JP3476346B2 - モータの自動平衡装置 - Google Patents

モータの自動平衡装置

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JP3476346B2
JP3476346B2 JP27976197A JP27976197A JP3476346B2 JP 3476346 B2 JP3476346 B2 JP 3476346B2 JP 27976197 A JP27976197 A JP 27976197A JP 27976197 A JP27976197 A JP 27976197A JP 3476346 B2 JP3476346 B2 JP 3476346B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータの回転時
におけるアンバランスを修正するモータの自動平衡装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】データの記録・再生を行うための記録デ
ィスクとして、CD、FD、MO、MD、DVD、HD
等種々のものがある。これらの記録ディスクは、記録・
再生方式やデータ容量、回転速度、記録密度等の仕様あ
るいはディスクの材料、価格が異なるため、各ディスク
ごとにそれを駆動するモータとして種々のものが存在す
る。
【0003】近年、電子情報が文字から画像へと移行
し、それに伴う情報の高度化、大容量化によって、その
情報を大量にかつ素早く記録・再生ができること、更に
は低コストであることなどが記録ディスク及びこれを駆
動する駆動装置に対して要求されている。
【0004】例えばCDの場合、当初は音楽再生用とし
て登場したが、その利点を生かしCD−ROMとしてコ
ンピュータ用へと用途が拡大した。これにより、データ
容量が増大し、動作時間(シークタイム)の短縮化によ
り記録ディスクであるCD側を速く回転させること、即
ちディスク駆動用モータが高速化されるに至り、最近で
は音楽用CDを基準速度として、20倍速のものが実現
されている。
【0005】ところで従来、この種ディスク駆動用のモ
ータは例えば図6に示すように構成されている。
【0006】図6に示すように、シャーシ等の固定部材
1に形成された開口2にほぼ円筒状を成す保持部材3の
下端部が嵌着され、保持部材3の底面開口部が閉塞板4
により閉塞され、スラスト受5が閉塞板4上に載置され
て保持部材3内の底部に配設され、滑り軸受6が保持部
材3の内側に嵌着されている。
【0007】さらに、保持部材3の外側にはコア8aが
嵌着され、このコア8aにこのコア8aと共にステータ
8を構成する巻線8bが巻装されている。また、シャフ
ト9が滑り軸受6に嵌入され、その下端がスラスト受け
5に当接し上端部が保持部材3の上方に突出して配設さ
れている。シャフト9の上端部にはアルミニウム等の非
磁性材から成るロータハブ10が嵌着され、鉄等の磁性
材から成るヨーク11がロータハブ10に取り付けられ
ている。
【0008】このヨーク11は、円板状の基部とこの基
部の周縁に下方に垂下して一体形成された垂下部とによ
り構成されている。そして、ヨーク11の基部の中央部
に形成された開口に保持部材3が挿通された状態でその
開口の周りがロータハブ10の下端部に取り付けられて
いる。さらに、駆動用マグネット12がヨーク11の垂
下部の内側に嵌入され、ステータ8に相対向する位置に
配設されている。
【0009】また図6に示すように、ロータハブ10の
外側にターンテーブル14が嵌着され、このターンテー
ブル14の上面に緩衝材15を介して記録ディスクDが
載置され、ロータハブ10の上面にこの上面とほぼ同一
面を形成するようにクランプマグネット16が埋設さ
れ、このクランプマグネット16により図示しない駆動
装置側のディスク押圧手段が磁気吸引されて記録ディス
クDが固定されるようになっている。
【0010】そして、ステータ8の巻線8bへの電流の
通流方向が制御されてステータ8が回転磁界を発生し、
この回転磁界と駆動用マグネット12との静磁界との吸
引及び反発の繰り返しによって、静止状態のステータ8
に対して駆動用マグネット12、ヨーク11、ロータハ
ブ10及びシャフト9が回転し、これによりターンテー
ブル14及び記録ディスクDが一定方向に回転する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にモータが高速回転すると、それまでになかった問題が
生じてくる。例えば、回転時の振れ、振動、騒音、寿命
等の性能の維持、管理が困難なものとなり、特に回転振
