JP3477125B2 - パルプモールド成形体の製造装置 - Google Patents

パルプモールド成形体の製造装置

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JP3477125B2 JP31939799A JP31939799A JP3477125B2 JP 3477125 B2 JP3477125 B2 JP 3477125B2 JP 31939799 A JP31939799 A JP 31939799A JP 31939799 A JP31939799 A JP 31939799A JP 3477125 B2 JP3477125 B2 JP 3477125B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルプモールド成
形体の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】パルプ
モールド成形体の製造装置に関する従来の技術として
は、例えば特開平8−232200号公報に記載のもの
が知られている。この公報に記載の装置は、多層構造の
パルプモールド成形体を製造する装置であり、直線上を
往復運動する抄紙型と、該抄紙型の移動経路に沿って配
列された複数の原料槽とを備えている。
【0003】しかし、この製造装置では、1個の抄紙型
によって第1の原料槽から抄紙が開始され、該抄紙型が
順次移動して最後の原料槽で抄紙が完了し、該抄紙型の
外面に形成された成形体が乾燥工程へ受け渡された後、
該抄紙型が第1の原料槽の位置に戻るという往復動作が
繰り返される。従って、抄紙型が最初の位置に復帰する
ための移動時間が必要となり、1回の抄紙工程に長時間
を要し、成形体の生産効率が高いとはいえない。
【0004】また、この製造装置で用いられている抄紙
型並びに乾燥用の外型及び内型では、壁部の立ち上がり
角度が直角ないしそれに近い深底の容器や、口頸部の横
断面形状が胴部の横断面形状よりも小さい容器や、いわ
ゆるアンダーカット部を有する容器を製造することはで
きない。
【0005】従って、本発明は、高い生産効率でパルプ
モールド成形体を製造し得るパルプモールド成形体の製
造装置を提供することを目的とする。また、本発明は、
壁部の立ち上がり角度が直角ないしそれに近い深底の容
器や、口頸部の横断面形状が胴部の横断面形状よりも小
さい容器や、いわゆるアンダーカット部を有する容器を
容易に製造し得るパルプモールド成形体の製造装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、抄紙部を有す
る抄紙用コアユニットと、パルプスラリーが貯留された
液槽を有する抄紙ステーションと、前記抄紙用コアユニ
ットにおける前記抄紙部の外面に形成された含水状態の
成形体を加圧脱水する脱水ステーションと、加圧脱水さ
れた前記成形体を後工程のステーションへ搬出・受け渡
す受け渡しステーションとを具備し、前記抄紙用コアユ
ニットにおける前記抄紙部は、押圧により弾性変形可能
ゴム系材料からなるコアを備えており、前記脱水ステ
ーションは、前記抄紙用コアユニットにおける前記抄紙
部が挿入される凹部を有する脱水用凹型を備え、該脱水
用凹型における該凹部は、前記抄紙用コアユニットにお
ける前記抄紙部の形状よりも大きくなされており、前記
抄紙ステーション、前記脱水ステーション及び前記受け
渡しステーションは、この順に周回軌道上の所定位置に
配置固定されており、前記抄紙用コアユニットが各ステ
ーション間を移動して前記周回軌道を周回するようにな
されているパルプモールド成形体の製造装置を提供する
ことにより前記目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、
本発明のパルプモールド成形体の製造装置の第1の実施
形態を平面視した模式図が示されている。製造装置1
は、成形体の抄紙及び加圧脱水を行う第1エリア2と、
成形体の加熱乾燥を行う第2エリア3とに大別される。
【0008】第1エリア2には、3個の抄紙ステーショ
ン4a,4b,4cが配されている。各抄紙ステーショ
ン4a,4b,4cは、パルプスラリーが貯留された液
槽をそれぞれ有している。各抄紙ステーション4a,4
b,4cにおけるパルプスラリーは、互いに配合組成の
異なるものである。また、第1エリア2には、後述する
抄紙コアユニットにおける抄紙部の外面に形成された含
水状態の成形体を加圧脱水する脱水ステーション5が配
されている。更に、第1エリア2には、脱水ステーショ
