特性、即ち、アイソタイプ、エピト
ープ、親和力等についてスクリーニングされうる。
生物学的抗体中のグルコース又はインスリンの「対照
濃度」は正常で、太っていなく、糖尿病でない健康な対
象体として報告された者の濃度である。対照濃度は絶食
グルコースもしくはインスリンに対して、又は食後グル
コースもしくはインスリン濃度に対して言及しうる。か
かる対照濃度は例えばNational Diabetes Group(197
9)Diabetes 28:1039−1057及びWHO Expert Committee
(1980)Diabetes Mellitus,Geneva,World Health Orga
nization(Tech.Rep.Ser.no.646)に記載されている。
更に、対照濃度は被検体内対照、即ち、再試験する被検
体より予め得られた生物学的サンプル中のグルコース又
はインスリンの濃度でありうる。
「脊椎被検体」とは脊索動物亜門の任意の構成員、例
えば、限定することなく、哺乳動物、例えば、ウシ、ヒ
ツジ、ブタ、ヤギ、ウマ及びヒト;家畜動物、例えばイ
ヌ及びネコ;並びに鳥類、例えば家きん類、野鳥及び猟
鳥、例えばオンドリ及びメンドリ、例えばニワトリ、七
面鳥及びその他の家きん類を意味する。この用語は特定
の年齢を意味しない。即ち、成及び新生動物の双方を包
括することを意味する。
「自己診断」、「自己教示」及び「自己モニター」な
る語は非臨床的な設備における診断用試験食の利用を包
括することを意味する。即ち、例えば、自己診断はヒト
対象体によるその者自体の炭水化物代謝障害の診断のた
めの利用を包括するだけでなく、別の脊椎被検体の炭水
化物代謝障害の診断のためのある者による診断用試験食
の利用も包括する。
「生物学的サンプル」は様々な起源、例えばヒト又は
その他の哺乳動物の生物学的流体又は組織、例えば血液
(血清又は血漿)、尿、脳脊髄流体、便、痰、又は創傷
もしくは腺排出物、眼球レンズ流体、リンパ液、生殖
液、生検組織サンプル、等に由来しうる。一の好適な生
物学的サンプルは血液である。
「血液グルコース」及び「血液インスリン」なる語は
静脈又は毛細管床から採取した全血、血清又は血漿にお
いて測定されるグルコース及びインスリンのそれぞれを
意味するつもりである。毛細管の一般的な起源には指、
かかと、又はひじのひっかき片が含まれる。当業者は血
液グルコースレベル又は血液インスリンレベルが起源に
依存して若干変わるであろうことを認識しているであろ
う。
生物学的サンプル中のグルコース及びインスリンのレ
ベルは任意の公知の方法により測定できうる。これに関
連して、グルコースレベルはヘキソキナーゼ法を利用し
て測定し得る(Bergmeyerら(1974)、Bergmeyerら編Me
thods of Enyzmatic Analysis,Academic Press(New Yo
rk))。簡単に述べると、このアッセイは生物学的サン
プルと、酵素ヘキソキナーゼ(この酵素はアデノシン三
リン酸(「ATP」)からのγ−リン酸基のグルコースへ
の転移を触媒してグルコース−6−リン酸を生成する)
及びグルコース−6−リン酸デヒドロゲナーゼ(これは
ニコチンアミド−アデニンジヌクレオチドリン酸(「NA
DP」)の存在下でグルコース−6−リン酸の6−ホスホ
グルコン酸への転換を触媒し、そしてNADPを還元する
(「NADPH」))との同時インキュベーションを含む。
得られるNADPHはヨードニトロテトラゾリウム(「IN
T」)の還元体に複合するか、又は化学的還元されたと
きに比色検出性物質を形成して、INT−ホルマザンを生
成するその他の試薬と複合する。
任意的に、グルコースは、例えばグルコースをグルコ
ン酸へとグルコースオキシダーゼ触媒変換させ、これに
より過酸化水素を生成し、それをペルオキシダーゼの存
在下で例えば4−アミノアンチピリン及びp−ヒドロキ
シベンゼンスルホネートと又はo−ジアニシジンとイン
キュベーションして比色検出性物質キノンイミン色素又
は酸化型o−ジアニシジンのそれぞれを生成することに
より比色的に検出することを利用して、測定し得る。既
知の量のグルコースを利用して作製した標準曲線との対
比により、サンプル中のグルコースの量は決定できる。
上記のグルコースアッセイのために必要とされる個々
の成分、並びにそのためのキットは任意の商業的起源、
例えばSigma Chemical Co.(St.Louis,MO)より入手で
きうる。
生物学的サンプル中のインスリンレベルは例えばラジ
オイムノアッセイにより決定し得る。一般には、プロイ
ンスリン及び***プロインスリンと交差反応するインス
リンに対する抗体を使用する(Reavenら(1993)J.Cli
n.Endo.Metab.76:44−48)。特異的な抗体が市販されて
おり、それはプロインスリン及び***プロインスリンと
ごくわずか(<0.2%)に交差反応する(Human lnsulin
Specific RIAキット、Linco Research,lnc.,St.Louis,
MO)。いづれかの抗体を利用するアッセイを生物学的サ
ンプル中のインスリンのレベルを評価するために利用し
てよい。好ましくは、サンプルは交差反応性抗体及び生
物学的サンプル中に存在する量のプロインスリンを決定
するために特異的な抗体によりアッセイできうる。
本明細書に開示し、請求の範囲に記載の固形経口炭水
化物診断用試験食は所定量のデンプン、即ち複合炭水化
物を供する炭水化物源を含み、それは脊椎被検体による
当該試験食の摂取により選定量の有効炭水化物を供する
ように較正及び標準化されている。炭水化物の好適な起
源はオートデンプンであって、オート穀粒、その他のシ
リアル穀粒、例えば限定することなく、バーレー、オー
ト、ホイート、ライ、コーン、メイズ、ソーガム及びミ
リット、又はその他の起源、例えばポテト、スイートポ
テト、カンナ、アロウルート、タピオカ(カサバ)サ
ゴ、アルム、トリチケール、ライス、ビーン、ピー、レ