れが増大するようになったことが、データの記録・再生
において避けることのできない問題である。
【0012】これらの原因は、それまでの回転速度では
無視できていた各部のわずかな寸法誤差が、高速回転に
より無視できなくなり、回転中のバランスの悪化を招い
たためであると考えられる。
【0013】しかしながら、図6に示す従来のモータ構
造では、シャフト9及び滑り軸受6の組み込み等の寸法
精度を上げることによって、回転性能はある程度改善さ
れるものの、製造コストの面から完全に改善できるもの
ではなかった。
【0014】一方、高速回転になると記録ディスク側の
寸法誤差も回転性能に影響を及ぼすようになるが、これ
もディスクの製造コストを考慮した場合には現状以上に
改善することは困難である。
【0015】そこで、図7に示すように、図6の回転部
材であるターンテーブル14の下面の一部をコ字状に形
成し、このターンテーブル14の下面とヨーク11の上
面とにより環状空間から成る収容部18をこれら回転部
材と同心に形成し、この収容部18内にバランス体とし
て例えば複数個の鋼球19を移動自在に収容することが
考えられるが、この場合低速からモータが取り付けられ
る装置の危険速度までの回転時において、遠心力により
各鋼球19が回転振れを増大させる位置、即ちアンバラ
ンス(図7中の斜線部分)側に集まるため、いっそう回
転性能を悪化させるという不都合がある。
【0016】また、図7の場合、回転部材がバランスし
た状態で回転しているときに、各鋼球19がバランス側
に偏って収容部の周面に接触するため、収容部18の周
面を構成するターンテーブル14に各鋼球19の接触に
よる摩擦力は、回転部材を回転方向と逆方向に振れ回ら
せる方向に作用するので、この摩擦力により回転部材は
不安定な回転振れ振動を発生するおそれがある。
【0017】この発明が解決しようとする課題は、高速
回転時に不安定な回転振れを発生しない小型で薄型な自
動平衡装置を提供できるようにすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、静止部材と、前記静止部材に設けられたステータ
と、前記静止部材に対して回転自在に支持され前記ステ
ータに相対向する駆動用マグネットを有する回転部材と
を備えて成るモータにおいて、前記回転部材には、この
回転部材と同心に形成された環状空間から成る収容部が
設けられており、前記収容部には、前記収容部の外周側
の壁面の径よりも小さい径で前記外周側の壁面に当接す
る外周面を形成したリング状の第1のバランス体と、前
記収容部の内周側の壁面の径よりも大きい径で前記内周
側の壁面に当接する内周面を形成したリング状の第2の
バランス体とが、前記回転部材の回転中心の回りに、少
なくとも前記回転部材に対して軸心に直行する方向に移
動可能に設けられていることを特徴としている。
【0019】このような構成によれば、バランサとして
のリング状のバランス体の回転半径が大きいため、適正
なバランス位置に容易に移動し、バランス精度の向上が
図れ、高速回転時に不安定な回転振れを発生しない小型
で薄型な自動平衡装置の提供が可能になる。
【0020】
【0021】 また、このような構成によれば、モータ
の共振回転数を超える回転時において、両バランス体が
収容部内をバランス位置に移動し、その際第1のバラン
ス体の外周面が収容部の外周側の壁面に当接すると共
に、第2のバランス体の内周面が収容部の内周側の壁面
に当接し、第1のバランス体の接触による摩擦力と第2
のバランス体の接触による摩擦力の方向が回転部材の重
心に対して互いに反対方向になり、両バランス体の接触
による摩擦力により回転部材の重心位置が変動すること
がなく、モータは安定して回転する。
【0022】 このとき、請求項に記載のように、前
記第1のバランス体と前記第2のバランス体とは同一平
面上に配置され、前記第2のバランス体の外径は、前記
両バランス体が相互に干渉しないように前記第1のバラ
ンス体の内径よりも小さく形成されているのが望まし
い。
【0023】 さらに、請求項に記載のように、前記
収容部は上下に分割され、分割された前記収容部の上半
側、下半側に前記第1、第2のバランス体のいずれかが
各々収容されていると、バランス体の収容スペースとし
て小さくて済む。
【0024】 また、請求項4に記載の発明は、静止部
材と、前記静止部材に設けられたステータと、前記静止
部材に対して回転自在に支持され前記ステータに相対向
する駆動用マグネットを有する回転部材とを備えて成る
モータにおいて、 前記回転部材には、この回転部材と
同心に形成された環状空間から成る収容部が軸方向に分
割されて多段に設けられ、 前記収容部には、各々円筒
