JP3478976B2 - 床面艶出機 - Google Patents

床面艶出機

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JP3478976B2
JP3478976B2 JP23034998A JP23034998A JP3478976B2 JP 3478976 B2 JP3478976 B2 JP 3478976B2 JP 23034998 A JP23034998 A JP 23034998A JP 23034998 A JP23034998 A JP 23034998A JP 3478976 B2 JP3478976 B2 JP 3478976B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作ハンドルを押して
走行させながらパッドをモータで高速回転して床面の艶
出しを行う床面艶出機の技術分野で利用されるものであ
って、具体的には、保管時に艶出機全体のスペースを小
さくできるように工夫した床面艶出機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】作業員が操作ハンドルを手で押しながら
機体を走行させて床面の艶出しを行う従来の手押し走行
式床面艶出機には、例えば特開平5−115400号公
報に記載されているように、パッドとモータを取付けた
艶出機の後部に操作ハンドルを立設したものが存在す
る。
【0003】ところが、以上の如く構成した従来の床面
艶出機には、保管時に操作ハンドルが立設状態のまま
出張っており、加えて、大きな径のパッドを作業時と同
様に床面に接地させた状態のまま置く仕組に成ってい
て、広い保管スペースが必要なため、艶出機が大型化す
ればする程邪魔になる。パッドを直接床面に接地させ
た状態のまま保管するため、パッドに対して常にモータ
等の圧力が加わった状態に成って、パッド等が変形する
要因となり、また、湿気等がパッドの内部にこもって不
潔になったり、パッドを痛めたりする。パッドを取付
けたり取外したりする場合に、艶出機の全体を横倒しに
したり、上に持ち上げたりしなくてはならないため、作
業が非常にやりにくい。と云った各種の問題があった。
【0004】そこで本出願人は、先の特願平7−129
788号(特開平8−299238号)の出願に見られ
るように、操作ハンドルを前方向にも傾斜回動できるよ
うに構成することにより、その保管時には、操作ハンド
ルと大きなパッドが邪魔にならないように全体をコンパ
クトな状態にして保管でき、また、この保管時にパッド
を変形させたり湿気で痛めたりしないようにすることが
できると共に、パッドの取付けと取外しを容易に行える
ように工夫した床面艶出機を開発した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の床面艶
出機も、折り畳み時には上記公報の図3に記載されてい
るように操作ハンドルの長さ相当分はどうしても短くす
ることができず、仮りに全体を折畳んでコンパクトに成
ったとしても、尚高さに制限のある倉庫やロッカー等に
入れる場合には、操作ハンドルが邪魔になる場合がある
ため、更なるコンパクト化が要求されていた。
【0006】更に上記従来の床面艶出機には、長い電源
コードを操作ハンドルに設けたフックに巻き付けて取付
けているため、電源コード自体の重さが加わって、艶出
し作業時や移動時等にコードの根本部分から電源コード
が外れ落ちてしまう場合があり、作業上非常に危険であ
った。
【0007】また、床面艶出機はその艶出し運転時にス
プレータンクから光沢回復剤(ワックス液)をパッド側
に供給することにより、床面の艶出しに光沢を与えるよ
うに構成されているが、従来の床面艶出機は予め専用の
スプレータンクを操作ハンドルに装備して使用するもの
であるから、ワックス液の交換や補充に手間取る問題が
あると共に、ワックス液の供給量が多すぎたり少なすぎ
たりして、充分なワックス効果を発揮できない場合もあ
った。
【0008】従って本発明の技術的課題は、床面艶出機
の全体を折畳んで立てかける時に、操作ハンドルを短く
折畳んで全体を更にコンパクト化できるようにすること
である。
【0009】更に本発明の他の技術的課題は、艶出し運
転時や移動時等に、操作ハンドルに巻き付けた電源コー
ドがその重量によって簡単に外れ落ちないようにすると
共に、市販のワックススプレータンク(供給タンク)を
操作ハンドルに交換自在に取付けて使用でき、且つ、そ
の供給量(スプレー量)も手元操作で容易に加減調節し
