JP3484680B2 - 鍵盤楽器 - Google Patents

鍵盤楽器

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は鍵盤楽器に関し、ハンマ
ーの回動を打弦直前で停止させ、すぐ跳ね返す機構をハ
ンマーヘッドの回動範囲の外側に設けることにより、打
弦音を発生させないようにしても、鍵のタッチが阻害さ
れないものである。 【0002】 【従来の技術】従来、打弦による発音を変化させた鍵盤
楽器として、実開昭51−67732号公報に記載され
たものが提案されている。この鍵盤楽器は、弦とハンマ
ーシャンクとの間にハンマーシャンクと対向する面に弾
性体を有するストッパを設けたもので、回動するハンマ
ーシャンクを弾性体を介してストッパで受け止めるもの
である。そして、ハンマーの回動による運動エネルギを
弾性体で吸収することにより、この運動エネルギを弱め
て、音質、弦の響き等を阻害することなく打弦による音
量を効果的に減少させるものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな鍵盤楽器にあっては、打弦による発音を完全に生じ
させないようにしたとき、鍵のタッチをある程度犠牲に
しなければならない等の課題があった。すなわち、打弦
音が発生しないようにするためには、ストッパをハンマ
ーシャンク側にさらに近づける必要がある。このとき、
通常の接近(ハンマーアセンブリーのバットが、ジャッ
クからの突上力を受けなくなり、自由回転運動を始める
ときの弦とハンマーヘッドとの距離)では、ハンマーア
センブリーのバットがジャックから脱進する前に、ジャ
ックおよびストッパによってハンマーアセンブリーが挟
み込まれて止まってしまい、連打がやりにくくなる等、
従来のピアノのような演奏ができなくなる。これを防止
するためには、接近を通常より広くしなければならな
い。つまり、バットがジャックから離れる時期を早めに
調整することになる。このようにすると、鍵のタッチが
変化してしまい、ストッパをハンマーシャンクに当接し
ない位置に移動させ、打弦による発音を生じさせたと
き、早めの脱進によりジャックによる供給エネルギーが
減少し、ハンマーの衝撃力が弱くなるので、打弦による
音色がややソフトになってしまう。さらに、鍵盤の連打
性が多少悪くなるものであった。 【0004】そこで、本発明の目的は、ハンマーの回動
を打弦直前で止める機構をハンマーヘッドの回動範囲の
外側に設けることにより、打弦音を発生させないように
しても、鍵のタッチが阻害されない鍵盤楽器を提供する
ことである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の鍵盤楽器におい
ては、張設された弦と、回動してこの弦を打撃するハン
マーと、このハンマーを突き上げて回動させるジャック
と、このジャックに力を伝達する鍵と、を備えた鍵盤楽
器において、上記ハンマーが上記弦を打撃する前にハン
マーの回動動作を停止させるストッパと、上記ハンマー
が打弦可能な状態と、このストッパによってハンマーの
回動動作を打撃する前に停止させる状態とを切り替える
ように、上記ストッパを移動させる切替手段と、上記ス
トッパによるハンマーの停止位置を各鍵毎に調節する調
節手段とを備えている。 【0006】 【作用】本発明に係る鍵盤楽器にあっては、ストッパに
よるハンマーの回動動作停止時、および、ハンマーによ
る打弦時にも、通常演奏のように、打鍵に応じた力がジ
ャックに伝わる。これにより、ジャックはハンマーを下
から突き上げて回動させる。打弦時のハンマー接近は通
常通りである。そして、ハンマーが弦を打撃する。しか
し、切替手段による回動動作停止時には、弦とハンマー
との間にストッパが設けられる。このため、ハンマーが
弦を打撃する直前にハンマーがストッパに当接する。こ
の当接後、ハンマーは打弦することなく跳ね返されるも
のである。したがって、切替手段による回動動作停止時
には、ハンマーは弦を打撃しないものである。この場
合、誤差をみこんで予め大幅に接近を広げておかなくて
もよい。従って、このときのハンマーの接近は通常通り
である。このため、ジャックは、通常演奏時と同様に脱
