JP3485355B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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蓮沼  隆
泰城 西岡
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造法の
技術に関し、特に、所望の形状の数ナノメータ前後の絶
縁体、半導体、または、金属等を形成する技術に関する
ものである。 【0002】 【従来技術】従来、半導体装置などの徴細化は、光、電
子線、X線等を利用したリソグラフィ技術が用いられて
いるが、数ナノメータ前後の大きさの絶縁体、半導体、
または、金属等を所望の形状に加工することは困難であ
る。一方、最近の走査型トンネル顕微鏡(STM)によ
って原子レベルでの微細加工をする方法が提案されてい
る。また、従来の半導体製造技術は、基板の結晶方位に
拘らず、酸化物、導電物を堆積して、リソグラフィ技術
によりパターニングを施していたので、その微細加工に
一定の限界を生じていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、走査型トン
ネル顕微鏡(STM)によって原子レベルでの微細加工
は、その再現性及び量産性等の点で実用化が極めて難し
いという技術的な課題が残されている。また、必要以上
に絶縁物、半導体物質及び金属等を堆積し、微細加工を
行っているため、無駄な材料や基板領域を必要としてい
た。 【0004】 【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下の如くである。本発明において、従来のリソグラフ
ィで得られる最小寸法を大幅に下げると共に、走査型ト
ンネル顕微鏡(STM)による微細加工で課題となる量
産性を補う可能性のある新しいリソグラフィ法を提案す
る。 【0005】また、数ナノメータ前後の絶縁体、半導
体、金属を基板上に堆積して核形成した後に、外部から
電界を与えエレクトロ・マイグレーション現象を利用し
て、絶縁体、半導体等を所望の形状に加工することとし
た。 【0006】 【作用】上述の発明によれば、絶縁体、半導体等を外部
電界を与えるというマクロスコピックな手段を利用する
こととしたので、半導体装置の大量生産が可能と成る。 【0007】また、エレクトロ・マイグレーション現象
を利用して、配線工程を行うため、従来の光等を利用し
たリソグラフィーに比してより微細な加工精度を得るこ
とが可能となる。 【0008】 【実施例】図1は、本発明の第1の実施例である半導体
装置製造方法の概念図を示す。図の中央に加工材料(絶
縁体、半導体、金属を含む。)の核2が形成された基板
1を用意する。この基板の周囲には、外部電極11、1
2、13及び14が設けられている。また、この電極
は、基板の端部表面に形成する他、基板側面若しくは端
部裏面に形成してもよい。更に、本実施例においては、
上記基板を単結晶のシリコン基板で、後述の三回対称及
び二回対称の結晶方位に切り出した基板を用いる実施例
を示すが、その他のエピタキシャル基板、若しくは、結
晶方位に依存しない多結晶基板、非結晶基板並びに絶縁
物質基板を用いても本発明の効果を得ることができる。 【0009】図2は、外部電極12、14にVxを印加
したとき、加工材料の核2が横方向に引き伸ばされる状
態を示す。 【0010】図3は、Vyを印加することにより、上記
核2が縦方向に引き伸ばされる状態が示されている。こ
のように、本実施例では、基板上に形成された材料の核
を外部電界によるエレクトロマイグレーション現象によ
って所望の形状に変形・加工することができるのであ
る。 【0011】図4は、蒸着法による核2の形成状態を示
す。この蒸着法においては、所望の材料3をCVD、真
空蒸着法等でアイランド成長する条件下で材料を堆積
し、基板1の上に加工材料の核2を形成する。核形成密
度や核の大きさは、蒸着時の原料分圧、基板温度、堆積
時間で制御できる。 【0012】図5は、熱処理法による核2の形成状態を
示す。この熱処理法においては、所望の材料3が固溶し
ている基板を熱処理することで基板1の表面の結晶粒界
にその材料を析出させ、核2を得る。この核2の大き
さ、密度は、熱処理温度、時間、材料の固溶濃度で制御
できる。 【0013】図6は、光又はX線若しくは電子線法によ
る核2の形成状態を示す。基板1の表面の化学反応を利
用する方法である。光、X線、電子線等を局所的に照射
することで材料の核形成の反応を促進させ、任意の場所
に核2を形成することができる。 【0014】図7は、走査型トンネル顕微鏡(以下「S
TM」という。)法による核2の形成状態を示す。ST
Mの探針で材料原子を持ち運び、任意の場所に核2を形
成することができる。核2の大きさは、探針−基板間の
電圧、電圧印加時間で制御できる。 【0015】図8と図9は、上記基板1の表面に形成さ
れた核2の加工手順を示す。本発明の一実施例である材
料の核を加工する工程図である。図8は、核2が形成さ
れた基板1に電圧を印加する前の状態を示す。図9は、
その後、エレクトロマイグレーション現象を利用するこ
とで材料の核2を所定の方向に引き伸ばした状態を示
す。もっとも、材料の核は、上記に開示した種々の方法
を用いて、核を更に引き伸ばすことができる。 【0016】次に、本発明の別の実施例である半導体装
置の製造方法を説明する。図10は、核2が形成された
基板1に電圧を印加しながら材料を蒸着する状態を示
す。このとき材料原子3は、基板1の表面を電界によっ
てある方向にマイグレートし、核2に吸着させることが
できる。これを利用して核2を所定の方向に成長させた
状態を図11に示す。 【0017】図12は、本発明の別の実施例である半導
体装置の配線工程を示す。複雑な微細パターンを実現す
るために、基板1の表面において核2の成長が基板1の
結晶方位依存性を持つことを利用することとしたもので
ある。Siの(111)結晶面に代表される3回対称