ン5において加圧脱水された成形体を後工程である乾燥
ステーションへ搬出・受け渡す受け渡しステーション6
が配されている。そして、抄紙ステーション4a,4
b,4c、脱水ステーション5及び受け渡しステーショ
ン6は、この順に円形の周回軌道7上に等間隔で配置固
定されている。
【0009】更に、第1エリアには、各ステーション間
を間欠的に移動して前記円形の周回軌道を周回するよう
になされている抄紙用コアユニット(図示せず)が配さ
れている。抄紙用コアユニットは、第1エリアに配され
ているステーションの個数(本実施形態においては
個)と同数配されている。
【0010】抄紙用コアユニットは各ステーション上に
位置しており、所定の駆動ユニット(図示せず)によっ
て各ステーション間を水平方向に移動可能になされてい
ると共に各ステーション上において上下方向に移動可能
になされている。
【0011】図2には、抄紙用コアユニットの構造が示
されている。抄紙用コアユニット10は、コア11、コ
ア11の外面を被覆する流体透過性材料12、コア11
の上部の周囲を囲繞するフランジ13、及びコア11の
上面を覆うキャッププレート14を備えている。そし
て、コア11及び流体透過性材料12によって抄紙部1
0aが形成されている。
【0012】コア11は、成形すべき成形体の外形より
もやや小さな外形をしている。但し、図2に示すフラン
ジ13により下部でのコア11の高さは、成形体の高さ
(深さ)よりも大きくなされている。コア11は、押圧
により弾性変形可能な材料から構成されている。そのよ
うな材料の例としては、シリコンゴム、可撓性ラバー、
ウレタンゴム等のゴム系材料が挙げられる。コア11の
上部中央は開口した空間となっており、チャンバー15
を形成している。コア11の外面をなす各側面及び底面
は、網目状の凹凸模様を有している。
【0013】チャンバー15の内面には、チャンバー1
5からコア11の外部へ連通する複数の流体連通孔16
が形成されている。流体連通孔16は、チャンバー15
の内面からコア11の外部へ向けて放射状に形成されて
いる。流体連通孔16は、コア11の外面において開口
しており、該開口は該外面において1cm2 当たり1〜
4個、特に1〜2個形成されていることが、後述するパ
ルプ層の脱水効率の点、及びコア11が弾性変形してパ
ルプ層を押圧する場合にコア11の強度が十分に保たれ
る点から好ましい。また、流体連通孔16は、コア11
が押圧によって弾性変形しても流体の通過が妨げられな
い程度の大きさの断面を有している。
【0014】流体透過性材料12は、コア11の外面を
なす各側面及び底面を、その表面形状に沿って密着被覆
している。前述の通りコア11の外面は網目状の凹凸模
様となっていることから、流体透過性材料12がコア1
1の外面を密着被覆した状態下においても、流体透過性
材料12とコア11の外面との間には所定の空間が存在
している。
【0015】流体透過性材料12は、コア11の弾性変
形に追従して変形し得る伸縮可能な材料から形成されて
いる。また、流体透過性材料12は、その厚み方向に亘
って流体の流通路を形成し得るものである。流体透過性
材料12は、パルプ層を形成する際の抄紙ネットとして
機能する。従って流体透過性材料12は、パルプスラリ
ー中の水分は通過させるがパルプ繊維は通過させない程
度の網目を有する。この網目の大きさは10〜80メッ
シュ、特に30〜50メッシュであることが、パルプ層
の成形性及びパルプ繊維の目詰まり防止の点から好まし
い。また、流体透過性材料12は、これをコア11の外
面に密着被覆させた状態での平均開孔面積率が10〜8
0%、特に20〜40%であることが吸水性、通気性及
び強度の点から好ましい。
【0016】フランジ13は、コア11の上部の周囲を
囲繞しており、平面視して矩形状の外形をなしている。
フランジ13は所定手段によってコア11に固定されて
いる。キャッププレート14は、平面視して矩形状をし
ており、フランジ13と同じ外形をしている。フランジ
13とキャッププレート14とは、ネジ止めによって互
いに固定されている。
【0017】キャッププレート14には、チャンバー1
5と抄紙用コアユニット10の外部とを連通する連通路
17が形成されている。連通路17は、キャッププレー
ト14の側面及びキャッププレート14の下面略中央部
において開口している。キャッププレート14の側面に
ける開口部には、吸引パイプ18が螺着されている。吸
引パイプ18は、一端が吸引手段(図示せず)に接続さ
れている吸引ホース19の他端に接続されている。抄紙
