JP3468032B2 - Airbag for side impact - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の側面衝突
の際に車体側部に加わる衝撃荷重から乗員を保護する側
面衝突用エアバッグに関する。 【０００２】 【従来の技術】自動車の側面衝突の際に車体側部に衝撃
荷重が加わると、車体側部を構成するドア等が変形して
車室内に進入することがあり、このドア等を介して乗員
に衝撃力が作用することとなる。そのため、この側面衝
突の際に、乗員に作用する衝撃力を緩和する目的で、従
来から、側面衝突用エアバッグが考えられている。 【０００３】このような側面衝突用エアバッグは、一般
的に、車両に装着されるシートのシートバック側部に折
り畳まれて収納されており、側面衝突時には、ガス発生
装置によってエアバッグ本体内に瞬時にガスが供給さ
れ、このエアバッグ本体が車両側部と乗員との間に介在
するように車両の前方側に向けて膨張し、これによって
側面衝突時等に乗員に作用する衝撃力を吸収して乗員を
保護する。 【０００４】ところで、車両の側部構造としてはドア等
が設けられているだけであり、車両前部や後部に比べて
衝突時の衝撃力を吸収できる部分が少ない関係上、側面
衝突時には衝撃力が短時間で乗員に達することになる。
このため、側面衝突用エアバッグでは、前面衝突用エア
バッグに比べ、できるだけ早く膨らませたいという要請
がある。また、車両側部と乗員との間でのスペースは狭
いため、側面衝突用エアバッグとしては容量の小さいも
のを採用しなければならない。このため、側面衝突時の
衝撃力をその変形のみによって吸収するのは難しい。 【０００５】従って、側面衝突用エアバッグは、側面衝
突時に高圧のガスを噴出させることによって車両の側面
衝突後にできるだけ早く膨らませることで、側面衝突時
に乗員に作用する衝撃力を確実に緩和できるようにする
と共に、側面衝突用エアバッグの内部を高圧にし、その
圧力で乗員を車両側部から遠ざけることにより乗員を保
護するようにしている。 【０００６】しかし、側面衝突用エアバッグの内圧が高
すぎると、車両の側面衝突による衝撃力を緩和すること
ができないだけでなく、逆に、側面衝突用エアバッグの
高い圧力が衝撃力として乗員に作用することになるため
好ましくない。そこで、側面衝突用エアバッグにベント
ホールを形成し、側面衝突用エアバッグの膨張後期にこ
のベントホールから内部のガスを抜くことにより適正な
圧力になるようにすることが考えられている。 【０００７】ところで、人体の耐衝撃荷重についてみて
みると、人体の耐衝撃荷重は腹部では高く、胸部では低
いことが知られている。このため、側面衝突用エアバッ
グの内圧は乗員の耐衝撃荷重の高い腹部に相当する部分
では高く、耐衝撃荷重の低い胸部に相当する部分では低
くするのが好ましい。このように側面衝突用エアバッグ
の内圧を設定すれば、耐衝撃荷重の高い腹部に相当する
部分で瞬時に膨らませることができる一方、耐衝撃荷重
の低い胸部に相当する部分では乗員への衝撃力を緩和で
きることになる。 【０００８】このような観点から、従来の側面衝突用エ
アバッグは、車両の側面衝突時に車両の前方側に向かっ
て膨出して車体側部と乗員との間に介在するエアバッグ
本体と、このエアバッグ本体内にガスを噴出するガス発
生装置としてのインフレータとで構成され、このエアバ
ッグ本体を、膨張した際に乗員の腹部の側面を覆う下部
膨出部と、この下部膨出部の上方に膨張して乗員の胸部
の側面を覆う上部膨出部とで構成し、この上部膨出部に
ベントホールを形成している。 【０００９】従って、インフレータによってエアバッグ
本体内にガスが噴出されると、下部膨出部から上部膨出
部へとガスが流動して順に膨張し、この膨張後期に、ベ
ントホールから適宜ガスが排出され、エアバッグ本体内
の内圧が、耐衝撃荷重の高い腹部に相当する部分では高
く、耐衝撃荷重の低い胸部に相当する部分では低く調整
される。このようにベントホールを上部膨出部に形成し
たことで、下部膨出部（乗員の腹部に相当する部分）か
らはガスが抜けないようにして、この下部膨出部をでき
るだけ早く膨張させる一方、上部膨出部からは適宜ガス
が排出されるようにして、この上部膨出部（乗員の胸部
に相当する部分）の圧力が高くならないように調整され
る。 【００１０】ところが、このようにエアバッグ本体の上
部膨出部に予めベントホールを形成することは面倒であ
り、工数も多くかかってしまう。また、エアバッグ本体
内にはインフレータから瞬時にガスが噴射されて高圧と
なって膨張するため、このベントホールの周辺部には、
補強のために縫製等を行う必要があり、この場合にも工
数がかかってしまう。 【００１１】そこで、エアバッグ本体へのインフレータ
挿入用開口部をベントホールとしたものが提案されてい
る。図６に従来の側面衝突用エアバッグの概略を示す。 【００１２】図６に示すように、従来の側面衝突用エア
バッグ101はエアバッグ本体102とガスを噴出するインフ
レータ103とで構成され、折り畳まれた状態で図示しな
い車両用シートにおけるシートバック内に取付けられて
いる。そして、車両の側面衝突時に、インフレータ103
から噴出するガスにより、そのエアバッグ本体102が膨
張して側方に突出し、車両側部と乗員との間に介在す
る。 【００１３】このエアバッグ本体102は、インフレータ1
03が取付けられる取付部102aと、この取付部102aに連続
して膨張した際に乗員の腹部の側面を覆う下部膨出部10
2bと、この下部膨出部102bの上方に連続して膨張した際
に乗員の胸部の側面を覆う上部膨出部102cとからなって
いる。そして、取付部102aの上部には、インフレータ挿
