JP3490295B2 - 高周波信号処理装置 - Google Patents

高周波信号処理装置

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JP3490295B2
JP3490295B2 JP17902198A JP17902198A JP3490295B2 JP 3490295 B2 JP3490295 B2 JP 3490295B2 JP 17902198 A JP17902198 A JP 17902198A JP 17902198 A JP17902198 A JP 17902198A JP 3490295 B2 JP3490295 B2 JP 3490295B2
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克人 山田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波信号処理装
置、例えば共同受信施設において使用される延長増幅
器、幹線分岐増幅器、分配増幅器、幹線増幅器、光中継
器等に関し、特に高周波信号の入出力用のコネクタの取
付に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したような各種増幅器の回路ユニッ
ト1は、図7に示すような、例えばアルミダイキャスト
製の筐体2内に収容されている。この回路ユニット1
は、例えば図6に示すように、プリント基板3上に構成
され、このプリント基板3を間に挟んで、導電性のプレ
ート板4、6が配置されている。導電性の複数のスペー
サ8によって、プリント基板3とプレート4、6が結合
されている。プリント基板3は、多数のアースバネ7を
介して筐体2に着脱自在に取り付けられている。
【0003】この回路ユニット1に対して、VHF帯、
UHF帯、SHF帯等の高周波信号を入力または出力す
る必要があるので、筐体2には、同軸ケーブル用のコネ
クタ10が取り付けられている。このコネクタ10の中
心コンタクト10aと、外部コンタクト10bとは、プ
リント基板3の所定位置にそれぞれ接続される必要があ
る。そのため、中心コンタクト10aの接続は、被覆導
線12を介してプリント基板3の例えば入力用または出
力用のランドに対して半田付けで接続されている。さら
に、外部コンタクト10bの接続は、次のように行われ
ている。即ち、プリント基板3の基準電位(接地電位)
面に半田付けした2つの金属製のバネ部材14の先端を
プレート6に接触させ、内側を向くように撓ませる。こ
れらのバネ部材14の間に外部コンタクト10bを配置
し、外部コンタクト10bを両バネ部材14に点接触さ
せる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構成で
は、コネクタ10の外部コンタクト10bは、バネ部材
14に点接触しているだけであるので、基準電位面に良
好に接続されていない。さらに、筐体2に対して回路ユ
ニット1を何度か着脱すると、バネ部材14が経年劣化
により徐々に広がり、外部コンタクト10bと接触不良
を生じる可能性がある。
【0005】また、使用周波数によっては、被覆導線1
2が浮遊インダクタンスを発生し、これに起因して回路
ユニット1の動作帯域を高い周波数帯まで延ばすことが
できないことがあった。
【0006】また、回路ユニット1では、プリント基板
3とプレート4、6との接続組立てがスペーサ8でしか
行われていないので、良好なアースをプリント基板3に
与えることができなかった。それを改善するために、ア
ースバネ7を利用して筐体2にプリント基板3を取り付
けている。しかし、何度か回路ユニット1を筐体2に着
脱すると、アースバネ7が筐体2を傷つけることがある
上に、アースバネ7が弾性を有しているので、回路ユニ
ット1を筐体2に取り付けにくいという問題もあった。
【0007】本発明は、コネクタと回路基板との電気的
接続を良好にすることを目的とする。また、本発明は、
筐体への回路ユニットの取付が容易で、かつ筐体に損傷
を与えないことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、内部に高周波信号処理部