用コアユニット10が組み立てられた状態においては、
吸引パイプ18、連通路17、チャンバー15、流体流
通孔16、及び流体透過性材料12が連通して、抄紙用
コアユニット10の外部より内部へ連通する連通路が形
成される。
【0018】図3には、脱水ステーション5の斜視図が
示されている。脱水ステーション5は、水平方向に進退
自在なスライドプレート20、スライドプレート20上
に載置された脱水用凹型21、スライドプレート20を
跨ぐように立設された2本の枠体22,22、2本の枠
体22,22を連結する横架部材23,枠体22に沿っ
て昇降するプレス板24、該プレス板24を昇降させる
昇降ハンドル25を有している。
【0019】昇降ハンドル25の回転軸25aの周面に
は送りネジが形成されている。プレス板24は、回転軸
25aの先端で支持されている。そして、昇降ハンドル
25を回転させることでプレス板24が昇降する。
【0020】脱水用凹型21は、抄紙用コアユニット1
0における抄紙部10aが挿入される凹部26を有して
いる。凹部26は、抄紙用コアユニット10における抄
紙部10aの形状よりも大きくなされている。凹部26
の内面には開口した吸引孔27が多数形成されている。
この吸引孔27は脱水用凹型21に接続された吸引ホー
ス28に連通している。吸引ホース28は、吸引ポンプ
等の吸引手段(図示せず)に接続されている。
【0021】また、図示していないが、脱水用凹型21
においては、伸縮自在なシートが凹部26の周縁部で所
定手段によって固定されて凹部26の上面を覆ってい
る。固定箇所は、前記周縁部の全域でもよく、或いは周
前記縁部における相対向する2箇所又はそれ以上の箇所
でもよい。前記シートは、所定の伸縮性を有していれ
ば、その構成材料に特に制限は無い。例えば、前記シー
トとして、流体透過性の観点から編物、織布、不織布等
を用いることができ、特に十分な伸縮性を有する点か
ら、編物を用いることが好ましい。
【0022】前記シートの伸縮性の程度は、10%又は
20%伸張応力の値が500〜5000Pa、特に50
0〜1000Paであることが、脱水用凹型21の凹部
26内への挿入時に成形体60が損傷を受けないこと、
及び脱水用凹型21の凹部26からの取り出し時に成形
体60が該凹部26から離型し易いことから好ましい。
【0023】図3に示す状態は、スライドプレート20
が前進した位置にある状態を示す。この場合、前進と
は、スライドプレート20が円形の周回軌道7(図1参
照)の中心方向と逆方向に移動することをいう。この状
態下に、抄紙部10aの外面に含水状態の成形体60が
形成された抄紙用コアユニット10が降下して、脱水用
凹型21の凹部26に、抄紙用コアユニット10におけ
る抄紙部10aが挿入される。
【0024】抄紙部10aの凹部26への挿入後、スラ
イドプレート20が後退位置まで後退する。後退位置
は、抄紙用コアユニット10が、プレス板24の直下に
来る位置である。スライドプレート20は進退自在にな
されていると共に昇降自在になされており、この後退位
置においてスライドプレート20は上昇する。その結
果、抄紙用コアユニット10はプレス板24と脱水用凹
型21とに挟圧され、含水状態の成形体が加圧脱水され
る。尚、スライドプレート20の昇降の程度(即ちスラ
イドプレート20のストローク量)は、プレス板24の
位置によって決定される。
【0025】成形体の加圧脱水後、スライドプレート2
0が降下し、抄紙用コアユニット10の挟圧状態が解除
される。次いで、スライドプレート20が前進位置まで
前進し、該位置において脱水用凹型21から抄紙用コア
ユニット10が取り出される。取り出された抄紙用コア
ユニット10は、受け渡しステーション6に送られる。
【0026】受け渡しステーション6においては、加圧
脱水後の抄紙用コアユニット10が搬出されて、該抄紙
用コアユニット10における抄紙部10aの外面に形成
された成形体が、第2エリアに配されている乾燥ステー
ションに受け渡される。この詳細については後述する。
【0027】次に、図1に戻り、製造装置1における第
2エリア3について説明する。第2エリア3は、第1エ
リア2における受け渡しステーション6から搬出された
含水状態の成形体を受け取り且つ該成形体を加熱乾燥さ
せる複数の乾燥ステーション30及び乾燥された成形体
の搬出ステーション50を具備している。各乾燥ステー
ション30は、長円形の軌跡を描く第2の周回軌道31
上に所定間隔を置いて配置されていると共に第2の周回
軌道31上を所定速度で周回するようになされている。
【0028】図4には、乾燥ステーション30の斜視図
