JP3472428B2 - テレビジョンカメラ - Google Patents

テレビジョンカメラ

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JP3472428B2
JP3472428B2 JP03598597A JP3598597A JP3472428B2 JP 3472428 B2 JP3472428 B2 JP 3472428B2 JP 03598597 A JP03598597 A JP 03598597A JP 3598597 A JP3598597 A JP 3598597A JP 3472428 B2 JP3472428 B2 JP 3472428B2
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正吾 湯川
誠二 村本
覚 田村
陽一 谷村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
情報機器に画像情報を入力するためのテレビジョンカメ
ラに関し、特に液晶ディスプレイなどのフラットディス
プレイを使用した情報機器に好適なテレビジョンカメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータを利用し
た比較的安価なテレビ会議システムやテレビ電話システ
ムが使用されるようになってきているが、その大半は、
画像処理能力や拡張性の問題から、デスクトップタイプ
のパーソナルコンピュータで行われてきた。しかし、最
近の技術の進歩により、液晶ディスプレイ等のフラット
ディスプレイを使用したノートタイプのパーソナルコン
ピュータも画像処理能力や拡張性が向上しており、デス
クトップタイプのパーソナルコンピュータに劣らないぐ
らいの性能を持つようになってきている。これに伴い、
ノートタイプのパーソナルコンピュータにおいてもテレ
ビ会議システムやテレビ電話システムが使用できる環境
が整いつつある。
【0003】従来のテレビ会議システムやテレビ電話シ
ステムで使用されるテレビジョンカメラとしてのCCD
カメラは、デスクトップタイプのパーソナルコンピュー
タでの使用を前提としていたため、CRTディスプレイ
の上に置いて使用するタイプのものがほとんどであっ
た。また、特開平8−14491号公報および特開平8
−135890号公報では、CRTディスプレイの側面
にレールを設け、そこにCCDカメラを動かすことがで
きるように据え付けることにより、使用者の顔の高さに
近い位置から被写体を撮影できるカメラスタンドが提案
されている。また、ノートタイプのパーソナルコンピュ
ータにおいては、液晶ディスプレイの縁にCCDカメラ
を内蔵したタイプのものが市販されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のCCD
カメラをノートタイプのパーソナルコンピュータに使用
するとなると、CRTディスプレイがないため、CCD
カメラをパーソナルコンピュータの横に置かなければな
らず、テレビ会議などで使用する場合、斜め下から見上
げるようなアングルになり、映像の見栄えがよくない。
また、ノートタイプのパーソナルコンピュータの使用特
性上、常にCCDカメラを置くスペースがあるとは限ら
ないため、CCDカメラの操作性が悪くなることが考え
られる。従来のカメラスタンドでは、アングルの改善は
されるが、CRTディスプレイでの使用が前提になって
おり、ノートタイプのパーソナルコンピュータには不向
きである。
【0005】また、液晶ディスプレイ等の縁にCCDカ
メラを内蔵する方法では、CCDカメラの設置スペース
に関する問題は改善されるが、アングルを変えるために
は、パーソナルコンピュータ本体の向きやフラットディ
スプレイの角度を変えなければならず、またアングルに
制限が加わるなど操作性が悪くなる。
【0006】そこで、CCDカメラをフラットディスプ
レイに直接取り付けることが考えられるが、フラットデ
ィスプレイは開閉して使用されるためCCDカメラは着
脱可能にしなければならず、机等の上にも据え置ける機
構が必要となる。そのため、CCDカメラを立てるため
のスタンド等の突出物が設けられ、小型化や収納性に問
題が出てくる。
【0007】さらに、設置場所を限定されないCCDカ