入用開口部と内圧調整用開口部を兼用する開口部104が
形成されている。即ち、この開口部104はインフレータ1
03を袋状のエアバッグ本体102内に挿入するためのもの
であると共に、インフレータ103からエアバッグ本体102
内にガスが噴出され、下部膨出部102b及び上部膨出部10
2cが順に膨張した後、この開口部104からガスが排出さ
れて上部膨出部102cの圧力が高くならないように調整す
るためのものである。 【００１４】従って、自動車の側面衝突の際には、イン
フレータ103からエアバッグ本体102内にガスが噴出さ
れ、まず、エアバッグ本体102の膨張前期には、噴出さ
れたガスによって下部膨出部102bがより早く膨張してそ
の内圧を高めることができる。続いて、ガスが下部膨出
部102bから上部膨出部102cに流動してこの上部膨出部10
0bも早く膨張させることができる。そして、エアバッグ
本体103内にある程度ガスが供給されて内圧が高まって
くると、側面衝突により変形するドア等の荷重に応じて
開口部104から適宜ガスが排出され、エアバッグ本体102
の膨張後期には、上部膨出部102c内が適正な圧力に調整
されることになる。 【００１５】 【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の側面衝突用エアバッグ101にあっては、エアバッグ
本体103に開口部104を形成し、この開口部104をインフ
レータ挿入用開口部あるいはベントホールとすること
で、エアバッグ本体にベントホールを別途形成する必要
をなくして工数を低減している。ところが、この従来の
側面衝突用エアバッグ101では、開口部104がインフレー
タ103からのガスが噴出部に近いため、このガスが下部
膨出部102bから上部膨出部102cに流動せずに、この開口
部104から外部に抜けてしまう虞がある。そのため、イ
ンフレータ103から噴射されるガスによってエアバッグ
本体102を確実に膨張させるのに、その信頼性が十分で
はなかった。 【００１６】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、簡単な構成でエアバッグ本体を確実に膨張させ
て適正な内圧に調整することで信頼性の向上を図った側
面衝突用エアバッグを提供することを目的とする。 【００１７】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項１の発明の側面衝突用エアバッグでは、ガス
発生装置によってエアバッグ本体の内部にガスが噴射さ
れた膨張前期では、挿入用開口部が閉塞部材によって閉
塞されており、早期にエアバッグ本体が膨張して内圧が
高められる一方、エアバッグ本体の内部全域にガスが供
給された膨張後期には、横に長い挿入用開口部に対して
上部が固定された閉塞部材の位置がずれてこの挿入用開
口部が開口するため、側面衝突荷重に応じて挿入用開口
部から適宜ガスが排出され、エアバッグ本体内が適正な
圧力に調整される。 【００１８】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 【００１９】図１に本発明の一実施形態に係る側面衝突
用エアバッグの側面視、図２に図１のII−II断面、図３
にエアバッグ本体の縫製構造を表す概略、図４にエアバ
ッグ本体の折り畳み構造を表す概略、図５にエアバッグ
のシートバックへの取付構造を表す概略を示す。 【００２０】図１に示すように、本実施形態の側面衝突
用エアバッグ１１は、車両の側面衝突時に車体側部と乗
員との間に膨出するエアバッグ本体１２と、ガスを噴出
するガス発生装置としてのインフレータ１３とを有して
構成されている。そして、このエアバッグ１１は、図５
に示すように、折り畳まれた状態で車両用シート１４に
おけるシートバック１５内に収納され、シートバック１
５のフレーム１６に取付けられている。そして、車両の
側面衝突時に、インフレータ１３から噴出するガスによ
ってエアバッグ本体１２が膨張し、シートバック１５の
側部から外方に突出して図示しない車両側部と乗員との
間に介在するようになっている。 【００２１】ここで、エアバッグ本体１２は、図１に示
すように、インフレータ１３が取付けられる取付部１２
ａと、この取付部１２ａに連続して膨張した際に乗員の
腹部の側面を覆う下部膨出部１２ｂと、この下部膨出部
１２ｂの上方に連続して膨張した際に乗員の胸部の側面
を覆う上部膨出部１２ｃとからなっている。なお、ここ
では、側面衝突用エアバッグ１１をシートバック１５へ
収納するときに折り畳む境界を二点鎖線で示しており、
この二点鎖線の上側を上部膨出部１２ｃとし、その下側
を下部膨出部１２ｂとしている。また、後述するが、エ
アバッグ本体１２は所定形状に裁断された生地が二つ折
りにされ、周縁部が縫製（縫製部１７）されて袋状に形
成されている。 【００２２】このエアバッグ本体１２の取付部１２ａ
は、エアバッグ本体１２の後部（図１にて右側部分）に
設けられ、この取付部１２ａ内にはインフレータ１３が
内装されている。このインフレータ１３には内部にガス
が圧縮されて充填されており、下部にガスを噴出する噴
出口１３ａが形成されており、この噴出口１３ａには図
示しない傘状部材が取付けられている。従って、このイ
ンフレータ１３の噴出口１３ａから噴射されたガスは傘
状部材によってエアバッグ本体１２の下部膨出部１２ｂ
に向けて案内されるようになっている。 【００２３】また、図１及び図２に示すように、エアバ
ッグ本体１２の取付部１２ａの上方には横に長い開口部
２１が形成されている。そして、この開口部２１に対応
するエアバッグ本体１２の内側には閉塞部材としての弁
部材２２が位置し、上部が縫製部１７にて固定されてい