が示されている。乾燥ステーション30の構造は、先に
説明した第1エリア2における脱水ステーション5の構
造と類似している。両者が大きく異なる点は、脱水ステ
ーション5は固定されているのに対して、乾燥ステーシ
ョン30は周回軌道31上を周回する点、及び乾燥ステ
ーション30におけるプレス板の下面に乾燥用凸型が配
されている点である。以下、乾燥ステーション30の詳
細について説明する。
【0029】乾燥ステーション30は、水平方向に進退
自在なスライドプレート32、スライドプレート32上
に載置された乾燥用凹型33、スライドプレート32を
跨ぐように立設された2本の枠体34,34、2本の枠
体34,34を連結する横架部材35,枠体34に沿っ
て昇降するプレス板36、該プレス板36を昇降させる
昇降ハンドル37を有している。昇降ハンドル37及び
プレス板36の構造及び動作は、脱水ステーション5に
おける昇降ハンドル25及びプレス板24のそれと同様
である。
【0030】プレス板36の下面には、乾燥用凸型38
が配されている。乾燥用凸型38は、スライドプレート
32上に載置された乾燥用凹型33の凹部39に挿入さ
れる。
【0031】乾燥用凸型38の形状及び構造は、第1エ
リア2における抄紙用コアユニット10と同様である。
また、乾燥用凹型33の形状及び構造は、第1エリア2
における脱水用凹型と同様である。詳細には、乾燥用凹
型33は、乾燥用凸型38が挿入される凹部39を有し
ている。凹部39は、乾燥用凸型38における挿入部3
8a(抄紙用コアユニット10における抄紙部10aに
相当する部分)の形状よりも大きくなされている。凹部
39の周縁部には開口した貫通孔40が多数形成されて
いる。この貫通孔40は脱水用凹型33に接続されたホ
ース41に連通している。ホース41は、圧縮空気源
(図示せず)に接続されている。また、乾燥用凹型33
には電熱ヒータ等の加熱手段(図示せず)が備えられて
いる。
【0032】図4に示す状態は、第1エリア2における
受け渡しステーション6に対向する位置にある乾燥ステ
ーション30のスライドプレート32が、前進した位置
にある状態を示す。この場合、前進とは、スライドプレ
ート32が周回軌道31(図1参照)の外方に向かって
移動することをいう。この前進した位置は、受け渡しス
テーション6の位置と一致する。即ち、乾燥ステーショ
ン30のスライドプレート32が前進して、スライドプ
レート32上の乾燥用凹型33が受け渡しステーション
6の位置に来る。この状態下に、抄紙部10aの外面に
含水状態の成形体60が形成された抄紙用コアユニット
10が降下して、乾燥用凹型33の凹部39に抄紙用コ
アユニット10の抄紙部10aが挿入される。次いで、
抄紙用コアユニット10に取り付けられた吸引ホース1
9を通じて、外部から抄紙用コアユニット10内に空気
を吹き込む。吹き込まれた空気は抄紙用コアユニット1
0の抄紙部10a外面から吹き出す。その結果、抄紙部
10aの外面に形成されている成形体60が抄紙部10
aから脱型され、成形体60が乾燥用凹型33の凹部3
9内に装填される。成形体60の装填後、抄紙用コアユ
ニット10が上昇し、所定位置まで待避する。このよう
にして、第1エリア2から第2エリア3への成形体60
の受け渡しが完了する。
【0033】成形体60の受け渡し完了後、スライドプ
レート32が後退位置まで後退する。後退位置は、乾燥
用凹型33の凹部39が乾燥用凸型38の直下に来る位
置である。スライドプレート32は進退自在になされて
いると共に昇降自在になされており、この後退位置にお
いてスライドプレート32は上昇する。その結果、成形
体60は乾燥用凸型38と乾燥用凹型33とに挟圧され
る。乾燥用凹型33は予め所定温度に加熱されているの
で、前記挟圧によって含水状態の成形体60が加熱乾燥
される。尚、スライドプレート32の昇降の程度(即ち
スライドプレート32のストローク量)は、第1エリア
2における脱水ステーション5と同様に、プレス板36
の位置によって決定される。
【0034】成形体60の挟圧状態を保ちつつ、乾燥ス
テーション30は周回軌道31上を所定速度で間欠的に
周回する。
【0035】乾燥ステーション30が、搬出ステーショ
ン50に対向する位置に来ると(図1参照)、スライド
プレート32が降下し、成形体60の挟圧状態が解除さ
れる。次いで、スライドプレート32が前進して、スラ
イドプレート32上の乾燥用凹型33が搬出ステーショ
ン50上に位置する。この位置において、乾燥した成形
体60が、所定の吸引把持手段によって乾燥用凹型33
