JP3484964B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP3484964B2
JP3484964B2 JP03558998A JP3558998A JP3484964B2 JP 3484964 B2 JP3484964 B2 JP 3484964B2 JP 03558998 A JP03558998 A JP 03558998A JP 3558998 A JP3558998 A JP 3558998A JP 3484964 B2 JP3484964 B2 JP 3484964B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はDVフォーマットヘ
リカルスキャンVTRの回転式ヘッドドラムの回転制御
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル技術の著しい進歩に伴
い、ホームビデオ向けとして磁気テープ上に映像、音
声、テープに関するシステムデータ等をディジタル記録
再生できるDVフォーマットVTRが普及しつつあ
る。以下、従来の技術について説明する。
【0003】図4は従来の磁気記録再生装置における回
転ヘッドドラムと制御回路の構成を示すブロック図であ
る。1は磁気ヘッドを有し回転して磁気テープ2に各種
信号を記録再生可能な回転ヘッドドラム、2は回転ヘッ
ドドラム1に所定量巻き付き各種信号が記録される磁気
テープ、3は回転ヘッドドラム1の回転周波数を検出し
てFG信号を出力する回転速度検出手段である周波数発
電機センサ(以下、FGセンサと記す)、4はFGセン
サ3からのFG信号を増幅する速度信号増幅手段である
FGアンプ、5はFGアンプ4からのFG信号から変調
信号を取り出す周波数弁別器、6は周波数弁別器5から
の変調信号から所定周波数の信号のみを通過させないノ
ッチフィルタで、本構成では回転ヘッドドラム1の通常
の回転周波数及びその整数倍の回転周波数を通過させな
い構成とし、回転誤差をエラー電圧として出力してい
る。この周波数弁別器5とノッチフィルタ6で速度制御
手段を構成している。
【0004】7は回転ヘッドドラム1の回転位相を検出
してPG信号を出力する位相検出手段である位相検出セ
ンサ(以下、PGと記す)、8はPGセンサ7からのP
G信号を増幅する位相信号増幅手段であるPGアンプ、
9はPG信号のPG遅延時間を調整するPGモノマル
チ、21は本装置内部における第1の基準信号を発生す
る内部基準信号発生部、22は映像信号などの外部から
第2の基準信号を入力する基準信号入力部、23は内部
基準信号発生部21からの信号か基準信号入力部23か
らの信号かを切り換えてAPC基準信号11を出力する
第1の切り換え手段であるスイッチで、記録及び再生時
は基準信号入力部23側に接続し、特殊再生時は内部基
準信号発生部21側に接続される。10はPGモノマル
チ9からのPG信号とAPC基準信号11とを位相比較
してその誤差をエラー電圧として出力する位相比較器、
24はノッチフィルタ6からのエラー電圧と位相比較器
10からのエラー電圧とを混合する混合手段である混合
回路、12は混合回路24で混合されたエラー電圧に基
づき回転ヘッドドラムの駆動を制御する駆動手段である
駆動回路、13はPGモノマルチ9から出力されるPG
信号であって回転ヘッドドラム1に設けられた複数のヘ
ッドの切り換えを行うためのヘッド切り換えパルス(以
下、HSW信号と記す)、14はPGモノマルチ9から
のPG信号からサーチ信号や時.分.秒.フレーム信号
などを含んだサブコードゲート信号を作成するサブコー
ドゲート作成器、20はPGモノマルチ9からのHSW
信号とサブコードゲート作成器14からのSCG信号が
入力されるビデオ回路である。
【0005】以上のように構成された従来の磁気記録再
生装置について、以下その動作について説明する。
【0006】回転ヘッドドラム1には一対の磁気ヘッド
が取り付けられており、矢印A方向に回転しながら、矢