ンチル、チェストナッツ、ピーナッツ、イヌリン、リシ
エン等の様々な品種に由来する標準量のβ−グルカンと
配合されたものである。他方、当業界公知の任意の合成
デンプンを炭水化物源として含ませてよい。その他の成
分、例えばタンパク質、脂肪、繊維及び風味増強剤等を
含ませてもよい。この試験食は生理学的にバランスのと
れた炭水化物源を含むように配合されていてよく、即
ち、この試験食は炭水化物、脂肪及びタンパク質の推奨
の糖尿病食物必須品を含んでよい。かかる食物ガイドラ
インはAmerican Diabetes Association(“ADA")(199
4)Diabetes Care 17:519−522、Canadian Diabetes As
sociation(“CDA")(1989)Beta Release 13:8−17及
びEuropean Association for the Study of Diabetes
(“EASD")(1988)Diab.Nutr.Metab.;145−149に記
載されている。その開示内容全体を引用することで本明
細書に組入れる。CDA及びEASDの推奨は、炭水化物が50
%以上のエネルギー摂取量を構成し、脂肪が30%以下の
エネルギー摂取量を構成し(そのうち、10%が飽和脂
肪、10%が一不飽和脂肪、そして10%が多重不飽和脂肪
と推奨されている)、タンパク質は個別のエネルギー要
件、例えば約12%〜約15%のエネルギー摂取量を供する
よう調節すべきであるとし、食物は高繊維質可溶性繊維
含量、例えば1日当り40g又は1000キロカロリー(「Kca
l)」当り20gを有するべきものとしている。現状のADA
推奨は食物炭水化物及び脂肪の総量は特定していない
が、このような食物成分は必要に応じて個別化すべきと
推奨している。ADA推奨は約10%未満のエネルギー摂取
量が飽和脂肪に由来し、そして約60〜約70%のエネルギ
ー摂取量が炭水化物及び一不飽和脂肪に由来すべきであ
るとしている。エネルギーはKcalで計算でき、そして1K
calが4.18kJに相当する変換係数を利用することにより
キロジュール(kJ)に換算できる。
一の好適な態様において、診断用試験食は、炭水化物
に由来する、好ましくは複合炭水化物に由来する試験食
に供されるエネルギーを約45%〜約75%、好ましくは約
50%〜65%、より好ましくは55%〜60%で含むように配
合されている。更に、この試験食は、約15%〜30%の脂
肪由来エネルギーを含んでよく、飽和脂肪において低く
(例えば総脂肪エネルギーの約10%〜30%未満)、一不
飽和脂肪において高く(例えば、総脂肪エネルギーの約
25%〜75%、好ましくは45%〜55%)、残りが多重不飽
和脂肪により供される脂肪エネルギーであり、更に約10
%〜25%のタンパク質由来エネルギーを含み、約5〜10
gの食物繊維の至適添加量を有する。
好適な構成要件のうち、脂肪は植物油、例えばカノラ
油、レープシード油、フラックス油、ボラージ油、サフ
ラワー油、ソイビーン油、ココナッツ油、イーブニング
−プリムローズ油、カストール油、オリーブ油、アーモ
ンド油、ピーナッツ油、リンシード油、コーン油及びメ
イズ油、魚油、例えばコッドリバー油又はハリバット
油、抽出オート脂肪等、に由来するものであり、タンパ
ク質はソイフラワー、タマゴアルブミン、オボグロブリ
ン、ホイートグルテン、ウェイ、ラクトグロブリン、ラ
クタルブミン、肉及び血液単離物、血清アルブミン、魚
類タンパク質単離物、レジューム単離物、ソイタンパク
質、キノアタンパク質等から獲得されたものであり、そ
して食物可溶性線維は例えばオードブラン中のβ−グル
カンである。試験食の風味を高めるため、風味料、例え
ばアップルジュース、シナモン、レモン又はオレンジ抽
出物等を試験食に加えてよい。その他の標準食品添加
物、例えばアジジュラント、アンチケーキング剤、抗菌
剤、酸化防止剤、ベーキング助剤、漂白剤、緩衝剤、増
量剤、カラメル化助剤、担体、清澄剤、曇り剤、着色
料、着色定着剤、クッキング媒体、発泡抑制剤、ドウコ
ンディショナー、乳化剤、酵素、濾剤、堅固剤、風味増
強剤、風味料、発泡安定剤、食品デンプン改質剤、ゴ
ム、湿潤剤、ヒドロコロイド、剥離剤、潤滑剤、咀しゃ
く物質、熟成剤、微生物、中和剤、非栄養甘味料、栄養
剤及び食物添加剤、保存剤、噴射剤、タンパク質源、解
熱剤、塩置換剤、封鎖剤、溶媒、安定化剤、界面活性
剤、表面仕上げ剤、甘味剤、テキスチャライザー、増粘
剤、ビタミン等を組込んでよい。例えば、Furia(1972
and 1980)Handbook of Food Additives,第2版、第I
及び第II巻、CRC Press Inc.(West Palm Beach,FL)を
参照のこと。
一の好適な態様において、90.5gの固形試験食はバー
状にする。326Kcalのエネルギーの供された試験食はオ
ート穀粒から抽出したデンプンに由来する50.0gの炭水
化物(試験食エネルギーの61.5%)、カノラ油及び抽出
オート脂肪に由来する8.9gの脂肪(試験食エネルギーの
24.5%)、ソイフラワー、タマゴアルブミン及び/又は
ホイートグルテンに由来する11.4gのタンパク質(試験
食エネルギーの14.0%)、オートブラン中のβ−グルカ
ンに由来する6.9gの繊維、並びに風味のためのアップル
ジュース、シナモン及びオレンジジュースより成る。
バー形状の133.25g(ウェット重量)の試験食のため
の特に好適な製剤には下記の成分が含まれる(g表
示):水(44)、ロールドオートフレーク(19.82)、
ピンミルドフラワー(Canamino,Inc.,Saskatoon,Saskat
chewan,CanadaよりOstar(登録商標)PMフラワーとして
入手可能)(13.21)、ピンミルドデンプン(Canamino,
Inc.,よりOstar(登録商標)PMスターチとして入手可
能)(13.21)、オートブラン(6.6)、液体ハニー(9.
