JP3479039B2 - 無線ネットワークにおけるハンドオフのサービス品質を保証するための適応的な許容制御方法及び装置 - Google Patents

無線ネットワークにおけるハンドオフのサービス品質を保証するための適応的な許容制御方法及び装置

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes
    • H04W36/22Performing reselection for specific purposes for handling the traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線ネットワーク
で要請された呼の断絶を制御する方法及び装置に関し、
特に、使用者の移動性情報なく要請されたハンドオフ呼
の断絶確率を特定なレベル以下へ保持させてサービス品
質(Quality of Service;以下、“QoS”と略称す
る。)が保証されるようにするための適応的な制御方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、符号分割多重接続(CDMA:Code Di
vision Multiple Access)、PCS(Personal Communica
tion Service)、GSM(Global System for Mobile Com
munication)のような移動通信端末機(mobile)の使用者
が急速な速度で増加している。また、高帯域幅が要求さ
れるビデオのようにマルチメディアの応用に対する要求
も増加している。これに対応するために、現在ネットワ
ークでは、マイクロセルあるいはピコセル(micro-cells
or pico-cells)のようにセルサイズを減少させること
により、より高い容量を提供し、与えられた領域でより
多い使用者が収容できるようにする傾向にある。しか
し、セルサイズを小さくすることは、頻繁なハンドオフ
の原因となり、結果的にネットワークトラヒック環境で
の急速な変化を引き起こす。これに従って、無線ネット
ワークで規定するQoSはさらに複雑になっている。
【0003】無線ネットワークにおいてQoSを決定す
る重要な要素中の1つは、ハンドオフ断絶(handoff dro
ps)をどのように制御するかである。移動通信端末機が
通話中(during a session)に隣接セルへの移動のときハ
ンドオフが発生し、前記端末機は、新たな基地局(Base
Station:BS)を通じて連続して通話が行える。もし
も、前記新たなセルで使用可能な帯域幅が不十分な場
合、前記ハンドオフは失敗することであろう。このと
き、ハンドオフの断絶が発生するが、前記ハンドオフの
断絶は、一般的に新たな呼に対する遮断であるというも
のよりも、使用者の感じるサービス品質によくない影響
を与えると見なされるから、ハンドオフのための帯域幅
を予約しておく方式のように新たな呼よりハンドオフ呼
を優先させる方式(strategies)が要求される。ハンドオ
フのための帯域幅を予約しておくという概念について
は、1980年代の中ごろ最初に紹介されたが、第1文
献「D. Hong and S. S. Rappaport, “Traffic model
and performance analysis of cellular radio teleph
one systems with prioritized and non-prioritized h
andoff procedures”, IEEE Trans. on Vehicular Tech
nology, 35(3),August 1986.」に開示されている。そ
の後、ハンドオフに優先順位を与える多様な方式が研究
されてきた。
【0004】理想的には、ハンドオフ断絶が発生しない
ことが望ましい。しかし、このようにするために、端末
機が通過する可能性のあるすべての複数のセルで帯域幅
を予約しておかなければならないが、これは、結果的に
チャンネル利用率を少なくし、新たな呼遮断確率(new c
all blocking Probability)Pbを高める。そこで、ハン
ドオフ断絶確率(Handoff dropping probability)Pd
特定なレベル以下に保持することにより、確率的なQo
Sの保証が可能な他のアクセス方式が紹介された。
【0005】一例として、第2文献「M.Naghshineh an
d M. Schwartz, “Distributed call admission contr
ol in mobile/wireless networks,”IEEE Journal on S
elected Areas in Communications, 14(4), May 199
6.」がある。前記第2文献で、QoS基準(constraint)
を満足させる許容しきい値(admission threshold)は、
所定時間の区間内で端末機のハンドオフする確率が与え
られる場合、現在セルと隣接セルに位置する使用者の数
に基づいて計算される。しかし、前記第2文献には、こ
のような方式において、必須的な使用者の移動性(mobil
ity)をどのように予測するかについて記載されておら
ず、セル滞在時間(residence time)が指数的に分布しな
いにもかかわらず、そのように仮定している。実際に、
セル滞在時間が指数的に分布しないという事実は、第3
文献「M. M. Zonoozi and P. Dassanayake, “User mob
ility modeling and characterization of mobility pa
tterns,” IEEE Journal on Selected Areas in Commun
ications, 15(7), September 1997.」により証明された
ところがある。
【0006】他の例として、第4文献「O. T. W. Yu an
d V. C. M. Leung,“Adaptive resource allocation fo
r prioritized call admission over an ATM-based wir
eless PCN,”IEEE Journal on Selected Areas in Comm
unications, 15(7), September 1997.」がある。前記第
4文献では、ハンドオフ断絶確率Pd を特定なレベル以
内に保持されるようにするために、予約しておく帯域幅
を計算する技術を提案している。しかし、このような方
式もセル滞在時間が実際指数的に分布しないにもかかわ
らず、指数的に分布すると仮定している。
【0007】また他の例として、第5文献「D. Levine,
I. Akyildiz, and M.Naghshineh,“A resource estima
tion and call admission algorithm for wireless mul
timedia networks using the shadow cluster concep
t,”IEEE/ACM Trans. on Networking, 5(1), February
1997.」がある。前記第5文献で、陰影クラスター(shad
ow cluster)概念がこれから要求される資源を推定し、
ハンドオフ断絶確率Pdを制限するために許容制御を遂
行するように利用された。このような方式で、端末機
は、呼設定のとき隣接セルの基地局にそれらの帯域幅の
要求条件と移動パターンを知らせる。このような情報集
合に基づいて、基地局は、これからの要求を予測し、適
切に支援されられる端末機のみを許容する。このような
方式の欠点は、正確な使用者の移動性が先行処理(prior
i)により確認されなければならない。しかし、これは、
非実質的であり、基地局間に多い数のメッセージ交換を
要求する。
【0008】使用者の移動性を予測するための実質的な
方法が第6文献「S. Choi and K. G. Shin,“Predictiv
e and adaptive bandwidth reservation for handoffs
in QoS-Sensitive cellular networks,”in Proc. ACM
SIGCOMM'98, pp.155-166, September 1998.」に最近発
表された。前記第6文献は、確率的なQoSの保証を提
供するために、適応的で予測的な帯域幅の予約方式を使
用する。ここで、前記第6文献に開示された方式を“C
S98”方式と称することとする。前記CS98方式
は、観測された移動性情報の記録に基づいて予約帯域幅
を計算する。
【0009】前記CS98方式において、予測的で適応
的な帯域幅の予約方式が提案された。まず、使用者移動
性が各セルで観測されたハンドオフの全体記録に基づい
て推定される。このような使用者の移動性情報は、端末
機の移動方向とハンドオフ時間を確率的に予測すること
に利用される。各セルでハンドオフのために予約される
帯域幅は、予想されるハンドオフの断片的な帯域幅の全
体の和を推定時間ウィンドーTest範囲内で推定するこ
とにより計算される。前記推定時間ウィンドーT
estは、帯域幅の効率的な使用と、(i)時間に従って変化
するトラヒック/移動性と、(ii)移動性推定の不正確性
に対する効果的な応答のために適応的に制御される。
【0010】前記CS98方式は、非実質的な仮定に基
づいたものではないが、やはり複雑であるという短所が
ある。このような事実は、第7文献「S. Choi and
K. G. Shin, “Comparison of connection admissi
on-control schemes in thepresence of handoffs in c
ellular networks,”in Proc. ACM/IEEE Mobicom'98, O
ctober 1998.」により証明された。前記CS98方式で
は、複雑な記録根拠(history-based)方式が目標とする
予約された帯域幅を計算するために使用されるからであ
る。このような記録根拠のためには、ハンドオフイベン
トが必ず貯蔵されなければならないし、新たな呼を発生
させてこれを許容するか否かをテストするたびに、隣接
セルでのすべての呼に対するハンドオフ確率がかならず
計算されなければならない。
【0011】前記のような方式は、使用者の移動性情報
に基づいている、いわゆる“端末志向予約方式(mobile-
oriented reservation scheme)”という事実に留意すべ
きである。このような端末志向予約方式は、設計の目標
がハンドオフ断絶をできるだけ最小化するためのもの
で、端末機のハンドオフ時間と次のセルを予測し、その
端末機のための帯域幅を予約しておくために前記使用者
の移動性情報が使用されなければならない。
【0012】一方、設計の目標がハンドオフ断絶確率P
dを特定なレベル以下に保持するためのものであれば、
前記使用者の移動性情報がかならず必要なものではな
い。ここで、ハンドオフ断絶イベントとは、根本的にセ
ルが過負荷の状態になるとき発生するセル志向的なイベ
ント(cell-oriented event)という事実に留意すべきで
ある。
【0013】セル志向的な方式の一例が、第8文献「C.