印B方向に移送される磁気テープ2に対して映像音声信
号の記録再生などを行う。FGセンサ3は回転ヘッドド
ラム1の回転周波数を検出し、FGアンプ4で増幅した
後、周波数弁別器5に送られ自動周波数制御(以下、A
FC制御と記す)を行い、速度制御を行う。周波数弁別
器5の出力信号はノッチフィルタ6に入力される。ノッ
チフィルタ6は特定の周波数だけを通過させないもの
で、回転ヘッドドラム一回転のFG信号のムラを除去す
るものである。
【0007】本構成におけるノッチフィルタ6の出力信
号特性を図5に示す。DVフォーマットの回転ヘッドド
ラムの回転周波数は約150[Hz]であり、図5に示
すように150[Hz]とその整数倍の周波数を通過さ
せない特性になっている。なお、後述するが、DC成分
を含めた低域周波数成分も通過しない特性になってい
る。よって、回転周波数が150[Hz]あるいはその
整数倍の周波数でない場合に、その誤差をエラー電圧と
して出力する。
【0008】一方、PGセンサ7で回転ヘッドドラム1
の回転位相を検出し、PGアンプ8で増幅後、PGモノ
マルチ9でPG信号とビデオヘッドの取り付け誤差を補
正するためPG遅延時間を調整する。PGモノマルチ9
の出力は、HSW信号13としてビデオ回路20に送ら
れるとともに、位相比較器10にも入力される。位相比
較器10では、PGモノマルチ9からのPG信号とAP
C位相基準信号11との位相比較を行い、その誤差をエ
ラー電圧として出力する。
【0009】APC基準信号11は、内部基準信号発生
部21からの基準信号と、外部から基準信号入力部22
を介して入力される基準信号とを、スイッチ23で切り
換えて得られるもので、記録及び再生時は基準信号入力
部22からの基準信号を位相比較器10に入力し、特殊
再生時は内部基準信号発生部21からの基準信号を位相
比較器10に入力する。
【0010】ノッチフィルタ6からのAFC系のエラー
電圧と、位相比較器10からのAPC系のエラー電圧
は、混合回路24で混合されて駆動回路12に入力され
る。駆動回路12では、そのエラー電圧に基づき、回転
周波数や回転位相の誤差を補正するよう回転ヘッドドラ
ム1の回転を制御する。
【0011】一方、PGモノマルチ9から出力されたH
SW信号13は、ビデオ回路20に入力されるととも
に、サブコードゲート作成器14にも入力される。サブ
コードゲート作成器14では、HSW信号13に基づい
て磁気テープ2におけるサブコード記録位置を示すSC
G信号が作成され、ビデオ回路20に入力される。ビデ
オ回路20では、HSW信号により回転ヘッドドラム1
に設けられた複数の磁気ヘッドの切り換え制御を行うと
ともに、SCG信号により磁気テープ2における所定位
置にサブコードが記録される。
【0012】次に、本装置における各信号の関係につい
て図6及び図7を用いて説明する。図6はDVフォーマ
ットのトラックパターンを示す模式図、図7は本装置に
おける各信号のタイミングチャートを示すものである。
図6において、51はサーチ信号や時間信号(時、分、
秒)やフレーム信号を記録したサブコード記録領域、5
2は映像信号が記録される映像信号記録領域、53は音
声信号が記録される音声信号記録領域である。また図7
において、(a)はFG信号、(b)はPG信号、
(c)はPGモノマルチ9の出力信号、(d)はHSW
信号、(e)は図6に示すような磁気テープ2に記録さ
れるトラックパターン、(f)はSCG信号、(g)は
APC基準信号11である。ここで、FG信号(a)、
PG信号(b)、PGモノマルチの出力信号(c)、H
SW信号(d)、トラックパターン(e)、SCG信号
(f)はそれぞれ同期し、HSW信号(d)はAPC基
準信号(g)と同期するように位相制御される。
【0013】PG信号(図7(b))はPGモノマルチ
9によって図7(c)の信号に変換され、この信号に基
づきPG信号からTM時間遅延されたHSW信号(図7
(d))が作られる。DVフォーマットでは、高速で磁
気テープ2上の所望の記録位置を探し出す高速サーチ機
