JP3486401B2 - 埋立地における遮水膜の破損を検知する外部測定感知機 - Google Patents
埋立地における遮水膜の破損を検知する外部測定感知機Info
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、埋立地を施工する
時、浸出水の漏出を防止するために設けられた遮水膜の
破損を検知する外部測定感知機に関し、特に、感知機の
構造を簡単にして製作が容易なようにし、測定を手動で
簡便にできるようにする埋立地における遮水膜の破損を
検知する外部測定感知機に関する。なお、本発明におい
て、「伝導」という用語は「電気的伝導」の意味で用い
る。
時、浸出水の漏出を防止するために設けられた遮水膜の
破損を検知する外部測定感知機に関し、特に、感知機の
構造を簡単にして製作が容易なようにし、測定を手動で
簡便にできるようにする埋立地における遮水膜の破損を
検知する外部測定感知機に関する。なお、本発明におい
て、「伝導」という用語は「電気的伝導」の意味で用い
る。
【０００２】
【従来の技術】従来より、埋立地遮水膜（または、遮水
材）の破損検知方法には観測井（monitoring well） を
設けて定期的に水質を分析する方法があるが、この場
合、浸出水による汚染が非常に進行して始めて分析が可
能になるという問題と共に、遮水膜の正確な破損位置の
検知が不可能であるという問題点を有している。
材）の破損検知方法には観測井（monitoring well） を
設けて定期的に水質を分析する方法があるが、この場
合、浸出水による汚染が非常に進行して始めて分析が可
能になるという問題と共に、遮水膜の正確な破損位置の
検知が不可能であるという問題点を有している。
【０００３】また、他の方法としては、電気的な方法に
よる測定装置を用いる方法があり、多様な形態の装置及
びシステムが研究、開発されており、このような方法は
測定の自動化が可能であるという長所を有している。し
かし、このためには、測定装置が埋立地の施工と同時に
設けられなければならず、製作及び設置費用が高価にな
るという問題を有している。
よる測定装置を用いる方法があり、多様な形態の装置及
びシステムが研究、開発されており、このような方法は
測定の自動化が可能であるという長所を有している。し
かし、このためには、測定装置が埋立地の施工と同時に
設けられなければならず、製作及び設置費用が高価にな
るという問題を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、埋立
地遮水膜の破損位置を検知する場合に、製作を非常に簡
単にして製作費用を大幅に減らし、遮水膜の破損位置測
定を手動で簡便にできるようにする経済的な埋立地にお
ける遮水膜の破損を検知する外部測定感知機を提供する
ことにある。
地遮水膜の破損位置を検知する場合に、製作を非常に簡
単にして製作費用を大幅に減らし、遮水膜の破損位置測
定を手動で簡便にできるようにする経済的な埋立地にお
ける遮水膜の破損を検知する外部測定感知機を提供する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に基づく埋立地遮水膜の破損位置を検知す
る感知機は、遮水膜が施工された埋立地において、前記
埋立地に電圧を印加した状態で前記遮水膜が破損され、
該破損した遮水膜の破損位置から浸出水が漏出すると
き、該漏出を早期に検知するための感知機であって、前
記埋立地の任意の位置に一定の距離をおいて埋立地の土
壌に埋設され、前記遮水膜が破損した場合に、前記埋立
地に印加された電圧により発生した電位差を検知する一
組の伝導性黒鉛と、前記伝導性黒鉛を固定し、該伝導性
黒鉛を前記埋立地の土壌の内部に案内する金属ピンと、
前記伝導性黒鉛及び金属ピンと連結される感知線と、当
該感知線を案内し、前記伝導性黒鉛を支持する支持台
と、前記感知線と連結され、前記伝導性黒鉛で検知され
た電位差を外部から手動で測定し、前記遮水膜の破損位
置に対応する電圧分布及び電位差を記録する測定器とで
構成される。前記金属ピンはステンレススチールから成
り、前記金属ピンは円錐形であり、前記感知線は銅から
成ることが望ましい。また、本発明に基づく埋立地にお
ける遮水膜の破損を検知する外部測定感知方法は、遮水
膜が施工された埋立地において、前記遮水膜が破損さ
れ、該破損した遮水膜の破損位置から浸出水が漏出する
とき、該漏出を早期に検知するための外部測定感知方法
であって、前記埋立地に所定の電圧を印加する電圧印加