Oliveira, J. B. Kim and Suda,“An adaptive bandwi
dth reservation scheme for high-speed multimedia w
ireless networks,”IEEE Journal on Selected Areas
in Communications, 16(6),August 1998.」に開示され
ている。ここで、前記第8文献に開示された方式を“O
KS98方式”と称する。
【0014】前記OKS98方式では、予約帯域幅の量
を隣接セルから要請されたすべての帯域幅のうち最大値
で決定する。帯域幅が予約された後、前記帯域幅は、各
セルでハンドオ断絶確率Pdを目標値(target value)以
下に保持するために動的に調節される。
【0015】しかし、前記OKS98方式は、前記のよ
うな事実を開示しているだけ、具体的な処理方法につい
ては開示されていない不足な面(under-specified aspec
ts)があるが、一つは、ハンドオフの断絶確率Pdのモニ
タリング周期についての何らかの言及がなく、もう一つ
は、予約帯域幅の量をいつ増加または減少させるかが不
明である。しかも、セル間の不衡平性(inter-cell unfa
irness)の問題点が解決できない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、無線ネットワークで使用者の移動性情報なく要請さ
れたハンドオフ呼の断絶確率を特定なレベル以下に保持
させる方法及び装置を提供することにある。本発明の他
の目的は、無線ネットワークでハンドオフの断絶確率を
特定なレベル以下に保持させるための処理を簡単化させ
る方法及び装置を提供することにある。本発明のまた他
の目的は、無線ネットワークでハンドオフの断絶確率を
特定なレベル以下に保持させるとき、セル間の不衡平性
が解消できる方法及び装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に従う無線ネットワークにおいて、各
セルの許容しきい値を適応的に制御してハンドオフ断絶
確率が所定なレベルより低く保持されるように制御する
方法及び装置を提供する。簡単な許容試験と各セルの許
容しきい値とを調節する適応的なアルゴリズムを結合す
る。前記許容しきい値は、ハンドオフ断絶イベントに基
づいて能動的に調節される。このようにして、確率的な
QoSが保証でき、これと同時に、チャンネル利用度が
最大化できる。また、単純に各セルのハンドオフ断絶イ
ベントに基礎するのみ、個々の呼に対する移動性に基礎
したことではないため、端末機志向的な方式に比べて複
雑度が格段に低められる。さらに、セル間の不衡平性も
解消できる。
【0018】本発明の好適な実施形態によると、複数の
セルからなる無線ネットワークにおける移動端末機が、
前記複数のセルのうちのいずれか一つとの通信のとき、
前記セルに隣接した複数のセルのうちのいずれか一つに
ハンドオフ呼が要請されるとき、前記要請されたハンド
オフ呼の許容を制御する方法において、前記隣接セルへ
の新たな呼の要請のとき、前記隣接セルの割当帯域幅と
前記要請された新たな呼のために要求される帯域幅との
和及び前記隣接セルの許容しきい値を比較して前記要請
された新たな呼の許容/遮断を決定する(a)過程と、予
め設定された第1区間の間に要請されたハンドオフ呼の
数及び断絶されたハンドオフ呼の数をモニタリングする
(b)過程と、前記モニタリング結果及びサービス品質を
保証する目標のハンドオフ呼の断絶確率に従って前記許
容しきい値を調節する(c)過程と、前記許容しきい値の
調節に対応して前記1つの隣接セルに隣接した複数のセ
ルの許容しきい値を調節するためのメッセージを送信す
る(d)過程と、前記第1区間より長いか同じであり、前
記第1区間を含む第2区間の間に目標の呼遮断確率が満
足するときまで、前記第2区間の値を変更しつつ次の第
1区間に対して前記(b)過程乃至前記(d)過程を反復す
る(e)過程と、を含むことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従う好適な実施形
態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、図面
中、同一な構成要素及び部分には、可能な限り同一な符
号及び番号を共通使用するものとする。下記説明におい
て、関連した公知機能または構成に対する具体的な説明
が本発明の要旨をぼやかさないようにするために詳細な
説明は省略する。
【0020】本発明は、図1(a)または図1(b)に
示したように、複数のセルからなる構造を有する無線ネ
ットワークにおいて、ハンドオフ断絶イベントに基づい
て各セルの許容しきい値を適応的に制御することによ
り、ハンドオフ断絶確率が予め指定されたレベルより低
く保持されるように制御する方法及び装置に関するもの
で、本発明が適用される無線ネットワークを構成する基
地局に対するトポロジー(topology)の構造は、主に図1
(a)に示したスタ−形トポロジー(star topology)ま
たは図1(b)に示した全体接続トポロジー(fully-co
nnected topology)がある。
【0021】図1(a)及び図1(b)を参照すると、
移動交換機(MSC:Mobile Switching Center)と称さ
れるノードがある。前記ノードは、多数の基地局(BS
s:Base Stations)をカバーし、前記基地局と広域ネッ
トワーク(wide-area network)との間のゲートウェイ(ga
teway)として機能する。前記スター形トポロジーの構造
は、前記移動交換機と前記基地局との間が相互接続され
ており、このとき前記基地局間の直接的な接続はなく、
現在セルラー通信システムに実現される典型的なもので
ある。一方、前記全体接続トポロジーの構造は、前記移
動交換機と前記基地局との間が相互接続されるのみなら
ず、前記基地局が前記移動交換機を通じなくても直接的
に通信が行える。前記基地局は、各セルに対応する基地
局の送受信器(BTS:Base Station Transceiver Subs
ystem)と、前記基地局の送受信器を制御する基地局の制
御器(BSC:Base Station Controller)とに区分され
られる。無線ネットワークを構成する各セルの基地局の
制御器は、要請された呼の許容を決定するためのテスト
と、要請された呼の許容を決定するために使用される許
容しきい値を適応的に調節する制御動作を遂行する。
【0022】下記で、本発明を次のような手順にて説明
する。第一、本発明の実施形態に従う要請された新たな
呼の許容を決定するためのテスト方式(T1:simple adm
ission test)、第二、本発明の実施形態に従う許容しき
い値を調節するための適応的な制御方式(A1:adaptive
control algorithm)、第三、セル間の不衡平性の問題
(inter-cell unfairness problem)が分析される。第
四、本発明の実施形態に従うセル間の衡平性を保証する
呼許容テスト方式(T2:enhanced admission test)、第
五、本発明の実施形態に従うセル間の衡平性を保証し、
許容しきい値を調節するための適応的な制御方式(A2:
enhanced adaptive control algorithm)、第六、本発明
の実施形態に従う要請された呼の許容を決定するために
使用される許容しきい値を調節するための適応的な制御
装置、第七、本発明の実施形態に従う性能を従来技術と
対比的に比較する手順で説明される。
【0023】本発明の具体的な説明に先立って、本発明
で使用する用語を定義すると、下記(表1)のようであ
る。
【表1】
【0024】SYSTEM MODEL AND SIMPLE ADMISSION CONT
ROL 本発明では、セルラー下部構造を有する移動通信ネット
ワークを考慮する。前記システムは、固定チャンネル割
当(FCA:Fixed channel Allocation)方式を使用し、
各セルiが容量C(i)を有すると仮定する。また、前記
システムは,例えば、音声及びビデオのような多重クラ
スのトラヒックを収容すると仮定する。端末機に割り当
てられる最小割当帯域幅資源がBUであり、1BUは、
1つの音声呼により要求される帯域幅と仮定する。
【0025】A. Admission Test (T1) 新たな呼設定要求は、下記(数式1)に示したような許
容テストを通じてセルiに受け入れられる。
【数1】 前記(数式1)で、Ca(i)はセルiの割当帯域幅、B
newは新たな呼のために要求される帯域幅、T(i)は、
セルiの許容しきい値である。これは、割り当てられた
帯域幅と新たな呼のために要求される帯域幅とを加えた
値が許容しきい値より小さいか同じである場合、新たな
呼の要求を受け入れることを表す。
【0026】一方、ハンドオフ呼の場合は、(数式2)
に示したように、新たなセルiにハンドオフ呼の要求す
る帯域幅Bhandoffが収容できる余分の帯域幅があれば
新たな呼の要求が受け入れられる。
【数2】 前記(数式2)で、Ca(i)はセルiの割当帯域幅、B
handoffはハンドオフ呼が要求する帯域幅、C(i)は、
セルiの容量である。これは、割り当てられた帯域幅と
ハンドオフ呼のために要求される帯域幅とを加えた値が
容量より小さいか同じである場合、ハンドオフ呼の要求
を受け入れることを表す。
【0027】図2及び図3は、本発明の実施形態T1に
従う呼の許容テストの処理流れ図である。図2は、新た
な呼設定を要請した場合前記呼を許容するか否かをテス
トする処理流れを、図3は、ハンドオフ呼の設定を要請
した場合前記呼を許容するか否かをテストする処理流れ
を示す。このような処理流れに従う動作は、前記のよう
に基地局の制御器(図示せず)により制御される。
【0028】図2を参照すると、ステップ201で、前
記基地局の制御器は、新たな呼設定の要請が発生したか
否かを判断する。新たな呼設定の要請が発生した場合、
ステップ202で、前記基地局の制御器は、(数式1)
に従う判断動作を遂行する。ステップ202で、割り当
てられた帯域幅と呼の帯域幅とを加えた値が許容しきい
値より小さいか同じである場合、ステップ203で、前
記基地局の制御器は、新たな呼の受け入れを許容する。
これとは異なり、ステップ202で割り当てられた帯域
幅と呼の帯域幅とを加えた値が許容しきい値より大きい
場合、ステップ204で、前記基地局の制御器は新たな