能に対応するため、サーチ信号や時間信号(時、分、
秒)、フレーム信号を記録したサブコード記録領域51
が設定されている。高速サーチにおいて、磁気テープ2
のサブコード記録領域51に記録されたサブコード信号
を読み取る際に、隣接した映像信号記録領域52との読
み取り誤りを避けるために、サブコードゲート作成器1
4でHSW信号(図7(d))に同期したSCG信号
(図7(f))を作り、確実にサブコード信号と映像信
号とを分離して読み取るようにしている。ここで、SC
G信号(図7(f))は、HSW信号(図7(d))の
エッジから所定の遅延時間TDと、SCG信号のパルス
幅TSの設定により作成される。
【0014】図8はヘリカルスキャン方式VTRのトラ
ックパターンを示す模式図である。図8において、71
は通常再生時のヘッド軌跡である第1のヘッド軌跡、7
2は5倍速早送り再生時のヘッド軌跡である第2のヘッ
ド軌跡、73は静止画再生時のヘッド軌跡である第3の
ヘッド軌跡である。
【0015】第2及び第3のヘッド軌跡72及び73に
示すように、記録時とは異なる速度で磁気テープを送る
特殊再生時には、磁気テープと磁気ヘッドの相対速度が
変化する。これはヘリカルスキャン記録に起因するもの
で、隣接するトラック間は図のように段差αをもって記
録される。例えば、図中第2のヘッド軌跡72に示すよ
うに5倍速早送り再生の時には段差αが4回分だけ磁気
ヘッド1走査期間の長さが少なくなってしまう。一般に
n倍速ではヘッド1走査期間の長さLnは、
【0016】
【数1】
【0017】となり、これを補正するために回転ヘッド
ドラム1の回転数を変えて補正する。よって、回転数の
補正率ε(%)は、
【0018】
【数2】
【0019】となる。この時、HSW信号の周期(T
HSW)、FG信号の周期、PG信号の周期も、補正率ε
に伴って変化する。
【0020】テープスピードに対応した回転ヘッドドラ
ム1の回転数の補正率εに伴って回転ヘッドドラム1の
回転数が変化し、HSW信号の周期(THSW)も同様に
変化する。また、PGモノマルチ9による遅延時間
M、SCG信号におけるHSW信号のエッジからの遅
延時間TD、サブコードパルス幅TSも同様に、補正率ε
に伴って制御するようにしなければならない。
【0021】例えば、テープスピードが記録時と同じス
ピードである1倍速から、早送り再生モードとして60
倍速に変化する時、回転ヘッドドラム1の回転速度は1
倍速時に対して111%の速度になる。しかし、REW
モードとして−60倍速に変化する時、回転ヘッドドラ
ム1の回転速度は1倍速時に対して89%の速度にな
り、この速度に達するにはいくらかの時間を必要とす
る。これら回転ヘッドドラム1の回転速度が変化しつつ
ある過渡期では、その回転速度に比例してHSW信号の
周期THSW、FG信号の周期、PG信号の周期は変化す
るが、TM、TD、TSはモード変化時において回転ヘッ
ドドラム1の回転が加速または減速し始める時、つまり
回転速度がまだ目標の回転速度に達していない以前に、
目標の回転速度に対応した補正率εに切り換わってしま
うので、磁気ヘッドがサブコード記録領域51を走査す
るときに隣接の映像信号記録領域52を誤走査したり、
SCG信号が映像信号記録領域52に干渉したりするこ
とになる。
【0022】そこで記録時と異なるテープ速度で再生す
る特殊再生時には、磁気ヘッドと磁気テープとの相対速
度変化を補正するために、回転ヘッドドラム1のドラム
モータ(図示せず)の回転速度を変化させ、記録時のド
ラムモータの回転速度に対する特殊再生時のドラムモー
タの回転速度の変化率(相対速度補正率)を、HSW信
号の周期(THSW)をHSW同期計測部15によって計
測することにより算出し、算出値に比例してPGモノマ
ルチ9の遅延量(TM)を変化させる。また、PGモノ
マルチ9の遅延量と同様に、SCG信号におけるHSW
信号からの相対位置TDとパルス幅TSを変化させるよう
にした。
【0023】さらに上記特殊再生時以外にも、通常再生