55)、カノラ油(7.78)、ソイタンパク質(5.73)、シ
ュガー(3.69)、グリセリン(3.34)、グルテン(2.8
6)、ベーキングパウダー(2.192)、シナモン(1.09
6)、塩(0.116)及びオールスパイス(0.041)。
試験食中の有効炭水化物の量は選定の糖血応答、又は
好ましくは上記の選定の糖血指数が達成されるように較
正できうる。対照糖血応答は例えば25g、50g、75g又は1
00gのグルコースの量のグルコースを含む経口液体グル
コース標準品を利用して得られうる。試験食中の有効炭
水化物の量は選定の30分、45分、60分、90分、120分等
の食後血液グルコース応答を達成するように標準化し得
る。経口液体グルコース対照に対して較正した試験食に
関し、この対照糖血応答は75gの経口液体グルコース飲
料品、例えばGlucodex(登録商標)を利用して決定する
のが好ましい。選定の糖血指数を達成するために較正し
た試験食に関し、好適な対照糖血指数は50gの炭水化物
部のホワイトブレッドを利用して得られうる。即ち、例
えば、試験食の摂取後の被検体に関して得られる糖血応
答又は糖血指数を、試験食の予め較正した糖血指数又は
糖血応答と比較し得る。
炭水化物源は商業的に入手でき、例えばCanaminoであ
ってよい(Saskatoon,Saskatchewan,Canada)。任意
的、且つ好適には、炭水化物源はシリアル穀粒から、好
ましくはオートから、Burrowsらの米国特許第4,435,429
号に開示の方法を利用して調製し得、その開示内容は引
用することで本明細書に組入れる。簡単には、この方法
は穀粒中の内胚乳組織のその他の組織からの分離を含
み、それはまず穀粒を水性媒体中に、pH3〜7におい
て、40℃〜70℃にて穀粒が少なくともそれ自体の重量の
水性媒体を吸収するまで浸漬し、そして穀粒の内胚乳部
分を細胞壁に固有の酵素の作用により液状化させること
による。これにより内胚乳は穀粒のその他の組織から分
離できうる。この穀粒はホール、脱皮又は外皮なしであ
ってよい。水性媒体は好ましくは約0.1重量%までのSO2
を含む。この方法を利用し、低繊維含有量、灰白色フラ
ワーが更なる分画のために用意の整ったウェット又はド
ライ状態で製造されうる。
任意的に、そしてほとんどのケースにおいて好適に、
シリアル穀粒、好ましくはオート穀粒に由来する炭水化
物源はCollinsらの米国特許第5,169,660号に記載の方法
を利用して調製されうる。この特許は引用することで本
明細書に組入れる。この方法はまずシリアル穀粒を水の
中に、内胚乳が実質的に完全に液化するのに十分な時間
浸漬することを含む。この浸漬穀粒を水性エタノール溶
液の中に浸して柔軟にし、液状内胚乳を遊離させる。次
いで不溶性のもみがらを分離し、そして水性エタノール
溶液から回収し、そして不溶性フラワーはもみがら非含
有水性エタノール溶液から分離及び回収する。水性エタ
ノール溶液由来の不溶性もみがら及びフラワーの回収は
この溶液の一連の細かいメッシュスクリーンに通すこと
により行う。この方法は比較的純粋なもみがら及びフラ
ワーをオート、ホイート及びライ穀粒から作るのに極め
て有用である。
試験食は任意の固形物理形態、例えばバー、ウェーハ
ー、ビスケット、クッキー等であってよい。好ましく
は、試験食はバー形状である。より好ましくは、被検体
がより少ない量を摂取する場合、複数回試験食を服用し
た場合、又は被検体が子供の場合のため、このバーに破
断し得る2箇所以上の部分を供し、摂取されるものとす
る。
試験食バーは当業者周知の慣用的な方法により作られ
うる。例えば、試験食の成分を必要なら、バーの成分比
を保つように選定した所定の比率で、結合剤、例えばゼ
ラチン、β−グルカン又はホイールグルテンと配合して
混合物を形成する。この混合物を所望の形態へと成形、
圧縮、注入、押出、又はその他の態様で成形してよい。
この成形バーはベーキング、スチーム、乾燥又はその他
の態様で適宜処理して、バーの形状を硬化させてもよ
い。例えばSladeらの米国特許第5,200,215号を参照のこ
と。
本明細書に開示の試験食は液体グルコース飲料品、例
えばGlucodex(登録商標)と比べてより正確(CV=3%
〜5%)且つより生理的な食後グルコース測定値及びイ
ンスリン応答を供する。更に、ここ固形試験食は液体試
験食、例えばEnrich(Ross Laboratories,Montreal,Can
ada)よりも正確な応答を供する。即ち、固形試験食の
使用において、3%〜5%の誤差しかない血液グルコー
ス又はインスリン応答を予測することが可能である。従
って、この固形試験食は真性糖尿病、インスリン抵抗、
障害型グルコース寛容、成熟開始糖尿病又は妊娠糖尿
病、インスリン抵抗の診断及び/又は管理、又は高血糖
症の抑制のための液体75g液体グルコース標準品の代用
品として使用されうる。更に、この試験食は食後グルコ
ース及び/又はインスリン応答を決定するのに利用でき
うる。
慣用の絶食血液グルコース又はインスリン決定は炭水
化物代謝障害の評価のためには信頼できず、なぜなら正
常な絶食グルコースレベルの上限値において被検体の39
%ほどの多さが糖尿病性食後グルコース応答を示すから
である。従って、彼らは60分以上の絶食炭水化物負荷に
よってのみ発見されうる。本明細書に開示の新規の固形
