JP3485669B2 - ケ−ブル用分岐スリ−ブ - Google Patents

ケ−ブル用分岐スリ−ブ

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JP3485669B2
JP3485669B2 JP04692995A JP4692995A JP3485669B2 JP 3485669 B2 JP3485669 B2 JP 3485669B2 JP 04692995 A JP04692995 A JP 04692995A JP 4692995 A JP4692995 A JP 4692995A JP 3485669 B2 JP3485669 B2 JP 3485669B2
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昭夫 鬼本
勝 上原
幸次郎 岩田
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旭電機株式会社
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本線ケ−ブルから分岐
をとるとき、本線ケ−ブルを切断することなく分岐接続
をなし得るような分岐スリ−ブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のケ−ブル用分岐スリ−ブは、図2
に示すように、本線側接続部と分岐線側接続部とからな
り、本線側接続部は、箸箱状をなしており、本線ケ−ブ
ルから分岐接続するときには、本線ケ−ブルの所定長さ
(L1+A+L2[+d])を皮むきして電線導体を露出
させ、本線側接続部の箸箱の中に挿入した後、この箸箱
のフタを図の右から左に該箸箱の嵌合溝をスライドさせ
圧縮マ−クを合わせた位置でフタをし、本線側接続部と
分岐線側接続部の圧縮部を圧縮ダイスにより圧縮して接
続している。こゝで、L1は圧縮部の長さ、Aは非圧縮
部の長さ、L2は箸箱のフタの長さ、dは圧縮ダイスの
ぬけ幅である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、本線ケ−
ブルの皮むきがL1+A+L2[+d](≒2L2)、すな
わち箸箱のフタの長さの約2倍の長さだけ必要となるの
は、箸箱のフタをスライドして挿入するために設けられ
ている本線側接続部の嵌合溝が本線側接続部の非圧縮部
の端面まで設けられており、被覆電線の絶縁被覆の厚み
により、フタの嵌合溝へのスライド挿入ができず、図2
のように、箸箱のフタの長さL2 にあわせて本線ケ−ブ
ルを皮むきしなければならなかったことによる。そし
て、ケ−ブルの絶縁皮覆をむいて圧縮接続し、絶縁,水
密カバ−などの後処理をするのであるが、これらの作業
は、高所かつ不安定で危険な環境で行われることから、
なるべく皮覆をむく長さは短いほど作業性や経済性等が
向上する。
【0004】また、従来のものは、フタが箸箱の嵌合溝
をスライドするが、ストッパを設けていなかったため、
箸箱とフタの圧縮マ−ク8を合わせて圧縮位置を一致さ
せたまま圧縮作業をするのが難しく、さらに部品等の落
下の危険、紛失の心配がある。そして、これらの作業
は、高所かつ不安定で危険な環境で行われるものである
ことから特に問題が大きい。
【0005】本発明は、上述した従来のケ−ブル用分岐
スリ−ブの問題点を解決すべく、本線ケ−ブルの皮むき
長さを短くし、フタの位置決めを容易にし、高所での分
岐接続の作業性や経済性を向上することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】箸箱状の本線側接続部と
管状の分岐線側接続部とからなるケ−ブル用分岐スリ−
ブにおいて、本線側接続部の箸箱部の内側面に設けた一
対の嵌合溝を非圧縮部には設けず圧縮部のみに設けて箸
箱のフタをスライドさせるようにした。さらに、前記フ
タの非圧縮部に電線被覆の逃げ部を設けた。この逃げ部
は、嵌合溝が非圧縮部に設けられている場合に設けるこ
ともある。また、箸箱部の嵌合溝及び該嵌合溝と嵌合す
る箸箱のフタの嵌合部にフタの位置決め用のストッパ−
部を設けた。
【0007】
【作用】図1を参照して作用を説明すると、まず、本線
ケ−ブルを所定の長さ(L1+A+l2[+d])だけ絶
縁皮覆を皮むきする。こゝでl2は本発明のフタに対応
して皮むきする長さであり、l2<L2である。この皮む
きした部分を本線側接続部1の箸箱に挿入する。このと
き、圧縮部の左側に圧縮ダイス(工具)(図示せず)がぬけ
る幅dをとっておくとよいが、工具によっては必要のな
いときもありうる。そして、箸箱のフタ4を嵌合溝の右
端(図4ではストッパ−部9の位置に相当)に合わせてか
ら、図1の右から左にこのフタ4を嵌合溝に沿ってスラ
イドさせる。スライドさせていくとストッパ−部9のと
ころでフタが止まり(図4参照)、フタの圧縮マ−クと圧
縮部の圧縮マ−クの位置が一致し、このフタの位置で圧
縮マ−クを目印として、本線側接続部の圧縮部を圧縮ダ
イスにより矢印4c(図3参照)の方向に順に圧縮マ−ク
を一つずつ圧縮して接続する。すべての圧縮を終えた
ら、圧縮ダイスを左にスライドして、圧縮ダイスのぬけ
幅dの部分から圧縮ダイスを取りはずす。なお、圧縮ダ
イス(工具)によっては、ぬけ幅dが必要なく、既圧縮
部から取りはずせるものもある。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のケ−ブル用分岐スリ−ブの一実施例の
説明図であり、1は本線側接続部、2は分岐線側接続部
であり、この実施例のケ−ブル用分岐スリ−ブはZ型に
分岐するタイプである。なお、本発明のケ−ブル用分岐
スリ−ブは、Z型に限定されるわけではなく、T型のも
のや他の型のものでも実施しうるものである。
【0009】本線側接続部1は箸箱状をなしており、分