から取り出される。取り出された成形体60は、搬出ス
テーション50に併設された搬出ベルト(図示せず)に
載せられて搬出される。以後、この動作が各乾燥ステー
ション30において繰り返し行われ、第1エリア2から
受け渡された含水状態の成形体が次々と乾燥され搬出さ
れる。
【0036】次に、本実施形態の製造装置1を用いたパ
ルプモールド成形体の製造方法を、図5を参照しながら
説明する。先ず、図5(a)に示すように、抄紙ステー
ション4aにおいて、第1のパルプスラリーが貯留され
た液槽4a’中に、抄紙用コアユニット10の抄紙部1
0aが浸漬される。この状態下に、吸引ホース19に接
続された吸引ポンプ等の吸引手段(図示せず)を動作さ
せ、抄紙用コアユニット10をその外部から内部へ向け
て吸引する。その結果、抄紙部10a表面に、パルプ繊
維が堆積されてなる含水状態の成形体60が形成され
る。この場合、抄紙ステーション4a以外のステーショ
ン、即ち、抄紙ステーション4b,4c、脱水ステーシ
ョン5及び受け渡しステーション6に位置している抄紙
用コアユニット10においては、それぞれ当該ステーシ
ョンにおいて所定の操作が行われている。
【0037】抄紙部10aにおけるコア11(図2参
照)が弾性変形可能な材料から構成されていることは前
述の通りであるが、これに加えてコア11は、前記吸引
によって変形しない程度の剛性を有していることが好ま
しい。
【0038】所定の厚みの成形体60が形成されたら、
図5(b)に示すように抄紙用コアユニット10をパル
プスラリー中から引き上げ第1回目の抄紙が完了する。
この操作が抄紙ステーション4b,4cにおいても行わ
れ、最終的に3層構造の成形体が形成される。
【0039】次いで、抄紙用コアユニット10は、図5
(c)〜(e)に示すように、脱水ステーション5にお
いて加圧脱水される。詳細には、図5(c)に示すよう
に、抄紙用コアユニット10における抄紙部10aが、
脱水用凹型21の凹部26内に挿入される。
【0040】抄紙部10aは、図5(c)に示すよう
に、脱水用凹型21の凹部26を覆うように配された伸
縮自在なシート4を伸張変形させながら凹部26内に
挿入される。前述の通り、抄紙用コアユニット10にお
けるコア11の高さは成形体の高さ(深さ)よりも大き
くなされているので、抄紙部10aを更に凹部26内に
押し込むと、成形体60の底部が、凹部26の底部と最
初に当接する。次いで図5(d)に示すように、抄紙部
10aを更に押し込み押圧する。この押圧により、抄紙
部10aにおけるコア11(図2参照)は、脱水用凹型
21の凹部26の形状に追随するように押圧変形して膨
張し、凹部26の空間を完全に埋める。その結果、抄紙
部10aの表面に形成された成形体60が更に加圧脱水
され、且つ成形体60に凹部26の内面形状が転写され
る。
【0041】抄紙用コアユニット10の押圧状態を保ち
つつ、脱水用凹型21に接続された吸引ホース28を吸
引する。この吸引によって成形体60に含まれている水
が排出される。
【0042】抄紙用コアユニット10の前記押圧状態を
所定時間保ち成形体60を所定の含水率まで加圧脱水す
る。次いで、図5(e)に示すように、抄紙用コアユニ
ット10の押圧を停止する。これにより抄紙用コアユニ
ット10のコア11は押圧前の形状に復帰して、成形体
60は抄紙部10aの側面から離型する。更に抄紙用コ
アユニット10の吸引ホース19を通じて、抄紙用コア
ユニット10をその外面から内部へ向けて吸引して、抄
紙部10aの底面に成形体60を吸着させた状態下に抄
紙用コアユニット10を引き上げる。抄紙用コアユニッ
ト10の引き上げに伴って、伸張していたシート4
収縮し、成形体60が凹部26から自発的に離型して、
脱水用凹型21から容易に取り出される。
【0043】この方法によれば、壁部の立ち上がり角度
が直角ないしそれに近い深底の容器や、口頸部の横断面
形状が胴部の横断面形状よりも小さい容器や、いわゆる
アンダーカット部を有する容器を容易に製造することが
できる。
【0044】このように、本実施形態の製造装置におい
ては、第1エリアにおけるステーションの個数(抄紙ス
テーション、脱水ステーション及び受け渡しステーショ
ンの合計の個数)と、抄紙用コアユニットの個数とが同
数なので、各ステーションにおいて同時にそれぞれの操
作が行われる。従って、製造サイクルを極めて短縮でき
る。しかも、抄紙用コアユニットは周回軌道上を周回す
るので、抄紙用コアユニットが往復運動をする場合に比
して移動時間の損失が少なく、これによっても製造サイ
クルを短縮できる。