(1倍速)から特殊再生移行時、特殊再生から通常再生
(1倍速)移行時、特殊再生から異なるテープ速度の特
殊再生移行時においても同様の動作をさせるようにした
ことで解決した。
【0024】図4において、15はTHSWを計測するH
SW同期計測部で、1倍速時のTHSW(基準)と特殊再
生時のTHSWの計測で補正率ε(%)を下記(数3)に
よって算出し、TM、TD、TSを変化するようにしてい
る。
【0025】
【数3】
【0026】記録及び1倍速再生が、位相比較部10に
おいて、映像処理ブロックから基準信号入力部22を介
して入力された150[Hz](NTSCは1/14
9.85[sec]、PALは1/150[sec])
のリファレンス信号(外部基準)と、PGモノマルチ9
からのHSW信号との位相比較であるのに対して、特殊
再生時は相対速度補正のために、回転ヘッドドラム1の
回転数が記録及び1倍速再生時とは異なるゆえに、内部
基準信号発生部21からのリファレンス信号(内部基
準)とHSW信号との位相比較となる。
【0027】特殊再生時のAFC制御、APC制御に関
して、前述の図4におけるAFC制御系に配置されてい
るノッチフィルタ6は、DC成分を含めた低域周波数成
分を通過しない特性になっているので、この低域周波数
のエラー成分を補うためにも特殊再生時のAPC制御は
AFC制御内のノッチフィルタ6が存在する場合には必
要となる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、特殊再生時において、リファレンス信号
(内部基準)とHSW信号によるAPC制御であるがた
めに、以下のような問題が生じる。
【0029】巻き戻し再生時の動作として、(1)相対
速度補正により回転ヘッドドラム1が減速する、(2)
HSW信号の周期が長くなる、(3)HSW信号の周期
に比例してTM値を大きくする、(4)内部基準信号発
生部21からの内部基準信号に対してHSW信号の位相
がずれる、(5)位相制御を行う、(6)回転ヘッドド
ラム1の回転の加速を行う、(7)HSW信号の周期が
短くなる、(8)HSW信号の周期に比例してTM値を
小さくする、(9)内部基準信号に対してHSW信号の
位相がずれる、(10)位相制御を行う、(11)回転
ヘッドドラム1の減速を行う、(12)HSW信号の周
期が長くなる(前記(2)に戻る)というつながりで行
っているが、このような動作では、TM及び回転ヘッド
ドラム1の回転が安定しないか、安定するまでに時間が
かかるという問題点があった。
【0030】また、早送り再生時では巻き戻し再生時と
は全く反対で、(1)相対速度補正により回転ヘッドド
ラム1の回転が加速する、(2)HSW信号の周期が短
かくなる、(3)HSW信号の周期に比例してTM値を
小さくする、(4)内部基準信号に対してHSW信号の
位相がずれる、(5)位相制御を行う、(6)回転ヘッ
ドドラム1を減速させる、(7)HSW信号の周期が長
くなる、(8)HSW信号の周期に比例してTM値を大
きくする、(9)内部基準信号に対してHSW信号の位
相がずれる、(10)位相制御を行う、(11)回転ヘ
ッドドラム1の回転を加速させる、(12)HSW信号
の周期が短くなる(前記(2)に戻る)というつながり
で行っているが、このような動作においても、TM及び
回転ヘッドドラム1の回転が安定しないか、安定するま
でに時間がかかるという問題点があった。
【0031】本発明は上記問題を解決するためのもの
で、特殊再生時に引き込み動作が速く、安定したAPC
制御を行うことができる磁気記録再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気記録再生装置は、記録媒体に信号の記録
再生を行う磁気ヘッドを有し回転する回転ヘッドドラム
と、回転ヘッドドラムの回転速度を検出する回転速度検
出手段と、回転速度検出手段で検出した回転速度信号を
増幅する速度信号増幅手段と、回転速度信号のムラを検
出し第1のエラー信号を出力する速度制御手段と、速度