経口炭水化物診断用試験食を利用することで、食後グル
コース応答評価は病院検査の1又は2時間前に開始して
よく、例えば被検体は病院で採血する1又は2時間前に
試験食を摂取してよい。更に、この試験食は自己診断、
自己教示及び血液グルコース自己モニターのためにも利
用できうる。
インスリン測定は炭水化物、脂肪及びタンパク質の摂
取量が正確であることを必要とする。OGTTは食後血漿イ
ンスリンレベルが正確に測定されるようには利用できな
い。固形試験食を利用して食後インスリン応答を決定す
るための一の方法は、まず当業界公知の方法、例えばラ
ジオイムノアッセイを利用して被検体の絶食インスリン
血液レベルを決定することを含む。次いで食後インスリ
ンレベルを診断食の摂取後60,90及び/又は120分目に決
定し、そして所定の且つ認定された標準品(例えば、Re
averら(1993)Diabetes 42:1324及びDeFronzo(1988)
Diabetes 37:667を参照のこと)と比較するか、又は個
々の被検体についての予備試験と比較する。
更に、診断試験食は炭水化物代謝障害の管理に利用で
きうる。詳しくは、試験食は経口抗糖尿病剤による個々
の被検体のこのような病気の処置のための薬剤用量を検
定するための標準試験食として利用できうる。例えば、
α−グルコシダーゼインヒビター、例えばアカルボース
は新規のクラスの薬剤であり、これは糖尿病における血
液グルコースのコントロールを改善する(Clissoldら
(1988)Drugs 35:214−243;Chiassonら(1994)Ann.In
t.Med.121:928−935)。液体試験食を経て、アカルボー
ス処置はNIDDMを患う患者において食後90分にて決定さ
れた平均グルコースピークの低下を引き起こす(Chiass
onら、前掲)。しかしながら、膨満、拡張及び出血がα
−グルコシダーゼインヒビターに関わる主要副作用であ
る。従って、食後血漿グルコースを抑制するのに必要な
用量へとアカルボースの用量を滴定することが所望され
る。
本明細書に開示の診断用試験食は投与療法を至適レベ
ルに滴定する方法も提供する。食後血液グルコースを降
下させるのに必要な薬剤の用量を評価するため、所定量
の固形試験食を被検体に投与し、そして血漿グルコース
レベルを0(即ち、10〜16時間の絶食レベル)、30,45,
60,90及び120分目にモニターする。糖血応答曲線下暫進
面積を、絶食値より下の面積を無視して、幾何学的に計
算する(Woleverら(1991)Am.J.Clin.Nutr.54:846−85
4)。この手順を、薬剤が糖血応答の所望の低下を供す
るかどうかを決定するため、抗糖尿病剤の投与後繰り返
す。次いで投与する薬剤の用量を所望の効果が達成され
るのに必要なだけ上方及び下降調節する。この方法は往
々にして所望の薬剤応答が達成されるまで必要なだけ繰
り返してよい。更に、処置の効能を定期的に評価してよ
く、そして必要なら薬剤用量を調節する。
抗糖尿病薬の効能の決定及び薬剤用量の調節が必要で
あるかの決定は薬剤投与後の食後血液グルコース濃度の
変化をモニターすることにより成し得る。許容の効能又
は用量の異なる滴定の必要性を示唆する食後血液グルコ
ース濃度の薬剤誘導変化の許容限界は当業者に公知であ
る。例えば、1回目の抗糖尿病剤の投与で処置された被
検体において、約2mmol/の血液グルコースの降下又は
上昇をそれぞれ及ぼす第2回目のより高い又はより低い
薬剤用量は同等な効能と考えるものと一般的に認識され
ている。
固形診断用試験食の更なる用途は自己診断及び自己モ
ニターの分野にある。現状有用な当業者公知の技術を利
用し、被検体は例えばOne Touch(登録商標)II血液グ
ルコースモニター用システム(Lifescan,Inc.,Milpita
s,California)を用いてグルコースレベルについて分析
し得る絶食及び食後血液サンプルを得ることができる。
任意的にTes−Tape(登録商標)グルコース酵素検査ス
トリップ(Eli Lilly Indianapolis,Indiana)を用いて
尿グルコースレベルを評価できる。
更に、本発明は栄養バランスのとれた試験食を供する
ため、それは低血糖症及び糖尿病ショックの処置に利用
できうる。
以下は限定でない本発明の実施例である。数値(例え
ば量、温度等)は正確に示したつもりだが、多少の誤差
及び変動は考慮されたい。何らかのことわりのない限
り、部は重量部であり、温度は℃であり、そして圧力は
大気圧又はその付近である。
B.実験 材料及び方法 刺指毛細管血液サンプル(約200μ)をフルオロ−
オキサレートチューブに集め、そして最大24時間まで−
20℃で保存した。全血液グルコースをモデル2300STATグ
ルコースアナライザー(Yellow Springs Instruments,O
hio)を用いて測定した。糖血応答曲線下暫進面積(「A
UC」)を、絶食値より下の面積を除外して、幾何学的に
計算した(Woleverら(1991)Am.J.Clin.Nutr.54:846−
854)。
(何らかのことわりのない限り)各試験食の3回の反
復の結果の平均及び標準偏差(「SD」)を各試験体につ
き計算し、そして変動係数(「CV)」を平均の%として
SDを表示することにより計算した。適宜、変動の分析を
変動因子としての被検体及び試験食により実施し、そし