ながら艶出し運転ができるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0011】操作ハンドルを押して走行させながらパッ
ドをモータで高速回転して床面の艶出しを行う床面艶出
機であって、
【0012】(1) 上記の操作ハンドルを、艶出機の
フレームに対して直立したニュートラル位置にロックで
き、且つ、このロックを外して艶出機の手前方向の任意
の傾斜角度に回動できるように取付ける一方、上記操作
ハンドルの中間部分には、操作ハンドルの全体を真っ直
ぐ伸長した状態と、中間部分から艶出機の前方向に略直
角に折曲げた状態の夫々に切換えてロックできるように
構成したジョイント部を設けること。(請求項1)
【0013】(2) 艶出機の背面側に、艶出機の全体
を床面上に仰向けに立てた状態に支持する補助車輪を設
ける一方、操作ハンドルの下端部に全体が略逆L字状の
二又形状を成すハンドル脚を連設して、これ等ハンドル
脚の各両端部を走行用車輪の車輌に回動自在に軸支せし
めると共に、上記ハンドル脚の上端部分には、上述した
補助車輪と共同して艶出機を床面上に仰向けに立てた状
態に支持することができる自在車を設けること。(請求
項2)
【0014】(3) 艶出機のフレームに、ハンドル脚
に係止して操作ハンドルが直立状態より艶出機の前方向
に倒れないようにする前倒れ防止ストッパーを設ける一
方、上記のフレームに回動自在に取付けた回動レバーに
は、上記ハンドル脚に係合して操作ハンドルを直立した
ニュートラル位置に保持するロックピンを取付け、且
つ、上記のフレームには、上記の回動レバーを回動して
上記のロックピンをハンドル脚から外すことができるフ
ットペダルを設けると共に、上記操作ハンドルの中間部
に設けたジョイント部には、スプリングの弾発力を利用
して操作ハンドルを真っ直ぐ伸長した状態と略直角に折
曲げた状態に夫々切換えてロックすることができる係合
ピンを設け、操作ハンドルの上端部に設けた操作ボック
スには、上記係合ピンのロック状態を夫々手動操作によ
って上記スプリングの弾発力に抗して解除することがで
きる操作レバーを設けること。(請求項3)
【0015】(4) 操作ハンドルの上下に、略L字状
に形成した電源コード巻き付け用の2つのフックを間隔
をあけて取付けると共に、これ等各フックには電源コー
ドを挿通して絡めることができるスリ割りを設けるこ
と。(請求項4)
【0016】(5) 操作ハンドルの上端部側に、挟持
構造の取付装置を用いてワックス液を供給ホースを通し
て艶出機のパッドに供給するスプレータンクを交換自在
に取付ける一方、操作ハンドルの上端部に設けた操作ボ
ツクスには、スプレータンクの噴射レバーを押圧作動し
てワックス液を供給ホース側に供給することができる押
し釦を設けると共に、上記の取付装置には、押し釦によ
る噴射レバーの押圧作動の量を加減調節することができ
る調節部材を設けること。(請求項5)
【0017】 上記(1)で述べた請求項1に係る手
段によれば、艶出し運転に当っては、先ず直立したニュ
ートラル位置にあり、且つ、真っ直ぐ伸長された状態に
ある操作ハンドルを、ロックを外してフレームに対して
手前方向の任意の傾斜角度に回動することにより、高速
回転するパッドを床面に押し当てて艶出しを行いなが
ら、艶出機を走行運転することができ、また、その収納
・保管時には、操作ハンドルを直立したニュートラル位
置にロックした後、これを中間のジョイント部から前方
に折り曲げることにより、収納・保管時に操作ハンドル
の長さを短くして全体をコンパクトに折畳むことができ
るものであって、背の低い収納場所やロッカー等の内部
にも容易に収納することを可能にする。
【0018】 上記(2)で述べた請求項2に係る手
段によれば、ハンドル脚に例えばキヤスターの如き自在
車を設けたから、操作ハンドルをジョイント部の部分で
折り畳んだ状態で艶出機の全体を床面上に仰向けに立て
た状態にすると、上記の自在車と補助車輪とで艶出機を
立てた状態に安定的に支持することができると共に、こ
れ等自在車と補助車輪とによって艶出機を折り畳み状態
のまま自由に移動させることを可能にする。
【0019】 更に上記(2)で述べた手段によれ
ば、操作ハンドルを直立の状態(ニュートラル)から手
前に回動して床面側に対して傾斜させた状態にした時
に、先に自在車が床面に接触して操作ハンドルを傾斜し
た状態のまま支持することができるため、運転中に一時
停止させた場合に、操作ハンドルをその都度直立した状
態に戻す必要を無くして、運転操作を簡便化することが
できると共に、操作ハンドルを手前に倒した状態のまま
艶出機を移動しても、床面に自在車が触れているため、