呼を遮断する。
【0029】図3を参照すると、ステップ301で、前
記基地局の制御器はハンドオフ呼設定の要請が発生した
か否かを判断する。ハンドオフ呼設定の要請が発生した
場合、ステップ302で、前記基地局の制御器は(数式
2)に従う判断動作を遂行する。ステップ302で、割
り当てられた帯域幅とハンドオフ呼が要求する帯域幅と
を加えた値がセル容量より小さいか同じである場合、ス
テップ303で、前記基地局の制御器はハンドオフ呼の
受け入れを許容する。これとは異なり、ステップ302
で、割り当てられた帯域幅とハンドオフ呼が要求する帯
域幅とを加えた値がセル容量より大きい場合、ステップ
304で、前記基地局の制御器はハンドオフ呼を断絶す
る。
【0030】前述したように、このような許容テスト
は、新たな呼よりハンドオフ呼に優先順位を与える。従
って、C(i)-T(i)は、セルiでハンドオフのために
予約しておく帯域幅と解釈できる。
【0031】B. Adaptive Control Algorithm to Adju
st the Admission Threshold (A1)特定なトラヒック負
荷と使用者の移動性に対して夫々のセルに最適な許容し
きい値Toptが存在することもある。ここで、“最適(op
timal)”は、Pdを目標値PQoS以下に保持しつつ利用度
を最大化(またはPbを最小化)させる意味として使用さ
れる。もしも、許容しきい値Tが最適の許容しきい値T
optより低いと、前記許容しきい値Tを増加させること
により利用度が向上させられる。それに反して、前記許
容しきい値Tが最適の許容しきい値Topt以上であれ
ば、ハンドオフ断絶確率PdをQoSが保証されるよう
に目標とするハンドオフ断絶確率PQoS以下に保持する
ためには、前記許容しきい値Tを減少させなければなら
ない。本発明の要点は、どのようにすれば最適の許容し
きい値Toptを越えない範囲内で許容しきい値Tを最大
に近接させられるかにある。そこで、各セルでのハンド
オフ断絶イベントをモニタリングした結果に基づいて許
容しきい値を調節する適応アルゴリズムを提案する。下
記A1と呼ばれるアルゴリズムは、各セルの基地局で独
立的に実行される。
【表2】
【0032】(表2)に示したようなアルゴリズムは、
短期区間(short-term)と長期区間(long-term)の2つに
区分してハンドオフ断絶イベントをモニタリングするこ
とを特徴とする。長期区間をモニタリングする目的は、
ハンドオフ断絶確率Pdを目標のハンドオフ断絶確率P
QoS以下に保持されるようにするためのものであり、短
期区間をモニタリングする目的は、チャンネル利用率の
最大化を図るためのものである。
【0033】図4は、本発明の実施形態A1に従って許
容しきい値を調節するための適応的な制御方式の処理流
れを示すもので、(表2)に示したようなアルゴリズム
A1に基づく。ここで、所定な区間(100個のハンド
オフの発生した場合)の間1個までのハンドオフ断絶が
発生する場合、すなわち、目標のハンドオフ断絶確率が
0.01である場合に限定して説明する。そこで、長期
ハンドオフ断絶数LHDが1を超過するか否かを判断する
動作が遂行されるが、目標のハンドオフ断絶確率に従っ
て長期ハンドオフ断絶数が変更されられる。
【0034】図4を参照すると、初期化動作がステップ
401で遂行される。ステップ401で、短期区間周期
Pはハンドオフ試み数「1/PQoS」で決定される。短
期区間のハンドオフ試みのカウント値SHと短期区間の
ハンドオフ断絶のカウント値SHDとは、各周期が始まる
たび‘0’にリセットされる。長期区間周期LPは、ハ
ンドオフ試み数SP×max(LHD ,1)により決定され
るが、ここで、LHDは、長期区間のハンドオフ断絶のカ
ウント値である。長期区間のハンドオフ試みのカウント
値LHと長期区間のハンドオフ断絶のカウント値LHD
やはり各長期区間周期が始まるたび‘0’にリセットさ
れる。初期に長期区間周期LPは短期区間周期SPで設定
される。
【0035】ステップ401を遂行した後、ステップ4
02で、ハンドオフ試みが発生したか否かを判断する。
ハンドオフが発生した場合ステップ403で発生したハ
ンドオフ試み数をカウントする。すなわち、ステップ4
03では、初期にステップ401で設定された短期区間
及び長期区間のハンドオフ試みのカウント値SH及びLH
を1増加させる。
【0036】次に、ステップ404で、前記発生したハ
ンドオフが断絶されたか否かを判断する。前記ハンドオ
フが断絶された場合は、ステップ405乃至407の動
作が遂行され、断絶されない場合は、ステップ408乃
至413の動作が遂行される。
【0037】前記ハンドオフが断絶された場合は、ステ
ップ405でハンドオフ断絶をカウントする。すなわ
ち、初期にステップ401で設定されたハンドオフ断絶
のカウント値SHDとLHDは1増加する。ステップ406
で、長期区間のハンドオフ断絶のカウント値LHDは1よ
り大きいものと判断される場合、ステップ407で、長
期区間を延長させる動作“LP=LP+SP”と、許容しき
い値を減少させ、それに従って、許容しきい値を決定す
る動作“T=max(T-d,Tmin)”が遂行される。
このとき、長期区間周期LPは、初期の長期区間周期で
短期区間周期SPだけ増加し、許容しきい値Tは、初期
の許容しきい値で所定な大きさdだけ減少した後、減少
した許容しきい値(T-d)と予め設定された最小許容し
きい値Tminのうちで、大きい許容しきい値で決定さ
れる。ステップ407を遂行した後またはステップ40
6で長期区間のハンドオフ断絶のカウント値LHDが1よ
り大きくない場合(所定な長期区間内で1個までのハン
ドオフ断絶が発生した場合)は、ステップ408へ進行
する。
【0038】ステップ408で、短期区間のハンドオフ
試みのカウント値SHと短期区間周期SPとが同一である
か否かを判断する。同一でない場合はステップ402へ
戻り、同一である場合は、ステップ409で、短期区間
のハンドオフ断絶のカウント値SHDが1より小さいか否
かを判断する。もしも、小さい場合、ステップ410を
遂行した後ステップ411を遂行し、小さくない場合
は、ステップ410を経ないでステップ411へ進行す
る。ステップ410では、許容しきい値を増加させる動
作“T=min(T-d,Tmax)”が遂行される。この
とき、許容しきい値Tは、初期の許容しきい値で所定な
大きさdだけ増加した後、増加した許容しきい値(T+
d)と以前の最大許容しきい値Tmaxのうちで小さい
許容しきい値で決定される。ステップ411では、短期
区間を初期化する動作“SH=0;SH D=0”が遂行され
る。
【0039】前記最大許容しきい値Tmax及び最小許
容しきい値Tminは、予め設定された値であって、前
記最大許容しきい値Tmaxはチャンネルの全体の容量
であるCで設定され、前記最小許容しきい値Tminは
“0”で設定される。1つの例として、セルの容量が1
00(BU)と仮定する場合、許容しきい値Tは、Tma
x(100 BU)とTmin(0 BU)との間で決定され
る。このとき、ハンドオフ断絶確率Pdが0.01程度
の値を有するためには、許容しきい値Tは、90(BU)
のあたりで決定されなければならない。もちろん、使用
者の移動性及び負荷に従って前記90(BU)という値は
変わることもできる。許容しきい値Tの減少または増加
幅dは、(数式5)によって決定される。特定なセルに
1BUのみ使用する音声使用者のみが存在すると、d=
1(BU)になることであろう。反面に、特定なセルに1
BUの音声使用者及び4BUのビデオ使用者が比率1:
1で存在すると、d=(1+4)/2=2.5(BU)になる
ことであろう。
【0040】ステップ411を遂行した後は、ステップ
412で、長期区間のハンドオフ試みのカウント値LH
と長期区間周期LHDとが同一であるか否かを判断する。
同一である場合は、ステップ413で長期区間を初期化
する動作を遂行する。すなわち、ステップ413では、
“LH=0;LHD=0;LP=SP”が遂行される。ステップ4
13を遂行した後、またはステップ412で同一でない
場合はステップ402へ戻る。
【0041】図4に示したような処理流れに従う動作を
第1状態(State 1)及び第2状態(State 2)に区分して
説明する。このような状態は、最初の長期区間周期LP
の間にハンドオフの試み数をモニタリングした結果に従
って区分される。最初のLP(=SP)の間にハンドオフの
試み数をモニタリングした結果、1より大きくない数
(1または0)のハンドオフ断絶が発生した場合は下記第
1状態に進入し、1より大きい数のハンドオフ断絶が発
生した場合は第2状態に進入する。
【0042】1) 第1状態(State 1) 最初のLP(=SP)の間にハンドオフの試み結果1または
0のハンドオフ断絶が発生すると、システムは第1状態
へ進行する。このような第1状態でのハンドオフ断絶確
率は(数式3)のようである。
【数3】
【0043】そこで、前記周期の間のPdはPQoS以下に
保持される。もしも、ハンドオフ断絶が発生しない場
合、T<Toptになる(ステップ410)。従って、T
は、予め指定されているステップサイズdだけ増加す
る。前記第1状態では、ステップ408及び412の条
件をすべて満足するので、長期区間が短期区間とともに
終了し、システム状態は即時初期状態へ進行する。
【0044】2) 第2状態(State 2) 最初のLPの間ハンドオフの試み結果二度以上のハンド
オフ断絶が発生した場合、システムは第2状態へ進行す
る。第2状態が始まると、ハンドオフ断絶が発生するた
びLPはSPだけ増加し、Tはdだけ減少する(ステップ
407)。このような第2状態は、ステップ412でLH
=LPであるとき初期状態へ進行する。第2状態で最初の
短期区間の断絶確率は目的値より大きい。そこで、ハン
ドオフ断絶が発生するたびTを減少させることにより、
Tはある時間内にToptに近接するようになる。すなわ
ち、長期区間の間の断絶確率は(数式4)のように目的
値に保持される。
【数4】
【0045】前記のように、許容しきい値の増加または
減少の段階別サイズ(step size)dが大きすぎると、過
反応(over-reaction)が発生する。すなわち、帯域幅の
度はずれの予約(over-reservation)と達しない予約(und
er-reservation)との間でT値が変動する結果が発生す
る。一方、dが小さすぎると、低反応(under-reservati
on)が発生する。そこで、dは慎重に選択されなければ