る。この開口部２１は、インフレータ１３を袋状のエア
バッグ本体１２内に挿入するためのものであり、且つ、
インフレータ１３からエアバッグ本体１２内にガスが噴
出されて膨張した後、この開口部２１からガスが排出さ
れて上部膨出部１２ｃの圧力が高くならないように調整
するためのものである。 【００２４】つまり、袋状に形成されて開口部２１の内
側に弁部材２２が取付けられたエアバッグ本体１２に対
して、弁部材２２が邪魔することなく、この開口部２１
からインフレータ１３を挿入することができる。また、
エアバッグ本体１２内に装着されたインフレータ１３か
らエアバッグ本体１２内にガスが噴出されると、まず、
エアバッグ本体１２の膨張前期には、図２(ａ)に示すよ
うに、弁部材２２が内側から開口部２１を閉塞してお
り、噴出されたガスは開口部２１から漏れることなく、
図１にて実線の矢印で示すように流れる。従って、ガス
がエアバッグ本体１２の下部膨出部１２ｂに供給されて
早期に膨張させることができ、しかも、下部膨出部１２
ｂの内圧を高めることができる。そして、下部膨出部１
２ｂをより早期に膨張させることで、この下部膨出部１
２ｂの膨張後に上部膨出部１２ｃをも早期に膨張させる
ことができる。 【００２５】一方、エアバッグ本体１２内にある程度ガ
スが供給されてエアバッグ本体１２の内圧が高まってく
る、上部膨出部１２ｃの膨張後期には、図２(ｂ)に示す
ように、エアバッグ本体１２が膨張して開口部２１は弁
部材２２と位置がずれて開口しており、エアバッグ本体
１２内のガスは、図１にて点線の矢印で示すように、側
面衝突により変形するドア等の荷重に応じて、この開口
部２１から適宜ガスが排出される。従って、エアバッグ
本体１２の膨張後期には、側面衝突用エアバッグ１１の
上部膨出部１２ｃ内を適正な圧力に調整することができ
る。 【００２６】ここで、エアバッグ本体１２の製造方法に
ついて説明する。図３(ａ)に示すように、エアバッグ生
地１２Ａは、左右対称の側面部１２Ｂ，１２Ｃをその対
称軸Ｘ近傍の連結部１２Ｄにて連結するように形成され
ており、一方の側面部１２Ｃ側の連結部１２Ｄに開口部
２１が形成されると共に、この開口部２１に重ねるよう
にエアバッグ生地１２Ａと同部材の弁部材２２が仮付け
されている。そして、このエアバッグ生地１２Ａを連結
部１２Ｄの対称軸Ｘにて折り、側面部１２Ｂと側面部１
２Ｃとを重ね合わせ、図３(ｂ)に示すように、重ね合わ
せた各側面部１２Ｂ，１２Ｃの周縁部を縫製（縫製部１
７）することによって両者を結合してエアバッグ本体１
２を形成している。その後、図１に示すように、開口部
２１からエアバッグ本体１２の取付部１２Ａにインフレ
ータ１３を挿入し、ここで包み込んだ状態で縫製して固
定することで、側面衝突用エアバッグ１１が形成され
る。 【００２７】この場合、本実施形態では、図３(ｂ)に示
すように、各側面部１２Ｂ，１２Ｃを重ね合わせた状態
でその周縁部を縫製（縫製部１７）するとき、開口部２
１に重ねるように仮付けされた弁部材２２の上端部も同
時に縫製することで、側面部１２Ｂ，１２Ｃと弁部材２
２を一体に結合してエアバッグ本体１２を形成してお
り、製造工程が短縮される。なお、このように弁部材２
２を側面部１２Ｂ，１２Ｃと同時に縫製せずに、予め、
弁部材２２のみをエアバッグ生地１２Ａに縫製しておい
てもよい。 【００２８】また、このように形成された側面衝突用エ
アバッグ１１のシートバック１５内への収納方法につい
て説明する。図４(ａ)に示すように、側面衝突用エアバ
ッグ１１はエアバック本体１２内のインフレータ１３が
装着されて形成されており、図４(ｂ)に示すように、上
部膨出部１２ｃがその下方の下部膨出部１２ｂの内部に
向けて折り畳まれて収納される。次に、図４(ｃ)に示す
ように、上部膨出部１２ｃが下部膨出部１２ｂ内に収納
された状態で、上部膨出部１２ｃ及び下部膨出部１２ｂ
がインフレータ１３側に向けて順次蛇腹状に折り畳ま
れ、この折り畳まれた状態でシートバック１５内に収納
される。 【００２９】以下、上述のように構成されてシートバッ
ク１５内に収納された本実施形態の側面衝突用エアバッ
グ１１の動作について説明する。図５に示すように、側
面衝突用エアバッグ１１は、折り畳まれた状態でシート
バック１５内に収納されており、外部からは見えない状
態となっている（図５にて二点鎖線で示す状態）。この
状態から、図示しない検知手段によって車両の側面衝突
が検知されると、インフレータ１３内のガスが噴出口１
３ａから前方に向けて噴出され、下部膨出部１２ｂ内に
供給されることによってこの下部膨出部１２ｂ内に高圧
力が作用し、蛇腹状に折り畳まれた上部膨出部１２ｃ及
び下部膨出部１２ｂが瞬時に車両前方に向けて膨出す
る。これによって上部膨出部１２ｃ及び下部膨出部１２
ｂは車両側部と乗員の腹部との間に入り込む。 【００３０】この下部膨出部１２ｂが膨張する膨張前期
には、弁部材２２が内側から開口部２１を閉塞してお
り、噴出されたガスは開口部２１から漏れることなく、
上部膨出部１２ｃ及び下部膨出部１２ｂを車両側部と乗
員の腹部との間で早期に膨張させることができ、且つ、
下部膨出部１２ｂ内をより高圧の状態にすることができ
る。従って、高圧にされた下部膨出部１２ｂにより、側
面衝突による衝撃力を緩和しながら、乗員の耐衝撃荷重
が高い腹部が押されて乗員が車室内に移動させられ、乗
員が保護される。 【００３１】そして、側面衝突用エアバッグ１１の下部
膨出部１２ｂが膨張され、その内部の圧力が高まると、
次に、下部膨出部１２ｂの内部に折り畳まれて収納され
ていた上部膨出部１２ｃが上方に向けて膨出し、図５に
実線で示すように、側面衝突用エアバッグ１１が完全に
膨張した状態になる。従って、上部膨出部１２ｃは車両