メラでは、使用者の顔を適切に撮影できるようにパンニ
ングやチルティングを可能にするために、カメラ部が回
転する機構を持つ必要がある。一般にカメラ部にCCD
は一体化しており、カメラ部が回転する場合、CCDの
制御を行うカメラ制御部とCCDとの電気的な接続を行
うためにフレキシブル配線基板等の柔軟性のある配線が
使用されている。
【0008】しかしながら、パンニングやチルティング
を可能にするためにカメラ部が回動する機構を持つ場
合、通常のフレキシブル配線基板を使用すると、耐久性
が問題になり、最悪の場合、断線することが考えられ
る。例えば特開平6−214676号公報においては、
回転方向に合わせて円弧状に加工したフレキシブル配線
基板を使用することにより、繰り返しの回転動作に耐え
るようにしている。これによって、1軸方向の回転に関
しては耐久性の問題は改善されるが、パンニングやチル
ティングを実現するためには、2軸方向の回転が必要で
あり、これでは解決されない。
【0009】本発明は、上記に鑑み、フラットディスプ
レイに取り付けたり、平面に据え置くことができるよう
にして設置場所の自由度を高めたテレビジョンカメラの
提供を目的とする。さらに、設置場所の制限がなくなる
ことによる使用範囲の拡大に伴って自由なアングルで撮
影を行えるように、カメラ部の回動に耐える柔軟性のあ
る配線を有するテレビジョンカメラの提供を目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、被写体を撮影するカメラ部と、該カメラ部に対し
て映像信号処理および制御を行うカメラ制御部とを備
え、前記カメラ部が本体ケースに回動自在に支持された
テレビジョンカメラにおいて、前記本体ケースを被取付
体に固定するためのクランプが設けられ、該クランプの
レバー部が前記本体ケースを移動自在に貫通し、前記ク
ランプは、使用時には被取付体の厚みに応じて移動され
前記本体ケースとの間で被取付体を挟み込み、非使用時
には前記本体ケースに収納されるものである。
【0011】これにより、厚みの異なるさまざまな被取
付体に本体ケースを固定して、被写体を撮影することが
できる。このクランプの使用時にクランプを本体ケース
に近接する方向に付勢する付勢手段を設けておくと、被
取付体を強固に挟み込むことができ、振動等により本体
ケースがずれることはなく、カメラ部のぶれが発生しな
い。さらに、この付勢手段をスタンドに内装するように
すると、スペースを有効に活用でき、本体ケースに収納
用のスペースが必要なく、小型化を図れる。
【0012】そして、本体ケースを立てるためのスタン
ドが支軸を介してクランプのレバー部に回転自在に取り
付けられることにより、平面に据え置くこともでき、設
置場所の自由度が増大する。また、使用しないときは、
クランプやスタンドが本体ケースに収納されるようにし
ているので、収納性が高まる。
【0013】さらに、スタンドを利用して本体ケースを
立てたとき、スタンドに当接する補強片が本体ケースに
形成されている。したがって、スタンドの強度が高ま
り、安定した状態で立てることができる。
【0014】また、カメラ部を本体ケースに対して回動
させるための回動機構部を通り本体ケースに内蔵された
カメラ制御部とカメラ部とを接続するフレキシブル配線
基板の中間部分に空隙を形成しておくと、本体ケースに
対してカメラ部を回動させてもフレキシブル配線基板が
柔軟に対応して、耐久性が増す。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態として、主にノ
ートタイプのパーソナルコンピュータの画像入力用に使
用されるCCDを用いたテレビジョンカメラ(以下CC
Dカメラと称する)について説明する。図1〜図5に本
実施形態のCCDカメラの外観を示し、図6にCCDカ
メラの概略内部構造を示す。図において、1は被写体を
撮影するカメラ部であり、CCDを搭載したCCD基板
2およびレンズを内蔵している。3は本体ケースであ
り、CCDの映像信号処理および制御を行うカメラ制御
部4、バッテリ等を内蔵している。5はカメラ部1を本
体ケース3に対して回動させるための回動機構部であ
り、カメラ部1を2軸方向に回動可能に支持している。
6は本体ケース3を被取付体としてのパーソナルコンピ
ュータのフラットディスプレイ7の縁に固定するための