を備えた導電性シャーシと、金属製の円筒状で基部にフ
ランジ部を有する外部コンタクトの内部に中心コンタク
トを有し、上記フランジ部が上記シャーシに面接触した
状態で配置されている上記高周波信号処理部用の第1の
コネクタと、上記シャーシが着脱自在に収容されている
導電性の筐体と、上記筐体に設けられた第2のコネクタ
と、上記筐体内に設けられ、第1及び第2のコネクタを
接続している接続具とを、具備している。さらに、上記
筐体内に上記シャーシを収容した状態において、第1の
コネクタの外部コンタクトの先端部が上記筐体の後壁に
接触し、上記シャーシの一部と共に第1のコネクタを包
囲するように上記シャーシから上記筐体の後壁に接する
までシールド壁が設けられている。上記高周波信号処理
部は、上記シャーシ内に配置された1枚の基板に設けら
れ、上記基板の複数箇所の基準電位部が上記シャーシに
導電性の連結子によって固定されている。
【0009】請求項1記載の発明では、高周波信号処理
部用の第1のコネクタの外部コンタクトのフランジ部が
シャーシに面接触している。第1のコネクタの外部コン
タクトのシャーシへの接触面積は、点接触する場合と比
較して大きい。また、筐体に設けられている第2のコネ
クタへの第1のコネクタの接続、例えば中心コンタクト
同士の接続は、接続具によって行われる。従って、例え
ば高周波信号処理部を工場出荷時に検査する場合でも、
一々筐体に収容して、筐体に取り付けられている第2の
コネクタから信号を取り出したり、入力したりする必要
が無く、第1のコネクタへ高周波信号を入力したり、或
いは第1のコネクタから高周波信号を取り出すことが行
える。また、基板上において基準電位部分が、導電性の
連結子によって基準電位であるシャーシに接続されてい
る。しかも、その接続は、複数カ所において行われてい
る。従って、良好なアースを基板に提供することができ
る。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の高
周波信号処理装置において、第1のコネクタの中心コン
タクトが、上記基板に直接に接続されているものであ
る。
【0011】請求項2記載の発明によれば、第1のコネ
クタの中心コンタクトは、基板、例えば基板上の高周波
信号の入力または出力部に、被覆導線を介さずに直接
に、接続されている。従って、浮遊インダクタンスが発
生することはない。
【0012】請求項3記載の発明は、内部に高周波信号
処理部を備えた導電性シャーシと、このシャーシに取り
付けられた上記高周波信号処理部用の第1のコネクタ
と、上記シャーシが着脱自在に収容されている導電性の
筐体と、上記筐体に設けられた第2のコネクタと、上記
筐体内に設けられ、第1及び第2のコネクタを接続して
いる接続具とを、具備している。上記シャーシは、対向
する2つの開口を有する周壁部を有し、この周壁部の内
部に上記開口とほぼ平行に、かつ上記周壁部に結合され
た壁部を有し、上記筐体内に収容された状態において、
上記周壁部の一端が上記筐体の後壁に接触している。上
記筐体内に上記シャーシを収容した状態において、第1
のコネクタの外部コンタクトの先端部が上記筐体の後壁
に接触し、上記周壁の一部と共に第1のコネクタを包囲
するように上記シャーシから上記筐体の後壁に接するま
でシールド壁が設けられている。上記周壁部内において
上記壁部と平行に、上記高周波信号処理部が設けられた
1枚の基板が、上記周壁部とほぼ接触するように設けら
れ、上記基板の分散した複数カ所にある基準電位部が導
電性の連結子によって上記シャーシに結合されている。
第1のコネクタは、金属製の円筒状で基部にフランジ部
を有する外部コンタクトの内部に中心コンタクトを有
し、上記フランジ部が上記シャーシにおける上記基板の
配置されている側と反対側に面接触した状態で固定され
ている。
【0013】請求項3記載の発明によれば、基板の周辺
部がシャーシの周壁部にほぼ接するように配置されてい
るので、周壁部に導電性の連結子によって、周辺部の例
えば基準電位部を結合することも可能であるし、壁部に
基板の基準の電位部を結合することも可能である。ま