側部と乗員の胸部との間に入り込み、乗員が保護され
る。 【００３２】このように側面衝突用エアバッグ１１のバ
ック本体１２が完全に膨張する膨張後期には、図２(ｂ)
に示すように、エアバッグ本体１２が膨張して開口部２
１は弁部材２２と位置がずれて開口するため、側面衝突
によって変形するドア等からの荷重に応じて、開口部２
１から内部のガスが適宜排出され、エアバッグ本体１２
の上部膨出部１２ｃと下部膨出部１２ｂとの間で適正な
内圧に保たれることになる。つまり、車両側部と乗員の
胸部との間に入り込む上部膨出部１２ｃは低い圧力に調
整され、耐衝撃荷重が胸部よりも高い腹部と車両側部と
の間に入り込む下部膨出部１２ｂは高い圧力に調整され
る。そのため、車両の側面衝突時に、側面衝突用エアバ
ッグ１１を、耐衝撃荷重の高い腹部に相当する部分、即
ち、下部膨出部１２ｂで早期に膨張させると共に高圧に
保持することができる一方、耐衝撃荷重の低い胸部に相
当する部分、即ち、上部膨出部１２ｃでは内部の圧力を
低くして乗員を保護することができる。 【００３３】なお、上述の実施形態では、エアバッグ生
地１２Ａの一方の側面部１２Ｃ側の連結部１２Ｄに開口
部２１が形成して弁部材２２を固定したが、この開口部
２１を連結部１２Ｄの対称軸Ｘ上に形成して弁部材２２
を固定し、エアバッグ生地１２Ａを左右対称とし、側面
衝突用エアバッグとしても左右対称とすることで、左側
シート用にも右側シート用にも共用できるようにしても
よく、この場合、側面衝突用エアバッグの部品の共用化
を図ることができ、これによりコストの低減を図ること
ができる。 【００３４】 【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように、本発明の側面衝突用エアバッグによれば、ガス
発生装置によってエアバッグ本体の内部にガスが噴射さ
れた膨張前期では、挿入用開口部が閉塞部材によって閉
塞されて早期にエアバッグ本体を膨張させて内圧を高め
ることで、側面衝突による衝撃力を緩和しながら乗員の
耐衝撃荷重が高い腹部を保護することができる一方、エ
アバッグ本体の内部全域にガスが供給された膨張後期に
は、横に長い挿入用開口部に対して上部が固定された閉
塞部材の位置がずれてこの挿入用開口部が開口し、側面
衝突荷重に応じて挿入用開口部から適宜ガスが排出さ
れ、エアバッグ本体内を適正な圧力に調整することで、
側面衝突による衝撃力を緩和しながら乗員を保護するこ
とができる。その結果、簡単な構成でエアバッグ本体を
確実に膨張させて適正な内圧に調整することで信頼性の
向上を図ることができる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a side collision airbag for protecting an occupant from an impact load applied to a side of a vehicle body in a side collision of an automobile. 2. Description of the Related Art When an impact load is applied to the side of a vehicle body in the event of a side collision of an automobile, a door or the like forming the side of the vehicle body may be deformed and enter the vehicle interior. Thus, an impact force acts on the occupant. Therefore, in order to reduce the impact force acting on the occupant at the time of the side collision, a side collision airbag has been conventionally considered. [0003] Such a side collision airbag is generally folded and housed in a seat back side of a seat mounted on a vehicle. In the event of a side collision, the airbag body is placed inside the airbag body by a gas generator. Gas is supplied instantaneously, and the airbag body expands toward the front of the vehicle so as to be interposed between the vehicle side and the occupant, thereby absorbing the impact force acting on the occupant during a side collision or the like. To protect the occupants. The side structure of a vehicle is merely provided with a door or the like, and the impact force at the time of a collision is smaller than that at the front and rear of the vehicle. Will reach the occupant in a short time.