進動作する。一方、切替手段による打弦時には、例えば
ストッパがハンマーの回動範囲の外側へ移動する。ハン
マーは、ジャックによって突き上げられた後、ストッパ
に遮断されない。したがって、切替手段による打弦時に
は、通常演奏通りの打弦を行うものである。この場合、
例えば電子音源から発音がなされる。 【0007】 【実施例】以下、本発明に係る鍵盤楽器の実施例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の鍵盤楽器の
第1実施例に係るアップライトピアノの弦およびアクシ
ョンの休止状態を示す側面図である。 【0008】この図において、各音高に対応して、弦1
1はほぼ垂直にそれぞれ張設されている。図では、その
一つを取り出して示している。この弦11に対してアク
ションは配設されている。このアクションは、主に、図
中時計回り方向に回動して弦11を打撃するハンマーヘ
ッド13と、このハンマーヘッド13に連設された、シ
デ材、または、カエデ材によるハンマーシャンク14
と、を備えている。このハンマーヘッド13はハンマー
ウッド13Aを卵形状のハンマーフェルト13Bで被覆
したものである。このハンマーウッド13Aは、ハンマ
ーシャンク14との連設部において孔100が形成され
ている。この孔100にハンマーシャンク14が嵌着し
ている。さらに、ハンマーシャンク14の先端は、ハン
マーフェルト13Bの回動範囲(図中破線)の外側へ
所定長さ突出している。すなわち、このハンマーシャン
ク14は通常のハンマーシャンクより長いものである。 【0009】そして、ハンマーシャンク14の突出部1
01の回動範囲(図中破線)の内側で、ハンマーフェ
ルト13Bの回動範囲の外側において、ハンマーシャン
ク14の突出部101と弦11との間には、ハンマース
トッパ102が設けられている。このハンマーストッパ
102は、周知のレギュレーティングボタンと類似のも
のである。このハンマーストッパ102は、そのスクリ
ュー部102Aがストッパレール103にねじ込まれて
保持されている。ハンマーストッパ102は、ハンマー
シャンク14の突出部101に対向する面に皮革、フェ
ルト等の緩衝材102Bが貼着されている。 【0010】ストッパレール103は弦11に対応して
配設される88個の鍵全体にわたって共通に横断延設さ
れたものである。また、切替手段106は、レバー又は
ペダル等の操作でハンマーレール103を、当接時、ま
たは、非当接時に2方向に切り替えるものである。この
切替手段106の当接時に、ストッパレール103は、
ピン104を中心に図中時計回り方向(ハンマーフェル
ト13Bに近づく方向)に回転し略鉛直に固定されるも
のである。また、切替手段106の非当接時に、ストッ
パレール103は、ピン104を中心に図中反時計回り
方向(ハンマーフェルト13Bから遠ざかる方向)に回
転し略水平に固定されるものである。すなわち、切替手
段106の当接時には、ハンマーシャンク14の突出部
101の回動範囲(図中破線と破線の間)にハンマ
ーストッパ102がハンマーレール103により保持さ
れるものである。一方、切替手段106の非当接時に
は、ハンマーシャンク14の突出部101の回動範囲の
外側にハンマーストッパ102がハンマーレール103
により保持されるものである。 【0011】なお、切替手段106の非当接時に、調整
ツール105を用いてハンマーストッパ102のスクリ
ュウ部102Aを回転させ、ストッパレール103から
ハンマーストッパ102が突出する長さを各鍵毎独立し
て微調整できる。すなわち、切替手段106の当接時に
おいて、ハンマーストッパ102の皮革等102Bとハ
ンマーシャンク14の突出部101との距離を、88個
のハンマー接近(例えば、低音域3mm、中音域2.5
mm、高音域2mm)に対応してそれぞれ微調整するこ
とができるものである。したがって、本実施例のハンマ
ー接近は、各鍵毎に対応して、通常演奏のアップライト
ピアノの各ハンマー接近に限りなく近く調整することが
できるものである。このため、鍵のタッチは通常演奏の
アップライトピアノと殆ど変わらないものである。 【0012】そして、バット15はハンマーシャンク1
4の基端に固定されている。このバット15を揺動自在
