JP3470194B2 - 電力線探査装置 - Google Patents

電力線探査装置

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JP3470194B2
JP3470194B2 JP05369097A JP5369097A JP3470194B2 JP 3470194 B2 JP3470194 B2 JP 3470194B2 JP 05369097 A JP05369097 A JP 05369097A JP 5369097 A JP5369097 A JP 5369097A JP 3470194 B2 JP3470194 B2 JP 3470194B2
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利康 樋熊
吉秋 小泉
良一 井藤
正章 小竹
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Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電力線を媒体に使
用した電力線搬送システムにおいて、端末等の施工時に
電力線の通信品質を調査し、情報伝送での使用可否につ
いて調査するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に屋内電力線に制御信号を重畳して
この制御信号により電力線に接続された負荷を制御する
制御装置として、特開昭60−200736公報に記載
されたものがあった。これを第18図に基づいて説明す
る。71は交流電源、3は屋内に敷設された電力線、7
3は中央制御部、74は中央制御部に接続され電力線3
に流れる負荷電流信号を中央制御部73に入力する電流
検出部。75、76は屋内負荷制御装置であり夫々負荷
77、78を有している。
【0003】次に、このように構成された制御装置の動
作について説明する。屋内負荷制御装置75、76の夫
々の負荷77、78に流れる電流は、電流検出器74が
電力線3に流れる電流を検出することにより得られる。
中央制御部73は電流検出器74が検出した電流に応じ
て屋内負荷制御装置75、または、屋内負荷制御装置7
6へ制御信号を電力線3に重畳して送信し、夫々の負荷
77、78の運転状態を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の制
御装置では、中央制御部73と屋内負荷制御装置75、
76を結ぶ電力線3の敷設状態が図に示すごとく、明ら
かであれば装置の動作は支障なく行われるが、現実の屋
内の電力線3の敷設状況は様々な負荷が接続されていた
り、場合によっては途中でサーキットブレーカなどが挿
入され分岐されているなど複雑である場合が多かった。
特に電力線に制御信号を重畳する場合に電力線に接続さ
れた負荷の状態が不明確であると制御信号が伝わらない
場合があり、また、サーキットブレーカによる分岐など
で、物理的に電力線が分断される場合があり、制御信号
の円滑な伝達が行えず、装置の動作が不能となることが
あった。
【0005】また、実際の電力線の敷設状況を調査し、
確実に制御信号が伝達できることを確認した上で装置の
設置を行う必要がある。このような調査は、伝送を行う
地点間で信号の注入、受信を確認することで実施できる
が、実際には交流電源が印加された電力線3に直接、計
測器などを接続することになり、感電などの危険を伴
う。危険回避策として電源を切断して計測することが考
えられるが、運用中の建物では停電となるため困難であ
り、また負荷が不動作となるため電力線の伝送特性が実
際と異なる場合があり正確な伝送の評価ができなかっ
た。
【0006】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、電力線搬送を用いた機器を設置する
際、利用可能な屋内電力線を確実にかつ容易に探査し、
屋内電力線の敷設状況を把握する電力線探査装置を得る
事を目的とする。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる電力線
探査装置は、あらかじめ定められた時間にしたがって、
あらかじめ定めた形式の試験信号を断続して発生し、電
力線に注入する信号発生装置と、前記電力線と非接触結
合する非接触結合手段と、前記あらかじめ定められた時
間となったときに、前記非接触結合手段により前記試験
信号を検出し、検出した時刻と検出された検出信号の強
度を記憶し、前記検出信号の強度があらかじめ定められ
た信号強度以上であれば信号伝送可能と表示するととも
に、前記検出信号の強度を前記時刻に対応して表示する
検出装置とを備える。
【0009】また、あらかじめ定められた時間にしたが
って、あらかじめ定めた形式の試験信号を断続して発生
し、電力線に注入するとともに前記試験信号の断続のと
きに、あらかじめ定められた切替り信号を発生し、電力
線に注入する信号発生装置と、前記電力線と非接触結合
する非接触結合手段と、この非接触結合手段から前記切
替り信号を検出したときに、前記試験信号を検出し、検
出した時刻と検出された検出信号の強度を記憶し、前記
検出信号の強度があらかじめ定められた信号強度以上で
あれば信号伝送可能と表示するとともに、前記検出信号
を前記時刻に対応して表示する検出装置とを備える。
【0010】また、信号発生装置が発生する試験信号
は、電力線搬送に使用する信号方式に応じて、選択可能
としたものである。