クランプ、8は本体ケース3を水平面上に据え置く、例
えば机上に立てるためのスタンドである。9はCCDカ
メラの電源の入切を行うための電源スイッチ、10は映
像の明るさを手動で調整するためのコントラストスイッ
チ、11はパーソナルコンピュータ接続用コードのプラ
グを接続するための差込口である。なお、パーソナルコ
ンピュータとの間での信号伝送は赤外線等の無線通信に
してもよい。
【0016】カメラ部1は、本体ケース3の幅より少し
厚く、かつ本体ケース3の横の長さより少し小さい略円
筒状に形成され、本体ケース3の上部に配されている。
また、本体ケース3は、上部の一隅が切欠かれており、
ここに回動機構部5が配されている。回動機構部5は、
下面が半円状とされた回動体12に横軸13および縦軸
14が形成されたもので、中空の横軸13が本体ケース
3に軸受を介して回転自在に支持され、中空の縦軸14
がカメラ部1に軸受を介して回転自在に支持されてい
る。これにより、カメラ部1は本体ケース3に対して横
軸13周りおよび縦軸14周りの2軸方向の回転が行え
る構造となり、パンニングおよびチルティングを実現で
きる。なお、回動機構部5では、ノッチによって回動す
る範囲はそれぞれ180°に制限されている。
【0017】そして、図6に示すように、カメラ部1に
あるCCD基板2のコネクタ15とカメラ制御部4を有
する信号処理基板16のコネクタ17とがフレキシブル
配線基板18により接続され、CCD基板2とカメラ制
御部4とは電気的に接続される。
【0018】ここで、カメラ部1が回動機構部5によっ
て2軸方向の回転を行える構造になっているため、フレ
キシブル配線基板18に通常以上の柔軟性、耐久性が要
求される。一般に、柔軟性をあげるため、フレキシブル
配線基板18の厚みを薄くすることが考えられるが、耐
久性は弱くなる。また、フレキシブル配線基板18の厚
みを厚くすると、耐久性は増すが、柔軟性はなくなる。
【0019】そこで、図7(a)に示すように、フレキ
シブル配線基板18の中間部分に空隙19を形成する。
フレキシブル配線基板18は、薄型のポリイミド等の柔
軟性のある材料で作られ、空隙19が配線方向に沿って
細長く設けられている。図中、20,21は信号処理基
板16あるいはCCD基板2のコネクタ15,17に接
続される端子部である。このような空隙19があるフレ
キシブル配線基板18とないものを比較すると、空隙1
9があるフレキシブル配線基板18の方が空隙19の部
分だけ配線基板が細くなり柔軟性が増す。そのため、ね
じれや曲げの力がフレキシブル配線基板18の1個所に
集中しにくくなり、耐久性が増している。なお、図7
(b)に示すように、空隙19としては2つに分かれて
いるようなものでもよい。したがって、中間部に空隙1
9を設けたフレキシブル配線基板18を使用すると、柔
軟性、耐久性が共に向上し、信頼性の高いCCDカメラ
を実現することが可能になる。
【0020】クランプ6は、図8に示すように、レバー
部30と、これに一体的に設けられたクランプ部31と
からなり、レバー部30が本体ケース3の貫通孔32に
挿通され、本体ケース3に対して直線的に移動自在とな
っている。レバー部30は、本体ケース3の幅より大き
く形成され、その一側にクランプ部31が一体的に形成
されている。クランプ部31は、貫通孔32より大きく
形成され、本体ケース3と平行に対向しており、その対
向面に図9に示すゴム製の凹凸状の滑り止め体33が設
けられている。また、本体ケース3の対向面にも図10
に示すゴム製の凹凸状の滑り止め体34が設けられ、ク
ランプ部31と本体ケース3とによってフラットディス
プレイ7を挟みつけたとき、ずれ落ちを防いで確実に固
定するとともに、フラットディスプレイ7を傷付けるこ
とを防止している。なお、滑り止め体33,34は、ゴ
ム製に限らずエラストマ、フェルトでもよい。
【0021】このように、クランプ6は、使用時にはフ
ラットディスプレイ7の厚みに応じて移動され本体ケー
ス3との間でフラットディスプレイ7を挟み込み、非使
用時にはクランプ部31を本体ケース3に密着させた状
態にすることにより本体ケース3に収納される。
【0022】スタンド8は、図11,12に示すよう
に、その一側がレバー部30の他側に支軸35を介して
回転自在に取り付けられ、貫通孔32を移動可能なよう