ならない。1BUは、単一クラスの音声トラヒックに望
ましい。一般的に、Mクラスのトラヒックがあるときの
段階別サイズdは、(数式5)のように定められること
が望ましい。
【数5】
【0046】(数式5)で、Fiは、クラスiに対する
呼要請の分数(fraction)であり、Biは、BUでクラス
iの呼に対して要求される帯域幅である。前記Fiは基
地局に有用なトラヒック記録から決定されられる。特定
な1つのトラヒッククラスkが優勢する場合、dはBk
とほぼ同一である。
【0047】図5は、図4に示したような適応的なアル
ゴリズムA1に従う動作の一例を示す。図5を参照する
と、“X”は、発生するハンドオフ数を観察する間ハン
ドオフ断絶が発生した場合を示す。ハンドオフ断絶が発
生する場合長期区間の周期Lpが変更され、結果的に、
ハンドオフ断絶確率Pdが目標とするQoSを保証する
ハンドオフ断絶確率PQoSを満足させる。前記アルゴリ
ズムA1の動作は、ハンドオフとハンドオフ断絶を観察
する時間区間を短期区間と長期区間とに分けて遂行され
る。前記短期区間の観察目的は、利用度(utilization)
を極大化するためのものであり、長期区間の観察目的
は、ハンドオフ断絶確率Pdを目標値であるハンドオフ
断絶確率PQoS以下に低めるためである。
【0048】例えば、目標とするハンドオフ断絶確率P
QoS=0.01と仮定する。そうすると、短期区間周期S
p及び長期区間周期LPは初期に100(=1/0.01)
で設定される。そこで、一番理想的な状態は、毎100
個のハンドオフが発生したとき1個のハンドオフ断絶が
発生する場合であることがわかる。
【0049】1) 1個のハンドオフ断絶が発生した場合
(DROP 1):まだはQoSを違反していないので、
ハンドオフとハンドオフ断絶を継続カウントしつつさら
に観察する。
【0050】2) 2個のハンドオフ断絶が発生した場合
(DROP 2):100個のハンドオフを観察する前に
すでに2個のハンドオフ断絶が発生したので、Pd
0.01である。従って、許容しきい値を減少させて新
たな使用者を少なく受け入れるようにし、長期区間周期
Pを100個さらに増加させた200で設定する(ステ
ップ501)。
【0051】3) 3個のハンドオフ断絶が発生した場合
(DROP 3):許容しきい値を減少させ、長期区間周
期LPを100個さらに増加させる(ステップ502)。
【0052】前記したように、一旦LHD>1になってか
らは、毎ハンドオフ断絶に対して許容しきい値を低め、
長期区間周期LPを100個ずつ増加させる。そうする
と、長期区間周期LPが終わる時点であるLH=LP=30
0では、Pd=3/300=0.01になり、これは、長
期区間の全体を考慮してみるとPd=0.01を満足させ
る。
【0053】一方、200<LH≦300の最終短期区
間の間、ハンドオフ断絶がまったく発生しない。この場
合は、許容しきい値が非常に低くてハンドオフ断絶が発
生しないと判断し、しきい値を高める。
【0054】長期区間の間は、ハンドオフ試みのカウン
ト値LH=300になる時点では、長期区間周期LP=10
0、長期区間のハンドオフ試みのカウント値及びハンド
オフ断絶のカウント値LH=0,LHD=0に初期化させ(ス
テップ503)、観察をさらに始める。
【0055】INTER-CELL UNFAIRNESS PROBLEM 提供された負荷が少ないか、使用者の移動性が低い場
合、AC1は円滑に動作する。ここで、AC1は、前記
許容テストT1と適応的なアルゴリズムA1とを結合し
て利用する許容制御方式を意味する。
【0056】しかし、提供された負荷が大きいか、使用
者の移動性が高い場合、望ましくない現象が発生するこ
ともある。セルの基地局がAC1を利用して調節するセ
ルの状態を考慮して能動的に許容しきい値を調節すると
き、セル間の不衡平性が発生することもある。これは、
第6文献に明記されている。本発明は、前記セル間の不
衡平性をより具体的に分析し、それを解決するための代
案を提示する。
【0057】セル間の不衡平性は、セル間の許容しきい
値や予約された帯域幅が格段に不均衡の状態であるもの
と定義される。セル間の不衡平性により他のセルでは、
許容しきい値Tが高くてもPdがPQoS以下に保持される
のに対して、あるセルでは、許容しきい値Tが低いとき
もPdがPQoS以下に保持されないこともある。やはり、
かなり低い許容しきい値Tを有するセルでは、大部分の
新たな呼が遮断してしまうという点で不公平である。
【0058】前記不衡平性の根本的な原因は、セルが
(i)新たな呼と(ii)入力されるハンドオフ呼の理由に
より過負荷の状態になることができる。(i)は、現在セ
ルのTと関連があり、(ii)は、隣接セルのTと関連が
ある。ただ、(i)のみを考慮する許容制御方式は、セル
間の不衡平性を引き起こすことができる。セル間の不衡
平性の問題を分析するために下記のような仮定を設定し
ておく。 1) 単一クラスのトラヒック。 2) 新たな呼の到着プロセッサは、λnの比率を有する
ポアソンプロセス(Poisson Process)である。 3) 呼の持続時間は、平均1/μで指数的に分布する。 4) 妨害されないセルの滞在時間(unencumbered cell r
esidence time)−呼が終了しないと仮定するときのセル
の滞在時間は平均1/γで指数的に分布する。 5) 各セルの容量はCである。
【0059】前記のような仮定の下で、セルの滞在時間
の確率(端末機が現在セルでτ時間内にハンドオフする
かまたは終了するかに対する確率)分布関数は、(数式
6)のようである。このようなセルの滞在時間の確率分
布関数HC(τ)が(数式6)のようになるということ
は、第9文献「P. Ramanathan, K. M. Sivalingam, P.A
grawal and S. Kishore,“Dynamic resource allocatio
n schemes during handoff for mobile multimedia wir
eless networks,”IEEE Journal on Selected Areas in
Communications,17(7),July 1999.」に明示されてい
る。
【数6】
【0060】また、τ時間内に端末機がハンドオフする
確率H(τ)は(数式7)のようである。
【数7】
【0061】ハンドオフが発生するという仮定の下で、
端末機が隣接セルjからセルiへハンドオフする確率を
Hj→iと仮定し、tの時点で隣接セルjに存在する端
末機の数をMj(t)と仮定する。このとき、tの時点に
セルiへのハンドオフの到着率λh(t)は(数式8)の
ようである。
【数8】
【0062】(数式8)で、tを無限大に近接させると
き、Mj(t)を極限値に近似化させると(すなわち、
【数9】 )、(数式8)は、(数式9)のようになる。
【数10】
【0063】ハンドオフ呼の到着をポアソンプロセスへ
近似化させることにより、セルiで呼の数を連続的な時
間のマルコフチェイン(Markov Chain)でモデリングでき
る。そうすると、許容しきい値がTであるときのハンド
オフ断絶確率Pd(T)は、(数式10)のように簡単に
誘導される。
【数11】
【0064】(数式10)で、
【数12】 である。Tを“0”に設定すると、Pdは(数式11)
のように下限値Pd(0)を有する(lower-bounded)。
【数13】
【0065】前記下限値Pd(0)で隣接セルと使用者の
移動性の利用度による影響を評価するために、端末機が
隣接セルへ同一な確率でハンドオフを行うと仮定する。
そうすると、(数式9)により、
【数14】 である。ここで、
【数15】 は、セルiの隣接セルでの端末機の平均数である。
【数16】 をセルiの隣接セルでの平均利用度、すなわち、(
【数17】 )とし、また、
【数18】 (Hはハンドオフ数の平均と解釈されられる。)と仮定す
る。そうすると、(数式12)が得られる。
【数19】
【0066】(数式12)で、パラメータρは、隣接セ
ルの使用者の移動性と利用度のすべてに関連する。Hが
大きく(すなわち、移動性が高く)、
【数20】 が1に近接するほど(すなわち、隣接セルが過負荷の状
態になるほど)、ρは1に近接する。
【0067】図13は、下限値Pd(0)とパラメータρ
との関係を示す。図13を参照すると、パラメータρが
特定な値を超過するとき、Pd(0)の下限値は0.01
で定められた目標値を超過する。言い換えれば、セルi
の基地局がどんな方式にてそのしきい値を減少させて
も、確率的なQoS保証が提供できない。
【0068】不衡平性の問題に対して1つの例を挙げて
説明する。すべてのセルに対して、高い移動性と均一な
過負荷を有すると仮定する。また、初期状態は、Pd
目標値以下の範囲内ですべてのセルのしきい値が類似し
ている平行状態にあると仮定する。この仮定の下で、ハ
ンドオフがバーストされるので、多重ハンドオフ断絶が
1つのセルi内で発生できる。そうすると、セルiの基
地局は、T(i)を減少させる。しかし、減少したしきい
値の効果は即刻奏されない。そのときまで入るハンドオ
フは継続して断絶され、これに従って、T(i)の減少を
一層誘発させる。この間、セルiで新たに要請された呼
は、過負荷のセルの環境により遮断され、しきい値は減
少される(すなわち、Ca(i)>T(i))。そこで、セル
iから隣接セルAiへのハンドオフが減少し、これに従
って、隣接セルAiでのハンドオフ断絶が減少するよう
になる。このような効果は、セルがただ2つの他のセル
に隣接する1次元セルラー構造で格段に奏される。
【0069】前述したように、隣接セルAiでの基地局
はTが増加させられ、その結果、さらに多い新たな呼が
許容できる。このように新たに許容された呼のうちの幾
つは、すぐセルiへハンドオフされ、これに従ってセル
iでのハンドオフ断絶を発生させ、T(i)をさらに減少
させる。T(i)は0まで減少できる。しかし、システム
は、やはりPdを目標値の以下に保持できないこともあ
る。反面、隣接セルAiのうちの幾つでは、入るハンド
オフの減少により、基準値が高い状態でもPdが目標値
の以下になることもできる。
【0070】ENHANCED ADMISSION CONTROL 前記不衡平性を解決するための2つの方法がある。1つ
は、前記許容テストT1を修正する方法、他の1つは、
前記適応的な制御アルゴリズムA1を修正する方法であ
る。両方とも現在セルと隣接セルとを考慮する。下記で
は、前記許容テストT1を修正した改善した許容テスト