【0011】また、信号発生装置は、電力線と非接触で
結合し、電力線への信号を注入する非接触結合手段を備
える。
【0012】
【0013】また、タイマ動作スイッチと時計手段の出
力信号に基づいて信号の送出を制御する送出制御手段、
この送出制御手段の指令により、信号選択手段であらか
じめ定めた形式の試験信号を、あらかじめ定められた時
間にしたがって断続して発生する信号発生手段および前
記試験信号を電力線に注入する信号注入手段を有する信
号発生装置と、前記電力線と非接触結合する非接触結合
手段、タイマ測定スイッチをオンとした後に、時刻情報
を出力する検出用時計手段による時刻が、前記あらかじ
め定められた時間となったときに、前記非接触結合手段
により、試験信号を検出し、検出された前記試験信号を
信号強度に変換するとともに、前記信号強度があらかじ
め定められた信号強度と比較して信号伝送可否の信号を
出力し、前記あらかじめ定められた時間だけ計測を行っ
た後、計測動作を停止する計測制御手段、前記信号強度
と検出した時刻を記憶する記憶手段、前記検出した時刻
に対応する前記信号強度を表示する表示器、前記信号伝
送可否の信号により信号伝送の可否を表示する伝送判定
表示手段および前記信号強度を表示するレベルメータを
有する検出装置とを備える。
【0014】また、タイマ動作スイッチと時計手段の出
力信号に基づいて信号の送出を制御する送出制御手段、
この送出制御手段の指令により、信号選択手段であらか
じめ定めた形式の試験用信号を、あらかじめ定められた
時間にしたがって断続して発生する信号発生手段、試験
開始または停止を示す切替り信号を発生する切替り信号
発生手段および前記試験用信号と前記切替り信号を電力
線に注入する信号注入手段を有する信号発生装置と、前
記電力線と非接触結合する非接触結合手段、タイマ測定
をオン・オフするタイマ測定スイッチ、時刻情報を出力
する検出用時計手段、前記切替り信号を検出する切替り
信号検出手段、この切替り信号検出手段により前記試験
開始を示す切替り信号を検出したときに、前記検出用時
計手段に試験開始時刻をセットするとともに、前記非接
触結合手段により前記試験用信号を検出し、検出された
前記試験用信号を信号強度に変換するとともに、前記信
号強度があらかじめ定められた信号強度と比較して信号
伝送可否の信号を出力し、前記あらかじめ定められた時
間だけ計測を行った後、計測動作を停止する計測制御手
段、前記信号強度と検出した時刻を記憶する記憶手段、
前記検出した時刻に対応する前記信号強度を表示する表
示器、前記信号伝送可否の信号により信号伝送の可否を
表示する伝送判定表示手段および前記信号強度を表示す
るレベルメータを有する検出装置とを備える。
【0015】また、信号注入手段は、電力線と非接触で
結合し、電力線への信号を注入する非接触結合手段を備
える。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.一般に設備の中央制御部は屋内の電気室
など電源の分電盤近傍に設置されることが多い。したが
って、電気室内では電力線へ直接信号発生装置を接続す
ることは比較的容易である。しかしながら、監視対象で
ある設備の近傍では分電盤などの容易に電気的接続を行
う設備が設置されていなく、電力線搬送通信装置を接続
する候補地点を多数選んだとしても、もっとも通信品質
が良い箇所を直接接続して選択することは困難である。
実施の形態1は、通信を実施する地点を分電盤近傍地点
から設備設置箇所までとして調査を行うときの構成とし
たものである。
【0017】以下、この発明の実施の形態1を図につい
て説明する。図1はこの発明の実施の形態1について電
力線探査装置を使用して屋内配線調査を実施する際の構
成図であり、7は分電盤、3は分電盤内でサーキットブ
レーカ2により分岐された電力線であり、屋内をめぐり
監視対象設備2や照明、一般コンセント等へ配線され電
源を供給している。1は信号発生装置であり電力線3に
接続される。電力線3は屋内天井裏、壁などに沿って、
監視対象設備5の電源やその周辺の電気機器のための電
源として敷設される。この電力線3は信号発生器1が接
続されている電源系統と同一、または、異なる系統のも
のである場合がある。4は信号発生装置1で発生した信
号を、カップラ6を介して電力線3から検出する検出装
置である。
【0018】図2は信号発生装置1の外観例を示す図で
ある。1aは試験信号の発生を入り切りするための信号
発生スイッチでありon側に倒すと電力線接続端子1e
に試験信号が出力される。信号発生スイッチ1aをof
f側に倒すと試験信号は停止する。1cは試験信号が電
力線接続端子1eに信号出力がされていることを示す信
号発生中表示ランプである。11aは信号選択手段であ
り、データ通信に用いる信号形式に応じて、試験信号の
形式を選択する。
【0019】図3は信号発生装置の構成を示すブロック
図であり、10は信号の送出を制御する送出制御手段で
あり、信号発生スイッチ1aが接続されている。11は
電力線搬送で使用する信号と同一の周波数分布を有する
信号を発生する信号発生手段、11aは信号発生手段1
1が発生する信号の形式を選択する。12は電力線3と
のインピーダンス整合や信号増幅機能を含んだトランス
と電力増幅器等の信号注入手段である。
【0020】図4は検出装置4の外観図で44は検出し
た試験信号のレベル表示を行うレベルメータ、49、5
0は現在の受信している試験信号のレベルを判定して、