床面を傷付けることなく安全に移動させることを可能に
する。
【0020】 上記(3)で述べた請求項3に係る手
段によれば、フットペダルを踏むと操作ハンドルのロッ
クを外して自由に手前側に傾斜回動することができると
共に、操作ボックスに設けた操作レバーを操作すると、
操作ハンドルのジョイント部のロックを外して、操作ハ
ンドルをジョイント部の部分で略直角に折り曲げたり、
反対に、この折り曲げ状態のロックを外したりすること
ができるものであって、これ等フットペダルと操作レバ
ーの操作によって、操作ハンドルを運転時の状態にセッ
トしたり、保管・収納時の状態にロックしたりすること
を可能にする。
【0021】 上記(4)で述べた請求項4に係る手
段によれば、操作ハンドルに設けた上下2つのフックの
間に電源コードを巻き付けて装着するに当って、電源コ
ードの艶出機側接続部の近辺をフックのスリ割りに挿通
して絡めることができるため、電源コードがその重量に
よって根端部側から外れ落ちる心配がなく、艶出機の運
転と移動を安全に進めることを可能にする。
【0022】 上記(5)で述べた請求項5に係る手
段によれば、市販のワックス供給タンク(ポンプ)をス
プレータンクとして操作ハンドルに取付けて使用するこ
とができ、また、操作ボックスに設けた押し釦を押すこ
とによって、スプレータンクの噴射レバーを押圧作動し
てワックス液をパッド側に供給することができると共
に、調節部材の調節によって上記噴射レバーの作動量を
調節して、パッドへのワックス液の供給量を自由に加減
調節することを可能にする。
【0023】以上の如くであるから、上記(1)〜
(5)の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る床面艶出機
の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明に
係る床面艶出機の外観を説明した斜視図であって、図
中、符号1で全体的に示したのは艶出機、2は機体1A
内に収めたモータ(図示省略)によって高速回転して床
面の艶出しを行うパッド、1Bはそのパッドカバー、3
は走行用車輪、4は機体1Aの後部に取付けた操作ハン
ドル、5はこの操作ハンドル4の上端部に取付けた操作
ボツクス、6,6は左右の操作グリップを示す。
【0025】また、5A,5Bと5Tは上述した操作ボ
ツクス5に設けた運転レバーと操作レバー、8は機体1
側に設けたハンドル脚7に対して、上記の操作ハンドル
4を角度調節自在に連結するジョイント部、9は後述す
るフックを利用して操作ハンドル4に巻き付ける電源コ
ードで、9Aはその差込みプラグを示し、更に、10は
後述する取付装置を用いて操作ハンドル4に取付けた市
販のワックス供給タンク(スプレータンク)で、ポンプ
レバー10Xを繰返し押圧作動して加圧した後に、操作
ボックス5に設けたスプレー釦20を押すと、加圧され
たワックス液(光沢回復剤)が供給ホース10Pを通し
て上記のパッド2側に供給されて、床面にワックス液を
塗ることができる仕組に成っている。
【0026】図2は操作ハンドル4の回動状態と折畳み
状態を説明した側面図、図3は操作ハンドル4をジョイ
ント部8の部分で折畳んだ収納時の状態を説明した側面
図であって、ジョイント部8は図4の(イ),(ロ)に
示した如く構成されている。
【0027】図4に於いて、4A,4Aは中央に嵌込溝
4Bをあけた状態で一体に接合された左右のジョイント
板、4Tは左右のジョイント板4A,4Aの内部にスラ
イド自在に嵌込んだ係合ピン、4Sはこの係合ピン4T
を常時上記嵌込溝4Bに向けて突出するように弾発する
スプリングであって、上記一体に接合された左右のジョ
イント板4A,4Aの根端部4Dが、上述した操作ハン
ドル4の下端部に固着され、且つ、上述した操作レバー
5Tと上記係合ピン4Tの間がワイヤー4Wで連結され
ていて、図4の(ロ)に示すように操作レバー5Tを上
方に回動操作すると、ワイヤー4Wが係合ピン4Tをス
プリング4Sの弾圧力に抗して引上げ作動するように構
成されている。
【0028】また、図2乃至図4に於いて1Sは機体1
Aのフレーム、3Kは機体1Aの後部に車軸3Xを用い
て取付けた補助車輪、7T,7Tは、上述したハンドル
脚7の下端部に連設した二又の脚片で、これ等左右の脚
片7T,7Tの下端部が図6、図7に示すように走行車
輪3の車軸3Rに前後回動自在に枢着され、更にハンド
ル脚7の上端部には、上面と前面に上述した係合ピン4
Tが係合されるロック穴7Raと7Rb(図5参照)を
凹設した円盤体7′が、ビス7Xを用いて一体に取付け
られている。