【0045】次いで、抄紙用コアユニット10は受け渡
しステーションに移動し、図5(f)に示すように、成
形体60が搬出されて第2エリアの乾燥ステーションに
受け渡される。
【0046】詳細には、図5(f)に示すように、成形
体60が吸着された状態の抄紙用コアユニット10が受
け渡しステーションの位置に移動する。受け渡しステー
ションの位置には、乾燥ステーションの乾燥用凹型33
が待機している(図4参照)。乾燥用凹型33は予め所
定温度に加熱されている。次いで抄紙用コアユニット1
0が降下して、成形体60が待機中の乾燥用凹型33に
おける凹部39内に装填される。成形体60の装填後、
抄紙用コアユニット10による成形体60の吸着を停止
し成形体の吸着状態を解除する。次いで抄紙用コアユニ
ット10を引き上げて第1エリアから第2エリアへの成
形体60の受け渡しが完了する。
【0047】次いで、図5(g)及び(h)に示すよう
に、第2エリアの乾燥ステーション30において成形体
60が加熱乾燥される。詳細には、乾燥ステーション3
0の乾燥用凹型33内への成形体60の受け渡しの完了
後、乾燥ステーション30のスライドプレートが後退位
置まで後退し、図5(g)に示すように、該後退位置に
おいて乾燥用凹型33が上昇し、乾燥ステーション30
に備えられている乾燥用凸型38が、乾燥用凹型33の
凹部39内に装填されている成形体60内に挿入され
る。更に乾燥用凹型33が上昇して、図5(h)に示す
ように、成形体60は乾燥用凸型38と乾燥用凹型33
とに挟圧される。この場合、第1エリアの脱水ステーシ
ョンと同様に、乾燥用凸型38の挿入部38aが乾燥用
凹型33の凹部39の形状に追随するように押圧変形し
て膨張し、凹部39の空間を完全に埋める。
【0048】この挟圧状態下に成形体60が加熱乾燥さ
れる。このとき、乾燥用凸型38に接続された吸引ホー
ス42を通じて、加熱により発生した水蒸気を吸引し、
乾燥用凸型38外へ排出する。その後、前述したよう
に、成形体60の挟圧状態を保ちつつ、乾燥ステーショ
ン30が周回軌道31(図1参照)上を所定速度で間欠
的に周回する。
【0049】乾燥ステーション30が搬出ステーション
50に対向する位置に移動すると、図5(i)に示すよ
うに乾燥用凹型33が降下し、成形体60の挟圧状態が
解除される。次いで、前述の通り、乾燥ステーション3
0のスライドプレート32が前進位置まで前進する。該
位置において、図5(j)に示すように、乾燥用凹型3
3に接続されたホース41を通じて、乾燥用凹型33の
凹部39の周縁部に設けられた貫通孔40から空気を吹
き出させる。これによって、凹部39内に装填されてい
る成形体60が該凹部39内から容易に脱型される。引
き続き、脱型された成形体が所定の吸引把持手段によっ
て凹部39内から取り出される。
【0050】次に、本発明の第2の実施形態について図
6を参照しながら説明する。尚、第2の実施形態につい
ては第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し同じ
点については特に説明しないが第1の実施形態に関し詳
述した説明が適宜適用される。また、図6において図1
と同じ部材には同じ符号を付してある。
【0051】図6に示す第2の実施形態の製造装置1
は、第1の実施形態の製造装置と同様に第1エリア2と
第2エリア3とに大別される。本実施形態の製造装置1
における第1エリア2は、第1の実施形態の製造装置に
おける第1エリアと全く同様である。
【0052】本実施形態の製造装置1における第2エリ
ア3は、第1エリアの受け渡しステーション6から搬出
された含水状態の成形体を受け取る受け取りステーショ
ン60と、受け取りステーション60から搬出された成
形体を加熱乾燥させる複数の乾燥ステーション30を具
備している。
【0053】受け取りステーション60は、第1エリア
の受け渡しステーション6と終端部61との間に設けら
れた直線状のガイドレール62に沿って往復自在に移動
するようになされている。受け取りステーション60
は、第1エリアの受け渡しステーション6から受け取っ
た成形体を吸引保持し、所定の乾燥ステーション30へ
受け渡すものである。
【0054】乾燥ステーション30は、受け取りステー
ションの移動経路、即ちガイドレール62に沿って所定
間隔を置いて配置固定されている。本実施形態において
は、図6に示すようにガイドレール62の両側にそれぞ
れ5個ずつ、計10個配されている。
【0055】乾燥ステーション30の構造は、第1の実
施形態における乾燥ステーションの構造と同様である。