岐線側接続部2は管状をなしており両接続部は、各々の
非圧縮部Aで一体となっている。
【0010】本線側接続部1の箸箱部の内側面には箸箱
のフタ4と嵌合する一対の嵌合溝3が設けられている
が、この嵌合溝3は非圧縮部Aには設けず、圧縮部L1
のみに設けてある。箸箱のフタは断面略円弧状をなして
おり(図3参照)、嵌合溝3と嵌合する嵌合部4aを有
している。
【0011】さらに、箸箱のフタ4の非圧縮部には、電
線被覆の逃げ部4bが設けられている。従来のフタは、
図2に示すように、左端から右端まで嵌合部4aを設け
ていたが、この実施例のフタ4では、フタ4の右端から
略非圧縮部の長さ分(A)だけ嵌合部4aを設けていな
い。
【0012】図3は、この実施例の詳細組立図であり、
正面図、平面図、右側面図、左側面図よりなる。この図
は、フタ4を右から左にスライドさせて、ストッパ−が
働いてフタが止まった位置である。図3の左側面図によ
り、本線接続部1とフタ4との箸箱に類似した嵌合構造
を再説する。本線接続部1の箸箱部は、円筒状の箸箱に
似た形状を有している。箸箱部の内側面には、フタ4と
嵌合する一対の嵌合溝3が設けられている。箸箱のフタ
4は、左側面図に示すとおり、断面略円弧状をなしてお
り、嵌合溝3と嵌合し、左右にスライドするような嵌合
部4aを有している。なお、正面図において、矢印4
c,2cは、それぞれ圧縮ダイスにより圧縮していく方
向を示す矢印である。
【0013】本線側接続部1及び分岐線側接続部2の内
面には絶縁のためコンパウンド5が塗布されている(右
側面図参照)。
【0014】図4は、箸箱部とフタの位置決め用のスト
ッパ−部9の構造を説明するためのケ−ブル用分岐スリ
−ブの正面図である。本実施例のストッパ−部9の構造
は、図4に示すとおり、箸箱部の嵌合溝を設けた内側面
の圧縮部L1 と非圧縮部Aの境界付近に段差を設け、右
から左にスライドするフタ4の逃げ部4bの段差にぶつ
かってフタ4がとまるようにしてある。ストッパ−部9
は、圧縮部L1 と非圧縮部Aの境界付近に設けるのが好
ましいが、このような段差構造であれば、どこの位置に
設けてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明では本線側接続部
の箸箱部の内側面に設けた一対の嵌合溝を非圧縮部には
設けず圧縮部のみに設けて箸箱のフタをスライドさせる
ようにしたので、従来のものに比べて、非圧縮部の長さ
分(A)だけ本線ケ−ブルの皮むき長さを短くできる。
【0016】また、フタの非圧縮部に電線被覆の逃げ部
を設けたので、請求項1のものに比べてさらに非圧縮部
の長さ(A)だけ本線ケ−ブルの皮むき長さを短かくでき
る。
【0017】したがって、嵌合溝の工夫と、逃げ部の効
果を総合すれば、非圧縮部の長さの2倍(2A)も皮む
き長さを短くすることができる。このように皮むき長さ
を短くすることは、分岐接続という作業が高所で行われ
ることを鑑みると、作業性と経済性の向上に多大に寄与
するものである。
【0018】また、箸箱のフタの位置決め用ストッパを
設けたので、箸箱のフタのそれぞれの圧縮マ−クの位置
合せが容易となり、さらに作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケ−ブル用分岐スリ−ブの構造を説明
する図(平面図及び正面図)。
【図2】従来のケ−ブル用分岐スリ−ブの構造を説明す
る図(平面図及び正面図)。
【図3】本発明の一実施例の詳細組立図。
【図4】ストッパ−部の構造を説明するためのケ−ブル
用分岐スリ−ブの正面図。
【符号の説明】
1 本線側接続部 2 分岐線側接続部 2c 圧縮方向を示す矢印 3 嵌合溝 4 フタ 4a 嵌合部 4b 逃げ部 4c 圧縮方向を示
す矢印 5 コンパウンド 6 本線ケ−ブル 7 分岐線ケ−ブル 8 圧縮マ−ク 9 ストッパ−部 L1 圧縮部 A 非圧縮部 L2 箸箱のフタの長さ l2 本発明のフタに対応して皮むきする長さ d 圧縮ダイスのぬけ幅
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−21185(JP,U) 実開 昭47−15985(JP,U) 実公 昭31−1266(JP,Y1) 実公 昭46−15538(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/20 H01R 4/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箸箱状の本線側接続部と管状の分岐線側
    接続部とからなるケ−ブル用分岐スリ−ブにおいて、本
    線側接続部の箸箱部の内側面に設けた一対の嵌合溝を非
    圧縮部には設けず圧縮部のみに設けて箸箱のフタをスラ
    イドさせるようにしたことを特徴とするケ−ブル用分岐
    スリ−ブ。
  2. 【請求項2】 前記フタの非圧縮部に電線被覆の逃げ部
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のケ−ブル用分
    岐スリ−ブ。
  3. 【請求項3】 箸箱状の本線側接続部と管状の分岐線側
    接続部とからなるケ−ブル用分岐スリ−ブにおいて、本
    線側接続部の箸箱部の内側面に一対の嵌合溝を設けて箸
    箱のフタをスライドさせるようにし、前記フタの非圧縮
    部に電線被覆の逃げ部を設けたことを特徴とするケ−ブ
    ル用分岐スリ−ブ。
  4. 【請求項4】 箸箱部の嵌合溝及び該嵌合溝と嵌合する
    箸箱のフタの嵌合部にフタの位置決め用のストッパ−部
    を設けたことを特徴とする請求項1、請求項2または請
    求項3記載のケ−ブル用分岐スリ−ブ。
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