For this reason, there is a demand for inflating the side collision airbag as soon as possible as compared with the front collision airbag. Further, since the space between the vehicle side and the occupant is narrow, a small-capacity airbag must be adopted as the side collision airbag. For this reason, it is difficult to absorb the impact force at the time of a side collision only by the deformation. Therefore, the side collision airbag inflates as soon as possible after the side collision of the vehicle by injecting a high-pressure gas at the time of the side collision, so that the impact force acting on the occupant at the time of the side collision can be reliably reduced. In addition, the inside of the side collision airbag is set at a high pressure, and the occupant is moved away from the side of the vehicle by the pressure to protect the occupant. [0006] However, if the internal pressure of the side collision airbag is too high, not only the impact force due to the side collision of the vehicle cannot be reduced, but also the high pressure of the side collision airbag as an occupant force. It is not preferable because it will act on Therefore, it has been considered that a vent hole is formed in the side collision airbag, and the pressure inside the sidebag airbag is adjusted to an appropriate pressure by bleeding gas from the inside of the vent hole at a later stage of inflation. By the way, it is known that the impact load of the human body is high in the abdomen and low in the chest. For this reason, it is preferable that the internal pressure of the side impact airbag is high in the portion corresponding to the abdomen where the occupant has a high impact load and low in the portion corresponding to the chest where the impact load is low. By setting the internal pressure of the side impact airbag in this way, it is possible to inflate instantaneously at the portion corresponding to the abdomen with a high impact load, while the impact on the occupant is reduced at the portion corresponding to the chest with a low impact load. The power can be reduced. [0008] From such a viewpoint, the conventional side collision airbag is inflated toward the front side of the vehicle at the time of a side collision of the vehicle and interposed between the vehicle body side and the occupant. The airbag body comprises an inflator serving as a gas generator for injecting gas into the airbag body. When the airbag body is inflated, a lower bulging portion that covers the side surface of the abdomen of the occupant, And an upper bulging portion that inflates to cover the side surface of the occupant's chest, and a vent hole is formed in the upper bulging portion. Therefore, when gas is blown into the airbag body by the inflator, the gas flows from the lower bulging portion to the upper bulging portion and inflates sequentially, and in the latter half of the inflation, gas is appropriately discharged from the vent hole. The air pressure is discharged and the internal pressure in the airbag body is adjusted to be high in a portion corresponding to the abdomen having a high impact load, and to be low in a portion corresponding to the chest having a low impact load. By forming the vent hole in the upper bulging portion in this manner, gas is prevented from escaping from the lower bulging portion (a portion corresponding to the abdomen of the occupant), and the lower bulging portion is expanded as soon as possible. The gas is appropriately discharged from the upper bulging portion so that the pressure of the upper bulging portion (the portion corresponding to the occupant's chest) is adjusted so as not to increase. However, it is troublesome to form a vent hole in the upper bulging portion of the airbag body in advance in this way, and it takes a lot of man-hours. In addition, gas is instantaneously injected from the inflator into the airbag body and becomes high pressure and expands, so around the vent hole,
It is necessary to perform sewing or the like for reinforcement, and also in this case, man-hours are required. In view of this, there has been proposed an airbag body in which an opening for inserting an inflator into a body of the airbag is formed as a vent hole. FIG. 6 schematically shows a conventional side collision airbag. As shown in FIG. 6, a conventional side collision airbag 101 is composed of an airbag body 102 and an inflator 103 for ejecting gas. Installed. Then, at the time of a side collision of the vehicle, the inflator 103
As a result, the airbag body 102 inflates and protrudes sideways, and is interposed between the side of the vehicle and the occupant. The airbag body 102 is provided with an inflator 1
03, and a lower swelling portion 10 that covers the side surface of the abdomen of the occupant when the swelling portion 102a continuously expands.
2b and an upper bulging portion 102c that covers the side surface of the occupant's chest when continuously expanding above the lower bulging portion 102b. An opening 104 is formed in the upper part of the mounting portion 102a, the opening 104 also serving as an inflator insertion opening and an internal pressure adjustment opening. That is, this opening 104 is
03 is inserted into the bag-shaped airbag body 102, and the airbag body 102 is inserted from the inflator 103.