ステップと、前記埋立地の土壌の任意の位置に一定の距
離をおいて、伝導性黒鉛から成る一組の電極を配置する
電極配置ステップと、前記電圧印加ステップにて所定の
電圧が埋立地に印加された状態で、前記電極間に形成さ
れる電位差を、前記電極に接続された感知線を介して、
所定の測定器により測定する電位差測定ステップと、前
記電位差測定ステップにて測定された電位差に基づい
て、前記遮水膜の破損部を検知するステップと、を備え
る、ことを特徴とする。
めに、本発明に基づく埋立地遮水膜の破損位置を検知す
る感知機は、遮水膜が施工された埋立地において、前記
埋立地に電圧を印加した状態で前記遮水膜が破損され、
該破損した遮水膜の破損位置から浸出水が漏出すると
き、該漏出を早期に検知するための感知機であって、前
記埋立地の任意の位置に一定の距離をおいて埋立地の土
壌に埋設され、前記遮水膜が破損した場合に、前記埋立
地に印加された電圧により発生した電位差を検知する一
組の伝導性黒鉛と、前記伝導性黒鉛を固定し、該伝導性
黒鉛を前記埋立地の土壌の内部に案内する金属ピンと、
前記伝導性黒鉛及び金属ピンと連結される感知線と、当
該感知線を案内し、前記伝導性黒鉛を支持する支持台
と、前記感知線と連結され、前記伝導性黒鉛で検知され
た電位差を外部から手動で測定し、前記遮水膜の破損位
置に対応する電圧分布及び電位差を記録する測定器とで
構成される。前記金属ピンはステンレススチールから成
り、前記金属ピンは円錐形であり、前記感知線は銅から
成ることが望ましい。また、本発明に基づく埋立地にお
ける遮水膜の破損を検知する外部測定感知方法は、遮水
膜が施工された埋立地において、前記遮水膜が破損さ
れ、該破損した遮水膜の破損位置から浸出水が漏出する
とき、該漏出を早期に検知するための外部測定感知方法
であって、前記埋立地に所定の電圧を印加する電圧印加
ステップと、前記埋立地の土壌の任意の位置に一定の距
離をおいて、伝導性黒鉛から成る一組の電極を配置する
電極配置ステップと、前記電圧印加ステップにて所定の
電圧が埋立地に印加された状態で、前記電極間に形成さ
れる電位差を、前記電極に接続された感知線を介して、
所定の測定器により測定する電位差測定ステップと、前
記電位差測定ステップにて測定された電位差に基づい
て、前記遮水膜の破損部を検知するステップと、を備え
る、ことを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施例
を添付された図面に基づき、詳細に説明することにす
る。図１は本発明による外部測定感知機の構成図であ
り、図２は図１に図示された外部測定感知機の詳細図を
図示したものである。
を添付された図面に基づき、詳細に説明することにす
る。図１は本発明による外部測定感知機の構成図であ
り、図２は図１に図示された外部測定感知機の詳細図を
図示したものである。
【０００７】図１及び図２に図示されたように、参照番
号２０は本発明の外部測定感知機を示し、これは、伝導
性黒鉛１０、金属ピン１２、感知線１４、支持台１６及
び測定器１８で構成され、かつ、上記伝導性黒鉛１０は
金属ピン１２に設けられ、この伝導性黒鉛１０と金属ピ
ン１２とに感知線１４が連結され、この感知線１４は支
持台１６の内部を介して案内されて測定器１８と連結さ
れる。
号２０は本発明の外部測定感知機を示し、これは、伝導
性黒鉛１０、金属ピン１２、感知線１４、支持台１６及
び測定器１８で構成され、かつ、上記伝導性黒鉛１０は
金属ピン１２に設けられ、この伝導性黒鉛１０と金属ピ
ン１２とに感知線１４が連結され、この感知線１４は支
持台１６の内部を介して案内されて測定器１８と連結さ
れる。
【０００８】上記金属ピン１２はステンレススチール製
として、土壌に埋立てられて浸出水による腐蝕を防止す
るのが望ましい。
として、土壌に埋立てられて浸出水による腐蝕を防止す
るのが望ましい。
【０００９】また、上記金属ピン１２は円錐形にして、
土壌に埋立する時、埋立及び固定を容易にするのが望ま
しい。
土壌に埋立する時、埋立及び固定を容易にするのが望ま
しい。
【００１０】上記のように構成された本発明による作用
効果を図１を参照して説明すると次の通りである。
効果を図１を参照して説明すると次の通りである。
【００１１】遮水膜が施工された埋立地に電圧を印加さ
れた状態で、測定器１８に連結された二つの外部測定感
知機２０間の電位差が、金属ピン１２と伝導性黒鉛１０
との感知部分から感知線１４を介して測定器１８へ伝達
される。
れた状態で、測定器１８に連結された二つの外部測定感
知機２０間の電位差が、金属ピン１２と伝導性黒鉛１０