て多重対比の調整のためにNeuman−Kuels手順を利用し
た。
血漿インスリンをラジオイムノアッセイにより測定し
た。通常には、プロインスリンはインスリンが分泌され
る際に完全に切断される。従って、正常な被検体におい
ては、プロインスリンは血漿の中で微量でしか存在しな
い。しかしながら、IGT及び糖尿病を有する被検体にお
いては、インスリン分泌は異常となり、そしてより多量
のプロインスリンが血漿の中に存在することとなる。プ
ロインスリンは慣用のアッセイにおいては抗体と交差反
応してしまうため、これは偽似的に高揚したインスリン
レベルを示唆する結果を供してしまいうる。高インスリ
ン血症被検体の血漿中に存在するプロインスリンの量は
高インスリン血症の原因となるには不十分であるにもか
かわらず、即ち、真のインスリンレベルは高まっている
にもかかわらず(Reavenら、前掲)、双方のアッセイを
下記の実施例に記載のインスリン評価のために利用し
た。
血漿グルコースはヘキソキナーゼ法を利用して測定し
た(Bergmeyerら(1974)Bergmeyerら編、Methods of E
nzymatic Analysis,Academic Press(New York)。
ヒト被検体に係る手順は全てトロント大学ヒト被検体
視察協会(Human Subjects Review Committee)又はそ
の適当な視察協会により認定されている。
実施例1 試験食成分の糖血指数の決定 この実験の目的は、試験食の主成分であるオートデン
プン、オートフラワー及びオートブランの糖血指数の決
定にある。
7人の正常被検体を一夜の絶食後の翌朝において6通
りの状況で試験した。彼らは50gの有効炭水化物分量の
オートデンプン(56g)、オートフラワー(64g)、オー
トブラン(105g)及びホワイトブレッド(100g)を食し
た。ホワイトブレッド摂取は、各被検体の糖血指数計算
のために3回繰り返した。オート製品は250mlの沸騰湯
を予備秤量した製品に加え、よく撹拌し、そして3〜4
分放置することにより調製した。各試験食は、被検体の
選択により水、コーヒー又は茶(所望するなら、30mlの
2%のミルクと共に)250ml〜500mlの飲料品と一緒に消
費された。飲料品は各被検体につき標準化させた。刺指
毛細管血液試験サンプルは、試験食の摂取前、並びに試
験食を食し始めてから15,30,45,60,90及び120分目にお
いて、絶食被検体から採取した。試験食は各被検体によ
り15分以内に消費された。糖血指数を各オート製品につ
きAUCとして計算し、それは各被検体により摂取された
3個のホワイトブレッド食品のついての平均AUCパーセ
ンテージとして表わす。
絶食血液グルコースレベル並びにホワイトブレッド摂
取後60分及び120分目での血液グルコースレベルについ
ての7人の被検体に関する平均変動係数(「CV」)はそ
れぞれ2.7%、3.7%及び5.3%であった。糖血指数につ
いての平均CVは11.9%であった。この変動はホワイトブ
レッド食品の反復試験を行った正常被検体についての事
前データーを基礎に予測される22%の平均CVよりもかな
り低かった。
オートデンプン(124±12)及びオートフラワー(127
±19)の糖血指数(平均±SEMとして表示)は事実上同
等であり、そしてホワイトブレッドのそれ(100)とは
有意に相違した。オートデンプン及びオートフラワーの
ピーク糖血応答はホワイトブレッドのそれよりも有意に
高かった。オードブランの糖血指数(54±10)は、その
ピーク糖血応答としては、ホワイトブレッドのそれより
も有意に低かった。
実施例2 経口グルコース寛容試験食及び経口炭水化物診断用試験
食に対する糖血応答の再現性の対比 10人の正常被検体(4人の男性、6人の女性;年齢:3
3±3才;身体質量指数(「BMI」):23.8±1.1kg/m2
を、6週間にわたる9日の別々の朝に基づき、10〜12時
間の一夜絶食の後に試験した。試験中に障害型グルコー
ス寛容を有することの認められた1人の被検体は試験の
6ケ月前まで正常OGTTを有していた。被検体は3mlのオ
レンジフレーバー水中の75gのグルコース(Glucodex
(登録商標))か、又は50gの炭水化物分量のホワイト
ブレッド、又はオートバーを構成する固形経口炭水化物
診断用試験食を消費した。
ホワイトブレッドは、334gの多目的用フラワー(Mapl
e Leaf Mills,Toronto,Ontario)、7gのスクロース、6g
の酵母、4gの塩及び2500mlの水を含む250gの炭水化物ロ
ーフの中でベーキングした。各ローフを50gづつに切っ
た(ミミは排除した)。
オートバーは高度に標準化された条件下でオートから
精製したブラン、デンプン及びフラワーを含む。50gの
炭水化物分量のオートバーは重量104gであり、そして32
5Kcal、11.7gの脂肪、11.8gのタンパク質、42.2gのデン
プン、7.8gのシュガー及び5.9gの食物繊維を含んだ。Kc
alで表示するエネルギー含量は脂肪、タンパク質、有効
炭水化物のそれぞれのグラム当りのエネルギー含量に基
づいて計算できうる(それぞれ9Kcal,4Kcal,3.8Kca
l)。
グルコース溶液は250mlの水と一緒に摂取し、そして
ブレッド部及びオートバーは、450mlの水と一緒に摂取
した。被検体は各試験食につき3回繰り返し、そして試