Gas is squirted into the inside, and the lower bulging portion 102b and the upper bulging portion 10
This is for adjusting the pressure so that the pressure of the upper bulging portion 102c does not increase due to the gas being discharged from the opening 104 after the 2c expands in order. Therefore, in the event of a side collision of the vehicle, gas is blown out of the inflator 103 into the airbag body 102. First, before the inflation of the airbag body 102, the blown gas causes the lower bulging portion 102b Can expand faster and increase its internal pressure. Subsequently, gas flows from the lower bulging portion 102b to the upper bulging portion 102c,
0b can also be expanded quickly. When a certain amount of gas is supplied into the airbag body 103 and the internal pressure increases, gas is appropriately discharged from the opening 104 according to the load of a door or the like deformed by a side collision, and the airbag body 102
In the latter half of the expansion, the inside of the upper bulging portion 102c is adjusted to an appropriate pressure. [0015] As described above, in the above-mentioned conventional side collision airbag 101, an opening 104 is formed in the airbag body 103, and the opening 104 is used for inserting an inflator. The use of an opening or a vent hole eliminates the need to separately form a vent hole in the airbag body, thereby reducing man-hours. However, in this conventional side collision airbag 101, since the gas from the inflator 103 is close to the ejection portion in the opening portion 104, this gas does not flow from the lower swelling portion 102b to the upper swelling portion 102c, There is a risk that the liquid will fall out of the opening 104. Therefore, the reliability of the airbag body 102 was not sufficient to reliably inflate the airbag body 102 with the gas injected from the inflator 103. The present invention is intended to solve such a problem, and it is intended to improve the reliability by reliably inflating the airbag body with a simple configuration and adjusting the internal pressure to an appropriate value. The purpose is to provide a bag. According to the first aspect of the present invention, there is provided an airbag for side collision, wherein a gas is injected into an airbag body by a gas generator. In, the opening for insertion is closed by the closing member, the airbag body is inflated early to increase the internal pressure, while the gas is supplied to the entire inside of the airbag body, in the late inflation, it is long sideways with respect to the insertion opening
Since the upper to the displacement opening is the insertion opening position of the fixed closure member, is discharged appropriately gas from the insertion opening in response to a side collision load, the airbag body is adjusted to an appropriate pressure You. Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a side view of an air bag for side collision according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II of FIG.
FIG. 4 schematically illustrates a sewing structure of the airbag body, FIG. 4 schematically illustrates a folded structure of the airbag body, and FIG. 5 schematically illustrates a mounting structure of the airbag to a seat back. As shown in FIG. 1, a side collision airbag 11 of this embodiment includes an airbag body 12 which inflates between a vehicle body side and an occupant during a side collision of a vehicle, and a gas And an inflator 13 as a generator. The airbag 11 is configured as shown in FIG.
As shown in FIG. 2, the seat back 1 is stored in the seat back 15 of the vehicle seat 14 in a folded state.
5 is attached to the frame 16. Then, at the time of a side collision of the vehicle, the airbag body 12 is inflated by the gas ejected from the inflator 13, protrudes outward from the side of the seat back 15, and is interposed between the vehicle side (not shown) and the occupant. Has become. Here, as shown in FIG. 1, the airbag body 12 has a mounting portion 12 to which the inflator 13 is mounted.
a, a lower bulging portion 12b that covers the side surface of the abdomen of the occupant when continuously expanding to the mounting portion 12a, and a side surface of the chest of the occupant when expanding continuously above the lower bulging portion 12b And an upper bulging portion 12c that covers the upper surface. Here, the boundary where the side collision airbag 11 is folded when the airbag 11 is stored in the seat back 15 is indicated by a two-dot chain line.
The upper side of the two-dot chain line is the upper bulging portion 12c, and the lower side is the lower bulging portion 12b. Further, as will be described later, the airbag body 12 is formed in a bag shape by cutting a cloth cut into a predetermined shape into two pieces and sewing the periphery (sewing part 17). The mounting portion 12a of the airbag body 12
Is provided at a rear portion (the right side portion in FIG. 1) of the airbag body 12, and an inflator 13 is provided inside the mounting portion 12a. The inflator 13 is filled with a compressed gas inside, and a jet port 13a for jetting the gas is formed at a lower portion, and an umbrella member (not shown) is attached to the jet port 13a. Therefore, the gas injected from the outlet 13a of the inflator 13 is supplied to the lower bulging portion 12b of the airbag body 12 by the umbrella-shaped member.
You will be guided to. As shown in FIGS. 1 and 2, a horizontally long opening 21 is formed above the mounting portion 12a of the airbag body 12. A valve member 22 as a closing member is located inside the airbag body 12 corresponding to the opening 21, and the upper portion is fixed by a sewing portion 17. The opening 21 is for inserting the inflator 13 into the bag-shaped airbag body 12, and
After the gas is ejected from the inflator 13 into the airbag body 12 and inflated, the gas is discharged from the opening 21 so that the pressure of the upper bulging portion 12c is adjusted so as not to increase. In other words, the opening 21 is not hindered by the valve member 22 with respect to the airbag main body 12 formed in a bag shape and having the valve member 22 attached inside the opening 21.