その判定結果を表示するLED(a)、LED(b)で
あり、6は電力線3とは電磁的または静電的な結合を行
い、非接触結合をする非接触手段であるカップラで、電
力線が露出しているところ等の強電部と非接触で結合
し、実施の形態1ではクリップ式のものを示している。
【0021】図5は検出装置4の構成を示す図で、40
は計測制御手段であり、カップラ6で検出された信号が
増幅器41を経て入力される。44はレベルメータであ
り検出された試験信号のレベルを表示する。49、50
は現在計測中の試験信号レベルを所定の値と比べ、伝送
の可否判定の結果を示すLED等の伝送判定表示手段で
ある表示器である。
【0022】次に動作を図1〜6により説明する。監視
対象設備5近傍には電力線3が2系統敷設されており、
a点とb点を接続の候補とした場合について、電力線探
査の方法を説明する。ここでは、電気室に制御装置が設
置され、屋内の遠隔地、例えば屋上に設置された空調設
備との制御信号の通信を行う場合等を想定している。
【0023】まず、図1に示すように信号発生装置1を
電気室の分電盤7内の任意の系統の電力線3に接続す
る。この接続点をc点とする。また、一方検出装置4は
設備近傍に敷設された電力線3の電力線接続候補a点ま
たはb点の何れか、あるいは両方にカップラ6を用いて
結合させておく。この時点ではc点とa、b点間の電力
線3敷設状況は不明であるため監視対象設備をどちらの
電力線を使用して監視すれば良いかの判定はできない。
なお、カップラ6は、電磁的または静電的な結合を行う
ので、電力線3の片方のみに接続してもよい。
【0024】次に、図2に示す信号発生装置1の信号発
生スイッチ1aをon側に操作し、試験信号を電力線3
に注入する。注入された試験信号は電力線3を介して、
屋内の各系統へ伝わって行く。
【0025】次に、信号発生装置1の動作を図3にょっ
て説明する。まず、信号選択手段11aはあらかじめデ
ータ通信に使用する信号形式に従って所定の形式の試験
信号が出力されるよう設定しておく。信号発生スイッチ
1aをon操作すると送出制御手段10は信号発生手段
11に信号発生を指令すると共に、信号送信表示LED
1cを点灯する。信号発生手段11から信号選択手段1
1aによってあらかじめ定められた形式で発生された試
験信号は、信号注入手段12により所定の強度に増幅さ
れ電力線接続端子1eを介し、電力線3に注入される。
【0026】任意の2線間に注入された信号が伝達され
る際、各線に結合されるインピーダンス、例えば、対地
間の容量などは周囲の環境により必ずしも同一でない。
特に電力ケーブルなど通信用に用いることを意識してい
ないケーブルは、インピーダンスの不平行が生じ、その
結果電力線ケーブル外へ信号の漏洩が発生する。
【0027】電力線3上の接続候補点a、あるいは、b
点においても試験信号が伝達されているならば信号の漏
洩が発生している。この漏洩信号をa点およびb点か
ら、カップラ6を介して検出装置4により検出する。具
体的には図5に示したカップラ6により、電磁誘導ある
いは静電的に結合された試験信号の漏洩として受信した
試験信号は、増幅器41で所定の倍率で増幅され計測制
御手段40に入力される。
【0028】以下、図6に示したフローチャートに基づ
き検出装置4の動作を説明する。計測制御手段40では
検出した試験信号を、あらかじめ構築された電力線上の
信号強度に対応した漏洩信号の強度の変換テーブルを参
照し(ステップS1)、これを信号強度データに変換す
る(ステップS2)。計測制御手段40は信号強度デー
タに基づきレベルメータ44に信号強度を表示する(ス
テップS3)とともにあらかじめ通信可能な範囲に定め
られた比較用データと比較(ステップS4)を行い信号
強度データが比較用データ以上のときは、LED(a)
49を点灯、LED(b)50を消灯し(ステップS
5)、伝送可能であることの表示を行う。信号強度が比
較用データよりも下回る場合にはLED(b)50を点
灯、LED(a)49を消灯させ(ステップS6)伝送
不可能であることを表示する。
【0029】上記手順により、図1の設備近傍の電力線
3のa点およびb点を調査し、何れかの伝送可能なポイ
ントについて電力線搬送機器の接続工事を行う。
【0030】以上のように、電力線搬送を使用した機器
を設置する際に、電力線敷設状況の調査が図面等を再構
築しなくとも確実に、かつ、容易に探索することがで
き、さらに、電源が印加された電力線に直接、計器等を
接続することなしに非接触で探索でき、感電などの危険
を回避することができる。したがって、電力線に印加さ
れている交流電源を切断することなく、電気機器が運転
されている状態での通信状態が把握できるため、信頼性
が高く機器の敷設工事が行え、機器設置後の試運転など
の調整期間が短縮できる。
【0031】実施の形態2.実施の形態2は、実施の形
態1で説明した電力線探査装置にタイマ機能を設け、タ
イマ動作によるトレンド測定をするものである。以下、
この発明の実施の形態2を図について説明する。なお、
図において実施の形態1と同一の符合は同一または相当
のものを示し、説明を省略する。図7はこの発明の実施
の形態2の信号発生装置外観図、図8は信号発生装置構
成図、図9は検出装置の外観図、10は検出装置の構成
図である。
【0032】図7において1bはタイマ動作入り切りの
為のタイマスイッチであり、onにすると所定の時刻に
所定の期間信号を停止し、続けて所定の時間、試験信号
を停止した後、再び試験信号出力を行うといった動作を
