JP3483596B2 - 冷凍装置及びその作動方法 - Google Patents

冷凍装置及びその作動方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に冷凍装置に関し、
特に中間圧力ポートを備えた圧縮機を利用する冷凍装置
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本出願
人に譲渡された米国特許第4,850,197号は、吸
込み口及び吐出し口に加えて中間圧力ポートを備えた冷
媒圧縮機を用いるエコノマイザサイクルに基づく蒸気圧
縮冷凍装置を開示している。高温ガス冷却及び加熱サイ
クルの能力を高めるためエコノマイザ熱交換器が用いら
れ、高温ガス冷却及び加熱サイクルは、空調されるべき
積荷空間内の選択された設定温度に近い所定の温度範囲
を達成してこれを維持する関連の電気または電子制御装
置によって開始される。本出願人に譲渡された1991
年8月23日出願の米国特許出願第07/749,35
8号(発明の名称:冷凍装置を作動させるための方法及
び装置)は、エコノマイザ熱交換器に代えてエコノマイ
ザサイクルを備えた冷凍装置内にフラッシュタンクを用
いる冷凍方法及び装置を開示している。上述の米国特許
出願に開示された冷凍装置を用いると、フラッシュタン
ク内のフロート弁が不要になり、フラッシュタンクを輸
送冷凍用とで用いることができる。
【0003】エコノマイザサイクルを有する冷凍装置、
例えば上述の米国特許及び米国特許出願に開示されてい
るような冷凍装置の信頼性及び効率を向上させると共に
その制御方法及び装置を提供することが望ましく、これ
が本発明の目的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本発明は、冷却サイク
ル及び加熱サイクルにより空調スペース内の温度を所定
の設定値にし、これを保持するように冷凍装置を作動す
る方法及び装置に関する。冷凍装置は、吸込み口、中間
圧力ポート及び吐出し口を備えた冷媒圧縮機と、圧縮機
用原動機と、高温ガス圧縮機吐出しラインと、第1及び
第2の高温ガスラインと、高温ガス圧縮機吐出しライン
を第1及び第2の高温ガスラインにそれぞれ連結する第
1及び第2の位置を備えた第1の制御可能な弁手段と、
第1の高温ガスラインに連結された主凝縮器と、空調ス
ペースと関連した蒸発器と、蒸発器膨脹弁と、空調スペ
ースと関連していて第2の高温ガスラインに連結されて
いる補助凝縮器と、第1及び第2の冷媒流路を備えたエ
コノマイザ熱交換器手段と、第2の冷媒流路を通る冷媒
の流量を制御するエコノマイザ膨脹弁と、エコノマイザ
熱交換器手段の第1の冷媒流路を介して主凝縮器を蒸発
器膨脹弁に連結する主液体ラインと、補助凝縮器をエコ
ノマイザ熱交換器手段に連結する補助液体ラインと、蒸
発器を圧縮機の吸込み口に連結する主吸込みラインと、
エコノマイザ熱交換器手段の第2の流路を圧縮機の中間
圧力ポートに連結する補助吸込みラインと、主液体ライ
ンをそれぞれ遮断し開放する第1の位置及び第2の位置
を備えた第2の制御可能な弁手段と、熱をエコノマイザ
熱交換器手段に選択的に追加する第3の制御可能な弁手
段とを有する。この冷凍装置はさらに、第1、第2及び
第3の制御可能な弁手段の弁位置のパターンが冷却サイ
クル及び加熱サイクルとは異なる少なくとも1つの所定
のナル関連パターンより成るナルサイクルを設ける手段
と、空調スペースの温度が所定の設定温度に近い所定の
ナル温度範囲内になると、冷媒圧縮機の作動を維持しな
がらナルサイクルを始動させる手段とより成り、ナルサ
イクルを始動させる手段は、弁位置の少なくとも1つの
所定のナル関連パターンを選択する。少なくとも1つの
所定のナル関連パターンより成るナルサイクルを設ける
手段は、弁位置の複数の互いに異なるナル関連パターン
を有し、ナルサイクルを始動させる手段は、空調スペー
スの正味の熱利得または熱損失が任意の時点で蒸発器及
び補助凝縮器によって空調スペースに加えられるか失わ
れる熱と実質的にマッチングするナル関連パターンを選
択する。
【0005】本発明の別の実施例は、冷媒を各冷却サイ
クル中、加熱関連回路から冷却回路の低圧部分に自動的
に排出する冷媒ベントオリフィスを設けることを含む。
ベントオリフィスの好ましい位置では、一端が補助凝縮
器とドレンパン加熱コイルとの間の結合部に位置し、他
端は、冷媒を蒸発器コイルに分配する冷媒分配器か、ま
たは蒸発器コイルから見て下流側に位置する主吸込みラ
インかのいずれかに連結されている。非常に短い長さの
管が必要となるのでこのように連結点を定めるのが好ま
しくまたかかる位置では、霜取りサイクル中ベントオリ
フィス管の霜取りが行われる。
【0006】本発明のもう1つの実施例では、エコノマ
イザ熱交換器手段は入口及び出口を有する外側シェルま
たはハウジングを介して第2の冷媒流路が得られ、シェ
ルは第1の冷媒流路を包囲する。冷媒はエコノマイザ膨
脹弁を介してシェル内へ膨脹し、満液タイプの冷媒の膨
脹が行われ、この構成では過熱状態は生じない。冷媒及
び圧縮機油ドレンラインはシェルの定点から2つの位置
のうち選択された一方に連結される。第1の位置は、シ
ェルの出口を圧縮機の中間圧力ポートに相互に連結する
補助吸込みラインの一段と低い点である。第2の位置
は、ドレンの高さ位置よりもより高い補助吸込みライン
の位置である。ドレンラインを液体ラインの一部に沿っ
て垂直方向に且つこれと熱交換関係を成して設けること
により油−液体冷媒混合物の「リフト」が得られ、濾過
効果が得られる。このドレンラインは2つの利点をもっ
ている。エコノマイザ熱交換器手段のシェル内に運び込
まれた圧縮機油(この油は少なくとも1部が液体冷媒と
混和している)を除去することにより、シェル内におい
て沸騰している冷媒中の油濃度が小さくなり、その結果
第1の冷媒流路と第2の冷媒流路との間の伝熱特性が際
立って増大することになる。
【0007】そのときの運転状況に応じて、この増大の
幅は通常は20〜60%である。シェルから圧縮機の中
間圧力ポートに戻る液体冷媒の流量を計量することによ
り、圧縮機内に冷媒の蒸発が起こり、それにより圧縮機
を冷却し、かくして圧縮機の吐出し温度を制限する。
【0008】本発明のさらに別の実施例では、圧縮機の
吐出し圧力及び圧縮機を原動機に加わる負荷は、蒸発器
膨脹弁とエコノマイザ膨脹弁の両方について最高作動圧
力(MOP)膨脹弁を用いることにより、加熱サイクル
または冷却サイクルを行わせることなく、また別の絞り
弁を冷凍装置に追加することなく、望ましい限度内に維
持される。MOP蒸発器膨脹弁は冷却サイクル中、作動
圧力を制御し、MOPエコノマイザ膨脹弁は加熱/霜取
りサイクル中、作動圧力を制御する。かくして、各MO
P弁についての最高作動圧力の設定値は、それが関連し
ている特定のサイクルに合わせて選択され、1つのMO
P膨脹弁について設定を行っても、他方のMOP膨脹弁
が制御中であるサイクルの間、能力に対する支障は生じ
ない。
【0009】本発明の別の実施例では、エコノマイザバ
イパス弁は補助吸込みラインと主吸込みラインとの間に
連結されており、エコノマイザバイパス弁を従来方法
で、例えば加熱/霜取りサイクル中は開放状態、また冷
却サイクル中は閉鎖状態であるか或いは冷却サイクル中
は圧縮機のアンローディングを行うよう制御された状態
で動作させて空調スペースの温度制御を行うことに加え
て、このエコノマイザバイパス弁は、高い周囲温度の
間、特に必要とされるエンジンの負荷管理を行うよう用
いられる。原動機に加わる負荷は、例えば圧縮機の吐出
し温度をモニターすることにより、或いは原動機の温度
をモニターすることによりモニターされ、バイパス弁は
検知された負荷の関数として更に制御される。或る特定
の負荷に達すると、バイパス弁が開放され、負荷が所定
値まで下がるとバイパス弁が閉鎖される。
【0010】本発明のさらに別の実施例(かかる実施例
は、圧縮機が水冷エンジンによって駆動される場合であ
って、エンジン冷却剤によって冷却される外部油冷却器
を備えた圧縮機に関するものである場合)では、エンジ
ン冷却剤回路中の油冷却器の連結状態は、エンジン冷却
剤回路で用いられるサーモスタットの形式に応じて選択
される。チョークタイプのサーモスタット、即ち単一の
入口及び単一の出口を備え、実際上所定温度以下で閉成
されるサーモスタットを用いる場合、油冷却器は入口の
上流側でサーモスタットに連結される。かくして、例え
サーモスタットが閉成されている場合でも油冷却器への
冷却剤の流れが生ずる。サーモスタットがバイパスタイ
プ、即ち2つの入力及び単一の出口を備え、2つの入力