T2が説明され、前記適応的な制御アルゴリズムA1を
修正した改善した適応的な制御アルゴリズムA2が説明
される。
【0071】A. Enhanced Admission Test (T2) 改善した許容テストT2は3つのステップからなる。ス
テップ1) Ca(i)+Bnew ≦ T(i)であるか否かを検査
する。 ステップ2) すべてのj∈Aiに対して、Ca(j) ≦ T
(j)であるか否かを検査する。 ステップ3) ステップ1及びステップ2がすべて成り立
つと、新たな呼が許容される。
【0072】図6は、本発明の実施形態T2に従う呼許
容テストの処理流れを示す。この処理流れに従う動作
は、図2に示した呼許容テストを変更することにより、
セル間の不衡平性も解決できるようにしたものである。
このときの処理流れは、新たなハンドオフ呼が発生する
場合に適用される。
【0073】図6を参照すると、ステップ601で、基
地局の制御器は、新たな呼設定の要請が発生したか否か
を判断する。新たな呼設定の要請が発生した場合、前記
基地局の制御器は、ステップ602で(数式1)に従う
判断動作を遂行する。ステップ602で、割り当てられ
た帯域幅と呼の帯域幅とを加えた値が許容しきい値より
小さいか同じである場合、前記基地局の制御器はステッ
プ603を遂行する。ステップ603で、前記基地局の
制御器は、セルiのすべての隣接セルj(j∈Ai)に対
して、Ca(j) ≦ 12 T(j)であるか否かを検査する。す
なわち、前記基地局の制御器は、ステップ602で1つ
のセルが過負荷の状態であるか否かを判断し、過負荷の
状態でない場合、追加的に隣接したセルが過負荷の状態
であるか否かを判断する。新たな呼設定が要請されたセ
ルのみならず、隣接セルも過負荷の状態ではない場合、
前記基地局の制御器は、ステップ604で新たな呼の受
け入れを許容する。
【0074】これとは異なり、ステップ602で割り当
てられた帯域幅と呼の帯域幅とを加えた値が許容しきい
値より大きい場合、すなわち、新たな呼設定が要請され
たセルが過負荷の状態になり、ステップ603で隣接し
たセルも過負荷の状態である場合、前記基地局の制御器
は、ステップ605で新たな呼を遮断する。
【0075】このような許容テストT2において、ある
隣接セルが過負荷の状態になると、たとえ過負荷の状態
ではないとしても、現在セルは、新たな呼要求を遮断す
る。言い換えれば、1つのセルが過負荷の状態になる場
合、すべての隣接セルで新たな呼要請を遮断させる。こ
のように処理することにより、過負荷状態のセルへの継
続的なハンドオフが減少されられる。
【0076】B. Enhanced Adaptive Control Algorith
m (A2) 改善した適応的な制御アルゴリズムA2は、不衡平性を
解決するための他の方法にて、アルゴリズムA1を修正
したものである。前述したように、1つのセルが過負荷
の状態になり、多数のハンドオフ断絶が発生すると、現
在セルの基準値のみを減少させることに不十分である。
そこで、隣接セルのしきい値が減少するので、入るハン
ドオフも減少させる必要がある。しきい値の減少及び利
用度の極大化のためには、現在セルのしきい値が増加す
るとき隣接セルのしきい値も適当に増加しなければなら
ない。すなわち、改善した適応的な制御アルゴリズムA
2の基本アイデアは、現在セルに従って隣接セルのしき
い値も増加または減少するようにしたものである。改善
した適応的な制御アルゴリズムA2は、(表3)のよう
であり、これに対応する処理流れが図7及び図8に示さ
れている。(表3)は、(表2)に示されたアルゴリズ
ムA1を修正したもので、図7及び図8は、図4に示し
た処理流れを修正したものである。(表3)で“*”
は、(表2)に示されたアルゴリズムに追加して新たに
挿入された行である。
【表3】
【0077】図7は、本発明の実施形態A2に従って許
容しきい値を調節するための適応的な制御方式の処理流
れを示す。図7に示した処理流れは、(表3)に示した
ようなアルゴリズムに基づいたもので、図4に示したよ
うな処理流れに対比するが、図4に示した処理流れにス
テップ407A、410A、及び413Aが追加されて
いる。このようなステップが追加されることにより、隣
接基地局は、図8に示したような流れに従って処理す
る。ここで、具体的な処理流れに対する説明は省略し、
追加された内容のみを説明するものとする。
【0078】(表3)、図7、及び図8を参照すると、
セルiの基地局は、ステップ407でしきい値を減少さ
せ、ステップ407Aで隣接セルの基地局へしきい値を
減少させるためのメッセージdecrease_Tを送信する。図
8のステップ801で前記メッセージを受信した隣接セ
ルの基地局は、ステップ802で、正規化されたしきい
値(セル容量により分けられたしきい値)が隣接セルの正
規化された平均しきい値より高い場合、ステップ803
でTを減少させる。すなわち、高いしきい値を有する隣
接セルのしきい値は減少する。
【0079】同様に、セルiの基地局は、図7のステッ
プ410でTを増加させ、ステップ401Aでメッセー
ジincrease_Tを隣接セルの基地局へ送信する。ステップ
801で、隣接セルであるセルj(j∈Ai)の基地局が
前記メッセージincrease_Tを受信すると、前記基地局
は、ステップ804で正規化されたしきい値が正規化さ
れた隣接セルの平均しきい値より低く、QoS_sta
teがINである場合、ステップ805でTを増加させ
る。ここで、QoS_stateがINであるという意
味は、長期区間QoSが満足することを示す。
【0080】ADAPTIVE ADMISSION CONTROL DEVICES 本発明の実施形態に従って許容しきい値を調節するため
の適応的な制御装置は、複数のセルからなる無線ネット
ワークで前記複数のセルのうちのいずれか一つのセルi
に要請された呼を処理すると仮定する。
【0081】図9は、本発明の実施形態A1に従って許
容しきい値を調節するための適応的な制御装置の構成を
示す。図9を参照すると、前記適応的な制御装置は、ハ
ンドオフ呼の許容/断絶決定部910、ハンドオフ呼カ
ウント部920、ハンドオフ呼断絶カウント部930、
比較部940、及び許容しきい値調節部950を含む。
前記ハンドオフ呼許容/断絶決定部910は、図3に示
した流れに従う動作を遂行するためのものであり、それ
以外は、図4に示した流れに従う動作を遂行するための
ものである。
【0082】前記ハンドオフ呼許容/断絶決定部910
は、ハンドオフ呼の要請のときセルiに割り当てられた
帯域幅と前記ハンドオフ呼のために要求される帯域幅と
の和及び前記セルiのセル容量を比較し、前記要請され
たハンドオフ呼を許容するか断絶するかを決定する。す
なわち、前記ハンドオフ呼許容/断絶決定部910は、
図3に示したような流れに従って、前記和が前記セルi
のセル容量より小さいか同じである場合、前記要請され
たハンドオフ呼の許容を決定し、前記和がセルiのセル
容量より大きい場合前記要請されたハンドオフ呼の断絶
を決定する。
【0083】ハンドオフ呼カウント部920は、予め設
定された第1区間(短期区間)の間に要請されたハンドオ
フ呼の数をカウントする。ハンドオフ呼断絶カウント部
930は、前記第1区間の間要請されたハンドオフ呼の
数に対応して断絶されたハンドオフ呼の数をカウントす
る。前記ハンドオフ呼カウント部920及び呼断絶カウ
ント部930は、前記第1区間の間に要請されたハンド
オフ呼の数及び断絶されたハンドオフ呼の数をモニタリ
ングするモニタリング部として機能する。
【0084】比較部940は、前記モニタリング部によ
るモニタリング結果と目標のハンドオフ呼断絶確率P
QoSとを比較する。前記比較部940による比較結果
は、前記目標の呼断絶確率PQoSを満足させることもあ
り、満足させないこともある。
【0085】許容しきい値調節部950は、前記比較結
果に従って許容しきい値Tを調節する。前記許容しきい
値調節部950は、前記比較結果が前記目標のハンドオ
フ呼断絶確率PQoSを満足させないことを示すとき、前
記許容しきい値Tを減少させる。
【0086】前記モニタリング部は、第2区間(長期区
間)の間前記目標のハンドオフ呼断絶確率PQoSが満足す
るときまで、前記第2区間値を変更させつつ第1区間に
対するモニタリングを行う。このとき、前記第2区間
は、前記第1区間より大きいか同じであり、前記第1区
間を含むように設定される。そして、前記許容しきい値
Tが減少するにつれて前記第2区間値は増加する。
【0087】前記目標のハンドオフ呼断絶確率PQoS
満足するときまで前記モニタリング部がモニタリング動
作を遂行することに従って、前記比較部940及び前記
許容しきい値調節部950は、前記モニタリング結果に
従って該当する比較動作及び許容しきい値の調節動作を
遂行する。
【0088】例えば、前記目標のハンドオフ呼断絶確率
QoSが0.01である場合、すなわち、100個のハ
ンドオフ呼が要請されるとき1個のハンドオフ呼が断絶
される場合、前記モニタリング部によるモニタリング結
果が100個のハンドオフ呼が要請されるとき2個のハ
ンドオフ呼が断絶された場合は、前記目標のハンドオフ
呼断絶確率PQoSを満足させることができない。そこ
で、このような場合、許容しきい値調節部950は許容
しきい値Tを減少させ、これとともに初期に第1区間
(100個の要請されたハンドオフ呼をモニタリングす
る区間)と同一に設定された第2区間値を200で増加
させた後、200個のハンドオフ呼が要請された場合、
2個のハンドオフ呼が断絶されて目標のハンドオフ呼断
絶確率PQoSが満足するか否かを判断する。目標のハン
ドオフ呼断絶確率が満足する場合は、さらにハンドオフ
呼の要請に従って第1区間の間に発生するハンドオフ呼
断絶のモニタリングを行い、それに従って許容しきい値
を適応的に決定する。
【0089】図10は、図9に示したハンドオフ呼許容
/断絶決定部910の構成を具体的に示す。図10を参
照すると、ハンドオフ呼要請受信部912は、セルiへ
要請されるハンドオフ呼を受信する。セル資源判断部9
14は、ハンドオフ呼の要請のとき前記セルiに割り当
てられた帯域幅Ca(i)と前記要請されたハンドオフ呼
のために要求される帯域幅Bhandoffとの和及び前記セ
ルiの容量C(i)を比較することにより、前記要請され
たハンドオフ呼が許容できるセル資源があるか否かを判
断する。
【0090】決定部916は、前記和が前記容量C(i)
より小さいか同じである場合、前記セルiへの前記要請
されたハンドオフ呼の許容を決定する。また、前記決定