信号増幅手段からの速度信号のうち所定の速度信号を選
択する選択手段と、回転ヘッドドラムの回転位相を検出
する位相検出手段と、位相検出手段からの回転位相信号
を増幅する位相信号増幅手段と、位相信号増幅手段から
出力される位相信号の遅延時間を調整するPGモノマル
チと、選択手段からの出力信号かPGモノマルチからの
出力信号のいずれかを選択する第2の切り換え手段と、
本装置内部で設定される第1の基準信号と外部から入力
される第2の基準信号とを切り換えて出力する第1の切
り換え手段と、第2の切り換え手段で選択された信号と
第1の切り換え手段からの基準信号とを比較してその比
較結果を第2のエラー信号として出力する位相比較部
と、速度制御手段からの第1のエラー信号と位相比較部
からの第2のエラー信号とを混合する混合手段と、混合
手段で混合されたエラー信号に基づき回転ヘッドドラム
の回転を補正するよう制御する駆動手段とを備えたもの
である。
【0033】このような構成により、特殊再生時に引き
込み動作が速く、安定したAPC制御を行うことができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1及び2に記載の
発明の磁気記録再生装置は、記録媒体に信号の記録再生
を行う磁気ヘッドを有し回転する回転ヘッドドラムと、
回転ヘッドドラムの回転速度を検出する回転速度検出手
段と、回転速度検出手段で検出した回転速度信号を増幅
する速度信号増幅手段と、回転速度信号のムラを検出し
第1のエラー信号を出力する速度制御手段と、速度信号
増幅手段からの速度信号のうち所定の速度信号を選択す
る選択手段と、回転ヘッドドラムの回転位相を検出する
位相検出手段と、位相検出手段からの回転位相信号を増
幅する位相信号増幅手段と、位相信号増幅手段から出力
される位相信号の遅延時間を調整するPGモノマルチ
と、記録時あるいは記録時と同じテープ速度で再生する
時には前記PGモノマルチ側に切り換え、特殊再生時に
は前記選択手段側に切り換える第2の切り換え手段と、
本装置内部で設定される第1の基準信号と外部から入力
される第2の基準信号とを切り換えて出力する第1の切
り換え手段と、第2の切り換え手段で選択された信号と
第1の切り換え手段からの基準信号とを比較してその比
較結果を第2のエラー信号として出力する位相比較部
と、速度制御手段からの第1のエラー信号と位相比較部
からの第2のエラー信号とを混合する混合手段と、混合
手段で混合されたエラー信号に基づき回転ヘッドドラム
の回転を補正するよう制御する駆動手段とを備え、この
構成によって、高速サーチのような特殊再生時、APC
制御の位相比較される側の信号として、HSW信号の立
ち上がりタイミングに最も近いものを選んで位相比較さ
せることで、引き込み動作の速い安定したAPC制御を
実現することができる。
【0035】以下、本発明における実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態の磁気記録
再生装置の構成を示すブロック図で、図1において、1
は磁気ヘッドを有し回転して磁気テープ2に各種信号を
記録再生可能な回転ヘッドドラム、2は回転ヘッドドラ
ム1に所定量巻き付き各種信号が記録される磁気テー
プ、3は回転ヘッドドラム1の回転周波数を検出してF
G信号を出力する回転速度検出手段であるFGセンサ、
4はFGセンサ3からのFG信号を増幅する速度信号増
幅手段であるFGアンプ、5はFGアンプ4からのFG
信号から変調信号を取り出す周波数弁別器、6は周波数
弁別器5からの変調信号から所定周波数の信号のみを通
過させないノッチフィルタで、本構成では回転ヘッドド
ラム1の通常の回転周波数及びその整数倍の回転周波数
を通過させない構成とし、このフィルタを通過した信号
が回転誤差であって、エラー電圧として混合回路24に
出力している。この周波数弁別器5とノッチフィルタ6
とで速度制御手段を構成している。
【0036】7は回転ヘッドドラム1の回転位相を検出
してPG信号を出力する位相検出手段であるPGセン