両者が異なる点は、(1)第1の実施形態における乾燥
ステーションでは、スライドプレートが前進位置及び後
退位置の2箇所の位置にあるときに所定の操作が行われ
るのに対して、本実施形態の乾燥ステーション30で
は、前進位置、中間位置及び後退位置の3箇所に位置に
あるとき所定の操作が行われる点、並びに(2)第1の
実施形態の乾燥ステーションは周回移動するのに対し
て、本実施形態の乾燥ステーション30は固定されてい
る点である。
【0056】詳細には、本実施形態の乾燥ステーション
30は、第1の実施形態における乾燥ステーションと同
様に、水平方向に進退自在で且つ昇降自在なスライドプ
レートと、該スライドプレート上に載置された乾燥用凹
型と、該乾燥用凹型の凹部に挿入される乾燥用凸型とを
有している。
【0057】前記スライドプレートが前進した位置、即
ち図6における30aの位置において、受け取りステー
ション60から搬出された成形体が乾燥用凹型内に受け
渡される。この場合、10個ある乾燥ステーション30
のうちの9個までには既に成形体が装填されていて、各
成形体の加熱乾燥が行われており、1個の乾燥ステーシ
ョン30の乾燥用凹型のみが空いた状態となっている。
そして、その空いた乾燥用凹型内に成形体が装填され
る。
【0058】成形体が装填されると、スライドプレート
が所定距離まで後退し、当該位置、即ち前記中間位置
(図6における30bの位置)において、スライドプレ
ートが上昇し、乾燥用凹型と乾燥用凸型とによって、乾
燥用凹型内に装填されている成形体が挟圧されて加熱乾
燥される。
【0059】成形体の乾燥が完了したら、スライドプレ
ートが降下し、成形体の挟圧状態が解除される。次い
で、スライドプレートが更に後退し、当該位置、即ち前
記後退位置(図6における30cの位置)において、乾
燥された成形体が所定の吸引把持手段によって乾燥用凹
型から取り出される。取り出された成形体60は、前記
後退位置30cに併設された搬出ベルト63に載せられ
て搬出される。以上の動作が、各乾燥ステーション30
において行われ、第1エリア2から受け渡された含水状
態の成形体が次々と乾燥され搬出される。
【0060】本発明は前記実施形態に制限されない。例
えば第1及び第2の実施形態における第1エリアの周回
軌道は円形以外の形でもよい。第1の実施形態における
第2エリアの周回軌道31についても同様に長円形以外
の形でもよい。
【0061】また、第1及び第2の実施形態における第
1エリアの抄紙ステーションの個数は、製造すべき成形
体の層構造の数に応じて適宜増減できる。
【0062】また、第1及び第2の実施形態における第
1エリアのステーションの個数と抄紙用コアユニットの
個数とは同数でなくてもよく、抄紙用コアユニットの個
数の方がステーションの個数よりも少なくてもよい。
【0063】また、第2の実施形態の第2エリアにおけ
る乾燥ステーション30においては、スライドプレート
の前進位置30aを、受け取りステーション60のガイ
ドレール62上にしてもよい。
【0064】
【発明の効果】本発明のパルプモールド成形体の製造装
置によれば、高い生産効率でパルプモールド成形体を製
造できる。また本発明のパルプモールド成形体の製造装
置によれば、壁部の立ち上がり角度が直角ないしそれに
近い深底の容器や、口頸部の横断面形状が胴部の横断面
形状よりも小さい容器や、いわゆるアンダーカット部を
有する容器を容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパルプモールド成形体の製造装置の第
1の実施形態を平面視して示す模式図である。
【図2】抄紙用コアユニットの構造を示す縦断面図であ
る。
【図3】脱水ステーションを示す斜視図である。
【図4】乾燥ステーションを示す斜視図である。
【図5】図1に示す製造装置を用いたパルプモールド成
形体の製造方法を模式的に示す工程図である。
【図6】本発明のパルプモールド成形体の製造装置の第
2の実施形態を平面視して示す模式図(図1相当図)で
ある。
【符号の説明】
1 製造装置 2 第1エリア 3 第2エリア 4a,4b,4c 抄紙ステーション 5 脱水ステーション 6 受け渡しステーション 30 乾燥ステーション 50 搬出ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−116212(JP,A) 特開 平8−226099(JP,A) 特開 平4−327291(JP,A) 特公 昭39−8157(JP,B1) 特公 昭38−17053(JP,B1) 特公 昭39−8260(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21J 1/00 - 7/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄紙部を有する抄紙用コアユニットと、