【0029】そして以上の如く構成した円盤体7′は、
上述した左右のジョイント板4A,4A間の嵌込溝4B
内に嵌込まれ、且つ、各挿通穴4C及び7Hに接続軸8
Pを挿通することにより、操作ハンドル4をハンドル脚
7に対して前後方向に回動自在に連結すると共に、上述
した係合ピン4Tがスプリング4Sの弾発力によって図
5に示すように円盤体7′の上面に形成したロック穴7
Raに係合している時は、操作ハンドル4を真っ直ぐ起
立させたニュートラル位置に保持し、また、係止ピン4
Tが前面のロック穴7Rbに係合する時は、操作ハンド
ル4を図5の仮想線に示すようにジョイント部8の部分
から略直角(水平)に折り畳んだ状態に保持する仕組に
成っている。
【0030】図6と図7に於いて、13はフレーム1S
に設けた操作ハンドル4の前倒れ防止ストッパー、14
は軸15を用いてフレーム1Sに回動自在に取付けた回
動レバーであって、この回動レバー14の先端部には、
ハンドル脚7の脚片7Tの下端部7Taに係合してハン
ドル脚7の全体を直立したニュートラル位置に保持する
ロックピン14Bが取付けられ、また、後端部には上記
補助車輪3Kの車軸3Xに取付けたフットペダル12の
作動板12Aが軸12Bを用いて回動自在に連結されて
いて、図6のロック状態からフットペダル12を図7の
如く足で踏み込むと、回動レバー14が回動してロック
ピン14Bを脚片7Tの下端部7Taから外して、ハン
ドル脚7に連結した操作ハンドル4の全体を、図2の仮
想線に示す如く艶出機1の後方に自由に傾斜回動できる
ように構成されている。
【0031】尚、図6と図7に於いて12Bは軸14A
を挿通した長孔、7Xaは回動レバー14の回動を制止
するストッパーを示し、更に、図2、図3、図5乃至図
7に於いて、7Rは上記ハンドル脚7の背面部に取付け
たキャスターの如き自在車で、この自在車7Rは操作ハ
ンドル4を後方に倒し過ぎた時に、床面に先に接地して
操作ハンドル4と床面の損傷を防止する一方、図3の如
く艶出機1の全体をコンパクトに折り畳んだ時に、前述
した補助車輪3Kと共同して艶出機1の全体を底面上に
仰向けに立てた状態に、且つ、移動自在な状態に支持す
る機能を備えている。
【0032】また、図2と図3、図5と図8及び図9に
於いて、11,11は操作ハンドル4の外側面に上下に
間隔をあけて取付けたフックであって、略L字状に形成
したこれ等フック11,11の間には、電源コード9を
巻き付けて取付けることができ、また、各フック11に
は図8並びに図9に示すように長手方向にスリ割り11
Aが形成されていて、電源コード9を巻き付ける時に、
その根端部側を図8に示すようにスリ割り11Aに挿通
して絡めることによって、運転時や移動時等に電源コー
ド9の根端部側がその重みによって外れ落ちないように
工夫されている。
【0033】図8と図9に於いて、22はその根端部2
1′を操作ハンドル4の上端部に取付けた取付固定板、
23は取付固定板22の外側面に突設したネジ軸24を
そのガイド長孔23Aに挿通することにより、取付固定
板22に対してその間隔を広狭調節自在に、且つ、上下
スライド自在に取付けた可動挟持板、22Aと23Rは
これ等取付固定板22と可動挟持板23に設けた上下の
押え片、25はネジ軸24の外端部に螺装した締付ダイ
ヤルであって、これ等の各部材によって図10に示した
ような市販のスプレータンク10を交換自在に取付ける
ことができる取付装置21が構成されている。
【0034】以上の如く構成した取付固定板22と可動
挟持板23は、図8に示すように前述したスプレータン
ク10の把手10Hを両者の間に挿通し、次いで、締付
ダイヤル25を締付操作することにより、把手10Hの
左右両側を取付固定板22と可動挟持板23の間で挟持
し、且つ、その上下両面を上述した上下の押え片22A
と23Rで押えることによって、スプレータンク10を
確実に操作ハンドル4に取付けることができ、また、そ
の自在性からサイズが異なる市販のスプレータンク10
であってもこれを自由に取付けて使用できる特徴を備え
ている。
【0035】更に図中、23Tは上記可動挟持板23の
上端部を略L字状に屈曲して形成した調節部材であっ
て、この調節部材23Tはスプレータンク10のワック
ス噴射用噴射レバー10Eの下側部に介在されていて、
締付ダイヤル25の締付によって固定される可動挟持板
23の上下のスライド位置によって、噴射レバー10E
の押圧回動量、即ち、ワックスの噴射量を自由に加減調
節できる仕組に成っている。
【0036】また、20Tは操作ボックス5を上下に挿
通して設けた上記押し釦20の作動杆、20Aはこの作