験食は10分以内に消費させた。
刺指毛細管血液サンプルは食し始める前、並びに食後
15,30,45,60,90及び120分目に集め、そして全血グルコ
ースを上記の通りにして分析した。糖血応答曲線下の暫
進面積を上記の方法により計算した。
平均絶食血液グルコース濃度は3回の試験食それぞれ
の前では似ていた。グルコース摂取後、平均血液グルコ
ースはブレッド及びオートバーの摂取後全ての時点にお
いて有意に高かった。ブレッドとオートバーとの間では
任意の時点で平均グルコース血液において有意差は観察
されなかった。グルコース摂取後の曲線下暫進面積(28
4±42mmol・min/)はブレッド摂取後(146±22mmol・
min/)及びオートバー(124±19mmol・min/)より
高く(p<0.01)、ブレッドとオートバーとの間で有意
差はなかった。
経口グルコースの3回の反復についての血液グルコー
スの被検体内CVは3回のブレッド試験よりも高く、並び
に15,30及び90分において高かった(p<0.05)。オー
トバーについてのCVはグルコース又はブレッドに関して
有意差はなかったが、但し120分目では、オートバー及
びブレッドのCVは経口グルコース摂取よりも低かった
(p<0.01)。10人の被検体のうち7人に関し、75gの
グルコース摂取後の120分血液グルコースのCVは7%で
あり、一方ブレッド摂取後は10人の被検体のうち7人が
CV<7%を有していた。曲線下面積の平均CVはオートバ
ーよりもブレッドに関し低く(p<0.05)、しかしブレ
ッド及びオートバーについての面積CVはグルコースのそ
れと有意差がなかった。血液グルコースCVについての被
検体間差は120分で有意であったが(F(9,18)=2.7
2)、その他の時間では有意でなかった。平均120分血液
グルコース濃度及び120分血液グルコースCV間に正の関
係があった。
2時間の食後血液グルコースの平均個体内CVは75gの
グルコースを摂取した被検体において12.9%であった。
対照的に、2時間の食後血液グルコースの平均個体内CV
はブレッド又は試験食について約5%であった。
実施例3 固形経口炭水化物診断用試験食 90.5g及び98.0gの固形経口炭水化物の一般分析を下記
に示す。
実施例4 グルコース寛容、高インスリン血症及びインスリン感度
に対するアカルボースの作用の効果 本実験の目的は障害型グルコース寛容の被検体のグル
コース寛容、高インスリン血症及びインスリン感度に対
するα−グルコシダーゼインヒビターアカルボースの作
用を評価することにある。被検体を二重めかくし式に偽
薬(n=12)又はアカルボース(n=11)で、4ケ月間
1日3回(「TID」)100mgでランダムに処置した。各被
検体は処置の前後に下記の通りに試験した。
被検体に液体試験食を供給し、そして血漿グルコー
ス、インスリン及びプロインスリンの測定を食後30,60,
90及び120分目に行った。更に、インスリン抑制試験
を、インスリン感度指数として定常血漿グルコース
(「SSPG」)を利用して処置前後に各被検体に対して行
った。即ち、被検体にインスリン、ソマトスタチン及び
グルコースを3時間連続点滴した。血漿グルコースレベ
ルは120分、150分及び180分目に採取した。これらのレ
ベル(SSPG)の平均をインスリン感度を尺度として用い
た。
食後60分目での液体試験食に対する平均ピーク血漿グ
ルコース応答はランダム化の前は8.4±0.6mmol/であ
った。偽薬及びアカルボース処理後の対応の応答は8.2
±0.9mmol/及び6.3±0.3mmol/であった(p<0.000
1)。食後120分目での平均ピークプロインスリン応答は
ランダム化の前は76.8pmol/であった。偽薬及びアカ
ルボース処置後は対応の応答は81.1pmol/及び58.2pmo
l/となった(p<0.001)。
平均SPPGはランダム化前は13.3±1.0mmol/であっ
た。偽薬及びアカルボース処置後は、対応の平均SPPGは
13.8±0.4及び10.0±1.2mmol/であった(p<0.03
2)。
これらのデーターは、IGFを有する被検体において、
アカルボース処置はグルコース寛容の改善、インスリン
レベルの低下及びインスリンの耐性の低下を誘導するこ
とを示唆する。
実施例5 肥満被検体、IGT被検体及び2型糖尿病を有する被検体
における経口グルコース及び試験食に対する血漿グルコ
ースとインスリン応答との関係の対比 各グループ10人のボランティアの4つの成人グループ
(18才以上)を試験した。それらは非肥満(BMI<27kg/
m2)の正常被検体;肥満(BMI≧27kg/m2)の正常被検
体;ここ12ケ月以内障害型グルコース寛容(「IGT」)
を有する被検体;及び食事療法のみで処置した非インス
リン依存型(2型)糖尿病)を有する被検体である。
各被検体は12時間の一夜の絶食後に8通りの状況で試
験した。これらの被検体は300mlのオレンジフレーバー
水(Glucodex(登録商標))(「GTT」)又は表Iに記
載の通りのバー形状の98.0gの試験食(「TMB」)の形態
における50gの有効炭水化物のいづれかを消費した。こ
れらの試験食は4個の連続ブロックで各被検体に投与さ
れ、ここで各ブロックは1個のGTT及び1個のTMBより成
る。各ブロック内の試験の順序はランダムとし、ランダ
ム化をグループ及び性別に従って分類した。