繰り返す。1dは時刻表示である。
【0033】図8において14は計時手段であり時刻を
送出制御手段へ知らせると共に、時刻表示手段1dに現
在の時刻を表示する。
【0034】図9において45はタイマによる自動計測
時の試験信号レベルを表示する表示装置、46はタイマ
測定をスタートするためのスタートスイッチ、47はタ
イマ計測により記憶されている試験信号レベルの時系列
変化(以下トレンドと略す)情報を消去するためのクリ
アスイッチである。
【0035】図10において43は計時手段であり、時
刻情報を計測制御手段40に与える。45は検出された
信号強度をトレンド表示する表示手段、46はタイマ計
測のスタートスイッチ、47は試験信号レベルのトレン
ドデータのクリア用スイッチ、48は試験信号の時系列
データ保持用の記憶手段である。
【0036】次に、図7〜10及び信号装置1の動作を
示す図11と検査装置4の動作を示す図12により動作
について説明する。まず、信号発生装置1のタイマ動作
スイッチ1bをon側に操作した後、信号発生スイッチ
1aをon側に操作する。信号発生装置1はタイマ動作
モードで動作を開始する。このモードではあらかじめ定
められたスケジュールに従い、試験信号を電力線3に断
続的に注入を行う。
【0037】以下、図8および信号発生装置1のタイマ
動作を記したフローチャート図11を用いて詳細な動作
を説明する。タイマ動作スイッチ1bをonにし、つい
で信号発生スイッチ1aをon操作する。送出制御手段
10はタイマ動作スイッチ1bと信号発生スイッチ1a
を読みとり(ステップS11)、各々のスイッチがon
であることを確認する(ステップS12、S13)。さ
らに計時手段14から時刻情報を読み出し(ステップS
14)、所定の時刻となるまで待つ(ステップS1
5)。送出制御手段10は所定の時刻になったことを確
認すると信号発生手段11に信号発生を指令する(ステ
ップS16)と共に、信号送信表示LED1cを点灯す
る(ステップS17)。信号発生手段11から発生され
た試験信号は信号注入手段12により所定の強度に増幅
され電力線接続端子1eを介し、電力線3に注入され
る。
【0038】さらに時刻が進み、所定の時刻経過を送出
制御手段10が検出する(ステップS18、S19)と
信号発生手段11に信号発生の停止を指令する(ステッ
プS20)と共に、信号送信表示LED1cを消灯する
(ステップS21)。上記のように信号発生装置1から
はタイマスイッチ1bにより、所定の時刻に所定の時間
だけ電力線3上に試験信号が注入される。
【0039】電力線3上の接続候補点aあるいはb点に
おいて、実施の形態1と同様に試験信号が伝達されると
信号の漏洩が発生する。この漏洩信号をa点およびb点
に設置された検出装置4により検出する。本実施の形態
では検出装置4はタイマ測定スタートスイッチ46をo
nにして設置され、所定の時刻になると試験信号検出と
記憶を行い、所定の時間計測を行った後、計測動作を停
止する、といった動作を繰り返し行う。
【0040】以下、検出装置4を示す図10および検出
装置4の計測制御手段40のタイマ動作を記したフロー
チャート図12にもとづき動作を説明する。まず、計測
制御手段40はタイマ測定スタートスイッチ46がon
になったことを検出後(ステップS30)、計時手段4
3から時刻情報を読み出し(ステップS31)、信号発
生装置1と同期をとった所定の時刻になったことを判定
する(ステップS32)。このときカップラ6により、
電磁誘導あるいは静電的に結合された試験信号の漏洩と
して受信した試験信号は、増幅器41で所定の倍率で増
幅され計測制御手段40に入力される。
【0041】計測制御手段40は、検出した試験信号を
あらかじめ構築された電力線上の信号強度に対応した漏
洩信号の強度の変換テーブルを参照し(ステップS3
3)、これを信号強度データに変換する(ステップS3
4)。計測制御手段40は信号強度データに基づきレベ
ルメータ44に信号強度を表示する(ステップS35)
とともに、記憶手段48に記憶する(ステップS3
6)。さらに、あらかじめ通信可能な範囲に定められた
比較用データと比較を行い(ステップS37)、信号強
度データが比較用データ以上のときには、LED(a)
49を点灯、LED(b)50を消灯し(ステップS3
8)、伝送可能であることの表示を行う。
【0042】次に、信号強度が比較用データ値未満のと
きにはLED(a)49を消灯、LED(b)50を点
灯させ(ステップS39)、伝送不可能であることを表
示する。また、表示手段45には図4に示したように、
信号レベルのトレンドを逐次表示する(ステップS4
0)。
【0043】次に、計測制御手段40は、計時手段より
時刻情報を読み出し(ステップS41)、所定の時刻経
過を確認すると(ステップS42)、レベルメータ44
への表示および記憶手段48へのデータ記憶動作を中止
する(ステップS43)。
【0044】以下、所定の時刻経過する度に上記動作を
繰り返し、電力線上の信号強度のトレンドを計測する。
【0045】電力線の電気特性は、接続されている電気
機器の運転状況により時系列的に変化するため、電力線
を伝わる制御信号の強度は時間的に変化するが、以上の
計測操作によって時間をパラメータとした計測ができ、
伝送の安定度を知ることが可能となり、より精度の高い
接続点の選択をすることができる。
【0046】実施の形態3.実施の形態3は、実施の形
態1で説明した電力線探査装置の信号発生装置1に切替
