JP3479712B2 - カード処理装置 - Google Patents

カード処理装置

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JP3479712B2
JP3479712B2 JP06450798A JP6450798A JP3479712B2 JP 3479712 B2 JP3479712 B2 JP 3479712B2 JP 06450798 A JP06450798 A JP 06450798A JP 6450798 A JP6450798 A JP 6450798A JP 3479712 B2 JP3479712 B2 JP 3479712B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード処理装置の
構造を簡単化し、組立てを容易にするための技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、ICカードに対する読み書き処
理を行なうカード処理装置では、カード挿入口に挿入さ
れたICを規定位置まで受け入れ、ICカードの電極に
接触子を接触させて交信を行なうように構成されてい
る。このようなカード処理装置では、ICカードとの間
で必要な交信が終了していない間にICカードが引き抜
かれることを防止するためにカードの戻りを一時的に規
制するためのロック機構を有しており、このロック機構
によって少なくとも交信が行なわれている間はカードの
引き抜きができないようにしている。
【0003】このようなカードロック機構を有するカー
ド処理装置として例えば、特開平2−25993号に
は、図7に示すものが開示されている。
【0004】図7の装置では、本体(装置のシャーシ)
の先端側にはロック爪112が回動自在に取りつけら
れ、ロック爪112にはロックピン113が下方に突設
されている。ロック爪112の後方には、本体に摺動自
在に支持された板状の駆動レバー121が設けられ、駆
動レバー121と本体に立設されたスプリングポスト1
24との間に取出ばね体125が張架されている。駆動
レバー121は、挿入されるカード4に押されて取出ば
ね体125を延ばすように摺動する。
【0005】駆動レバー121の上方には、板状のロッ
クレバー126が配置されている。ロックレバー126
は、本体に摺動自在に支持されており、その先端側に設
けられた操作孔129にはロック爪112のロックピン
113が上方から係合している。ロックレバー126と
駆動レバー12の間にはロックばね体131が張架さ
れ、ロックレバー126の中間部には規制突起132が
形成されている。
【0006】ロックレバー126の側方には、ソレノイ
ド体135が配置され、そのプランジャの一端には、本
体に回動自在に支持されたソレノイドアーム137の一
端部が連結されている。また、ソレノイドアーム137
の他端側は解除爪140となっていて、カードが規定位
置まで挿入されていない状態では、図7に示しているよ
うにロックレバー126の規制突起132の後端に当接
している。
【0007】このように構成された装置では、挿入され
たカード4の先端に押されて駆動レバー121が後方へ
摺動し、カードが規定位置まで挿入されると、ソレノイ
ド体135に対して通電がなされ、ソレノイドアーム1
37が回動して解除爪140から規制突起132がはず
れて、ロックレバー126がカード挿入方向に摺動す
る。
【0008】このため、ロックレバー126が下方に回
動してカードの後端に係合して、カードの戻りを規制す
る。そして、ソレノイド体135に対する通電が停止す
るとソレノイドアーム137が元の位置に戻り、その解
除爪140にロックレバー126の規制突起132の前
端が当接して、ロックレバー126の戻りが規制され、
カードの戻りが規制された状態が保持される。
【0009】そして、再度ソレノイド体135に対する
通電がなされると、ソレノイドアーム137が回動して
解除爪140から規制突起132がはずれて、ロックレ
バー126および駆動レバー121が取出ばね体125
によってロック爪112側に摺動して、ロック爪112
が上方に回動し、カードが押し出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、カードロック機構を構成する駆動レバー、ロッ
クレバーをそれぞれ装置のシャーシに支持する構造で
は、組立てや分解の際に、各レバーをそれぞれ本体に対
して取付けあるいは取り外すという作業が必要となり、
作業効率が極めて悪いという問題があった。また、シャ
ーシに各レバー毎の支持部を設けているので、部品点数
も多くなり、シャーシ構造が複雑化するという問題があ
った。
【0011】さらに、本体と駆動レバーとの間に取出ば