にセンターピン17が支持している。このバット15の
右端にはバットスプリング16が取り付けられている。
このバットスプリング16は、常時、図中反時計回り方
向にバット15を付勢し続けるものである。一方、バッ
ト15の左端にはキャッチャーシャンク18が突出して
連結されている。このキャッチャーシャンク18の先端
にキャッチャー19が固設されている。 【0013】そして、28は、弦11に対応して配設さ
れる88個の鍵全体にわたって共通に横断延設されたセ
ンターレールである。このセンターレール28の上端部
にバットフレンジ29を介して上記バット15が、セン
ターピン17を支点として回動自在に取り付けられてい
る。一方、センターレール28の下端部にはウイペン
(図示外)が回動自在に取り付けられている。このウイ
ペンは、センターレール28から水平方向に突出するよ
うに設けられている。 【0014】このウイペンの上面においてセンターレー
ル28の左方には、L字状のジャック33が揺動自在に
立設されている。このジャック33の先端(頂端)は、
上記バット15の下端面に当接している。ジャック33
は、鍵(図示外)の打鍵に応じた図中時計回り方向への
回動力をバット15に伝達し、バット15を介して、ハ
ンマーヘッド13およびハンマーシャンク14を下から
突き上げ回動させるものである。 【0015】以上の構成に係るアップライトピアノの作
用について、切替手段106の当接時、非当接時に分け
て、以下説明する。 【0016】切替手段106を当接に切り替えたアクシ
ョンは、ハンマーストッパ102がハンマーシャンク1
4の突出部101の回動範囲とハンマーヘッド13の回
動範囲との間に移動している。このアクションは鍵を打
鍵すると、その打鍵に応じてジャック33を押し上げ
る。これとともに、ダンパー43が弦11から離間す
る。 【0017】一方、ジャック33の上昇は、バット15
を突き上げて、図中時計回り方向にセンターピン17を
中心にバット15を回動させる。このため、バット15
に設けられたハンマーヘッド13およびハンマーシャン
ク14は図中時計回り方向に回動する。ただし、ジャッ
ク33は一定高さだけ上昇すると、ジャックテイル(図
示外)がレギュレーティングボタン(図示外)に当接す
る。この結果、ジャック33の上昇は阻止され、バット
15はジャック33から脱進する。しかし、この後もハ
ンマーヘッド13およびハンマーシャンク14はその慣
性により、なおも図中時計回り方向に回動し続けて、弦
11を打撃しようとする。 【0018】しかし、ハンマーヘッド13が弦11を打
撃する直前に、ハンマーシャンク14の突出部101が
ハンマーストッパ102の皮革フェルト等の緩衝材10
2Bに当接する。この当接後、バットスプリング16の
付勢力により、ハンマーヘッド13は弦11を打撃する
ことなく跳ね返される。この結果、バット15はセンタ
ーピン17を中心に図中反時計回り方向に回動する。そ
して、キャッチャースキン19Aは、バックチェックフ
ェルト27Aに当接する。すなわち、切替手段106の
当接時には、ハンマーヘッド13は打弦せず、ハンマー
ストップ状態に移動するものである。したがって、切替
手段106の当接時(ハンマー非打弦状態)には、弦1
1から発音することがない。 【0019】このハンマー非打弦状態では、打鍵に応じ
て、自動ピアノ等に用いられるキーセンサ、ハンマーセ
ンサ等の演奏情報に基づいた電子音源から発音させるこ
とができる。この発音をヘッドホーン等で聴いたり、ス
ピーカの音量を低減して聞いてもよい。すなわち、夜、
日中であっても、ピアノの音を出したくないときは、弦
から発音させずにタッチを損なうことなくピアノの演奏
を楽しむことができるものである。 【0020】また、切替手段106を非当接に切り替え
たアクションは、ハンマーストッパ102がハンマーシ
ャンク14の突出部101の回動範囲の外側に移動して
いるものである。このアクションは打鍵に応じてジャッ
ク33を押し上げると、切替手段106の当接時と同様
に、ジャック33はバット15を回動し、さらに、バッ
ト15はジャック33から脱進し、その後もハンマーヘ
ッド13およびハンマーシャンク14はその慣性によ