への流量の割合を制御するサーモスタットである場合、
油冷却器は出口から見て下流に位置しており、この場合
も、任意の時点でバイパス式サーモスタットの調整作用
とは関係なく一定流量の冷却剤の流れが確保される。
【0011】本発明の内容は、例示的に示すに過ぎない
図面と関連して以下の詳細な説明を読むと一層明らかに
なろう。
【0012】
【実施例】以下の説明及び特許請求の範囲で用いる「空
調スペース」という用語は、食品その他腐敗し易い物の
保存、工業製品の輸送のための適切な環境の維持、人の
快適感を得るためのスペースの空調等のための温度及び
/または湿度が調節されるべき任意のスペース(定置及
び輸送用途を含む)をいう。「冷凍装置」という用語
は、人の快適感を得るための空調システムと腐敗し易い
食品の保存及び工業製品の輸送のための冷凍システムの
両方を総称的に包含するのに用いられている。空調スペ
ースの温度を、選択した設定温度に調節する場合、空調
スペースの温度は、選択した設定温度に近い所定の温度
範囲に調節されることは言うまでもない。図1におい
て、常開の制御可能な弁が印“○”で示され、常閉の制
御可能な弁がマルの中に印“×”を付けて示されてい
る。当然のことながら、関連の電気または電子制御装置
(以下、「電気制御装置」という)の切替えにより、図
示の消勢状態を逆にすることができる。図1において弁
に向いた矢印は、弁が関連の電気制御装置によって制御
されることを示している。
【0013】今図面を参照し、特に図1を参照すると、
本発明の教示に従って構成された冷凍装置10が示され
ている。冷凍装置10は、エコノマイザサイクルを有
し、吸込み口S、吐出し口D及び中間圧力ポートIPを
備えた冷媒圧縮機12を含む形式のものである。圧縮機
12は原動機14で駆動され、この原動機は好ましい実
施例では、一点鎖線で示すように圧縮機12に連結され
た水冷内燃機関、例えばディーゼルエンジンである。原
動機14はまた、単独又は予備の原動機として電動機を
含むのが良い。
【0014】圧縮機の高温ガス吐出しライン18により
圧縮機12の吐出し口Dは吐出しサービス弁22を経て
第1の制御可能な弁手段20に連結されている。第1の
制御可能な弁手段20は圧縮機高温ガス吐出しライン1
8を、第1及び第2の高温ガスライン24,26のうち
選択したいずれか一方に連結する。図1に示すように、
第1の制御可能な弁手段20は、常閉パイロット電磁弁
28及び三方弁30を含むのが良い。パイロット電磁弁
28は、例えばT管継手34を介して主吸込みライン3
2を枝分かれさせることにより、圧縮機12の低圧側を
三方弁30に選択的に連結しており、吸込みライン32
は吸込みラインサービス弁36を経て圧縮機12の吸込
み口Sに連結されている。パイロット電磁弁28は、全
体を矢印29によって示す手段を介して電気制御装置3
8によって操作自在に制御される。パイロット電磁弁2
8を消勢して閉鎖すると、三方弁30は圧縮機高温ガス
吐出しライン18と第1の高温ガスライン24とを相互
に連結し、電気制御装置38がパイロット電磁弁28を
付勢して開放すると、三方弁30は圧縮機の圧力によっ
て動作して圧縮機高温ガス吐出しライン18と第2の高
温ガスライン26を相互に連結する。
【0015】第1及び第2の高温ガスライン24,26
はそれぞれ高温圧縮機吐出しガスを冷却回路40及び加
熱回路42にそれぞれ差し向ける。冷却回路40は、凝
縮器コイル46及び凝縮器用送風手段48を含む主冷媒
凝縮器手段44を有する。第1の高温ガスライン24は
凝縮器コイル46の入口側に連結され、出口側は、逆止
弁54を含む主液体ライン52を介して冷媒受液器50
の入口51に連結されている。冷却回路40及び主液体
ライン52は、受液器50の出口53から、冷媒ハイド
レータまたは乾燥機58、エコノマイザ熱交換器手段6
0及び第2の制御可能な弁手段62、例えば矢印63で
指示する手段によって電気制御装置38によって操作自
在に制御される常開電磁弁を経て蒸発器の膨脹弁56の
入口側に連結されている。
【0016】エコノマイザ熱交換器手段60は第1及び
第2の冷媒流路64,66を有し、第1の冷媒流路64
は液体ライン52内の熱交換器コイル68を有する。第
2の冷媒流路66は、熱交換器コイル68を包囲するよ
う配置されたシェルまたはハウジング70を含み、シェ
ル70は冷媒入口72及び冷媒出口74を有する。第2
の流路66はT管継手76及び導管77を経て主液体ラ
イン52から枝分かれし、エコノマイザ膨脹弁78はT
管継手76とシェル入口72との間で導管77に連結さ
れている。かくして、主液体ライン52を流通している
液状冷媒の一部は、エコノマイザ膨脹弁78を通って第
2の冷媒流路66内へ差し向けられ、冷媒をシェル70
内で膨脹させ、熱交換器コイル68を通って流れる液状
冷媒を過冷することによりエコノマイザサイクルを生じ
させる。シェル出口74は、補助吸込みライン80及び
サービス弁82を経て圧縮機12の中間圧力ポートIP
に連結されている。シェル70内の冷媒は、圧縮機の吸
込み口Sに戻っている冷媒よりも圧力が高く、かくして
より高い圧力の中間ポートIPに戻される。
【0017】エコノマイザ熱交換器手段60はまた、熱
をエコノマイザ熱交換器手段60を流通している冷媒に
選択的に追加するための加熱手段84を有する。原動機
14が液体冷却式内燃機関である本発明の好ましい実施
例では、加熱手段84は、全体を矢印89で示す手段を
介して電気制御装置84によって操作自在に制御される
常閉電磁弁であるのが良い第3の制御可能な弁手段88
を経て液体冷却剤を原動機14から受け入れるよう連結
された加熱または水ジャケット86を有する。原動機1
4と関連のある液体冷却剤回路からの液体冷却剤は、第
1の液体流れ導管90を経て水ジャケット86の入口側
に流入し、液状冷却剤は水ジャケット86から第2の液
体流れ回路94を経て水ポンプ92に戻される。弁88
及び導管90は原動機14と関連のあるサーモスタット
Tを通らないで原動機14の液体回路に連結されてい
る。第2の冷媒流路66を通る冷媒の流量は、熱量球9
6で指示されるように出口74のところの冷媒温度の関
数としてエコノマイザ膨脹弁78によって制御される。
【0018】原動機14が電動機である場合、水ジャケ
ットではなくて加熱ジャケット86は、電気抵抗コイル
であるのが良く、第3の制御可能な弁手段88に代えて
オン/オフスイッチを用いる。また、好ましくは熱をシ
ェル70の外部に加えている間、液状冷却剤はシェル7
0内に配置された熱交換器コイルに差し向けられ、電気
抵抗をシェル70の外部を加熱するのではなくシェル7
0内に配置するのが良いことはいうまでもない。
【0019】冷却回路40は、冷却回路40の高圧側と
低圧側を互いに分離する蒸発器用膨脹弁56から、冷媒
を蒸発器手段100に分配する冷媒分配器98を介して
連続している。蒸発器手段100はディストリビュータ
98から冷媒を受け入れる複数の流路を備えた蒸発器コ
イル102及び蒸発器用送風手段104を有する。送風
手段104は空気を全体を106で示す空調スペースと
蒸発器コイル102との間で空気を循環させる。蒸発器
102の出口側は冷媒を圧縮機12の吸込み口Sに戻す
よう上述の主吸込みライン32に連結されている。エコ
ノマイザ熱交換器手段60の第1の流路64を通る流量
はかくして、蒸発器膨脹弁56によって制御され、それ
により熱量球107によって指示されるように蒸発器コ
イル102から出た冷媒蒸気の加熱の度合いに応じて流
量を調節する。
【0020】加熱回路42は、第2の高温ガスライン2
6、補助凝縮器108及び補助液体ライン110を有し
ている。補助凝縮器108は蒸発器手段100と関連し
ており、かくして空調スペース106と熱交換関係にあ
る。第2の高温ガスライン26は補助凝縮器108の入
口側に連結され、補助凝縮器108の出口側は補助液体
ライン110に連結されている。補助液体ライン110
はT管継手112を経て主液体ライン52から枝分かれ
しており、逆止弁114は、主液体ライン52から補助
凝縮器108への流れを防止するよう補助液体ライン1
10中に設けられている。
【0021】本発明の好ましい実施例では補助凝縮器1
08は互いに直列に連結された第1及び第2の部分11
6,118に分けられ、これら部分116,118はそ
れぞれ熱を空調スペース106に加えるための霜取りパ
ンヒーターコイル及び加熱コイルとして機能する。図2
は、蒸発器手段100及び補助凝縮器手段108の適当
な具体的構成例の略図であり、加熱コイル118は、蒸
発器コイル102を構成する複数の列または流路のうち