状外周面が形成され、複数のリング状のバランス体の内
周面が前記各円筒状外周面に一部を接触させて、各前記
バランス体が相互に干渉しないよう多段に各々収容され
ていることを特徴としている。
【0025】 このような構成によれば、複数のリング
状バランス体を、その径の大小によらず配置することが
でき、前記各リング状バランス体同士の摩擦が起こらな
いため、適正なバランス位置に容易に移動し、バランス
精度の向上を図ることができるとともに、摩擦によって
起こる騒音とバランス体の摩耗を効果的に抑止すること
ができる。
【0026】 ここで、請求項に記載の発明におい
て、請求項に記載のように、前記円筒状外周面は、前
記駆動用マグネットを保持するヨークの外周面に形成さ
れているのが望ましく、また請求項またはに記載の
発明において、請求項に記載のように、多段に配置さ
れた前記バランス体には、相互の向かい合う面間に磁気
的反発力が作用して互いに反発しあうように磁石が配置
されているとよい。
【0027】 さらに、請求項1ないしのいずれかに
記載の発明において、請求項に記載のように、前記各
バランス体のうち少なくとも1つは、偏重心型リング部
材により構成されていても効果的である。
【0028】 このとき、請求項に記載の発明におい
て、請求項に記載のように、前記偏重心型リング部材
は、部分的に材質を異ならせるか、軸方向断面を周方向
に異ならせて形成されているとよい。
【0029】また、請求項1ないしのいずれかに記載
の発明において、請求項に記載のように、前記バラン
ス体の表面のうち少なくとも前記回転部材に接触する部
分は、潤滑性及び耐摩耗性を有するのが望ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)この発明の第1の実施形態について
図1及び図2を参照して説明する。但し図1は切断正面
図、図2は動作説明用の一部の平面図である。
【0031】図1において、21はシャーシに固定され
たプリント基板等の固定部材、22は固定部材21に形
成された開口23に下端部が嵌着されたほぼ円筒状の静
止部材としての保持部材、24は保持部材22の底面開
口部を閉塞した閉塞板、25は閉塞板24上に載置され
て保持部材22内の底部に配設されたスラスト受、26
は滑り軸受であり、保持部材22の内側に嵌着されてい
る。
【0032】さらに図1において、28は保持部材22
の外側に嵌着して設けられたコア28a及びこのコア2
8aに巻装された巻線28bから成るステータ、29は
滑り軸受26に嵌入され下端がスラスト受け25に当接
し上端部が保持部材22の上方に突出して配設された回
転部材としてのシャフト、30はシャフト29の上端部
に嵌着されたアルミニウム等の非磁性材から成る回転部
材としてのターンテーブル、31は鉄等の磁性材から成
る回転部材を構成する嵌合部材としてのヨーク、32は
駆動用マグネットである。
【0033】このときヨーク31は、ほぼ円板状の基部
とこの基部の周縁に下方に垂下して一体形成された垂下
部とにより構成され、ヨーク31の基部の中央部に形成
された開口に保持部材22が挿通された状態でその開口
の周りの部分がターンテーブル30の下端部に取り付け
られている。また駆動用マグネット32は、ヨーク31
の垂下部の内側に嵌入され、ステータ28に相対向する
位置に配設されている。更にターンテーブル30の上面
には緩衝材33を介してCD−ROM等の記録ディスク
Dが載置されるようになっている。
【0034】また図1において、35はターンテーブル
30の下面に形成された環状凹部であり、回転部材であ
るターンテーブル30と同心に形成され、この環状凹部
35の開口した下面側がヨーク31の基部によって塞が
れて環状空間から成る収容部36が形成されている。
【0035】さらに図1において、37は収容部36に
収容されたリング状の第1のバランス体としての第1リ
ングであり、図2に示すように、第1リング37は、収
容部36の内周径、即ち収容部36を構成する環状凹部
35の内周壁の外寸径Liよりも大きく、収容部36の
外周径、即ち環状凹部35の外周壁の内寸径Loよりも
小さい径を有し、第1リング37の外周面は環状凹部3
5の外周壁面に当接するようになっている。
【0036】一方図1において、38は収容部36に収
容されたリング状の第2のバランス体である第2リング
であり、第2リング38は、図2に示すように、収容部
36の内周径、即ち収容部36を構成する環状凹部35
の内周壁の外寸径Liよりも大きく、第1リング37よ
りも小さい径を有し、第2リング38の内周面は環状凹
部35の内周壁面に当接するようになっている。両リン