り、図中時計回り方向に回動し続けて、弦11を打撃し
ようとする。 【0021】そして、ハンマーヘッド13は、ハンマー
ストッパ102に回動運動を遮断されないので、弦11
を通常演奏通り打撃する。この打弦後も通常演奏通り、
ハンマーヘッド13は弦11の反発力、および、バット
スプリング16の付勢力により跳ね返される。この結
果、バット15はセンターピン17を中心に図中反時計
回り方向に回動する。そして、キャッチャースキン19
Aは、バックチェックフェルト27Aに当接する。すな
わち、切替手段106の非当接時には、ハンマーヘッド
13は通常演奏通りに打弦して、ハンマーストップ状態
に移動するものである。したがって、この切替手段10
6の非当接時(ハンマーの通常打弦状態)にあっては、
各鍵毎に、ハンマー接近が、通常のピアノに限りなく近
く調整できているから、鍵のタッチも通常のピアノと殆
ど変わらないものである。 【0022】次に、図2を用いて、本発明の鍵盤楽器に
係る第2実施例を説明する。図2はこの実施例に係るア
ップライトピアノの弦およびアクションの休止状態を示
す側面図である。 【0023】この実施例にあっては、ハンマーウッド1
3Aと通常のハンマーシャンク114との連設部のハン
マーウッド13Aの上面にL字状の曲板110が丸ビス
111により固定されている。くわしくは、曲板110
の長手110Aはハンマーフェルト13Bの回動範囲
(図中破線)の外側へ突出した長さで、曲板110の
短手110Bはハンマーウッド13Aの上面に固定され
るものである。切替手段106(図示略)は第1実施例
と同じ構成である。この切替手段106の当接時に、曲
板110の長手110Aの回動範囲(図中破線)の内
側でハンマーフェルト13Bの回動範囲の外側にハンマ
ーストッパ102がストッパレールにより保持されてい
るものである。なお、その他の構成は第1実施例と同じ
である。 【0024】この実施例は第1実施例と比較すると、通
常のハンマーシャンク114を用いることができる。さ
らに、突出体としての曲板110を交換することが容易
である。その他作用は第1実施例と同じである。 【0025】次いで、図3に示すように、第2実施例の
ハンマーウッド13Aに設けた曲板110を変更して、
柄杓状の板120を丸ビス111で固定した本発明の鍵
盤楽器に係る第3実施例を説明する。この実施例にあっ
ても、板120の取っ手120Aは、第1および第2実
施例と同じく、ハンマーフェルト13Bの回動範囲(図
中)の外側へ突出した長さである。また、低音用のハ
ンマーの首振りに対応(ハンマーが傾斜している音域に
適用)して傾斜した柄杓状の板121を、低音用のハン
マーウッド13Aに取り付けてもよい。さらに、板12
0の長手120Aの回動範囲(図中破線)の内側でハ
ンマーフェルト13Bの回動範囲の外側に、ストッパレ
ール103に保持された周知のグランドピアノ用キャプ
スタンスクリュー122が設けられるものである。な
お、その他の構成は第2実施例と同じである。 【0026】この実施例は、第2実施例と比較すると、
丸ビス111が演奏者側(図中左側)から固定するよう
になっているので、さらに、突出体としての板120の
交換が容易である。その他作用は、第2実施例と同じで
ある。 【0027】次に、図4に示すように、ハンマーヘッド
13Aの側面を切削加工して係止部材130をその切削
加工部に接着により嵌着させた第4実施例を説明する。
この係止部材130もハンマーフェルト13Bの回動範
囲(図中破線)の外側へ突出したものである。係止部
材130の突出部130Aの回動範囲(図中破線)の
内側でハンマーフェルト13Bの回動範囲の外側に、ス
トッパレール103に保持されたハンマーストッパ10
2が設けられるものである。なお、その他の構成は第2
実施例と同じである。 【0028】この実施例は、第2および第3実施例と比
較すると、丸ビス111を用いなくとも突出体としての
係止部材130を固定することができる。その他作用
は、第2実施例と同じである。 【0029】次いで、図5および図6を用いて、第5実
施例を説明する。この実施例は、通常のハンマーシャン
ク114の上部に、L字状の突出体140を取り付ける
ものである。この突出体140は、図6に示すように、