にレバー部30と同じ幅に形成されている。そして、ス
タンド8の他側に横棒36が形成され、横棒36には平
面上に接触されたときの滑り止めのためにゴム、エラス
トマ等の部材が装着されている。
【0023】支軸35は、クランプ6の非使用時に本体
ケース3より外に突出するように配され、スタンド8が
回転可能とされる。そこで、このスタンド8を回転させ
て、レバー部30と一直線状にすると、図13に示すよ
うに本体ケース3を傾けた状態で水平面上に据え置き可
能となる。そして、スタンド8の回転を規制してレバー
部30と一直線状になるようにするために、スタンド8
に当接する補強片37が本体ケース3に突設されてい
る。
【0024】補強片37は、CCDカメラを水平面上に
据え置いたときスタンド8の強度を上げる機能をさらに
有する。すなわち、CCDカメラの小型化のために本体
ケース3が薄型になってくると、本体ケース3とスタン
ド8の接触面積が小さくなるため、強度不足になり、最
悪の場合スタンド8が折れることが考えられる。これを
防ぐため、補強片37によって本体ケース3とスタンド
8の接触面積を大きくし、スタンド8を補強すると共
に、本体ケース3の薄型化、小型化を実現している。
【0025】ここで、クランプ6とスタンド8の取り付
け部分を詳細に説明する。図14に示すように、クラン
プ6のレバー部30がスタンド8を両側から挟み込むよ
うに、レバー部30の両側が凸とされ、これに対応して
スタンド8の一側は中央部が凸とされ、レバー部30に
一対の支軸35がそれぞれ内側に向かって突設され、ス
タンド8に支軸35を挿入する軸孔が形成されている。
【0026】また、クランプ6の使用時にフラットディ
スプレイ7へのCCDカメラの固定を確実にするため
に、クランプ6のクランプ部31を本体ケース3に近接
する方向に付勢する付勢手段が設けられている。付勢手
段には圧縮コイルばね40が用いられ、スタンド8内に
空洞のばね室41が形成され、ばね室41に移動体42
が移動自在に設けられ、移動体42とばね室41壁面と
の間に一対のばね40が介装されている。移動体42の
下部には、ストッパ43が設けられ、ばね室41に形成
された溝44からスタンド8の外部に突出している。こ
のように、付勢手段をスタンド8に内蔵することによ
り、一般の直線状のばねが利用できる上、本体ケース3
にこれらを収納するためのスペースが不要となり、CC
Dカメラの小型化を図れる。なお、付勢手段として、ク
ランプ6と本体ケース3との間に引張ばねを直接介装し
たり、あるいは本体ケース3にばねを内蔵させてもよ
い。ただし、本体ケース3に内蔵させる場合、内部で力
の方向を変換しなければならないため特殊なばねとな
る。
【0027】また、図15,16に示すように、本体ケ
ース3には、クランプ6を引出したときストッパ43を
係止する窪み45が形成されている。クランプ6の使用
時にレバー部30を引出したとき、ストッパ43は窪み
45に係止され、ばね40を縮めるので、ばね40の付
勢力がクランプ6に作用する。そして、スタンド8の非
使用時に、ストッパ43が入り込むようにレバー部30
に切り込み46が形成されている。
【0028】次に、上記CCDカメラの使用方法を説明
する。ノートタイプのパーソナルコンピュータのフラッ
トディスプレイ7の縁にCCDカメラを固定する場合
は、まず、図11に示すようにスタンド8を回動させて
引き起こした状態にし、クランプ6のレバー部30と一
直線にする。次に、図12に示すように、クランプ6を
引き出すと、スタンド8が直線的に移動して貫通孔32
を通る。そして、フラットディスプレイ7の厚みよりも
大きくクランプ部31が引き出されると、本体ケース3
をフラットディスプレイ7に沿わせて手を離すことによ
り、クランプ部31と本体ケース3とがフラットディス
プレイ7を挟み込む。これによって、図1に示すよう
に、CCDカメラはフラットディスプレイ7の縁の上部
に固定される。
【0029】このとき、クランプ6の移動に伴ってスタ
ンド8も移動するが、移動体42のストッパ43が本体
ケース3の窪み45に係止されて、そこに停止する。し
かし、スタンド8はなおも移動するので、移動体42は
スタンド8のばね室41内を移動することになり、ばね
40を縮める。したがって、ばね40によりクランプ6