サ、8はPGセンサ7からのPG信号を増幅する位相信
号増幅手段であるPGアンプ、9はPG信号のPG遅延
時間を調整するPGモノマルチ、16は特殊再生時にF
Gアンプ4からのFG信号のうちHSW信号に最も近い
位相のFG信号を選択する選択手段であるFG選択部、
17は記録及び1倍速再生時と特殊再生時とで位相比較
器10に入力する信号を切り換える第2の切り換え手段
である第2のスイッチで、記録及び1倍速再生時は端子
b側に接続し、特殊再生時は端子a側に接続する。21
は本装置内部における第1の基準信号を発生する内部基
準信号発生部、22は映像信号などの外部から第2の基
準信号を入力する基準信号入力部、23は内部基準信号
発生部21からの信号か基準信号入力部23からの信号
かを切り換えてAPC基準信号11を出力する第1の切
り換え手段である第1のスイッチで、記録及び再生時は
基準信号入力部23側に接続し、特殊再生時は内部基準
信号発生部21側に接続される。
【0037】10は第2のスイッチ17からの信号とA
PC基準信号11とを位相比較してその誤差をエラー電
圧として出力する位相比較器、24はノッチフィルタ6
からのエラー電圧と位相比較器10からのエラー電圧と
を混合する混合手段である混合回路、12は混合回路2
4で混合されたエラー電圧に基づき回転ヘッドドラムの
駆動を制御する駆動手段である駆動回路、13はPGモ
ノマルチ9から出力されるPG信号であって回転ヘッド
ドラム1に設けられた複数のヘッドの切り換えを行うた
めのヘッド切り換えパルス(以下、HSW信号と記
す)、14はPGモノマルチ9からのPG信号からサー
チ信号や時間信号(時、分、秒)やフレーム信号などを
含んだサブコードゲート信号(SCG)を作成するサブ
コードゲート作成器、20はPGモノマルチ9からのH
SW信号とサブコードゲート作成器14からのSCG信
号が入力されるビデオ回路である。
【0038】以上のように構成された本実施の形態の磁
気記録再生装置について、以下その動作について説明す
る。
【0039】回転ヘッドドラム1には一対の磁気ヘッド
が取り付けられており、矢印A方向に回転しながら、矢
印B方向に移送される磁気テープ2に対して映像音声信
号の記録再生などを行う。FGセンサ3は回転ヘッドド
ラム1の回転周波数を検出し、FGアンプ4で増幅した
後、周波数弁別器5とFG選択部16に送られ、周波数
弁別器5ではAFC制御を行い、速度制御を行う。周波
数弁別器5の出力信号はノッチフィルタ6に入力され
る。ノッチフィルタ6は特定の周波数を通過させないも
ので、回転ヘッドドラム一回転のFG信号のムラを検出
(通過)するものである。
【0040】本構成におけるノッチフィルタ6の出力信
号特性を図5に示す。DVフォーマットの回転ヘッドド
ラムの回転周波数は約150[Hz]であり、図5に示
すように150[Hz]とその整数倍の周波数を通過さ
せない特性になっている。なお、後述するが、DC成分
を含めた低域周波数成分も通過しない特性になってい
る。よって、回転周波数が150[Hz]あるいはその
整数倍の周波数でない場合に、ノッチフィルタ6から信
号が出力される。その信号はエラー電圧として混合回路
24に出力する。
【0041】FGアンプ4の出力信号はFG選択部16
にも入力されており、FG選択部16では入力されるF
G信号のうち、HSW信号に最も近い位相のFG信号を
選択して、第2のスイッチ17の端子aに出力する。第
2のスイッチ17は、本装置が特殊再生時に端子a側に
接続し、記録再生時は端子b側に接続する。特殊再生時
に、FG選択部16がHSW信号に最も近い位相のFG
信号を抽出し、位相比較部10においてAPC制御の位
相比較する信号として用いる。それは、特殊再生時のド
ラムモータの回転速度の変化率(相対速度補正率)を、
HSW信号の周期(THSW)を計測することにより算出
し、その算出値に比例してPGモノマルチ9の遅延量
(TM)を変化させるようにしたことにより、回転ヘッ
ドドラム1の回転が安定しない、又は安定するのに時間