ね体を掛け止め、駆動レバーとロックレバーとの間にロ
ックばね体を掛け止めているため、その取付け作業が煩
雑で、分解時にはバネを紛失する心配あった。
【0012】また、本体は通常合成樹脂の成形品である
ため、本体に対して駆動レバーやロックレバーが摺動す
ることによって本体が磨耗し、磨耗がひどくなると、装
置全体を交換しなければならないという問題があった。
【0013】また、前記のように駆動レバーの上方にロ
ックレバーを配置し、その先端上方にロック爪を配置す
るような階層構造では、下層の部材が上層の部材に覆わ
れてチェックできず、メンテナンス性が非常に悪いとい
う問題もあった。
【0014】本発明は、この問題を解決したカード処理
装置を提供することを目的している。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のカード処理装置は、基板と、前
記基板の一面側に沿って挿入されるカードの先端に押さ
れてカード挿入方向にスライドする第1のスライド部材
と、前記第1のスライド部材をカード挿入方向と反対の
方向に付勢する第1のバネと、カードが規定位置まで挿
入されたとき、カード挿脱方向に沿った所定方向にスラ
イドする第2のスライド部材と、前記第2のスライド部
材をカード挿脱方向に沿った方向に付勢する第2のバネ
と、前記第2のスライド部材に連結され、該第2のスラ
イド部材が前記所定方向にスライドしたとき、前記規定
位置まで挿入されたカードの後端に先端部を当接させて
該カードの戻りを規制する戻り規制部材とを備えたカー
ド処理装置において、前記基板の反対面側に着脱自在に
且つカード挿脱方向とほぼ平行に支持された一本の軸体
を有し、少なくとも前記第1のスライド部材、第1のバ
ネおよび第2のスライド部材は、前記軸体に貫通されて
スライド自在に支持され、前記基板に対して前記軸体と
一体的に着脱できるようにしている。
【0016】また、本発明の請求項2のカード処理装置
は、請求項1記載のカード処理装置において、前記戻り
規制部材と前記第2のスライド部材とが、前記軸体の着
脱方向に沿って係合、離脱するように構成されている。
【0017】また、本発明の請求項3のカード処理装置
は、請求項1記載のカード処理装置において、前記戻り
規制部材が前記軸体の先端に取りつけられ、前記基板に
対して前記軸体と一体的に着脱できるようにしている。
【0018】また、本発明の請求項4のカード処理装置
は、請求項1記載のカード処理装置において、前記基板
の反対面側には前記軸体とほぼ平行な向きにソレノイド
が取り付けられ、前記第2のスライド部材と前記ソレノ
イドの軸とが、前記軸体の着脱方向に沿って係合、離脱
するように構成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1〜図4は、本発明の一実施形
態のICカード処理装置20の概略構造を示している。
【0020】これらの図において、ICカード処理装置
20のフレーム21は、ICカードの幅より僅かに広い
間隔をあけて互いに対向するように平行に設けられた側
板22、23と、側板22、23の後端を連結する後板
24とによって上方からみて略コの字状に形成されてい
る。フレーム21の内部は略矩形の基板25によって上
下に仕切られている。
【0021】基板25の前部両側には、ICカードを前
方から受け入れて、その幅方向の縁部を支持するための
突出部25a、25bが設けられている。
【0022】幅広の突出部25aには、戻り規制レバー
27が回動自在に支持されている。戻り規制レバー27
は、水平部27aと、水平部27aの後端から上方に延
びた連結部27bと、水平部27aの前端から下方に延
びた規制部27cとからなり、水平部27aの後端に側
方から貫通された軸28を中心にして、規制部27cが
突出部25aの前方を塞ぐ位置と開放する位置の間で、
回動できるように支持されている。また、連結部27b
の上端には、後述する第2のスライド部材55に下方か
ら係合するためのU字溝29が設けられている。
【0023】戻り規制レバー27の後方には、後述する
軸体45の前端を上方から受け入れて支持する第1の軸
受け30が突設されている。
【0024】側板22、23の前部下縁の間には、基板
25の前部との間でカード挿入口20aを形成する下板
31が横架されており、下板31の前部両側には、基板
25の突出部25a、25bにそれぞれ対向するように
突出部31a、31bが設けられている。
【0025】側板22、23の下部側の内壁は、フレー
ム21の前端側から水平に挿入されるICカードの幅方
向の移動を規制し、一方の側板22の前部下縁から後方
に所定幅で延びたレール板33は、ICカードの一方の
縁部を下方から支持して、挿入されるICカードを基板
25の下面に対向する姿勢のまま案内する。