The inflator 13 can be inserted from. Also,
When gas is blown into the airbag body 12 from the inflator 13 mounted in the airbag body 12, first,
In the first stage of inflation of the airbag body 12, as shown in FIG. 2A, the valve member 22 closes the opening 21 from the inside, and the jetted gas does not leak from the opening 21,
It flows as shown by the solid arrow in FIG. Therefore, the gas can be supplied to the lower bulging portion 12b of the airbag body 12 and can be inflated earlier, and further, the lower bulging portion 12b can be inflated.
The internal pressure of b can be increased. And the lower bulging part 1
By inflating the lower bulging portion 1b earlier,
After the expansion of 2b, the upper bulging portion 12c can also be expanded quickly. On the other hand, in a later stage of inflation of the upper bulging portion 12c where a certain amount of gas is supplied into the airbag body 12 and the internal pressure of the airbag body 12 increases, as shown in FIG. The bag body 12 is inflated and the opening 21 is displaced from the valve member 22 to open. The gas in the airbag body 12 is deformed by a side collision as indicated by a dotted arrow in FIG. Gas is appropriately discharged from the opening 21 according to the load of the door or the like. Therefore, in the latter half of the inflation of the airbag body 12, the pressure inside the upper bulging portion 12c of the side collision airbag 11 can be adjusted to an appropriate pressure. Here, a method of manufacturing the airbag body 12 will be described. As shown in FIG. 3 (a), the airbag fabric 12A is formed so that left and right symmetric side portions 12B and 12C are connected at a connection portion 12D near the axis of symmetry X, and one side portion 12C is provided. An opening 21 is formed in the connecting portion 12D on the side, and a valve member 22 of the same member as the airbag fabric 12A is temporarily attached so as to overlap the opening 21. Then, the airbag fabric 12A is folded at the symmetry axis X of the connecting portion 12D, and the side portion 12B and the side portion 1B are folded.
2C, and as shown in FIG. 3 (b), the peripheral portions of the superposed side portions 12B and 12C are sewn (sewing portion 1).
7) By combining the two, the airbag body 1
2 are formed. Thereafter, as shown in FIG. 1, the inflator 13 is inserted into the mounting portion 12A of the airbag body 12 through the opening 21 and sewn and fixed in a state of being wrapped here, thereby forming the side collision airbag 11. Is done. In this case, in the present embodiment, as shown in FIG. 3 (b), when the side edges 12B and 12C are overlapped and the peripheral edge thereof is sewn (sewn portion 17), the opening 2 is formed.
By simultaneously sewing the upper end of the valve member 22 temporarily attached so as to overlap with the first member 1, the side portions 12 B and 12 C and the valve member 2 are sewn.
2 are integrally formed to form the airbag body 12, and the manufacturing process is shortened. In addition, as described above, the valve member 2
2 is not sewn at the same time as the side portions 12B and 12C,
Only the valve member 22 may be sewn to the airbag fabric 12A. A method for storing the side collision airbag 11 thus formed in the seat back 15 will be described. As shown in FIG. 4A, the side collision airbag 11 is formed by mounting an inflator 13 in an airbag body 12, and as shown in FIG. It is folded toward the inside of the lower bulging portion 12b below and stored. Next, as shown in FIG. 4C, the upper swelling portion 12c and the lower swelling portion 12b are stored in a state where the upper swelling portion 12c is housed in the lower swelling portion 12b.
Are sequentially folded in a bellows shape toward the inflator 13 side, and are stored in the seat back 15 in the folded state. Hereinafter, the operation of the side collision airbag 11 of the present embodiment configured as described above and housed in the seat back 15 will be described. As shown in FIG. 5, the side collision airbag 11 is housed in the seat back 15 in a folded state, and is invisible from the outside (shown by a two-dot chain line in FIG. 5). Status). In this state, when a side collision of the vehicle is detected by a detection unit (not shown), the gas in the inflator 13 is discharged from the ejection port 1.
3a, a high pressure acts on the lower bulging portion 12b by being supplied into the lower bulging portion 12b, and the upper bulging portion 12c and the lower bulging portion are folded in a bellows shape. The part 12b instantly swells toward the front of the vehicle. As a result, the upper bulging portion 12c and the lower bulging portion 12
b enters between the side of the vehicle and the abdomen of the occupant. In the first stage of expansion when the lower bulging portion 12b expands, the valve member 22 closes the opening 21 from the inside, so that the jetted gas does not leak from the opening 21.
The upper bulging portion 12c and the lower bulging portion 12b can be inflated early between the vehicle side portion and the abdomen of the occupant, and
The inside of the lower bulging portion 12b can be set in a higher pressure state. Accordingly, the lower bulging portion 12b, which has been set to a high pressure, presses the abdomen having a high impact resistance load of the occupant and moves the occupant into the passenger compartment while protecting the occupant, while reducing the impact force due to the side collision. When the lower bulging portion 12b of the side collision airbag 11 is inflated and the internal pressure increases,
Next, the upper bulging portion 12c that has been folded and stored inside the lower bulging portion 12b bulges upward, and as shown by the solid line in FIG. 5, the side collision airbag 11 is completely inflated. It will be in a state of having done. Therefore, the upper bulging portion 12c enters between the side of the vehicle and the occupant's chest to protect the occupant. In the latter stage of the inflation when the back body 12 of the side collision airbag 11 is completely inflated, FIG.
