JP3480996B2 - 釣り用針外し器、およびこれを用いて魚の口腔から釣針を取り外す方法 - Google Patents

釣り用針外し器、およびこれを用いて魚の口腔から釣針を取り外す方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣り用針外し器ならび
に魚の口腔から釣針を取り外す方法に関し、更に詳しく
は、釣り上げた魚の口から釣針を簡易かつ迅速に、しか
も釣針を破損せず、魚の口腔内も傷めずに取り外すこと
ができる実用的な釣り用補助具とそれを用いた方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】海釣りにせよ、川釣りにせよ、釣り上げ
た魚の口から釣針を取り外すのには、相当の熟練した技
巧を要し、ともすれば、魚の口腔を傷めたり、内臓まで
も引きずり出して魚の価値を低下させてしまう惧れがあ
る。
【0003】従来、魚口から釣針を取り外す際の不便を
軽減せんとしたものとしては、図1に示すごとき、先端
に引掛部Cを形成した針外し棒Rがあり、この針外し棒
Rの先端を釣り上げた魚の口腔内に突っ込んで引掛部C
を釣針の胴部に掛合させ、釣針の「あぐさき」部を動か
して取り外そうとする提案があった。ところが、このよ
うな従前の針外し棒は、魚の口腔内に棒体を突っ込んで
針の刺さっている箇所を探し、針の在り処が分かったと
ころで引掛部Cを釣針の胴部に引っ掛けて掛合させねば
ならず、その際、釣針の胴部を掛合させるべき引掛部C
のフック部分が開いているために胴部を引っ掛けても外
れ易く、結局、熟練してない者は魚口内を何度も引っ掻
き回すことゝなって口腔内を傷めてしまい、魚の価値を
下落させることも多かった次第である。
【0004】
【解決すべき技術的課題】本発明は、従来の釣針外し棒
に前述のごとき難点があったことに鑑みて為されたもの
で、誰にでも釣り上げた魚の口から釣針を簡易かつ迅速
に、しかも釣針を破損せず、魚の口腔内も傷めずに取り
外すことができる使い勝手の良い実用的な釣り用針外し
器を提供することを技術的課題とするものである。
【0005】また、本発明の他の技術的課題は、釣り上
げた魚を傷めることなく、手早く釣針を取り外して次な
る釣り態勢に移ることができる針外し器を使用した画期
的な釣針外し方法を提供するにある。
【0006】
【課題解決のために採用した手段】本発明者が上記技術
的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参
照して説明すれば、次のとおりである。
【0007】即ち、本発明は、先細りの棒体1の先端に
魚口差込部11を有し、この魚口差込部11には釣針3の針
胴部31を嵌入せしめるための鉤支点孔12が形成され、こ
の鉤支点孔12は前記針胴部31の進入する側が裏面側より
も軸方向へ縦長に、かつ、当該裏面側に至るほど孔径が
逓減的に狭縮して形成するという手段を採用した点が工
夫の要点であり、この技術手段を採用したことにより釣
針3に連なる釣糸2を折り返して前記縦長を成す側から
鉤支点孔12に挿通し、当該釣糸2を導きとして魚口差込
部11を魚Fの魚口に差し込ませて釣針3の針胴部31を鉤
支点孔12に的確に嵌入可能にして、前述の課題を解決し
得る釣用器具を実現したのである。
【0008】また、本発明は、釣針3に連なる釣糸2を
魚口近傍で二重に折り返して針外し器Tの鉤支点孔12に
挿通し、こうして折り返して鉤支点孔12に挿通した釣糸
2を導きの糸として魚口差込部11を当該釣糸に連なる
針3の方向へ移動させつゝ針胴部31に会合させて鉤支点
孔12の縦長側に導いて当該針胴部を嵌入せしめ、つい
で、当該針外し器Tを軸回りに回転させることによって
鉤支点孔12に針胴部31が嵌入した釣針3を針胴部31を支
点に回動させて魚の口腔から「あぐさき」32を抜き取っ
た後、前記鉤支点孔31に釣針の針胴部を嵌入保持させた