【0026】また、後板24の下縁からフレーム21の
前方側に延びたカード受け板34は、奥まで案内挿入さ
れるICカードの先端縁を所定の高さ位置まで案内す
る。
【0027】基板25の中央やや後部には矩形の穴35
が設けられており、この穴35には、接触子ブロック3
6が支持されている。接触子ブロック36は、基板25
の下面側に複数の接触子37を突設させており、奥まで
挿入されたICカードの各接点に接触子37を接触させ
る。なお、ここでは図示していないが、この接触子ブロ
ック35は、ICカードが奥に進入する程ICカード側
に移動して、接触子を適度な接触圧でICカードの接点
に接触させる。
【0028】基板25の奥側の左隅には矩形穴38が設
けられ、矩形穴38の後方の後板24には軸体45の後
端側を上方から受けて支持する第2の軸受け40が形成
され、矩形穴38の前方には軸体45の中間部を上方か
ら受けて支持する第3、第4の軸受け41、42が前後
に並ぶように立設されている。第3の軸受け41は、一
対の係止爪41a、41bからなり、軸体45に押し開
かれて軸体45を受け入れ、弾性復帰して軸体45の上
方への移動を規制する。
【0029】軸体45は金属で丸棒状に形成され、第1
〜第4の軸受け30、40〜42によって基板25とほ
ぼ平行に支持されている。軸体45の後端部および中間
部にはEリング46、47が取り付けられ、Eリング4
6、47の間には第1のスライド部材50が取り付けら
れ、Eリング46と第1のスライド部材50との間には
コイルバネ51が取り付けられている。
【0030】第1のスライド部材50は、略直方体状の
基部50aと、基部50aの後部から下方に延びて基板
25の矩形穴38を通り、基板25の下面側に突出する
カード当接部50bと、基部50aの下面に設けられた
段部50cからなり、基部50aのほぼ中心を水平に貫
通する軸体45にスライド自在に支持されている。
【0031】また、軸体45の先端側には、第2のスラ
イド部材55が取り付けられ、Eリング47と第2のス
ライド部材55の間には、コイルバネ56が取り付けら
れている。
【0032】第2のスライド部材55は、略直方体状の
基部55aと、基部55aから側方へ延びたソレノイド
係合部55bと、基部55aの先端に設けられたレバー
係合部55cと、基部55aの上面から上方に突設され
た突起55dとからなり、基部55aの中心を水平に貫
通する軸体45にスライド自在に支持されている。
【0033】ソレノイド係合部55bには、基板25上
に軸体45と平行な向きに固定されたソレノイド60の
駆動軸61に上方から係合する係合穴56が設けられて
いる。また、レバー係合部55cには、戻り規制レバー
27のU字溝29に上方から係合する係合軸57が設け
られている。
【0034】したがって、ソレノイド60が通電駆動さ
れて駆動軸61が後方へ引かれると、第2のスライド部
材55が、軸体45にガイドされて後方に移動し、戻り
規制レバー27が反時計回り(図4において)に回動し
て、その規制部27cがカード挿入口の前から上方に退
出する。
【0035】なお、このカード処理装置の上面側は矩形
状のカバー65によって覆われている。カバー65は、
後縁に設けられた切欠66、66をフレーム21の後ろ
板24に突設されたフック67、67に掛け、前縁を基
板25の前部に立つ設けられたボス68にネジ止めする
ことによってフレーム21の上縁に固定される。カバー
65の下面には、軸体45の上方への移動を規制するた
めの押さえ板69、69が突設されており、また、押さ
え板69の前方には、第2のスライド部材55の突起5
5dを挿通させ、第2のスライド部材55のスライド移
動をガイドするガイド穴70が設けられている。
【0036】次に、このカード処理装置の動作を説明す
る。ソレノイド60が非通電状態のときには、戻り規制
レバー27の規制部27cは、カード挿入口と交差した
状態であり、この状態ではICカードを挿入することは
できない。
【0037】そして、例えば、カードの使用が許可され
てソレノイド60に通電されると、駆動軸61が後方へ
引かれ、第2のスライド部材55が図5の(a)に示す
ように、軸体45にガイドされて後方に移動し、戻り規
制レバー27が反時計回りに回動して、その規制部27
cがカード挿入口20aの前から上方に退出する。これ
によってICカード1の挿入が可能となる。
【0038】カード挿入口に挿入されたICカード1が
所定位置近くまで挿入されると、図5の(b)に示すよ
うに、ICカード1の先端にカード当接部50bの下端
が当接して第1のスライド部材50が軸体45にガイド
されて後方にスライド移動する。
【0039】そして、ICカード1が図5の(c)に示
すように奥まで挿入されて、ICカード1の接点に接触
子ブロック36の各接触子が接触した状態で、ソレノイ