As shown in FIG.
The opening 1 is displaced from the valve member 22 so that the opening 2 is opened according to a load from a door or the like deformed by a side collision.
The internal gas is appropriately discharged from the airbag body 1 and the airbag body 12
The proper internal pressure is maintained between the upper bulging portion 12c and the lower bulging portion 12b. That is, the upper bulging portion 12c that enters between the vehicle side and the occupant's chest is adjusted to a low pressure, and the lower bulging portion 12b that enters between the abdomen and the vehicle side where the impact load is higher than the chest is adjusted. Adjusted to high pressure. Therefore, at the time of the side collision of the vehicle, the side collision airbag 11 can be inflated early at the portion corresponding to the abdomen having a high impact load, that is, the lower bulging portion 12b, and can be held at a high pressure. At the portion corresponding to the chest with a low impact load, that is, at the upper bulging portion 12c, the internal pressure can be reduced to protect the occupant. In the above-described embodiment, the opening 21 is formed in the connecting portion 12D on the side surface 12C of the airbag fabric 12A to fix the valve member 22, but the opening 21 is connected to the connecting portion 12D. Of the valve member 22
, The airbag fabric 12A is symmetrical, and the airbag for side collision is symmetrical, so that the airbag fabric 12A can be used for both the left and right seats. Parts of the airbag can be shared, thereby reducing costs. As described above in detail in the embodiment, according to the side collision airbag of the present invention, in the first stage of inflation when gas is injected into the airbag body by the gas generator. Since the insertion opening is closed by the closing member and the airbag body is inflated early to increase the internal pressure, it is possible to protect the abdomen where the occupant has a high impact load while reducing the impact force due to the side collision. On the other hand, in the late stage of inflation when gas is supplied to the entire interior of the airbag body, the closed upper portion is fixed to the horizontally long insertion opening.
The position of the closing member is shifted and the insertion opening is opened, gas is appropriately discharged from the insertion opening according to the side collision load, and the inside of the airbag body is adjusted to an appropriate pressure,
The occupant can be protected while reducing the impact force due to the side collision. As a result, the reliability can be improved by reliably inflating the airbag body with a simple configuration and adjusting the internal pressure to an appropriate value.

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の一実施形態に係る側面衝突用エアバッ
グの側面図である。 【図２】図１のII−II断面図である。 【図３】エアバッグ本体の縫製構造を表す概略図であ
る。 【図４】エアバッグ本体の折り畳み構造を表す概略図で
ある。 【図５】エアバッグのシートバックへの取付構造を表す
概略図である。 【図６】従来の側面衝突用エアバッグの概略図である。 【符号の説明】 １１ 側面衝突用エアバッグ １２ エアバッグ本体 １２ａ 取付部 １２ｂ 下部膨出部 １２ｃ 上部膨出部 １３ インフレータ（ガス発生装置） １３ａ 噴出口 １４ 車両用シート １５ シートバック １６ フレーム １７ 縫製部 ２１ 開口部（挿入用開口部） ２２ 弁部材（閉塞部材）BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a side view of a side collision airbag according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a sectional view taken along line II-II of FIG. FIG. 3 is a schematic view illustrating a sewing structure of an airbag body. FIG. 4 is a schematic diagram illustrating a folded structure of the airbag body. FIG. 5 is a schematic view showing a structure for attaching an airbag to a seat back. FIG. 6 is a schematic view of a conventional side collision airbag. [Description of Signs] 11 Side-impact airbag 12 Airbag main body 12a Attachment portion 12b Lower bulging portion 12c Upper bulging portion 13 Inflator (gas generator) 13a Spout port 14 Vehicle seat 15 Seatback 16 Frame 17 Sewing portion 21 opening (opening for insertion) 22 valve member (closing member)

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 車両側部と乗員との間に膨出するエアバ
ッグ本体と、該エアバッグ本体内にガスを噴出するガス
発生装置とを具えた側面衝突用エアバッグにおいて、前
記エアバッグ本体内に前記ガス発生装置を挿入するため
の横に長い挿入用開口部を該エアバッグ本体に形成する
と共に、該エアバッグ本体の内側に該挿入用開口部を閉
塞するように閉塞部材の上部を固定し、前記ガス発生装
置によって前記エアバッグ本体内にガスが噴出されて該
エアバッグ本体が膨張したときに、前記挿入用開口部と
前記閉塞部材との位置がずれることで、前記挿入用開口
部が開口して該エアバッグ本体内のガスが排出されるよ
うにしたことを特徴とする側面衝突用エアバッグ。(57) [Claims 1] A side collision including an airbag body bulging between a vehicle side portion and an occupant, and a gas generating device for blowing gas into the airbag body. In the airbag, a horizontally long insertion opening for inserting the gas generator into the airbag body is formed in the airbag body, and the insertion opening is formed inside the airbag body. The upper part of the closing member is fixed so as to close, and when the gas is injected into the airbag body by the gas generator and the airbag body is inflated, the insertion opening and
A side collision airbag , wherein the position of the closing member is shifted so that the insertion opening is opened and gas in the airbag body is discharged.