との感知部分から感知線１４を介して測定器１８へ伝達
される。
【００１２】この時、遮水膜が破損されていない状態で
は、二つの外部測定感知機２０間に土壌の微小な電位の
みが検知されるので、測定器１８には信号の変化がほと
んどなく、遮水膜が破損されていないことを確認するこ
とになる。しかし、遮水膜が破損された状態では、破損
部位により二つの外部測定感知機２０間で、即ち、伝導
性黒鉛１０間で電圧差が生じることになり、この電圧差
が感知線１４と連結された測定器１８により測定されて
記録される。
は、二つの外部測定感知機２０間に土壌の微小な電位の
みが検知されるので、測定器１８には信号の変化がほと
んどなく、遮水膜が破損されていないことを確認するこ
とになる。しかし、遮水膜が破損された状態では、破損
部位により二つの外部測定感知機２０間で、即ち、伝導
性黒鉛１０間で電圧差が生じることになり、この電圧差
が感知線１４と連結された測定器１８により測定されて
記録される。
【００１３】これにより、測定器１８を介して遮水膜の
破損位置を簡単に測定でき、従って、埋立地の浸出水漏
出を早期に検知して環境汚染を最小化させることができ
るようになる。
破損位置を簡単に測定でき、従って、埋立地の浸出水漏
出を早期に検知して環境汚染を最小化させることができ
るようになる。
【００１４】以上に、本発明の埋立地における遮水膜の
破損を検知する外部測定感知機に対する技術思想を添付
図面と共に述べたが、これは本発明の一番望ましい実施
例を例示的に説明したものに過ぎず、本発明を限定する
ものではない。
破損を検知する外部測定感知機に対する技術思想を添付
図面と共に述べたが、これは本発明の一番望ましい実施
例を例示的に説明したものに過ぎず、本発明を限定する
ものではない。
【００１５】また、この技術分野の通常の知識を有する
者であれば何人でも、本発明の技術思想の範疇を離脱し
ない範囲内で多様な変形及び改良を行うことが可能であ
ることが明白である。
者であれば何人でも、本発明の技術思想の範疇を離脱し
ない範囲内で多様な変形及び改良を行うことが可能であ
ることが明白である。
【００１６】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による外
部測定感知機によって遮水膜の破損時に、この破損によ
って生じる電圧分布及び電位差を用いてその破損位置を
外部から早期に検知できるようにすることにより、浸出
水漏出によって生じる恐れのある環境汚染を最小限に抑
制することができるという効果がある。また、外部測定
感知機の構造が非常に簡単で製作費を節減することにな
ると同時に、簡単な手動測定により正確に破損位置を検
知できるという効果もある。
部測定感知機によって遮水膜の破損時に、この破損によ
って生じる電圧分布及び電位差を用いてその破損位置を
外部から早期に検知できるようにすることにより、浸出
水漏出によって生じる恐れのある環境汚染を最小限に抑
制することができるという効果がある。また、外部測定
感知機の構造が非常に簡単で製作費を節減することにな
ると同時に、簡単な手動測定により正確に破損位置を検
知できるという効果もある。
【図１】本発明による外部測定感知機の構成図である。
【図２】図１に図示された外部測定感知機の詳細図であ
る。
る。
１０ 伝導性黒鉛
１２ 金属ピン
１４ 感知線
１６ 支持台
１８ 測定器
２０ 外部測定感知機
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平７−209131（ＪＰ，Ａ)
特開 平９−184782（ＪＰ，Ａ)
特開2000−88691（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G01M 3/40
B09B 1/00 ZAB
Claims (5)
- 【請求項１】遮水膜が施工された埋立地において、前記
埋立地に電圧を印加した状態で前記遮水膜が破損され、
該破損した遮水膜の破損位置から浸出水が漏出すると
き、該漏出を早期に検知するための感知機であって、前記 埋立地の任意の位置に一定の距離をおいて埋立地の
土壌に埋設され、前記遮水膜が破損した場合に、前記埋
立地に印加された電圧により発生した電位差を検知する
一組の伝導性黒鉛（１０）と、 前記伝導性黒鉛（１０）を固定し、該伝導性黒鉛（１
０）を前記埋立地の土壌の内部に案内する金属ピン（１
２）と、 前記伝導性黒鉛（１０）及び金属ピン（１２）と連結さ
れる感知線（１４）と、 当該感知線（１４）を案内