部916は、前記和が前記容量C(i)より大きい場合、
前記セルiへの前記要請されたハンドオフ呼の断絶を決
定する。
【0091】図11は、本発明の実施形態A2に従って
許容しきい値を調節するための適応的な制御装置の構成
を示すもので、前記適応的な制御装置は、図9に示した
制御装置に比べてメッセージ送信部960を追加して構
成される。
【0092】前記メッセージ送信部960は、セル間の
不衡平性を解消するために、許容しきい値調節部950
による許容しきい値の調節に対応して前記セルiに隣接
する複数のセルでの許容しきい値を調節するためのメッ
セージを送信する。前記送信されるメッセージには、許
容しきい値を増加させるためのメッセージincrease_T
と、減少させるためのメッセージdecrease_Tがある。前
記メッセージ送信部960による動作は、図7に示した
ステップ407A、410A、及び413Aの動作に該
当する。前記メッセージ送信部960を含む前記適応的
な制御装置とは、図7に示したような流れに従う動作を
遂行する。
【0093】図12は、本発明の実施形態T2に従う呼
許容/遮断決定部の構成を具体的に示すもので、前記呼
許容/遮断決定部は、呼要請受信部1012、セル資源
判断部1014、隣接セル資源判断部1018、及び決
定部1016を含む。このような呼許容/遮断決定部
は、図10に示したハンドオフ呼許容/断絶決定部91
0とは異なり、隣接セル資源判断部1018を追加して
構成される。このような追加的な構成は、本発明におい
て、セル間の不衡平性を解消するためのものである。
【0094】前記隣接セル資源判断部1018は、複数
のセルのうち、セルiに隣接するセルのうちの少なくと
も1つが過負荷の状態であるか否かを判断する。そこ
で、決定部1016は、セル資源判断部1014により
セルiに割り当てられた帯域幅Ca(i)と要請された新
たな呼のために要求される帯域幅Bnewとの和がセルi
の許容しきい値T(i)より小さいか同じであるとして
も、セルiに隣接するセルjがすべて過負荷の状態では
ない場合、セルiへの要請された新たな呼の許容を決定
する。前記隣接セル資源判断部1018及び決定部10
16を含む呼許容/遮断決定部は、図6に示した流れに
従う動作を遂行する。
【0095】COMPARATIVE PERFORMANCE EVALUATION 本発明で提案する3つの許容制御方式AC1、AC2、
及びAC3を評価し、そのうち一番優秀な性能を有する
方式と従来技術に従う方式CS98及びOKS98とを
比較することとする。ここで、AC1は、前記T1とA
1とを、AC2は、前記T2とA1とを、AC3は、前
記T1とA2とを結合したものである。まず、シミュレ
ーション環境及びパラメータについて説明する。
【0096】A. Simulation Environments and Parame
ters 図14に示したような無線ネットワークの形態を有する
2次元のセルラーシステムが考慮される。図14を参照
すると、それぞれの境界セル(すなわち、セル7〜18)
は、有限サイズの効果を軽減させるために反対方向の境
界セル(すなわち、セル7はセル13と連結されてい
る。)と連結されている。性能評価のために次のように
仮定する。
【0097】1) 新たな呼要請の到着プロセスは、λ
(calls/s/cell)のレートを有するポアソンプ
ロセスであり、別途の言及がないかぎりすべてのセルで
均等である。 2) 新たな呼は、それぞれF1と1-F1の確率を有する
音声(1BU)であることもあり、またはビデオ(4BU)
であることもある。ただF1 ≦ 1である。 3) 端末機の速度は、[Vmin,Vmax](km/h)間でラ
ンダムに選択され、端末機の方向もランダムに選択され
る。端末機の速度が一旦決定されると、その値は、呼が
終わるときまで固定される。 4) 呼の持続時間は、平均μ1 -1(=120s)で指数的に
分布する。 5) 各セルの容量は、C(=100 BUs)であり、セル
の直径は1kmである。
【0098】他のシミュレーションパラメータは、T
init=Tmax=100(BUs)、Tmin=0(BU)、PQoS=
0.01である。各セルの当たり提供された負荷Lは、
(数式13)のようである。
【数21】
【0099】(数式13)において、分子は、セル内に
存在するすべての呼を支援するために要求される総帯域
幅の平均を示す。提供された負荷の範囲は、0.7から
3.0までである。使用者の移動性は、移動性が高い場
合[80,120]と、移動性が低い場合[40,60]と
を考慮する。
【0100】B. Comparison of Three Proposed Schem
es 図15(a)及び図15(b)は、移動性が高く、F1=
1.0の場合提供された負荷が増加することに従うPb
とPdとの関係及び利用度をそれぞれ示す。本発明によ
って提案された3つの方式を比較する前にAC1を説明
する。たとえ、AC1が提供された負荷が小さいときは
QoS基準を満足しても、提供された負荷が2.0以上
であるときはPdに軽いオーバシュートが発生する。こ
のような小さいQoS基準の不満足は、大部分の実際環
境で無視してもいいであろう。しかし、セル間の不衡平
性を考慮するときは、問題が発生する。
【0101】図16(a)及び図16(b)は、提供さ
れた負荷が3.0であるときシミュレーションが終わっ
た後各セルの状態を示す。図16(a)は、各セルと確
率P b,Pdとの間の関係を、図16(b)は、各セルと
しきい値Tとの関係を示す。図16(a)及び図16
(b)を参照すると、AC1でPb,Pd,Tは、激烈に
変化する。セル1、3、及び5のような幾つのセルでは
Tが格段に低く、Pbが1.0に近い。従って、このよ
うなセルでは、大部分の新たな呼が遮断される。しか
し、Pdは0.01の以下に保持されない。他のセルで
は、しきい値Tが高いときもPdが0.01の以下にな
る。すなわち、セル間の不衡平性が発生することであ
る。反面、AC2及びAC3では、このような不衡平性
の問題が発生しない。
【0102】図15(a)及び図15(b)を参照して
AC2とAC3とを比較してみると、まず、AC3のP
dは0.01よりかなり低いが、前記AC2及びAC3
は、提供された負荷に関係なくQoS基準を満足する。
AC2は、AC3に比べて高いPbと低い利用度を有す
る。
【0103】前記AC2とAC3との方法の差異点をさ
らに検査するために特定なセルでの具体的な動作を説明
する。図17(a)及び図17(b)は、セル0から提
供された負荷が3.0、移動度が高くF1=1.0の場合
シミュレーションを行ったとき、開始時点からのしきい
値Tと時間平均Pdとをそれぞれ示す。
【0104】図17(a)を参照すると、しきい値T
は、時間が経過するに従って高くなった状態から低くな
る状態となる。AC2の場合は、一度しきい値Tが減少
することは、ハンドオフ断絶に対応する。また、一度T
が増加することは、短期区間周期の間ハンドオフ断絶が
発生しないことを意味する。しかし、AC3の場合は、
AC2のような対応が成り立ちないが、これは、AC2
において、隣接セルからの信号メッセージに従って減少
または増加することができるためである。
【0105】図17(b)を参照すると、しきい値Tが
減少する瞬間、Pdが増加する瞬間と正確に一致する。
開始点のあたりでのPd値は、AC2及びAC3の両方
とも目標値0.01を超過するが、これは、シミュレー
ションが始まるとき、T=Ti nit=100(BUs)である
ためである。しかし、時間が流れるにつれてPdはしき
い値Tが適応されることにより、結局0.01以下にな
る。
【0106】図17(a)では、AC2でのしきい値T
がAC3のものに比べて高い。AC2において、あるセ
ルのしきい値Tが高いということがそのセルへの新たな
呼をより多く許容できるという意味ではない。これは、
T2で隣接セルのしきい値Tも考慮されるからである。
【0107】図18(a)及び図18(b)は、セル0
から提供された負荷が3.0、移動性が高く、F1=1.
0の場合シミュレーションを行ったとき、AC2及びA
C3において、時間変化に従う割当帯域幅Ca間の関係
をそれぞれ示す。
【0108】図18(a)を参照すると、AC2のよう
なシミュレーションによって求められるCaが高いしき
い値Tであるとしても、その値が多少低いことがわか
る。過少利用(under-utilization)と過多利用(over-uti
lization)との激烈な変化は、T2の特性を反映する。
すなわち、6つの隣接セルのいずれにも過負荷の状態に
なるとき、新たな呼は現在セルのしきい値Tに関係なく
遮断される。しかし、AC3の場合は、新たな呼が許容
のためにテストされるとき現在セルのみが考慮される。
従って、現在セルのしきい値Tが呼許容テストに直接的
に影響する。
【0109】図18(b)を参照すると、AC3でのC
aがAC2でのCaよりやや激烈に変化し、平均値のパタ
ーンが図17(a)のしきい値Tと類似している。全体
的に、このような差異点は、図15(b)の平均利用度
という点でとても重要である。
【0110】C. Comparison of AC3 with Existing Sc
hemes 本発明に従って提案された方法の中一番よい性能を示す
AC3と従来技術CS98及びOKS98とをそれぞれ
比較する。まず、セル間の衡平性を検査するために提供
された負荷が3.0、高い移動性、及びF1=1.0の場
合にCS98及びOKS98のシミュレーションを行
う。
【0111】図19(a)及び図19(b)は、CS9
8及びOKS98に対するシミュレーションが終わった
とき、各セルでの確率Pb, Pdとしきい値Tとの間の関
係をそれぞれ示す。図19(a)及び図19(b)を参
照すると、OK98において、Pb, Pd,TはAC1と
同様に激しく変化する。その理由は、OKS98は、隣
接セルの状態に対して考慮せず予約帯域幅R(=C-T)を
調節するためである。しかし、CS98での許容テスト
は、AC2での許容テストと類似しているので、このよ
うなセル間の不衡平性を解決する。そこで、OKS98
については説明を省略するものとし、AC3とCS98
との比較に焦点を合わせる。
【0112】図20(a)及び図20(b)は、高い移
動性を有し、F1=1.0及び0.5の場合提供された負
荷に対する確率Pb, Pdと利用度との間の関係をそれぞ
れ示す。図20(a)及び図20(b)を参照すると、
AC3及びCS98の2つの方法は、Pdがすべて0.