その一部に形成された半孔141Aを有する左突出体1
41と、その一部に形成された半孔142Aを有する右
突出体142とで構成される。左突出体141の半孔1
41Aと右突出体142の半孔142Aとの間にハンマ
ーシャンク114を設け、ビス143,144を用いて
固定するものである。図5中突出体140の長手140
Aはハンマーフェルト13Bの回動範囲(図中破線)
の外側へ突出したものである。突出体140の長手14
0Aの回動範囲(図中破線)の内側でハンマーフェル
ト13Bの回動範囲の外側に、ストッパレール103に
保持された第3実施例と同じキャプスタンスクリュー1
22が設けられるものである。このキャプスタンスクリ
ュー122には穴146が形成されている。調整ピン1
45の先端をこの穴146に挿入して、調整ピン145
を回転させることにより、突出体の長手140Aとキャ
プスタンスクリュー122の皮革部122Aとの間の距
離を微調整するものである。なお、その他の構成は第2
実施例と同じである。 【0030】この実施例は、第3実施例と同じように、
切替手段106(図示略)の当接時に、キャプスタンス
クリュー122をストッパレール103にねじ込む距
離、すなわち、打弦直前ハンマー停止位置を調節するこ
とができる。第1実施例〜第4実施例と比較すると、ハ
ンマーヘッド13およびハンマーシャンク114への加
工を要しないものである。その他作用は、第4実施例と
同じである。 【0031】なお、本発明に係る鍵盤楽器は、グランド
ピアノに用いてもよい。 【0032】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る鍵盤
楽器は、ハンマーの回動を打弦直前で止める機構をハン
マーの回動範囲の外側に設けることにより、打弦音を発
生させないようにしても、鍵のタッチが阻害されないも
のである。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の第1実施例に係るアップライトピア
ノの弦およびアクションの休止状態を示す側面図であ
る。 【図2】 本発明の第2実施例に係るアップライトピア
ノの弦およびアクションの休止状態を示す側面図であ
る。 【図3】 本発明の第3実施例に係るアップライトピア
ノの要部を示す説明図である。 【図4】 本発明の第4実施例に係るアップライトピア
ノの要部を示す説明図である。 【図5】 本発明の第5実施例に係るアップライトピア
ノの弦およびアクションの休止状態を示す側面図であ
る。 【図6】 本発明の第5実施例に係るアップライトピア
ノの要部を示す斜視図である。 【符号の説明】 11 弦、13 ハンマーヘッド、14 ハンマーシャ
ンク、33 ジャック、101 突出部、102 ハン
マーストッパ、106 切替手段
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−67732(JP,U) 実開 昭51−150130(JP,U) 特公 昭43−9273(JP,B1) 実公 昭46−34754(JP,Y1) ***国特許3707591(DE,B) 特許3317363(JP,B2) 特許2591404(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10C 3/16 G10C 1/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 張設された弦と、 回動してこの弦を打撃するハンマーと、 このハンマーを突き上げて回動させるジャックと、 このジャックに力を伝達する鍵と、 を備えた鍵盤楽器において、上記ハンマーが上記弦を打撃する前にハンマーの回動動
    作を停止させるストッパと、 上記ハンマーが打弦可能な状態と、このストッパによっ
    てハンマーの回動動作を打撃する前に停止させる状態と
    を切り替えるように、 上記ストッパを移動させる切替手
    段と、上記ストッパによるハンマーの停止位置を各鍵毎に調節
    する調節手段とを備える ことを特徴とする鍵盤楽器。
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