り信号機能を設け、切替り信号を用いてトレンド測定を
するものである。以下、この発明の実施の形態3を図に
ついて説明する。なお、図において実施の形態2と同一
の符合は同一または相当のものを示し、説明を省略す
る。図13はこの発明の実施の形態3の信号発生装置構
成図、図14は検出装置の構成図である。
【0047】図13において13は送出制御手段10か
らの信号に応じ試験信号送出の切替り、すなわち試験信
号の送出開始、および試験信号の送出停止などを示す制
御信号を発生する切替り信号発生手段である。
【0048】図14において42は切替り信号検出手段
であり、カップラ6で検出され増幅器41で増幅された
信号の中から、試験信号出力の切替りを示す信号を検出
する。
【0049】次に、図13、14及び信号装置1の動作
を示す図15と検査装置4の動作を示す図16により動
作について説明する。、まず、信号発生装置1のタイマ
動作スイッチ1bをon側に操作した後、信号発生スイ
ッチ1aをon側に操作する。信号発生装置はタイマ動
作モードで動作を開始する。このモードではあらかじめ
定められたスケジュールに従い、試験信号を電力線3に
断続的に注入すると共に試験信号発生の前には試験信号
送出の合図を、後に試験信号停止の合図の意味を持つ切
替り信号を送出する。
【0050】以下、図13および図15に示した信号発
生装置1のタイマ動作を示したフローチャートを用いて
詳細な動作を説明する。タイマ動作スイッチ1bをon
にし、(ステップS50、S51)、ついで、信号発生
スイッチ1aをon操作する(ステップS52)と、送
出制御手段10は計時手段14から時刻情報を読み出し
(ステップS53)、所定の時刻となるまで待つ。送出
制御手段10は所定の時刻になったことを確認すると
(ステップS54)、切り換え信号発生手段13に試験
信号を発生する旨の制御信号(以下単に試験開始信号と
略す)を出力するよう指令し(ステップS55)、試験
開始信号は信号注入手段12により所定の強度に増幅さ
れ、電力線接続端子1eを介し電力線3に出力される。
【0051】次に、試験開始信号発生の後、送出制御手
段10は信号発生手段11に信号発生を指令(ステップ
S56)すると共に、信号送信表示LED1cを点灯す
る(ステップS57)。信号発生手段11から発生され
た試験信号は信号注入手段12により所定の強度に増幅
され電力線接続端子1eを介し、電力線3に注入され
る。この後、送出制御手段10は計時手段14から時刻
情報を逐次読み出し(ステップS58)、所定時刻の経
過を監視する(ステップS59)。
【0052】さらに時刻が進み、所定の時刻経過を送出
制御手段10が検出すると信号発生手段11に信号発生
の停止を指令する(ステップS60)と共に、信号送信
表示LED1cを消灯する(ステップS61)。次に、
切り換え信号発生手段13に、試験信号を停止した旨の
制御信号(以下単に試験停止信号と略す)を出力するよ
う指令し(ステップS62)、試験停止信号は信号注入
手段12により所定の強度に増幅され、電力線接続端子
1eを介し電力線3に出力される。
【0053】上記のように信号発生装置1からはタイマ
スイッチ1bにより、所定の時刻に所定の時間だけ電力
線3上に試験信号が注入され、試験信号送出の前後には
試験停止信号と試験開始信号が各々電力線3上に出力さ
れる。
【0054】次に、電力線3上の接続候補点aあるいは
b点において試験信号が伝達されると、信号の漏洩が発
生する。この漏洩信号をa点およびb点に設置された検
出装置4により検出する。本実施の形態では、検出装置
4はタイマ測定スタートスイッチ46をonにして設置
され、試験信号検出と記憶を行い、所定の時間計測を行
った後、計測動作を停止する、といった動作を繰り返し
行う。このとき検出装置4の計時手段43は試験開始信
号、あるいは、試験停止信号により同期を取るよう動作
をする。
【0055】以下、図14および図16に示した計測制
御手段のタイマ動作のフローチャートにもとづき動作を
説明する。まず、検出装置4のタイマ測定スタートスイ
ッチ46をonにする。(ステップS70)。次に、カ
ップラ6により、電磁誘導あるいは静電的に結合された
試験信号の漏洩として受信した試験信号は、増幅器41
で所定の倍率で増幅され計測制御手段40に入力され
る。切替り信号検出手段42が受信信号の中から試験開
始信号を検出したときに(ステップS71)、計時手段
43を所定の計測開始時刻にセット(ステップS72)
すると共に、検出した試験信号をあらかじめ構築された
電力線上の信号強度に対応した漏洩信号の強度の変換テ
ーブルを参照し、これを信号強度データに変換する(ス
テップS73)。
【0056】次に、計測制御手段40は信号強度データ
に基づきレベルメータ44に信号強度を表示する(ステ
ップS74)とともに記憶手段48に記憶する(ステッ
プS75)。さらに、あらかじめ通信可能な範囲に定め
られた比較用データと比較を行い信号強度データが比較
用データ値以上のときにはLED(a)49を点灯、L
ED(b)50を消灯し(ステップS77)、伝送可能
であることの表示を行う。信号強度が比較用データ値未
満のときにはLED(b)50を点灯、LED(a)4
9を消灯させ(ステップS78)、伝送不可能であるこ
とを表示する。また、表示手段45には図4に示したよ
うに信号レベルのトレンドを逐次表示する(ステップS
79)。
【0057】次に、計測制御手段40は受信信号の中か
ら試験停止信号を検出する(ステップS80)およびレ