し、前記伝導性黒鉛（１０）を支持する支持台（１６）
と、 前記感知線（１４）と連結され、前記伝導性黒鉛（１
０）で検知された電位差を外部から手動で測定し、前記
遮水膜の破損位置に対応する電圧分布及び電位差を記録
する測定器（１８）とから構成されることを特徴とする
埋立地における遮水膜の破損を検知する外部測定感知
機。 - 【請求項２】前記金属ピン（１２）はステンレススチー
ルから成ることを特徴とする請求項１に記載の埋立地に
おける遮水膜の破損を検知する外部測定感知機。 - 【請求項３】前記金属ピン（１２）は円錐形であること
を特徴とする請求項１または２に記載の埋立地における
遮水膜の破損を検知する外部測定感知機。 - 【請求項４】前記感知線（１４）は銅から成ることを特
徴とする請求項１に記載の埋立地における遮水膜の破損
を検知する外部測定感知機。 - 【請求項５】遮水膜が施工された埋立地において、前記
遮水膜が破損され、該破損した遮水膜の破損位置から浸
出水が漏出するとき、該漏出を早期に検知するための外
部測定感知方法であって、 前記埋立地に所定の電圧を印加する電圧印加ステップ
と、 前記埋立地の土壌の任意の位置に一定の距離をおいて、
伝導性黒鉛から成る一組の電極を配置する電極配置ステ
ップと、 前記電圧印加ステップにて所定の電圧が埋立地に印加さ
れた状態で、前記電極間に形成される電位差を、前記電
極に接続された感知線を介して、所定の測定器により測
定する電位差測定ステップと、 前記電位差測定ステップにて測定された電位差に基づい
て、前記遮水膜の破損部を検知する破損部検知ステップ
と、 を備えることを特徴とする埋立地における遮水膜の破損
を検知する外部測定感知方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR2000-52480 | 2000-09-05 | ||
| KR10-2000-0052480A KR100380179B1 (ko) | 2000-09-05 | 2000-09-05 | 매립지 차수막 파손 외부측정 감지기 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002107262A JP2002107262A (ja) | 2002-04-10 |
| JP3486401B2 true JP3486401B2 (ja) | 2004-01-13 |
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ID=19687516
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001060010A Expired - Fee Related JP3486401B2 (ja) | 2000-09-05 | 2001-03-05 | 埋立地における遮水膜の破損を検知する外部測定感知機 |
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20020028109A1 (ja) |
| JP (1) | JP3486401B2 (ja) |
| KR (1) | KR100380179B1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN102179393A (zh) * | 2011-01-30 | 2011-09-14 | 安徽中南环保科技研究所 | 一种垃圾填埋处理方法 |
| CN102879031A (zh) * | 2012-09-01 | 2013-01-16 | 安徽南风环境工程技术有限公司 | 一种支架 |
| CN102853977B (zh) * | 2012-09-01 | 2016-01-27 | 安徽合大环境检测有限公司 | 一种探头 |
| CN105181278A (zh) * | 2015-07-17 | 2015-12-23 | 中国科学院武汉岩土力学研究所 | 一种垃圾填埋场防渗层破损检漏探测装置 |
| CN111912587B (zh) * | 2020-07-10 | 2021-04-27 | 中国环境科学研究院 | 固废陆地处置设施渗漏状况评估与破损定位的方法及*** |
| CN115628859B (zh) * | 2022-12-07 | 2023-03-28 | 山东大学 | 运行和封场垃圾填埋场的渗漏探测与补漏装置及实施方法 |
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