を引き戻す方向に力が働き、フラットディスプレイ7へ
の挟み込み力が大きくなり、CCDカメラを確実に固定
できる。また、クランプ部31と本体ケース3との距離
は自由に可変できるため、あらゆる厚さのフラットディ
スプレイ7、さらには机の縁にも対応することが可能で
ある。
【0030】机等の平面に据え置く場合は、図13に示
すように、スタンド8を回動させて引き起こし、スタン
ド8の横棒36と本体ケース3の底面を平面に接触させ
る。そして、カメラ部1を回動させて被写体の方向へ向
ける。このとき、スタンド8は補強片37に当接して、
それ以上の回動が規制されるので、スタンド8が開きす
ぎて本体ケース3が倒れるということはない。
【0031】また、CCDカメラを使用しない場合は、
図2〜図5に示すように、スタンド8を本体ケース3に
密着させ、クランプ6のレバー部30を本体ケース3の
貫通孔32内に収納させてクランプ部31を本体ケース
3に近接させ、カメラ部1を本体ケース3の上部に回動
させておくことにより、大きな突出物がなく全体が箱形
状となり、余分なスペースを取らずコンパクトに収納で
き、携帯性に優れる。
【0032】さらに、クランプ6およびスタンド8を収
納した状態において、カメラ部1を目標とする方向に回
動させると、持ちながら被写体の撮影が可能となり、携
帯用のCCDカメラとなる。
【0033】次に、他の実施形態のCCDカメラを説明
する。図17,18に示すように、本体ケース3をフラ
ットディスプレイ7に固定するために一側が他側に向け
て折り畳まれるようにしたクランプ6が設けられ、本体
ケース3にクランプ6を移動自在に挿通する貫通孔32
が形成されている。
【0034】クランプ6は、本体ケース3の幅より少し
厚い第1クランプ50と、これより長い第2クランプ5
1とからなり、それぞれ同じ幅とされ、貫通孔32を通
過できる。第1クランプ50が第2クランプ51を両側
から挟み込むように、第1クランプ50の両側が凸とさ
れ、これに対応して第2クランプ51は中央部が凸とさ
れ、第1クランプ50と第2クランプ51とは支軸52
により回動自在に連結されている。ここで、図19に示
すように、第1クランプ50が回転し過ぎないように、
第1クランプ50は第2クランプ51に当接するように
なっており、一定の角度までしか回転しない。
【0035】そして、支軸52にねじりコイルばね53
が巻き付けられ、このばね53の両端がそれぞれ第1お
よび第2クランプ50,51に埋め込まれている。これ
により、第1クランプ50は第2クランプ51に近づく
方向に付勢され、図19に示す状態で折り畳まれるよう
になっている。
【0036】また、第2クランプ51の先端に突起54
が形成され、本体ケース3に補強片37が形成され、突
起54が補強片37に当接することにより、第2クラン
プ51が本体ケース3から抜け落ちることを防止してい
る。なお、第1クランプ50の先端にも本体ケース3に
係止されるような突起を形成しておけば、貫通孔32か
ら抜け落ちることはない。その他の構成は上記実施形態
と同じである。
【0037】フラットディスプレイ7の縁にCCDカメ
ラを固定する場合は、図20に示すように、第2クラン
プ51を回動させて引き起こした状態にし、第1クラン
プ50と一直線にする。次に、第2クランプ51を押し
込むか、あるいは第1クランプ50を引き出すと、第2
クランプ51が直線的に移動して貫通孔32を通る。こ
のとき、第1クランプ50はばね53の付勢力により折
り畳まれた状態にある。そして、フラットディスプレイ
7の厚みよりも大きく第1クランプ50が引き出される
と、本体ケース3をフラットディスプレイ7に沿わせて
第2クランプ51を引き戻すことにより、第1クランプ
50と本体ケース3とがフラットディスプレイ7を挟み
込む。これによって、CCDカメラはフラットディスプ
レイ7の縁の上部に固定される。
【0038】このとき、ばね53の付勢力により、第1
クランプ50は本体ケース3に近接する方向に回転しよ
うとするので、フラットディスプレイ7への挟み込み力
が大きくなり、CCDカメラを確実に固定できる。
【0039】机等の平面に据え置く場合は、図21に示
すように、第2クランプ51を貫通孔32に押し込む
と、ばね53の付勢力により第1クランプ50が折り畳
まれた状態となり、その平坦面を平面に接触させる。