    パルプスラリーが貯留された液槽を有する抄紙ステーシ
    ョンと、前記抄紙用コアユニットにおける前記抄紙部の
    外面に形成された含水状態の成形体を加圧脱水する脱水
    ステーションと、加圧脱水された前記成形体を後工程の
    ステーションへ搬出・受け渡す受け渡しステーションと
    を具備し、 前記抄紙用コアユニットにおける前記抄紙部は、押圧に
    より弾性変形可能なゴム系材料からなるコアを備えてお
    り、 前記脱水ステーションは、前記抄紙用コアユニットにお
    ける前記抄紙部が挿入される凹部を有する脱水用凹型を
    備え、該脱水用凹型における該凹部は、前記抄紙用コア
    ユニットにおける前記抄紙部の形状よりも大きくなされ
    ており、 前記抄紙ステーション、前記脱水ステーション及び前記
    受け渡しステーションは、この順に周回軌道上の所定位
    置に配置固定されており、前記抄紙用コアユニットが各
    ステーション間を移動して前記周回軌道を周回するよう
    になされているパルプモールド成形体の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記受け渡しステーションから搬出され
    た含水状態の前記成形体を受け取り且つ該成形体を加熱
    乾燥させる複数の乾燥ステーションを更に具備し、 前記各乾燥ステーションは、第2の周回軌道上に所定間
    隔を置いて配置されていると共に該第2の周回軌道上を
    所定速度で周回するようになされている請求項1記載の
    パルプモールド成形体の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記乾燥ステーションは、水平方向に進
    退自在なスライドプレートと、該スライドプレート上に
    載置された乾燥用凹型と、該乾燥用凹型の凹部に挿入さ
    れる乾燥用凸型とを有し、 前記スライドプレートが前進した位置において、前記受
    け渡しステーションから搬出された前記成形体が前記乾
    燥用凹型内に受け渡され、また、前記スライドプレート
    が後退した位置において、前記乾燥用凹型と前記乾燥用
    凸型とによって前記成形体が挟圧されて加熱乾燥される
    ようになされている請求項2記載のパルプモールド成形
    体の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記受け渡しステーションから搬出され
    た含水状態の前記成形体を受け取る受け取りステーショ
    ンと、該受け取りステーションから搬出された前記成形
    体を加熱乾燥させる複数の乾燥ステーションを更に具備
    し、 前記受け取りステーションは、前記受け渡しステーショ
    ンと、該受け渡しステーションに隣接して設けられたガ
    イドレールの終端部との間を、該ガイドレールに沿って
    往復自在に移動するようになされており、 前記各乾燥ステーションは、前記受け取りステーション
    の移動経路に沿って所定間隔を置いて配置固定されてい
    る請求項1記載のパルプモールド成形体の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記乾燥ステーションは、水平方向に進
    退自在なスライドプレートと、該スライドプレート上に
    載置された乾燥用凹型と、該乾燥用凹型の凹部に挿入さ
    れる乾燥用凸型とを有し、 前記スライドプレートが前進した位置において、前記受
    け取りステーションから搬出された前記成形体が前記乾
    燥用凹型内に受け渡され、また、前記スライドプレート
    が所定距離まで後退した位置において、前記乾燥用凹型
    と前記乾燥用凸型とによって前記成形体が挟圧されて加
    熱乾燥され、更に前記スライドプレートが更に後退した
    位置において、乾燥された前記成形体が前記乾燥用凹型
    から取り出されて製品搬出ラインに搬出されるようにな
    されている請求項4記載のパルプモールド成形体の製造
    装置。
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