た、第1のコネクタのフランジ部は、壁部に面接触して
おり、しかも、その面接触している部分は、基板と反対
側であるので、第2のコネクタとの接続が容易に行え
る。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】本実施の形態の高周波信号処理装
置は、例えば共同受信施設で使用する延長増幅器であ
る。この延長増幅器20は、図1及び図5に示されてい
るように、導電性を有する、例えばアルミダイキャスト
製の筐体22を備えている。筐体22内には、図4に概
略的示されているように、シャーシ24が配置されてい
る。このシャーシ24内に、延長増幅器の回路が構成さ
れたプリント基板26が配置されている。
【0019】筐体22は、相対向する平行な端壁22
a、22bと、端壁22a、22bと直角をなし互いに
平行な側壁22c、22dを有している。これら端壁2
2a、22b、側壁22c、22dによって包囲された
空間に一方の開口を閉鎖するように、図1に示す後壁2
2eが配置されている。後壁22eと対向するもう一つ
の開口は、図5に示されているようなアルミダイキャス
ト製の蓋23によって被蓋されボルト25a、25bに
よって筐体22と蓋23が螺締される。さらにこのよう
に組立てられた筐体はメッセンジャワイヤに懸架して使
用するものである。なお、蓋23内にはステータスモニ
ター回路等が設けられているが、本願発明とは直接に関
係しないので、詳細な説明は省略する。
【0020】シャーシ24は、図1に示されているよう
に、対向する矩形の開口を有する四角の枠状の周壁部2
4aを有している。この周壁部24a内における一方の
開口に偏った位置に、矩形の壁部24bが、その周囲を
周壁部24aに結合された状態で配置されている。この
シャーシ24も、導電性材料、例えばアルミニウムやス
テンレスによって構成されている。このシャーシ24の
他方の開口は、導電性の蓋部材24cによって着脱自在
に閉じられている。図5に示されているように、この蓋
部材24の表面には、種々の調整用のスイッチや操作つ
まみが設けられているが、本願発明とは直接に関係しな
いので、詳細な説明は省略する。
【0021】蓋部材24cと壁部24bとの間に、プリ
ント基板26が配置されている。このプリント基板26
もほぼ矩形に形成されており、その周縁部が、周壁部2
4aに接触している。このようなシャーシ24内に、プ
リント基板26が配置されているので、プリント基板2
6はシールドされている。
【0022】プリント基板26の蓋部材24側の面(表
面)には、延長増幅器回路を構成するための種々の部品
が配置され、これら部品のうち小型のものは、プリント
基板26の壁部24b側の面(裏面)に形成されたパタ
ーンに半田付けされることによって、電気的及び機械的
にパターンに固定されている。
【0023】また、部品のうち比較的大きな部品28、
30等は、基板26に、連結子、例えばねじ32によっ
て固定されている。そのねじ止めされる部分は、基準電
位、例えば接地電位に接続されてもよい部分(例えば部
品のケース)である。しかも、そのねじ32は、導電性
を有する金属製のものであり、図1に示すように、その
先端部が、プリント基板26を超えて、壁部24bにね
じ結合されている。従って、これら比較的大きな部品2
8、30のケースは、基準電位に電気的に接続されてい
る。
【0024】この他、図示していないが、プリント基板
26を壁部24bに結合するために、ねじ32と同様な
ねじが多数使用されている。これらのねじのプリント基
板26における挿通位置は、これに対応する裏面が基準
電位となる部分である。これらのねじを挿通するために
プリント基板に形成された孔は、表面側に形成したラン
ドと裏面側の基準電位部とを電気的に接続するスルーホ
ールとし、表面側のランドにねじの頭部が面接触するこ
とが望ましい。これによって、プリント基板26の基準
電位部が、電気的に壁部24bに接続されている。
【0025】図4にx印で示す位置が、上記のような部
品の取付、基板26の取付等のためのねじの挿通位置を
示している。これらのねじの挿通位置は、多数あり、プ
リント基板26の様々な位置に分散している。従って、