01より小さく保持されるようにするQoS基準を満足
する。Pb及び利用度という側面で、2つの方法は、す
べてF1=1.0の場合よりF1=0.5の場合に高いPb
及び低い利用度を示す。その理由は、ビデオ呼が存在す
るほど帯域幅がより多く要求されるためである。また、
夫々の値F1において、AC3の利用度がCS98のそ
れより高いことがわかる。利用度という点において、C
S98とAC3との格段な差異を説明するために特定な
セルでのCS98に対する詳細な動作を説明する。
【0113】図21(a)及び図21(b)は、提供さ
れた負荷が3.0、高い移動性、及びF1=1.0の場合
に時間が増加するにつれるセル0での時間推定ウィンド
ーT estと予約帯域幅Rとの関係、そしてCaとの関係を
それぞれ示す。図21(b)を参照すると、Caのパタ
ーンは図18(a)のAC2と類似している。これは、
CS98における許容テストがT2と類似しているから
である。これは、低い利用度の1つの原因になり、他の
原因は、適応的なアルゴリズムから発生する。
【0114】図21(a)を参照すると、Testの増加
または減少は、図17(a)のAC2に対するしきい値
Tの減少または増加と類似している。差異点では、例え
ば、t=[300,600](sec)の間にTestに平たい
部分が生じるが、これは、長期区間周期に対応する。こ
のような平たい部分は、保守的なTestの減少方式から
発生するが、これは、A1での保守的なしきい値Tの増
加方式に対応する。また、RはTestの増加する関数、
estが一時的に固定された値を有するときも変化す
る。これにより、予約帯域幅を調節するための精密度の
低下(coarse granularity)を引き起こす。
【0115】図22(a)及び図22(b)は、AC3
及びCS98の2つの方法に対する計算の複雑度及びシ
グナリングメッセージ数をそれぞれ示す。まず、呼許容
決定のための計算の複雑度を図22(a)を参照しつつ
比較する。CS98の呼許容決定のための計算の複雑度
は、Nquadに依存するが、前記N quadは、移動性の推定
に利用される記録を貯蔵するための大きさである。図2
2(a)を参照すると、呼許容決定に使用される数値演
算(例えば、足し算または掛け算)及び比較演算の平均数
がわかる。本シミュレーションでは、Nquad=1が使用
されるが、これは、複雑度が一番低い場合である。しか
し、CS98の場合は計算の複雑度が相当である。これ
に反して、AC3の場合は、許容決定のために(数式
1)に示したようなただ一度の演算及び比較が要求され
る。
【0116】次に、図22(b)を参照してセル間の信
号メッセージ数を比較する。CS98において、セルi
の基地局は、呼許容決定のために予約帯域幅を計算する
とき、それに対するシグナリングメッセージを隣接セル
iの基地局へ送信する。そうすると、各隣接セルj(∈
i)の基地局は、予想されるセルiへのハンドオフのた
めに要求される予約帯域幅を計算し、この値をさらにセ
ルiへ通報する。そこで、少なくとも12つのメッセー
ジが1つのセルでの呼許容の決定のために必要である。
これに反して、AC3においてシグナリングメッセージ
は、(i)メッセージincrease_T、(ii)メッセージdecreas
e_T、及び(iii)情報メッセージ*Tを含む。前記情報メッ
セージ*Tは、図8のステップ802及び804で判断す
るために必要なもので、基地局が(i)または(ii)により
Tを増加または減少させるときのみ別途に伝送する必要
である。
【0117】図22(b)を参照すると、各セルへ送信
される分当たりメッセージ数の平均がわかる。CS98
において、シグナリングメッセージの数は、提供された
負荷に従って線形的に増加する。その理由は、提供され
た負荷が増加すればするほど頻繁な許容テストが要求さ
れるからである。しかし、AC3において、シグナリン
グメッセージの数は、提供された負荷にほぼ依存しな
い。全体的に、AC3はかなり低い複雑度を表す。
【0118】前述の如く、本発明の詳細な説明では具体
的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明
の範囲内で様々な変形が可能であるということは勿論で
ある。従って、本発明の範囲は前記実施形態によって限
られてはいけなく、特許請求の範囲とそれに均等なもの
によって定められるべきである。
【0119】
【発明の効果】以上から述べてきたように、本発明は、
チャンネル利用度を最大化させつつ、ハンドオフ断絶確
率を予め指定されたレベル以下に保持するための複雑度
が低い呼許容の制御方法が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の適用される無線ネットワークにおけ
る基地局に対するトポロジー構造を示す図。
【図2】 本発明の実施形態T1に従う新たな呼設定の
要請が発生した場合、前記呼を許容するか否かをテスト
する処理流れ図。
【図3】 本発明の実施形態T1に従うハンドオフの呼
設定の要請が発生した場合、前記呼を許容するか否かを
テストする処理流れ図。
【図4】 本発明の実施形態A1に従う許容しきい値を
調節する適応的な制御方式の処理流れ図。
【図5】 図4に示したような適応的なアルゴリズムA
1に従う許容しきい値の調節動作の一例を示す図。
【図6】 本発明の実施形態T2に従う呼許容テストの
処理流れ図。
【図7】 本発明の実施形態A2に従う許容しきい値を
調節するための適応的な制御方式の処理流れ図。
【図8】 本発明の実施形態A2に従う許容しきい値を
調節するための適応的な制御方式の処理流れ図。
【図9】 本発明の実施形態A1に従う許容しきい値を
調節するための適応的な制御装置の構成を示す図。
【図10】 図9に示したハンドオフ呼許容/断絶決定
部の構成を具体的に示す図。
【図11】 本発明の実施形態2に従う許容しきい値を
調節するための適応的な制御装置の構成を示す図。
【図12】 本発明の実施形態T2に従う呼許容/遮断
決定部の構成を具体的に示す図。
【図13】 本発明で考慮するセル間の不衡平性の問題
を説明するためのもので、ハンドオフ断絶確率の下限値
d(0)とパラメータρの関係を示す図。
【図14】 本発明の実施形態AC1、AC2、及びA
C3に従う性能を評価するために考慮された無線ネット
ワークの構造を示す図。
【図15】 本発明の実施形態AC1、AC2、及びA
C3の夫々に対して、提供された負荷に従う確率Pb
dと利用度との関係を示す図。
【図16】 本発明の実施形態AC1、AC2、及びA
C3の夫々に対して、提供された負荷が3.0であると
きシミュレーションが終わった時点で各セルの状態を示
す図。
【図17】 本発明の実施形態AC2及びAC3の夫々
に対して、セル0での時間に従うしきい値と時間平均P
dとの関係を示す図。
【図18】 本発明の実施形態AC2及びAC3の夫々
に対して、セル0での時間に従う割当帯域幅Ca間の関
係を示す図。
【図19】 従来技術CS98及びOKS98の夫々に
対して、セルに従う確率Pb,Pdとしきい値Tとの関係
を示す図。
【図20】 本発明の実施形態AC3と従来技術CS9
8の夫々に対して、提供された負荷に従う確率Pb,Pd
と利用度との関係を示す図。
【図21】 従来技術CS98に対して、セル0での時
間に従う時間推定ウィンドーTestと予約帯域幅Rとの
関係、及び割当帯域幅Caとの関係を夫々示す図。
【図22】 本発明の実施形態AC3及び従来技術CS
98の夫々に対して、計算の複雑度及びシグナリングメ
ッセージの数を示す図。
【符号の説明】
910……呼許容/断絶決定部 920……ハンドオフ呼カウント部 930……ハンドオフ呼断絶カウント部 940……比較部 950……許容しきい値調節部 960……メッセージ送信部
フロントページの続き (56)参考文献 Daehyoung Hong an d S S Rappaport,Co mments on ”Traffic Model and Perform ance Analysis for Cellular Mobile Ra dio Telephone Syst ems with,IEEE Tran saction on Vehicul ar Technology,米国,I EEE,2000年 9月,Vol.49,P 2037−2039 Mahamoud Naghshin eh and Mischa Schw artz,Distributed C all Admission Cont rol in Mobile/Wire less Networks,IEEE Journal on Select ed Areas in Commun ications,米国,IEEE, 1996年 5月,Vol.14,PP 717 −717 Mahmood M Zonoozi and Prem Dassanay ake,User Mobility Modeling and Chara cterization of Mob ility Patterns,IEE E Journal on Selec ted Areas in Commu nications,米国,IEEE, 1997年 9月,VOL.15,PP1239− 1252 Oliver T W Yu and C M Leung,Adaptiv e Resource Allocat ion for Prioritize d Call Admission o ver an ATM−Based W ireless PCN,IEEE J ournal on Selected Areas in Communic ations,米国,IEEE,1997年 9月,VOl.15,PP 1208−1225 David A Levine an d Ian F Akyildiz, A Resource Estimat ion and Call Admis sion Algorithm for Wireless Multimed ia Networks Using the Shadow,IEEE/AC M Transations on N etworking,米国,IEEE, 1997年 2月,VOL.5,PP1−12 S Choi and K G Sh in,Predictive and adaptive bandwidth reservation for h andoffs in QoS−Sen sitive cellular ne tworks,Proc. ACM S IGCOMM 98,米国,1998年 9 月,PP155−166 S Choi and K G Sh in,Comparison of c onnection admissio n−control schemes in the presence of handoffs in cellu lar networks,Proc. ACM/IEEE Mobicom 98,米国,1998年10月 Carlos Oliveira, Jaime Bae Kim and Tatsuya Suda,An ad aptive Bandwidth R eservation Scheme for High−Speed Mul imedia Wireless Ne tworks,IEEE Journa l on Selected Area s in Communication s,米国,IEEE,1998年 8月,V ol.16,PP858−874 P Ramanathan, K M Sivalingam and P Agrawal,Dynamic Re source Allocation Schems During Hand off for Mobile Mul timedia Wireless N etworks,IEEE Journ al on Selected Are as in Communicatio ns,米国,IEEE,1999年 7月, VOl.17,PP1270−1283 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 4/00 - 7/38

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルからなる無線ネットワークに
    おける移動端末機が、前記複数のセルのうちのいずれか
    一つとの通信のとき、前記セルに隣接したセルに要請さ
    れるハンドオフ呼を許容するか、または断絶するかを決
    定する許容しきい値がサービス品質を保証する目標のハ
    ンドオフ呼の断絶確率を満足するように適応的に調節す