1つの列または冷媒流路を用いて構成される。矢印12
0で指示する空調スペース106からの戻り空気は、送
風手段104によってプレナム122内へ引き込まれ、
蒸発器コイル102の流路及び補助凝縮器108と関連
のある1または2以上の流路を含む複数の冷媒流路を通
って流れるようになり、加熱コイル118は上述の蒸発
器コイル102を構成する構造体内で熱交換器間の列の
うち1または2以上である。プレナム122を通る空気
の流れ方向に対する加熱コイル118の位置は、冷凍装
置10の特定の用途に応じて定まる。用途上、脱水が必
要であれば、図2に示すように、流入空気に最も近い管
位置または列を選択することになる。脱水が必要でなけ
れば、選択された列を中央に配置して蒸発器コイル10
2の霜取りサイクルの能力を高めるのが良い。しかしな
がら空気の流れの流入側に加熱コイル118が近接して
いる場合でも、霜取りは迅速に行われる。というのは、
霜取り中、電気制御装置38によって制御される制御可
能な霜取りダンパ124が閉鎖されているからであり、
この霜取りダンパ124は蒸発器コイル102を構成す
る管束の列のほぼ全てに迅速に空気を循環させ、熱を加
熱コイル118から構造体の全ての列に迅速に分散させ
る。矢印126で指示された吐出しまたは調和空気は送
風手段104によって空調スペース106内へ送り戻さ
れる。戻り空気及び吐出し空気の温度センサー128,
130は電気制御装置38のための制御信号を発生させ
る。図1に示すように、周囲空気温度センサー132も
また電気制御装置38への入力を発生させることができ
る。
【0022】本発明の望ましい実施例では、冷媒ベント
ライン133が設けられ、ベントライン133は符号1
34で示すように所定のオリフィスサイズを有してい
る。ベントライン133は、冷却サイクル中、吸込み圧
力を加熱回路42に及ぼすよう連結されており、それに
より冷凍装置につき冷媒に課される全体的な要件を増す
ことなく、加熱回路42内に取り込まれた冷媒を冷却回
路40内へ強制的に送り込むことによって冷却サイクル
の能力を高める。冷媒ベントライン133は、三方弁3
0と逆止弁114との間の回路、即ち第2の高温ガスラ
イン26、補助凝縮器108及び補助液体ライン110
を含む加熱回路42と、冷却回路40の低圧側、即ち蒸
発器膨脹ベントライン56の出口側と圧縮機12の吸込
み口Sとの間の冷却回路との間に連結されている。本発
明の好ましい実施例では、霜取りパンコイル116は加
熱コイル118と直列に連結され、冷媒ベントライン1
33はコイル116と118との間の接合部またはT管
継手136から2つの所定の点のうち一方に連結されて
いる。図1に示す本発明の実施例では、ベントライン1
33は冷媒分配器98に連結されている。図6(これに
ついては後述する)は他方の所定の点を示している。こ
れら好ましい構成を用いると、ベントライン133の長
さが最短になり、しかも霜取りサイクル中ベントライン
133を霜取りできるという利点が得られる。加熱/霜
取りサイクル中、ベントライン133はキャパシティロ
スを生じるので、ベントオリフィス134は加熱/霜取
りサイクル中、このキャパシティロスを最小限に抑える
ために好ましくは約0.03〜0.1インチ(0.8〜
2.5mm)の範囲であるように選択されている。
【0023】本発明の別の好ましい実施例では、圧縮機
油ドレンライン138がシェル70の低点140から2
つの所定点のうち一方に連結されている。図1に示す本
発明の実施例では、補助吸込みライン80の高さ方向に
おいてより低い点に連結され、補助吸込みライン80へ
のより低い高さ位置での連結部はT管継手142で示さ
れている。図6(これについては後述する)は、ドレン
点140よりも補助吸込みライン80の高さ方向におい
てより高い点である他方の所定点を示している。圧縮機
12からの排出後、高温ガスと共に装置内へ運び込まれ
る圧縮機油は少なくとも一部がシェル70内の液状冷媒
と混和しやすい。シェル70内に溜った圧縮機油は、シ
ェル70内で起る満液方式の蒸発と熱交換器コイル68
との間の伝熱効率を低下させる。ドレンライン138の
図1の実施例では、ドレンライン138は外径(OD)
が0.25インチ(6.35mm)でありオリフィスが
0.09インチ(2.3mm)である管材を用いて構成
すると十分に機能することが判明した。かくしてドレン
ライン138を用いると、シェル内の圧縮機油の濃度を
減少させることができ、その時点における運転条件に応
じて伝熱効率が21%〜60%増大するという利点が得
られる。また、ドレンライン138は計量した量の液状
冷媒を圧縮機12に戻し、油及び液体冷媒を中間圧力ポ
ートIP内へ注入する。計量した量の液体冷媒は蒸発し
て圧縮機を冷却し、圧縮機12の排出温度を所望の限度
内に保つ。
【0024】中間圧力ポートIPを備える圧縮機では通
例のことであるが、エコノマイザバイパス弁と呼ばれる
常閉の制御可能なベントライン144が設けられ、この
制御可能なベントライン144は開放するとエコノマイ
ザ冷媒蒸気を吸込み口Pにバイパスさせる。バイパス弁
144は全体を矢印147で示す手段を介して電気制御
装置38によって操作自在に制御される。弁144は圧
縮機12の内部に位置しても、図示のように外部に位置
しても良く、弁144は補助吸込みライン80及び主吸
込みライン32から枝分かれさせるT管継手146と1
48との間に連結されている。エコノマイザバイパス弁
144の通常の使用状態は、圧縮機の圧送能力が制限さ
れないようにするため加熱/霜取りサイクル中は開放状
態であるべきである。加熱/霜取りサイクル中、吸込口
Sへの通常流れは遮断される。もし圧縮機12が中間圧
力ポートIPを通して圧送するだけであるならば、圧送
能力を制限しても良く、また主吸込みラインに真空が引
かれる。開放状態のバイパス弁144を介する補助吸込
みラインと主吸込みラインとの間の開放ラインにより、
これらの問題点が解決される。また、バイパス弁144
は、設定温度に達したときに空調スペース106内の温
度調節を行うことができるよう圧縮機12をアンロード
するため冷却サイクル中、温度制御アルゴリズムの一部
として開放するのが良い。空調スペース106の設定温
度は、電気制御装置38への入力を発生する設定温度セ
レクタ145で設定される。
【0025】本発明の望ましい実施例では、エコノマイ
ザバイパス弁144は、原動機14が内燃機関である場
合、もう1つの機能、即ちエンジン負荷管理を行うこと
ができる。エンジン冷却剤の温度及び排気温度を妥当な
限度内に維持することが望ましい。特に周囲温度は高い
ときにエンジン14に加わる負荷が過剰である場合、エ
ンジン14をアンロードして所望の限度を維持すること
が望ましい。かくして、本発明の教示によれば、エンジ
ン14に対する負荷をモニターし、負荷が所定値を上回
るとバイパス弁144を電気制御装置38によって開放
し、弁144は、モニターした負荷が所定の小さな値よ
り小さくなるまで開放状態のままである。例えば、圧縮
機の吐出し圧力をモニターすることによりエンジン14
に対する負荷をモニターするのが良い。吐出し圧力セン
サー150により、圧縮機吐出し圧力の示度又は指示値
を電気制御装置38に与える。吐出し圧力が所定値、例
えばR22冷媒について360psig(2482ゲー
ジkPa)の値に達すると、電気制御装置38はエコノ
マイザバイパス弁144を付勢してこれを開放しエンジ
ン14をアンロードする。吐出し圧力が所定値、例えば
R22については314psig(2165kPaゲー
ジ)に下がると電気制御装置38はバイパス弁144を
消勢してこれを閉鎖する。エンジン負荷の別の示度、例
えばエンジン冷却剤回路154と連携した温度センサー
152によって検出されるエンジン冷却剤温度を用いて
も良い。例えば、210°F(101°C)に至るエン
ジン冷却剤温度の上昇を利用して弁144の開放を開始
するのが良く、これに対して209°F(93°C)へ
の温度低下により閉鎖を開始させることができる。ま
た、排気温度を用いると排気導管158と関連した温度
センサー156によって検知されるエンジン負荷を支持
できる。例えば、850°F(454°C)に至る排気
温度の上昇により、弁144の開放を開始させることが
でき、800°F(426°C)への温度の低下により
閉鎖を開始させることができる。
【0026】本発明の別の実施例では、圧縮機を冷却す
るためにエンジン冷却剤が用いられる。圧縮機12が高
圧力比で圧縮を行っており且つ冷媒の比熱が高い場合、
圧縮機12は吐出し温度を制限するために冷却をある程