ベルメータ44への表示、および、記憶手段41へのデ
ータ記憶動作を停止する(ステップS81)。
【0058】以下、試験開始、試験停止信号を検出する
度に上記動作を繰り返し、電力線上の信号強度のトレン
ドを計測する。
【0059】電力線の電気特性は、接続されている電気
機器の運転状況により時系列的に変化するため、電力線
を伝わる制御信号の強度は時間的に変化するが、以上の
計測操作によって時間をパラメータとした計測ができ、
伝送の安定度を知ることが可能となり、より精度の高い
接続点の選択をすることができる。また、信号発生装置
と検出装置のタイマー動作の同期を自動的にとれるの
で、操作を容易にすることができる。
【0060】なお、実施の形態1〜3で試験に用いた試
験信号については、電力線搬送を用いた機器が使用する
信号形式の応じて変更できるように、信号発生手段11
は構成され、電力線搬送を用いた機器に応じて信号選択
手段11aにより変更し、上記実施の形態の探査手順に
より電力線の評価を実施する。
【0061】また、実施の形態1〜3では、信号発生装
置1を分電盤7の電力線3に直接接続していたが、信号
発生装置1を電力線3に接続する手段として、図17に
示すように非接触で結合するカップラ6を用い、前記実
施の形態1〜3と同一の手順により電力線敷設状況の探
査は行うことができる。このとき、検出装置4内、計測
制御手段40が有する変換テーブルは、信号注入の方法
に従って変更しておく必要がある。
【0062】また、実施の形態1〜3で1対の電力線に
対し、電力線探査の方法を示したが、3線の電力線の内
の任意の1対、または電力線と接地間を利用して信号伝
送を行う機器の場合でも、信号発生器1の接続を電力線
の使用状態に併せ変更することにより同様の手順で電力
線の探査を行うことができる。
【0063】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0064】
【0065】あらかじめ定められた時間にしたがって、
あらかじめ定めた形式の試験信号を断続して発生し、電
力線に注入する信号発生装置と、前記電力線と非接触結
合する非接触結合手段と、前記あらかじめ定められた時
間となったときに、前記非接触結合手段により前記試験
信号を検出し、検出した時刻と検出された検出信号の強
度を記憶し、前記検出信号の強度があらかじめ定められ
た信号強度以上であれば信号伝送可能と表示するととも
に、前記検出信号の強度を前記時刻に対応して表示する
検出装置とを備えたので、時間をパラメータとした調査
ができ、伝送の安定度を知ることが可能となり、より精
度が高く電力線搬送に用いる機器の接続点の選択をする
ことができる。
【0066】また、あらかじめ定められた時間にしたが
って、あらかじめ定めた形式の試験信号を断続して発生
し、電力線に注入するとともに前記試験信号の断続のと
きに、あらかじめ定められた切替り信号を発生し、電力
線に注入する信号発生装置と、前記電力線と非接触結合
する非接触結合手段と、この非接触結合手段から前記切
替り信号を検出したときに、前記試験信号を検出し、検
出した時刻と検出された検出信号の強度を記憶し、前記
検出信号の強度があらかじめ定められた信号強度以上で
あれば信号伝送可能と表示するとともに、前記検出信号
を前記時刻に対応して表示する検出装置とを備えたの
で、時間をパラメータとした計測ができ、伝送の安定度
を知ることが可能となり、より精度が高く電力線搬送に
用いる機器の接続点の選択をすることができる。また、
信号発生装置と検出装置のタイマー動作の同期を自動的
にとれるので、操作を容易にすることができる。
【0067】また、信号発生装置が発生する試験信号
は、電力線搬送に使用する信号方式に応じて、選択可能
としたので、電力線搬送に用いる機器に対して広範囲の
機器に対応することができる。
【0068】また、信号発生装置は、電力線と非接触で
結合し、電力線への信号を注入する非接触結合手段を備
えたので、信号装置と電力線の結合を容易にすることが
できる。
【0069】
【0070】また、タイマ動作スイッチと時計手段の出
力信号に基づいて信号の送出を制御する送出制御手段、
この送出制御手段の指令により、信号選択手段であらか
じめ定めた形式の試験信号を、あらかじめ定められた時
間にしたがって断続して発生する信号発生手段および前
記試験信号を電力線に注入する信号注入手段を有する信
号発生装置と、前記電力線と非接触結合する非接触結合
手段、タイマ測定スイッチをオンとした後に、時刻情報
を出力する検出用時計手段による時刻が、前記あらかじ
め定められた時間となったときに、前記非接触結合手段
により、試験信号を検出し、検出された前記試験信号を
信号強度に変換するとともに、前記信号強度があらかじ
め定められた信号強度と比較して信号伝送可否の信号を
出力し、前記あらかじめ定められた時間だけ計測を行っ
た後、計測動作を停止する計測制御手段、前記信号強度
と検出した時刻を記憶する記憶手段、前記検出した時刻
に対応する前記信号強度を表示する表示器、前記信号伝
送可否の信号により信号伝送の可否を表示する伝送判定
表示手段および前記信号強度を表示するレベルメータを
有する検出装置とを備えたので、時間をパラメータとし
た調査ができ、伝送の安定度を知ることが可能となり、
より精度が高く電力線搬送に用いる機器の接続点の選択
をすることができる。
【0071】また、タイマ動作スイッチと時計手段の出
力信号に基づいて信号の送出を制御する送出制御手段、
