JP3478738B2 - 化粧用塗布具およびその製造方法 - Google Patents

化粧用塗布具およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧用塗布具に関す
るものである。特に、部分的に化粧料を塗布するために
用いられる棒状の化粧用塗布具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、しみ、そばかすなどを自然な感じ
でカバーする部分的ファンデーションとしてコンシーラ
ーが使用され、また、まぶたや目尻に陰影をつけて立体
感を出すためにアイシャドーが使用されている。コンシ
ーラーやアイシャドーを塗布するために棒状のプラスチ
ック製芯体に植毛を施した化粧用塗布具が多用されてお
り、この棒状塗布具は化粧料と組合されているものや実
開昭54−125783号公報に開示されているように
塗布具単体のものがある。また、この棒状塗布具のプラ
スチック製芯体の先端は、丸くなっているものや前記公
報に図示されている塗布具のように鋭角になっているも
のなどがある。芯体の先端が丸くなっているものに植毛
した塗布具はスポット的に化粧料を塗布するのに適して
おり、芯体の先端が鋭角になっているものに植毛した塗
布具は斜面と鋭角な縁とを用いてぼかしのメイクアップ
をするのに適している。
【0003】しかしながら、従来このような棒状のプラ
スチック製芯体に植毛を施した化粧用塗布具を製造する
には非常に手間がかかり割高なものとなっている。すな
わち、プラスチックの芯体に植毛を施すには、植毛する
箇所に予め接着剤を塗布して、繊維パイルを静電植毛を
行うが、静電植毛は高圧荷電作業を伴うためその安全性
から静電植毛用の接着剤には溶剤系ではなく水系接着剤
(水に乳化されているエマルジョンタイプ接着剤)が使
用される。一方、植毛に使用する水系接着剤は500c
ps以下の低粘度のものが薄く塗布でき且つ浸漬塗布が
可能であるので好ましいが、一般にプラスチックの成型
品の表面は水を弾く性質があるため、プラスチックの成
型品に500cps以下の低粘度の接着剤を塗布しても
接着剤がはじかれてしまって、成型品の表面に接着剤を
均一に塗布し難いという問題がある。特に、500cp
s以下の低粘度の水系接着剤の液に浸漬することによっ
てプラスチック成型品の表面に接着剤を塗布しようとし
ても、接着剤がはじかれて部分的に溜まって斑付きとな
り、そのために植毛も斑になり、不良品質のものしか得
られない。
【0004】このようなことを避けるためには2000
cps〜10000cpsの高粘度の水系接着剤を使用
すればよいが、このような高粘度の接着剤を使用して浸
漬により塗布すると、接着剤の層が厚くなり過ぎるとい
う問題がある。例えば、芯体の先端が鋭角なものに高粘
度の接着剤を浸漬により塗布すると、接着剤層が厚くな
り過ぎるため、出来上がった植毛製品は鋭角の部分があ
まりなく、所望の形状とは異なった仕上がりとなってし
まう。
【0005】このため、従来の棒状の植毛した化粧用塗
布具においては、2000cps〜10000cpsの
高粘度の水系接着剤を使用するが、接着剤層を薄くする
ためにスプレー法により塗布している。すなわち、プラ
スチックの芯体の表面にを高粘度の水系接着剤を塗布す
る場合、浸漬により行うのではなく、プラスチックの芯
体の1本ずつに接着剤をスプレーすることにより塗布し
ている。このため接着剤のロスが大きく、またスプレー
で1本ずつ塗布するという手間暇がかかり、従って製造
コストが高くとなるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来のこのよ
うな問題を解決して、浸漬によって500cps以下の
低粘度の水系接着剤を成型品の表面に薄く且つ均一に塗
布することができるようにし、それによって棒状体の表
面全体に均一に植毛できるようにし、塗布具としての機
能を損なうことなく、しかも手間も掛からず安価に製造
可能である化粧用塗布具を提供することおよびその製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するするための手段】本発明によれば、化
粧料塗布部が芯体と該芯体の表面を覆う植毛パイルとか
ら構成され、前記芯体はプラスチックまたはエラストマ
ーからなる棒状に射出された成型品であり、該芯体の表
面は0.1μm〜100μmの深さの傷または盛上がり
からなる微細な凹凸が形成されたすりガラス状の粗面で
あることを特徴とする化粧用塗布具により前記目的を達
成する。
【0008】この場合、芯体の表面は滑らかなものでも
よいし、成型により凹凸が形成されていてもよい。