    る方法において、 予め設定された第1区間の間に発生したハンドオフ呼の
    数に対応して断絶されたハンドオフ呼の数をモニタリン
    グする(a)過程と、 前記モニタリング結果に従って前記許容しきい値を調節
    する(b)過程と、 前記第1区間より長いか同じであり、前記第1区間を含
    む第2区間の間前記目標のハンドオフ呼の断絶確率が満
    足するときまで、前記第2区間の値を変更させつつ次の
    第1区間に対して前記(a)過程及び前記(b)過程を反復
    する(c)過程と、を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記モニタリング結果、前記目標のハン
    ドオフ呼の断絶確率が満足しないとき、前記許容しきい
    値を減少させ、前記第2区間値を増加させる請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1区間値及び前記第2区間値が初
    期に同一に設定される請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第2区間値は、前記第1区間値の単
    位で増加する請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 複数のセルからなる無線ネットワークに
    おける移動端末機が、前記複数のセルのうちのいずれか
    一つとの通信のとき、前記セルに隣接したセルに要請さ
    れるハンドオフ呼を許容するか、または断絶するかを決
    定する許容しきい値がサービス品質を保証する目標のハ
    ンドオフ呼の断絶確率を満足するように適応的に調節す
    る装置において、 予め設定された第1区間の間に発生したハンドオフ呼の
    数に対応して断絶されたハンドオフ呼の数をモニタリン
    グするモニタリング部と、 前記モニタリング結果に従って前記モニタリング結果と
    前記目標のハンドオフ呼の断絶確率とを比較する比較部
    と、 前記比較部による比較結果に従って前記許容しきい値を
    調節する調節部とを含み、 前記モニタリング部は、第1区間より長いか同じであ
    り、前記第1区間を含む第2区間の間前記目標のハンド
    オフ呼の断絶確率が満足するときまで、前記第2区間の
    値を変更させつつ次の第1区間に対するモニタリングを
    行い、前記比較部及び前記調節部は、前記モニタリング
    結果に従って該当する動作を遂行することを特徴とする
    装置。
  6. 【請求項6】 前記調節部は、前記比較結果が前記目標
    のハンドオフ呼の断絶確率を満足させないことを示すと
    き、前記許容しきい値を減少させ、前記第2区間の値を
    増加させる請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記第1区間値及び前記第2区間値が初
    期に同一に設定される請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記第2区間値は、前記第1区間値の単
    位で増加する請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 複数のセルからなる無線ネットワークに
    おける移動端末機が、前記複数のセルのうちのいずれか
    一つとの通信のとき、前記セルに隣接したセルに要請さ
    れるハンドオフ呼を許容するか、または断絶するかを決
    定する許容しきい値がサービス品質を保証する目標のハ
    ンドオフ呼の断絶確率を満足するように適応的に調節す
    る方法において、 予め設定された第1区間の間に要請されたハンドオフ呼
    の数及び断絶されたハンドオフ呼の数をモニタリングす
    る(a)過程と、 前記モニタリング結果に従って前記許容しきい値を調節
    する(b)過程と、 前記許容しきい値の調節に対応して前記1つの隣接セル
    に隣接した複数のセルでの許容しきい値を調節するため
    のメッセージを送信する(c)過程と、 前記第1区間より長いか同じであり、前記第1区間を含
    む第2区間の間に目標の呼遮断確率が満足するときま
    で、前記第2区間の値を変更しつつ次の第1区間に対し
    て前記(a)過程乃至前記(c)過程を反復する(d)過程
    と、を含むことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 前記モニタリング結果、前記目標のハ
    ンドオフ呼の断絶確率が満足しないとき、前記許容しき
    い値を減少させ、前記第2区間値を増加させる請求項9
    に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第1区間値及び前記第2区間値が
    初期に同一に設定される請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記第2区間値は、前記第1区間値の
    単位で増加する請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 複数のセルからなる無線ネットワーク
    における移動端末機が、前記複数のセルのうちのいずれ
    か一つとの通信のとき、前記セルに隣接した複数のセル
    のうちのいずれか一つに要請されるハンドオフ呼を許容
    するか、または断絶するかを決定する許容しきい値がサ
    ービス品質を保証する目標のハンドオフ呼の断絶確率を
    満足するように適応的に調節する装置において、 予め設定された第1区間の間要請されたハンドオフ呼の
    数及び断絶されたハンドオフ呼の数をモニタリングする
    モニタリング部と、 前記モニタリング結果と前記目標のハンドオフ呼の断絶
    確率とを比較する比較部と、 前記比較部による比較結果に従って前記許容しきい値を
    調節する調節部と、 前記許容しきい値の調節に対応して前記1つの隣接セル
    に隣接した複数の隣接セルでの許容しきい値を調節する
    ためのメッセージを送信するメッセージ送信部と、を含
    み、 前記モニタリング部は、第1区間より長いか同じあり、
    前記第1区間を含む第2区間の間前記目標の呼遮断確率
    が満足するときまで、前記第2区間の値を変更させつつ
    次の第1区間に対するモニタリングを行い、前記比較
    部、前記調節部、及び前記メッセージ送信部は、前記モ
    ニタリング結果に従って該当する動作を遂行することを
    特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 前記調節部は、前記比較結果が前記目
    標のハンドオフ呼の断絶確率を満足させないことを示す
    とき、前記許容しきい値を減少させ、前記第2区間値を
    増加させる請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記第1区間値及び前記第2区間値が
    初期に同一に設定される請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記第2区間値は、前記第1区間値の
    単位で増加する請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 複数のセルからなる無線ネットワーク
    における移動端末機が、前記複数のセルのうちのいずれ
    か一つとの通信のとき、前記セルに隣接した複数のセル
    のうちのいずれか一つにハンドオフ呼が要請されると
    き、前記要請されたハンドオフ呼の許容を制御する方法
    において、 前記隣接セルへの新たな呼の要請のとき、前記隣接セル
    の割当帯域幅と前記要請された新たな呼のために要求さ
    れる帯域幅との和及び前記隣接セルの許容しきい値を比
    較し、前記要請された新たな呼の許容/遮断を決定する
    (a)過程と、 予め設定された第1区間の間に要請されたハンドオフ呼
    の数及び断絶されたハンドオフ呼の数をモニタリングす
    る(b)過程と、 前記モニタリング結果及びサービス品質を保証する目標
    のハンドオフ呼の断絶確率に従って前記許容しきい値を
    調節する(c)過程と、 前記許容しきい値の調節に対応して前記1つの隣接セル
    に隣接した複数のセルでの許容しきい値を調節するため
    のメッセージを送信する(d)過程と、前記第1区間より
    長いか同じであり、前記第1区間を含む第2区間の間に
    目標 の呼遮断確率が満足するときまで、前記第2区間の値を
    変更しつつ次の第1区間に対して前記(b)過程乃至前記
    (d)過程を反復する(e)過程と、を含むことを特徴とす
    る方法。
  18. 【請求項18】 前記モニタリング結果、前記目標のハ
    ンドオフ呼の断絶確率が満足しないとき、前記許容しき
    い値を減少させ、前記第2区間値を増加させる請求項1
    7に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記第1区間値及び前記第2区間値が
    初期に同一に設定される請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記第2区間値は、前記第1区間値の
    単位で増加する請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記(a)過程において、前記和が前記
    隣接セルの許容しきい値より小さいか同じである場合、
    前記要請された新たな呼の許容を決定する請求項17に
    記載の方法。
  22. 【請求項22】 複数のセルからなる無線ネットワーク
    における移動端末機が、前記複数のセルのうちのいずれ
    か一つとの通信のとき、前記セルに隣接した複数のセル
    のうちのいずれか一つにハンドオフ呼が要請されると
    き、前記要請されたハンドオフ呼の許容を制御する装置
    において、 前記隣接セルへの新たな呼の要請のとき、前記隣接セル
    の割当帯域幅と前記要請された新たな呼のために要求さ
    れる帯域幅との和及び前記隣接セルの許容しきい値を比
    較し、前記要請された新たな呼の許容/遮断を決定する
    ハンドオフ呼許容/遮断決定部と、 予め設定された第1区間の間に要請されたハンドオフ呼
    の数及び断絶されたハンドオフ呼の数をモニタリングす
    るモニタリング部と、 前記モニタリング結果及びサービス品質を保証する目標
    のハンドオフ呼の断絶確率を比較する比較部と、 前記比較部による前記比較結果に従って前記許容しきい
    値を調節する調節部と、 前記許容しきい値の調節に対応して前記1つの隣接セル
    に隣接した複数のセルでの許容しきい値を調節するため
    のメッセージを送信するメッセージ送信部と、を含み、 前記モニタリング部は、第1区間より長いか同じあり、
    前記第1区間を含む第2区間の間目標の呼遮断確率が満
    足するときまで、前記第2区間の値を変更させつつ次の
    第1区間に対するモニタリングを行い、前記比較部、前
    記調節部、及び前記メッセージ送信部は、前記モニタリ
    ング結果に従って該当する動作を遂行することを特徴と
    する装置。
  23. 【請求項23】 前記調節部は、前記比較結果が前記目
    標のハンドオフ呼の断絶確率を満足させないとき、前記
    許容しきい値を減少させ、前記第2区間値を増加させる
    請求項22に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記第1区間値及び前記第2区間値が
    初期に同一に設定される請求項22に記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記第2区間値は、前記第1区間値の
    単位で増加する請求項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記呼許容/遮断決定部は、前記和が
    前記隣接セルの許容しきい値より小さいか同じである場
    合、前記要請された新たな呼の許容を決定する請求項2
    2に記載の装置。
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