この送出制御手段の指令により、信号選択手段であらか
じめ定めた形式の試験用信号を、あらかじめ定められた
時間にしたがって断続して発生する信号発生手段、試験
開始または停止を示す切替り信号を発生する切替り信号
発生手段および前記試験用信号と前記切替り信号を電力
線に注入する信号注入手段を有する信号発生装置と、前
記電力線と非接触結合する非接触結合手段、タイマ測定
をオン・オフするタイマ測定スイッチ、時刻情報を出力
する検出用時計手段、前記切替り信号を検出する切替り
信号検出手段、この切替り信号検出手段により前記試験
開始を示す切替り信号を検出したときに、前記検出用時
計手段に試験開始時刻をセットするとともに、前記非接
触結合手段により前記試験用信号を検出し、検出された
前記試験用信号を信号強度に変換するとともに、前記信
号強度があらかじめ定められた信号強度と比較して信号
伝送可否の信号を出力し、前記あらかじめ定められた時
間だけ計測を行った後、計測動作を停止する計測制御手
段、前記信号強度と検出した時刻を記憶する記憶手段、
前記検出した時刻に対応する前記信号強度を表示する表
示器、前記信号伝送可否の信号により信号伝送の可否を
表示する伝送判定表示手段および前記信号強度を表示す
るレベルメータを有する検出装置とを備えたので、時間
をパラメータとした計測ができ、伝送の安定度を知るこ
とが可能となり、より精度が高く電力線搬送に用いる機
器の接続点の選択をすることができる。また、信号発生
装置と検出装置のタイマー動作の同期を自動的にとれる
ので、操作を容易にすることができる。
【0072】また、信号注入手段は、電力線と非接触で
結合し、電力線への信号を注入する非接触結合手段を備
えたので、信号装置と電力線の結合を容易にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における電力線探査
装置を使用して屋内配線調査を実施する際の構成図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1における信号発生装
置の外観を示す外観図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における信号発生装
置の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における検出装置の
外観を示す外観図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における検出装置の
構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態1における検出装置の
信号測定動作を示すフローチャート
【図7】 この発明の実施の形態2における信号発生装
置の外観を示す外観図である。
【図8】 この発明の実施の形態2における信号発生装
置の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態2における検出装置の
外観を示す外観図である。
【図10】 この発明の実施の形態2における検出装置
の構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態2における信号発生
装置のタイマ動作を示すフローチャート
【図12】 この発明の実施の形態2における検出装置
の計測制御手段のタイマ動作を示すフローチャート
【図13】 この発明の実施の形態3における信号発生
装置の構成を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態3における検出装置
の構成を示すブロック図である。
【図15】 この発明の実施の形態3における信号発生
装置のタイマ動作を示すフローチャート
【図16】 この発明の実施の形態3における計測制御
手段のタイマ動作を示すフローチャート
【図17】 この発明の他の実施の形態について電力線
探査装置を使用して屋内配線調査を実施する際の構成図
である。
【図18】 従来の電力線搬送を使った制御装置の構成
図である。
【符号の説明】
1 信号発生装置、1a 信号発生スイッチ、1b タ
イマ動作開始スイッチ、1c 試験信号発生表示LE
D、3 電力線、4 検出装置、5 監視対象設備、6
カップラ、11a 信号選択手段、14 計時手段、
13 切り替え信号発生手段、40 計測制御手段、4
2 切替り信号検出手段、43 計時手段、48 記憶
手段1、46 タイマ測定スタートスイッチ、47 タ
イマ測定データクリアスイッチ、49、50 伝送判定
表示LED。
フロントページの続き (72)発明者 井藤 良一 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三菱電機ビルテクノサービス株式会社内 (72)発明者 小竹 正章 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三菱電機ビルテクノサービス株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−162927(JP,A) 特開 昭62−194750(JP,A) 特開 平9−18579(JP,A) 実開 昭62−127140(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 3/46 H04B 3/54