度必要とし、そこで吐出しサービス弁22にネオプレン
または類似材料のOリングシールを用いるのが良い。圧
縮機の冷却は、圧縮機12から油を得て、この油を油冷
却器160内で冷却しそしてこの油を中間点で圧縮機1
2に注入して戻すが、その作用効果によりシャフトシー
ルが潤滑される。エンジン冷却剤は好ましくはエチレン
グリコールと水の溶液である。例えエンジン及び圧縮機
の冷却要件が互いに異なるものであっても、単一のサー
モスタットを用いてエンジンと圧縮機油の両方を冷却す
ることが望ましい。圧縮機12及びエンジン14は共に
熱すぎても、冷たすぎてもいけず、圧縮機12を大抵の
作動状態の間、エンジン14よりも一層早く昇温する。
【0027】もっと具体的に述べると、入口161及び
出口163を備えた圧縮機油冷却器160が設けられ、
この油冷却器160は、導管166,168を介して圧
縮機油溜め164に連結された熱交換器コイル162を
有する。水ジャケット170が熱交換器コイル162を
包囲し、水ジャケット170はエンジン冷却剤回路15
4に連結されている。エンジン冷却剤回路154は、上
述の冷却剤ポンプ92だけではなくて、サーモスタット
172、ラジエータ174及び膨脹タンク176をも有
している。エンジン冷却剤は膨脹タンク176内で符号
177で示されている。図示のように、水ジャケット1
70は、導管178を介してサーモスタット172から
冷却剤を受け取って冷却剤を導管180によってポンプ
92に戻すよう連結するのが良い。
【0028】図3及び図4は、エンジン冷却剤回路15
4内への油冷却器160の連結に関連した本発明の望ま
しい実施例を示している。図3はバイパス式のサーモス
タット182の使用に関する。バイパスサーモスタット
182は第1の入口184、第2の入口186及び出口
188を有している。バイパスサーモスタットが最初に
入口186を閉鎖し、冷却剤が全てラジエータ174を
バイパスするようにしてついには冷却剤の温度が所定値
まで上がり、その時点で入口186が開き始め入口18
4が閉じ始める。所定の高い温度では、サーモスタット
入口184は実質的に閉じられ、入口186は実質的に
完全に開かれ、全ての冷却剤はラジエータ174を通っ
て循環することになる。サーモスタット182の位置と
は無関係に何時でも一定流量の冷却剤が油冷却器160
を通って流れるようにするために、水ジャケットは、サ
ーモスタット182及びラジエータ174から見て下流
側に位置するサーモスタット186の出口188に連結
されている。
【0029】図4は、単一の入口192及び単一の出口
194を備えたチョーク式のサーモスタット190を用
いる構成を示している。チョーク式サーモスタット19
0は所定温度以下ではほぼ完全に閉じられており、所定
温度に達すると、開き始め、所定の高い温度で完全開放
位置に達する。図3の実施例に示すように油冷却器16
0をラジエータ174及びサーモスタット182から見
て下流側に連結するのではなく、図4の実施例では、油
冷却器160はサーモスタット190の上流側に、即ち
サーモスタット190の入口192の前で液体冷却剤回
路154に分流させるT管継手196の所に連結されて
いる。かくして、油冷却器160はサーモスタット19
0の内部流れ位置とは無関係に冷却剤の流れを受け入れ
る。
【0030】上述の特徴を有し、圧縮機12に対する種
々の熱交換器及び原動機14が経済的に寸法決めされて
いる冷凍装置10を構成して作動させるため、それと同
時に圧縮機の吐出し圧力及び温度並びにエンジンの負荷
を制御下に保つようにするために、エコノマイザバイパ
ス弁144に関する上述の任意的なエンジン負荷管理に
よる使用に加えて、或る形式のキャパシティ制御を行う
ことが望ましい。これを達成するのに最も簡単な方法
は、冷凍装置の低圧側、即ち例えば吸込みライン絞り弁
かまたは最高作動圧力(MOP)蒸発器膨脹弁のかのい
ずれかの場合、吸込み側において圧力低下を生じさせる
ことである。しかしながら、吸込みライン絞り弁または
MOP蒸発器膨脹弁を用いて圧縮機吐出し圧力及び温度
並びにエンジン負荷を制御下に保つためには、冷却モー
ドと加熱/霜取りモードのうち一方は絞りが大きすぎる
という不都合を生じることになる。というのは2つのモ
ードに関する所望の圧力効果が互いに異なるからであ
る。
【0031】本発明の好ましい実施例では、蒸発器膨脹
弁56とエコノマイザ膨脹弁78の両方に、各々、関連
の作動モードについて最適である作動圧力最大設定値を
もつMOP膨脹弁を与えることにより、弁を追加しなく
ても、吸込み圧力制御に関して妥協点を見いだす必要が
なくなる。MOP蒸発器膨脹弁56はかくしてエコノマ
イザMOP膨脹弁の設定値と比較して比較的低い設定値
を有し、蒸発器MOP膨脹弁56は冷却サイクル中、最
高圧縮機作動圧力を制御し、エコノマイザMOP膨脹弁
78は加熱/霜取りサイクル中、最高圧縮機作動圧力を
制御する。例えば、R22の冷媒では、主MOP膨脹弁
56は通常は10psia〜50psia(68.96
絶対kPa〜344.7絶対kPa)の範囲内での或る
最高圧力をもたらすよう設定され、これに対してエコノ
マイザMOP膨脹弁通常は60psia〜100psi
a(413.7絶対kPa〜689.5絶対kPa)の
範囲内の或る最高圧力をもたらすよう設定されている。
【0032】図5は、本発明の教示に従って実行される
作動モードを備え、原動機14または圧縮機12の運転
を停止させることなく空調スペース106の温度を設定
温度に近いナル温度範囲内に円滑に維持する複数の選択
可能なナル作動モードを含む制御アルゴリズム198を
示している。この構成によれば、蒸発器用送風手段10
4により常時一定の空気量が確保され、空調スペース1
60のどこでも実質的に一定の温度が維持される。かく
して、空調スペース内に保存された腐敗し易い積荷のト
ップフリージング(top freezing)の恐れなく、設定温
度に非常に近い温度に制御することができる。
【0033】図5の制御アルゴリズム198の左側は、
空調スペース106内の温度が低下している場合の作動
モード間の制御誤差切換え点を示し、右側は空調スペー
ス106内の温度が上昇している場合の制御誤差切換え
点を示している。電気制御装置38は、温度センサー1
28,130のいずれか一方或いは両方によって検知さ
れる空調スペース106の温度と設定温度SPとの間の
差の関数として制御誤差を計算する。
【0034】図5はまた、制御アルゴリズムの互いに異
なる作動モードを実行する制御可能な弁28,62,8
8,144の開放/閉鎖パターンを示している。“C”
は関連の弁が閉鎖し、“O”は弁が開放していることを
示し、バイパス弁144の“X”は圧縮機12をロード
したりアンロードすることにより追加の同調温度の微調
整が可能なよう開閉できることを示している。例えば、
滑り弁、スロット弁または持ち上げ弁を備えた圧縮機1
2の内部アンローディング、即ち押退け量の減少によ
り、当該技術分野で周知のように温度の微調整を行うの
が良い。
【0035】空調スペース106の温度は初期のプルダ
ウン(引下げ)の段階にあり、かくして冷凍装置10は
完全または最高冷却状態にあると見なされよう。原動機
14が内燃機関である場合、エンジン速度は通常は、高
速、低速と呼ばれる2つの速度の間で電気制御装置38
によって制御され、温度引下げが高速冷却モード200
で開始されて最高冷却状態が得られるようになる。パイ
ロット電磁弁28が閉鎖されて、三方弁30が冷却回路
40を選択するようにし、液体ライン弁62が開き、蒸
発器コイル102が冷却モードで機能できるようにな
り、エンジン冷却剤弁88が閉じられて、エコノマイザ
熱交換器60に熱が加わらないようにし、エコノマイザ
バイパス弁144が閉じられることになる。かくして、
液体高圧冷媒はシェル70によって構成される第2の冷
媒流路内の冷媒の膨脹中の満液式蒸発状態により熱交換
器コイル68内で過冷されることになる。冷媒は吸込み
口S及び中間圧力ポートIPの両方を介して圧縮機12
に戻る。
【0036】制御誤差が符号202で示す点まで下がる
と、エンジン14は、制御可能な弁開放/開放パターン
に変化なくその2つの標準的な作動速度のうちの低い方
に切り換えられ、かくして低速冷却作動モード204に
入る。
【0037】符号206で示す制御誤差がさらに低い状
態では、低速部分または減少冷却モード208が、エン
ジン冷却剤弁88の開放により開始される。かくして、
熱交換器コイル68内の高圧液状冷媒の過冷の度合いは
減少し、空調スペース106の冷却速度が減少し、そこ
でより遅く且つ一段と制御された速度で設定温度SPに