グ37、38は金属或いは樹脂から成り、滑りを良くす
るために両リング37、38の下面は曲面状に形成さ
れ、摩擦抵抗の軽減が図られている。
【0037】さらに図1において、39はクランプマグ
ネットであり、ターンテーブル30の上面にこの上面と
ほぼ同一面を形成するように埋設され、このクランプマ
グネット39により、図示しない駆動装置側に設けられ
たディスク押圧手段が磁気吸引されて記録ディスクDが
固定されるようになっている。
【0038】そして、ステータ28の巻線28bへの電
流の通流方向が制御されてステータ28が回転磁界を発
生し、この回転磁界と駆動用マグネット32との静磁界
との吸引及び反発の繰り返しによって、静止状態のステ
ータ28に対して駆動用マグネット32、ヨーク31、
ターンテーブル30及びシャフト29が回転し、これに
より記録ディスクDが一定方向に回転する。
【0039】つぎに、CD−ROM等の記録ディスクD
を搭載してモータを回転したときの動作について説明す
る。
【0040】まずアンバランスの回転状態にある場合
は、モータの始動後、両リング37、38は収容部36
の壁面及びヨーク31との摩擦力によって回転し始め、
ある程度の回転数からはモータと同期して回転する。モ
ータは搭載した記録ディスクD等によるアンバランスに
よって振動するが、モータの共振回転数を超えるまでの
間は、そのアンバランスのある位相を外側に向けた形で
回転する。両リング37、38には常に外向きに遠心力
が働くので、収容部36の内部で可能な限り外側に変位
しようとするが、その位相は振動が大きい方向、即ちア
ンバランスのある位相に同調するので、モータの振動は
更に大きくなる。
【0041】そして、モータ回転速度が共振回転数を越
えた定格回転域では、記録ディスクDを搭載したモータ
はアンバランスの位相を内側に向け、即ち重心回りに回
転するので、引き続き外向きの遠心力により変位してい
る両リング37、38と釣り合う形となり、モータは非
常に安定して小振幅で回転するのである。
【0042】このとき、図2に示すように、第1リング
37の外周面が収容部36の外周側の壁面である環状凹
部35の外周壁面に当接すると共に、第2リング38の
内周面が収容部36の内周側の壁面である環状凹部35
の内周壁面に当接する。
【0043】さらに、モータの回転方向を図2中のA矢
印方向として、第1リング37に対してその接触点Pの
接線方向である図2中のB矢印方向に摩擦力が作用し、
逆に環状凹部35の外周壁にはB矢印と反対方向である
B’矢印方向への摩擦力の反力が作用する。また、第2
リング38に対してその接触点Qの接線方向である図2
中のC矢印方向に摩擦力が作用し、逆に環状凹部35の
内周壁にはC矢印と反対方向であるC’矢印方向への摩
擦力の反力が作用する。
【0044】そして、これらB矢印方向及びC矢印方向
への摩擦力の方向がモータの回転部分の重心に対して互
いに反対方向になりキャンセルするため、図7の鋼球1
9のように全てが片側に偏ることにより、摩擦力の方向
がある特定の方向への力をもってモータを変動せしめる
ような不安定振動の発生を防止でき、モータは回転振れ
もなく安定して回転するのである。
【0045】従って、第1の実施形態によれば、バラン
サとしての両リング37、38の回転半径が大きく、適
正なバランス位置に容易に移動するため、バランス精度
の向上を図ることができる。しかも、上記した両リング
37、38の接触による摩擦力がモータの回転部分の重
心に対して互いに反対方向に作用してキャンセルするた
め、これらの摩擦力により回転部材の重心位置が変動す
ることを防止でき、高速回転時の回転振れを抑制してモ
ータの安定した回転を得ることができる。
【0046】(第2の実施形態)この発明の第2の実施
形態について図3及び図4を参照して説明する。但し、
図3は一部の切断正面図、図4は動作説明用の一部の平
面図である。
【0047】図3、図4において、図1、図2と同一符
号は同一若しくは相当するものを示し、図1、図2と相
違するのは、リング状の仕切板41により収容部36を
上下2段に分割し、収容部36の上半側36aに第1の
バランス体としての第3リング42を収容し、収容部3
6の下半側36bに第2のバランス体としての第4リン
グ43を収容したことである。
【0048】ここで、図4に示すように、第3リング4
2は、上記した第1リング37と同様、収容部36を構
成する環状凹部35の内周壁の外寸径よりも大きく、収
容部36の外周径、即ち環状凹部35の外周壁の内寸径
よりも小さい径を有し、第3リング42の外周面は環状
凹部35の外周壁面に当接するようになっている。