動杆20Tの下端部に設けた押圧片で、この押圧片20
Aは上記スプレータンク10の噴射レバー10Eの上面
に載置されていて、ポンプレバー10Xを加圧を繰返し
た後、押し釦20を押下すると、噴射レバー10Eが押
されて加圧されたワックス液がその供給口10Aから供
給ホース10Pを通ってパッド2側に供給されるように
構成されている。
【0037】本発明に係る床面艶出機は以上述べた如き
構成であるから、図3に示す収納状態にある艶出機1を
使用状態にセットするには、先ず操作レバー5Tを回動
操作して、係合ピン4Tを円盤体7′の前面のロック穴
7Rbから外しながら操作ハンドル4を図5に示した直
立したニュートラル位置に回動した後、操作レバー5T
から手を離せば、スプリング4Sの弾発力によって係合
ピン4Tが上面のロック穴7Raに係合して、操作ハン
ドル4を伸長状態に保持する。
【0038】次いで、フットペダル12を踏んでロック
ピン14Bをハンドル脚7側から外せば、操作ハンドル
4を図2の仮想線に示す如く機体1Aに対して手前方向
の任意の角度に傾斜させて、パッド2の高速回転による
床面の艶出し作業に進むことができ、また、床面にワッ
クスを塗る時は、スプレータンク10を加圧後、押し釦
20を押せばパッド2に適量のワックス液が供給されて
ワックスを塗ることができることは、前述の通りであ
る。
【0039】上述した艶出し運転を終えた後、艶出機1
の全体を再び図3に示した収納時の状態に折り畳むに
は、先ず操作ハンドル4を直立したニュートラル位置に
戻して、図6に示すようにロックピン14Bと前倒れ防
止ストッパー13でその直立状態を保持せしめた後、操
作レバー5Tを引上げて係合ピン4Tを上面のロック穴
7Raから外しながら、操作ハンドル4をジョイント部
8の部分から図6の仮想線に示すように艶出機1の上面
に沿って前方に略直角に折り曲げ、次いで、上記操作レ
バー5Tの操作を解いてスプリング4Sの弾発力によっ
て係止ピン4Tを前面のロック穴7Rbに係合させれ
ば、操作ハンドル4を図3に示した折り畳み状態に維持
でき、且つ、補助車輪3Kと自在車7Rが艶出機1を床
面上に仰向けに立てた状態に支持することができるた
め、この状態のまま任意の場所に移動することもでき
る。
【0040】尚、図4の(ロ)に於いて、5Sは電源ス
イッチ、5T′は電源プラグ9A用のコンセントを示
す。
【0041】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る床面艶
出機によれば、操作ハンドルを途中のジョイント部から
折り畳むことができるため、艶出機の全体を更に小さく
折り畳んで、収納や保管の省スペース化を可能にすると
共に、運転時や移動同時にフックに巻き付けた電源コー
ドが抜け落ちるようなことがなく、安全に作業を進める
ことができ、更に、ワックス液のスプレータンクも市販
のものを取付けて使用でき、而かも、その噴射量も自由
に加減調節できる特徴を備えるものであって、床面艶出
機として洵に実用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床面艶出機の外観を説明した斜視
図である。
【図2】操作ハンドルの折り畳みと回動の状態を説明し
た側面図である。
【図3】本発明に係る床面艶出機の収納時の状態を説明
した側面図である。
【図4】操作ハンドルのジョイント部の構造を説明した
ものであって、(イ)はその分解正断面図、(ロ)は組
立てた状態の正断面図である。
【図5】操作ハンドルの折り畳み状態を要部を断面にし
て示した側面図である。
【図6】操作ハンドルをニュートラル位置にロックして
いる状態を説明した要部の構成図である。
【図7】フットペダルを踏んで操作ハンドルのロックを
外した状態を説明した要部の構成図である。
【図8】スプレータンクの取付構造と、電源コードを絡
めている状態を説明した斜視図である。
【図9】フックの構造とスプレータンク取付装置の構造
を説明した斜視図である。