【0040】また、CCDカメラを使用しない場合は、
第1クランプ50を貫通孔32に収納しておくと、ばね
53の付勢力により第2クランプ51は本体ケース3に
自然に密着される。そのため、携帯中でも第2クランプ
51が本体ケース3から離れることはなく、第2クラン
プ51の損傷を防止できる。この場合、本体ケース3の
片側には第1クランプ50が突出しないので、よりコン
パクトに収納できる。
【0041】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、本発明のテレビジョンカメラをCCDカメラ以外に
ビデオカメラ、電子スチルカメラに適用してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、本体ケースを被取付体に固定するためのクラン
プが設けられ、クランプのレバー部が本体ケースを移動
自在に貫通し、クランプは、使用時には被取付体の厚み
に応じて移動され本体ケースとの間で被取付体を挟み込
むので、あらゆる厚さの被取付体に容易に固定すること
ができる。しかも、クランプが本体ケースを貫通して設
けられ、非使用時には本体ケースに収納されるので、本
体ケースからは余分な突出物が生じず、小型化を図れ、
収納性にも優れる。
【0043】また、本体ケースを立てるためのスタンド
が支軸を介してクランプのレバー部に回転自在に取り付
けられることにより、スタンドを回転させるだけで平面
に据え置くこともでき、設置場所の自由度が高まり、使
用範囲が広まる。したがって、適切なアングルから被写
体を撮影することが可能となる。しかも、非使用時にス
タンドを本体ケースに収納することができるので、持ち
運ぶときに邪魔にならず、全体がコンパクトになり、携
帯性に優れる。
【0044】また、本体ケースを立てたとき、スタンド
に当接する補強片が本体ケースに形成されているので、
本体ケースを薄くしてもスタンドの強度を高めることが
でき、安定した設置を行える。
【0045】また、クランプの使用時にクランプを本体
ケースに近接する方向に付勢する付勢手段を設けている
ので、被取付体に対して確実に固定することができ、撮
影中にカメラ部がずれたりするおそれがなくなり、しか
もカメラ部を回動させても外れるおそれもなく、安心し
て使用できる。
【0046】そして、この付勢手段がスタンド内の空洞
に内装されているので、本体ケースにこれを設けるため
のスペースが不要となり、スペースを効率よく利用で
き、小型化を図れる。
【0047】このように、設置場所の自由度が高まって
あらゆる状況で使用できるようになり、カメラ部を回動
させる機会が増えても、本体ケースに内蔵されたカメラ
制御部とカメラ部とを接続するフレキシブル配線基板の
中間部分に空隙を形成しておくことにより、フレキシブ
ル配線基板はねじれや曲げに対して柔軟に対応し、フレ
キシブル配線基板の耐久性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のCCDカメラをフラットデ
ィスプレイに固定した状態を示す図
【図2】CCDカメラの正面図
【図3】CCDカメラの背面図
【図4】CCDカメラの右側面図
【図5】CCDカメラの左側面図
【図6】CCDカメラの概略内部構成図
【図7】フレキシブル配線基板を示す図
【図8】収納されたクランプを示す図
【図9】クランプの側面図
【図10】クランプを外した本体ケースの側面図
【図11】スタンドを回転させたときのCCDカメラの
正面図
【図12】クランプを引き出したのCCDカメラの正面
【図13】CCDカメラを平面に据え置いた状態を示す
【図14】クランプおよびスタンドを示し、(a)は一
部破断平面図、(b)は一部破断正面図
【図15】クランプ使用時のスタンドの状態を示す図
【図16】クランプ非使用時のスタンドの状態を示す図
【図17】他の実施形態のCCDカメラの正面図
【図18】CCDカメラの側面図
【図19】クランプの折り畳み部分の詳細図
【図20】CCDカメラをフラットディスプレイに固定
した状態を示す図
【図21】CCDカメラを平面に据え置いた状態を示す
【符号の説明】
1 カメラ部 3 本体ケース 5 回動機構部 6 クランプ 7 フラットディスプレイ 8 スタンド 18 フレキシブル配線基板 19 空隙 30 レバー部 31 クランプ部 35 支軸 37 補強片 40 ばね 41 ばね室 42 移動片 43 ストッパ 45 窪み