【0009】また、本発明によれば、棒状に射出成型さ
れたプラスチックまたはエラストマーからなる芯体を粒
体状研摩材とともに回転するドラム内で攪拌することに
よって芯体の表面を0.1μm〜100μmの深さの傷
または盛上がりからなる微細な凹凸が形成されたすりガ
ラス状の粗面とし、その後、エマルジョン型接着剤を芯
体のすりガラス状の表面に塗布して、短繊維を該表面上
植毛加工し、該植毛加工した芯体を化粧用塗布具の化
粧料塗布部とすることを特徴とする化粧用塗布具の製造
方法により前記目的を達成する。
【0010】或いは、棒状に射出成型されたプラスチッ
クまたはエラストマーからなる芯体に対して粒体状研摩
材を噴射することによって該芯体の表面を0.1μm〜
100μmの深さの傷または盛上がりからなる微細な凹
凸が形成されたすりガラス状の粗面とし、その後、エマ
ルジョン型接着剤を芯体のすりガラス状の表面に塗布し
て、短繊維を該表面上に植毛加工し、該植毛加工した芯
体を化粧用塗布具の化粧料塗布部とすることを特徴とす
る化粧用塗布具の製造方法により前記目的を達成する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の化粧用塗布具を用
いた化粧品の一例を示すものであり、(a)は化粧品の
全体を示す正面図であり、(b)は本体3から蓋4を開
けた状態を示している。本体3の内部には化粧料が入っ
ており、一方、蓋4には本発明の化粧用塗布具が設けら
れている。この実施例では化粧用塗布具は柄2とこの柄
2の先端に取付けられた塗布部1とからなる。
【0012】図2(a)は本発明における化粧用塗布具
の化粧料塗布部1における芯体11を示す正面図であ
り、図2(b)は図2(a)に示した芯体11の底面図
である。芯体11は棒状に射出成型されたプラスチック
またはエラストマーからなり、塗布部の芯となる部分1
1aと柄2に取付ける取付部11bとを有する。本発明
においては、この芯体11、特に塗布部の芯となる部分
11a、は粗面に仕上げられており、その表面は微細な
凹凸が形成され、すりガラス状となっている。取付部1
1bは図2(b)に示すように上半分は断面が四角形で
あり、下半分11cは断面が円形であり、縦方向にに溝
11dが延びている。
【0013】図3は本発明に係る化粧用塗布具1を示す
正面図であり、柄2の先端に本発明の塗布部1が形成さ
れており、図2に示した芯体11の部分11aには接着
剤を介してパイル12が植毛されている。
【0014】図4は本発明の化粧用塗布具の塗布部にお
ける植毛状態を示す正面図であり、この図に示すように
本発明の塗布具ではパイル12が芯体の塗布部分11a
の全体を均一に覆って植毛されている。
【0015】これに対して図5は従来の芯体、すなわち
成型加工したままのプラスチックの芯体であって芯体の
表面が滑らかであるものに低粘度の水系接着剤を浸漬に
より塗布して静電植毛したものを示している。このよう
に粗面にしていない、滑らかな表面の場合には接着剤が
部分的にしか付着しないため、植毛しても芯体11の部
分が見える状態であり、植毛12が部分的に剥げた状態
となっている。
【0016】本発明における芯体には、例えば、ポリエ
チレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)、ナイロン、ポリウレタン
(PU)、ポリアクロルニトリルブタジエンスチレン
(ABS)、ポリスチレン(PS)、ポリアクリロニト
リルブタジエンゴム(NBR)、ポリスチレンブタジエ
ンゴム(SBR)、ポリエチレンプロピレンゴム(EP
R)、エチレンプロピレンターポリマー(EPT)、ポ
リイソプレン(IR)、シリコンゴム等のプラスチック
またはエラストマーの成型品を使用できる。
【0017】本発明において芯体の表面を微細な凹凸の
ある粗面に仕上げるには、例えば横型の円筒形ドラムの
中に粒体状研摩材とともに塗布具の芯体11を入れ、円
筒ドラムを水平軸を中心として回転させることにより研
磨材と芯体とが擦られて芯体の表面に微細な凹凸傷がつ
き粗面になる。或いは、棒状に成型されたプラスチック
またはエラストマーからなる芯体に対して粒体状研摩材
を噴射することによって芯体の表面を粗面とする。粗面
に仕上げるための時間は、円筒ドラムによる場合は、芯
体および研磨材の投入量によって相違するが、20〜6
0分程度でよい。粗面の微細な凹凸は電子顕微鏡でみる
と0.1μm〜100μm程度の深さの傷または盛上が
りであった。
【0018】粒体状研摩材としては酸化アルミナ、酸化
ジルコニウムやエメリー等の天然または合成の石、或い
は砂を用いればよい。
【0019】このように芯体の表面を微細な凹凸傷を有
するすりガラス状の粗面として仕上げているので、水系