がかかるなどの問題が発生したからである。このような
不安定要因ループを断つためにPGモノマルチ9の遅延
量(TM)に関係しない回転ヘッドドラム1の1回転に
複数出力するFG信号の内の1つを選んで位相比較され
る側の信号として用いる。これにより、位相ズレの要因
を排除できる。
【0042】一方、PGセンサ7で回転ヘッドドラム1
の回転位相を検出し、PGアンプ8で増幅後、PGモノ
マルチ9でPG信号とビデオヘッドの取り付け誤差を補
正するためPG遅延時間を調整する。PGモノマルチ9
の出力は、HSW信号13としてビデオ回路20に送ら
れるとともに、第2のスイッチ17の端子bに入力され
る。第2のスイッチ17は、記録及び1倍速再生時は端
子b側に接続され、PGモノマルチ9の出力信号を位相
比較器10に入力している。位相比較器10では、第2
のスイッチ17からの信号とAPC位相基準信号11と
の位相比較を行い、その誤差をエラー電圧として出力す
る。
【0043】位相比較器10に入力されるAPC基準信
号11は、内部基準信号発生部21からの基準信号と、
外部から基準信号入力部22を介して入力される基準信
号とを、スイッチ23で切り換えて得られるもので、記
録及び再生時は基準信号入力部22からの基準信号を位
相比較器10に入力し、特殊再生時は内部基準信号発生
部21からの基準信号を位相比較器10に入力する。
【0044】ノッチフィルタ6からのAFC系のエラー
電圧と、位相比較器10からのAPC系のエラー電圧
は、混合回路24で混合されて駆動回路12に入力され
る。駆動回路12では、そのエラー電圧に基づき、回転
周波数や回転位相の誤差を補正するよう回転ヘッドドラ
ム1の回転を制御する。
【0045】一方、PGモノマルチ9から出力されたH
SW信号13は、ビデオ回路20に入力されるととも
に、サブコードゲート作成器14に入力される。サブコ
ードゲート作成器14では、HSW信号13に基づいて
磁気テープ2におけるサブコード記録位置を示すSCG
信号が作成され、ビデオ回路20に入力される。ビデオ
回路20では、HSW信号により回転ヘッドドラム1に
設けられた複数の磁気ヘッドの切り換え制御を行うとと
もに、SCG信号により磁気テープ2において所定の位
置にサブコードを記録するよう制御する。
【0046】図2及び図3は本実施の形態のタイミング
チャートである。図2は記録時及び1倍速再生モードの
タイミングチャートで 図7と同じタイミングである。
図において、(a)はFG信号、(b)はPG信号、
(c)はPGモノマルチの出力信号、(d)はHSW信
号、(e)はAPC基準信号である。図3は特殊再生時
のタイミングチャートであり、(a)はFG信号、
(b)はPG信号、(c)はPGモノマルチの出力信
号、(d)はHSW信号、(e)はHSW信号の所定の
立ち上がりに最も近いFG信号、(f)はAPC基準信
号である。
【0047】ここで、位相比較部10で位相比較される
信号は、図2に示す記録及び1倍速再生モードの時は、
PGモノマルチ9から出力されるHSW信号(図2
(d))の立ち上がりと、第1のスイッチ23からのA
PC基準信号(図2(e))の立ち上がりである。
【0048】一方、図3に示す特殊再生時は、回転ヘッ
ドドラム1の1回転に6パルス出力されるFG信号(図
3(a))の内、HSW信号(図3(d))の立ち上が
りに最も近い立ち上がり(図3(e))と、第1のスイ
ッチ23からのAPC基準信号(図2(e))の立ち上
がりとを比較している。
【0049】尚、図2及び図3のFG信号、PG信号、
PGモノマルチの出力信号、HSW信号は同タイミング
で表示されているが、図3に示す特殊再生時は相対速度
補正により回転ヘッドドラム1の回転数を補正するの
で、例えば早送り再生モードでは図2の(a)FG信
号、(b)PG信号、(c)PGモノマルチの出力信
号、(d)HSW信号に対してそれぞれ周期は全体に短
くなる。
【0050】以上のように本実施の形態によれば、早送
り再生や巻き戻し再生などの特殊再生時、位相比較部1