プリント基板26の基準電位部は、良好に壁部24bに
電気的に接続されている。
【0026】また、プリント基板26の表面の周辺部に
も、複数のランド33が設けられ、これらランド33は
スルーホールを介して裏面の基準電位部に電気的に接続
されている。これらランド33は、導電性結合体、例え
ば半田付けによって、周壁部24aに電気的に接続され
ている。よって、これらランド33を介しても、プリン
ト基板26の基準電位部は、壁部24bだけでなく、周
壁部24aにも電気的に接続されている。従って、さら
に確実にプリント基板26の基準電位部は、シャーシ2
4に様々な位置で接続され、確実にアースをとることが
できる。
【0027】シャーシ24の壁部24bのプリント基板
26と反対側の面には、第1のコネクタ、例えば同軸ケ
ーブル用コネクタ34、36が設けられている。これら
同軸ケーブル用コネクタ34は、延長増幅器の入力部に
高周波信号を入力するためのものであり、同軸ケーブル
用コネクタ36は、延長増幅器の出力部から高周波信号
を出力するためのものであり、それぞれプリント基板2
6の離れた位置にある入力部及び出力部に対応するよう
に、壁部24bに配置されている。なお、これら2つの
同軸ケーブル用コネクタ以外の同軸ケーブル用コネクタ
が取り付けられることもある。
【0028】同軸ケーブル用コネクタ34、36は、基
準電位部、例えば金属製の円筒状からなる外部コンタク
ト34a、36aを有している。これら外部コンタクト
34a、36a内に誘電体34b、36bが配置され、
これら誘電体34b、36b内に中心コンタクト34
c、36cを有している。
【0029】外部コンタクト34a、36aは、図3に
拡大して示すように、基部にフランジ部34d、36d
を有し、これらが壁部24bに面接触し、ねじ38によ
って壁部24bに結合されている。従って、外部コンタ
クト34a、36aは、基準電位部である壁部24bへ
の接触面積が大きく、良好にアースがとれる。また、シ
ャーシ24は、筐体22に対して何度も取付、取り外し
されることがある。しかし、同軸ケーブル用コネクタ3
4、36はシャーシ24の壁部24bに固定されている
ので、何度も取付、取り外しを行っても、接触面積が変
動することはない。
【0030】さらに、図1に示すように、外部コンタク
ト34a、36aの先端部の周囲は、導電性である筐体
22の後壁22eに接触しているので、さらに良好に外
部コンタクト34a、36aを基準電位部に接続でき
る。また、外部コンタクト34a、36aの周囲は、周
壁部24aと共にシールド壁40、40によって包囲さ
れている。これらシールド壁40の先端は筐体22の後
壁22eに接触している。従って、外部コンタクト34
a、36aは周壁24a、シールド壁40及び筐体22
の後壁22によって全周囲を包囲され、これらは導電金
属製であるので、シールドされている。
【0031】また、中心コンタクト34c、36cは、
プリント基板26の入力部及び出力部まで延びており、
これらに直接に半田付けされている。従って、中心コン
タクト34c、36cを入力部及び出力部それぞれに接
続するために、被覆導線を使用する必要がなく、浮遊イ
ンダクタンスが発生することなく、この延長増幅器の動
作帯域を、高い周波数まで延ばすことができる。
【0032】第2のコネクタ、例えば同軸ケーブル用コ
ネクタ42、44が取り付けられている。これら同軸ケ
ーブル用コネクタ42、44も、同軸ケーブル用コネク
タ34、36と同様に、外部コンタクト42a、44
a、誘電体(図示せず)、中心コンタクト42c、44
cを有している。
【0033】これら同軸ケーブル用コネクタ42、44
は、同軸ケーブル用コネクタ34、36が配置されてい
る位置の近傍に、同軸ケーブル用コネクタ34、36と
ほぼ直角をなすように筐体22の端壁22a、22bに
取り付けられている。
【0034】外部コンタクト42a、44aは、筐体2
2の端壁22a、22bに固定されている。また中心コ
ンタクト42c、44cは、図2に拡大して示すよう
に、筐体22内に配置された接続具、例えばL型ピン4
6、46を介して同軸ケーブル用コネクタ34、36の
中心コンタクト34c、36cに、それぞれ接続されて