接着剤に対する濡れ性質が向上し、低粘度の水系接着剤
でも均一に塗布することができる。実験によれば、50
0cps以下の粘度の水系接着剤でも浸漬により芯体表
面に均一塗布できる。また、200〜300cpsの粘
度のものがより好ましかった。
【0020】一方、成型用金型に微細な凹凸を施して、
これにより成型した芯体に同様に低粘度の水系接着剤を
浸漬により塗布したが、芯体の表面に微細な凹凸が存在
するにも拘らず接着剤を均一に塗布することができなか
った。本件発明者が思慮するには、成型金型により微細
な凹凸を芯体の表面に形成しても、水系接着剤に対する
界面の性質は凹凸を付けなかった場合と実質的に同じで
あり、本発明のように粗面にした場合とは本質的に界面
の性質が相違するので、水系接着剤の濡れ性質は改善さ
れない。
【0021】そして、成型用金型に微細な凹凸を施し
て、これにより成型した芯体を前述したように円筒形ド
ラムの中に粒体状研摩材とともに入れて回転させると、
芯体の表面が粗面に仕上り、水系接着剤に対する濡れ性
質は改善された。
【0022】本発明における植毛用パイルとしては、ナ
イロン、ポリエステル、ポリブチレンテレフタレート、
レーヨン等の繊維を0.5mm〜1mmに切断した繊維パイ
ルを用いればよい。或は、天然海綿、コットンスポンジ
等の微細粒子を用いることもできる。
【0023】前述したように、芯体の表面を粗面とした
後、水系接着剤を芯体の表面に浸漬により塗布し、そし
て通常の静電植毛機により植毛を行う。この植毛加工し
た芯体を化粧用塗布具の塗布部とする。
【0024】
【実施例】〔実施例1〕芯体として射出成型により直径
2.5mm、長さ15mmの図2に示すような一端が鋭角な
面を有するポリエチレン成型物を用いた。この芯体を回
転可能な300リットルの横型ドラム内に12,000
本と300メッシュの酸化アルミナ合成研磨材10kgと
を入れて、該ドラムを30分回転させた。その後、芯体
を取出してみると、芯体の表面はすりガラス状であり、
顕微鏡でこれを観察すると、芯体の表面全体に0.1μ
m以上の深さの微細な傷(凹凸)が形成されていた(な
お、図6に未処理の芯体の電子顕微鏡写真を示し、図7
に処理後の芯体の電子顕微鏡写真を示した)。また、こ
の芯体の表面に水を滴下したところ、水をはじくことな
く、直ちに表面に広がって均一に濡れるようになった。
【0025】水系接着剤液として下記の配合により、芯
体に接着剤液をディップコーティングにより塗布した。
【0026】 ディクナル#1500[大日本インキ化学工業(株)の製品] 50部 ディクナル#1870[大日本インキ化学工業(株)の製品] 50部 デナーコルEX−614[大日本インキ化学工業(株)の製品] 3部 アンモニア水を添加して粘度を350cpsに調合し
た。
【0027】次いで、この接着剤を塗布した芯体に太さ
1d(デニール)、長さ0.6mmのナイロン植毛パイル
を静電植毛した結果、均一に植毛されパイル立ちが優れ
た鋭角面の縁がシャープなものを得ることができた。こ
れを柄に取り付けて化粧用塗布具とした。
【0028】〔比較例〕実施例1と同じ成型物を芯体に
用いた。この芯体を実施例1のような粗面加工を施すこ
となく、実施例1に使用したものと同じ接着剤液に浸漬
して、ディップコーティングした。しかし、接着剤液は
芯体の表面に馴染まず、はじかれて、芯体の表面上で玉
状になったり、部分的に偏って付着し、均一な厚さに接
着剤液を塗布できなかった。この状態の芯体に実施例1
と同様にナイロンの植毛パイルを静電植毛したところ、
図5に示したようにパイルが植毛されなかった箇所がと
ころどころ生じ、化粧用塗布具の塗布部として使用する
のには不適当であった。
【0029】〔実施例2〕芯体として射出成型により直
径2.5mm、長さ8mmの図2に示すような一端が鋭角な
面を有するポリウレタン成型物を用いた。この芯体を板
上に固定して回しながら、400メッシュの酸化アルミ
ナ合成研磨材を噴射した。その結果、芯体のの表面は粗
面仕上げになり、すりガラス状となった。顕微鏡でこれ
を観察すると、芯体の表面全体に均一に0.1μm以上
の長さの微細な起毛状物(凹凸)が形成されていた。
【0030】水系接着剤液として下記の配合により、芯
体に接着剤液をディップコーティングにより塗布した。
【0031】 ヨドゾールWA−60[鐘淵紡績(株)の製品] 50部 カネビノールYC−35[鐘淵紡績(株)の製品] 1.5部 ポリゾールF−417[昭和高分子(株)の製品] 50部 デコナールEX−614[昭和高分子(株)の製品] 1.5部 アンモニア水を添加して粘度200cpsに調合した。
この接着剤液をディップコーティングにより上記粗面仕