【0049】また、第4リング43は、第2リング38
と同様、収容部36を構成する環状凹部35の内周壁の
外寸径よりも大きく、第3リング42よりも小さい径を
有し、第4リング43の内周面は環状凹部35の内周壁
面に当接するようになっている。
【0050】さらに、第3、第4リング42、43は、
上記した第1、第2リング37、38と同様、金属或い
は樹脂により形成され、滑りを良くするために両リング
42、43の下面は曲面状に形成されている。
【0051】そして、図4に示すように、モータの回転
方向を図4中のE矢印方向として、第3リング42に対
してその接触点Rの接線方向である図4中のF矢印方向
に摩擦力が作用し、逆に環状凹部35の外周壁にはF矢
印と反対方向であるF’矢印方向への摩擦力の反力が作
用する。
【0052】また、図4に示すように、第4リング43
に対してその接触点Sの接線方向である図4中のG矢印
方向に摩擦力が作用し、逆に環状凹部35の内周壁には
G矢印と反対方向であるG’矢印方向への摩擦力の反力
が作用する。
【0053】そして、これらF矢印方向及びG矢印方向
への摩擦力の方向がモータの回転部分の重心に対して互
いに反対方向になるため、モータの回転部分の重心位置
がこれら摩擦力により変動することが防止され、モータ
は回転振れもなく安定して回転するのである。
【0054】従って、第2の実施形態によれば、上記し
た第1の実施形態と同等の効果を得ることができる。
【0055】なお、上記した第1、第2の実施形態で
は、収容部36の形成位置をターンテーブル30の下面
側とした場合について説明したが、収容部36の形成位
置はこれに限るものではなく、モータ回転時の重量バラ
ンスの偏り位置との関係等に基づいて、例えばヨーク3
1の内部や駆動用マグネット32と固定部材との間等、
適宜決定すればよい。
【0056】(第3の実施形態)この発明の第3の実施
形態について図5を参照して説明する。但し、図5は一
部の切断正面図である。
【0057】図5において、45はシャーシ等に固定さ
れたプリント基板、46はプリント基板45に形成され
た開口47に下端部が嵌着されたほぼ円筒状の静止部材
としての保持部材、48は保持部材46の底面開口部を
閉塞して保持部材46内の底部に配設された二重構造の
スラスト受、49は滑り軸受であり、保持部材46の内
側に嵌着されている。
【0058】さらに図5において、50は保持部材46
の外側に嵌着して設けられたコア50a及びこのコア5
0aに巻装された巻線50bから成るステータ、51は
滑り軸受に嵌入され下端がスラスト受け48に当接し上
端部が保持部材46の上方に突出して配設された回転部
材としてのシャフト、52は滑り軸受49の下方でシャ
フト51の下端部に嵌着された抜け止めリング、53は
シャフト51の上端部に嵌着されたアルミニウム等の非
磁性材から成る回転部材としてのターンテーブル、54
は鉄等の磁性材から成る回転部材を構成する嵌合部材と
してのヨーク、55は駆動用マグネットである。
【0059】このときヨーク54は、図1のヨーク31
と同様、ほぼ円板状の基部とこの基部の周縁に下方に垂
下して一体形成された垂下部とにより構成され、ヨーク
54の基部の中央部に形成された開口に保持部材46が
挿通された状態でその開口の周りの部分がターンテーブ
ル53の下端部に取り付けられている。また駆動用マグ
ネット55は、ヨーク54の垂下部の内側に嵌入され、
ステータ50に相対向する位置に配設されている。更に
ターンテーブル53の上面には緩衝材56を介してCD
−ROM等の記録ディスクが載置されるようになってい
る。
【0060】また図5において、58はクランプマグネ
ットであり、ターンテーブル53の上面にこの上面とほ
ぼ同一面を形成するように埋設され、このクランプマグ
ネット58により、図示しない駆動装置側に設けられた
ディスク押圧手段が磁気吸引されて記録ディスクが固定
されるようになっている。
【0061】さらに図5において、60、60はヨーク
54の垂下部の外側に上下に並設して取り付けられたリ
ング状の2個の支持板、61、61は2個のリング状の
バランス体であり、両支持板60、60上にそれぞれ載
置され、両バランス体61、61の内径はヨーク54の
垂下部の外形よりも大きく設定され、両バランス体6
1、61の内周の一部がヨーク54の垂下部の外周面に
当接するようになっている。
【0062】そして、モータの回転時に両バランス体6
1、61が支持板60、60上を回転し、モータ回転速
度が共振回転数を越えた定格回転域において、記録ディ
スクを搭載したモータがアンバランスの位相を内側に向
けて重心回りに回転するため、上記した第1の実施形態