近付く。
【0038】設定温度SPに達すると、設定温度SPに
近いナル温度範囲に入り、このナル温度範囲は本発明の
好ましい実施例では、複数の互いに異なるナル作動モー
ド、例えば第1の作動モード210、第2の作動モード
212、第3の作動モード214に分けられており、各
ナル作動モードはそれぞれ制御可能な弁位置の互いに異
なる開放/閉鎖パターン211,213,215によっ
て実行される。第1のナルモード210は設定点SPで
開始され、第2のナル作動モード212は点216で示
す僅かに大きな制御誤差で開始され、第3のナル作動モ
ード214は点218で示すより大きな制御誤差で開始
される。原動機14及び圧縮機12はこれら3つ全ての
ナル作動モードの間、動作状態のままであり、エンジン
14は低速設定状態を維持する。
【0039】図面を参照し、特に図1を参照すると、設
定点SPに最も近い第1のナルモード210では、蒸発
器100内で加熱と冷却の両方が起り、低速部分冷却モ
ード208に急激に戻るのを防止するため冷却に重点が
置かれる。また冷却に重点が置かれることにより或る程
度の減湿が行われる。第1のナル作動モードを実行する
に当たり、パイロット電磁弁28を開いて高温圧縮機排
出ガスの流れを加熱回路42に切り換え、その間液体ラ
イン弁62を開放位置に維持して冷却が蒸発器102内
で起ることができるようにする。換言すると、流路が、
第2の高温ガスライン26、補助凝縮器108、受液器
50、熱交換器コイル68を通って流れる液状冷媒を過
冷するエコノマイザ熱交換器60を通る流路64と66
の両方、膨脹弁56及び蒸発器コイル102を含み、冷
媒は吸込み口Sと中間圧力ポートIPの両方に戻され
る。
【0040】ナル作動モード終了る制御誤差の間の
中間の第2のナルモード212では、蒸発器手段100
内では冷却も加熱も行われず、エンジン冷却剤177は
水ジャケット86を通って循環し、シェル70内の冷媒
を、圧縮機12に戻ることができるよう完全蒸発状態に
保ち、それと同時にエンジン冷却剤の所望の冷却を行
う。第2のナル作動モード212を実行するに当たり、
パイロット電磁弁28を閉鎖して高温圧縮機排出ガスを
第1の高温ガスライン24に戻るよう切り換え、それに
より補助凝縮器108が空調スペース106に熱を加え
ないようにし、液体ライン弁62を閉鎖して蒸発器コイ
ル102が空調スペース106から熱を奪わないように
し、そしてエンジン冷却剤弁88を開放してエンジン冷
却剤がシェル70内の冷媒に熱を捨てることができるよ
うにする。またバイパス弁144を開いて冷凍装置10
の吸込み側が真空内へ引かれないようにすることができ
る。
【0041】かくして、第2のナル作動モード212で
は、冷却剤流れ回路は、高温ガスライン18,24、凝
縮器46、受液器50、エコノマイザ熱交換器手段60
を通る第2の流路66、補助吸込みライン80及び主吸
込みライン32を含む。
【0042】第3のナル作動モード214はこれまた、
蒸発器手段100内で加熱と冷却の両方を行うが、これ
は第1の作動モード210と類似しているけれども第1
のナル作動モード204よりも一層多量の熱が冷媒に加
えられるようになり、作動モードがナルモード212か
らナルモード214に切り換わるときにエンジン冷却剤
弁88が開放状態のままであるようにすることにより、
空調スペース106の温度をナル温度範囲内に維持する
ようにする。かくして、第3のナル作動モード214を
実行するに当たり、パイロット電磁弁28を開いて加熱
回路42を選択し、液体ライン電磁弁62を開き、そし
てエンジン冷却剤弁88が開放状態のままであるように
する。冷媒流路は第1のナル作動モード204に関して
説明したのと同一であり、熱交換器コイル68内の液状
冷媒の過冷の度合いが低くなる。或る程度の冷却が蒸発
器100内で行われるので或る程度の減湿も行われる。
【0043】かくして、ある任意の時点において、制御
誤差が設定温度に近い場合、空調スペース106の熱損
失または熱利得にマッチングしようとする関連のナル作
動モードが選択され、蒸発器102及び補助凝縮器10
8によって熱が空調スペースに加えられたりこれから奪
われたりする。
【0044】もし第3のナル作動モード214が制御誤
差の増大を抑えることなく、第3のナル作動モード21
4で必要な熱よりももっと多くの熱が必要であることが
指示されると、符号220で示された制御誤差の値より
低速部分加熱モード222が開始され、それによりパイ
ロット電磁弁28が、液体ライン弁62及びエンジン冷
却剤弁88が閉鎖されている間、開放状態を保つことが
できる。また、エコノマイザバイパス弁144を開く
と、圧縮機の圧送能力の制限が防止されると共に真空が
吸込みライン32内に引かれるのが防止される。冷媒流
路は、高温ガスライン18,26、補助凝縮器108、
補助液体ライン110、受液器50、エコノマイザ熱交
換器60を通る第2の冷媒流路66、補助ライン80、
及び補助吸込みライン80、主吸込みライン32を含
む。
【0045】制御誤差が増大し続け、符号224で示す
値に達すると、より高い加熱度で低速の加熱モード22
に入り、エンジン冷却剤弁88を開放することにより
追加の熱が加えられる。パイロット電磁弁28及びバイ
パス弁144は開状態を保ち、液体ライン弁62は閉鎖
状態のままである。冷媒流路は部分熱作動モード222
と同一である。
【0046】制御誤差が増大し続け、符号228で示す
値に達すると、エンジン14を2つの作動速度のうちの
高い方、即ち高速熱作動モード230に切り換えること
により最高加熱状態が達成される。弁開放/閉鎖パター
ンは、低速熱作動モード226のものと同一のままであ
る。
【0047】空調スペース106内の温度の上昇によ
り、今説明した作動モードは、僅かに異なる制御誤差
で、即ち制御アルゴリズムを高い方へ逆の順序で入り、
直前の作動モードに迅速にスイッチバックするのを防ぐ
ヒステリシスを与える。
【0048】図6は、使用することができる図1の冷凍
装置10の2つの望ましい変形例を示している。図6と
図1の同一の符号は同一の構成要素を示すものとし、類
似しているが変更を施した構成要素には図6ではプライ
ム記号が付けられている。第1の変形例はベントライン
133に関連している。ベントライン133の第2の端
を冷媒分配器98に連結する代わりに、これを、主吸込
みライン32に設けられていて、蒸発器コイル102か
ら見て下流側に位置し、蒸発器コイル102と熱量球1
07との間のT管継手197に連結している。この構成
は図1の実施例と比べて、分配器98内における分配管
と関連のある圧力降下を回避できるという点で有利であ
る。
【0049】第2の変形例は油ドレンライン138と関
連している。図1に示しているように冷凍装置10の一
時的な検査の間、冷凍装置10をボックス温度が70°
F(21.1°C)、周囲温度120°F(48.9°
C)の状態で低速冷却モードで動作させた。次に、圧縮
機12の運転を停止した。圧縮機12がオフの間、ボッ
クス温度を35°F(1.6°C)の状態に維持しなが
ら、周囲を数時間の間、−25°F(−31.67°
C)に変化させた。かかる作業の間、冷媒は低温の周囲
に移動し、かくして凝縮器コイル46は通常な任意の構
成要素のうち最も早いものを冷却する。しかしながらこ
のようにならなかった。というのは、出口140の下方
で補助吸込みライン上の点に連結された油戻りドレンラ
イン138により、エコノマイザ液体が圧縮機12に流
れることができたからである。かくして、圧縮機12は
凝縮器コイル40よりも一層早く冷却し、大抵の冷媒液
体は圧縮機12内で終わった。各種条件におけるこの急
激な変化は、実際の作動条件の間では起こりにくい。し
かしながら、例えかかる過酷な試験の間においても、図
6に示す油ドレン構成によってこの望ましくない結果を
防止することができる。ドレンライン138′はドレン
点140のレベルの上方で上方に延びるよう差し向けら
れ、液体ライン77と熱交換関係にあるが、それにより
油戻りラインは油冷媒液体リフトまたはパーコレータと
して機能する。枝分かれ点であるT管継手142′は、
ドレン点140の上方の高さ位置で補助吸込みライン8
0上に位置する。ドレンライン138′の図6の実施例
は、油濃度をエコノマイザ熱交換器60内で低い状態に
保ち、圧縮機12の運転が停止すると、ドレンライン1
38′は液状冷媒を圧縮機12内へ流れ出ないようにな
る。高圧凝縮温度液体ライン77は部分的に沸騰する液
状冷媒−油溶液によって過冷される。ドレンライン13
8′の垂直油リフト部分は外径が0.25インチ(6.