まゝ魚口外に取り出すという手段を採用したことによ
前述の課題の解決に成功したのである。
【0009】
【実施例】以下、本発明を添附図面に示す実施例に基い
て、更に詳しく説明する。なお、図1は従来市販の針外
し棒を示す斜視図、図2は本発明の実施例である針外し
器の正面図、図3は同背面図、図4は本実施例品を使用
して釣り上げた魚の口から釣針を取り外す方法を示した
斜視図、図5は本実施例品の鉤支点孔に釣針の胴部を嵌
入して当該釣針の「あぐさき」を梃子式に抜き取る状態
を表わした説明図である。
【0010】図2〜図4において、符号Tは発明を適用
して構成した「針外し器」の実施例全体を表わす。この
実施例において、符号1が指示するものは本実施例の
「針外し器」の主体部を成す約 20cm の棒体であって、
先細りの先端の魚口差込部11には軸方向に長い長孔状の
鉤支点孔12が穿設されており、他端部側は太径になって
握り部13を構成しており、本実施例にあっては材質とし
て高級感を持たせるために欅を切削加工したものを採択
している。また、本実施例品における魚口差込部11に穿
設する鉤支点孔12は、一方の側における孔径が反対側に
おける孔径よりも当該軸方向へ縦長になっており、しか
もその孔径が反対側に近づくほど逓減的に狭縮するよう
に形成されている。この縦長の孔径側には、後述の釣針
の針胴部が導入され嵌入されることになる。
【0011】しかして、上記実施例の「針外し器」Tを
使用して釣り上げた魚Fの口腔から釣針3を取り外す場
合は、次のようにする。
【0012】まず、図4に示すように釣糸2の魚口近傍
で二重(ふたえ)に折り返して上記針外し器Tの鉤支点
孔12の長径(縦長)側に挿通する。
【0013】そして、上記釣糸2の折り返し部分を一方
の手指で持って他方の手に持った当該針外し器Tを魚口
側に移動させると、針外し器Tの魚口差込部11は二重に
折り返された釣糸2を導きの糸として魚Fの口腔内部へ
進入し、当該口腔内に刺さっている釣針3の針胴部31に
会合し、この針胴部31は釣糸2の案内により針外し器T
の鉤支点孔12に長径側から嵌入する。この針胴部31の鉤
支点孔12への嵌入は、仮に魚Fの喉深くに刺さっていて
目視できなくとも釣糸2から釣針3への材質の変化によ
って感触で確実に判別可能である。
【0014】針外し器Tの鉤支点孔11に釣針3の針胴部
31が嵌入したならば、図5のように当該針外し器Tを軸
回りに回転させる。すると、鉤支点孔12に嵌入された釣
針3は、針胴部31を支点として他端側の「あぐさき」32
が円弧状に回動され、当該魚Fの口腔から抜き取られる
ことになる。
【0015】そこで、針外し器Tの鉤支点孔12に釣針の
針胴部31を嵌入保持させたまゝ当該針外し器Tを釣糸2
と一緒に腔外へ移動させれば、魚の口腔に殆んど損傷を
与えず、しかも釣針3を壊すことなくスムースに釣針3
を取り外すことができる。
【0016】本願明細書に例示する実施例は概ね上記の
とおりであるが、本発明の意図する針外し器および釣針
取外し方法は前述の実施例に限定されるもので決してな
く、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変形が
可能である。
【0017】例えば、本願明細書および図面に記載した
実施例品は欅材を切削加工して製作した棒体1の端部に
のみ魚口差込部11と鉤支点孔12を設けたものを例示して
いるけれども、棒体1の両端に魚口差込部11と鉤支点孔
12とを設けて各々を釣り上げた魚の魚口にあった長さ・
太さに成形して使い分け可能にすることもでき、また材
質的にもプラスチックを用いて一体成形可能にしたり、
ステンレス鋼を使用して耐久性を増進したり、金や銀な
どの貴金属を使用して豪華な高級品に仕上げて使用者の
贅沢心を擽ぐることも自由であって、かゝる設計変更は
何れも本発明の技術的範囲に属することは云うまでもな
い。
【0018】
【発明の効果】以上実施例を例示し使用例を挙げて説明