いる。同軸ケーブル用コネクタ34と42とが接近して
配置され、同軸ケーブル用コネクタ36と44が接近し
て配置されているので、これらの中心コンタクト34c
と42cとの接続、中心コンタクト36cと44cの接
続は、比較的短いL型ピン46によって行える。
【0035】この延長増幅器の回路をプリント基板26
上に形成し、シャーシ24にプリント基板26を取り付
けたとき、この延長増幅器に高周波信号を入力し、出力
される高周波信号を測定することによって、延長増幅器
の電気的特性の検査を行う。ここで、同軸ケーブル用コ
ネクタ34、36がシャーシ24に取り付けられている
ので、同軸ケーブル用コネクタ34に同軸ケーブルを介
して信号源を接続し、同軸ケーブル用コネクタ36に同
軸ケーブルを介して測定器を接続すると、検査が行え
る。従って、一々筐体22内にシャーシ24を取り付
け、筐体22に取り付けられている同軸ケーブル用コネ
クタ42、44を用いて、信号源や測定器を接続する必
要がなく、検査作業能率が向上する。
【0036】また、筐体22には、同軸ケーブル用コネ
クタ42、44を設け、L型ピン46を介して同軸ケー
ブル用コネクタ34、36に接続してあるので、使用状
態では、従来の延長増幅器と同様に、筐体22の同軸ケ
ーブル用コネクタ42、44に同軸ケーブルを接続し
て、高周波信号を入力し、かつ出力することができ、筐
体22内の同軸ケーブル用コネクタ34、36に接続す
る必要がなく、同軸ケーブルの接続作業が容易である。
【0037】上記の実施の形態では、共同受信施設に使
用する延長増幅器に本発明を実施したが、共同受信施設
に使用する他の機器、例えば分配増幅器、幹線分岐増幅
器、幹線増幅器、光中継器等にも本発明を実施すること
ができる。また、共同受信施設用の機器に限ったもので
はなく、筐体内に設けられたシャーシにプリント基板が
設けられ、この基板上に、VHF帯、UHF帯またはS
HF帯等の高周波信号を処理する電子回路が構成されて
いるものであれば、種々のものに、本発明を実施でき
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、高周波信号処理部用の第1のコネクタの外部コン
タクトのフランジ部がシャーシに面接触しているので、
フランジ部のシャーシへの接触面積が大きく、経年劣化
によって第1のコネクタの外部コンタクトの接触不良が
生じることが無く、高周波信号処理部の特性が安定す
る。また、筐体に設けられている第2のコネクタへの第
1のコネクタの接続は、接続によって行われているの
で、高周波信号処理部の工場出荷時検査でも、一々筐体
に収容して、筐体に取り付けられている第2のコネクタ
から信号を取り出したり、入力したりする必要が無く、
第1のコネクタへ高周波信号を入力したり、或いは第1
のコネクタから高周波信号を取り出すことが行え、検査
等の作業能率が向上する。また、基板上において、基準
電位とする部分が、導電性の連結子によって基準電位で
あるシャーシに結合され、しかも、その結合は、複数カ
所において行われているので、良好なアースを基板に提
供することができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、基板上にお
いて基準電位とする部分が、導電性の連結子によって、
基準電位であるシャーシに結合され、しかも、その結合
は、複数カ所において行われているので、良好なアース
を基板に提供することができる。
【0040】
【0041】請求項3記載の発明によれば、基板の周辺
部がシャーシの周壁部にほぼ接するように配置されてい
るので、周壁部に導電性の連結子によって、周辺部の基
準電位部を結合することも可能であるし、壁部に基板の
基準電位部を結合することも可能である。しかも第1の
コネクタのフランジ部は、壁部に面接触し、その面接触
している部分は、基板と反対側であるので、第2のコネ
クタとの接続が容易に行える。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した延長増幅器の部分省略平面図
である。
【図2】図1の延長増幅器の同軸ケーブル用コネクタの
接続状態を示す図である。