と同様に、外向きの遠心力により変位している両バラン
ス体61、61と釣り合う形となり、モータが安定して
小振幅で回転する。
【0063】従って、第3の実施形態によれば、上記し
た第1の実施形態と同等の効果を得ることができる。
【0064】また、この場合ヨーク54の垂下部の外側
にリング状の両バランス体61、61を配置したため、
ヨーク54の内側に両バランス体61、61の収容スペ
ースを確保する必要がなく、第1、第2の実施形態に比
べてモータの薄型化を図る上で非常に有利である。
【0065】なお、他の実施形態として、ヨーク54の
垂下部の肉厚を変えて垂下部を外径の異なる段差付き形
状にし、この外径の異なる垂下部それぞれに支持板を介
して径の異なるリング状のバランス体を設けるようにし
てもよい。
【0066】
【0067】また、異なる他の実施形態として、上記し
た各バランス体のうち少なくとも1つを、例えば片側半
周の肉厚を厚くしたり、片側半周部分の材質を比重の異
なるものにした偏重心型リング部材や、外径と内径の芯
がずれた偏芯リングから成る偏重心型リング部材により
構成してもよく、これによりアンバランスの修正可能量
を大きくすることができ、小型、薄型でバランス性能の
優れたモータを提供することが可能になる。
【0068】さらに、多段に配置されたバランス体の相
互に向かい合う面間に磁気的反発力が作用して互いに反
発しあうように磁石を配置することにより、その接触
力、摩擦力を軽減することができる。
【0069】また、バランス体の表面のうち少なくとも
回転部材に接触する部分を、潤滑性及び耐摩耗性を有す
る材質(例えば、デュポン社の商品名「テフロン」等の
ポリテトラフルオロエチレン樹脂)にすると、バランス
体の回転時の円滑さを確保でき、しかも耐久性の向上を
図ることができる。
【0070】さらに、上記した各実施形態では、シャフ
ト29、51が回転するタイプのモータにこの発明を適
用した場合について説明したが、その他にインナーロー
タタイプのモータやシャフトが固定され外側のターンテ
ーブル等が回転するタイプのモータにもこの発明を適用
することができるのは勿論である。
【0071】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないしに記載
の発明によれば、バランサとしての両バランス体は、リ
ング状であるためにその回転半径が大きく適正なバラン
ス位置に容易に移動するため、バランス精度の向上を図
ることができ、高速回転時に不安定な回転振れを発生し
ない小型で薄型なモータの自動平衡装置を提供すること
が可能になる。
【0072】 さらに、請求項ないしに記載の発明
によれば、上記した両バランス体の収容部の壁面への当
接による摩擦力がモータ回転部分の重心に対して互いに
反対方向に作用してキャンセルするため、これらの摩擦
力により回転部材の重心位置が変動することを防止で
き、高速回転時において回転振れを防止することが可能
になり、安定したモータの回転状態を得ることができ、
回転振れのない性能の優れたモータを提供することがで
きる。特に請求項2及び3に記載の発明においてはリン
グ状バランス体同士が干渉しないため、バランス体が適
正なバランス位置に移動しやすく、バランス精度の向上
を図るとともに、バランス体同士の摩擦によって生じる
騒音とバランス体の摩耗を完全に防止することができ
る。
【0073】 また、請求項ないしに記載の発明に
よれば、回転部材の円筒状外周面の外側にバランス体を
配置したため、バランス体の収容スペースが小さくて済
み、モータの小型化、薄型化を図るうえで有効である。
特に請求項4に記載の発明においてはリング状バランス
体同士が干渉しないため、バランス体が適正なバランス
位置に移動しやすく、バランス精度の向上を図るととも
に、バランス体同士の摩擦によって生じる騒音とバラン
ス体の摩耗を完全に防止することができる。
【0074】 さらに、請求項及びに記載の発明に
よれば、バランス体として偏重心型リング部材を用いた
ため、アンバランスの修正可能量を大きくすることがで
き、小型、薄型でバランス性能の優れたモータを提供す
ることが可能になる。
【0075】 また、請求項に記載の発明によれば、
バランス体の回転時の円滑さを確保でき、しかも耐久性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の切断正面図であ
る。
【図2】第1の実施形態の動作説明用の平面図である。
【図3】この発明の第2の実施形態の一部の切断正面図
である。
【図4】第2の実施形態の動作説明用の平面図である。
【図5】この発明の第3の実施形態の切断正面図であ