【図10】スプレータンクの構造を説明した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 艶出機 1S フレーム 2 パッド 3 走行車輪 3K 補助車輪 4 操作ハンドル 4S スプリング 4T 係合ピン 5 操作ボツクス 5T 操作レバー 7 ハンドル脚 7R 自在車 7′ 円盤体 7Ra 上面のロック穴 7Rb 前面のロック穴 8 ジョイント部 9 電源コード 10 スプレータンク 10P 供給ホース 10H 把手 10E 噴射レバー 11 フック 11A スリ割り 12 フットペダル 14 回動レバー 14B ロックピン 20 押し釦 21 取付装置 23T 調節部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 学 静岡県引佐郡細江町気賀8123番地 アマ ノ株式会社細江事業所内 (72)発明者 林 隆次 静岡県引佐郡細江町気賀8123番地 アマ ノ株式会社細江事業所内 (72)発明者 池谷 典久 静岡県引佐郡細江町気賀8123番地 アマ ノ株式会社細江事業所内 (72)発明者 山岸 勉 静岡県浜松市新都田1−6−2 アマノ 株式会社都田テクノ事業所内 (56)参考文献 特開 平8−299238(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 11/162 A47L 11/164 A47L 11/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ハンドルを押して走行させながらパ
    ッドをモータで高速回転して床面の艶出しを行う床面艶
    出機であって、 上記の操作ハンドルを、艶出機のフレームに対して直立
    したニュートラル位置にロックでき、且つ、このロック
    を外して艶出機の手前方向の任意の傾斜角度に回動でき
    るように取付ける一方、上記操作ハンドルの中間部分に
    は、操作ハンドルの全体を真っ直ぐ伸長した状態と、中
    間部分から艶出機の前方向に略直角に折曲げた状態の夫
    々に切換えてロックできるように構成したジョイント部
    を設けたことを特徴とする床面艶出機。
  2. 【請求項2】 艶出機の背面側に、艶出機の全体を床面
    上に仰向けに立てた状態に支持する補助車輪を設ける一
    方、操作ハンドルの下端部に全体が略逆L字状の二又形
    状を成すハンドル脚を連設して、これ等ハンドル脚の各
    両端部を走行用車輪の車輌に回動自在に軸支せしめると
    共に、上記ハンドル脚の上端部分には、上述した補助車
    輪と共同して艶出機を床面上に仰向けに立てた状態に支
    持することができる自在車を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の床面艶出機。
  3. 【請求項3】 艶出機のフレームに、ハンドル脚に係止
    して操作ハンドルが直立状態より艶出機の前方向に倒れ
    ないようにする前倒れ防止ストッパーを設ける一方、上
    記のフレームに回動自在に取付けた回動レバーには、上
    記ハンドル脚に係合して操作ハンドルを直立したニュー
    トラル位置に保持するロックピンを取付け、且つ、上記
    のフレームには、上記の回動レバーを回動して上記のロ
    ックピンをハンドル脚から外すことができるフットペダ
    ルを設けると共に、上記操作ハンドルの中間部に設けた
    ジョイント部には、スプリングの弾発力を利用して操作
    ハンドルを真っ直ぐ伸長した状態と略直角に折曲げた状
    態に夫々切換えてロックすることができる係合ピンを設
    け、操作ハンドルの上端部に設けた操作ボックスには、
    上記係合ピンのロック状態を夫々手動操作によって上記
    スプリングの弾発力に抗して解除することができる操作
    レバーを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    床面艶出機。
  4. 【請求項4】 操作ハンドルの上下に、略L字状に形成
    した電源コード巻き付け用の2つのフックを間隔をあけ
    て取付けると共に、これ等各フックには電源コードを挿
    通して絡めることができるスリ割りを設けたことを特徴
    とする請求項1記載の床面艶出機。
  5. 【請求項5】 操作ハンドルの上端部側に、挟持構造の
    取付装置を用いてワックス液を供給ホースを通して艶出
    機のパッドに供給するスプレータンクを交換自在に取付
    ける一方、操作ハンドルの上端部に設けた操作ボツクス
    には、スプレータンクの噴射レバーを押圧作動してワッ
    クス液を供給ホース側に供給することができる押し釦を
    設けると共に、上記の取付装置には、押し釦による噴射
    レバーの押圧作動の量を加減調節することができる調節
    部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の床面艶出
    機。
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