【図3】図1の延長増幅器の同軸ケーブル用コネクタの
シャーシへの取付状態を示す図である。
【図4】図1の延長増幅器の筐体の蓋を外した状態を蓋
を省略して概略を示す図である。
【図5】図1の延長増幅器の蓋を外した状態を示す図で
ある。
【図6】従来の延長増幅器における同軸ケーブル用コネ
クタのプリント基板への接続状態を示す図である。
【図7】図5の延長増幅器の筐体の蓋を外した状態を示
す図である。
【符号の説明】
22 筐体 24 シャーシ 26 プリント基板 32 ねじ(連結子) 33 ランド(連結子) 34 36 同軸ケーブル用コネクタ(第1のコネク
タ) 34a 36a 外部コンタクト(基準電位部) 34c 36c 中心コンタクト 42 44 同軸ケーブル用コネクタ(第2のコネク
タ) 46 L型ピン(接続具)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/05 H04N 5/00 H05K 7/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に高周波信号処理部を備えた導電性
    シャーシと、 金属製の円筒状で基部にフランジ部を有する外部コンタ
    クトの内部に中心コンタクトを有し、上記フランジ部が
    上記シャーシに面接触した状態で配置されている上記高
    周波信号処理部用の第1のコネクタと、 上記シャーシが着脱自在に収容されている導電性の筐体
    と、 上記筐体に設けられた第2のコネクタと、 上記筐体内に設けられ、第1及び第2のコネクタを接続
    している接続具とを、具備し、 上記筐体内に上記シャーシを収容した状態において、第
    1のコネクタの外部コンタクトの先端部が上記筐体の後
    壁に接触し、上記シャーシの一部と共に第1のコネクタ
    を包囲するように上記シャーシから上記筐体の後壁に接
    するまでシールド壁が設けられ、 上記高周波信号処理部は、上記シャーシ内に配置された
    1枚の基板に設けられ、上記基板の複数箇所の基準電位
    部が上記シャーシに導電性の連結子によって固定されて
    いる高周波信号処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高周波信号処理装置にお
    いて、第1のコネクタの上記中心コンタクトが、上記基
    板に直接に接続されている高周波信号処理装置。
  3. 【請求項3】 内部に高周波信号処理部を備えた導電性
    シャーシと、 このシャーシに取り付けられた上記高周波信号処理部用
    の第1のコネクタと、 上記シャーシが着脱自在に収容されている導電性の筐体
    と、 上記筐体に設けられた第2のコネクタと、 上記筐体内に設けられ、第1及び第2のコネクタを接続
    している接続具とを、具備し、 上記シャーシは、対向する2つの開口を有する周壁部を
    有し、この周壁部の内部に上記開口とほぼ平行に、かつ
    上記周壁部に結合された壁部を有し、上記筐体内に収容
    された状態において、上記周壁部の一端が上記筐体の後
    壁に接触し、 上記筐体内に上記シャーシを収容した状態において、第
    1のコネクタの外部コンタクトの先端部が上記筐体の後
    壁に接触し、上記周壁の一部と共に第1のコネクタを包
    囲するように上記シャーシから上記筐体の後壁に接する
    までシールド壁が設けられ、 上記周壁部内において上記壁部と平行に、上記高周波信
    号処理部が設けられた1枚の基板が、上記周壁部とほぼ
    接触するように設けられ、上記基板の分散した複数カ所
    にある基準電位部が導電性の連結子によって上記シャー
    シに結合され、 第1のコネクタは、金属製の円筒状で基部にフランジ部
    を有する外部コンタクトの内部に中心コンタクトを有
    し、上記フランジ部が上記シャーシにおける上記基板の
    配置されている側と反対側に面接触した状態で固定され
    ている高周波信号処理装置。
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