静脈及び毛細管血液サンプルを各時点で採取した。毛
細管血液サンプルは、静脈サンプルを静脈内カヌーレを
介して採取した直後に刺指より採取した。静脈及び毛細
管血液の絶食後サンプルを採取し、被検体はGTT又はTMB
を10分の時間で消費した。更なる血液サンプルを試験食
の開始(試験食消費の開始=t0)後、15,30,45,60,90及
び120分目に採取した。
各被検体グループにおける反復試験の再現性を変動係
数として表示し、それは各被検体に行った4回の反復試
験より計算した。再現性は60分及び120分の時点、並び
に曲線下暫進面積について決定した。それぞれの試験食
(GTT及びTMB)の血漿グルコース及びインスリン応答の
差は第一に曲線下面積を利用し、そして第二に各時点で
の反復測定値の変動分析を利用して決定した。
75gのグルコース摂取後の血液グルコース及びインス
リン応答の被検体内変動を試験バー形態の50gの有効炭
水化物の摂取後の再現性と比較した。更に、経口グルコ
ース及び試験バー食摂取後の血漿グルコースとインスリ
ン応答との間の関係を、非肥満及び肥満被検体、障害型
グルコース寛容を有する被検体及び食事療法のみで処置
した2型糖尿病被検体において対比した。
今日まで、44回のGTT試験及び41回のTMB試験が完了し
ている。6人の被検体につきこの研究が完了しており、
そして16人の被検体(8人が正常、5人がIGT、そして
3人が糖尿病)が少なくとも1回のグルコース及び1回
のバー試験を受けている。これらの16人の被検体のGTT
後の平均2時間食後血漿グルコースは3.6mmol/〜19.9
mmol/に変動した。経口グルコース後の平均2時間食
後グルコースは試験バー摂取後の2時間食後グルコース
と直線的な関係にあった(r=0.95;r2=0.90;p<0.00
1)。このデーターは、TMB後の≧8.7mmol/の2時間食
後血漿グルコースがGTT後の≧11.1mmol/(即ち、糖尿
病)の2時間食後血漿グルコースと対応することを示
し、そしてTMB後の≦6.3mmol/の2時間食後血漿グル
コースがGTT後の≦7.7mmol/(即ち、正常人)のTMBに
対応することを示す。これらの結果は、試験バーが糖尿
病の価値あるスクリーニング試験として有用であろうこ
とを示唆する。
実施例6 Ensure(登録商標)及び固形試験食に対する食後血液グ
ルコース応答に及ぼすアカルボースの作用 液体製剤食Ensure(登録商標)は糖尿病の処置におい
て数多くのアカルボース試験に標準試験食として利用さ
れている。しかしながら、Ensure(登録商標)中の炭水
化物のタイプは正常食品のそれとは著しく異なる;デン
プンは正常食品では25〜30%のエネルギーを担うが、En
sure(登録商標)はデンプンを含まない。即ち、Ensure
(登録商標)後の食後血液グルコース応答のパターンは
正常食品のそれとは異なりうる。更に、アカルボース
は、デンプン質食品後のそれとは異なるEnsure(登録商
標)の消費後の食後血液グルコースに対する作用を有し
うる。実施例2に記載のホワイトブレッド、Ensure(登
録商標)及び表Iに記載のバー形状の98.0gの固形試験
食(TMB)についての食後血液グルコース応答を比較す
るため、及びそれに対するアカルボースの作用を比較す
るため、我々は一夜の絶食後の別々の朝に基づき2グル
ープの正常被検体を試験した。1日目に、被検体は50g
の炭水化物(総炭水化物から総繊維食物を差し引いた
量)を含む試験食を食した。絶食後、グルコース分析用
の刺指血液サンプルを得た。更なる血液サンプルを試験
食の開始の15,30,45,60,90及び120分後に得た(試験食
消費の開始=T0)。
一の試験において、9人の被検体(5人の女性、4人
の男性、年齢31±2才、BMI 22.9±1.4kg/m2)をホワイ
トブレッド、TMB又はEnsure(登録商標)を試験した。
ホワイトブレッドと比べ、Ensure(登録商標)後の食後
血液グルコースは15分目で高めの傾向にあり(p=0.0
7)、そして45(p=0.003)、60(p=0.012)、90
(p=0.025)及び120(p=0.007)分目に有意に低か
った。Ensure(登録商標)後の曲線下暫進面積(AUC)8
3±12mmol.min/はホワイトブレッドのそれ125±15mmo
l・min/の68±8%であった(p=0.07)。TMB後の血
液グルコースは全ての時点でホワイトブレッド後とは有
意に相違せず、そしてTMB後のAUC 110±10mmol・min/
はホワイトブレッド後と類似した。Ensure(登録商標)
後の平均AUCはTMB後のそれの75%でった。
別の研究において、6人の被検体(2人の女性、4人
の男性、年齢34±4才、BMI 23.9±1.4kg/m2)をランダ
ム化ラテンスクエアーデザインを利用し、50mgのアカル
ボース又は偽薬を伴い、Ensure(登録商標)又はTMBで
試験した。この研究の結果を図1,2及び3に示す。Ensur
e(登録商標)と偽薬後の平均AUC 88±11mmol・min/
はTMB後のそれ120±16mmol・min/の73%であった。En
sure(登録商標)とアカルボース後のAUC 56±18mmol・
min/はEnsure(登録商標)と偽薬後のそれよりも低い
傾向にあったが、有意差はなかった。TMBとアカルボー