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ定められた時間にしたがっ
    て、あらかじめ定めた形式の試験信号を断続して発生
    し、電力線に注入する信号発生装置と、前記電力線と非
    接触結合する非接触結合手段と、前記あらかじめ定めら
    れた時間となったときに、前記非接触結合手段により前
    記試験信号を検出し、検出した時刻と検出された検出信
    号の強度を記憶し、前記検出信号の強度があらかじめ定
    められた信号強度以上であれば信号伝送可能と表示する
    とともに、前記検出信号の強度を前記時刻に対応して表
    示する検出装置とを備えたことを特徴とする電力線探査
    装置。
  2. 【請求項2】 あらかじめ定められた時間にしたがっ
    て、あらかじめ定めた形式の試験信号を断続して発生
    し、電力線に注入するとともに前記試験信号の断続のと
    きに、あらかじめ定められた切替り信号を発生し、電力
    線に注入する信号発生装置と、前記電力線と非接触結合
    する非接触結合手段と、この非接触結合手段から前記切
    替り信号を検出したときに、前記試験信号を検出し、検
    出した時刻と検出された検出信号の強度を記憶し、前記
    検出信号の強度があらかじめ定められた信号強度以上で
    あれば信号伝送可能と表示するとともに、前記検出信号
    を前記時刻に対応して表示する検出装置とを備えたこと
    を特徴とする電力線探査装置。
  3. 【請求項3】 信号発生装置が発生する試験信号は、電
    力線搬送に使用する信号方式に応じて、選択可能とした
    ことを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれかに記載
    の電力線探査装置。
  4. 【請求項4】 信号発生装置は、電力線と非接触で結合
    し、電力線への信号を注入する非接触結合手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載
    の電力線探査装置。
  5. 【請求項5】 タイマ動作スイッチと時計手段の出力信
    号に基づいて信号の送出を制御する送出制御手段、この
    送出制御手段の指令により、信号選択手段であらかじめ
    定めた形式の試験信号を、あらかじめ定められた時間に
    したがって断続して発生する信号発生手段および前記試
    験信号を電力線に注入する信号注入手段を有する信号発
    生装置、前記電力線と非接触結合する非接触結合手
    段、タイマ測定スイッチをオンとした後に、時刻情報を
    出力する検出用時計手段による時刻が、前記あらかじめ
    定められた時間となったときに、前記非接触結合手段に
    より、試験信号を検出し、検出された前記試験信号を信
    号強度に変換するとともに、前記信号強度があらかじめ
    定められた信号強度と比較して信号伝送可否の信号を出
    力し、前記あらかじめ定められた時間だけ計測を行った
    後、計測動作を停止する計測制御手段、前記信号強度と
    検出した時刻を記憶する記憶手段、前記検出した時刻に
    対応する前記信号強度を表示する表示器、前記信号伝送
    可否の信号により信号伝送の可否を表示する伝送判定表
    示手段および前記信号強度を表示するレベルメータを有
    する検出装置とを備えたことを特徴とする電力線探査装
    置。
  6. 【請求項6】 タイマ動作スイッチと時計手段の出力信
    号に基づいて信号の送出を制御する送出制御手段、この
    送出制御手段の指令により、信号選択手段であらかじめ
    定めた形式の試験用信号を、あらかじめ定められた時間
    にしたがって断続して発生する信号発生手段、試験開始
    または停止を示す切替り信号を発生する切替り信号発生
    手段および前記試験用信号と前記切替り信号を電力線に
    注入する信号注入手段を有する信号発生装置と、前記電
    力線と非接触結合する非接触結合手段、タイマ測定をオ
    ン・オフするタイマ測定スイッチ、時刻情報を出力する
    検出用時計手段、前記切替り信号検出する切替り信号
    検出手段、この切替り信号検出手段により前記試験開始
    を示す切替り信号を検出したときに、前記検出用時計手
    段に試験開始時刻をセットするとともに、前記非接触結
    合手段により前記試験用信号を検出し、検出された前記
    験用信号を信号強度に変換するとともに、前記信号強
    度があらかじめ定められた信号強度と比較して信号伝送
    可否の信号を出力し、前記あらかじめ定められた時間だ
    け計測を行った後、計測動作を停止する計測制御手段、
    前記信号強度と検出した時刻を記憶する記憶手段、前記
    検出した時刻に対応する前記信号強度を表示する表示
    器、前記信号伝送可否の信号により信号伝送の可否を表
    示する伝送判定表示手段および前記信号強度を表示する
    レベルメータを有する検出装置とを備えたことを特徴と
    する電力線探査装置。
  7. 【請求項7】 信号注入手段は、電力線と非接触で結合
    し、電力線への信号を注入する非接触結合手段を備えた
    ことを特徴とする請求項5または6記載の電力線探査装
    置。
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