35mm)の1本または2本以上の管によって構成さ
れ、油戻りラインの水平部分は外径が0.375インチ
(0.95mm)の管である。またドレンライン13
8′の図6の実施例は、図1の実施例の温度制御に関す
る利点をもっており、エコノマイザ吸込み温度を直接制
限すると共に排出温度を間接的に制限する。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の教示に従って構成された冷凍装置の略
図であり、冷凍装置がエコノマイザサイクルを有する図
である。
【図2】空調されるべきスペースと直接関連している図
1に示す装置の部分の具体的構成例の概略詳細図であ
る。
【図3】冷媒圧縮機によって利用される潤滑油の冷却と
関連していて、エンジン冷却剤及びバイパスタイプの単
一サーモスタットを用いる図1に示す冷凍装置の変形例
を示す図である。
【図4】冷媒圧縮機によって利用される潤滑油の冷却に
関連していて、エンジン冷却剤及びチョーク式の単一の
サーモスタットを利用する図1の冷凍装置のもう1つの
変形例を示す図である。
【図5】本発明の教示に従って具体化された加熱作動モ
ード、冷却作動モード、ナル作動モードを備える制御ア
ルゴリズムを示す図である。
【図6】本発明の教示に従って構成された図1に示す冷
凍装置の別の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 冷凍装置 14 原動機 18 吐出しライン 20 制御可能な弁手段 32 主吸込みライン 44 凝縮器 52 主液体ライン 56 蒸発器膨脹弁 60 エコノマイザ熱交換器手段 64,66 冷媒流路 78 エコノマイザ膨脹弁 80 補助吸込みライン 106 空調スペース 108 補助凝縮器 110 補助液体ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター ダブリュー フロインド アメリカ合衆国 ミネソタ州 ブルーミ ントン ウエストナインティナインスス トリート 5700 (72)発明者 スン エル ウォン アメリカ合衆国 ミネソタ州 バーンズ ビル ホリゾンロード 2405 (72)発明者 ローウェル ブルース ネイリー アメリカ合衆国 ミネソタ州 ミネトン カ クリークポイント 5920 (72)発明者 リー ジョン エリクソン アメリカ合衆国 ミネソタ州 イーガン ハライトレーン 4061 (72)発明者 デビッド ハットン テイラー アメリカ合衆国 ミネソタ州 ミネアポ リス ノースイーストセカンドストリー ト 306 (56)参考文献 特開 平2−238256(JP,A) 特開 平5−231724(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 1/00 331 F25B 47/02 520

Claims (40)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却サイクルと加熱サイクルにより空調
    スペース内の所定の設定温度を達成しこれを保持するよ
    うになっていて、吸込み口、中間圧力ポート及び吐出し
    口を備えた冷媒圧縮機と、圧縮機用原動機と、高温ガス
    圧縮機吐出しラインと、第1及び第2の高温ガスライン
    と、高温ガス圧縮機吐出しラインを第1及び第2の高温
    ガスラインにそれぞれ連結する第1及び第2の位置を備
    えた第1の制御可能な弁手段と、第1の高温ガスライン
    に連結された主凝縮器と、空調スペースと関連した蒸発
    器と、蒸発器膨脹弁と、空調スペースと関連していて第
    2の高温ガスラインに連結されている補助凝縮器と、第
    1及び第2の冷媒流路を備えたエコノマイザ熱交換器手
    段と、第2の冷媒流路を通る冷媒の流量を制御するエコ
    ノマイザ膨脹弁と、エコノマイザ熱交換器手段の第1の
    冷媒流路を介して主凝縮器を蒸発器膨脹弁に連結する主
    液体ラインと、補助凝縮器をエコノマイザ熱交換器手段
    に連結する補助液体ラインと、蒸発器を圧縮機の吸込み
    口に連結する主吸込みラインと、エコノマイザ熱交換器
    手段の第2の流路を圧縮機の中間圧力ポートに連結する
    補助吸込みラインと、主体ラインをそれぞれ遮断した
    り開放する第1の位置及び第2の位置を備えた第2の制
    御可能な弁手段と、熱をエコノマイザ熱交換器手段に選
    択的に追加する第3の制御可能な弁手段とを有する冷凍
    装置の作動方法において、 第1、第2及び第3の制御可能な弁手段弁位置のパタ
    ーンが冷却サイクル及び加熱サイクルとは異なる少なく
    とも1つの所定のナル関連パターンより成るナルサイク
    ルを設け、 空調スペースの温度が所定の設定温度に近い所定のナル
    温度範囲内になると、冷媒圧縮機の作動を維持しながら
    ナルサイクルを始動させる段階より成り、 ナルサイクルを始動させる段階は、弁位置の少なくとも
    1つの所定のナル関連パターンを選択する段階を含む
    とを特徴とする冷凍装置の作動方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの所定のナル関連パター
    より成るナルサイクルを設ける段階では、弁位置の複
    数の互いに異なるナル関連パターンを設け、選択段階で
    は、空調スペースの正味の熱利得または熱損失が任意の
    時点で蒸発器及び補助凝縮器によって空調スペースに加
    えられるか空調スペースから失われる熱実質的にマッ
    チングナル関連パターンを選択することを特徴とす
    る請求項1の作動方法。
  3. 【請求項3】 選択段階では、第1の制御可能な弁手段
    により圧縮機高温吐出しラインを第2の高温ガスライン
    に連結し高温ガスを凝縮し、熱を補助凝縮器を介して
    空調スペースに加え、補助凝縮器からの凝縮した冷媒を
    エコノマイザ熱交換器手段の第1の冷媒流路と第2の冷
    媒流路の両方に通し、そして第2の制御可能な弁手段を
    介して主液体ラインへ差し向け、蒸発器内の凝縮した冷
    媒を蒸発させ、熱を空調スペースから除去し、それと同
    時に熱を補助凝縮器を介して空調スペースに加えて空調
    スペース内の正味の熱利得を相殺する傾向のあるナルサ
    イクルを発生するナル関連パターンを選択することを特
    徴とする請求項2の作動方法。
  4. 【請求項4】 選択段階では、第1の制御可能な弁手段
    により圧縮機高温吐出しラインを第2の高温ガスライン
    に連結し高温ガスを凝縮し、熱を補助凝縮器を介して
    空調スペースに加え、熱を第3の制御可能な弁手段を介
    してエコノマイザ熱交換器手段に加え、補助凝縮器から
    の凝縮した冷媒をエコノマイザ熱交換器手段の第1の冷
    媒流路と第2の冷媒流路の両方に通し、そして第2の制
    御可能な弁手段を介して主液体ラインへ差し向け、蒸発
    器内の凝縮した冷媒を蒸発させ、熱を空調スペースから
    除去し、それと同時に熱を補助凝縮器を介して空調スペ
    ースに加えて空調スペース内の正味の熱損失を相殺する
    傾向のあるナルサイクルを発生するナル関連パターンを
    選択することを特徴とする請求項2の作動方法。
  5. 【請求項5】 圧縮機用原動機は液体冷却剤によって冷
    却され、液体冷却剤は熱をエコノマイザ熱交換器手段に
    選択的に加える第3の制御可能な弁によって制御され、
    選択段階では、第1の制御可能な弁手段により圧縮機高
    温吐出しラインを第1の高温ガスラインに連結し冷媒
    が補助凝縮器を流れないようにし、液体ラインを第2
    の制御可能な弁手段により遮断し冷媒が蒸発器を流れ
    ないようにし、熱を第3の制御可能な弁手段を介してエ
    コノマイザ熱交換器手段に加えることにより、熱を空調
    スペースに加えたりこれから除去することなく、熱を
    縮機用原動機の冷却剤から奪い、空調スペース内に実質
    的に熱利得も熱損失も無い場合、熱を空調スペースに加
    えることもこれから除去することも無いナルサイクルを
    発生させるナル関連パターンを選択することを特徴とす
    る請求項2の作動方法。
  6. 【請求項6】 入口及び出口を有する冷媒受液器を
    受液器の入口を主液体ライン及び補助液体ラインを
    介して主凝縮器及び補助凝縮器に連結し、受液器の入口
    と主及び補助凝縮器との間主及び補助液体ラインに逆
    止弁を設け、受液器の出口をエコノマイザ熱交換器手段
    の第1及び第2の冷媒流路に連結することを特徴とする
    請求項1の作動方法。
  7. 【請求項7】 冷凍装置は、第2の高温ガスライン、補
    助凝縮器及び補助液体ラインを含む加熱冷媒回路と、蒸
    発器膨脹弁と吸込み口との間に位置する低圧冷却回路と
    を含み、冷媒ベントオリフィスを加熱冷媒回路と低圧冷
    却回路との間に設けて冷媒を冷却サイクル中、加熱回路
    から低圧冷却回路に流入させる段階を含むことを特徴と
    する請求項1の作動方法。
  8. 【請求項8】 冷凍装置は、蒸発器膨脹弁と蒸発器との
    間に設けられた冷媒分配器を含み、補助凝縮器は加熱コ
    イル及び霜取りパンヒータを含み、霜取りパンヒータを
    加熱コイルと直列に連結し、霜取りパンヒータ補助凝
    縮器の結合部と冷媒分配器との間にベントオリフィス