ド60に対する通電が停止する。このため、コイルバネ
56の付勢力によって第2のスライド部材55が前方に
戻り、戻り規制レバー27が時計回りに回動して、図5
の(d)のように、規制部27cがカード挿入口の前に
下降してICカード1の後端に当接して、ICカード1
の戻りが規制される。
【0040】そして、接触子を介しての所定の交信が終
了すると、ソレノイド60に対する通電が再度なされ
る。この通電によって戻り規制レバー27が図5の
(e)のように反時計回りに回動して、規制部27cが
カード挿入口の前から退出する。このため、コイルバネ
51の付勢力によって第1のスライド部材50が前方へ
移動し、第1のスライド部材50に押されてICカード
1が、手で引き抜くことができる位置まで押し出され
る。
【0041】このように実施形態のICカード処理装置
は、カード戻しのための第1のスライド部材50とコイ
ルバネ51および戻り規制のための第2のスライド部材
55とコイルバネ56が1本の共通な軸体45に貫通支
持されており、しかもこの軸体45を基板25の一面側
から着脱自在に支持する構造であるから、図1に示して
いるように、軸体45に各部材を予め取り付けた1組の
アッセンブリ物品として扱うことができ、このアッセン
ブリ部品を基板に取り付けるだけで前記4つの部品の取
付け作業が終了してしまい、組立て作業が格段に容易と
なり、また、逆に分解作業も同様に容易となる。
【0042】また、第2のスライド部材55は、ソレノ
イド60の駆動軸61および戻り規制レバー27に対し
て、軸体45の基板に対する着脱方向に沿った方向に係
合、離脱できるように構成されているから、軸体45と
一体的に第2のスライド部材55を基板に着脱操作する
際に自然に第2のスライド部材55はソレノイド60の
駆動軸61および戻り規制レバー27に連結、またはそ
の解除が行なえる。
【0043】また、これらの4つの部材を個別に支持す
るための支持部材は不要となり、軸体の支持のみで済む
ため、部品点数が少なくて済み、構造が簡単化される。
【0044】また、各部材を軸体と一体的に外した場合
でも、各部材が軸体に貫通支持されたまま保管すること
ができ、バネなどを紛失する心配もない。
【0045】また、第1、第2のスライド部材50、5
5が、軸体45に摺動自在に支持されているから、第
1、第2のスライド部材が摺動しても、基板自体に磨耗
が発生することがなく、第1、第2のスライド部材ある
いは軸体の磨耗が進んだ場合でも、これの部品あるいは
一組のアッセンブリを交換すればよく、装置全体を交換
しないで済み、経済的である。
【0046】また、この実施形態のように、コイルバネ
51、第1のスライド部材50、コイルバネ56、第2
のスライド部材55が共通の軸体45に順番に並んで支
持されているから、これら部材を軸体45に支持された
状態で外部からすべて視認することができ、メンテナン
スも容易に行なえる。
【0047】
【他の実施の形態】前記実施形態では、予め基板25上
に固定されたソレノイドの駆動軸に第2のスライド部材
を係合させていたが、ソレノイドを第2のスライド部材
より後に取り付ける構造にしてもよい。この場合には、
第2のスライド部材のソレノイド係合部にソレノイドの
駆動軸を上方から受け入れるU字溝を設ければよい。
【0048】また、前記実施形態では、戻り規制レバー
を基板側に取り付けていたが、図6に示すように、合成
樹脂で断面矩形状に形成された軸体80の先端にすり割
り状のレバー支持部81を設け、このレバー支持部81
に側方から挿着されたレバー軸82で戻り規制レバー8
5を回動自在に支持し、戻し規制レバー85の係合部8
6を、軸体80に取り付けられた角筒状の第2のスライ
ド部材90の係合片91の穴92に挿通させ、第2のス
ライド部材90のスライド移動に応じて、戻り規制レバ
ー85を回動させる。
【0049】また、この場合、軸体80の先端部、中間
部および後端部の側面に縦に溝80aを設け、基板上に
立設された軸受け100、101、102を各溝80a
に逆止的に係合させて軸体80を支持する。なお、図6
において、符号95は角筒状に形成され、軸体80に支
持ガイドされてスライド移動する第1のスライド部材で
ある。このように、戻り規制レバーを軸体の先端に取り
つけるようにすれば、さらに組立て分解作業が容易とな
り、部品点数が減り、メンテナンス性がさらに向上す
る。
【0050】また、前記実施形態では、第2のスライド
部材55を前方側に付勢するためのコイルバネ56を軸
体45に取り付けていたが、ソレノイドの駆動軸にコイ
ルバネを取り付けて、第2のスライド部材を付勢しても
よい。
【0051】また、前記実施形態では、第2のスライド
部材をコイルバネによって前方側に付勢し、ソレノイド