上げした芯体に塗布したところ、極めて均一に塗布でき
た。この接着剤を塗布した芯体に太さ0.8d(デニー
ル)、長さ0.6mmのナイロン植毛パイルを静電植毛し
てコーンシーラー用の塗布部とした。これは均一に植毛
されており、パイル立ちがよく、鋭角面の縁もシャープ
であった。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、プラスチックやエラス
トマーの成型品の表面に微細な凹凸をつけて、すりガラ
ス状の粗面として、表面の水濡れ性を良好にしている。
【0033】従って、低粘度の水系接着剤を浸漬により
プラスチックやエラストマーの芯体の表面に均一に塗布
することができる。しかも、接着剤層を薄くすることが
できるので、均一に植毛されており、パイル立ちがよい
ので、化粧料の塗布が行いやすい。また、芯体の先端が
鋭角となっている場合は、接着剤を塗布してもその鋭角
な状態が保たれたままで植毛されるので、得られた塗布
部は面部分と縁との両方を使用して化粧料を塗布するこ
とができ、アイシャドーなどの細かなテクニックを要す
る塗布に適している。
【0034】本発明によれば、浸漬により接着剤を塗布
できるので、従来のスプレー塗装に比較して、手間も掛
からず、接着剤のロスも極めて少なく、製造コストが安
価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧用塗布具を用いた化粧品の一例を
示すものであり、(a)は化粧品の全体を示す正面図で
あり、(b)は本体3から蓋4を開けた状態を示してい
る。
【図2】図2(a)は本発明における化粧用塗布具の化
粧料塗布部1における芯体11を示す正面図であり、図
2(b)は図2(a)に示した芯体11の底面図であ
る。
【図3】本発明に係る化粧用塗布具1を示す正面図であ
る。
【図4】本発明の化粧用塗布具の塗布部における植毛状
態を示す正面図である。
【図5】従来の芯体に接着剤を浸漬により塗布して静電
植毛したものを示している。
【図6】実施例1に用いる芯体の粗面加工する前の電子
顕微鏡写真である。
【図7】実施例1に用いる芯体の粗面加工した後の電子
顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1 塗布部 2 柄 11 芯体 11a 塗布部の芯となる部分 11b 柄2に取付ける取付部 12 パイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久山 貞迪 大阪府大阪市東淀川区西淡路6丁目3番 41号 中村物産株式会社淡路工場内 (56)参考文献 特開 平1−141032(JP,A) 実開 昭58−100709(JP,U) 実公 昭53−35077(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 34/04 A45D 33/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧料塗布部が芯体と該芯体の表面を覆
    う植毛パイルとから構成され、前記芯体はプラスチック
    またはエラストマーからなる棒状に射出された成型品で
    あり、該芯体の表面は0.1μm〜100μmの深さの
    傷または盛上がりからなる微細な凹凸が形成されたすり
    ガラス状の粗面であることを特徴とする化粧用塗布具。
  2. 【請求項2】 棒状に射出成型されたプラスチックまた
    はエラストマーからなる芯体を粒体状研摩材とともに回
    転するドラム内で攪拌することによって芯体の表面を
    0.1μm〜100μmの深さの傷または盛上がりから
    なる微細な凹凸が形成されたすりガラス状の粗面とし、
    その後、エマルジョン型接着剤を芯体のすりガラス状の
    表面に塗布して、短繊維を該表面上に植毛加工し、該植
    毛加工した芯体を化粧用塗布具の化粧料塗布部とするこ
    とを特徴とする化粧用塗布具の製造方法。
  3. 【請求項3】 棒状に射出成型されたプラスチックまた
    はエラストマーからなる芯体に対して粒体状研摩材を噴
    射することによって該芯体の表面を0.1μm〜100
    μmの深さの傷または盛上がりからなる微細な凹凸が形
    成されたすりガラス状の粗面とし、その後、エマルジョ
    ン型接着剤を芯体のすりガラス状の表面に塗布して、短
    繊維を該表面上に植毛加工し、該植毛加工した芯体を化
    粧用塗布具の化粧料塗布部とすることを特徴とする化粧
    用塗布具の製造方法。
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