    を設けて、冷却サイクル中補助凝縮器の冷媒稼働状態
    にある冷媒回路内へ流入させる段階を含むことを特徴と
    する請求項1の作動方法。
  9. 【請求項9】 冷凍装置は、蒸発器膨脹弁と蒸発器との
    間に設けられた冷媒分配器を含み、補助凝縮器は加熱コ
    イル及び霜取りパンヒータを含み、霜取りパンヒータを
    加熱コイルと直列に連結し、霜取りパンヒータ補助凝
    縮器の結合部主吸込みラインとの間にベントオリフ
    ィスを設けて、冷却サイクル中補助凝縮器の冷媒稼働
    状態にある冷媒回路内へ流入させる段階を含むことを特
    徴とする請求項1の作動方法。
  10. 【請求項10】 エコノマイザ熱交換器手段は、第2の
    冷媒流路の一部を構成するシェルを含み、該シェルはエ
    コノマイザ膨脹弁に連結された入口及び補助吸込みライ
    ンに連結された出口を有し、シェル内には圧縮機から冷
    凍装置内へ流入するがあり、シェルの低点補助吸込
    みラインの一段と低い点とをドレンラインにより連結
    し、シェル内の圧縮機油を計量された流量の液体冷媒と
    一緒に圧縮機に戻し、油除去により熱交換器手段の伝熱
    効率を向上させ、計量された流量の冷媒により圧縮機の
    吐出し温度を制限することを特徴とする請求項1の作動
    方法。
  11. 【請求項11】 エコノマイザ熱交換器手段は第2の冷
    媒流路の一部を構成するシェルを含み、シェルはエコノ
    マイザ膨脹弁に連結された入口及び補助吸込みラインに
    連結された出口を有し、シェル内には圧縮機から冷凍装
    置内へ流入する油があり、シェルの低い点補助吸込み
    ラインのそれよりも高い点とをドレンラインにより連結
    し、ドレンラインを主液体ラインと熱交換関係で上方に
    びるようにして油−冷媒混合物を濾過して揚力を生じ
    させ、シェル内の圧縮機油を計量された流量の液体冷媒
    と一緒に圧縮機に戻し、油除去によりエコノマイザ熱交
    換器の伝熱効率を向上させ、計量された流量の冷媒によ
    圧縮機の吐出し温度を制限する段階を含むことを特徴
    とする請求項1の作動方法。
  12. 【請求項12】 蒸発器及びエコノマイザ膨脹弁のため
    の最高作動圧力(MOP)弁を設け、冷却サイクル中、
    蒸発器MOP膨脹弁を用いて最高作動圧力を制御し、加
    熱サイクル中、エコノマイザMOP膨脹弁を用いて最高
    作動圧力を制御することを特徴とする請求項1の作動方
    法。
  13. 【請求項13】 蒸発器MOP膨脹弁よりもエコノマイ
    ザMOP膨脹弁についてより高い最高作動圧力の設定を
    行うことを特徴とする請求項12の作動方法。
  14. 【請求項14】 制御可能なバイパス弁が主吸込みライ
    ンと補助吸込みラインとの間に連結されており、バイパ
    ス弁を圧縮機原動機に加わる負荷の関数として制御
    し、負荷が所定値に達するとバイパス弁を開放し、負荷
    が所定値まで下がるとバイパス弁を閉鎖する段階を含む
    ことを特徴とする請求項1の作動方法。
  15. 【請求項15】 圧縮機吐出し圧力を監視して圧縮機
    原動機に加わる負荷を求め、吐出し圧力が所定値に達す
    るとバイパス弁を開放し、吐出し圧力が所定値まで下が
    るとバイパス弁を閉鎖することを特徴とする請求項14
    の作動方法。
  16. 【請求項16】 圧縮機用原動機の温度を監視して圧縮
    原動機に加わる負荷を求め、圧縮機用原動機の温度
    が所定値に達するとバイパス弁を開放し、圧縮機用原動
    機の温度が所定値まで下がるとバイパス弁を閉鎖するこ
    とを特徴とする請求項14の作動方法。
  17. 【請求項17】 圧縮機用原動機は液体冷却剤を含み、
    圧縮機用原動機に加わる負荷を液体冷却剤の温度のモニ
    ターにより求め、冷却剤温度が所定値に達するとバイパ
    ス弁を開放し、冷却剤温度が所定値まで下がるとバイパ
    ス弁を閉鎖する段階を含むことを特徴とする請求項14
    の作動方法。
  18. 【請求項18】 圧縮機用原動機が排ガスの出るエンジ
    ンである場合、排ガスの温度を監視して圧縮機原動機に
    加わる負荷を求め、排ガス温度が所定値に達するとバイ
    パス弁を開放し、排ガス温度が所定値まで下がるとバイ
    パス弁を閉鎖する段階を含むことを特徴とする請求項1
    4の作動方法。
  19. 【請求項19】 圧縮機用原動機は、液体冷却剤サー
    モスタット及びラジエータを含むエンジン冷却剤流れ回
    を有するエンジンであり、圧縮機は冷却剤流れ回路
    に連結される入口及び出口を備えた圧縮機油冷却器を含
    み、 第1及び第2の入口出口を備えたバイパスタイプの
    サーモスタットを用意し、 サーモスタットの出口を圧縮機油冷却器の入口に連結
    し、 サーモスタットの第1及び第2の入口への相対的流量の
    如何にかかわらず、一定量のエンジン冷却剤を油冷却器
    供給する段階を含む事を特徴とする請求項1の作動方
    法。
  20. 【請求項20】 圧縮機用原動機が液体エンジン冷却剤
    及びサーモスタット及びラジエータを含むエンジン冷却
    剤流れ回路を有するエンジンであり、圧縮機は冷却剤流
    れ回路に連結される入口及び出口を備えた圧縮機油冷却
    器を含み、前記作動方法は、単一の入口及び単一の出口
    を備えたチョークタイプのサーモスタットを用意し、圧
    縮機の入口をサーモスタットの入口の蒸留側でエンジン
    冷却剤流れ回路に連結し、サーモスタットを通る流量の
    如何にかかわらず一定量の液体エンジン冷却剤を油冷却
    器に与える段階を含むことを特徴とする請求項1の作動
    方法。
  21. 【請求項21】 冷却サイクルと加熱サイクルにより空
    調スペース内の所定の設定温度を達成しこれを保持する
    ようになっていて、吸込み口、中間圧力ポート及び吐出
    し口を備えた冷媒圧縮機と、圧縮機用原動機と、高温ガ
    ス圧縮機吐出しラインと、第1及び第2の高温ガスライ
    ンと、高温ガス圧縮機吐出しラインを第1及び第2の高
    温ガスラインにそれぞれ連結する第1及び第2の位置を
    備えた第1の制御可能な弁手段と、第1の高温ガスライ
    ンに連結された主凝縮器と、空調スペースと関連した蒸
    発器と、蒸発器膨脹弁と、空調スペースと関連していて
    第2の高温ガスラインに連結されている補助凝縮器と、
    第1及び第2の冷媒流路を備えたエコノマイザ熱交換器
    手段と、第2の冷媒流路を通る冷媒の流量を制御するエ
    コノマイザ膨脹弁と、エコノマイザ熱交換器手段の第1
    の冷媒流路を介して主凝縮器を蒸発器膨脹弁に連結する
    主液体ラインと、補助凝縮器をエコノマイザ熱交換器手
    段に連結する補助液体ラインと、蒸発器を圧縮機の吸込
    み口に連結する主吸込みラインと、エコノマイザ熱交換
    器手段の第2の流路を圧縮機の中間圧力ポートに連結す
    る補助吸込みラインと、主液体ラインをそれぞれ遮断し
    開放する第1の位置及び第2の位置を備えた第2の制御
    可能な弁手段と、熱をエコノマイザ熱交換器手段に選択
    的に追加する第3の制御可能な弁手段とを有する冷凍装
    置において、 第1、第2及び第3の制御可能な弁手段弁位置のパタ
    ーンが冷却サイクル及び加熱サイクルとは異なる少なく
    とも1つの所定のナル関連パターンより成るナルサイク
    ルを設ける手段と、 空調スペースの温度が所定の設定温度に近い所定のナル
    温度範囲内になると、冷媒圧縮機の作動を維持しながら
    ナルサイクルを始動させる手段とより成り、 ナルサイクルを始動させる手段は、弁位置の少なくとも
    1つの所定のナル関連パターンを選択することを特徴と
    する冷凍装置。
  22. 【請求項22】 少なくとも1つの所定のナル関連パタ
    ーンより成るナルサイクルを設ける手段は、弁位置の複
    数の互いに異なるナル関連パターンを有し、ナルサイク
    ルを始動させる手段は、空調スペースの正味の熱利得ま
    たは熱損失が任意の時点で蒸発器及び補助凝縮器によっ
    て空調スペースに加えられるか失われる実質的にマ
    ッチングナル関連パターンを選択することを特徴と
    する請求項21の作動装置。
  23. 【請求項23】 ナルサイクルを始動させる手段は、第
    1の制御可能な弁手段第2の位置にして圧縮機高温ガ
    ス吐出しラインを第2の高温ガスラインに連結し高温ガ
    スを凝縮させると共に熱を補助凝縮器を介して空調スペ
    ースに加える手段と、第2の制御可能な弁手段を第2の
    位置にして補助凝縮器からの凝縮した冷媒をエコノマイ
    ザ熱交換器手段の第1の冷媒流路と第2の冷媒流路の両
    方に通し、さらに主液体ラインを通して蒸発器内の凝縮
    した冷媒を蒸発させると共に熱を空調スペースから除去
    し、それと同時に熱を補助凝縮器を介して空調スペース
    に加え、空調スペース内で正味の熱利得を相殺する傾向
    のあるナルサイクルを生じさせる手段とを含むことを特
    徴とする請求項22の冷凍装置。
  24. 【請求項24】 ナルサイクルを始動させる手段は、第
    1の制御可能な弁手段を第2の位置にして圧縮機高温ガ