したとおり、本発明の「針外し器」によれば、釣り上げ
た魚の口腔内に刺さった釣針に連なる釣糸を魚口近くで
二重に折り返して鉤支点孔に挿通し、当該釣糸を導きと
して当該魚の口内の釣針胴部に嵌入させて口腔に突き刺
さった「あぐさき」を梃子式に極く簡単かつスムースに
引き抜いて迅速に取り出せるので、頗る使い勝手が良
く、また魚の口腔内も殆ど傷めず、また釣針も破損させ
ずに再利用可能な状態に取り外せるのである。
【0019】また、本発明の「針外し器」は、大き過ぎ
ることもなく、小さく過ぎることもなく、携帯に便利な
適度のサイズに作製することができるので、釣り用具と
して誠に利便である。
【0020】更に、本発明方法によれば、釣り上げた魚
から手早く釣針を取り外して次なる釣り態勢に移ること
ができ、しかも釣針の破損による針交換も大幅に減らす
ことができるので、フィッシング能率を大いに向上させ
ることができる。
【0021】このように本発明の提供する針外し器と釣
針の取外し方法は、従来この種の針外し棒(図1参照)
の如く、釣針の刺さった箇所を探して魚の口腔内を引っ
掻き回す必要がなく、的確に釣針の針胴部を安定に嵌入
保持できて離脱させることがないのであって、その効用
は頗る大きく一本釣り漁法の発展に寄与するところが多
大であり、また一般の釣り愛好家にとっても歓迎されよ
う。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来市販の針外し棒を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例である針外し器の正面図であ
る。
【図3】図2の実施例を裏側から見た背面図である。
【図4】本実施例品を使用して釣り上げた魚の口から釣
針を取り外す方法を示した斜視図である。
【図5】本実施例品の鉤支点孔に釣針の胴部を嵌入して
当該釣針の「あぐさき」を梃子式に抜き取る状態を表わ
した説明図である。
【符号の説明】
1 棒体 11 魚口差込部 12 鉤支点孔 13 握り部 2 釣糸 3 釣針 31 針胴部 32 あぐさき R 従来の針外し棒 C 引掛部 T 針外し器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 97/18,97/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先細りの棒体1の先端に魚口差込部11
    を有し、この魚口差込部11には釣針3の針胴部31を
    嵌入せしめるための鉤支点孔12が形成され、この鉤支
    点孔12は前記針胴部31の進入する側が裏面側よりも
    軸方向へ縦長に、かつ、当該裏面側に至るほど孔径
    減的に狭縮して形成しことを特徴とする釣り用針外し
    器。
  2. 【請求項2】 棒体1の両端が魚口差込部11であっ
    て、これら両端の魚口差込部11には鉤支点孔12が形
    成されている請求項1記載の、釣り用針外し器。
  3. 【請求項3】 釣針3に連なる釣糸2を魚口近傍で二重
    に折り返して針外し器Tの鉤支点孔12の縦長側に挿通
    し、こうして折り返して鉤支点孔12に挿通した釣糸2
    を導きの糸として魚口差込部11を当該釣糸に連なる釣
    針3の方向へ移動させつゝ針胴部31に会合させて鉤支
    点孔12の縦長側に導いて当該針胴部を嵌入せしめ、つ
    いで当該針外し器Tを軸回りに回転させることによって
    鉤支点孔12に針胴部31が嵌入した釣針3を針胴部3
    1を支点に回動させて魚の口腔から「あぐさき」32を
    抜き取った後、前記鉤支点孔31に釣針の針胴部を嵌入
    保持させたまゝ魚口外に取り出すことを特徴とした魚の
    口腔から釣針を取り外す方法。
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