る。
【図6】従来例の切断正面図である。
【図7】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
22、46 保持部材(静止部材) 28、50 ステータ 28a、50a コア 28b、50b 巻線 29、51 シャフト(回転部材) 30、53 ターンテーブル(回転部材) 31、54 ヨーク(回転部材) 36 収容部 37 第1リング(第1のバランス体) 38 第2リング(第2のバランス体) 42 第3リング(第1のバランス体) 43 第4リング(第2のバランス体) 61 バランス体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 7/04 F16F 15/32

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静止部材と、前記静止部材に設けられたス
    テータと、前記静止部材に対して回転自在に支持され前
    記ステータに相対向する駆動用マグネットを有する回転
    部材とを備えて成るモータにおいて、 前記回転部材には、この回転部材と同心に形成された環
    状空間から成る収容部が設けられており、前記収容部に
    は、前記収容部の外周側の壁面の径よりも小さい径で前
    記外周側の壁面に当接する外周面を形成したリング状の
    第1のバランス体と、 前記収容部の内周側の壁面の径よりも大きい径で前記内
    周側の壁面に当接する内周面を形成したリング状の第2
    のバランス体とが、 前記回転部材の回転中心の回りに、前記回転部材に対し
    て少なくとも軸心に直行する方向に移動可能に設けられ
    ている ことを特徴とするモータの自動平衡装置。
  2. 【請求項2】前記第1のバランス体と前記第2のバラン
    ス体とは同一平面上に配置され、前記両バランス体が相
    互に干渉しないよう、前記第2のバランス体の外径は、
    前記第1のバランス体の内径よりも小さく形成されてい
    ることを特徴とする請求項に記載のモータの自動平衡
    装置。
  3. 【請求項3】前記収容部は上下に分割され、前記両バラ
    ンス体が相互に干渉しないよう、分割された前記収容部
    の上半側、下半側に前記第1、第2のバランス体のいず
    れかが各々収容されていることを特徴とする請求項
    記載のモータの自動平衡装置。
  4. 【請求項4】静止部材と、前記静止部材に設けられたス
    テータと、前記静止部材に対して回転自在に支持され前
    記ステータに相対向する駆動用マグネットを有する回転
    部材とを備えて成るモータにおいて、 前記回転部材には、この回転部材と同心に形成された環
    状空間から成る収容部が設けられ、 前記収容部には、前記環状空間を軸方向に多段に分割す
    る仕切りが設けられ、円筒状外周面が多段に形成されて
    おり、前記収容部に、複数のリング状のバランス体が、
    それぞれの内周面の一部を前記各円筒状外周面の一部に
    接触させて、相互に干渉しないよう多段に収容されてい
    ることを特徴とする モータの自動平衡装置。
  5. 【請求項5】前記円筒状外周面は、前記駆動用マグネッ
    トを保持するヨークの外周面に形成されていることを特
    徴とする請求項に記載のモータの自動平衡装置。
  6. 【請求項6】多段に配置された前記バランス体には、相
    互の向かい合う面間に磁気的反発力が作用して互いに反
    発しあうように磁石が配置されていることを特徴とする
    請求項またはに記載のモータの自動平衡装置。
  7. 【請求項7】前記各バランス体のうち少なくとも1つ
    は、偏重心型リング部材により構成されていることを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のモータの
    自動平衡装置。
  8. 【請求項8】前記偏重心型リング部材は、部分的に材質
    を異ならせるか、軸方向断面を周方向に異ならせて形成
    されていることを特徴とする請求項に記載のモータの
    自動平衡装置。
  9. 【請求項9】前記バランス体の表面のうち少なくとも前
    記回転部材に接触する部分は、潤滑性及び耐摩耗性を有
    することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記
    載のモータの自動平衡装置。
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