    ス吐出しラインを第2の高温ガスラインに連結して高温
    ガスを凝縮させると共に熱を補助凝縮器を介して空調ス
    ペースに加える手段と、熱をエコノマイザ熱交換器手段
    に加えるよう第3の制御可能な弁手段を作動する手段
    と、第2の制御可能な弁手段を第2の位置にして補助凝
    縮器からの凝縮した冷媒をエコノマイザ熱交換器手段の
    第1の冷媒流路と第2の冷媒流路の両方に通し、さらに
    主液体ラインを通して蒸発器内の凝縮した冷媒を蒸発さ
    せると共に熱を空調スペースから除去し、それと同時に
    熱を補助凝縮器を介して空調スペースに加え、空調スペ
    ース内で正味の熱損失を相殺する傾向のあるナルサイク
    ルを生じさせる手段とを含むことを特徴とする請求項2
    2の冷凍装置。
  25. 【請求項25】 圧縮機用原動機は液体冷却剤で冷却さ
    れ、液体冷却剤は熱をエコノマイザ熱交換器手段に選択
    的に加える第3の制御可能な弁手段によって制御され、
    ナルサイクルを始動させる手段は、第1の制御可能な弁
    手段を第1の位置にして圧縮機高温ガス吐出しラインを
    第1の高温ガスラインに連結することにより冷媒が補助
    凝縮器を流れないようにする手段と、第2の制御可能な
    弁手段を第1の位置にして主液体ラインを遮断すること
    により冷媒が蒸発器を流れないようにする手段と、第3
    の制御可能な弁手段を作動して熱をエコノマイザ熱交換
    器手段に加え、熱を空調スペースに加えたりこれから除
    去することなく、熱を原動機冷却剤から除去する手段と
    を有し、かくして、空調スペース内に実質的に熱利得ま
    たは熱損失が無い場合、熱を空調スペースに加えること
    も熱をこれから除去することもしないナルサイクルが得
    られることを特徴とする請求項22の冷凍装置。
  26. 【請求項26】 冷凍装置は入口及び出口を備えた冷媒
    受液器手段を有し、主凝縮器及び補助凝縮器を冷媒受液
    器手段の入口に連結する主液体ライン及び補助液体ライ
    ンを含む手段と、受液器手段の入口と主凝縮器及び補助
    凝縮器との間主及び補助液体ラインに設けられ逆止
    弁手段と、受液器手段の出口をエコノマイザ熱交換器手
    段の第1及び第2の冷媒流路に連結する手段とを有する
    ことを特徴とする請求項21の冷凍装置。
  27. 【請求項27】 冷凍装置は、第2の高温ガスライン、
    補助凝縮器及び補助液体ラインを含む加熱冷媒回路と、
    蒸発器膨脹弁と吸込み口との間低圧冷却回路とを
    、さらに、加熱冷媒回路と低圧冷却回路との間に連結
    されて、冷却サイクル中、冷媒を加熱回路から低圧冷却
    回路に流入させる冷媒ベントオリフィスを有することを
    特徴とする請求項21の冷凍装置。
  28. 【請求項28】 冷凍装置は、蒸発器膨脹弁と蒸発器と
    の間に連結された冷媒分配器を含み、補助凝縮器は第1
    及び第2の部分を含み、冷凍装置はさらに、補助凝縮器
    の第1の部分と第2の部分をこれらの間に結合部を設け
    て互いに直列に連結する手段と、結合部と冷媒分配器と
    の間に連結されて、補助凝縮器内の冷媒を冷却サイクル
    中、稼働状態の冷媒回路内へ流入させるベントオリフィ
    を含むことを特徴とする請求項21の冷凍装置。
  29. 【請求項29】 冷凍装置は、蒸発器膨脹弁と蒸発器と
    の間に連結された冷媒分配器を含み、補助凝縮器は第1
    の部分及び第2の部分を含み、冷凍装置はさらに、補助
    凝縮器の第1の部分と第2の部分をこれらの間に結合部
    を設けて互いに直列に連結する手段と、結合部と主吸込
    みラインとの間に連結されて、冷却サイクル中、補助凝
    縮器内の冷媒を稼働状態にある冷媒回路内へ流入させる
    ベントオリフィスを有することを特徴とする請求項2
    1の冷凍装置。
  30. 【請求項30】 エコノマイザ熱交換器手段は、第2の
    冷媒流路の一部を構成するシェルを含み、該シェルはエ
    コノマイザ膨脹弁に連結された入口及び補助吸込みライ
    ンに連結された出口を有し、圧縮機から油がシェル内に
    流入し、冷凍装置はさらに、シェルの低点と補助吸込
    みラインの一段と低い点との間に連結されてシェル内の
    圧縮機油を計量された流量の液状冷媒と一緒に圧縮機に
    戻すドレンラインを有し、油の除去によりエコノマイザ
    熱交換器手段の伝熱効率が向上すると共に計量された流
    量の液状冷媒により圧縮機の吐出し温度が制限されるこ
    とを特徴とする請求項21の冷凍装置。
  31. 【請求項31】 エコノマイザ熱交換器手段は第2の冷
    媒流路の一部を構成するシェルを含み、シェルはエコノ
    マイザ膨脹弁に連結された入口及び補助吸込みラインに
    連結された出口を有し、圧縮機からの油シェルに流入
    、冷凍装置はさらに、シェルの低点と補助吸込みラ
    インの高い点との間に連結されたドレンラインを有し、
    ドレンラインは補助液体ラインと熱交換関係をなして上
    方に延びるため液状冷媒−油混合物揚力を生じさせ、
    シェル内の圧縮機油を計量された量の液状冷媒と一緒に
    圧縮機に戻し、油の除去によりエコノマイザ熱交換器手
    段内の伝熱効率を向上させると共に計量された流量の液
    状冷媒により圧縮機の吐出し温度を制限することを特徴
    とする請求項21の冷凍装置。
  32. 【請求項32】 蒸発器膨脹弁及びエコノマイザ膨脹弁
    は、所定の最高作動圧力設定値をもつ最高作動圧力(M
    OP)弁であり、蒸発器MOP膨脹弁は冷却サイクル
    中、最高作動圧力を制御し、エコノマイザMOP膨脹弁
    は加熱サイクル中、最高作動圧力を制御することを特徴
    とする請求項21の冷凍装置。
  33. 【請求項33】 エコノマイザMOP膨脹弁の最高圧力
    設定値は、蒸発器MOP膨脹弁の最高圧力設定値よりも
    高いことを特徴とする請求項32の冷凍装置。
  34. 【請求項34】 制御可能なバイパス弁が主吸込みライ
    ンと補助吸込みラインとの間に連結され、冷凍装置は
    らに、圧縮機用原動機に加わる負荷を求める手段と、圧
    縮機用原動機に加わる負荷の関数としてバイパス弁を制
    御する制御手段とを有し、制御手段は、負荷が所定値に
    達するとバイパス弁を開放し、負荷が所定値まで下がる
    とバイパス弁を閉鎖することを特徴とする請求項33の
    冷凍装置。
  35. 【請求項35】 圧縮機用原動機に加わる負荷を求める
    手段は、圧縮機吐出し圧力を監視し、制御手段は、吐出
    し圧力が所定値に達するとバイパス弁を開放し、吐出し
    圧力が所定値まで下がるとバイパス弁を閉鎖することを
    特徴とする請求項34の冷凍装置。
  36. 【請求項36】 圧縮機用原動機に加わる負荷を求める
    手段は、原動機の温度を監視し、制御手段は、原動機の
    温度が所定値に達するとバイパス弁を開放し、原動機の
    温度が所定値まで下がるとバイパス弁を閉鎖することを
    特徴とする請求項34の冷凍装置。
  37. 【請求項37】 圧縮機用原動機は液体冷却剤を含み、
    圧縮機用原動機に加わる負荷を求める手段は、液体冷却
    剤の温度を監視し、制御手段は、冷却剤の温度が所定値
    に達するとバイパス弁を開放し、冷却剤の温度が所定値
    まで下がるとバイパス弁を閉鎖することを特徴とする請
    求項34の冷凍装置。
  38. 【請求項38】 圧縮機用原動機は排ガスの出るエンジ
    ンであり、圧縮機用原動機に加わる負荷を求める手段
    は、排ガスの温度を監視し、制御手段は、排ガスの温度
    が所定値に達するとバイパス弁を開放し、排ガスの温度
    が所定値まで下がるとバイパス弁を閉鎖することを特徴
    とする請求項34の冷凍装置。
  39. 【請求項39】 圧縮機用原動機が、液体エンジン冷却
    と、第1の入口、第2の入口及び出口を備えたバイパ
    スタイプのサーモスタット及びラジエータを含むエンジ
    ン冷却剤流れ回路とを有するエンジンであり、圧縮機は
    エンジン冷却剤流れ回路に連結される入口及び出口を備
    えた圧縮機油冷却器を含み、冷凍装置はさらに、サーモ
    スタットの出口を圧縮機油冷却器の入口に連結し、第1
    及び第2の入口内への相対的流量の如何にかかわらず、
    一定量のエンジン冷却剤を油冷却器に与える手段を有す
    ることを特徴とする請求項21の冷凍装置。
  40. 【請求項40】 圧縮機用原動機は、液体エンジン冷却
    剤と、単一の入口及び出口を備えたチョークタイプのサ
    ーモスタット及びラジエータを含むエンジン冷却剤流れ
    回路とを有するエンジンであり、圧縮機はエンジン冷却
    剤流れ回路に連結される入口及び出口を備えた圧縮機油
    冷却器を含み、冷凍装置はさらに、圧縮機油冷却器の入
    口をサーモスタットの入口の上流側でエンジン冷却剤流
    れ回路に連結し、サーモスタットを通る流量の如何にか
    かわらず一定量の液体エンジン冷却剤を油冷却器に与え
    る手段を更に有することを特徴とする請求項21の冷凍
    装置。
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