フロントページの続き (72)発明者 谷村 陽一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−136236(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257 H04N 7/14 G03B 17/56 H04N 5/225

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影するカメラ部に対して映像
    信号処理および制御を行うカメラ制御部を内蔵した本体
    ケースを備え、該本体ケースを被取付体に固定するため
    のクランプと、前記本体ケースを立てるためのスタンド
    とが設けられ、前記クランプが前記本体ケースの貫通孔
    に挿通され、前記スタンドの一側が前記クランプの他側
    に支軸を介して回転自在に取り付けられ、前記クランプ
    の使用時には、前記クランプとスタンドとが一直線状に
    されて前記本体ケースに対して直線的に移動可能とさ
    れ、非使用時には、前記クランプの他側が前記本体ケー
    スの貫通孔に収納されて、その一側が前記本体ケースに
    近接され、前記スタンドが本体ケースに密着されること
    を特徴とするテレビジョンカメラ。
  2. 【請求項2】 クランプは、他側にスタンドが取り付け
    られたレバー部と、該レバー部の一側に一体的に設けら
    れたクランプ部とからなり、該クランプ部は、本体ケー
    スと平行に対向し、前記クランプの非使用時に前記本体
    ケースに密着されることを特徴とする請求項1記載のテ
    レビジョンカメラ。
  3. 【請求項3】 支軸はクランプの非使用時に本体ケース
    より外に突出するように配され、スタンドが回転可能と
    されることを特徴とする請求項1または2記載のテレビ
    ジョンカメラ。
  4. 【請求項4】 スタンドを回転させてスタンドとクラン
    プとを一直線状にして本体ケースを立てたとき、前記ス
    タンドに当接する補強片が前記本体ケースに形成された
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のテレ
    ビジョンカメラ。
  5. 【請求項5】 クランプの使用時にクランプの一側を本
    体ケースに近接する方向に付勢する付勢手段が設けられ
    たことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のテ
    レビジョンカメラ。
  6. 【請求項6】 スタンド内に空洞が形成され、該空洞に
    付勢手段が内装されたことを特徴とする請求項5記載の
    テレビジョンカメラ。
  7. 【請求項7】 被写体を撮影するカメラ部に対して映像
    信号処理および制御を行うカメラ制御部を内蔵した本体
    ケースを備え、該本体ケースを被取付体に固定する、あ
    るいは本体ケースを立てるために使用するクランプが設
    けられ、前記本体ケースに前記クランプを移動自在に挿
    通する挿通孔が形成され、前記クランプは、一側が他側
    に向けて折り畳み可能とされ、前記クランプの非使用時
    には、前記クランプの一側が前記挿通孔に収納され、
    側が折り畳まれて前記本体ケースに密着され、前記クラ
    ンプの使用時には、前記クランプの他側が前記挿通孔に
    移動され、一側が折り畳まれた状態にされることを特徴
    とするテレビジョンカメラ。
  8. 【請求項8】 カメラ部を本体ケースに対して回動可能
    に支持する回動機構部を備え、前記本体ケースに内蔵さ
    れたカメラ制御部とカメラ部とを接続するフレキシブル
    配線基板が前記回動機構部内を通って設けられ、前記フ
    レキシブル配線基板の中間部分に空隙が形成されたこと
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のテレビジ
    ョンカメラ。
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