0でAPC基準信号と位相比較される信号として、HS
W信号でなくPGモノマルチの影響を受けないドラム1
回転に複数出力されるFG信号の内、HSW信号に最も
近いものを選んで位相比較させることで、不安定要因ル
ープを断ち、ゆえに引き込み動作の速い安定したAPC
制御を実現することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
速サーチのような特殊再生時、APC制御の位相比較さ
れる側の信号としてHSWでなくPGモノマルチの影響
を受けないドラム1回転に複数出力されるFGパルスの
内、HSWに最も位相の近いものを選んで位相比較させ
ることでAPC制御内に存在した不安定要因ループを断
ち、また引き込み動作の速い安定したAPC制御を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の磁気記録再生装置の構成
を示すブロック図
【図2】同実施の形態において記録時及び1倍速再生時
のタイミングチャート
【図3】同実施の形態において特殊再生時のタイミング
チャート
【図4】従来の磁気記録再生装置の構成を示すブロック
【図5】ノッチフィルタの特性図
【図6】DVフォーマットのトラックパターンを示す模
式図
【図7】従来の磁気記録再生装置における各部信号のタ
イミングチャート
【図8】トラックパターンを示す模式図
【符号の説明】
1 回転ヘッドドラム 3 周波数発電機センサ 4 FGアンプ 5 周波数弁別器 6 ノッチフィルタ 7 位相検出センサ 8 PGアンプ 9 PGモノマルチ 10 位相比較器 12 駆動回路 16 FG選択部 17 第2のスイッチ 23 第1のスイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に信号の記録再生を行う磁気ヘ
    ッドを有し回転する回転ヘッドドラムと、前記回転ヘッ
    ドドラムの回転速度を検出する回転速度検出手段と、前
    記回転速度検出手段で検出した回転速度信号を増幅する
    速度信号増幅手段と、前記回転速度信号のムラを検出し
    第1のエラー信号を出力する速度制御手段と、前記速度
    信号増幅手段からの速度信号のうち所定の速度信号を選
    択する選択手段と、前記回転ヘッドドラムの回転位相を
    検出する位相検出手段と、前記位相検出手段からの回転
    位相信号を増幅する位相信号増幅手段と、前記位相信号
    増幅手段から出力される位相信号の遅延時間を調整する
    PGモノマルチと、記録時あるいは記録時と同じテープ
    速度で再生する時には前記PGモノマルチ側に切り換
    え、特殊再生時には前記選択手段側に切り換える第2の
    切り換え手段と、本装置内部で設定される第1の基準信
    号と外部から入力される第2の基準信号とを切り換えて
    出力する第1の切り換え手段と、前記第2の切り換え手
    段で選択された信号と前記第1の切り換え手段からの基
    準信号とを比較してその比較結果を第2のエラー信号と
    して出力する位相比較部と、前記速度制御手段からの第
    1のエラー信号と前記位相比較部からの第2のエラー信
    号とを混合する混合手段と、前記混合手段で混合された
    エラー信号に基づき前記回転ヘッドドラムの回転を補正
    するよう制御する駆動手段とを備えたことを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の切り換え手段は、本装置が記
    録時あるいは記録時と同じテープ速度で再生する時には
    前記PGモノマルチ側に切り換えて、特殊再生時は前記
    選択手段側に切り換え、前記選択手段は前記PGモノマ
    ルチからの出力信号タイミングに最も近い前記速度信号
    を選んで位相比較させることを特徴とする請求項1記載
    磁気記録再生装置。
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