ス後のAUC 78±8mmol・min/はTMBと偽薬後のそれより
有意に低かった。アカルボースはEnsure(登録商標)後
のAUCを35±20%低め(有意差なく)、そしてTMB後のそ
れを30±11%低めた(p<0.05)。TMBの血液グルコー
ス応答はEnsure(登録商標)よりも正常食品で一層際立
っているものと考えられる。正常被検体においては、ア
カルボースは食後血液グルコースをEnsure(登録商標)
及びTMB後と似たような程度で低めるが、その作用はTMB
後により一定していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウォレバー,トーマス エム.エス. カナダ国,オンタリオ エム6ピー 2 エル8,トロント,マベティ ストリー ト 135 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 49/00 A23L 1/164 A23L 1/29 - 1/308 A23L 1/09

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脊椎被検体の血液構成成分の食後濃度を決
    定するのに有用な固形経口診断用試験食であって、 (a)前記被検体により摂取されたときに脊椎被検体の
    血液グルコースレベルを高めるのに有用な量の有効炭水
    化物を供する複合炭水化物、ここでこの炭水化物の前記
    試験食に備わっているエネルギーの約50%〜約65%の範
    囲の量で存在する; (b)食物脂肪源、ここでこの食物脂肪は前記試験食に
    備わっているエネルギーの約15%〜約30%の範囲の量で
    存在する; (c)食物タンパク質源、ここでこの食物タンパク質は
    前記試験食に備わっているエネルギーの約10%〜約25%
    の範囲の量で存在する;及び任意的に (d)食物繊維源; を含んで成る、前記固形経口診断用試験食。
  2. 【請求項2】前記複合炭水化物が、バーレー(大麦)、
    オート(エン麦)、ホイート(小麦)、ライ(ライ
    麦)、コーン(トウモロコシ)、メイズ(トウモロコ
    シ)、ソーガム(モロコシ)及びミリット(キビ)より
    成る群から選ばれるシリアル穀粒に由来する、請求項1
    記載の固形診断用試験食。
  3. 【請求項3】前記シリアル穀粒がオートである、請求項
    2記載の固形診断用試験食。
  4. 【請求項4】前記試験食がバーの形状となっている、請
    求項1〜3のいづれか1項記載の固形診断用試験食。
  5. 【請求項5】前記試験食が炭水化物代謝障害を診断する
    ために有用である、請求項1〜4のいづれか1項記載の
    固形経口診断用試験食。
  6. 【請求項6】前記試験食が、真性糖尿病、障害型グルコ
    ース寛容、インスリン抵抗、非インスリン依存性糖尿
    病、成熟開始糖尿病、妊娠糖尿病及び高インスリン血症
    より成る群から選ばれる炭水化物代謝障害の診断のため
    に有用である、請求項5記載の固形経口診断用試験食。
  7. 【請求項7】前記血液構成成分がグルコースである、請
    求項1〜6のいづれか1項記載の固形経口診断用試験
    食。
  8. 【請求項8】前記血液構成成分がインスリンである、請
    求項1〜6のいづれか1項記載の固形経口診断用試験
    食。
  9. 【請求項9】前記試験食が食後グルコース濃度を降下さ
    せる薬剤の用量を管理するのに有用である、請求項1〜
    4のいづれか1項記載の固形経口診断用試験食。
  10. 【請求項10】前記薬剤がインスリンである、請求項9
    記載の固形経口診断用試験食。
  11. 【請求項11】前記試験食が糖尿病の自己モニター及び
    /又は自己診断に有用である、請求項1〜4のいづれか
    1項記載の固形経口診断用試験食。
  12. 【請求項12】請求項1〜4のいづれか1項記載の固形
    経口診断用試験食を含んで成る、脊椎被検体の血液構成
    成分の食後濃度を決定するためのキット。
  13. 【請求項13】前記キットが炭水化物代謝障害を診断す
    るために有用である、請求項12記載のキット。
  14. 【請求項14】前記キットが、真性糖尿病、障害型グル
    コース寛容、インスリン抵抗、非インスリン依存性糖尿
    病、成熟開始糖尿病、妊娠糖尿病及び高インスリン血症
    より成る群から選ばれる炭水化物代謝障害の診断のため
    に有用である、請求項13記載のキット。
  15. 【請求項15】前記血液構成成分がグルコースである、
    請求項12のキット。
  16. 【請求項16】前記血液構成成分がインスリンである、
    請求項12記載のキット。
  17. 【請求項17】前記キットが食後グルコース濃度を降下
    させる薬剤の用量を管理するのに有用である、請求項12
    記載のキット。
  18. 【請求項18】前記薬剤がインスリンである、請求項17
    記載のキット。
  19. 【請求項19】前記キットが糖尿病の自己モニター及び
    /又は自己診断に有用である、請求項12記載のキット。
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