(正四面体構造)基板1の上の核2に電界をE方向に印
加すると(あるいは逆向きに)、核2は、結晶面の方位
に従って60°の角度をなして二方向に分岐して成長さ
せることができる。また、このような材料の核を上記実
施例に示す方法で複数形成し、電界Eを印加すると、並
行して同一パターンの核の成長を得ることができるの
で、量産性を高めることができるのである。従って、材
料の核2に隣接する結晶に別の核2’を堆積させて、並
行するパターンを形成することも可能である。 【0018】図13は、上記分岐成長を利用して微細パ
ターンを形成する構造を示す。電解Eの方向を正・負の
交互に切り換えることにより横方向にジグザグパターン
を描きながら形成することができる。この工程を連続さ
せたパターンを図14に示す。 【0019】図15は、更に電界を反転させることによ
ってループ状のパターンを形成させることができる。 【0020】図16は、本発明の更に別の実施例である
半導体装置の配線工程を示す。パターンを枝別させたく
ない場合、基板1に印加する電界を横方向の結晶方位に
合わせることにより、所定の方向に核2を選択的に成長
させることができる。 【0021】図17は、本発明の更に別の実施例である
半導体装置の配線工程を示す。二次元的な図形を描くに
は、電界の方向を段階的に変えることにより、行うこと
ができる。E2 でひし形、E3 で正六角形となる。ま
た、図18に、Si(100)結晶面に代表される二回
対称(ダイヤモンド構造)基板上に応用した構造を示
す。三回対称基板のときと同様にパターン形成ができ
る。いずれも、結晶面の方位を利用して電界の方向を制
御することにより自由なパターン形成が可能となる。 【0022】以上の実施例は、基板1の表面に形成され
た材料の核2を平面方向に成長する制御を外部電極に印
加する電界の方向及び基板1の結晶方向に依存した制御
を行うことができる。この場合、基板1は、単結晶シリ
コン基板の他、GaAs、InSb等のIII-V 族の元素
からなる化合物半導体結晶のせん亜鉛鉱構造やCdS、
ZnO等II-VI 族の元素からなる化合物半導体結晶のウ
ルツ鉱構造の基板を用いてもよい。また、材料の核2
は、絶縁物、半導体及び金属の他、マイグレーション現
象が利用できる化合物並びに不純物を添加した物質でも
よい。本発明は、従来の技術では極めて困難なナノ(n
m)単位の配線等に応用でき、微細加工の再現性及び量
産性を同時に達成できる新しい技術であり、様々な分野
で利用されるものである。 【0023】 【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
次の通りである。 【0024】従来のフォトリソグラフィ技術を用いず
に、材料の核が有するマイグレーション現象を利用し
て、外部電界の方向を制御することにより、超微細な構
造を有する金属層、絶縁層、半導体層の形成が可能とな
る。 【0025】また、材料の核成長を基板の結晶方位に依
存させることで、その成長方向の制御を容易ならしめ、
再現性の良い半導体装置の製造プロセスを提供すること
が可能である。 【0026】更に、成長する材料の核がマクロスコピッ
ク単位の規模であるので、半導体装置の大きさが従来に
比して2000分の1程度にまで縮小でき、高歩留まり
の半導体集積回路用チップを収量することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の第1の実施例を説明する基板と電極
の接続図である。 【図2】 本発明の第1の実施例における材料の核の移
動概念図である。 【図3】 本発明の第1の実施例における材料の核の移
動概念図である。 【図4】 本発明の実施例における蒸着法による核の形
成工程図である。 【図5】 本発明の実施例における熱処理法による核の
形成工程図である。 【図6】 本発明の実施例における光等による核の形成
工程図である。 【図7】 本発明の実施例におけるSTM法による核の
形成工程図である。 【図8】 本発明の第1の実施例における核の成長工程
断面図である。 【図9】 本発明の第1の実施例における核を成長させ
た要部断面図である。 【図10】 本発明の別の実施例における核の成長工程
断面図である。 【図11】 本発明の別の実施例における核を成長させ
た要部断面図である。 【図12】 本発明の別の実施例における核を成長させ
た工程図である。 【図13】 本発明の別の実施例における核を成長させ
た工程図である。 【図14】 本発明の別の実施例における核を成長させ
た工程図である。 【図15】 本発明の別の実施例における核を成長させ
た工程図である。 【図16】 本発明の別の実施例における核を成長させ
た工程図である。 【図17】 本発明の別の実施例における核を成長させ
た工程図である。 【図18】 本発明の別の実施例における核を成長させ
た工程図である。 【符号の説明】 1 シリコン基板 2 材料の核 3 提供される材料(絶縁体、半導体、金属等) 11、12、13、14 外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西岡 泰城 茨城県つくば市御幸が丘17番地 テキサ ス・インスツルメンツ筑波研究開発セン ター内 (56)参考文献 特開 平5−194088(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/203,21/205 H01L 21/363,21/365 C23C 14/00 - 14/58 C23C 16/00 - 16/56

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 基板を供し、 前記基板上に材料の核を形成し、 外部電界の方向を段階的に変えて、前記材料の核を前記
    基板表面に沿った2次元方向にマイグレーション成長さ
    せるステップを含む半導体装置の製造方法。
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