の通電によって第2のスライド部材を後方へ移動させて
いたが、逆に、第2のスライド部材をバネによって後方
側に付勢し、ソレノイドの通電によって第2のスライド
部材を前方へ移動させるようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード処
理装置では、少なくともカード戻しのための第1のスラ
イド部材とそれを付勢するバネおよび戻り規制のための
第2のスライド部材を1本の共通な軸体に貫通支持し、
この軸体を基板の一面側から着脱自在に支持するように
している。
【0053】このため、これらの各部材を軸体と一体的
に着脱することができ、装置の組立て分解作業が格段に
容易となり、部品点数も少なくなり、構造が簡単化し、
部品を紛失する心配もなくなり、また、基板側に磨耗を
発生させることがなく経済的でメンテナンス性も格段に
高くなる。
【0054】また、戻り規制部材と第2のスライド部材
とが、軸体の着脱方向に係合、離脱するように構成した
場合には、軸体の着脱時に第2のスライド部材と戻り規
制部材とが自然に連結あるいは連結解除され、組立て分
解作業がさらに簡単化される。
【0055】また、戻り規制部材を軸体の先端に取り付
けて、軸体と一体的に着脱できるようにした場合には、
第1のスライド部材、それを付勢するバネ、第2のスラ
イド部材とともに戻り規制部材を、軸体と一体的に基板
に対して着脱できるから、さらに、組立て分解作業が容
易となり、部品点数も減り、メンテナンス性が格段に向
上する。
【0056】また、第2のスライド部材と基板の反対面
側に取り付けられたソレノイドの軸とが、軸体の着脱方
向に係合、離脱するように構成した場合には、軸体の着
脱時に第2のスライド部材とソレノイドの軸とが自然に
連結あるいは連結解除され、組立て分解作業がさらに簡
単化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の分解斜視図
【図2】一実施形態の平面図
【図3】一実施形態の底面図
【図4】図2のA−A線断面図
【図5】実施形態の動作を説明するための概略側面図
【図6】他の実施形態の要部の斜視図
【図7】従来装置の斜視図
【符号の説明】
20 ICカード処理装置 20a カード挿入口 25 基板 27 戻り規制レバー 36 接触子ブロック 30、40〜42 軸受け 45 軸体 50 第1のスライド部材 51 コイルバネ 55 第2のスライド部材 56 コイルバネ 60 ソレノイド

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、 前記基板の一面側に沿って挿入されるカードの先端に押
    されてカード挿入方向にスライドする第1のスライド部
    材と、 前記第1のスライド部材をカード挿入方向と反対の方向
    に付勢する第1のバネと、 カードが規定位置まで挿入されたとき、カード挿脱方向
    に沿った所定方向にスライドする第2のスライド部材
    と、 前記第2のスライド部材をカード挿脱方向に沿った方向
    に付勢する第2のバネと、 前記第2のスライド部材に連結され、該第2のスライド
    部材が前記所定方向にスライドしたとき、前記規定位置
    まで挿入されたカードの後端に先端部を当接させて該カ
    ードの戻りを規制する戻り規制部材とを備えたカード処
    理装置において、 前記基板の反対面側に着脱自在に且つカード挿脱方向と
    ほぼ平行に支持された一本の軸体を有し、 少なくとも前記第1のスライド部材、第1のバネおよび
    第2のスライド部材は、前記軸体に貫通されてスライド
    自在に支持され、前記基板に対して前記軸体と一体的に
    着脱できるようにしたことを特徴とするカード処理装
    置。
  2. 【請求項2】前記戻り規制部材と前記第2のスライド部
    材とが、前記軸体の着脱方向に沿って係合、離脱するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1記載のカ
    ード処理装置。
  3. 【請求項3】前記戻り規制部材が前記軸体の先端に取り
    つけられ、前記基板に対して前記軸体と一体的に着脱で
    きるようにしたことを特徴とする請求項1記載のカード
    処理装置。
  4. 【請求項4】前記基板の反対面側には前記軸体とほぼ平
    行な向きにソレノイドが取り付けられ、 前記第2のスライド部材と前記ソレノイドの軸とが、前
    記軸体の着脱方向に沿って係合、離脱するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のカード処理装
    置。
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